JP2000043328A - 印刷情報設定装置、その方法および記録媒体、並びにコンピュータシステム - Google Patents

印刷情報設定装置、その方法および記録媒体、並びにコンピュータシステム

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JP2000043328A
JP2000043328A JP10230060A JP23006098A JP2000043328A JP 2000043328 A JP2000043328 A JP 2000043328A JP 10230060 A JP10230060 A JP 10230060A JP 23006098 A JP23006098 A JP 23006098A JP 2000043328 A JP2000043328 A JP 2000043328A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の印刷品質を得られない設定の状態で印
刷が行なわれることを防ぐことにより、無駄な印刷結果
の発生を防止する。 【解決手段】 プリンタドライバの設定用のダイアログ
ボックスDB1において、「印刷可能領域」を「標準」
から「最大」へ切り替えるときに、他のデータ入力欄か
ら入力された「用紙種類」または「印刷時の解像度」か
ら、高品質の印刷が要求されると判別された場合に限っ
て、印刷品質が低下する旨を記したダイアログボックス
DB9を画面に表示する。このため、オペレータは印刷
品質が低下することを承知した上で印刷を行なうことと
なり、無駄な印刷結果の発生を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定の印刷部に
対して印刷のための各種情報を設定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタをコンピュータにつな
いで、コンピュータで作成した印刷データをプリンタに
印刷しようとするとき、コンピュータにプリンタ用のデ
バイスドライバ(以下、プリンタドライバと呼ぶ)を組
み込む必要がある。プリンタドライバは、プリンタの機
能やインターフェース、フォント情報、制御コードな
ど、プリンタについての各種情報をコンピュータに設定
してプリンタをコントロールするコンピュータプログラ
ムであり、印刷しようとするプリンタの機種ごとに用意
される。
【0003】プリンタドライバにより設定されるプリン
タの機能の一つとして、画像を印刷する印刷用紙上の領
域を拡張する機能がある。これはプリンタの紙送り機構
に起因して生じるものである。ここで、紙送り機構につ
いて図11を用いて説明する。
【0004】一般に、プリンタの紙送り機構は、印刷媒
体の供給側と排出側の2組のローラにより構成されてい
る。印刷媒体の供給側のロータとしては、図11に示す
給紙ローラ75aと従動ローラ75bがあり、排出側の
ローラとしては、排紙ローラ77aとギザローラ77b
とがある。副走査における紙送り精度は、給紙側のロー
ラまたは排出側のローラのいずれか一方で保証している
のが通常である。例えば、給紙側のローラで紙送り精度
を保証しているものとすると、画像を記録するに十分に
足る精度で副走査が行われるのは、給紙ローラ75aお
よび従動ローラ75bから印刷媒体の下端が外れるまで
の間ということになる。
【0005】これに対して、給紙ローラ75aおよび従
動ローラ75bから用紙の一方端が外れた後でも、排紙
ローラ77aおよびギザローラ77bにより紙送りを行
ないつつ画像を記録することは可能であり、この場合に
は、低い紙送り精度となって印刷品質が低下した。すな
わち、印刷品質が低下するのを容認できれば、上記のよ
うに給紙ローラ75aおよび従動ローラ75bから用紙
の端が外れた後でも画像を記録することが可能である。
これにより、画像を印刷する領域は拡張される。
【0006】オペレータは、コンピュータを操作して、
コンピュータに組み込んだプリンタドライバを起動し
て、各種情報の設定用の画面をモニタに表示する。この
設定用画面には、各種情報についてのデータ入力欄が設
けられており、そのデータ入力欄の1つに、上記印刷領
域を拡張する機能の有無を指示する拡張モードと標準モ
ードとを選択肢として用意した「印刷可能領域」のデー
タ入力欄がある。オペレータは、キーボード、マウス等
の入力装置を操作することにより、「印刷可能領域」の
中から所望のモードを選択することができ、この選択さ
れた内容が「印刷可能領域」についての指示データとし
てコンピュータに設定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では、「印刷可能領域」を標準モードから拡張
モードに切り替えたとき、印刷品質が低下する不具合が
あるが、一般のオペレータは、印刷品質が低下すること
に気がつかないまま「印刷可能領域」を標準モードから
拡張モードに切り替える設定を行なってしまう恐れがあ
った。この結果、所望の印刷品質を得られない設定の状
態でプリンタによる印刷を行なってしまうことになり、
印刷結果が無駄となる問題が生じた。
【0008】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、所望の印刷品質
を得られない設定の状態で印刷が行なわれることを防ぐ
ことにより、無駄な印刷結果の発生を防止することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】こ
のような課題を解決するため、この発明の装置は、ヘッ
ドに対して印刷媒体を一方向に第1の精度で送る第1の
走査手段と、前記印刷媒体を前記一方向に前記第1の精
度よりも低い第2の精度で送る第2の走査手段とを備え
る所定の印刷部に対して、印刷のための各種情報を設定
する印刷情報設定装置であって、マウス、キーボード等
の入力装置からの入力データに基づいて、印刷に要する
精度を変更しうるパラメータを記憶するパラメータ記憶
手段と、前記ヘッドによる画像形成時に前記第1の走査
手段による走査だけを行なう第1のモードと、前記第1
の走査手段による走査に加えて前記第2の走査手段によ
る走査も可能とする第2のモードとを選択肢として用意
して、前記入力装置からの入力データに基づいて選択さ
れた一のモードを記憶するモード記憶手段と、前記モー
ド記憶手段の記憶の内容が前記第2のモードに切り替え
られたとき、前記第2のモードを上記印刷部への設定用
の情報とする前に、所定の警報を発する警報手段と、前
記パラメータ入力手段からの前記パラメータの内容に応
じて、前記警報手段による警報の発令を許可または禁止
する警報制限手段とを備えることを特徴としている。
【0010】ここで、上記印刷部は、印刷を行なう機能
を持つ構成であればよく、プリンタ等の単独の装置であ
ってもよいし、あるいは、特定の装置(例えば、ファク
シミリ装置)に内蔵される印刷機構であってもよい。
【0011】以上の構成の印刷情報設定装置によれば、
第1の精度よりも低い第2の精度により走査を行なう第
2のモードに切り替えがなされたときに、印刷に要する
精度を変更しうるパラメータの内容に応じて、警報手段
による警報の発令が許可または禁止される。このため、
第2のモードへの切り替えがなされたときに、印刷に要
する精度が高い場合、警報手段による警報の発令を許可
し、印刷に要する精度が低い場合、上記警報の発令を禁
止することが可能となる。
【0012】したがって、この発明の印刷情報設定装置
では、第2のモードを選択したことにより、走査の精度
が低下して印刷品質が低下したとしても、印刷に要する
精度が高い場合には警報が発令されるため、オペレータ
は印刷品質が低下することに気が付く。このため、無駄
な印刷結果の発生を防止することができるという効果を
奏する。また、この印刷情報設定装置によれば、印刷に
要する精度が低い場合には、警報の発令を禁止している
ことから、第2のモードへの切り替えによって印刷品質
が低下したとしても印刷品質が足る場合には、警報の発
令を行なわずにそのまま情報の設定を行なうことができ
る。したがって、不要な処理の実行を禁止することで、
情報の設定に要する処理手順の簡略化を図るという効果
も奏する。
【0013】上記構成の印刷情報設定装置において、警
報手段は、印刷品質が低下する旨を記したダイアログボ
ックスを表示装置に表示する手段である構成としてもよ
