JP2000059844A - ワイヤレスローカルループシステムにおける加入者端末の移動管理方法およびそれを実現するワイヤレスローカルループシステム - Google Patents
ワイヤレスローカルループシステムにおける加入者端末の移動管理方法およびそれを実現するワイヤレスローカルループシステムInfo
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- JP2000059844A JP2000059844A JP22807898A JP22807898A JP2000059844A JP 2000059844 A JP2000059844 A JP 2000059844A JP 22807898 A JP22807898 A JP 22807898A JP 22807898 A JP22807898 A JP 22807898A JP 2000059844 A JP2000059844 A JP 2000059844A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＷＬＬシステムにおいて移動端末の使用を可
能にする新規な移動管理方法を提供する。 【解決手段】 網（交換機）の側から着信要求があった
とき、固定加入者情報３０を参照して着信先が移動端末
であれば、基地局制御装置１４に接続されたすべての無
線基地局へ呼出信号を送出し、呼出応答を通知した無線
基地局が属する呼出エリアの番号を局データ２８を参照
して決定し、可変加入者情報３２に在圏エリア番号とし
て格納する。加入者端末から発信要求があったときは発
信要求を通知した無線基地局から在圏エリア番号を決定
する。網側から固定端末への着信のときは在圏エリア番
号を用いて加入者端末を呼び出し、応答がないときはす
べての呼出エリアに呼出をかける。
能にする新規な移動管理方法を提供する。 【解決手段】 網（交換機）の側から着信要求があった
とき、固定加入者情報３０を参照して着信先が移動端末
であれば、基地局制御装置１４に接続されたすべての無
線基地局へ呼出信号を送出し、呼出応答を通知した無線
基地局が属する呼出エリアの番号を局データ２８を参照
して決定し、可変加入者情報３２に在圏エリア番号とし
て格納する。加入者端末から発信要求があったときは発
信要求を通知した無線基地局から在圏エリア番号を決定
する。網側から固定端末への着信のときは在圏エリア番
号を用いて加入者端末を呼び出し、応答がないときはす
べての呼出エリアに呼出をかける。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザ端末装置か
らネットワークへのアクセス回線、特に、加入者端末か
ら交換機までの加入者回線、を無線で実現するワイヤレ
スローカルループ（ＷＬＬ）システムにおいて加入者端
末の移動を可能にする加入者端末の移動管理方法とそれ
を実現するＷＬＬシステムに関する。
らネットワークへのアクセス回線、特に、加入者端末か
ら交換機までの加入者回線、を無線で実現するワイヤレ
スローカルループ（ＷＬＬ）システムにおいて加入者端
末の移動を可能にする加入者端末の移動管理方法とそれ
を実現するＷＬＬシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】ユーザ端末装置からネットワークへのア
クセス回線、特に、加入者端末から交換機までの加入者
回線を、無線により比較的安価に実現するＷＬＬシステ
ムが注目されている。このＷＬＬシステムはＰＨＳ（パ
ーソナルハンディホンシステム）のような移動通信シス
テムの技術をそのまま応用して実現することができる。
クセス回線、特に、加入者端末から交換機までの加入者
回線を、無線により比較的安価に実現するＷＬＬシステ
ムが注目されている。このＷＬＬシステムはＰＨＳ（パ
ーソナルハンディホンシステム）のような移動通信シス
テムの技術をそのまま応用して実現することができる。
【０００３】ＰＨＳなどの移動通信システムでは、網側
から移動端末への着信のために、位置登録機能により各
