JP2000008403A - 混在物などの分別方法および分別粉砕用バケット - Google Patents

混在物などの分別方法および分別粉砕用バケット

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JP2000008403A JP10176953A JP17695398A JP2000008403A JP 2000008403 A JP2000008403 A JP 2000008403A JP 10176953 A JP10176953 A JP 10176953A JP 17695398 A JP17695398 A JP 17695398A JP 2000008403 A JP2000008403 A JP 2000008403A
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Mitsuo Nakajima
光男 中島
Yoshinori Okubo
佳法 大久保
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Okada Aiyon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塊状土、粘性土、枝葉のような粉砕可能材と
岩石、廃木材、コンクリートのような粉砕不可材との混
在物を分別し、大片と小片との混在物を粉砕する。 【解決手段】 上方の受入口から下方の排出口まで連通
するバケット枠部と、ブラケット部と、バケット枠部の
下方において軸方向に並設する多数枚のブレードを取り
付け且つ水平方向に平行配置する複数本のローラからな
るローラ組と、バケット両側板で回転可能に支承する各
ローラを連結する連動機構と、この連動機構に接続する
油圧モータとで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塊状土、粘性土、
枝葉のような粉砕可能材と岩石、廃木材、コンクリート
のような粉砕不可材との混在物を分別する方法、大片と
小片との混在物を撹拌・粉砕する方法ならびにこれらの
方法に用いるバケットに関する。
【0002】
【従来の技術】土地開発や解体建設現場では、多量に発
生する掘削土砂や工事残土を篩い分けて適当に処理する
ことが必要であり、その処理の前に土砂の中に混在する
瓦礫・石・木片などを分別して除去しなければならな
い。また、牧場や農耕地では、野積みされた大量の畜糞
や堆肥の発酵を促進させるために定期的に撹拌しなけれ
ばならない。これらの分別作業や撹拌作業に用いる装置
に関する従来技術として、例えば、実開昭57−517
61号または実公平7−24434号などが存在する。
【0003】 これらの装置は、バケット底面に設置し
た櫛状または格子状の平坦なスクリーンを有し、該スク
リーンを振動させて混在物を篩い分ける。スクリーンの
振動には油圧シリンダまたは油圧モータとクランク機構
などを用い、該スクリーンを前後方向へ水平に揺動させ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの装置は、サラ
サラした砂礫やほぐれ易い良質の土砂について、混在す
る異物の分離除去が可能である反面、締まった塊状土、
粘性土、固化した工事残土や畜糞などは、平坦なスクリ
ーンを前後に振動するだけでは容易に分解せず、異物と
ともにスクリーン上に滞留してしまう。また、前記の装
置では、瓦や煉瓦などの破片、細い枝葉、藁屑は粉砕で
きずにスクリーン上に残留するため、残留する異物の量
が多くなってしまう。
【0005】 前記の装置を用いると、篩えなかった塊
状土や粘性土については、別の装置によって分解して埋
め戻すなどの二重処理が必要となってしまう。一方、瓦
や煉瓦などの破片や枝葉、藁屑などは、細かく粉砕すれ
ば自然風化や腐食が促進されるので、これらを土砂から
分離する必要がない場合が多いけれども、前記の装置で
はスクリーン上に残留するため、これらを改めて分別し
て粉砕することが必要となる。
【0006】 本発明は、従来のスクリーン装置に関す
る前記の問題点を改善するために提案されたものであ
り、混在する固化土砂や塊状土、枝葉、藁屑、瓦や煉瓦
なども含めて粉砕・細粒化するとともに、岩石、コンク
リート塊、廃木材などの粉砕不可材だけを効果的に分別
する方法を提供することを目的としている。本発明の他
の目的は、混在する固化土砂や塊状土、枝葉、藁屑、瓦
や煉瓦なども含めて粉砕・細粒化できる分別粉砕用バケ
ットを提供することである。本発明の別の目的は、エア
レーションによって野積みされた大量の畜糞や堆肥の発
酵を効果的に促進させる撹拌用バケットを提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る混在物などの分別方法は、粉砕可能材
と粉砕不可材との混在物を分別粉砕用バケットで掬うか