い。この構成によれば、表示装置によってオペレータに
対して印刷品質が低下する旨を知らせることができる。
【0014】また、上記構成の印刷情報設定装置におい
て、前記パラメータは、印刷する用紙の種類を示す用紙
種類パラメータである構成としてもよい。この構成によ
れば、用紙の種類によって印刷に要する精度を知ること
ができ、この印刷に要する精度に応じて、非常の処理の
実行を行なうか否かを定めることができる。
【0015】上記構成の印刷情報設定装置において、前
記パラメータは、印刷する画像データの質を示す画質パ
ラメータである構成としてもよい。この構成によれば、
印刷する画像データの質に応じて、非常の処理の実行を
行なうか否かを定めることができる。
【0016】上記構成の印刷情報設定装置において、前
記パラメータは、前記印刷部における印刷ヘッドからの
インク滴により形成されるドットの大きさを示すドット
パラメータである構成としてもよい。ドットの大きさに
よって印刷の精度が変わることから、設定するドットの
大きさの程度によって印刷に要する精度を知ることがで
き、この印刷に要する精度に応じて、警報の発令を行な
うか否かを定めることができる。
【0017】上記構成の印刷情報設定装置において、前
記第1の走査手段は、前記印刷媒体としての用紙を給紙
側のローラと排紙側のローラとによって送る構成であ
り、前記第2のモードは、前記用紙を前記給紙側のロー
ラから外れた状態で前記排紙側のローラによって送る構
成とすることもできる。
【0018】この構成によれば、排紙側のローラが外れ
た状態で画像記録が可能となることから、印刷可能領域
は拡張される。したがって、この拡張された印刷可能領
域で印刷を行なう第2のモードへの切り替え時におい
て、無駄な印刷結果の発生を防止することができる。
【0019】この発明の方法は、ヘッドに対して印刷媒
体を一方向に第1の精度で送る第1の走査手段と、前記
印刷媒体を前記一方向に前記第1の精度よりも低い第2
の精度で送る第2の走査手段とを備える所定の印刷部に
対して、印刷のための各種情報を設定する印刷情報設定
方法であって、(a)マウス、キーボード等の入力装置
からの入力データに基づいて、印刷に要する精度を変更
しうるパラメータを記憶する工程と、(b)前記ヘッド
による画像形成時に前記第1の走査手段による走査だけ
を行なう第1のモードと、前記第1の走査手段による走
査に加えて前記第2の走査手段による走査も可能とする
第2のモードとを選択肢として用意して、前記入力装置
からの入力データに基づいて選択された一のモードを記
憶する工程と、(c)前記工程(b)による記憶の内容
が前記第2のモードへ切り替えられたとき、前記第2の
モードを上記印刷部への設定用の情報とする前に、所定
の警報を発する工程と、(d)前記工程(a)により記
憶された前記パラメータの内容に応じて、前記工程
(c)による警報の発令を許可または禁止する工程とを
備えることを特徴としている。
【0020】この構成の方法によっても、上記発明の装
置と同様に、無駄な印刷結果の発生を防止するととも
に、処理手順の簡略化を図ることができる。
【0021】この発明の記録媒体は、ヘッドに対して印
刷媒体を一方向に第1の精度で送る第1の走査手段と、
前記印刷媒体を前記一方向に前記第1の精度よりも低い
第2の精度で送る第2の走査手段とを備える所定の印刷
部に対して印刷のための各種情報を設定するためのコン
ピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体であって、(a)マウス、キーボード等の
入力装置からの入力データに基づいて、印刷に要する精
度を変更しうるパラメータを記憶する機能と、(b)前
記ヘッドによる画像形成時に前記第1の走査手段による
走査だけを行なう第1のモードと、前記第1の走査手段
による走査に加えて前記第2の走査手段による走査も可
能とする第2のモードとを選択肢として用意して、前記
入力装置からの入力データに基づいて選択された一のモ
ードを記憶する機能と、(c)前記機能(b)による記
憶の内容が前記第2のモードへ切り替えられたとき、前
記第2のモードを上記印刷部への設定用の情報とする前
に、所定の警報を発する機能と、(d)前記機能(a)
により記憶された前記パラメータの内容に応じて、前記
機能(c)による警報の発令を許可または禁止する機能
とをコンピュータに実現させるためのコンピュータプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
を特徴としている。
【0022】この構成の記録媒体によっても、上記発明
の装置および方法と同様に、無駄な印刷結果の発生を防
止するとともに、処理手順の簡略化を図ることができ
る。
【0023】この発明のコンピュータシステムは、ヘッ
ドに対して印刷媒体を一方向に第1の精度で送る第1の
走査手段と、前記印刷媒体を前記一方向に前記第1の精
度よりも低い第2の精度で送る第2の走査手段とを備え
るプリンタと、マウス、キーボード等の入力装置からの
入力データに基づいて、印刷のための各種情報を設定す
る制御装置とを備えるコンピュータシステムにおいて、
前記制御装置は、前記入力装置からの入力データに基づ
いて、印刷に要する精度を変更しうるパラメータを記憶
するパラメータ記憶手段と、前記ヘッドによる画像形成
時に前記第1の走査手段による走査だけを行なう第1の
モードと、前記第1の走査手段による走査に加えて前記
第2の走査手段による走査も可能とする第2のモードと
を選択肢として用意して、前記入力装置からの入力デー
タに基づいて選択された一のモードを記憶するモード記
憶手段と、前記モード記憶手段の記憶の内容が前記第2
のモードに切り替えられたとき、前記第2のモードを上
記プリンタへの設定用の情報とする前に、所定の警報を
発する警報手段と、前記パラメータ入力手段からの前記
パラメータの内容に応じて、前記警報手段による警報の
発令を許可または禁止する警報制限手段とを備えること
を特徴としている。
【0024】この構成のコンピュータシステムによって
も、無駄な印刷結果の発生を防止するとともに、処理手
順の簡略化を図ることができる。
【0025】この発明の第2番目の印刷情報設定装置
は、ヘッドに対して印刷媒体を一方向に第1の精度で送
る第1の走査手段と、前記印刷媒体を前記一方向に前記
第1の精度よりも低い第2の精度で送る第2の走査手段
とを備える所定の印刷部に対して、印刷のための各種情
報を設定する印刷情報設定装置であって、マウス、キー
ボード等の入力装置からの入力データに基づいて、印刷
に要する精度を変更しうるパラメータを記憶するパラメ
ータ記憶手段と、前記ヘッドによる画像形成時に前記第
1の走査手段による走査だけを行なう第1のモードと、
前記第1の走査手段による走査に加えて前記第2の走査
手段による走査も可能とする第2のモードとを選択肢と
して用意して、前記入力装置からの入力データに基づい
て選択された一のモードを記憶するモード記憶手段と、
前記パラメータ入力手段からの前記パラメータの内容に
応じて、前記選択肢から前記第2のモードを消失させる
選択肢消失手段とを備えることを特徴としている。
【0026】この構成の印刷情報設定装置では、印刷に
要する精度を変更しうるパラメータの内容に応じて、印
刷に要する精度が高いと判別される場合に、第2のモー
ドを選択する選択肢そのものが消失されることから、印
刷の品質が不足する状態で誤って印刷することがない。
したがって、無駄な印刷結果の発生を防止することがで
きる。
【0027】
【発明の他の態様】この発明は、以下のような他の態様
も含んでいる。その態様は、コンピュータに上記の発明
の各工程または各手段の機能を実現させるコンピュータ
プログラムを通信経路を介して供給するプログラム供給
装置としての態様である。こうした態様では、プログラ
ムをネットワーク上のサーバなどに置き、通信経路を介
して、必要なプログラムをコンピュータにダウンロード
し、これを実行することで、上記の方法や装置を実現す
ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以上説明したこの発明の構成・作
用を一層明らかにするために、以下この発明の実施の形
態を実施例に基づき説明する。図1はこの発明の第1実
施例を適用するコンピュータシステムの外観図である。
このコンピュータシステムは、コンピュータ10と、周
