JP2000032264A - 画像出力装置、該装置における画像出力方法及び該装置を制御する画像出力制御装置 - Google Patents

画像出力装置、該装置における画像出力方法及び該装置を制御する画像出力制御装置

Info

Publication number
JP2000032264A
JP2000032264A JP10196336A JP19633698A JP2000032264A JP 2000032264 A JP2000032264 A JP 2000032264A JP 10196336 A JP10196336 A JP 10196336A JP 19633698 A JP19633698 A JP 19633698A JP 2000032264 A JP2000032264 A JP 2000032264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
dither matrix
matrix
value
address
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10196336A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Hayashi
雅夫 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10196336A priority Critical patent/JP2000032264A/ja
Publication of JP2000032264A publication Critical patent/JP2000032264A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 階調変換回路が要するメモリ素子の容量を必
要最低限に抑え、かつ画像出力装置の出力画像の品位と
出力スピードとに幅を持たせることの出来る画像出力装
置を提供する 【解決手段】 階調情報を再現可能な情報量に変換する
階調値変換部を有する画像出力装置であって、階調値変
換部として多値ディザマトリクス法を採用し、多値ディ
ザマトリクスの閾値データを格納するメモリ素子4〜7
の制御信109〜112号、アドレスバス108、デー
タバス113から116を出力階調値のビット幅107
に応じてコントロールするディザマトリクスのアドレス
切り替え部3及びディザマトリクスデータの切り替え部
8を有し、同じメモリ素子を用いて、出力階調値とマト
リクス寸法の異なる複数の多値ディザマトリクスを実現
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、双方向インターフ
ェースを介してホストコンピュータ等の外部装置に接続
される多値出力が可能な画像出力装置、該装置における
画像出力方法及び該装置を制御する画像出力制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホストコンピュータから送信された画像
データの階調値を印刷装置等の画像出力装置が出力可能
な階調値に変換する方法として、ディザマトリクス方
式、誤差拡散方式などが挙げられる。例えば、にじみ、
飛び散りの少ない乾式印刷装置であるレーザビームプリ
ンタ及びLEDプリンタでは、データ階調変換法として
ディザマトリクス方式を採用することが多い。以下で
は、画像出力装置として特に印刷装置を中心に説明す
る。
【0003】ディザマトリクス方式は、単位面積当たり
のドットの散らばり具合で階調を表現する方法で、予め
m×nマトリクスに配列された閾値を定位したマトリク
ステーブルを用意して、原階調データと同一アドレスに
ある閾値との比較により、単位面積内の特定ドットをO
N/OFFするか(印刷ではトナーまたはインクを塗布
するか/しないか、表示では発光するか/しないか)を
決定するものである。このマトリクステーブルの大きさ
及び閾値の定義の仕方により、出力画像の解像度や階調
値を微妙に変化させることが可能となる。
【0004】一般的に、テキストやCGデータの処理で
は、テーブルの面積が狭い解像度重視のマトリクステー
ブルを使用し、写真などの自然画像の処理では、テーブ
ルの面積が広い階調性重視のマトリクステーブルを使用
したほうが、良好な出力結果を得ることができる。
【0005】多値ディザマトリクス方式は、1つの画素
に対応するアドレス上に複数の閾値データを用意するこ
とで、出力値として多値データを得るものである。出力
階調値が2bit(4階調)の場合は3個の閾値データ
を、4bit(16階調)の場合は15個の閾値データ
を必要とする。
【0006】例えば、多値印刷が可能で解像度も高いカ
ラーレーザビームプリンタやカラーLEDプリンタにお
いては、多値ディザマトリクスを採用することが多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
印刷装置の場合、印刷の階調値を徒に増やすことは、処
理データ量をbit幅の2倍で増大させるので、プリン
タのパフォーマンスを低下させる恐れがある。通常、プ
レゼンテーション資料などのテキストとグラフィクスと
を同一頁に混在させた印刷データの場合は、原色を多用
することから階調値が高くならず、ユーザニーズもより
高速に印刷することを望む。一方、写真などの高階調値
データの場合は、印刷スピードよりも画質の良さが求め
られる。これに応えるため、例えばカラープリンタで
は、印刷データに応じて印刷階調値を変え、最適の印字
パフォーマンスを選択できるようにしている。そのため
には、様々な階調値の異なる原データから、状況に応じ
て異なる印刷階調値に変換する階調変換回路を必要とす
る。
【0008】ところが、上記階調変換回路において、デ
ィザマトリクステーブルを記憶するメモリ素子が大容量
になると、ASICで実現する場合にはダイサイズの増
大によるレイアウトの困難さという問題が顕在化し、外
付けの既成メモリ素子で実現する場合には高速処理が困
難になるという問題が顕在化してくる。
【0009】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、様々な出力階調値に対応できる階調変
換回路が要するメモリ素子の容量を必要最低限に抑え、
かつ画像出力装置の出力画像の品位と出力スピードとに
幅を持たせることの出来る画像出力装置、該装置におけ
る画像出力方法及び該装置を制御する画像出力制御装置
を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像出力装置は、ホストコンピュータから
の1画素当たりの濃度情報である階調情報を再現可能な
情報量に変換する階調値変換手段を有する画像出力装置
であって、前記階調値変換手段として多値ディザマトリ
クス法を採用し、該多値ディザマトリクスの閾値データ
を格納するメモリ素子の制御信号、アドレスバス、デー
タバスを出力階調値のビット幅に応じてコントロールす
るディザマトリクスのアドレス切り替え手段及びディザ
