JP2000003204A - 制御方法及び制御装置 - Google Patents

制御方法及び制御装置

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JP2000003204A
JP2000003204A JP10163968A JP16396898A JP2000003204A JP 2000003204 A JP2000003204 A JP 2000003204A JP 10163968 A JP10163968 A JP 10163968A JP 16396898 A JP16396898 A JP 16396898A JP 2000003204 A JP2000003204 A JP 2000003204A
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control
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Keita Hatanaka
啓太 畠中
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御応答を改善できる制御方法の提供。 【解決手段】 制御対象21の制御量を制御する為に、
積分伝達要素13が出力した積分要素を含む信号を作成
出力し、作成出力した信号の所定の特性値を所定範囲内
に制限する一方、前記特性値を制限しているか否かを、
前記信号の所定の特性値より判定し、前記特性値を制限
していると判定したときに、積分伝達要素13の動作を
停止させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機の速度及び
コンバータの直流電圧等を制御する制御方法並びに制御
装置の改良に関するものである。
【0002】図5は、従来の電動機駆動制御装置の構成
例を示すブロック図である。この電動機駆動制御装置
は、外部から与えられた速度指令信号wmrから、負荷
22を有する電動機21の速度検出器23が検出し出力
した電動機速度信号wmを減算し、制御偏差信号1を出
力する減算器26と、減算器26が出力した制御偏差信
号1にPI制御の比例ゲインKpを乗算する乗算器11
と、制御偏差信号1にPI制御の積分ゲインKiを乗算
する乗算器12と、乗算器12が積分ゲインKiを乗算
した制御偏差信号1を積分する積分器13と、積分器1
3が積分し出力した信号14の大きさを所定値内に制限
する振幅制限器15と、信号14の大きさが所定値内に
あるか否かを検出することにより、振幅制限器15が信
号14の大きさを制限しているか否かを判定し、制限し
ていると判定したときに、積分器13を停止させる停止
信号17を出力する判定器16とを備えている。
【0003】この電動機駆動制御装置は、また、乗算器
11が比例ゲインKpを乗算した制御偏差信号1及び積
分器13が積分し振幅制限器15が出力した信号を加算
する加算器18と、加算器18が加算し出力した操作量
信号2の大きさを所定値内に制限し、操作量信号4とし
て出力する振幅制限器3と、振幅制限器3が出力した操
作量信号4を、電動機21を駆動する為の電力に変換し
電動機21に与える電力変換器20とを備えている。乗
算器11、乗算器12、積分器13、振幅制限器15、
判定器16及び加算器18は、速度制御器10を構成し
ている。
【0004】以下に、このような構成の電動機駆動制御
装置の動作を説明する。減算器26は、外部から与えら
れた速度指令信号wmrから、速度検出器23が検出し
出力した電動機速度信号wmを減算し、制御偏差信号1
を出力する。乗算器11は制御偏差信号1に比例ゲイン
を乗算し、乗算器12は制御偏差信号1に積分ゲインを
乗算する。乗算器12が積分ゲインKiを乗算した制御
偏差信号1は、積分器13により積分され、振幅制限器
15は、その積分された信号14の大きさを所定値内に
制限し出力する。判定器16は、振幅制限器15が信号
14の大きさを制限しているか否かを、信号14の大き
さを検出することにより判定し、制限していると判定し
たときは、積分器13を停止させる停止信号17を出力
する。
【0005】加算器18は、乗算器11が比例ゲインを
乗算した制御偏差信号1及び振幅制限器15が出力した
