JP2000060946A - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機

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JP2000060946A
JP2000060946A JP10237022A JP23702298A JP2000060946A JP 2000060946 A JP2000060946 A JP 2000060946A JP 10237022 A JP10237022 A JP 10237022A JP 23702298 A JP23702298 A JP 23702298A JP 2000060946 A JP2000060946 A JP 2000060946A
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air
particles
aldehyde
removing agent
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JP10237022A
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Shinya Fujie
真也 藤江
Yoshika Sekine
嘉香 関根
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Showa Denko Materials Co Ltd
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Hitachi Chemical Co Ltd
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  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内空気中の塵埃、臭気、浮遊細菌、VOC
などの他に、光酸化触媒によって新たに発生するVOC
の分解生成物であるアルデヒド類も効率よく除去するこ
とのできる空気清浄機を提供する。 【解決手段】 吸気口2及び排気口3を有する容器4内
に、少なくとも光酸化触媒担持体7と、紫外線を照射す
る紫外線光源8と、送気ファン9を収納してなる空気清
浄機1において、前記光酸化触媒担持体7及び紫外線光
源8よりも下流側に、アルデヒド類除去剤担持体10を
配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭や事務所など
の室内環境の空気浄化に用いられ、特に塵埃、臭気、V
OC(揮発性有機化合物)などを除去するために、光酸
化触媒を組込んだ空気清浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭や事務所などの室内に発生又は外部
より取り込まれる塵埃、臭気、VOCなどを除去する空
気清浄機は、吸気口及び排気口を有する容器内に、除塵
フィルタ、活性炭やゼオライトなどを担持させ臭気分や
VOCなどを吸着させる吸着フィルタ、酸化チタンや酸
化亜鉛などの光酸化触媒を担持させ臭気分やVOCなど
を分解させる光酸化触媒フィルタ及び紫外線ランプ等を
単独に又は組み合せて装着させ、これに気流を生じさせ
るための送気ファンを組み込んだ形式の装置が多く提案
されている。
【0003】例えば、図4及び図5に示すように、吸気
口2、排気口3を設けた容器4内の気流方向に従って、
一次除塵フィルタ5、除塵フィルタ6、光酸化触媒を担
持させた光酸化触媒担持体7(光酸化触媒フィルタ)、
紫外線光源8、送気ファン9等を配置させた空気清浄機
1が提案されている。又、前記のような空気清浄機1に
おいて、前記光酸化触媒担持体7(光酸化触媒フィル
タ)の上流側に紫外線光源8を配置させた装置も提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
図4及び図5に示すような空気清浄機1は、塵埃、臭
気、浮遊細菌(空気中に浮遊している細菌)などの除去
には、十分な効果が見られるものの、建材や家庭用品か
ら発生するVOC、あるいは外部から取り込まれる自動
車の排気ガスに含まれるVOCの除去には、十分な効果