マトリクスデータの切り替え手段を有し、出力階調値と
マトリクス寸法とに対応して前記ディザマトリクスのア
ドレス切り替え手段及びディザマトリクスデータの切り
替え手段を制御することによって、同じメモリ素子を用
いて、出力階調値とマトリクス寸法の異なる複数の多値
ディザマトリクスを実現することを特徴とする。
【0011】ここで、前記ディザマトリクスのアドレス
切り替え手段は前記メモリ素子の制御信号とアドレスバ
スを切り替え、前記ディザマトリクスデータの切り替え
手段は前記メモリ素子のデータバスを切り替える。ま
た、前記複数の多値ディザマトリクスに関して、出力階
調値が小さいほどマトリクス寸法を大きくする。また、
前記メモリ素子が64ワード×120ビットの容量で、
出力階調値が8ビットの場合にマトリクス寸法を8×
8、出力階調値が2又は1ビットの場合にマトリクス寸
法を16×16とする。また、前記画像出力装置は印刷
装置を含む。
【0012】又、本発明の画像出力制御装置は、ホスト
コンピュータからの1画素当たりの濃度情報である階調
情報を再現可能な情報量に変換する階調値変換手段を有
する画像出力制御装置であって、前記階調値変換手段と
して多値ディザマトリクス法を採用し、該多値ディザマ
トリクスの閾値データを格納するメモリ素子の制御信
号、アドレスバス、データバスを出力階調値のビット幅
に応じてコントロールするディザマトリクスのアドレス
切り替え手段及びディザマトリクスデータの切り替え手
段を有し、出力階調値とマトリクス寸法とに対応して前
記ディザマトリクスのアドレス切り替え手段及びディザ
マトリクスデータの切り替え手段を制御することによっ
て、同じメモリ素子を用いて、出力階調値とマトリクス
寸法の異なる複数の多値ディザマトリクスを実現するこ
とを特徴とする。
【0013】又、本発明の画像処理方法は、ホストコン
ピュータからの1画素当たりの濃度情報である階調情報
を再現可能な情報量に変換する階調値変換処理を含む画
像処理方法であって、前記階調値変換処理として多値デ
ィザマトリクス法を採用し、出力階調値とマトリクス寸
法とに対応して、該多値ディザマトリクスの閾値データ
を格納するメモリ素子の制御信号、アドレスバス、デー
タバスを出力階調値のビット幅に応じてコントロール
し、ディザマトリクスのアドレス及びデータの切り替え
を行い、同じメモリ素子を用いて、出力階調値とマトリ
クス寸法の異なる複数の多値ディザマトリクスを実現す
ることを特徴とする。
【0014】又、本発明の記憶媒体は、ホストコンピュ
ータからの1画素当たりの濃度情報である階調情報を再
現可能な情報量に変換する多値ディザマトリクス法によ
る階調値変換処理を含む画像処理プログラムをコンピュ
ータ読み出し可能に記憶する記憶媒体であって、前記画
像処理プログラムが、出力階調値のビット幅とマトリク
ス寸法とに対応して、該多値ディザマトリクスの閾値デ
ータを格納するメモリ素子の制御信号、アドレスバス、
データバスをコントロールし、ディザマトリクスのアド
レス及びデータの切り替えを行うコマンドを生成するプ
ログラムモジュールを含むことを特徴とする。前記メモ
リ素子に記憶する前記多値ディザマトリクスの閾値デー
タを更に含む。
【0015】かかる構成により、多値ディザマトリクス
の閾値データを格納するメモリ素子の制御信号、アドレ
スバス、データバスを出力階調値のbit幅に応じてコ
ントロールする、ディザマトリクスアドレス切り替え手
段及びディザマトリクスデータ切り替え手段を有するこ
とにより、同じメモリ素子を用いて、出力階調値とマト
リクス寸法の異なる複数の多値ディザマトリクスを実現
するものである。これにより、いかなる出力データに対
しても良好な出力結果を得ることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】<本実施の形態を適用するに好適
なカラーレーザビームプリンタの構成例>本実施の形態
の構成を説明する前に、本実施の形態を適用するに好適
なカラーレーザビームプリンタの構成について図7、図
8を参照しながら説明する。なお、本実施の形態を適用
する画像出力装置は、プリンタに限られるものでなく、
又、カラーレーザビームプリンタに限られるものではな
い。表示装置であっても、昇華型プリンタ等の他のプリ
ント方式のプリンタでも良いことは言うまでもない。
【0017】図7は本発明を適用可能な画像出力装置の
構成を示す断面図であり、カラーレーザビームプリンタ
(CLP)の場合を示す。
【0018】図7において、1600はCLP本体であ
り、外部ホストコンピュータ3000から送られる、プ
リンタ言語で記述されたコードデータやイメージデータ
を受け、これらのデータに基づいて1ページ分のマゼン
タ、シアン、イエロー、ブラックの多値画像データを生
成するコントローラ1000(以下、単に「コントロー
ラ」と記すこともある)と、入力多値画像データに応じ
て変調したレーザビームを感光ドラム上に走査すること
により潜像を形成し、これを記録紙に転写した後に定着
させるという一連の電子写真プロセスによる記録を行う
プリンタエンジン1500(以下エンジン)から構成さ
れる。1530は走査のためのスイッチおよびLCD表
示器等が記されている操作パネルである。
【0019】コントローラ1000とプリンタエンジン
1500とは、インターフェース信号線1200によっ
て接続されている。主なインターフェース信号として、
/RDY,/PRNT,/TOP,/LSYNC,/V
DO7〜/VDO0,VCLKがあり、以下これについ
て簡単に説明する。尚、/Xは信号Xの反転信号を表わ
す。
【0020】/RDY信号は、コントローラ1000に
対してエンジン1500から送出される信号であって、
エンジンが後述する/PRNT信号を受ければいつでも
プリント動作を開始できる状態、またはプリント動作を
継続できる状態にあることを示す信号である。
【0021】/PRNT信号は、エンジン1500に対
してコントローラ1000から送出される信号であっ
て、プリント動作の開始、またはプリント動作の継続を
指示する信号である。
【0022】/TOP信号は、副走査(垂直走査)方向
の同期信号であって、コントローラ1000に対してエ
ンジン1500から送出される。
【0023】/LSYNC信号は、主走査(水平走査)
方向の同期信号であって、コントローラ1000に対し
てエンジン1500から送出される。
【0024】/VDO7〜/VDO0信号は、エンジン
1500に対してコントローラ1000から送出される
画像信号であって、エンジンが印字すべき画像濃度情報
を示す。VDO7が最上位、VDO0が最下位の8ビッ
トで表わされる。エンジンでは、VDO7〜VDO0信
号がFFHで現像中のトナー色の最大濃度で印字し、0
0Hでは印字しない。
【0025】これらの上記信号は、転送同期信号VCL
Kに同期して送出される。
【0026】次に、図7及び図8を用いて、プリンタエ
ンジン1500における動作を説明する。
【0027】プリンタエンジン1500はプリンタコン
トローラ1000から/PRNT信号を受け取ると、不
