JP2000036360A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2000036360A
JP2000036360A JP10203175A JP20317598A JP2000036360A JP 2000036360 A JP2000036360 A JP 2000036360A JP 10203175 A JP10203175 A JP 10203175A JP 20317598 A JP20317598 A JP 20317598A JP 2000036360 A JP2000036360 A JP 2000036360A
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connector
lock
locking
wiring
socket
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Pending
Application number
JP10203175A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Takamori
智 高盛
Yukinobu Henmi
幸伸 逸見
Kazuaki Miyoshi
和明 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取扱い性に優れるとともに、確実な挿入ロッ
クを行うことができるコネクタを提供する。 【解決手段】 プラグ1に差し込み連結されたソケット
2の抜け出しを阻止する左右一対のロックレバー15を
備え、両ロックレバー15の操作端部15aを互いに離
反する方向に移動することでロック状態がもたらされ、
両操作端部15aを互いに接近する方向に移動すること
でロック解除状態がもたらされるように構成したコネク
タにおいて、ソケット2に、フラットケーブル3をソケ
ット2のコンタクト5群に押し付け保持するケーブル押
えカバー8を連結し、このケーブル押えカバー8の両端
部に、ロックレバー15をそれぞれ揺動可能に装備する
とともに、各ロックレバー15が係合される係止部22
をプラグ1の左右両端部に設け、かつ、各ロックレバー
15をバネ19によってロック方向に揺動付勢してあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器などの電
気的接続に使用される挿抜式のコネクタに関し、さらに
詳しくは、互いに挿抜可能な一対の第1,第2コネク
タ、例えば、プラグとソケットとを備える、いわゆるツ
ーピースコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】図22は、従来例のこの種のコネクタを
示す平面図であり、このコネクタは、例えば基板に装着
される第1コネクタであるプラグ51と、これに挿抜さ
れる第2コネクタであるソケット52とを備え、ソケッ
ト52には、図示しない配線としてのフラットケーブル
が装着され、ソケット52の上部には、フラットケーブ
ルをソケット52のコンタクト群に押し付け保持するケ
ーブル押えカバー53が取り付けられ、さらに、ケーブ
ル抜け止め部材54が連結される。
【0003】また、プラグ51の左右両端部には、矢符
Aで示されるように、プラグ51に挿入されたソケット
52の抜け出しを阻止して接続状態にロックするための
ロック部材としてのロックレバー55が、ソケット52
に連結されたケーブル抜け止め部材54を抱え込むよう
に設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来例のコ
ネクタでは、プラグ51の左右両端部に、挿入されたソ
ケット52を抱え込むようにしてロックするロックレバ
ー55が設けられているので、ロックを解除してソケッ
ト52をプラグ51から抜去するには、図23に示され
るように、両方の手指でロックレバー55を互いに離反
する方向に解除操作しなければならず、操作が面倒であ
るという難点がある。
【0005】本発明は、このような従来の技術的課題に
鑑みて為されたものであって、片手で簡単に抜去できる
取り扱い性に優れたコネクタを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次のように構成している。
【0007】すなわち、請求項1に係る発明のコネクタ
は、第1コネクタと、この第1コネクタに挿抜可能な第
2コネクタと、前記第2コネクタに連結されて該第2コ
