JP2000068975A - 送信方法及び送信装置、並びに受信方法及び受信装置 - Google Patents

送信方法及び送信装置、並びに受信方法及び受信装置

Info

Publication number
JP2000068975A
JP2000068975A JP11043763A JP4376399A JP2000068975A JP 2000068975 A JP2000068975 A JP 2000068975A JP 11043763 A JP11043763 A JP 11043763A JP 4376399 A JP4376399 A JP 4376399A JP 2000068975 A JP2000068975 A JP 2000068975A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
time slot
ofdm
tdma
gsm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11043763A
Other languages
English (en)
Inventor
Ralf Boehnke
ラルフ ボンケ
Seiichi Izumi
誠一 泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Deutschland GmbH
Original Assignee
Sony International Europe GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony International Europe GmbH filed Critical Sony International Europe GmbH
Publication of JP2000068975A publication Critical patent/JP2000068975A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J11/00Orthogonal multiplex systems, e.g. using WALSH codes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/02Channels characterised by the type of signal
    • H04L5/023Multiplexing of multicarrier modulation signals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動通信グローバル方式(GSM)に互換性
を有する直交周波数多重分割/時分割多元接続方式(O
FDM/TDMA)に基づく信号の送受信を行う。 【解決手段】 複数の副搬送波をGSM周波数チャンネ
ルに対応する周波数帯域に割り当て、生成されるOFD
M/TDMAタイムスロットの整数倍を1又は整数個の
GSMタイムスロットに一致させ、nを2以上の整数と
して、パイロットシンボルを(n−1)個おきの副搬送
波に割り当てる。また、このように送信された信号を受
信し、受信した信号に含まれるパイロットシンボルに基
づいてチャンネル伝達関数を算出し、これに基づく等化
処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直交周波数分割多
重/時分割多元接続(OFDM/TDMA)方式に基づ
いて信号を送受信するための送信方法及び送信装置、並
びに受信方法及び受信装置、並びにそれらを組み合わせ
た伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】直交周波数分割多重(orthogonal frequ
ency division multiplexing:以下、OFDMとい
う。)−時分割多元接続方式(time division multiple
access system:以下、TDMAという)に基づく信号
の送受信について、図12から図15を用いて説明す
る。OFDM/TDMA方式によれば、互いに直交する
複数の副搬送波1を様々な数のチャンネルU0
1...U9に割り当てることができる。各チャンネル
0,U1...U9は、図12から図15に示すよう
に、様々な数の副搬送波を含む。この副搬送波の数は、
伝送される情報に基づいて決定される。
【0003】図12は、10個の周波数チャンネル
0,U1...U9を示す。各周波数チャンネルU0,U
1...U9は、伝送される情報に基づいて様々な数の副
搬送波を用いて信号を伝送する。例えば図13に示すチ
ャンネルU0及びチャンネルU1は、それぞれが伝送する
情報に応じて決定されたそれぞれ異なる数の副搬送波1
が割り当てられている。このように、OFDM/TDM
A方式に基づいて信号を送信する送信装置は、様々な数
の副搬送波1を各チャンネルに割り当てる。また、各チ
ャンネルに割り当てられる搬送波の数は、伝送される情
報量によって決定される。
【0004】図13に示すチャンネルU0は、21個の
副搬送波1を用いて信号を伝送し、チャンネルU1は、
10個の副搬送波1を用いて信号を伝送する。したがっ
て、チャンネルU0の伝送レートは、チャンネルU1の伝
送レートの2倍以上となる。
【0005】チャンネルU0,U1...U9の境界に
は、パワーが0の副搬送波であるガードバンド2が設け
られ、ガードバンド2は、隣接する周波数帯域間の干渉
を最小化するスペクトルマスクとして機能する。隣接す
る周波数帯域間の干渉の影響が小さい場合には、ガード
バンド2を設ける必要はない。一方、周波数帯域間の干
渉の影響が非常に大きい場合には、ガードバンド2を複
数設けてもよい。
【0006】副搬送波1は、OFDM処理により生成さ
れる。図14において、W(f)は、周波数軸における
エネルギを示し、B(Hz)は、2つの隣接した副搬送
波1間の距離を示す。OFDM処理により、多重副搬送
波システム(multi-subcarrier-system)を構築するこ
とができ、ここで、多重化する副搬送波の数は、他のチ
ャンネルからの干渉によっては影響されず、割り当てら
れる帯域幅に基づいて任意に設定することができる。
【0007】このように、チャンネルに割り当てる搬送
波の数を変更することによって、伝送レートを変更する
ことができるので、様々な伝送レートを得ることができ
る。また、各チャンネル間の副搬送波は、フィルタによ
って容易に分離することができるので、S/N特性の劣
化を防ぐことができる。副搬送波の多重化にOFDM処
理を用いることにより、各チャンネル間にガードバンド
2を設ける必要がなくなるため、周波数帯域の利用効率
が非常に高くなる。さらに、上述の処理は、高速フーリ
エ変換を用いることができ、これにより処理の効率及び
速度を高めることができる。
【0008】また、図15に示すように、各チャンネル
グループ内のチャンネル数を変更することもできる。図
15は、6個のチャンネルU0,U1...U5からなる
チャンネルグループを示す。OFDM/TDMA方式に
おいては、伝送される情報に基づいて、1つのグループ
内のチャンネル数をその周波数帯域内で変更することが
できる。
【0009】標準的なGMSシステムにおいては、GM
SK方式と呼ばれる単一搬送波変調方式が用いられる。
周波数チャンネルは、一定であり、隣接するチャンネル
間の周波数帯域幅は、200kHzである。FDMA方
式によるチャンネル数は124であり、TDMA方式
は、複数の接続を実現するために用いられる。GSMシ
ステムにおけるTDMA方式においては、1つのフレー
ム内に8個のGSMタイムスロットを設ける。
【0010】図16に示すように、GSMタイムスロッ
トの長さは、576.9μs(15/26ms)であ
る。伝送されるGSMタイムスロットは、伝送されるバ
ーストにより完全には満たされておらず、このため、G
SMシステムの同期が完全ではない場合でも、隣接する
GSMタイムスロット間の干渉が抑制される。ガード期
間は、8.25ビット、すなわち、30.5μsであ
る。ガード期間は2つの部分に分けられ、一方は、GS
Mタイムスロットの最初に配置され、他方はGSMタイ
ムスロットの最後に配置される。
【0011】1つのGSMタイムフレームは、8個のG
SMタイムスロットから構成され、したがって図17に
示すように、4615.4μsの長さを有する。GSM
システムは、図17に示す低速周波数ホッピングをサポ
ートする。図17に示すGSMタイムスロット3は、受
信タイムスロットである。GSM方式における時分割デ
ュープレックス(time division duplex:TDD)に基
づいて、GSMタイムスロット3に対応する送信GSM
タイムスロット4は、いくつかのタイムスロットの後に
伝送される。
【0012】さらに、GSM方式ではアップリンク周波
数帯域とダウンリンク周波数帯域との間の45MHzの
周波数分割デュープレックス(frequency division dup
lex:FDD)を利用することもできる。ここでは、移
動局から送信されるGSMタイムスロット4は、受信用
のGSMタイムスロット3がダウンリンク周波数帯域に
よって伝送された場合には、アップリンク周波数帯域を
用いて伝送される。これに続く受信用のGSMタイムス
ロット5は、先に送信されたGSMタイムスロット3と
同じアップリンク周波数帯域又はダウンリンク周波数帯
域を用いて伝送されるが、低速周波数ホッピングに基づ
いて異なる周波数チャンネルを介して伝送される。この
低速周波数ホッピング及びインターリーブにより、信号
伝送の周波数特性及び干渉の特性が改善される。GSM
システムにおける、通常のインターリーブの深さは、8
×8GSMタイムスロットに対応して、36.923m
sである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】基地局と1又は複数の
移動局との間で信号を伝送するとき、移動局の物理的な
移動により、伝送信号の波形にマルチパス効果による歪
みが生じることがある。移動局の移動によって、チャン
ネルの特性に変化が生じると、振幅と位相の両方が変化
してしまう。したがって、送信された信号の同期検波を
行うためには、信頼できるチャンネル推定(channel es
timate)が必要となる。これは、送信側が既知のデー
タ、すなわちパイロットシンボルを一定間隔で送信し、
対応する受信側で、パイロットシンボルから得られるチ
ャンネル情報を補間し、受信データを復元するためのチ
ャンネル推定式、又は伝達関数を求めることにより行わ
れる。したがって、パイロットシンボルは、送信側と受
信側の両方にとって既知のものでなくてはならない。
【0014】本発明は、OFDM/TDMA方式と互換
性を有するGSM方式に基づいて信号を送信する送信方
法及び送信装置、並びに信頼できるチャンネル推定を行
う受信方法及び受信装置を提供することを目的とする。
【0015】
【発明を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る送信方法は、直交周波数分割多重−
時分割多元接続方式に基づいて信号を送信するものであ
り、送信される信号が示す情報に応じて任意の数の副搬
送波を複数のチャンネルに割り当てるステップと、信号
を送信するステップとを有し、複数の副搬送波を移動通
信グローバル方式の周波数チャンネルに対応する周波数
帯域に割り当て、生成される直交周波数分割多重−時分
割多元接続方式のタイムスロットの整数倍を1又は整数
個の移動通信グローバル方式のタイムスロットに一致さ
せ、nを2以上の整数として、パイロットシンボルを
(n−1)個おきの副搬送波に割り当てることにより、
所定数の移動通信グローバル方式の周波数チャンネル
と、移動通信グローバル方式のフレーム内にグループ化
された所定数の移動通信グローバル方式のタイムスロッ
トとを有する移動通信グローバル方式との互換性を実現
する。
【0016】また、本発明に係る送信装置は、直交周波
数分割多重−時分割多元接続方式に基づいて信号を送信
する送信装置であって、送信される信号が示す情報に応
じて任意の数の副搬送波を複数のチャンネルに割り当て
る割当手段と信号を送信する送信手段とを備え、割当手
段は、複数の副搬送波を移動通信グローバル方式の周波
数チャンネルに対応する周波数帯域に割り当て、生成さ
れる直交周波数分割多重−時分割多元接続方式のタイム
スロットの整数倍を1又は整数個の移動通信グローバル
方式のタイムスロットに一致させ、nを2以上の整数と
して、パイロットシンボルを(n−1)個おきの副搬送
波に割り当てることにより、所定数の移動通信グローバ
ル方式の周波数チャンネルと、移動通信グローバル方式
のフレーム内にグループ化された所定数の移動通信グロ
ーバル方式のタイムスロットとを有する移動通信グロー
バル方式との互換性を実現する。
【0017】本発明に係る送信装置は、OFDM/TD
MA方式により、又はOFDM/TDMA方式に基づい
て信号を送信する。このOFDM/TDMA方式は、標
準的なGSM方式に対する互換性を有する。OFDM/
TDMA方式における信号送信周波数帯域は、GSM方
