JP2000072080A - 電動補助自転車の補助動力制御方法 - Google Patents

電動補助自転車の補助動力制御方法

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JP2000072080A JP24506998A JP24506998A JP2000072080A JP 2000072080 A JP2000072080 A JP 2000072080A JP 24506998 A JP24506998 A JP 24506998A JP 24506998 A JP24506998 A JP 24506998A JP 2000072080 A JP2000072080 A JP 2000072080A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消費電流を低く抑えてバッテリの1回の充電
当たりの航続距離を延ばすことができる電動補助自転車
の補助動力制御方法を提供すること。 【構成】 踏力を検出してその踏力の大きさに応じたア
シスト電流を電動モータに供給し、該電動モータが発生
する補助動力によるアシストを受けて走行する電動補助
自転車において、踏力が第1の閾値(アシストカット踏
力)以下の状態が所定時間Δt継続したときにはアシス
ト電流の供給を中止又はアシスト電流を正規の設定値よ
りも低く設定し、その状態で踏力が前記第1の閾値より
も高い第2の閾値(アシスト再開踏力)を超えると正規
のアシスト電流の供給を再開するよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動補助自転車の
補助動力制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】踏力を検出してその踏力の大きさに応じ
たアシスト電流を電動モータに供給し、該電動モータが
発生する補助動力によるアシストを受けて走行する電動
補助自転車が開発され、既に実用に供されている。
【0003】斯かる電動補助自転車においては、バッテ
リから電動モータに供給されるアシスト電流は電動モー
タが乗員の踏力とほぼ同等の補助動力を発生するような
値に設定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の電動
補助自転車の補助動力の制御においては、補助動力によ
るアシストが不要である場合或はアシストは必要であっ
ても少なくて良い場合にも規定のアシスト電流を電動モ
ータに供給して所定の補助動力を発生させていたため、
無駄な電流消費が生じ、バッテリの1回の充電当たりの
航続距離が延びないという問題があった。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、消費電流を低く抑えてバッテ
リの1回の充電当たりの航続距離を延ばすことができる
電動補助自転車の補助動力制御方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、踏力を検出してその踏力の
大きさに応じたアシスト電流を電動モータに供給し、該
電動モータが発生する補助動力によるアシストを受けて
走行する電動補助自転車において、踏力が第1の閾値以
下の状態が所定時間継続したときにはアシスト電流の供
給を中止又はアシスト電流を正規の設定値よりも低く設
定し、その状態で踏力が前記第1の閾値よりも高い第2
の閾値を超えると正規のアシスト電流の供給を再開する
ようにしたことを特徴とする。
【0007】又、請求項2記載の発明は、踏力を検出し
てその踏力の大きさに応じたアシスト電流を電動モータ
に供給し、該電動モータが発生する補助動力によるアシ
ストを受けて走行する電動補助自転車において、正弦波
状に変化する踏力波形の下死点から上死点までの踏力上
昇部においては正規のアシスト電流を供給し、上死点を
超えて下死点に至るまでの踏力下降部においてはアシス
ト電流の供給を中止又はアシスト電流を正規の設定値よ
りも低く設定することを特徴とする。
【0008】従って、請求項1記載の発明によれば、発
進時や登坂時等のように踏力が高くて補助動力によるア
シストを必要とする場合には正規のアシスト電流が電動
モータに供給されて必要十分な正規の補助動力が得られ
る反面、平坦路走行時等のように踏力が低くて補助動力
