JP2000009900A - 電子線照射装置および電子線照射方法 - Google Patents

電子線照射装置および電子線照射方法

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JP2000009900A
JP2000009900A JP10196554A JP19655498A JP2000009900A JP 2000009900 A JP2000009900 A JP 2000009900A JP 10196554 A JP10196554 A JP 10196554A JP 19655498 A JP19655498 A JP 19655498A JP 2000009900 A JP2000009900 A JP 2000009900A
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JP
Japan
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electron beam
irradiation
inert gas
chamber
irradiating
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Application number
JP10196554A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nemoto
裕之 根本
Shinichi Azuma
慎一 東
Kunihiko Ozaki
邦彦 尾崎
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑なシール技術等を必要とせずに確実にイ
ナーティングを行いながら電子線を照射することができ
る電子線照射装置および電子線照射方法を提供するこ
と。 【解決手段】 照射対象である缶体Cに電子線を照射す
る電子線照射部1は電子線照射管2を有している。缶体
Cの近傍には、缶体Cに向けて不活性ガスである窒素ガ
スを供給する窒素ガス供給ノズル4が設けられており、
缶体Cを挟んで窒素ガス供給ノズル4の反対側には缶体
Cに供給された窒素ガスを吸引する窒素ガス吸引ノズル
6が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照射対象に対し不
活性ガスによりイナーティングを行いながら電子線を照
射する電子線照射装置および電子線照射方法に関する。
【0002】
【従来の技術】基材に施された塗料、印刷インキ、接着
剤、粘着剤等の被覆剤、およびその他の樹脂製品の架
橋、硬化または処理方法として電子線照射によるものが
提案されており、これまでに多くの検討がなされてい
る。この方法は、真空中で電子を電圧にて加速し、この
加速された電子を空気中等の常圧雰囲気中に取り出し、
物体に対して電子線(EB)を照射する方法である。
【0003】電子線照射による硬化、架橋および処理の
利点としては、次のようなものが挙げられる。 (1)希釈剤として有機溶剤を含有させる必要がないので
環境に優しい。 (2)硬化速度が速い(生産性大)。 (3)熱乾燥よりも硬化作業面積が少なくてすむ。 (4)基材に熱がかからない(熱に弱いものにも適用可
能)。 (5)後加工がすぐできる(冷却、エージング等が不要で
ある)。 (6)電気的作業条件を管理すればよいから、熱乾燥の際
の温度管理よりも管理しやすい。 (7)開始剤、増感剤がなくてもよいので、不純物の少な
いものができる(品質の向上)。
【0004】ところで、電子線照射により硬化、架橋お
よび処理を行う場合、雰囲気に酸素が含まれていると、
被覆剤として用いられている電子線硬化型樹脂の重合が
阻害されるため、窒素等の不活性ガスによるイナーティ
ングが必要である。
【0005】従来、このようなイナーティングを行う方
法としては、照射室内を窒素ガス等の不活性ガス雰囲気
とし、照射室の出入口をシールするものが種々提案され
ているが、シール構造が複雑になったり、必ずしもイナ
ーティングが十分でない等の問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情に
鑑みてなされたものであって、複雑なシール技術等を必
要とせずに確実にイナーティングを行いながら電子線を
照射することができる電子線照射装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1発明は、照射対象に電子線を照射する電子線照
射部と、照射対象近傍に設けられ、照射対象に向けて不
活性ガスを供給する不活性ガス供給部と、照射対象を挟
んで前記不活性ガス供給部の反対側に設けられ、照射対
