JP2000025655A - 自動車用シートの支持補強構造 - Google Patents

自動車用シートの支持補強構造

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JP2000025655A
JP2000025655A JP10199349A JP19934998A JP2000025655A JP 2000025655 A JP2000025655 A JP 2000025655A JP 10199349 A JP10199349 A JP 10199349A JP 19934998 A JP19934998 A JP 19934998A JP 2000025655 A JP2000025655 A JP 2000025655A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロスメンバのサイドシルへの結合部をより
強固に補強させることにより、上記クロスメンバへのシ
ートの支持をより強固にさせる。 【解決手段】 車体フレーム3が、左右一対のサイドシ
ル14,14と、車幅方向に延びてその各端部18a
が、上記各サイドシル14の中途部に結合させられるク
ロスメンバ18とを備える。車幅方向の各端縁23aが
上記各サイドシル14に結合させられるフロアパネル2
3を設け、このフロアパネル23を上記クロスメンバ1
8に結合させる。上記サイドシル14と、これに結合さ
せられた上記フロアパネル23の端縁23aとを互いに
結合させる補強板25を設ける。上記クロスメンバ18
にシート34を支持させる。上記サイドシル14、クロ
スメンバ18の端部18a、および補強板25の各一部
を互いに重ね合わせて結合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートを支持する
クロスメンバのサイドシルに対する結合部を補強するよ
うにした自動車用シートの支持補強構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体におけるシートの支持構造
には、従来、特開平3‐96488号公報で示されたも
のがある。
【0003】上記公報のものによれば、自動車の車体フ
レームが、車体の前後方向に沿って延びる左右一対のサ
イドシルと、車幅方向に延びてその長手方向の各端部
が、上記各サイドシルの長手方向の中途部に結合させら
れるクロスメンバとを備えている。また、上記両サイド
シルの間でほぼ水平に延びてその車幅方向の各端縁がこ
れに対応する上記各サイドシルに結合させられるフロア
パネルが設けられ、このフロアパネルの前後方向の中途
部は上記クロスメンバに結合させられている。また、上
記サイドシルと、これに結合させられた上記フロアパネ
ルの端縁とを互いに結合させる補強板が設けられ、一
方、上記クロスメンバにシートが支持させられている。
【0004】上記構成の自動車がその走行中に前方に位
置する何らかの物体に衝突した(以下、これを「前突」
という)とき、その衝撃力により、上記サイドシルへの
フロアパネルの端縁の結合部には大きな応力が生じ、も
って、上記サイドシルからフロアパネルの端縁が剥離し
がちとなる。しかし、この剥離は上記補強板によって防
止されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記「前
突」時には、そのときの衝撃力と、上記シート、および
このシートに着座した着座者の慣性力とによる大きな外
力が上記クロスメンバに与えられる。このため、上記サ
イドシルへの上記クロスメンバの端部の結合部には大き
な応力が生じがちとなって、上記サイドシルからクロス
メンバの端部が剥離しがちとなる。
【0006】ここで、上記クロスメンバには上記フロア
パネルが結合させられていることから、上記クロスメン
バに対するシート等からの上記した大きな外力は上記フ
ロアパネルと、補強板とを介しても上記サイドシルによ
って支持され、このため、上記剥離は緩和されがちとは
なるが、上記シート等からの外力は極めて大きいもので
あると共に、上記したように補強板はサイドシルに対す
るフロアパネルの端縁の剥離防止用として設けられたも
のであり、よって、上記従来の技術では、クロスメンバ
に対するシートの支持は、強度上、必ずしも満足のゆく
ものではなく、改善の余地が残されている。
【0007】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、シートを支持するクロスメンバのサイド
シルへの結合部をより強固に補強させることにより、上