移動端末がどこにいるかが常に網側から監視される。す
なわち、各無線基地局から位置情報を含む報知情報が常
時発信される。移動端末は待期中のときもこれを受信し
て位置情報を記憶し、受信可能な基地局が複数のときは
受信レベル、エラーレートを基準として１つの無線基地
局を選択して位置情報を記憶する。移動により、記憶し
ている位置情報と受信した位置情報に相違が生じたら、
端末から網に対して端末の現在位置の登録要求を出す。
これによって、網側では各移動端末の現在位置を常に把
握することができ、網側から移動端末への着信が可能に
なる。
から移動端末への着信のために、位置登録機能により各
移動端末がどこにいるかが常に網側から監視される。す
なわち、各無線基地局から位置情報を含む報知情報が常
時発信される。移動端末は待期中のときもこれを受信し
て位置情報を記憶し、受信可能な基地局が複数のときは
受信レベル、エラーレートを基準として１つの無線基地
局を選択して位置情報を記憶する。移動により、記憶し
ている位置情報と受信した位置情報に相違が生じたら、
端末から網に対して端末の現在位置の登録要求を出す。
これによって、網側では各移動端末の現在位置を常に把
握することができ、網側から移動端末への着信が可能に
なる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】移動通信システムの技
術をＷＬＬシステムに適用するとしても、ＷＬＬシステ
ムでは各端末が固定されているのが原則であるから、シ
ステムにとって負担の大きい位置登録機能はシステム側
には実装する必要がない。しかしながら、ＷＬＬシステ
ムでも移動端末を使用したいという要望が強く、この場
合に、位置登録機能なしで端末がどの呼出エリアにいる
かが把握できて、網側から端末への着信が効率良く行な
えることが望ましい。また、固定端末の場合でも、事業
所の引っ越し等により固定端末が他の呼出エリアへ移動
したときに、特別な設置工事なしでサービスを続行でき
ることが望ましい。
術をＷＬＬシステムに適用するとしても、ＷＬＬシステ
ムでは各端末が固定されているのが原則であるから、シ
ステムにとって負担の大きい位置登録機能はシステム側
には実装する必要がない。しかしながら、ＷＬＬシステ
ムでも移動端末を使用したいという要望が強く、この場
合に、位置登録機能なしで端末がどの呼出エリアにいる
かが把握できて、網側から端末への着信が効率良く行な
えることが望ましい。また、固定端末の場合でも、事業
所の引っ越し等により固定端末が他の呼出エリアへ移動
したときに、特別な設置工事なしでサービスを続行でき
ることが望ましい。
【０００５】したがって本発明の目的は、移動通信シス
テムにおける位置登録機能を実装することなく、加入者
端末がどの呼出エリアにいるかを把握することができ
て、網側から加入者端末への着信を効率良く行なうこと
のできるＷＬＬシステムにおける加入者端末の移動管理
方法およびそれを実現するＷＬＬシステムを提供するこ
とにある。
テムにおける位置登録機能を実装することなく、加入者
端末がどの呼出エリアにいるかを把握することができ
て、網側から加入者端末への着信を効率良く行なうこと
のできるＷＬＬシステムにおける加入者端末の移動管理
方法およびそれを実現するＷＬＬシステムを提供するこ
とにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
無線基地局と、該複数の無線基地局のすべてと交換機と
に接続された基地局制御装置とを具備するワイヤレスロ
ーカルループシステムにおける加入者端末の移動管理方
法であって、交換機の側から加入者端末の１つへの着信
要求があったとき、基地局制御装置に接続されたすべて
の無線基地局から該加入者端末へ呼出信号を送出し、該
呼出信号に対する該加入者端末からの呼出応答をどの無
線基地局が受信したかに基いて該加入者端末の位置を決
定して記憶する各ステップを具備する方法が提供され
る。
無線基地局と、該複数の無線基地局のすべてと交換機と
