JP2000057558A - 記録媒体用ベ−スフィルム及びそれを用いた磁気記録媒体 - Google Patents

記録媒体用ベ−スフィルム及びそれを用いた磁気記録媒体

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JP2000057558A
JP2000057558A JP10227735A JP22773598A JP2000057558A JP 2000057558 A JP2000057558 A JP 2000057558A JP 10227735 A JP10227735 A JP 10227735A JP 22773598 A JP22773598 A JP 22773598A JP 2000057558 A JP2000057558 A JP 2000057558A
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resin
base film
recording medium
interlayer compound
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JP10227735A
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English (en)
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Shigeru Tanaka
田中  滋
Yasumitsu Munakata
康充 宗像
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録、再生の信頼性、フィルムまたはテ−プ
の走行性に優れる記録媒体用ベ−スフィルムを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 樹脂と膨潤性ケイ酸塩を有機オニウムイ
オンで有機化処理を施してなる層間化合物で構成される
複合体であることを特徴とする記録媒体用ベ−スフィル
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂と層間化合物
からなる複合体で構成される記録媒体用ベ−スフィルム
及びそれを用いた磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録媒体に代表される記録媒
体の高容量化が急速に進む中、記録媒体用ベ−スフィル
ムの平滑性に対する要求が厳しくなってきている。高容
量の磁気テ−プなどの薄膜型磁気記録媒体では、磁性層
が薄くベ−スフィルム表面の微細な突起がそのまま磁性
層表面の突起となって出現する傾向がある。磁性層表面
の突起は、記録・再生のエラ−を発生させる。
【0003】ところが、フィルム表面上に突起が全く存
在しないと、フィルムが滑りにくくなり、フィルムまた
は磁気テ−プの走行性が悪化する。このようなことか
ら、記録媒体用ベ−スフィルムは、表面が平滑でありな
がら適度な粗さを有することが重要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような問題に対処
する方法として、微量の無機フィラ−を樹脂中に添加し
表面に微細な突起を形成させる方法が特開昭60−12
7523号や特開昭61−246919号に開示されて
いる。しかし球状の無機フィラ−を単に分散しただけで
は、表面の突起高さのばらつきによる記録・再生のエラ
−が多発することになり、即ち記録媒体用ベ−スフィル
ムとしては不十分なものであった。
【0005】記録媒体用ベ−スフィルムは、フィルム表
面に微細な突起を有し、かつそれらの突起高さが均一で
なければならない。その為、フィルムを多層化するなど
によって、無機フィラ−をフィルム中に偏在させること
によって表面の突起高さを均一にする方法が特開平3−
114830号や特公平6−55491号に開示されて
いる。
【0006】ところが、このような方法は多層化工程で
特殊な設備を要したり、フィルムの薄膜化に対処しにく
い等の製造上の問題があった。さらに、無機フィラ−が
