JP2000059297A - Cdma移動通信システムおよびその下り送信電力制御方法 - Google Patents

Cdma移動通信システムおよびその下り送信電力制御方法

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JP2000059297A JP22814498A JP22814498A JP2000059297A JP 2000059297 A JP2000059297 A JP 2000059297A JP 22814498 A JP22814498 A JP 22814498A JP 22814498 A JP22814498 A JP 22814498A JP 2000059297 A JP2000059297 A JP 2000059297A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトハンドオーバが行われる際に、通信回
線のサービス品質を悪化させずに下り回線の通信容量を
削減する。 【解決手段】 移動局は、各基地局との間の回線におけ
る伝搬損失を測定し(ステップ101)、その値が最小
である基地局を伝搬損失最小基地局とする(ステップ1
02)。さらに、移動局は回線のフェージングの大きさ
を測定し(ステップ103)、そのフェージングの大き
さの情報と伝搬損失最小基地局の情報を上り回線に送信
する(ステップ104)。基地局では、フェージングが
小さく自局が伝搬損失最小基地局に該当しない場合には
送信をオフする。ソフトハンドオーバ時には、フェージ
ングが小さく通信回線の状態が良い移動局には1つの基
地局のみから送信されることにより下り回線容量が削減
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動局、基地局、
基地局制御装置および交換局とから構成されるCDMA
(符号分割多元接続:Code Division M
ultipleAccess)移動通信システムに関
し、特にCDMA移動通信システムにおける下り送信電
力制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動通信システムに用いられる通
信方式として、干渉や妨害に強いCDMA通信方式が注
目されている。このCDMA通信方式とは、送信側では
送信したいユーザ信号を拡散符号により拡散して送信
し、受信側ではその拡散符号と同一の拡散符号を用いて
逆拡散を行うことにより元のユーザ信号を得る通信シス
テムである。
【0003】そして、このCDMA移動通信システムで
は、複数の送信側がそれぞれ直交性を有する異なる拡散
符号を使用して拡散を行ない、受信側では逆拡散を行う
際に使用する拡散符号を選択することにより各通信の特
定を行うことができるため、複数の通信により同一の周
波数帯域を使用することができる。
【0004】しかし、使用する全ての拡散符号の間で完
全に直交性を保つことは困難であるため、実際にはそれ
ぞれの拡散符号は完全な直交とはならず、他符号との間
に相関成分を有することとなる。そのため、これらの相
関成分が自通信にとっては干渉成分となり、通信品質の
劣化要因となる。このような要因で干渉成分が生じるた
め、通信の数が増えるに従って干渉成分も増加する。そ
のため、ある周波数帯域において多重することができる
通信回線の数は、それぞれの通信回線の送信電力が低い
ほど増やすことができる。
【0005】そのため、CDMA移動通信システムにお
ける基地局はそれぞれの移動局との間に設定された通信
回線により得られるEb/I0(希望受信波電力(E
b)対干渉波電力(I0)比)が最低限度の通信品質を
確保するために必要なEb/I0(以下所要Eb/I0
と呼ぶ)となるように各移動局の送信電力の制御を行な
っている。この送信電力制御を上り送信電力制御とい
う。
【0006】具体的には、基地局から移動局に送信され
る下り回線に移動局に対して送信電力のアップ/ダウン
を指示するためのTPC(Transmission
Power Contoroll:送信電力制御)情報
が含まれており、基地局はこのTPC情報により各移動
局に対して現在の送信電力のアップまたはダウン指示を
行なっている。
【0007】このようなCDMA移動通信システムの構
成を図13に示す。
【0008】このCDMA移動通信システムは、交換局
40と、基地局制御装置30と、基地局201、20
2と、移動局10とから構成されている。
【0009】交換局40には、実際には基地局制御装置
30以外の基地局制御装置が接続され、基地局制御装置
30には実際には基地局201、202以外の基地局が接
続され、基地局201、202は移動局10以外の移動局
とも実際には通信を行なっているが、ここでは説明を簡
単にするため省略する。
【0010】また、基地局制御装置30は、ATM(A
synchronous Transfer Mod
e:非同期転送モード)スイッチ31と、制御部32と
を有している。
【0011】ATMスイッチ31は、交換局からのAT
Mセルをユーザ情報51として、行き先アドレスに従っ
て基地局201または基地局202に送信している。
【0012】制御部32は、基地局201、202の動作
を制御するための制御情報52を基地局201、202
送信している。
【0013】図14は、CDMA移動通信システムにお
ける移動局10の構成を示すブロック図である。
【0014】移動局10は、復調器11と、アナログデ
ジタル変換器12と、通信チャネルレイク受信機13
と、復号化部14と、止まり木CHレイク受信機151
〜153と、止まり木CH受信レベル測定部161〜16
3と、制御部17と、受信レベル測定部18と、減算器
19と、送信電力計算部21と、符号化部22と、デジ
タルアナログ変換器23と、変調器24とから構成され
ている。
【0015】移動局10では、受信された下り回線は先
ず復調器11において復調されベースバンド信号に変換
され、アナログデジタル変換器12においてデジタル信
号に変換される。そして、そのデジタル信号は、通信チ
ャネルレイク受信機13においてレイク合成され、復号
化部14において復号され受信ユーザ情報が抽出され
る。
【0016】また、通信チャネルレイク受信機13にお
いてレイク合成された後の信号は受信レベル測定部18
においてその受信レベルが測定される。
【0017】また、アナログデジタル変換器12からの
デジタル信号は、止まり木CHレイク受信機151〜1
3、止まり木CH受信レベル測定部161〜163に入
力されることにより複数の基地局から受信した止まり木
CH受信レベルが測定され、制御部17に伝達される。
【0018】また、減算器19では、受信レベル測定部
18において測定された通信チャネルの受信レベルと制
御部17からの目標レベルのと間の差が演算される。そ
して、その演算結果は送信電力計算部21に入力され下
り送信電力情報に変換される。
【0019】送信ユーザ情報は、符号化部22において
符号化され、デジタルアナログ変換器23において送信
電力計算部21において求められた下り送信電力情報と
ともにアナログ信号に変換される。そして、そのアナロ
グ信号は変調器24において変調された後に上り回線
(移動局から基地局への通信回線)として基地局に送信
される。
【0020】図15は、CDMA移動通信システムにお
ける基地局201の構成を示したブロック図である。
【0021】この基地局201は、変調器25と、デジ
タルアナログ変換器26と、符号化部27と、送信電力
計算部28と、制御部29と、受信レベル測定部41
と、減算器42と、アナログデジタル変換器43と、通
信チャネルレイク受信機44と、復調器45と、復号化
部46とから構成されている。
【0022】基地局201では、受信した上り回線は、
復調器45で復調されアナログデジタル変換器43にお
いてデジタル信号に変換され、通信チャネルレイク受信
機44においてレイク合成され、復号化部46において
復号され受信ユーザ情報として抽出される。
【0023】また、通信チャネルレイク受信機44にお
いてレイク合成された後の信号は受信レベル測定部41
においてその受信レベルが測定される。
【0024】また、減算器42では、受信レベル測定部
41において測定された通信チャネルの受信レベルと制
御部29からの目標レベルのと間の差が演算される。そ
して、その演算結果は送信電力計算部28に入力され制
御部29からの下り送信オン/オフ指示信号47ととも
に下り送信電力情報に変換される。
【0025】また、送信ユーザ情報は、符号化部27に
おいて符号化され、デジタルアナログ変換器26におい
て、送信電力計算部28において求められた下り送信電
力情報に基づいてアナログ信号に変換される。そして、
このアナログ信号は変調器25において変調され下り回
