JP2000016226A - エアバッグ用ガス発生器及びエアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ用ガス発生器及びエアバッグ装置

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JP2000016226A
JP2000016226A JP10179960A JP17996098A JP2000016226A JP 2000016226 A JP2000016226 A JP 2000016226A JP 10179960 A JP10179960 A JP 10179960A JP 17996098 A JP17996098 A JP 17996098A JP 2000016226 A JP2000016226 A JP 2000016226A
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combustion
diffuser shell
gas generator
coolant
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Masayuki Yamazaki
征幸 山▲崎▼
Katsuto Miyaji
克人 宮地
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガス発生器の作動後において、ガス発生手段の
燃焼熱の伝導を規制することにより、外殻容器中のディ
フューザ側の温度上昇を効果的に低減又は阻止し、該デ
ィフューザの最高表面温度を低くしたエアバッグ用ガス
発生器を提供する。 【解決手段】ガス排出口を有するディフューザシェル
と、該ディフューザシェルと共に収容空間を形成するク
ロージャシェルとからなるハウジング内に、点火手段に
よって着火・燃焼され燃焼ガスを発生するガス発生手段
を含んで収容してなるエアバッグ用ガス発生器であっ
て、該ガス発生手段の燃焼によって生じた熱のディフュ
ーザシェル側への伝導をクロージャシェル側への伝導よ
りも少なくする伝熱規制手段を具備するエアバッグ用ガ
ス発生器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来技術】自動車を始め各種車両に搭載されているエ
アバッグシステムは、該車両が高速で衝突した際に、ガ
スによって急速に膨張したエアバッグ(袋体)で搭乗者
を支持し、搭乗者が慣性によりハンドルや前面ガラス等
の車両内部の硬い部分に激突して負傷すること等を防ぐ
ことを目的とする。
【0002】このようなエアバッグシステムは、通常、
車両の衝突によって作動してガスを放出するガス発生器
と、該ガスを導入して膨張するエアバッグとから構成さ
れている。かかるガス発生器としては、従来、その内部
に燃焼して燃焼ガスを発生させるガス発生手段を収容
し、該ガス発生手段の燃焼によってガスを発生・放出す
る構造のものが提供されている。
【0003】このガス発生手段の燃焼によって燃焼ガス
を発生させるエアバッグ用ガス発生器は、ガス発生器の
作動時間が約60ミリ秒程度と極めて短い時間であって
も、ガス発生手段の燃焼によって生じる燃焼ガスが高温
なことから、ガス発生器の作動後において、ガス発生手
段の燃焼熱の伝導により、徐々にガス発生器の外殻容器
(ハウジング)の温度が上昇することが考えられる。特
に、高温のガスを直接エアバッグに導入することのない
様に、外殻容器の内部にクーラント手段を収容したガス
発生器の場合には、該クーラント手段は、熱交換によっ
て燃焼ガスや燃焼残渣の冷却効果を発揮することから、
それ自体が高温となり、該クーラント手段の熱は外殻容
器に伝わり、その結果、外殻容器の温度を上昇させるこ
ととなる。この様なガス発生器はエアバッグと共にモジ
ュールケース内に収容されてエアバッグ装置として各種
車両に装着されるが、ガス発生器作動後に於ける安全性
も考慮すれば、ガス発生器中、エアバッグが展開する
側、即ちディフューザ側の温度は可能な限り上昇しない
ことが望ましい。これは、ディフューザシェル側の表面
温度が高すぎる場合、バッグが展開時に接触して、該バ
ッグに孔が空き、この孔から高温ガスが放出されること
も考えられるためである。
【0004】しかしながら、ガス発生器の作動後に於け