図示の駆動部により感光ドラム1506及び転写ドラム
1508を図示矢印方向に回転させる。続いて、ローラ
帯電器1509の帯電を開始し、感光ドラム1506上
の電位を所定の値に均一に帯電する。次に、給紙ローラ
1511によって、記録用紙カセット1501から記録
用紙1528を転写ドラム1508に給紙する。転写ド
ラム1508は、中空の支持体上に誘電体シートを張っ
たもので、感光ドラム1506と同速で矢印方向に回転
する。この転写ドラム1508に記録用紙1528が供
給されると、転写ドラムの支持体上に設けられたグリッ
パ1512によって記録用紙1528が保持され、吸着
ローラ1513及び吸着用帯電器1514により記録用
紙1528を転写ドラム1508に吸着させる。同時
に、現像装置の支持体1515を回転させて、支持体1
515に支持された4つの現像装置1515M,151
6C,1516Y,1516Bkのうち、第1のトナー
であるマゼンタのトナーが入った現像装置1516Mを
感光ドラム1506に対向させる。なお、1516Cは
シアンのトナーが入った現像装置、1516Yはトナー
が入った現像装置、1516Bkはブラックのトナーが
入った現像装置である。
【0028】一方、プリンタエンジン1500は、転写
ドラム1506に吸着された記録用紙1528の先端を
検出器1517によって検出し、所定のタイミングで垂
直同期信号/TOPを発生してコントローラ1000に
送出する。。コントローラ1000は印字ページに対す
る最初の/TOP信号を受け取ると、RAM19内のペ
ージメモリに格納されている画像データのうち、第1の
印字色であるマゼンタのデータを所定のタイミングで読
み出す。読み出された8ビットの画像データD7〜D0
は、画像信号VDO7〜VDO0としてVCLK信号に
同期してプリンタエンジンに送出される。
【0029】コントローラより出力されたVDO7〜V
DO0信号は、図8に示す様にパルス幅変調回路150
1に入力され、レベルに応じたパルス幅(256段階)
のレーザ駆動信号VDOとなり、レーザドライバに送出
される。後述する現像時において、レーザ駆動信号VD
Oのパルス幅に応じてトナーの付着量が調節でき、それ
に依り、各色256階調の濃淡が再現される。次に、図
8において前記レーザ駆動信号VDOに応じて駆動され
るレーザダイオード1503からのレーザビーム152
7は不図示のモータにより矢印方向に回転駆動される回
転多面鏡1504で偏向され、光路上に配置された結像
レンズ1505を経て、感光ドラム1506上を主走査
方向に走査し、感光ドラム1506上に潜像を形成す
る。このとき、ビームディテクタ1507はレーザビー
ムの走査開始点を検出し、この検出信号から主走査の画
像書き出しタイミングを決定するための水平同期信号で
ある/LSYNC信号が生成される。
【0030】以上述べた主走査の動作が繰り返されて1
ページ分のマゼンタの潜像が感光ドラム1506上に形
成されていく。
【0031】図7に戻り、感光ドラム1506上に形成
された潜像は上記マゼンタのトナーが入った現像装置1
516Mによって現像され、マゼンタのトナー像とな
る。このマゼンタのトナー像は転写用帯電器1519に
より、回転する転写ローラ1508に吸着されている記
録用紙1528に転写される。この際、転写されずに感
光ドラム1506上に残ったトナーはクリーニング装置
1525によって除去される。以上の動作により、記録
用紙1528上に1ページ分のマゼンタのトナー像が形
成される。
【0032】次に、現像装置の支持体1515を回転さ
せて、第2のトナーであるシアンのトナーが入った現像
装置1516Cを感光ドラム1506に対向させる。続
いて、マゼンタのときと同様に、転写ローラ1508に
吸着されたまま回転する記録用紙1528の先端を検出
器1517で検出し、垂直同期信号/TOPを発生して
コントローラ1000に送出する。これを受けてコント
ローラ1000はページメモリ19からシアンのデータ
を読み出す。以下、同様の動作により、記録用紙152
8上にはマゼンタのトナー像に重ねてシアンのトナー像
が転写される。
【0033】更に、同様にして第3のトナーであるイエ
ロー、第4のトナーであるブラックのトナー像が記録用
紙1528上に重ねて転写され、フルカラーのトナー像
となる。
【0034】上記4色のトナー像が全て転写された記録
用紙1528は、分離帯電器1520を経て、分離爪1
521によって転写ドラム1508から剥がされ、搬送
部1522により定着装置1523に供給される。ま
た、このとき、転写ドラムクリーナー1526によって
転写ドラム表面の清掃が行われる。
【0035】記録用紙上のトナー像は定着装置1523
で加熱、加圧されることによって熔融固着され、最終的
なカラー出力画像となる。そして記録の終了した記録用
紙は排紙トレイ1524に排紙される。
【0036】(ホストコンピュータ3000の構成例)
図9において、3000はホストコンピュータで、20
00はホストコンピュータ制御ユニットである。
【0037】ホストコンピュータ制御ユニット2000
では、ROM2003のプログラム用ROMに記憶され
た文書処理プログラム等に基づいて、図形、イメージ、
文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実
行するCPU2001を備え、システムバス2004に
接続される各デバイスをCPU2001が総括的に制御
する。
【0038】また、このROM2003のプログラム用
ROMにはCPU2001の制御プログラム等を記憶
し、ROM2003のフォント用ROMには上記文書処
理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM2
003のデータ用ROMは上記文書処理等を行う際に使
用する各種データ(例えば、オーバレイフォームデー
タ、背景イメージデータ、外字)を記憶する。2002
はRAMで、CPU2001の主メモリ、ワークエリア
等として機能する。
【0039】2005はキーボードコントローラ(KB
C)で、キーボード3001や不図示のポインティング
デバイスからのキー入力を制御する。2006はCRT
コントローラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(C
RT)3002の表示を制御する。2007はディスク
コントローラ(DKC)で、ブートプログラム、種々の
アプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、
編集ファイル等を記憶するハードディスク(HD)、フ
ロッピーディスク(FD)等の外部メモリ3003との
アクセスを制御する。2008はプリンタコントローラ
(PRTC)で、所定の双方向性インターフェース(イ
ンターフェース)2009を介してプリンタ1600に
接続されて、プリンタ1600との通信制御処理を実行
する。
【0040】なお、CPU2001は、例えばRAM2
002上に設定された表示情報RAMへのアウトライン
フォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT
3002上でのWYSIWYGを可能としている。ま
た、CPU2001は、CRT3002上の不図示のマ
ウスカーソル等で支持されたコマンドに基づいて登録さ
れた種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行
する。又、CPU2001用の実行プログラムやデータ
は、外部メモリ3003からRAM2002にロードす
るように構成してもよい。
【0041】(プリンタ制御システム1000の構成
例)図10は本実施の形態を示すプリンタ制御システム
1000の構成を説明するブロック図である。なお、本
発明の機能が実行されるものであれば、単体の機器であ
っても、複数の機器からなるシステムであっても、LA
N等のネットワークを介して処理が行われるシステムで
あっても本発明を適用できることは言うまでもない。
【0042】プリンタ1600において、1001はプ
リンタCPUで、ROM1003のプログラム用ROM
に記憶された制御プログラム等或いは拡張用ROMモジ
ュール1004に記憶された制御プログラム等に基づい
てシステムバス1005に接続される各種のデバイスと
のアクセスを統括的に制御し、印刷部インターフェース
1006を介して接続される印刷部(プリンタエンジ
ン)1007に出力情報としての画像信号を出力する。
また、このROM1003のプログラムROMには、C
PU1001の制御プログラム等を記憶する。ROM1
003のフォント用ROMには上記出力情報を生成する
際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM100
3のデータ用ROMには、ホストコンピュータ上で利用
されるオーバレイフォーム、外字情報等を記憶してい
る。
【0043】CPU1001は入力部1008を介して
ホストコンピュータとの通信処理が可能となっており、
プリンタ内の情報等をホストコンピュータ2000に通
知可能に構成されている。1002はCPU1001の
主メモリ、ワークエリア、ページメモリ等として機能す
るRAMで、図示しない増設ポートに接続される拡張用
RAMモジュールによりメモリ容量を拡張することがで
きるように構成されている。なお、RAM1002は、
出力階調値情報やOFFSET値を含む出力命令100
2aの格納領域、出力情報展開領域、環境データ格納領
域等に用いられる。尚、上記出力命令1002aは、出
力画像の性質に従ってホスト側で生成されてもプリンタ
側で生成されてもよい。
【0044】前述したICカード等の拡張用ROMモジ
ュール1004は、メモリコントローラ(MC)100
9によりアクセスを制御される。拡張用ROMモジュー
ル1004は、オプションとして接続され、フォントデ
ータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等
を記憶する。1010は画像生成部でCPU1001が
演算により印刷データを生成するのを補助するハードウ
エアである。印刷データの拡大縮小,回転,色変換,重
ね合わせなどを論理回路により高速処理する機能を持
つ。また、1530は前述した操作部で操作のためのス
イッチおよびLCD表示器等が配されている。
【0045】また、前述した拡張用モジュールは1個に
限らず、少なくとも1個以上備え、内臓フォントに加え
てオプションフォントカード、言語系の異なるプリンタ
制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを
複数接続できるように構成されていても良い。さらに、
図示しないNVRAMを有し、操作パネル1501から
のプリンタモード設定情報を記憶するようにしても良
い。
【0046】本実施の形態は、これらのユニットから構
成されたプリントシステムにおいて、プリンタの画像生
成部1010にディザマトリクス法を採用することによ
り、階調表現豊かな印刷結果を実現するものである。
【0047】図11は、上記出力階調値情報やOFFS
ET値を含む出力命令の生成の手順例を示したフローチ
ャートである。ここで生成された出力命令に従って、以
下の画像生成部1010が動作する。
【0048】まず、ステップS110で接続されたプリ
ンタエンジンが多階調の出力が可能か否かを判別する。
多階調の出力が不可能な場合はステップS115に進ん
で、2値出力を選択する出力命令を生成する。多階調の
出力が可能ならば、ステップS111で出力する画像の
種類を検出し、ステップS112で検出された画像の種
類に対応する出力階調数とディザマトリックスの大きさ
とを選択する。ステップS113では、印刷画像の用紙
内でのレイアウト情報から、X方向,Y方向のOFFS
ET値を検出し、ステップS114で検出結果に応じて
OFFSET値を選択する。ステップS115で、出力
階調数とディザマトリックスの大きさ及びOFFSET
値を含む出力命令を生成する。
【0049】尚、CPU1001用の実行プログラムや
データ、あるいはマトリックス用のデータは、外部メモ
リ1004からRAM1002にロードするように構成
してもよい。
【0050】<本実施の形態の画像生成部の構成例1>
図1に、本実施の形態の画像生成部の構成例1として、
出力階調値4bit用の8×8ディザマトリクスと出力
階調値2bit用の16×16ディザマトリクスを同一
のメモリで実現したプリンタ階調値変換部のブロック図
を示す。
【0051】本実施の形態の階調値変換部は、プレロー
ド機能付4進カウンタ1,2、ディザアドレス切替部
3、SRAM等の書換可能メモリから成るディザマトリ
クステーブル格納部4,5,6,7、ディザ閾値データ
切替手部8、前段8bit変換部9、データ比較手部1
0、描画メモリ1002から構成される。
【0052】以下、図1、図2及び図3により具体的な
データの流れについて説明する。
【0053】先ずディザマトリクステーブル格納部(DIZ
RAM3,DIZRAM2,DIZRAM1,DIZRAM0)に、出力階調値4bi
t用の8×8方形ディザマトリクス閾値データまたは出
力階調値2bit用の16×16方形ディザマトリクス
閾値データのいずれかを書き込む。
【0054】入力階調値が8bitで出力階調値が4b
itの場合は、8bit×15閾値=120bitの閾
値データが1つのディザマトリクスアドレスにつき必要
となる。ここで15種類の8bit閾値データを、THRF
D[7:0],THRED[7:0],THRDD[7:0],…,THR2D[7:0],THR1D
[7:0]とすると、 DIZRAM3(64word*24bit)にTHRFD[7:0]〜THRDD[7:0]、 DIZRAM2(64word*32bit)にTHRCD[7:0]〜THR9D[7:0]、 DIZRAM1(64word*32bit)にTHR8D[7:0]〜THR5D[7:0]、 DIZRAM0(64word*32bit)にTHR4D[7:0]〜THR1D[7:0]、 の各閾値データを8×8のディザマトリクスアドレス