または該バケット内へ投入すると、粉砕可能材はバケッ
ト内を通って下方へ排出されるまでに、該粉砕可能材の
中の大片は多数枚のブレードを取り付け且つ平行に近接
配置した複数本のローラ間を通過する際に、各ブレード
によって撹拌されながら分離分割されて細粒化し、一
方、粉砕不可材の中の大片はバケット内の上方に滞留し
たままである。この明細書において、粉砕可能材とは塊
状土、粘性土、枝葉、樹皮、堆肥、畜糞、土質改良材、
瓦片、煉瓦、ガラス片などを、粉砕不可材とは土砂、
礫、岩石、廃木材、コンクリートなどを意味する。
【0008】 本発明では、粉砕可能材の大片と小片と
の混在物を分別粉砕用バケットで掬うかまたは該バケッ
ト内へ投入すると、バケット内を通って下方へ排出され
るまでに、粉砕可能材の中の大片は多数枚のブレードを
取り付け且つ平行に近接配置した複数本のローラ間を通
過する際に、各ブレードによって撹拌されながら分離分
割されて細粒化し、一方、粉砕可能材の中の小片はその
まま複数本のローラ間を通過する。前記において、小片
の粉砕不可材が存在すれば、当然、そのまま複数本のロ
ーラ間を通過する。
【0009】 本発明の分別粉砕用バケットは、上方の
受入口から下方の排出口まで連通するバケット枠部と、
油圧ショベルなどの作業台車に装着するためのブラケッ
ト部と、バケット枠部の下方において軸方向に並設する
多数枚のブレードを取り付け且つ水平方向に平行配置す
る複数本のローラからなるローラ組と、バケット両側板
で回転可能に支承する各ローラを連結する連動機構と、
この連動機構に接続する油圧モータとで構成する。各ロ
ーラは、作業台車に内蔵する油圧ポンプからの油圧油で
駆動する。
【0010】 好ましくは、ローラに取り付ける多数枚
のブレードは、該ローラと同心状に配置する円環形平面
であって軸方向に等間隔に並設する。おのおの2枚の円
形ブレード間には、その円周方向に順次位相を変えて破
砕部材の装着部を設け、各装着部に取り付けた破砕部材
は半径方向にブレードから突出すると好ましい。
【0011】 円形ブレードを多数枚並設したローラ
は、平面が楕円形または多角形などの変形ブレードを多
数枚並設したローラと水平方向に交互に平行配置して
も、または変形ブレードを多数枚並設したローラだけを
水平方向に平行配置してもよい。各ローラが回転する際
に、変形ブレードの外接円が対向ブレードの外接円と交
差することを要する。
【0012】 一方、本発明の撹拌用バケットは、バケ
ット枠部と、ブラケット部と、バケット枠部の下方にお
いて軸方向に延設する多数枚の羽根状ブレードを取り付
け且つ水平方向に平行配置する複数本のローラからなる
ローラ組と、各ローラを連結する連動機構と、この連動
機構に接続する油圧モータとで構成する。多数枚の羽根
状ブレードは、その表面が平坦またはわずかに湾曲する
矩形平面であり、各ブレードの基部はローラの軸方向と
平行または軸方向に対してわずかに傾き、且つ各ブレー
ドはローラの円周方向に順次位相を変えて軸方向にほぼ
等間隔に取り付け、隣接するローラはその羽根状ブレー
ドが回転時に接触しないように位相を変えてチェーン連
結する。
【0013】 本発明において、バケットにはバケット
枠部の前壁上端部に複数本の掘削爪を突設するととも
に、バケット枠部の前壁および/または側壁の上方部に
複数個の透孔を分散して設けると好ましい。
【0014】 ローラ組の連動機構として、油圧モータ
の軸端と各ローラの一方の端部またはほぼ中間の位置に
それぞれチェーンスプロケットを固着し、隣接するロー
ラのスプロケットをチェーン連結するとともに、任意の
ローラのスプロケットをモータ軸端のスプロケットとチ
ェーン連結し、油圧モータで全ローラを連動回転すると
好ましい。また、別の連動機構として、2台の油圧モー
タの軸端と各ローラの両方の軸端にそれぞれチェーンス
プロケットを固着し、隣接するローラの両スプロケット
をいずれもチェーン連結するとともに、モータ隣接のロ
ーラの両スプロケットをそれぞれモータ軸端のスプロケ
ットにチェーン連結し、2台の油圧モータで全ローラを
連動回転してもよい。
【0015】 所望に応じて、櫛状、格子状またはスリ
ット状平面のスクリーンが、バケット枠部排出口の前方
縁または後方縁と前後端側ローラとの隙間のほぼ全幅を
覆っている。このスクリーンは、バケット枠部底面に着
脱可能に取り付ける。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る分別粉砕用バケット
1は、図1と図2に例示するように、上方の受入口3と
下方の排出口4とを有するバケツト枠部2と、該バケッ
ト枠部の後方に設けたブラケット部6とを備える。ブラ
ケット部6には、油圧ショベル50(図10)に装着す
るための貫通孔7,7を形成する。
【0017】 バケット枠部2の下方シュート部16に
おいて、軸方向に並設する多数枚のブレード13を有す
