JP2000009103A - 優先型分流弁 - Google Patents

優先型分流弁

Info

Publication number
JP2000009103A
JP2000009103A JP17487598A JP17487598A JP2000009103A JP 2000009103 A JP2000009103 A JP 2000009103A JP 17487598 A JP17487598 A JP 17487598A JP 17487598 A JP17487598 A JP 17487598A JP 2000009103 A JP2000009103 A JP 2000009103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
throttle
port
steering
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17487598A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Yamashita
茂 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP17487598A priority Critical patent/JP2000009103A/ja
Priority to CN991072316A priority patent/CN1094181C/zh
Priority to US09/327,554 priority patent/US6164310A/en
Publication of JP2000009103A publication Critical patent/JP2000009103A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B13/00Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
    • F15B13/02Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
    • F15B13/04Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor
    • F15B13/0401Valve members; Fluid interconnections therefor
    • F15B13/0407Means for damping the valve member movement
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • B62D5/07Supply of pressurised fluid for steering also supplying other consumers ; control thereof
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B13/00Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
    • F15B13/02Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
    • F15B13/022Flow-dividers; Priority valves
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/2496Self-proportioning or correlating systems
    • Y10T137/2514Self-proportioning flow systems
    • Y10T137/2521Flow comparison or differential response
    • Y10T137/2524Flow dividers [e.g., reversely acting controls]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/2496Self-proportioning or correlating systems
    • Y10T137/2559Self-controlled branched flow systems
    • Y10T137/265Plural outflows
    • Y10T137/2668Alternately or successively substituted outflow
    • Y10T137/2688Flow rate responsive