(0,0)、(0,1),…,(0,7)、(1,
0)、(1,2),…,(6,7)、(7,0)、
(7,1),…,(7,6)、(7,7)の順で書き込
んでおく。
【0055】一方、入力階調値が8ビットで出力階調値
が2bitの場合は、8bit×3閾値=24bitの
閾値データが1つのディザマトリクスアドレスに必要と
なる。ここで3種類の8bit閾値データを、THR3D[7:
0],THR2D[7:0],THR1D[7:0]とすると、 DIZRAM0(64word*32bit)にアドレス(0,0)の閾値デ
ータ、 DIZRAM1(64word*32bit)にアドレス(0,1)の閾値デ
ータ、 DIZRAM2(64word*32bit)にアドレス(0,2)の閾値デ
ータ、 DIZRAM3(64word*24bit)にアドレス(0,3)の閾値デ
ータ、 DIZRAM0(64word*32bit)にアドレス(0,4)の閾値デ
ータ、 − − − DIZRAM2(64word*32bit)にアドレス(F,E)の閾値デ
ータ、 DIZRAM3(64word*24bit)にアドレス(F,F)の閾値デ
ータ、 という順で書込んでおく。
【0056】ホストコンピュータからの印刷データをプ
ログラムROM1003により解析したCPU1001
は、印刷データ119として1pixel当り複数bi
tの階調情報を持つ画像データを生成する。同時にCP
U1001は、印刷データに適した出力階調値を決定し
て、出力階調値情報OMD(Output MoDe)107を発行
し、印刷データ119を最初にディザマトリクステーブ
ルのどのアドレスに参照させるかの値(OFFSET
X,OFFSETY)を決定する。CPU1001の命
令は図示せぬレジスタ(あるいはRAM1002)に書
込まれ、該レジスタ格納値のデコードによりOFFSE
T値及び出力階調値情報信号107が生成される。
【0057】OFFSETX値101が4bit(16
進)カウンタ1に初期値としてプレロードされ、4bi
tカウンタ1は1pixelの画像データが入力する度
(pixel信号102の入力の度)に、そのカウンタ
値を1インクリメントする。また、同様に4bitカウ
ンタ2にはOFFSETY値が初期値としてプレロード
され、描画ラインが切り替わる度(Line信号104
の入力の度)にそのカウンタ値を1インクリメントす
る。4bitディザ水平アドレス信号105、4bit
ディザ垂直アドレス信号106及び出力階調値情報10
7は、ディザアドレス切替部3に入力されて、メモリア
ドレスRAM[5:0]108、チップセレクト信号10
9,110,111,112を生成する。
【0058】ここで、図2により、ディザアドレス切替
部3の動作手順のフローチャートを説明する。
【0059】出力階調値情報が4bitの場合、メモリ
アドレス108はディザ水平アドレス105とディザ垂
直アドレス106との以下のbit結合で構成し、 RAMA[5:3]=DYA[2:0] RAMA[2:0]=DXA[2:0] チップセレクト信号109〜112は全てイネーブルと
する。
【0060】また出力階調値情報が2bitの場合、メ
モリアドレス108はディザ水平アドレス105とディ
ザ垂直アドレス106との以下のbit結合で構成し、 RAMA[5:2]=DYA[3:0] RAMA[1:0]=DXA[3:2] チップセレクト信号109〜112には、ディザ水平ア
ドレス105の下位2bitによるデコード信号を入力
する。
【0061】メモリアドレス108により、ディザマト
リクステーブル格納部4〜7内の各メモリデータ113
〜116が選択され、ディザ閾値データ切替部8へ入力
する。
【0062】ここで図3のフローチャートで示すよう
に、出力階調値情報が4bitの場合、4つのメモリデ
ータ(RAM3D[23:0]113,RAM2D[3
1:0]114,RAM1D[31:0]115,RAM
0D[31:0]116)を水平結合し、4bit閾値デ
ータTHRD[119:0]117として出力する。
【0063】また、出力階調値情報が2bitの場合、
4つのメモリデータの下位24bit(RAM3D[2
3:0]113,RAM2D[23:0]114,RAM
1D[23:0]115,RAM0D[23:0]116)
を各チップセレクト信号(RAM3E109,RAM2
E110,RAM1E111,RAM0E112)で切
り替えて、2bit閾値データTHRD[23:0]11
8として出力する。
【0064】一方、ホストコンピュータから送られた元
データである印刷データ199は、前段8bit変換部
9により、8bit以外の階調値を持つデータに関して
は、階調値を8ビットに一時的に拡張する。この方法に
は、ビットシフト、ビット拡大、テーブル変換等が挙げ
られる。
【0065】例えば“1010”を8bitへ拡張する
場合、 ビットシフトならば 1010→10100000、 ビット拡大ならば 1010→11001100、 もしくは 1010→10101010、 等が考えられる。
【0066】これにより、8bit印刷データ120が
生成される。
【0067】次いで、先の閾値データ117,118、
出力階調値情報107、8bit印刷データ120をデ
ータ比較部10へ入力する。
【0068】データ比較種10においては、閾値データ
117,118と8bit印刷データ120との比較に
より、定められたロジックに従い、階調値を4bitま
たは2bitに変更した描画データ121を生成し、R
AM1002内に予約された描画メモリへ格納する。
【0069】以上により、64word×120bit
のメモリ素子を用いて、出力階調値情報を与えることに
より、15閾値データを持った8×8ディザマトリクス
と3閾値データを持った16×16ディザマトリクスと
による階調値変換を施した描画データが得られる。
【0070】<本実施の形態の画像生成部の構成例2>
図4に、本実施の形態の画像生成部の構成例2として、
出力階調値4bit用の8×8ディザマトリクス、出力
階調値2bit用の16×16ディザマトリクス及び出
力階調値1bit用の16×16ディザマトリクスを同
一のメモリで実現したプリンタ階調値変換部のブロック
図を示す。図中、既に構成例1にて説明してあるブロッ
クには同一の番号を付加しているので説明を省略する。
【0071】本実施の形態の階調値変換部は、構成例1
に加え、出力階調値1bit/2bit/4bit/8
bitをセレクトできる出力階調値情報OMD[1:0]
131を入力するディザアドレス切り替え部11、同じ
くディザ閾値データ切替部12、入力した印刷データ1
34をThrough1信号133によりスルー出力できる機
能を持つ前段8bit変換部14、同様に入力したプレ
描画データ136をThrough2信号135によりスルー
出力できる機能を持つデータ比較部13から構成され
る。
【0072】以下、図4、図5及び図6により具体的な
データの流れについて説明する。
【0073】まず、ディザマトリクステーブル格納部(D