が見られなかった。又、VOC成分には、トルエン、ベ
ンゼン、キシレンなどが含まれるが、これらの成分は、
光酸化を受けると分解して二酸化炭素になるものの、一
部分解生成物としてホルムアルデヒドやアセトアルデヒ
ドなどのアルデヒド類が発生し、これがほとんど除去さ
れないで残留してしまうという課題も生じている。
【0005】本発明は、かかる課題に鑑みてなされたも
のであり、塵埃、臭気、浮遊細菌、VOCなどの他に、
光酸化によって新たに発生するVOCの分解生成物であ
るアルデヒド類も効率よく除去することのできる空気清
浄機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、光酸化によって発生するVOCの分解
生成物であるアルデヒド類の除去手段を光酸化工程より
後に設けた空気清浄機であり、又アルデヒド類の除去手
段に分解剤及び吸着剤からなる混合物の担持体を用いる
ものである。
【0007】即ち、本発明の請求項1は、図1及び図2
に示すように、吸気口2及び排気口3を有する容器4内
に、少なくとも光酸化触媒担持体7と、紫外線を照射す
る紫外線光源8と、送気ファン9を収納してなる空気清
浄機1において、前記光酸化触媒担持体7及び紫外線光
源8よりも下流側に、アルデヒド類除去剤担持体10を
配置してなることを特徴とする。
【0008】又、本発明の請求項2は、請求項1のアル
デヒド類除去剤担持体10が、通気性を有する基材に金
属粒子及び/又は金属酸化物粒子及び吸着剤粒子とを含
むアルデヒド類除去剤を固定したフィルタからなること
を特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明について、図1〜図3を参
照して説明する。図1は、本発明の空気清浄機1の概略
斜視図を、図2は、図1のA−A面における断面図を、
図3は、本発明のアルデヒド類除去剤担持体10からな
るアルデヒド類除去フィルタ12を示す。なお、図1〜
図3において、各構成部の大きさは、その構成を判りや
すくさせるため、寸法関係を一致させないで示してい
る。
【0010】空気清浄機1は、該空気清浄機1外の空気
を吸引する吸気口2と、空気清浄機1外へ空気を排出さ
せる排気口3を設けた容器4内に、一次除塵フィルタ
5、除塵フィルタ6、光酸化触媒担持体7からなる光酸
化触媒フィルタ11、紫外線を照射させる紫外線光源
8、アルデヒド類除去剤担持体10からなるアルデヒド
類除去フィルタ12、そして吸気口2から排気口3へ気
流を生じさせる送気ファン9が組み込まれている。従っ
て、塵埃、臭気、浮遊細菌、VOCなどの汚染物質を含
んだ空気は、吸気口2から入り、前記した各種フィルタ
を通過する間に汚染物質が除去されて、清浄な空気とな
って排気口3から排出される。
【0011】上記の一次除塵フィルタ5は、比較的大き
な塵埃を予め除去して、後段の除塵フィルタ6にかかる
負荷を低減させるために設けられ、ガラス繊維や合成繊
維などの不織布や織布からなるフィルタが用いられる。
又、除塵フィルタ6は、上記の一次除塵フィルタ5で除
去できなかった塵埃を除去するものであり、HEPAフ
ィルタや電気集塵式フィルタなどが用いられる。なお、
図1及び図2では、HEPAフィルタを組み込んだ状態
を示している。
【0012】光酸化触媒担持体7は、光酸化触媒粒子を
基材に担持させたものであり、ここでいう光酸化触媒
(光半導体ともいわれる)とは、該光酸化触媒に低波
長、特に紫外線を含む光線が照射されると、環境中の水
や酸素を利用して酸化力の強い水酸ラジカル(・OH)
を発生する物質を指している。そして汚染物質は、この
発生した水酸ラジカルによって酸化分解される。このよ
うな光酸化触媒には、酸化チタン、酸化亜鉛、三酸化タ
ングステン、酸化錫、チタン酸ストロンチウム、三酸化
二ビスマス、酸化第二鉄等の金属酸化物が用いられる。
前記した光酸化触媒担持体7は、通気性を有しているこ
とがよく、不織布、織布などの基材に担持してシート状
にしたもの、あるいはハニカムコアのような基材に担持
したもの等からなる通気性のフィルタ(光酸化触媒フィ
ルタ11)が好ましく用いられる。
【0013】前記の光酸化触媒フィルタ11に照射する
紫外線光源8には、紫外線を含む光を発生するランプが
用いられ、例えば320〜420ナノメータの波長を発