るディフューザ側外殻容器の温度上昇(特に、ガス発生
手段の燃焼熱の伝導による温度上昇)を効果的に減少又
は阻止したエアバッグ用ガス発生器は未だ提供されてい
ない。
【0005】なお、従前に於いてはガス発生剤を収容す
る外側室の上方及び/又は下方に断熱部材を設けたガス
発生器としてWO96/10495が公開されている。しかしこの
ガス発生器は、ガス発生剤の燃焼速度が周囲の温度に影
響されないようにする為に、断熱部材をガス発生剤と容
器(ハウジング)との間に配設したものであり、ガス発
生器作動後におけるハウジング接触面の温度上昇を抑え
る効果は期待できるものの、本質的には断熱材の下の表
面温度は高く、高速で噴出するガスにより断熱材は剥が
れ目的を達成しない場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】依って、本発明は、ガ
ス発生器の作動後において、ガス発生手段の燃焼熱の伝
導を規制することにより、外殻容器中のディフューザ側
の温度上昇を効果的に低減又は阻止し、該ディフューザ
の最高表面温度を低くしたエアバッグ用ガス発生器を提
供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のエアバッグ用ガ
ス発生器は、ガス排出口を有するディフューザシェル
と、該ディフューザシェルと共に収容空間を形成するク
ロージャシェルとからなるハウジング内に、点火手段に
よって着火・燃焼され燃焼ガスを発生するガス発生手段
を含んで収容してなるエアバッグ用ガス発生器であっ
て、該ガス発生手段の燃焼によって生じた熱のディフュ
ーザシェル側への伝導をクロージャシェル側への伝導よ
りも少なくする伝熱規制手段を具備することを特徴とす
る。該ハウジング内に、更にガス発生手段の燃焼によっ
て発生した燃焼ガスを冷却するクーラント手段を含んで
収容する場合には、前記伝熱規制手段により、該クーラ
ント手段からディフューザシェルへの熱伝導を減少又は
阻止することが望ましい。これは、クーラント手段は、
通常、ガス発生手段の燃焼によって発生した燃焼ガスを
直接エアバッグ内に導入することのない様に使用される
が、ガス発生器作動後に於けるディフューザシェルへの
ガス発生手段の燃焼熱の伝導は、主にこのクーラント手
段から行われることから、該クーラント手段とディフュ
ーザシェルとの間に該伝熱防止手段を配置して、クーラ
ント手段からの熱伝導を減少又は阻止することが効果的
な為である。
【0008】本発明のガス発生器は、伝熱規制手段を具
備することによって、ディフューザシェルの最高表面温
度(即ち、ガス発生剤の燃焼後におけるディフューザシ
ェルの表面温度の内、最も高い温度)をクロージャシェ
ルの最高表面温度よりも低くすることができる。この様
な伝熱規制手段としては、例えば、クーラント手段のよ
うなガス発生手段の燃焼によって生じる熱をディフュー
ザシェルに伝える部材と、ディフューザシェルとの間に
配設した伝熱抑止部材、或いは両者間に設けた空間が該
当する。この伝熱抑止部材は、クーラント手段等からデ
ィフューザシェルへのガス発生手段の燃焼熱の伝導を減
少又は阻止するものであり、少なくともガス発生手段の
燃焼熱をディフューザシェルに伝導することのない様に
作用しなければならない。この様なものとしては、例え
ば適宜断熱材料を用いて形成された断熱部材や、断熱用
の空間を形成する空間形成部材等がある。断熱部材は、
ガス発生手段の燃焼した温度に於いても十分に耐え得る
ことができ且つ断熱効果を発揮しうるものであることが
望ましく、この様なものとしては、特にセラミックス、
或いはセラミックファイバ等が好ましい。またクーラン
ト手段とディフューザシェルとの間に配置された空間形
成部材によって形成される空間は、クーラント手段から
ディフューザシェルへの熱伝導を減少又は阻止するもの
であることから、少なくとも、両者間の熱伝導を減少又
は阻止し得る程度の断熱用空間であることが望ましく、
特に空間形成部材は該断熱用空間を形成可能な構造であ
ることが望ましい。また、クーラント手段とディフュー
ザシェルとの間に空間を設け、この空間を伝熱規制手段
とする場合には、クーラント手段とディフューザシェル
とは直接接触せず、また両者間には熱を伝導する部材が
存在しない為、クーラント手段の熱が、ディフューザシ
ェルに直接伝導することはなく、専ら輻射及び/又は対
