JP2000048675A - プッシュスイッチのロック構造 - Google Patents

プッシュスイッチのロック構造

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JP2000048675A
JP2000048675A JP10216936A JP21693698A JP2000048675A JP 2000048675 A JP2000048675 A JP 2000048675A JP 10216936 A JP10216936 A JP 10216936A JP 21693698 A JP21693698 A JP 21693698A JP 2000048675 A JP2000048675 A JP 2000048675A
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Japan
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piece
opposing piece
lock pin
coil spring
opposing
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JP10216936A
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English (en)
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Ryoji Ito
良治 伊藤
Yasunari Taketomi
康成 武富
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルスプリングのコイル軸方向における小
型化を達成できるプッシュスイッチのロック構造を提供
する。 【解決手段】 凹部11a及び段差を有した外周部12
を設けて略ハート形に形成されたハート形カム1と、一
片21の両端から突設された一方対向片22及び他方対
向片23で略コ字型に形成されて、一方対向片22を回
動軸にして他方対向片23が外周部12に沿って摺動し
て所定角度θ2だけ角度傾斜するロックピン2と、コイ
ル軸31に対する一方側3aの一端32aがロックピン
2の一方対向片22の側部22aを押圧するコイルスプ
リング3とを備えたプッシュスイッチのロック構造にお
いて、前記ロックピン2は前記コイルスプリング3の一
端32に係合して、多数回の前記押し込み操作に基づく
前記一方対向片22の前記コイル軸31に対する直交方
向における変位を抑制する切り欠き溝24が、前記側部
22aに設けられた構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作体を押し込み
操作して開閉部を開閉動作させるプッシュスイッチのロ
ック構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプッシュスイッチのロッ
ク構造として、例えば特開平7−21876号公報にて
開示された図11に示す構成のものが存在する。このも
のは、凹部を有したカム本体及びそのカム本体の周囲に
段差を有した外周部を設けて略ハート形に形成されたハ
ート形カムAと、一片B1の両端から突設されて互いに
対向した一方対向片B2及び他方対向片B3で略コ字型に
形成されて、一方対向片B2を回動軸にして他方対向片
B3がハート形カムAの外周部に沿って摺動して段差に
よって所定角度θ2だけ角度傾斜するロックピンBと、
コイル軸C1に対する一方C11側の一端C2がロックピン
Bの一方対向片B2の側部を押圧するコイルスプリング
Cと、を備えたオルタネイト機構を有している。そし
て、コイルスプリングCを設けた操作体Dは、押し込み
操作によってスイッチ本体Eに設けられた開閉部E1を
開閉動作させるとともに、オルタネイト機構を動作させ
ロックピンBの他方対向片B3がハート形カムAの凹部
に係止してロックされる。
【0003】さらに詳しくは、ハート形カムAが外周部
に段差を有しているので、図12に示すように、ロック
ピンBは他方対向片B3が一方対向片B2を回動軸にして
ハート形カムAの外周部に沿って摺動したとき、所定角
度θ2だけ傾斜する。また、コイルスプリングCは一端
