JP2000050820A - 米飯自動盛付機における飯起こし装置 - Google Patents

米飯自動盛付機における飯起こし装置

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JP2000050820A
JP2000050820A JP10236429A JP23642998A JP2000050820A JP 2000050820 A JP2000050820 A JP 2000050820A JP 10236429 A JP10236429 A JP 10236429A JP 23642998 A JP23642998 A JP 23642998A JP 2000050820 A JP2000050820 A JP 2000050820A
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lunch box
raising
boiled rice
cooked
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Tadao Miyake
忠雄 三宅
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MIYAKE SEISAKUSHO
MIYAKE SEISAKUSHO KK
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MIYAKE SEISAKUSHO
MIYAKE SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】弁当箱内に盛付けられた米飯の表面側を、手盛
りのような自然盛付けの状態に飯起こしする米飯自動盛
付機における飯起こし装置を提供すること。 【解決手段】所望定量サイズの弁当箱LBの内部に予め
設定された量の米飯を盛付けるようにした米飯自動盛付
機1において、米飯が盛付けられた米飯盛付弁当箱を米
飯盛付部19から取出部8に向けて搬送する弁当箱搬送
手段10を有し、弁当箱搬送手段に沿って移動する米飯
盛付弁当箱に対し、搬送方向の定位置で前記米飯盛付弁
当箱内の米飯表面側から前記米飯を起こす飯起こし手段
51を設けた米飯自動盛付機における飯起こし装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、あらかじめ準備
される所望定量サイズの弁当箱内に、米飯を定量ずつ自
動連続的に盛付ける米飯自動盛付機にあって、特に、弁
当箱内に盛付けられた米飯の表面側を自然盛付けの状態
に飯起こしする米飯自動盛付機における飯起こし装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】炊き上げられた米飯は、一粒一粒が柔ら
かで、且つそれぞれが極めて付着しやすい性質のもので
ある。にもかかわらず、一粒一粒の形をなるべく変形さ
せずに取り扱わなければならず、その取り扱いは非常に
難しいものとされ、一般的には手盛り作業に委ねられて
いた。しかしながら、弁当業者あるいは給食業者等にお
いては、弁当箱等への米飯盛付作業を短時間に、且つ、
大量に行わなければならず、そのための機械化が望まれ
ている。従来、この種の米飯盛付機については、同一出
願人の開発にかかる米飯自動盛付機(特公平1−198
64号公報、特公平3−34910号公報参照)が知ら
れている。
【0003】上記する従来の米飯自動盛付機のうち、前
者の特公平1−19864号公報に記載の米飯自動盛付
機は、当該米飯自動盛付機の基本機であり、後者の特公
平3−34910号公報に記載の米飯自動盛付機は、上
記基本機の構成のものに対して、装置全体を小型化させ
るべく各機構を構成し、それらの有機的な組み合わせに
よって作業効率の向上を図った改良機である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記する従来の米飯自
動盛付機では、弁当箱内に盛付けられる米飯は第1のシ
ャッター機構による一対のシャッター片と第2のシャッ
ター機構による一対のシャッター片とによって定量厚さ
状態に成形されて弁当箱内に盛付けられるようになって
いる。したがって、弁当箱内に盛付けられた米飯は、そ
の表面が第1のシャッター機構による一対のシャッター
片によって断ち切られた状態のままであるので、これを
食する側に若干の不愉快さを与えていた。
【0005】上記する問題点に鑑み、弁当業者ならびに
給食業者等においては、弁当箱内に盛付けられた米飯の
表面側が、所謂手盛りのような自然盛付けの処理が期待
できる米飯自動盛付機の開発に注目が向けられている。