ネクタに配線を押し付け保持する配線押え部材とを備え
るコネクタであって、前記第1コネクタに挿入連結され
た前記第2コネクタの抜け出しを阻止して連結状態にロ
ックする一対のロック部材を備え、各ロック部材は、一
端側の係合部と他端側の操作部とを有するとともに、そ
の間の支持部で前記配線押え部材の左右両端部にそれぞ
れ揺動可能に支持され、各ロック部材は、バネ部材によ
って前記各係合部が互いに接近するロック方向に揺動付
勢され、前記第1コネクタの左右両端部には、前記第2
コネクタが挿入される際に、前記配線押え部材に設けら
れた前記両ロック部材の各係合部にそれぞれ当接して前
記バネ部材の付勢力に抗して各ロック部材を、各係合部
が互いに離反するロック解除方向に揺動させる当接部
と、挿入完了位置で各ロック部材の係合部に係止する係
止部とが形成されている。
【0008】請求項2に係る発明のコネクタは、第1コ
ネクタと、この第1コネクタに挿抜可能な第2コネクタ
と、前記第2コネクタに連結されて該第2コネクタに配
線を押し付け保持する配線押え部材と、前記第2コネク
タに連結されて前記配線を前記配線押え部材との間で保
持する配線抜け止め部材とを備えるコネクタであって、
前記第1コネクタに挿入連結された前記第2コネクタの
抜け出しを阻止して連結状態にロックする一対のロック
部材を備え、各ロック部材は、一端側の係合部と他端側
の操作部とを有するとともに、その間の支持部で前記配
線抜け止め部材の左右両端部にそれぞれ揺動可能に支持
され、各ロック部材は、バネ部材によって前記各係合部
が互いに接近するロック方向に揺動付勢され、前記第1
コネクタの左右両端部には、前記第2コネクタが挿入さ
れる際に、前記配線抜け止め部材に設けられた前記両ロ
ック部材の各係合部にそれぞれ当接して前記バネ部材の
付勢力に抗して各ロック部材を、各係合部が互いに離反
するロック解除方向に揺動させる当接部と、挿入完了位
置で各ロック部材の係合部に係止する係止部とが形成さ
れている。
【0009】請求項3に係る発明のコネクタは、請求項
1または2記載の発明において、第1コネクタに第2コ
ネクタが挿入連結されてロック状態にある前記ロック部
材を、ロック解除方向に揺動操作することによって、第
1コネクタを押圧して、該ロック部材に第2コネクタ抜
き出し方向への押圧反力を作用させる押圧部を備えてい
る。
【0010】請求項4に係る発明のコネクタは、請求項
1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記ロッ
ク部材の揺動支点を、前記ロック部材の係合部と前記第
1コネクタに形成した前記係止部との係止位置よりも横
方向の内方位置に設けている。
【0011】請求項5に係る発明のコネクタは、請求項
1ないし4のいずれかに記載の発明において、前記ロッ
ク部材が、前記配線押え部材または前記配線抜け止め部
材に設けた支点突起の先端部を支点として揺動可能に係
止連結されている。
【0012】請求項6に係る発明のコネクタは、請求項
1ないし5のいずれかに記載の発明において、前記ロッ
ク部材を揺動可能に支持する前記配線押え部材または前
記配線抜け止め部材に、ロック部材の操作部をロック解
除方向に操作する指先に当接作用する指掛かり部を形成
している。
【0013】〔作用〕請求項1に係る発明の構成による
と、第1コネクタに、第2コネクタを挿入する際には、
該第2コネクタに連結されている配線押え部材の左右両
端部に揺動可能に支持された一対のロック部材の一端側
の係合部が、第1コネクタの当接部に当接して自動的に
ロック解除方向に揺動され、挿入完了位置では、バネ部
材によってロック方向へ付勢されているロック部材の係
合部が、第1コネクタの係止部に係止して確実にロック
される。一方、ロックを解除する際には、ロック部材の
他端側の操作部を摘まんでロック解除方向に揺動させて
引き出せば、第2コネクタを抜去できる。
【0014】請求項2に係る発明の構成によると、第1
コネクタに、第2コネクタを挿入する際には、該第2コ
ネクタに連結されている配線抜け止め部材の左右両端部
に揺動可能に支持された一対のロック部材の一端側の係
合部が、第1コネクタの当接部に当接して自動的にロッ
ク解除方向に揺動され、挿入完了位置では、バネ部材に
よってロック方向へ付勢されているロック部材の係合部
が、第1コネクタの係止部に係止して確実にロックされ
る。一方、ロックを解除する際には、ロック部材の他端
側の操作部を摘まんでロック解除方向に揺動させて引き
出せば、第2コネクタを抜去できる。