に接続された基地局制御装置とを具備するワイヤレスロ
ーカルループシステムにおける加入者端末の移動管理方
法であって、交換機の側から加入者端末の１つへの着信
要求があったとき、基地局制御装置に接続されたすべて
の無線基地局から該加入者端末へ呼出信号を送出し、該
呼出信号に対する該加入者端末からの呼出応答をどの無
線基地局が受信したかに基いて該加入者端末の位置を決
定して記憶する各ステップを具備する方法が提供され
る。
【０００７】本発明によれば、複数の無線基地局と、該
複数の無線基地局のすべてと交換機とに接続された基地
局制御装置とを具備するワイヤレスローカルループシス
テムであって、交換機の側から加入者端末の１つへの着
信要求があったとき、基地局制御装置に接続されたすべ
ての無線基地局から該加入者端末へ呼出信号を送出する
手段と、該呼出信号に対する該加入者端末からの呼出応
答をどの無線基地局が受信したかに基いて該加入者端末
の位置を決定して記憶する手段とを具備するシステムも
また提供される。
複数の無線基地局のすべてと交換機とに接続された基地
局制御装置とを具備するワイヤレスローカルループシス
テムであって、交換機の側から加入者端末の１つへの着
信要求があったとき、基地局制御装置に接続されたすべ
ての無線基地局から該加入者端末へ呼出信号を送出する
手段と、該呼出信号に対する該加入者端末からの呼出応
答をどの無線基地局が受信したかに基いて該加入者端末
の位置を決定して記憶する手段とを具備するシステムも
また提供される。
【０００８】一般の移動無線システムの場合、移動端末
が移動可能な範囲が広いので、着呼のたびにすべてのエ
リアに対して呼出をかけるのは現実的ではない。しか
し、ＷＬＬシステムでは１つの基地局制御装置の配下に
ある無線基地局の数は多くないので、すべての無線基地
局へ呼出をかけてもシステムの負担は大きくない。ま
た、一般の移動無線システムおける位置登録において
は、移動端末に無線基地局から受信される位置情報が変
化しない限り位置登録要求を出さないので、システム側
の障害で各端末の位置登録情報を失なうとすみやかな復
旧が困難であり、絶対にそうならないような仕組みが必
要である。これに対して本発明の移動管理方法によれ
ば、システム側で端末の位置情報を失っても、端末への
着信または端末からの発信時に位置情報を新たに取得す
ることができる。
が移動可能な範囲が広いので、着呼のたびにすべてのエ
リアに対して呼出をかけるのは現実的ではない。しか
し、ＷＬＬシステムでは１つの基地局制御装置の配下に
ある無線基地局の数は多くないので、すべての無線基地
局へ呼出をかけてもシステムの負担は大きくない。ま
た、一般の移動無線システムおける位置登録において
は、移動端末に無線基地局から受信される位置情報が変
化しない限り位置登録要求を出さないので、システム側
の障害で各端末の位置登録情報を失なうとすみやかな復
旧が困難であり、絶対にそうならないような仕組みが必
要である。これに対して本発明の移動管理方法によれ
ば、システム側で端末の位置情報を失っても、端末への
着信または端末からの発信時に位置情報を新たに取得す
ることができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は本発明の一実施例に係るＷ
ＬＬシステムの構成を示す。呼出エリア１０の各々には
少なくとも１台の無線基地局１２が配置される。すべて
の無線基地局１２は基地局制御装置１４に接続され、基
地局制御装置１４はさらに世界標準インターフェースで
電話網１６の交換機に接続される。１８はＷＬＬシステ
ムのサービスを受ける加入者端末を示す。加入者端末１
８にはＳＵ（Subscriber Unit）に接続された宅内電話
機や公衆電話などの固定設置型の端末の他に、移動端末
（ＰＳ＝Portable Station）が含まれる。ＷＬＬシステ
ムの加入者の課金情報などは電話網１６の他の加入者の
情報と全く同じ扱いでホームメモリ２０へ格納される。
一方、各加入者端末の位置情報などのＷＬＬシステム固
有の情報はすべて後述するように基地局制御装置１４に