【0006】そこで、この発明は、上記する要望に応答
するべく、弁当箱内に盛付けられた米飯の表面側を、手
盛りのような自然盛付けの状態に飯起こしすることがで
きる米飯自動盛付機における飯起こし装置を提供しよう
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記する目
的を達成するにあたって、具体的には、所望定量サイズ
の弁当箱の内部に予め設定された量の米飯を盛付けるよ
うにした米飯自動盛付機において、前記米飯が盛付けら
れた米飯盛付弁当箱を米飯盛付部から取出部に向けて搬
送する弁当箱搬送手段を有し、前記弁当箱搬送手段に沿
って移動する米飯盛付弁当箱に対し、搬送方向の定位置
で前記米飯盛付弁当箱内の米飯表面側から前記米飯を起
こす飯起こし手段を設けた米飯自動盛付機における飯起
こし装置を構成するものである。
【0008】さらに、この発明では、前記飯起こし手段
が、前記弁当箱搬送手段の駆動に連動する回転駆動源
と、前記回転駆動源を上下往復動に変換する上下往復動
変換手段と、前記上下往復動変換手段の出力側に設けた
上下動部材と、前記上下動部材に取り付けられていて、
前記上下往復動変換手段の下降作動時に前記米飯盛付弁
当箱内の米飯表面側に進入して、前記米飯盛付弁当箱の
搬送移動中に、前記米飯を起こす飯起こし素子とからな
る米飯自動盛付機における飯起こし装置を構成するもの
でもある。
【0009】さらにまた、この発明では、前記飯起こし
素子が、前記上下動部材に対して所定の間隔をおいて下
方向きに取り付けられた複数の棒状体でなり、櫛状に配
列形成されているものからなる米飯自動盛付機における
飯起こし装置を構成するものである。
【0010】さらにまた、この発明では、前記飯起こし
素子が、棒状のステンレス材でなっており、該ステンレ
ス材の表面にテフロン加工処理を施したものからなる米
飯自動盛付機における飯起こし装置を構成するものでも
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明になる米飯自動盛
付機における飯起こし装置について、図面に示す具体的
な実施例にもとづいて詳細に説明する。図1は、この発
明の適用にかかる米飯自動盛付機の一実施例について、
その全体構成を示す概略的な正面図である。図2は、こ
の発明になる米飯自動盛付機における飯起こし装置の具
体的な実施例を示す概略的な正面図であり、図3は、図
2において、矢印X方向からみた当該飯起こし装置の概
略的な側面図であり、図4は、図2において、矢印Y方
向からみた当該飯起こし装置の概略的な平面図である。
【0012】まず、図1に基づいて、この発明になる飯
起こし装置の適用にかかる米飯自動盛付機の一実施例に
ついての基本構成を説明する。この発明において、炊き
上げられた米飯を盛付けるべく準備される弁当箱LB
は、上面が全面的に開口した箱体からなり、外形サイズ
が、L×W×Hであって、容量サイズが、L1 ×W1 ×
Dである。
【0013】一方、米飯自動盛付機1は、機体フレーム
2を有している。前記機体フレーム2は、例えば、高さ
調節可能な脚4(該脚4は、高さ調節のない床固定脚で
あってもよい)を備えた機体枠3からなっている。前記
機体フレーム2は、一端側5に空の弁当箱LBを供給す
る弁当箱供給部6を備え、他端側7に米飯が盛付けられ
た米飯盛付弁当箱を取り出す弁当箱取出部8を備えてい
る。
【0014】前記機体フレーム2の頂面9は、テーブル
状に形成されていて、弁当箱搬送手段10が設けてあ
る。前記弁当箱搬送手段10は、前記弁当箱供給部6か
ら前記弁当箱取出部8に向けてのびる複数列の弁当箱搬
送路11を有している。前記弁当箱搬送路11は、前記
機体フレーム2のテーブル状頂面9に形成される複数の
ガイドレールによって区画される。具体的な実施例で
は、例えば、5条のガイドレールによって4列の弁当箱
搬送路11を形成する(図3に示す実施例では2列の弁
当箱搬送路を形成する)。前記ガイドレールの相互の距
離は、弁当箱の外側サイズWに応じて設計される。
【0015】前記機体フレーム2の一端側5および他端
側7には、それぞれチェーンプーリー13、14が設け
てあり、該チェーンプーリー13、14間に、前記機体
フレーム2の両側部分において走行するチェーン15、
15が張装されている。前記両側のチェーン15、15
間に、複数の弁当箱支持バー16が互いに平行に掛け渡
してある。前記弁当箱支持バー16、16間の距離は、
概して、弁当箱の外形サイズLを受け入れるに適した寸
法に設計されている。
【0016】前記チェーンプーリー13、14の一方1
4に、ゼネバギヤからなる間欠駆動機構17を備えた回
転駆動源18が機械的に接続してある。前記弁当箱搬送
