JP2000064882A - 噴射ポンプの制御方法 - Google Patents

噴射ポンプの制御方法

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JP2000064882A
JP2000064882A JP10237341A JP23734198A JP2000064882A JP 2000064882 A JP2000064882 A JP 2000064882A JP 10237341 A JP10237341 A JP 10237341A JP 23734198 A JP23734198 A JP 23734198A JP 2000064882 A JP2000064882 A JP 2000064882A
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Japan
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injection
injection pump
characteristic
deviation
fuel
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JP10237341A
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English (en)
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Ryohei Kusunoki
亮平 楠
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ディーゼルエンジンにおいて、燃料噴射を精密
にするために、噴射ポンプの特性を補正するが、大きな
効果が得られないことがあった。 【解決手段】噴射ポンプ1から圧送される燃料を噴射ノ
ズル3から噴射するディーゼルエンジンにおいて、噴射
ポンプ1と噴射ノズル3との燃料の噴射に関係する基準
となる特性からの特性の偏差をあらかじめ記憶し、記憶
した偏差に基づいてディーゼルエンジンの運転時に少な
くとも噴射ノズル3の特性が基準となる特性に近似する
ようにその作動を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車用
のディーゼルエンジンに燃料を供給する噴射ポンプの制
御方法に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、自動車用のディーゼルエンジンに
ついてもガソリンエンジン同様に、排気ガスの浄化や燃
費の改善等に対する要求が高まってきている。このよう
な要求に対応すべく、燃料噴射量及び燃料噴射時期を精
度よく制御する必要がある。このような事情に鑑みて、
例えば特開昭59−58130号公報のもののように、
噴射ノズルのニードルの着座時期を振動センサにより検
出し、検出した着座時期に基づいて燃料が実際に噴射さ
れる時期を算出し、この実際の燃料噴射時期と目標とす
る燃料噴射時期との誤差を修正するようにして燃料噴射
時期を制御するものが知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、振動センサが、必ずしも着座時期のみ
を検出するとは限らず、ディーゼルエンジンの振動によ
っても作動すること考えられ、実際の燃料噴射時期を算
出するのが難しい、あるいは着座時期とは別の振動を検
出して誤って算出する場合も起こりえるものであった。
また、振動センサをそれぞれの噴射ノズルに取り付けな
ければならず、製造コストが上昇するとともに、調整等
による工数増といった問題もあった。 【0004】これに対して、噴射ポンプの基準となる特
性からの特性の偏差を、噴射ポンプを工場から出荷する
前に測定し、その測定結果を噴射ポンプに付属するメモ
リに記憶しておき、記憶された測定結果に基づいて噴射
ポンプを制御することによって燃料噴射時期を補正する
方法も試みられている。ところが、ディーゼルエンジン
の燃料噴射系においては、噴射ポンプ同様に、噴射ノズ
ルについても単体毎にその噴射特性が少しずつ異なって
いることが一般的である。したがって、噴射ポンプの特
性の偏差を記憶して、その記憶した特性の偏差に基づい
て噴射ポンプの作動を補正しても、噴射ノズルの特性に
よっては、精密な制御となりえない場合があった。 【0005】本発明は、このような不具合を解消するこ
とを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係る噴射ポンプの制御方法は、
ディーゼルエンジンの噴射ポンプと噴射ノズルとの基準
となる特性からのずれをあらかじめ記憶し、少なくとも
噴射ノズルを記憶したずれに基づいて基準となる特性に
近似するように制御する構成である。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明は、噴射ポンプから圧送さ
れる燃料を噴射ノズルから噴射するディーゼルエンジン
において、噴射ポンプと噴射ノズルとの燃料の噴射に関
係する基準となる特性からの特性の偏差をあらかじめ記
憶し、記憶した偏差に基づいてディーゼルエンジンの運
転時に少なくとも噴射ノズルの特性が基準となる特性に
近似するようにその作動を制御することを特徴とする噴