る複数本のローラ5aを側板2a,2a間に水平方向に
平行配置することにより、平坦なローラ組5を構成す
る。ローラ組5の連動機構10として、各ローラ5aの
両軸端にスプロケット14,14を固着し、隣接するス
プロケット14,14をチェーン17,17aでそれぞ
れ連結していく。バケット枠部2の後方空所24には、
2台の油圧モータ8を横方向に離隔して収納し、さらに
アイドラー11,11aをそれぞれ回転自在に設置する
とともに、チェーン12,12a,12bを介して連動
機構10と連結し、これらをチェーンガード15で密閉
保護する。図2に示すチェーン連結では、左右それぞれ
に油圧モータ8を設置するため、強力回転のローラ組5
に適している。また、一方のモータが故障の際に該モー
タの配管に設けるバルブ(図示しない)を閉止し、チェ
ーン12または12aを外すことで半分の駆動力でロー
ラ組5を運転できる利点がある。
【0018】 図1において、油圧モータ8が時計方向
に回転すると、連動機構10によってローラ5aが全て
同じ時計方向に回転する。図示しないけれども、隣接す
る各ローラ5aを逆方向に回転させる場合には、連動機
構10を全ローラについて1条のチェーンで構成し、該
チェーンを各スプロケットに上下交互で波状に掛けてい
き、後端側のスプロケットから前端側のスプロケットま
でアイドラーなどで直接戻せばよく、またはこれに準ず
る適宜の掛け方も利用できる。
【0019】 バケツト1は、図10のように油圧ショ
ベル50に装着し、該ショベルのリンク駆動用シリンダ
53を伸縮作動すると、バケット1を前後方向に傾ける
ことができる。バケット1は、油圧ショベル50によっ
て任意の位置と方向に移動でき、粉砕可能材と粉砕不可
材との混在物を容易に掬い採ることができる。
【0020】 油圧ショベル50から油圧モータ8に油
圧油を供給すると、各ローラ5aに設けた多数枚のブレ
ード13が回転して混在物を攪拌し、粉砕可能材の中の
大片を分解または粉砕し、細粒化した混在物はローラ間
の隙間を通って下方に落下する。バケット1で篩った混
在物は、1ケ所に山積みすることができ、所望に応じて
油圧ショベル50を適宜操作すれば、粉砕混在物を周囲
に平坦に散布することもできる。粉砕混在物を篩い終わ
ると、岩石やコンクリートなどの粉砕不可材のみがバケ
ット1内に残留するので、その粉砕不可材は油圧ショベ
ル50の操作でバケット1を前傾させて除去する。
【0021】 各ローラ5aの連動機構10に関して、
図2に示すように、その両軸端にスプロケット14,1
4を固着する代わりに、図4に例示するように、ローラ
5aの両軸端にスプロケット14,14を固着するけれ
ども、油圧モータ8と後端側のローラ5aとを左側のス
プロケットで連結し、次に後端側のローラと隣接ローラ
とを右側スプロケットで連結するように、左右交互にチ
ェーンで連結してもよい。また、図9に示すように、各
ローラのほぼ中間の位置にスプロケットを固着し、隣接
のスプロケットをチェーン連結するとともに、これらを
チェーンガード41で密閉保護してもよい。図4や図9
に示すチェーン連結では、連動機構におけるチェーン本
数やスプロケット数が少なくなって安価になり、小容量
で小型のバケットに適している。
【0022】 連動機構10および油圧モータから連動
機構までの伝動機構は、図示したようなチェーン連結の
ほかにも種々の機構が利用可能である。例えば、タイミ
ングベルトやVベルトなどまたは歯車を用いたり、これ
らの部材をを適宜組み合わせてもよい。油圧モータから
連動機構までの伝動機構の中間には、クラッチなどの切
り離し装置を介在させてもよい。
【0023】 一方、バケット枠部2に関して、バケッ
ト前壁2bの上端辺には、図1から図4のように複数本
の掘削爪25を等間隔に突設すると好ましい。掘削爪2
5は、混在物を掬う際にバケット1の掘削抵抗を減少さ
せる効果があり、自然のままの表土を掘削したり、山積
みされて固く締まった汚泥や残土をバケット1で掬う際
に容易に食い込み、分別粉砕作業が容易に行える。ま
た、バケット前壁2bまたは側板2aの上方部には、図
2や図8のように、複数個の透孔26を分散して設ける
と好ましい。各透孔26は、混在物を掬い採る際に水や
砂などを抜き取る効果があり、該混在物が処理し易くな
る。バケット1の補強および耐摩耗対策として、バケツ
ト両側板2aや前壁2bの上端部に帯状のダブリングプ
レート2dを溶接などで固着してもよい。
【0024】 ローラ組5を構成する各ローラ5aで
は、図5と図6に示すように、軸19が長尺の中空筒2
1を同軸状に貫通して左右両側に突出し、該軸の両側部
には、ローラ5aをバケット側板2aに回転可能に軸支
するための軸受20、20を嵌装し、さらに両軸端にス
プロケット14を固着する。中空筒21には、円環形平
面のブレード13を軸方向と直交するように嵌合し、筒
