JP2000026804A - ジェル状の塗装面の撥水性つや出し剤 - Google Patents

ジェル状の塗装面の撥水性つや出し剤

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JP2000026804A JP10227495A JP22749598A JP2000026804A JP 2000026804 A JP2000026804 A JP 2000026804A JP 10227495 A JP10227495 A JP 10227495A JP 22749598 A JP22749598 A JP 22749598A JP 2000026804 A JP2000026804 A JP 2000026804A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ポリアクリル酸0.1〜0.9重量%、ワッ
クス類、シリコーンオイル類、微粒子パウダー類及び樹
脂類を含有することを特徴とするジェル状の塗装面の撥
水性つや出し剤。 【効果】 本発明は形状保持剤をできるだけ少なくし且
つ石油系溶剤を無くした塗装面の撥水性つや出し剤であ
るので、ワックス掛け時の乾燥や、余分のワックス等の
つや出し成分の拭き取り作業が不要という特徴を有し、
使用感が良いという効果及びその被膜は撥水性能及び光
沢性能に優れるという効果を奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジェル状の塗装面の撥水
性つや出し剤であり、車両の塗装面の汚れを取りのぞ
き、更には塗装面が、本来の美しい状態で保たれる様に
保護できる被膜を形成する撥水性つや出し剤に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】車両の
塗膜は通常自然界にあっては、ほこり、砂じん、土や
泥、排気ガス、タイヤの摩耗ミスト、アスファルトやピ
ッチ、工場排煙、工事現場や農場からの飛散ミスト、酸
性雨の成分などにより、たいへん汚れ易い状況にある。
そして、これらは水洗いや簡単な洗浄ではなかなか落ち
にくい程に強固に付着しているものである。やがては、
これらは車両の塗膜の美感を損うだけでなく、塗膜の劣
化を進める大敵ともなる。そこで、塗膜の劣化を防ぎ、
美感を保持するためにクリーナーワックスをはじめとす
るカーワックス類が必要となる。
【0003】これらカーワックス類は、塗装面上の汚れ
を取りのぞき、更には塗装面に撥水性、光沢性、滑り性
のある被膜を形成して、塗膜の美感と劣化を守りふせい
でいる。
【0004】一般にカーワックス類は固形ワックス、半
ネリ状ワックス、液体ワックスの3種に分類される。当
然のことながら、流動性のないものは固形ワックスと半
ネリ状ワックスである。固形ワックスとは、カルナバロ
ウで代表される様なロウ成分と、シリコーンオイル、石
油系溶剤を混合し、加熱して均一に溶解させ、その後冷
却して固化させたものであり、半ネリ状ワックスとは、
ロウ成分と石油系溶剤を混合し、加熱し、その後水と界
面活性剤とシリコーンオイルを撹拌下添加して、冷却後
ペースト化したものである。
【0005】上記カーワックスの使用方法としては一般
的には、ウレタンのスポンジで車両の塗装面にうすくム
ラなくぬりのばし、乾燥させ、石油系溶剤又は水が蒸発
した後、ウエスで拭き取るのが一般的である。ここで、
使用感という点からはペースト状の半ネリ状のワックス
が最も良好である。固形ワックスは硬くてウレタンのス
ポンジで取りにくく、また車両の塗装面にうすくムラな
くぬりのばすことも難しい。逆に液体ワックスは粘度が
低い為、ウレタンのスポンジの気泡中にしみ込んでしま
ったり、スポンジに付ける際、まわりに飛び散ったりし
てしまう。よって使用感という点ではペースト状のワッ