射ポンプの制御方法である。 【0008】噴射ポンプの特性とは、電気的及び機械的
特性を意味し、例えば、燃料の圧送を終了するのに電磁
弁を使用するものであれば、駆動信号が印加されてから
実際にその電磁弁が開閉するまでの時間等が特性とな
る。また、このような電磁弁を備えないものでは、例え
ばデリバリバルブの開閉動作の特性が、噴射ポンプの特
性となりえる。同様に、噴射ノズルにあっては、ニード
ル部を付勢するスプリングの弾性力やニードル部と噴射
孔とのクリアランス等が、噴射ノズルの特性となる。 【0009】このような構成のものであれば、運転時に
少なくとも噴射ノズルが、噴射ポンプと噴射ノズルとの
基準となる特性からの特性の偏差に基づいて、基準とな
る特性に近似するように制御される。したがって、特性
がずれることによる燃料噴射時期や燃料噴射量等が改善
される。この結果、排気ガスの浄化効率を向上させるこ
とが可能となるとともに、燃費を向上させることが可能
になる。 【0010】 【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。図1における燃料噴射系は、水冷式のディー
ゼルエンジンのもので、電子制御装置ECUと、電子制
御装置ECUからの制御信号aにより制御される噴射ポ
ンプ1と、噴射ポンプ1から圧送される燃料を分配する
噴射管2と、噴射管2を介して供給される燃料をシリン
ダ(図示しない)に噴射する噴射ノズル3とを備えてい
る。電子制御装置ECUには、アクセル開度センサから
出力されるアクセル開度信号b、圧力センサから出力さ
れる吸気圧力信号c、水温センサから出力される冷却水
温信号d、回転数センサ11から出力される回転数信号
e、スピードセンサから出力される車速信号f、吸気温
センサから出力される吸気温度信号g、燃温センサ12
から出力される燃料温度信号h、スタータスイッチから
出力されるスタータ信号k等が入力される。また、噴射
ポンプ1に対しては、制御信号aが出力される。制御信
号aは、入力された各信号に基づいて演算されたエンジ
ンの運転状態に応じた最適な燃料噴射量に対応するもの
である。 【0011】噴射ポンプ1は、いわゆる分配型で、カム
プレート13、プランジャ14、電磁スピル弁15及び
RAM16を有しており、図示しないフィードポンプに
接続されている。RAM16には、この噴射ポンプ1の
燃料噴射に関係する特性のずれ、すなわち基準となる燃
料噴射の特性からの特性の偏差が電気的に記憶してあ
る。この偏差は、噴射ポンプ1個々によって異なるもの
で、工場出荷時、つまりディーゼルエンジンに組み付け
る前に検査を行い、その検査結果により得られたものを
データとしている。 【0012】この噴射ポンプ1は、プランジャ14の移
動により燃料が吸入され、吸入時とは逆方向にプランジ
ャ14が移動して燃料を噴射ノズル3へ圧送して噴射す
る。そして、電磁スピル弁15への通電がオフされる
と、プランジャ14内の高圧燃料はポンプ室内へ押し戻
され、圧力が低下して圧送が終了するものです。つま
り、電磁スピル弁15のオフタイミングを制御すること
により、燃料噴射量を決定する。このような噴射ポンプ
1に対して、特性の変化の傾向が近似している噴射ノズ
ル3を組み合わせる。これにより、噴射ポンプ1と噴射
ノズル3との組み合わせにより、全体としての特性の偏
差を小さくすることができる。 【0013】噴射ノズル3は、例えばスロットルノズル
式のもので、円柱状のニードル部31をスプリング32
により噴射孔方向に付勢している構成のものである。軽
量化をはかるために、ニードル部31の先端部の背向す
る2面を平坦に形成している。そして、平坦な2面のカ
ット量及び噴射孔とニードル部の先端部との間のサイド
クリアランス量を最適化することにより、アイドリング
時の燃焼騒音の低減、排出ガスの安定をはかるものであ
る。 【0014】このような構成において、噴射ポンプ1
は、上記したように、ディーゼルエンジンに組み付ける
前にその特性検査を実施し、その検査結果から基準とな
る特性からの特性の偏差を検出し、その偏差をRAM1
6に記憶させる。また、噴射ノズル3についても同様に
特性の偏差を検出する。すなわち、噴射ノズル3は、燃
料の圧力が同一でも、製造ロットの違い等により、つま
りニードル部を付勢するスプリングの弾性力や噴射孔等
のクリアランスの相違により燃料噴射特性が異なる。こ
のため、組付前に特性検査を実施し、基準となる特性か
らの特性の偏差を組付前に検出し、その検出した偏差を
RAM16に記憶させる。 【0015】ディーゼルエンジンを運転した場合、噴射
ポンプ1は次のようにして制御する。図2において、ま
ず電子制御装置ECUは、アクセル開度信号bや吸気圧
力信号c等の入力される各センサからの信号に基づいて
燃料噴射量と燃料噴射時期とを算出する(ステップS
1)。この算出した燃料噴射量と燃料噴射時期とに基づ
いて、噴射ポンプ1の制御信号を設定する。次に、RA
M16にアクセスし、噴射ポンプ1及び噴射ノズル3の
それぞれの特性の偏差を読みだす(ステップS2)。そ
してこの後、読みだした特性の偏差に基づいて噴射ポン
プ1を制御する(ステップS3)。すなわち、設定した
制御信号aを、基準となる特性に近似した状態で噴射ポ
ンプ1が作動するように、読みだした特性の偏差により
補正するものである。燃料噴射時期は、電子スピル弁1
5のオンタイミングを、燃料噴射量は、電子スピル弁1
5のオフタイミングを制御するので、このオフタイミン