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Servomotors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ステアリング操作時における安定性と、操作状
態間の速やかな切換特性とを好適に両立させる。 【解決手段】ダンパオリフィス6の小孔61の径の大き
さをそのままにして、スプール2にノッチ62を設け、
このノッチ62を通じて2段階でダンピング効果を切り
替えるように構成したものである。このため、ステアリ
ング操作時はノッチ62を働かせないようにしてダンピ
ング効果を高め、スプール2に発振抑制に必要十分な保
持力を作用させることができるとともに、移動時にはノ
ッチ62を働かせてダンピング効果を低減し、スプール
2の引きずり抵抗を減らして速やかな応答特性を得るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフト等
のようにステアリング及び荷役制御を共通の液圧源の圧
液を利用して行う場合に好適に利用される優先型分流弁
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、フォークリフト等においては、
単一の液圧源からの圧液を分流弁により分流し、一定流
量を優先的に確保してステアリング用に用いるととも
に、余剰流量で荷役用を賄っている。このように一定流
量をステアリングなどの特定目的のために優先的に確保
する分流弁を優先型分流弁と称している。
【0003】しかして、従来の優先型分流弁は、高圧ポ
ート、ステアリング用ポート及び荷役用ポートを開口さ
せてなるハウジングと、このハウジング内に摺動可能に
嵌装され高圧ポートの圧液を制御オリフィスを介してス
テアリング用ポートに、また直接荷役作業用ポートに導
くスプールと、前記制御オリフィスの前後差圧に応じて
スプールに作用する液圧付勢力と拮抗する方向の弾性付
勢力を該スプールに作用させ得るスプリングと、前記ス
プールと前記ハウジングとの間に設けられスプールの進
退動作に伴って前記ステアリング用ポートへの通路を開
閉する第1の絞りと、前記スプールと前記ハウジングと
の間に設けられスプールの進退動作に伴い前記第1の絞
りと背反的に作動して前記荷役用ポートへの通路を開閉
する第2の絞りとを具備してなり、前記ステアリング用
ポートに優先的に所定量の圧液を導くとともに、必要に
応じて余剰流量を前記荷役用ポートに分流するように構
成されている。
【0004】すなわち、いわゆるPF流量と呼ばれる優
先流は制御オリフィスを通って流れるが、この時、制御
オリフィス前後に圧力差が生じる。圧力差は予め所定の
バネ特性に設定したスプリングを圧縮しながらスプール
を移動させるが、スプールとハウジングとの間に設けた
第1、第2の絞りとの兼ね合いの下に、最終的にスプー
ルを、差圧とスプリング力とがバランスする位置に保持
する。前記第1の絞りはステアリングポートへの通路を
開閉するいわゆるPF絞りであり、第2の絞りは荷役用
ポートへの通路を開閉するいわゆるMF絞りである。
【0005】これら2つの絞りは、ステアリング操作圧
力と荷役操作圧力の高低関係で切り換えられ、ステアリ
ング圧力(すなわちステアリング用ポート圧力)が高い
場合にはMF絞りが、荷役操作圧力(すなわち荷役用ポ
ート圧力)が高い場合にはPF絞りが機能してPF流量
を一定に保つようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記制御オ
リフィス、PF絞り、MF絞り及びスプリングは、スプ
ールを制御するためのフィードバック制御系を構成して
おり、スプールにいわゆるハンチングと称される振動が
つきものである。特に、分流弁の用途である種々の液圧
制御式ステアリングシステムのなかでも、全液圧式ステ
アリングシステムは振動系の剛さが弱く、発振による制
御不能に陥り易い。そこで、従来は、前記スプールと前
記ハウジングとの間に、ダンパオリフィスを通じて高圧
ポートの圧液を流出入させながら拡縮するダンパ室を閉
成し、ダンパオリフィスにおける抵抗を利用して発振を
抑制することが行われている。
【0007】しかしながら、発振を抑えるためにダンパ
オリフィスの径を小さくし、圧液に対する抵抗を高め、
減衰抑制効果を増大させると、PF絞りで機能している
荷役状態とMF絞りで機能しているステアリグ状態との
間で切り換えを行うときに、スプール移動に対する抵抗
が大きくなり、スプール移動に時間遅れが生じる。そし
て、この時間遅れにより、ステアリング状態と荷役状態
との切換えが遅れ、特に操作感や安全性の観点から重要
視されるステアリング操作に重大な悪影響が及ぶことが
ある。
【0008】以上をフォークリフトに例をとって説明す
ると、ダンパオリフィスの径を大きくしてスプールの移
動をスムーズにすると、オリフィス前後の差圧、したが
って圧液に対する抵抗が小さくなって、ステアリングシ
ステムの発振を起こし操作不能の状態に陥り易くなり、
逆にダンパオリフィスの径を小さくすると、ステアリン
グ操作状態への移行、あるいはステアリング操作状態か