クスが最も使いやすい。
【0006】またペースト状のワックスは、形状をペー
スト状に保つための固形分が最低でも1%以上、多い時
では5%前後必要である。そのため使用方法としては、
ウレタンのスポンジで車両の塗装面にぬりのばして、石
油系溶剤または水を十分に蒸発させた後、ウエスで不用
になったワックス分を拭き取らなければならなく、ワッ
クスがけするのに多くの時間が必要であった。その為、
塗り込むだけでワックスがけが完了する簡便なカーワッ
クスが必要となる。塗り込むだけで完了さすには、どう
しても多量の形状保持剤は不必要となり、形状保持剤を
減らさなくてはならない。
【0007】その他、ペースト状ワックス、固形ワック
ス、液体ワックス、どれにでも共通していえることであ
るがその成分として、石油系溶剤を使用している。一般
的に石油系溶剤とは、ミネラルスピリットに代表される
脂肪族炭化水素系溶剤であるが、人体に対する影響およ
び近年のVOC(揮発性有機化合物)規制問題および臭
いの問題を考えると、出来るだけ使用しない方向へ進ん
だ方がよい。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は上記の
課題、即ち使用感の良いペースト状、クリーム状、ジェ
ル状の形態をもつワックスで、形状保持の為の固形分を
減らし、ワックスがけ時の乾燥工程や、余分なワックス
の拭き取り工程のいらない、石油系溶剤を含まない、車
両の塗装面つや出し剤の研究を行なった。
【0009】鋭意研究、検討の結果上記課題を解決する
本発明を完成させたもので本発明は、形状保持剤として
ポリアクリノレ酸を0.1〜0.9重量%及びつや出し
剤を含有することを特徴とするジェル状の塗装面の撥水
性つや出し剤である。
【0010】ポリアクリル酸は、カルボキシビニルポリ
マーであり、水との親和性が高く、無機あるいは有機の
アルカリで中和することにより降伏値の高いチキソトロ
ピックなジェル状の高粘度体を得ることができるもので
あり、そのジェル状物は半ネリ状ワックスの形状と似た
ものとなる。溶媒としても、水、アルコール類、グリコ
ール類などが使用でき、石油系溶剤を使用することなし
に増粘さすことができる。
【0011】水溶性のゲル化剤としては、他にでん粉、
アラビアガム、寒天、グアーガム、ゼラチン、アルギン
酸、ポリアクリルアミド、ビーガム、ベントナイト、メ
チル化セルロースなどが上げられるが、どれも少量で十
分な粘度を出すことができないので不適であり、ポリア
クリル酸のみが少量で十分な粘度を出すことが出来、拭
き取り不要の塗り込むだけでワックスがけが可能とな
る。
【0012】ポリアクリル酸の濃度は0.1〜0.9重
量%が好ましく、特には0.25重量%から0.7重量
%が好ましい。0.1重量%未満だと、アルカリで中和
しても十分なジェル状ペースト物とはならずに流れてし
まう。また、0.9重量%より多く使用すると、ワック
スがけ時にポリアクリル酸が塗面に付着してこびりつい
てしまって、拭き取りのいらない塗り込むだけの塗装面
つや出し剤にならない。ポリアクリル酸としては0.5
重量%ポリアクリル酸水溶液のNaOH中和液の粘度が
8000cps(25℃)以上であるポリアクリル酸が
好ましく、粘度はB8H型回転粘度計20rpmによ
る。
【0013】本発明で使用するジェル状の塗面つや出し
剤の有効成分の1つであるワックス類としては、ワック
スエマルジョンが好ましい。ワックスエマルジョンとし
ては、カルナバワックスのエマルジョン、パラフィンワ
ックスのエマルジョン、モンタンワックスのエマルジョ
ン、ポリエチレンワックスのエマルジョン、合成炭化水
素系ワックスのエマルジョン、キャンデリラワックスの
エマルジョン、ミツロウワックスのエマルジョン、木ロ
ウワックスのエマルジョン、セラックロウのエマルジョ
ン、マイクロクリスタリンワックスのエマルジョンなど