【0015】請求項3に係る発明の構成によると、第2
コネクタが第1コネクタに強く圧入されていて初期の抜
き出し抵抗が大きくても、ロック解除操作自体によって
初期抜き出しを行うことができ、以降の抜き出しが容易
となる。
【0016】請求項4に係る発明の構成によると、第2
コネクタに何らかの抜き出し方向の外力が作用しても、
ロック部材の係合部と第1コネクタの係止部との係止位
置に働く力によってロック部材はロック方向への揺動モ
ーメントが作用する。
【0017】請求項5に係る発明の構成によると、ロッ
ク部材を、配線押え部材または配線抜け止め部材に位置
決め係止して、支点突起の先端部に当てつければよく、
枢支連結構造のように、精度の高い支軸と枢支孔との嵌
合操作を行う必要はない。
【0018】請求項6に係る発明の構成によると、両ロ
ック部材を摘まみ込んでロック解除操作した指先で、ロ
ック部材を支持した配線押え部材または配線抜け止め部
材の指掛かり部を摘むことになり、そのまま第2コネク
タの抜き出しを行うことができ、その抜き出し力を、配
線押え部材または配線抜け止め部材を介して第2コネク
タに伝えることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態のいくつ
かを図面に基づいて説明する。
【0020】〔実施の形態1〕図1ないし図5に、本発
明に係るコネクタの実施の形態1が示されており、この
コネクタは、基板Pに装着される第1コネクタとしての
プラグ1と、これに挿抜される第2コネクタとしてのソ
ケット2とを備え、ソケット2に配線としてのフラット
ケーブル3が装着されている。
【0021】プラグ1は、上方に向けて開放された横長
の箱状に樹脂成型されたものであり、その内部には多数
のコンタクトピン4が前後2列に亘って一定ピッチで貫
通装備され、底面からの突出部が基板Pへの接続用に使
用される。なお、このピン配列ピッチはフラットケーブ
ル3における芯線ピッチの2倍に設定されている。
【0022】ソケット2は、前記プラグ1の開口に上方
より挿入可能な形状の横長バー状に樹脂成型されたもの
であり、前記コンタクトピン4に対応するピッチで多数
のコンタクト5が前後2列に亘って設けられている。各
コンタクト5の上端には、ケーブル接続片5aが連設さ
れ、図6に示すように、上方から押しつけられたフラッ
トケーブル3の被覆に各ケーブル接続片5aが食い込ん
で、相対的にフラットケーブル3の芯線3aがケーブル
接続片5aのスリット5bに圧入されてケーブル接続片
5aに接触導通するようになっている。なお、前列と後
列のケーブル接続片5aは半ピッチずらされて、フラッ
トケーブル3の隣接する芯線3aに対して前後のケーブ
ル接続片5aが互いに干渉することなく食い込み接続さ
れるようになっている。
【0023】また、図示しないが、ソケット2の底面に
は、プラグ1のコンタクトピン4が挿入される接続孔が
形成されており、プラグ1にソケット2が挿入されるこ
とで、各コンタクトピン4がソケット底面の各接続孔の
内部において各コンタクト5に接触導通されるようにな
っている。また、プラグ1の前壁中央に形成した切欠き
6と、ソケット2の前面中央に設けた突起7とを係合さ
せることで、前後向きを誤ることなく挿入することがで
きるようになっている。
【0024】前記ソケット2の上部には、フラットケー
ブル3をソケット2のコンタクト5群に押し付け保持す
る配線押え部材としてのケーブル押えカバー8が取り付
けられる。このケーブル押えカバー8は、横長バー状に
樹脂成型されたものであり、その左右両端から下方に向
けて延出した脚部8aが、図3に示されるソケット2の
左右両端に形成された連結溝9に位置決め嵌合されると
ともに、連結溝9内に突設した連結爪10によってケー
ブル押えカバー8が抜け止めされる。
【0025】また、ケーブル押えカバー8には、配線抜
け止め部材としてのケーブル抜け止め部材11が連結さ
れる。このケーブル抜け止め部材11は、横長バー状に
樹脂成型されたものであり、その左右両端から下方に向
けて延出した脚部11aが、図3に示されるケーブル押
えカバー8の左右両端に形成された連結孔12に位置決
め挿入されるとともに、ソケット2の連結溝9内に突設
した連結爪13によってケーブル抜け止め部材11が抜
け止めされる。図1に示すように、コンタクト5群に接
続されたフラットケーブル3を折り返してケーブル押え
カバー8と、いわゆるストレインリリーフと称されるケ
ーブル抜け止め部材11との間を通して巻き掛けること
で、フラットケーブル3に働く外力がコンタクト5群と
