JP2000046465A - 貯蔵庫 - Google Patents

貯蔵庫

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JP2000046465A
JP2000046465A JP10212936A JP21293698A JP2000046465A JP 2000046465 A JP2000046465 A JP 2000046465A JP 10212936 A JP10212936 A JP 10212936A JP 21293698 A JP21293698 A JP 21293698A JP 2000046465 A JP2000046465 A JP 2000046465A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引出し式貯蔵容器の出し入れについての必要
部品点数の削減と、出し入れ操作力の軽減とを図り得る
ようにする。 【解決手段】 貯氷室(貯蔵室)30の内底面部のほゞ
中央に滑車57を設け、引出し式の貯蔵容器39が中央
部により滑車57に載ってそれを回転させつつ出し入れ
されるようにした。これにより、貯蔵容器39を出し入
れするのに必要な滑車57は1個のみであり、従来の2
個使用したしたものに比して、必要部品点数の削減がで
きる。又、その貯蔵容器39の出し入れには、1個の滑
車57の回転抵抗が作用するに留まり、その分、出し入
れ操作力の軽減ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は引出し式の貯蔵容器
を有する貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、貯蔵庫、例えば冷蔵庫におい
ては、冷凍室や野菜室といった貯蔵室に、貯蔵容器を引
出し式にて出し入れ可能に具えたものが供されている。
図11ないし図13は、そのものの従来構造を示してお
り、中でも、図11に示すように、貯蔵室1の内底面部
の前部の左右両側端部に滑車収納凹部2が形成され、こ
の滑車収納凹部2に、それぞれ、滑車3が、図12に詳
細に示すように、軸4と共に横軸状態で、上半部のみ突
出するように収納され、回転自在に設けられている。
【0003】これに対して、貯蔵容器5は、図13に示
すように、扉6の扉裏板7に2つの補強板8と各別のね
じ9とにより取付けられた2つの支え部材10によって
支えられ、その支え部材10を、図11及び図12に示
すように、それぞれ滑車3に載せ、この状態で、貯蔵容
器5が、扉6と共に引出し、あるいは押込まれることに
よって、滑車3を支え部材10で回転させつつ、出し入
れされるようになっている。
【0004】なお、支え部材10には、図13に示すよ
うに、各後端部の外側に補助滑車11が設けられ、これ
が、貯蔵容器5の出し入れに伴い、貯蔵室1の左右の両
内側面部に図12に示すように設けられたレール部12
を転動するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものによれ
ば、支え部材10を出し入れするのに、滑車3と、軸
4、補強板8、及び支え部材10がそれぞれ2個ずつ必
要であり、コスト高となっていた。又、貯蔵容器5の出
し入れには、滑車3の2個分の回転抵抗が作用すること
から、その出し入れ操作に力が必要とされていた。
【0006】更に、滑車3は、図12に示すように、軸
4の外側長さLの分、貯蔵室1の内側寄りに位置するも
のであり、これに支え部材10が載って、更に、その各
内側に貯蔵容器5が位置するため、それらの分、貯蔵容
器5の幅W1 (図11参照)が制限され、貯蔵容器5の
内容積が小さくなっていた。
【0007】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、貯蔵容器の出し入れについ
ての必要部品点数の削減と、出し入れ操作力の軽減とを
図り得る貯蔵庫を提供するにあって、更に、貯蔵容器の
内容積の増加を図り得る貯蔵庫を提供すると共に、出し
入れ時の安定性等を良好に確保することもできる貯蔵庫
