JP2000043819A - 粒状食品包装袋の空気抜き装置 - Google Patents

粒状食品包装袋の空気抜き装置

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JP2000043819A
JP2000043819A JP10208321A JP20832198A JP2000043819A JP 2000043819 A JP2000043819 A JP 2000043819A JP 10208321 A JP10208321 A JP 10208321A JP 20832198 A JP20832198 A JP 20832198A JP 2000043819 A JP2000043819 A JP 2000043819A
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air
granular food
bag
lower conveyors
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Koichiro Fujioka
晃一郎 藤岡
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MITSUHASHI OFFICE PROD CORP
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MITSUHASHI KK
MITSUHASHI OFFICE PROD CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 迷路シールを先端側として送り込んだ場合に
も、後端側として送り込んだ場合にも、包装袋の外観を
損い商品価値を低下したり、粒状食品に割れを生じたり
することなく、短い作業時間で効率的に包装袋内の空気
を完全かつ確実に排出し得るようにする。 【解決手段】 粒状食品を投入して迷路シールした包装
袋24を、上下コンベア35・36間に送り込んだと
き、弾性付勢力で圧を加えながらそれら上下コンベア3
5・36のベルト45・57で搬送してその搬送ととも
に、上コンベア35をシーソー式に上下動しつつ、上下
で半ピッチずれた上下ローラ44・56で挟んで包装袋
24を波を打つように搬送してしごくようにしながら上
下コンベア35・36間を通し、包装袋24内の空気を
迷路シールの空気抜き通路を通して外部へと排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、米や大豆やとう
もろこしなどの粒状食品を、たとえば樹脂製の包装袋内
に投入してシールしたとき、粒状食品とともに袋内に混
入した空気を抜く粒状食品包装袋の空気抜き装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、米や大豆やとうもろこしなどの粒
状食品は、図6に示すように袋詰めにし、搬送しまた販
売していた。ところが、袋内に粒状食品を投入したとき
一緒に空気が混入し、入口1aをシールすると、たとえ
ば包装袋1が樹脂製のような場合には空気の抜けるとこ
ろがなく、丸くふくらんでかさばり、外圧が加わると破
裂するおそれがある一方、搬送や保管に不便であり、商
品価値が低下するなどの問題あった。
【0003】このため、以前は、包装袋1の表裏に2mm
以下の複数の小孔1bを設けてその小孔を通して袋内の
空気を自然放出したり、積み重ねることにより重さで多
少強制的に排出したりしていた。しかし、包装袋1の表
裏に小孔1bを設けると、そこから水や塵などの異物が
侵入し、食品の衛生安全上から好ましくなかった。
【0004】そこで、最近では、たとえば図7に示すよ
うに、入口1aの合わせ面に線状の圧着部a・bを二重
に設け、内側の圧着部aには袋内の粒状食品が抜け出な
い程度の未圧着空気抜き通路イを、また外側の圧着部b
にはその未圧着空気抜き通路イよりも大きな未圧着空気
抜き通路ロをそれぞれいくつか設け、入口1aにいわゆ
る迷路シールと呼ばれるシールを行った包装袋1が使用
されはじめている。