C2が一方C11側における一方対向片B2の端部B21、す
なわち一方対向片B2が突設された一片B1の一方端を押
圧する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のプッシ
ュスイッチのロック構造では、操作体Dを押し込み操作
することによって開閉部E1を開閉動作させるととも
に、オルタネイト機構を動作させロックピンBの他方対
向片B3が凹部に係止して操作体Dをロックできる。
【0005】しかしながら、図13に示すように、コイ
ルスプリングCは一端C2が一方対向片B2の端部B21で
はなく、その端部B21からコイル軸C1に対して他方C1
2側へ変位した位置における一方対向片B2を押圧したと
き、ロックピンBは一方対向片B2が操作体Dの多数回
の押し込み操作によって一方C11側へ変位して、一片B
1がスイッチ本体Eに設けられた上部部品E2に当接す
る。このように一片B1が上部部品E2に当接すると、他
方対向片B3がハート形カムAの段差部に過大な応力を
負荷しその段差部を破壊して、機械的寿命を短寿命化す
る。
【0006】したがって、コイルスプリングCがロック
ピンBの一方対向片B2を押圧する位置は、上述したよ
うに一方対向片B2の端部B21に限定されるので、図1
1に示すように、コイル軸C1に対する直交方向におけ
る高さhに制限のあるとき、開閉部E1は他方対向片B3
に隣接した状態でコイル軸C1方向へロックピンBと並
設せざるを得ず、コイル軸C1方向での小型化に限界が
あった。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、コイルスプリングのコイ
ル軸方向における小型化を達成できるプッシュスイッチ
のロック構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、凹部11aを有したカ
ム本体11及びそのカム本体11の周囲に段差を有した
外周部12を設けて略ハート形に形成されたハート形カ
ム1と、一片21の両端から突設されて互いに対向した
一方対向片22及び他方対向片23で略コ字型に形成さ
れて、一方対向片22を回動軸にして他方対向片23が
ハート形カム1の外周部12に沿って摺動して段差によ
って所定角度θ2だけ角度傾斜するロックピン2と、コ
イル軸31に対する一方側3aの一端32aがロックピ
ン2の一方対向片22の側部22aを押圧するコイルス
プリング3とを備え、コイルスプリング3を設けた操作
体5は押し込み操作によってスイッチ本体4に設けられ
た開閉部42を開閉動作させるとともに、ロックピン2
の他方対向片23がハート形カム1の凹部11aに係止
してロックされるプッシュスイッチのロック構造におい
て、前記ロックピン2は前記コイルスプリング3の一端
32に係合して、多数回の前記押し込み操作に基づく前
記一方対向片22の前記コイル軸31に対する直交方向
における変位を抑制する変位抑制手段が、その一方対向
片22の側部22aに設けられた構成にしてある。
【0009】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記変位抑制手段は前記ロックピン2の一
片21に向かって切り欠いた一方片24aを有した切り
欠き溝24でもって形成されて、その一方片24aと前
記側部22aの側面22bとのなす角度θ1が前記所定
角度θ2を越えて形成された構成にしてある。
【0010】請求項3記載のものは、請求項2記載のも
のにおいて、前記切り欠き溝24と互いに対称に位置し
た別の切り欠き溝25は、前記他方対向片23の側部に
設けられた構成にしてある。
【0011】請求項4記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記変位抑制手段は、前記コイルスプリン
グ3の一端32が圧入される圧入溝26でもって形成さ
れた構成にしてある。
【0012】請求項5記載のものは、請求項4記載のも
のにおいて、前記圧入溝26と互いに対称に位置した別
の圧入溝27は、前記他方対向片23の側部に設けられ
た構成にしてある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1乃至
図6に基づいて以下に説明する。