によるアシストが不要或は少なくて済む場合にはアシス
ト電流の供給を中止又はアシスト電流を正規の設定値よ
りも低くして消費電流を低く抑えることができるため、
合理的な電流消費が可能となって全体として消費電流を
低く抑えることができ、結果としてバッテリの1回の充
電当たりの電動補助自転車の航続距離を延ばすことがで
きる。
【0009】又、請求項2記載の発明によれば、乗員が
電動補助自転車を漕ぐサイクルの中で力を加えていく踏
力上昇部では正規のアシスト電流が電動モータに供給さ
れて必要十分な正規の補助動力が得られる反面、力を抜
いていく踏力下降部ではアシスト電流の供給を中止又は
アシスト電流を正規の設定値よりも低くして消費電流を
低く抑えることができるため、合理的な電流消費が可能
となって全体として消費電流を低く抑えることができ、
結果としてバッテリの1回の充電当たりの電動補助自転
車の航続距離を延ばすことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0011】<実施の形態1>先ず、本発明が適用され
る電動補助自動車1の概略構成を図1に基づいて説明す
る。
【0012】即ち、図1は電動補助自転車1の側面図で
あり、該電動補助自転車1はその車体前方上部にヘッド
パイプ2を有しており、該ヘッドパイプ2にはハンドル
ステム3が回動自在に挿通している。そして、ハンドル
ステム3の上端にはハンドル4が前方にオフセットして
取り付けられ、同ハンドルステム3の下端にはフロント
フォーク5が結着されており、該フロントフォーク5の
下端部には前輪6が回転自在に軸支されている。
【0013】又、前記ヘッドパイプ2からはダウンチュ
ーブ7が車体後方に向かって斜め下方に延出しており、
該ダウンチューブ7の略水平に延びる後端部からはシー
トチューブ8が車体後方に向かって斜め上方に立設され
ている。そして、シートチューブ8内には上下動自在に
嵌合保持されたシートポスト9の上端には可倒式のサド
ル10が高さ調整可能に支持されている。
【0014】一方、車体の略中央下部にはパワーユニッ
ト11が配置されている。このパワーユニット11は、
人力(踏力)による駆動系と電動モータ12による補助
動力系を並設して構成され、乗員の人力(踏力)と補助
動力を合成して出力するものであって、これにはクラン
ク軸13が回転自在に支承されている。そして、クラン
ク軸13の左右にはクランク14が取り付けられてお
り、各クランク14の端部にはペダル15が回転自在に
軸支されている。尚、ダウンチューブ7とシートチュー
ブ8との接続部周辺及びパワーユニット11の一部は樹
脂製のカバー16によって覆われている。又、パワーユ
ニット11には、人力(ペダル15に入力される乗員の
踏力)の大きさに応じて電動モータ12の出力(補助動
力)を制御するコントローラ17が設けられている。こ
こで、電動モータ17の出力(補助動力)の制御は該電
動モータ17に供給されるアシスト電流を制御すること
によってなされる。
【0015】又、前記パワーユニット11の後方へは左
右一対のチェーンステー18が略水平に延設されてお
り、該チェーンステー18の後端部と前記シートチュー
ブ8の上端部とは左右一対のシートステー19によって
連結されている。そして、チェーンステー18の後端の
前記シートステー8との連結部には後輪20が回転自在
に軸支されており、後輪20の一部はリヤフェンダ21
によって覆われている。
【0016】更に、上記後輪20にはホイールスプロケ
ット22が結着されており、このホイールスプロケット
22と前記パワーユニット11に設けられた不図示のド
ライブスプロケットとの間には無端状のチェーン23が
巻装されている。
【0017】他方、本実施の形態に係る電動補助自転車
1においては、前記サドル10の下方であって、前記シ
ートチューブ8とリヤフェンダ21とで囲まれる空間に
はバッテリ24が着脱可能に装着されている。尚、バッ
テリ24はサドル10を跳ね上げて該サドル10との干
渉を避けた状態でシートチューブ8に沿って着脱され
る。
【0018】次に、前記パワーユニット11における動
力伝達経路を図2に示すブロック図に基づいて説明す
る。
【0019】乗員がペダル15を漕いだ場合には、踏力
(人力)はクランク軸13及び一方向クラッチ25を経
て合力軸26に伝達されるが、その伝達経路上で該踏力
