JP2000065049A - 自動車用ハブユニット及びその組立方法 - Google Patents

自動車用ハブユニット及びその組立方法

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JP2000065049A JP10237398A JP23739898A JP2000065049A JP 2000065049 A JP2000065049 A JP 2000065049A JP 10237398 A JP10237398 A JP 10237398A JP 23739898 A JP23739898 A JP 23739898A JP 2000065049 A JP2000065049 A JP 2000065049A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複列円すいころ軸受を組み込んだ構造を、容
易に組立自在とする。 【解決手段】 ハブ本体11の外周面に直接形成した第
一の内輪軌道19に対応する、一部の円すいころ14
a、14aを、第一の保持器28により保持する。この
第一の保持器28は、これら各円すいころ14a、14
aが、直径方向内方に脱落するのを防止する。外輪13
の端部内周面に第一のシールリング15を内嵌固定し、
第一の外輪軌道25の内径側に上記一部の円すいころ1
4a、14aを配置した状態で、上記外輪13内にハブ
本体11を、容易に挿入できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の車輪を
懸架装置に対して回転自在に支持する為の自動車用ハブ
ユニットとその組立方法の改良に関し、組立作業の能率
化を可能にする事により、コストの低減を図るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の車輪は懸架装置に対して、転が
り軸受により回転自在に支持する。又、重量の嵩む自動
車の車輪は、複列円すいころ軸受により、懸架装置に対
して回転自在に支持する。図11は、従来から車輪を支
持する為に広く使用されている複列円すいころ軸受1を
示している。この複列円すいころ軸受1は、1個の外輪
2の内径側に1対の内輪3、3を、それぞれ複数個ずつ
の円すいころ4、4により回転自在に支持して成る。上
記外輪2の内周面には、それぞれが円すい凹面状である
複列の外輪軌道5、5を、上記各内輪3、3の外周面に
は、それぞれが円すい凸面状である内輪軌道6、6を、
それぞれ形成している。上記各円すいころ4、4は、そ
れぞれ保持器7、7により転動自在に保持した状態で、
上記各外輪軌道5、5と上記各内輪軌道6、6との間に
挟持している。又、上記外輪2の両端部内周面と上記各
内輪3、3の端部外周面との間には、それぞれ組み合わ
せシールリング8、8を装着して、上記各円すいころ
4、4を設置した空間9の軸方向両端開口部を塞いでい
る。
【0003】上述の様な、従来から広く使用されている
複列円すいころ軸受1は、図12〜13に示す様な手順
で組み立てる。即ち、先ず、図12に示す様に、上記各
内輪3、3の周囲に上記各円すいころ4、4を、それぞ
れ上記各保持器7、7により転動自在に保持した状態で
配列する。そして、この状態のまま、上記各内輪3、3
を上記外輪2の内側に挿入し、図13に示す様に、上記
各円すいころ4、4を、上記各外輪軌道5、5及び内輪
軌道6、6に当接させる。そして、最後に、上記各内輪
3、3の端部外周面と上記外輪2の両端部内周面との間
に、上記各組み合わせシールリング8、8を装着する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図11に示した複列円
すいころ軸受1自体は、特に問題はないが、近年、部品
点数の低減による組立工数の低減を目的として、車輪を
支持する為の複列円すいころ軸受を、車輪を支持固定す
る為のハブと一体に設ける、所謂第三世代のハブユニッ
ト構造にする事が考えられている。この様な第三世代の
ハブユニット構造を採用すると、ハブ本体の一端部外周
面に車輪を支持する為のフランジを設けると共に、中間
部外周面に第一列の円すいころ軸受を構成する為の、円
すい凸面状の第一の内輪軌道を直接形成する。そして、
上記ハブ本体の他端部外周面に形成した小径段部に、第
二列の円すいころ軸受を構成する為の、円すい凸面状の
第二の内輪軌道を有する内輪を外嵌固定する。
【0005】この様な構造の場合には、ハブ本体の外周
面に設けるフランジが邪魔になり、このフランジ側のシ