【0014】1はハート形カムで、金属又は樹脂によ
り、図2に示すように、凹部11aを有して略ハート形
板状に形成されたカム本体11と、そのカム本体11の
周囲に外周部12とを有して、外周部12が第1領域1
2a乃至第8領域12hに分割されて、段差が各領域間
で設けられて、第3領域12cが最も高く、第1領域1
2a及び第6領域12fが最も低い。
【0015】2はロックピンで、線状の金属により、図
3及び図4に示すように、一片21と、その一片21の
両端から突設されて互いに対向した一方対向片22、及
び他方対向片23からなる両対向片22,23とで略コ
字型に形成される。そして、一方対向片22を回動軸に
して他方対向片23がハート形カム1の外周部12に沿
って摺動して、ハート形カム1の凹部11aに係止する
とともに、上述したように所定角度θ2だけ角度傾斜す
る。
【0016】ここで、切り欠き溝24は、一方片24a
及び他方片24bを有して正面略く字型に形成され、略
中央部における一方対向片22の側部22aに設けられ
て、一方片24aが一片21に向かって切り欠かれて、
その一方片24aと側部22aの側面22bとのなす角
度θ1が所定角度θ2を越えて大きく形成されて、ロック
ピン2の角度傾斜を抑制する角度抑制手段を形成する。
さらに、別の切り欠き溝25が他方対向片23の側部に
設けられて、一方対向片22の切り欠き溝24と中心線
に対して互いに対称に位置する。このものについては、
詳しく後述する。
【0017】3はコイルスプリングで、コイル軸31を
有したコイル状に形成され、一端32、及びその一端3
2の反対側へ位置した他端、並びにコイル軸31に対す
る一方側3a及び他方側3bを有して、一方側3aの一
端32aが一方対向片22の切り欠き溝24に係合し
て、一方片24aに当接した状態で一方対向片22の側
部22aを押圧する。
【0018】4はスイッチ本体で、ボディ41と、その
ボディ41に収納された開閉部42とを有して構成さ
れ、ボディ41が樹脂により、底部を有して略有底箱状
に形成され、ハート形カム1及びロックピン2を収納す
るとともに、支持部41a及び位置決めリブ41bが一
端部側へ設けられる。支持部41aがロックピン2の一
方対向片22を回動自在に支持するとともに、位置決め
リブ41bがコイルスプリング3に挿入されて、そのコ
イルスプリング3を位置決めする。
【0019】開閉部42が従来と同一面積に形成され
て、固定接点(図示せず)及びその固定接点に対向配置
された可動接点(図示せず)を設け、固定端子及び可動
端子が固定接点及び可動接点にそれぞれ接続して設けら
れて、可動接点が駆動して固定接点間に負荷された電流
を開閉制御する。ここで、一方対向片22及び他方対向
片23に隣接してロックピン2と互いに重なった状態
で、コイル軸31に沿ってロックピン2の一片21と並
設される。
【0020】5は操作体で、樹脂により、略直方体状に
形成され、コイルスプリング3が内部に設けられて、押
し込み操作によってスイッチ本体4に対して可動自在に
可動して、可動接点を駆動し開閉部42をオフ状態又は
オン状態に開閉動作させる。ここで、コイル軸31に対
する直交方向における高さhが従来と同一に形成され
る。
【0021】このものの動作を図2、図5及び図6に基
づいて説明する。図5に示すように、開閉部42がオフ
状態の時、ロックピン2は一方対向片22がハート形カ
ム1の外周部12における第1領域12aに位置する。
【0022】次いで、図6に示すように、操作体5は操
作されてスイッチ本体4側へ押し込まれるとそのスイッ
チ本体4に対して可動して、ハート形カム1を駆動し、
ロックピン2は他方対向片23が一方対向片22を回動
軸にして、ハート形カム1の第1領域12a乃至第3領
域12cの外周部12に沿って順次摺動して各段差を登
り、そして第4領域12dおよび第5領域12eの外周
部12に沿って順次摺動して各段差を下降して、第5領
域12eに位置した凹部11aにはまりこみ係止して、
操作体5がロックされる。そして、ロックされた状態で
開閉部42は可動接点が固定接点に接触してオンする。
【0023】再度操作体5は操作されてスイッチ本体4
側へ押し込まれると、ロックピン2は一方対向片22が
ハート形カム1の第6領域12f乃至第8領域12hの
外周部12に沿って順次摺動して、元の第1領域12a