フィルム中に偏在しているため、フィルムまたは磁気テ
−プの走行時にフィラ−が偏在している部分でフィルム
が剥離し易いという品質上の問題もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、樹脂と層間化
合物で構成される複合体で構成される記録媒体用ベ−ス
フィルムである。本発明は、層間化合物で複合体表面に
形成された突起の高さが、総突起数の90%以上が20
nm以下の範囲に偏在している記録媒体用ベ−スフィル
ムである。本発明は、樹脂と層間化合物で構成される複
合体で構成される記録媒体用ベ−スフィルムを用いてな
る磁気記録記録媒体である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の記録媒体用ベ−スフィル
ムは、樹脂と層間化合物からなる複合体で構成される。
本発明の記録媒体用ベ−スフィルムは、樹脂中に膨潤性
ケイ酸塩を有機化処理した層間化合物を均一に分散させ
ることに特徴があり、層厚が1nm〜数十nmのシ−ト
状の層間化合物が、複合体表面に平行に配向して分散し
ているため記録媒体用ベ−スフィルムに好適な表面を形
成できる。更に、樹脂が層間化合物を含有することによ
って、低線膨張係数化させることもできる。
【0009】本発明で用いられる樹脂とは、ポリエチレ
ンテレフタラ−トやポリエチレンナフタレ−ト等のポリ
エステル系樹脂やポリカ−ボネ−ト樹脂、芳香族ポリア
ミド樹脂、芳香族ポリイミド等の強度に優れるフィルム
が得られやすい樹脂である。特に芳香族ポリイミド樹脂
が耐熱性に優れことから好適に用いられる。芳香族ポリ
イミド樹脂とは、テトラカルボン酸二無水物とジアミン
との縮合反応により得られるポリアミド酸の脱水反応を
行うことによって得られる樹脂である。
【0010】テトラカルボン酸二無水物としては、ピロ
メリット酸、3,3’、4,4’−ベンゾフェノンテト
ラカルボン酸二無水物、3,3’、4,4’−ジフェニ
ルエ−テルテトラカルボン酸二無水物、3,3’、4,
4’−ジフェニルテトラカルボン酸二無水物、1,4−
ヒドロキノンジベンゾエ−ト−3,3’,4,4’−テ
トラカルボン酸二無水物挙げられ1種または2種以上混
合して用いることもできる。
【0011】特に、低吸水性、高弾性率の芳香族ポリイ
ミド樹脂が得るために1,4−ヒドロキノンジベンゾエ
−ト−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸二無水物
を用いることが好ましい。またジアミンとしては、パラ
フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエ
−テル、4,4’−ジアミノベンズアニリド、2、2−
ビス[(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパンが挙
げられ、1種または2種以上混合して用いることもでき
る。
【0012】特に、高弾性率の芳香族ポリイミド樹脂を
得るために4,4’−ジアミノベンズアニリドを用いる
ことが好ましい。本発明に用いられる層間化合物とは、
膨潤性ケイ酸塩に有機オニウムイオンを作用させて得ら
れる化合物で、膨潤性ケイ酸塩の層間に有機オニウムイ
オンが挿入された化合物である。
【0013】このような層間化合物は、有機オニウムイ
オンを、負の層格子及び交換可能なカチオンを含有する
層状粘土鉱物と反応させる公知の技術(例えば特公昭6
1−5492号公報、特開昭60−42451号公報、
特願平5−245199号、特願平5−245200号
等)により製造される。上記の膨潤性ケイ酸塩は、主と
して酸化ケイ素の四面体シートと、主として金属水酸化
物の八面体シートからなり、スメクタイト族粘土および
膨潤性雲母などが挙げられる。
【0014】前記のスメクタイト族粘土は下記一般式
(1) X0.2〜0.6 Y2〜3 Z4O10(OH)2・nH2O (1) (ただし、XはK、Na、1/2Ca、及び1/2Mg
から成る群より選ばれる1種以上であり、YはMg、F
e、Mn、Ni、Zn、Li、Al、及びCrから成る
