JP2000002170A - 天然ガス用内燃機関の制御装置 - Google Patents

天然ガス用内燃機関の制御装置

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JP2000002170A
JP2000002170A JP10169051A JP16905198A JP2000002170A JP 2000002170 A JP2000002170 A JP 2000002170A JP 10169051 A JP10169051 A JP 10169051A JP 16905198 A JP16905198 A JP 16905198A JP 2000002170 A JP2000002170 A JP 2000002170A
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engine
fuel
natural gas
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JP10169051A
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Masato Matsuki
正人 松木
Akira Murakami
昭 村上
Seiichi Hosogai
誠一 細貝
Atsushi Ide
温 井出
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天然ガスを燃料とする内燃機関を適切に制御
し、組成の異なる天然ガスを使用した場合でも、常に良
好な点火時期制御を行うことができる天然ガス用内燃機
関の制御装置を提供する。 【解決手段】 機関の排気系に設けた酸素濃度センサ1
6の出力に応じて空燃比補正係数KO2を算出し、これ
を用いて空燃比のフィードバック制御を行う。当該車両
のクルーズ状態において算出される空燃比補正係数の平
均値KREFCRSを、燃料の組成を示すパラメータと
して使用し、これに応じて点火時期のMBT(最適点火
時期)補正項DIGMBT及びノッキング補正項DIG
KNKを算出する。基本点火時期θIGMを補正項DI
GMBT,DIGKNKにより補正して、点火時期θI
Gを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然ガスを燃料と
する内燃機関に供給する混合気の空燃比及び点火時期を
制御する制御装置に関し、特に天然ガスの組成のばらつ
きを考慮した制御を行うものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車からの排出ガスの低減、エ
ネルギ資源枯渇等の観点から、石油代替燃料への社会的
要求が高まっており、この要求に応えるものとして天然
ガスを燃料とする内燃機関が知られている。
【0003】またガソリンを燃料とする内燃機関の制御
装置においては、市場に流通しているガソリンの特性
(主に揮発性)のばらつきに対応するために、超音波式
の燃料性状センサを燃料供給配管の途中に設けて、この
センサの検出値に応じて、内燃機関の吸気管内に噴射す
る燃料量を補正するようにしたものは従来より知られて
いるが(特開平8−177547号公報)、天然ガスを
燃料とする内燃機関においては、天然ガスの組成のばら
つきを考慮して内燃機関の制御を行う制御装置は未だ提
案されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】天然ガスの組成は、ガ
ソリンに比べてそのばらつきが大きいため、天然ガスを
燃料とする内燃機関では、最大の出力トルクが得られる
最適点火時期やノッキングが発生しやすくなる点火時期
が、使用する天然ガスの組成によってかなり変化するこ
とが、実験的に確認されている。
【0005】本発明はこの点に着目してなされたもので
あり、天然ガスを燃料とする内燃機関を適切に制御し、
組成の異なる天然ガスを使用した場合でも、常に良好な
点火時期制御を行うことができる天然ガス用内燃機関の