に位置して、この状態で開閉部42がオフする。このよ
うにして、他方対向片23が一方対向片22を回動軸に
して、第1領域12a乃至第8領域12hの外周部12
に沿って摺動して、各領域における段差によって所定角
度θ2だけ角度傾斜する。
【0024】ここで、このような操作体5の押し込み操
作が多数回行われたとき、変位抑制手段は一方片24a
を有した切り欠き溝24でもって形成されて、ロックピ
ン2の一方対向片22における側部22aに設けられて
いる。そして、切り欠き溝24の一方片24aが一片2
1に向かって切り欠かれて、その一方片24aと側部2
2aの側面22bとのなす角度θ1が所定角度θ2を越え
て形成されているので、ロックピン2は一方対向片22
が角度傾斜しても、コイルスプリング3によって元の状
態に戻す力を常時負荷されて、コイル軸31に対する直
交方向への変位を抑制される。
【0025】したがって、コイルスプリング3の一端3
2が一方対向片22を押圧する位置を、一方対向片B2
の端部B21に限定された従来と異なって、一方対向片2
2における任意の位置に、具体的には一方対向片22の
略中央部に設定できる。そして、ロックピン2をコイル
スプリング3の一端32aに対して一方側3aへ配置し
て、上述したように、従来と同一面積の開閉部42が一
方対向片22及び他方対向片23に隣接した状態で、コ
イル軸31に沿ってロックピン2の一片21と互いに並
設される。
【0026】かかる第1実施形態のプッシュスイッチの
ロック構造にあっては、上記したように、変位抑制手段
がロックピン2の一方対向片22の側部22aに設けら
れて、コイルスプリング3の一端32aを係合するとと
もに、多数回の押し込み操作に基づく一方対向片22の
コイル軸31に対する直交方向における変位を抑制する
から、コイルスプリング3の一端32がロックピン2の
一方対向片22を押圧する位置を、一方対向片22の側
部22aにおける任意の位置に設定できるので、例えば
一方対向片22の略中央部位置に変位抑制手段を設定し
て、コイル軸31方向に対する直交方向における操作体
5の高さhを変更することなく、開閉部42を両対向片
22,23に隣接した状態でコイル軸31に沿って並設
して、コイル軸31方向における小型化を達成すること
ができる。
【0027】また、変位抑制手段がロックピン2の一片
21に向かって切り欠いた一方片24aを有した切り欠
き溝24でもって形成されて、その一方片24aと側部
22aの側面22bとのなす角度θ1が所定角度θ2を越
えて形成されたから、操作体5の押し込み操作が多数回
行われたとき、ロックピン2の一方対向片22が角度傾
斜しても、コイルスプリング3によって元の状態に戻す
力を常時負荷されて、コイル軸31に対する直交方向へ
の変位を容易に抑制できるとともに、変位を抑制する変
位抑制手段を簡単な構成で実現することができる。
【0028】また、別の切り欠き溝25が他方対向片2
3の側部に設けらて、一方対向片22の切り欠き溝24
と対称に位置するから、対称で同一形状の切り欠き溝2
4を両対向片に設けて、一方対向片22を回動自在に支
持する支持部41aにその一方対向片22を挿入する時
の誤挿入を防止して、組立工程の効率化を達成すること
ができる。
【0029】なお、第1実施形態では、変位抑制手段を
ロックピン2の一片21に向かって切り欠いた一方片2
4aを有した切り欠き溝24でもって形成したが、他の
方法で形成してもよく、多数回の押し込み操作に基づく
一方対向片の変位を抑制すればよく、限定されない。
【0030】また、第1実施形態では、切り欠き溝24
と互いに対称に位置した別の切り欠き溝25を他方対向
片23の側部に設けたが、一方対向片22を支持部41
aに挿入する時の誤挿入を防止する手段が設けられてい
るときは、別の切り欠き溝25を設けなくてもよく、限
定されない。
【0031】本発明の第2実施形態を図7乃至図9に基
づいて以下に説明する。なお、第2実施形態では第1実
施形態と異なる機能について述べることとし、第1実施
形態と実質的に同一機能を有する部材については、同一
符号を付して説明を省略する。第2実施形態では、切り
欠き溝24及び別の切り欠き溝25が、ロックピン2の
一方対向片22及び他方対向片23に、及び位置決めリ
ブ41bがスイッチ本体4の一端32部側にそれぞれ設