群より選ばれる1種以上であり、ZはSi、及びAlか
ら成る群より選ばれる1種以上である。尚、H2Oは層間
イオンと結合している水分子を表すが、nは層間イオン
および相対湿度に応じて著しく変動する)で表され、天
然または合成されたものである。該スメクタイト族粘土
の具体例としては、例えば、モンモリロナイト、バイデ
ライト、ノントロナイト、サポナイト、鉄サポナイト、
ヘクトライト、ソーコナイト、スチブンサイト、及びベ
ントナイト等、またはこれらの置換体、誘導体、あるい
はこれらの混合物が挙げられる。
【0015】また、前記の膨潤性雲母は下記一般式
(2) X0.5〜1.0 Y2〜3(Z4O10)(F、OH)2 ( 2) (ただし、XはLi、Na、K、Rb、Ca、Ba、及
びSrから成る群より選ばれる1種以上であり、YはM
g、Fe、Ni、Mn、Al、及びLiから成る群より
選ばれる1種以上であり、ZはSi、Ge、Al、F
e、及びBから成る群より選ばれる1種以上である。)
で表され、天然または合成されたものである。これら
は、水、水と任意の割合で相溶する極性溶媒、及び水と
該極性溶媒の混合溶媒中で膨潤する性質を有する物であ
り、例えば、リチウム型テニオライト、ナトリウム型テ
ニオライト、リチウム型四ケイ素雲母、及びナトリウム
型四ケイ素雲母等、またはこれらの置換体、誘導体、あ
るいはこれらの混合物が挙げられる。下記のバーミキュ
ライト類相当品等も使用し得る。
【0016】前記バーミキュライトには3八面体型と2
八面体型があり、下記一般式(3) (Mg,Fe,Al)2〜3(Si4−xAlx)O10(OH)2・(M+ ,M2+1/2)x・nH2O (3) (ただし、MはNa及びMg等のアルカリまたはアルカ
リ土類金属の交換性陽イオン、x=0.6〜0.9、n=
3.5〜5である)で表される。
【0017】前記の膨潤性ケイ酸塩は、単独または2種
以上組み合わせて使用される。膨潤性ケイ酸塩の結晶構
造は、c軸方向に規則正しく積み重なった純粋度が高い
ものが望ましいが、結晶周期が乱れ、複数種の結晶構造
が混じり合った、いわゆる混合層鉱物も使用され得る。
有機オニウムイオンとは、アンモニウムイオン、ホスホ
ニウムイオン、スルホニウムイオン、複素芳香族環由来
のオニウムイオンに代表される構造を有するものであ
る。オニウムイオンを存在させることにより負に帯電し
た膨潤性ケイ酸塩の層間に分子間力の小さい有機構造を
導入し、膨潤性ケイ酸塩と樹脂との親和性を高めること
ができる。
【0018】有機オニウムイオンとしては、ラウリルア
ミンイオンやミリスチルアミンイオン等のアルキルアミ
ンイオンやジエチルメチル(ポリプロピレンオキサイ
ド)アンモニウムイオンや、ジメチルビス(ポリエチレ
ングリコ−ル)アンモニウムイオン等のアルキル基とグ
リコ−ル鎖を併有したアンモニウムイオン等が挙げられ
る。
【0019】本発明の記録媒体用ベ−スフィルム中で分
散している層間化合物の構造は、有機化処理前の膨潤性
ケイ酸塩が有している層が多層積層したμmサイズの凝
集構造とは全く異なる。すなわち樹脂との親和性を有す
る有機オニウムイオンが層間に導入され、かつ層間が拡
大された層間化合物を用いることによって、層間化合物
は、樹脂中で非常に細かく互いに独立した薄片状に分散
している。このような薄片状の層間化合物の分散状態
は、以下に述べるようなパラメ−タ−で表現され得る。
【0020】まず、平均層厚を、薄片状に分散したシラ
ン粘土複合体の層厚みの数平均値であると定義すると、
本発明の記録媒体用ベ−スフィルム中の層間化合物の平
均層厚の上限値は150Å以下であることが好ましい。
より好ましくは100Å以下である。また、シラン粘土
複合体の平均層厚の下限は特に制限されないが、10Å
程度である。シラン粘土複合体の平均層厚が上記の範囲
にないと、平滑でありながら適度な粗さを有する表面を
形成しにくくなる。
【0021】また、最大層厚を、記録媒体用ベ−スフィ
ルム中に薄片状に分散した層間化合物の層厚みの最大値
であると定義すると、本発明の記録媒体用ベ−スフィル
ム中の層間化合物の最大層厚の上限値は、1500Åが
好ましい。より好ましくは1200Åであり、更に好ま