手段10は、上記構成よりなり、前記回転駆動源18の
作動によって前記チェーンベルト15を間欠的に駆動し
て、複数列の搬送路にある複数の弁当箱LBを一列横隊
に間欠的に搬送する。
【0017】前記弁当箱供給部6と前記弁当箱取出部8
との間に米飯盛付部19が設けてある。一列横隊に間欠
的に搬送される弁当箱LBは、前記米飯盛付部19にお
ける米飯盛付位置Pに間欠的にもたらされ、該米飯盛付
位置Pで正確に停止する。前記停止位置の設定は、前記
回転駆動源18およびゼネバギヤの設計によって決定さ
れる。
【0018】前記米飯盛付部19に対して、米飯供給機
構20が設けてある。前記米飯供給機構20は、その排
出出口側21に、第1および第2のホッパーロータ2
2、23を備えた米飯供給ホッパー24を有している。
前記第1のホッパーロータ22は、駆動源25と、互い
に平行に配列された一対のほぐしローラ部材26、26
の組み合わせによって構成され、第2のホッパーロータ
23は、駆動源27と、互いに平行に配列された一対の
ほぐしローラ部材26、26の組み合わせによって構成
される。
【0019】一方、前記米飯供給ホッパー24の排出口
21の下部に、前記ホッパー24から排出された米飯を
受けて、水平方向に搬送する米飯搬送用ベルトコンベア
30が設けてある。前記米飯搬送用ベルトコンベア30
は、一対のベルトコンベア駆動ローラ31、32、該ロ
ーラ間に張装したベルト33および前記ローラの一方と
機械的に接続されている動力源34とを有している。前
記米飯搬送用ベルトコンベア30の上面側にほぐしロー
ラ部材26’が設けてある。
【0020】前記米飯搬送用ベルトコンベア30の終端
側に、落し込み通路35を形成する落し込みケーシング
36が配設されている。前記落し込み通路35は、横断
面長方形状に形成されていて、その長辺は、弁当箱搬送
路11の全幅に等しいか、あるいは若干長く、その短辺
は、弁当箱LBの容量サイズLにほぼ等しい。
【0021】落し込み通路35は、通路方向に沿ってガ
イド成形手段37を備えている。このガイド成形手段3
7は、前記落し込み通路35をその長辺方向に区画する
区画壁からなり、その区画壁によって落し込み通路35
を弁当箱の容量サイズL1 ×W1 に区画する。前記米飯
搬送用ベルトコンベア30の終端側に、米飯をベルトコ
ンベアの幅方向に振り分ける仕切板が設けてある。仕切
板は、複数枚設けてありそれぞれベルトコンベアの幅方
向に移動可能なように組み立てられている。
【0022】前記落し込みケーシング36の内部上方位
置に、米飯の供給量を検知するレベルスイッチ40が設
けてある。前記レベルスイッチ40は、前記落し込みケ
ーシング36内に供給される米飯の過剰供給を検知し、
該検知出力信号によってベルトコンベア30の動力源3
4を停止させるようになっている。
【0023】前記落し込みケーシング36における落し
込み通路35の排出口側に第1および第2のシャッタ機
構41、42が取り付けられている。第1のシャッタ機
構41は、一対のシリンダ43、43と、これに連結さ
れた一対のシャッタ片44、44とからなっている。前
記一対のシャッタ片44、44は、前記落し込み通路3
5に直交差する一水平面において、前記落し込み通路3
5の短辺方向に沿って進退可能に形成され、シャッタ片
の先端縁が前記落し込み通路35の中央横断ライン上で
当接する。
【0024】前記第2のシャッタ機構42は、一対のシ
リンダ45、45と、これに連結された一対のシャッタ
片46、46とからなり、前記一対のシャッタ片46、
46が前記第1のシャッタ機構41のシャッタ片44に
平行な水平面において開閉作動するように構成されてい
る。
【0025】前記第1および第2のシャッタ機構41、
42における各シャッタ片44、46間の水平間距離
は、米飯の盛付け厚tを決定する要素であり、準備され
る弁と箱LBの深さサイズDに関して、予め設定される
ものである。第1および第2のシャッタ機構41、42
に対しては、米飯の盛付け厚tを調節するための盛付量
調節機構が設けてある。盛付量調節機構は、例えば、周
知のターンバックル式ジャッキからなり、調節操作用ダ
イヤルが取り付けてある。
【0026】前記第1および第2のシャッタ機構41、
42は、あらかじめ設定された時間間隔をおいて交互に
開閉作動する。すなわち、第1のシャッタ機構41の閉
止時に、シャッタ片44、44を受けにして落し込みケ
ーシング36内に米飯がたくわえられる。前記シャッタ
片44、44を開く前に、前記第2のシャッタ機構42
を閉止しておく。第1のシャッタ機構41を開いて米飯
をシャッタ片46、46上に落とす。この状態で第1の
シャッタ機構41を閉止することにより、米飯をシャッ