全長に亘って多数枚のブレード13を軸方向に等間隔に
並設する。各ブレード13は、全ローラ5aが同方向に
回転する際に、バケット1で掬うかまたは該バケット内
へ投入した混在物を下方から攪拌して解きほぐし、細粒
化した混在物をローラ5a,5aの隙間から下方に排出
する。
【0025】 両ブレード13,13間には、図6
(a),(b),(c)に示すように、円周方向に順次
位相を変えて配置した破砕部材23の装着部18を設け
ると好ましい。必要に応じて、図7(a),(b),
(c)に示すように、ブレード13の外周から突出する
破砕部材23を装着部18に取り付け、ピンまたはボル
トなどで止着する。破砕部材23は、ローラ回転の際
に、隣接ローラ5aの対向ブレード13,13間に嵌り
込むように配列され、混在物をいっそう攪拌することに
加え、固化した塊状土、風化岩、瓦、煉瓦、枝葉、草な
どを効果的に粉砕するのに役立つ。
【0026】 図12では、ローラ組65について、同
心状に取り付けた円形ブレード13を多数枚並設したロ
ーラ5bと、同心状に取り付けた平面が楕円形のブレー
ド13aのような変形ブレードを多数枚並設したローラ
5cとを示し、ローラ5b,5cを水平方向に交互に配
置する。この際に、ローラ5cの変形ブレード13a
は、隣接ローラ5bの円形ブレード13,13間に位置
させる(図11参照)。各ローラ5b,5cが回転した
際に、変形ブレード13aの外接円が対向の円形ブレー
ド13の外周と交差するように構成する。図13では、
楕円形ブレード13aの代わりに多角形ブレード13b
を用いる。このような多角形ブレードに関して、例え
ば、矩形,三角形,星形または回転方向に向いて突出す
る鈎状部を有する平面形状のブレードを用いてもよい。
また、個々のローラについて、楕円形ブレード13aの
ような変形ブレードを円形ブレードと交互に配列するこ
とも可能である。
【0027】 図示しないけれども、ローラ組に関し
て、前記のような楕円形または多角形の変形ブレードを
有する複数本のローラだけで構成してもよい。この場合
には、隣接するローラのブレードの外接円は、対向ブレ
ードの外接円と交差しながら回転することを要する。ブ
レード13aや13bのような変形ブレードを並設した
複数本のローラを用いることにより、破砕部材23を装
着したローラ5aとほぼ同じ撹拌作用を達成できる。
【0028】 また、多数枚のブレードは、図示のよう
に中空筒21と一体的に固着しても、他の公知の手段を
用いて取り付けてもよい。例えば、軸19の中間部を角
形断面、スプラインまたはキー溝付きの形状にするとと
もに、この中間部と対応する中心孔を設けたブレードと
環状スペーサとを交互に嵌め込み、結果として図5のよ
うにブレードを多数枚配列する。このような構成では、
摩滅や欠損したブレードだけを迅速且つ容易に交換で
き、修理費が安価になる。
【0029】 一方、図14のような撹拌用バケット7
0の場合には、ローラ組75について、多数枚の羽根状
ブレード13cを各ローラ5eの軸方向に延設して取り
付ける。羽根状ブレード13cは、その表面が平坦また
はわずかに湾曲する矩形平面であると好ましく、実質的
に矩形平面と等しい台形状や半円形平面でもよい。各ブ
レード13cは、ローラ5eの円周方向に順次位相を変
えて軸方向にほぼ等間隔に取り付けることにより、例え
ば、円周方向に90度ずつ位相をずらしていくと、ロー
ラ周面に沿って螺旋状に配置されることになる。
【0030】 羽根状ブレード13cの基部は、ローラ
の軸方向と平行または軸方向に対してわずかに傾き、こ
の傾きや平面形状は撹拌すべき混在物に応じて定めれば
よい。図15に示すように、隣接ローラ5e,5eは、
その羽根状ブレード13cが回転時に接触しないように
位相を変えてチェーン連結することを要する。
【0031】 バケット1から排出される混在物を一定
粒度以下に制限するには、各ローラ5aの横間隔または
各ブレード13の軸方向間隔を適宜に定めればよい。ま
た、図8に示すように、櫛状平面のスクリーン27をバ
ケット枠部底面の後方縁と後端側ローラ5aとの隙間の
ほぼ全幅を覆うように配置し、該スクリーンをバケット
枠部2にボルト28などで着脱可能に取り付け、ローラ
5aの回転が反時計方向の場合にはバケット枠部の前方
縁にスクリーンを取り付ける。スクリーン27の隙間
は、ローラ5aの各ブレード13の軸方向間隔とほぼ同
等でよく、スクリーン形状は格子状やスリット状平面な
どである。
【0032】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づいて説明する
が、本発明は実施例に限定されるものではない。分別粉
砕用バケット1は、図1と図2に示すように、上方の受
入口3と下方の排出口4とを有するバケツト枠部2と、
該バケット枠部の後方に設けたブラケット部6とを備え
る。バケット枠部2は、左右の垂直側板2a,2aと、