信号を加算し出力する。振幅制限器3は、加算器18が
出力した操作量信号2の大きさを所定値内に制限し、操
作量信号4として出力する。電力変換器20は、振幅制
限器3が出力した操作量信号4を、電動機21を駆動す
る為の電力に変換し電動機21に与える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、振幅制限器3
が、速度制御器10が出力した操作量信号2の大きさを
所定値内に制限した場合、積分器13は、その積分した
信号14が振幅制限器15に制限されるまで、積分動作
を続ける。次いで、振幅制限器3が、操作量信号2の大
きさを所定値内に制限しなくなった場合、振幅制限器1
5も積分器13が積分した信号14を制限しなくなる。
その為、振幅制限器3が操作量信号2の大きさを所定値
内に制限している間に、積分器13が積分した分だけ、
速度制御器10が出力する操作量信号2は過大となって
しまう。
【0007】例えば、図6(a)に示すように、電動機
21にステップ状の負荷トルクTLが掛かった場合、速
度指令信号wmr(細線)(b)が0であるとき、速度
制御器10は、制御偏差信号1(ww)(c)が0とな
るように作動し、速度制御器10の出力信号2(zz;
細線)(e)が振幅制限器3により制限された(時刻t
1)操作量信号4(yy;太線)(e)となっても、積
分器13は、その積分した信号14(xx)(d)が振
幅制限器15により制限される迄(時刻t2)、積分動
作を続ける。その為、負荷トルクTL(a)が0になっ
た(時刻t3)後の電動機速度信号wm(太線)(b)
のオーバーシュートが大きくなる。
【0008】そこで、電動機速度信号wm(太線)(図
6(b))のオーバーシュートを小さくする為に、図7
に示すように、乗算器12の積分ゲインKiを、積分器
13が積分した信号14(xx)(d)が振幅制限器1
5により制限されないように小さくすると、負荷トルク
TL(a)による電動機速度信号wm(太線)(b)の
低下が大きくなり、速度制御器10の出力信号2(z
z;細線)(e)が振幅制限器3により操作量信号4
(yy;太線)(e)に制限される時刻t4が遅くな
り、また、負荷トルクTL(a)が0になった(時刻t
5)後、制御偏差信号1(ww)(c)が0となる迄の
整定時間が長くなる。
【0009】類似の技術としては、特開昭61−170
289号公報には、入力偏差信号によりPI制御器の積
分要素を操作する「電動機の速度制御装置」が、特開平
2−101979号公報には、入力偏差信号によりPI
制御器の積分要素を操作する「サーボシステムの位置決
め方法」が、それぞれ開示されている。本発明は、上述
したような事情に鑑みてなされたものであり、制御応答
を改善できる制御方法及び制御装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る制御方法
は、制御対象の制御量を制御する為に、積分伝達要素が
出力した積分要素を含む信号を作成出力し、作成出力し
た信号の所定の特性値を所定範囲内に制限する一方、前
記特性値を制限しているか否かを、前記信号の所定の特
性値より判定し、前記特性値を制限していると判定した
ときに、前記積分伝達要素の動作を停止させることを特
徴とする。
【0011】第2発明に係る制御方法は、所定の特性値
は、信号の大きさであることを特徴とする。
【0012】第3発明に係る制御方法は、所定の特性値
は、信号の変化率であることを特徴とする。
【0013】第4発明に係る制御方法は、制御対象の制
御量を制御する為に、積分伝達要素が出力した積分要素
を含む信号を作成出力し、作成出力した信号の大きさを
所定値内に制限する一方、前記信号の大きさを制限して
いるか否かを、前記信号の大きさより判定し、前記作成
出力した信号の変化率を所定値内に制限する一方、前記
信号の変化率を制限しているか否かを前記信号の変化率
より判定し、前記大きさ及び前記変化率の少なくとも一
方を制限していると判定したときに、前記積分伝達要素
の動作を停止させることを特徴とする。
【0014】第5発明に係る制御方法は、制御対象が電
動機であり、制御量が該電動機の速度であることを特徴
とする。
【0015】第6発明に係る制御装置は、積分伝達要素