【0005】つまり、このような迷路シールc付の無孔
包装袋1では、空気抜き通路イ・ロを迷路状に形成する
ことにより、水や塵などの異物が容易に袋内に侵入しな
いようにする一方、袋内の空気は、その迷路シールcの
空気抜き通路イ・ロを通して外部へと排出し得るように
していた。
【0006】ところが、このような迷路シールc付の包
装袋1では、空気を自然放出すると、1袋で10秒以上
の時間がかかることから、作業者が上から押さえて袋内
の空気を抜いたりしていた。しかし、これでは作業性が
悪く、従来では、以下のような空気抜き装置を用いるこ
ともあった。
【0007】 コンベアによる絞り方式 たとえば図8に示すように、粒状食品を投入して入口1
aを迷路シールした包装袋1を迷路シールcが後ろ側に
なるように上下のコンベア2・3間に送り込み、それら
上下のコンベア2・3の上下のベルト4・5で搬送しな
がら、同上下コンベア2・3の各々に上下対応して設け
る複数の上下ローラ6・7で順次挟むようにする。
【0008】そして、包装袋1の先端から、上下対応す
るローラ6・7で逐次線圧を加え、後端側に向けて絞る
ように空気を送り、迷路シールcの空気抜き通路イ・ロ
を通して外部へと排出する。
【0009】 プレスによる押さえ方式 たとえば図9に示すように、コンベア8を停止してベル
ト9上の包装袋1を所定位置で止め、カム10を回転し
てレバー11を支軸12を中心として往復回動し、押さ
え板13で繰り返し押さえて包装袋1全体に反復して面
圧を加え、袋内の空気を迷路シールcの空気抜き通路イ
・ロを通して外部へと排出する。
【0010】 ニードルによる吸引方式 たとえば図10に示すように、コンベア14を停止して
ベルト15上の包装袋1を所定位置で止めるか、コンベ
ア14を駆動したままでベルト15と同一速度で治具1
6を移動しながら、その治具16を降下して複数のニー
ドル17を包装袋1に突き差し、ポンプ18を作動して
袋内の空気を吸引する。
【0011】その後、治具16を上昇してニードル17
を引き抜き、包装袋1を搬送して次工程で、繰り出した
テープ19をカットして貼り付け、包装袋1にできたニ
ードル孔を塞ぐ。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の空気抜き装置には、それぞれ以下のような課題があっ
た。
【0013】 コンベアによる絞り方式の場合 包装袋1の先端から後端側に向けて絞るように空気を送
り、後端側にある迷路シールcの空気抜き通路イ・ロか
ら排出するから、迷路シールcが後端側となるように包
装袋1を送り込まなければならず、迷路シールcを先端
側に向けて送り出す包装機では、中間に包装袋1の向き
を前後反転する装置を設けなければならなかった。
【0014】 プレスによる押さえ方式の場合 包装袋1全体に面圧を加えるとき、小さい面圧とする
と、袋内の空気を完全に排出することができず、大きな
面圧とすると、一気に加わる外圧で袋内の粒状食品に割
れを生ずることがあった。
【0015】 ニードルによる吸引方式の場合 太いニードル17を用いると、包装袋1にできるニード
ル孔が大きくなり、特にニードル17を抜くタイミング
が遅れると、ニードル孔が楕円形状になって、たとえテ
ープ19で塞ぐとしても包装袋1の商品価値を低下して
いた。細いニードル17を用いると、包装袋1内の異物
がニードル17内に詰まって空気抜きが不十分となって
いた。
【0016】また、この方式では、テープ19を貼る次
工程を設けなければならず、その分作業時間が長くなっ
ていた。
【0017】そこで、この発明は、従来における上記事
情に鑑み、迷路シールが先端側として送り込まれた場合
にも、後端側として送り込まれた場合にも、粒状食品に
割れを生じたりすることなく、包装袋内の空気を排出し
得るようにすることを第1の目的とする。
【0018】また、包装袋の外観を損い商品価値を低下
したり、粒状食品に割れを生じたりすることなく、短い
作業時間で効率的に包装袋内の空気を完全かつ確実に排
出し得るようにすることを第2の目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載の発明は、上記第1の目的を達成すべく、たとえば以
