JP2000067659A - フラットハーネス - Google Patents

フラットハーネス

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JP2000067659A
JP2000067659A JP10231586A JP23158698A JP2000067659A JP 2000067659 A JP2000067659 A JP 2000067659A JP 10231586 A JP10231586 A JP 10231586A JP 23158698 A JP23158698 A JP 23158698A JP 2000067659 A JP2000067659 A JP 2000067659A
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JP
Japan
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harness
insulating film
locking
mount
anchor
Prior art date
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Withdrawn
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JP10231586A
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English (en)
Inventor
Koichi Murakami
好一 村上
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Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリップ等の別部品を用いることなく、フラ
ットハーネスを取付体へ取付けることができるようにし
て、クリップ等の別部品の使用廃止による経済性を高め
ること。 【解決手段】 複数本の被覆電線11を添設保持する絶
縁性フィルム12の一乃至複数個所に、該絶縁性フィル
ム12と一体に形成されていて、ハーネス取付体19に
穿設されている取付孔20内に挿入係止される錨形状の
係止舌片13〜18を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扁平に形成(構
成)されているフラットハーネスに係るものであって、
特に該フラットハーネスを取付クリップ等の取付部材を
一切使用しないで取付固定体へ取付けることができるよ
うにしたフラットハーネスの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車の内部における狭い空間を
利用して配索したり、あるいは壁面に添設配索するワイ
ヤーハーネスとして有利ならしめるために、扁平形状に
構成されているフラットハーネスが知られている。そし
てこれらのフラットハーネスを、例えば図5で示すよう
に、自動車用ドアー1の内壁面に沿って配設固定するに
は、多数本の被覆電線2を扁平状に配列し、これらの被
覆電線2を、2枚の樹脂製フィルム3により挟持接着し
て、それら被覆電線束の扁平状を維持(保持)せしめて
なるフラットハーネス4の辺縁部適宜位置に、取付孔5
を穿設し、さらに上記ドアー1のフラットハーネス取付
面には、上記取付孔5に対応する係止孔6を穿設し、そ
こで上記フラットハーネス4に設けられている取付孔5
とドアーに設けられている係止孔6とを合致させた上
で、フラットハーネス4の表側より、錨形状をしたクリ
ップ7を、それら取付孔5及び係止孔6に貫通させ、そ
のクリップ7の錨部を係止孔6の内側に係止させて、フ
ラットハーネス4のドアーへの取付けを行なっているも
のである。なお8は被覆電線2に接続されているコネク
タを示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のフ
ラットハーネス4を、ドアー等の取付体1に取付けるた
めには、複数個のクリップ7を用意使用しなければなら
ないことから、別部品としてのクリップ7を予め製作し
なければならず、これが原因でクリップ製作のための費
用が嵩むことになる。さらに上記クリップによる部品管
理や、クリップの止着作業が必要となり、人件費も嵩
み、経済性の点で問題があった。
【0004】本発明は、かかる従来の問題点に着目して
なされたもので、クリップ等の別部品を用いることな
く、フラットハーネスを取付体へ取付けることができる
ようにして、クリップ等の別部品の使用廃止による経済
性を高めることを目的とすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1では、複数本の被覆電線を添設保持する絶
縁性フィルムの一乃至複数個所に、該絶縁性フィルムと
一体に形成されていて、ハーネス取付体に穿設されてい
る取付孔内に挿入係止される錨形状の係止舌片を設けた
フラットハーネスであることを特徴としている。
【0006】また請求項2では、上記の請求項1に加え
て、錨形状の係止舌片が、互いに逆向きで重ね合わされ
ている対をなし、さらにその対の係止舌片を互いに起立
させて、共に取付孔内へ挿入係止させるフラットハーネ
スであることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に示す実施形
態に基いて詳細に説明する。
【0008】図1において、11は複数本の被覆電線で
あり、12は扁平に配列された複数本の被覆電線11を
扁平に保形するための絶縁性フィルムであって、この絶
縁性フィルム12の材質は、例えば、ポリ塩化ビニール