けられていない。
【0032】ロックピン2は略コ字型に形成された圧入
溝26が、一方対向片22の略中央部における側部22
aに形成されて変位抑制手段を形成し、コイルスプリン
グ3の一端32aが圧入されて固定される。さらに、図
7に示すように、別の圧入溝27が他方対向片23の側
部に設けられて、圧入溝26と互いに対称に位置する。
また、コイルスプリング3は位置決めリブ41bではな
く、一端32aが圧入溝26に圧入されることによって
位置決めされる。
【0033】かかる第2実施形態のプッシュスイッチの
ロック構造にあっては、上記したように、変位抑制手段
がコイルスプリング3の一端32が圧入される圧入溝2
6でもって形成されたから、操作体5の押し込み操作が
多数回行われたとき、ロックピン2の一方対向片22が
角度傾斜しても、コイルスプリング3によって元の状態
に戻す力を常時負荷されて、コイル軸31に対する直交
方向への変位を容易に抑制できるとともに、変位を抑制
する変位抑制手段を簡単な構成で実現することができ
る。
【0034】また、圧入溝26と互いに対称に位置した
別の圧入溝27が他方対向片23の側部に設けられたか
ら、対称で同一形状の圧入溝26を両対向片に設けて、
他方対向片23を回動自在に支持する支持部41aにそ
の他方対向片23を挿入する時の誤挿入を防止して、組
立工程の効率化を達成することができる。
【0035】また、コイルスプリング3の一端32が圧
入溝26に圧入されることによって位置決めされるか
ら、従来必要であった位置決めリブ41bを不要にし
て、部品点数の削減を通じてコストダウンを図ることが
できる。
【0036】なお、第2実施形態では、コイルスプリン
グ3の一端32が圧入される圧入溝26を略コ字型に形
成したが、図10に示すように、円弧状に形成してもよ
く限定されない。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載のものは、変位抑制手段が
ロックピンの一方対向片の側部に設けられて、コイルス
プリングの一端を係合するとともに、多数回の押し込み
操作に基づく一方対向片のコイル軸に対する直交方向に
おける変位を抑制するから、コイルスプリングの一端が
ロックピンの一方対向片を押圧する位置を一方対向片の
側部における任意の位置に設定できるので、例えば一方
対向片の略中央部位置に設定して、コイル軸方向に対す
る直交方向における操作体の高さを変更することなく、
開閉部を一方対向片及び他方対向片に隣接した状態でコ
イル軸に沿って並設して、コイル軸方向における小型化
を達成することができる。
【0038】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、変位抑制手段がロックピンの一片に
向かって切り欠いた一方片を有した切り欠き溝でもって
形成されて、その一方片と側部の側面22bとのなす角
度が所定角度を越えて形成されたから、操作体の押し込
み操作が多数回行われたとき、ロックピンの一方対向片
が角度傾斜しても、コイルスプリングによって元の状態
に戻す力を常時負荷されて、コイル軸に対する直交方向
への変位を容易に抑制できるとともに、変位を抑制する
変位抑制手段を簡単な構成で実現することができる。
【0039】請求項3記載のものは、請求項2記載のも
のの効果に加えて、別の切り欠き溝が他方対向片の側部
に設けらて、一方対向片の切り欠き溝と対称に位置する
から、対称で同一形状の切り欠き溝を両対向片に設け
て、一方対向片を回動自在に支持する支持部にその一方
対向片を挿入する時の誤挿入を防止して、組立工程の効
率化を達成することができる。
【0040】請求項4記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、変位抑制手段がコイルスプリングの
一端が圧入される圧入溝でもって形成されたから、操作
体の押し込み操作が多数回行われたとき、ロックピンの
一方対向片が角度傾斜しても、コイルスプリングによっ
て元の状態に戻す力を常時負荷されて、コイル軸に対す
る直交方向への変位を容易に抑制できるとともに、変位
を抑制する変位抑制手段を簡単な構成で実現することが
できる。
【0041】請求項5記載のものは、請求項4記載のも
のの効果に加えて、圧入溝と互いに対称に位置した別の