を含み、制御対象の制御量を制御する為の信号を作成出
力する調節部と、該調節部が作成出力した信号の所定の
特性値を所定範囲内に制限する制限手段と、該制限手段
が前記特性値を制限しているか否かを、前記信号の所定
の特性値より判定する判定手段と、該判定手段が前記制
限手段は制限していると判定したときに、前記積分伝達
要素の動作を停止させる停止手段とを備えることを特徴
とする。
【0016】第7発明に係る制御装置は、所定の特性値
は、信号の大きさであることを特徴とする。
【0017】第8発明に係る制御装置は、所定の特性値
は、信号の変化率であることを特徴とする。
【0018】第9発明に係る制御装置は、積分伝達要素
を含み、制御対象の制御量を制御する為の信号を作成出
力する調節部と、該調節部が作成出力した信号の大きさ
を所定値内に制限する振幅制限手段と、該振幅制限手段
が信号の大きさを制限しているか否かを、前記信号の大
きさより判定する振幅制限判定手段と、前記調節部が作
成出力した信号の変化率を所定値内に制限する変化率制
限手段と、該変化率制限手段が信号の変化率を制限して
いるか否かを、前記信号の変化率より判定する変化率制
限判定手段と、前記振幅制限判定手段及び該変化率制限
判定手段の少なくとも一方が、制限していると判定した
ときに、前記積分伝達要素の動作を停止させる停止手段
とを備えることを特徴とする。
【0019】第10発明に係る制御装置は、制御対象が
電動機であり、制御量が該電動機の速度であることを特
徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面を参照しながら説明する。 実施の形態1.図1は、第1,2,5発明に係る制御方
法及び第6,7,10発明に係る制御装置の実施の形態
である電動機駆動制御装置の構成を示すブロック図であ
る。この電動機駆動制御装置は、外部から与えられた速
度指令信号wmrから、負荷22を有する電動機21の
速度検出器23が検出し出力した電動機速度信号wmを
減算し、制御偏差信号1を出力する減算器26と、減算
器26が出力した制御偏差信号1にPI制御の比例ゲイ
ンKpを乗算する乗算器11と、制御偏差信号1にPI
制御の積分ゲインKiを乗算する乗算器12と、乗算器
12が積分ゲインKiを乗算した制御偏差信号1を積分
する積分器13(積分伝達要素)とを備えている。
【0021】この電動機駆動制御装置は、また、乗算器
11が比例ゲインKpを乗算した制御偏差信号1及び積
分器13が積分し出力した信号14を加算する加算器1
8と、加算器18が加算し出力した操作量信号2の大き
さを所定値内に制限し、操作量信号4として出力する振
幅制限器3と、操作量信号2の大きさが所定値内にある
か否かを検出することにより、振幅制限器3(制限手
段)が操作量信号2の大きさを制限しているか否かを判
定し、制限していると判定したときに、積分器13を停
止させる停止信号42を出力する判定器41(判定手
段)と、振幅制限器3が出力した操作量信号4を、電動
機21を駆動する為の電力に変換し電動機21に与える
電力変換器20とを備えている。乗算器11、乗算器1
2、積分器13及び加算器18は、速度制御器40(調
節部)を構成している。
【0022】以下に、このような構成の電動機駆動制御
装置の動作を説明する。減算器26は、外部から与えら
れた速度指令信号wmrから、速度検出器23が検出し
出力した電動機速度信号wmを減算し、制御偏差信号1
を出力する。乗算器11は制御偏差信号1に比例ゲイン
Kpを乗算し、乗算器12は制御偏差信号1に積分ゲイ
ンKiを乗算する。乗算器12が積分ゲインKiを乗算
した制御偏差信号1は、積分器13により積分され出力
される。
【0023】加算器18は、乗算器11が比例ゲインを
乗算した制御偏差信号1と積分器13が制御偏差信号1
を積分し出力した信号14とを加算し出力する。振幅制
限器3は、加算器18が出力した操作量信号2の大きさ
を所定値内に制限し、操作量信号4として出力する。判
定器41は、振幅制限器3が操作量信号2の大きさを制
限しているか否かを、操作量信号2の大きさを検出する
ことにより判定し、制限していると判定したときは、積
分器13を停止させる停止信号42を出力する。電力変
換器20は、振幅制限器3が出力した操作量信号4を、