IZRAM3,DIZRAM2,DIZRAM1,DIZRAM0)に出力階調値4bi
t用の8×8方形ディザマトリクス閾値データ、出力階
調値2bit用の16×16方形ディザマトリクス閾値
データまたは出力階調値1bit用の16×16方形デ
ィザマトリクス閾値データのいずれかを書き込む。
【0074】入力階調値が8bitで出力階調値が4b
itまたは2bitの場合は、構成例1で説明したもの
と同じであるので割愛する。
【0075】一方、入力階調値が8bitで出力階調値
が1bitの場合は、8bit×1閾値=8bitの閾
値データが1つのディザマトリクスアドレスにつき必要
となる。ここで閾値データをTHR1D[7:0]とすると、 DIZRAM0(64word*32bit)にアドレス(0,0)の閾値デ
ータ、 DIZRAM1(64word*32bit)にアドレス(0,1)の閾値デ
ータ、 DIZRAM2(64word*32bit)にアドレス(0,2)の閾値デ
ータ、 DIZRAM3(64word*24bit)にアドレス(0,3)の閾値デ
ータ、 DIZRAM0(64word*32bit)にアドレス(0,4)の閾値デ
ータ、 − − − DIZRAM2(64word*32bit)にアドレス(F,E)の閾値デ
ータ、 DIZRAM3(64word*24bit)にアドレス(F,F)の閾値デ
ータ、 という順で書込んでおく。
【0076】ホストコンピュータからの印刷データをプ
ログラムROM1003により解析したCPU1001
は、印刷データ119として1pixel当り複数bi
tの階調情報を持つ画像データを生成する。同時にCP
U1001は印刷データに適した出力階調値を決定し、
出力階調値情報OMD(Output MoDe)107を発行し、
最初に印刷データ119をディザマトリクステーブルの
どのアドレスに参照させるかの値(OFFSETX,O
FFSETY)を決定する。ここでは1bit/2bi
t/4bit/8bitのいずれかが選べるとして、出
力階調値が8bitの場合はThrough2信号135を発
行し、さらに、印刷データ119の入力階調値が8bi
tの場合或いはディザによる階調変換を行わない場合
は、Through1信号133を発行する。
【0077】CPU1001の命令は図示せぬレジスタ
あるいはRAM1002に書込まれ、該該レジスタ格納
値のデコードによりOFFSET値及び出力階調値情報
信号107、Through1信号133、Through2信号13
5が生成される。OFFSETX値101が4bit
(16進)カウンタ1に初期値としてプレロードされ、
4bitカウンタ1は1pixelの画像データが入力
する度(pixel信号102の入力の度)にそのカウ
ンタ値を1インクリメントする。また、同様に4bit
カウンタ2にはOFFSETY値が初期値としてプレロ
ードされ、描画ラインが切り替わる度(Line信号1
04の入力の度)にそのカウンタ値を1インクリメント
する。4bitディザ水平アドレス信号105、4bi
tディザ垂直アドレス信号106及び出力階調値情報1
07は、ディザアドレス切替部11に入力されて、メモ
リアドレスRAM[5:0]108、チップセレクト信号
109,110,111,112を生成する。
【0078】ここで、図5により、ディザアドレス切替
部11の処理手順のフローチャートを説明する。
【0079】出力階調値情報が4bitの場合、メモリ
アドレス108はディザ水平アドレス105とディザ垂
直アドレス106との以下のbit結合で構成し、 RAMA[5:3]=DYA[2:0] RAMA[2:0]=DXA[2:0] チップセレクト信号109〜112は全てイネーブルと
する。
【0080】また、出力階調値情報が2bit及び1b
itの場合、メモリアドレス108はディザ水平アドレ
ス105とディザ垂直アドレス106との以下のbit
結合で構成し、 RAMA[5:2]=DYA[3:0] RAMA[1:0]=DXA[3:2] チップセレクト信号109〜112にはディザ水平アド
レス105の下位2bitによるデコード信号を入力す
る。
【0081】出力階調値が8bitの場合はチップセレ
クト信号はディセーブルとなる。
【0082】メモリアドレス108により、ディザマト
リクステーブル格納部4〜7内の各メモリデータ113
〜116が選択され、ディザ閾値データ切替部12へ入
力する。
【0083】ここで図6のフローチャートで示すよう
に、出力階調値情報が4bitの場合、4つのメモリデ
ータ(RAM3D[23:0]113,RAM2D[3
1:0]114,RAM1D[31:0]115,RAM
0D[31:0]116)を水平結合し、4bit閾値デ
ータTHRD[119:0]117として出力する。
【0084】また、出力階調値情報が2bitの場合、
4つのメモリデータの下位24bit(RAM3D[2
3:0]113,RAM2D[23:0]114,RAM
1D[23:0]115,RAM0D[23:0]116)
を各チップセレクト信号(RAM3E109,RAM2
E110,RAM1E111,RAM0E112)で切
り替えて、2bit閾値データTHRD[23:0]11
8として出力する。
【0085】同様に、出力階調値情報が1bitの場
合、4つのメモリデータの下位8bit(RAM3D
[7:0]113,RAM2D[7:0]114,RAM1
D[7:0]115,RAM0D[7:0]116)を各チ
ップセレクト信号(RAM3E109,RAM2E11
0,RAM1E111,RAM0E112)で切り替え
て、1bit閾値データTHRD[7:0]132として
出力する。
【0086】一方、ホストコンピュータから送られた元
データである印刷データ134は、前段8bit変換処
理14により、階調値が8bit以外でディザマトリク
スによる階調変換を行う場合は、階調値を8bitに一
時的に拡張する。この方法については構成例1で述べた
ことと同じである。印刷データ134の階調値が8bi
tの場合或いはそれ以外の階調値でもディザマトリクス
による階調変換を行わない場合は、Through1信号13
3によりそのままスルー出力となる。
【0087】これにより、プレ描画データ136が生成
される。
【0088】次いで、先の3種の閾値データ117,1
18,132、出力階調値情報131、プレ描画データ
136、Through2信号135がデータ比較部13へ入
力する。
【0089】データ比較部10においては、Through2
信号135がOFFの場合は、閾値データ117,11
8,132とプレ描画データ136の比較により、定め
られたロジックに従い、階調値を4bit、2bitま
たは1bitに変更した描画データ136を生成し、ま
たThrough2信号135がONの場合は、プレ描画でた
135をスルー出力して描画データ136として、RA
M1002内に予約された描画メモリへ格納する。
【0090】以上により、64word×12bitの
メモリ素子を用いて、出力階調値情報を与えることによ
り、15閾値データを持った8×8ディザマトリクスと
3閾値または1閾値データを持った16×16ディザマ