格納される。したがって、世界標準インターフェースを
有する交換機であれば網１６側の設計変更なしで接続が
可能である。すなわち本システムは交換機互換のシステ
ムである。
ＬＬシステムの構成を示す。呼出エリア１０の各々には
少なくとも１台の無線基地局１２が配置される。すべて
の無線基地局１２は基地局制御装置１４に接続され、基
地局制御装置１４はさらに世界標準インターフェースで
電話網１６の交換機に接続される。１８はＷＬＬシステ
ムのサービスを受ける加入者端末を示す。加入者端末１
８にはＳＵ（Subscriber Unit）に接続された宅内電話
機や公衆電話などの固定設置型の端末の他に、移動端末
（ＰＳ＝Portable Station）が含まれる。ＷＬＬシステ
ムの加入者の課金情報などは電話網１６の他の加入者の
情報と全く同じ扱いでホームメモリ２０へ格納される。
一方、各加入者端末の位置情報などのＷＬＬシステム固
有の情報はすべて後述するように基地局制御装置１４に
格納される。したがって、世界標準インターフェースを
有する交換機であれば網１６側の設計変更なしで接続が
可能である。すなわち本システムは交換機互換のシステ
ムである。
【００１０】図２は基地局制御装置１４の構成を示す。
呼制御および通信路の設定を行なう呼制御通信部２２は
交換機インターフェース２４を介して電話網１６（図
１）の交換機に接続され、無線基地局インターフェース
２６を介して多数の無線基地局１２へ接続されている。
呼制御通信部２２は、呼制御を行なうにあたり、局デー
タ２８および固定加入者情報３０の内容を参照し、可変
加入者情報３２の内容の読み書きを行なう。
呼制御および通信路の設定を行なう呼制御通信部２２は
交換機インターフェース２４を介して電話網１６（図
１）の交換機に接続され、無線基地局インターフェース
２６を介して多数の無線基地局１２へ接続されている。
呼制御通信部２２は、呼制御を行なうにあたり、局デー
タ２８および固定加入者情報３０の内容を参照し、可変
加入者情報３２の内容の読み書きを行なう。
【００１１】局データ２８には、基地局制御装置１４に
接続されている無線基地局１２（図１）の番号と各無線
基地局１２が属する呼出エリア１０の番号が記憶されて
いる。前述したように、各呼出エリア１０に１台もしく
はそれ以上の無線基地局１２が配置される。固定加入者
情報３０には、ＷＬＬシステムの各加入者端末１８の番
号（電話番号）とそれが移動端末（ＰＳ）であるか固定
端末（ＳＵ）であるかの区別が記憶されている。可変加
入者情報３２には、後述する処理により決定された各端
末の位置情報、すなわち、各端末１８がどの呼出エリア
１０に存在するかを示す在圏エリア番号が格納される。
端末１８の位置情報として呼出エリア１０の番号を格納
する代わりに、各端末１８がどの無線基地局１２と交信
しているかを示す基地局番号を格納しても良い。
接続されている無線基地局１２（図１）の番号と各無線
基地局１２が属する呼出エリア１０の番号が記憶されて
いる。前述したように、各呼出エリア１０に１台もしく
はそれ以上の無線基地局１２が配置される。固定加入者
情報３０には、ＷＬＬシステムの各加入者端末１８の番
号（電話番号）とそれが移動端末（ＰＳ）であるか固定
端末（ＳＵ）であるかの区別が記憶されている。可変加
入者情報３２には、後述する処理により決定された各端
末の位置情報、すなわち、各端末１８がどの呼出エリア
１０に存在するかを示す在圏エリア番号が格納される。
端末１８の位置情報として呼出エリア１０の番号を格納
する代わりに、各端末１８がどの無線基地局１２と交信
しているかを示す基地局番号を格納しても良い。
【００１２】図３は、加入者端末１８から発信要求があ
ったときにこれを利用して在圏エリア番号（または交信
中の基地局の番号）を決定して可変加入者情報３２とし
て格納するまでのシーケンスを示す。図３において、ま
ず、基地局制御装置１４が起動されると、可変加入者情
報３２の在圏エリア番号はすべてリセットされる（ステ
ップ１０００）。その後、加入者端末１８から発信要求