式における信号送信周波数帯域と同じであってもよく、
異なっていてもよい。OFDM/TDMAシステムにお
いては、各副搬送波は、GSM周波数チャンネルの周波
数帯域、又はその整数倍の周波数帯域に一致又は対応す
る周波数帯域に割り当てられる。これにより、OFDM
/TDMA方式に基づく信号を、GSM方式により送信
又は受信することもできる。
【0018】本発明によれば、パイロットシンボルを各
n番目、すなわち(n−1)個おきの副搬送波に割り当
てることにより、チャンネル伝達関数を正確に算出する
ことができ、したがって、受信側で正確かつ信頼度の高
い信号補正を行うことができる。複数のOFDM/TD
MAタイムスロットが1つのGSMタイムスロットに対
応する場合、隣り合うOFDM/TDMAタイムスロッ
ト内のパイロットシンボルに対し周波数インターレース
処理を施す。これにより、受信側は、チャンネル伝達関
数の周波数補間のみならず時間補間を実現することがで
き、受信したデータ信号を正確に補正することができ
る。
【0019】隣り合うOFDM/TDMAタイムスロッ
ト内のパイロットシンボルのインターレースは、1つの
パイロットシンボルが隣り合うOFDM/TDMAタイ
ムスロット内の2つのパイロットシンボルの中間の周波
数帯域に対応する副搬送波に割り当てられるよう対称的
に行ってもよい。これにより、受信側によるパイロット
シンボルに基づくチャンネル伝達関数のエスティメート
が最適に実行される。
【0020】本発明の好適な実施の形態においては、G
SM周波数チャンネルの周波数帯域に対応して、48個
の副搬送波が割り当てられ、2つのOFDM/TDMA
タイムスロットが1つのGSMタイムスロットに対応
し、nを6又は8とする。このパラメータを選択するこ
とにより、使用するパイロットシンボルの数を最適化す
ることができる。
【0021】チャンネル伝達関数の推定のためにパイロ
ットシンボルを用いることにより、本来送信すべきデー
タ信号以外の付加的なデータが送信信号に重畳すること
となる。この観点においては、パイロットシンボルの数
は、少ない方が望ましい。一方、受信信号に対する信号
補正の信頼性を高めるためには、パイロット信号の数を
増やした方がよい。このような相矛盾する2つの要求に
基づいて、最適なパラメータを選択する。
【0022】例えば、信号の送受信を屋内環境で行う場
合、例えばチャンネル減衰などのチャンネル伝達関数
は、通常なだらかな曲線を描く。このような環境では、
比較的少ないパイロットシンボルで有効なチャンネル推
定を行うことができる。
【0023】一方、信号の送受信を屋外環境で行う場
合、マルチパス効果及び移動局の高速な移動の影響によ
り、例えばチャンネル減衰などのチャンネル伝達関数の
変化は、大きくなる。したがって、有効なチャンネル推
定を行うには、より多くのパイロットシンボルを用いる
必要がある。
【0024】このように、各基地局において、信号送受
信の環境に応じてパイロットシンボルの最適化を行うと
ともに、送信するパイロットシンボルの数又は間隔を適
切に選択する。nを6又は8とする実施の形態は、チャ
ンネル減衰が示す曲線が比較的なだらかであり、移動局
の移動速度が比較的遅い場合に特に有効である。
【0025】本発明に係る送信方法及び送信装置におい
ては、GSM周波数チャンネルに対応する周波数帯域に
割り当てられる副搬送波の数は、複数のOFDM/TD
MAタイムスロットが1つのGSMタイムスロット又は
例えば8個の複数のGSMタイムスロット(1GSMフ
レーム)にマッピングされるように選択される。
【0026】OFDM/TDMA方式においては、1又
は複数の副搬送波を時間領域に変換することにより、O
FDM/TDMAタイムバーストが生成される。本発明
においては、1個のOFDM/TDMAタイムスロット
は、基本的に1つのOFDM/TDMAタイムバースト
を含んでいる。
【0027】OFDM/TDMAタイムスロットをGS
Mタイムスロットにマッピングすることにより、GSM
システムと同じインターリーブの深さを得ることができ
る。標準的なGSMタイムスロットのインターリーブの
深さは、8×8GSMタイムスロット、すなわち約3
6.923msである。
【0028】本発明の実施の形態においては、1又は複
数の、例えば2個又は4個のOFDM/TDMAタイム
スロットを1つのGSMタイムスロットにマッピングす
る。したがって、送信すべき情報ユニットは、標準的な
GSM方式の情報ユニットに比べて小さくなる。これ
は、インターリーブの深さの観点から、次のような利点
を有する。例えば、2つのOFDM/TDMAタイムス
ロットを1つのGSMタイムスロットにマッピングし、
8個のOFDM/TDMAタイムスロットにより1フレ
ーム(8TDMA)を構成し、インターリーブの深さを
GSM方式と同様な8とすると、インターリーブ遅延
は、18.461msとなり、これは、GSM方式にお
けるインターリーブ遅延である36.923msの半分
に相当する。このように、本発明による信号送信におい
ては、周波数及び干渉ダイバーシティに関するインター
リーブによる遅延を短縮することができる。
【0029】また、16フレームの深さでインターリー
ブを行っても、このインターリーブにより生じる遅延
は、GSMシステムにおけるインターリーブの遅延、す
なわち36.923msと同等であり、かつ時間、周波
数及び干渉ダイバーシティなどの信号伝送における諸問
題についてより信頼性の高い送信を行うことができる。
例えば、音声信号をリアルタイムに送信する場合、イン
ターリーブ遅延は短い方が望ましい。そこで、音声信号
の送信においては、インターリーブの深さを40ms以
内とし、4〜10msの短いタイムフレームが望まし
い。一方、データ信号の送信においては、リアルタイム
の送受信は重要ではないため、データ伝送の信頼性を高
めるようにインターリーブの深さを設定すればよい。
【0030】本発明においては、望ましくは、8×8G
SMタイムスロットに対応するインターリーブ遅延を伴
うように送信信号をインターリーブする。あるいは、イ
ンターリーブ遅延が4×8GSMタイムスロットに対応
するように送信信号をインターリーブする。
【0031】さらに、本発明に係る送信方法では、副搬
送波の割り当てにおいて、クロック信号を生成し、送信
信号を変調して、クロック信号に基づいて副搬送波を生
成し、副搬送波を時間領域のバーストに変換し、この各
バーストにガードタイムと、ランプタイムと、調節ガー
ドタイムを加えてOFDM/TDMAタイムスロットを
生成する。
【0032】これに対応して、本発明に係る送信装置が
備える割当手段は、クロック信号を生成するクロック生
成手段と、送信信号を変調し、クロック信号に基づいて
副搬送波を生成する変調手段と、副搬送波を時間領域の
バーストに変換する変換手段と、この各バーストにガー
ドタイムと、ランプタイムと、調節ガードタイムを加え
てOFDM/TDMAタイムスロットを生成するタイム
スロット生成手段とを備える。
【0033】GSM周波数チャンネルの周波数帯域に割
り当てる副搬送波の数は、生成されるOFDM/TDM
Aタイムスロットが1又は複数のGSMタイムスロット
に適合するように選択される。本発明の実施の形態にお
いては、OFDM/TDMAタイムスロットは、GSM
方式に互換性を有するように生成され、送信される。複
数のOFDM/TDMA副搬送波は、標準的なGSM信
号伝送周波数帯域内の1又は複数のGSM周波数チャン
ネルに割り当てられる。なお、本発明は、上述の実施の
形態に限定されず、OFDM/TDMA信号伝送周波数
帯域は、GSM信号伝送周波数帯域とは異なっていても
よい。この場合、OFDM/TDMA周波数チャンネル
は、GSM周波数チャンネルとはことなる。ただし、こ
の場合も、OFDM/TDMAシステムにおける副搬送
波の周波数帯域は、GSM周波数チャンネルの帯域、又
は帯域の倍数に一致若しくは対応するように割り当てら
れる。これにより、OFDM/TDMA方式とGSM方
式の互換性が実現する。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明では、直交周波数分割多重
(orthogonal frequency division multiplexing:以
下、OFDMという。)−時分割多元接続方式(time d
ivision multiple access system:以下、TDMAとい
う)に基づく複数の副搬送波を各GSMのチャンネルに
割り当て、複数のOFDM/TDMAタイムスロットに
より、1又は複数のGSMタイムスロットを構成する。
隣接するタイムスロット間の間隔は、200kHzであ
り、GSMタイムスロットの長さは15/26msであ
る。本発明では、1つのGSMチャンネルを複数の副搬
送波に分割する。副搬送波の数は、生成される複数のO
FDM/TDMAタイムスロットが1又は複数のGSM
タイムスロットを構成するように決定される。1つの副
搬送波を周波数領域から時間領域に変換することによ
り、OFDM/TDMAタイムバーストが得られ、OF
DM/TDMAタイムバーストは、生成されるOFDM
/TDMAタイムバーストの大部分を占める。
【0035】OFDM/TDMAタイムスロットの基本
構造を図1に示す。OFDM/TDMAタイムスロット
は、OFDM/TDMAタイムバーストを含み、OFD
M/TDMAタイムバーストTOFDMの長さは、有効変調
期間に対応し、副搬送波間隔、又は1/副搬送波間隔に
基づいて決定される。したがって、副搬送波の間隔は、
200kHzの1つのGSM周波数チャンネルに割り当
てられる副搬送波の数によって決定される。OFDM/
TDMAタイムバーストTOFDMに先行して、ガードタイ
ムTGを設けている。
【0036】OFDM/TDMAの構造の詳細を図2示
す。OFDM/TDMAタイムスロット間隔は、変調期
間に対応し、aμsの期間を有する。副搬送波を時間領
域に変換して生成したOFDM/TDMAタイムバース
トには、プレガードタイム及びポストガードタイムより
なるガードタイムが追加される。
【0037】OFDM/TDMAタイムバーストは、有
効変調期間に対応し、bμsの期間を有する。OFDM
/TDMAタイムバーストの先行するプレガードタイム
は、cμsの期間を有し、OFDM/TDMAタイムバ
ーストに続くポストガードタイムは、eμsの期間を有
する。
【0038】この時間領域信号は、偽放射を減ずるよう
に、送信前にシェーピングされる。したがって、この時
間領域信号の傾斜波(ランプ)は、図2に示すように、
二乗余弦関数を用いてシェーピングされる。図2に示す
ように、OFDM/TDMAタイムスロットに先行する
ランプタイム及びOFDM/TDMAタイムスロットに
後続するランプタイムは、それぞれdμsの期間を有
し、それぞれプレガードタイム及びポストガードタイム
に部分的に重なる。OFDM/TDMAタイムスロット
の開始前には、ランプタイムに先行してプレアイドルタ
イムが設けられ、OFDM/TDMAタイムスロットの
終了後には、ランプタイムに続いてポストアイドルタイ
ムが設けられる。プレアイドルタイム及びポストアイド
ルタイムは、fμsの期間を有する。
【0039】このように、OFDM/TDMAタイムス
ロットは、有効変調期間であるOFDM/TDMA、プ
レガードタイム及びポストガードタイムよりなるガード
タイム、ランプタイム、プレアイドルタイム並びに、ポ
ストアイドルタイムから構成される。
【0040】OFDM/TDMAタイムバースト期間b
は、fscsをヘルツを単位とした副搬送波の間隔とし
て、b=1/fscsに基づいて求められる。本発明にお
いては、1つのOFDM/TDMAタイムスロットは、
例えば、GSMタイムスロットの1倍,1/2倍,1/
3倍又は1/4倍に対応させる。
【0041】本発明を適用した送信装置のブロック図を
図3に示す。送信すべき信号は、入力端子6を介して、
チャンネル符号化器7に供給される。符号化された信号
は、インターリーブ器8に供給され、例えば8×8OF
DM/TDMAフレーム又は16×8OFDM/TDM
Aフレームといった所定の深さでインターリーブされ
る。インターリーブされた信号は、切換器9bに供給さ
れる。
【0042】パイロットシンボル生成器9cは、パイロ
ットシンボルを生成し、このパイロットシンボルは、切
換器9bにおいて、インターリーブ器8から供給された
信号のデータ列に挿入される。さらにこの信号は、変調
器9aに供給され、変調器9aは、この信号にOFDM
処理を施し、所定の数の副搬送波を生成する。
【0043】なお、切換器9bは、送信される信号を変
調して搬送する複数の副搬送波に対し、各GSM周波数
チャンネルにとって既知のパイロットシンボルを各n番
目、すなわち(n−1)個おきの副搬送波に挿入し、変
調処理を施す。この送信装置の切換器9bの動作につい
ては、図9を用いて後にさらに詳細に説明する。
【0044】上述のようにして生成された副搬送波は、
逆離散フーリエ変換器又は逆高速フーリエ変換器10に
より、時間領域に変換され、タイムスロット生成器11
に供給される。タイムスロット生成器11は、時間領域
のバーストに、ガードタイムTGを加えるとともに、例
えば二乗余弦関数を用いて時間バーストをシェーピング