流のみによって伝わる。従って、ディフューザシェルの
表面温度の上昇が抑えられる。
【0009】このような伝熱防止部材は、前記の如く、
クーラント手段のようなガス発生剤の燃焼熱を蓄積する
部材とディフューザシェルとの間に配置される。クーラ
ント手段とディフューザシェル天井部内面との間に伝熱
防止部材を配置する場合には、該伝熱防止部材とクーラ
ント手段との間、及び/又は伝熱防止部材とディフュー
ザシェルとの間を燃焼ガスが通過するショートパスを防
止する為に、クーラント手段上部内面からディフューザ
シェル天井部内面迄を閉塞するショートパス防止手段を
伝熱防止部材に一体状に形成することもできる。例えば
伝熱抑止手段として断熱部材を使用する場合には、断熱
部材とショートパス防止部材とを一体に形成することが
できる。また該伝熱抑止手段として空間形成部材を用い
る場合も、例えば後述する実施の形態1の図1に示すよ
うに、空間形成部材とショートパス防止手段とを一体に
形成することができる。
【0010】クーラント手段は、従来ガス発生手段の燃
焼によって発生する燃焼ガスを冷却する為に使用されて
いる金属製金網からなるクーラント手段の他、通常、燃
焼ガス中の残渣を除去する為に使用されるフィルタ手段
が、燃焼ガスの冷却機能をも果たす場合には、そのよう
なフィルタ手段も含まれる。また、積層金網体を用いて
複雑な間隙構造として、燃焼ガスを冷却すると共に、該
燃焼ガス中の燃焼残渣を捕集するクーラント・フィルタ
を用いることもできる。これらクーラント手段は、通
常、略円筒形状に形成され、ガス発生手段が収容される
箇所の外側に配設される。このクーラント手段の外周に
は、ガス発生手段の燃焼により膨出を抑止する為、積層
金網体、多孔円筒体又は環状ベルト体等からなる外層を
配置して支持することもできる。
【0011】本発明のガス発生器では、ハウジング内に
収容され、燃焼して燃焼ガスを発生するガス発生手段と
して、従来から広く使用されている無機アジド、例えば
ナトリウムアジド(アジ化ナトリウム)に基づくアジド
系ガス発生剤の他、無機アジドに基づかない非アジド系
ガス発生剤を使用することができる。但し、通常アジド
系ガス発生剤よりも非アジド系ガス発生剤の燃焼温度の
方が高く且つ、同一ガス発生量に対する発生熱量も大き
いこと、及び本発明のガス発生器に於いては、伝熱規制
手段によってディフューザシェルの最高表面温度をクロ
ージャシェルのそれよりも下げることができることを考
慮すれば、ガス発生手段として非アジド系ガス発生剤を
用いた場合に一層顕著な効果を発揮することができる。
この様な非アジド系ガス発生剤組成物としては種々のも
のが提案されている。例えば、テトラゾール、トリアゾ
ール、又はこれらの金属塩等の含窒素有機化合物とアル
カリ金属硝酸塩等の酸素含有酸化剤を主成分とするも
の、トリアミノグアニジン硝酸塩、カルボヒドラジッ
ド、ニトログアニジン等を燃料及び窒素源とし、酸化剤
としてアルカリ金属又はアルカリ土類金属の硝酸塩、塩
素酸塩、過塩素酸塩などを使用した組成物などが知られ
ている。これら非アジド系ガス発生剤は何れも本発明に
おいて使用し得るが、これらに限定されるものではな
く、燃焼速度、非毒性及び燃焼温度の要求に応じて適当
に選定される。ガス発生剤は、ペレット状、ウエハー
状、中空円柱状、ディスク状、又は単孔体状若しくは多
孔体状等の適当な形状に於いて使用される。
【0012】上記ハウジングは、ガス排出口を有するデ
ィフューザシェルと、該ディフューザシェルと共に収容
空間を形成するクロージャシェルとを鋳造、鍛造又はプ
レス加工などにより形成し、両シェルを接合して形成す
ることができる。両シェルの接合は各種溶接法、例えば
電子ビーム溶接、レーザ溶接、ティグ溶接、プロセクシ
ョン溶接などにより行うことができる。このディフュー
ザシェルとクロージャシェルとは、ステンレス銅板等の
各種鋼板をプレス加工して形成した場合には、両シェル
の製造が容易になると共に、製造コストの低減も達成さ
れる。また両シェルを円筒形の単純、簡単な形状に形成
することによりそのプレス加工が容易となる。ディフュ
ーザシェルとクロージャシェルの材料に関しては、ステ
ンレス鋼板が望ましいが、鋼板にニッケルメッキを施し
たものでもよい。なお、このハウジング内には内筒部材
を配設してハウジング内空間を2室以上に画成した上
で、各部材を適宜収容することもできる。