辺機器としてのCRTディスプレイ12およびプリンタ
14を備える。コンピュータ10は、コンピュータ本体
16とキーボード18とマウス20を備える。なお、こ
のコンピュータ本体16には、フロッピィディスク22
の内容を読み取るフロッピィディスクドライブ24が搭
載されている。プリンタ14は、インク滴を吐出するこ
とにより、用紙の表面にドットを形成する所謂インクジ
ェットプリンタであり、キャリッジを主走査方向に往復
動させつつ、用紙を副走査方向に搬送することにより、
用紙への画像記録を行なう。
【0029】図2は、コンピュータシステムのハードウ
ェアの概略構成を示すブロック図である。図示するよう
に、このコンピュータ本体16は、中央演算処理装置と
してのCPU31を中心にバスにより相互に接続された
ROM32、RAM33、マウスインタフェース34、
キーボードインタフェース35、FDC36、HDC3
7、CRTC38、プリンタインタフェース39および
I/Oポート40を備える。
【0030】ROM32は、内蔵されている各種プログ
ラム等を記憶する読み出し専用のメモリである。RAM
33は、各種データ等を記憶する読み出し・書込み可能
なメモリである。マウスインタフェース34は、マウス
20とのデータ等のやり取りを司るインタフェースであ
る。キーボードインタフェース35は、キーボード18
からのキー入力を司るインタフェースである。FDC3
6は、フロッピィディスクドライブ(FDD)24を制
御するフロッピィディスクコントローラである。HDC
37は、ハードディスクドライブ(HDD)41を制御
するハードディスクコントローラである。CRTC38
は、必要なデータ等を表示するCRTディスプレイ12
への信号出力を制御するCRTコントローラである。プ
リンタインタフェース39は、プリンタ14へのデータ
の出力を制御するインタフェースである。I/Oポート
40は、シリアル出力のポートを備えており、モデム4
4に接続されており、このモデム44を介して、公衆電
話回線46に接続されている。コンピュータ10は、モ
デム44を介して、外部のネットワークに接続されてお
り、特定のサーバー48に接続可能となっている。
【0031】このコンピュータシステムでは、オペレー
ティングシステムはHDD41に記憶されており、HD
D41のブートブロックに書き込まれたローダに従っ
て、コンピュータ本体16に電源を投入すると、RAM
33の所定の領域にロードされる。また、プリンタ14
の機種毎に用意されるプリンタドライバは、フロッピィ
ディスク22に予め格納されており、所定のインストー
ルプログラムを起動することで、フロッピィディスクド
ライブ24からコンピュータ本体16にインストールさ
れる。このインストールされたプリンタドライバは、H
DD41に記憶されており、コンピュータ本体16に電
源を投入したときに、オペレーティングシステムととも
に、RAM33の所定の領域にロードされる。
【0032】このプリンタドライバをCPU31が実行
することによって本発明の各種構成要件は実現される。
なお、このプリンタドライバのソフトウェアプログラム
は、前述したように、フロッピィディスク22に格納さ
れたものであるが、これに替えて、CD−ROM、光磁
気ディスク、ICカード等の他の携帯型記録媒体(可搬
型記録媒体)に格納された構成としてもよい。また、前
述したソフトウェアプログラムは、外部のネットワーク
に接続される特定のサーバー48から、ネットワークを
介して提供されるプログラムデータをダウンロードし
て、RAM33またはHDD41に転送することにより
得るようにすることもできる。
【0033】以上説明したハードウェア構成を有するコ
ンピュータシステムによる印刷の様子について次に説明
する。図3は、コンピュータ本体16が扱う画像情報か
ら印刷が行なわれるまでの処理の様子を示すブロック図
である。図示するように、コンピュータ本体16の内部
で動作しているアプリケーションプログラム51によ
り、画像の処理を行いつつビデオドライバ52を介して
CRTディスプレイ12に画像を表示している。また、
このアプリケーションプログラム51が、印字発令を発
行すると、コンピュータ本体16内のプリンタドライバ
53が、画像情報をアプリケーションプログラム51か
ら受け取り、これをプリンタ14が印字可能な信号に変
換している。
【0034】図3に示した例では、プリンタドライバ5
3の内部には、アプリケーションプログラム51が扱っ
ている画像情報をドット単位の色情報に変換するラスタ
ライザ54、ドット単位の色情報に変換された画像情報
(階調データ)に対してプリンタ14の発色の特性に応
じた色補正を行なう色補正モジュール55、色補正され
た後の画像情報からドット単位でのインクの有無により
ある面積での濃度を表現するいわゆるハーフトーンの画
像情報を生成するハーフトーンモジュール56が備えら
れている。また、プリンタドライバ53の内部には、プ
リンタ14による印刷のための各種情報を設定する情報
設定モジュール57が備えられている。印刷のための各
種情報としては、印刷解像度、色補正等の基本設定に関
するもの、用紙のサイズ、用紙方向等の用紙設定に関す
るもの等がある。なお、情報設定モジュール57で設定
された色補正の情報は、色補正モジュール55に送られ
る。情報設定モジュール57は、ビデオドライバ52を
介してCRTディスプレイ12に設定の内容を示す画像
を表示している。
【0035】また、情報設定モジュール57の内部に
は、パラメータ記憶部57aと、モード記憶部57b
と、警報部57cと、警報制限部57dとが備えられて
いる。ここでは、情報設定モジュール57を除いた各モ
ジュールの動作は、周知のものなので、説明は原則とし
て省略し、上記各部57a〜57dを含めた情報設定モ
ジュール57について、以下に説明する。
【0036】プリンタドライバ53は、その設定を変え
ることにより、プリンタ14による印刷を種々コントロ
ールすることができるが、オペレータは、そうした設定
を予め行なっておく必要がある。こうした印刷のための
各種情報を設定する作業を実行するのが情報設定モジュ
ール57である。ここでは、この情報設定モジュール5
7の動作によりオペレータはどのような操作を行なうか
を先に説明する。なお、この説明に当たり、このプリン
タドライバ53が動作するオペレーティングシステムと
して、Windows95(マイクロソフト社の商標)
を例にとって説明する。また、プリンタ14の名称は
「PM−00」であるものとして説明する。
【0037】オペレータは、まずコンピュータ10を次
のように操作して、印刷のための各種情報を設定するダ
イアログボックスを開く。すなわち、[スタート]→
[設定]→[プリンタ]の操作を行なうことで、「プリ
ンタ」ウィンドウを開く。次いで、そのウィンドウ上の
目的のプリンタ、ここでは「PM−00」のアイコンを
ダブル・クリックして、そのプリンタについてのウィン
ドウを開く。その後、そのウィンドウから[プリンタ]
→[プロパティ]の操作を行なって、そのプリンタにつ
いての各種情報を設定するダイアログボックスを表示さ
せる。
【0038】図4は、そのダイアログボックスDB1を
例示する説明図である。図示するように、ダイアログボ
ックスDB1には、「情報」、「詳細」、「基本設
定」、「用紙設定」、「レイアウト」、「ユーティリテ
ィ」の6種類のカードCD1,CD2,CD3,CD
4,CD5,CD6が用意されている。「情報」のカー
ドCD1は、プリンタのコメント等、プリンタについて
の情報を設定するためのものである。「詳細」のカード
CD2は、プリンタが接続されているポート等、プリン
タについての詳細な情報を設定するためのものである。
「基本設定」のカードCD3は、印刷品質に関わる基本
的な情報を設定するためのものである。「用紙設定」の
カードCD4は、用紙についての各種情報を設定するた
めのものである。「レイアウト」のカードCD5は、用
紙についてのレイアウト情報を設定するためのものであ
る。「ユーティリティ」のカードCD6は、その他有用
な情報を設定するためのものである。これらカードCD
1〜CD6の内のいずれかが、オペレータによって、マ
ウス20を操作することにより選択されて、ダイアログ
ボックスDB1に表示される。
【0039】図5は、「基本設定」のカードCD3が開
かれたダイアログボックスDB1を例示する説明図であ