線として送信される。
【0026】このようなCDMA移動通信システムで
は、基地局は移動局と通信を行うことができる範囲であ
るセルを構成している。そして、移動局はある基地局と
の間で通信回線を設定しながら移動してその基地局のセ
ルの外に出てしまう場合には、移動先のセルを構成して
いる他の基地局と間で新たな通信回線を設定するハンド
オーバを行なわなければならない。
【0027】スペクトラム拡散方式による移動通信シス
テムは、基地局間ハンドオーバをおこなう場合に瞬断等
を回避してサービス品質を保つためにソフトハンドオー
バを行なっている。図16に示すように、ソフトハンド
オーバは、1つの移動局10が複数の基地局201、2
2と同時に通信を行うもので、同一無線周波数を使用
できるスペクトラム拡散通信特有の機能である。
【0028】しかし、ソフトハンドオーバが行われる時
には、複数の基地局から下り回線に同じ情報を送信する
ため、1通信あたりの下り回線の送信電力が多くなり、
その結果、他の通信に与える干渉電力が増え、通信容量
の制約となっている。
【0029】このような制約を改善するために、図17
に示すように、ソフトハンドオーバ時に下り送信を最も
伝搬損失の少ない1つの基地局から送信することによ
り、1通信あたりの下り回線の送信電力を減らす方法
が、例えば下記の文献に提案されている。
【0030】文献:古川[日本電気]"DS−CDMAセ
ルラーシステムの下り回線における基地局選択型電力送
信制御" 電子情報通信学会通信ソサエティ大会 B−
5−118 1998年3月しかし、この従来の下り送
信電力制御方法では、ソフトハンドオーバ時は常に1つ
の基地局のみからしか送信が行われないため、通信回線
におけるフェージングが大きい場合には、ユーザ品質を
確保することができない。
【0031】マルチメディア通信において、ネットワー
ク側にあるデータベースなどから大容量のデータを移動
局に送る割合が多いと予測されている。今後マルチメデ
ィア通信の比重が大きくなると、上り回線に比べ、下り
回線の無線回線容量を増やすことが必要とされているた
め、これらの下り回線の送信電力を減らす方法の必要性
がある。
【0032】なお、移動局から基地局への通信回線であ
る上り回線は、常時1通信あたり1送信であり、複数の
基地局で受信することにより、ソフトハンドオーバの効
果を得ているのでソフトハンドオーバが行われる時に送
信電力が増加するというような問題は発生しない。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のCDM
A移動通信システムでは、ソフトハンドオーバが行われ
ると、1通信あたりの下り回線の送信電力が多くなり、
他の通信に与える干渉電力が増え、下り回線の通信容量
の制約となるという問題点があった。
【0034】本発明の目的は、ソフトハンドオーバが行
われる際に、通信回線のサービス品質を悪化させずに下
り回線の通信容量を削減することができるCDMA移動
通信システムを提供することである。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のCDMA移動通信システムは、ソフトハン
ドーオーバを行う各基地局から報知された止まり木チャ
ネルの送信電力値と実際に受信した止まり木チャネルの
受信電力との差から前記各基地局との間に設定されてい
る通信回線の伝搬損失を求め、該伝搬損失が最小である
基地局を示す情報である伝搬損失最小基地局情報を生成
し、前記通信回線におけるフェージングの大きさを測定
し、該フェージングの大きさの値が予め定められたしき
い値より大きいかどうかを判定した結果をフェージング
情報として生成し、前記伝搬損失最小基地局情報と、前
記フェージング情報と、前記伝搬損失最小基地局情報お
よび前記フェージング情報の誤り検出を行うための誤り
検出情報とを下り送信電力情報として上り回線に含めて
送信している移動局と、前記移動局からの上り回線に含
まれている下り送信電力情報を復号し、前記フェージン
グ情報と前記伝搬損失最小基地局情報に対して前記誤り
検出情報を用いた誤り検出を行い、該誤り検出において
誤りが検出されず、かつ前記フェージング情報がフェー
ジングの大きさが前記しきい値より小さいことを示し、
かつ自局が前記伝搬損失最小基地局に該当しない場合に
は送信をオフし、前記条件以外の場合には送信をオンと
する複数の基地局とを有している。
【0036】本発明では、移動局は、各基地局との間の
回線における伝搬損失を測定し、その値が最小である基
地局を伝搬損失最小基地局とし、通信回線のフェージン
グの大きさを測定し、そのフェージング情報と伝搬損失
最小基地局情報を上り回線に送信する。そして、基地局
では、フェージングが小さく自局が伝搬損失最小基地局
に該当しない場合には送信をオフするようにしたもので
ある。
【0037】したがって、ソフトハンドオーバが行われ
る際には、フェージングが小さく通信回線の状態が良い
移動局には1つの基地局のみから送信が行われ、フェー
ジングが大きく通信回線の状態が悪い移動局には複数の
基地局から送信が行われるので通信品質を保ったまま下
り回線容量を削減することができる。
【0038】また、本発明の他のCDMA移動通信シス
テムは、ソフトハンドーオーバを行う各基地局から報知
された止まり木チャネルの送信電力値と実際に受信した
止まり木チャネルの受信電力との差から前記各基地局と
の間に設定されている通信回線の伝搬損失を求め、該伝
搬損失が最小である基地局を示す情報である伝搬損失最
小基地局情報を生成し、前記伝搬損失最小基地局情報
と、前記伝搬損失最小基地局情報の誤り検出を行うため
の誤り検出情報とを下り送信電力情報として上り回線に
含めて送信している移動局と、前記移動局からの上り回
線に含まれている下り送信電力情報を復号し、前記伝搬
損失最小基地局情報に対して前記誤り検出情報を用いた
誤り検出を行い、前記上り回線からフェージングの大き
さが予め定められたしきい値より大きいかどうかを判定
し、該判定によりフェージングの大きさが前記しきい値
より小さいと判定され、かつ前記誤り検出において誤り
が検出されず、かつ自局が前記伝搬損失最小基地局に該
当しない場合には送信をオフし、前記条件以外の場合に
は送信をオンとする複数の基地局とを有している。
【0039】本発明では、通信回線のフェージングは移
動局でなく基地局が上り回線から測定するようにしたも
のである。
【0040】また、本発明の他のCDMA移動通信シス
テムは、ソフトハンドーオーバを行う各基地局から報知
された止まり木チャネルの送信電力値と実際に受信した
止まり木チャネルの受信電力との差から前記各基地局と
の間に設定されている通信回線の伝搬損失を求め、該伝
搬損失が最小である基地局を示す情報である伝搬損失最
小基地局情報を生成し、前記通信回線におけるフェージ
ングの大きさを測定し、該フェージングの大きさの値が
予め定められたしきい値より大きいかどうかを判定した
結果をフェージング情報として生成し、前記伝搬損失最
小基地局情報と、前記フェージング情報と、前記伝搬損
失最小基地局情報および前記フェージング情報の誤り検
出を行うための誤り検出情報とを下り送信電力情報とし
て上り回線に含めて送信している移動局と、ソフトハン
ドオーバを行う前記各基地局の通信回線におけるEb/
I0を比較し、該Eb/I0が最大である基地局を伝搬
損失最小基地局として判定し、該判定結果を伝搬損失最
小基地局情報として前記各基地局に通知する基地局制御
装置と、前記移動局からの上り回線に含まれている下り
送信電力情報を復号し、前記フェージング情報に対して
前記誤り検出情報を用いた誤り検出を行い、誤り検出に
おいて誤りが検出されず、かつ前記フェージング情報が
フェージングの大きさが前記しきい値より小さいことを
示し、かつ自局が前記伝搬損失最小基地局に該当しない
場合には送信をオフし、前記条件以外の場合には送信を
オンとする複数の基地局とを有している。
【0041】本発明では、移動局が伝搬損失最小基地局
を決定するのではなく、基地局および基地局制御装置が
上り回線の受信電力から測定するようにしたものであ
る。
【0042】また、本発明の他のCDMA移動通信シス
テムは、ソフトハンドオーバを行う前記各基地局の通信
回線におけるEb/I0を比較し、該Eb/I0が最大
である基地局を伝搬損失最小基地局として判定し、該判
定結果を伝搬損失最小基地局情報として前記各基地局に
通知する基地局制御装置と、前記上り回線からフェージ
ングの大きさが予め定められたしきい値より大きいかど
うかを判定し、該判定によりフェージングの大きさが前
記しきい値より小さいと判定され、かつ自局が前記伝搬
損失最小基地局に該当しない場合には送信をオフし、前
記条件以外の場合には送信をオンとする複数の基地局と