ールリングを後から装着する事ができない。従って、こ
のシールリングは、上記ハブ本体と外輪とを組み合わせ
る以前に、この外輪の端部に内嵌固定しておく必要があ
る。そして、上記第一列の円すいころ軸受を構成する各
円すいころを上記外輪の内周面に配置した状態のまま、
この外輪の内径側に上記ハブ本体を挿入する必要があ
る。この挿入作業を円滑に行なわせる為には、この挿入
作業の際、上記各円すいころが内径側に変位しない様に
する必要があるが、前述の図11に示した従来構造の場
合には、この様な問題がない為、この様な事に関する考
慮もなされていない。本発明は、この様な事情に鑑み
て、複列円すいころ軸受を組み込んだ、新規な第三世代
のハブユニットの組立作業の能率化を可能にする事によ
り、この様なハブユニットのコストの低減を図るべく発
明したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用ハブユ
ニット及びその組立方法のうち、請求項1に記載した自
動車用ハブユニットは、ハブ本体と、このハブ本体に外
嵌固定した内輪と、これらハブ本体及び内輪の周囲に配
置した外輪と、これらハブ本体及び内輪の外周面と外輪
の内周面との間に設けた複数個の円すいころと、上記外
輪の一端部内周面と上記ハブ本体の中間部外周面との間
を密封する第一のシールリングと、上記外輪の他端部内
周面と上記内輪の端部外周面との間を密封する第二のシ
ールリングとから成る。このうちのハブ本体は、一端部
外周面に車輪を支持する為のフランジを設けると共に、
中間部外周面に第一列の円すいころ軸受を構成する為
の、円すい凸面状の第一の内輪軌道を直接形成し、他端
部外周面に小径段部を設けている。又、上記内輪は、第
二列の円すいころ軸受を構成する為の、円すい凸面状の
第二の内輪軌道を外周面に形成し、上記ハブ本体の小径
段部に外嵌固定されている。又、上記外輪は、内周面に
上記第一、第二列の円すいころ軸受を構成する為の、そ
れぞれが円すい凹面状の第一、第二の外輪軌道を形成し
たものである。又、上記複数の円すいころのうちの一部
は、第一の保持器により転動自在に保持された状態で上
記第一の内輪軌道と上記第一の外輪軌道との間に配置さ
れ、残部は、第二の保持器により転動自在に保持された
状態で上記第二の内輪軌道と上記第二の外輪軌道との間
に配置されている。そして、上記第一の保持器は、上記
複数の円すいころのうちの一部を保持した状態で、これ
ら各円すいころが直径方向内方に脱落するのを防止する
ものであり、上記第二の保持器は、上記複数の円すいこ
ろのうちの残部を保持した状態で、これら各円すいころ
が直径方向外方に脱落するのを防止するものである。
【0007】一方、請求項2に記載した自動車用ハブユ
ニットの組立方法は、上記複数の円すいころのうちの一
部を上記第一の保持器により保持し、且つ上記外輪の内
周面のうちの上記第一の外輪軌道の内側に配置すると共
に、この外輪の一端部内周面に上記第一のシールリング
を内嵌固定した状態で、この外輪の内側に上記ハブ本体
を、上記複数の円すいころのうちの一部の内側に第一の
内輪軌道が位置する状態にまで挿入する。次いで、上記
内輪を、上記複数の円すいころのうちの残部を、上記第
二の保持器により第二の内輪軌道の周囲に保持した状態
で、上記外輪の内側に挿入しつつ上記ハブ本体の小径段
部に外嵌し、最後に、上記内輪の端部外周面と上記外輪
の端部内周面との間に上記第二のシールリングを装着す
る。
【0008】
【作用】上述の様に構成する本発明の自動車用ハブユニ
ット及びその組立方法の場合には、複列円すいころ軸受
を組み込んだ、新規な第三世代のハブユニットの組立作
業を能率良く行なって、この様なハブユニットのコスト
の低減を図れる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜6は、本発明の自動車用ハ
ブユニットの実施の形態の1例を示している。この自動
車用ハブユニット10は、ハブ本体11と、このハブ本
体11に外嵌固定した内輪12と、これらハブ本体11
及び内輪12の周囲に配置した外輪13と、これらハブ
本体11及び内輪12の外周面と外輪13の内周面との
間に設けた複数個の円すいころ14a、14bと、上記
外輪13の一端部内周面と上記ハブ本体11の中間部外
周面との間を密封する第一のシールリング15と、上記
外輪13の他端部内周面と上記内輪12の端部外周面と
の間を密封する第二のシールリング16とから成る。図
示の例では、上記第一のシールリング15として単体の
シールリングを、第二のシールリング16として組み合