る。図示するように、この「基本設定」のカードCD3
には、オペレータからのデータ入力を受け付けるデータ
入力欄として、「用紙種類」、「インク」、「モード設
定」の3つのデータ入力欄E1,E2,E3が設けられ
ている。また、このカードCD3には、プリンタドライ
バの現在の設定の内容のうちのいくつかの情報を表示す
るデータ表示欄E4が設けられている。
【0040】「用紙種類」のデータ入力欄E1は、用紙
の種類を設定するもので、「普通紙」、「スーパーファ
イン専用紙」、「専用光沢紙」が選択肢として用意され
ている。「インク」のデータ入力欄E2は、プリンタ1
4に使用するインクの種類を設定するもので、「カラ
ー」と「黒」とが選択肢として用意されている。「モー
ド設定」のデータ入力欄E3は、基本的な設定のモード
を選択するもので、予め決められた設定を自動的に行な
う「推奨設定」のモードと、手動で詳細に設定を行なう
「詳細設定」のモードとがボタンE31,E32により
選択可能となっている。
【0041】まず、ボタンE32がクリックされて「詳
細設定」のモードが選択されたときの動作について説明
する。この「詳細設定」のモードが選択されると、デー
タ入力欄E33およびデータ入力欄E34がアクティブ
な状態となる。これにより、このデータ入力欄E33か
ら印刷目的を入力することが可能となり、また、データ
入力欄E34から手動設定を行なうためのダイアログボ
ックスを開くことが可能となる。
【0042】データ入力欄E33は、印刷する画像デー
タのタイプを設定するもので、ワープロ、グラフ、写真
等の選択肢が用意されている。
【0043】図6は、データ入力欄E34から開かれる
手動設定のダイアログボックスDB2を例示する説明図
である。図示するように、「用紙種類」、「インク」、
「印刷品質」、「ハーフトーン」、「マイクロウィー
ブ」、「双方向印刷」、「カラー調整」等についてのデ
ータ入力欄E51,E52,E53,E54,E55,
E56,E57が設けられている。
【0044】「用紙種類」のデータ入力欄E51および
「インク」のデータ入力欄E52は、「基本設定」のカ
ードCD3上に設けられた「用紙種類」のデータ入力欄
E1および「インク」のデータ入力欄E2と同一のもの
であり、後に入力された方が優先され、先に入力された
方のデータ入力欄の表示は後に入力されたデータに従っ
て変更される。「印刷品質」のデータ入力欄E53は、
印刷する解像度を設定するもので、「ドラフト」、「フ
ァイン」、「スーパファイン」の3種類が選択肢として
用意されている。ここで、「ドラフト」、「ファイン」
および「スーパファイン」は、順に、180×180
[dot]、360×360[dot]、720×72
0[dot]の解像度を示すものである。
【0045】「ハーフトーン」のデータ入力欄E54
は、ハーフトーンの種類を設定するもので、「高速ハー
フトーン」、「高画質ハーフトーン」が選択肢として用
意されている。なお、このハーフトーンの種類の情報は
ハーフトーンモジュール56(図3)にて利用される。
「マイクロウィーブ」のデータ入力欄E55は、マイク
ロウィーブの機能をオン/オフするものである。ここ
で、マイクロウィーブとは、プリンタ14に備えられる
機能であり、異なるヘッドが同一のラインを走査するこ
とにより、印刷の品質を高めることができる。「双方向
印刷」のデータ入力欄E56は、双方向印刷の機能をオ
ン/オフするものである。ここで、双方向印刷とは、プ
リンタ14に備えられる機能であり、異なるヘッドが左
右双方向から移動することにより、印刷の速度を高める
ことができる。
【0046】「カラー調整」のデータ入力欄E57は、
色補正に関わる各種の情報を設定するもので、「ドライ
バによる色補正」、「ビデオ/デジタルテレビカメラモ
ード」、「ICM」が選択肢として用意され、その上
で、明度、コントラスト、彩度の強弱が設定可能となっ
ている。
【0047】図5に戻り、「モード設定」のデータ入力
欄E1のボタンE31がクリックされて「推奨設定」の
モードが選択されたときの動作について次に説明する。
この「推奨設定」のモードが選択されると、スライドレ
バー形のボタンE35がアクティブな状態となり、これ
により、プリンタ14による印刷をどの程度の品質で行
なうかが指定可能となる。
【0048】詳細には、図5に示すように、ボタンE3
5として表示されるスライドレバーの両端には、「きれ
い」と「速い」の文字が明示されており、スライドレバ
ーの部分をマウス20によりドラックすることにより、
「きれい」と「速い」の内のいずれかを選択することが
できる。なお、このボタンE13による選択肢は、上記
のように「きれい」と「速い」といったパラメータ値で
はあるが、これは、「用紙種類」の入力欄E1,E51
に「普通紙」が設定されているときのものである。これ
に対して、「用紙種類」の入力欄E1,E51に他の用
紙種類が設定されている場合には、他の複数パラメータ
値、具体的には、「よりきれい」、「きれい」、「標
準」、「速い」の内から選択した任意の2つのパラメー
タ値が表示される。なお、ここで「速い」とは、印刷速
度は速いが、印刷品質がやや劣ることを意味しており、
この「速い」も印刷品質の程度を定めるパラメータ値の
一種である。
【0049】上記「よりきれい」、「きれい」、「標
準」、「速い」といったパラメータ値は、印刷の品質の
程度を段階的に定めるものであり、この「推奨設定」の
モードで、スライドレバー形のボタンE35により一の
パラメータ値が選択されると、このコンピュータ10で
は、その選択されたパラメータ値から印刷の品質を決定
する各種品質情報を求める処理を実行している。図7
は、この処理に用いられるテーブルTBLのデータ構造
を示す説明図である。図7に示すように、テーブルTB
Lには、印刷品質の程度を段階的に表わす上記パラメー
タ値として、「よりきれい」、「きれい」、「標準」、
「速い」といった4つの項目が用意され、各項目毎に、
印刷時の解像度、マイクロウイーブの状態、ハーフトー
ンの状態が表形式に記録されている。コンピュータ10
は、このテーブルTBLを上記パラメータ値をキーとし
て検索することにより、上記パラメータ値に対応する印
刷時の解像度、マイクロウイーブの状態、ハーフトーン
の状態といった情報を求める処理を行なっている。こう
して求められる情報は、手動設定のダイアログボックス
DB2における「用紙種類の」のデータ入力欄E51、
「ハーフトーン」のデータ入力欄E54および「カラー
調整」のデータ入力欄E57から入力される情報と同一
種類のものであり、「推奨設定」モードによっても「詳
細設定」のモードと同様の情報を設定することが可能と
なっている。なお、手動設定のダイアログボックスDB
2におけるデータ入力欄E51、E54,E57は、上
記テーブルTBLから求められた情報に従って更新され
る。
【0050】データ表示欄E4について次に説明する。
データ表示欄E4は、「用紙サイズ」、「印刷方向」、
「レイアウトページ数」、「スタンプマーク有無」、
「印刷品質」、「マイクロウィーブ」、「双方向印
刷」、「カラー調整」についての情報を表示する表示エ
リアE41,E42,E43,E44,E45,E4
6,E47,E48を備えている。表示エリアE41,
E42に表示される「用紙サイズ」および「印刷方向」
の内容は、「用紙設定」のカードCD4を用いて入力設
定されたデータである。表示エリアE43,E44に表
示される「レイアウトページ数」および「スタンプマー
ク有無」の内容は、「レイアウト」のカードCD5を用
いて入力設定されたデータである。なお、「用紙設定」
のカードCD4についての詳細は、後ほど説明する。
【0051】また、表示エリアE45,E46,E4
7,E48に表示される「印刷品質」、「マイクロウィ
ーブ」、「双方向印刷」、「カラー調整」の内容は、次
のようなものである。「モード設定」のデータ入力欄E
1で「詳細設定」のモードが選択されたときには、上記
表示エリアE45ないしE48には、前述した「手動設
定」のダイアログボックスDB2で設定された内容のデ
ータが表示される。即ち、データ入力欄E53に入力さ
れた「印刷品質」についてのデータ、データ入力欄E5
5に入力された「マイクロウィーブ」についてのデー
タ、データ入力欄E56に入力された「双方向印刷」に
ついてのデータ、およびデータ入力欄E57に入力され
た「カラー調整」についてのデータが、表示エリアE4
