JP2000017457A - 薄膜形成装置および薄膜形成方法 - Google Patents

薄膜形成装置および薄膜形成方法

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JP2000017457A
JP2000017457A JP10202882A JP20288298A JP2000017457A JP 2000017457 A JP2000017457 A JP 2000017457A JP 10202882 A JP10202882 A JP 10202882A JP 20288298 A JP20288298 A JP 20288298A JP 2000017457 A JP2000017457 A JP 2000017457A
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thin film
refractive index
substrate
film forming
sputtering
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Kazuo Kikuchi
和夫 菊池
Shigeji Matsumoto
繁治 松本
Shinichiro Zaisho
慎一郎 税所
Takeshi Sakurai
武 桜井
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Original Assignee
Shincron Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、高屈折率から低屈折
率までの中間屈折率の薄膜を形成するに際し、プラスチ
ック材上のハードコート膜に、耐擦傷性が向上し、任意
な屈折率の成膜が可能で、プラスチック材との密着力の
向上を目的とする薄膜形成が可能な薄膜形成装置と薄膜
形成方法を提供する。 【解決手段】 薄膜形成装置Sは、真空装置11と連
結された真空容器10と、この真空容器10内で基板を
保持し回転機構21により回転される基板保持器20
と、プラズマCVD装置30と、スパッタ装置40と、
を備え、プラズマCVD装置30と、スパッタ装置40
とを同一の真空容器10内に配置させ、プラズマCVD
装置30とスパッタ装置40により基板に屈折率を制御
可能な薄膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄膜形成装置および
薄膜形成方法に係り、特に眼鏡等のプラスチックレンズ
などのプラスチック基板上に、耐擦傷性を向上させ、任
意な中間屈折率の成膜が可能で、基板との密着力の向上
が可能な薄膜形成装置および薄膜形成方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来からプラスチック上にハードコート
膜を形成する各種の技術が知られている。
【0003】例えば、従来の有機シリコーン被膜(ハー
ドコート)は、プラスチックレンズ自体の高屈折率化に
伴い、これに対応する屈折率を開発する必要に迫られて
いた。このとき所定の屈折率に対する設備としては、そ
のプラスチックレンズの屈折率ごとに対応する設備にな
るため、製造工場においては複数のディッピング装置等
を設置しなければならないという不都合があった。
【0004】従来のディッピング装置によるハードコー
トを行う場合、コートする前の表面処理として、アルカ
リ溶液に浸すような表面の活性化処理等が不可欠であ
り、最近、環境問題などからこれらに使用される廃液処
理等の問題が生じる。また、従来のハードコートの製造
工程では縮合硬化工程が必須であり、この工程に費やさ
れる時間が数時間要するため、納期の短縮化を計る上で
非常に重要な改善上の問題となっている。
【0005】このため、上記不都合を解消した各種技術
の提案が行われている。例えば、「プラズマ重合の雰囲
気の組成を制御することにより及び/又はプラズマ重合
被覆プロセスのための少なくとも一つのプロセスパラメ
ーターを制御することにより、成長するコーティングに
沿って基材の屈折率から変化してその表面のコーティン
グの所期の最終屈折率に至るまで無段階に変化するよう
に屈折率を制御する工程を含む、プラズマ重合によって
光学基材にコーティングを施す」という技術(特開平8
−190002号公報参照)が知られている。
【0006】また「減圧容器内にアルコキシ基含有有機
チタン化合物及びアルコキシ基含有有機珪素化合物の各
モノマーを気体状態にし、これをプラズマ雰囲気の減圧
容器に導入し、基材上にそれらのモノマーからプラズマ
反応で生成される形成化合物を屈折率を変化させながら
薄膜堆積させていくことにより、基材とハードコートと
の間に、中間的なマッチング層を形成し、その上に本来
のハードコートであるアルコキシ基含有有機珪素化合物
薄膜を形成する。さらに、その上に反射防止膜を形成し
ている。また、必要に応じて反射防止膜上にさらにフッ
素系及び/または珪素系有機化合物からなる撥水性の薄
膜を形成する」という技術(特開平8−146358号
公報参照)も知られている。
【0007】さらに、「プラスチック基板上に形成さ
れ、プラスチック基板と接触する部位の屈折率がプラス
チック基板の屈折率と略等しく、厚さ方向に向かって屈