を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の貯蔵庫は、貯蔵室の内部に、滑車を具える
と共に、この滑車に載ってそれを回転させつつ出し入れ
される引出し式の貯蔵容器を具えるものにおいて、前記
滑車を、前記貯蔵室の内底面部のほゞ中央に設けたこと
を特徴とする(請求項1の発明)。このものによれば、
貯蔵容器を出し入れするのに、滑車は1個を要するのみ
で良い。又、その貯蔵容器の出し入れには、1個の滑車
の回転抵抗が作用するに留め得る。
【0009】この場合、貯蔵容器が扉に支え部材によっ
て支えられ、この支え部材により滑車に載るものでは、
その支え部材を、貯蔵容器の外底面部のほゞ中央に配置
すると良い(請求項2の発明)。このものでは、貯蔵容
器を出し入れするのに、支え部材も1個を要するのみに
留め得る。又、貯蔵容器は、滑車や支え部材による制限
を受けることなく、その幅を貯蔵室の内幅ほゞ一杯に大
きくできる。
【0010】又、扉は、貯蔵容器の前部の両側部を支え
る前補助支え部材を有すると良い(請求項3の発明)。
このものでは、1個の滑車に載る貯蔵容器の不安定さ
を、前補助支え部材による貯蔵容器前部両側の支えで解
消することができる。
【0011】更に、支え部材は、後部に、貯蔵容器の後
部の両側部を支える後補助支え部材を有すると良い(請
求項4の発明)。このものでは、1個の滑車に載る貯蔵
容器の不安定さを、後補助支え部材による貯蔵容器後部
両側の支えで解消することができる。
【0012】加えて、後補助支え部材は、貯蔵室の内側
面部に設けられたレール部を転動する補助滑車を有する
のも良い(請求項5の発明)。このものでは、1個の滑
車に載る貯蔵容器の不安定さを、補助滑車による後補助
支え部材両側の支え、ひいては貯蔵容器後部両側の支え
で更に解消することができる。
【0013】一方、支え部材は、両側に、滑車の両側面
に近接するガイドリブを有すると良い(請求項6の発
明)。このものでは、貯蔵容器の左右方向への動きを、
滑車に対するガイドリブの当たりで規制することができ
る。
【0014】又、滑車は、外周面の両側部に突条を有し
ていても良い(請求項7の発明)。このものでは、滑車
に対する貯蔵容器の接触面積を小さくできる。更に、滑
車は、外周面部に断面V字形の溝部を有し、支え部材
が、その溝部に嵌まる突部を有するのも良い(請求項8
の発明)。このものでは、貯蔵容器を、滑車の断面V字
形の溝部による突部のガイド作用で、いわゆるセンター
寄せすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を冷蔵庫に適用し
て、その第1実施例につき、図1ないし図8を参照して
説明する。まず図2には、冷蔵庫の全体構成を示してお
り、外箱21、及びそれの内部に組込んだ内箱22、並
びにそれらの間に充填した断熱材23(図1参照)から
成る本体キャビネット24の内部に、横仕切壁25,2
6,27、及び縦仕切壁28を設けて、上より順に、冷
蔵室29、貯氷室30及び切換室31、冷凍室32、及
び野菜室33を、貯蔵室として形成している。
【0016】又、本体キャビネット24の上部には、冷
蔵室29の前面の開口部を開閉する扉34を、横開きの
回動式に枢設している。これに対し、冷蔵室29以外の
室30〜33の各前面の開口部を開閉する扉35〜38
は、いずれも引出し式にて、それぞれ貯蔵容器39〜4
2を一体化している。
【0017】図3は、そのうちの貯氷室30の扉35と
貯蔵容器39との一体化構造を示しており、扉35の扉
裏板43の下側ほゞ中央部に、1つの補強板44を内側
より当て、これに、1つの支え部材45を外側よりねじ
46により取付けている。なお、扉35は、扉裏板43
のほかに、扉裏板43に組合わせる扉表板47、及び扉
裏板43に取付けるガスケット48を有しており、扉表
板47と扉裏板43との間には断熱材49(図5参照)
を充填している。又、扉表板47には、前側の上部に取
手50を形成している。
【0018】一方、支え部材45は、一枚のやゝ長尺な
金属板から成っており、前端部に上述の扉裏板43への
取付けに供した取付部45aを上向きに折曲して有し、
左右の両側縁部にガイドリブ45bを下向きに折曲して