しくは1000Åである。最大層厚の上限値が1500
Åより大きいと、平滑でありながら適度な粗さを有する
表面を形成しにくくなる。層間化合物の最大層厚の下限
値は、特に制限されない。
【0022】上記の層厚は顕微鏡等を用いて撮影される
像から求めることができる。すなわち、いま仮に、X−
Y面上に置いた記録媒体用フィルムをX−Z面あるいは
Y−Z面と平行な面で薄片を切り出し、該薄片を透過型
電子顕微鏡などを用い、約4〜10万倍以上の高倍率で
観察して求められ得る。測定は、上記の方法で得られた
透過型電子顕微鏡の象上に置いて、100個以上の層間
化合物を含む任意の領域を選択し、画像処理装置などで
画像化し、計算機処理する事等により定量化できる。あ
るいは、定規などを用いて計測しても求めることもでき
る。
【0023】本発明の記録媒体用ベ−スフィルム中の層
間化合物は、薄片状(シ−ト状)の層間化合物が複合体
表面に平行に配向して分散する。その為、層間化合物に
よりフィルム表面に形成される突起は、高さが限られた
範囲に偏在し、記録媒体用ベ−スフィルムとして重要な
平滑でありながら適度な粗さを有する表面を形成でき
る。
【0024】層間化合物によって形成された突起を有す
るフィルム表面の中心線平均粗さ(Ra)は、0.5〜
10nmの範囲が好ましく、1〜5nmがより好まし
い。0.5nmより小さいとフィルムが平滑すぎてしま
いフィルム走行性を損なうことになる。逆に10nmよ
り大きいと記録媒体時の記録・再生のエラ−を発生させ
ることになる。
【0025】表面の中心線平均粗さ(Ra)を上記範囲
とするためには、層間化合物の種類、樹脂中の濃度など
で調整する方法等が挙げられる。層間化合物を含有させ
る上記以外の効果として、樹脂本来の弾性率や線膨張係
数等の特性を向上させることができる。層間化合物で特
性を向上させることによって更に薄い記録媒体用ベ−ス
フィルムを作製することが可能となる。
【0026】例えば、フィルム薄膜化に対し樹脂本来の
弾性率が不十分であったとしても層間化合物を含有させ
ることによって弾性率を向上させることができる。複合
体の弾性率は、特に制限されないが800kgf/mm
2以上が好ましい。。弾性率が800kgf/mm2未満
であると、10μm以下に薄くすると担持体として充分
な強度がない。また、複合体の線膨張係数は、50℃〜
150℃の範囲で10ppm以下が好ましい。10pp
m以上であると、磁性層などの金属層を高温下で形成さ
せた後にカ−ルを発生させることになる。
【0027】本発明の記録媒体用ベ−スフィルムは、高
密度磁気記録媒体に好適に用いることができ、磁性体原
料となる金属あるいは金属化合物の種類は磁性層とし
て、例えば鉄、コバルト、ニッケル、クロムあるいはこ
れらの酸化物あるいは合金等を有する公知の強磁性層が
形成できれば特に限定されない。また、磁性薄膜の形成
方法についてはメッキや真空蒸着法、スパッタリング、
イオンプレ−ティング法等の真空薄膜形成技術や強磁性
粉末を、例えば塩化ビニル、酢酸ビニル、ビニルアルコ
−ル共重合体、ポリウレタンプレポリマ−及びポリイソ
シアネ−トよりなるバインダ−を用い磁性塗料として付
与する湿式法を用いることができる。この時バインダ−
は、熱硬化系および放射線硬化系バインダ−であること
が好ましく、その他添加剤として分散剤、潤滑剤、帯電
防止剤等を含有していても良い。
【0028】本発明の記録媒体用ベ−スフィルムの製造
方法について具体的に本発明の目的を最も好適に達成で
きる樹脂群から芳香族ポリイミド系フィルムを例に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。芳香
族ポリイミド前駆体である一般式(化1)
【0029】
【化1】
【0030】(式中R1は4価の有機基、R2は2価の
有機基を示す。)で表されるポリアミド酸と層間化合物
との混合溶液(以下、粘土分散体)を調製する。ポリア
ミド酸は公知の方法で製造することができる。即ちテト
ラカルボン酸二無水物類と芳香族ジアミン類を実質等モ
ル使用し有機極性溶媒中で重合して得られる。
【0031】ポリアミド酸の生成反応に使用される有機