象に供給された不活性ガスを吸引する不活性ガス吸引部
とを具備することを特徴とする電子線照射装置を提供す
る。
【0008】第2発明は、照射対象に電子線を照射する
電子線照射部と、前記照射部と一体的に設けられ、照射
対象に不活性ガスを供給する不活性ガス供給部とを具備
することを特徴とする電子線照射装置を提供する。
【0009】第3発明は、照射対象に電子線を照射する
電子線照射部と、照射対象近傍に設けられ、照射対象に
向けて不活性ガスを供給する複数の不活性ガス供給部と
を具備し、前記複数の不活性ガス供給部は、電子線照射
部から照射された電子線の照射領域で供給された不活性
ガス流がぶつかり合うように配置されていることを特徴
とする電子線照射装置を提供する。
【0010】第4発明は、照射対象を連続的に搬送する
搬送ラインと、搬送ライン上を搬送されている照射対象
に電子線を照射する電子線照射部と、少なくとも前記電
子線照射部の電子線射出部分から前記搬送ラインにおけ
る電子線被照射部までを含む領域を収容する照射室と、
前記照射室内に不活性ガスの一定方向の流れを形成する
不活性ガス流形成手段とを具備することを特徴とする電
子線照射装置を提供する。
【0011】第5発明は、照射対象を連続的に搬送する
搬送ラインと、搬送ライン上を搬送されている照射対象
に電子線を照射する電子線照射部と、少なくとも前記電
子線照射部の電子線射出部分から前記搬送ラインにおけ
る電子線被照射部までを含む領域を収容する照射室と、
前記照射室に不活性ガスを供給する不活性ガス供給部
と、前記照射室の搬入側および/または搬出側に設けら
れた1つまたは2つ以上のチャンバーと、前記1つまた
は2つ以上のチャンバー内に、前記照射室から排出され
た不活性ガス、または照射室に供給された不活性ガスよ
り酸素濃度の高い不活性ガスを供給する不活性ガス供給
手段とを具備することを特徴とする電子線照射装置を提
供する。
【0012】第6発明は、照射対象を連続的に搬送する
搬送ラインと、搬送ライン上を搬送されている照射対象
に電子線を照射する電子線照射部と、少なくとも前記電
子線照射部から電子線が射出される射出部から前記搬送
ラインにおける電子線被照射部までを含む領域を収容す
る照射室と、前記照射室内に不活性ガスの一定方向の流
れを形成する不活性ガス流形成手段と、前記照射室の搬
入側および/または搬出側に設けられた1つまたは2つ
以上のチャンバーと、前記1つまたは2つ以上のチャン
バー内に、前記照射室から排出された不活性ガス、また
は照射室に供給された不活性ガスより酸素濃度の高い不
活性ガスを供給する不活性ガス供給手段とを具備するこ
とを特徴とする電子線照射装置を提供する。
【0013】第7発明は、上記いずれかの電子線照射装
置において、前記電子線照射部は真空管型電子線照射管
を有していることを特徴とする電子線照射装置を提供す
る。
【0014】第8発明は、照射対象に電子線を照射する
電子線照射方法であって、照射対象近傍に設けられた不
活性ガス供給部から照射対象に向けて不活性ガスを供給
するとともに、照射対象を挟んで不活性ガス供給部の反
対側で不活性ガス吸引部により照射対象に供給された不
活性ガスを吸引しながら電子線を照射することを特徴と
する電子線照射方法を提供する。
【0015】第9発明は、照射対象に電子線を照射する
電子線照射方法であって、電子線照射部と一体的に設け
られた不活性ガス供給部から照射対象に不活性ガスを供
給しながら電子線を照射することを特徴とする電子線照
射方法を提供する。
【0016】第10発明は、照射対象に電子線を照射す
る電子線照射方法であって、照射対象近傍に設けられた
複数の不活性ガス供給部から、電子線照射部から照射さ
れた電子線の照射領域で不活性ガス流がぶつかり合うよ
うに、不活性ガスを供給しながら電子線を照射すること
を特徴とする電子線照射方法を提供する。
【0017】第11発明は、照射対象を連続的に搬送す
る搬送ライン上を搬送されている照射対象に電子線を照
射する電子線照射方法であって、少なくとも前記電子線
照射部の電子線射出部分から前記搬送ラインにおける電
子線被照射部までを含む領域を照射室内に配置し、この
照射室内に不活性ガスの一定方向の流れを形成しながら
照射対象に電子線を照射することを特徴とする電子線照
射方法を提供する。
【0018】第12発明は、照射対象を連続的に搬送す
る搬送ライン上を搬送されている照射対象に電子線を照
射する電子線照射方法であって、少なくとも前記電子線
照射部の電子線射出部分から前記搬送ラインにおける電
子線被照射部までを含む領域を照射室内に配置し、この
照射室に不活性ガスを供給するとともに、照射室の搬入
側および/または搬出側に1つまたは2つ以上のチャン