記クロスメンバへのシートの支持をより強固にさせるよ
うにし、かつ、上記補強が簡単な構成で達成されるよう
にすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車用シートの支持補強構造は、次の如く
である。
【0009】請求項1の発明は、車体フレーム3が、車
体2の前後方向に沿って延びる左右一対のサイドシル1
4,14と、車幅方向に延びてその長手方向の各端部1
8aが、上記各サイドシル14の長手方向の中途部に結
合させられるクロスメンバ18とを備え、上記両サイド
シル14,14の間でほぼ水平に延びてその車幅方向の
各端縁23aがこれに対応する上記各サイドシル14に
結合させられるフロアパネル23を設け、このフロアパ
ネル23の前後方向の中途部を上記クロスメンバ18に
結合させ、かつ、上記サイドシル14と、これに結合さ
せられた上記フロアパネル23の端縁23aとを互いに
結合させる補強板25を設け、一方、上記クロスメンバ
18にシート34を支持させた自動車1において、
【0010】上記サイドシル14、クロスメンバ18の
端部18a、および補強板25の各一部を互いに重ね合
わせて結合させたものである。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記クロスメンバ18に上記シート34の前部を支
持させ、上記サイドシル14の上面に、上記クロスメン
バ18の端部18aおよび補強板25の各一部を互いに
重ね合わせて結合させたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0013】図において、符号1は自動車で、矢印Fr
はその前方を示している。
【0014】上記自動車1の車体2は板金製の車体フレ
ーム3と、この車体フレーム3に支持される板金製の車
体本体4と、上記車体フレーム3の前部に支持される板
金製のサブフレーム5とを備え、このサブフレーム5に
懸架された左右前車輪7と、上記車体フレーム3の後部
に懸架された左右後車輪8,8とで、上記車体2が走行
面9上に支持されている。
【0015】上記車体フレーム3は、車体2の車幅方向
の車体中央12を基準としてほぼ左右対称形とされてい
る。上記車体フレーム3は、上記車体中央12を挟んで
車体2の前後方向に沿って延びる左右一対の前側のサイ
ドフレーム13,13と、これらサイドフレーム13,
13のそれぞれ外側方で前後方向に延び、かつ、車体2
の左右各側部でそれぞれ上記前車輪7と後車輪8との間
に配置される左右一対のサイドシル14,14と、これ
ら各サイドシル14の後端部側からそれぞれ後方に延び
てその前端部が上記サイドシル14の後端部にスポット
溶接等により結合させられる後側のサイドフレーム15
とを備えている。
【0016】また、上記車体フレーム3は、上記各サイ
ドフレーム13の前端部を互いに結合させるクロスメン
バ16と、上記各サイドフレーム13の長手方向の中途
部とこれに車幅方向で対応する上記各サイドシル14の
前端部とを互いに結合させるクロスメンバ17と、上記
各サイドフレーム13の長手方向の中途部と上記各サイ
ドシル14の長手方向の中途部とを互いに結合させる
前、後クロスメンバ18,19と、上記各サイドシル1
4の後端部とサイドフレーム15の前端部との左右各結
合部19とを互いに結合させる後クロスメンバ20と、
上記各サイドフレーム15を互いに結合させる前後に複
数の他のクロスメンバ21とを備え、上記した各クロス
メンバ16〜21はそれぞれ車幅方向に延びている。
【0017】上記の場合、各クロスメンバ18,19の
長手方向の各端部18a,端部19aは、それぞれこれ
に対応する各サイドシル14の長手方向の中途部にスポ
ット溶接S1,S2により結合(以下、これを単にスポ
ット溶接Sという)させられている。
【0018】上記車体本体4の下部を構成して上記両サ
イドシル14,14の間でほぼ水平に延びるフロアパネ
ル23が設けられ、このフロアパネル23の車幅方向の
各端縁23aは下方に向って折り曲げられ、この端縁2
3aに対応する上記各サイドシル14にスポット溶接S
3されている。上記フロアパネル23は上記サイドフレ
ーム13,15と、クロスメンバ17,20,21の各
上面に載置されて、これらにそれぞれスポット溶接S4
により結合させられている。また、上記フロアパネル2
3の前後方向の中途部は上記前、後クロスメンバ18,
19の下面に接合させられてこれらにそれぞれスポット
溶接S5〜S7されている。上記サイドシル14とこれ
に結合させられた上記フロアパネル23の端縁部23a