する冷陰極管ランプ、主波長365ナノメータの紫外光
ランプ又は主波長254ナノメータの殺菌ランプ等が挙
げられるが、これらのうち寿命が長く、小型の製作が容
易、さらには電気回路が簡単な冷陰極管ランプが好まし
く用いられる。
【0014】なお、図1及び図2では、気流方向に対し
て、光酸化触媒フィルタ11、紫外線光源8の順に配置
させているが、紫外線光源8、光酸化触媒フィルタ11
の順に配置させてもよい。又紫外線光源8は、前記光酸
化触媒フィルタ11に光線が照射されるように、1本又
は1本以上が取り付けられている。さらには、光酸化触
媒フィルタ11を通過した光線を又該光酸化触媒フィル
タ11に照射されるように、反射手段を設けてもよい
(図示省略)。
【0015】気流中の塵埃、浮遊細菌、臭気分、VOC
などは、上記した一次除塵フィルタ5、除塵フィルタ6
及び光酸化触媒フィルタ11を通過させることにより、
ほとんど除去されるものの、それでも臭気分が僅かなが
ら残留したり、特にVOCの分解生成物として新たに発
生するホルムアルデヒドやアセトアルデヒドなどのアル
デヒド類が残留してしまう。このような臭気残分や発生
したアルデヒド類を除去するために、前記光酸化触媒フ
ィルタ11及び紫外線光源8の下流側に、アルデヒド類
除去剤担持体10が配置される。
【0016】上記アルデヒド類除去剤担持体10は、通
気性を有していることがよく、ガラス繊維や合成繊維な
どの不織布又は織布などの基材に後述のアルデヒド類除
去剤を担持してシート状にしたもの、あるいは金属、合
成樹脂、セラミックス、紙等から加工したハニカムコア
のような基材にアルデヒド類除去剤を担持したもの等か
らなる通気性のフィルタ(アルデヒド類除去フィルタ1
2)が用いられる。
【0017】アルデヒド類除去剤担持体10(アルデヒ
ド類除去フィルタ12)に、担持されるアルデヒド類除
去剤には、主に分解作用による除去剤として金属粒子及
び/又は金属酸化物粒子、又は主に吸着作用による除去
剤として吸着剤粒子を挙げることができるが、本発明で
は、金属粒子及び/又は金属酸化物粒子及び吸着剤粒子
を混合したものが用いられる。これによって、残留する
臭気分やアルデヒド類が十分に除去される。
【0018】分解除去剤としての金属粒子及び金属酸化
物粒子には、マンガン、銅、亜鉛、鉄、バナジウム、ニ
ッケル、マグネシウム、アルミニウム、チタン、パラジ
ウム、白金、セリウム等の金属、又はそれらの金属酸化
物からなる粒子が挙げられるが、好ましくは二酸化マン
ガン、酸化マンガン等のマンガン酸化物粒子、酸化第二
銅、酸化第一銅等の銅酸化物粒子が用いられる。又、前
記マンガン酸化物粒子と銅酸化物粒子は、1種類で用い
てもよく、1種類以上を混ぜて用いてもよい。一方、前
記金属及び金属酸化物の粒子は、0.1〜10μmの大
きさの粒子が好ましく用いられる。前記粒子の大きさが
0.1μm未満であると粒子が凝集してしまい分散性が
低下するおそれがあり、又10μmを超えると比表面積
が小さくなって、分解能力が低下するおそれがある。
【0019】吸着剤粒子には、活性炭、ゼオライト、シ
リカゲル、活性アルミナ等の粒子、又は前記の粒子に硫
酸アルミニウム、よう素、硫酸第1鉄、りん酸カルシウ
ム、炭酸ナトリウム、珪酸マグネシウム、アスコルビン
酸、酒石酸、硼酸、蓚酸、タンニン酸、没食子酸等を添
着させた粒子が、1種類又は1種類以上を混ぜて用いら
れる。又、前記吸着剤には、好ましくは10〜1,00
0μm、より好ましくは10〜300μmの大きさの粒
子が用いられる。前記粒子の大きさが10μm未満であ
ると粒子が凝集してしまい分散性が低下するおそれがあ
り、又1,000μmを超えると比表面積が小さくなっ
て、吸着能力が低下するおそれがある。
【0020】上記のアルデヒド類除去剤は、不織布、織
布又はハニカムコア等の基材に担持させて、且つ通気性
を持たせてアルデヒド類除去フィルタ12に加工して用
いられる。なお、該アルデヒド類除去フィルタ12に
は、除去性能の点から比表面積の大きい形状に加工され
たものを用いることが好ましい。
【0021】そして、アルデヒド類除去剤のフィルタ基
材への担持(又は固定)は、バインダーを介して行うこ
とができる。バインダーには、スチレン−ブタジエン共
重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、ポリ