らの離脱時に、スプールの移動が遅れて、圧力の挙動が
生じ、ハンドルへの衝撃(キックバック)の現象が現わ
れる不都合を生じる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記のような背反する命
題を解決するために、本発明は、スプールがステアリン
グ操作位置にあるときにはダンパ機能を有効に働かせ、
それ以外の位置ではダンパ機能を軽減することにより、
ステアリング操作時における安定性と、操作状態間の速
やかな切換特性とを好適に両立させることとしている。
【0010】このために本発明は、スプールに抵抗を付
与するためのダンパオリフィスを、ステアリング用ポー
トに操作圧力が立ってスプールがPF絞りを開きMF絞
りを閉じる方向に移動したいわゆるMF絞り位置で最大
絞り量とし、スプールがその所定位置からPF絞りを閉
じMF絞りを開く方向に移動するにつれ絞り量を小さく
する方向に変化させ得る可変型のものとしたことを特徴
とする。
【0011】このような構成により、ダンパオリフィス
を十分に振動抑制効果のあるようなものにしておけば、
スプール移動途中はダンパの機能が軽減され、スプール
に付与される抵抗が少なくなるため、スプールを速やか
にMF絞り位置に移動させ、或いはMF絞り位置から離
脱させることができる。また、MF絞り位置ではダンパ
の機能が高く、スプールに十分な抵抗が付与されるた
め、振動を抑制するのに十分なダンパ効果を発揮するこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。この実施例の優先型分流弁は、例えばフォー
クリフトに適用され、共通の液圧源からの油等の圧液を
ステアリングに優先的に分流し、必要に応じて余剰分を
荷役制御用に分流するようにしたもので、図1に示すよ
うに、ハウジング1内にスプール2及びスプリング25
を組み込んで構成されている。
【0013】ハウジング1は、スプール保持孔1aを有
してなるもので、そのスプール保持孔1aにスプール2
を挿入した状態で一端を蓋部材11により閉止されてい
る。このハウジング1には、前記スプール保持孔1aの
一端側に開口する位置に高圧ポート12が設けられ、他
端側に開口する位置にステアリング用ポート13がプラ
イオリティコネクタ14を介して設けられている。ま
た、その肉厚内には、高圧ポート12に隣接する位置に
荷役用ポート15が設けられるとともに、一端を前記ス
プール保持孔1aの中央付近の内周に開口させ他端を前
記ステアリング用ポート13に連通させてなる内部流路
16が設けられている。
【0014】一方、スプール2は、基端側に中空部21
を有する円筒状のもので、先端部には縦孔22が設けら
れ、この縦孔22と前記中空部21とをそれらの境界部
分に設けた制御オリフィス23及びロードチェック弁2
4を介して連通させている。前記中空部21には、スプ
ール保持孔1aに内設したスプリングリテーナ25aを
足場にして該スプール2を一端側に付勢するスプリング
25が収容してある。しかして、このスプール2の後端
付近の外周には縦孔26が設けてあり、前記高圧ポート
12の圧液を縦孔22、制御オリフィス23、ロードチ
ェック弁24、中空部21及び縦孔26を介して前記内
部流路16の一端に導き得るようにしている。また、こ
のスプール2の前端近傍部の外周には円周溝27が設け
られ、前記高圧ポート12の圧液を円周溝27を介して
直接荷役用ポート15に導き得るようにしている。
【0015】その際、スプール2とハウジング1との間
には、ステアリング用ポート13への圧液の流量を絞る
第1の絞りたるPF絞り4及び荷役用ポート15への圧
液の流量を絞る第2の絞りたるMF絞り5が設けてあ
る。PF絞り4は、スプール2が図2に示す右行側の位
置にあるときに開成し、図1に示す左行側の位置にある
ときに閉成し、その間において図3に示すように略比例
的にステアリング用ポート13への通路となる開口面積
を変化させるものである。また、MF絞り5は、スプー
ル2が右行位置にあるときに閉成し、左行位置にあると
きに開成し、その間において略比例低に荷役用ポート1
5への通路となる開口面積を変化させるものである。す
なわち、これらの絞り4、5は背反的にステアリングポ
ート13への通路の開口面積及び荷役用ポート15への
通路の開口面積を増減させるように設定されている。
【0016】ここで、この優先型分流弁の基本的な作動
について説明しておく。高圧ポート12から投入された
油等の圧液はスプール2内の制御オリフィス23、ロー
ドチェック弁24及びPF絞り4を通ってステアリング
ポート13へ流れる。何らかの原因で高圧ポート12の
投入流量が増大した場合は、制御オリフィス23の前後
で差圧が生じるが、スプール2の両端は制御オリフィス
23の前後圧力を受けているので、差圧の発生により、
スプール2はPF絞り4を閉じる方向すなわち左方向に
動く。すると優先流Xは減少し差圧も減少することにな
る。このような作用を通じて優先流量は制御オリフィス
23とセットスプリング25で設定された流量に保たれ
る。
【0017】また、ステアリング操作時には、優先流X