と車速が不図示の踏力センサと車速センサによってそれ
ぞれ検出され、それらの検出信号はコントローラ17に
入力される。
【0020】すると、コントローラ17は、これに入力
される各種信号とメモリ27に記憶された各種データに
基づいて所定の補助動力(アシスト力)を算出し、その
補助動力に見合う制御信号(出力指示信号)を電動モー
タ12に対して出力する。
【0021】而して、電動モータ12が発生する補助助
力は減速機28及び一方向クラッチ29を経て前記合力
軸26に伝達され、一方向クラッチ30と変速機構31
及び図1に示したチェーン23を経て後輪20に伝達さ
れる。
【0022】次に、本発明の要旨である補助動力制御方
法を図3及び図4に基づいて説明する。
【0023】本実施の形態に係る電動補助自転車1にお
いては、コントローラ17は、踏力が第1の閾値(アシ
ストカット値判断値)以下の状態が所定時間継続したと
きにはバッテリ24から電動モータ12へのアシスト電
流の供給を中止又はアシスト電流を正規の設定値よりも
低く設定し、その状態で踏力が前記第1の閾値よりも高
い第2の閾値(アシスト再開判断値)を超えると正規の
アシスト電流の供給を再開するよう制御する。
【0024】ここで、上記補助動力制御方法を図3及び
図4に基づいて具体的に説明する。尚、図3は補助動力
の制御手順を示すフローチャート、図4は踏力と補助動
力及び合力(=踏力+補助動力)の経時変化を示す図で
ある。
【0025】図4に示す時間t0 において乗員が電動補
助自転車1のペダル15を漕ぎ始めると、その踏力は図
4(a)に示すように正弦波状に変化し、この踏力に応
じた補助動力が時間t1 (>t0 )において発生し、こ
の補助動力は図4(b)に示すように踏力と同様に正弦
波状に変化する。従って、踏力と補助動力との合力によ
って電動補助自転車1が駆動されて走行するが、この合
力も図4(c)に示すように踏力及び補助動力と同様に
正弦波状に変化する。
【0026】而して、コントローラ17に内蔵されたモ
ータコントロールプログラムのメインループにおいて
は、図3に示すように、現在アシストカット状態(正規
の補助動力によるアシストが中断された状態)であるか
否かが判断される(ステップS1)。走行初期において
はアシスト状態(正規の補助動力によるアシストがなさ
れている状態)が維持されているため、ステップS1で
の判断結果はNOとなって処理はステップS2へ進み、
現在の踏力が図4(a)に示すアシストカット判断値
(第1の閾値)以下であるか否かが判断される。
【0027】現在の踏力がアシストカット判断値より大
きい場合には、バッテリ24から正規のアシスト電流が
供給されて正規の補助動力による通常のアシストが継続
され(ステップS3)、現在の踏力がアシストカット判
断値以下であってもその状態(低踏力状態)が所定の判
断時間Δt以上継続しない場合には、同様に通常のアシ
スト状態が継続される(ステップS2→S4→S3)。
【0028】一方、図4(a)の時間t2 〜t3 に示す
ように、現在の踏力がアシスト判断値以下である状態
(低踏力状態)が所定の判断時間Δt以上継続すると、
アシストカットが実行され(ステップS2→S4→S
5)、アシストカット状態においてはバッテリ24から
電動モータ12へのアシスト電流の供給が中止されて補
助動力がカットされるか、或は図4(b)に破線にて示
すように補助動力が正規の値よりも低く設定される。
尚、図4(c)において、破線はアシストカット状態に
おいてアシスト電流を正規の値よりも低く設定した場合
の合力を示し、補助動力を完全にカットした場合の合力
は図4(a)に示す踏力に等しくなる。
【0029】而して、上記アシストカット状態において
は現在の踏力が図4(a)に示すアシストカット判断値
よりも高い値に設定されたアシスト再開判断値(第2の
閾値)以上であるか否かが判断され(ステップS6)、
踏力がアシスト再開判断値未満である間(図4の時間t
3 〜t4 )はアシストカット状態が継続され(ステップ
S7)、踏力がアシスト再開判断値以上になった時点
(図4の時間t4 )において通常のアシストが再開され
る(ステップS8)。
【0030】以上において、本実施の形態に係る補助動
力制御方法においては、発進時や登坂時等のように踏力
が高くて補助動力によるアシストを必要とする場合には
正規のアシスト電流が電動モータ12に供給されて必要