折率が連続的ないしは段階的に変化するハードコート層
と、該ハードコート層上に形成される反射防止膜」、ま
たその製造方法として、「プラスチック基板上にハード
コート層および反射防止膜を形成し、プラスチック基板
を強度的に保護するとともに反射防止機能を付与するに
際し、ハードコート層のプラスチック基板と接触する部
位での屈折率をプラスチック基板の屈折率と略等しく
し、かつハードコート層の表面での屈折率が所定の設計
基準屈折率となるように、ハードコート層の屈折率を厚
さ方向で連続的ないしは段階的に変化させてハードコー
ト層を形成し、ついで、設計基準屈折率を基にして膜設
計した反射防止膜を、ハードコート層上に形成する」と
いう技術(特開平7−56001号公報参照)が知られ
ている。
【0008】さらにまた、「プラスチック基体の配置さ
れている真空槽内へ有機モノマーあるいは有機ポリマー
を導入し、かかるモノマーあるいはポリマーをプラズマ
によりイオン化させながら上記プラスチック基体上にか
かる有機ポリマー層を形成し、次いでかかる有機ポリマ
ー層の形成を続ける一方、無機質硬質物質を蒸着して有
機質−無機質複合層を形成する」技術や「プラスチック
基体の配置されている真空槽内へ有機モノマーあるいは
有機オリゴマーを導入し、かかるモノマーあるいはポリ
マーをプラズムによりイオン化させながら上記プラスチ
ック基体上にかかる有機ポリマー層を形成し、次いでか
かる有機ポリマー層の形成を続ける一方、無機質硬質物
質を蒸着して有機質−無機質複合層を形成し、更に引き
続いて無機質硬質物質を蒸着して無機質硬質層を形成す
る」する技術(特開昭56−14789号公報或いは特
開昭56−147830号公報参照)等、各種の技術が
提案されている。
【0009】以上のように、従来からダイレクトプラズ
マCVD法で(プラズマ中なので製品が高温となる)S
iO2、SiO2及び混合膜を形成する技術や、種々の基
板の屈折率にあわせた傾斜膜を用いて、薄膜の最表面で
の屈折率を一定にする技術や、CVD(プラズマ重合)
法と蒸着法でハードコート膜を作成する技術が知られて
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記いずれの
技術においても、SiO2(屈折率1,46付近)をC
VDで成膜することは容易である。しかし、より高い屈
折率の膜を、ダイレクトプラズマCVD法や、種々の基
板の屈折率にあわせた傾斜膜を用いて、薄膜の最表面で
の屈折率を一定にする技術で成膜することは、装置的な
制約、製造装置の製作等において、産業的に満足するに
は至ってないのが現状である。
【0011】例えば、ダイレクトプラズマCVD法の場
合、二種類のガス化した物質のうち、TiO2源モノマ
ーの流量制御の問題等からガス化した材料の成分比率を
維持した装置の安定動作が得られにくい。換言すれば、
製造ラインにおける長期・安定的な作用と、CVD法に
よるときの液体或いは固体をガス化のための安定な制御
機械などが必要である。
【0012】また、上記ダイレクトプラズマCVD(プ
ラズマ重合)法と蒸着法でハードコート膜を作成する技
術の場合、低温成膜に対する要求がある。さらにダイレ
クトプラズマCVDの場合には、低温成膜を行うために
プラズマ制御を考慮しなければならない。
【0013】本発明の目的は、高屈折率から低屈折率ま
での中間屈折率の薄膜を形成するに際し、プラスチック
材上のハードコート膜に、耐擦傷性が向上し、任意な屈
折率の成膜が可能で、プラスチック材との密着力の向上
を目的とする薄膜形成が可能な薄膜形成装置と薄膜形成
方法の提供にある。
【0014】本発明の他の目的は、高屈折率から低屈折
率までの中間屈折率の薄膜を形成するに際し、低温成膜
が可能で、長期安定的な動作を確保できると共に、再現
性を確保して形成することのできる薄膜形成装置と薄膜
形成方法の提供にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題は、請求項1の
薄膜形成装置によれば、真空装置と連結された真空容器
と、該真空容器内で基板を保持し回転機構により回転さ
れる基板保持器と、プラズマCVD装置と、スパッタ装
置と、を備え、前記プラズマCVD装置と、前記スパッ
タ装置とを同一の真空容器内に配置させ、前記プラズマ
CVD装置と前記スパッタ装置により前記基板に屈折率
を制御可能な薄膜を形成することにより、解決される。
【0016】このとき請求項2のように、プラズマCV
D装置は、プラズマ発生源と、モノマー用マスフロー
と、高周波電源と接続されたマッチングボックスからな
る電源と、反応ガス用マスフローと、を備え、プラズマ
発生源から距離が離れた位置で有機シリコン系モノマー
をプラズマ雰囲気中で活性化して、基板に低屈折率の薄
膜を形成し、前記スパッタ装置は前記プラズマCVD装
置で形成された薄膜に所定の高屈折率のスパッタリング
粒子を定量的に添加して、前記基板に屈折率を制御可能
な薄膜を形成すると好適である。
【0017】さらに前記プラズマCVD装置をリモート
プラズマCVD装置としたり、前記スパッタ装置を蒸着
装置とすることも可能である。
【0018】また上記課題は、請求項5に係る薄膜形成
方法によれば、プラズマCVD法により基板に屈折率の
低い薄膜を形成する第1工程と、該第1工程に連続して
スパッタ法により高屈折率のスパッタリング粒子を定量