有していて、後端部に、後補助支え部材51を溶接等に
よりT字状に一体化している。後補助支え部材51は、
やゝ短尺な金属板から成っており、その左右両端部には
補助滑車取付部51aを上向きに折曲して有し、これの
各外側に補助滑車52をそれぞれ回転自在に取付けてい
る。
【0019】更に、扉35の扉裏板43には、図4に示
すように、L字形の前補助支え部材53を、左右の両側
下部で互いに向き合うに取付けており、この前補助支え
部材53と、上述の支え部材45、及び後補助支え部材
51に、貯蔵容器39を載置し、もって、図5にも示す
ように、扉35が、貯蔵容器39を、前補助支え部材5
3と、支え部材45、及び後補助支え部材51によって
支えるようにしている。又、これにより、支え部材45
は、貯蔵容器39の外底面部のほゞ中央で前後に延びる
ように配置されている。
【0020】なお、貯蔵容器39は、図4に示すよう
に、後補助支え部材51の補助滑車取付部51aと対応
する後部の左右両側部を凹段部39aとして、これに、
その補助滑車取付部51aを収容しており、それ以外の
部分は、両側面間の幅W11を、貯氷室30の両側面間の
内幅W12(図1参照)ほゞ一杯に定めている。又、貯蔵
容器39の外底面の後部には、図6に示すように、2つ
の突起54を形成しており、これを後補助支え部材51
に当てて、扉35引出し時の貯蔵容器39のずれ止めを
するようにしている。
【0021】更に、貯蔵容器39の後部には切欠部55
を形成している。これは、貯氷室30の内上部に、貯氷
検知レバーを垂下状態に有する自動製氷装置(図示せ
ず)を設けているからであって、貯蔵容器39の出し入
れの際の、その貯氷検知レバーと貯蔵容器39の後部と
の衝突を避けるためである。自動製氷装置は、自動的に
供給される水を庫内の冷気により氷結させて氷を製造
し、この製造した氷を貯蔵容器39内に落下させて貯留
させるもので、貯氷検知レバーは、その貯蔵容器39内
の貯氷量を検知して自動製氷装置の製氷動作を制御する
のに供するものである。
【0022】このほか、図示はしないが、切換室31の
扉36と貯蔵容器40との一体化構造、冷凍室32の扉
37と貯蔵容器41との一体化構造、及び野菜室33の
扉38と貯蔵容器42との一体化構造も、それぞれ、上
述の貯氷室30の扉35と貯蔵容器39との一体化構造
と同様としている。
【0023】以上に対して、貯氷室30の内底面部のほ
ゞ中央、特にこの場合、前部のほゞ中央には、図1、図
7、及び図8に示すように、滑車収納凹部56を、横仕
切壁26の外板26aの型成形により形成しており、こ
の滑車収納凹部56に、滑車57を、その中心部を貫通
した軸58と共に横軸状態で、上半部のみ突出するよう
に収納し、回転自在に設けている。
【0024】又、貯氷室30の左右の両内側面部の下部
には、前後に延びる固定レール59を取付けてレール部
60を形成しており、このレール部60に前記補助滑車
52を収納して、この補助滑車52がレール部60の内
上面に接するようにし、且つ、滑車57上に貯蔵容器3
9が支え部材45を介して載るようにして、貯蔵容器3
9を貯氷室30内に収納している。これにより、支え部
材45のガイドリブ45bは、滑車57の左右の両側面
に近接している。
【0025】なお、そのほか、貯蔵容器40,41も、
上述同様にしてそれぞれ切換室31及び冷凍室32に収
納している。たゞし、貯蔵容器42に関しては、野菜室
33に滑車57が設けられておらず、補助滑車52がレ
ール部60の内上面に接するだけの構造で、野菜室33
に収納している。
【0026】これは、野菜室33の内底面が、各室に共
通する本体キャビネット24の内箱22の内底面から成
っていて、これに滑車収納凹部56を形成するには、内
箱22の前後方向に抜いて該内箱22を成形する型に加
えて、それとは直角の方向に抜いて滑車収納凹部56を
形成するスライド型等が必要となり、成形型の複雑化を
招来して、困難であるからである。
【0027】なお、それに比して、貯氷室30と切換室
31及び冷凍室32の内底面は、前記横仕切壁26,2
7の各上面から成っており、これらには、滑車収納凹部
56を、横仕切壁26,27の各外板の成形と併せて単