を有している。
【0043】本発明では、移動局が伝搬損失最小基地局
を決定するのではなく、基地局および基地局制御装置が
上り回線の受信電力から測定するようにし、通信回線の
フェージングは移動局でなく基地局が上り回線から測定
するようにしたものである。
【0044】したがって、移動局から基地局に上り回線
を介して下り送信電力情報を伝達する必要がないため、
上り回線の通常の仕様のフォーマットを変更する必要が
ない。
【0045】また、本発明の他のCDMA移動通信シス
テムは、ソフトハンドーオーバを行う各基地局から報知
された止まり木チャネルの送信電力値と実際に受信した
止まり木チャネルの受信電力との差から前記各基地局と
の間に設定されている通信回線の伝搬損失を求め、該伝
搬損失が最小である基地局を示す情報である伝搬損失最
小基地局情報を生成し、前記通信回線におけるフェージ
ングの大きさを測定し、該フェージングの大きさの値が
予め定められたしきい値より大きいかどうかを判定した
結果をフェージング情報として生成し、前記伝搬損失最
小基地局情報と、前記フェージング情報と、前記伝搬損
失最小基地局情報および前記フェージング情報の誤り検
出を行うための誤り検出情報とを下り送信電力情報とし
て上り回線に含めて送信している移動局と、前記移動局
からの上り回線に含まれている下り送信電力情報を復号
し、前記フェージング情報と前記伝搬損失最小基地局情
報に対して前記誤り検出情報を用いた誤り検出を行い、
該誤り検出において誤りが検出されず、かつ前記フェー
ジング情報がフェージングの大きさが前記しきい値より
小さいことを示し、かつ自局が前記伝搬損失最小基地局
に該当しない場合には送信電力を下げ、前記条件以外の
場合には送信電力を元の値に戻す複数の基地局とを有し
ている。
【0046】本発明は、フェージングが小さい場合に、
自局が伝搬損失最小基地局に該当しない場合には送信電
力を下げ、自局が伝搬損失最小基地局に該当する場合に
は送信電力を元に戻すような制御を行うようにしている
ので、通信品質を保ったまま下り回線容量を削減するこ
とができる。
【0047】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0048】以下に説明する本発明の第1から第5の実
施形態は、複数の基地局が1つの移動局に対して同一内
容の送信を行うソフトハンドオーバが行われる場合、下
り回線のフェージングが小さい場合には複数の基地局の
中でその移動局との間の通信回線における伝搬損失が最
も小さい基地局のみがその移動局と通信を行うようにし
て他の基地局は送信をオフとするようにするものであ
る。
【0049】静止している状態等のフェージングの影響
が少ない環境の移動局に対しては、複数の基地局から送
信することにより得られる効果が少ない。高速電力制御
により受信電力を一定に保つ制御の効果の大きい低速フ
ェージング下では、所要の無線品質を得るための所要E
b/I0を小さくすることができるため、下り送信を最
も伝搬損失の少ない1基地局から送信してもサービス品
質を劣化させることはない。
【0050】そのため、基地局との通信回線におけるフ
ェージングが大きい場合には複数の基地局からの同一の
信号を移動局に対して送信することにより受信特性を確
保し、フェージングの小さい移動局には1つの基地局か
ら送信することにより、サービス品質を保ったままで下
り回線の干渉を減少させることによる下り回線容量を削
減することができる。
【0051】そして、以下の第1〜第4の実施形態は、
フェージングの大きさの測定、伝搬損失最小基地局の決
定をどこで行うかがそれぞれ異なっている。
【0052】(第1の実施形態)先ず本発明の第1の実
施形態のCDMA移動通信システムについて図1〜図6
を参照して説明する。
【0053】本実施形態は、移動局が下り回線における
フェージングの大きさを判断し、移動局が止まり木チャ
ネルの受信電力から伝搬損失最小基地局を検出するもの
である。
【0054】図1は、本実施形態のCDMA移動通信シ
ステムにおける移動局の動作を示したフローチャートで
ある。
【0055】移動局は、ソフトハンドーオーバを行う各
基地局から報知された止まり木チャネルの送信電力値
と、実際に受信した止まり木チャネルの受信電力との差
から、各基地局との間に設定されている各通信回線の伝
搬損失を求める(ステップ101)。
【0056】そして、移動局は、各基地局の中で測定し
た伝搬損失が最小である基地局を伝搬損失最小基地局と
して決定する(ステップ102)。
【0057】そして、移動局は、送信電力制御誤差をあ
る閾値と比べることによりフェージングが大きいかどう
かを判定する(ステップ103)。
【0058】ここで、図2を参照してフェージングの大
小の判定を行う具体的な方法について説明する。
【0059】ある通信回線におけるフェージング量を検
出するには、送信電力制御時の受信レベルの変動量、ま
たは目標とする受信電力と実際に受信した電力との誤差
である送信電力制御誤差を測定して一般にその分散又は
標準偏差を求めることにより行われる。
【0060】図2(b)に示すように、通信回線におけ
るフェージングが緩やかな場合は高速電力制御により受
信電力を一定に保つことができるので受信レベル変動量
または送信電力制御誤差は小さくなるが、図2(a)に
示すようにフェージング変動が大きい場合は正確に高速
電力制御により受信電力を一定に保つことができなくな
るため受信レベル変動量または送信電力制御誤差が大き
くなるからである。
【0061】また、受信レベル変動量または送信電力制
御誤差は、一定周期毎に平均して求めるか、移動平均に
より求めるか、忘却係数を用いて求められる。
【0062】ここで、移動平均とは、ある時点の値とそ
の時点から一定期間前の間に存在する複数の時点の値の
間の平均を求めることをいう。例えば、図3のようにa
1、a2、a3、・・・という値が得られた場合に、a5
得られた時点では、a1〜a 5までの値の平均値を求め、
6が得られた時点では、a2〜a6までの値の平均値を
求め、a7が得られた時点では、a3〜a7までの値の平
均値を求めた値が移動平均による値である。
【0063】また、忘却係数を用いた方法とは、ある時
点の前までに得られた値に1より小さい一定の値である
忘却係数を乗算し、その値と、ある時点における値に1
から忘却係数を減算した値を乗算した値とを加算して今
回の値とする方法である。例えば、この方法による計算
をブロック図により示すと、図4に示すように前回の出
力にβ(忘却係数)を乗算した値と今回の値に1−βを
乗算した値を加算して今回の出力とするものである。
【0064】さらに、フェージングの大きさを検出する
別の方法は、チャネル推定を行うときに得られるフェー
ジングベクトル変化量の分散又は標準偏差を測定する方
法である。フェージングベクトル変化量の分散又は標準
偏差が大きい場合はフェージングが大きいと判断し、分
散又は標準偏差が小さい場合はフェージングが小さいと
判断する。フェージングベクトル変化量の分散又は標準
偏差も、一定周期毎に平均して求めるか、移動平均によ
り求めるか、忘却係数を用いて求められる。
【0065】そして、移動局は、周期的、または、伝搬
損失最小基地局が変更された際、または、フェージング
の大きさの判定結果が変化した際に、上り回線にユーザ
データの替わりにフェージング情報と伝搬損失最小基地
局情報を下り送信電力情報として設定する。また、この
下り送信電力情報部分の誤り検出を行うための情報とし
て誤り検出情報(CRC(Cyclic Redund
ancy Check)情報)を設定する(ステップ1
04)。図5に下り回線および上り回線のフォーマット
を示す。
【0066】次に、基地局の動作について図6のフロー
チャートを参照して説明する。
【0067】基地局は、移動局からの上り回線に含まれ
ている情報を復号する(ステップ201)。そして、復
号して得られた情報が下り送信電力情報の場合にはフェ
ージング情報と伝搬損失最小基地局情報に対してCRC
情報を用いた誤り検出を行う(ステップ202)。
【0068】そして、基地局は、誤り検出において誤り
が検出されず、フェージングが小さく、自局が伝搬損失
最小基地局に該当しないかどうかの判定を行う(ステッ
プ202〜204)。
【0069】そして、基地局は、下り送信電力情報に誤
りがなく、フェージングが小さく、伝搬損失最小基地局
に該当しない場合は送信をオフし(ステップ205)、
それ以外の場合には送信をオンとする(ステップ20
6)。
【0070】本実施形態による下り送信電力制御方法
は、下り回線の情報を用いて下り回線の送信電力制御を
行っているため信頼性が高い。しかし、移動局から基地
局に上り回線を介して下り送信電力情報を伝達する必要
があるため、フェージング情報、伝搬損失最小基地局情