的に添加する第2工程と、を備え、これら第1工程及び
第2工程を同一容器内で同時に且つ別々に成膜して、任
意の屈折率を備えた薄膜を基板上に得ること、により解
決される。
【0019】さらに上記課題は、請求項6に係る薄膜形
成方法によれば、プラズマCVD法により有機シリコン
系モノマーをプラズマ雰囲気中で活性化し基板に屈折率
の低い薄膜を形成する第1工程と、この第1工程に連続
してスパッタ法により金属或いは複合金属の酸化物から
なる屈折率の高いスパッタリング粒子を定量的に添加す
る第2工程と、を備え、これら第1工程及び第2工程を
同一容器内で同時に且つ別々に基板上に成膜して、任意
の屈折率を備えた薄膜を基板上に得ること、により解決
される。
【0020】上記薄膜形成方法において、プラズマCV
D法をリモートプラズマCVD法にしたり、前記スパッ
タ法を蒸着法とすることも可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】薄膜形成装置Sは、真空装置11
と連結された真空容器10と、この真空容器10内で基
板を保持し回転機構21により回転される基板保持器2
0と、プラズマCVD装置30と、スパッタ装置40
と、を備えている。そして、プラズマCVD装置30
と、スパッタ装置40とを同一の真空容器10内に配置
させ、プラズマCVD装置30とスパッタ装置40によ
り基板に屈折率を制御可能な薄膜を形成するものであ
る。
【0022】プラズマCVD装置30は、プラズマ発生
源(石英チューブ31,アンテナ32)と、モノマー用
マスフロー36と、高周波電源34と接続されたマッチ
ングボックス33からなる電源と、反応ガス用マスフロ
ー35と、を備えている。そして、プラズマ発生源から
所定距離が離れた位置で有機シリコン系モノマーをプラ
ズマ雰囲気中で活性化して、基板に低屈折率の薄膜を形
成する。
【0023】スパッタ装置40は前記プラズマCVD装
置30で形成された薄膜に所定の高屈折率のスパッタリ
ング粒子を定量的に添加して、前記基板に屈折率を制御
可能な薄膜を形成する。なお、上記プラズマCVD装置
30をリモートプラズマCVD装置としたり、スパッタ
装置を蒸着装置とすることも可能である。
【0024】本発明で用いることのできる材料となる有
機シリコンの例を挙げると、 テトラメチルシラン Si(CH34 テトラエチルシラン Si(C254 エチルトリメチルシラン Si(C25)(CH33 アリルトリメチルシラン (CH2=CHCH2)Si(CH33 フェニルトリメチルシラン (C65)Si(CH33 ヘキサメチルジシラン (CH33 SiSi(CH33 といった(アルキル基、アリル基、ビニル基、フェニル基等を持つ)有機シラン 類、 テトラメトキシシラン Si(OCH34 テトラエトキシシラン Si(OC254 ジメチルジエトキシシラン Si(CH32(OC252 エトキシトリメチルシラン Si(OC25)(CH33 といったアルコキシシラン類、 ヘキサメチルジシロキサン (CH33SiOSi(CH33 オクタメチルトリシロキサン (CH33SiOSi(CH32OSi(CH33といったシロキサン類、 テトラクロロシラン SiCI4といったハロシラン類、 などが用いられる。またプラズマ源には酸素の他に、亜
酸化窒素N2O,オゾンO3などが用いられる。
【0025】以上のように、本発明によれば、高屈折率
と低屈折率のものを同時に二つの系(CVD法とスパッ
タ法を同時)により行うように構成しているため、以下
のような作用効果を奏することが可能である。つまり、
スパッタでは、SiO2は圧縮応力(基板を縮める方
向)が大きいが、CVD法なので応力が少ない状態で膜
を形成でき、ハードコートに応用できる。またスパッタ
と酸化とを分けることで、シリコンのアーキングの防止
が可能となり、さらにプラズマを制御する必要がない。
【0026】また高屈折率から低屈折率までの中間屈折
率の薄膜を形成するに際し、プラスチック材上のハード
コート膜に、耐擦傷性が向上し、任意な屈折率の成膜が
可能で、プラスチック材との密着力の向上した薄膜形成
が可能となる。このように、本発明によれば、密着力が
傾斜層を含むことにより上がり、また屈折率を1.46
(SiO2)〜2.22まで調節することが可能となる。
【0027】そして膜を固くすることが可能であり、成
膜速度が早く、制御性が高いという効果を奏する。また
ルゲートフイルタの作成が可能であり、多層膜の成膜が
可能で、充填密度 屈折率が上がり、密度の高い膜を形
成することが可能となる。
【0028】以上のように、本発明の薄膜形成装置と薄
膜形成方法によれば、高屈折率から低屈折率までの中間
屈折率の薄膜を形成するに際し、プラスチック材上のハ
ードコート膜に、耐擦傷性が向上し、任意な屈折率の成
膜が可能で、プラスチック材との密着力の向上が可能と
なり、さらに、低温成膜が可能で、長期安定的な動作を
確保できると共に、再現性を確保して形成することがで
きるものである。
【0029】
【実施例】以下、本発明の一実施形態について、図を参
照して説明する。なお、以下に説明する部材、配置等
は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿
って各種改変することができることは勿論である。
【0030】図1は本発明に係る実施例を示す薄膜形成
