JP2000012148A - 防水コネクタ - Google Patents

防水コネクタ

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JP2000012148A
JP2000012148A JP10177077A JP17707798A JP2000012148A JP 2000012148 A JP2000012148 A JP 2000012148A JP 10177077 A JP10177077 A JP 10177077A JP 17707798 A JP17707798 A JP 17707798A JP 2000012148 A JP2000012148 A JP 2000012148A
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retainer
lance
seal ring
stopper
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JP10177077A
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Yukimasa Motomatsu
幸正 本松
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リテーナの嵌合動作を安定させつつその小型
軽量化と材料コスト低減を図る。 【解決手段】 リテーナ30を雌側ハウジング11に組
み付ける際には、変位規制部33がガイド孔16に嵌入
することでリテーナ30の姿勢と位置が安定する。リテ
ーナ30を組み付けた状態では、変位規制部33がラン
スの変位を規制して雄端子金具を二重係止するととも
に、ストッパ36,38がシールリングに対し周方向に
おいて部分的に押さえることでシールリングの抜けが規
制される。リテーナ30のガイド手段を筒状としたもの
に比べて小型軽量化と材料費の低減が可能である。ま
た、シールリングを全周に亘って押さえて抜止めする場
合に比べて小型軽量化と材料費の低減が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端子金具を二重係
止するためのリテーナを備えた防水コネクタに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の防水コネクタとして、特開平8
−298266号に示されているものがある。これは、
端子金具が挿入されるハウジングと、ハウジングに前方
から外嵌されるリテーナと、ハウジングの外周に装着さ
れて相手側コネクタとの嵌合部分をシールするシールリ
ングとからなる。ハウジング内に挿入された端子金具は
ランスの係合により抜止め保持され、さらに、そのラン
スはリテーナにより端子金具からの解離不能とされ、も
って端子金具が二重係止状態となる。リテーナは、ハウ
ジングへの外嵌時に姿勢と位置を安定させることを目的
として有底筒状に成形され、その筒状ガイド部をハウジ
ングの外面に沿わせることによって安定して嵌合される
ようになっている。また、このリテーナの筒状ガイド部
の先端は、ハウジングに外嵌されたシールリングに当接
してその抜止めを図る機能も兼備している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にシールリングを抜止めする際には、そのシールリング
を全周に亘って押さえる必要はなく、周方向において部
分的に当接する形態としても、抜止めの手段としては十
分足りる。しかしながら、上記従来の防水コネクタの抜
止め手段は、シールリングを抜止めするための専用の手
段として設けられているのではなく、本来、リテーナの
嵌合時の案内用として設けられている筒状ガイド部を利
用したものに過ぎない。そのため、その抜止め手段は全
周に亘ってシールリングを押さえる構造、即ち、押さえ
る必要のない部分まで無駄に押さえ付ける構造となって
いる。一方、シールリングの抜止めに関する事情だけに
着目した場合、筒状ガイド部の一部、例えば左右両側面
部を除去し、上下両面部だけでシールリングを押さえる
ようにすると、リテーナの小型軽量化と材料コストの低
減を図ることが期待できる。しかし、筒状ガイド部が本
来、嵌合時の案内用のものであることに鑑みると、例え
ば筒状ガイド部の両側面部を除去したときにはリテーナ
が嵌合時に左右方向に遊動することが懸念されるため、
筒状ガイド部の一部を除去することは望ましくない。本
願発明は上記事情に鑑みて創案され、リテーナの嵌合動
作を安定させつつその小型軽量化と材料コストの低減を
図ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、端子
金具が挿入されるとともにその端子金具をランスにより
抜止めするハウジングと、このハウジングに組み付けら
れて前記ランスの前記端子金具から解離する方向への変