が或る無線基地局１２へ向けて出されると、それが基地
局制御装置１４へ伝えられる（ステップ１００２）。基
地局制御装置１４では固定加入者情報３０を参照して発
信要求を出した加入者端末が登録されているか否かを調
べ（ステップ１００４）、登録されていなければ発信を
拒否する（ステップ１００６）。登録された加入者であ
れば、発信信号を通知した無線基地局の番号を使って局
データ２８をサーチして呼出エリアを決定し（ステップ
１００６）、決定された呼出エリアの番号を可変加入者
情報３２へ在圏エリア番号として格納する（ステップ１
００８）。その後、通常の発信接続処理が開始される。
可変加入者情報３２として無線基地局番号を格納する場
合には、ステップ１００６の処理は不要であり、発信要
求を通知した無線基地局番号が可変加入者情報３２へ格
納される。
ったときにこれを利用して在圏エリア番号（または交信
中の基地局の番号）を決定して可変加入者情報３２とし
て格納するまでのシーケンスを示す。図３において、ま
ず、基地局制御装置１４が起動されると、可変加入者情
報３２の在圏エリア番号はすべてリセットされる（ステ
ップ１０００）。その後、加入者端末１８から発信要求
が或る無線基地局１２へ向けて出されると、それが基地
局制御装置１４へ伝えられる（ステップ１００２）。基
地局制御装置１４では固定加入者情報３０を参照して発
信要求を出した加入者端末が登録されているか否かを調
べ（ステップ１００４）、登録されていなければ発信を
拒否する（ステップ１００６）。登録された加入者であ
れば、発信信号を通知した無線基地局の番号を使って局
データ２８をサーチして呼出エリアを決定し（ステップ
１００６）、決定された呼出エリアの番号を可変加入者
情報３２へ在圏エリア番号として格納する（ステップ１
００８）。その後、通常の発信接続処理が開始される。
可変加入者情報３２として無線基地局番号を格納する場
合には、ステップ１００６の処理は不要であり、発信要
求を通知した無線基地局番号が可変加入者情報３２へ格
納される。
【００１３】図４は網１６側から着信要求があったとき
の在圏エリア番号（または基地局番号）の決定と格納の
シーケンスを示す。網側から着信要求があったとき、ま
ず、固定加入者情報３０を参照して着信先の端末が移動
端末かどうかが調べられる（ステップ１１００）。移動
端末でないとき次に可変加入者情報３２を参照して、着
信先の端末の在圏エリア番号が記憶されているかどうか
が調べられる。在圏エリア番号が記憶されていれば、そ
の呼出エリアに対して呼出信号を送出し（ステップ１１
０４）、呼出信号に対して端末から応答があれば（ステ
ップ１１０６）、通常の着信接続処理に移行する。着信
先の端末が移動端末のときまたは在圏エリアが格納され
ていないとき、全エリア呼出の処理へ移行する。
の在圏エリア番号（または基地局番号）の決定と格納の
シーケンスを示す。網側から着信要求があったとき、ま
ず、固定加入者情報３０を参照して着信先の端末が移動
端末かどうかが調べられる（ステップ１１００）。移動
端末でないとき次に可変加入者情報３２を参照して、着
信先の端末の在圏エリア番号が記憶されているかどうか
が調べられる。在圏エリア番号が記憶されていれば、そ
の呼出エリアに対して呼出信号を送出し（ステップ１１
０４）、呼出信号に対して端末から応答があれば（ステ
ップ１１０６）、通常の着信接続処理に移行する。着信
先の端末が移動端末のときまたは在圏エリアが格納され
ていないとき、全エリア呼出の処理へ移行する。
【００１４】図５は全エリア呼出の処理のシーケンスを
示す。すべての無線基地局１〜Ｎに対して着信先の加入
者端末を呼び出す呼出信号を送出する（ステップ１２０
０）。呼出信号に対して端末から応答があれば（ステッ
プ１２０２）、固定加入者情報３０を参照して、応答し
た端末が登録されているか否かを調べ（ステップ１２０
４）、登録されていなければ着信を拒否する（ステップ
１２０６）。登録されていれば、発信信号を通知した無
線基地局の番号を使って局データ２８をサーチして呼出