純な上下抜きの型で容易に成形できる。
【0028】次に、上記構成のものの作用効果を、貯蔵
容器39の出し入れで代表して述べる。まず、貯蔵容器
39を貯氷室30内に前述のごとく収納した状態では、
扉35が貯氷室30の前面の開口部を閉鎖するもので、
この状態から、扉35の取手50に手をかけて扉35を
手前に引けば、前補助支え部材53と、支え部材45、
及び後補助支え部材51が引かれることにより、それら
に載った貯蔵容器39も引かれる。よって、貯蔵容器3
9は、支え部材45を介して滑車57を回転させつつ引
出される。又、このとき、補助滑車52はレール部60
の内上面下を前方に向かって転動する。
【0029】そして、その引出した状態から、扉35を
押込めば、前補助支え部材53と、支え部材45、及び
後補助支え部材51が押込まれることにより、それらに
載った貯蔵容器39も押込まれる。よって、貯蔵容器3
9は、支え部材45を介して滑車57を上述とは反対方
向に回転させつつ貯氷室30内に収納される。又、この
とき、補助滑車52はレール部60の内上面下を後方
(貯氷室30内の奥方)に向かって転動する。
【0030】このように本構成のものでは、滑車57を
貯氷室30の内底面部のほゞ中央に設けた構成にて、貯
蔵容器39がそのほゞ中央部により滑車57に載ってそ
れを回転させつつ出し入れされるもので、滑車57は1
個を要するのみで良い。よって、従来の2個の滑車を要
したものより、滑車の使用数を削減できるものであり、
それに付随して軸58もその使用数を従来の2個から1
個に減じることができ、必要部品点数の削減ができるか
ら、コストの低減ができる。
【0031】又、本構成のものの場合、貯蔵容器39の
出し入れには、従来の2個の滑車の回転抵抗が作用した
ものに比して、1個の滑車57の回転抵抗が作用するに
留め得るものであり、それによって、貯蔵容器39の出
し入れ操作力を軽減することができる。
【0032】加えて、本構成のものの場合、貯蔵容器3
9は扉35に支え部材45によって支えられ、この支え
部材45により滑車57に載る構成で、その支え部材4
5を、貯蔵容器39の外底面部のほゞ中央に配置してい
る。これにより、貯蔵容器39を出し入れするのに、支
え部材45も1個を要するのみに留め得、更にそれに付
随して、支え部材45を扉35に取付けるための補強板
44も従来の2個から1個に減じることができるので、
必要部品点数の一層の削減ができて、コストの一層の低
減ができる。
【0033】又、この場合、貯蔵容器39は、滑車57
や支え部材45が左右の両側に存しないため、それら滑
車57及び支え部材45による制限を従来のもののよう
に受けることなく、その幅W11を貯蔵室の内幅W12ほゞ
一杯に大きくできるものであり、内容積を増加させるこ
とができる。
【0034】そして、扉35は前補助支え部材53を有
し、これに貯蔵容器39を載置したことで、該貯蔵容器
39の前部の両側部を支える。これにより、貯蔵容器3
9が上述のごとく1個の滑車57に載って出し入れされ
る不安定さを解消することができるものであり、貯蔵容
器39を安定性良く出し入れすることができる。
【0035】又、支え部材45は、後部に後補助支え部
材51を有しており、これに貯蔵容器39の後部を載置
したことにより、該貯蔵容器39の後部の両側部を支え
る。これにより、上述同様に、貯蔵容器39が1個の滑
車57に載って出し入れされる不安定さを解消すること
ができるものであり、貯蔵容器39を安定性良く出し入
れすることができる。
【0036】更に、後補助支え部材51は補助滑車52
を有し、これが貯蔵容器39を出し入れする折り貯氷室
30の内側面部に設けたレール部60を転動する。これ
により、やはり、貯蔵容器39が1個の滑車57に載っ
て出し入れされる不安定さを解消することができるもの
であり、貯蔵容器39を安定性良く出し入れすることが
できる。
【0037】このほか、支え部材45は、両側にガイド
リブ45bを有し、これが滑車57の両側面に近接す
る。これにより、貯蔵容器39の出し入れの折りの左右
方向へのずれ動きを、滑車57に対するガイドリブ45
bの当たりで規制することができるものであり、従っ
て、貯蔵容器39を左右方向にずれ動かすことも少なく