報を下り送信電力情報として送信するためのフォーマッ
トを標準仕様のフォーマットとしなければならない。
【0071】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態のCDMA移動通信システムについて説明す
る。
【0072】本実施形態は、基地局/基地局制御装置が
上り回線からフェージングの大きさを判断し、移動局が
止まり木チャネルの受信電力から伝搬損失最小基地局を
決定するものである。
【0073】先ず、本実施形態の移動局における処理を
図7のフローチャートを参照して説明する。
【0074】本実施形態における移動局は、図1のフロ
ーチャートにより示した第1の実施形態における移動局
の動作からステップ103のフェージングの大小の判定
する処理を削除したものである。
【0075】そして、移動局は、周期的、または、伝搬
損失最小基地局が変更された際に、上り回線にユーザデ
ータの替わりに伝搬損失最小基地局情報を下り送信電力
情報として設定する。また、この下り送信電力情報部分
の誤り検出を行うための情報として誤り検出情報を設定
する(ステップ105)。
【0076】次に、本実施形態の基地局/基地局制御装
置における処理を図8のフローチャートを参照して説明
する。
【0077】基地局は、移動局からの上り回線に含まれ
ている情報を復号し、上り回線を復号して得られた情報
が下り送信電力情報の場合には伝搬損失最小基地局情報
に対してCRC情報を用いた誤り検出を行う(ステップ
201)。
【0078】そして、基地局は、移動局からの上り回線
における送信電力制御誤差がある閾値以上かどうかを測
定することによりフェージングの大小の判定を行う。そ
して、その判定結果を基地局制御装置に伝達する(ステ
ップ207)。
【0079】そして、基地局は、誤り検出において誤り
が検出されず、基地局制御装置から全ての基地局におい
てフェージングが小さい旨が通知されたか、自局が伝搬
損失最小基地局に該当しないかどうかの判定を行う(ス
テップ202〜204)。
【0080】そして、基地局は、下り送信電力情報に誤
りがなく、基地局制御装置から全ての基地局においてフ
ェージングが小さい旨が通知され、自局が伝搬損失最小
基地局に該当しない場合には送信をオフし(ステップ2
05)、それ以外の場合には送信をオンとする(ステッ
プ206)。
【0081】また、図8のフローチャートには示されて
いないが、基地局制御装置は、各基地局から通知された
フェージングの判定結果のうちどれか1つでもフェージ
ングが大きいという判定結果が含まれている場合にはそ
の旨を各基地局に通知し、全ての判定結果がフェージン
グが小さいという判定結果の場合にはその旨を各基地局
に通知する。
【0082】本実施形態による下り送信電力制御方法
は、下り回線の情報を用いて下り回線の送信電力制御を
行っているため信頼性が高い。しかし、移動局から基地
局に上り回線を介して下り送信電力情報を伝達する必要
があるため、伝搬損失最小基地局情報を下り送信電力情
報として送信するためのフォーマットを標準仕様のフォ
ーマットとしなければならない。また、フェージング情
報を上り回線の伝搬状態から得るため、上り回線と下り
回線の周波数の違いによる誤差が含まれてしまう。
【0083】本実施形態では、各基地局がフェージング
の大小の判定結果を基地局制御装置に通知し、基地局制
御装置が全ての基地局においてフェージングが小さいと
判定された場合のみ各基地局に対して伝搬損失最小基地
局に該当した場合に送信をオフすることを許可してい
た。しかし、各基地局は、フェージングの大小の結果を
基地局制御装置に通知せず、各基地局独自に判断を行な
い、フェージングが小さく自局が伝搬損失最小基地局で
ない場合には送信をオフするようにしてもよい。この場
合には、基地局と基地局制御装置との間での制御情報の
やりとりを行う必要がないため迅速な送信電力制御を行
うことができる。
【0084】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態のCDMA移動通信システムについて説明す
る。
【0085】本実施形態は、移動局が下り回線からフェ
ージングの大きさを判断し、基地局/交換局が上り回線
の受信電力から伝搬損失最小基地局を決定するものであ
る。
【0086】先ず、本実施形態の移動局における処理を
図9のフローチャートを参照して説明する。
【0087】本実施形態における移動局は、図1のフロ
ーチャートにより示した第1の実施形態における移動局
の動作からステップ101、102の伝搬損失最小基地
局を決定する処理を削除したものである。
【0088】そして、移動局は、周期的、または、フェ
ージングの大きさの判定結果が変化した際に、上り回線
にユーザデータの替わりにフェージング情報を下り送信
電力情報として設定する。また、この下り送信電力情報
部分の誤り検出を行うための情報として誤り検出情報を
設定する(ステップ106)。
【0089】次に、本実施形態の基地局/基地局制御装
置における処理を図10のフローチャートを参照して説
明する。
【0090】基地局は、移動局からの上り回線に含まれ
ている情報を復号し、上り回線を復号して得られた情報
が下り送信電力情報の場合にはフェージング情報に対し
てCRC情報を用いた誤り検出を行う(ステップ20
1)。
【0091】そして、基地局制御装置は、ソフトハンド
オーバを行うあるチャネルの各基地局の通信回線におけ
るEb/I0を比較し、Eb/I0が最大である基地局
を伝搬損失最小基地局として判定し、その判定結果を伝
搬損失最小基地局情報として各基地局に通知する(ステ
ップ208)。
【0092】そして、基地局は、誤り検出において誤り
が検出されず、フェージングが小さく、自局が伝搬損失
最小基地局に該当しないかどうかの判定を行う(ステッ
プ202〜204)。
【0093】そして、基地局は、下り送信電力情報に誤
りがなく、フェージングが小さく、自局が伝搬損失最小
基地局に該当しない場合には送信をオフし(ステップ2
05)、それ以外の場合には送信をオンとする(ステッ
プ206)。
【0094】本実施形態による下り送信電力制御方法
は、下り回線の情報を用いて下り回線の送信電力制御を
行っているため信頼性が高い。しかし、移動局から基地
局に上り回線を介して下り送信電力情報を伝達する必要
があるため、フェージング情報を下り送信電力情報とし
て送信するためのフォーマットを標準仕様のフォーマッ
トとしなければならない。また、伝搬損失最小基地局情
報を上り回線の伝搬状態から得るため、上り回線と下り
回線の周波数の違いによる誤差が含まれてしまう。さら
に、基地局で得た各通信回線における伝搬損失の情報を
基地局制御装置に集め、基地局制御装置において伝搬損
失最小基地局を決定し、その情報を各基地局に通知する
ので制御遅延が発生してしまう。
【0095】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態のCDMA移動通信システムについて説明す
る。
【0096】本実施形態は、基地局/基地局制御装置が
上り回線からフェージングの大きさを判断し、基地局/
交換局が上り回線の受信電力から伝搬損失最小基地局を
決定するものである。
【0097】本実施形態の移動局は、本発明を適用しな
い移動局と同様な動作を行うためその説明は省略する。
【0098】本実施形態の基地局/基地局制御装置にお
ける処理を図11のフローチャートを参照して説明す
る。
【0099】基地局は、移動局からの上り回線における
送信電力制御誤差がある閾値以上かどうかを測定するこ
とによりフェージングの大小の判定を行う。そして、そ
の判定結果を基地局制御装置に伝達する(ステップ20
7)。
【0100】そして、基地局制御装置は、ソフトハンド
オーバを行うあるチャネルの各基地局の通信回線におけ
るEb/I0を比較し、Eb/I0が最大である基地局
を伝搬損失最小基地局として判定し、その判定結果を伝
搬損失最小基地局情報として各基地局に通知する(ステ
ップ208)。
【0101】そして、基地局は、基地局制御装置から全
ての基地局においてフェージングが小さい旨が通知され
たか、自局が伝搬損失最小基地局に該当しないかどうか
の判定を行う(ステップ203、204)。
【0102】そして、基地局は、基地局制御装置から全
ての基地局においてフェージングが小さい旨が通知さ
れ、自局が伝搬損失最小基地局に該当しない場合には送
信をオフし(ステップ205)、それ以外の場合には送
信をオンとする(ステップ206)。
【0103】また、図11のフローチャートには示され
ていないが、基地局制御装置は、各基地局から通知され
たフェージングの判定結果のうちどれか1つでもフェー
ジングが大きいという判定結果が含まれている場合には