の接続部に作用するのを阻止して、フラットケーブル3
の抜け出しが止められる。
【0026】また、ケーブル押えカバー8の左右両端部
には、プラグ1に挿入されたソケット2の抜け出しを阻
止して連結状態にロックするためのロック部材としての
ロックレバー15が装着されている。このロックレバー
15の上部には操作端部15aが形成されるとともに、
下部にはフック状の先端係合部15bが形成され、更
に、上下中間部位には支持部としての前後一対の支点ア
ーム15cが設けられ、この支点アーム15cに形成し
た枢支孔16が、図5に示されるケーブル押えカバー8
の両端に形成された前後一対の支軸17に嵌合されて、
各ロックレバー15が支点aを中心にして左右揺動可能
に連結されている。
【0027】また、ケーブル押えカバー8の左右両端部
から上方にバネ受け部8bが立設され、このバネ受け部
8bに形成された溝18にバネ19が装着されている。
このバネ19は、図5に示されるように板バネ材からバ
ネアーム19aを片持ち状に切り出し形成したものであ
り、その基部19bが前記溝18に上方から圧入固定さ
れている。各バネアーム19aは、各ロックレバー15
の内面に支点aより上方箇所を横外方に向けて押圧し、
各ロックレバー15を、その下部の先端係合部15bが
内向きに移動されるよう揺動付勢している。
【0028】他方、前記プラグ1の左右端には切り欠き
21が形成され、その上端部に、前記ロックレバー15
のフック状の先端係合部15bを下方から受け止める係
止部22が形成され、図4に示すように、プラグ1にソ
ケット2が挿入された状態において、左右の各ロックレ
バー15の先端係合部15bがプラグ1の係止部22に
係止されることで、プラグ1からのソケット2の抜け出
しが阻止されるロック状態がもたらされるようになって
いる。
【0029】また、プラグ1の左右の上端縁は、プラグ
1にソケット2を挿入する際に、図7(a)に示される
ように、ソケット2に連結されたケーブル押えカバー8
に支持されたロックレバー15の先端係合部15bに当
接してバネ19の付勢力に抗して各ロックレバー8を、
ロック解除方向に自動的に押し広げる当接部(当接辺)
20となっており、これによって、プラグ1にソケット
2を挿入する際には、ロックレバー15が自動的にロッ
ク解除方向に揺動し、図7(b)に示される挿入完了位
置では、ロックレバー15が、バネ19の付勢力によっ
てロック方向に揺動してロックレバー15の先端係合部
15bがプラグ1の係止部22に係止されて確実にロッ
クされる。
【0030】そして、図4に示すように、このロック状
態では、左右のロックレバー15の操作端部15aが互
いに横外方に離反した状態にあり、この左右の操作端部
15aを片手の指で摘んで互いに接近させるように揺動
操作することで、各ロックレバー15の先端係合部15
bが係止部22から外れるロック解除状態となり、その
ロック解除状態を維持したままでソケット全体をプラグ
1から抜き出すことができる。
【0031】また、ロックレバー15は、ケーブル押え
カバー8に支持されているので、レバー操作時などに外
力が働いても、その外力はソケット2自体に直接作用す
ることはない。さらに、ロックレバー15はロック方向
に付勢されているので、振動や衝撃でロックが解除され
るようなことがない。
【0032】なお、この実施の形態においては、支点a
の直下方にロックレバー15の先端係合部15bと係止
部22との係止点が位置しており、ソケット2に抜き出
し力が働いても係止点においてロックレバー15に作用
する力がロックレバー15を揺動させるモーメントをも
たらさないが、図8(a)に示すように、ロックレバー
15の先端係合部15bと係止部22との係止点を支点
aに対して横外方に偏位するよう設定する、すなわち、
揺動支点aを係止位置よりも横方向の内方位置に設定す
ると、ソケット2に抜き出し力が働いた際に係止点にお
いてロックレバー15に作用する力Aで、ロックレバー
15にはロック作用方向へのモーメントBが作用してロ
ックが更に強くなる。従って、この場合には、ロック機
能は高くなるが、ロック解除操作が重くなる。
【0033】逆に、図8(b)に示すように、ロックレ
バー15の先端係合部15bと係止部22との係止点を
支点aに対して横内方に偏位するよう設定する、すなわ
ち、揺動支点aを係止位置よりも横方向の外方位置に設
定すると、ソケット2に抜き出し力が働いた際に係止点
においてロックレバー15に作用する力Aで、ロックレ
バー15にはロック解除作用方向へのモーメントBが作