下の図面を用いて説明する実施の形態のとおり、粒状食
品を投入して迷路シールした包装袋24を、上下コンベ
ア35・36間に送り込んだとき、それら上下コンベア
35・36のベルト45・57で搬送しながら同上下コ
ンベア35・36に各々設ける複数の上下ローラ44・
56で順次挟み、該包装袋24内の空気を前記迷路シー
ルの空気抜き通路を通して外部へと排出する粒状食品包
装袋の空気抜き装置において、前記上コンベア35を前
記下コンベア36に向けて弾性付勢するとともに、前記
上下コンベア35・36間の間隔Mを調整可能としてな
る、ことを特徴とする。
【0020】そして、請求項1に記載の発明では、粒状
食品を投入して迷路シールした包装袋24を上下コンベ
ア35・36間に送り込んだとき、弾性付勢力で圧を加
えながらそれら上下コンベア35・36のベルト45・
57で搬送してその搬送とともに、上コンベア35を逐
次持ち上げ、それをシーソー式に上下動しながら上下コ
ンベア35・36間を通し、はじめは上コンベア35で
包装袋24の先端側を、次いで中央部を、最後に後端側
を順に押さえて複数の上下ローラ44・56で順次挟
み、包装袋24内の空気を迷路シールの空気抜き通路を
通して外部へと排出する。
【0021】請求項2に記載の発明は、上記第2の目的
を達成すべく、たとえば以下の図面を用いて説明する実
施の形態のとおり、粒状食品を投入して迷路シールした
包装袋24を、上下コンベア35・36間に送り込んだ
とき、それら上下コンベア35・36のベルト45・5
7で搬送しながら同上下コンベア35・36に各々設け
る複数の上下ローラ44・56で順次挟み、該包装袋2
4内の空気を前記迷路シールの空気抜き通路を通して外
部へと排出する粒状食品包装袋の空気抜き装置におい
て、前記複数の上下ローラ44・56を、上下で半ピッ
チずらせて設けてなる、ことを特徴とする。
【0022】そして、請求項2に記載の発明では、粒状
食品を投入して迷路シールした包装袋24を上下コンベ
ア35・36間に送り込んだとき、それら上下コンベア
35・36のベルト45・57で搬送してその搬送とと
もに、上下で半ピッチずれた複数の上下ローラ44・5
6で順次挟み、波を打つように搬送してしごくようにし
ながら上下コンベア35・36間を通し、包装袋24内
の空気を迷路シールの空気抜き通路を通して外部へと排
出する。
【0023】請求項3に記載の発明は、上記第1および
第2の目的を達成すべく、たとえば以下の図面を用いて
説明する実施の形態のとおり、粒状食品を投入して迷路
シールした包装袋24を、上下コンベア35・36間に
送り込んだとき、それら上下コンベア35・36のベル
ト45・57で搬送しながら同上下コンベア35・36
に各々設ける複数の上下ローラ44・56で順次挟み、
該包装袋24内の空気を前記迷路シールの空気抜き通路
を通して外部へと排出する粒状食品包装袋の空気抜き装
置において、前記上コンベア35を前記下コンベア36
に向けて弾性付勢するとともに、前記上下コンベア35
・36間の間隔Mを調整可能とする一方、前記複数の上
下ローラ44・56を、上下で半ピッチずらせて設けて
なる、ことを特徴とする。
【0024】そして、請求項3に記載の発明では、粒状
食品を投入して迷路シールした包装袋24を上下コンベ
ア35・36間に送り込んだとき、弾性付勢力で圧を加
えながらそれら上下コンベア35・36のベルト45・
57で搬送してその搬送とともに、上コンベア35をシ
ーソー式に上下動しつつ、複数の上下ローラ44・56
で順次挟んで包装袋24を波を打つように搬送してしご
くようにしながら上下コンベア35・36間を通し、包
装袋24内の空気を迷路シールの空気抜き通路を通して
外部へと排出する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態につき説明する。図1には、米包装機の
概略構成を示す。この発明による空気抜き装置の手前に
は、たとえばこの図1に示すような米包装機を設置す
る。二点鎖線で示す図中符号20は、包装機本体であ
る。
【0026】包装機本体20には、混入異物除去装置2
1、それで最終的に異物を除去して後の米を受ける米溜