装置の概略構成図であり、本例の薄膜形成装置Sは、真
空容器10と、基板保持器20と、プラズマCVD装置
30と、スパッタ装置40と、を主要構成要素とする。
【0031】本例の真空容器10は、真空ポンプ11と
連結されており、ほぼ中央部には基板保持器20が回転
可能に配設されている。また真空容器10内には、後述
するプラズマCVD装置30と、スパッタ装置40と
が、それぞれ基板保持器20に対向するように配設され
ている。
【0032】本例の基板保持器20は、真空容器10内
で基板を保持し回転機構21により回転されるものであ
り、基板保持器20は円盤状をしており、その表面に基
板(不図示)を保持するための係合部が形成されてい
る。この係合部は基板が配置される穴を形成して、この
穴に基板をはめ込むようにしている。また基板保持器2
0は、回転機構21の一部を構成する回転軸22と連結
されており、真空容器10外に配置されたモータ等の回
転装置23と連結されている。
【0033】本例ではプラズマCVD装置30として、
リモートプラズマCVD装置を用いている。すなわち、
本例のリモートプラズマCVD装置は、石英チューブ3
1と、アンテナ32と、マッチングボックス33と、高
周波電源34と、モノマー用マスフロー36と、モノマ
ー容器37と、反応ガス用マスフロー35と、を主要構
成要素としている。
【0034】つまり、本例のプラズマCVD装置(リモ
ートプラズマCVD装置)は、石英チューブ31の外周
にアンテナを卷回し、このアンテナ32とマッチングボ
ックス33とを接続する。このマッチングボックス33
は高周波電源34と接続される。また石英チューブ31
は管体を介して反応ガス用マスフロー35と接続されて
いる。
【0035】また真空容器10内で石英チューブ31寄
りの部分、石英チューブ31から所定距離だけ離れた位
置で、有機シリコン系モノマーが供給される。この有機
シリコン系モノマーは、モノマー用マスフロー36と接
続された管体から供給されるものであり、モノマー用マ
スフロー36は、モノマー容器37から供給される。本
例では、有機シリコン系モノマーとしてSiを用いてお
り、反応ガス用マスフロー35として酸素を用いてい
る。
【0036】本例のスパッタ装置40は、真空容器10
内に配置されたターゲット41と、このターゲット41
に接続された直流電源42と、を備えている。本例で
は、ターゲット材41としてZr、Ta、Ti等の金属
を用いており、このターゲット材41に直流電流を供給
している。
【0037】またターゲット材41の周囲の雰囲気に
は、Arガス等が供給するように構成している。このA
rガスは、Arガスの貯蔵部44からマスフローコント
ローラ45を介して供給している。
【0038】なお上記実施例では、直流電源を利用して
いるが、ターゲット材41をZrO2、Ta25、Ti
2等の酸化物として高周波電源を用いる技術を用いて
もよい。
【0039】上記構成からなる薄膜形成装置Sは、プラ
ズマCVD装置30によって基板上に薄膜を形成し、次
に基板上に形成された薄膜にスパッタ装置40によりス
パッタリングする。つまり、先ず第1工程で、プラズマ
CVD法により基板上に屈折率の低い薄膜を形成する。
次に第2工程で、上記第1工程に連続してスパッタ法に
より高屈折率のスパッタリング粒子を定量的に添加す
る。そして、これら第1工程及び第2工程を同一容器内
で同時に且つ別々に成膜して、任意の屈折率を備えた薄
膜を基板上に得るものである。なおスパッタ法を第1工
程とし、プラズマCVD法を第2工程とするように、第
1工程と第2工程を逆に構成することも可能である。
【0040】また、より詳しく説明すると、第1工程と
して、プラズマCVD法により有機シリコン系モノマー
をプラズマ雰囲気中で活性化し基板に屈折率の低い薄膜
を形成し、この第1工程に連続して、第2工程であるス
パッタ法により金属或いは複合金属の酸化物からなる屈
折率の高いスパッタリング粒子を定量的に添加する。そ
して、これら第1工程及び第2工程を同一容器内で同時
に且つ別々に基板上に成膜して、任意の屈折率を備えた
薄膜を基板上に得るようにする。なおこの場合も、スパ
ッタ法を第1工程とし、プラズマCVD法を第2工程と
するように、第1工程と第2工程を逆に構成することも
可能である。
【0041】このようにすることによって、基板に屈折
率が1.46〜2.22までの薄膜を形成できるため、
プラズマCVDとスパッタにより形成する薄膜の屈折率
を制御可能とすることができる。
【0042】上記構成からなる装置又は方法により、薄
膜を形成した例を表1及び表2に示す。下記例における
薄膜形成装置は、幅1400mm,高さ400mm、基
板保持器は直径1200mmのものを用いた。また基板
としては光学ガラス(BK−7)を用いた。その他のパ
ラメータは表1,表2に記載のとおりである。
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】上記表1及び表2に関するグラフ図を図1
3及び図14に示す。これら図13及び図14、さらに
は表1及び表2から明らかなように、モノマー流量を固
定してスパッタ電力を調整したり、スパッタ電力を固定
してモノマー流量を調整することにより、屈折率の異な
る薄膜を調整することが可能となる。
【0045】次に、本発明における屈折率・コントロー
ル可能な成膜形成装置について、図2乃至図11を参照