わせシールリングを、それぞれ使用している。
【0010】このうちのハブ本体11は、一端部(自動
車への組み付け状態で幅方向外側となる端部で、図1の
左端部)外周面に車輪を支持する為のフランジ17を形
成している。又、上記ハブ本体11の中間部外周面に
は、第一列の円すいころ軸受18を構成する為の、円す
い凸面状の第一の内輪軌道19を、直接形成している。
更に、上記ハブ本体11の他端部(自動車への組み付け
状態で幅方向内側となる端部で、図1の右端部)外周面
には、小径段部20を設けている。この小径段部20の
外周面は、上記ハブ本体11と同心の円筒面としてい
る。又、図示の例は、駆動輪を支持する為の自動車用ハ
ブユニット10を示しており、この為に上記ハブ本体1
1の中心部に、駆動軸の端部をスプライン係合させる為
のスプライン孔21を設けている。
【0011】又、上記内輪12は、第二列の円すいころ
軸受22を構成する為の、円すい凸面状の第二の内輪軌
道23を外周面に形成しており、上記ハブ本体11の小
径段部20に外嵌固定している。この第二の内輪軌道2
3の傾斜方向と上記第一の内輪軌道19の傾斜方向と
は、互いに逆にしている。又、上記内輪12の基端部
(図1の右端部)は、この内輪12の先端面(図1の左
端面)を上記小径段部20の段差面24に突き当てた状
態で、上記ハブ本体11の他端面(図1の右端面)より
も少しだけ突出する。自動車への組み付け状態で、この
様にハブ本体11から突出した、上記内輪12の基端部
の端面には、等速ジョイントの端面、或は駆動軸の端部
に形成した段部等が突き当たり、上記内輪12が上記小
径段部20から抜け出る事を防止する。
【0012】又、上記外輪13の内周面には、上記第
一、第二列の円すいころ軸受19、22を構成する為
の、それぞれが円すい凹面状の第一、第二の外輪軌道2
5、26を形成している。これら第一、第二の外輪軌道
25、26の傾斜方向は、上記第一、第二の内輪軌道1
9、23に合わせて、互いに逆としている。又、上記外
輪13の外周面の軸方向中間部には、この外輪13を図
示しない懸架装置に対し固定する為の、外向フランジ状
の取付部27を設けている。
【0013】又、上記複数の円すいころ14a、14b
のうちの一部(図1の左側半分)の円すいころ14a、
14aは、第一の保持器28により転動自在に保持した
状態で、上記第一の内輪軌道19と上記第一の外輪軌道
25との間に配置している。これに対して、上記複数の
円すいころ14a、14bのうちの残部(図1の右側半
分)の円すいころ14b、14bは、第二の保持器29
により転動自在に保持した状態で、上記第二の内輪軌道
23と上記第二の外輪軌道26との間に配置している。
【0014】そして、上記第一の保持器28は、上記複
数の円すいころ14a、14bのうちの一部の円すいこ
ろ14a、14aを保持した状態で、これら各円すいこ
ろ14a、14aが直径方向内方に脱落するのを防止す
る。この為に図示の例では、上記第一の保持器28とし
て、図3〜4に示す様な形状のものを使用している。こ
の第一の保持器28は、弾性を有する合成樹脂を射出成
形する事により、全体を部分円すい筒状に形成したもの
で、円周方向に亙りポケット30、30と柱部31、3
1とを交互に設けている。上記各円すいころ14a、1
4aは、上記各ポケット30、30内に転動自在に配置
している。
【0015】又、上記各柱部31、31の外周面は、上
記各円すいころ14a、14aのピッチ円αよりも直径
方向外方に、同じく内周面はこのピッチ円αよりも直径
方向内方に、それぞれ位置させている。そして、上記ポ
ケット30、30の外径側、内径側両開口部の円周方向
に亙る幅を、外径側で上記各円すいころ14a、14a
の直径よりも十分に小さく、内径側でこの直径よりも少
しだけ小さくしている。従って、上記各円すいころ14
a、14aを上記各ポケット30、30内に収納する作
業は、上記第一の保持器28の内径側から、上記各柱部
31、31を円周方向に亙り弾性変形させつつ行なう。
円周方向に隣り合う柱部31、31は、収納作業の際に
は、円周方向に亙り互いに離れる方向に弾性変形して、
上記各円すいころ14a、14aが通過する事を許容す
る。
【0016】これに対して、これら各円すいころ14
a、14aが上記各ポケット30、30内に完全に収納
された状態では、上記円周方向に隣り合う柱部31、3
1同士の間隔(上記ポケット30、30の内径側両開口
部の円周方向に亙る幅W30)が、上記各円すいころ14
a、14aの外径D14よりも小さくなる。この結果、上
記第一の保持器28が、上記各円すいころ14a、14