め22、米の重さを計る計量機23、計量後の米を包装
袋24へと導く漏斗25、袋ロール26から繰り出した
袋シート27をカットするカッタ28、袋シート27の
入口出口をシールする圧着機29などを設ける。
【0027】そして、図示しないタンクからの米は、パ
イプ30を通して混入異物除去装置21内に投入し、そ
の混入異物除去装置21で異物を除去して米溜め22上
に落し込む。
【0028】米溜め22は、軸31を中心として左右に
開く1対の受け部材32で構成する。米溜め22上の米
は、1対の受け部材32を左右に開くことにより計量機
23内に落下する。そして、その計量機23で計量し、
一定量ごとに漏斗25を通して包装袋24内に入れる。
【0029】包装袋24は、袋ロール26から袋シート
27を繰り出して後方から順次包装機本体20内に供給
し、一定間隔置きにあらかじめしてある迷路シール24
aの手前でカッタ28でカットしてから、順次漏斗25
の下まで搬送して口を上に向けて立てて保持する。
【0030】米投入後の包装袋24は、口を圧着機29
で完全にシールして後、図1に示すようにその完全シー
ル24b側を先に迷路シール24a側を後に、または逆
に図2に示すように迷路シール24a側を先に完全シー
ル24b側を後に送り出し、コンベア等で搬送してたと
えばこの発明による空気抜き装置へと送り込む。
【0031】図3にはこの発明による空気抜き装置の部
分外観斜視図、図4にはその縦断面図を示す。図中符号
35は上コンベア、36は下コンベアである。
【0032】上コンベア35には、平行なフレーム38
・39を前後に設ける。両フレーム38・39は、とも
に縦断面「コ」の字型で、互いの垂直部を対向して背合
わせのように設置してなる。それら両フレーム38・3
9の一端部(図中右側)には、図示しないが、前後に対
向して軸孔を設け、それらの軸孔にローラ軸40を通
し、両フレーム38・39間で駆動ローラ41を支持し
てなる。
【0033】一方、両フレーム38・39の他端部(図
中左側)には、同様に前後に対向して長孔38a・39
aを設け、それらの長孔38a・39aにローラ軸42
を通し、両フレーム38・39間で従動ローラ43を支
持してなる。
【0034】また、駆動ローラ41と従動ローラ43間
には、それらと平行に複数のローラ44を一定ピッチで
設け、両フレーム38・39で回転自在に支持する。そ
して、駆動ローラ41と従動ローラ43と複数のローラ
44にエンドレスのベルト45を掛け回し、不図示の手
段で従動ローラ43のローラ軸42に図中矢印a方向の
力を加えて該ベルト45にテンションを付与してなる。
【0035】ところで、両フレーム38・39には、ま
た、各々の上下水平部に上下対応する位置を貫通する一
対の貫通孔を左右に間隔を隔てて互いに2対あけ、それ
らの2対の貫通孔を両フレーム38・39間で前後にも
対応して設ける。そして、各対の貫通孔には、それぞれ
ねじシャフト46を余裕を持って挿入してなる。
【0036】図5には、1つのねじシャフト46に沿う
縦断面を示す。この図5から判るとおり、各ねじシャフ
ト46は、上端に鍔部46aを有するとともに、下部に
ねじ部46bを有する。そして、鍔部46aとフレーム
38・39の上水平部との間にそれぞれ圧縮コイルばね
47を入れ、各一対の貫通孔を貫通したねじ部46bを
それぞれナット48にねじ込み、ナット48を回動する
ことで鍔部46aと、フレーム38・39の上水平部と
の間隔Lを調整可能としてなる。
【0037】さて、他方、下コンベア36には、同様
に、平行なフレーム50・51を前後に設ける。両フレ
ーム50・51は、ともに縦断面「コ」の字型で、互い
の垂直部を対向して同じく背合わせのように設置してな
る。それら両フレーム50・51の一端部(図中右側)
には、図示しないが、前後に対向して軸孔を設け、それ
らの軸孔にローラ軸52を通し、両フレーム50・51
間で駆動ローラ53を支持してなる。
【0038】一方、両フレーム50・51の他端部(図
中左側)には、同様に前後対向して長孔50a・51a
を設け、それらの長孔50a・51aにローラ軸54を
通し、両フレーム50・51間で従動ローラ55を支持