バーを設け、このチャンバー内に、前記照射室から排出
された不活性ガス、または照射室に供給された不活性ガ
スより酸素濃度の高い不活性ガスを供給しながら電子線
を照射することを特徴とする電子線照射方法を提供す
る。
【0019】第13発明は、照射対象を連続的に搬送す
る搬送ライン上を搬送されている照射対象に電子線を照
射する電子線照射方法であって、少なくとも電子線照射
部の電子線射出部分から前記搬送ラインにおける電子線
被照射部までを含む領域を照射室内に配置し、この照射
室内に不活性ガスの一定方向の流れを形成するととも
に、照射室の搬入側および/または搬出側に1つまたは
2つ以上のチャンバーを設け、このチャンバー内に、前
記照射室から排出された不活性ガス、または照射室に供
給された不活性ガスより酸素濃度の高い不活性ガスを供
給しながら電子線を照射することを特徴とする電子線照
射方法を提供する。
【0020】第14発明は、上記いずれかの電子線照射
方法において、電子線照射部は真空管型電子線照射管を
有していることを特徴とする電子線照射方法を提供す
る。
【0021】第1発明および第8発明によれば、電子線
照射部から照射対象に電子線を照射する際に、照射対象
近傍に設けられた不活性ガス供給部から照射対象に向け
て不活性ガスを供給するとともに、照射対象を挟んで不
活性ガス供給部の反対側で不活性ガス吸引部により照射
対象に供給された不活性ガスを吸引するので、イナーテ
ィングが必要な照射対象近傍のみ不活性ガス置換され、
少ない不活性ガス量で効率良く、かつ大掛かりな設備を
用いずに確実にイナーティングを行うことができる。
【0022】第2発明および第9発明によれば、電子線
を照射する際に、電子線照射部と一体的に設けられた不
活性ガス供給部から照射対象に不活性ガスを供給するの
で、同様に、イナーティングが必要な照射対象近傍のみ
不活性ガス置換することができ、また、不活性ガス供給
部の先端と照射対象との間隙を狭くすることができる。
したがって、不活性ガスを大量に使用せず、かつ大掛か
りな設備を用いずに確実にイナーティングを行うことが
できるとともに、不活性ガスのロスを一層低減すること
ができる。
【0023】第3発明および第10発明によれば、照射
対象に電子線を照射する際に、照射対象近傍に設けられ
た複数の不活性ガス供給部から、電子線照射部から照射
された電子線の照射領域で不活性ガス流がぶつかり合う
ように、不活性ガスを供給するので、同様に、イナーテ
ィングが必要な照射対象近傍のみ不活性ガス置換され、
少ない不活性ガス量で効率良く、かつ大掛かりな設備を
用いずに確実にイナーティングを行うことができる。
【0024】第4発明および第11発明によれば、少な
くとも電子線照射部の電子線射出部分から搬送ラインに
おける電子線被照射部までを含む領域を収容する照射室
内に不活性ガスの一定方向への流れを形成するので、連
続搬送されている照射対象に電子線を照射する際に、複
雑なシール技術を用いることなく、確実にイナーティン
グを行うことができる。
【0025】第5発明および第12発明によれば、照射
室に不活性ガスを供給するとともに、照射室の搬入側お
よび/または搬出側に1つまたは2つ以上のチャンバー
を設け、このチャンバー内に、前記照射室から排出され
た不活性ガス、または照射室に供給された不活性ガスよ
り酸素濃度の高い不活性ガスを供給するので、連続搬送
されている照射対象に電子線を照射する際に、複雑なシ
ール技術を用いることなく、確実にイナーティングを行
うことができ、また、照射室で使用された不活性ガスま
たは酸素濃度の高い不活性ガスを再利用してコストの低
減を図りつつイナーティングの確実性を高めることがで
きる。
【0026】第6発明および第13発明によれば、少な
くとも電子線照射部の電子線射出部分から搬送ラインに
おける電子線被照射部までを含む領域を収容する照射室
内に不活性ガスの一定方向への流れを形成し、照射室の
搬入側および/または搬出側に1つまたは2つ以上のチ
ャンバーを設け、チャンバー内に照射室から排出された
不活性ガスまたは照射室に供給された不活性ガスより酸
素濃度の高い不活性ガスを供給するようにしたので、複
雑なシール技術を用いることなく、確実にイナーティン
グを行うことができ、また、照射室で使用された不活性
ガスまたは酸素濃度の高い不活性ガスを再利用してコス
トの低減を図りつつイナーティングの確実性を高めるこ
とができる。
【0027】第7発明および第14発明によれば、電子
線照射部に真空管型電子線照射管を用いたので、電子線
照射管を小型化および低出力化することができ、イナー
ティングを従来の電子線照射装置に比較して簡易なもの