電動機21を駆動する為の電力に変換し電動機21に与
える。
【0024】また、図2(b)に示すように、電動機2
1にステップ状の負荷トルクTLが掛かった場合、速度
指令信号wmr(細線)(c)が0であるとき、速度制
御器40は、制御偏差信号1(ww)(d)が0となる
ように作動し、速度制御器40の出力信号2(zz)
(f)が振幅制限器3により制限された操作量信号4
(yy)(f)となっている間(時刻t6〜t7)、判
定器41は、積分器13を停止させる停止信号42
(a)を出力する。積分器13は、停止信号42(a)
が出ている間、積分動作を停止する(e)。
【0025】これにより、速度制御器40が出力した操
作量信号2の積分項が余分に大きくならない為、積分ゲ
インKiを小さくしなくても、制御応答を改善すること
ができる。また、積分器13の出力信号14を制限する
振幅制限器を省略することができる。また、負荷トルク
TL(図2(b))が0になった(時刻t7)後の電動
機速度信号wm(太線)(c)のオーバーシュートが小
さくなり、制御偏差信号1(ww)(d)が0となる迄
の整定時間が長くならず、電動機速度信号wm(太線)
(c)の低下量も小さくなる。
【0026】実施の形態2.図3は、第1,3,5発明
に係る制御方法及び第6,8,10発明に係る制御装置
の実施の形態である電動機駆動制御装置の構成を示すブ
ロック図である。この電動機駆動制御装置は、乗算器1
1が比例ゲインKpを乗算した制御偏差信号1及び積分
器13が積分し出力した信号14を加算する加算器18
と、加算器18が加算し出力した操作量信号2の変化率
を所定値内に制限し、操作量信号51として出力する変
化率制限器50(制限手段)と、操作量信号2の変化率
が所定値内にあるか否かを検出することにより、変化率
制限器50が操作量信号2の変化率を制限しているか否
かを判定し、制限していると判定したときに、積分器1
3を停止させる停止信号53を出力する判定器52(判
定手段)とを備えている。その他の構成は、実施の形態
1で説明した電動機駆動制御装置の構成と同様であるの
で、説明を省略する。
【0027】以下に、このような構成の電動機駆動制御
装置の動作を説明する。加算器18は、乗算器11が比
例ゲインKpを乗算した制御偏差信号1と積分器13が
制御偏差信号1を積分し出力した信号14とを加算し出
力する。変化率制限器50は、加算器18が出力した操
作量信号2の変化率を所定値内に制限し、操作量信号5
1として出力する。判定器52は、変化率制限器50が
操作量信号2の変化率を制限しているか否かを、操作量
信号2の変化率を検出することにより判定し、制限して
いると判定したときは、積分器13を停止させる停止信
号53を出力する。その他の動作は、実施の形態1で説
明した電動機駆動制御装置の動作と同様であるので説明
を省略する。
【0028】実施の形態3.図4は、第1,4,5発明
に係る制御方法及び第6,9,10発明に係る制御装置
の実施の形態である電動機駆動制御装置の構成を示すブ
ロック図である。この電動機駆動制御装置は、乗算器1
1が比例ゲインKpを乗算した制御偏差信号1及び積分
器13が積分し出力した信号14を加算する加算器18
と、加算器18が加算し出力した操作量信号2の大きさ
を所定値内に制限し出力する振幅制限器60(振幅制限
手段)と、操作量信号2の大きさが所定値内にあるか否
かを検出することにより、振幅制限器60が操作量信号
2の大きさを制限しているか否かを判定し、制限してい
ると判定したときに、積分器13を停止させる停止信号
62を出力する判定器61(振幅制限判定手段)とを備
えている。
【0029】この電動機駆動制御装置は、また、振幅制
限器60が出力した信号63の変化率を所定値内に制限
し、操作量信号65として出力する変化率制限器64
(変化率制限手段)と、信号63の変化率が所定値内に
あるか否かを検出することにより、変化率制限器64が
信号63の変化率を制限しているか否かを判定し、制限
していると判定したときに、積分器13を停止させる停
止信号67を出力する判定器66(変化率制限判定手
段)と、判定器61が出力した停止信号62及び判定器
66が出力した停止信号67の少なくとも一方が入力さ
れたときに、積分器13を停止させる停止信号69を出
力するOR回路68とを備えている。その他の構成は、