してなる。
【0039】また、駆動ローラ53と従動ローラ55間
には、それらと平行に複数のローラ56を左右両端を除
き一定ピッチで設け、両フレーム50・51で回転自在
に支持する。これらの複数のローラ56は、上述した上
コンベア35の複数のローラ44と同一ピッチで上下で
半ピッチずらせて設けてなる。そして、駆動ローラ53
と従動ローラ55と複数のローラ56にエンドレスのベ
ルト57を掛け回し、不図示の手段で従動ローラ55の
ローラ軸54に図中矢印b方向の力を加えてベルト57
にテンションを付与してなる。
【0040】ところで、両フレーム50・51には、ま
た、各々の上水平部に支持部材58を左右に間隔を隔て
て固定し、それらの支持部材58を両フレーム50・5
1間で前後にも対応して設けてなる。
【0041】そして、それらの支持部材58の中心雌ね
じ孔にそれぞれねじ部46bをねじ込んで両フレーム5
0・51の上水平部上にねじシャフト46を立て、それ
らのねじシャフト46を介して下コンベア36上に上述
した上コンベア35を支持してなる。
【0042】この図示例では、上コンベア35をナット
48で受け、支持部材58の中心雌ねじ孔に対するねじ
シャフト46のねじ込む量を調整することにより、上下
コンベア35・36間の間隔Mを調整可能とする。これ
により、上下コンベア間を最適の間隔Mに調整し、弾性
付勢力に基づく上コンベアの押圧力で、包装袋内の粒状
食品に割れを生じないようにする一方、包装袋内の空気
を完全かつ確実に排出し得るようにしてなる。
【0043】さて、いまたとえば図1に示すような包装
機で、米を投入して迷路シールした米包装袋24を、上
下コンベア35・36間に送り込んだとき、圧縮コイル
ばね47の弾性付勢力で圧を加えながらそれら上下コン
ベア35・36のベルト45・57で搬送してその搬送
とともに、上コンベア35を逐次持ち上げ、それをシー
ソー式に上下動しながら上下コンベア35・36間を通
す。
【0044】そして、米包装袋24の搬送とともに、は
じめは上コンベア35で米包装袋24の先端側を挟み、
迷路シールが後端側にあるときはその空気抜き通路から
袋内の空気を外部へと排出する。次いで、図4に示すよ
うに、米包装袋24の中央部を挟み、迷路シールが後端
側にあるときはそこで袋内の空気を完全に排出し、反対
に先端側にあるときはその空気抜き通路から袋内の空気
を外部へと排出しはじめる。最後に、米包装袋24の後
端側を挟み、迷路シールが先端側にあるときはそこで袋
内の空気を完全に排出する。
【0045】また、このとき同時に、搬送とともに、上
下コンベア35・36に各々設ける上下で半ピッチずれ
た複数の上下ローラ44・56で順次挟み、波を打つよ
うに搬送してしごくようにしながら上下コンベア35・
36間を通し、米包装袋24内の空気を迷路シールの空
気抜き通路を通して外部へと排出する。
【0046】なお、この発明において、迷路シールは、
図7に示すものに限らず、空気抜き通路を図7のように
形成するものに限らないことはいうまでもない。また、
上下コンベア35・36の構成も、図示例のものに限定
されないことはもちろんである。
【0047】
【発明の効果】したがって、請求項1に記載の発明によ
れば、上コンベアを下コンベアに向けて弾性付勢し、粒
状食品を投入して迷路シールした包装袋を上下コンベア
間に送り込んだとき、弾性付勢力で圧を加えながらそれ
ら上下コンベアのベルトで搬送してその搬送とともに、
上コンベアをシーソー式に上下動しながら上下コンベア
間を通し、はじめは上コンベアで包装袋の先端側を、次
いで中央部を、最後に後端側を順に押さえて複数の上下
ローラで順次挟むから、迷路シールが先端側として送り
込まれた場合にも、後端側として送り込まれた場合に
も、包装袋内の空気を迷路シールの空気抜き通路を通し
て外部へと確実に排出することができる。
【0048】また、上下コンベア間の間隔を調整可能と
するから、それを最適の間隔に調整することにより、弾
性付勢力に基づく上コンベアの押圧力で、包装袋内の粒
状食品に割れを生じないようにする一方、包装袋内の空
気を完全かつ確実に排出し得るようにすることができ
る。