下方に向いて接近するように傾斜する前後壁2b,2c
とからなり、該枠部を逆台形に形成する。
【0033】 バケット枠部2の下方シュート部16に
おいて、図5に示す3本のローラ5aを側板2a,2a
間に水平方向に等間隔で平行配置して、平坦なローラ組
5を構成する。ローラ組5の連動機構10として、各ロ
ーラ5aの両軸端にスプロケット14,14を固着し、
隣接するスプロケット14と14をチェーン17,17
aでそれぞれ連結していく。バケット枠部2の後方空所
24には、2台の油圧モータ8を横方向に離隔して収納
・固定し、各モータ軸端のスプロケット9の下方にアイ
ドラー11を回転自在に設置し、該アイドラーと連動機
構10の後端スプロケット14との間に別のアイドラー
11aを回転自在に設置する。各油圧モータ8のスプロ
ケット9は、垂直方向のチェーン12を介してアイドラ
ー11と連結し、傾斜方向のチェーン12aを介してア
イドラー11と11aを連結し、さらに水平方向のチェ
ーン12bを介してアイドラー11aと連動機構10の
後端側のスプロケット14とを連結する。ローラ組5の
左右両側には、チェーンガード15,15を取り付け、
各チェーンガードによって連動機構10およびアイドラ
ー11と11aを密閉して保護する。
【0034】 図5から図7に示すように、ローラ組5
を構成する各ローラ5aでは、軸19が長尺の中空筒2
1を同軸状に貫通して左右両側に突出し、該軸の両側部
には、ローラ5aを回転可能に軸支するための軸受2
0、20を嵌装し、さらに両軸端にスプロケット14を
固着する。中空筒21には、円環形平面のブレード13
を軸方向と直交するように嵌合し、筒全長に亘って多数
枚のブレード13を軸方向に等間隔に並設して固着す
る。両ブレード13,13間には、円周方向に順次位相
を変えて配置した破砕部材23の装着部18を設ける。
図7(a),(b),(c)に示すように、ブレード1
3の外周から突出する破砕部材23を装着部18に取り
付け、ピンまたはボルトなどで止着する。
【0035】 バケット枠部2に関して、バケット前壁
2bの上端辺に複数本の掘削爪25を等間隔に突設する
とともに、バケット前壁2bまたは側板2aの上方部に
複数個の透孔26を設ける。バケット1の補強および耐
摩耗対策として、バケツト両側板2aおよび前壁2bの
上端部に帯状のダブリングプレート2dを溶接で固着す
る。また、図8に示すように、櫛状平面のスクリーン2
7をバケット枠部底面の後方縁と後端側ローラ5aとの
隙間のほぼ全幅を覆うように配置し、該スクリーンをバ
ケット枠部2にボルト28などで着脱可能に取り付け
る。
【0036】 分別粉砕用バケット1は、図10に示す
ように、ブラケット部6に形成した貫通孔7,7を油圧
ショベル50のアーム51とバケットリンク52の先端
ピン穴と合わせてピンを挿通することにより、該油圧シ
ョベルに回転自在に装着する。バケット枠部2における
後方の油圧コネクション29(図8)には、油圧ショベ
ル50のアーム51に配設した油圧配管54の先端部を
接続する。油圧コネクション29と油圧モータ8とは内
部配管(図示しない)で接続されているので、油圧ショ
ベル50の運転室のペダルなどの操作により、油圧ショ
ベル内蔵の油圧ポンプ(図示しない)から油圧モータ8
へ油圧油が供給され、ローラ組5の各ローラ5aを回転
駆動する。また、ショベル50のバケットシリンダ53
を伸縮作動すると、バケット1を前後方向へ傾斜でき
る。
【0037】 油圧ショベル50を操作してバケット1
で混在物を掬うか、または別の油圧ショベルまたはロー
ダーなどでバケット1内へ投入し、ローラ組の各ローラ
5aを回転駆動する。粉砕可能材と粉砕不可材との混在
物は、該粉砕可能材の中の大片がローラ5aのブレード
13と破砕部材23で攪拌分解され、粉砕可能材の内の
脆弱な塊状土などは粉砕され、細粒となって排出口4か
ら下方に落下する。この際に、全ローラ5aが図1にお
いて時計方向に回転するので、排出口4の後方縁と後端
側ローラ5aとの隙間から強制的に排出される可能性が
ある混在物は、スクリーン27で阻止されて細粒のみが
通過し、粉砕可能材の大片は、対峙するブレード13,
13の巻き込み方向と跳ね上げ方向の回転で攪拌されて
分解し、各ブレード13,13の隙間から下方へ落下す
る。最後に、粉砕できない固い岩石、礫、廃木材などの
粉砕不可材は、バケット内に残留するので、油圧ショベ
ル50を操作してバケット1を前方へ傾け、残留した粉
砕不可材を廃棄除去する。
【0038】 水や砂などの微細物は、掬い取りの際と
篩い作業の間に透孔26から抜け出るので、複数個の透
孔26を形成すると篩い作業の負荷を軽減し且つ作業能
率を向上させる。一方、掘削爪25は、土砂などを掘削
して掬い採る際にバケット1を食い込み易くして掘削抵
抗を減じて作業性を良化させる。前記の分別作業を繰り
返し、混在物を順次解きほぐして粉砕不可材を篩い分
