JP2000025947A - 荷受け渡し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送装置から払出された本を受け取って積み
重ねた状態で渡す際、本が歪んで積み重なることを防止
し得る荷受け渡し装置を提供する。 【解決手段】 本２を複数積み重ねた状態で支持する荷
支持部３２が一対の側壁３５間に形成され、両側壁３５
の一端部間に荷排出口３６が設けられ、他端部間に仕切
り部材３７が設けられている。仕切り部材３７は、シリ
ンダ装置４０によって移動して、荷支持部３２に積み重
なった本２を一括して荷排出口３６から外方へ押し出
す。両側壁３５の一端部には、荷排出口３６を開閉する
扉４２が設けられており、本２は閉位置の扉４２と仕切
り部材３７と両側壁３５との間で上下方向に案内され
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、搬送装置から払出
された荷を受け取って搬送装置とは別の箇所へ渡す荷受
け渡し装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の荷受け渡し装置として
は、例えば図１１，図１２に示すように、払出し装置７
０によって搬送装置７１から払出された荷７２を受け取
ってグラビティローラコンベヤ７３へ渡すものが挙げら
れる。上記搬送装置７１は搬送経路７４に沿って走行す
る複数のキャリア７５から構成されており、これらキャ
リア７５の上面には荷７２を載置可能な荷載置面７６が
形成されている。

【０００３】また、上記払出し装置７０は、左右方向に
所定間隔をおいて並列に並べられた複数の払出し部材７
７を有しており、これら払出し部材７７は、上記キャリ
ア７５で搬送される荷７２の進行方向側の前方に対向す
る突出位置Ａ（図１２の実線）と上記荷７２の上方へ退
避する退避位置Ｂ（図１２の仮想線）との間を上下揺動
する。

【０００４】また、搬送経路７４の下方に設けられた荷
受け渡し装置７８は、キャリア７５から払出された荷７
２を複数積み重ねた状態で支持する荷支持部７９と、荷
支持部７９に積み重ねられた荷７２を一括してグラビテ
ィローラコンベヤ７３上へ押し出す押し出し装置８０と
を備えている。

【０００５】上記押し出し装置８０は、グラビティロー
ラコンベヤ７３に対向して接近離間自在な押し出し部材
８１と、この押し出し部材８１を移動させるシリンダ装
置８２とで構成されている。

【０００６】これによると、払出し部材７７が突出位置
Ａへ揺動することによって、搬送中の荷７２は、払出し
部材７７の先端部に当接し、荷載置面７６上を滑り落ち
てキャリア７５から払出されて落下し、荷支持部７９に
支持される。このようにして、複数の荷７２が積み重ね
られた状態で荷支持部７９に支持された後、図１１に示
すように、押し出し部材８１が押し出し方向Ｆへ移動し
て荷支持部７９の荷７２を一括してグラビティローラコ
ンベヤ７３上へ押し出す。その後、荷７２はグラビティ
ローラコンベヤ７３によって搬送される。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来形式では、荷支持部７９に複数の荷７２が順次落下し
て積み重なる際、図１３に示すように、これら荷７２が
上下方向に真っ直ぐに積み重ならず、横方向へ歪んで積
み重なるといった問題がある。このように荷７２が歪ん
で積み重なると、押し出し部材８１で荷７２を押し出し
た時、荷７２がグラビティローラコンベヤ７３上で崩れ
てしまう恐れがある。

【０００８】本発明は、搬送装置から払出された荷を受
け取って積み重ねた状態で渡す際、荷が歪んで積み重な
ることを防止し得る荷受け渡し装置を提供することを目
的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本第１発明における荷受け渡し装置は、搬送装置から
払出された荷を受け取って上記搬送装置とは別の箇所へ
渡す荷受け渡し装置であって、開閉部材とこの開閉部材
に対向する仕切り部材との間に、上記搬送装置から払出
された荷を複数積み重ねた状態で支持する荷支持部が形
成され、上記開閉部材は荷支持部に積み重ねられた荷を
排出可能な荷排出口を開閉し、上記荷支持部に積み重ね
られた荷を一括して荷排出口から外方へ送り出す送り出
し手段が設けられ、上記荷は閉位置の開閉部材と仕切り
部材との間で上下方向に案内されるものである。