位を規制することで前記端子金具を二重係止するリテー
ナと、前記ハウジングの外周に装着されて相手側コネク
タとの嵌合部分をシールするシールリングとを備えた防
水コネクタにおいて、前記ハウジングには前記リテーナ
の組付け方向に沿って延びるガイド孔が形成され、前記
リテーナには、前記ガイド孔に挿入される被ガイド部
と、前記ランスの前記端子金具から解離する方向への変
位を規制する変位規制部と、前記シールリングに対しそ
の周方向において部分的に当接することでそのシールリ
ングの前記ハウジングからの抜けを規制するストッパと
が設けられている構成とした。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ガイド孔が、前記ランスの前記端子金具から解
離する方向への変位を許容するとともに前記変位規制部
の進入を可能とするランス撓み空間に連通して形成さ
れ、前記変位規制部が前記被ガイド部の機能を兼備して
いる構成とした。請求項3の発明は、請求項1又は請求
項2の発明において、前記リテーナには、前記ハウジン
グと係合することでそのリテーナの離脱を規制するため
の係止アームが前記ハウジングに対する組付け方向と同
方向へ突出する形態で形成され、この係止アームの先端
に前記ストッパが形成されている構成とした。
【0006】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれかの発明において、前記ガイド孔には前記ハウ
ジングの外周面に連通する切欠部が形成され、前記被ガ
イド部には前記切欠部を貫通して前記ハウジングの外周
面へ突出する形態で前記ストッパが形成されている構成
とした。請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のい
ずれかの発明において、前記変位規制部には前記ハウジ
ングの外周面に突出する形態で前記ストッパが形成され
ている構成とした。
【0007】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]リテーナを
ハウジングに組み付ける際には、被ガイド部がガイド孔
に嵌入することでリテーナの姿勢と位置が安定する。リ
テーナを組み付けた状態では、変位規制部がランスの変
位を規制して端子金具を二重係止するとともに、ストッ
パがシールリングに対し周方向において部分的に押さえ
付けることでシールリングの抜け方向の変位が規制され
る。リテーナを案内する被ガイド部はハウジング内のガ
イド孔に嵌入されるので、リテーナのガイド手段を筒状
としたものに比べて小型軽量化と材料費の低減を図るこ
とができる。また、シールリングの抜止めについても、
周方向において部分的を押さえるだけなので、全周に亘
って押さえる場合に比べると、小型軽量化と材料費の低
減を図ることができる。
【0008】[請求項2の発明]変位規制部がガイド孔
とランス撓み空間に進入することにより、リテーナの姿
勢と位置の安定が図られるとともに、端子金具が二重係
止される。変位規制部が被ガイド部の機能を兼ね備えて
いるので、小型軽量化と材料費の低減を図ることができ
る。 [請求項3の発明]ストッパが、リテーナを離脱規制す
るための係止アームの先端に形成されているので、係止
アームとは別個の突出部分の先端にストッパを形成する
場合に比べると、小型軽量化と材料費の低減を図ること
ができる。
【0009】[請求項4の発明]ストッパが被ガイド部
に形成されているので、被ガイド部とは別個の部分にス
トッパを形成する場合に比べると、小型軽量化と材料費
の低減を図ることができる。 [請求項5の発明]ストッパが変位規制部に形成されて
いるので、変位規制部とは別個の部分にストッパを形成
する場合に比べると、小型軽量化と材料費の低減を図る
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図7を参照して説明す
る。雌側コネクタ10(本発明の構成要件である防水コ
ネクタ)は、雌側ハウジング11と雌端子金具12とリ
テーナ30とを備えて構成される。雌側ハウジング11
内には2室のキャビティ13が形成され、各キャビティ
13には後方から雌端子金具12が挿入される。キャビ
ティ13内には、前方へ片持ち状に突出して弾性撓みを
可能とされたランス14が形成されているとともに、キ
ャビティ13の下方にはランス撓み空間15が形成され
ている。雌端子金具12の挿入過程では、ランス14が
雌端子金具12の底面に係合してランス撓み空間15内
へ撓み、雌端子金具12が正規挿入位置に達すると、ラ
ンス14が弾性復帰して雌端子金具12の段差状係合部
12Aに後方から係合し、もって雌端子金具12が抜止
め保持される。ランス撓み空間15の前方には、雌側ハ
ウジング11の前端面に開口するとともにキャビティ1
3と連通するガイド孔16が形成されている。ガイド孔
16とランス撓み空間15とは、その下面同士が面一と