溶剤としては、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホ
キシド等のスルホキシド系溶媒、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド等のホルムア
ミド系溶媒、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−
ジエチルアセトアミド等のアセトアミド系溶媒、N−メ
チル−2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピロリドン等
のピロリドン系溶媒、フェノ−ル、o−,m−,または
p−クレゾ−ル等のフェノ−ル系溶媒等を挙げることが
でき、これらを単独または混合物として用いるのが望ま
しいが、更にキシレン、トルエンのような芳香族炭化水
素の使用も可能である。また、このポリアミド酸は、前
記の有機極性溶媒中に1〜40重量%、好ましくは5〜
25重量%溶解されているのが取り扱いの面からも望ま
しい。
【0032】ポリアミド酸の重合においてポリアミド酸
の重量平均分子量は、特に限定されないが15万以上が
好ましく、20万以上が更に好ましい。重量平均分子量
が15万以下であると、強度に劣る芳香族ポリイミド系
フィルムが得られるからである。ポリアミド酸溶液ある
いは層間化合物との混合方法については、特に制限はな
く、ポリアミド酸溶液に層間化合物を固体状で添加する
方法あるいは分散媒に予め分散させた分散液の状態で添
加する方法のいずれの方法でもよいが、添加後に均一に
なるまで混練機などにより機械的剪断下で攪拌すること
が肝要である。
【0033】混合を効率よく行うためには、撹拌機の回
転数は500rpm以上、あるいは300(1/s)以
上の剪断速度を加えることが望ましい。回転数の上限値
は25000rpmであり、剪断速度の上限値は500
000(1/s)である。上限値よりも大きい値で撹拌
を行っても効果はそれ以上変わらない傾向があるため、
上限値より大きい値で撹拌を行う必要はない。
【0034】上記の方法で得られる粘土分散体に含まれ
る層間化合物は、膨潤性ケイ酸塩が有していたような初
期の積層・凝集構造はほぼ完全に消失し、層同士の間隔
が拡大していわゆる膨潤状態に成る。また、層間化合物
は、任意の段階で添加することができる。例えば、重合
前のポリアミド酸の重合性モノマ−溶液に添加する方
法、あるいは重合途中段階に添加する方法、更には、ポ
リアミド酸を熱的あるいは化学的にイミド化した後に添
加する方法、即ちイミド樹脂溶液に添加する方法などを
用いることができる。
【0035】この粘土分散体から芳香族ポリイミド系フ
ィルムを得るには、(1)熱的に脱水しイミド化する熱
的方法と(2)脱水剤を用いる化学的方法のいずれを用
いてもよいが、伸びや強度などの機械的特性の優れる芳
香族ポリイミド系フィルムを得やすい化学的方法による
方がより好ましい。粘土分散体から芳香族ポリイミド系
フィルムを製造する方法を例示する。(1)上記混合溶
液をドラムあるいはエンドレスベルト上に流延または塗
布して膜状とし、その膜を自己支持性を有するまで15
0℃以下の温度で約5分〜60分乾燥させる。ついで、
これを支持体から引き剥がし端部を固定した後、膜の収
縮を制限しながら約100℃〜500℃のまで徐々に加
熱することにより乾燥及びイミド化し、冷却後これより
取り外し芳香族ポリイミド系フィルムを得る。
【0036】上記製造方法において、自己支持性を有す
るフィルムを支持体から剥がれやすくするためにポリア
ミド酸と層間化合物の混合溶液にかえて混合溶液に更に
剥離剤を加えた混合溶液を用いてもよい。剥離剤として
は、例えばジエチレングリコ−ルジメチルエ−テル、ト
リエチレングリコ−ルジメチルエ−テル等の脂肪族エ−
テル類、ピリジン、ピコリンなどの3級アミン類、トリ
フェニルホスフィン、トリフェニルホスフェ−ト等の有
機りん化合物類が挙げられる。
【0037】また化学的方法により芳香族ポリイミド系
フィルムを得る場合は、ポリアミド酸と層間化合物の混
合溶液に代えて、混合溶液に更に化学量論以上の脱水剤
と触媒量の3級アミン類を加えた混合溶液を用いればよ