する。
【0045】OFDM/TDMAタイムスロットは、さ
らにD/A変換器12に供給され、D/A変換器12
は、OFDM/TDMAタイムスロットをデジタル信号
からアナログ信号に変換して、変換した信号をRFアッ
プコンバート器13に供給する。RFアップコンバート
器13は、変換した信号をアップコンバートする。アッ
プコンバートされた信号は、アンテナ15を介して送信
される。
【0046】図3に示すクロック生成器14は、クロッ
ク信号を生成し、このクロック信号をインターリーブ器
8、変調器9a、切換器9b、逆離散/高速フーリエ変
換器10及びタイムスロット生成器11に供給する。な
お、クロック生成器14内に、クロック切換器を設け、
送信システムに応じてクロック信号を切り替えるように
してもよい。例えば、クロック切換器によってクロック
生成器14を切り替えて、変調手段9aに様々なクロッ
ク信号を供給することにより、様々な数の副搬送波を生
成することができる。
【0047】本発明を適用した受信装置のブロック図を
図4示す。アンテナ15は、送信信号を受信してこの信
号をRFダウンコンバート器16に供給する。RFダウ
ンコンバート器16は、この信号をダウンコンバート
し、ダウンコンバートした信号をA/D変換器17に供
給する。A/D変換器17は、この信号をアナログフォ
ーマットからデジタルフォーマットに変換し、変換した
信号を離散/高速フーリエ変換器19に供給する。離散
/高速フーリエ変換器19は、供給された信号を周波数
領域に変換する。この離散/高速フーリエ変換器19
は、時間同期器18a及び周波数同期器18bによっ
て、所定の時間及び周波数に同期される。離散/高速フ
ーリエ変換器19から出力される周波数領域信号は、副
搬送波をデータ信号、シグナリング信号、パイロットシ
ンボル等で変調したものであり、この信号は、復調手段
20aにより復調される。この復調の結果得られた信号
のうち、パイロットシンボルは、エスティメート器20
bに供給され、これによりエスティメート器20bは、
対応する送信装置の切換器9b及びパイロットシンボル
生成器9cに対応するよう設定される。すなわち、本発
明を適用した伝送システムにおいては、受信装置及び送
信装置は、それぞれ既知のパイロットシンボル及び各G
SMチャンネルの副搬送波のパイロットシンボル変調レ
ートに基づいて作動する。例えば、無線通信システムに
おいて、送信装置が移動局において用いられ、受信装置
が基地局において用いられている場合、移動局と基地局
は、それぞれパイロットシンボルに関する情報を予め有
しており、また、どの副搬送波にパイロット信号が含ま
れているかに関する情報を有している。
【0048】受信装置のエスティメート器20bは、受
信したパイロットシンボルと、例えばメモリに記録され
た既知のパイロットシンボルとを比較し、これにより、
例えばチャンネルの減衰等のチャンネル伝送関数を推定
し、さらに時間及び/又は周波数を補完するチャンネル
伝送関数を生成する。等化器20cは、上述のようにし
て得られたチャンネル伝達関数を用いて、送信されてき
たデータ列に対して等化処理を施す。このようにして、
送信されたデータをこれにより、送信されてきたデータ
を妥当且つ正確に等化することができる。この処理の詳
細については、図10及び図11を用いて後に詳細に説
明する。
【0049】等化処理が施された信号は、デインターリ
ーブ器21に供給され、デインターリーブ器21は、こ
の信号をデインターリーブし、デインターリーブした信
号をチャンネル復号器22に供給する。チャンネル復号
器22は、信号に対してチャンネルデコード処理を施
す。必要に応じて、チャンネル復号器22にさらなる処
理を行わせてもよい。クロック生成手段52は、時間同
期器18a、周波数同期器18b、離散フーリエ変換器
19,復調器20a、エスティメート器20b、等化器
20c及び、デインターリーブ器21に必要なクロック
信号を供給する。
【0050】ここで、GSM方式とOFDM/TDMA
方式との互換性を成立させるために、1又は複数のGS
Mタイムスロットにマッピングされる副搬送波の数と、
OFDM/TDMAタイムスロットの数の好適な組み合
わせの例を示す。この例においては、互換性の基礎とな
る周波数スロットには、GSM方式のチャンネルの周波
数帯域幅に対応する200kHzの周波数帯域を用い
る。副搬送波の数は、OFDM/TDMA方式が、GS
Mタイムスロット構造又はGSMフレーム構造に対して
逆互換性を有するように選択される。すなわち、複数の
GSMタイムスロット又は1つのGSMフレームは、副
搬送波の数に基づいて、複数の適切なOFDM/TDM
Aタイムスロットに再分割される。本発明においては、
クロスインターリーブを用いて時間−周波数ダイバーシ
ティを強調することができ、また、GSMシステムに対
する逆互換性を実現できる。さらに、音声信号などの現
実的な遅延や、データ信号の伝送などにおける避けるこ
とのできない緩やかなインターリーブ遅延などを考慮に
入れることができる。チャンネルの割り当て(周波数帯
域)及び時間構造(タイムスロット又はGSMフレー
ム)についてGSMシステムに対する逆互換性を有する
OFDM/TDMAシステムの好適な実施の形態を以下
に示す。
【0051】以下の実施例においては、1乃至4個のO
FDM/TDMAタイムスロットを1つのGSMタイム
スロットにマッピングする。この実施の形態において
は、望ましくは、プレガードタイム及びポストガードタ
イムを設けるが、プレガードタイム及びポストガードタ
イムを設けなくてもよい。
【0052】第1の実施例においては、副搬送波の数は
48であり、隣接するスロット間の干渉を防ぐために、
スロット間に変調処理を施さない副搬送波を設ける。副
搬送波の間隔は、200kHz/48=4.166kH
zであり、したがってOFDM/TDMAタイムバース
トTOFDMは、48/200kHz=240μsである。
この場合、シンボルは、240μsの期間を有し、GS
Mのシンボルの有する期間(μ秒)と比較して非常に長
くなるため、無線周波数チャンネルの遅延によるシンボ
ル間の干渉を回避できるという利点を有する。
【0053】第1の実施例においては、プレガードタイ
ム及びポストガードタイムよりなるガードタイムを30
μsに設定している。なお、ガードタイムの長さは、予
期されるチャンネル遅延プロファイル(マルチパス環
境)に応じて設定する。ランプタイムは、10μsから
20μsに設定し、したがって、OFDM/TDMAタ
イムスロット全体の長さはTSは、280μsから29
0μsである。この期間は、GSMタイムスロットの期
間である576.923μsの1/2に適合する。した
がって、第1の実施例においては、2つのOFDM/T
DMAタイムスロットを1つのGSMタイムスロットに
マッピングし、必要に応じてガード調整時間を設ける。
【0054】第1の実施例では、基本クロックを240
μs/64=3.75μsに設定する。また、プレガー
ドタイムを6サンプル分である22.5μsとし、ポス
トガードタイムを2サンプル分である7.5μsとし、
これによりガードタイムの合計を30μsとする。ま
た、ランプタイムを4サンプル分である15.0μsと
する。これにより、合計シンボルタイムは、(240μ
s/64)*(64+6+2+4)=285μsとな
る。
【0055】第1の実施例においては、OFDM/TD
MAフレーム長、すなわち8個のOFDM/TDMAタ
イムスロットTSの長さである2.3077msに基づ
いてインターリーブを行う。好ましいインターリーブの
深さは、8×8OFDM/TDMAフレーム(インター
リーブによる遅延18.461ms)又は、16×8O
FDM/TDMAフレーム(インターリーブによる遅延
36.923ms)である。また、インターリーブの深
さを12×8OFDM/TDMAフレームとしてもよ
い。この場合、インターリーブによる遅延は、27.6
92msとなる。したがって、インターリーブの深さを
8×8OFDM/TDMAフレームに設定することによ
り、標準的なGSM方式において用いられているものと
同一の設計及び性能を有するインターリーバを用いて、
データ伝送を行うことができる。一方、インターリーブ
の深さを16×8OFDM/TDMAフレームに設定す
ると、標準的なGSM方式で用いられるのと同一のイン
ターリーブ遅延を有するとともに、データ伝送における
インターリーブ利得などの性能を向上させることができ
る。
【0056】第2の実施例においては、副搬送波の数を
32に設定し、隣接する周波数スロット間の干渉を防ぐ
ために、1又は複数の変調処理を施さない副搬送波を周
波数スロットの境界に設ける。副搬送波の間隔は、20
0kHz/32=6.25kHzとし、したがって、タ
イムバーストの長さを1/6.25kHz=160μs
とする。また、プレガードタイム及びポストガードタイ
ムの合計を20μsとし、ランプタイムを10.0μs
とする。これによりOFDM/TDMAタイムスロット
の全長は、190μsとなる。また、1つのGSMタイ
ムスロットTSに、3個のOFDM/TDMAタイムス
ロットTSを適切なタイムガードとともにマッピングす
る。言い換えれば、1つのOFDM/TDMAタイムス
ロットTSは、GSMタイムスロットの3/1に相当す
る区間にマッピングされる。
【0057】第2の実施例においては、基本クロックを
160μs/32=5μsに設定する。また、プレガー
ドタイムを3サンプル分の15.0μsとし、ポストガ
ードタイムを1サンプル分とし、これによりガードタイ
ムの合計を合計20μsとする。さらに、ランプタイム
を2サンプル分の10.0μsに設定する。したがっ
て、シンボルタイムの合計は、(160μs/32)*
(32+3+1+2)=190μsとなる。
【0058】第2の実施例では、6個のOFDM/TD
MAタイムスロットから構成される1つのOFDM/T
DMAフレームを2つのGSMタイムスロットにマッピ
ングする。また、インターリーブの深さを4×4OFD
M/TDMAフレーム(総遅延時間18.461ms)
又は8×4OFDM/TDMAフレーム(総遅延時間3
6.923ms)とする。あるいは、インターリーブの
深さを6×4OFDM/TDMAフレーム(総遅延時間
27.692ms)に設定してもよい。
【0059】第3の実施例では、副搬送波の数を24と
し、隣接するスロット間の干渉を防ぐために、境界に変
調処理を施さない副搬送波を設ける。また、副搬送波の
長さを200kHz/24=8.33kHzとし、これ
によりOFDM/TDMAバーストの長さは、1/8.
33kHz=120μsとなる。さらに、プレガードタ
イム及びポストガードタイムの合計を15μsとし、ラ
ンプタイムを9μsとする。したがって、OFDM/T
DMAタイムスロットの長さは、144μsとなる。さ
らに、1つのGSMタイムスロットに、4個のOFDM
/TDMAをタイムガードとともにマッピングする。言
い換えれば1つのOFDM/TDMAタイムスロットT
Sは、1/4GSMタイムスロットにマッピングされ
る。第3の実施例は、チャンネル環境を高速に変化させ
ることができるという利点を有する。
【0060】第3の実施例においては、基本クロックを
120μs/32=3.75μsに設定する。より詳し
くは、プレガードタイムを3サンプル分の11.25μ
sとし、ポストガードタイムを1サンプル分の3.75
μsとし、これによりガードタイムの合計を15μsと
する。また、ランプタイムを2サンプル分の7.5μs
とする。したがって、シンボルタイムは、(120μs
/32)*(32+3+1+2)=142.5μsとな
る。
【0061】第3の実施例においては、4個のOFDM
/TDMAタイムスロットをマッピングした1個のGS
Mタイムスロットと1個のOFDM/TDMAフレーム
とを対応させ、これに基づいてインターリーブを行う。
ここで、インターリーブの深さは、好ましくは、4×4
OFDM/TDMAフレーム(総インターリーブ遅延1
8.461ms)又は、8×4OFDM/TDMAフレ
ーム(総インターリーブ遅延36.923ms)とす
る。あるいは、インターリーブの深さを、6×4OFD
M/TDMAフレーム(総インターリーブ遅延27.6
92ms)としてもよい。
【0062】第4の実施例では、副搬送波の数を104
とし、スロット間の干渉を防ぐために、変調処理を施さ
ない1又は複数の副搬送波をスロット間の境界に設け
る。副搬送波の間隔は、200kHz/104=1.9
23kHzであり、これにより、OFDM/TDMAタ
イムバーストは、1/1.923kHz=520μsと
なる。また、プレガードタイム及びポストガードタイム
の合計を25μsとし、ランプタイムを15μsとす
る。したがって、OFDM/TDMAタイムスロットの
長さは、560μsとなる。1つのOFDM/TDMA
タイムスロットは、17μsの調整ガードとともに、1
つのGSMタイムスロットにマッピングされるが、この
ときOFDM/TDMAタイムスロットとGSMタイム
スロットにマッピングされる。
【0063】第4の実施例においては、基本クロックを
520μs/128=4.0625μsに設定する。よ
り詳しくは、プレガードタイムを5サンプル分の20.