が上げられ、単独で使用することも出来るが2種以上を
組み合わせても問題はない。好ましくは撥水性能のよ
い、ポリエチレンワックス、カルナバワックス、パラフ
ィンワックス、合成炭化水素系ワックスのエマルジョン
化された物を使用することが望ましい。
【0014】使用量としてはエマルジョン化される前の
純ワックス固形分として、0.1重量%から5重量%が
好ましく、特には0.25重量%から3重量%が好まし
い。0.1重量%未満であると十分な均一な膜が車両塗
装表面に形成することができなく、十分な撥水効果が得
られないばかりか、十分なつやも得られない。逆に、5
重量%を越えてしまうと車両塗装表面に付着してしま
い、拭き取りのいらない塗り込むだけの塗装面つや出し
剤にはならなくなってしまう。
【0015】また、本発明で使用するシリコーンオイル
類としてはシリコーンオイルエマルジョンを使用するこ
とが好ましい。そのエマルジョンとしてはジメチルシリ
コーンオイルのエマルジョン、アルキル変性シリコーン
オイルのエマルジョン、ポリエーテル変性シリコーンオ
イルのエマルジョン、アルコール変性シリコーンオイル
のエマルジョン、フッ素変性シリコーンオイルのエマル
ジョン、アミノ変性シリコーンオイルのエマルジョン、
メルカプト変性シリコーンオイルのエマルジョン、エポ
キシ変性シリコーンオイルのエマルジョン、カルボキシ
変性シリコーンオイルのエマルジョン、高級脂肪酸変性
シリコーンオイルのエマルジョン、カルナバ変性シリコ
ーンオイルのエマルジョン、アミド変性シリコーンオイ
ルのエマルジョン等が上げられる。これらは単独で使用
することも出来るが、2種以上を組み合わせて使用して
も問題ない。
【0016】使用量としてはエマルジョン化される前の
純シリコーンオイル分として、0.2重量%から6重量
%が好ましく、特には0.4重量%から4重量%が好ま
しい。0.2重量%未満であると車両塗装面上に有効成
分を均一に塗布できなくなったり、ワックス、樹脂が、
こびりついてしまう。また逆に、6重量%より多くなる
と、オイル分がだぶついてしまい塗装面に残り、ぎらつ
いてしまい美しい仕上がりにならない。
【0017】本発明中の微粒子パウダーとしては、微粒
子であるならば無機、有機に関わらずクリーナー剤また
は均一な被膜づくりのために必要である。かかる粉体と
してはカオリン、タルク、硅石、硅藻土、パーライト、
シリカ、炭酸カルシウム、ゼオライト、アルミナ、水酸
化アルミニウム、酸化クロム、酸化チタン、酸化亜鉛、
酸化セリウム、硅酸ジルコニウム、ダイヤモンドパウダ
ー、ガラスパウダー、PTFE樹脂パウダー、シリコー
ンパウダー、ナイロンパウダー等が上げられる。これら
は単独で使用する事も出来るが2種以上を組合わせて使
用してもよい。
【0018】これらのパウダーの粒径は0.5〜5μm
でなくてはならない。0.5μm未満であるとクリーナ
ー効果がなく、逆に5μmより大きいと塗り込み時に微
粒子が残ってしまい白く塗装面上に浮き出たり、塗装面
を研磨によりいためてしまう。使用量としては0.05
〜3重量%が好ましく、特には0.1重量%から1.5
重量%が好ましい。0.05重量%より少ないとクリー
ナー効果がなかったり均一な被膜を形成するための効果
がない。また逆に3重量%を越えてしまうと、塗り込み
時に微粒子が残ってしまい白く塗装面上に浮き出たり、
ワックス分またはシリコーンオイル分を吸着したりして
均一な被膜を形成することができなくなる。
【0019】本発明中の樹脂については撥水持続性能の
向上のために添加する。かかる樹脂として石油樹脂のエ
マルジョンおよびシリコーン樹脂のエマルジョンおよび
アクリル樹脂のエマルジョン、フッ素樹脂のエマルジョ
ンが特に好ましいが、これらに限定するものではない。
これらの樹脂は単独で使用することもできるが、2種以
上組み合わせて使用することもできる。使用量は樹脂純