とを互いに結合させる補強板25が設けられている。
【0019】上記車体本体4は、上記車体フレーム3の
左右各側部のサイドシル14から上方に向って突出する
フロントピラー26、センタピラー27およびリヤピラ
ー28を有し、これらにルーフパネル29が支持され、
これらの内部が車室30とされている。上記フロアパネ
ル23の車体中央12の部分が、上方に向って膨出し、
かつ、前後方向に延びることによりトンネル31が形成
され、このトンネル31は強度と剛性の大きい部分とな
っている。
【0020】上記車室30の前部にはハンドル32が操
向自在に支承され、このハンドル32よりも後側におけ
る車室30の部分で、それぞれシート支持手段33を介
して左右一対のシート34が上記フロアパネル23の前
部上に支持され、上記各シート支持手段33はそれぞれ
左右一対のシートレール35,35により構成されてい
る。また、上記フロアパネル23の後部上にも左右一対
の他のシート36が支持されている。
【0021】上記の場合、各シート支持手段33におけ
る両シートレール35,35のうち、一方のシートレー
ル35は、上記前、後クロスメンバ18,19に跨って
支持され、つまり、これらクロスメンバ18,19を介
して上記フロアパネル23に間接的に支持されている。
また、他のシートレール35は上記トンネル31上に支
持され、つまり、上記フロアパネル23に直接的に支持
されている。これにより、上記前、後クロスメンバ1
8,19のうち、前側のクロスメンバ18に上記シート
支持手段33を介しシート34の前部が支持され、後側
のクロスメンバ19に上記シート支持手段33を介しシ
ート34の後部が支持されている。そして、上記各シー
ト34,36には運転手などの着座者37が着座可能と
されている。
【0022】図1,4において、前記各サイドシル14
は、車幅方向で対面するアウタパネル38とインナパネ
ル39とを備え、これらアウタパネル38,39の各上
端縁同士と、下端縁同士とが互いにスポット溶接S8さ
れて、断面箱形とされている。
【0023】図3において、上記各クロスメンバ18,
19は、それぞれ上記フロアパネル23の各側部の上面
に結合される左右一対の側部メンバ40,40と、これ
ら側部メンバ40,40に車幅方向で列設されるように
上記トンネル31の内部に配置されて、このトンネル3
1に結合させられる中央部メンバ41とを有している。
【0024】図1,4において、上記各側部メンバ40
は、それぞれ長尺の一枚の板金材をプレスすることによ
り成形されたもので、車幅方向に延びる天井板43と、
この天井板43の前後各端縁から下方に向って延出する
前後一対の側板44,44と、これら各側板44の下端
縁から前方、もしくは後方に向って一体的に延出する外
向きフランジ45とを有し、その長手方向の各断面がほ
ぼ倒立U字形状をなしている。
【0025】上記クロスメンバ18,19の各端部18
a,19aにおける上記天井板43の長手方向の端縁か
らそれぞれ外側に向って延出板46が一体的に延出させ
られ、この延出板46の延出端部は上記サイドシル14
のインナパネル39の上方に位置させられている。ま
た、上記各側板44の長手方向の各端縁にそれぞれ他の
外向きフランジ47が一体的に延出させられ、これら各
外向きフランジ47は上記サイドシル14の重ね合わせ
部51と、トンネル31の側壁にそれぞれスポット溶接
S2,S7されている。
【0026】前記補強板25は、その横断面形状がほぼ
L字形をなしてほぼ鉛直方向に延びる縦向き片48と、
この縦向き片48の下端縁から車幅方向で車体中央12
側に向って一体的に延出する横向き片49と、上記各ク
ロスメンバ18,19の各端部18a,19aに車幅方
向で対応する位置で、上記縦向き片48から一体的に上
方に向って延出する延出板50とを備え、上記縦向き片
48はサイドシル14のインナパネル39にスポット溶
接S9され、上記横向き片49はフロアパネル23の車
幅方向の端部の上面にスポット溶接S6,S10され、
上記延出板50の延出端部は上記サイドシル14のイン
ナパネル39の上方に位置させられている。
【0027】上記サイドシル14のインナパネル39、
各クロスメンバ18,19の各端部18a,19aにお
ける延出板46と外向きフランジ47、および補強板2
5の延出板50の各一部が互いに重ね合わされて三枚重
ねとされ、これらが互いに一体的にスポット溶接S1,
2されている。
【0028】また、上記の場合、サイドシル14のイン
ナパネル39の上面に、上記各クロスメンバ18,19
の各端部18a,19aにおける延出板46および補強