用してロックが弱くなる。従って、この場合には、ロッ
ク機能はやや低下するが、ロック解除操作は軽くなる。
【0034】〔実施の形態2〕図9に、本発明に係るコ
ネクタの実施の形態2が示されている。この実施の形態
の基本構成は上記実施の形態1と同様であり、ケーブル
押えカバー8の左右両端部に取り付けたロックレバー1
5のアーム15cの下端辺に偏平な押圧部bが形成され
るとともに、ソケット2をプラグ1に挿入連結してロッ
クした状態において、前記押圧部bがプラグ1の上端に
接近するように構成されている。これによると、ロック
レバー15をロック解除操作することで、押圧部bが下
方に揺動変位してプラグ1の上端を当接押圧し、その反
力でソケット2が上方に抜き上げられることになり、ロ
ック解除操作によって抵抗の大きい初期抜き出しを行っ
て、以後のソケット抜き出しを容易にすることができ
る。
【0035】〔実施の形態3〕図10および図11に、
本発明に係るコネクタの実施の形態3が示されている。
この実施の形態も、基本的な構成は実施の形態1と同様
であり、ケーブル押えカバー8の左右両端部に支点a周
りに揺動可能にロックレバー15が取り付けられている
のであるが、この例のロックレバー15は、その操作端
部15aが二股状に形成されて、夫々の外面には指の掛
かりが良いように凹凸が形成されている。また、この例
のバネ19は、逆U字状に屈曲した板バネが利用され、
更に、ケーブル押えカバー8の左右両端部に、ロックレ
バー15を前後から挟むように凹凸を備えた指掛かり部
24が一体連設されている。
【0036】この構成によると、左右のロックレバー1
5の操作端部15aをを互いに接近するよう片手の指で
摘まみ操作してロック解除した際、その指でケーブル押
えカバー8の指掛かり部24をも摘むことができ、その
ロック解除状態のままで、ソケット2と一体連結したケ
ーブル押えカバー8に引き抜き作用を確実に伝えること
ができる。
【0037】〔実施の形態4〕図12ないし図15に、
本発明に係るコネクタの実施の形態4が示されている。
この実施の形態では、ケーブル押えカバー8の左右両端
部に揺動可能に取り付けるロックレバー15の支持構造
が先の例と異なっている。つまり、この例におけるロッ
クレバー15には支点を構成する支点アーム15cはな
く、ロックレバー15はケーブル押えカバー8の左右両
端部に上下に貫通して形成された支持孔25に挿通され
て、ロックレバー15の前後側部に突設された上下一対
の突起26,27が、支持孔25の前後の周枠部28に
支持されて、上下への外れが止められている。また、支
持孔25の内部には横外方向けて突出する支点突起29
が設けられており、支持孔25に挿通支持されたロック
レバー15は、この支点突起29の先端角部に当接支持
されるとともに、ケーブル押えカバー8の左右両端部に
差し込み装着されたバネ19によってロック方向に揺動
付勢されている。上記構成によると、ロックレバー15
は支点突起29の先端角部との当接点を支点として左右
に揺動されて、ロック状態とロック解除状態との切替え
揺動されるようになっているのである。
【0038】〔実施の形態5〕図16ないし図18に、
本発明に係るコネクタの実施の形態5が示されている。
この実施の形態は、ロックレバー15の支点構造が上記
実施の形態4と同様であるが、ロックレバー15の操作
端部15aを外方に***突出させることで指の掛かりを
良好にし、ロック解除したロックレバー15の操作端部
15aを摘まみやすくすることで、ソケット2の抜き出
しを容易にしている。
【0039】〔実施の形態6〕図19ないし図21に、
本発明に係るコネクタの実施の形態6が示されている。
この実施の形態においては、ロックレバー15がケーブ
ル抜け止め部材11の左右両端部に支持されている。つ
まり、ケーブル抜け止め部材11の左右両端部の前後に
突設した支軸31に、ロックレバー15の支点アーム1
5cに設けた枢支孔32が嵌合されて、ロックレバー1
5が支点a周りに左右揺動可能に支持されるとともに、
逆U字状に屈曲したバネ19がケーブル抜け止め部材1
1に差し込み装着されて、ロックレバー15がロック方
向に揺動付勢されている。また、ケーブル抜け止め部材
11の左右両端の前後には、ロックレバー15の操作端
部15aを前後から挟むように、凹凸のついた指掛かり
部33が一体形成されており、ロック解除操作した指先
で指掛かり部33を摘んで、ケーブル抜け止め部材11
と一体連結されたソケット2に抜き出し力を伝えるよう
構成されている。
【0040】なお、上記実施の形態1ないし実施の形態