3125μsとし、ポストガードタイムとして2サンプ
ル分の8.125μsとし、これによりガードタイムの
合計を28.4375μsとする。さらに、ランプタイ
ムを3サンプル分の12.1875μsに設定する。こ
れにより、シンボルタイムの長さは、(520μs/1
28)*(128+5+2+3)=560.625μs
となる。なお、インターリーブの深さは、GSM方式と
同じ8TDMAにつき8フレームとする。
【0064】上述したすべての実施例においては、様々
な値をとるデータレートに応じて、インターリーブに関
するパラメータを動的に変更することができる。例え
ば、データ伝送、特に画像データや映像データの伝送等
のように、遅延がそれほど大きく問題とならないアプリ
ケーションにおいては、時間及び周波数ダイバーシティ
効果を改善するように、上述のインターリーブの設定を
大きく変更してもよい。しかしながら、GSM方式に対
する逆互換性を確保するためには、1GSMフレーム当
たりのGSMタイムスロットを、2個,4個又は8個の
いずれかとすることが望ましい。
【0065】本発明においては、上述のような互換性の
実現により、OFDM/TDMA方式とGSM方式とを
最小限の調節で変換することができる。さらに、GSM
方式からOFDM/TDMA方式への変換及びその逆方
向の変換を容易に行うことができる。これら2つの方式
間で行う補間について、以下、図5及び図6を参照して
説明する。
【0066】図5は、8個のOFDM/TDMAタイム
スロットよりなる1つの基本的なOFDM/TDMAフ
レームを1/2GSMタイムスロットにマッピングし、
すなわち16個のOFDM/TDMAタイムスロットを
8個のGSMタイムスロットにマッピングした例を示
す。言い換えれば、2個のOFDM/TDMAタイムス
ロットを1個のGSMタイムスロットにマッピングして
いる。図5に示す例では、8個のOFDM/TDMAタ
イムスロットを含む1個のOFDM/TDMAフレーム
の長さは、2.308msである。OFDM/TDMA
タイムスロット24は、受信データ用のタイムスロット
であり、OFDM/TDMAタイムスロット25は、送
信データ用のタイムスロットであり、OFDM/TDM
Aタイムスロット26は、次のサブフレームにおける受
信データに対応するタイムスロットである。2つのOF
DM/TDMAタイムスロット25,26間で、低速周
波数ホッピングを行う。サブフレームの1フレーム長を
2.308msとすると、16フレームは、36.92
3msとなる。この値は、本発明を適用したシステムに
おけるインターリーブ器にとって重要である。インター
リーブ器は、データを16個のサブフレームに分散し、
これにより総インターリーブ遅延を36.92msに抑
えたまま、時間、周波数、及び干渉のダイバーシティに
より伝送エラーに強いシステムを提供できる。上述の通
り、音声信号の伝送等では、リアルタイムの応答が必要
であるため、インターリーブ遅延を短くする必要があ
る。16OFDM/TDMAフレームのインターリーブ
の深さは、36.923msの長さを有する8×8GS
Mフレームのインターリーブの深さに正確に一致する。
【0067】前述したパラメータを用いることにより、
OFDM/TDMA方式は、既存のGSM方式と共存で
き、タイムスロット、周波数及びインターリーブに関す
る逆互換性を実現できる。さらに、これら2つの方式
は、共通の周波数帯域が割り当てられた1つの共通シス
テム内に同時に実現することができる。本発明の利点の
1つは、複数のタイムスロット及び/又は複数の周波数
スロットを1ユーザに割り当てることによって、データ
レートを高めることができる点にある。図6に、OFD
M/TDMA方式とGSM方式に共通な時間/周波数グ
リッドを示す。図6においては、時間/周波数スロット
を3つのOFDM/TDMAユーザと1つのGSMユー
ザに割り当てている。OFDM/TDMAユーザは、図
5を用いて説明した、1/2GSMタイムスロットにマ
ッピングされる1つのOFDM/TDMAタイムスロッ
トを用いる。第1及び第2のOFDM/TDMAユーザ
は、200kHzのGSM周波数チャンネルにおける通
常のデータ伝送レートを用いてデータを伝送している。
一方、第3のOFDM/TDMAユーザは、4つのGS
M周波数チャンネルを用いて、高いデータ伝送レートに
よりデータを伝送している。
【0068】GSMユーザは、受信GSMタイムスロッ
ト27,送信用のGSMタイムスロット28,受信用の
GSMタイムスロット29及び送信用のGSMタイムス
ロット30を用いる。送信用のGSMタイムスロット2
8と受信用のGSMタイムスロット29との間では、低
速周波数ホッピングが行われ、また、GSMタイムスロ
ット28とGSMタイムスロット29との間で、TDM
A処理が行われる。
【0069】通常のデータ伝送レートによりデータを伝
送する第1のOFDM/TDMAユーザーは、受信用の
OFDM/TDMAタイムスロット38と,送信用のO
FDM/TDMAタイムスロット39と、受信用のOF
DM/TDMAタイムスロット40と、送信用のOFD
M/TDMAタイムスロット41と、受信用のOFDM
/TDMAタイムスロット42と、送信用のOFDM/
TDMAタイムスロット43と、受信用のOFDM/T
DMAタイムスロット44とを用いる。各受信用のOF
DM/TDMAタイムスロットと、それぞれに対応する
送信用のOFDM/TDMAタイムスロットとの間に
は、TDMA処理が行われる。また、各送信用のOFD
M/TDMAタイムスロットと、それに続く受信用のO
FDM/TDMAタイムスロットとの間には、低速周波
数ホッピングが行われる。
【0070】同様に、第2のユーザは、受信用のOFD
M/TDMAタイムスロット45と、送信用のOFDM
/TDMAタイムスロット46と、受信用のOFDM/
TDMAタイムスロット47と、送信用のOFDM/T
DMAタイムスロット48と、受信用のOFDM/TD
MAタイムスロット49と、送信用のOFDM/TDM
Aタイムスロット50と、受信用のOFDM/TDMA
タイムスロット51を用いる。
【0071】高いデータ伝送レートによりデータを伝送
する第3のユーザは、受信用のOFDM/TDMAタイ
ムスロット31と、送信用のOFDM/TDMAタイム
スロット32と、受信用のOFDM/TDMAタイムス
ロット33と、送信用のOFDM/TDMAタイムスロ
ット34と、受信用のOFDM/TDMAタイムスロッ
ト35と、送信用のOFDM/TDMAタイムスロット
36と、受信用のOFDM/TDMAタイムスロット3
7とを用いる。第3のOFDM/TDMAユーザに関し
ても同様に、各受信用のOFDM/TDMAタイムスロ
ットとそれに対応する送信用のOFDM/TDMAタイ
ムスロットとの間には、TDMA処理が施され、各送信
用のOFDM/TDMAタイムスロットとそれぞれに続
く受信用のOFDM/TDMAタイムスロットとの間に
は低速周波数ホッピングが行われる。
【0072】図7に、送信装置及び/又は受信装置に設
けられるクロック生成器52を示す。このクロック生成
器52は、本発明を適用したGSMシステム及びOFD
M/TDMAシステムの両方に対して必要なクロックを
生成し供給する。クロック生成器52は、GSM方式に
おいて一般的なレファレンスクロックとして用いられて
いる26MHzのクロックに基づいて動作する。クロッ
ク生成器52は、26MHzのクロックを生成する発振
器53を備える。さらに、クロック生成器52は、複数
の除算器及び/又は乗算器54〜70を備える。これら
除算器及び又は乗算器54〜70は、実際のOFDM/
TDMAシステムに応じて、選択的に使用される。図7
においては、前述したすべての実施例に用いるクロック
を生成するために必要なすべての除算器及び乗算器を示
したが、各実施例において不必要な部分は、省略するこ
とができる。
【0073】発振器53から出力されたクロック信号
は、除算器54において65で除算され、さらに、除算
器55、56において2で除算される。これにより、G
SM方式及びOFDM/TDMA方式において用いる2
00kHzのクロックが生成される。OFDM/TDM
Aシステムにおいては、3個のOFDM/TDMAタイ
ムスロットを1個のGSMタイムスロットにマッピング
するときに、200kHzのクロックを基本クロックと
して用いる。GSM方式においては、200kHzのク
ロックは、搬送波及びシンセサイザの参照クロックであ
る。
【0074】また、除算器54から出力される26MH
zのクロック信号は、乗算器57において2で乗算さ
れ、さらに、除算器58において3で除算される。これ
により、266kHzのクロック信号が生成される。こ
のクロック信号は、OFDM/TDMA方式において、
1個のOFDM/TDMAタイムスロットを1個のGS
Mタイムスロットにマッピングする場合、及び4個のO
FDM/TDMAタイムスロットを1個のGSMタイム
スロットにマッピングする場合の基本クロックとなる。
【0075】乗算器57から出力されるクロック信号
は、さらに乗算器59において4で乗算され、続いて除
算器60によって13で除算される。これにより、24
6.154kHzのクロック信号が生成される。このク
ロック信号は、OFDM/TDMA方式において、1個
のOFDM/TDMAタイムスロットを1個のGSMタ
イムスロットにマッピングする場合の基本クロックとな
る。
【0076】また、発振器53から出力される26MH
zのクロック信号は、除算器61において2で除算さ
れ、さらに除算器62において48で除算される。これ
により、270.83kHzのクロックが生成される。
このクロックは、GSM方式におけるビットクロックと
して用いられる。
【0077】除算器61から出力されるクロック信号
は、さらに除算器63において625で除算され、続い
て除算器64において4で除算される。これにより、
5.20kHzのクロック信号が生成される。このクロ
ック信号は、OFDM/TDMA方式において、3個の
OFDM/TDMAタイムスロットを1個のGSMタイ
ムスロットにマッピングする場合に用いられる。
【0078】さらに、除算器63から出力されるクロッ
ク信号は、除算器65において3で除算され、これによ
り6.933kHzのクロック信号が生成される。この
クロック信号は、OFDM/TDMA方式において、4
個のOFDM/TDMAタイムスロットを1個のGSM
タイムスロットにマッピングする場合に用いられる。さ
らに、除算器65から出力されるクロック信号は、除算
器66において2で除算され、これにより3.466k
Hzのクロック信号が生成される。このクロック信号
は、OFDM/TDMA方式において、2個のOFDM
/TDMAタイムスロットを1個のGSMタイムスロッ
トにマッピングする場合に用いられる。さらに、除算器
66から出力されるクロック信号は、除算器67におい
て2で除算され、これにより1.733kHzのクロッ
ク信号が生成される。このクロック信号は、OFDM/
TDMA方式において、1個のOFDM/TDMAタイ
ムスロットを1個のGSMタイムスロットにマッピング
する場合に用いられる。また、1.733kHzのクロ
ック信号は、GSM方式におけるGSMタイムスロット
においても用いられる。
【0079】さらに、除算器67から出力されるクロッ
ク信号は、除算器68において2で除算され、これによ
り866.66Hzのクロック信号が生成される。この
クロック信号は、OFDM/TDMA方式におけるフレ
ームクロックであり、ここでは、オペレーションモード
が、1.1538msの期間を有するフレームに基づい
たものとなる。1.1538msの期間は、GSMフレ
ーム長の1/4に正確に一致する。
【0080】さらに、除算器68から出力されるクロッ
ク信号は、除算器69において2で除算され、これによ
り433.33Hzのクロック信号が生成される。この
クロック信号は、OFDM/TDMA方式におけるフレ
ームクロックであり、ここでは、オペレーションモード
が、2.3077msの期間を有するフレームに基づい
たものとなる。2.3077msの期間は、GSMフレ
ーム長の1/2に正確に一致する。
【0081】さらに、除算器69から出力されるクロッ
ク信号は、除算器70において2で除算され、これによ
り216.66Hzのクロック信号が生成される。この
クロック信号は、OFDM/TDMA方式におけるフレ
ームクロックであり、ここでは、オペレーションモード
が、4.6154msの期間を有するフレームに基づい
たものとなる。4.6154msの期間は、GSMフレ
ーム長に等しい。また、この216.66Hzのクロッ
ク信号は、GSM方式におけるフレームクロックとして
も用いられる。
【0082】このように、乗算器及び除算器を用いて、
必要なOFDM/TDMAタイムスロット及びOFDM
/TDMAタイムバーストを生成するために必要なクロ
ック信号を容易に生成することができる。前述の実施例
において説明したOFDM/TDMAシステムのうちの
一部のみを使用する場合は、図7に示すクロック生成構
造のうちの使用しない部分を省略することができる。搬
送波の番号、搬送波の間隔、GSMタイムスロットへの
マッピング、FFT分解能などのすべてのパラメータ
は、GSMとの互換性から容易に特定することができ、
かつ共通のGSMクロック発信器を用いて容易に実現す
ることができる。
【0083】本発明では、OFDM/TDMA方式に基
づいてバースト、すなわち時間領域スロットの割り当て
及び周波数スロットの割り当てを行う。本発明によれ
ば、既存のGSM方式によるバースト/周波数構造に対
する逆互換性を実現することができる。OFDM/TD
MAシステム方式における各パラメータは、各移動体通
信環境において定められている様々な周波数帯域内から
選択される。
【0084】図8は、パイロットシンボルの割り当てを
説明する図である。図8(a)は、OFDM/TDMA
チャンネルU0を示す。OFDM/TDMAチャンネル
0は、6つのGSM周波数チャンネルからなる。上述
のように、OFDM/TDMAシステムにおける送信周
波数帯域は、GSM送信周波数帯域と異なっていてもよ
く、この場合、副搬送波は、GSM周波数チャンネルの
周波数帯域に対応して割り当てられる。なお、この例に
おいては、OFDM/TDMAチャンネルは、GSM周
波数チャンネルに割り当てられている。GSM周波数チ
ャンネルの帯域幅は200kHzであるため、OFDM
/TDMAチャンネルU0の帯域幅は1.2MHzとな
る。図8に示す例は、上述した第1の実施例に対応する
ものであり、1つのGSM周波数チャンネルに割り当て
られる副搬送波の合計は、48であり、2つのOFDM
/TDMAタイムスロット100,102が1つのGS
Mタイムスロットにマッピングされている。このGSM
タイムスロットの長さは、5676.9μsである。
【0085】図8(b)は、200kHzの帯域幅を有
するGSM周波数チャンネルに割り当てられた副搬送波
1を詳細に示す図である。図を簡略化するために、図8
(b)では、48個の副搬送波のうちの半分、すなわ
ち、24個の副搬送波を示している。48個の副搬送波
の1つのGSM周波数チャンネルへの割り当ては、図8
(b)に示すように、1つのGSMタイムスロットに2
つのOFDM/TDMAタイムスロット101,102
をマッピングすることによりなされる。OFDM/TD
MAタイムスロット101は、図8の(b)及び(c)
のそれぞれ左側の欄に示され、OFDM/TDMAタイ
ムスロット102は、図8(b)及び図8(c)のそれ
ぞれ右側の欄に示されている。
【0086】図8(b)に示すように、パイロットシン
ボル100,100’は、各6番目の、すなわち、5つ
おきの搬送波1に割り当てられている。これにより、パ
イロットシンボル100とともに変調されている第1の
OFDM/TDMAタイムスロット101の副搬送波1
と、パイロットシンボル100’とともに変調されてい
る第2のOFDM/TDMAタイムスロット102の副
搬送波1とがインターレースされ、この結果第2のタイ
ムスロット102のパイロットシンボル100’は、第
1のタイムスロット101のパイロットシンボル100
のそれぞれの中間値となる周波数帯域を有することとな
る。
【0087】図8(c)に示す例においても、同様の処
理が行われる。図8(c)に示す例においては、パイロ
ットシンボル103,103’は、複数の副搬送波中、
各8番目、すなわち7つおきの副搬送波に割り当てられ
ている。なお、図8(b)及び図8(b)において、パ
イロットシンボルにより変調されていない副搬送波1
は、データ信号により変調されている。図8(b)に示
す例では、パイロットシンボルの密度は、1/6すなわ
ち16.6%であり、図8(c)に示す例では、パイロ
ットシンボルの密度は、1/8すなわち、12.5%で
ある。
【0088】なお、前述した第2、第3及び第4の実施
例においては、1つのGSMタイムスロット内の副搬送
波の数は、図8に示すものとは異なる。さらに、1つの
GSMタイムスロットは、1、3又は4つのOFDM/
TDMAから構成される。3又は4つのOFDM/TD
MAタイムスロットが1つのGSMタイムスロットを構
成する場合、図8に示すインターレースの手法をGSM
タイムスロットの構成に応じて変形して適用すればよ
い。
【0089】図9は、図3に示す送信装置の一部を示す
図である。インターリーブ器8は、切換器9bを介し
て、例えばデータ信号d0,d1,d2・・・を変調器9
aに供給する。切換器9bは、例えばメモリ装置を有す
るパイロットシンボル生成器9cが生成したパイロット
シンボルp0,p1,p2・・・をデータ信号に、所定の
間隔で挿入(インターポーズ)する。これにより、次段
の変調器9aにおいて、各n番目の副搬送波、すなわち
(n−1)個おきの搬送波にパイロットシンボルが割り
当てられるとともに、このデータ信号とパイロットシン
ボルと含む信号が変調される。図9に示す例では、パイ
ロットシンボルは、変調手段に生成される各6番目の副
搬送波、すなわち5個おきの副搬送波に割り当てられ
る。これは、図8(b)に示す例に対応する。
【0090】図4に示し、前述した受信装置は、送信さ
れてくるパイロットシンボルを用いてチャンネルの伝達
関数をエスティメート、すなわち計算し、見積もる。エ