トリクスとによる階調値変換を施した描画データが得ら
れる。
【0091】また、1/2/4/8bitの何れかの階
調値を持った印刷データから1/2/4/8bitのう
ち所望の階調値での描画データが得られる。
【0092】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0093】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0094】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0095】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0096】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0097】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、画像出力装置の画
像生成部内の階調値変換部としてディザマトリクスを用
いた場合に、描画データの出力階調値に応じてディザマ
トリクステーブルとして使用するメモリ素子の制御信
号、アドレスバス、データバスをコントロールする手段
を設けることにより、様々な出力階調値に対応する階調
変換回路が要するメモリ素子の容量を必要最低限にし、
かつ、低階調値でのディザマトリクスの面積を大きくで
きることから、低階調値における出力画像の品位の向上
を図ることができる。
【0099】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の印刷装置の画像生成部内の階調
値変換部の構成例1を示すブロック図である。
【図2】図1の階調値変換部内のディザアドレス切替部
のフローチャートである。
【図3】図1の階調値変換部内のディザ閾値データ切替
部のフローチャートである。
【図4】本実施の形態の印刷装置の画像生成部内の階調
値変換部の構成例2を示すブロック図である。
【図5】図4の階調変換部内のディザアドレス切替部の
フローチャートである。
【図6】図4の階調値変換部内のディザ閾値データ切替
部のフローチャートである。
【図7】本実施の形態の印刷装置の1つであるカラーレ
ーザビームプリンタの断面図である。
【図8】本実施の形態の印刷装置の1つであるカラーレ
ーザビームプリンタの光学ユニットのブロック図であ
る。
【図9】本実施の形態の印刷システムを構成するホスト
コンピュータのブロック図である。
【図10】本実施の形態の印刷システムを構成するレー
ザビームプリンタ制御システムのブロック図である。
【図11】本実施の形態の印刷システムにおける処理手
順例を示すフローチャートである。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA05 AA24 AA27 AC07 BB06 CA08 DA16 EA13 GA14 5B021 CC02 LG08 5B057 AA11 BA28 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB07 CB12 CB16 CC02 CE13 CH07 CH11 CH18 5C077 MP08 NN08 NP05 PP15 PP28 PP33 PP68 PQ08 PQ20 PQ22 PQ23 RR09 TT03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータからの1画素当たり
    の濃度情報である階調情報を再現可能な情報量に変換す
    る階調値変換手段を有する画像出力装置であって、 前記階調値変換手段として多値ディザマトリクス法を採
    用し、 該多値ディザマトリクスの閾値データを格納するメモリ
    素子の制御信号、アドレスバス、データバスを出力階調
    値のビット幅に応じてコントロールするディザマトリク
    スのアドレス切り替え手段及びディザマトリクスデータ
    の切り替え手段を有し、 出力階調値とマトリクス寸法とに対応して前記ディザマ
    トリクスのアドレス切り替え手段及びディザマトリクス
    データの切り替え手段を制御することによって、同じメ
    モリ素子を用いて、出力階調値とマトリクス寸法の異な
    る複数の多値ディザマトリクスを実現することを特徴と
    する画像出力装置。
  2. 【請求項2】 前記ディザマトリクスのアドレス切り替
    え手段は前記メモリ素子の制御信号とアドレスバスを切
    り替え、前記ディザマトリクスデータの切り替え手段は
    前記メモリ素子のデータバスを切り替えることを特徴と
    する請求項1記載の画像出力装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の多値ディザマトリクスに関し
    て、出力階調値が小さいほどマトリクス寸法を大きくす
    ることを特徴とする請求項1記載の画像出力装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリ素子が64ワード×120ビ
    ットの容量で、出力階調値が8ビットの場合にマトリク
    ス寸法を8×8、出力階調値が2又は1ビットの場合に
    マトリクス寸法を16×16とすることを特徴とする請
    求項3記載の画像出力装置。
  5. 【請求項5】 前記画像出力装置は印刷装置を含むこと
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画
    像出力装置。
  6. 【請求項6】 ホストコンピュータからの1画素当たり
    の濃度情報である階調情報を再現可能な情報量に変換す
    る階調値変換手段を有する画像出力制御装置であって、 前記階調値変換手段として多値ディザマトリクス法を採
    用し、 該多値ディザマトリクスの閾値データを格納するメモリ
    素子の制御信号、アドレスバス、データバスを出力階調
    値のビット幅に応じてコントロールするディザマトリク
    スのアドレス切り替え手段及びディザマトリクスデータ
    の切り替え手段を有し、 出力階調値とマトリクス寸法とに対応して前記ディザマ
    トリクスのアドレス切り替え手段及びディザマトリクス
    データの切り替え手段を制御することによって、同じメ
    モリ素子を用いて、出力階調値とマトリクス寸法の異な
    る複数の多値ディザマトリクスを実現することを特徴と
    する画像出力制御装置。
  7. 【請求項7】 ホストコンピュータからの1画素当たり
    の濃度情報である階調情報を再現可能な情報量に変換す
    る階調値変換処理を含む画像処理方法であって、 前記階調値変換処理として多値ディザマトリクス法を採
    用し、 出力階調値とマトリクス寸法とに対応して、該多値ディ
    ザマトリクスの閾値データを格納するメモリ素子の制御
    信号、アドレスバス、データバスを出力階調値のビット