【0013】このハウジング内には、更に衝撃を感知し
て作動し、ガス発生手段を着火・燃焼させる点火手段が
通常収容される。この点火手段は、専ら機械的な機構に
より衝撃を感知し作動する機械着火式点火手段、及び衝
撃を感知した衝撃センサから伝達される電気信号により
作動する電気着火式点火手段の何れでも良いが、好適に
は電気着火式点火手段が使用される。この電気着火式点
火手段は、専ら電気的な機構により衝撃を感知する電気
式センサと、衝撃を感知した該センサから伝達される電
気信号で作動する点火器と、該点火器の作動により着火
・燃焼する伝火薬とからなる。この電気式センサとして
は例えば半導体式加速度センサなどがある。
【0014】上記のエアバッグ用ガス発生器は、該ガス
発生器で発生するガスを導入して膨張するエアバッグ
(袋体)と共にモジュールケース内に収容され、エアバ
ッグ装置となる。このエアバッグ装置は、衝撃センサが
衝撃を感知することに連動してガス発生器が作動し、ハ
ウジングのガス排出口から燃焼ガスを排出する。この燃
焼ガスはエアバッグ内に流入し、これによりエアバッグ
はモジュールカバーを破って膨出し、車両中の硬い構造
物と乗員との間に衝撃を吸収するクッションを形成す
る。
【0015】また、本発明では、ガス排出口を有するデ
ィフューザシェルと、該ディフューザシェルと共に収容
空間を形成するクロージャシェルとからなるハウジング
内に、燃焼して燃焼ガスを発生するガス発生手段を含ん
で収容してなるエアバッグ用ガス発生器に於いて、ディ
フューザシェルへのガス発生手段の燃焼熱の伝導を減少
又は阻止することで、ガス発生剤手段の燃焼によるディ
フューザシェルの外表面の温度上昇を低減したことを特
徴とするディフューザシェルの温度上昇低減方法も提供
する。
【0016】このディフューザシェルへのガス発生手段
の燃焼熱の伝導の減少又は阻止は、例えばディフューザ
シェルとクーラント手段との間に、前記空間形成部材や
断熱部材などの伝熱抑止部材を設けることによって行う
ことができる。このクーラント手段は、前述の積層金網
体を用いて複雑な間隙構造に形成したクーラント・フィ
ルタであっても良い。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づき、本発明のエアバッグ用ガス発生器を説明する。
【0018】「実施の形態1」図1は、本発明のエアバ
ッグ用ガス発生器の第一の実施の形態の縦断面図であ
る。
【0019】図1に於いてガス発生器は、ディフューザ
シェル1とクロージャシェル2とからなるハウジング3
内を、内筒部材13により点火手段収容室23と、ガス発生
剤燃焼室22との2室に画成して構成されている。点火手
段収容室23内には、衝撃により作動してガス発生剤6を
着火・燃焼させる点火手段として点火器4及び伝火薬5
を収容し、燃焼室22内には、前記点火手段により着火・
燃焼され燃焼ガスを発生するガス発生剤6と、該ガス発
生剤6を支持し、その移動を阻止する略円盤形状のアン
ダープレート18が配設されている。ディフューザシェル
1の周壁部10には、複数個のガス排出口11が、周方向に
等間隔に配設されており、該ガス排出口11は、シールテ
ープ25により閉塞されている。クロージャシェル2は、
その中央孔12に内筒部材13を嵌合状に配置している。デ
ィフューザシェル1とクロージャシェル2は、ハウジン
グ3の軸方向中央横断面上の位置近辺で、それぞれのフ
ランジ部15、16を重ね合わせて、両者をレーザ溶接で接
合してハウジング3を形成している。
【0020】またガス発生剤6の着火・燃焼により発生
するガスを浄化・冷却する為にハウジング1内に配設さ
れるクーラント・フィルタ7は、該ガス発生剤6を取り
囲んで配設され、内筒部材13の周囲に環状の室、即ちガ
ス発生剤の燃焼室22を画成する。該クーラント・フィル
タ7は、ステンレス鋼製平編の金網を半径方向に重ね、
半径方向及び軸方向に圧縮してなる。特に、図1に示す
クーラント・フィルタ7では、そのディフューザシェル
1側端面28に空間形成部材50を配置することから、その
分、軸方向に短く形成されている。該クーラント・フィ
ルタ7の外側には、該クーラント・フィルタの膨出を抑
止する抑止手段として機能する外層24が形成されてい
る。前記クーラント・フィルタ7を軸方向に短く形成す
る場合には、それに合わせてこの外層24も軸方向に短く