制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明は、天然ガスを燃料とする内燃機
関の排気系に設けられた空燃比検出手段と、該空燃比検
出手段の出力に応じて前記機関に供給する混合気の空燃
比をフィードバック制御するフィードバック制御手段
と、前記機関の運転状態に応じて点火時期を制御する点
火時期制御手段とを有する天然ガス用内燃機関の制御装
置において、前記機関の定常的な運転状態で前記フィー
ドバックに用いられる空燃比制御量に応じて前記燃料の
組成を示す組成パラメータを算出する燃料組成パラメー
タ算出手段と、該組成パラメータに応じて点火時期を補
正する点火時期補正手段とを有することを特徴とする。
【0007】この構成によれば、機関の定常的な運転状
態において空燃比検出手段の出力に基づいて設定される
空燃比制御量に応じて燃料、すなわち天然ガスの組成を
示す組成パラメータが算出され、該算出された組成パラ
メータに応じて点火時期が補正されるので、組成の異な
る天然ガスを使用した場合でも、常に良好な点火時期制
御を行うことができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の天然ガス用内燃機関の制御装置において、前記点火時
期補正手段は、前記組成パラメータに応じて前記機関の
出力が最大となるように前記点火時期を補正することを
特徴とする。
【0009】この構成によれば、使用している燃料の組
成パラメータに応じて機関の出力が最大となるように点
火時期が補正されるので、組成の異なる天然ガスを使用
した場合でも、常に機関の出力が最大となるような点火
時期に制御することができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の天然ガス用内燃機関の制御装置において、前
記点火時期補正手段は、前記組成パラメータに応じて前
記機関のノッキングを防止するためのノッキング補正項
を算出し、該ノッキング補正項により前記点火時期を補
正することを特徴とする。
【0011】この構成によれば、組成パラメータに応じ
て機関のノッキングを防止するためのノッキング補正項
が算出され、該ノッキング補正項により点火時期が補正
されるので、組成の異なる天然ガスを使用した場合で
も、ノッキングの発生しない範囲で最適の点火時期に制
御することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る
天然ガス用内燃機関(以下単に「エンジン」という)と
その制御装置の全体構成図であり、例えば4気筒のエン
ジン1の吸気管2の途中にはスロットル弁3が設けられ
ている。スロットル弁3にはスロットル弁開度(θT
H)センサ4が連結されており、当該スロットル弁3の
開度に応じた電気信号を出力して電子コントロールユニ
ット(以下「ECU」という)5に供給する。
【0013】燃料噴射弁6はエンジン1とスロットル弁
3との間かつ吸気管2の図示しない吸気弁の少し上流側
に各気筒毎に設けられており、各噴射弁はECU5に電
気的に接続されて当該ECU5からの信号によりその開
弁時間が制御される。燃料噴射弁6は、燃料通路20を
介して燃料である圧縮天然ガス(CNG:CompressedNa
tural Gas)を貯蔵するCNGタンク22に接続されて
おり、燃料通路20の途中には、燃料噴射弁6に供給す
る圧縮天然ガスの圧力を調整するプレッシャレギュレー
タ21が設けられている。
【0014】エンジン1の各気筒の点火プラグ20は、
ECU5に接続されており、ECU5により点火時期が
制御される。一方、スロットル弁3の直ぐ下流には吸気
管内絶対圧(PBA)センサ8が設けられており、この
絶対圧センサ8により電気信号に変換された絶対圧信号
は前記ECU5に供給される。また、その下流には吸気
温(TA)センサ9が取付けられており、吸気温TAを
検出して対応する電気信号を出力してECU5に供給す
る。
【0015】エンジン1の本体に装着されたエンジン水
温(TW)センサ10はサーミスタ等から成り、エンジ
ン水温(冷却水温)TWを検出して対応する温度信号を
出力してECU5に供給する。エンジン回転数(NE)
センサ11及び気筒判別(CYL)センサ12はエンジ