    幅に応じてコントロールし、ディザマトリクスのアドレ
    ス及びデータの切り替えを行い、 同じメモリ素子を用いて、出力階調値とマトリクス寸法
    の異なる複数の多値ディザマトリクスを実現することを
    特徴とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 ホストコンピュータからの1画素当たり
    の濃度情報である階調情報を再現可能な情報量に変換す
    る多値ディザマトリクス法による階調値変換処理を含む
    画像処理プログラムをコンピュータ読み出し可能に記憶
    する記憶媒体であって、 前記画像処理プログラムが、 出力階調値のビット幅とマトリクス寸法とに対応して、
    該多値ディザマトリクスの閾値データを格納するメモリ
    素子の制御信号、アドレスバス、データバスをコントロ
    ールし、ディザマトリクスのアドレス及びデータの切り
    替えを行うコマンドを生成するプログラムモジュールを
    含むことを特徴とする記憶媒体。
  9. 【請求項9】 前記メモリ素子に記憶する前記多値ディ
    ザマトリクスの閾値データを更に含むことを特徴とする
    請求項8記載の記憶媒体。
JP10196336A 1998-07-10 1998-07-10 画像出力装置、該装置における画像出力方法及び該装置を制御する画像出力制御装置 Withdrawn JP2000032264A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10196336A JP2000032264A (ja) 1998-07-10 1998-07-10 画像出力装置、該装置における画像出力方法及び該装置を制御する画像出力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10196336A JP2000032264A (ja) 1998-07-10 1998-07-10 画像出力装置、該装置における画像出力方法及び該装置を制御する画像出力制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000032264A true JP2000032264A (ja) 2000-01-28

Family

ID=16356145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10196336A Withdrawn JP2000032264A (ja) 1998-07-10 1998-07-10 画像出力装置、該装置における画像出力方法及び該装置を制御する画像出力制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000032264A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100374613B1 (ko) * 2001-02-06 2003-03-03 삼성전자주식회사 고속 인쇄 방법 및 장치
JP2011170862A (ja) * 2003-10-06 2011-09-01 Marvell Internatl Technology Ltd ホストベースド印刷システム向けにデータを前処理する方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100374613B1 (ko) * 2001-02-06 2003-03-03 삼성전자주식회사 고속 인쇄 방법 및 장치
JP2011170862A (ja) * 2003-10-06 2011-09-01 Marvell Internatl Technology Ltd ホストベースド印刷システム向けにデータを前処理する方法
JP2014088025A (ja) * 2003-10-06 2014-05-15 Marvell Internatl Technology Ltd ホストベースド印刷システム向けにデータを前処理する方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5982508A (en) Image processing method and apparatus
US20050237574A1 (en) Image processing apparatus and method
US20030202196A1 (en) Information processing apparatus, information processing system, information output control method, storage medium and program
JPH08174919A (ja) 多色印刷装置
JPH113187A (ja) 印刷制御方式
JPH09247477A (ja) 多色画像出力装置及び方法
JP2000032264A (ja) 画像出力装置、該装置における画像出力方法及び該装置を制御する画像出力制御装置
US5778159A (en) Data outputting with control of number of gradations expressed
JPH11151833A (ja) 画像形成装置
US6002848A (en) Band-based printing control system
JP2000259819A (ja) 画像処理装置及びその方法、コンピュータ可読メモリ
JP4603717B2 (ja) 情報処理装置、分散印刷システム、分散印刷制御方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JPH10285385A (ja) 画像処理システム及び装置及び方法及び記憶媒体
JPH1198360A (ja) 画像処理装置、方法及びコンピュータ読取り可能な記憶媒体
JPH09327942A (ja) 画像出力装置及びその制御方法
JP3902850B2 (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JP2000341522A (ja) 印刷装置およびその画像生成方法
JP2002354257A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、記録媒体およびプログラム
JP4306841B2 (ja) 画像処理装置及びその方法、コンピュータ可読メモリ
JP2003348352A (ja) 画像記録装置及び方法
JPH10285412A (ja) 画像処理装置およびその方法
JP3327744B2 (ja) 記録装置及びその方法及びコンピュータ制御装置
JP3728083B2 (ja) 画像出力装置および画像出力方法
JPH07250246A (ja) 画像形成装置
JP3120981B2 (ja) 画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20051004