エリアを決定し（ステップ１２０６）、決定された呼出
エリア番号を可変加入者情報３２へ在圏エリア番号とし
て格納する（ステップ１２０８）。その後、通常の着信
接続処理が開始される。
示す。すべての無線基地局１〜Ｎに対して着信先の加入
者端末を呼び出す呼出信号を送出する（ステップ１２０
０）。呼出信号に対して端末から応答があれば（ステッ
プ１２０２）、固定加入者情報３０を参照して、応答し
た端末が登録されているか否かを調べ（ステップ１２０
４）、登録されていなければ着信を拒否する（ステップ
１２０６）。登録されていれば、発信信号を通知した無
線基地局の番号を使って局データ２８をサーチして呼出
エリアを決定し（ステップ１２０６）、決定された呼出
エリア番号を可変加入者情報３２へ在圏エリア番号とし
て格納する（ステップ１２０８）。その後、通常の着信
接続処理が開始される。
【００１５】図６は固定端末が引っ越しのため、他の呼
出エリアに移動しても特別な設置工事なしでサービスを
続行することが可能な移動管理方法を実現するシーケン
スを示す。網側から（固定端末へ）着信要求があり、可
変加入者情報３２に着信先の端末の在圏エリア番号が格
納されているとき（ステップ１３００）、着信先の端末
へ呼出信号を送出するとともに（ステップ１３０２）、
呼出応答待ちタイマが起動される（ステップ１３０
４）。加入者端末からの呼出応答がない間にタイマがタ
イムアウトすると、図５を参照して説明した全エリア呼
出の処理が実行され、これによって移動後の端末が存在
する呼出エリアの番号が可変加入者情報３２へ記憶され
る。
出エリアに移動しても特別な設置工事なしでサービスを
続行することが可能な移動管理方法を実現するシーケン
スを示す。網側から（固定端末へ）着信要求があり、可
変加入者情報３２に着信先の端末の在圏エリア番号が格
納されているとき（ステップ１３００）、着信先の端末
へ呼出信号を送出するとともに（ステップ１３０２）、
呼出応答待ちタイマが起動される（ステップ１３０
４）。加入者端末からの呼出応答がない間にタイマがタ
イムアウトすると、図５を参照して説明した全エリア呼
出の処理が実行され、これによって移動後の端末が存在
する呼出エリアの番号が可変加入者情報３２へ記憶され
る。
【００１６】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明によれば、
ＷＬＬシステムにおいて、位置登録機能を実装すること
なく、移動端末へのサービスが可能になる。また、端末
の位置情報は網側でなくＷＬＬシステムの側で管理され
るので、交換機互換が維持される。
ＷＬＬシステムにおいて、位置登録機能を実装すること
なく、移動端末へのサービスが可能になる。また、端末
の位置情報は網側でなくＷＬＬシステムの側で管理され
るので、交換機互換が維持される。
【図１】本発明の一実施例に係るＷＬＬシステムの構成
を示す図である。
を示す図である。
【図２】図１の基地局制御装置１４の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図３】加入者端末から発信要求があったときの移動管
理のシーケンスを示す図である。
理のシーケンスを示す図である。
【図４】網側から着信要求があったときの移動管理のシ
ーケンスを示す図である。
ーケンスを示す図である。
【図５】全エリア呼出処理のシーケンスを示す図であ
る。
る。
【図６】固定端末の移動に対応可能な移動管理のシーケ
ンスを示す図である。
ンスを示す図である。
１０…呼出エリア １２…無線基地局 １８…加入者端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 誠 神奈川県横浜市港北区新横浜３丁目９番18 号 富士通コミュニケーション・システム ズ株式会社内 (72)発明者 石橋 亮一 神奈川県川崎市中原区上小田中４丁目１番 １号 富士通株式会社内 (72)発明者 猪子 勝利 神奈川県横浜市港北区新横浜２丁目３番９ 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内