ン1の図示しないカム軸周囲又はクランク軸周囲に取付
けられている。エンジン回転数センサ11はエンジン1
のクランク軸の180度回転毎に所定のクランク角度位
置でパルス(以下「TDC信号パルス」という)を出力
し、気筒判別センサ12は特定の気筒の所定のクランク
角度位置で信号パルスを出力するものであり、これらの
各信号パルスはECU5に供給される。
【0016】三元触媒14はエンジン1の排気管13に
配置されており、排気ガス中のHC,CO,NOx等の
成分の浄化を行う。排気管13の三元触媒14の上流側
には、空燃比検出手段としての酸素濃度センサ16(以
下「O2センサ16」という)が装着されており、この
O2センサ16は排気ガス中の酸素濃度を検出し、その
検出値に応じた電気信号を出力しECU5に供給する。
【0017】ECU5にはエンジン1が搭載された車両
の走行速度(車速VP)を検出する車速センサ19が接
続されており、その検出信号がECU5に供給される。
ECU5は、各種センサからの入力信号波形を整形し、
電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ信号値をデ
ジタル信号値に変換する等の機能を有する入力回路5
a、中央演算処理回路(以下「CPU」という)5b、
CPU5bで実行される各種演算プログラム及び演算結
果等を記憶する記憶手段5c、前記燃料噴射弁6に駆動
信号を供給する出力回路5d等から構成される。記憶手
段5cは、イグニッションスイッチがオフされたときも
バッテリによりバックアップされ、記憶内容を保持する
バックアップメモリを有する。
【0018】CPU5bは、上述の各種エンジンパラメ
ータ信号に基づいて、排気ガス中の酸素濃度に応じた空
燃比制御を行う空燃比フィードバック制御領域や空燃比
フィードバック制御を行わないオープンループ制御領域
等の種々のエンジン運転状態を判別するとともに、該判
別されたエンジン運転状態に応じて、下記式(1)に基
づき、前記TDC信号パルスに同期する燃料噴射弁6の
燃料噴射時間TOUTを演算する。 TOUT=TIM×KO2×K1+K2 (1) ここに、TIMは基本燃料量、具体的には燃料噴射弁6
の基本燃料噴射時間であり、エンジン回転数NE及び吸
気管内絶対圧PBAに応じて設定されたTIマップを検
索して決定される。TIマップは、エンジン回転数NE
及び吸気管内絶対圧PBAに対応する運転状態におい
て、エンジンに供給する混合気の空燃比が基準とする燃
料(例えばメタン100%の天然ガス)に対してほぼ理
論空燃比になるように設定されている。
【0019】KO2は空燃比補正係数(以下、単に「補
正係数」という)であり、空燃比フィードバック制御
時、O2センサ16により検出された排気ガス中の酸素
濃度に応じて求められ、さらにオープンループ制御領域
では各運転領域に応じた値に設定される。
【0020】K1及びK2は夫々各種エンジンパラメー
タ信号に応じて演算される他の補正係数および補正変数
であり、エンジン運転状態に応じた燃費特性、エンジン
加速特性等の諸特性の最適化が図れるような所定値に決
定される。
【0021】CPU5bさらに下記式(2)により、点
火時期θIG(上死点からの進角量で示される)を算出
する。 θIG=θIGM+DIGMBT+DIGKNK (2)
【0022】ここで、θIGMは、エンジン回転数NE
及び吸気管内絶対圧PBAに応じてθIGマップを検索
して決定される基本点火時期である。θIGマップは、
エンジン回転数NE及び吸気管内絶対圧PBAに対応す
る運転状態において、基準となる燃料(例えばメタン1
00%の天然ガス)においてエンジン1の出力トルクが
最大となる最適点火時期(MBT)となるように設定さ
れている。DIGMBT及びDIGKNKは、後述する
ように燃料の組成を示す組成パラメータに応じて設定さ
れるMBT補正項及びノッキング補正項である。
【0023】CPU5bは上述のようにして求めた燃料
噴射時間TOUT及び点火時期θIGに基づいて燃料噴
射弁6及び点火プラグ20を駆動する駆動信号を出力回
路5dを介して燃料噴射弁6及び点火プラグ20に供給
する。