5,E46,E47,E48にそれぞれ表示される。
【0052】一方、図5に示すように、「モード設定」
のデータ入力欄E3で「推奨設定」のモードが選択され
ているときには、「印刷品質」の表示エリアE45およ
び「マイクロウィーブ」の表示エリアE46は、スライ
ドレバー形のボタンE35により選択された品質の程度
を示すパラメータ値から自動的に求められたデータが表
示される。また、このときには、「双方向印刷」の表示
エリアE47は、「オフ」といったデータが、「カラー
調整」の表示エリアE48には、「ドライバによる色補
正」といったデータがそれぞれ表示される。
【0053】図8は、「用紙設定」のカードCD4が開
かれたダイアログボックスDB1を例示する説明図であ
る。図示するように、この「用紙設定」のカードCD4
には、「用紙サイズ」、「印刷部数」、「印刷方向」、
「印刷可能領域」をそれぞれ設定するデータ入力欄F
1,F2,F3,F4と、これらの設定内容をプリンタ
14の3次元的な絵図でもって示す絵図表示欄F5とが
設けられている。
【0054】「用紙サイズ」のデータ入力欄F1は、使
用する用紙サイズを用紙の種類と共に設定するもので、
例えば、「A4 210×297mm」、「A4横 2
10×297mm」、「洋封筒 120×235」、
「ハガキ 100×147mm」等が選択肢として用意
されている。
【0055】「印刷部数」のデータ入力欄F2は、印刷
したい部数を設定するものであり、部数以外にも、その
印刷順を部単位で印刷するか否か、正順もしくは逆順の
いずれの順で印刷するかを、チェックボックスをクリッ
クすることで指定することもできる。「印刷方向」のデ
ータ入力欄F3は、用紙における印刷の方向を示すもの
であり、「縦」と「横」とが選択可能である。
【0056】「印刷可能領域」のデータ入力欄F4は、
用紙における印刷可能な領域を設定するものであり、
「標準」、「最大」および「センタリング」のうちのい
ずれかが選択可能である。「標準」とは、図9の(a)
に示すように、用紙Pの下端と右端とに大きな余白が空
くように印刷可能領域(標準領域と呼ぶ)を定めたもの
である。「最大」とは、図9の(b)に示すように、標
準領域の下端側に拡張領域を加えて最大の領域となるよ
うに印刷可能領域を定めたものである。「センタリン
グ」とは、図10に示すように、用紙Pの上下左右の4
方向に等しく余白が空くように印刷可能領域を定めたも
のである。
【0057】図9の(a)に示した標準領域を定める用
紙Pの下端の余白は、プリンタ14の紙送り機構に起因
して生じている。また、この標準領域を定める用紙Pの
右端の余白は、キャリッジリターンとなるために生じて
いる。なお、図9の(b)に示すような拡張領域が定め
られるのは、プリンタ14の紙送り機構の用紙に対する
係わりの変化によるものである。以下、プリンタ14の
紙送り機構を説明して、標準領域と拡張領域の違いにつ
いて説明する。
【0058】図11はプリンタ14における用紙Pを搬
送する機構(紙送り機構)を示す側断面図である。用紙
Pを搬送する機構は、給紙側に備えられた給紙ローラ7
5aおよび従動ローラ75bと、排紙側に備えられた排
紙ローラ77aおよびギザローラ77bとから構成され
る。これらのローラは、図示しない紙送りモータの回転
をギヤトレインにより伝達することにより駆動される。
図11に示す通り、最初、用紙Pは給紙側から給紙ロー
ラ75aおよび従動ローラ75bに挟持され、両ローラ
の回転により搬送される。用紙Pの上端が排紙ローラ7
7aおよびギザローラ77bに挟持されると、これらの
ローラによっても排紙側に送られるようになる。用紙P
には、プラテン76上にある領域にヘッド78により画
像が記録される。
【0059】このように給紙ローラ75aおよび従動ロ
ーラ75bと排紙ローラ77aおよびギザローラ77b
との双方で紙送りされる場合が、上記標準領域を印刷す
る場合に相当する。これに対して、用紙Pの下端が給紙
ローラ75aおよび従動ローラ75bから外れた後で
も、排紙ローラ77aおよびギザローラ77bによって
紙送り可能であり、この場合が上記拡張領域を印刷する
場合に相当する。なお、紙送りの精度は、給紙側のロー
ラ75a,75bにより確保しているため、拡張領域を
印刷する場合、用紙Pの下端が給紙ローラ75aおよび
従動ローラ75bから外れることから、送り量の精度が
給紙側のローラ75a,75bにより搬送される場合に
比べて低くなる。すなわち、標準領域は、画像の記録精
度が十分保証された領域となり、これに対して、拡張領
域は、標準領域に較べて画像の記録精度が低い領域とな
る。
【0060】「印刷可能領域」のデータ入力欄F4は、
図8に示すように、詳細には、「標準」、「最大」およ
び「センタリング」に対応した3つのボタンBT1,B
T2,BT3を備えている。これらボタンBT1,BT
2,BT3のうちのいずれかがオペレータによるマウス
20の操作によりクリックされることで、所望の印刷可
能領域が設定されることになる。なお、「標準」のボタ
ンBT1が選択された状態から「最大」のボタンBT2
がクリックされた場合には、図12に示すように、印刷
品質が低下する旨を示すダイアログボックスDB9がC
RTディスプレイ12の画面に表示される。これは、印
刷可能領域が標準領域から拡張領域に切り替えられたこ
とにより、印刷品質が低下することをオペレータに報知
することを目的としている。この印刷可能領域の切り替
え時の処理については、後ほど詳述する。
【0061】図8における絵図表示欄F5は、前述した
ように、プリンタ14の外観を3次元的に示す絵図が表
示される領域であり、プリンタ14による印刷の属性を
表わしている。具体的には、次のような内容が分かるよ
うな絵図となっている。 用紙の種類およびサイズ 用紙のセットする向き 印刷時の用紙の搬送経路 用紙における印刷方向 用紙における印刷可能領域
【0062】前述した〜を示す絵図は、データ入力
欄F1,F3,F4の設定内容が変更されると、その都
度変更される。例えば、図8に示すように、「用紙サイ
ズ」のデータ入力欄F1が「A4 210×297m
m」に設定されているとき、絵図表示欄F5の絵図は、
用紙がA4に対応した大きさでプリンタ本体に対して縦
方向にセットされた状態となる。一方、「用紙サイズ」
のデータ入力欄F1が「A4横 210×297mm」
に設定されているとき、絵図表示欄F5の平面画像は、
図13に示すように、用紙がA4に対応した大きさでプ
リンタ本体に対して横方向にセットされた状態となる。
また、図8,図13に示すように、「印刷時の用紙の搬
送経路」は矢印で、「用紙における印刷方向」は「A」
の文字の方向で、「印刷可能領域」は用紙部分に描かれ
た破線の位置により示されている。
【0063】次に、前述した印刷可能領域の切り替え時
の処理について説明する。この処理は、プリンタドライ
バ53の情報設定モジュール57における所定の処理ル
ーチンをCPU31が処理することで行なわれる。この
所定の処理ルーチンについて次に説明する。
【0064】図14は、CPU31により実行される処
理ルーチンを示すフローチャートである。このルーチン
はダイアログボックスDB1,DB2の各種データ入力
欄から新たなデータが入力される毎に実行されるもので
ある。図示するように、CPU31は、処理が開始され
ると、まず、ダイアログボックスDB1,DB2の各種
データ入力欄から入力データを読み込む処理を行なう
(ステップS100)。次いで、「用紙設定」のカード
CD4上の「印刷可能領域」のデータ入力欄F4におい
て、次のようなデータ入力の切り替えがなされた時であ
るか否かを判別する(ステップS110)。このデータ
入力の切り替えは、「標準」のボタンBT1が選択され
た状態から「最大」のボタンBT2が選択された状態へ
の切り替えをいい、ステップS110では、ステップS
100で読み込んだ入力データからその切り替えの時で
あるか否かを判別している。
【0065】ステップS110で、「標準」から「最
大」へ切り替え時であると判別されると、CPU31は
後述する切替時処理ルーチンを実行する(ステップS2
00)。一方、ステップS110で、「標準」から「最
大」へ切り替え時でないと判別されると、CPU31は
通常処理ルーチンを実行する(ステップS300)。通
常処理ルーチンでは、ステップS100で入力された入
力データを印刷のための情報として設定する通常の処理