なる形態で連続している。また、雌側ハウジング11の
外周下面には、ガイド孔16と連通するスリット状の切
欠部17が形成されている。さらに、雌側ハウジング1
1の外周上面には2条の溝18が形成されているととも
に、この溝18の後端にはキャビティ13と連通する係
止孔19が形成されている。
【0011】また、雌側ハウジング11には、そのほぼ
前半部分を包囲する筒状嵌合部20が前方へ突出する形
態で形成されている。この筒状嵌合部20の上面板部は
その前端部を残して大きく切欠され、この切欠部分に
は、雌側ハウジング11の外周上面の支持部を支点とし
てシーソー状に弾性撓みするロックアーム21が形成さ
れている。筒状嵌合部20で覆われた空間内において
は、雌側ハウジング11の外周にシールリング22が外
嵌されている。シールリング22は、筒状嵌合部20の
奥端面に当接する深い位置に配置され、後述するリテー
ナ30を前方から押し当てることによって抜止めされて
いる。かかるシールリング22は、雌側コネクタ10と
後述する雄側コネクタ40(本発明の構成要件である相
手側コネクタ)との嵌合周面の間をシールする。
【0012】リテーナ30は、雌端子金具12を二重係
止する機能とシールリング22を抜け止めする機能とを
兼ね備えたものであって、前方から雌側ハウジング11
に取り付けられる。リテーナ30の前端部は雌側ハウジ
ング11の前端面に当接される方形板状の本体部31と
なっており、この本体部31には、キャビティ13の前
端開口と整合するタブ貫通孔32が形成されている。本
体部31の下端近くからは水平板状をなす変位規制部3
3が後方(雌側ハウジング11への取付け方向において
は先方)へ突出している。この変位規制部33は、雌側
ハウジング11のガイド孔16及びランス撓み空間15
内にほぼ緊密に嵌入されるようになっており、全ての雌
端子金具12が正規挿入されている状態でリテーナ30
を正規位置に取り付けると、変位規制部33がランス1
4の下に潜り込み、ランス14のランス撓み空間15へ
の変位、即ちランス14が雌端子金具12から解離する
ことを規制する。これにより、雌端子金具12が二重係
止状態となる。
【0013】また、この変位規制部33の幅はガイド孔
16の幅と同じ寸法に設定されていて、取付けの際にリ
テーナ30は雌側ハウジング11に対して幅方向(左右
方向)へ遊動することを規制されている。また、変位規
制部33の上面には、取付け方向に沿って前後に延びる
低い上部リブ34がキャビティ13に対応して2本形成
されており、取付けの際には上部リブ34が雌端子金具
12の下面に摺接するようになっている。さらに、変位
規制部33の下面は取付け時にガイド孔16の下面に摺
接するようになっている。以上の構成により、リテーナ
30は雌側ハウジング11に対して上下左右に遊動する
ことなく、且つ一定の姿勢を保ったままで安定して雌側
ハウジング11に取り付けられる。即ち、この変位規制
部33は、本発明の構成要件である被ガイド部を兼ねて
いる。
【0014】本体部31の上端からは、各キャビティ1
3と対応する2本の係止アーム35が後方へ突出してい
る。この係止アーム35の突出端には下向きに突出する
係止突起35Aが形成され、リテーナ30の取付け状態
では雌側ハウジング11の係止孔19に係止され、これ
により、リテーナ30が取付け状態に保持されるように
なっている。また、この2本の係止アーム35のうちの
一方の突出端には、上向きに突出する上部ストッパ36
が形成されている。この上部ストッパ36は、溝18よ
りも外周側へ突き出し、シールリング22の先端面に押
し当てられてシールリング22の抜け方向の移動を規制
する。一方、変位規制部33の下面には、雌側ハウジン
グ11の切欠部17に嵌合される下部リブ37が形成さ
れ、この下部リブ37の後端には、下方へ突出する下部
ストッパ38が形成されている。この下部ストッパ38
は、切欠部17よりも外周側へ突き出し、上部ストッパ
36と同様にシールリング22の前端面に押し当てられ
てその前方への抜けを規制する。
【0015】雄側コネクタ40は、雄側ハウジング41
内に雄端子金具42を挿入するとともに、その雄側ハウ
ジング41に前方から取り付けたリテーナ43によって
雄端子金具42を二重係止したものである。雄側ハウジ
ング41にはその外周を包囲するフード部44が前方へ
突出する形態で形成されており、雄側コネクタ40を雌
側コネクタ10に嵌合する際には、フード部44の外周
が筒状嵌合部20の内周に摺接する。また、嵌合状態で
は、フード部44の先端部内周がシールリング22の外
周に密着してそのシールリング22を雌側ハウジング1
1の外周との間で弾性的に挟圧し、もって、雌側ハウジ
ング11とフード部44との嵌合周面の防水が図られ
る。また、フード部44の外周上面にはロックアーム2
1と係合可能なロック突起45が形成されている。
【0016】次に、本実施形態の作用を説明する。雌側
コネクタ10においてリテーナ30を雌側ハウジング1