実施の形態1で説明した電動機駆動制御装置の構成と同
様であるので、説明を省略する。
【0030】以下に、このような構成の電動機駆動制御
装置の動作を説明する。加算器18は、乗算器11が比
例ゲインKpを乗算した制御偏差信号1と積分器13が
制御偏差信号1を積分し出力した信号14とを加算し出
力する。振幅制限器60は、加算器18が出力した操作
量信号2の大きさを所定値内に制限し信号63として出
力する。判定器61は、振幅制限器60が操作量信号2
の大きさを制限しているか否かを、操作量信号2の大き
さを検出することにより判定し、制限していると判定し
たときは、積分器13を停止させる停止信号62を出力
する。
【0031】変化率制限器50は、振幅制限器60が出
力した信号63の変化率を所定値内に制限し、操作量信
号65として出力する。判定器66は、変化率制限器6
4が信号63の変化率を制限しているか否かを、信号6
3の変化率を検出することにより判定し、制限している
と判定したときは、積分器13を停止させる停止信号6
7を出力する。OR回路68は、判定器61が出力した
停止信号62及び判定器66が出力した停止信号67の
少なくとも一方が入力されたときに、積分器13を停止
させる停止信号69を出力し、積分器13を停止させ
る。その他の動作は、実施の形態1で説明した電動機駆
動制御装置の動作と同様であるので説明を省略する。
尚、上述した実施の形態では、電動機駆動制御装置の場
合を説明したが、電動機の速度制御に限らず、直流を交
流に変換するコンバータの直流電圧制御等その他の制御
にも適用することは可能である。
【0032】
【発明の効果】第1発明に係る制御方法及び第6発明に
係る制御装置では、調節部が、積分伝達要素を含み、制
御対象の制御量を制御する為の信号を作成出力し、制限
手段は、調節部が作成出力した信号の所定の特性値を所
定範囲内に制限する。判定手段は、制限手段が前記特性
値を制限しているか否かを、信号の所定の特性値より判
定し、制限手段は制限していると判定したときに、停止
手段は、積分伝達要素の動作を停止させる。これによ
り、制御応答を改善できる制御方法及び制御装置を実現
することができる。
【0033】第2発明に係る制御方法及び第7発明に係
る制御装置では、所定の特性値は、信号の大きさであ
り、制御応答を改善できる制御方法及び制御装置を実現
することができる。
【0034】第3発明に係る制御方法及び第8発明に係
る制御装置では、所定の特性値は、信号の変化率であ
り、制御応答を改善できる制御方法及び制御装置を実現
することができる。
【0035】第4発明に係る制御方法及び第9発明に係
る制御装置では、調節部が、積分伝達要素を含み、制御
対象の制御量を制御する為の信号を作成出力する。振幅
制限手段は、調節部が作成出力した信号の大きさを所定
値内に制限し、振幅制限判定手段は、振幅制限手段が信
号の大きさを制限しているか否かを、信号の大きさより
判定する。変化率制限手段は、調節部が作成出力した信
号の変化率を所定値内に制限し、変化率制限判定手段
は、変化率制限手段が信号の変化率を制限しているか否
かを、信号の変化率より判定する。振幅制限判定手段及
び変化率制限判定手段の少なくとも一方が、制限してい
ると判定したときに、停止手段は、積分伝達要素の動作
を停止させる。これにより、制御応答を改善できる制御
方法及び制御装置を実現することができる。
【0036】第5発明に係る制御方法及び第10発明に
係る制御装置は、制御対象が電動機であり、制御量が該
電動機の速度であり、電動機の速度の制御応答を改善で
きる制御方法及び制御装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る制御方法及び制御装置の実施の
形態である電動機駆動制御装置の構成を示すブロック図
である。
【図2】 本発明に係る制御方法及び制御装置の実施の
形態である電動機駆動制御装置の動作を示す波形図であ
る。
【図3】 本発明に係る制御方法及び制御装置の実施の
形態である電動機駆動制御装置の構成を示すブロック図
である。
【図4】 本発明に係る制御方法及び制御装置の実施の
形態である電動機駆動制御装置の構成を示すブロック図
である。