して各種装置について説明する。なお以下の説明例で
は、前記図1で示す部材等と同様部材等には同一符号を
付して説明する。また以下の説明例では酸化物を例にす
る。なお図2乃至図8は平行平板で行った場合を示すも
ので、図9及び図10は回転ドラム型、図11はドーム
型、図12はドラム型を示すものである。
【0046】図2及び図3は平行平板型の成膜形成装置
であり、CVD装置と、直流スパッタ装置と併用した例
を示すもので、図2は薄膜形成装置の概略構成平面構成
図、図3は図2の装置の断面概略構成図である。本例の
薄膜形成装置Sは、モノマーとしてアルコキシシラン類
のうちTEOS(テトラエトキシシラン)を用いてお
り、ターゲット材としてSi,Ta,Ti,Zn,H
f,Al等を用いた例を示すものであり、真空容器10
と、基板保持器20と、プラズマCVD装置30と、ス
パッタ装置40と、を主要構成要素とする。この構成自
体は前記図1で示す例と同様である。
【0047】本例の真空容器10は、真空ポンプ11と
連結されており、ほぼ中央部には基板保持器20が回転
可能に配設されている。また真空容器10内には、後述
するプラズマCVD装置30と、スパッタ装置40と
が、それぞれ基板保持器20に対向するように配設され
ている。プラズマCVD装置30と、スパッタ装置40
は、真空容器10内で距離をおいて配設されている。本
例では、図2で示すように、回転軸を中心として90度
以上の角度差で配置されている。
【0048】また真空容器10には、プラズマ源の外周
にプラズマ拡散用電磁石38が配設されており、この回
りにガス導入口39が形成されている。そして真空容器
10内で、プラズマCVD装置30を囲むように仕切板
51が配設されている。この仕切板51により、有機シ
リコンモノマーがターゲット側へ拡散するのを防止して
いる。
【0049】本例の基板保持器20の構成は前記した図
1の例と同様である。そして、本例のプラズマCVD装
置30は、リモートプラズマCVD装置を用いている。
すなわち、本例のリモートプラズマCVD装置は、石英
チューブ31と、電極31aと、マッチングボックス3
3と、高周波電源34と、モノマー用マスフロー36
と、モノマー容器37と、反応ガス用マスフロー35
と、反応ガス用マスフロー35と接続された反応ガス容
器(本例では酸素)35aと、を主要構成要素としてい
る。
【0050】本例のプラズマCVD装置(リモートプラ
ズマCVD装置)30は、石英チューブ31の外周に電
極31aを配置し、この電極31aとマッチングボック
ス33とを接続する。このマッチングボックス33は高
周波電源34と接続される。また石英チューブ31は管
体を介して、反応ガス用マスフロー35と反応ガス容器
35aとが接続されている。
【0051】また、真空容器10内で石英チューブ31
の寄りの部分、本例ではプラズマ拡散用電磁石38の回
りのガス導入口39から有機シリコン系モノマーが供給
される。この有機シリコン系モノマーは、高温用のモノ
マー用マスフロー36(ヒータ付き)と接続された管体
から供給されるものであり、モノマー用マスフロー36
は、モノマー容器37から供給される。本例では、有機
シリコン系モノマーとしてSiを用いており、反応ガス
用マスフロー35として酸素を用いている。
【0052】本例のスパッタ装置は、前記図1で示す例
と同様であり、真空容器10内のターゲット41及びA
rガスをマスフローコントローラ45を介してガス容器
44から供給する。この供給部分の外周側にはターゲッ
トウオール52が形成されている。このターゲットウオ
ール52により、Arガスがターゲットの周囲領域内に
留まるようにして、CVD装置側への影響を極端になく
すように構成されている。
【0053】図4及び図5は平行平板型の成膜形成装置
で、CVD装置と高周波スパッタ装置を併用した例を示
すもので、図4は薄膜形成装置の概略構成平面構成図、
図5は図4の装置の断面概略構成図であり、ターゲット
材として、Ta25,TiO2,ZrO2,HfO2,S
iO2,Al23を使用した例を示すものである。
【0054】即ち、上記図2及び図3で示す例が直流電
源によるスパッタ装置を示すのに対して、本例では高周
波電源を用いた例を示すものである。つまり、本例のス
パッタ装置では、ターゲット41とマッチングボックス
47を介して高周波電源48と接続されている。他の構
成自体は、図2及び図3と同様である。
【0055】図6及び図7は平行平板型の成膜形成装置
で、CVD装置と交流電源を用いてデュアルスパッタ装
置を併用した例を示すもので、図6は薄膜形成装置の概
略構成平面構成図、図7は図6の装置の断面概略構成図
である。なお本例では、前述と同様にターゲット材とし
てTa,Ti,Zr,Hf,Si,Alを用いている。
【0056】本例では、上記図2及び図3、図4及び図
5と異なる点は、ターゲットを二つ用いたスパッタ装
置、いわゆる交流電源を用いてデュアルスパッタ装置を
併用したものであり、他の構成は上記上記図2及び図
3、図4及び図5と同様である。
【0057】すなわち、本例のスパッタ装置は、真空容
器10内の基板保持器20に対向する位置に、二つのス
パッタリング電極41a,41bと、CVD装置30と
が配設されている。CVD装置30については、前記各
実施例と同様構成を採用することができる。