【００１０】これによると、搬送装置から払出された荷
は、閉位置の開閉部材と仕切り部材との間を通って荷支
持部に支持され、上下複数積み重なる。この際、荷は閉
位置の開閉部材と仕切り部材との間で上下方向に案内さ
れながら積み重なるため、荷が開閉部材と仕切り部材と
の方向に歪んで積み重なることを防止し得る。

【００１１】このようにして荷支持部に積み重ねられた
荷は送り出し手段によって一括して荷排出口から外方へ
送り出され、この際、開閉部材は送り出される荷に押さ
れて開く。

【００１２】本第２発明における荷受け渡し装置は、荷
支持部は一対の側部材間に形成され、荷排出口は両側部
材の一端部間に設けられ、仕切り部材は両側部材の他端
部間に設けられ、開閉部材は側部材の一端部に設けられ
かつ付勢具によって閉方向に付勢されているものであ
る。

【００１３】これによると、搬送装置から払出された荷
は、閉位置の開閉部材と仕切り部材と両側部材との間で
上下方向に案内されながら荷支持部に積み重なるため、
荷が開閉部材と仕切り部材との対向する方向に歪んで積
み重なることを防止でき、さらに、一対の側部材の対向
する方向に歪んで積み重なることも防止できる。

【００１４】また、荷支持部に積み重ねられた荷は送り
出し手段によって一括して荷排出口から外方へ送り出さ
れ、この際、開閉部材は、送り出される荷に押されて開
き、荷が荷排出口を通過した後、付勢具の付勢力によっ
て閉じる。

【００１５】本第３発明における荷受け渡し装置は、送
り出し手段は、駆動装置によって仕切り部材を開閉部材
に対して接近離間させて、荷支持部に積み重ねられた荷
を一括して荷排出口から外方へ押し出すように構成され
ているものである。

【００１６】これによると、駆動装置によって仕切り部
材を開閉部材に対して接近させることによって、荷支持
部に積み重ねられた荷は上記仕切り部材で一括して荷排
出口から外方へ押し出される。

【００１７】本第４発明における荷受け渡し装置は、荷
支持部に積み重ねられた荷の高さが所定高さに達したこ
とを検出する高さ検出装置と、高さ検出装置の検出に基
づいて駆動装置を制御する制御部とが備えられているも
のである。

【００１８】これによると、荷支持部に積み重ねられた
荷の高さが所定高さに達した場合、高さ検出装置の検出
に基づいて、制御部が駆動装置を制御して仕切り部材を
開閉部材に対して接近させる。これにより、荷支持部に
過不足なく積み重ねられた荷を一括して荷排出口から外
方へ押し出すことができる。

【００１９】本第５発明における荷受け渡し装置は、荷
支持部は、上方に設けられた搬送装置から払出されて落
下する荷を積み重ねた状態で支持し、荷排出口の外方
に、排出された荷を搬送する別の搬送装置が設置されて
いるものである。

【００２０】これによると、搬送装置から払出されて落
下した荷は荷支持部に上下複数積み重なって支持され
る。その後、荷は、送り出し手段によって、一括して荷
排出口から別の搬送装置へ送り出される。

【００２１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図１
〜図８に基づいて説明する。図６〜図８に示すように、
１は本２（荷の一例）を仕分ける仕分け設備であり、上
記本２を搬送経路３に沿って搬送する搬送装置４と、本
２を搬送装置４に投入する投入装置５と、搬送される本
２を払出す払出し装置６と、払出された本２を受け取っ
てグラビティローラコンベヤ７（別の搬送装置の一例）
へ渡す荷受け渡し装置８とが備えられている。

【００２２】上記搬送経路３は、上下一対の直線経路部
９ａ，９ｂと、両直線経路部９ａ，９ｂの端部間に連続
する上下方向の半円状の変向経路部１０とで形成されて
いる。上記搬送装置４は、搬送経路３に沿って循環走行
自在な複数の移動体１３と、これら移動体１３を走行さ
せる左右一対の走行駆動装置１４ａ，１４ｂとを備えて
いる。