スティメートされたチャンネル伝達関数とは、例えば、
チャンネル減衰などである。図4に示すエスティメート
器20bのによるチャンネル減衰のエスティメート及び
そのエスティメートの結果に基づく等化器20cによる
受信信号の等化処理について、図10及び図11を用い
て以下に説明する。
【0091】図10は、屋内環境におけるチャンネル減
衰の例を示すグラフである。本発明を適用した伝送シス
テムは、受信装置を備える基地局と、送信装置を備える
1又は複数の移動局により構成される。移動局は、ここ
に説明する例においては、屋内で使用され、移動局の移
動速度は比較的遅く、マルチパス効果はそれほど深刻で
ないため、チャンネル減衰は、図10に示すように、比
較的なだらかな曲線を描く。
【0092】このような使用環境では、チャンネル減衰
のエスティメートを正確に行うために必要なパイロット
シンボルの数は少なくてよい。エスティメート器20b
は、受信したパイロットシンボルと、例えばメモリに格
納されている既知のパイロットシンボルとを比較し、こ
の結果に基づいて、データ信号が変調された副搬送波に
対して時間及び/又は周波数補間を行う。図10に示す
グラフは、図8(c)に示すタイムスロットに関するグ
ラフであり、各n番目の副搬送波、すなわち、(n−
1)個おきの副搬送波は、パイロットシンボルを示す。
ここに示す例では、隣り合う2つのOFDM/TDMA
タイムスロット101,102のパイロットシンボルが
インターレースされている。エスティメート器20b
は、第1のOFDM/TDMAタイムスロット101の
各パイロットシンボル100の減衰値と、第2のOFD
M/TDMAタイムスロット102の各パイロットシン
ボル100’の減衰値とを算出する。
【0093】図10に示すように、パイロットシンボル
100と、パイロットシンボル100’とは、等間隔で
インターレースされている。エスティメート器19b
は、算出したパイロットシンボル100及びパイロット
シンボル100’のチャンネル減衰値を結ぶ補間曲線を
見積もる。見積もられた、すなわち、エスティメートさ
れたチャンネル減衰曲線は、等化器20cに使用され
る。すなわち、等化器20cは、このチャンネル減衰曲
線を用いて受信したデータ信号に対する等化処理を行
う。
【0094】図11は、屋外環境におけるチャンネル減
衰曲線を示すグラフである。この図11に示すグラフ
は、図10に示すグラフに比べて変化の度合いが大き
い。したがって、このような環境において、データ信号
を正確に等化処理するためには、より多くのパイロット
信号を必要とする。このため、図11に示す例では、各
GSM周波数チャンネルの複数の副搬送波に対して、よ
り多くのパイロットシンボルを割り当てている。
【0095】この実施例においては、各4番目の副搬送
波、すなわち3個おきの副搬送波にパイロットシンボル
を割り当て及び変調している。図10及び図11に示す
ように、エスティメート器20bは、パイロットシンボ
ルを変調した副搬送波から振幅及び移送の変化を検出す
ることにより、例えばチャンネル減衰などのチャンネル
伝達関数を算出する。これにより、例えば複数の隣り合
うOFDM/TDMAタイムスロットを用いた時間領域
補間及び/又はパイロットシンボルに基づく副搬送波を
用いた周波数領域補間などの2次元等化−補間法を実現
することができる。隣り合う複数のOFDM/TDMA
タイムスロットに本発明を適用する場合、対応する副搬
送波に等間隔に割り当てられるパイロットシンボルは、
各OFDM/TDMAタイムスロットごとに異なる位置
に割り当てられる。
【0096】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る送信方法及
び送信装置は、送信される信号が示す情報に応じて任意
の数の副搬送波を複数のチャンネルに割り当て、直交周
波数分割多重−時分割多元接続方式に基づいて信号を送
信する。このとき、複数の副搬送波を移動通信グローバ
ル方式の周波数チャンネルに対応する周波数帯域に割り
当て、生成される直交周波数分割多重−時分割多元接続
方式のタイムスロットの整数倍を1又は整数個の移動通
信グローバル方式のタイムスロットに一致させ、nを2
以上の整数として、パイロットシンボルを(n−1)個
おきの副搬送波に割り当てることにより、所定数の移動
通信グローバル方式の周波数チャンネルと、移動通信グ
ローバル方式のフレーム内にグループ化された所定数の
移動通信グローバル方式のタイムスロットとを有する移
動通信グローバル方式との互換性を実現する。
【0097】また、本発明に係る受信方法及び受信装置
は、上述の送信方法及び送信装置により送信された信号
を受信し、受信した信号に含まれるパイロットシンボル
に基づいてチャンネル伝達関数を算出し、算出したチャ
ンネル伝達関数に基づいて受信した信号内のデータに等
化処理を施す。
【0098】このように、本発明によれば、移動通信グ
ローバル方式に互換性を有するOFDM/TDMA方式
に基づく信号の送受信を行うことができる。また、本発
明によれば、送信信号に対するパイロットシンボルの挿
入の間隔を任意に設定することができるため、インター
リーブ遅延と信号伝送の信頼性とのそれぞれの重要性を
考慮し、環境に応じて最適な信号送受信を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】OFDM/TDMAタイムスロットの概略的な
構造を示す図である。
【図2】OFDM/TDMAタイムスロットの構造をよ
り詳細に示す図である。
【図3】本発明を適用した送信装置のブロック図であ
る。
【図4】本発明を適用した受信装置のブロック図であ
る。
【図5】GSM方式に対する互換性を有するOFDM/
TDMAフレームの構造を示す図である。
【図6】OFDM/TDMA方式及びGSM方式に共通
な時間/周波数グリッドを示す図である。
【図7】クロック生成器の構成及び動作を示す図であ
る。
【図8】パイロットシンボルの割り当てを説明する図で
ある。
【図9】図3に示す送信装置の切換器の動作を説明する
図である。
【図10】屋内環境におけるチャンネル減衰を示すグラ
フである。
【図11】屋外環境におけるチャンネル現巣を示すグラ
フである。
【図12】OFDM/TDMAシステムにおける複数の
チャンネルからなる第1のチャンネルグループを示す図
である。
【図13】図12に示すチャンネル内の複数の副搬送波
を示す図である。
【図14】図13に示す2つのチャンネル内の副搬送波
の波形を示す図である。
【図15】図12に示す第1のチャンネルグループとは
異なる第2のチャンネルグループを示す図である。
【図16】標準的なGSMタイムスロットの構造を示す
図である。
【図17】標準的なGSMフレームの構造を示す図であ
る。
【符号の説明】
6 入力端子、7 チャンネル符号化器、8 インター
リーブ器、9a 変調器、9b 切換器、9c パイロ
ットシンボル生成器、10 フーリエ変換器、11 タ
イムスロット生成器、12 D/A変換器、13 RF
アップコンバータ、14 クロック生成器、15 アン
テナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ボンケ ラルフ ドイツ連邦共和国 ディー−70736 フェ ルバッハシュトゥットゥガルター シュト ラーセ 106 ソニー インターナショナ ル(ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミッ ト ベシュレンクテル ハフツング シュ トゥットゥガルト テクノロジーセンター 内 (72)発明者 泉 誠一 ドイツ連邦共和国 ディー−70736 フェ ルバッハシュトゥットゥガルター シュト ラーセ 106 ソニー インターナショナ ル(ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミッ ト ベシュレンクテル ハフツング シュ トゥットゥガルト テクノロジーセンター 内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交周波数分割多重−時分割多元接続方
    式に基づいて信号を送信する送信方法であって、 上記送信される信号が示す情報に応じて任意の数の副搬
    送波を複数のチャンネルに割り当てるステップと、 上記信号を送信するステップとを有し、 上記複数の副搬送波を移動通信グローバル方式の周波数
    チャンネルに対応する周波数帯域に割り当て、生成され
    る直交周波数分割多重−時分割多元接続方式のタイムス
    ロットの整数倍を1又は整数個の移動通信グローバル方
    式のタイムスロットに一致させ、nを2以上の整数とし
    て、パイロットシンボルを(n−1)個おきの副搬送波
    に割り当てることにより、所定数の移動通信グローバル
    方式の周波数チャンネルと、移動通信グローバル方式の
    フレーム内にグループ化された所定数の移動通信グロー
    バル方式のタイムスロットとを有する移動通信グローバ
    ル方式との互換性を実現したことを特徴とする送信方
    法。
  2. 【請求項2】 複数の直交周波数分割多重−時分割多元
    接続方式のタイムスロットが1つの移動通信グローバル
    方式のタイムスロットに対応するとき、隣り合う直交周
    波数分割多重−時分割多元接続方式のタイムスロット内
    のパイロットシンボルは、それぞれ互いに周波数インタ
    ーレース処理を施されることを特徴とする請求項1記載
    の送信方法。
  3. 【請求項3】 上記隣り合う直交周波数分割多重−時分
    割多元接続方式のタイムスロット内の各パイロットシン
    ボルは、隣り合う直交周波数分割多重−時分割多元接続
    方式のタイムスロット内の対応する2つのパイロットシ
    ンボルの中間に位置する周波数帯域を有する副搬送波に
    割り当てられ、それぞれ対称的にインターレース処理さ
    れることを特徴とする請求項2記載の送信方法。
  4. 【請求項4】 上記GSM周波数チャンネルの周波数帯
    域には、48個の副搬送波が割り当てられ、nを6又は
    8とし、2つの直交周波数分割多重−時分割多元接続方
    式のタイムスロットが1つの移動通信グローバル方式の
    タイムスロットに対応することを特徴とする請求項1乃
    至3いずれか1項記載の送信方法。
  5. 【請求項5】 直交周波数分割多重−時分割多元接続方
    式に基づいて信号を送信する送信装置であって、 上記送信される信号が示す情報に応じて任意の数の副搬
    送波を複数のチャンネルに割り当てる割当手段と上記信
    号を送信する送信手段とを備え、 上記割当手段は、上記複数の副搬送波を移動通信グロー
    バル方式の周波数チャンネルに対応する周波数帯域に割
    り当て、生成される直交周波数分割多重−時分割多元接
    続方式のタイムスロットの整数倍を1又は整数個の移動
    通信グローバル方式のタイムスロットに一致させ、nを
    2以上の整数として、パイロットシンボルを(n−1)
    個おきの副搬送波に割り当てることにより、所定数の移
    動通信グローバル方式の周波数チャンネルと、移動通信
    グローバル方式のフレーム内にグループ化された所定数
    の移動通信グローバル方式のタイムスロットとを有する
    移動通信グローバル方式との互換性を実現したことを特
    徴とする送信装置。
  6. 【請求項6】 上記割当手段は、複数の直交周波数分割
    多重−時分割多元接続方式のタイムスロットが1つの移
    動通信グローバル方式のタイムスロットに対応すると
    き、隣り合う直交周波数分割多重−時分割多元接続方式
    のタイムスロット内のパイロットシンボルに対し、それ
    ぞれ互いに周波数インターレース処理を施すことを特徴
    とする請求項5記載の送信装置。
  7. 【請求項7】 上記割当手段は、上記隣り合う直交周波
    数分割多重−時分割多元接続方式のタイムスロット内の
    各パイロットシンボルに対し、隣り合う直交周波数分割
    多重−時分割多元接続方式のタイムスロット内の対応す
    る2つのパイロットシンボルの中間に位置する周波数帯
    域を有する副搬送波に割り当て、それぞれ対称的にイン
    ターレース処理を施すことを特徴とする請求項6記載の
    送信装置。
  8. 【請求項8】 上記割当手段は、上記移動通信グローバ
    ル方式の周波数チャンネルの周波数帯域には、48個の
    副搬送波を割り当て、nを6又は8とし、2つの直交周
    波数分割多重−時分割多元接続方式のタイムスロットを
    1つの移動通信グローバル方式のタイムスロットに対応
    させることを特徴とする請求項5乃至7いずれか1項記
    載の送信装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至4いずれか1項に記載の送
    信方法に基づいて送信された信号を受信する受信方法で
    あって、 上記送信された信号を受信するステップと、 上記受信した信号に含まれるパイロットシンボルに基づ
    いてチャンネル伝達関数を算出するステップと、 上記算出したチャンネル伝達関数に基づいて上記受信し
    た信号内のデータを等化処理するステップとを有する受
    信方法。
  10. 【請求項10】 上記算出するステップにおいて、上記
    受信したパイロットシンボルに基づいて時間及び/又は
    周波数補間を行って上記チャンネル伝達関数を算出する
    ことを特徴とする請求項9記載の受信方法。
  11. 【請求項11】 上記チャネル伝達関数は、チャンネル
    減衰であることこと特徴と請求項9又は10記載の受信
    方法。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至4いずれか1項に記載の
    送信方法に基づいて送信された信号を受信する受信装置
    であって、 上記送信された信号を受信する受信手段と、 上記受信した信号に含まれるパイロットシンボルに基づ
    いてチャンネル伝達関数を算出するステップと、 上記算出したチャンネル伝達関数に基づいて上記受信し
    た信号内のデータを等化処理する等化手段とを有する受
    信装置。
  13. 【請求項13】 上記算出手段は、上記受信したパイロ
    ットシンボルに基づいて時間及び/又は周波数補間を行
    って上記チャンネル伝達関数を算出することを特徴とす
    る請求項12記載の受信装置。
  14. 【請求項14】 上記チャンネル伝達関数は、チャンネ
    ル減衰であることを特徴とする請求項12又は13記載
    の受信装置。
  15. 【請求項15】 請求項5乃至8いずれか1項記載の送
    信装置と、 請求項12乃至14いずれか1項記載の受信装置とを備
    える伝送システム。
JP11043763A 1998-02-22 1999-02-22 送信方法及び送信装置、並びに受信方法及び受信装置 Withdrawn JP2000068975A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP98103101.6 1998-02-22
EP98103101A EP0938208A1 (en) 1998-02-22 1998-02-22 Multicarrier transmission, compatible with the existing GSM system

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000068975A true JP2000068975A (ja) 2000-03-03

Family

ID=8231462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11043763A Withdrawn JP2000068975A (ja) 1998-02-22 1999-02-22 送信方法及び送信装置、並びに受信方法及び受信装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6545997B1 (ja)
EP (1) EP0938208A1 (ja)
JP (1) JP2000068975A (ja)
KR (1) KR19990072821A (ja)
CN (1) CN1218528C (ja)

Cited By (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001156740A (ja) * 1999-11-30 2001-06-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd マルチキャリア通信装置及びマルチキャリア通信方法
JP2002185422A (ja) * 2000-12-08 2002-06-28 Sony Corp 送信装置、受信装置、および通信システム
JP2002537729A (ja) * 1999-02-18 2002-11-05 アイビキュイティ・デジタル・コーポレイション Ofdmデジタル音声放送方式において符号タイミングオフセット及びキャリア周波数エラーを復元するシステム及び方法
JP2003533939A (ja) * 2000-05-19 2003-11-11 インテロン・コーポレーション 確実なofdmフレーム送信のためのフレーム制御エンコーダ/デコーダ
JP2004523934A (ja) 2000-10-10 2004-08-05 ブロードストーム テレコミュニケイションズ インコーポレイテッド 直交周波数分割多重アクセス(ofdma)セルラー・ネットワークの媒体アクセス制御
JP2004529524A (ja) 2000-12-15 2004-09-24 ブロードストーム テレコミュニケイションズ インコーポレイテッド 適応クラスタ構成及び切替による多重キャリア通信