【0058】次に上記デュアルスパッタ装置として、デ
ュアル・マグネトロンスパッタリングを例にして説明す
る。デュアル・マグネトロンスパッタリングでは、接地
電位から電気的に絶縁された一対のスパッタリング電極
(不図示)と、ターゲットとが用いられる。したがって
図示されていないが、接地されている装置本体(真空容
器10)に対してスパッタリング電極、ターゲッド41
a,41bは絶縁材を介して取り付けられている。ま
た、一方のスパッタリング電極,ターゲット41aと、
他方のスパッタリング電極、ターゲット41bとも互い
に電気的に分離されている。
【0059】このような状態で、アルゴン等の動作ガス
を導入してスパッタ雰囲気を調整し、交流電源49から
トランス(不図示)を介してスパッタリング電極に電圧
を印加すると、ターゲット41a,41bには常に交番
電界が掛かることになる。すなわち、ある時点において
はターゲット41aがカソード(マイナス極)となり、
その時ターゲット41bは必らずアノード(プラス極)
となる。次の時点において交流の向きが変化すると、今
度はターゲット41bがカソード(マイナス極)とな
り、ターゲット41aがアノード(プラス極)となる。
【0060】このように一対の2つのターゲット41
a,41bとが交互にアノードとカソードとの役割を担
うことによりプラズマが形成され、カソード上のターゲ
ットがスパッタされて金属超薄膜が基板上に形成され
る。この時、アノード上には非導電性あるいは導電性の
低い不完全金属が付着する場合もあるが、このアノード
が交番電界によりカソードに変換された時に、これら不
完全金属がスパッタされ、ターゲット表面は元の清浄な
状態となる。そして、これを繰り返すことにより、常に
安定なアノード電位状態が得られ、プラズマ電位(通常
アノード電位とほぼ等しい)の変化を防止し、安定して
金属、超薄膜を形成することができる。
【0061】また、ターゲットウオール52によりスパ
ッタリングによる成膜プロセスゾーンを独立化し、同様
に仕切板51を設けたゾーンからの酸素等の反応性が、
成膜プロセスゾーンに混入し、ターゲット41a,41
bに酸化物等が一時的に生成した場合でも、交番電界に
よるデュアルスパッタリングにより安定なアノード部が
確保され、再現性の良い成膜を行なうことができる。
【0062】ターゲット41aと41bとは同一の金属
ターゲットでも異種の金属ターゲットでもよい。同一の
金属ターゲットを用いた場合は、単一金属(例えばS
i)からなる金属超薄膜が形成され、異種の金属ターゲ
ットを用いた場合は合金からなる金属超薄膜が形成され
る。ターゲット41a,41bに印加する交流電圧の周
波数は1〜100KHzが好適である。
【0063】図8は平行平板型の成膜形成装置で、基板
の両面に薄膜を形成する装置に関するものであり、本例
では回転する基板保持器20の両側にプラズマ装置30
とスパッタ装置40を配置した例を示す概略構成図であ
る。本例では基板保持器20が縦方向に配置されて、回
転軸22により紙面垂直方向に回転するように構成され
る。
【0064】そして基板保持器20の両側には、それぞ
れスパッタ装置40とCVDプラズマ装置30が配設さ
れている。またCVDプラズマ装置30とスパッタ装置
40とは距離をおいて配置されており、これらプラズマ
装置30は仕切板51により仕切られ、スパッタ装置4
0はターゲットウオール52によって、真空容器10の
なかで仕切られている。
【0065】図8の例では、図中右側の系列のみを示す
が、両側に個別に形成することや、或いは管体・接続線
等により基板保持器20の両側に薄膜を形成するように
なっている。
【0066】本例のように構成することにより、両面同
時成膜形成が可能でありロードロック化しやすいという
利点がある。また、本例で用いることのできるスパッタ
装置としては、直流スパッタ装置だけではなく、前記し
た各種のものを用いることが可能である。すなわち、高
周波スパッタ装置、交流電源を用いたデュアルスパッタ
装置等を用いることが可能である。
【0067】図9及び図10は回転ドラム式の薄膜形成
装置を示すもので、図9は概略構成平面図、図10は図
9の概略断面図である。本例の薄膜形成装置Sは、図9
で示すように、真空容器10と、スパッタ装置40によ
る成膜ゾーンZ1と、CVD装置30による成膜ゾーン
Z2と、遮蔽手段(本例では仕切板51,ターゲットウ
オール52)と、搬送手段(本例では基板保持器20と
その駆動手段)と、真空装置(真空ポンプ11,バルブ
11a)と、を主要構成要素としている。
【0068】本例の真空容器10は、密閉された中空容
器から構成されており、その形状は問わない。また真空
容器10の中央には、搬送手段として、概略円筒状の基
板保持器20が所定速度で回動可能に配設されている。
この基板保持器10に基板Bが配置される。そして真空
容器10内で、基板保持器20の外周囲には、スパッタ
装置40による成膜ゾーンZ1とCVD装置30による
成膜ゾーンZ2が配置されている。
【0069】スパッタ装置40による成膜ゾーンZ1
は、それぞれが独立にターゲットウオール52により囲
まれており、少なくとも2個のスパッタリングを行える
ように構成されている。スパッタ装置40そのものの構
成は、前記した各種の構成のものを用いることが可能で
ある。したがってその詳細は省略する。