を実行する。ステップS200またはS300の実行
後、「リターン」に抜けてこの処理ルーチンを一旦終了
する。
【0066】図15は、CPU31により実行される切
替時処理ルーチンを示すフローチャートである。上記ス
テップS200に処理が移行すると、この切替時処理ル
ーチンがCPU31により実行される。図示するよう
に、処理が開始されると、CPU31は、まず、プリン
タドライバにより開かれたダイアログボックスDB1の
「用紙種類」のデータ入力欄E1に入力されたデータ
(手動設定のダイアログボックスDB2のデータ入力欄
E51に入力されたデータでも同じ)が、「スーパファ
イン」または「光沢紙」であるか否かを判別する(ステ
ップS210)。
【0067】ステップS210で、用紙種類が「スーパ
ファイン」でも「光沢紙」でもないと判別されると、C
PU31はステップS220に処理を進め、印刷時の解
像度は720×720[dot]であるかを判別する
(ステップS220)。この判別は、手動設定のダイア
ログボックスDB2の「印刷品質」のデータ入力欄E5
3の内容が、720×720[dot]の解像度を示す
「スーパファイン」であるか否かから判別する。
【0068】ステップS210で肯定判別されるか、ス
テップS220で肯定判別されるかすると、CPU31
はステップS230に処理を進めて、ダイアログボック
スDB9をCRTディスプレイ12の画面に表示する処
理を実行する。このダイアログボックスDB9は、図1
3に示すように、「印刷領域が用紙の下端3mmまで広
がります。ただし、用紙の下端において、印刷品質が低
下する場合があります。」との文言が記されたものであ
る。次いで、このダイアログボックス中の「OK」のボ
タンBTがオペレータによるマウスの操作によりクリッ
クされるのを待って(ステップS240)、印刷可能領
域を「最大」に設定する処理を行なう(ステップS25
0)。
【0069】一方、ステップS220で否定判別された
場合には、ダイアログボックスDB9の表示は行なわず
に、直ちにステップS250に進み、印刷可能領域を
「最大」に設定する処理を行なう。ステップS250の
実行後、「リターン」に抜けてこのルーチンを一旦終了
する。
【0070】すなわち、以上のように構成された切替時
処理ルーチンによれば、「用紙種類」または「印刷時の
解像度」から、高品質の印刷が要求されているか否かを
判別し、高品質の印刷が要求される場合に限り、印刷品
質が低下する旨を記したダイアログボックスDB9を画
面に表示する。
【0071】したがって、この第1実施例では、「印刷
可能領域」を「標準」から「最大」へ切り替えたことに
より、低い紙送り精度となって印刷品質の低下をきたし
たとしても、その切り替えの操作時に、印刷品質が低下
する旨を記したダイアログボックスDB9が画面に表示
される。このため、オペレータは印刷品質が低下するこ
とを承知した上で印刷を行なうこととなり、無駄な印刷
結果の発生を防止することができるという効果を奏す
る。また、この第1実施例では、印刷に要する精度が低
い場合には、上記ダイアログボックスDB9の表示を行
なわないことから、印刷品質の低下によっても印刷品質
が足る場合に、そのまま「印刷可能領域」の設定を行な
うことができる。したがって、不要な処理の実行を行な
わずにすみ、情報の設定に要する処理手順の簡略化を図
るという効果も奏する。
【0072】なお、この第1実施例において、情報設定
モジュール57内のパラメータ記憶部57aは、用紙種
類、印刷解像度を定めるデータ入力欄からデータを取り
込む構成であり、CPU31とそのCPU31によるス
テップS100の処理等により実現される。モード記憶
部57bは、「印刷可能領域」のデータ入力欄F4から
データを取り込む構成であり、CPU31とそのCPU
31によるステップS100の処理等により実現され
る。警報部57cは、CPU31とそのCPU31によ
るステップS110およびS230の処理等により実現
される。警報制限部57dは、CPU31とそのCPU
31によるステップS210およびS220の処理等に
より実現される。
【0073】次に、第1実施例の変形例について説明す
る。第1実施例では、印刷する画像データの質を示す画
質パラメータとして「印刷時の解像度」を採用していた
が、これに替えて、画質パラメータとして、データ入力
欄E33から入力される「画像データのタイプ」を用い
る構成としてもよい。すなわち、図16のフローチャー
トに示すように、ステップS210で「用紙種類」の判
別を行なうとともに、上記ステップS220に替えたス
テップS320で、データ入力欄E33に格納される
「画像データのタイプ」が「写真」であるか否かを判別
する処理を行なう。ここで、「写真」であると判別され
ると、高品質の印刷が要求されたものとして、ステップ
S230に処理を進めて、印刷品質が低下する旨を記し
たダイアログボックスDB9の表示を行なう。一方、ス
テップS320で、「写真」でないと判別されると、ス
テップS250に処理を進める。なお、この処理ルーチ
ンにおけるステップ210,S230,S240,S2
50は、第1実施例と同一の処理で、第1実施例と同じ
番号を付した。
【0074】この変形例では、第1実施例と同様に、画
質パラメータから高品質の印刷が要求されると判別され
た場合に、印刷品質が低下する旨を記したダイアログボ
ックスDB9の表示を行なうことができる。したがっ
て、第1実施例と同様に、無駄な印刷結果の発生を防止
するとともに、処理手順の簡略化を図ることができる。
【0075】なお、この変形例のステップS420で
は、プリンタドライバから入力される「画像データのタ
イプ」の判別を行なっているが、印刷に用いる実際の画
像データからその判別を行なう構成とすることが可能で
ある。例えば、印刷の前によく行なわれるプレビュー表
示の際に実際の画像データを判別する構成とすることも
できる。
【0076】また、第1実施例では、用紙種類が「スー
パファイン」または「光沢紙」であるか否かを判別して
いたが、この判別に加えて、用紙種類が「はがき」であ
るか否かを判別する構成としてもよい。「はがき」の場
合、下端が紙送り機構における給紙ローラ25aおよび
従動ローラ25bから外れたとしても、撓むことがない
ことから、排紙ローラ27aおよびギザローラ27bに
より紙送りを行なうことで、十分に高精度な副走査を行
なうことができる。したがって、図17に示すように、
ステップS210の前に、用紙種類が「はがき」である
か否かを判別し(ステップS505)、「はがき」であ
ると判別された場合には、ステップS220による印刷
解像度の判別を行なうことなしに直ちにステップS25
0に処理を進めて、印刷可能領域を「最大」に切り替え
る処理を行なう。
【0077】したがって、この変形例によれば、「はが
き」の場合には、印刷解像度等の他の条件の判別を行な
わないで、直ちに印刷可能領域を「最大」に切り替える
ことができる。この結果、「はがき」の場合、不要なダ
イアログボックスが表示されるようなことがなく、処理
手順の簡略化を図ることができる。
【0078】次に、この発明の第2実施例について説明
する。第1実施例では、用紙種類パラメータとしての
「用紙種類」と画質パラメータとしての「印刷時の解像
度」とからダイアログボックスDB9の表示を行なうか
どうかを定めていたが、この第2実施例では、印刷ヘッ
ドのノズルからのインク滴により形成されるドットの大
きさを定めるドットパラメータからも上記の表示の有無
を定めるようにした。この第2実施例で用いられるプリ
ンタ14は、第1実施例と同じもので、第1実施例では
特に言及しなかったが、印刷ヘッドのノズルから吐出さ
れるインク滴により形成されるドットの大きさを、
「大」、「中」、「小」の3段階にて制御可能となって
いる。
【0079】上記ドットの大きさは、プリンタドライバ
によって設定する所定の情報の内容から定められてい
る。具体的には、手動設定のダイアログボックスDB2
の「用紙種類」のデータ入力欄E51から入力されたデ
ータ(「基本設定」のカードCD3上の「用紙種類」の
データ入力欄E1から入力されるデータでも同じもの)
と、「印刷品質」のデータ入力欄E53から入力される
データとに応じて、ドットの大きさ(ドットサイズ)が
定められている。図18は、ドットサイズを定めるテー
ブルTBL2のデータ構造を示す説明図である。図示す