【００２３】このうち、各移動体１３の一側方に位置す
る一方の走行駆動装置１４ａは、搬送経路３の前後両端
部に位置する第１スプロケット１５，１６と、これら第
１スプロケット１５，１６間に巻回される第１チェン１
７とで構成されている。同様に、各移動体１３の他側方
に位置する他方の走行駆動装置１４ｂも、第２スプロケ
ット１８，１９と第２チェン２０とで構成されている。
また、上記一方の走行駆動装置１４ａと他方の走行駆動
装置１４ｂとは前後方向に距離Ｌだけずらして設けられ
ている。

【００２４】上記各スプロケット１５，１６，１８，１
９は床側に設置された固定フレーム体２１に取付けられ
ており、この固定フレーム体２１には、前部のスプロケ
ット１５，１８を同期して回転駆動させるモータ（図示
せず）が設けられている。

【００２５】上記各移動体１３は第１チェン１７と第２
チェン２０との間に位置しており、移動体１３の一側部
の後端と第１チェン１７とが連結ピン２２を介して連結
され、他側部の前端と第２チェン２０とが連結ピン２３
を介して連結されている。尚、上記連結ピン２２と連結
ピン２３との前後距離は上記距離Ｌと一致している。

【００２６】また、図１に示すように、移動体１３には
複数のガイドローラ２４が設けられ、これらガイドロー
ラ２４は上記両直線経路部９ａ，９ｂに沿って敷設され
た左右一対のガイドレール２５内を転動する。尚、各移
動体１３の上面には、本２を載置する荷載置面２６が上
向きに形成されている。

【００２７】また、上記投入装置５は、上記搬送経路３
の側方に複数設置され、下部の直線経路部９ｂに沿って
走行している移動体１３の荷載置面２６に向けて本２を
投入する。

【００２８】また、払出し装置６は、直線経路部９ａ，
９ｂの上方に前後複数設けられている。図１，図３に示
すように、上記各払出し装置６は、移動体１３で搬送さ
れる本２の進行方向側の前方に対向する突出位置Ａ（図
３の実線）と上記本２の上方へ退避する退避位置Ｂ（図
３の仮想線）との間を上下方向へ揺動自在な複数の払出
し部材２９と、これら払出し部材２９を揺動させるシリ
ンダ装置（図示せず）とを備えている。

【００２９】また、図６に示すように、上記荷受け渡し
装置８は各直線経路部９ａ，９ｂの下方に前後複数設置
されている。各荷受け渡し装置８は、図１〜図３に示す
ように、上記払出し部材２９によって移動体１３から払
出されて落下する本２を複数積み重ねた状態で支持する
荷支持部３２と、荷支持部３２に積み重ねられた複数の
本２を一括して上記グラビティローラコンベヤ７へ送り
出す送り出し手段３３とを備えている。

【００３０】上記荷支持部３２は、固定フレーム体２１
に設けられた底体３４に立設された前後一対の側壁３５
（側部材の一例）間に形成されている。尚、図３に示す
ように、両側壁３５の上部はテーパ状に傾斜して前後外
方へ広がっている。

【００３１】上記両側壁３５の一端部間には、荷支持部
３２に積み重ねられた複数の本２を排出可能な荷排出口
３６が形成されており、上記両側壁３５の一端部にはそ
れぞれ、荷排出口３６を開閉する平板状の扉４２（開閉
部材の一例）が設けられている。また、上記両側壁３５
の他端部間には、図２の実線で示した閉位置Ｓの扉４２
に対向する平板状の仕切り部材３７が設けられている。

【００３２】上記仕切り部材３７は、側壁３５の一端側
の外方（すなわち上記荷排出口３６の外方）に位置する
突出位置Ｃと側壁３５の他端側（すなわち上記荷排出口
３６とは反対側）に位置する退避位置Ｄとの間を押し出
し経路３９に沿って往復移動自在であり、この仕切り部
材３７の移動はシリンダ装置４０（駆動装置の一例）に
よって行われる。尚、上記仕切り部材３７は荷排出口３
６を通過して突出位置Ｃに達する。また、上記仕切り部
材３７の上部はテーパ状に傾斜して外方へ広がってい
る。尚、上記仕切り部材３７とシリンダ装置４０とで、
上記送り出し手段３３が構成されている。