とすることが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て具体的に説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態に係
る電子線照射装置を示す模式図である。電子線照射部1
は、照射窓を下方に向けた状態で鉛直に配置された電子
線照射管2を有しており、その下方近傍に照射対象とし
ての缶体Cが配置されるようになっている。缶体Cの表
面には印刷インキまたは塗料が被覆されており、電子線
が照射されることによって印刷インキまたは塗料が硬化
される。電子線を照射する際には缶体Cは自転される。
【0029】缶体Cの側方の缶体C近傍位置にはイナー
ティングのために不活性ガスである窒素ガスを缶体Cに
供給する窒素ガス供給ノズル4が設けられている。ま
た、缶体Cを挟んで窒素ガス供給ノズル4の反対側の缶
体近傍位置には、窒素ガス供給ノズル4から吐出された
窒素ガスを吸引する吸引ノズル6が設けられている。こ
の窒素ガス吸引ノズル6により窒素ガス供給ノズル4か
ら供給された窒素を吸引することによって、窒素ガスが
拡散せず、缶体Cの周囲を窒素ガスによって覆うように
することができる。窒素ガス供給ノズル4のガス吐出口
5および窒素ガス吸引ノズル6の吸引口7はいずれも、
照射対象である円筒状の缶体Cに沿って湾曲しており、
缶体Cの周囲全体に対して有効に窒素ガスが供給される
ようになっている。
【0030】電子線照射部1の電子線照射管2は、図2
の(a)に示すように、円筒状をなすガラスまたはセラ
ミック製の真空管(チューブ)11と、その管(チュー
ブ)11内に設けられ、陰極から放出された電子を電子
線として取り出してこれを加速する電子線発生部12
と、真空管11の端部に設けられ、電子線を射出する電
子線射出部13と、図示しない給電部より給電するため
のピン部14とを有する。電子線射出部13には薄膜状
の照射窓15が設けられている。電子線射出部13の照
射窓15は、ガスは透過せずに電子線を透過する機能を
有しており、図2の(b)に示すように、スリット状を
なしている。そして、照射室内に配置された被照射物に
照射窓15から射出された電子線が照射される。
【0031】すなわち、この電子線照射管は真空管型で
あり、従来のドラム型の電子線照射装置とは根本的に異
なっている。従来のドラム型電子線照射装置は、ドラム
内を常に真空引きしながら電子線を照射するタイプのも
のである。
【0032】このような構成の照射管を有する装置は、
米国特許第5,414,267号に開示されており、Am
erican International Technologies(AIT)社によ
りMin−EB装置として検討されている。この装置に
おいては、100kV以下という低加速電圧でも電子線
の透過力の低下が小さく、有効に電子線を取り出すこと
ができる。これによって、基材上の被覆材に対し低深度
で電子線を作用させることが可能となり、基材への悪影
響およびX線の発生量を低下させることができるように
なり、大がかりなシールドは必ずしも必要としない。
【0033】また、電子線のエネルギーが低いため、酸
素ラジカルに起因する被覆剤表面での反応阻害を低減す
ることができるようになり、イナーティングが従来の電
子線照射装置と比較して簡易なものでよくなる。
【0034】このように、シールドの小型化およびイナ
ーティングの低減化、また低加速電圧であるため電子線
発生部分の小型化が可能となることから、電子線照射装
置の飛躍的な小型化が可能となる。
【0035】以上のように構成される電子線照射装置に
おいては、窒素ガス供給ノズル4からその近傍に配置さ
れた缶体Cへ不活性ガスとしての窒素ガスを供給し、か
つ窒素ガス吸引ノズル6により窒素ガスを吸引し、その
状態で電子線照射管2の照射窓から缶体Cに電子線を照
射する。これにより、缶体Cの周囲が窒素ガスで覆われ
ることとなり確実にイナーティングを行うことができ
る。また、このようにすることにより缶体Cの近傍のみ
が窒素ガスで置換されるので、少ない窒素ガスで効率良
く、かつ大掛かりな設備を用いずにイナーティングを行
うことができる。
【0036】(第2の実施形態)図3は本発明の第2の
実施形態に係る電子線照射装置を示す模式図であり、
(a)、(b)異なるタイプを示すものである。この実
施形態では、電子線照射管と窒素ガス供給ノズルとを一
体化したものを示す。図3の(a)では、電子線照射部
21は、照射窓を下方に向けた状態で鉛直に配置された
電子線照射管22を有しており、電子線照射管22の直
下に缶体Cが配置されるようになっている。電子線照射
管22には、その周囲および照射管22と缶体Cとの間
の部分を取り囲むように窒素ガス供給ノズル24が取り
付けられており、ノズル24の下端の窒素ガス吐出口2