い。脱水剤としては、例えば無水酢酸、無水フタル酸な
どの脂肪族あるいは芳香族酸無水物類が挙げられる。触
媒としては、例えばトリエチルアミンなどの脂肪族3級
アミン、ピリジン、ピコリン、イソキノリン等の複素環
式3級アミン類が挙げられる。
【0038】粘土分散体からフィルム化する際に支持体
から剥離した後の自己支持性を有するフィルムを延伸し
てもよい。延伸することにより機械的特性に優れるフィ
ルムを得やすいからである。記録媒体用ベ−スフィルム
に接着性や耐熱性等の各種特性を向上させることを目的
に、平滑性などの表面性を損なわない程度に複合体中
に、酸化チタン、炭酸カルシウム、アルミナ、シリカゲ
ル等の層間化合物以外の微粒子を含有させたり、フィル
ム表面を、シランカップリング剤などの表面改質剤や微
粒子とバインダ−樹脂を含む溶液等を塗布したり、コロ
ナ処理やプラズマ処理などの放電処理などを施してもよ
い。
【0039】本発明の記録媒体用ベ−スフィルムは、層
間化合物がフィルム中でフィルム面に平行に配向して分
散しているため、フィルム表面に特殊な形状の突起が形
成されている。しかも弾性率が高く、かつ線膨張係数が
低く、更に透明性や靭性にも優れているので高密度磁気
記録媒体等の記録媒体用ベ−スフィルムに利用され得
る。
【0040】
【実施例】以下実施例により本発明を更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるも
のではない。まず実施例および比較例における評価方法
を以下にまとめて示す。 1.突起高さ 微細突起高さは、電子線三次元粗さ解析装置(エリオニ
クス社製、ERA−8000)を用い、カットオフ値
0.008mm、測定長110μmで測定した。
【0041】得られた測定結果を、所定のピ−ク高さに
対するピ−ク個数を5nm間隔で解析し突起高さとその
個数を算出した。突起高さ比率として、高さが20nm
以下の突起数の総突起数に対する比率を下記式にて算出
した。突起高さ比率(%)=20nm以下の突起数/総
突起数×100また同様に、15nm以下の突起につい
て算出した。 2.中心線平均粗さ 中心線平均粗さRa(nm)は、3次元表面構造解析顕
微鏡(ZYGO社製、NewView200)を用い、
カットオフ値0.008mm、測定長1mmで測定し、
10回測定の平均値を示した。尚、Raの定義は、JI
SB0601に示されているものである。 3.走行性 VHS方式のビデオテ−プレコ−ダ−を用い、磁気テ−
プ走行性の乱れによる画面ゆらぎを観察した。雰囲気は
常温常湿の25℃、55%RHで行った。画面のゆらぎ
が無い場合を○、走行が時々遅くなり画面揺らぎが生じ
る場合を×とした。 4.線膨張係数 島津製作所製TMA−50を用い引張モ−ドで測定し
た。尚、測定はJISK7197に準拠し、50〜15
0℃における数値を算出した。 5.ドロップアウト ドロップアウトは、磁気テ−プに三段階段波信号を最適
記録電流で記録し、再生時のビデオヘッドアンプ出力の
減衰量が18dB、継続時間20μsec以上のドロッ
プアウトを10分間ドロップアウトカウンタ−で測定
し、1分間当たりの平均で示した。次に、ポリアミド酸
溶液と層間化合物分散液の調整例を示す。
【0042】ODAは、4,4’−ジアミノジフェニル
エ−テル、DABAは4,4’ジアミノベンズアニリ
ド、BPDAは、3,3’、4,4’−ジフェニルテト
ラカルボン酸二無水物、TMHQは、1,4−ヒドロキ
ノンジベンゾエ−ト−3,3’,4,4’−テトラカル
ボン酸二無水物、NMPはN−メチル−2−ピロリドン
を表す。 (ポリアミド酸溶液の調整 A−1)室温下に、DAB
A0.08molとODA0.02molのNMP溶液
にTMHQ0.095molを加え、窒素雰囲気で1時
間攪拌した。次に、この溶液にゆっくりとTMHQ
0.005molのNMP溶液を加えて15重量%のポ
リアミド酸溶液を得た。 (ポリアミド酸溶液の調整A−2)室温下に、DABA
0.08molとODA0.02molのNMP溶液に
BPDA0.095molを加え、窒素雰囲気で1時間
攪拌した。次に、この溶液にゆっくりとBPDA 0.
