JP2000024410A - 懸濁液の造粒反応装置 - Google Patents

懸濁液の造粒反応装置

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JP2000024410A
JP2000024410A JP10214809A JP21480998A JP2000024410A JP 2000024410 A JP2000024410 A JP 2000024410A JP 10214809 A JP10214809 A JP 10214809A JP 21480998 A JP21480998 A JP 21480998A JP 2000024410 A JP2000024410 A JP 2000024410A
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JP
Japan
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cylindrical tank
suspension
tank
outer periphery
shaped body
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Application number
JP10214809A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeyuki Nishimura
武幸 西村
Yuichi Wakama
優一 若間
Tatsuya Chiga
達也 千賀
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Tsurumi Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Tsurumi Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】緩やかな上昇流攪拌により凝集力が強く低含水
のフロックが生成し得られると共に、案内羽根の角度調
整により処理条件の変化にも即応し得る懸濁液の造粒反
応装置を提供する。 【構成】懸濁液送給管2の導入上端部2eを円筒槽1の
槽底面1aよりも高く突出させ、多段構成の垂直状攪拌
羽根6を張設した回転軸4の下端には、上記導入上端部
2eと対向してその外周よりも大径に下面開口された伏
椀状体7を定着させ、該伏椀状体7の外周には傾斜状攪
拌羽根8を定着させ、後記可動案内羽根10の回動操作
軸9を上記円筒槽1の槽壁内周に沿って導下させ、上記
垂直状攪拌羽根6と傾斜状攪拌羽根8との間に位置して
上記円筒槽1の槽壁内周面からの離反角度が増減調節さ
れる可動案内羽根10を上記回動操作軸9に枢着させ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、円筒槽の底部から懸濁液
に凝集剤を混入させて導入し、円筒槽内で水平回転する
攪拌羽根により攪拌して懸濁液を凝集・造粒し、円筒槽
の上部から槽外へ導出させる式の造粒反応装置に関する
ものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来この式の造粒反応装置で
は図3および図4に示すよう、懸濁液送給管200の導
入開口縁200eが円筒槽100の槽底面100aと等
高のツライチ状に形成されており、該導入開口縁200
eの直上に垂直状攪拌羽根800が存在する。
【0003】このように懸濁液送給管200の導入開口
縁200eの直上に垂直状攪拌羽根800が存在するた
め、懸濁液送給管200から送給される懸濁液と凝集剤
は高速度で円筒槽100内へ吸引されると共に強力な遠
心作用によって円筒槽100の槽壁内周面に沿って旋回
しつつ高速度で上昇し、円筒槽100の中心部には空洞
化現象が生じる。
【0004】この空洞化現象を抑止するために、流れを
槽内中心部へ向かわせる案内羽根110を円筒槽100
の槽壁内周面に配設することは公知である。これによっ
て空洞化現象を抑止しても、攪拌羽根800が垂直状の
ものであるため、円筒槽100内への吸引と上昇流形成
が高速度に行われることにより変わりはなく、滞留時間
が短くなって生成されるフロックの凝集力が弱く、この
ような低強度のフロックには多量の水分が残存して沈降
速度が遅いため大容積の円筒槽が必要となり、更には次
工程での脱水効力も低いという欠点がある。
【0005】また、案内羽根110の機能についても、
固定式で円筒槽100の槽壁内周面からの離反角度が一
定不変であるため、供給汚泥の濃度変化や処理条件の変
化に対応することができず、場合によって造粒機能が却
って低下するというおそれもある。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は、緩やかな上昇流攪拌に
より凝集力が強くて低含水のフロックが生成し得られる
と共に、案内羽根の角度調整により処理条件の変化にも
即応し得る懸濁液の造粒反応装置を提供することにあ
る。
【0007】
【発明の構成】本発明に係る懸濁液の造粒反応装置にお
いては、円筒槽の槽底中心部より導入された懸濁液送給
管の導入上端部を上記円筒槽の槽底面よりも高く突出さ
せ、原動機により駆動される回転軸を上記円筒槽の中心
部に縦設し、上記円筒槽内の液中で水平回転する垂直状
攪拌羽根を上記回転軸の外周に張設させ、上記回転軸の
下端には上記懸濁液送給管の上端縁と対向してその外周
よりも大径に下面開口させた伏椀状体を定着させ、該伏
椀状体の外周には上記円筒槽内の液中で水平回転しその
回転方向に対向するよう上り勾配に捻成された傾斜状攪
拌羽根を張設させ、後記可動案内羽根の回動操作軸を上
記円筒槽の槽壁内周に沿って導下させ、上記垂直状攪拌
羽根と傾斜状案内羽根との間に位置して上記回動操作軸
に枢着せられ上記円筒槽の槽壁内周面からの離反角度が
増減調節される可動案内羽根を配設した。
【0008】
【作用】円筒槽内へ導入される懸濁液送給管で凝集剤を
添加された懸濁液は、伏椀状体により上昇流を抑止せら
れ流速が極度に低減した状態となったのちに傾斜状攪拌
羽根により緩やかな上昇旋回流攪拌となり、そして処理
条件に対応させて角度調節された可動案内羽根により上
記上昇旋回流に乱流を生じさせ、更に垂直状攪拌羽根に
より攪拌されてフロックが生成せられるが、垂直状攪拌