形成することが望ましい。ハウジング3の外周壁8とク
ーラント・フィルタ7との間に間隙9が形成され、該間
隙9は、ガス流路として機能する。
【0021】クーラント・フィルタ7とディフューザシ
ェル1の上部内面29との間には、ガス発生剤の燃焼によ
って生じた熱のディフューザシェル側への伝導をクロー
ジャシェル側への伝導よりも少なくする伝熱規制手段と
して、空間形成部材50が配設されている。この空間形成
部材50は、環状部材の外周を平面方向に湾曲した空間形
成部51と、クーラント・フィルタ7の上部(即ちディフ
ューザシェル側)内周面を覆うショートパス防止部52と
から構成されており、該空間形成部51をクーラント・フ
ィルタ7とディフューザシェル1との間に挟持すること
により、両者間に空間部53を形成している。この空間部
53は、クーラント・フィルタからディフューザシェルへ
の熱伝導を阻止するための断熱用空間として機能する。
またショートパス防止部52が、クーラント・フィルタ7
の内周面からディフューザシェル1の上部内面29までを
連続して覆うことにより、クーラント・フィルタ7と空
間形成部51、及びディフューザシェル1の上部内面29と
空間形成部52との当接箇所を燃焼ガスが通過するショー
トパスを防止することができる。図2にこの空間形成部
材50の要部拡大断面図を示す。この図に示すように、空
間形成部材50の空間形成部51は、ディフューザシェル1
の上部内面29と、クーラント・フィルタ7のディフュー
ザシェル側の端面28との間に挟持され、またショートパ
ス防止部52は、クーラント・フィルタ7の内周に嵌入さ
れる。この空間形成部材に関しては、その他にも図3に
示す様に、縦断面略凹形状に形成して、その窪み部55に
よりクーラント・フィルタ7とディフューザシェル1と
の間に空間部56を形成する空間形成部材54を使用する事
もできる。この図3に示す空間部56も、クーラント・フ
ィルタ7からディフューザシェル1への熱伝導を減少又
は阻止するため、ガス発生剤の燃焼後に於けるディフュ
ーザシェルの最高表面温度が、クロージャシェルの最高
表面温度よりも低くなる。
【0022】クーラント・フィルタ7の内周には、ガス
発生剤6の燃焼による火炎から該フィルタ7を保護し、
またガス発生剤6と該フィルタ7との直接接触を防止す
る略多孔円筒形状のパーフォレーテッドバスケット(図
示せず)を配設することも可能である。
【0023】上記ハウジング1中、内筒部材13の外側に
画成されるガス発生剤燃焼室22内に配設される略円盤形
状のアンダープレート18は、ガス発生剤6に当接する円
形部19と、内筒部材13の外周壁を嵌入する中央孔20とを
有し、該円形部19でガス発生剤6を支持してその移動を
阻止し、ガス発生剤6が振動により砕け、表面積が変化
するおそれをなくしている。内筒部材13の点火器4を収
容する側の端部には、かしめ部21を形成し、該かしめ部
21で点火器4を固定している。また内筒部材13の周壁に
は、複数の等間隔に配置された伝火孔26を有しており、
該伝火孔26は、シールテープ27により塞がれている。な
お、上記外層24、間隙9、パーフォレーテッドバスケッ
トは必要に応じて設けられるものであり、省略すること
もできる。
【0024】この図に示すガス発生器は、衝撃によって
作動した点火器4により伝火薬5が着火燃焼され、その
火炎は内筒部材13の伝火孔26を閉塞するシールテープ27
を破り、燃焼室22内に流れ込む。燃焼室22内のガス発生
剤6は、伝火薬5の火炎により着火されて燃焼し、燃焼
ガスを発生させる。この燃焼ガスは、クーラント・フィ
ルタ7を通過する間に浄化・冷却され、間隙9を通っ
て、ガス排出口11を閉塞するシールテープ25を破り、該
ガス排出口11から排出される。クーラント・フィルタ7
は、熱交換によって燃焼ガスや燃焼残渣を冷却したこと
により温度が上昇する事となるが、このクーラント・フ
ィルタ7の熱は、ディフューザシェル1とクーラント・
フィルタ7との間に空間形成部材50によって空間部53が
形成されていることから、ディフューザシェル1に伝導
することはない。従って該ガス発生剤6の燃焼後に於け
るディフューザシェル1の最高表面温度を、クロージャ
シェル2の最高表面温度よりも低くすることができる。
【0025】上記の空間形成部材に基づき説明した伝熱
規制手段は、少なくともガス発生剤の燃焼によって生じ