aが直径方向内方に不用意に脱落するのを防止する。
尚、上記幅W30及び外径D14は、上記各円すいころ14
a、14aの軸方向に亙り漸次変化するが、上述した大
小関係は、互いに整合する位置で満たす。
【0017】一方、前記第二の保持器29は、図5〜6
に示す様な形状を有し、上記複数の円すいころ14a、
14bのうちの残部の円すいころ14b、14bを転動
自在に保持した状態で、これら各円すいころ14b、1
4bが直径方向外方に脱落するのを防止する。上記第二
の保持器29a自体、前述の図11〜13に示した従来
構造に組み込んでいた保持器7と同様のもので、合成樹
脂を射出成形する事により、全体を部分円すい筒状に形
成し、円周方向に亙りポケット30a、30aと柱部3
1a、31aとを交互に設けている。これら各柱部31
a、31aの外周面及び内周面は、何れも上記各円すい
ころ14b、14bのピッチ円βよりも直径方向外方に
位置させている。そして、上記各ポケット30a、30
aの外径側開口部の円周方向に亙る幅を上記各円すいこ
ろ14b、14bの直径よりも十分に小さく、内径側で
この直径よりも大きくしている。従って、上記各円すい
ころ14b、14bを上記各ポケット30a、30a内
に収納する作業は、上記第二の保持器29の内径側から
行なう。上記各円すいころ14b、14bを上記各ポケ
ット30a、30a内に収納し、これら各円すいころ1
4b、14bの内径側に前記内輪12を挿入した状態で
は、これら各円すいころ14b、14bが上記各ポケッ
ト30a、30a内に、脱落不能に保持される。
【0018】次に、上述の様な構成を有する自動車用ハ
ブユニット10の組立方法に就いて、上述した図1〜6
に、図7〜10を加えて説明する。先ず、図7に示す様
に、上記複数の円すいころ14a、14bのうちの一部
の円すいころ14a、14aを、上記第一の保持器28
により保持する。この状態で、これら各円すいころ14
a、14aは、第一の保持器28に、分離する事なく保
持される。従って、工場内での搬送作業も容易に行なえ
る。そして、この状態でこれら一部の円すいころ14
a、14aを、図8に示す様に、上記外輪13の内周面
のうちの上記第一の外輪軌道25の内側に配置する。
又、この外輪13の一端部内周面には、この第一の外輪
軌道25の内側に上記一部の円すいころ14a、14a
を配置した後、前記第一のシールリング15を内嵌固定
する。この状態では、外輪13に対して上記各ころ14
a、14a及び第一の保持器28が、非分離に組み合わ
される。従って、やはり工場内での搬送作業を容易に行
なえる。
【0019】この様に、外輪13の内径側に上記一部の
円すいころ14a、14aを配置すると共に上記第一の
シールリング15を内嵌固定した状態で、図8→図9に
示す様に、上記外輪13の内側に前記ハブ本体11を挿
入する。この挿入作業は、図9に示す様に、上記複数の
円すいころ14a、14bのうちの一部の円すいころ1
4a、14aの内側に前記第一の内輪軌道19が位置
し、且つ、上記第一のシールリング15が、上記外輪1
3の表面のうち、前記フランジ17と第一の内輪軌道1
9との間部分に全周に亙って当接する状態にまで行な
う。上記挿入作業の間、上記第一の保持器28に保持さ
れた一部の円すいころ14a、14aは、この第一の保
持器28の直径方向内方に脱落する事なく、上記第一の
外輪軌道25に添設された状態のままとなる。従って、
上記挿入作業を、特に上記各円すいころ14a、14a
を抑える様な面倒な作業を要する事なく、円滑に行なえ
る。
【0020】次いで、図9→図10に示す様に、前記内
輪12を、上記複数の円すいころ14a、14bのうち
の残部の円すいころ14b、14bを、前記第二の保持
器29により前記第二の内輪軌道23の周囲に保持した
状態で、上記外輪13の内側に挿入する。そして、この
挿入作業に伴って上記内輪12を、上記ハブ本体11の
小径段部20に外嵌する。そして、最後に、図10→図
1に示す様に、上記内輪12の端部外周面と上記外輪1
3の端部内周面との間に、前記第二のシールリング16
を装着する。尚、第一、第二列の円すいころ軸受18、
22に付与する予圧は、上記内輪12の一部の研削量を
変える事により、任意且つ容易に調節できる。
【0021】
【発明の効果】上述の様に本発明の自動車用ハブユニッ
ト及びその組立方法の場合には、新規な第三世代の自動
車用ハブユニットの組立作業を能率良く行なって、この
様な自動車用ハブユニットのコストの低減を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例を示す断面図。