け、この作業中にショベル50の走行旋回とアーム操作
を併用すると、篩った混在物を周囲に散布することがで
きる。また、表土を直接掘削しながらその場で粉砕不可
材を分離除去して土質を改良したり、堆肥を解きほぐし
て散布する用途にも供することができる。
【0039】 図3および図4に示すバケット30は、
その枠部後方にローダーに装着できるブラケット部を有
し、油圧モータ8を1個だけ装備している。バケット3
0の基本構造は、図1と図2に示すバケット1とほぼ同
一である。
【0040】 バケット30には、バケット枠部の前壁
に複数個の透孔を設けていない。また、連動機構10の
隣接ローラを連結するチェーン17,17aは、油圧モ
ータ8と後端側のローラ5aとを左側のスプロケットで
連結し、次に後端側のローラと隣接ローラとを右側スプ
ロケットで連結するように、左右交互にチェーンで連結
するという単純な構成である。バケット30において、
ブラケット部31,31は、バケット枠部の後方におい
て枠部上下端面から所定間隔を隔てて後方へ突設させ、
両ブラケット部に形成した貫通孔32とローダー(図示
しない)の先端アームの貫通孔とにピンを挿通して連結
する。バケット30の操作および機能は、前記のバケッ
ト1と実質的に同じである。
【0041】 図9に示すバケット40では、連動機構
41をバケット枠部42のほぼ中央に配置している。即
ち、ローラ組45の各ローラ45aの中央に連動機構4
1のスプロケットを設け、油圧モータ48はバケット後
壁42cで仕切られた空所の中央に設置し、前記と同様
にチェーン連結する。連動機構41は、チェーンガード
46で密閉保護する。各ローラ45aは、その両端を側
板42a,42aで回転可能に軸支し、チェーンガード
46内においてスプロケットを左右振り分けて配置す
る。
【0042】 バケット40は、ブラケット部6を油圧
ショベルに装着して使用し、バケット枠部の前壁42b
に掘削爪と透孔を設けていない。バケット40の操作お
よび機能は、前記のバケット1と実質的に同じである。
【0043】 図11に示すバケット60は、基本的に
は図4に示すバケット30と同様の構成であり、異なる
ローラ組65について、図11のW−W線に沿った断面
を拡大して図12に示す。バケット60のローラ組65
について、ローラ5bには、円環形平面のブレード13
を軸方向と直交させて同心状に中空筒21に取り付け、
該ブレードを中空筒21に沿って等間隔で多数枚並設す
る。2本のローラ5bの間には、平面が楕円形のブレー
ド13aを軸方向と直交させて中空筒21に沿って等間
隔に多数枚並設したローラ5cを平行配置する。各ロー
ラ5b,5cは、バケット枠部の両側板で回転自在に支
承し、且つ水平方向において楕円形ブレード13aを円
形ブレード13,13の間に位置させる(図11参
照)。ローラ5b,5cが回転した際に、楕円形ブレー
ド13aの長径部先端の外接円が、隣接するローラ5b
の対向ブレード13の外周と交差するように構成する。
【0044】 一方、図13は変形ブレードの別の例を
示し、ローラ組65aでは、前記と同様の円形ブレード
13を有する2本のローラ5b、5bの間に、ローラ5
dを平行配置する。ローラ5dには、平面が変形六角形
のブレード13bを軸方向と直交させて同心状に中空筒
21に取り付け、該ブレードを中空筒21に沿って等間
隔で多数枚並設する。各ローラ5b,5dは、バケット
枠部の両側板で回転自在に支承し、且つ水平方向におい
て変形六角形のブレード13bを円形ブレード13,1
3の間に位置させる。ローラ5b,5dが回転した際
に、変形六角形のブレード13bの外接円が、隣接する
ローラbの円形ブレード13の外周と交差するように構
成する。
【0045】 図12に示す楕円形ブレード13aまた
は図13に示す変形六角形ブレード13bは、いずれも
図7に示す破砕部材23と同様な粉砕作用を有する。つ
まり、ブレード13a,13bは、混在物を効果的に攪
拌して解きほぐし、または対象物に混在する脆弱物や枝
葉などを粉砕して細粒化する役目をする。
【0046】 図14に示す撹拌用バケット70は、前
記と同様に、上方の受入口と下方の排出口とを有するバ
ケツト枠部と、該バケット枠部の後方に設けたブラケッ
ト部とを備え、該バケット枠部の後方空所に油圧モータ
を1個だけ装備し、図4に示すバケット30と同様のチ
ェーン連結である。ローラ組75について、多数枚の羽
根状ブレード13cを各ローラ5eの軸方向に延設して
取り付け、各ブレードは表面が平坦な矩形平面である。
各ブレード13cは、ローラ5eの円周方向に順次90
度ずつ位相を変えて軸方向にほぼ等間隔に取り付け、ロ
ーラ周面に沿って螺旋状に配置されている。
【0047】 羽根状ブレード13cの基部は、ローラ
の軸方向と平行であり、溶接によってローラ表面に固着
する。図15に示すように、ローラ組75では、羽根状