JP2005110228A (ja) * 2003-09-10 2005-04-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd セキュア通信方法および送信装置、受信装置
JP2006504367A (ja) * 2002-10-25 2006-02-02 クゥアルコム・インコーポレイテッド 複数のシンボル長を使用する多重キャリア送信
JP2006238215A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Sony Corp 無線通信装置及び無線通信方法
JP2007520162A (ja) * 2004-01-28 2007-07-19 クゥアルコム・インコーポレイテッド Ofdmシステムにおける超過遅延軽減のための時間フィルタ処理
JP2007538477A (ja) * 2004-05-18 2007-12-27 クゥアルコム・インコーポレイテッド Ofdmシステムのためのスロットからインターレースおよびインターレースからスロットへの変換器
WO2008065901A1 (fr) * 2006-11-29 2008-06-05 Kyocera Corporation Système de communication radio, dispositif de communication radio, et procédé de communication radio
JPWO2006075386A1 (ja) * 2005-01-14 2008-06-12 富士通株式会社 周波数分割通信システム
JP2008526126A (ja) * 2004-12-22 2008-07-17 クゥアルコム・インコーポレイテッド 先頭のパイロット周波数選択
JP2009534995A (ja) 2006-04-24 2009-09-24 クゥアルコム・インコーポレイテッド 複雑さの低減されたビームステアードmimoofdmシステム
US7646702B2 (en) 2000-11-17 2010-01-12 Panasonic Corporation OFDM communication apparatus
JP2010063177A (ja) * 2009-12-14 2010-03-18 Sony Corp 送信装置、受信装置、および通信システム
WO2010032548A1 (ja) * 2008-09-17 2010-03-25 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ Ofdm変復調方法、ofdm変調装置、ofdm復調装置およびofdm変復調システム
JP2010074817A (ja) * 2009-07-27 2010-04-02 Ntt Docomo Inc Ofdm変復調方法、ofdm変調装置およびofdm復調装置
US7907593B2 (en) 2004-05-04 2011-03-15 Qualcomm Incorporated Staggered pilot transmission for channel estimation and time tracking
US8027399B2 (en) 2004-01-21 2011-09-27 Qualcomm Incorporated Pilot transmission and channel estimation for an OFDM system with excess delay spread
US8189539B2 (en) 2004-07-29 2012-05-29 Qualcomm Incorporated System and method for frequency diversity
US8204004B2 (en) 2004-03-05 2012-06-19 Ntt Docomo, Inc. Frequency channel assignment system, base station, control station, inter-system common control apparatus, frequency channel assignment method, and control method
US8391410B2 (en) 2004-07-29 2013-03-05 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for configuring a pilot symbol in a wireless communication system
US8711763B2 (en) 2002-10-25 2014-04-29 Qualcomm Incorporated Random access for wireless multiple-access communication systems
US8750151B2 (en) 2002-10-25 2014-06-10 Qualcomm Incorporated Channel calibration for a time division duplexed communication system
US8767701B2 (en) 2004-07-15 2014-07-01 Qualcomm Incorporated Unified MIMO transmission and reception
US8855226B2 (en) 2005-05-12 2014-10-07 Qualcomm Incorporated Rate selection with margin sharing
US8873365B2 (en) 2002-10-25 2014-10-28 Qualcomm Incorporated Transmit diversity processing for a multi-antenna communication system
US8891414B2 (en) 2000-12-15 2014-11-18 Adaptix, Inc. Multi-carrier communications with adaptive cluster configuration and switching
US8903016B2 (en) 2003-12-17 2014-12-02 Qualcomm Incorporated Spatial spreading in a multi-antenna communication system
US8909174B2 (en) 2004-05-07 2014-12-09 Qualcomm Incorporated Continuous beamforming for a MIMO-OFDM system
US8913529B2 (en) 2002-10-25 2014-12-16 Qualcomm Incorporated MIMO WLAN system
JP2015510724A (ja) * 2012-01-30 2015-04-09 ゼットティーイー (ユーエスエー) インコーポレイテッド 物理ダウンリンク制御チャネル多重化のための方法およびシステム
US9031097B2 (en) 2002-10-25 2015-05-12 Qualcomm Incorporated MIMO system with multiple spatial multiplexing modes
US9042212B2 (en) 2005-07-29 2015-05-26 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for communicating network identifiers in a communication system
US9246728B2 (en) 2004-07-29 2016-01-26 Qualcomm Incorporated System and method for frequency diversity
US9312935B2 (en) 2002-10-25 2016-04-12 Qualcomm Incorporated Pilots for MIMO communication systems
US9391751B2 (en) 2005-07-29 2016-07-12 Qualcomm Incorporated System and method for frequency diversity
US9473269B2 (en) 2003-12-01 2016-10-18 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for providing an efficient control channel structure in a wireless communication system

Families Citing this family (112)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1018827B1 (en) 1999-01-08 2004-05-06 Sony International (Europe) GmbH Synchronisation structure for OFDM system
US7079506B1 (en) * 1999-05-28 2006-07-18 Nokia Corporation Enhancements to the 3-carrier compact solution for IS-136HS
JP4409743B2 (ja) * 2000-02-25 2010-02-03 パナソニック株式会社 無線通信装置及び無線通信方式
JP3485860B2 (ja) * 2000-03-27 2004-01-13 松下電器産業株式会社 基地局装置及び無線通信方法
US6807146B1 (en) * 2000-04-21 2004-10-19 Atheros Communications, Inc. Protocols for scalable communication system using overland signals and multi-carrier frequency communication
DE60139771D1 (de) 2000-04-22 2009-10-15 Atheros Comm Inc Auf ein drahtloses übertragungssystem und erhöhung des durchsatzes desselben
JP2002009733A (ja) * 2000-06-27 2002-01-11 Hitachi Kokusai Electric Inc 直交周波数分割多重変調方式の伝送装置
EP2262151B1 (en) * 2000-07-05 2017-10-04 Sony Deutschland Gmbh Pilot pattern design for multiple antennas in an OFDM system
AU2001282424A1 (en) * 2000-07-24 2002-02-05 Runcom Communications Ltd. Wireless interactive system and method
EP1178640B1 (en) * 2000-08-01 2006-05-24 Sony Deutschland GmbH Device and method for channel estimating an OFDM system
DE60037583T2 (de) * 2000-08-24 2009-01-08 Sony Deutschland Gmbh Kommunikationseinrichtung zum Senden und Empfangen von OFDM Signalen in einem Funkkommunikationssystem
EP1187387A1 (en) * 2000-09-08 2002-03-13 Alcatel Multicarrier GSM receiver
US6721569B1 (en) * 2000-09-29 2004-04-13 Nortel Networks Limited Dynamic sub-carrier assignment in OFDM systems
US6870808B1 (en) 2000-10-18 2005-03-22 Adaptix, Inc. Channel allocation in broadband orthogonal frequency-division multiple-access/space-division multiple-access networks
DE60044436D1 (de) 2000-11-03 2010-07-01 Sony Deutschland Gmbh Sendeleistungsregelung für OFDM-Kommunikationsverbindungen
US6804223B2 (en) * 2000-11-30 2004-10-12 Ipr Licensing, Inc. Reverse link pilot integrated with block codes
CA2431849C (en) * 2000-12-15 2013-07-30 Broadstrom Telecommunications, Inc. Multi-carrier communications with group-based subcarrier allocation
US7164669B2 (en) * 2001-01-19 2007-01-16 Adaptix, Inc. Multi-carrier communication with time division multiplexing and carrier-selective loading
US6810236B2 (en) * 2001-05-14 2004-10-26 Interdigital Technology Corporation Dynamic channel quality measurement procedure for adaptive modulation and coding techniques
US6975583B2 (en) * 2001-05-14 2005-12-13 Intel Corporation Technique for continuous OFDM modulation
FR2825551B1 (fr) * 2001-05-30 2003-09-19 Wavecom Sa Procede d'estimation de la fonction de transfert d'un canal de transmission d'un signal multiporteuse, procede de reception d'un signal numerique, et recepteur d'un signal multiporteuse correspondants
GB0116015D0 (en) * 2001-06-29 2001-08-22 Simoco Digital Systems Ltd Communications systems
JP4171261B2 (ja) 2001-08-27 2008-10-22 松下電器産業株式会社 無線通信装置及び無線通信方法
WO2003036849A1 (de) * 2001-09-28 2003-05-01 Siemens Aktiengesellschaft Geschwindigkeitsabhängige mehrträgermodulation
US6758836B2 (en) * 2002-02-07 2004-07-06 C. R. Bard, Inc. Split tip dialysis catheter
JP3898533B2 (ja) * 2002-03-11 2007-03-28 シャープ株式会社 無線通信システム
JP2003309533A (ja) * 2002-04-17 2003-10-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線送信装置、無線受信装置及びその方法
EP1919152B1 (en) * 2002-06-27 2012-10-03 Nortel Networks Limited Dual-mode shared OFDM methods/transmitters, receivers and systems
US8194770B2 (en) * 2002-08-27 2012-06-05 Qualcomm Incorporated Coded MIMO systems with selective channel inversion applied per eigenmode
DE10239810A1 (de) 2002-08-29 2004-03-11 Siemens Ag Verfahren und Sendeeinrichtung zum Übertragen von Daten in einem Mehrträgersystem
US7324429B2 (en) 2002-10-25 2008-01-29 Qualcomm, Incorporated Multi-mode terminal in a wireless MIMO system
US8218609B2 (en) * 2002-10-25 2012-07-10 Qualcomm Incorporated Closed-loop rate control for a multi-channel communication system
US8570988B2 (en) 2002-10-25 2013-10-29 Qualcomm Incorporated Channel calibration for a time division duplexed communication system
MXPA05004311A (es) * 2002-10-25 2005-08-03 Qualcomm Inc Deteccion y demodulacion de datos para sistemas de comunicaciones inalambricas.