その旨を各基地局に通知し、全ての判定結果がフェージ
ングが小さいという判定結果の場合にはその旨を各基地
局に通知する。
【0104】本実施形態による下り送信電力制御方法
は、移動局から基地局に上り回線を介して下り送信電力
情報を伝達する必要がないため、通常の仕様のフォーマ
ットを変更する必要がない。また、伝搬損失最小基地局
情報およびフェージング情報を上り回線の伝搬状態から
得るため、上り回線と下り回線の周波数の違いによる誤
差が含まれてしまう。さらに、基地局で得た情報を基地
局制御装置に集め、基地局制御装置において伝搬損失最
小基地局の決定、フェージング大小の決定を行ない、そ
の情報を各基地局に通知するので制御遅延が発生してし
まう。
【0105】本実施形態では、各基地局がフェージング
の大小の判定結果を基地局制御装置に通知し、基地局制
御装置が全ての基地局においてフェージングが小さいと
判定された場合のみ各基地局に対して伝搬損失最小基地
局に該当した場合に送信をオフすることを許可してい
た。しかし、各基地局は、フェージングの大小の結果を
基地局制御装置に通知せず、各基地局独自に判断を行な
い、フェージングが小さく自局が伝搬損失最小基地局で
ない場合には送信をオフするようにしてもよい。この場
合には、基地局と基地局制御装置との間での制御情報の
やりとりを行う必要がないため迅速な送信電力制御を行
うことができる。
【0106】(第5の実施形態)本実施形態は、上記第
1から第4の4つの実施形態を組み合わせたものであ
る。上記第1〜第4の4つの実施形態の構成は独立にも
動作するが、組み合わせることによりシステムの自由度
を大きくすることができる。
【0107】下記の表1に第1〜第4の実施形態の差異
を示す。
【0108】
【表1】 例えば、第1と第4の実施形態を組み合わせることによ
り、移動局が下り回線でフェージングの大きさを判断す
るとともに止まり木チャネルの受信電力から伝搬損失最
小基地局を決定し、また、基地局/基地局制御装置が上
り回線から回線におけるフェージングの大小を判断する
とともに、上り回線の受信電力から伝搬損失最小基地局
を決定する。そして、基地局/基地局制御装置は、これ
らの複数の情報から基地局の送信オン/オフを制御す
る。
【0109】このような場合、例えば以下の3つの制御
方法がある。 (1)基地局は、上り回線に誤りが検出された場合、上
り回線に含まれる下り送信電力情報を使用することがで
きないため、基地局/基地局制御装置で得たフェージン
グの大小情報、送信オン/オフ情報を用いて基地局の送
信オン/オフを制御する。 (2)基地局は、上り回線から得た情報に基づいた判定
結果、および基地局/基地局制御装置で得た情報に基づ
いた判定結果の双方が、ともに基地局の送信をオフする
という判定結果の場合に送信をオフとする。 (3)基地局は、上り回線から得た情報に基づいた判定
結果、または基地局/基地局制御装置で得た情報に基づ
いた判定結果のどちらかが基地局の送信をオフするとい
う判定結果の場合に送信オフとする。
【0110】本実施形態のように複数の情報を組み合わ
せて下り送信電力制御を行う場合には構成が複雑になる
という欠点を有するが、送信切替制御の信頼性を向上さ
せることができるという長所を有する。
【0111】(第6の実施形態)次に、本発明の第6の
実施形態のCDMA移動通信システムについて説明す
る。
【0112】CDMA移動通信システムでは、1つの基
地局は1つのセルを構成しているが、通信回線の大容量
化を図るために、セクタ化が行われている。このセクタ
化とは、基地局のアンテナに指向性を持たせ、1つのセ
ルを複数(例えば3つ、6つ等)のエリアに分割する方
法である。そして、このセルを分割したエリアはセクタ
と呼ばれている。
【0113】このようなセクタ化が行われたCDMA移
動通信システムを図12に示す。
【0114】図12では、基地局201〜203が、それ
ぞれセル60〜62を構成している。そして、セル60
は、3つのセクタ60a、60b、60cに分割されて
いる。また、セル61、62も同様に3つのセクタに分
割されている。
【0115】ここで、移動局が異なるセクタ間を移動す
る際に行われるハンドオーバはソフターハンドオーバと
呼ばれている。
【0116】このようにセクタ化されたCDMA移動通
信システムでは、例えば移動局10が図12に示すよう
な位置に存在している場合には、ソフト又はソフターハ
ンドオーバが行われる際には1つの移動局10に対して
8つの下り回線が用いられるような場合も発生し得る。
【0117】このようなセクタ化が行われたCDMA移
動通信システムに対して、上記第1〜第5の実施形態の
下り送信電力制御方法を適用すると、従来の下り送信電
力制御方法では8つの回線によりソフト又はソフターハ
ンドオーバが行われる場合でも、1つの回線のみを残し
て他の回線では送信オフとなってしまう。しかし、8つ
の回線によりハンドーオーバを行なっていたものが、1
つの回線のみとなってしまうのではその差が大きすぎる
ため、たとえフェージングが小さい場合でもサービス品
質の劣化が許容できない場合も発生し得る。
【0118】そのため、本実施形態の下り送信電力制御
方法では、回線の伝搬損失が最小の基地局のみを送信オ
ンとするのではなく、通信回線の伝搬損失がある一定値
以下である基地局は全て送信オンとするようにし、全て
の基地局の伝搬損失が一定値より大きい場合には伝搬損
失が最小の基地局のみを送信オンとする。
【0119】このような制御により、最低でも1つの基
地局は送信オンとなるとともに、通常は伝搬損失が小さ
い複数の局が送信オンとなりサービス品質の劣化を最低
限に抑えることができる。
【0120】上記第1から第6の実施形態では、下り送
信電力のオン/オフ制御はフレーム単位で行なってもよ
いしスロット単位で行なってもよい。
【0121】また、上記第1から第6の実施形態では、
通信回線の伝搬損失を求め、その伝搬損失が最小の基地
局との間の回線が移動局にとって最も状態の良い回線で
あるとして下り送信電力制御を行なっていたが、伝搬損
失の代わりに受信電力レベルを用いてその移動局にとっ
て最も状態の良い回線となる基地局を決定してもよい。
この場合には、当然受信電力レベルが最も大きい基地局
が回線の状態が良い基地局として決定される。
【0122】さらに、上記第1から第6の実施形態で
は、ソフトハンドオーバ又はソフターハンドオーバが行
われる際に、移動局との間の通信回線における伝搬損失
が最も小さい基地局のみが伝搬損失最小基地局としてそ
の移動局と通信を行うようにして他の基地局は送信をオ
フすることにより下り回線の通信容量を削減している。
しかし、本発明はこのような制御に限定されるものでは
なく、伝搬損失最小基地局以外の基地局が送信を完全に
オフとしなくても、送信電力を下げる制御を行なうこと
により下り回線の通信容量を削減することができるとい
う同様な効果を得ることができる。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ソフト
又はソフターハンドオーバが行われる際に、通信回線の
サービス品質を悪化させずに下り回線の通信容量を削減
することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のCDMA移動通信シ
ステムにおける移動局の動作を示したフローチャートで
ある。
【図2】フェージングが大きい場合の送信電力制御によ
る受信レベルの変化を示す図(図2(a))、フェージ
ングが大きい場合の送信電力制御による受信レベルの変
化を示す図(図2(b))である。
【図3】移動平均を説明するための図である。
【図4】忘却係数によって平均値を求める方法を説明す
るための図である。
【図5】下り回線および上り回線のフォーマットを示し
た図である。
【図6】本発明の第1の実施形態のCDMA移動通信シ
ステムにおける基地局の動作を示したフローチャートで
ある。
【図7】本発明の第2の実施形態のCDMA移動通信シ
ステムにおける移動局の動作を示したフローチャートで
ある。
【図8】本発明の第2の実施形態のCDMA移動通信シ
ステムにおける基地局の動作を示したフローチャートで
ある。
【図9】本発明の第3の実施形態のCDMA移動通信シ
ステムにおける移動局の動作を示したフローチャートで
ある。
【図10】本発明の第3の実施形態のCDMA移動通信
システムにおける基地局の動作を示したフローチャート
である。
【図11】本発明の第2の実施形態のCDMA移動通信
システムにおける基地局の動作を示したフローチャート
である。
【図12】セクタ化されたCDMA移動通信システムを
説明するための図である。
【図13】CDMA移動通信システムの構成を示したブ
ロック図である。
【図14】CDMA移動通信システムにおける移動局1