【００３３】また、図２，図４，図５に示すように、上
記両扉４２はそれぞれ、スプリング付きの丁番４３を介
して側壁３５に水平回動自在に取付けられ、上記丁番４
３に組み込まれたスプリング４４（付勢具の一例）によ
り閉方向に付勢されており、閉位置Ｓにおいて押し出し
経路３９に対し直交する方向に向く。尚、払出された本
２は、閉位置Ｓの扉４２と退避位置Ｄの仕切り部材３７
と両側壁３５との間で上下方向に案内される。

【００３４】また、図５に示すように、両側壁３５の一
端には、扉４２の閉方向への回動を閉位置Ｓで停止させ
るストッパ面４５が形成されている。尚、両扉４２は、
その遊端部が突出位置Ｃの仕切り部材３７の端部に当接
することで、開位置Ｏに停止する。

【００３５】また、図１に示すように、上記固定フレー
ム体２１には、荷支持部３２に積み重ねられた本２の高
さが所定高さに達したことを検出する高さ検出装置４７
が設けられている。この高さ検出装置４７には、例えば
光電スイッチ等が用いられている。さらに、荷受け渡し
装置８には、上記高さ検出装置４７の検出に基づいてシ
リンダ装置４０を制御する制御部５０が備えられてい
る。

【００３６】また、上記グラビティローラコンベヤ７
は、複数の遊転自在なローラ４８を有し、上流側から下
流側へ傾斜している。そして、上記グラビティローラコ
ンベヤ７の上流側が荷排出口３６の外側に連続して設け
られている。

【００３７】以下に、上記構成における作用を説明す
る。図６，図７に示すように、モータによりスプロケッ
ト１５，１８を同期回転させることで、第１および第２
チェン１７，２０が一方向へ回動し、各移動体１３が、
ガイドローラ２４を介してガイドレール２５に支持案内
されながら、搬送経路３に沿って走行する。この際、両
走行駆動装置１４ａ，１４ｂの前後方向のずれと両連結
ピン２２，２３の前後距離とは共に距離Ｌに設定されて
いるため、各移動体１３は、搬送経路３の変向経路部１
０を通過する際においても、常に水平姿勢で走行する。
そして、本２は、投入装置５によって移動体１３の荷載
置面２６に投入されて載置され、移動体１３の走行によ
って搬送される。

【００３８】搬送中の本２を所定箇所に払出す場合、図
３の実線に示すように、払出し部材２９を退避位置Ｂか
ら突出位置Ａまで揺動させることによって、搬送中の本
２が、払出し部材２９の先端部に当接して移動体１３の
荷載置面２６から滑り落ち、後続の移動体１３との間を
通って落下する。

【００３９】このようにして搬送装置４から払出されて
落下した本２は、図１，図２に示すように、両側壁３５
と閉位置Ｓの両扉４２と退避位置Ｄの仕切り部材３７と
の間を通って荷支持部３２に支持され、上下複数積み重
なる。この際、本２は上記両側壁３５と両扉４２と仕切
り部材３７との間で上下方向に案内されながら積み重な
るため、本２が前後方向（すなわち一対の側壁３５が対
向する方向）へ歪んで積み重なることを防止でき、さら
に、左右方向（すなわち両扉４２と仕切り部材３７とが
対向する方向）へ歪んで積み重なることを防止できる。

【００４０】そして、荷支持部３２に所定数の本２が積
み重なってこれら本２の高さ所定高さに達すると、高さ
検出装置４７が積み重なった本２を検出し、この検出に
基づいて、図１および図２の各仮想線で示すように制御
部５０がシリンダ装置４０のピストンロッド５１を伸長
させて仕切り部材３７を退避位置Ｄから突出位置Ｃへ移
動させる。これにより、荷支持部３２に積み重ねられた
本２は、一括して、上記仕切り部材３７に押されて荷排
出口３６からグラビティローラコンベヤ７上へ押し出さ
れ、グラビティローラコンベヤ７の上流側から下流側へ
搬送される。この際、扉４２は押し出される本２に押さ
れて開く。