スチレン、ポリウレタン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニル
アルコール、ポリエチレン等からなるエマルジョンが用
いられる。
【0022】詳しくは、前記エマルジョンからなるバイ
ンダーをフィルタ基材に吹き付けたり、又はエマルジョ
ンにフィルタ基材を浸漬して該フィルタ基材に付着させ
た後、該フィルタ基材にアルデヒド類除去剤の粒子を吹
き付けて、乾燥させることにより固定できる。又は、前
記エマルジョンにアルデヒド類除去剤の粒子を加えて均
一に分散させ、これをフィルタ基材に吹き付けたり、あ
るいは前記エマルジョンにアルデヒド類除去剤の粒子を
分散させた液にフィルタ基材を浸漬して付着させた後、
乾燥させることにより固定できる。さらには、前記のア
ルデヒド類除去剤の粒子及びエマルジョンを水に分散せ
させて、前記と同様の方法により固定できる。
【0023】本発明の空気清浄機1には、上記した一次
除塵フィルタ5、除塵フィルタ6、光酸化触媒フィルタ
11、紫外線光源8及びアルデヒド類除去フィルタ12
が容器4内に組み込まれ、そして気流を生じさせる送気
ファン9が組み込まれる。
【0024】この空気清浄機1において、塵埃、浮遊細
菌、臭気分、VOCなどの汚染物質を含んだ空気は、送
気ファン9により吸気口2から吸引され、一次除塵フィ
ルタ5、除塵フィルタ6を通過すると塵埃が除去され、
又紫外線光源8より紫外線を含んだ光線が照射された光
酸化触媒フィルタ11を通過すると、臭気分やVOCが
除去され、次にアルデヒド類除去フィルタ12を通過す
ると、前段で除去しきれなかった臭気分や新たに分解に
よって発生したアルデヒド類が除去され、清浄化されて
排気口3より排出される。
【0025】
【実施例】図1〜図3は、本発明の実施例を示すが、そ
の構成を判りやすくさせるため、各構成の寸法関係は一
致させないで示している。空気清浄機1の容器4は、吸
気口2を正面にして、奥行き150mm、横400m
m、高さ400mmの鋼板製からなり、縦及び横290
mmの吸気口2、平面視で縦70mm、横150mmの
排気口3を設けた。送気ファン9には、シロッコファン
(風量2m3/分、出力30w)を用い、排気口3の上
流側に取り付けた。
【0026】一次除塵フィルタ5には、不織布フィルタ
(DS−300、日本無機株式会社製、商品名)縦及び
横300mmの大きさを用いて配置させ、又除塵フィル
タ6には、HEPAフィルタ(ATML−Z−E7、日
本無機株式会社製、商品名)縦及び横300mmの大き
さを用いて配置させた。
【0027】光酸化触媒には、酸化チタン(ST−0
1、石原産業株式会社製、商品名)を用い、又光酸化触
媒フィルタ11は、前記酸化チタンをアルミニウム製の
ハニカムコア(新日本コア株式会社製、77セル/cm
2)に付着させたものを用いた。なお、光酸化触媒フィ
ルタ11は、縦及び横300mm、厚さ6mmの大きさ
にして配置させた。
【0028】紫外線光源8には、320〜420ナノメ
ータの波長を発生する冷陰極管(管径10mm、長さ3
00mm)2本を光酸化触媒フィルタ11の下流側に取
り付けた。
【0029】アルデヒド類除去剤のうち、分解除去剤の
粒子には、二酸化マンガン(粒子径平均約2μm)と酸
化第二銅(粒子径平均約1.9μm)を用い、吸着剤粒
子には、活性炭(粒子径約50〜100μm)を用い
た。アルデヒド類除去フィルタ12には、アルミニウム
製のハニカムコア(新日本コア株式会社製、77セル/
cm2)縦及び横300mm、厚み25mmを用いた。
【0030】そして、アルデヒド類除去フィルタ12に
は、前記の分解除去剤及び吸着剤の粒子を次の方法によ
り担持させた。水1リットルに前記二酸化マンガン20
g、酸化第二銅25g、活性炭55gを均一に分散さ
せ、この分散液にバインダーとしてスチレン−アクリル
酸エステル共重合体(ポリゾールAP−6740、昭和
高分子株式会社製、商品名)20gをさらに均一に分散
させ、この分散液に前記ハニカムコアを浸漬して付着さ
せた後、乾燥して固定させた。図3には、上記の方法に
よって製作したアルデヒド類除去フィルタ12を示し、
(a)は正面図、(b)は(a)のB−B面における断
面図を示す。そしてこのアルデヒド類除去フィルタ12