5から缶体Cに向けて窒素ガスが供給される。また、図
3の(b)では、(a)と同様に配置された電子線照射
管22の下端から連続して下方へ延びるように窒素ガス
供給ノズル24’が照射管22に取り付けられており、
ノズル24’の下端の窒素ガス吐出口25’から缶体C
に向けて窒素ガスが供給される。なお、電子線照射管2
2は、上記実施形態の電子線照射管2と同様に構成され
る。
【0037】このように構成される電子線照射装置にお
いては、窒素ガス供給ノズル24または24’のガス吐
出口25または25’からその近傍に配置された缶体C
へ不活性ガスとしての窒素ガスを供給し、その状態で電
子線照射管22の照射窓から缶体Cに電子線を照射す
る。これにより、缶体Cの電子線被照射領域が窒素ガス
で覆われることとなり確実にイナーティングを行うこと
ができる。また、このようにすることにより缶体Cの近
傍のみが窒素ガスで置換されるので少ない窒素ガス量
で、かつ大掛かりな設備を用いずにイナーティングを行
うことができる。また、窒素ガス供給ノズル24または
24’と照射対象である缶体Cとの間隙を狭くすること
ができるので、窒素ガスのロスを一層低減することがで
きる。
【0038】(第3の実施形態)図4は本発明の第3の
実施形態に係る電子線照射装置を示す模式図である。図
4に示すように、電子線照射部26は、照射窓を下方に
向けた状態で鉛直に配置された電子線照射管27を有し
ており、電子線照射管27の直下に缶体Cが配置される
ようになっている。照射対象である缶体Cの近傍には、
電子線照射管27と缶体Cとの間の領域を挟むように対
向して2つの窒素ガス供給ノズル28が設けられてい
る。
【0039】以上のように構成される電子線照射装置に
おいては、2つの窒素ガス供給ノズル28から電子線の
照射領域で不活性ガス流がぶつかり合うように不活性ガ
スを供給するので、缶体Cの電子線被照射領域を確実に
窒素ガスで覆うことができ、確実にイナーティングを行
うことができる。また、このようにすることにより缶体
Cの電子線被照射領域近傍のみが窒素ガスで置換される
ので、少ない窒素ガスで効率良く、かつ大掛かりな設備
を用いずにイナーティングを行うことができる。なお、
窒素ガス供給ノズル28は3個以上設けてもよい。
【0040】(第4の実施形態)図5は本発明の第4の
実施形態に係る電子線照射装置を示す模式図である。こ
の実施形態では、連続して搬送される缶体Cに電子線を
照射する電子線照射装置を対象とする。
【0041】この電子線照射装置は、その表面に塗料ま
たは印刷インキが施された複数の缶体Cを連続的に搬送
し搬入する搬入側搬送ライン30aと、搬入側搬送ライ
ン30aを搬送されてきた複数の缶体Cをストックする
ストック領域32と、ストックされた複数の缶体Cに電
子線が照射される被照射領域33と、電子線が照射され
た複数の缶体Cを搬出側搬送ライン30bに排出する排
出領域34と、被照射領域33に隣接するように、複数
の電子線照射管36が配置を有する電子線照射部35と
を有しており、被照射領域33の各缶体Cは、各電子線
照射管36に対応するように配置される。なお、電子線
照射管36は第1の実施形態の電子線照射管2と同様に
構成される。
【0042】ストック領域32、照射領域33、および
排出領域34において、複数の缶体Cは保持部材31に
より回転可能に保持され、ストック領域32、被照射領
域33、および排出領域34の間の缶体Cの移動は、図
示しない移動機構により保持部材31を移動させること
により行われる。
【0043】一方、電子線照射部35および被照射領域
33は照射室37に収容されており、照射室37の搬入
側および搬出側に隣接してそれぞれチャンバー38およ
び39が設けられている。照射室の上壁には窒素ガス供
給管40が接続されており、照射室37の底壁には排気
管41が接続されている。また、照射室37の上部およ
び下部にはそれぞれ拡散板42および43が設けられて
おり、ガス供給管40から照射室37に供給された窒素
ガスによるダウンフローが形成される。排気管41には
チャンバー38および39の上壁に至る配管44が接続
されており、照射室37から排出された窒素ガスがチャ
ンバー38および39に供給されるようになっている。
チャンバー38にはその底壁に排気管45が設けられ、
さらにその上部および下部に拡散板46および47が設
けられており、その中にダウンフローが形成される。チ
ャンバー39も同様に、その底壁に排気管48が設けら
れ、さらにその上部および下部に拡散板49および50
が設けられており、その中にダウンフローが形成され
る。
【0044】このような電子線照射においては、搬入側
搬送ライン30aにより搬送されてきた缶体Cがストッ
ク領域32において保持部材31に順次ストックされ、