【００４１】その後、図１および図２の各実線で示すよ
うにシリンダ装置４０のピストンロッド５１を短縮させ
て仕切り部材３７を退避位置Ｄから突出位置Ｃに戻すこ
とにより、扉４２は、図４に示すように、スプリング４
４の付勢力によって閉方向へ回動し、ストッパ面４５に
当接して閉位置Ｓに停止する。

【００４２】上記のように、払出された複数の本２が荷
支持部３２に積み重なる際、前後左右方向に歪んで積み
重なることを防止でき、真っ直ぐに積み重なるため、積
み重なった本２を仕切り部材３７で押し出した時、本２
がグラビティローラコンベヤ７上で崩れるのを防止する
ことができる。

【００４３】上記実施の形態では、図２に示すように、
両側壁３５にそれぞれ扉４２を設けているが、いずれか
一方の側壁３５にのみ設けてもよい。上記実施の形態で
は、シリンダ装置４０を用いて仕切り部材３７を移動さ
せているがモータ等を用いてもよい。

【００４４】上記実施の形態では、荷排出口３６の外方
にグラビティローラコンベヤ７を設けているが、それ以
外の形式の搬送装置、例えばシュートやベルトコンベヤ
等を設置してもよい。

【００４５】上記実施の形態では、図６に示すように、
搬送装置４の搬送経路３を、上下一対の直線経路部９
ａ，９ｂと変向経路部１０とで縦回りに形成している
が、左右一対の直線経路部と、両直線経路部の端部間に
連続する変向経路部とで水平回りに形成したものであっ
てもよい。

【００４６】上記実施の形態では、荷の一例として本２
を挙げたが、本２に限ったものではなく、他の物品でも
よいが、特に偏平な形状の荷の搬送と仕分けに適してい
る。また、上記実施の形態では、開閉部材の一例として
図３に示すように平板状の扉４２を側壁３５に設けてい
るが、他の実施の形態として、図９に示すように、スプ
リング付きの丁番４３を介して側壁３５の一端部に水平
回動自在に取付けられた横方向のアーム６０と、このア
ーム６０の遊端部に取付けられた縦方向の棒材６１とで
開閉部材６２を構成してもよい。

【００４７】さらに、上記実施の形態では、図１に示す
ように、仕切り部材３７とシリンダ装置４０とで送り出
し手段３３を構成しているが、他の実施の形態として、
図１１に示すように、荷支持部３２に積み重ねられた本
２を一括して搬送装置６５（ベルトコンベヤやローラコ
ンベヤ等）で荷排出口３６から送り出すような送り出し
手段６６であってもよく、この場合、仕切り部材３７
は、移動せず、荷支持部３２を挟んで扉４２に対向する
位置に固定されている。

【００４８】

【発明の効果】以上のように本第１発明によれば、搬送
装置から払出された荷は閉位置の開閉部材と仕切り部材
との間で上下方向に案内されながら積み重なるため、荷
が開閉部材と仕切り部材との方向に歪んで積み重なるこ
とを防止し得る。したがって、積み重なった荷を送り出
し手段によって一括して荷排出口から外方へ送り出した
時、荷崩れの発生を防止することができる。

【００４９】本第２発明によれば、搬送装置から払出さ
れた荷は、閉位置の開閉部材と仕切り部材と両側部材と
の間で上下方向に案内されながら荷支持部に積み重なる
ため、荷が開閉部材と仕切り部材との対向する方向に歪
んで積み重なることを防止でき、さらに、一対の側部材
の対向する方向に歪んで積み重なることも防止できる。

【００５０】本第３発明によれば、駆動装置によって仕
切り部材を開閉部材に対して接近させることによって、
荷支持部に積み重ねられた荷は上記仕切り部材で一括し
て荷排出口から外方へ押し出される。