Claims (8)
- 【請求項１】 複数の無線基地局と、該複数の無線基地
局のすべてとネットワークとに接続された基地局制御装
置とを具備するワイヤレスローカルループシステムにお
ける加入者端末の移動管理方法であって、 ネットワークの側から加入者端末の１つへの着信要求が
あったとき、基地局制御装置に接続されたすべての無線
基地局から該加入者端末へ呼出信号を送出し、 該呼出信号に対する該加入者端末からの呼出応答をどの
無線基地局が受信したかに基いて該加入者端末の位置を
決定して記憶する各ステップを具備する方法。 - 【請求項２】 前記複数の加入者端末の１つからの発信
要求があったとき該発信要求をどの無線基地局が受信し
たかに基いて該加入者端末の位置を決定して記憶するス
テップをさらに具備する請求項１記載の方法。 - 【請求項３】 加入者端末が固定端末であるか移動端末
であるかの区別が予め記憶され、 ネットワークの側からの着信要求があったとき、該区別
に基いてすべての無線基地局からの呼出信号の送出が決
定される請求項１記載の方法。 - 【請求項４】 ネットワークからの着信要求があったと
き、記憶されている加入者端末の位置への呼出信号に応
答がなければ、すべての無線基地局から呼出信号が送出
される請求項１記載の方法。 - 【請求項５】 複数の無線基地局と、該複数の無線基地
局のすべてとネットワークとに接続された基地局制御装
置とを具備するワイヤレスローカルループシステムであ
って、 ネットワークの側から加入者端末の１つへの着信要求が
あったとき、基地局制御装置に接続されたすべての無線
基地局から該加入者端末へ呼出信号を送出する手段と、 該呼出信号に対する該加入者端末からの呼出応答をどの
無線基地局が受信したかに基いて該加入者端末の位置を
決定して記憶する手段とを具備するシステム。 - 【請求項６】 前記複数の加入者端末の１つからの発信
要求があったとき該発信要求をどの無線基地局が受信し
たかに基いて該加入者端末の位置を決定して記憶する手
段をさらに具備する請求項５記載のシステム。 - 【請求項７】 加入者端末が固定端末であるか移動端末
であるかの区別を予め記憶する手段をさらに具備し、 前記呼出信号送出手段は、ネットワークの側からの着信
要求があったとき、該区別に基いてすべての無線基地局
からの呼出信号の送出を決定する請求項５記載のシステ
ム。 - 【請求項８】 前記呼出信号送出手段は、ネットワーク
からの着信要求があったとき、記憶されている加入者端
末の位置への呼出信号に応答がなければ、すべての無線
基地局から呼出信号を送出する請求項５記載のシステ
ム。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22807898A JP3929180B2 (ja) | 1998-08-12 | 1998-08-12 | ワイヤレスローカルループシステムにおける加入者端末の移動管理方法およびそれを実現するワイヤレスローカルループシステム |
| CN 99117715 CN1132346C (zh) | 1998-08-12 | 1999-08-12 | 无线本地回路***及其用户终端的移动管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22807898A JP3929180B2 (ja) | 1998-08-12 | 1998-08-12 | ワイヤレスローカルループシステムにおける加入者端末の移動管理方法およびそれを実現するワイヤレスローカルループシステム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000059844A true JP2000059844A (ja) | 2000-02-25 |
| JP3929180B2 JP3929180B2 (ja) | 2007-06-13 |
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