で、約0.2〜0.5mmの厚さの樹脂フィルムであ
る。
【0009】この絶縁性フィルム12の形態は、扁平に
束ねられている上記被覆電線11を挟持するに充分な広
さを有している。つまり絶縁性フィルム12の中央線
(L)を境として2つ折りすることにより、束ねられた
被覆電線11を挟持することができる。またその絶縁性
フィルム12により挟み込まれた被覆電線11束と絶縁
性フィルム12とは、適宜接着剤又は溶着手段により接
着されるものである。
【0010】上記絶縁性フィルム12の上記中央線
(L)と平行である一方の辺縁(A)には、その辺縁
(A)の中程から、辺縁(A)と平行方向に、しかも互
いに相反する方向へ延びるそれぞれの錨状の第1及び第
2の係止舌片13及び14が打抜き形成されている。ま
た上記辺縁(A)と反対側の辺縁(B)には、その辺縁
(B)の両側端部から、辺縁(B)と平行方向にしかも
互いに向い合うように延びる錨形状の第3及び第4の係
止舌片15及び16が打抜き形成されている。
【0011】さらに上記絶縁性フィルム12の中央部に
は、上記中央線(L)を境として辺縁(A)側と辺縁
(B)側に隔設され、かつ中央線(L)と平行であって
互いに相反する方向へ支出される錨形状の第5及び第6
の係止舌片17,18が打抜き形成されているものであ
る。
【0012】以上のように形成されている絶縁性フィル
ム12を、中央線(L)を境にして2つ折りとし、扁平
状に配列されている被覆電線11を挟持接着する。これ
により図2で示すように、第1の係止舌片13と第3の
係止舌片15のそれぞれ先端部が重なり合い、同様にし
て第2の係止舌片14と第4の係止舌片16のそれぞれ
先端部が重なり合い、また第5の係止舌片17と第6の
係止舌片18のそれぞれ先端部が重なり合わせられる。
【0013】このように構成(形成)されているフラッ
トハーネスを、例えば自動車のドア内壁面等のハーネス
取付体19に穿設されている取付孔20内を利用してハ
ーネス取付体19に取付けるには、互いに重なり合って
いる第1、第3の係止舌片13と15の錨り部、第2、
第4の係止舌片14と16の錨り部、第5、第6の係止
舌片17と18の錨り部を互いに起立させ、そして起立
された双方の錨り部を、ハーネス取付体19に穿設され
ている取付孔20内に押し込むことにより、取付孔20
内に押し込まれた錨り部が取付孔20の裏側(内側)で
係止され、これによってフラットハーネス21のハーネ
ス取付体19への止着(取付け)がなされるものであ
る。
【0014】このように本実施形態にあっては、フラッ
トハーネス21を構成している絶縁性フィルム自体に、
そのフラットハーネスを取付けるべきハーネス取付体に
取付け(止着)される錨形状の複数の係止舌片を設けた
ものであるからフラットハーネスを取付体に取付けるに
当り別部品であるクリップ部品等を用意使用する必要が
なく、このために経済性が大幅に向上される。
【0015】また上記絶縁性フィルムに設ける複数の係
止舌片は、絶縁性フィルムの裁断(打抜き)時に形成す
ることができるので、それら係止舌片を単独工程で成形
する必要はなく、製作のための経済性も高められる。
【0016】また各取付孔20内に係止される係止舌片
は、2枚の係止舌片(錨り部)が重なり合って係止され
ていることから、それら係止舌片の各取付孔20内にお
ける剛性が高められ、これによりフラットハーネス21
の取付強度が充分に確保できる。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、フラ
ットハーネスをハーネス取付体に取付けるとき、そのフ
ラットハーネスに形成されている複数の係止舌片を用い
て該フラットハーネスをハーネス取付体に取付けること
ができるので、従来において使用していたクリップ等の
別部品を用いる必要がなく、これにより経済性が高めら
れると共にフラットハーネスの取付作業性が高められ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明よりなるフラットハーネスの実施形態を
示した展開説明図。
【図2】本発明よりなるフラットハーネスの実施形態を
示した斜視図。
【図3】本発明よりなるフラットハーネスの実施形態を
示した要部拡大斜視図。
【図4】図3におけるイ−イ線断面図。
【図5】従来のフラットハーネスの取付け構造を示した
説明図。
【符号の説明】
11…被覆電線 12…絶縁性フィルム 13…第1の係止舌片 14…第2の係止舌片 15…第3の係止舌片 16…第4の係止舌片 17…第5の係止舌片 18…第6の係止舌片 19…ハーネス取付体 20…取付孔 21…フラットハーネス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の被覆電線(11)を添設保持す
    る絶縁性フィルム(12)の一乃至複数個所に、該絶縁
    性フィルム(12)と一体に形成されていて、ハーネス
    取付体(19)に穿設されている取付孔(20)内に挿
    入係止される錨形状の係止舌片(13)〜(18)を設
    けたことを特徴とするフラットハーネス。
  2. 【請求項2】 錨形状の係止舌片(13)〜(18)
    が、互いに逆向きで重ね合わされている対をなし、さら
    にその対の係止舌片(13)〜(18)を互いに起立さ
    せて、共に取付孔(20)内へ挿入係止させることを特
    徴とする請求項1記載のフラットハーネス。
JP10231586A 1998-08-18 1998-08-18 フラットハーネス Withdrawn JP2000067659A (ja)

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