分として0.03重量%から5重量%が好ましく、より
好ましくは0.03重量%から3重量%が好ましい。
0.03重量%未満であると樹脂としての性能が得られ
なく、撥水持続性能の向上にならない。また逆に5重量
%より多く使用すると樹脂の定着作用でワックス類また
はパウダー類を固着してしまい、きれいな面が出ない。
【0020】本発明品において、上記必須成分の他に防
腐剤、可塑剤、紫外線吸収剤、洗浄剤、キレート剤など
も必要に応じて添加することができる。以下に実施例、
比較例をあげて本発明を詳細に説明する。
【0021】次に実施例、比較例で使用した成分を簡単
に述べる。 ・エマスター0001 日本精蝋(株)、マイクロクリ
スタリンワックスをベースとするワックスエマルジョ
ン、アニオン乳化物、40%濃度 ・エマスター0164 日本精蝋(株)、カルナバワッ
クスをベースとするワックスエマルジョン、ノニオン乳
化物、30%濃度 ・エマスター0136 日本精蝋(株)、パラフィンワ
ックスをベースとするワックスエマルジョン、ノニオン
乳化物、40%濃度 ・ポリゲンPE BASF(株)、ポリエチレンをベー
スとするワックス、エチレンの乳化重合により製造され
たもの、pH9.0〜11.0、40%濃度 ・J−643 中京油脂(株)、融点が99℃のポリエ
チレンをベースとするワックス、アニオン乳化物、35
%濃度 ・J−642 中京油脂(株)、融点が88℃のポリエ
チレンをベースとするワックス、アニオン乳化物、35
%濃度 ・SH7036 東レ・ダウコーニングシリコーン
(株)、粘度350csのジメチルポリシロキサンのア
ニオン乳化物、38%濃度、pH8.5 ・SM7025 東レ・ダウコーニングシリコーン
(株)、粘度5000csのジメチルポリシロキサンの
アニオン乳化物、33%濃度、pH8.0 ・BY22−820 東レ・ダウコーニングシリコーン
(株)、カルボキシル変性シリコーンオイルのノニオン
乳化物、濃度20%、pH4.0 ・シルキャストE 信越化学工業(株)、ペインタブル
性を持ったシリコーンオイルの乳化物、比重1.0、濃
度10% .シリコンスターYO−50S (株)日新化学研究
所、粘度500csのジメチルポリシロキサンのノニオ
ン乳化物、濃度30%、pH7.0 ・カーボポールEZ−1 B.F.グッドリッチケミカ
ル社、0.5%固形分水溶液中和粘度が50,000c
pのポリアクリル酸、水分散性が良好 ・カーボポール94.0 B.F.グッドリッチケミカ
ル社、0.5%固形分水溶液中和粘度が50,000c
pのポリアクリル酸 ・ハイビスワコー103 和光純薬工業(株)、0.2
%中和液の粘度が13,000〜27,000cp、カ
ルボキシル基含量が55.7〜63.4%のポリアクリ
ル酸 ・ハイビスワコー104 和光純薬工業(株)、0.2
%中和液の粘度が22,000〜40,000cp、カ
ルボキシル基含量が55.7〜63.4%のポリアクリ
ル酸 ・ジュンロンPW−110 日本純薬(株)、0.2%
中和液が8000〜20000cps/25℃、0.2
%水溶液がpH3〜3.8のポリアクリル酸 ・サイリシア350 富士シリシア化学(株)、平均粒
子径1.8μm(コールカウンター法)、表面積300
/g(簡易BET法)のシリカ微粒子パウダー ・サイリシア250 富士シリシア化学(株)、平均粒
子径2.7μm(コールカウンター法)、表面積300
/g(簡易BET法)のシリカ微粒子パウダー ・サテントンW エンゲルハード社、平均粒子径1.4
μの不溶性アルミニウムシリケート微粒子パウダー ・B703 日本軽金属(株)、99.6%Al(O
H)、平均粒子径2μ、B ET比表面積7m/g
の微粒子水酸化アルミニウム微粒子パウダー ・R2701 ワッカーケミカルズイーストアジア
(株)、シリコーンレジンエマルジョン、メチルシリコ