を光酸化触媒フィルタ11及び紫外線光源8より下流側
に配置させた。
【0031】(試験例)上記で作製した空気清浄機1を
用いて、VOCの除去試験を行った。試験は次の方法に
従った。密閉された室内容積20m3の床に空気清浄機
1(吸気口2の吸引速度約0.4m/秒)を置き、VO
C成分としてトルエンを0.5ppmになるように注入
して拡散させ、空気清浄機1を運転させた。そして、空
気清浄機1の運転開始前及び運転開始1時間後に室内の
ホルムアルデヒド濃度を測定した。その結果、ホルムア
ルデヒド濃度は、初期0ppmが、1時間後には0.0
5ppmであった。このことは、トルエンが分解され
て、ホルムアルデヒドが生成したことを示し、そしてこ
のホルムアルデヒは、ホルムアルデヒド類除去フィルタ
12によって高度に除去されたことを示している。
【0032】(比較例)上記で作製した空気清浄機1か
らアルデヒド類除去フィルタ12を取り除いて、試験例
と同じ方法により、VOCの除去試験を行った。その結
果、ホルムアルデヒド濃度は、初期0ppmが、1時間
後には0.3ppmとなった。このことは、トルエンが
分解されて、ホルムアルデヒドが生成したことを示し、
そしてこのホルムアルデヒは、0.3ppmが残留した
ことを示している。
【0033】上記の試験例及び比較例より、本発明の空
気清浄機1は、光酸化触媒によりVOCが分解され、そ
してアルデヒド類が生成しても、このアルデヒド類を高
度に除去することができ、又その他の空気汚染成分を除
去できる機能を有している。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、吸気口及び排気口を有
する容器内に、少なくとも光酸化触媒担持体と、紫外線
を照射する紫外線光源と、送気ファンを収納してなる空
気清浄機において、前記光酸化触媒担持体及び紫外線光
源よりも下流側に、アルデヒド類除去剤担持体を配置さ
せるようにしたので、塵埃、臭気、浮遊細菌、VOCの
他に、光酸化触媒によって新たに発生するVOCの分解
生成物であるアルデヒド類も効率よく除去することので
きる空気清浄機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気清浄機の概要を示す斜視図。
【図2】図1のA−A面の断面図。
【図3】本発明の空気清浄機に用いるアルデヒド類除去
剤担持体(アルデヒド類除去フィルタ)を示し、(a)
は正面図、(b)は(a)のB−B面の断面図。
【図4】従来の空気清浄機の概要を示す斜視図。
【図5】図4のC−C面の断面図。
【符号の説明】
1.空気清浄機 2.吸気口 3.排気口 4.容器
5.一次除塵フィルタ 6.除塵フィルタ 7.光酸化触媒担持体 8.紫外線
光源 9.送気ファン 10.アルデヒド類除去剤担持体 11.光酸化触媒フ
ィルタ 12.アルデヒド類除去フィルタ
フロントページの続き Fターム(参考) 4C080 AA05 AA07 AA10 BB02 CC02 HH05 JJ04 KK08 LL10 MM01 MM02 MM03 MM04 MM05 MM06 MM07 MM11 NN01 QQ17 4D012 CA09 CA10 CB01 CB02 CB03 CG03 CH01 CH05 CK07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気口及び排気口を有する容器内に、少
    なくとも光酸化触媒担持体と、紫外線を照射する紫外線
    光源と、送気ファンを収納してなる空気清浄機におい
    て、前記光酸化触媒担持体及び紫外線光源よりも下流側
    に、アルデヒド類除去剤担持体を配置してなることを特
    徴とする空気清浄機。
  2. 【請求項2】 アルデヒド類除去剤担持体が、通気性を
    有する基材に金属粒子及び/又は金属酸化物粒子及び吸
    着剤粒子とを含むアルデヒド類除去剤を固定したフィル
    タからなることを特徴とする請求項1に記載の空気清浄
    機。
JP10237022A 1998-08-24 1998-08-24 空気清浄機 Pending JP2000060946A (ja)

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