羽根が多段構成である場合には先ず下段の垂直状攪拌羽
根により生成されたフロックが上段の垂直状攪拌羽根に
よる転がし作用を受けて球状の圧密されたフロックに生
成される。
【0009】
【実施例】以下実施例の図1および図2により説明をす
る。
【0010】1は懸濁液を処理するための円筒槽、2は
円筒槽1の槽底中心部より導入される懸濁液送給管であ
り、その導入上端部2eは円筒槽1の槽底面1aよりも
高く突出されている。3は懸濁液送給管2の途中に開設
された凝集剤注入口、4は円筒槽1の中心部に縦設され
た回転軸であり、モータ等の原動機5により駆動され
る。6は円筒槽1内の液中で水平回転するよう回転軸4
の外周に張設された垂直状攪拌羽根であり、上下に間隔
を距てて直交状に対向する多段構成となっている。7は
懸濁液送給管2の上端縁と対向してその外周よりも大径
に下面開口された伏椀状体であり、その上面中心部が回
転軸4の下端部に定着されている。8は円筒槽1内の液
中で水平回転するよう伏椀状体7の外周に張設された傾
斜状攪拌羽根であり、その回転方向に対向するよう上り
勾配に捻成されている。9は円筒槽1の槽壁内周に沿っ
て導下された操作軸、10は操作軸9に枢支され垂直状
攪拌羽根6と傾斜状攪拌羽根8との間に介装された可動
案内羽根であり、操作軸9の回動操作によって円筒槽1
の槽壁内周面からの離反角度を増減調節し得るようにな
っている。11は円筒槽1の上方部に開設されたフロッ
ク導出口、12はフロック導出口11よりも更に上方部
に開設された清澄液導出口である。
【0011】凝集剤注入口3から凝集剤を添加させなが
ら懸濁液送給管2により送給された懸濁液は、槽底中心
部より伏椀状体7内に流入してその上壁により上昇流を
抑止せられ、流速が極度に低減した状態となったのちに
傾斜状攪拌羽根8により緩やかな上昇旋回流攪拌とな
り、処理条件に対応させて角度調節された可動案内羽根
10によって上記上昇旋回流に乱流を生じさせる。そし
て更に垂直状攪拌羽根6の攪拌作用によりフロックが生
成されるのであるが、垂直状攪拌羽根6が多段構成であ
る場合には先ず下段の垂直状攪拌羽根6aにより生成さ
れたフロックが該垂直状攪拌羽根6aの部分まで充満し
て懸濁液送給管2から流入してくる懸濁液に潜む未反応
微小粒子を吸着捕捉する濃縮ゾーンが生成せられ、次い
で上段の垂直状攪拌羽根6bによって濃縮ゾーンの表層
にあるフロックに転がし作用が生じ、球状の圧密された
フロックが生成されてフロック導出口11から導出せら
れ、分離された清澄液は清澄液導出口12から導出せら
れることになる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、緩やかな上昇流攪拌が
行われて滞留時間が増大されるため低含水のフロックが
生成せられ、フロックの比重が増して沈降速度も速くな
るため従来よりも小容積の円筒槽で足り、コンパクトで
低コストに製作し得ると共に、可動案内羽根の角度調節
により処理条件の変化にも即応し得る懸濁液の造粒反応
装置を提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における懸濁液の造粒反応装
置の要部縦断側面図。
【図2】図1のA−A線における横断平面図。
【図3】従来における懸濁液の造粒反応装置の要部縦断
側面図。
【図4】図3のB−B線における横断平面図。
【符号の説明】
1 円筒槽 1a 槽底面 2 懸濁液送給管 2e 導入上端部 4 回転軸 5 原動機 6 垂直状攪拌羽根 7 伏椀状体 8 傾斜状攪拌羽根 9 操作軸 10 可動案内羽根
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D059 AA00 BE54 BE70 BJ03 BJ08 BJ11 BK09 CB08 CB30 4G004 FA03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒槽の槽底中心部より導入された懸濁液
    送給管の導入上端部を上記円筒槽の槽底面よりも高く突
    出させ、原動機により駆動される回転軸を上記円筒槽の
    中心部に縦設し、上記円筒槽内の液中で水平回転する垂
    直状攪拌羽根を上記回転軸の外周に張設させ、上記回転
    軸の下端には上記懸濁液送給管の上端縁と対向してその
    外周よりも大径に下面開口させた伏椀状体を定着させ、
    該伏椀状体の外周には上記円筒槽内の液中で水平回転し
    その回転方向に対向するよう上り勾配に捻成された傾斜
    状攪拌羽根を張設させ、後記可動案内羽根の回動操作軸
    を上記円筒槽の槽壁内周に沿って導下させ、上記垂直状
    攪拌羽根と傾斜状案内羽根との間に位置して上記回動操
    作軸に枢着せられ上記円筒槽の槽壁内周面からの離反角
    度が増減調節される可動案内羽根を配設したことを特徴
    とする、懸濁液の造粒反応装置。
  2. 【請求項2】円筒槽内の液中で水平回転する垂直状攪拌
    羽根は、上下に間隔を距てた多段構成により回転軸の外
    周に張設されていることを特徴とする、請求項1記載の
    懸濁液の造粒反応装置。
JP10214809A 1998-07-13 1998-07-13 懸濁液の造粒反応装置 Pending JP2000024410A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000051611A (ja) * 1998-08-10 2000-02-22 Tsurumi Mfg Co Ltd 懸濁液の造粒脱水装置
JP2005087895A (ja) * 2003-09-18 2005-04-07 Hitachi Constr Mach Co Ltd 汚泥処理システム
KR100900986B1 (ko) 2008-07-25 2009-06-04 주식회사 알파환경엔지니어링 침강물 탈리조가 설치된 토양세척설비
CN108455780A (zh) * 2018-02-10 2018-08-28 武汉兴天宇环境股份有限公司 一种高盐废水脱色方法及使用该方法的装置
JP2018134620A (ja) * 2017-02-24 2018-08-30 オルガノ株式会社 凝集沈殿装置

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