保持部材31に所定数の缶体Cが搭載された時点で移動
機構により保持部材31が被照射領域33に移動され
る。
【0045】被照射領域33においては、保持部材31
に保持された複数の缶体Cは、回転機構により自転され
つつ、各缶体Cに対応する電子線照射管36から一斉に
電子線が照射され、それら表面の塗料または印刷インキ
が硬化される。
【0046】照射終了後、保持部材31は移動機構によ
り排出領域34に移動され、この排出領域34におい
て、保持部材31に保持されている複数の缶体Cが順次
搬出側搬送ライン30bに供給される。
【0047】このようにして缶体Cに電子線を照射する
際には、照射室37内に窒素ガスのダウンフローが形成
されているため、缶体Cの電子線被照射領域には常に新
しい窒素ガスが供給されていることとなり、電子線を照
射する際に複雑なシール技術等を用いることなく、確実
にイナーティングを行うことができる。
【0048】また、照射室37から排出された窒素ガス
をそれに隣接するチャンバー38および39に供給して
ダウンフローを形成するようにしたので、一層イナーテ
ィングの効果を高めることができるとともに、不活性ガ
スを再利用してコストの低減を図りつつイナーティング
の確実性を高めることができる。
【0049】なお、上記いずれの実施形態においても、
缶体Cの高さが照射管の照射窓の長さよりも高い場合に
は、第1の実施形態と同様、複数の照射管を管体Cの長
さ方向に沿って2列にかつ千鳥状に配置することが好ま
しい。
【0050】また、上記第1ないし第4の実施形態にお
いて、缶体に被覆する印刷インキとしては、凸版イン
キ、オフセットインキ、グラビアインキ、フレキソイン
キ、スクリーンインキ等の紫外線や電子線硬化型インキ
が挙げられ、また、塗料としては、アクリル樹脂系、エ
ポキシ樹脂系、ウレタン樹脂系、ポリエステル樹脂系等
の樹脂、および各種光感応性モノマー、オリゴマーまた
はプレポリマーを用いた紫外線または電子線硬化型塗料
が挙げられる。
【0051】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ることなく、種々変形可能である。例えば、上記実施の
形態では、缶体の表面に形成された塗料、印刷インキを
硬化させる場合について示したが、照射対象は缶体に限
定されるものではなく、ガラスボトルやPETボトルの
ようなものであってもよいし、筒状体に限らず中実な物
体であっても、平面状、ウェブ状のものであってもよ
い。また、塗料または印刷インキの硬化に限らず、接着
剤や粘着剤等他の被覆物の硬化や架橋であっても、また
殺菌処理や表面改質等の他の処理であってもよく、その
目的を問わない。
【0052】電子線照射管も上述した真空管型のものに
限らず、通常のドラムタイプのものを用いることができ
る。ただし、真空管型のものが制御性の観点から好まし
い。すなわち、min−EBに代表される真空管型電子
線照射装置は、上述したように、シールドの小型化およ
びイナーティングの低減化を図ることができ、また低加
速電圧であるため電子線発生部分の小型化が可能となる
ことから、電子線照射装置の飛躍的な小型化が可能とな
るため極めて好ましい。
【0053】さらに、イナーティングガスとして窒素ガ
スを用いたが、これに限らずアルゴンガス、炭酸ガス、
燃焼排ガス等他の不活性ガスを用いることも可能であ
る。
【0054】さらにまた、上記第4の実施形態におい
て、不活性ガスのダウンフローを形成したが、これに限
らず一定方向への不活性ガス流が形成されていれば同様
の効果を得ることができる。また、照射室の搬入側およ
び搬出側の両方にチャンバーを設けたがどちらか一方で
も構わない。また、搬入側2つ以上および/または搬出
側に2つ以上のチャンバーを設けるようにしてもよい。
さらに、照射室から排出された不活性ガスをチャンバー
に導入したが、他の装置等で使用する等により酸素含有
量が照射室に導入する不活性ガスよりも多い、酸素濃度
が高い不活性ガスを導入するようにしてもよい。
【0055】さらにまた、上記第1ないし第3の実施形
態の構成、すなわち図1、図3、図4の構成を、第4の
実施形態、すなわち図5の装置に組み込んだ装置とする
ことも可能である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、第1発明および第
8発明によれば、イナーティングが必要な照射対象近傍
のみ不活性ガス置換することができるので、少ない不活
性ガス量で効率良く、かつ大掛かりな設備を用いずに確
実にイナーティングを行うことができる。
【0057】第2発明および第9発明によれば、同様に
イナーティングが必要な照射対象近傍のみ不活性ガス置