1に取り付ける際には、変位規制部33(被ガイド部)
がガイド孔16に嵌入することにより、リテーナ30の
左右方向及び下方への遊動が規制されるとともに、上部
リブ34が雌端子金具12の下面に摺接することにより
リテーナ30の上方への遊動が規制され、雌側ハウジン
グ11に対するリテーナ30の姿勢と位置が安定する。
この間、係止アーム35は上方へ弾性撓みしつつその係
止突起35Aを溝18の底面に摺接させるようになる。
そして、リテーナ30が正規位置まで押し込まれると、
係止突起35Aが溝18から外れ、係止アーム35の弾
性復元力により係止突起35Aが係止孔19の孔縁に係
合し、もってリテーナ30が雌側ハウジング11に対し
て離脱不能に保持される。この状態では、変位規制部3
3がランス14の変位を規制して雌端子金具12を二重
係止する。同時に、上部ストッパ36と下部ストッパ3
8とがシールリング22に対しその上下に離間した2箇
所で前方から押さえ付け、これによりシールリング22
の抜け方向の変位が規制される。このシールリング22
の抜止めは、全周に亘って押さえ付けるのではなく、2
カ所だけで押さえるようにしているのであるが、シール
リング22の抜止めの機能としては、2カ所だけで十分
である。尚、リテーナ30を取り付ける際に、2つの雌
端子金具12のうちのいずれか一方または両方が半挿入
状態であってランス14がランス撓み空間15内に突き
出している場合には、変位規制部33の先端がランス1
4の先端に突き当たってリテーナ30のそれ以上の進入
が阻止される。即ち、リテーナ30が正規位置まで深く
嵌め込むことができるは否かによって雌端子金具12の
挿入状態を判断することができる。
【0017】さて、リテーナ30を取り付けた後、雄側
コネクタ40を嵌合すると、ロックアーム21とロック
突起45との係合によって両コネクタ10,40が嵌合
状態にロックされるとともに、フード部44の内周と雌
側ハウジング11の外周との間でシールリング22が挟
圧され、もって両コネクタ10,40の間がシールさ
れ、内部への浸水が防止される。この嵌合状態では、シ
ールリング22がフード部44と雌側ハウジング11と
の間で強く挟圧されるので、シールリング22が遊動す
る虞はない。また、両コネクタ10,40を離間させる
際には、フード部44との摩擦によりシールリング22
が上部ストッパ36及び下部ストッパ38に対して抜け
方向に押圧されるのであるが、その抜け方向の押圧力が
作用するのは、離間動作の初期における一瞬間だけであ
り、その後の大部分の離間過程ではシールリング22に
抜け方向の力は作用しない。したがって、2つのストッ
パ36,38だけでもシールリング22を十分に抜け止
めすることが可能である。
【0018】上述のように本実施形態では、リテーナ3
0を案内するための変位規制部33は雌側ハウジング1
1内のガイド孔16に嵌入されるので、リテーナ30の
ガイド手段を筒状としたものに比べてると、リテーナ3
0の小型軽量化と材料費の低減が図られている。しか
も、シールリング22の抜止めについても、2つのスト
ッパ36,38だけで周方向において部分的に押さえる
ようにしているので、ストッパを筒状に設けてシールリ
ング22を全周に亘って押さえる場合に比べると、リテ
ーナ30の小型軽量化と材料費の低減が図られている。
また、このリテーナ30の案内をするための手段とし
て、専用のガイド手段を設けるではなく、二重係止のた
めの変位規制部33にガイド手段の機能を兼備させてい
るので、リテーナ30のさらなる小型化と軽量化が図ら
れている。また、上部ストッパ36は、リテーナ30を
離脱規制するための係止アーム35の先端に形成されて
いるので、係止アーム35とは別個の突出部分の先端に
ストッパを形成する場合に比べると、リテーナ30のさ
らなる小型軽量化と材料コスト低減が図られている。一
方、下部ストッパ38は、変位規制部33(本発明の被
ガイド部にも相当する)に形成されているので、変位規
制部33(被ガイド部)とは別個の部分にストッパを形
成する場合に比べると、やはり小型軽量化と材料コスト
低減が図られている。
【0019】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では変位規制部が被ガイド部の機能
を兼備するようにしたが、本発明によれば、変位規制部
と被ガイド部とを独立して形成してもよい。
【0020】(2)上記実施形態では一部のストッパが
係止アームの先端に形成されているが、本発明によれ
ば、係止アームとは別個にアーム状の突出部を形成して
その先端にストッパを形成してもよい。 (3)上記実施形態では一部のストッパが変位規制部に
形成されているが、本発明によれば、変位規制部とは別
個に突出部を形成してその先端にストッパを形成しても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1においてリテーナを外した状態を示
す斜視図