005molのNMP溶液を加えて15重量%のポリア
ミド酸溶液を得た。 (層間化合物分散液の調整B−1)層間化合物MTE
(コ−プケミカル社製、膨潤性マイカをメチルトリオク
チルアンモニウムイオンで処理したもの)をNMPに5
0℃下で3時間攪拌分散させた後、更に超音波で5分間
処理し、NMPに層間化合物を5%分散させた液を得
た。 (層間化合物分散液の調整B−2)層間化合物MPE
(コ−プケミカル社製、膨潤性マイカをジエチル(ポリ
プロピレングリコ−ル)アンモニウムイオンで処理した
もの)をNMPに50℃下で3時間攪拌分散させた後、
更に超音波で5分間処理し、NMPに層間化合物を5%
分散させた液を得た。
【0043】(実施例1〜4)ポリアミド酸溶液 A−
1〜A−3100重量部と層間化合物分散液 B−1〜
B−3を表1に示す組み合わせで混合し粘土分散体を得
た。尚、層間化合物の樹脂に対する配合部数は、表1に
示した。得られた粘土分散体からポリイミド系フィルム
を作製した。フィルムの作製は、以下のようにして行
う。100gの粘土分散体に対し無水酢酸15g、β−
ピコリン5g、NMP10gの比率で加え充分攪拌した
後、スリットダイを通じステンレス製のエンドレスベル
ト上にキャスト後、80℃で10分間加熱し自己支持性
を有する膜を得た。この膜をエンドレスベルトから剥し
たのち、端部を固定して100℃〜450℃へ連続的に
加熱し、更に450℃で5分間加熱しイミド化させて、
透明性良好な厚みが15μmの層間化合物を含有するポ
リイミド系フィルム得た。得られたポリイミド系フィル
ムについて、中心線平均粗さRa、突起の比率、線膨張
係数を測定し、結果を表1に示した。
【0044】得られたフィルムを、真空槽中に装填し、
10-2ト−ルのAr雰囲気下でグロ−放電処理し、次い
で真空槽を10-6ト−ルに減圧しフィルムを150℃に
加熱したドラムに沿わせて走行させながら電子ビ−ム蒸
着により、Co−Ni合金(Co75重量%、Ni25
重量%)を0.5μmになるように蒸着した。これをス
リットして磁気テ−プを作製した。得られた磁気テ−プ
について、走行性、ドロップアウト特性の評価を行っ
た。その結果を表2に示した。
【0045】(実施例5)層間化合物 MPEを10重
量%含有したポリエチレンナフタレ−トを粘土分散体
(固体状)を調整し、溶融押し出し法によりフィルムを
作製した。フィルムの作製は以下のようにして行う。粘
土分散体を押し出し機で、溶融押し出ししスリットダイ
を通じ、冷却ロ−ルにキャスト後、樹脂をロ−ルから剥
がし未延伸のフィルムを得た。この未延伸フィルムを長
手方向に130℃下で4.0倍延伸した後、続けて幅方
向に120℃4.2倍延伸し、更に長手方向に150℃
で1.1倍延伸した。延伸後のフィルムを定長下、17
0℃で10秒間加熱し、フィルム厚みが15μmのポリ
エチレンナフタレ−ト系フィルムを得た。得られたポリ
エチレンナフタレ−ト系フィルムについて、中心線平均
粗さRa、突起の比率、線膨張係数について測定し、結
果を表1に示した。
【0046】得られたフィルムを、真空槽中に装填し、
10-2ト−ルのAr雰囲気下でグロ−放電処理し、次い
で真空槽を10-6ト−ルに減圧しフィルムを150℃に
加熱したドラムに沿わせて走行させながら電子ビ−ム蒸
着により、Co−Ni合金(Co75重量%、Ni25
重量%)を0.5μmになるように蒸着した。これをス
リットして磁気テ−プを作製した。得られた磁気テ−プ
について、走行性、ドロップアウト特性の評価を行っ
た。その結果を表2に示した。
【0047】(比較例1)ポリアミド酸溶液A−1をそ
のまま、実施例1〜4と同様な方法でポリイミドフィル
ムを作製した。得られたポリイミドフィルムについて、
中心線平均粗さRa、突起の比率、線膨張係数について
評価を行った。その結果を表1に示す。得られたフィル
ムを、真空槽中に装填し、10-2ト−ルのAr雰囲気下
でグロ−放電処理し、次いで真空槽を10-6ト−ルに減
圧しフィルムを150℃に加熱したドラムに沿わせて走
行させながら電子ビ−ム蒸着により、Co−Ni合金
(Co75重量%、Ni25重量%)を0.5μmにな
るように蒸着した。これをスリットして磁気テ−プを作
製した。得られた磁気テ−プについて、走行性、ドロッ
プアウト特性の評価を行った。その結果を表2に示し
た。