換することができ、また、不活性ガス供給部の先端と照
射対象との間隙を狭くすることができるので、少ない不
活性ガス量で効率良く、かつ大掛かりな設備を用いずに
確実にイナーティングを行うことができるとともに、不
活性ガスのロスを一層低減することができる。
【0058】第3発明および第10発明によれば、同様
に、イナーティングが必要な照射対象近傍のみ不活性ガ
ス置換され、少ない不活性ガス量で効率良く、かつ大掛
かりな設備を用いずに確実にイナーティングを行うこと
ができる。
【0059】第4発明および第11発明によれば、連続
搬送されている照射対象に電子線を照射する際に、複雑
なシール技術を用いることなく、確実にイナーティング
を行うことができる。
【0060】第5発明、第6発明、第12発明および第
13発明によれば、連続搬送されている照射対象に電子
線を照射する際に、複雑なシール技術を用いることな
く、確実にイナーティングを行うことができ、また、照
射室で使用された不活性ガスまたは酸素濃度の高い不活
性ガスを再利用してコストの低減を図りつつイナーティ
ングの確実性を高めることができる。
【0061】第7発明によれば、電子線照射管を小型化
および低出力化することができ、イナーティングを従来
の電子線照射装置に比較して簡易なものとすることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電子線照射装置
を示す模式図。
【図2】図1の電子線照射装置に用いられる電子線照射
管の構造を示す図。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る電子線照射装置
を示す模式図。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る電子線照射装置
を示す模式図。
【図5】本発明の第4の実施形態に係る電子線照射装置
を示す模式図。
【符号の説明】
1,21,26,35……電子線照射部 2,22,27,36……電子線照射管 4,24,24’,28……窒素ガス供給ノズル 6……窒素ガス吸引ノズル 30……搬送ライン 37……照射室 38,39……チャンバー 40……窒素ガス供給管 41……排気管 42,43……拡散板 C……缶体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 邦彦 東京都中央区京橋二丁目3番13号 東洋イ ンキ製造株式会社内 Fターム(参考) 4F201 AM26 AM30 BA04 BC01 BC02 BC13 BN37 BN41

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射対象に電子線を照射する電子線照射
    部と、 照射対象近傍に設けられ、照射対象に向けて不活性ガス
    を供給する不活性ガス供給部と、 照射対象を挟んで前記不活性ガス供給部の反対側に設け
    られ、照射対象に供給された不活性ガスを吸引する不活
    性ガス吸引部とを具備することを特徴とする電子線照射
    装置。
  2. 【請求項2】 照射対象に電子線を照射する電子線照射
    部と、 前記照射部と一体的に設けられ、照射対象に不活性ガス
    を供給する不活性ガス供給部とを具備することを特徴と
    する電子線照射装置。
  3. 【請求項3】 照射対象に電子線を照射する電子線照射
    部と、 照射対象近傍に設けられ、照射対象近傍に不活性ガスを
    供給する複数の不活性ガス供給部とを具備し、前記複数
    の不活性ガス供給部は、電子線照射部から照射された電
    子線の照射領域で供給された不活性ガス流がぶつかり合
    うように配置されていることを特徴とする電子線照射装
    置。
  4. 【請求項4】 照射対象を連続的に搬送する搬送ライン
    と、 搬送ライン上を搬送されている照射対象に電子線を照射
    する電子線照射部と、 少なくとも前記電子線照射部の電子線射出部分から前記
    搬送ラインにおける電子線被照射部までを含む領域を収
    容する照射室と、 前記照射室内に不活性ガスの一定方向の流れを形成する
    不活性ガス流形成手段とを具備することを特徴とする電
    子線照射装置。
  5. 【請求項5】 照射対象を連続的に搬送する搬送ライン
    と、 搬送ライン上を搬送されている照射対象に電子線を照射
    する電子線照射部と、 少なくとも前記電子線照射部の電子線射出部分から前記
    搬送ラインにおける電子線被照射部までを含む領域を収
    容する照射室と、 前記照射室に不活性ガスを供給する不活性ガス供給部
    と、 前記照射室の搬入側および/または搬出側に設けられた