た熱の伝導を、クロージャシェルよりもディフューザシ
ェル側に少なくするものであり、この様なものとして
は、図1〜3に示すような空間形成部材の他にも、図4
及び5に示す形態とすることができる。以下、伝熱規制
手段の他の態様をそれぞれの図面に基づき説明する。
【0026】図4(a)(b)に示す態様の伝熱規制手段は、
クーラント・フィルタからディフューザシェル1への熱
伝導を阻止する断熱部材であり、クーラント・フィルタ
7とディフューザシェル1との間に配置されている。従
って、ガス発生剤の燃焼ガスを冷却して高温となったク
ーラント・フィルタの熱がディフューザシェル1に伝わ
らず、その結果ディフューザシェルの温度上昇を抑止す
ることができ、ディフューザシェルの最高表面温度を、
クロージャシェルの最高表面温度よりも低くすることが
できる。図4中、(a)に示す断熱部材57は、クーラント
・フィルタ7の端面28に相当する大きさの環状に形成さ
れており、また(b)に示す断熱部材58は、クーラント・
フィルタ7の端面28よりも大きい環状であって、ディフ
ューザシェル7の上部内面29の凹凸に沿う形状に形成さ
れている。これら断熱部材57,58は、セラミックス、或
いはセラミックファイバ等、ガス発生剤の燃焼した温度
に於いても十分に耐え得ることができ且つ断熱効果を発
揮しうるものを用いて形成されている。
【0027】図5に示す態様の伝熱規制手段は、クーラ
ント・フィルタ7とディフューザシェル1との間に設け
られた空間60であり、この空間60でクーラント・フィル
タ7の熱がディフューザシェル1に直接伝導しないよう
にしている。その結果、この空間60を有するガス発生器
では、クーラント・フィルタ7の熱は、輻射又は放射以
外の方法でディフューザシェル1に伝わることはない
為、クロージャシェル2側に優先的に伝導することとな
る。
【0028】なお、図5に示すガス発生器では、図1に
示すガス発生器と異なり、内筒部材13'は、直接ディフ
ューザシェル1に接触していない。これは、クーラント
・フィルタ7を支持するショートパス防止手段61が内筒
部材13'にも接していることから、クーラント・フィル
タ7の熱がショートパス防止手段61及び内筒部材13'を
伝わり、ディフューザシェル1に直接伝導しないように
するためである。なお、この図の内筒部材13'は、伝火
薬5の火炎が直接ディフューザシェル1側に放出される
ことのない様に、ディフューザシェル側を閉塞してい
る。また、ショートパス防止手段61は、ガス発生剤6が
収容される箇所とクーラント・フィルタ7の端面とを閉
塞するような円盤形状であって、更に該クーラント・フ
ィルタ7の上部内周面に当接するように湾曲して形成し
ている。
【0029】その他図1と同一部材は同一の符号を付し
て、その説明を省略する。
【0030】「実施の形態2」図6に、電気着火式点火
手段を用いたガス発生器を含んで構成した場合の本発明
のエアバッグ装置の実施例を示す。
【0031】このエアバッグ装置は、ガス発生器200
と、衝撃センサ201と、コントロールユニット202と、モ
ジュールケース203と、そしてエアバッグ204からなって
いる。ガス発生器200は、図1に基づいて説明したガス
発生器が使用されており、その作動性能は、ガス発生器
作動初期の段階において、乗員に対してできる限り衝撃
を与えないように調整されている。
【0032】衝撃センサ201は、例えば半導体式加速度
センサからなることができる。この半導体式加速度セン
サは、加速度が加わるとたわむようにされたシリコン基
板のビーム上に4個の半導体ひずみゲージが形成され、
これら半導体ひずみゲージはブリッジ接続されている。
加速度が加わるとビームがたわみ、表面にひずみが発生
する。このひずみにより半導体ひずみゲージの抵抗が変
化し、その抵抗変化を加速度に比例した電圧信号として
検出するようになっている。
【0033】コントロールユニット202は、点火判定回
路を備えており、この点火判定回路に前記半導体式加速
度センサからの信号が入力するようになっている。セン
サ201からの衝撃信号がある値を越えた時点でコントロ
ールユニット202は演算を開始し、演算した結果がある
値を越えたとき、ガス発生器200の点火器4に作動信号
を出力する。
【0034】モジュールケース203は、例えばポリウレ
タンから形成され、モジュールカバー205を含んでい