US8170513B2 (en) * 2002-10-25 2012-05-01 Qualcomm Incorporated Data detection and demodulation for wireless communication systems
US7039001B2 (en) * 2002-10-29 2006-05-02 Qualcomm, Incorporated Channel estimation for OFDM communication systems
US7042857B2 (en) 2002-10-29 2006-05-09 Qualcom, Incorporated Uplink pilot and signaling transmission in wireless communication systems
EP1566907B1 (en) * 2002-11-20 2010-06-23 NTT DoCoMo, Inc. Communication system, communication method, transmission device, reception device, and control program
KR100507519B1 (ko) 2002-12-13 2005-08-17 한국전자통신연구원 Ofdma 기반 셀룰러 시스템의 하향링크를 위한 신호구성 방법 및 장치
US6873614B2 (en) * 2002-12-19 2005-03-29 Motorola, Inc. Digital communication system having improved color code capability
US20040152479A1 (en) * 2003-01-31 2004-08-05 Rainbolt Bradley J. Data channel procedure for systems employing frequency diversity
US7177297B2 (en) * 2003-05-12 2007-02-13 Qualcomm Incorporated Fast frequency hopping with a code division multiplexed pilot in an OFDMA system
AU2004247167B2 (en) * 2003-06-18 2007-11-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for transmitting and receiving a pilot pattern for identification of a base station in an OFDM communication system
CN1567764B (zh) * 2003-06-23 2010-05-12 北京三星通信技术研究有限公司 多用户ofdma***中子信道生成和分配方法
CN1567765B (zh) * 2003-06-23 2010-06-16 北京三星通信技术研究有限公司 Ofdma***中导频传输和分配方法
WO2005002257A2 (en) * 2003-06-23 2005-01-06 Quorum Systems, Inc. Time interleaved multiple standard single radio system apparatus and method
KR101160135B1 (ko) * 2003-08-12 2012-06-26 파나소닉 주식회사 무선 통신 장치 및 파일럿 심볼 전송 방법
EP1511210B1 (en) * 2003-08-28 2011-11-09 Motorola Solutions, Inc. OFDM channel estimation and tracking for multiple transmit antennas
US8477809B2 (en) * 2003-09-02 2013-07-02 Qualcomm Incorporated Systems and methods for generalized slot-to-interlace mapping
US8599764B2 (en) * 2003-09-02 2013-12-03 Qualcomm Incorporated Transmission of overhead information for reception of multiple data streams
US7221680B2 (en) * 2003-09-02 2007-05-22 Qualcomm Incorporated Multiplexing and transmission of multiple data streams in a wireless multi-carrier communication system
US8509051B2 (en) * 2003-09-02 2013-08-13 Qualcomm Incorporated Multiplexing and transmission of multiple data streams in a wireless multi-carrier communication system
US8526412B2 (en) * 2003-10-24 2013-09-03 Qualcomm Incorporated Frequency division multiplexing of multiple data streams in a wireless multi-carrier communication system
US8611283B2 (en) * 2004-01-28 2013-12-17 Qualcomm Incorporated Method and apparatus of using a single channel to provide acknowledgement and assignment messages
KR100640516B1 (ko) 2004-02-27 2006-10-30 삼성전자주식회사 직교주파수분할다중화 통신 시스템에서 채널품질 정보의전송방법 및 장치
KR100651454B1 (ko) * 2004-03-05 2006-11-29 삼성전자주식회사 직교 주파수 분할 다중 접속 셀룰러 통신 시스템에서 부채널 할당 방법
KR100620914B1 (ko) * 2004-04-07 2006-09-13 삼성전자주식회사 광대역 무선통신시스템에서 에이엠씨 모드와 다이버시티 모드를 스위칭하기 위한 장치 및 방법
US7516029B2 (en) 2004-06-09 2009-04-07 Rambus, Inc. Communication channel calibration using feedback
KR101053610B1 (ko) * 2004-06-25 2011-08-03 엘지전자 주식회사 Ofdm/ofdma 시스템의 무선자원 할당 방법
US8027243B2 (en) * 2004-06-25 2011-09-27 Lg Electronics Inc. Allocation of radio resource in orthogonal frequency division multiplexing system
US8891349B2 (en) 2004-07-23 2014-11-18 Qualcomm Incorporated Method of optimizing portions of a frame
US7382842B2 (en) * 2004-08-02 2008-06-03 Beceem Communications Inc. Method and system for performing channel estimation in a multiple antenna block transmission system
US7573851B2 (en) * 2004-12-07 2009-08-11 Adaptix, Inc. Method and system for switching antenna and channel assignments in broadband wireless networks
US8238923B2 (en) * 2004-12-22 2012-08-07 Qualcomm Incorporated Method of using shared resources in a communication system
US7453849B2 (en) * 2004-12-22 2008-11-18 Qualcomm Incorporated Method of implicit deassignment of resources
US8831115B2 (en) * 2004-12-22 2014-09-09 Qualcomm Incorporated MC-CDMA multiplexing in an orthogonal uplink
CA2600767A1 (en) * 2005-03-10 2006-09-21 Qualcomm Incorporated Timing synchronization and channel estimation at a transition between local and wide area waveforms using a designated tdm pilot
ES2421782T3 (es) * 2005-04-29 2013-09-05 Sony Deutschland Gmbh Dispositivo de transmisión, dispositivo de recepción y método de comunicación para un sistema de comunicaciones OFDM con nueva estructura del preámbulo
WO2006121302A1 (en) * 2005-05-13 2006-11-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for indexing physical channels in an ofdma system
KR100933157B1 (ko) * 2005-05-13 2009-12-21 삼성전자주식회사 직교 주파수 분할 다중 접속 시스템에서 물리채널 색인구성방법 및 장치
US7957327B2 (en) * 2005-05-18 2011-06-07 Qualcomm Incorporated Efficient support for TDD beamforming via constrained hopping and on-demand pilot
JP4869724B2 (ja) * 2005-06-14 2012-02-08 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 送信装置、送信方法、受信装置及び受信方法
US8358714B2 (en) 2005-06-16 2013-01-22 Qualcomm Incorporated Coding and modulation for multiple data streams in a communication system
US8730877B2 (en) * 2005-06-16 2014-05-20 Qualcomm Incorporated Pilot and data transmission in a quasi-orthogonal single-carrier frequency division multiple access system
EP1917749B8 (en) * 2005-08-23 2016-03-16 Electronics and Telecommunications Research Institute Transmitter in fdma communication system and method for configuring pilot channel
KR100975719B1 (ko) * 2005-09-07 2010-08-12 삼성전자주식회사 직교 주파수 분할 다중 접속 방식을 사용하는 이동 통신시스템에서 서브 채널 할당 방법
EP1929735B1 (en) * 2005-09-27 2019-01-16 Nokia Technologies Oy Pilot structure for multicarrier transmissions
WO2007042898A1 (en) * 2005-10-07 2007-04-19 Nokia Corporation Apparatus, method and computer program product providing common pilot channel for soft frequency reuse
EP1786220A1 (en) * 2005-11-10 2007-05-16 Research In Motion Limited Notification of the allocation of communication resources in a multicarrier radio communication system
DE602005006292T2 (de) * 2005-11-10 2009-07-23 Research In Motion Ltd., Waterloo Verfahren und Vorrichtung zur Kanalzuteilung für Datenkommunikation in einem Funk-Kommunikationssystem
ES2306036T3 (es) * 2005-11-10 2008-11-01 Research In Motion Limited Aparato y metodo para proporcionar una notificacion de asignacion de los resursos de comunicacion al utilizar un indicador de conjunto de flujo temporal.
US7885215B2 (en) 2005-11-10 2011-02-08 Research In Motion Limited Method and apparatus for allocating communication resources to communicate data in a radio communication system
EP1786164A1 (en) 2005-11-10 2007-05-16 Research In Motion Limited Method and apparatus for communicating data upon multiple radio carriers
ES2299970T3 (es) * 2005-11-10 2008-06-01 Research In Motion Limited Metodo y aparato para asignar recursos de comunicaciones para comunicar datos en un sistema de comunicaciones por radio.
US7564823B2 (en) 2005-11-10 2009-07-21 Research In Motion Limited Method and apparatus for communicating data upon multiple radio carriers
US7583640B2 (en) 2005-11-10 2009-09-01 Research In Motion Limited Apparatus and method for providing notification of allocation of communication resources in a radio communication system
US8335207B2 (en) * 2005-12-30 2012-12-18 Samsung Electronics Co., Ltd. Link mobility tracking and its application to mobile ad hoc networks
US8811369B2 (en) * 2006-01-11 2014-08-19 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for supporting multiple communications modes of operation
US8755362B2 (en) 2006-01-11 2014-06-17 Qualcomm Incorporated Wireless communication methods and apparatus supporting paging and peer to peer communications
CA2637594C (en) * 2006-01-18 2014-04-29 Ntt Docomo, Inc. Base station, communication terminal, transmission method and reception method
CN101405950B (zh) * 2006-01-18 2013-09-11 株式会社Ntt都科摩 发送装置和发送方法
US8027306B2 (en) * 2006-02-17 2011-09-27 Lg Electronics Inc. Miscellaneous improvements on the HRPD system
US8121105B2 (en) 2006-04-25 2012-02-21 Nec Corporation Pilot signal transmission method and radio communication apparatus
US8023574B2 (en) * 2006-05-05 2011-09-20 Intel Corporation Method and apparatus to support scalability in a multicarrier network
EP2070301A4 (en) * 2006-08-08 2013-09-25 Blackberry Ltd METHOD AND SYSTEM FOR WIRELESS COMMUNICATION IN SEVERAL OPERATING ENVIRONMENTS
US8509323B2 (en) 2006-08-22 2013-08-13 Motorola Mobility Llc Resource allocation including a DC sub-carrier in a wireless communication system
JP5092350B2 (ja) * 2006-10-26 2012-12-05 富士通株式会社 パイロット信号伝送方法及び移動通信システム
WO2008096591A1 (ja) * 2007-02-09 2008-08-14 Sharp Kabushiki Kaisha Ofdm送信機及びofdm受信機
KR101143294B1 (ko) 2007-05-01 2012-05-24 퀄컴 인코포레이티드 무선 통신 시스템에 대한 포지션 로케이션
US8412227B2 (en) 2007-05-18 2013-04-02 Qualcomm Incorporated Positioning using enhanced pilot signal
US9119026B2 (en) * 2007-05-18 2015-08-25 Qualcomm Incorporated Enhanced pilot signal
US20090175210A1 (en) * 2007-07-26 2009-07-09 Qualcomm Incorporated Multiplexing and transmission of multiple data streams in a wireless multi-carrier communication system
JP2011502386A (ja) * 2007-10-17 2011-01-20 ゼットティーイー ユー.エス.エー. インコーポレイテッド 通信システムのためのofdm/ofdmaフレーム構造
US8369301B2 (en) * 2007-10-17 2013-02-05 Zte (Usa) Inc. OFDM/OFDMA frame structure for communication systems
KR101533457B1 (ko) * 2007-11-29 2015-07-03 엘지전자 주식회사 무선통신 시스템에서 제어신호 전송방법
KR101467570B1 (ko) * 2007-11-29 2014-12-01 엘지전자 주식회사 무선통신 시스템에서 무선자원 할당방법
KR101541910B1 (ko) * 2007-11-29 2015-08-04 엘지전자 주식회사 무선통신 시스템에서 ack/nack 신호 전송방법
KR101397248B1 (ko) * 2007-12-16 2014-05-20 엘지전자 주식회사 다중안테나 시스템에서 데이터 전송방법
US8595501B2 (en) * 2008-05-09 2013-11-26 Qualcomm Incorporated Network helper for authentication between a token and verifiers
JP5555763B2 (ja) 2009-03-17 2014-07-23 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド サウンディング参照信号(srs)送信の電力制御のための方法および機器
JP2013520108A (ja) 2010-02-12 2013-05-30 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド ダウンリンク協調コンポーネントキャリアを介してセルエッジユーザパフォーマンスを向上させるため、および無線リンク障害条件をシグナリングするための方法および装置
TWI462514B (zh) * 2011-09-29 2014-11-21 Inst Information Industry 分時多工正交分頻多工分佈式天線系統、基地台及遠端存取組件

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2658016B1 (fr) * 1990-02-06 1994-01-21 Etat Francais Cnet Procede de diffusion de donnees numeriques, notamment pour la radiodiffusion a haut debit vers des mobiles, a entrelacement temps-frequence et demodulation coherente, et recepteur correspondant.
EP0562868A3 (en) * 1992-03-27 1994-07-06 Wi Lan Inc Method and apparatus for multiple access between tansceivers in wireless communication using OFDM spread spectrum.