0の構成を示したブロック図である。
【図15】CDMA移動通信システムにおける基地局2
1の構成を示したブロック図である。
【図16】2つの基地局から1つの移動局に対して下り
送信を行う場合を示す図である。
【図17】1つの基地局から1つの移動局に対して下り
送信を行う場合を示す図である。
【符号の説明】
10 移動局 11 復調器 12 アナログデジタル変換器 13 通信チャネルレイク受信機 14 復号化部 151〜153 止まり木CHレイク受信機 161〜163 止まり木CH受信レベル測定部 17 制御部 18 受信レベル測定部 19 減算器 201、202 基地局 21 送信電力計算部 22 符号化部 23 デジタルアナログ変換器 24 変調器 25 変調器 26 デジタルアナログ変換器 27 符号化部 28 送信電力計算部 29 制御部 30 基地局制御装置 31 ATMスイッチ 32 制御部 40 交換局 41 受信レベル測定部 42 減算器 43 アナログデジタル変換器 44 通信チャネルレイク受信機 45 復調器 46 復号化部 47 下り送信オン/オフ指示信号 51 ユーザ情報 52 制御情報 60 セル 60a、60b、60c セクタ 61、62 セル 101〜106 ステップ 201〜208 ステップ

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフトハンドーオーバを行う各基地局か
    ら報知された止まり木チャネルの送信電力値と実際に受
    信した止まり木チャネルの受信電力との差から前記各基
    地局との間に設定されている通信回線の伝搬損失を求
    め、該伝搬損失が最小である基地局を示す情報である伝
    搬損失最小基地局情報を生成し、前記通信回線における
    フェージングの大きさを測定し、該フェージングの大き
    さの値が予め定められたしきい値より大きいかどうかを
    判定した結果をフェージング情報として生成し、前記伝
    搬損失最小基地局情報と、前記フェージング情報と、前
    記伝搬損失最小基地局情報および前記フェージング情報
    の誤り検出を行うための誤り検出情報とを下り送信電力
    情報として上り回線に含めて送信している移動局と、 前記移動局からの上り回線に含まれている下り送信電力
    情報を復号し、前記フェージング情報と前記伝搬損失最
    小基地局情報に対して前記誤り検出情報を用いた誤り検
    出を行い、該誤り検出において誤りが検出されず、かつ
    前記フェージング情報がフェージングの大きさが前記し
    きい値より小さいことを示し、かつ自局が前記伝搬損失
    最小基地局に該当しない場合には送信をオフし、前記条
    件以外の場合には送信をオンとする複数の基地局と、 を有しているCDMA移動通信システム。
  2. 【請求項2】 ソフトハンドーオーバを行う各基地局か
    ら報知された止まり木チャネルの送信電力値と実際に受
    信した止まり木チャネルの受信電力との差から前記各基
    地局との間に設定されている通信回線の伝搬損失を求
    め、該伝搬損失が最小である基地局を示す情報である伝
    搬損失最小基地局情報を生成し、前記伝搬損失最小基地
    局情報と、前記伝搬損失最小基地局情報の誤り検出を行
    うための誤り検出情報とを下り送信電力情報として上り
    回線に含めて送信している移動局と、 前記移動局からの上り回線に含まれている下り送信電力
    情報を復号し、前記伝搬損失最小基地局情報に対して前
    記誤り検出情報を用いた誤り検出を行い、前記上り回線
    からフェージングの大きさが予め定められたしきい値よ
    り大きいかどうかを判定し、該判定によりフェージング
    の大きさが前記しきい値より小さいと判定され、かつ前
    記誤り検出において誤りが検出されず、かつ自局が前記
    伝搬損失最小基地局に該当しない場合には送信をオフ
    し、前記条件以外の場合には送信をオンとする複数の基
    地局と、 を有しているCDMA移動通信システム。
  3. 【請求項3】 ソフトハンドーオーバを行う各基地局か
    ら報知された止まり木チャネルの送信電力値と実際に受
    信した止まり木チャネルの受信電力との差から前記各基
    地局との間に設定されている通信回線の伝搬損失を求
    め、該伝搬損失が最小である基地局を示す情報である伝
    搬損失最小基地局情報を生成し、前記通信回線における
    フェージングの大きさを測定し、該フェージングの大き
    さの値が予め定められたしきい値より大きいかどうかを
    判定した結果をフェージング情報として生成し、前記伝
    搬損失最小基地局情報と、前記フェージング情報と、前
    記伝搬損失最小基地局情報および前記フェージング情報
    の誤り検出を行うための誤り検出情報とを下り送信電力
    情報として上り回線に含めて送信している移動局と、 ソフトハンドオーバを行う前記各基地局の通信回線にお
    けるEb/I0を比較し、該Eb/I0が最大である基
    地局を伝搬損失最小基地局として判定し、該判定結果を
    伝搬損失最小基地局情報として前記各基地局に通知する
    基地局制御装置と、 前記移動局からの上り回線に含まれている下り送信電力
    情報を復号し、前記フェージング情報に対して前記誤り
    検出情報を用いた誤り検出を行い、誤り検出において誤
    りが検出されず、かつ前記フェージング情報がフェージ
    ングの大きさが前記しきい値より小さいことを示し、か
    つ自局が前記伝搬損失最小基地局に該当しない場合には
    送信をオフし、前記条件以外の場合には送信をオンとす
    る複数の基地局と、 を有しているCDMA移動通信システム。
  4. 【請求項4】 ソフトハンドオーバを行う前記各基地局
    の通信回線におけるEb/I0を比較し、該Eb/I0
    が最大である基地局を伝搬損失最小基地局として判定
    し、該判定結果を伝搬損失最小基地局情報として前記各
    基地局に通知する基地局制御装置と、 前記上り回線からフェージングの大きさが予め定められ
    たしきい値より大きいかどうかを判定し、該判定により
    フェージングの大きさが前記しきい値より小さいと判定
    され、かつ自局が前記伝搬損失最小基地局に該当しない
    場合には送信をオフし、前記条件以外の場合には送信を
    オンとする複数の基地局と、 を有しているCDMA移動通信システム。
  5. 【請求項5】 ソフトハンドーオーバを行う各基地局か
    ら報知された止まり木チャネルの送信電力値と実際に受
    信した止まり木チャネルの受信電力との差から前記各基
    地局との間に設定されている通信回線の伝搬損失を求
    め、該伝搬損失が最小である基地局を示す情報である伝
    搬損失最小基地局情報を生成し、前記通信回線における
    フェージングの大きさを測定し、該フェージングの大き
    さの値が予め定められたしきい値より大きいかどうかを
    判定した結果をフェージング情報として生成し、前記伝
    搬損失最小基地局情報と、前記フェージング情報と、前
    記伝搬損失最小基地局情報および前記フェージング情報
    の誤り検出を行うための誤り検出情報とを下り送信電力
    情報として上り回線に含めて送信している移動局と、 ソフトハンドオーバを行う前記各基地局の通信回線にお
    けるEb/I0を比較し、該Eb/I0が最大である基
    地局を伝搬損失最小基地局として判定し、該判定結果を
    伝搬損失最小基地局情報として前記各基地局に通知する
    基地局制御装置と、 前記移動局からの上り回線に含まれている下り送信電力
    情報を復号し、前記フェージング情報と前記伝搬損失最
    小基地局情報に対して前記誤り検出情報を用いた誤り検
    出を行い、前記上り回線からフェージングの大きさが予
    め定められたしきい値より大きいかどうかを判定し、該
    誤り検出において誤りが検出されない場合には、復号し
    た前記下り送信電力情報に含まれていた前記フェージン
    グ情報がフェージングの大きさが前記しきい値より小さ
    いことを示し、かつ復号した前記下り送信電力情報に含
    まれていた伝搬損失最小基地局情報が自局が前記伝搬損
    失最小基地局に該当しないと示している場合には送信を
    オフし、前記条件以外の場合には送信をオンし、該誤り
    検出において誤りが検出された場合には、前記上り回線
    から判定したフェージング情報がフェージングの大きさ
    が前記しきい値より小さいことを示し、かつ前記基地局
    制御装置から通知された伝搬損失最小基地局情報が自局