ーンレジンのアニオン界面活性剤乳化物、40%濃度、
pH約6 ・A−614 ゼネカ(株)、アクリル樹脂エマルジョ
ン、32%濃度、pH8.0、粘度200eps/25
℃ ・プライマルAC−22 ローム・アンド・ハース・ジ
ャパン(株)、アクリル樹脂エマルジョン、ノニオン
性、44.5%濃度、pH9.8、粘度500cps ・セロゾールD355 中京油脂(株)、石油系樹脂エ
マルジョン、40%濃度、pH8 ・ディックガードF−90N 大日本インキ化学
(株)、フッ素樹脂系エマルジョン、濃度20%、ノニ
オン性 ・KM−9717 信越化学工業(株)、シリコーン樹
脂エマルジョン、濃度60%、粘度(25℃)1390
cp、pH(25℃)7.3 ・ヘキストワックスS クラリアンドジャパン(株)、
酸価135〜155の高級脂肪酸 ・ポリワックス655 バレコ社、融点102℃、平均
分子量700、エチレンのホモポリマー、硬質の脂肪族
炭化水素 ・ペガゾール3040 モービル石油、蒸留範囲155
〜197℃、アニリン点56℃の脂肪族溶剤
【0022】
【実施例、比較例】実施例1 イオン交換水中にハイビスワコー103を添加して十分
に撹拌後、10%アンモニア水で中和した。その後撹拌
しながらエマスター0001、サイリシア350、SH
7036、セロゾールD355を順に添加して、ジェル
状物を得た。
【0023】実施例2 イオン交換水中にハイビスワコー104を添加してその
後、サテントンWを添加する。十分に撹拌した後、10
%NaOH水溶液で中和した。その後撹拌しながら、ポ
リゲンPE、J−642、SM7025、シリコンスタ
ーYO−50S、R2701、プライマルAC−22を
順に添加して、ジェル状物を得た。
【0024】実施例3 イオン交換水中にカーボポール940を添加して十分に
撹拌後、10%トリエタノールアミン水溶液で中和し
た。その後撹拌しながら、J−643、サイリシア25
0、BY22−820、A−614を順に添加して、ジ
ェル状物を得た。
【0025】実施例4 イオン交換水中にカーボポール940とカーボポールE
Z−1、B703を添加して十分に撹拌後、10%モル
ホリン水溶液で中和した。その後撹拌しながら、エマス
ター0164、シルキャストE、シリコンスターYO−
50S、ディックガードF−90Nを順に添加して、ジ
ェル状物を得た。
【0026】実施例5 イオン交換水中にハイビスワコー104とジュンロンP
W−110を添加して十分に撹拌後、10%アンモニア
水溶液で中和した。その後撹拌しながら、エマスター0
136、J−642、サイリシア350、シリコンスタ
ーYO−50S、SM7025、KM−9717を順に
添加して、ジェル状物を得た。
【0027】比較例1 イオン交換水中にハイビスワコー103を添加して十分
に撹拌後、10%アンモニア水溶液で中和した。その後
撹拌しながら、J−642、サイシリア250、シリコ
ンスターYO−50S、セロゾールD355を順に添加
した。ジェル状物ではなく、液状物を得た。
【0028】比較例2 イオン交換水中にハイビスワコー104とカーボポール
940を添加して十分に撹拌後、10%モルホリン水溶
液で中和した。その後撹拌しながら、J−643、エマ
スター0001、B703、サテントンW、SH703
6、シルキャストE、プライマルAC−22を順に添加
して、ジェル状物を得た。
【0029】比較例3 イオン交換水にカーボポールEZ−1を添加して十分に
撹拌後、10%トリエタノールアミン水溶液で中和し
た。その後撹拌しながら、エマスター0164、サイリ
シア350、BY22−820、SM7025、ディッ
クガードF−90Nを順に添加して、ジェル状物を得
た。
【0030】比較例4 イオン交換水にハイビスワコー104、ジュンロンPW
−110、サイリシア250を添加して十分に撹拌後、
10%NaOH水溶液で中和した。その後撹拌しなが