JP3145003B2 (ja) * 1995-03-23 2001-03-12 株式会社東芝 直交周波数分割多重伝送方式とその送信装置および受信装置
US5726978A (en) * 1995-06-22 1998-03-10 Telefonaktiebolaget L M Ericsson Publ. Adaptive channel allocation in a frequency division multiplexed system
FI99252C (fi) * 1995-07-03 1997-12-29 Nokia Mobile Phones Ltd Yhdistetty radiosignaalin modulointi- ja monikäyttömenetelmä
SE515752C2 (sv) * 1995-08-28 2001-10-08 Telia Ab Direktåtkomst i OFDM-system
JP3780551B2 (ja) * 1996-01-29 2006-05-31 ソニー株式会社 多元接続による信号送信方法及び装置
US5684795A (en) * 1996-01-30 1997-11-04 Motorola, Inc. Method and apparatus for controlling a fractional-N synthesizer in a time division multiple access system
JPH09321682A (ja) * 1996-05-27 1997-12-12 Sony Corp 通信システム,通信方法及び端末装置
JPH1065604A (ja) * 1996-08-23 1998-03-06 Sony Corp 通信方法、基地局及び端末装置
DE69838807T2 (de) * 1998-02-18 2008-10-30 Sony Deutschland Gmbh Abbildung von Mehrträgersignalen in GSM-Zeitschlitzen

Cited By (85)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002537729A (ja) * 1999-02-18 2002-11-05 アイビキュイティ・デジタル・コーポレイション Ofdmデジタル音声放送方式において符号タイミングオフセット及びキャリア周波数エラーを復元するシステム及び方法
JP2001156740A (ja) * 1999-11-30 2001-06-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd マルチキャリア通信装置及びマルチキャリア通信方法
JP2003533939A (ja) * 2000-05-19 2003-11-11 インテロン・コーポレーション 確実なofdmフレーム送信のためのフレーム制御エンコーダ/デコーダ
JP2004523934A (ja) 2000-10-10 2004-08-05 ブロードストーム テレコミュニケイションズ インコーポレイテッド 直交周波数分割多重アクセス(ofdma)セルラー・ネットワークの媒体アクセス制御
US7646702B2 (en) 2000-11-17 2010-01-12 Panasonic Corporation OFDM communication apparatus
US8238226B2 (en) 2000-11-17 2012-08-07 Panasonic Corperation OFDM communication apparatus
US10492199B2 (en) 2000-12-08 2019-11-26 Wi-Fi One, Llc Transmitting apparatus, receiving apparatus, and communication system for formatting data
US8971939B2 (en) 2000-12-08 2015-03-03 Sony Corporation Transmitting apparatus, receiving apparatus, and communication system for formatting data
JP2002185422A (ja) * 2000-12-08 2002-06-28 Sony Corp 送信装置、受信装置、および通信システム
US9374156B2 (en) 2000-12-08 2016-06-21 Sony Corporation Transmitting apparatus, receiving apparatus, and communication system for formatting data
JP4529281B2 (ja) * 2000-12-08 2010-08-25 ソニー株式会社 送信装置、受信装置、および通信システム
US9413452B2 (en) 2000-12-08 2016-08-09 Sony Corporation Transmitting apparatus, receiving apparatus, and communication system for formatting data
US7983140B2 (en) 2000-12-08 2011-07-19 Sony Corporation Transmitting apparatus, receiving apparatus, and communication system for formatting data
US8842645B2 (en) 2000-12-08 2014-09-23 Sony Corporation Transmitting apparatus, receiving apparatus, and communication system for formatting data
US8891414B2 (en) 2000-12-15 2014-11-18 Adaptix, Inc. Multi-carrier communications with adaptive cluster configuration and switching
US9191138B2 (en) 2000-12-15 2015-11-17 Adaptix, Inc. OFDMA with adaptive subcarrier-cluster configuration and selective loading
JP2004529524A (ja) 2000-12-15 2004-09-24 ブロードストーム テレコミュニケイションズ インコーポレイテッド 適応クラスタ構成及び切替による多重キャリア通信
US9203553B1 (en) 2000-12-15 2015-12-01 Adaptix, Inc. OFDMA with adaptive subcarrier-cluster configuration and selective loading
US9210708B1 (en) 2000-12-15 2015-12-08 Adaptix, Inc. OFDMA with adaptive subcarrier-cluster configuration and selective loading
US9219572B2 (en) 2000-12-15 2015-12-22 Adaptix, Inc. OFDMA with adaptive subcarrier-cluster configuration and selective loading
US8964719B2 (en) 2000-12-15 2015-02-24 Adaptix, Inc. OFDMA with adaptive subcarrier-cluster configuration and selective loading
US8934375B2 (en) 2000-12-15 2015-01-13 Adaptix, Inc. OFDMA with adaptive subcarrier-cluster configuration and selective loading
US8934445B2 (en) 2000-12-15 2015-01-13 Adaptix, Inc. Multi-carrier communications with adaptive cluster configuration and switching
US9344211B2 (en) 2000-12-15 2016-05-17 Adaptix, Inc. OFDMA with adaptive subcarrier-cluster configuration and selective loading
US8958386B2 (en) 2000-12-15 2015-02-17 Adaptix, Inc. Multi-carrier communications with adaptive cluster configuration and switching
US10382106B2 (en) 2002-10-25 2019-08-13 Qualcomm Incorporated Pilots for MIMO communication systems
US9312935B2 (en) 2002-10-25 2016-04-12 Qualcomm Incorporated Pilots for MIMO communication systems
US9031097B2 (en) 2002-10-25 2015-05-12 Qualcomm Incorporated MIMO system with multiple spatial multiplexing modes
US9240871B2 (en) 2002-10-25 2016-01-19 Qualcomm Incorporated MIMO WLAN system
JP2012105278A (ja) * 2002-10-25 2012-05-31 Qualcomm Inc 複数のシンボル長を使用する多重キャリア送信
US9048892B2 (en) 2002-10-25 2015-06-02 Qualcomm Incorporated MIMO system with multiple spatial multiplexing modes
US9154274B2 (en) 2002-10-25 2015-10-06 Qualcomm Incorporated OFDM communication system with multiple OFDM symbol sizes
JP2006504367A (ja) * 2002-10-25 2006-02-02 クゥアルコム・インコーポレイテッド 複数のシンボル長を使用する多重キャリア送信
US9013974B2 (en) 2002-10-25 2015-04-21 Qualcomm Incorporated MIMO WLAN system
US8873365B2 (en) 2002-10-25 2014-10-28 Qualcomm Incorporated Transmit diversity processing for a multi-antenna communication system
US9967005B2 (en) 2002-10-25 2018-05-08 Qualcomm Incorporated Pilots for MIMO communication systems
US8934329B2 (en) 2002-10-25 2015-01-13 Qualcomm Incorporated Transmit diversity processing for a multi-antenna communication system
US8913529B2 (en) 2002-10-25 2014-12-16 Qualcomm Incorporated MIMO WLAN system
US8750151B2 (en) 2002-10-25 2014-06-10 Qualcomm Incorporated Channel calibration for a time division duplexed communication system
US8711763B2 (en) 2002-10-25 2014-04-29 Qualcomm Incorporated Random access for wireless multiple-access communication systems
US8457234B2 (en) 2003-09-10 2013-06-04 Panasonic Corporation Radio communication method and apparatus selectively employing a plurality of antennas
JP2005110228A (ja) * 2003-09-10 2005-04-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd セキュア通信方法および送信装置、受信装置
US9876609B2 (en) 2003-12-01 2018-01-23 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for providing an efficient control channel structure in a wireless communication system
US9473269B2 (en) 2003-12-01 2016-10-18 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for providing an efficient control channel structure in a wireless communication system
US10742358B2 (en) 2003-12-01 2020-08-11 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for providing an efficient control channel structure in a wireless communication system
US9787375B2 (en) 2003-12-17 2017-10-10 Qualcomm Incorporated Spatial spreading in a multi-antenna communication system
US8903016B2 (en) 2003-12-17 2014-12-02 Qualcomm Incorporated Spatial spreading in a multi-antenna communication system
US10476560B2 (en) 2003-12-17 2019-11-12 Qualcomm Incorporated Spatial spreading in a multi-antenna communication system
US11171693B2 (en) 2003-12-17 2021-11-09 Qualcomm Incorporated Spatial spreading in a multi-antenna communication system
US8027399B2 (en) 2004-01-21 2011-09-27 Qualcomm Incorporated Pilot transmission and channel estimation for an OFDM system with excess delay spread
US8537908B2 (en) 2004-01-21 2013-09-17 Qualcomm Incorporated Pilot transmission and channel estimation for an OFDM system with excess delay spread
JP2007520162A (ja) * 2004-01-28 2007-07-19 クゥアルコム・インコーポレイテッド Ofdmシステムにおける超過遅延軽減のための時間フィルタ処理
US8553822B2 (en) 2004-01-28 2013-10-08 Qualcomm Incorporated Time filtering for excess delay mitigation in OFDM systems
EP2533594A2 (en) 2004-03-05 2012-12-12 NTT DoCoMo, Inc. Frequency channel assignment system, base station, control station, inter-system common control apparatus, frequency channel assignment method, and control method
US8204004B2 (en) 2004-03-05 2012-06-19 Ntt Docomo, Inc. Frequency channel assignment system, base station, control station, inter-system common control apparatus, frequency channel assignment method, and control method
US7907593B2 (en) 2004-05-04 2011-03-15 Qualcomm Incorporated Staggered pilot transmission for channel estimation and time tracking
US8923785B2 (en) 2004-05-07 2014-12-30 Qualcomm Incorporated Continuous beamforming for a MIMO-OFDM system
US8909174B2 (en) 2004-05-07 2014-12-09 Qualcomm Incorporated Continuous beamforming for a MIMO-OFDM system
JP2007538477A (ja) * 2004-05-18 2007-12-27 クゥアルコム・インコーポレイテッド Ofdmシステムのためのスロットからインターレースおよびインターレースからスロットへの変換器
US8767701B2 (en) 2004-07-15 2014-07-01 Qualcomm Incorporated Unified MIMO transmission and reception
US8189539B2 (en) 2004-07-29 2012-05-29 Qualcomm Incorporated System and method for frequency diversity
US9003243B2 (en) 2004-07-29 2015-04-07 Qualcomm Incorporated System and method for modulation diversity
JP2013232913A (ja) * 2004-07-29 2013-11-14 Qualcomm Inc 変調ダイバーシティのためのシステム及び方法
US9246728B2 (en) 2004-07-29 2016-01-26 Qualcomm Incorporated System and method for frequency diversity
US8391410B2 (en) 2004-07-29 2013-03-05 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for configuring a pilot symbol in a wireless communication system
US8009551B2 (en) 2004-12-22 2011-08-30 Qualcomm Incorporated Initial pilot frequency selection
JP2008526126A (ja) * 2004-12-22 2008-07-17 クゥアルコム・インコーポレイテッド 先頭のパイロット周波数選択
JPWO2006075386A1 (ja) * 2005-01-14 2008-06-12 富士通株式会社 周波数分割通信システム
JP2006238215A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Sony Corp 無線通信装置及び無線通信方法
JP4635642B2 (ja) * 2005-02-25 2011-02-23 ソニー株式会社 無線通信装置及び無線通信方法
US8855226B2 (en) 2005-05-12 2014-10-07 Qualcomm Incorporated Rate selection with margin sharing
US9391751B2 (en) 2005-07-29 2016-07-12 Qualcomm Incorporated System and method for frequency diversity
US9042212B2 (en) 2005-07-29 2015-05-26 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for communicating network identifiers in a communication system
US8824583B2 (en) 2006-04-24 2014-09-02 Qualcomm Incorporated Reduced complexity beam-steered MIMO OFDM system
JP2009534995A (ja) 2006-04-24 2009-09-24 クゥアルコム・インコーポレイテッド 複雑さの低減されたビームステアードmimoofdmシステム
WO2008065901A1 (fr) * 2006-11-29 2008-06-05 Kyocera Corporation Système de communication radio, dispositif de communication radio, et procédé de communication radio
WO2010032548A1 (ja) * 2008-09-17 2010-03-25 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ Ofdm変復調方法、ofdm変調装置、ofdm復調装置およびofdm変復調システム
JP2010074398A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Ntt Docomo Inc Ofdm変復調方法、ofdm変調装置、ofdm復調装置およびofdm変復調システム
US8451882B2 (en) 2008-09-17 2013-05-28 Ntt Docomo, Inc. OFDM modulation/demodulation method, OFDM modulation device, OFDM demodulation device, and OFDM modulation/demodulation system
JP2010074817A (ja) * 2009-07-27 2010-04-02 Ntt Docomo Inc Ofdm変復調方法、ofdm変調装置およびofdm復調装置
JP4495243B2 (ja) * 2009-07-27 2010-06-30 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ Ofdm変復調方法、ofdm変調装置およびofdm復調装置
JP2010063177A (ja) * 2009-12-14 2010-03-18 Sony Corp 送信装置、受信装置、および通信システム
JP4586933B2 (ja) * 2009-12-14 2010-11-24 ソニー株式会社 送信装置、受信装置、および通信システム
JP2015510724A (ja) * 2012-01-30 2015-04-09 ゼットティーイー (ユーエスエー) インコーポレイテッド 物理ダウンリンク制御チャネル多重化のための方法およびシステム
US9532350B2 (en) 2012-01-30 2016-12-27 Zte (Usa) Inc. Method and system for physical downlink control channel multiplexing

Also Published As

Publication number Publication date
CN1234661A (zh) 1999-11-10
US6545997B1 (en) 2003-04-08
EP0938208A1 (en) 1999-08-25
KR19990072821A (ko) 1999-09-27
CN1218528C (zh) 2005-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000068975A (ja) 送信方法及び送信装置、並びに受信方法及び受信装置
US6535501B1 (en) Transmission method and transmission apparatus for transmitting signals on the basis of a OFDM/TDMA-system in a GSM/system
US6567383B1 (en) Header structure for TDD systems
EP2213018B1 (en) Random access cyclic prefix dimensioning in wireless networks
US8797923B2 (en) Method for transmitting uplink sounding reference signal for LTE system
JP5062852B2 (ja) パイロット信号伝送の方法
EP0939527B1 (en) Mapping of multicarrier signals into GSM time slots
US7133352B1 (en) Bi-directional communication channel
EP2721793B1 (en) Method and apparatus for transmitting and receiving time division duplex frame configuration information in wireless communication system
US7848438B2 (en) Method and apparatus for pilot signal transmission
EP2296329B1 (en) Resource allocation including a DC sub-carrier in a wireless communication system
KR101498030B1 (ko) 이종 tdd 시스템 환경에서 프레임의 시간 영역 구조설정 방법
EP3537681A1 (en) Preambles in ofdma system
US20080080627A1 (en) Controlling filter in connection with cyclic transmission format
JP2002300628A (ja) ハンドオーバーの処理方法及びその送受信装置
JPH10145854A (ja) 通信方法、基地局及び端末装置
KR101633128B1 (ko) 무선 통신 시스템에서 동기 단말을 위한 레인징 채널 할당 방법 및 장치
JP5674932B2 (ja) レンジングチャンネル構造及び方法
KR101230777B1 (ko) 주파수 분할 다중 접속 시스템에서 역방향 동기 채널의자원 할당 방법 및 장치
Vandenameele et al. Integration of SDMA in a MAC Protocol

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060509