    が前記伝搬損失最小基地局に該当しないと示している場
    合には送信をオフし、前記条件以外の場合には送信をオ
    ンとする複数の基地局と、 を有しているCDMA移動通信システム。
  6. 【請求項6】 ソフトハンドーオーバを行う各基地局か
    ら報知された止まり木チャネルの送信電力値と実際に受
    信した止まり木チャネルの受信電力との差から前記各基
    地局との間に設定されている通信回線の伝搬損失を求
    め、該伝搬損失が予め定められた基準値以下である基地
    局を送信をオンする基地局とし、前記基準値以下の基地
    局が1つも存在しない場合には該伝搬損失が最小の基地
    局を送信をオンする基地局とし、該送信をオンする基地
    局を示す情報である伝搬損失最小基地局情報を生成し、
    前記通信回線におけるフェージングの大きさを測定し、
    該フェージングの大きさの値が予め定められたしきい値
    より大きいかどうかを判定した結果をフェージング情報
    として生成し、前記伝搬損失最小基地局情報と、前記フ
    ェージング情報と、前記伝搬損失最小基地局情報および
    前記フェージング情報の誤り検出を行うための誤り検出
    情報とを下り送信電力情報として上り回線に含めて送信
    している移動局と、 前記移動局からの上り回線に含まれている下り送信電力
    情報を復号し、前記フェージング情報と前記伝搬損失最
    小基地局情報に対して前記誤り検出情報を用いた誤り検
    出を行い、該誤り検出において誤りが検出されず、かつ
    前記フェージング情報がフェージングの大きさが前記し
    きい値より小さいことを示し、かつ自局が前記伝搬損失
    最小基地局に該当しない場合には送信をオフし、前記条
    件以外の場合には送信をオンとする複数の基地局と、 を有しているCDMA移動通信システム。
  7. 【請求項7】 ソフトハンドーオーバを行う各基地局か
    ら報知された止まり木チャネルの送信電力値と実際に受
    信した止まり木チャネルの受信電力との差から前記各基
    地局との間に設定されている通信回線の伝搬損失を求
    め、該伝搬損失が最小である基地局を示す情報である伝
    搬損失最小基地局情報を生成し、前記通信回線における
    フェージングの大きさを測定し、該フェージングの大き
    さの値が予め定められたしきい値より大きいかどうかを
    判定した結果をフェージング情報として生成し、前記伝
    搬損失最小基地局情報と、前記フェージング情報と、前
    記伝搬損失最小基地局情報および前記フェージング情報
    の誤り検出を行うための誤り検出情報とを下り送信電力
    情報として上り回線に含めて送信している移動局と、 前記移動局からの上り回線に含まれている下り送信電力
    情報を復号し、前記フェージング情報と前記伝搬損失最
    小基地局情報に対して前記誤り検出情報を用いた誤り検
    出を行い、該誤り検出において誤りが検出されず、かつ
    前記フェージング情報がフェージングの大きさが前記し
    きい値より小さいことを示し、かつ自局が前記伝搬損失
    最小基地局に該当しない場合には送信電力を下げ、前記
    条件以外の場合には送信電力を元の値に戻す複数の基地
    局と、 を有しているCDMA移動通信システム。
  8. 【請求項8】 前記フェージングの大小の判定が、送信
    電力制御時の受信レベルの変動量に基づいて行われる請
    求項1から7のいずれか1項記載のCDMA移動通信シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記フェージングの大小の判定が、目標
    とする受信電力と実際に受信した電力との誤差である送
    信電力制御誤差に基づいて行われる請求項1から7のい
    ずれか1項記載のCDMA移動通信システム。
  10. 【請求項10】 前記フェージングの大小の判定が、フ
    ェージングベクトル変化量に基づいて行われる請求項1
    から7のいずれか1項記載のCDMA移動通信システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記下り送信電力制御がフレーム単位
    で行われる請求項1から10のいずれか1項記載のCD
    MA移動通信システム。
  12. 【請求項12】 前記下り送信電力制御がスロット単位
    で行われる請求項1から10のいずれか1項記載のCD
    MA移動通信システム。
  13. 【請求項13】 ソフトハンドーオーバを行う各基地局
    から報知された止まり木チャネルの送信電力値と実際に
    受信した止まり木チャネルの受信電力との差から前記各
    基地局との間に設定されている通信回線の伝搬損失を移
    動局において求め、該伝搬損失が最小である基地局を示
    す情報である伝搬損失最小基地局情報を生成し、 前記通信回線におけるフェージングの大きさを移動局に
    おいて測定し、該フェージングの大きさの値が予め定め
    られたしきい値より大きいかどうかを判定した結果をフ
    ェージング情報として生成し、 前記伝搬損失最小基地局情報と、前記フェージング情報
    と、前記伝搬損失最小基地局情報および前記フェージン
    グ情報の誤り検出を行うための誤り検出情報とを下り送
    信電力情報として前記移動局から上り回線に含めて前記
    各基地局に送信し、 前記各基地局では、前記移動局からの上り回線に含まれ
    ている下り送信電力情報を復号し、前記フェージング情
    報と前記伝搬損失最小基地局情報に対して前記誤り検出
    情報を用いた誤り検出を行い、該誤り検出において誤り
    が検出されず、かつ前記フェージング情報がフェージン
    グの大きさが前記しきい値より小さいことを示し、かつ
    自局が前記伝搬損失最小基地局に該当しない場合には送
    信をオフし、前記条件以外の場合には送信をオンとする
    CDMA移動通信システムにおける下り送信電力制御方
    法。
  14. 【請求項14】 ソフトハンドーオーバを行う各基地局
    から報知された止まり木チャネルの送信電力値と実際に
    受信した止まり木チャネルの受信電力との差から前記各
    基地局との間に設定されている通信回線の伝搬損失を移
    動局において求め、該伝搬損失が最小である基地局を示
    す情報である伝搬損失最小基地局情報を生成し、 前記伝搬損失最小基地局情報と、前記伝搬損失最小基地
    局情報の誤り検出を行うための誤り検出情報とを下り送
    信電力情報として上り回線に含めて前記移動局から前記
    各基地局に送信し、 前記各基地局では、前記移動局からの上り回線に含まれ
    ている下り送信電力情報を復号し、前記伝搬損失最小基
    地局情報に対して前記誤り検出情報を用いた誤り検出を
    行い、 前記上り回線からフェージングの大きさが予め定められ
    たしきい値より大きいかどうかを前記基地局において判
    定し、 該判定によりフェージングの大きさが前記しきい値より
    小さいと判定され、かつ前記誤り検出において誤りが検
    出されず、かつ当該基地局が前記伝搬損失最小基地局に
    該当しない場合には送信をオフし、前記条件以外の場合
    には送信をオンとするCDMA移動通信システムにおけ
    る下り送信電力制御方法。
  15. 【請求項15】 ソフトハンドーオーバを行う各基地局
    から報知された止まり木チャネルの送信電力値と実際に
    受信した止まり木チャネルの受信電力との差から前記各
    基地局との間に設定されている通信回線の伝搬損失を移
    動局において求め、該伝搬損失が最小である基地局を示
    す情報である伝搬損失最小基地局情報を生成し、 前記通信回線におけるフェージングの大きさを移動局に
    おいて測定し、該フェージングの大きさの値が予め定め
    られたしきい値より大きいかどうかを判定した結果をフ
    ェージング情報として生成し、 前記伝搬損失最小基地局情報と、前記フェージング情報
    と、前記伝搬損失最小基地局情報および前記フェージン
    グ情報の誤り検出を行うための誤り検出情報とを下り送
    信電力情報として上り回線に含めて前記移動局から前記
    各基地局に送信し、 ソフトハンドオーバを行う前記各基地局の通信回線にお
    けるEb/I0を基地局制御装置において比較し、該E
    b/I0が最大である基地局を伝搬損失最小基地局とし
    て判定し、該判定結果を伝搬損失最小基地局情報として