十分な正規の補助動力が得られる反面、平坦路走行時等
のように踏力が低くて補助動力によるアシストが不要或
は少なくて済む場合にはアシスト電流の供給を中止又は
アシスト電流を正規の設定値よりも低くして消費電流を
低く抑えることができるため、合理的な電流消費が可能
となって全体として消費電流を低く抑えることができ、
結果としてバッテリ24の1回の充電当たりの電動補助
自転車1の航続距離を延ばすことができる。
【0031】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図5及び図6に基づいて説明する。
【0032】尚、本実施の形態に係る補助動力制御方法
が適用される電動補助自転車の構成は図1に示した前記
実施の形態1に係る電動補助自転車1のそれと同一であ
るため、これについての図示及び説明は省略し、以下の
説明においては同一要素には図1に示したと同一の符号
を用いて説明する。
【0033】本実施の形態に係る補助動力制御方法は、
正弦波状に変化する踏力波形の下死点から上死点を超え
るまでの踏力上昇部においては正規のアシスト電流を供
給し、上死点を超えて下死点に至るまでの踏力下降部に
おいてはアシスト電流の供給を中止又はアシスト電流を
正規の設定値よりも低く設定することを特徴とする。
【0034】ここで、上記補助動力制御方法を図5及び
図6に基づいて具体的に説明する。尚、図5は補助動力
の制御手順を示すフローチャート、図5は踏力と補助動
力及び合力(=踏力+補助動力)の経時変化を示す図で
ある。
【0035】乗員が電動補助自転車1のペダル15を漕
ぎ始めると、その踏力は図6(a)に示すように正弦波
状に変化するが、本実施の形態に係る制御方法において
は、この正弦波状に変化する踏力波形の下死点から上死
点までの踏力上昇部(図6の時間t1 〜t2 、t3 〜t
4 、…)においては電動モータ12に正規のアシスト電
流を供給し、上死点を超えて下死点に至るまでの踏力下
降部(図6の時間t2〜t3 、t4 〜t5 、…)におい
てはアシスト電流の供給を中止又はアシスト電流を正規
の設定値よりも低く設定するようにしている。
【0036】従って、図6(b)に示すように踏力上昇
部(時間t1 〜t2 、t3 〜t4 、…)においては正規
の補助動力が発生し、図6(c)に示す合力(=踏力+
補助動力)によって電動補助自転車1が駆動されて走行
する。
【0037】一方、図6(b)に示すように踏力下降部
(時間t2 〜t3 、t4 〜t5 、…)においてはバッテ
リ24から電動モータ12へのアシスト電流の供給が中
止されて補助動力がカットされるか、破線にて示すよう
に補助動力が正規の値よりも低く設定される。尚、図6
(c)において、破線はアシスト電流を正規の値よりも
低く設定した場合の合力を示し、補助動力を完全にカッ
トした場合の合力は図6(a)に示す踏力に等しくな
る。
【0038】而して、コントローラ17に内蔵されたモ
ータコントロールプログラムのメインループにおいては
図5に示すような処理がなされる。
【0039】即ち、現在の踏力が検出され(ステップS
11)、検出された現在の踏力が前回に検出された踏力
以上であって且つその状態が一定時間連続したか否かが
判断される(ステップS12)。ステップS12での判
断結果がYESである場合には踏力は踏力波形において
踏力上昇部(図6の時間t1 〜t2 、t3 〜t4 、…)
にあるために電動モータ12には正規のアシスト電流が
通電されて(ステップS13)正規の補助動力が発生さ
れ(図6(b)参照)、現在の踏力を次回の比較のため
に記憶する(ステップS14)。
【0040】他方、ステップS12での判断結果がNO
である場合には、現在の踏力が前回の踏力よりも小さい
状態が一定時間連続したか否かが判断され(ステップS
15)、判断結果がNOである場合には現在の状態を維
持し(ステップS16)、判断結果がYESである場合
には踏力は踏力波形において踏力上昇部(図6の時間t
2 〜t3 、t4 〜t5 、…)にあるためにバッテリ24
から電動モータ12へのアシスト電流の供給が中止され
て補助動力がカットされるか、図6(b)に破線にて示
すように補助動力が正規の値よりも低く設定される(ス
テップS17)。
【0041】而して、本実施の形態に係る補助動力制御
方法によれば、乗員が電動補助自転車1を漕ぐサイクル