出し入れすることができる。
【0038】以上に対して、図9及び図10は本発明の
第2及び第3実施例を示すもので、それぞれ、第1実施
例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、
異なる部分についてのみ述べる。
【0039】[第2実施例]図9に示す第2実施例にお
いては、前述の滑車57に代えて、滑車71を使用して
いる。この滑車71は、滑車57よりも幅広であり、外
周面の左右の両側部に突条71aを有している。又、こ
れに対応して、貯氷室30の内底面部のほゞ中央には、
前述の滑車収納凹部56よりも幅広な滑車収納凹部72
を形成しており、これに、滑車71を、その中心部を貫
通した軸73と共に横軸状態で、上半部のみ突出するよ
うに収納し、回転自在に設けている。
【0040】更に、支え部材74も、前述の支え部材4
5より幅広なものであり、その長手方向と直交する方向
の中央部には下方に突出する凸部74aを形成してお
り、左右の両側縁部に、前述のガイドリブ45bと同様
に機能するガイドリブ74bを形成している。
【0041】この構成で、滑車71には、突条71a上
に、支え部材74の凸部74a両側の部分を載置してお
り、従って、支え部材74はそれらの部分でのみ滑車7
1と接するもので、滑車71に対する支え部材74の接
触面積、ひいては貯蔵容器39の接触面積を小さくでき
ることから、その摩擦抵抗を少なくできて、貯蔵容器3
9の出し入れ操作力を一層軽減することができる。
【0042】なお、滑車71は、前述の滑車57も含め
て、貯蔵容器39及びこれに収容貯蔵される被貯蔵物の
重量による回転支承部の摩擦で、回転がやゝ止められ気
味であり、滑車71,57を有しないものより貯蔵容器
39の出し入れが格段スムーズにできるものの、貯蔵容
器39の出し入れの多少の抵抗となるようになってい
る。従って、支え部材74と滑車71,57との間には
それらの接触による摩擦抵抗が生じるが、上述のように
滑車71に対する支え部材74の接触面積、ひいては貯
蔵容器39の接触面積を、滑車71の突条71aにより
小さくできることから、その摩擦抵抗を少なくできて、
貯蔵容器39の出し入れ操作力を軽減することができる
のである。
【0043】この場合、滑車71は前述の滑車57と同
じ幅のものであっても良く、それに応じて、滑車収納凹
部72、軸73、及び支え部材74も、それぞれ前述の
滑車収納凹部56、軸58、及び支え部材45と同寸法
のものであっても良い。又、支え部材74には凸部74
aを形成したことで、これが滑車71の突条71aにガ
イドされ、貯蔵容器39の出し入れの折りの左右方向へ
のずれ動きを規制できる効果を奏するが、該凸部74a
は形成されていなくても良い。更に、ガイドリブ74b
も形成されていなくても良い。
【0044】[第3実施例]図10に示す第3実施例に
おいては、滑車57の外周面部に断面V字形の溝部81
を形成し、支え部材45にはほゞ同形の突部82を形成
して、これを溝部81に嵌めている。
【0045】このものでは、溝部81がその傾斜面で突
部82をガイドすることで、貯蔵容器39を出し入れの
折り、その中央部を貯氷室30の中央部に寄せる、いわ
ゆるセンター寄せができ、もって、貯蔵容器39を左右
方向にずれ動かすことなく出し入れすることができる。
なお、この場合も、支え部材45にはガイドリブ45b
が形成されていなくても良い。
【0046】そのほか、本発明は上記し且つ図面に示し
た実施例にのみ限定されるものではなく、特に、貯蔵容
器は、基本的には、滑車に直接載る構造であっても良い
ものであり、全体も、冷蔵庫には限られず、温蔵庫や常
温の物品収納庫等であっても良い。
【0047】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の貯蔵庫によれば、貯蔵
容器を出し入れするのに、1個の滑車を要することで済
ませ得るから、必要部品点数の削減ができて、コストの
低減ができると共に、貯蔵容器に作用する滑車の回転抵
抗を少なくできて、その出し入れに必要な操作力を軽減
することができる。
【0048】請求項2の貯蔵庫によれば、貯蔵容器の出