る。このモジュールケース203内にエアバッグ204及びガ
ス発生器200が収容されてパッドモジュールとして構成
される。このパッドモジュールは、自動車の運転席側取
り付ける場合には、通常ステアリングホイール207に取
り付けられている。
【0035】エアバッグ204は、ナイロン(例えばナイ
ロン66)、またはポリエステルなどから形成され、その
袋口206がガス発生器のガス排出口を取り囲み、折り畳
まれた状態でガス発生器のフランジ部に固定されてい
る。
【0036】自動車の衝突時に衝撃を半導体式加速度セ
ンサ201が感知すると、その信号がコントロールユニッ
ト202に送られ、センサからの衝撃信号がある値を越え
た時点でコントロールユニット202は演算を開始する。
演算した結果がある値を越えたときガス発生器200の点
火器4に作動信号を出力する。これにより点火器4が作動
してガス発生剤に点火しガス発生剤は燃焼してガスを生
成する。このガスはエアバッグ204内に噴出し、これに
よりエアバッグはモジュールカバー205を破って膨出
し、ステアリングホイール207と乗員の間に衝撃を吸収
するクッションを形成する。
【0037】
【実施例】以下の実施例に示す条件の伝熱規制手段を施
したガス発生器で、ガス発生剤燃焼時に於けるディフュ
ーザシェルの最高表面温度を測定し、該伝熱規制手段を
施さないガス発生器のガス発生剤燃焼時に於けるディフ
ューザシェルの最高表面温度と比較した。結果を表1に
示す。
【0038】この最高表面温度の測定は、K熱電対(ア
ルメル−クロメル線)をガス発生器容器の表面に圧接し
て行った。伝熱規制手段を施さないガス発生器の場合に
は、ディフューザシェル中、クーラント手段に接する部
分が最も高い温度を呈した。
【0039】「実施例1」 条件:図3に示すように、クーラント・フィルタ端部と
ディフューザシェル内側との間にステンレス鋼からなる
断熱部材を配置して伝熱規制手段を施し、ガス発生剤燃
焼時に於けるディフューザシェル温度を測定した。
【0040】「実施例2」 条件:図1に示すように、クーラント・フィルタ端部と
ディフューザシェル内側との間に空間形成部材を配置し
て両者間に断熱用の空間を形成して伝熱規制手段を施
し、ガス発生剤燃焼時に於けるディフューザシェル温度
を測定した。
【0041】
【表1】
【0042】「結 果」本実施例に於いては、何れの伝
熱規制手段を施したガス発生器も、断熱手段を施さない
ガス発生器の場合に比べてディフューザシェルの最高表
面温度が低くなっている。
【0043】
【発明の効果】本発明のエアバッグ用ガス発生器によれ
ば、ガス発生器の作動後において、ガス発生手段の燃焼
熱によるディフューザ側の温度上昇を効果的に減少又は
阻止し、該ディフューザの最高表面温度を低くすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス発生器の好ましい実施態様を示す
縦断面図。
【図2】図1中の空間形成部材の他の態様を示す要部断
面図。
【図3】他の態様の伝熱規制手段を示す要部断面図。
【図4】更に他の態様の伝熱規制手段を示す要部断面
図。
【図5】更に他の態様の伝熱規制手段を示す要部断面
図。
【図6】本発明のエアバッグ装置の構成図。
【符号の説明】
1 ディフューザシェル 2 クロージャシェル 3 ハウジング 4 点火器 5 伝火薬 6 ガス発生剤 7 クーラント・フィルタ 50,54 空間形成部材

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス排出口を有するディフューザシェル
    と、該ディフューザシェルと共に収容空間を形成するク
    ロージャシェルとからなるハウジング内に、点火手段に
    よって着火・燃焼され燃焼ガスを発生するガス発生手段
    を含んで収容してなるエアバッグ用ガス発生器であっ
    て、該ガス発生手段の燃焼によって生じた熱のディフュ
    ーザシェル側への伝導をクロージャシェル側への伝導よ
    りも少なくする伝熱規制手段を具備することを特徴とす
    るエアバッグ用ガス発生器。
  2. 【請求項2】前記ハウジング内には、更にガス発生手段
    の燃焼によって発生した燃焼ガスを冷却するクーラント
    手段を含んで収容してなり、前記伝熱規制手段は、該ク