タ片44、44で区切り、シャッタ片44、46間に盛
付け厚tの米飯を成形することができる。
【0027】一方、前記弁当箱搬送手段10の終端部側
に、弁当箱回収機構49が接続される。前記弁当箱回収
機構49は、機体50の上面に水平に張装されたベルト
コンベアシステムによって構成されているものである。
【0028】次いで、上記一例になる米飯自動盛付機に
適用される飯起こし装置の詳細を、図2、図3および図
4にもとづいて説明する。この発明において、前記飯起
こし装置は、前記弁当箱搬送手段10と、飯起こし手段
51とによって構成されている。前記弁当箱搬送手段1
0は、前記米飯が盛付けられた米飯盛付弁当箱LBを米
飯盛付部から取出部に向けて搬送する構成のものであ
る。
【0029】一方、前記飯起こし手段51は、この発明
において重要な要部であり、前記弁当箱搬送手段10に
沿って移動する米飯盛付弁当箱LBに対し、搬送方向の
定位置で前記米飯盛付弁当箱LB内の米飯表面側から該
米飯を手盛りしたような状態に飯起こしするためのもの
である。前記飯起こし手段51の具体的な構成によれ
ば、前記飯起こし手段51は、前記弁当箱搬送手段10
の駆動に連動する回転駆動源18と、前記回転駆動源1
8を上下往復動に変換する上下往復動変換手段52と、
前記上下往復動変換手段52の出力側52aに設けた上
下動部材53と、前記上下動部材53に取り付けられて
いて、前記上下往復動変換手段52の下降作動時に前記
米飯盛付弁当箱LB内の米飯表面側に進入して、前記米
飯盛付弁当箱LBの搬送移動中に、前記米飯を起こす飯
起こし素子54とからなる。
【0030】図2、図3および図4に示す実施例におい
て、前記弁当箱搬送手段10は、回転駆動源18に対
し、その出力側プーリー55と、第1の軸受部材56に
支持された第1の回転軸57に設けたプーリー58と、
プーリー55、58間に張装したベルト59と、第1の
回転軸57に設けたゼネバ主動体60と、第2の軸受部
材61に支持された第2の回転軸62に設けたゼネバ従
動体63(前記ゼネバ主動体60とゼネバ従動体63と
で、前記ゼネバ主動体60の4回転に対し、前記ゼネバ
従動体63が間欠的に4回休む1回転をする前記間欠駆
動機構17を構成する)と、前記第2の回転軸62に設
けたプーリー64と、第3の回転軸65に設けたプーリ
ー66と、プーリー64、66間にテンションローラ6
7を介在して張装したベルト68と、前記第3の回転軸
65に設けた弁当箱搬送用駆動車69とによって構成さ
れている。
【0031】一方、図2、図3および図4に示す具体的
な実施例において、前記飯起こし手段51は、回転駆動
源18に対し、その出力側プーリー55と、第1の軸受
部材56に支持された第1の回転軸57に設けたプーリ
ー58と、プーリー55、58間に張装したベルト59
と、第1の回転軸57に設けた別のプーリー70と、第
4の軸受部材71に支持された第4の回転軸72に設け
たプーリー73と、プーリー70、73間に張装したベ
ルト74と、前記第4の回転軸72に設けたカム部材7
5と、第5の軸受部材76に支持された第5の回転軸7
7に設けた揺動部材78(該揺動部材78は、前記カム
部材75のカム面79に当接するカムフォロア80を備
え、カム部材の回転にともない前記第5の回転軸77の
まわりに揺動自在である)と、前記揺動部材78の自由
端側の上面78aに当接するコロ81を備え、スプリン
グ82によって常時拡張方向に付勢されている上下動部
材53と、前記上下動部材53に取り付けてある飯起こ
し素子54とによって構成されている。
【0032】図2Bに示すように、前記カム部材75
は、第1の径でなる第1のカム面79Aと、第2の径で
なる第2のカム面79Bとを有しており、前記第1のカ
ム面79Aの周方向の実質角度αは、設計上、好ましく
はα=53°であり、その回転角度範囲において、揺動
部材78、上下動部材53を介して飯起こし素子54を
下降状態に維持する。また、前記第2のカム面79Bの
周方向の実質角度βは、設計上、好ましくはβ=194
°であり、その回転角度範囲において、揺動部材78、
上下動部材53を介して飯起こし素子54を上昇状態に
維持する。
【0033】前記飯起こし素子54は、前記上下動部材
53に対して所定の間隔、例えば、約15mm程度の間
隔をおいて下方向きに取り付けられた複数の棒状体でな
り、櫛状に配列形成されている。さらに、前記飯起こし
素子54は、棒状のステンレス材でなり、該ステンレス
材の表面にテフロン加工処理を施したものからなってい
る。前記飯起こし素子54は、下降時において、その自
由端側54aが前記弁当箱内に盛付けされた米飯に対
し、その表面側から約5mm程度が入り込むように設定
されており、米飯盛付弁当箱の搬送期間中に、該米飯の