板25の延出板50の各一部である延出端部が互いに重
ね合わされて三枚の重ね合わせ部51とされ、この重ね
合わせ部51はスポット溶接S1により互いに一体的に
結合させられている。
【0029】上記構成によれば、サイドシル14、クロ
スメンバ18,19の端部18a,19a、および補強
板25の各一部を互いに重ね合わせてスポット溶接S
1,S2により結合させたため、上記サイドシル14
と、シート34を支持するクロスメンバ18,19の端
部18a,19aとの結合部が上記補強板25によっ
て、強固に補強され、「前突」時には、そのときの衝撃
力と、上記シート34、およびこのシート34に着座し
た着座者との慣性力とによる大きな外力が上記クロスメ
ンバ18に与えられるが、上記補強により、上記サイド
シル14と、シート34を支持するクロスメンバ18,
19の端部18a,19aとの結合部に大きな応力が生
じることが防止されて、上記サイドシル14からのクロ
スメンバ18,19の端部18a,19aの剥離がより
確実に防止される。
【0030】よって、上記クロスメンバ18,19によ
るシート34の支持がより強固になされることとなる。
【0031】また、上記の場合、サイドシル14、クロ
スメンバ18,19の端部18a,19a、および補強
板25の各一部は上下方向と、車幅方向との互いにほぼ
直角な方向でそれぞれ重ね合わされて結合させられてお
り、このため、上記サイドシル14と、クロスメンバ1
8,19の端部18a,19aとの結合部に、強度上の
方向性の生じることが抑制され、よって、自動車1から
のクロスメンバ18,19の端部18a,19aの剥離
が更に確実に防止される。
【0032】しかも、上記補強板25は、上記サイドシ
ル14からのフロアパネル23の端縁23aの剥離を防
止させるために設けられたものであるが、上記補強板2
5が上記サイドシル14に対するクロスメンバ18,1
9の端部18a,19aの剥離の防止に利用されたので
あり、このため、この利用の分、上記サイドシル14と
クロスメンバ18,19の端部18a,19aとの結合
部の補強は簡単な構成によって達成される。
【0033】即ち、上記クロスメンバ18によるシート
34の強固な支持が簡単な構成によって達成される。
【0034】また、上記したようにクロスメンバ18に
シート34の前部を支持させた場合、「前突」時には、
上記シート34等から上記クロスメンバ18に対し下方
に向う大きい外力が与えられることとなり、このため、
上記クロスメンバ18からサイドシル14に与えられる
外力も下方に向うこととなる。
【0035】ここで、上記サイドシル14の縦向きの内
側面にクロスメンバ18の端部18aを単に突き合わせ
てスポット溶接S2をさせただけの場合には、上記下方
に向う外力により上記サイドシル14に対するクロスメ
ンバ18の端部18aの結合部には剪断応力が生じて、
上記サイドシル14からクロスメンバ18の端部18a
が容易に剥離しがちとなる。
【0036】そこで、上記したように、サイドシル14
の上面に、上記クロスメンバ18の端部18aおよび補
強板25の各一部を互いに重ね合わせてこれらを互いに
結合させたのであり、このため、上記下方に向う外力が
クロスメンバ18に与えられたとき、上記サイドシル1
4に対しクロスメンバ18の端部18aは圧接すること
となって、上記サイドシル14からのクロスメンバ18
の端部18aの剥離がより確実に防止される。
【0037】よって、上記クロスメンバ18によるシー
ト34の支持が更に強固になされることとなる。
【0038】なお、以上は図示の例によるが、後側のク
ロスメンバ19はなくてもよく、この場合には、上記シ
ート34の後部を上記シート支持手段33を介し上記フ
ロアパネル23上に直接的に支持させてもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0040】請求項1の発明は、車体フレームが、車体
の前後方向に沿って延びる左右一対のサイドシルと、車
幅方向に延びてその長手方向の各端部が、上記各サイド
シルの長手方向の中途部に結合させられるクロスメンバ
とを備え、上記両サイドシルの間でほぼ水平に延びてそ
の車幅方向の各端縁がこれに対応する上記各サイドシル
に結合させられるフロアパネルを設け、このフロアパネ
ルの前後方向の中途部を上記クロスメンバに結合させ、
かつ、上記サイドシルと、これに結合させられた上記フ
ロアパネルの端縁とを互いに結合させる補強板を設け、
一方、上記クロスメンバにシートを支持させた自動車に
おいて、
【0041】上記サイドシル、クロスメンバの端部、お