    1つまたは2つ以上のチャンバーと、 前記1つまたは2つ以上のチャンバー内に、前記照射室
    から排出された不活性ガス、または照射室に供給された
    不活性ガスより酸素濃度の高い不活性ガスを供給する不
    活性ガス供給手段とを具備することを特徴とする電子線
    照射装置。
  6. 【請求項6】 照射対象を連続的に搬送する搬送ライン
    と、 搬送ライン上を搬送されている照射対象に電子線を照射
    する電子線照射部と、 少なくとも前記電子線照射部から電子線が射出される射
    出部から前記搬送ラインにおける電子線被照射部までを
    含む領域を収容する照射室と、 前記照射室内に不活性ガスの一定方向の流れを形成する
    不活性ガス流形成手段と、 前記照射室の搬入側および/または搬出側に設けられた
    1つまたは2つ以上のチャンバーと、 前記1つまたは2つ以上のチャンバー内に、前記照射室
    から排出された不活性ガス、または照射室に供給された
    不活性ガスより酸素濃度の高い不活性ガスを供給する不
    活性ガス供給手段とを具備することを特徴とする電子線
    照射装置。
  7. 【請求項7】 前記電子線照射部は真空管型電子線照射
    管を有していることを特徴とする請求項1ないし請求項
    6のいずれか1項に記載の電子線照射装置。
  8. 【請求項8】 照射対象に電子線を照射する電子線照射
    方法であって、照射対象近傍に設けられた不活性ガス供
    給部から照射対象に向けて不活性ガスを供給するととも
    に、照射対象を挟んで不活性ガス供給部の反対側で不活
    性ガス吸引部により照射対象に供給された不活性ガスを
    吸引しながら電子線を照射することを特徴とする電子線
    照射方法。
  9. 【請求項9】 照射対象に電子線を照射する電子線照射
    方法であって、電子線照射部と一体的に設けられた不活
    性ガス供給部から照射対象に不活性ガスを供給しながら
    電子線を照射することを特徴とする電子線照射方法。
  10. 【請求項10】 照射対象に電子線を照射する電子線照
    射方法であって、照射対象近傍に設けられた複数の不活
    性ガス供給部から、電子線照射部から照射された電子線
    の照射領域で不活性ガス流がぶつかり合うように、不活
    性ガスを供給しながら電子線を照射することを特徴とす
    る電子線照射方法。
  11. 【請求項11】 照射対象を連続的に搬送する搬送ライ
    ン上を搬送されている照射対象に電子線を照射する電子
    線照射方法であって、少なくとも前記電子線照射部の電
    子線射出部分から前記搬送ラインにおける電子線被照射
    部までを含む領域を照射室内に配置し、この照射室内に
    不活性ガスの一定方向の流れを形成しながら照射対象に
    電子線を照射することを特徴とする電子線照射方法。
  12. 【請求項12】 照射対象を連続的に搬送する搬送ライ
    ン上を搬送されている照射対象に電子線を照射する電子
    線照射方法であって、少なくとも電子線照射部の電子線
    射出部分から前記搬送ラインにおける電子線被照射部ま
    でを含む領域を照射室内に配置し、この照射室に不活性
    ガスを供給するとともに、照射室の搬入側および/また
    は搬出側に1つまたは2つ以上のチャンバーを設け、こ
    のチャンバー内に、前記照射室から排出された不活性ガ
    ス、または照射室に供給された不活性ガスより酸素濃度
    の高い不活性ガスを供給しながら電子線を照射すること
    を特徴とする電子線照射方法。
  13. 【請求項13】 照射対象を連続的に搬送する搬送ライ
    ン上を搬送されている照射対象に電子線を照射する電子
    線照射方法であって、少なくとも電子線照射部の電子線
    射出部分から前記搬送ラインにおける電子線被照射部ま
    でを含む領域を照射室内に配置し、この照射室内に不活
    性ガスの一定方向の流れを形成するとともに、照射室の
    搬入側および/または搬出側に1つまたは2つ以上のチ
    ャンバーを設け、このチャンバー内に、前記照射室から
    排出された不活性ガス、または照射室に供給された不活
    性ガスより酸素濃度の高い不活性ガスを供給しながら電
    子線を照射することを特徴とする電子線照射方法。
  14. 【請求項14】 電子線照射部は真空管型電子線照射管
    を有していることを特徴とする請求項8ないし請求項1
    3のいずれか1項に記載の電子線照射方法。
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