の圧力が増大し、全体の圧力が上昇する。すると、余剰
流Y側は低圧のため、より多くの圧液を流そうとする。
すると制御オリフィス23での流量が減り前後差圧が減
少するためスプール2はMF絞り5を閉じる方向すなわ
ち右方向に動く。これにより、制御オリフィス23の前
後差圧が保たれ、優先流Xに一定流量が確保されること
となる。
【0018】さらに、荷役作業時は、余剰流Yが増大
し、全体の圧力が増大していく。この時優先流Xの圧力
は余剰流Yの圧力より低いため優先流量が増えようとす
る。しかし優先流量が増大すると、制御オリフィス23
の前後差圧が増大するため、PF絞り4で絞り制御流X
を一定に保とうとする。以上のようにして、この実施例
の優先型分流弁は、前記ステアリング用ポート13に優
先的に所定量の優先流Xを導きながら、必要に応じて余
剰流Yを前記荷役用ポート15に分流し得るものであ
る。
【0019】ところで、前記制御オリフィス23、PF
絞り4、MF絞り5及びスプリング25は、スプール2
を制御するためのフィードバック制御系を構成してお
り、スプール2にいわゆるハンチングと称される振動を
生じる。そこで、前記スプール2と前記ハウジング1と
の間に、ダンパオリフィス6を通じて高圧ポート12の
圧液を流出入させながら拡縮するダンパ室7を閉成して
いる。
【0020】ダンパ室7は、スプール2の先端面2a
と、スプール保持孔1aの内周面と、蓋部材11の内面
11aとによって閉成される位置に形成されている。ダ
ンパオリフィス6は、図4に拡大図示するように、スプ
ール2の先端面2aと縦孔22の内方位置との間を連通
する位置に設けられた小孔61と、スプール2の先端側
の外周等角位置(例えば4箇所)に設けたノッチ62と
を具備してなる。小孔61は高圧ポート12付近の圧液
がダンパ室7に対して出入りする際の流路抵抗によりス
プール2に所要の振動抑制効果が十分得られるような径
に定められる。一方、ノッチ62は、形状的には種々の
ものを採用することができるもので、スプール2の先端
側の外周ランド部2bの一部に先端側をダンパ室7に開
口させて設けられたもので、スプール2が図2に示す右
行側の位置にあるときにダンパ室7と高圧ポート12と
の間を遮断し、その位置からスプール2が所定量だけ左
行側の位置に移動すると図1に示すように該ノッチ62
を介してダンパ室7と高圧ポート12との間を連通し得
るように設定されている。つまり、スプール2がPF絞
り4を働かせる左行側の位置にあるとき、高圧ポート1
2からの圧液がダンパオリフィス6の小孔61を通過す
るほか、ノッチ62をも通過することができ、スプール
2がMF絞り5を働かせる右行側の位置にあるとき、圧
液はダンパオリフィス6の小孔61のみ通過し、ノッチ
62を通過しないように構成されている。図5はスプー
ル2が右行位置にある図2の状態から左行動作を開始し
た際の小孔61及びノッチ62を含む全ダンパオリフィ
ス径の変化の様子を示す図である。
【0021】次に、本実施例の優先型分流弁の作動につ
いて説明する。例えば、スプール2がPF絞り4を働か
せる図1の左行位置にあるとき、荷役作業が行われる
(この時もステアリングポート13に所定量の優先流量
が得られるように構成されている)。そして荷役作業が
完了すると、スプール2は図1の位置からMF絞り5を
働かせる図2の右行位置へ移動しようとする。このと
き、ダンパオリフィス6では、小孔61と共に、ノッチ
62が高圧ポート12に連通しているので、ダンパ室7
を出入りする圧液の流通抵抗が小さく、スプール2の移
動速度は速い。このため、ステアリング操作を行う図2
の右行位置にスプール2が達するまでの移動時間が短縮
され、圧液不足に伴うステアリングへの衝撃は抑制され
る。
【0022】そして、スプール2が図2の位置へ移動し
た後は、ダンパオリフィス6の小孔61を介してしか圧
液が通過しないので、圧液の流通抵抗が高く、スプール
2の移動が規制され、ステアリングへの発振が抑制され
る。以上のようにして、本実施例のものは、スプール2
の移動途中にダンパ機能を軽減し、スプール2の引きず
り抵抗を小さくするため、スプール2を速やかにMF絞
り5が働く右行位置に移動させ、或いはその右行位置か
ら離脱させることができる。また、小孔61を十分小さ
くしているため、前記右行位置におけるダンパの機能が
高く、スプール2に十分な抵抗が付与されるため、振動
抑制に十分なダンパ効果を発揮させることができる。
【0023】したがって、フォークリフト等に適用した
場合、スプール2の安定化を通じてステアリング操作を
安定して行うことができ、また、荷役操作からステアリ
ング操作に移行する際、或いはステアリング操作から荷
役操作に移行する際に、スプール2の速やかな挙動を通
じてハンドルのキックバック現象を効果的に抑制するこ
とが可能となる。
【0024】図6(a)は本実施例おいてステアリング
操作状態でのスプール2の振動発生要因となるステアリ
ングポート13の圧力変化の様子を測定したものであ
り、同図(b)はこのステアリング操作状態から荷役操
作状態に移行するときにハンドルが受けるキックバック
を測定したものである。これらの図と対比するために、