し入れするのに、支え部材も1個を要するのみで良いか
ら、必要部品点数の一層の削減ができて、コストの一層
の低減ができると共に、貯蔵容器の幅を貯蔵室の内幅ゞ
一杯に大きくできて、貯蔵容器の内容積を増加させるこ
とができる。
【0049】請求項3の貯蔵庫によれば、貯蔵容器が1
個の滑車に載って出し入れされる不安定さを、扉に設け
た前補助支え部材で解消することができて、安定性良く
貯蔵容器を出し入れすることができる。請求項4の貯蔵
庫によれば、貯蔵容器が1個の滑車に載って出し入れさ
れる不安定さを、支え部材に設けた後補助支え部材で解
消することができて、安定性良く貯蔵容器を出し入れす
ることができる。
【0050】請求項5の貯蔵庫によれば、貯蔵容器が1
個の滑車に載って出し入れされる不安定さを、後補助支
え部材に設けた補助滑車で解消することができて、安定
性良く貯蔵容器を出し入れすることができる。請求項6
の貯蔵庫によれば、支え部材に設けたガイドリブによ
り、貯蔵容器を左右方向にずれ動かすことも少なく出し
入れすることができる。
【0051】請求項7の貯蔵庫によれば、滑車の外周面
の両側部に設けた突条により、貯蔵容器の出し入れ操作
力を一層軽減することができる。請求項8の貯蔵庫によ
れば、滑車の外周面部に設けた断面V字形の溝部による
ガイド作用で、貯蔵容器をセンター寄せして左右方向に
ずれ動かすことなく出し入れすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す主要部分の縦断正面
【図2】冷蔵庫全体の斜視図
【図3】貯蔵容器とこれを支える部分の分解斜視図
【図4】同部分の組立状態での斜視図
【図5】同部分の同状態での縦断側面図
【図6】同部分の一部の同状態での反転斜視図
【図7】主要部分の拡大縦断正面図
【図8】滑車及び滑車収納凹部部分の拡大縦断正面図
【図9】本発明の第2実施例を示す図8相当図
【図10】本発明の第3実施例を示す図8相当図
【図11】従来例を示す図1相当図
【図12】同図7相当図
【図13】同図3相当図
【符号の説明】
30は貯氷室(貯蔵室)、35は扉、39は貯蔵容器、
45は支え部材、45bはガイドリブ、51は後補助支
え部材、52は補助滑車、53は前補助支え部材、57
は滑車、60はレール部、71は滑車、71aは突条、
74は支え部材、81は溝部、82は突部を示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵室の内部に、滑車を具えると共に、
    この滑車に載ってそれを回転させつつ出し入れされる引
    出し式の貯蔵容器を具えるものにおいて、 前記滑車を、前記貯蔵室の内底面部のほゞ中央に設けた
    ことを特徴とする貯蔵庫。
  2. 【請求項2】 貯蔵容器が扉に支え部材によって支えら
    れ、この支え部材により滑車に載るもので、その支え部
    材を、貯蔵容器の外底面部のほゞ中央に配置したことを
    特徴とする請求項1記載の貯蔵庫。
  3. 【請求項3】 扉が、貯蔵容器の前部の両側部を支える
    前補助支え部材を有することを特徴とする請求項1記載
    の貯蔵庫。
  4. 【請求項4】 支え部材が、後部に、貯蔵容器の後部の
    両側部を支える後補助支え部材を有することを特徴とす
    る請求項2記載の貯蔵庫。
  5. 【請求項5】 後補助支え部材が、貯蔵室の内側面部に
    設けられたレール部を転動する補助滑車を有することを
    特徴とする請求項4記載の貯蔵庫。
  6. 【請求項6】 支え部材が、両側に、滑車の両側面に近
    接するガイドリブを有することを特徴とする請求項2記
    載の貯蔵庫。
  7. 【請求項7】 滑車が、外周面の両側部に突条を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の貯蔵庫。
  8. 【請求項8】 滑車が、外周面部に断面V字形の溝部を
    有し、支え部材が、その溝部に嵌まる突部を有すること
    を特徴とする請求項2記載の貯蔵庫。
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