【0048】(比較例2)ポリアミド酸溶液A−1とコ
ロイダルシリカ(平均粒径が20nm)をNMPに分散
させた液を混合し分散体を作製した。尚、コロイダルシ
リカは樹脂に対して5重量%となるように含有させた。
得られた分散体から実施例1〜4と同様の方法でポリイ
ミド系フィルムを作製した。
【0049】得られたポリイミドフィルムについて、フ
ィルム表面性(中心線平均粗さ、Ra)、線膨張係数に
ついて評価を行った。その結果を表1に示す。更に、表
面の突起形状を観察したところ、大きさがそろっていな
い半球状の突起が不均一に存在していた。得られたフィ
ルムを、真空槽中に装填し、10-2ト−ルのAr雰囲気
下でグロ−放電処理し、次いで真空槽を10-6ト−ルに
減圧しフィルムを150℃に加熱したドラムに沿わせて
走行させながら電子ビ−ム蒸着により、Co−Ni合金
(Co75重量%、Ni25重量%)を0.5μmにな
るように蒸着した。これをスリットして磁気テ−プを作
製した。得られた磁気テ−プについて、走行性、ドロッ
プアウト特性の評価を行った。その結果を表2に示し
た。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明の記録媒体用ベ−
スフィルムは、樹脂中に層間化合物が含有していること
により、フィルム表面が平滑でありながら適度な突起を
有している。更に、線膨張係数が10ppm以下という
寸法安定性にも優れている。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂と膨潤性ケイ酸塩を有機オニウムイ
    オンで有機化処理を施してなる層間化合物で構成される
    複合体であることを特徴とする記録媒体用ベ−スフィル
    ム。
  2. 【請求項2】 複合体表面に層間化合物で形成された微
    細突起を有し、高さが20nm以下の微細突起が微細突
    起総数の90%以上であることを特徴とする請求項1記
    載の記録媒体用ベ−スフィルム。
  3. 【請求項3】 高さが15nm以下の微細突起が微細突
    起総数の80%以上であることを特徴とする請求項1又
    は2記載の記録媒体用ベ−スフィルム。
  4. 【請求項4】 中心線平均粗さRaが0.5〜10nm
    であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の記録
    媒体用ベ−スフィルム。
  5. 【請求項5】 中心線平均粗さRaが1〜5nmである
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の記録媒体用
    ベ−スフィルム。
  6. 【請求項6】 樹脂が芳香族ポリイミド樹脂である請求
    項1、2、3、4又は5記載の記録媒体用ベ−スフィル
    ム。
  7. 【請求項7】 ポリイミド樹脂と膨潤性ケイ酸塩を有機
    オニウムイオンで有機化処理を施してなる層間化合物で
    構成される複合体の線膨張係数が、10ppm以下であ
    ることを特徴とする請求項6記載の記録媒体用ベ−スフ
    ィルム。
  8. 【請求項8】 複合体の少なくとも片面に磁性層が形成
    されてなる磁気記録媒体において、請求項1〜7に記載
    するフィルムを用いた磁気記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002138207A (ja) * 2000-08-25 2002-05-14 Sekisui Chem Co Ltd テープ基材用樹脂組成物、それを用いたテープ基材及びそれを用いた粘着テープ
US7485379B2 (en) 2004-07-23 2009-02-03 Fujifilm Corporation Magnetic recording medium

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JP2002138207A (ja) * 2000-08-25 2002-05-14 Sekisui Chem Co Ltd テープ基材用樹脂組成物、それを用いたテープ基材及びそれを用いた粘着テープ
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