圧入溝が他方対向片の側部に設けられたから、対称で同
一形状の圧入溝を両対向片に設けて、他方対向片を回動
自在に支持する支持部にその他方対向片を挿入する時の
誤挿入を防止して、組立工程の効率化を達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す正部分透視図であ
る。
【図2】同上の(a)はハート形カムの平面図、(b)
外周部における各領域の段差を表す説明図である。
【図3】同上のロックピンの正面図である。
【図4】同上のコイルスプリングの一端がロックピンの
切り欠き溝に係合した状態の正面図である。
【図5】同上のオフ状態における平部分透視図である。
【図6】同上のオン状態における平部分透視図である。
【図7】本発明の第2実施形態を示すロックピンの正面
図である。
【図8】同上のコイルスプリングの一端がロックピンの
圧入溝に圧入された状態の正面図である。
【図9】同上の操作体の部分透視図である。
【図10】同上の別の実施例を表すコイルスプリングの
一端がロックピンの圧入溝に圧入された状態の正面図で
ある。
【図11】従来例を示す正部分透視図である。
【図12】同上の所定角度だけ角度傾斜したロックピン
の正面図である。
【図13】同上の多数回の押し込み操作に基づく一方対
向片の変位を表すロックピンの正面図である。
【符号の説明】 1 ハート形カム 11 カム本体 11a 凹部 12 外周部 2 ロックピン 21 一片 22 一方対向片 22a 側部 22b 側面 θ2 所定角度 23 他方対向片 24 切り欠き溝(変位抑制手段、第1実施形態) 24a 一方片 θ1 一方片と側部の側面とのなす角度 25 別の切り欠き溝 26 圧入溝(変位抑制手段、第2実施形態) 27 別の圧入溝 3 コイルスプリング 3a 一方側 31 コイル軸 32a 一端 4 スイッチ本体 42 開閉部 5 操作体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹部を有したカム本体及びそのカム本体
    の周囲に段差を有した外周部を設けて略ハート形に形成
    されたハート形カムと、一片の両端から突設されて互い
    に対向した一方対向片及び他方対向片で略コ字型に形成
    されて、一方対向片を回動軸にして他方対向片がハート
    形カムの外周部に沿って摺動して段差によって所定角度
    だけ角度傾斜するロックピンと、コイル軸に対する一方
    側の一端がロックピンの一方対向片の側部を押圧するコ
    イルスプリングとを備え、コイルスプリングを設けた操
    作体は押し込み操作によってスイッチ本体に設けられた
    開閉部を開閉動作させるとともに、ロックピンの他方対
    向片がハート形カムの凹部に係止してロックされるプッ
    シュスイッチのロック構造において、 前記ロックピンは前記コイルスプリングの一端に係合し
    て、多数回の前記押し込み操作に基づく前記一方対向片
    の前記コイル軸に対する直交方向における変位を抑制す
    る変位抑制手段が、前記一方対向片の側部に設けられた
    ことを特徴とするプッシュスイッチのロック構造。
  2. 【請求項2】 前記変位抑制手段は前記ロックピンの一
    片に向かって切り欠いた一方片を有した切り欠き溝でも
    って形成されて、その一方片と前記側部の側面とのなす
    角度が前記所定角度を越えて形成されたことを特徴とす
    る請求項1記載のプッシュスイッチのロック構造。
  3. 【請求項3】 前記切り欠き溝と互いに対称に位置した
    別の切り欠き溝は、前記他方対向片の側部に設けられた
    ことを特徴とする請求項2記載のプッシュスイッチのロ
    ック構造。
  4. 【請求項4】 前記変位抑制手段は、前記コイルスプリ
    ングの一端が圧入される圧入溝でもって形成されたこと
    を特徴とする請求項1記載のプッシュスイッチのロック
    構造。
  5. 【請求項5】 前記圧入溝と互いに対称に位置した別の
    圧入溝は、前記他方対向片の側部に設けられたことを特
    徴とする請求項4記載のプッシュスイッチのロック構
    造。
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