単に小孔61のみからなるダンパオリフィス6において
オリフィス径を極端に絞った場合の測定結果を図7
(a)、(b)に示しているが、これらの図に明らかな
ように、オリフィス径を絞ると振動は小さくなるが応答
時間が大巾に遅れることが明らかであり、また、単に小
孔61のみからなるダンパオリフィス6においてオリフ
ィス径を広げた場合には、図8(a)、(b)に示すよ
うに応答は比較的速くなるがスプール2の振幅が大きく
なることが明らかである。したがって、本実施例は、ス
プール2の応答性と安定性という相入れない課題を有効
に解決することができるものである。
【0025】なお、各部の具体的な構成は、図示実施例
のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形が可能である。例えば、上記実施
例ではノッチを利用してダンパの機能を変化させたが、
ノッチ以外にも、例えばスプールが移動するにつれてハ
ウジングから突設した円錐状の突起が小孔内に挿入され
るようにしてオリフィス径を変化させるようにしたり、
ハウジング側にノッチを設けるなどの変形的な実施態様
を採用することも可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ダンパ
オリフィスの径の大きさをそのままにして、スプールに
ノッチを設けるなどの手段を通じ、2段階でダンパ効果
を切り替えるようにしたものである。このため、ステア
リング操作時はダンパ効果を有効に働かせてスプールに
保持力を作用させ、発振を効果的に抑制することができ
ると共に、荷役作業完了からステアリング操作への切換
のためにスプールを移動させる場合等には、ダンパ効果
を低減し、スプールの引きずり抵抗を減らして速やかに
スプールを移動させ、移動遅れによるステアリング側へ
の衝撃力を効果的に緩和することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体断面図。
【図2】図1に対応した作用説明図。
【図3】同実施例の絞り特性を示すグラフ。
【図4】図1の要部拡大図。
【図5】同実施例のダンパオリフィスの特性を示すグラ
フ。
【図6】同実施例の動作特性を示すグラフ。
【図7】同実施例と対比される従来構成による動作特性
を示すグラフ。
【図8】同実施例と対比される他の従来構成による動作
特性を示すグラフ。
【符号の説明】
1…ハウジング 2…スプール 4…第1の絞り(PF絞り) 5…第2の絞り(MF絞り) 6…ダンパオリフィス 7…ダンパ室 12…高圧ポート 13…ステアリング用ポート 15…荷役用ポート 23…制御オリフィス 25…スプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧ポート、ステアリング用ポート及び荷
    役用ポートを開口させてなるハウジングと、このハウジ
    ング内に摺動可能に嵌装され高圧ポートの圧液を制御オ
    リフィスを介してステアリング用ポートに、また直接荷
    役用ポートに導くスプールと、前記制御オリフィスの前
    後差圧に応じてスプールに作用する液圧付勢力と拮抗す
    る方向の弾性付勢力を該スプールに作用させるスプリン
    グと、前記スプールと前記ハウジングとの間に設けられ
    スプールの進退動作に伴って前記ステアリング用ポート
    への通路を開閉する第1の絞りと、前記スプールと前記
    ハウジングとの間に設けられスプールの進退動作に伴い
    前記第1の絞りと背反的に作動して前記荷役用ポートへ
    の通路を開閉する第2の絞りと、前記スプールと前記ハ
    ウジングとの間に閉成されダンパオリフィスを通じて高
    圧ポートの圧液を流出入させながら拡縮してスプールの
    移動に抵抗を付与するダンパ室とを具備してなり、前記
    ステアリング用ポートに優先的に所定量の圧液を導くと
    ともに、必要に応じて余剰流量を前記荷役用ポートに分
    流するようにしたものにおいて、 前記ダンパオリフィスを、ステアリング用ポートに操作
    圧力が立ってスプールが第1の絞りを開き第2の絞りを
    閉じる方向に移動した所定位置で最大絞り量とし、スプ
    ールがその所定位置から第1の絞りを閉じ第2の絞りを
    開く方向に移動した際に絞り量を小さくする方向に変化
    させ得る可変型のものとしたことを特徴とする優先型分
    流弁。
JP17487598A 1998-06-22 1998-06-22 優先型分流弁 Pending JP2000009103A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17487598A JP2000009103A (ja) 1998-06-22 1998-06-22 優先型分流弁
CN991072316A CN1094181C (zh) 1998-06-22 1999-05-13 优先型分流阀
US09/327,554 US6164310A (en) 1998-06-22 1999-06-08 Priority type flow dividing valve