【図5】 従来の電動機駆動制御装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図6】 従来の電動機駆動制御装置の動作を示す波形
図である。
【図7】 従来の電動機駆動制御装置の動作を示す波形
図である。
【符号の説明】
1 制御偏差信号、3 振幅制限器、4,51,65
操作量信号、11,12 乗算器、13 積分器(積分
伝達要素)、18 加算器、20 電力変換器、21
電動機、22 負荷、23 速度検出器、40 速度制
御器(調節部)、41 判定器(判定手段)、42,5
3,62,67,69 停止信号、50 変化率制限器
(制限手段)、52 判定器(判定手段)、60 振幅
制限器(振幅制限手段)、61 判定器(振幅制限判定
手段)、64 変化率制限器(変化率制限手段)、66
判定器(変化率制限判定手段)、68 OR回路。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象の制御量を制御する為に、積分
    伝達要素が出力した積分要素を含む信号を作成出力し、
    作成出力した信号の所定の特性値を所定範囲内に制限す
    る一方、前記特性値を制限しているか否かを、前記信号
    の所定の特性値より判定し、前記特性値を制限している
    と判定したときに、前記積分伝達要素の動作を停止させ
    ることを特徴とする制御方法。
  2. 【請求項2】 所定の特性値は、信号の大きさである請
    求項1記載の制御方法。
  3. 【請求項3】 所定の特性値は、信号の変化率である請
    求項1記載の制御方法。
  4. 【請求項4】 制御対象の制御量を制御する為に、積分
    伝達要素が出力した積分要素を含む信号を作成出力し、
    作成出力した信号の大きさを所定値内に制限する一方、
    前記信号の大きさを制限しているか否かを、前記信号の
    大きさより判定し、前記作成出力した信号の変化率を所
    定値内に制限する一方、前記信号の変化率を制限してい
    るか否かを前記信号の変化率より判定し、前記大きさ及
    び前記変化率の少なくとも一方を制限していると判定し
    たときに、前記積分伝達要素の動作を停止させることを
    特徴とする制御方法。
  5. 【請求項5】 制御対象が電動機であり、制御量が該電
    動機の速度である請求項1〜4の何れかに記載の制御方
    法。
  6. 【請求項6】 積分伝達要素を含み、制御対象の制御量
    を制御する為の信号を作成出力する調節部と、該調節部
    が作成出力した信号の所定の特性値を所定範囲内に制限
    する制限手段と、該制限手段が前記特性値を制限してい
    るか否かを、前記信号の所定の特性値より判定する判定
    手段と、該判定手段が前記制限手段は制限していると判
    定したときに、前記積分伝達要素の動作を停止させる停
    止手段とを備えることを特徴とする制御装置。
  7. 【請求項7】 所定の特性値は、信号の大きさである請
    求項6記載の制御装置。
  8. 【請求項8】 所定の特性値は、信号の変化率である請
    求項6記載の制御装置。
  9. 【請求項9】 積分伝達要素を含み、制御対象の制御量
    を制御する為の信号を作成出力する調節部と、該調節部
    が作成出力した信号の大きさを所定値内に制限する振幅
    制限手段と、該振幅制限手段が信号の大きさを制限して
    いるか否かを、前記信号の大きさより判定する振幅制限
    判定手段と、前記調節部が作成出力した信号の変化率を
    所定値内に制限する変化率制限手段と、該変化率制限手
    段が信号の変化率を制限しているか否かを、前記信号の
    変化率より判定する変化率制限判定手段と、前記振幅制
    限判定手段及び該変化率制限判定手段の少なくとも一方
    が、制限していると判定したときに、前記積分伝達要素
    の動作を停止させる停止手段とを備えることを特徴とす
    る制御装置。
  10. 【請求項10】 制御対象が電動機であり、制御量が該
    電動機の速度である請求項6〜9の何れかに記載の制御
    装置。
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