【0024】図2は、O2センサ16の出力に応じて補
正係数KO2を算出するKO2フィードバック制御処理
のフローチャートであり、本処理はTDC信号パルスの
発生に同期してCPU5bで実行される。
【0025】ステップS1では、前回の空燃比制御がオ
ープンループ制御であったか否かを判別し、前回オープ
ンループ制御でなかったときは、前回のエンジン運転状
態がアイドル状態であったか否かを判別し(ステップS
2)、前回アイドル状態であったときは今回もアイドル
状態であるか否かを判別する(ステップS3)。ここ
で、アイドル状態であるか否かは、エンジン回転数NE
及びスロットル弁開度θTHにより判別される。
【0026】その結果、ステップS2の答が否定(N
O)のとき、またはステップS2及びS3の答がともに
肯定(YES)のときは、すなわち前回アイドル状態で
なかったとき、または前回及び今回共にアイドル状態で
あるときは、ステップS4に進み、前回アイドル状態で
あって今回アイドル状態でないとき、すなわちアイドル
状態からそれ以外の運転状態(以下「オフアイドル状
態」という)へ移行したときは、後述するステップS1
4に進む。
【0027】ステップS4では、O2センサ16の出力
レベルと基準値VREFとの大小関係が反転したか否か
を判別し、反転したときはステップS5以下の比例制御
(P項制御)及び補正係数KO2の平均値算出処理等を
実行する一方、反転していないときは、ステップS15
以下の積分制御(I項制御)を実行する。
【0028】ステップS5では、O2センサ16の出力
レベルと基準値VREFとの大小関係に応じて、前回算
出されたKO2値に対して加算比例項PRを加算、また
は減算比例項PLを減算する処理を実行する。続くステ
ップS6では、算出した補正係数KO2の値が所定上下
限値の範囲内に入るように処理するリミットチェックを
行う。
【0029】次いでステップS7ではエンジンがアイド
ル状態にあるか否かを判別し、アイドル状態にあるとき
は、アイドル平均値KREF0を算出して(ステップS
8)ステップS11に進む一方、オフアイドル状態であ
るときは、オフアイドル平均値KREF1を算出すると
ともに(ステップS9)、クルーズ平均値KREFCR
Sを後述する図3の処理により算出して(ステップS1
0)、ステップS11に進む。ここで、各平均値KRE
F0,KREF1,KREFCRSは、いずれも補正係
数KO2の平均値であり、各平均値KREF0、KRE
F1及びKREFCRSは下記式(3)により算出され
る。 KREF(n)=CREF×KO2/A +(A−CREF)×KREF(n−1)/A (3)
【0030】ここで、(n),(n−1)はそれぞれ今
回値、前回値であることを示すために付されている。ま
た、Aは例えば10000(16進数)に設定される定
数、CREFは0〜Aの間の値に設定されるなまし係数
である。なまし係数CREFは、エンジン水温TWに応
じて例えば2段階に設定するようにしてよい。KO2と
しては、比例制御実行直後(すなわちO2センサ16の
出力の反転直後において比例項を加減算した直後)の補
正係数値が用いられる。続くステップS11では、算出
した各平均値KREF0,KREF1,KREFCRS
のリミットチェックを行い、本処理を終了する。
【0031】一方前記ステップS1で前回がオープンル
ープ制御であったときは、今回エンジンがアイドル状態
にあるか否かを判別し(ステップS12)、アイドル状
態にあるときは、補正係数KO2をアイドル平均値KR
EF0に設定して(ステップS13)、ステップS15
に進む一方、アイドル状態にないとき、すなわちオフア
イドル状態にあるときは、補正係数KO2を(オフアイ
ドル平均値KREF1×CR)に設定して(ステップS
14)、ステップS15に進む。ここに、値CRは、エ
ンジン自体の排気ガス特性や排気浄化装置の浄化特性に
応じてエンジン1の総合的な排気ガス特性が改善される
ような値に設定される。
【0032】またステップS3で、エンジンがアイドル
状態にないとき、すなわちアイドル状態からオフアイド
ル状態に移行したときは、前記ステップS14を実行し
てステップS15に進む。