の中で力を加えていく踏力上昇部では正規のアシスト電
流が電動モータ12に供給されて必要十分な正規の補助
動力が得られる反面、力を抜いていく踏力下降部ではア
シスト電流の供給を中止又はアシスト電流を正規の設定
値よりも低くして消費電流を低く抑えることができるた
め、合理的な電流消費が可能となって全体として消費電
流を低く抑えることができ、結果としてバッテリ24の
1回の充電当たりの電動補助自転車1の航続距離を延ば
すことができる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、発進時や登坂時等のように踏力が
高くて補助動力によるアシストを必要とする場合には正
規のアシスト電流が電動モータに供給されて必要十分な
正規の補助動力が得られる反面、平坦路走行時等のよう
に踏力が低くて補助動力によるアシストが不要或は少な
くて済む場合にはアシスト電流の供給を中止又はアシス
ト電流を正規の設定値よりも低くして消費電流を低く抑
えることができるため、合理的な電流消費が可能となっ
て全体として消費電流を低く抑えることができ、結果と
してバッテリの1回の充電当たりの電動補助自転車の航
続距離を延ばすことができるという効果が得られる。
【0043】又、請求項2記載の発明によれば、乗員が
電動補助自転車を漕ぐサイクルの中で力を加えていく踏
力上昇部では正規のアシスト電流が電動モータに供給さ
れて必要十分な正規の補助動力が得られる反面、力を抜
いていく踏力下降部ではアシスト電流の供給を中止又は
アシスト電流を正規の設定値よりも低くして消費電流を
低く抑えることができるため、合理的な電流消費が可能
となって全体として消費電流を低く抑えることができ、
結果としてバッテリの1回の充電当たりの電動補助自転
車の航続距離を延ばすことができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動補助自転車の側面図である。
【図2】電動補助自転車のパワーユニットにおける動力
伝達経路を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る補助動力制御手順
を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態1に係る補助動力制御方法
を用いた場合の踏力と補助動力及び合力(=踏力+補助
動力)の経時変化を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る補助動力制御手順
を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態2に係る補助動力制御方法
を用いた場合の踏力と補助動力及び合力(=踏力+補助
動力)の経時変化を示す図である。
【符号の説明】
1 電動補助自転車 11 パワーユニット 12 電動モータ 17 コントローラ 24 バッテリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 踏力を検出してその踏力の大きさに応じ
    たアシスト電流を電動モータに供給し、該電動モータが
    発生する補助動力によるアシストを受けて走行する電動
    補助自転車において、 踏力が第1の閾値以下の状態が所定時間継続したときに
    はアシスト電流の供給を中止又はアシスト電流を正規の
    設定値よりも低く設定し、その状態で踏力が前記第1の
    閾値よりも高い第2の閾値を超えると正規のアシスト電
    流の供給を再開するようにしたことを特徴とする電動補
    助自転車の補助動力制御方法。
  2. 【請求項2】 踏力を検出してその踏力の大きさに応じ
    たアシスト電流を電動モータに供給し、該電動モータが
    発生する補助動力によるアシストを受けて走行する電動
    補助自転車において、 正弦波状に変化する踏力波形の下死点から上死点までの
    踏力上昇部においては正規のアシスト電流を供給し、上
    死点を超えて下死点に至るまでの踏力下降部においては
    アシスト電流の供給を中止又はアシスト電流を正規の設
    定値よりも低く設定することを特徴とする電動補助自転
    車の補助動力制御方法。
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