5においては、ケーブル抜け止め部材11を装着しない
で実施することが可能である。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば以下に示すような効果が期待できる。
【0042】請求項1に係る発明のコネクタによれば、
第1コネクタに、第2コネクタを挿入連結する際には、
配線押え部材の左右両端部に揺動可能に支持されたロッ
ク部材の一端側の係合部が、第1コネクタの当接部に当
接して自動的にロック解除方向に揺動されるので、挿入
するだけで容易に連結できるとともに、挿入完了位置で
は、バネ部材によってロック部材がロック方向へ付勢さ
れているので、確実にロック状態が維持される。また、
ロックを解除する際には、ロック部材の他端側の操作部
を片手で摘まむことで、ロック部材をロック解除方向に
揺動させて引き出せば、第2コネクタを簡単に抜去でき
る。
【0043】請求項2に係る発明の構成によると、配線
抜け止め部材の左右両端部に揺動可能に支持された一対
のロック部材によって、請求項1のコネクタと同様の効
果を奏する。
【0044】請求項3に係る発明のコネクタによれば、
抵抗の大きい所期抜き出しをロック解除操作によって行
うので、第2コネクタの抜き出しが容易となり、取扱い
性能の優れたものとなる。
【0045】請求項4に係る発明のコネクタによれば、
第2コネクタの抜き出し作用によって一層ロック部材の
ロックが強くなるので、配線に抜き出し力が掛かりやす
い使用条件において特に有効に利用できる。
【0046】請求項5に係る発明のコネクタよれば、ロ
ック部材の揺動支点を支点突起の先端部への当てつけに
よって実現するので、支軸と枢支孔との嵌合による枢支
構造に比較してロック部材の組付けが簡単容易となり、
生産性を高める上で有効となる。
【0047】請求項6に係る発明のコネクタによれば、
ロック部材をロック解除操作した指先で指掛かり部を摘
むことができるので、持ち替えなく直ちに第2コネクタ
の抜き出しを行えるとともに、引き抜き力を指掛かり部
を介して確実に第2コネクタに伝えることができ、第2
コネクタの抜き出し操作を簡単かつ円滑に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のコネクタの接続状態を示す斜視
図である。
【図2】実施の形態1のコネクタの分離状態を示す斜視
図である。
【図3】実施の形態1のコネクタの分解状態を示す斜視
図である。
【図4】実施の形態1のコネクタの接続状態を示す一部
切り欠き正面図である。
【図5】実施の形態1のコネクタにおける構成部品の一
部を示す分解斜視図である。
【図6】フラットケーブルとコンタクトとの接続手順を
示す縦断正面図である。
【図7】実施の形態1のコネクタの連結手順を示す図で
ある。
【図8】コネクタの支点仕様を異ならせた変形例を示す
要部の一部切り欠き正面図である。
【図9】実施の形態2のコネクタの接続状態を示す一部
切り欠き正面図である。
【図10】実施の形態3のコネクタの分離状態を示す斜
視図である。
【図11】実施の形態3のコネクタの接続状態を示す一
部切り欠き正面図である。
【図12】実施の形態4のコネクタの接続状態を示す斜
視図である。
【図13】実施の形態4のコネクタの分離状態を示す斜
視図である。
【図14】実施の形態4のコネクタの一部を切り欠いた
正面図である。
【図15】実施の形態4のコネクタにおける構成部品の
一部を示す分解斜視図である。
【図16】実施の形態5のコネクタの接続状態を示す斜
視図である。
【図17】実施の形態5のコネクタの分離状態を示す斜
視図である。
【図18】実施の形態5のコネクタの一部を切り欠いた
正面図である。
【図19】実施の形態6のコネクタの分離状態を示す斜
視図である。
【図20】実施の形態6のコネクタの一部を切り欠いた
正面図である。
【図21】実施の形態6のコネクタにおける構成部品の
一部を示す斜視図である。
【図22】従来のコネクタの平面図である。
【図23】従来のコネクタの抜去操作を示す図である。
【符号の説明】
1 プラグ(第1コネクタ) 2 ソケット(第2コネクタ) 3 フラットケーブル 5 コンタクト 8 ケーブル押えカバー 11 ケーブル抜け止め部材 15 ロックレバー 15a 操作端部 15b 先端係合部 19 バネ 22 係止部 24 指掛かり部 33 指掛かり部 a 支点 P 基板