グを、基準となる特性に近似するように、RAM16に
記憶されて読みだした特性の偏差に基づいて補正するこ
とにより、算出した燃料噴射量が適正なものになる。 【0016】したがって、燃料噴射量と燃料噴射時期と
がディーゼルエンジンの運転状態に対応して精密に補正
されるので、排気ガスが浄化されるとともに、燃費が向
上する。また、センサ等により噴射ポンプ1や噴射ノズ
ル3の状態を検出して、その検出結果に応じて電子制御
装置ECUにおいて制御信号aを補正して燃料噴射量を
補正するフィードバック制御ではないため、制御系の構
成が簡素化でき、製造コストの上昇を抑えることができ
る。 【0017】なお、本発明は以上に説明した実施例に限
定されるものではない。上記実施例にあっては、噴射ポ
ンプ1と噴射ノズル3とのそれぞれの特性の偏差は、各
個別に検出したが、噴射ポンプ1に噴射管2を介して噴
射ノズル3を接続して、噴射ポンプ1と噴射ノズル3と
がともに作動している状態でそれぞれの特性の偏差を検
出するものであってもよい。このような検出方法である
と、噴射ポンプ1と組み合わせて用いる噴射ノズル3の
特性を加味して噴射ポンプ1の特性の偏差を、同じく噴
射ポンプ1の特性を加味して噴射ノズル3の特性の偏差
をそれぞれ検出できるので、作動時にさらに精密に噴射
ポンプ1の特性を補正することができる。 【0018】また、噴射ノズルは、電磁弁を有し、その
電磁弁の開閉により燃料噴射を終了するタイミングを制
御する構成のものであってもよい。この場合には、その
電磁弁の作動をRAMに記憶された特性の偏差に基づい
て補正して、基準となる特性に近似させるようにすれば
よい。このように電気的に作動を制御できる噴射ノズル
であれは、噴射ポンプを制御することと相まって、さら
に精密に燃料の噴射を制御できるものである。 【0019】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。 【0020】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、運転時
に少なくとも噴射ノズルを、噴射ポンプと噴射ノズルと
の基準となる特性からの特性の偏差に基づいて、基準と
なる特性に近似するように制御するので、特性がずれる
ことによる燃料噴射時期や燃料噴射量等に対する不具合
を解消することができる。この結果、排気ガスの浄化効
率を向上させることが可能となるとともに、燃費を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す概略構成説明図。 【図2】同実施例の制御手順を示すフローチャート。 【符号の説明】 1…噴射ポンプ 3…噴射ノズル 16…RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 312 F02D 45/00 312T Fターム(参考) 3G060 AB02 AC10 BB14 BC06 CA01 CA02 CC00 DA00 GA01 GA11 3G084 AA01 BA13 BA15 DA02 DA10 DA21 EA11 EB02 EB06 EC02 EC03 3G301 HA02 JA02 JA17 JA20 JA21 LB11 LB16 MA11 MA20 NA06 NB06 NC01 PA07Z PA10Z PB01Z PE01Z PE08Z PF01Z PF03Z PF16Z

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】噴射ポンプから圧送される燃料を噴射ノズ
    ルから噴射するディーゼルエンジンにおいて、噴射ポン
    プと噴射ノズルとの燃料の噴射に関係する基準となる特
    性からの特性の偏差をあらかじめ記憶し、記憶した偏差
    に基づいてディーゼルエンジンの運転時に少なくとも噴
    射ノズルの特性が基準となる特性に近似するようにその
    作動を制御することを特徴とする噴射ポンプの制御方
    法。
JP10237341A 1998-08-24 1998-08-24 噴射ポンプの制御方法 Pending JP2000064882A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7779814B2 (en) 2005-08-05 2010-08-24 Denso Corporation Fuel injection apparatus and method of manufacturing same
CN110318913A (zh) * 2019-07-19 2019-10-11 潍柴动力股份有限公司 燃气喷射控制方法和装置

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US7779814B2 (en) 2005-08-05 2010-08-24 Denso Corporation Fuel injection apparatus and method of manufacturing same
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Effective date: 20040128

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040413