    前記基地局制御装置から前記各基地局に通知し、 前記基地局では、前記移動局からの上り回線に含まれて
    いる下り送信電力情報を復号し、前記フェージング情報
    に対して前記誤り検出情報を用いた誤り検出を行い、誤
    り検出において誤りが検出されず、かつ前記フェージン
    グ情報がフェージングの大きさが前記しきい値より小さ
    いことを示し、かつ自局が前記伝搬損失最小基地局に該
    当しない場合には送信をオフし、前記条件以外の場合に
    は送信をオンとするCDMA移動通信システムにおける
    下り送信電力制御方法。
  16. 【請求項16】 ソフトハンドオーバを行う前記各基地
    局の通信回線におけるEb/I0を基地局制御装置にお
    いて比較し、該Eb/I0が最大である基地局を伝搬損
    失最小基地局として判定し、該判定結果を伝搬損失最小
    基地局情報として前記基地局制御装置から前記各基地局
    に通知し、 前記上り回線からフェージングの大きさが予め定められ
    たしきい値より大きいかどうかを前記各基地局において
    判定し、該判定によりフェージングの大きさが前記しき
    い値より小さいと判定され、かつ自局が前記伝搬損失最
    小基地局に該当しない場合には送信をオフし、前記条件
    以外の場合には送信をオンとするCDMA移動通信シス
    テムにおける下り送信電力制御方法。
  17. 【請求項17】 ソフトハンドーオーバを行う各基地局
    から報知された止まり木チャネルの送信電力値と実際に
    受信した止まり木チャネルの受信電力との差から前記各
    基地局との間に設定されている通信回線の伝搬損失を移
    動局において求め、該伝搬損失が最小である基地局を示
    す情報である伝搬損失最小基地局情報を生成し、 前記通信回線におけるフェージングの大きさを移動局に
    おいて測定し、該フェージングの大きさの値が予め定め
    られたしきい値より大きいかどうかを判定した結果をフ
    ェージング情報として生成し、 前記伝搬損失最小基地局情報と、前記フェージング情報
    と、前記伝搬損失最小基地局情報および前記フェージン
    グ情報の誤り検出を行うための誤り検出情報とを下り送
    信電力情報として上り回線に含めて前記移動局から前記
    各基地局に送信し、 ソフトハンドオーバを行う前記各基地局の通信回線にお
    けるEb/I0を基地局制御装置において比較し、該E
    b/I0が最大である基地局を伝搬損失最小基地局とし
    て判定し、該判定結果を伝搬損失最小基地局情報として
    前記基地局制御装置から前記各基地局に通知し、 前記基地局では、前記移動局からの上り回線に含まれて
    いる下り送信電力情報を復号し、前記フェージング情報
    と前記伝搬損失最小基地局情報に対して前記誤り検出情
    報を用いた誤り検出を行い、前記上り回線からフェージ
    ングの大きさが予め定められたしきい値より大きいかど
    うかを判定し、該誤り検出において誤りが検出されない
    場合には、復号した前記下り送信電力情報に含まれてい
    た前記フェージング情報がフェージングの大きさが前記
    しきい値より小さいことを示し、かつ復号した前記下り
    送信電力情報に含まれていた伝搬損失最小基地局情報が
    自局が前記伝搬損失最小基地局に該当しないと示してい
    る場合には送信をオフし、前記条件以外の場合には送信
    をオンし、該誤り検出において誤りが検出された場合に
    は、前記上り回線から判定したフェージング情報がフェ
    ージングの大きさが前記しきい値より小さいことを示
    し、かつ前記基地局制御装置から通知された伝搬損失最
    小基地局情報が自局が前記伝搬損失最小基地局に該当し
    ないと示している場合には送信をオフし、前記条件以外
    の場合には送信をオンとするCDMA移動通信システム
    における下り送信電力制御方法。
  18. 【請求項18】 ソフトハンドーオーバを行う各基地局
    から報知された止まり木チャネルの送信電力値と実際に
    受信した止まり木チャネルの受信電力との差から前記各
    基地局との間に設定されている通信回線の伝搬損失を移
    動局において求め、該伝搬損失が予め定められた基準値
    以下である基地局を送信をオンする基地局とし、前記基
    準値以下の基地局が1つも存在しない場合には該伝搬損
    失が最小の基地局を送信をオンする基地局とし、該送信
    をオンする基地局を示す情報である伝搬損失最小基地局
    情報を生成し、 前記通信回線におけるフェージングの大きさを移動局に
    おいて測定し、該フェージングの大きさの値が予め定め
    られたしきい値より大きいかどうかを判定した結果をフ
    ェージング情報として生成し、 前記伝搬損失最小基地局情報と、前記フェージング情報
    と、前記伝搬損失最小基地局情報および前記フェージン
    グ情報の誤り検出を行うための誤り検出情報とを下り送
    信電力情報として上り回線に含めて前記移動局から前記
    各基地局に送信し、 前記基地局では、前記移動局からの上り回線に含まれて
    いる下り送信電力情報を復号し、前記フェージング情報
    と前記伝搬損失最小基地局情報に対して前記誤り検出情
    報を用いた誤り検出を行い、該誤り検出において誤りが
    検出されず、かつ前記フェージング情報がフェージング
    の大きさが前記しきい値より小さいことを示し、かつ自
    局が前記伝搬損失最小基地局に該当しない場合には送信
    をオフし、前記条件以外の場合には送信をオンとするC
    DMA移動通信システムにおける下り送信電力制御方
    法。
  19. 【請求項19】 ソフトハンドーオーバを行う各基地局
    から報知された止まり木チャネルの送信電力値と実際に
    受信した止まり木チャネルの受信電力との差から前記各
    基地局との間に設定されている通信回線の伝搬損失を移
    動局において求め、該伝搬損失が最小である基地局を示
    す情報である伝搬損失最小基地局情報を生成し、 前記通信回線におけるフェージングの大きさを移動局に
    おいて測定し、該フェージングの大きさの値が予め定め
    られたしきい値より大きいかどうかを判定した結果をフ
    ェージング情報として生成し、 前記伝搬損失最小基地局情報と、前記フェージング情報
    と、前記伝搬損失最小基地局情報および前記フェージン
    グ情報の誤り検出を行うための誤り検出情報とを下り送
    信電力情報として前記移動局から上り回線に含めて前記
    各基地局に送信し、 前記各基地局では、前記移動局からの上り回線に含まれ
    ている下り送信電力情報を復号し、前記フェージング情
    報と前記伝搬損失最小基地局情報に対して前記誤り検出
    情報を用いた誤り検出を行い、該誤り検出において誤り
    が検出されず、かつ前記フェージング情報がフェージン
    グの大きさが前記しきい値より小さいことを示し、かつ
    自局が前記伝搬損失最小基地局に該当しない場合には送
    信電力を下げ、前記条件以外の場合には送信電力の元の
    値に戻すCDMA移動通信システムにおける下り送信電
    力制御方法。
  20. 【請求項20】 前記フェージングの大小の判定が、送
    信電力制御時の受信レベルの変動量に基づいて行われる
    請求項13から19のいずれか1項記載のCDMA移動
    通信システムにおける下り送信電力制御方法。
  21. 【請求項21】 前記フェージングの大小の判定が、目
    標とする受信電力と実際に受信した電力との誤差である
    送信電力制御誤差に基づいて行われる請求項13から1
    9のいずれか1項記載のCDMA移動通信システムにお
    ける下り送信電力制御方法。
  22. 【請求項22】 前記フェージングの大小の判定が、フ
    ェージングベクトル変化量に基づいて行われる請求項1
    3から19のいずれか1項記載のCDMA移動通信シス
    テムにおける下り送信電力制御方法。
  23. 【請求項23】 前記下り送信電力制御がフレーム単位
    で行われる請求項13から22のいずれか1項記載のC
    DMA移動通信システムにおける下り送信電力制御方
    法。
  24. 【請求項24】 前記下り送信電力制御がスロット単位
    で行われる請求項13から22のいずれか1項記載のC
    DMA移動通信システムにおける下り送信電力制御方
    法。
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