フロントページの続き (72)発明者 三好 和明 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 Fターム(参考) 5E021 FA05 FA09 FA14 FA16 FB02 FB14 FC31 HB02 HB17 HC16 HC31 5E023 AA04 AA13 AA16 BB06 BB22 CC22 DD11 DD19 EE02 EE29 FF13 FF15 GG09 GG15 HH17 HH28 HH30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1コネクタと、この第1コネクタに挿
    抜可能な第2コネクタと、前記第2コネクタに連結され
    て該第2コネクタに配線を押し付け保持する配線押え部
    材とを備えるコネクタであって、 前記第1コネクタに挿入連結された前記第2コネクタの
    抜け出しを阻止して連結状態にロックする一対のロック
    部材を備え、各ロック部材は、一端側の係合部と他端側
    の操作部とを有するとともに、その間の支持部で前記配
    線押え部材の左右両端部にそれぞれ揺動可能に支持さ
    れ、各ロック部材は、バネ部材によって前記各係合部が
    互いに接近するロック方向に揺動付勢され、 前記第1コネクタの左右両端部には、前記第2コネクタ
    が挿入される際に、前記配線押え部材に設けられた前記
    両ロック部材の各係合部にそれぞれ当接して前記バネ部
    材の付勢力に抗して各ロック部材を、各係合部が互いに
    離反するロック解除方向に揺動させる当接部と、挿入完
    了位置で各ロック部材の係合部に係止する係止部とが形
    成されることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 第1コネクタと、この第1コネクタに挿
    抜可能な第2コネクタと、前記第2コネクタに連結され
    て該第2コネクタに配線を押し付け保持する配線押え部
    材と、前記第2コネクタに連結されて前記配線を前記配
    線押え部材との間で保持する配線抜け止め部材とを備え
    るコネクタであって、 前記第1コネクタに挿入連結された前記第2コネクタの
    抜け出しを阻止して連結状態にロックする一対のロック
    部材を備え、各ロック部材は、一端側の係合部と他端側
    の操作部とを有するとともに、その間の支持部で前記配
    線抜け止め部材の左右両端部にそれぞれ揺動可能に支持
    され、各ロック部材は、バネ部材によって前記各係合部
    が互いに接近するロック方向に揺動付勢され、 前記第1コネクタの左右両端部には、前記第2コネクタ
    が挿入される際に、前記配線抜け止め部材に設けられた
    前記両ロック部材の各係合部にそれぞれ当接して前記バ
    ネ部材の付勢力に抗して各ロック部材を、各係合部が互
    いに離反するロック解除方向に揺動させる当接部と、挿
    入完了位置で各ロック部材の係合部に係止する係止部と
    が形成されることを特徴とするコネクタ。
  3. 【請求項3】 第1コネクタに第2コネクタが挿入連結
    されてロック状態にある前記ロック部材を、ロック解除
    方向に揺動操作することによって、第1コネクタを押圧
    して、該ロック部材に第2コネクタ抜き出し方向への押
    圧反力を作用させる押圧部を備える請求項1または2記
    載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記ロック部材の揺動支点を、前記ロッ
    ク部材の係合部と前記第1コネクタに形成した前記係止
    部との係止位置よりも横方向の内方位置に設けた請求項
    1ないし3のいずれかに記載のコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記ロック部材が、前記配線押え部材ま
    たは前記配線抜け止め部材に設けた支点突起の先端部を
    支点として揺動可能に係止連結されている請求項1ない
    し4のいずれかに記載のコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記ロック部材を揺動可能に支持する前
    記配線押え部材または前記配線抜け止め部材に、ロック
    部材の操作部をロック解除方向に操作する指先に当接作
    用する指掛かり部を形成してある請求項1ないし5のい
    ずれかに記載のコネクタ。
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