るように、このテーブルTBL2は、「用紙種類」のデ
ータと「印刷品質」のデータとに対応させて「ドットサ
イズ」のデータが記録されている。コンピュータ10
は、データ入力欄E51から入力された「用紙種類」の
データとデータ入力欄E53から入力された「印刷品
質」のデータとをこのテーブルTBL2に照らし合わせ
ることで、両データから定まるドットサイズを求め、こ
の求めたドットサイズをプリンタに対する印刷のための
情報として設定する。
【0080】図19は、この第2実施例で実行される切
替時処理ルーチンを示すフローチャートである。図示す
るように、この切替時処理ルーチンは第1実施例と同じ
ステップS210ないしS250を実行する。さらに、
この切替時処理ルーチンでは、ステップS220で否定
判別されたときに、ドットサイズが「大」以外のサイズ
であるか否かを判別する処理を行なう(ステップS62
5)。このドットサイズを判別する処理は、詳細には2
つのステップから成り立っている。まず、データ入力欄
E51から入力された「用紙種類」のデータとデータ入
力欄E53から入力された「印刷品質」のデータとをこ
のテーブルTBL2に照らし合わせることで、両データ
から定まるドットサイズを求め、その後、そのドットサ
イズが「大」以外のサイズ、すなわち、「中」、「小」
であるか否かを判別する。ここで、ドットサイズが
「大」以外のサイズであると判別されると、高品質の印
刷が要求されたものとして、ステップS230に処理を
進めて、印刷品質が低下する旨を記したダイアログボッ
クスDB9の表示を行なう。一方、ステップS625
で、ドットサイズが「大」であると判別されると、ステ
ップS250に処理を進める。
【0081】以上のように構成された第2実施例では、
第1実施例と同様に、無駄な印刷結果の発生を防止する
とともに、処理手順の簡略化を図ることができる。しか
も、この第2実施例では、ドットサイズからも高品質の
印刷が要求されたかを知ることができることから、より
一層最適なときにダイアログボックスDB9の表示を行
なうことができる。
【0082】なお、前記第1および第2実施例では、警
報部57cとして、印刷品質が低下する旨のダイアログ
ボックスDB9を表示する構成としていたが、これに替
えて、アラームを鳴らす構成としてもよい。この構成に
よれば、第1実施例と同様に、オペレータに対する報知
が可能となる。また、警報部57cとして、「印刷可能
領域」の「最大」のボタンBT2がクリックされた操作
を無効とすることで、「最大」のボタンBT2の選択を
不能とする構成としてもよく、この場合は、「最大」の
ボタンBT2の選択を不能とすることで警報の役割が果
たされることになる。
【0083】次に、この発明の第3実施例について説明
する。前記第1実施例および第2実施例では、「印刷可
能領域」のデータ入力欄F4に、「標準」、「最大」、
「センタリング」の3つの選択肢が設けられているが、
これに対して、この第3実施例では、「最大」の選択肢
を、「用紙種類」、「印刷解像度」に応じて出現または
消失させる構成とした。図20は、第3実施例における
「用紙設定」のカードCD3の形成処理ルーチンを示す
フローチャートである。図示するように、処理が開始さ
れると、CPU31は、まず図8に示した構成の「用紙
設定」のカードCD3を形成し、CRTディスプレイ1
2に表示する通常の処理を行なう(ステップS71
0)。その後、第1実施例と同一のステップS210お
よびステップS220の処理を実行して、いずれかにて
肯定判別されたときに、ステップS720に処理を進め
る。ステップS720では、「印刷可能領域」のデータ
入力欄F4における「最大」のボタンBT2を消失させ
る。その後、この処理ルーチンを一旦終了する。一方、
ステップS210およびS220で否定判別されたとき
には、ステップS720のボタンBT2の消失の処理を
行なわず、そのままこの処理ルーチンを終了する。
【0084】こうした構成の第3実施例では、「用紙種
類」または「印刷解像度」から高品質の印刷を望むよう
な場合に、「用紙設定」のカードCD3から「印刷可能
領域」を拡張させるボタンBT2そのものが消失するこ
とから、印刷領域を誤って拡張させて、無駄な印刷結果
を発生させるようなことがない。
【0085】以上、本発明の一実施例を詳述してきた
が、本発明は、こうした実施例に何等限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々な
る態様にて実施することができる。前記第1実施例で
は、プリンタ14がローカルなコンピュータ10と直接
ケーブルに接続されたコンピュータシステムに適用され
ているが、これに替えて、LAN上のサーバに接続され
たプリンタを複数のコンピュータで共有するコンピュー
タシステムに適用する構成としてもよい。あるいは、イ
ンターネットによりつなげられたサーバに接続されたプ
リンタを、インターネットを介してコンピュータでコン
トロールするコンピュータシステムに適用する構成とし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を適用するコンピュータ
システムの外観図である。
【図2】コンピュータシステムのハードウェアの概略構
成を示すブロック図である。
【図3】コンピュータ本体16が扱う画像情報から印刷
が行なわれるまでの処理の様子を示すブロック図であ
る。
【図4】プリンタについての各種情報を設定するダイア
ログボックスDB1を例示する説明図である。
【図5】「基本設定」のカードが開かれたダイアログボ
ックスDB1を例示する説明図である。
【図6】「手動設定」のカードが開かれたダイアログボ
ックスDB2を例示する説明図である。
【図7】スライドレバー形のボタンにより入力されたデ
ータから各種品質情報を求める際に用いられるテーブル
TBLのデータ構造を示す説明図である。
【図8】「用紙設定」のカードが開かれたダイアログボ
ックスDB1を例示する説明図である。
【図9】「標準」と設定された場合と「最大」と設定さ
れた場合の印刷可能領域を示す説明図である。
【図10】「センタリング」と設定された場合の印刷可
能領域を示す説明図である。
【図11】プリンタの紙送り機構を示す説明図である。
【図12】印刷品質が低下する旨を示すダイアログボッ
クスDB9を例示する説明図である。
【図13】絵図表示欄F5の他の例を示す説明図であ
る。
【図14】CPU31により実行される処理ルーチンを
示すフローチャートである。
【図15】処理ルーチンのステップS200にて実行さ
れる切替時処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図16】第1実施例の第1の変形例における切替時処
理ルーチンを示すフローチャートである。
【図17】第1実施例の第2の変形例における切替時処
理ルーチンを示すフローチャートである。
【図18】ドットサイズを定めるテーブルTBL2のデ
ータ構造を示す説明図である。
【図19】第2実施例における切替時処理ルーチンを示
すフローチャートである。
【図20】第3実施例における「用紙設定」のカードC
D3の形成処理ルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…コンピュータ 12…CRTディスプレイ 14…プリンタ 16…コンピュータ本体 18…キーボード 20…マウス 22…フロッピィディスク 24…フロッピィディスクドライブ 25a…給紙ローラ 25b…従動ローラ 27a…排紙ローラ 27b…ギザローラ 31…CPU 32…ROM 33…RAM 34…マウスインタフェース 35…キーボードインタフェース 36…FDC 37…HDC 38…CRTC 39…プリンタインタフェース 40…I/Oポート 41…HDD 44…モデム 46…公衆電話回線 48…サーバー 51…アプリケーションプログラム 52…ビデオドライバ 53…プリンタドライバ 54…ラスタライザ 55…色補正モジュール 56…ハーフトーンモジュール 57…情報設定モジュール 57a…パラメータ記憶部 57b…モード記憶部 57c…警報部 57d…警報制限部 75a…給紙ローラ 75b…従動ローラ 76…プラテン 77a…排紙ローラ 77b…ギザローラ 78…ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AQ05 AS02 HM07 HN15 2C062 AA24 AA52 2C087 AA03 AB01 AC02 AC07 BD05 CB13 CB15 2C480 CA01 CA08 5B021 AA01 AA02 BB06 GG00 KK00 NN16 NN24