【図2】リテーナを外した状態の縦断面図
【図3】リテーナを取り付けた状態を示す縦断面図
【図4】相手側コネクタを嵌合した状態を示す縦断面図
【図5】ハウジングにリテーナを取り付けた状態を示す
水平断面図
【図6】リテーナの平面図
【図7】リテーナの正面図
【符号の説明】
10…雌側コネクタ(防水コネクタ) 11…雌側ハウジング(ハウジング) 12…雌端子金具(端子金具) 14…ランス 15…ランス撓み空間 16…ガイド孔 17…切欠部 22…シールリング 30…リテーナ 33…変位規制部(被ガイド部) 35…係止アーム 36…上部ストッパ 38…下部ストッパ 40…雄側コネクタ(相手側コネクタ)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月9日(1998.10.
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】この種の防水コネクタとして、特開平1
−213973号に示されているものがある。これは、
端子金具が挿入されるハウジングと、ハウジングに前方
から外嵌されるリテーナと、ハウジングの外周に装着さ
れて相手側コネクタとの嵌合部分をシールするシールリ
ングとからなる。ハウジング内に挿入された端子金具は
ランスの係合により抜止め保持され、さらに、そのラン
スはリテーナにより端子金具からの解離不能とされ、も
って端子金具が二重係止状態となる。リテーナは、ハウ
ジングへの外嵌時に姿勢と位置を安定させることを目的
として有底筒状に成形され、その筒状ガイド部をハウジ
ングの外面に沿わせることによって安定して嵌合される
ようになっている。また、このリテーナの筒状ガイド部
の先端は、ハウジングに外嵌されたシールリングに当接
してその抜止めを図る機能も兼備している。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具が挿入されるとともにその端子
    金具をランスにより抜止めするハウジングと、このハウ
    ジングに組み付けられて前記ランスの前記端子金具から
    解離する方向への変位を規制することで前記端子金具を
    二重係止するリテーナと、前記ハウジングの外周に装着
    されて相手側コネクタとの嵌合部分をシールするシール
    リングとを備えた防水コネクタにおいて、 前記ハウジングには前記リテーナの組付け方向に沿って
    延びるガイド孔が形成され、 前記リテーナには、 前記ガイド孔に挿入される被ガイド部と、 前記ランスの前記端子金具から解離する方向への変位を
    規制する変位規制部と、 前記シールリングに対しその周方向において部分的に当
    接することでそのシールリングの前記ハウジングからの
    抜けを規制するストッパとが設けられていることを特徴
    とする防水コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記ガイド孔が、前記ランスの前記端子
    金具から解離する方向への変位を許容するとともに前記
    変位規制部の進入を可能とするランス撓み空間に連通し
    て形成され、前記変位規制部が前記被ガイド部の機能を
    兼備していることを特徴とする請求項1記載の防水コネ
    クタ。
  3. 【請求項3】 前記リテーナには、前記ハウジングと係
    合することでそのリテーナの離脱を規制するための係止
    アームが前記ハウジングに対する組付け方向と同方向へ
    突出する形態で形成され、この係止アームの先端に前記
    ストッパが形成されていることを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の防水コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記ガイド孔には前記ハウジングの外周
    面に連通する切欠部が形成され、前記被ガイド部には前
    記切欠部を貫通して前記ハウジングの外周面へ突出する
    形態で前記ストッパが形成されていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の防水コネク
    タ。
  5. 【請求項5】 前記変位規制部には前記ハウジングの外
    周面に突出する形態で前記ストッパが形成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の防水コネクタ。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002329548A (ja) * 2001-03-02 2002-11-15 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
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