【0049】請求項2に記載の発明によれば、粒状食品
を投入して迷路シールした包装袋を上下コンベア間に送
り込んだとき、それら上下コンベアのベルトで搬送して
その搬送とともに、上下で半ピッチずれた複数の上下ロ
ーラで順次挟み、波を打つように搬送してしごくように
しながら上下コンベア間を通す。
【0050】よって、孔をあけたりしないから、包装袋
の外観を損うことなく商品価値を低下するようなことが
ない。また、包装袋に一気に大きな押圧力を加えないか
ら、粒状食品に割れを生ずることもない。さらに、上下
コンベア間を通過するだけで、包装袋にテープを貼った
りする次工程を必要としないから、短い作業時間で効率
的に、包装袋内の空気を迷路シールの空気抜き通路を通
して外部へと完全かつ確実に排出することができる。
【0051】請求項3に記載の発明によれば、上記請求
項1に記載の発明の効果と請求項2に記載の発明の効果
の双方をともに達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による空気抜き装置の手前に設置する
米包装機の概略構成を示す斜視図である。
【図2】同米包装機からの包装袋送り出しの他例を示す
説明斜視図である。
【図3】この発明による空気抜き装置の部分外観斜視図
である。
【図4】同空気抜き装置の縦断面図である。
【図5】同空気抜き装置における1本のねじシャフトに
沿う縦断面図である。
【図6】粒状食品を収納する包装袋の外観斜視図であ
る。
【図7】その包装袋に設ける迷路シールを説明する部分
拡大斜視図である。
【図8】従来のコンベアによる絞り方式空気抜き装置の
説明概略構成図である。
【図9】従来のプレスによる押さえ方式空気抜き装置の
説明概略構成図である。
【図10】従来のニードルによる吸引方式空気抜き装置
の説明概略構成図である。
【符号の説明】
24 包装袋 35 上コンベア 36 下コンベア 44 上ローラ 45 ベルト 56 下ローラ 57 ベルト M 上下コンベア間の間隔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒状食品を投入して迷路シールした包装
    袋を、上下コンベア間に送り込んだとき、それら上下コ
    ンベアのベルトで搬送しながら同上下コンベアに各々設
    ける複数の上下ローラで順次挟み、該包装袋内の空気を
    前記迷路シールの空気抜き通路を通して外部へと排出す
    る粒状食品包装袋の空気抜き装置において、前記上コン
    ベアを前記下コンベアに向けて弾性付勢するとともに、
    前記上下コンベア間の間隔を調整可能としてなる、粒状
    食品包装袋の空気抜き装置。
  2. 【請求項2】 粒状食品を投入して迷路シールした包装
    袋を、上下コンベア間に送り込んだとき、それら上下コ
    ンベアのベルトで搬送しながら同上下コンベアに各々設
    ける複数の上下ローラで順次挟み、該包装袋内の空気を
    前記迷路シールの空気抜き通路を通して外部へと排出す
    る粒状食品包装袋の空気抜き装置において、前記複数の
    上下ローラを、上下で半ピッチずらせて設けてなる、粒
    状食品包装袋の空気抜き装置。
  3. 【請求項3】 粒状食品を投入して迷路シールした包装
    袋を、上下コンベア間に送り込んだとき、それら上下コ
    ンベアのベルトで搬送しながら同上下コンベアに各々設
    ける複数の上下ローラで順次挟み、該包装袋内の空気を
    前記迷路シールの空気抜き通路を通して外部へと排出す
    る粒状食品包装袋の空気抜き装置において、前記上コン
    ベアを前記下コンベアに向けて弾性付勢するとともに、
    前記上下コンベア間の間隔を調整可能とする一方、前記
    複数の上下ローラを、上下で半ピッチずらせて設けてな
    る、粒状食品包装袋の空気抜き装置。
JP10208321A 1998-07-23 1998-07-23 粒状食品包装袋の空気抜き装置 Pending JP2000043819A (ja)

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