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17487598A JP2000009103A (ja) 1998-06-22 1998-06-22 優先型分流弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000009103A true JP2000009103A (ja) 2000-01-11

Family

ID=15986198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17487598A Pending JP2000009103A (ja) 1998-06-22 1998-06-22 優先型分流弁

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6164310A (ja)
JP (1) JP2000009103A (ja)
CN (1) CN1094181C (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0204884D0 (en) * 2002-03-01 2002-04-17 Honeywell Normalair Garrett Gas supply apparatus
US7036625B2 (en) * 2002-11-08 2006-05-02 Nmhg Oregon, Inc. Integrated hydraulic control system
JP4973483B2 (ja) * 2007-12-20 2012-07-11 株式会社島津製作所 バルブ及び当該バルブを備えた送液装置
WO2010097343A1 (en) 2009-02-25 2010-09-02 Basf Plant Science Company Gmbh Plants having enhanced yield-related traits and a method for making the same
CN103148037A (zh) * 2013-03-20 2013-06-12 镇江华瑞液压机械有限公司 高安全性能组合进油阀
CN105422538B (zh) * 2015-09-24 2017-10-31 北京航天发射技术研究所 压力自适应的多通道均流阀
US11339807B2 (en) * 2018-05-10 2022-05-24 Shimadzu Corporation Priority flow control valve
WO2023168112A1 (en) 2022-03-04 2023-09-07 Massachusetts Institute Of Technology Transmucosal amphiphile-protein conjugate vaccine

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3703186A (en) * 1971-08-12 1972-11-21 Gen Motors Corp Flow divider control valve assembly
US3777773A (en) * 1972-02-22 1973-12-11 Koehring Co Pressure compensating valve mechanism
JPS49106020A (ja) * 1973-02-13 1974-10-08
US3983893A (en) * 1975-06-20 1976-10-05 Eaton Corporation Flow divider valve assembly
JPS54141422A (en) * 1978-04-25 1979-11-02 Aisin Seiki Diversion valve
DE3634827A1 (de) * 1986-10-13 1988-04-21 Ideal Standard Selbstschlussventil fuer sanitaere anlagen
US5289843A (en) * 1993-06-07 1994-03-01 Smith Roger R Hydraulic safety valve

Also Published As

Publication number Publication date
CN1239758A (zh) 1999-12-29
CN1094181C (zh) 2002-11-13
US6164310A (en) 2000-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4161189A (en) Control valve
JP2000009103A (ja) 優先型分流弁
US5048395A (en) Control device for cylinder
JPH1182767A (ja) スプール弁
JP4851318B2 (ja) 制御装置および圧力補償弁
JPS62278302A (ja) 可変再生回路
JP3981671B2 (ja) 油圧制御装置
JP4749103B2 (ja) ロードセンシング制御装置
JP3535239B2 (ja) 流量制御弁
JP3793666B2 (ja) 油圧制御装置
JP3708725B2 (ja) 油圧制御装置
JP5169040B2 (ja) 優先型分流弁
JP3742729B2 (ja) 油圧制御装置
JP4233203B2 (ja) 油圧制御装置
JP3912762B2 (ja) 切換弁操作回路
JP2000104842A (ja) 圧力制御弁
JPH0237508B2 (ja)
JPH0473407A (ja) 優先回路型分流弁
KR100305754B1 (ko) 로드 홀딩 밸브장치
JPH07317702A (ja) カウンターバランス弁
JP3011281B2 (ja) 負荷感知制御回路
JP3703308B2 (ja) 油圧制御装置
JPH0229330Y2 (ja)
JPH0276903A (ja) サーボアクチュエータ
JP2902072B2 (ja) 流量制御弁

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040316