    ーラント手段からディフューザシェルへの熱伝導を減少
    又は阻止する請求項1記載のエアバッグ用ガス発生器。
  3. 【請求項3】前記伝熱規制手段により、ディフューザシ
    ェルの最高表面温度がクロージャシェルの最高表面温度
    よりも低い請求項1又は2記載のエアバッグ用ガス発生
    器。
  4. 【請求項4】前記伝熱規制手段は、クーラント手段とデ
    ィフューザシェルとの間に配置された伝熱抑止部材であ
    って、該伝熱抑止部材は、クーラント手段からディフュ
    ーザシェルへのガス発生手段の燃焼熱の伝導を減少又は
    阻止する請求項2又は3記載のエアバッグ用ガス発生
    器。
  5. 【請求項5】前記伝熱規制手段は、前記クーラント手段
    とディフューザシェルとの間に存在する空間であって、
    クーラント手段からの熱がディフューザシェルに直接伝
    導しない請求項2又は3記載のエアバッグ用ガス発生
    器。
  6. 【請求項6】前記伝熱抑止部材は、前記クーラント手段
    とディフューザシェルとの間に空間を形成する空間形成
    部材である請求項4記載のエアバッグ用ガス発生器。
  7. 【請求項7】前記伝熱抑止部材は、ガス発生手段の燃焼
    熱の伝導を減少又は阻止する断熱部材である請求項4記
    載のエアバッグ用ガス発生器。
  8. 【請求項8】前記断熱部材が、セラミックス、或いはセ
    ラミックファイバからなる請求項7記載のエアバッグ用
    ガス発生器。
  9. 【請求項9】前記伝熱防止部材は、クーラント手段の上
    部内周面を被覆し、伝熱防止部材との間、及び/又はデ
    ィフューザシェルと伝熱防止部材との間の燃焼ガスの通
    過を阻止するショートパス防止部を有する請求項4〜8
    の何れか一項記載のエアバッグ用ガス発生器。
  10. 【請求項10】前記クーラント手段は、積層金網体を用
    いて複雑な間隙構造に形成され、ガス発生手段の燃焼に
    より発生する燃焼ガスを冷却すると共に、該燃焼ガス中
    の燃焼残渣を捕集する機能を有するクーラント・フィル
    タである請求項2〜9の何れか一項記載のエアバッグ用
    ガス発生器。
  11. 【請求項11】前記ガス発生手段が非アジドガス発生剤
    である請求項1〜10の何れか一項記載のエアバッグ用
    ガス発生器。
  12. 【請求項12】ガス排出口を有するディフューザシェル
    と、該ディフューザシェルと共に収容空間を形成するク
    ロージャシェルとからなるハウジング内に、燃焼して燃
    焼ガスを発生するガス発生手段を含んで収容してなるエ
    アバッグ用ガス発生器に於いて、ディフューザシェルへ
    のガス発生手段の燃焼熱の伝導を減少又は阻止すること
    で、ガス発生剤手段の燃焼によるディフューザシェルの
    外表面の温度上昇を低減したことを特徴とするディフュ
    ーザシェルの温度上昇低減方法。
  13. 【請求項13】前記ハウジング内には、更にガス発生手
    段の燃焼によって発生した燃焼ガスを冷却するクーラン
    ト手段も含んで収容してなり、前記ディフューザシェル
    へのガス発生手段の燃焼熱の伝導の減少又は阻止が、該
    クーラント手段とディフューザシェルとの間に伝熱抑止
    部材を設けることによって行われる請求項12記載のデ
    ィフューザシェルの温度上昇低減方法。
  14. 【請求項14】前記伝熱抑止部材が、クーラント手段と
    ディフューザシェルとの間に空間を形成する空間形成部
    材、又はクーラント手段からディフューザシェルへの熱
    伝導を低減又は阻止する断熱部材である請求項13記載
    のディフューザシェルの温度上昇低減方法。
  15. 【請求項15】エアバッグ用ガス発生器と、衝撃を感知
    して前記ガス発生器を作動させる衝撃センサと、前記ガ
    ス発生器で発生するガスを導入して膨張するエアバッグ
    と、前記エアバッグを収容するモジュールケースとを含
    み、前記エアバッグ用ガス発生器が請求項1〜11の何
    れか一項記載のエアバッグ用ガス発生器であることを特
    徴とするエアバッグ装置。
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