表面側を飯起こしして、該米飯の表面側を手盛り状態に
処理することができる。
【0034】なお、図4において、参照符合83は、前
記第1のシャッタ機構41における一対のシャッタ片4
3、43を作動させるための一対のシリンダ45、45
と、前記第2のシャッタ機構42における一対のシャッ
タ片44、44を作動させるための一対のシリンダ4
6、46とをタイミングをとって作動制御するタイミン
グ制御手段である。この発明において、前記タイミング
制御手段は、前記第1の駆動軸57に接続されていて、
該第1の駆動軸57の回転出力に連動する。
【0035】なお、この発明になる米飯自動盛付機にお
ける飯起こし装置は、図1に示すような米飯自動盛付機
に対してのみ適用されるだけのものではなく、同様の目
的に構成される他の全ての米飯自動盛付機に対して、そ
の米飯盛付弁当箱の取出側に変更することなく組み合わ
せによって適用が可能なものである。
【0036】
【発明の効果】以上の構成になるこの発明の米飯自動盛
付機における飯起こし装置によれば、弁当箱搬送手段に
関連させて、該弁当箱搬送手段に沿って移動する米飯盛
付弁当箱に対し、搬送方向の定位置で米飯盛付弁当箱内
の米飯表面側から米飯を起こす飯起こし手段を設けたこ
とにより、該米飯の表面側を手盛り状態に飯起こし処理
することができるという作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明になる飯起こし装置を適用し
た米飯自動盛付機の一例を示す概略的な正面図である。
【図2】図2は、この発明になる米飯自動盛付機におけ
る飯起こし装置の具体的な実施例を示すものであって、
図2Aは、その概略的な正面図、図2Bは、カム部材の
詳細を示す正面図である。
【図3】図3は、図2において、矢印X方向からみた当
該飯起こし装置の概略的な側面図である。
【図4】図4は、図2において、矢印Y方向からみた当
該飯起こし装置の概略的な平面図である。
【符号の説明】
LB 弁当箱 1 米飯自動盛付機 2 機体フレーム 3 機体枠 6 弁当箱供給部 8 弁当箱取出部 10 弁当箱搬送手段 11 弁当箱搬送路 17 間欠駆動機構 18 回転駆動源 19 米飯盛付部 20 米飯供給機構 24 米飯供給ホッパー 35 米飯落し込み通路 41 第1のシャッタ機構 42 第2のシャッタ機構 43、45 シャッタ片駆動シリンダ 44、46 シャッタ片 51 飯起こし手段 52 上下往復動変換手段 53 上下動部材 54 飯起こし素子 57 第1の回転軸 60 ゼネバ主動体 62 第2の回転軸 63 ゼネバ従動体 65 第3の回転軸 72 第4の回転軸 75 カム部材 77 第5の回転軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望定量サイズの弁当箱の内部に予め設
    定された量の米飯を盛付けるようにした米飯自動盛付機
    において、 前記米飯が盛付けられた米飯盛付弁当箱を米飯盛付部か
    ら取出部に向けて搬送する弁当箱搬送手段を有し、 前記弁当箱搬送手段に沿って移動する米飯盛付弁当箱に
    対し、搬送方向の定位置で前記米飯盛付弁当箱内の米飯
    表面側から前記米飯を起こす飯起こし手段を設けたこと
    を特徴とする米飯自動盛付機における飯起こし装置。
  2. 【請求項2】 前記飯起こし手段が、前記弁当箱搬送手
    段の駆動に連動する回転駆動源と、前記回転駆動源を上
    下往復動に変換する上下往復動変換手段と、前記上下往
    復動変換手段の出力側に設けた上下動部材と、前記上下
    動部材に取り付けられていて、前記上下往復動変換手段
    の下降作動時に前記米飯盛付弁当箱内の米飯表面側に進
    入して、前記米飯盛付弁当箱の搬送移動中に、前記米飯
    を起こす飯起こし素子とからなることを特徴とする請求
    項1に記載の米飯自動盛付機における飯起こし装置。
  3. 【請求項3】 前記飯起こし素子が、前記上下動部材に
    対して所定の間隔をおいて下方向きに取り付けられた複
    数の棒状体でなり、櫛状に配列形成されているものから
    なることを特徴とする請求項1および請求項2に記載の
    米飯自動盛付機における飯起こし装置。
  4. 【請求項4】 前記飯起こし素子が、棒状のステンレス
    材でなり、該ステンレス材の表面にテフロン加工処理を
    施したものからなることを特徴とする請求項1ないし請
    求項3のいずれかに記載の米飯自動盛付機における飯起
    こし装置。
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