ブレード13cを有する3本のローラ5eを平行配置
し、隣接ローラ5e,5eの羽根状ブレード13cが回
転時に接触しないように位相を変えてチェーン連結す
る。
【0048】 撹拌用バケット70は、牧場や農耕地に
おいて、野積みされた大量の畜糞や堆肥の発酵を促進さ
せるために定期的に撹拌するために用いる。畜糞や堆肥
などは、台車の油圧ショベルを操作して掬い取ってバケ
ット70内へ投入し、ローラ組75の各ローラ5eを回
転駆動する。例えば、畜糞と藁屑とが混在していれば、
畜糞はローラ5eの各ブレード13cで十分に攪拌され
て多量の空気を含み、さらに藁屑などは粉砕されて畜糞
と混合され、これらは排出口から下方へ緩やかに落下す
る。畜糞や堆肥のエアレーション処理を定期的に行うこ
とにより、野積みされた大量の畜糞や堆肥の発酵を促進
させる。
【0049】
【発明の効果】本発明の分別粉砕用バケットは、油圧シ
ョベルやローダーなどの自走式作業台車に装着でき、作
業現場内を自由に移動して、自力で混在物を掬い取って
攪拌粉砕処理と散布および異物の除去が行える。このた
め、処理すべき混在物を集めたり投入する別の油圧ショ
ベルやローダーが不要になり、且つ表土を掻き集める必
要がなくなってその場で宅地や農耕地などに改良でき、
さらに堆肥などの粉砕散布の作業にも使用でき、機動性
に優れて効率的な分別作業が可能となる。また、本発明
の撹拌用バケットを用いると、畜糞や堆肥などのエアレ
ーション処理を定期的に行うことが容易になり、野積み
された大量の畜糞や堆肥の発酵を効果的に促進させるこ
とができる。
【0050】 本発明のバケットでは、自転式のローラ
を採用するとともに、該ローラの各ブレード間への粉砕
部材の装着、変形ブレード並設のローラと円形ブレード
並設のローラとの交互配置などにより、混在物を効果的
に攪拌して篩い取るのみならず、塊状土や粘性土の混在
する土砂や固化した土砂または藁屑でも容易に粉砕でき
る。また、このバケットは、枝葉、畜糞はもちろん瓦や
煉瓦といった脆弱物も容易に粉砕して散布でき、粉砕で
きない廃木材、固い礫や岩石、コンクリート塊などだけ
を効率的に分別して除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る分別粉砕用バケットの一例を示
す側面図である。
【図2】 図1のバケットの平面図である。
【図3】 バケットの第1変形例を示す側面図である。
【図4】 図3のバケットの平面図を示し、バケット枠
部の前壁には透孔を設けていない。
【図5】 本発明のバケットに用いるローラの要部を拡
大して示す概略正面図である。
【図6】 図5のローラブレードの横断面図であり、
(a)はX−X線、(b)はY−Y線および(c)はZ
−Z線に沿って切断している。
【図7】 破砕部材を装着部に取り付けた状態を示す図
6と類似の横断面図である。
【図8】 図1のバケットにおける底面を示す平面図で
あり、櫛状スクリーンを取り付けている。
【図9】 バケットの第2変形例を示す平面図であり、
連動機構をローラのほぼ中央に設置し、バケット枠部に
掘削爪と透孔を設けていない。
【図10】 図1のバケットを油圧ショベルに装着して
分別作業中の状態を示す側面図である。
【図11】 バケットの第3変形例を示す平面図であ
り、通常のローラに変形ブレードを有するローラを組み
合わせている。
【図12】 図11のW−W線に沿って切断した拡大横
断面図である。
【図13】 多角形ブレードを有するローラを用いる図
12と類似の横断面図である。
【図14】 バケットの第4変形例を示す平面図であ
り、各ローラに軸方向に向いた多数枚のブレードを取り
付けている。
【図15】 図14のV−V線に沿って切断した拡大横
断面図である。
【符号の説明】
1 分別粉砕用バケット 2 バケット枠部 3 受入口4 排出口 5 ローラ組 5a ローラ 6 ブラケット部 8 油圧モータ 10 連動機構 12,12a,12b チェーン 13 ブレード

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉砕可能材と粉砕不可材との混在物を分
    別粉砕用バケットで掬うかまたは該バケット内へ投入す
    ると、粉砕可能材はバケット内を通って下方へ排出され
    るまでに、該粉砕可能材の中の大片は多数枚のブレード
    を取り付け且つ平行に近接配置した複数本のローラ間を
    通過する際に、各ブレードによって撹拌されながら分離
    分割されて細粒化し、一方、粉砕不可材の中の大片はバ
    ケット内の上方に滞留したままである混在物を分別する
    方法。
  2. 【請求項2】 粉砕可能材の大片と小片との混在物を分
    別粉砕用バケットで掬うかまたは該バケット内へ投入す
    ると、バケット内を通って下方へ排出されるまでに、粉
    砕可能材の大片は多数枚のブレードを取り付け且つ平行