【００５１】本第４発明によれば、荷支持部に積み重ね
られた荷の高さが所定高さに達した場合、高さ検出装置
の検出に基づいて、制御部が駆動装置を制御して仕切り
部材を開閉部材に対して接近させる。これにより、荷支
持部に過不足なく積み重ねられた荷を一括して荷排出口
から外方へ押し出すことができる。

【００５２】本第５発明によれば、搬送装置から払出さ
れて落下した荷は、荷支持部に上下複数積み重なって支
持され、その後、送り出し手段によって、一括して荷排
出口から別の搬送装置へ送り出される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態における荷受け渡し装置の
正面図である。

【図２】同、荷受け渡し装置の平面図である。

【図３】同、荷受け渡し装置の荷排出口側から見た側面
図である。

【図４】同、荷受け渡し装置の扉の閉位置における拡大
平面図である。

【図５】同、荷受け渡し装置の扉の開位置における拡大
平面図である。

【図６】搬送装置の構成を示す側面図である。

【図７】搬送装置の構成を示す平面図である。

【図８】仕分け設備の平面図である。

【図９】本発明の他の実施の形態における荷受け渡し装
置の荷排出口側から見た側面図である。

【図１０】本発明の他の実施の形態における荷受け渡し
装置の正面図である。

【図１１】従来の荷受け渡し装置の正面図である。

【図１２】図１１におけるＸ−Ｘ矢視図である。

【図１３】従来の荷受け渡し装置の問題点を示す図であ
る。

【符号の説明】

２ 本（荷） ４ 搬送装置 ７ グラビティローラコンベヤ（別の搬送装置） ８ 荷受け渡し装置 ３２ 荷支持部 ３３ 送り出し手段 ３５ 側壁（側部材） ３６ 荷排出口 ３７ 仕切り部材 ４０ シリンダ装置（駆動装置） ４２ 扉（開閉部材） ４４ スプリング（付勢具） ４７ 高さ検出装置 ５０ 制御部 Ｓ 閉位置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3F015 AA00 FA01 GA01 3F017 AA03 AB07 BA12 BA18 3F029 AA04 AA07 AA08 BA01 CA05 CA24 DA02 DA06 EA05

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 搬送装置から払出された荷を受け取って
   上記搬送装置とは別の箇所へ渡す荷受け渡し装置であっ
   て、開閉部材とこの開閉部材に対向する仕切り部材との
   間に、上記搬送装置から払出された荷を複数積み重ねた
   状態で支持する荷支持部が形成され、上記開閉部材は荷
   支持部に積み重ねられた荷を排出可能な荷排出口を開閉
   し、上記荷支持部に積み重ねられた荷を一括して荷排出
   口から外方へ送り出す送り出し手段が設けられ、上記荷
   は閉位置の開閉部材と仕切り部材との間で上下方向に案
   内されることを特徴とする荷受け渡し装置。
2. 【請求項２】 荷支持部は一対の側部材間に形成され、
   荷排出口は両側部材の一端部間に設けられ、仕切り部材
   は両側部材の他端部間に設けられ、開閉部材は側部材の
   一端部に設けられかつ付勢具によって閉方向に付勢され
   ていることを特徴とする請求項１記載の荷受け渡し装
   置。
3. 【請求項３】 送り出し手段は、駆動装置によって仕切
   り部材を開閉部材に対して接近離間させて、荷支持部に
   積み重ねられた荷を一括して荷排出口から外方へ押し出
   すように構成されていることを特徴とする請求項１また
   は請求項２記載の荷受け渡し装置。
4. 【請求項４】 荷支持部に積み重ねられた荷の高さが所
   定高さに達したことを検出する高さ検出装置と、高さ検
   出装置の検出に基づいて駆動装置を制御する制御部とが
   備えられていることを特徴とする請求項３記載の荷受け
   渡し装置。
5. 【請求項５】 荷支持部は、上方に設けられた搬送装置
   から払出されて落下する荷を積み重ねた状態で支持し、
   荷排出口の外方に、排出された荷を搬送する別の搬送装
   置が設置されていることを特徴とする請求項１から請求
   項４のいずれかに記載の荷受け渡し装置。