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドに対して印刷媒体を一方向に第1
    の精度で送る第1の走査手段と、前記印刷媒体を前記一
    方向に前記第1の精度よりも低い第2の精度で送る第2
    の走査手段とを備える所定の印刷部に対して、印刷のた
    めの各種情報を設定する印刷情報設定装置であって、 マウス、キーボード等の入力装置からの入力データに基
    づいて、印刷に要する精度を変更しうるパラメータを記
    憶するパラメータ記憶手段と、 前記ヘッドによる画像形成時に前記第1の走査手段によ
    る走査だけを行なう第1のモードと、前記第1の走査手
    段による走査に加えて前記第2の走査手段による走査も
    可能とする第2のモードとを選択肢として用意して、前
    記入力装置からの入力データに基づいて選択された一の
    モードを記憶するモード記憶手段と、 前記モード記憶手段の記憶の内容が前記第2のモードに
    切り替えられたとき、前記第2のモードを上記印刷部へ
    の設定用の情報とする前に、所定の警報を発する警報手
    段と、 前記パラメータ入力手段からの前記パラメータの内容に
    応じて、前記警報手段による警報の発令を許可または禁
    止する警報制限手段とを備える印刷情報設定装置。
  2. 【請求項2】 前記警報手段は、印刷品質が低下する旨
    を記したダイアログボックスを表示装置に表示する手段
    である請求項1に記載の印刷情報設定装置。
  3. 【請求項3】 前記パラメータは、印刷する用紙の種類
    を示す用紙種類パラメータである請求項1または2に記
    載の印刷情報設定装置。
  4. 【請求項4】 前記パラメータは、印刷する画像データ
    の質を示す画質パラメータである請求項1または2に記
    載の印刷情報設定装置。
  5. 【請求項5】 前記パラメータは、前記印刷部における
    印刷ヘッドからのインク滴により形成されるドットの大
    きさを示すドットパラメータである請求項1または2に
    記載の印刷情報設定装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のうちのいずれかに記
    載の印刷情報設定装置であって、 前記第1の走査手段は、前記印刷媒体としての用紙を給
    紙側のローラと排紙側のローラとによって送る構成であ
    り、前記第2のモードは、前記用紙を前記給紙側のロー
    ラから外れた状態で前記排紙側のローラによって送る構
    成である印刷情報設定装置。
  7. 【請求項7】 ヘッドに対して印刷媒体を一方向に第1
    の精度で送る第1の走査手段と、前記印刷媒体を前記一
    方向に前記第1の精度よりも低い第2の精度で送る第2
    の走査手段とを備える所定の印刷部に対して、印刷のた
    めの各種情報を設定する印刷情報設定装置であって、 マウス、キーボード等の入力装置からの入力データに基
    づいて、印刷に要する精度を変更しうるパラメータを記
    憶するパラメータ記憶手段と、 前記ヘッドによる画像形成時に前記第1の走査手段によ
    る走査だけを行なう第1のモードと、前記第1の走査手
    段による走査に加えて前記第2の走査手段による走査も
    可能とする第2のモードとを選択肢として用意して、前
    記入力装置からの入力データに基づいて選択された一の
    モードを記憶するモード記憶手段と、 前記パラメータ入力手段からの前記パラメータの内容に
    応じて、前記選択肢から前記第2のモードを消失させる
    選択肢消失手段とを備える印刷情報設定装置。
  8. 【請求項8】 ヘッドに対して印刷媒体を一方向に第1
    の精度で送る第1の走査手段と、前記印刷媒体を前記一
    方向に前記第1の精度よりも低い第2の精度で送る第2
    の走査手段とを備える所定の印刷部に対して、印刷のた
    めの各種情報を設定する印刷情報設定方法であって、
    (a)マウス、キーボード等の入力装置からの入力デー
    タに基づいて、印刷に要する精度を変更しうるパラメー
    タを記憶する工程と、(b)前記ヘッドによる画像形成
    時に前記第1の走査手段による走査だけを行なう第1の
    モードと、前記第1の走査手段による走査に加えて前記
    第2の走査手段による走査も可能とする第2のモードと
    を選択肢として用意して、前記入力装置からの入力デー
    タに基づいて選択された一のモードを記憶する工程と、
    (c)前記工程(b)による記憶の内容が前記第2のモ
    ードへ切り替えられたとき、前記第2のモードを上記印
    刷部への設定用の情報とする前に、所定の警報を発する
    工程と、(d)前記工程(a)により記憶された前記パ
    ラメータの内容に応じて、前記工程(c)による警報の
    発令を許可または禁止する工程とを備える印刷情報設定
    方法。
  9. 【請求項9】 ヘッドに対して印刷媒体を一方向に第1
    の精度で送る第1の走査手段と、前記印刷媒体を前記一
    方向に前記第1の精度よりも低い第2の精度で送る第2
    の走査手段とを備える所定の印刷部に対して印刷のため
    の各種情報を設定するためのコンピュータプログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
    て、(a)マウス、キーボード等の入力装置からの入力
    データに基づいて、印刷に要する精度を変更しうるパラ
    メータを記憶する機能と、(b)前記ヘッドによる画像
    形成時に前記第1の走査手段による走査だけを行なう第
    1のモードと、前記第1の走査手段による走査に加えて
    前記第2の走査手段による走査も可能とする第2のモー
    ドとを選択肢として用意して、前記入力装置からの入力
    データに基づいて選択された一のモードを記憶する機能
    と、(c)前記機能(b)による記憶の内容が前記第2
    のモードへ切り替えられたとき、前記第2のモードを上
    記印刷部への設定用の情報とする前に、所定の警報を発
    する機能と、(d)前記機能(a)により記憶された前
    記パラメータの内容に応じて、前記機能(c)による警
    報の発令を許可または禁止する機能とをコンピュータに
    実現させるためのコンピュータプログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 ヘッドに対して印刷媒体を一方向に第
    1の精度で送る第1の走査手段と、前記印刷媒体を前記
    一方向に前記第1の精度よりも低い第2の精度で送る第
    2の走査手段とを備えるプリンタと、 マウス、キーボード等の入力装置からの入力データに基
    づいて、印刷のための各種情報を設定する制御装置とを
    備えるコンピュータシステムにおいて、 前記制御装置は、 前記入力装置からの入力データに基づいて、印刷に要す
    る精度を変更しうるパラメータを記憶するパラメータ記
    憶手段と、 前記ヘッドによる画像形成時に前記第1の走査手段によ
    る走査だけを行なう第1のモードと、前記第1の走査手
    段による走査に加えて前記第2の走査手段による走査も
    可能とする第2のモードとを選択肢として用意して、前
    記入力装置からの入力データに基づいて選択された一の
    モードを記憶するモード記憶手段と、 前記モード記憶手段の記憶の内容が前記第2のモードに
    切り替えられたとき、前記第2のモードを上記プリンタ
    への設定用の情報とする前に、所定の警報を発する警報
    手段と、 前記パラメータ入力手段からの前記パラメータの内容に
    応じて、前記警報手段による警報の発令を許可または禁
    止する警報制限手段とを備えるコンピュータシステム。
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