ら、ポリゲンPE、シリコンスターYO−50S、KM
−9717を順に添加して、ジェル状物を得た。
【0031】比較例5 ペガゾール3040にヘキストワックスS、ポリワック
ス655を加え約95℃に加熱して溶解する。これをグ
リセリンとモルホリンを溶かして約82℃に加熱した水
中に撹拌下注入して乳化する。その後サテントンWを分
散し、室温まで静置して軟らかいペーストを得る。
【0032】試験方法 平成5年型トヨタカリーナ、ダークブルーイッシュグレ
ーメタリック塗装車の屋根部分を試験用として用いる。
先ず、洗車をし、次にクリーナーワックスを掛けて汚れ
を除去し、さらに残っているワックスの被膜成分を脂肪
族溶剤で除去して、試験面として用意する。この試験面
を11区分に分け、各区分に各試料を塗布する。1区分
だけ空試験用として、無塗布で残す。先ず、試料の適量
をタオルに取り、これを1つの試験区分に塗り込む。た
だし、比較例5のみは試料の適量をウレタンスポンジに
採取して、1試験区分に塗り拡げ、約15分間自然乾燥
さした後、きれいな綿タオルでみがき上げ作業を行いワ
ックス被膜を形成させる。
【0033】試験車は屋外に駐車させ、1週間を単位と
し、その間約100km路上走行する。この1単位に1
回の割合で水洗いを行う。この試験要領で以下の試験項
目について試験を行う。試験期間は3カ月間継続して行
う。
【0034】作業性、使いやすさについて、ワックス掛
け時の作業性と使いやすさについて使用感として示し
た。その評価の基準は次の通りである。結果を表1に示
す。 ◎ 使用感が良い △ 使用感がやや悪い × 使用感が悪い
【0035】
【表1】
【0036】撥水性の持続について、1カ月後、2カ月
後、3カ月後水洗いを行なった後、水玉の状態を目視で
判定した。その評価基準は次の通りである。結果は表2
に示す。
【0037】
【表2】
【0038】光沢性の持続効果 光沢性の持続につい
て、1カ月後、2カ月後、3カ月後の光沢性を目視で空
試験と比較判定した。その評価基準は次の通りである。
結果を表3に示す。
【0039】
【表3】
【0040】
【発明の効果】本発明は形状保持剤をできるだけ少なく
し且つ石油系溶剤を無くした塗装面の撥水性つや出し剤
であるので、ワックス掛け時の乾燥や、余分のワックス
等のつや出し成分の拭き取り作業が不要という特徴を有
し、使用感が良いという効果及びその被膜は撥水性能及
び光沢性能に優れるという効果を奏する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状保持剤としてポリアクリル酸を0.
    1〜0.9重量%及びつや出し剤を含有することを特徴
    とするジェル状の塗装面の撥水性つや出し剤。
  2. 【請求項2】 つや出し剤の有効成分として、ワックス
    類、シリコーンオイル類、微粒子パウダー類及び樹脂類
    を含有することを特徴とする請求項1記載のジェル状の
    塗装面の撥水性つや出し剤。
  3. 【請求項3】 ワックス類が0.1〜5重量%、シリコ
    ーンオイル類が0.2〜6重量%、微粒子パウダー類が
    0.05〜3重量%、樹脂類が0.03〜5重量%であ
    る請求項2記載のジェル状の塗装面の撥水性つや出し
    剤。
  4. 【請求項4】 0.5重量%ポリアクリル酸水溶液のN
    aOH中和液の粘度が8000cps(25℃)以上で
    あるポリアクリル酸を使用することを特徴とする請求項
    1〜3いずれかに記載のジェル状の塗装面の撥水性つや
    出し剤。
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Cited By (5)

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