よび補強板の各一部を互いに重ね合わせて結合させてあ
る。
【0042】このため、上記サイドシルと、シートを支
持するクロスメンバの端部との結合部が上記補強板によ
って、強固に補強され、「前突」時には、そのときの衝
撃力と、上記シート、およびこのシートに着座した着座
者との慣性力とによる大きな外力が上記クロスメンバに
与えられるが、上記補強により、上記サイドシルと、シ
ートを支持するクロスメンバの端部との結合部に大きな
応力が生じることが防止されて、上記サイドシルからの
クロスメンバの端部の剥離がより確実に防止される。
【0043】よって、上記クロスメンバによるシートの
支持がより強固になされることとなる。
【0044】しかも、上記補強板は、上記サイドシルか
らのフロアパネルの端縁の剥離を防止させるために設け
られたものであるが、上記補強板が上記サイドシルに対
するクロスメンバの端部の剥離の防止に利用されたので
あり、このため、この利用の分、上記サイドシルとクロ
スメンバの端部との結合部の補強は簡単な構成によって
達成される。
【0045】即ち、上記クロスメンバによるシートの強
固な支持が簡単な構成によって達成される。
【0046】請求項2の発明は、上記クロスメンバに上
記シートの前部を支持させ、上記サイドシルの上面に、
上記クロスメンバの端部および補強板の各一部を互いに
重ね合わせて結合させてあり、次の効果が生じる。
【0047】即ち、上記したようにクロスメンバにシー
トの前部を支持させた場合、「前突」時には、上記シー
ト等から上記クロスメンバに対し下方に向う大きい外力
が与えられることとなり、このため、上記クロスメンバ
からサイドシルに与えられる外力も下方に向うこととな
る。
【0048】ここで、上記サイドシルの縦向きの内側面
にクロスメンバの端部を単に突き合わせてスポット溶接
させただけの場合には、上記下方に向う外力により上記
サイドシルに対するクロスメンバの端部の結合部には剪
断応力が生じて、上記サイドシルからクロスメンバの端
部が容易に剥離しがちとなる。
【0049】そこで、上記したように、サイドシルの上
面に、上記クロスメンバの端部および補強板の各一部を
互いに重ね合わせて結合させたのであり、このため、上
記下方に向う外力がクロスメンバに与えられたとき、上
記サイドシルに対しクロスメンバの端部は圧接すること
となって、上記サイドシルからのクロスメンバの端部の
剥離がより確実に防止される。
【0050】よって、上記クロスメンバによるシートの
支持が更に強固になされることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サイドシルへのクロスメンバの端部の結合部の
斜視図である。
【図2】自動車の全体側面簡略図である。
【図3】自動車の全体平面簡略図である。
【図4】図1の4‐4線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 車体 3 車体フレーム 4 車体本体 14 サイドシル 18 クロスメンバ 18a 端部 19 クロスメンバ 23 フロアパネル 23a 端縁 25 補強板 30 車室 33 シート支持手段 34 シート 38 アウタパネル 51 重ね合わせ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームが、車体の前後方向に沿っ
    て延びる左右一対のサイドシルと、車幅方向に延びてそ
    の長手方向の各端部が、上記各サイドシルの長手方向の
    中途部に結合させられるクロスメンバとを備え、上記両
    サイドシルの間でほぼ水平に延びてその車幅方向の各端
    縁がこれに対応する上記各サイドシルに結合させられる
    フロアパネルを設け、このフロアパネルの前後方向の中
    途部を上記クロスメンバに結合させ、かつ、上記サイド
    シルと、これに結合させられた上記フロアパネルの端縁
    とを互いに結合させる補強板を設け、一方、上記クロス
    メンバにシートを支持させた自動車において、 上記サイドシル、クロスメンバの端部、および補強板の
    各一部を互いに重ね合わせて結合させた自動車用シート
    の支持補強構造。
  2. 【請求項2】 上記クロスメンバに上記シートの前部を
    支持させ、上記サイドシルの上面に、上記クロスメンバ
    の端部および補強板の各一部を互いに重ね合わせて結合
    させた請求項1に記載の自動車用シートの支持補強構
    造。
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