【図2】図1の右方から見た図。
【図3】第一の保持器を取り出して示す部分断面図。
【図4】図3のA−A断面図。
【図5】第二の保持器を取り出して示す部分断面図。
【図6】図5のB−B断面図。
【図7】組立作業の最初の工程で、一部の円すいころを
第一の保持器に保持した状態を示す断面図。
【図8】同じく次の工程を示す断面図。
【図9】同じく更に次の工程を示す断面図。
【図10】同じく最終工程を示す断面図。
【図11】従来の複列円すいころ軸受の断面図。
【図12】組立工程を示す断面図。
【図13】同じく次の工程を示す断面図。
【符号の説明】
1 複列円すいころ軸受 2 外輪 3 内輪 4 円すいころ 5 外輪軌道 6 内輪軌道 7 保持器 8 組み合わせシールリング 9 空間 10 自動車用ハブユニット 11 ハブ本体 12 内輪 13 外輪 14a、14b 円すいころ 15 第一のシールリング 16 第二のシールリング 17 フランジ 18 第一列の円すいころ軸受 19 第一の内輪軌道 20 小径段部 21 スプライン孔 22 第二列の円すいころ軸受 23 第二の円輪軌道 24 段差面 25 第一の外輪軌道 26 第二の外輪軌道 27 取付部 28 第一の保持器 29 第二の保持器 30、30a ポケット 31、31a 柱部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハブ本体と、このハブ本体に外嵌固定し
    た内輪と、これらハブ本体及び内輪の周囲に配置した外
    輪と、これらハブ本体及び内輪の外周面と外輪の内周面
    との間に設けた複数個の円すいころと、上記外輪の一端
    部内周面と上記ハブ本体の中間部外周面との間を密封す
    る第一のシールリングと、上記外輪の他端部内周面と上
    記内輪の端部外周面との間を密封する第二のシールリン
    グとから成り、 このうちのハブ本体は、一端部外周面に車輪を支持する
    為のフランジを設けると共に、中間部外周面に第一列の
    円すいころ軸受を構成する為の、円すい凸面状の第一の
    内輪軌道を直接形成し、他端部外周面に小径段部を設け
    ており、 上記内輪は、第二列の円すいころ軸受を構成する為の、
    円すい凸面状の第二の内輪軌道を外周面に形成し、上記
    ハブ本体の小径段部に外嵌固定されており、 上記外輪は、内周面に上記第一、第二列の円すいころ軸
    受を構成する為の、それぞれが円すい凹面状の第一、第
    二の外輪軌道を形成したものであり、 上記複数の円すいころのうちの一部は、第一の保持器に
    より転動自在に保持された状態で上記第一の内輪軌道と
    上記第一の外輪軌道との間に配置され、残部は、第二の
    保持器により転動自在に保持された状態で上記第二の内
    輪軌道と上記第二の外輪軌道との間に配置されており、 上記第一の保持器は、上記複数の円すいころのうちの一
    部を保持した状態で、これら各円すいころが直径方向内
    方に脱落するのを防止するものであり、 上記第二の保持器は、上記複数の円すいころのうちの残
    部を保持した状態で、これら各円すいころが直径方向外
    方に脱落するのを防止するものである、 自動車用ハブユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した自動車用ハブユニッ
    トの組立方法であって、複数の円すいころのうちの一部
    を第一の保持器により保持し、且つ外輪の内周面のうち
    の第一の外輪軌道の内側に配置すると共に、この外輪の
    一端部内周面に第一のシールリングを内嵌固定した状態
    で、この外輪の内側にハブ本体を、上記複数の円すいこ
    ろのうちの一部の内側に第一の内輪軌道が位置する状態
    にまで挿入し、次いで内輪を、複数の円すいころのうち
    の残部を、第二の保持器により第二の内輪軌道の周囲に
    保持した状態で、上記外輪の内側に挿入しつつ上記ハブ
    本体の小径段部に外嵌し、最後に、上記内輪の端部外周
    面と外輪の端部内周面との間に第二のシールリングを装
    着する、自動車用ハブユニットの組立方法。
JP10237398A 1998-08-18 1998-08-24 自動車用ハブユニット及びその組立方法 Pending JP2000065049A (ja)

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