【0070】本例のCVD装置30による成膜ゾーンZ
2は、上記基板保持器20を挟んで所定距離を介した位
置に配設されている。このCVD装置30による成膜ゾ
ーンZ2は遮蔽手段(分離手段)としての仕切板51に
より所定範囲で遮蔽されている。なおCVD装置30そ
のものの構成は、前記した各種の構成のものを用いるこ
とが可能である。したがってその詳細は省略する。
【0071】上記スパッタ装置40による成膜ゾーンZ
1と、CVD装置30による成膜ゾーンZ2は、真空雰
囲気の中で、別個の空間を形成する。つまり、真空容器
10内は完全に分離されていないものの、ほぼ独立状態
となり、独立して制御可能な成膜ゾーンZ1,Z2を形
成している。したがって、これらのスパッタ装置40に
よる成膜ゾーンZ1とCVD装置30による成膜ゾーン
Z2は、互いに影響を極力抑えた状態となり、各室に最
適な条件設定が可能となる。また、本例のような装置の
場合には、大面積基板が処理でき大量生産に適している
【0072】図11はドーム型の成膜形成装置で、蒸着
装置と、スパッタ装置を併用した例を示す断面概略構成
図である。本例では、図11で示すように、基板保持器
20をドーム型としており、回転軸22により基板保持
器20が回転可能に形成されている。そしてこのドーム
型基板保持器20には、基板Bが保持されており、この
基板Bと対向する位置にCVD装置30と蒸着装置60
が配設されている。
【0073】本例のCVD装置30は、詳細は省略する
が前記実施例と同様構成を採用している。また本例の蒸
着装置60は、真空容器10内に電子銃61が配設され
ているものであり、図示しないが冷却されたるつぼに蒸
着材をいれ、これに電子ビームを直接あてて加熱するよ
うに構成したものである。
【0074】図12は、ドラム型の成膜形成装置で、蒸
着装置60と、スパッタ装置30を併用した例を示す断
面概略構成図である。図11と異なる点は、図11で示
す例が基板保持器20をドーム型としているのに対し
て、本例ではドラム型となっており、このドラム型の内
周側に基板Bを保持するように構成している。このドラ
ム型の基板保持器20も回転軸22により回転されるよ
うに構成される。
【0075】上記図11及び図12の実施例において、
蒸発源の種類としては次のような材料を使用することが
できる。すなわち、DCスパッタ源,ACスパッタ源と
して、Si,Ta,Ti,Zr,Hh,Alをターゲッ
ト材として使用し、RFスパッタ源としてSiO2,T
aO5,TiO2,ZrO2,HfO2,Al23を使用で
きる。また抵抗蒸発としては、Si,Ta、電子ビーム
蒸着としてはSi,Ta,SiO2,Ta25等を使用
することが可能である。
【0076】プラズマエンハンストCVDを行うための
プラズマ源としては、次のようなものを使用することが
できる。すなわち、高周波の場合、誘導結合プラズマ源
(IPC),磁場増強誘導結合プラズマ源,容量結合プ
ラズマ源,磁場増強プラズマ源,ヘリカルプラズマ源を
用いることが可能である。
【0077】マイクロ波の場合、マイクロ波プラズマ
源,ECRプラズマ源、イオン源の場合、カウフマン型
イオンソース,RF型イオンソース、HCDの場合HC
Dプラズマソース等を利用できる。
【0078】
【発明の効果】以上のように、本発明の薄膜形成装置及
び薄膜形成方法によれば、成膜における積層において、
傾斜層を含むことにより各膜層間及び基板との密着力が
上がる。またCVD法及びスパッタ法をそれぞれ制御す
ることにより、屈折率を1.46(SiO2の場合)〜
2.22まで調節することが可能となる。そして膜を固
くすることが可能であり、成膜速度が早く、制御性が高
いという効果を奏する。
【0079】またルゲートフイルタの作成が可能であ
り、多層膜の成膜が可能で、充填密度,屈折率が上が
り、密度の高い膜を形成することが可能となる。
【0080】以上のように、本発明の薄膜形成装置と薄
膜形成方法によれば、高屈折率から低屈折率までの中間
屈折率の薄膜を形成するに際し、プラスチック材上のハ
ードコート膜に、耐擦傷性が向上し、任意な屈折率の成
膜が可能で、プラスチック材との密着力の向上が可能と
なり、さらに、低温成膜が可能で、長期安定的な動作を
確保できると共に、再現性を確保して形成することがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄膜形成装置の概略構成図であ
る。
【図2】本発明に係る他の平行平板型の薄膜形成装置
で、CVD装置と、直流スパッタ装置と併用した例を示
す概略構成平面構成図である。
【図3】図2の成膜形成装置の断面概略構成図である。
【図4】本発明に係る平行平板型の成膜形成装置で、C
VD装置と高周波スパッタ装置を併用した例を示す概略
構成平面構成図である。
【図5】図4の装置の断面概略構成図である。
【図6】本発明に係る他の平行平板型の成膜形成装置
で、CVDと交流電源を用いてデュアルスパッタ装置を
併用した例を示す概略構成平面構成図である。
【図7】図6の装置の断面概略構成図である。
【図8】平行平板型の成膜形成装置で、基板の両面に薄
膜を形成する装置に関するものであり、本例では回転す
る基板保持器の両側にスパッタ装置とプラズマ装置を配
置した例を示す概略構成図である。
【図9】本発明に係る回転ドラム式の薄膜形成装置で、
概略構成平面図である。
【図10】図9の装置の断面概略構成図である。