    に近接配置した複数本のローラ間を通過する際に、各ブ
    レードによって撹拌されながら分離分割されて細粒化
    し、一方、粉砕可能材の小片はそのまま複数本のローラ
    間を通過する混在物を粉砕する方法。
  3. 【請求項3】 粉砕可能材が塊状土、粘性土、枝葉、樹
    皮、堆肥、畜糞、土質改良材、瓦片、煉瓦、ガラス片な
    どであり、粉砕不可材が土砂、礫、岩石、廃木材、コン
    クリートなどである請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 上方の受入口から下方の排出口まで連通
    するバケット枠部と、油圧ショベルなどの作業台車に装
    着するためのブラケット部と、バケット枠部の下方にお
    いて軸方向に並設する多数枚のブレードを取り付け且つ
    水平方向に平行配置する複数本のローラからなるローラ
    組と、バケット両側板で回転可能に支承する各ローラを
    連結する連動機構と、この連動機構に接続する油圧モー
    タとで構成し、作業台車に内蔵する油圧ポンプからの油
    圧油で各ローラを駆動する分別粉砕用バケット。
  5. 【請求項5】 ローラに取り付ける多数枚のブレード
    は、該ローラと同心状に配置する円環形平面であって軸
    方向にほぼ等間隔に並設し、且つおのおの2枚の円形ブ
    レード間には、その円周方向に順次位相を変えて破砕部
    材の装着部を設け、各装着部に取り付けた破砕部材は半
    径方向においてブレードから突出する請求項4に記載の
    バケット。
  6. 【請求項6】 ローラ組について、円形ブレードを多数
    枚並設したローラと、平面が楕円形または多角形などの
    変形ブレードを多数枚並設したローラとを水平方向に交
    互に平行配置するか、または変形ブレードを多数枚並設
    したローラだけを水平方向に平行配置し、各ローラが回
    転する際に、変形ブレードの外接円が対向ブレードの外
    接円と交差する請求項4または5に記載のバケット。
  7. 【請求項7】 上方の受入口から下方の排出口まで連通
    するバケット枠部と、油圧ショベルなどの作業台車に装
    着するためのブラケット部と、バケット枠部の下方にお
    いて軸方向に延設する多数枚の羽根状ブレードを取り付
    け且つ水平方向に平行配置する複数本のローラからなる
    ローラ組と、バケット両側板で回転可能に支承する各ロ
    ーラを連結する連動機構と、この連動機構に接続する油
    圧モータとで構成し、作業台車に内蔵する油圧ポンプか
    らの油圧油で各ローラを駆動する撹拌用バケット。
  8. 【請求項8】 ローラに取り付ける多数枚の羽根状ブレ
    ードは、その表面が平坦またはわずかに湾曲する矩形平
    面であり、各ブレードの基部はローラの軸方向と平行ま
    たは軸方向に対してわずかに傾き、且つ各ブレードはロ
    ーラの円周方向に順次位相を変えて軸方向にほぼ等間隔
    に取り付け、隣接するローラはその羽根状ブレードが回
    転時に接触しないように位相を変えてチェーン連結する
    請求項7に記載のバケット。
  9. 【請求項9】 ローラ組の連動機構として、油圧モータ
    の軸端と各ローラの一方の端部またはほぼ中間の位置に
    それぞれチェーンスプロケットを固着し、隣接するロー
    ラのスプロケットをチェーン連結するとともに、任意の
    ローラのスプロケットをモータ軸端のスプロケットとチ
    ェーン連結し、油圧モータで全ローラを連動回転する請
    求項4または7に記載のバケット。
  10. 【請求項10】 ローラ組の連動機構として、2台の油
    圧モータの軸端と各ローラの両方の軸端にそれぞれチェ
    ーンスプロケットを固着し、隣接するローラの両スプロ
    ケットをいずれもチェーン連結するとともに、モータ隣
    接のローラの両スプロケットをそれぞれモータ軸端のス
    プロケットにチェーン連結し、2台の油圧モータで全ロ
    ーラを連動回転する請求項4または7に記載のバケッ
    ト。
  11. 【請求項11】 バケット枠部の前壁上端部に複数本の
    掘削爪を突設するとともに、バケット枠部の前壁および
    /または側壁の上方部に複数個の透孔を分散して設ける
    請求項4または7に記載のバケット。
  12. 【請求項12】 櫛状、格子状またはスリット状平面の
    スクリーンがバケット枠部排出口の前方縁または後方縁
    と前後端側ローラとの隙間のほぼ全幅を覆い、該スクリ
    ーンをバケット枠部の底面に着脱可能に取り付ける請求
    項4または7に記載のバケット。
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