【図11】ドーム型の成膜形成装置で、蒸着装置と、ス
パッタ装置を併用した例を示す断面概略構成図である。
【図12】ドラム型の成膜形成装置で、蒸着装置と、ス
パッタ装置を併用した例を示す断面概略構成図である。
【図13】スパッタ電力による屈折率調整のグラフ図で
ある。
【図14】モノマー流量による屈折率調整のグラフ図で
ある。
【符号の説明】
10 真空容器 11 真空ポンプ 20 基板保持器 21 回転機構 22 回転軸 23 回転装置 30 プラズマCVD装置 31 石英チューブ 31a 電極 32 アンテナ 33 マッチングボックス 34 高周波電源 35 反応ガス用マスフロー 35a 反応ガス容器(本例では酸素) 36 モノマー用マスフロー 37 モノマー容器 38 プラズマ拡散用電磁石 39 ガス導入口 40 スパッタ装置 41 ターゲット 41a,41b スパッタリング電極 42 直流電源 44 貯蔵部 45 マスフローコントローラ 47 マッチングボックス 48 高周波電源 51 仕切板 52 ターゲットウオール 60 蒸着装置 61 電子銃 S 薄膜形成装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 税所 慎一郎 東京都品川区南大井3丁目2番6号 株式 会社シンクロン内 (72)発明者 桜井 武 東京都品川区南大井3丁目2番6号 株式 会社シンクロン内 Fターム(参考) 2K009 AA15 CC03 CC42 DD03 DD04 DD09 4K029 AA11 AA24 BA16 BA17 BA52 BB02 BB08 BC02 BC07 BD06 CA05 CA08 CA13 DA02 DA04 4K030 AA06 AA09 BA29 BB03 BB13 CA07 CA11 EA03 FA01 GA06 HA03 HA08 HA14 HA15 JA02 JA05 JA15 KA02 KA12 KA25 KA28 KA34 LA01 LA11 4K044 AA16 AB05 AB10 BA12 BA14 BA21 BB02 BB15 BC05 BC06 BC14 CA13 CA14 CA71

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空装置と連結された真空容器と、該真
    空容器内で基板を保持し回転機構により回転される基板
    保持器と、プラズマCVD装置と、スパッタ装置と、を
    備え、前記プラズマCVD装置と、前記スパッタ装置
    と、を同一の真空容器内に配置させ、前記プラズマCV
    D装置と前記スパッタ装置により前記基板に屈折率を制
    御可能な薄膜を形成することを特徴とする薄膜形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記プラズマCVD装置は、プラズマ発
    生源と、モノマー用マスフローと、高周波電源と接続さ
    れたマッチングボックスからなる電源と、反応ガス用マ
    スフローと、を備え、プラズマ発生源から距離が離れた
    位置で有機シリコン系モノマーをプラズマ雰囲気中で活
    性化して、基板に低屈折率の薄膜を形成し、前記スパッ
    タ装置は前記プラズマCVD装置で形成された薄膜に所
    定の高屈折率のスパッタリング粒子を定量的に添加し
    て、前記基板に屈折率を制御可能な薄膜を形成すること
    を特徴とする請求項1記載の薄膜形成装置。
  3. 【請求項3】 前記プラズマCVD装置をリモートプラ
    ズマCVD装置としたことを特徴とする請求項1又は2
    記載の薄膜形成装置。
  4. 【請求項4】 前記スパッタ装置を蒸着装置としたこと
    を特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の薄膜形成装
    置。
  5. 【請求項5】 プラズマCVD法により基板に屈折率の
    低い薄膜を形成する第1工程と、該第1工程に連続して
    スパッタ法により高屈折率のスパッタリング粒子を定量
    的に添加する第2工程と、を備え、これら第1工程及び
    第2工程を同一容器内で同時に且つ別々に成膜して、任
    意の屈折率を備えた薄膜を基板上に得ることを特徴とす
    る薄膜形成方法。
  6. 【請求項6】 プラズマCVD法により有機シリコン系
    モノマーをプラズマ雰囲気中で活性化し基板に屈折率の
    低い薄膜を形成する第1工程と、この第1工程に連続し
    てスパッタ法により金属或いは複合金属の酸化物からな
    る屈折率の高いスパッタリング粒子を定量的に添加する
    第2工程と、を備え、これら第1工程及び第2工程を同
    一容器内で同時に且つ別々に基板上に成膜して、任意の
    屈折率を備えた薄膜を基板上に得ることを特徴とする薄
    膜形成方法。
  7. 【請求項7】 前記プラズマCVD法をリモートプラズ
    マCVD法にしたことを特徴とする請求項5又は6記載
    の薄膜形成方法。
  8. 【請求項8】 前記スパッタ法を蒸着法としたことを特
    徴とする請求項5乃至7いずれか記載の薄膜形成方法。
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