【0033】ステップS15では、O2センサ出力レベ
ルと基準値VREFとの大小関係及びTDC信号パルス
のカウント数に応じて、補正係数KO2の前回値に加算
積分項IRを加算、または減算積分項ILを減算する処
理を実行し、続くステップS16で算出した補正係数K
O2のリミットチェックを行って、本処理を終了する。
【0034】図2の処理により、O2センサ16の出力
レベルに応じて補正係数KO2が演算されるとともに、
エンジンがアイドル状態にあるときアイドル平均値KR
EF0が算出され、オフアイドル状態にあるときオフア
イドル平均値KREF1及びクルーズ平均値KREFC
RSが算出される。また、いずれの平均値も比例項PR
の加算処理またはPLの減算処理の実行直後の補正係数
KO2を用いて算出される。
【0035】図3は、図2のステップS10で実行され
るクルーズ平均値KREFCRSを算出する処理のフロ
ーチャートである。
【0036】ステップS101では、オフアイドル平均
値KREF1とクルーズ平均値KREFCRSとの偏差
の絶対値|KREF1−KREFCRS|が所定値DK
RCRSより小さいか否かを判別し、|KREF1−K
REFCRS|<DKRCRSであるときは、エンジン
回転数NEが下限値NECRRFLと上限値NECRR
FHとの間にあるか否かを判別し(ステップS10
2)、NECRRFL<NE<NECRRFHであると
きは、吸気管内絶対圧PBAが下限値PBCRRFLと
上限値PBCRRFHとの間にあるか否かを判別し(ス
テップS103)、PBCRRFL<PBA<PBCR
RFHであるときは、当該車両がほぼ一定の速度で走行
するクルーズ状態にあることを「1」で示すクルーズフ
ラグFCRSが「1」であるか否かを判別する(ステッ
プS104)。その結果、FCRS=1であるときは、
クルーズ平均値KREFCRSを新たに算出すべきこ
と、すなわち学習すべきことを「1」で示す学習実行フ
ラグFCRSREFを「1」に設定し(ステップS10
5)、クルーズ平均値KREFCRSを前記式(3)に
より算出する(ステップS106)。
【0037】次いで、ステップS106の実行回数をカ
ウントするカウンタnCRSを「1」だけインクリメン
トし(ステップS107)、その値が所定値N(例えば
10)以上か否かを判別する(ステップS108)。n
CRS<Nであるときは直ちに本処理を終了し、nCR
S≧Nとなると、使用中の燃料の組成がクルーズ平均値
KREFCRSに反映されたこと(後述するウオッベ指
数WIと相関性のあるクルーズ平均値KREFCRSが
得られたこと)、すなわち燃料の組成が検出されたこと
を「1」で示す組成検出フラグFGCを「1」に設定し
て(ステップS109)、本処理を終了する。
【0038】なお、クルーズフラグFCRSは、後述す
る図5のクルーズ判定処理で設定される。また、前記ス
テップS101〜S103の判別に際し、ヒステリシス
を設けるようにしてもよい。
【0039】一方前記ステップS102で、NE≧NE
CRRFHまたはNE≦NECRRFLであるとき、ま
たはステップS103でPBA≧PBCRRFHまたは
PBA≦PBCRRFLであるときは、またはステップ
S104でFCRS=0であるときは、クルーズ平均値
KREFCRSの算出を実行しないこととし、学習実行
フラグFCRSREFを「0」に設定して(ステップS
111)、本処理を終了する。
【0040】またステップS101で|KREF1−K
REFCRS|≧DKRCRSであるときは、クルーズ
平均値KREFCRSを下記式(4)により補正するK
REFCRS補正処理を実行して(ステップS11
0)、本処理を終了する。 KREFCRS(n)=CREFCRS2×KREF1/A +(A−CREFCRS2)×KREFCRS(n−1)/A (4) ここでAは、例えば10000(16進数)に設定され
る定数、CREFCRS2は0〜Aの間の値に設定され
るなまし係数である。
【0041】ここでオフアイドル平均値KREF1は、
エンジン1がオフアイドル状態にあれば当該車両がクル
ーズ状態になくても算出されるため、その算出頻度はク
ルーズ平均値KREFCRSの算出頻度より高い。した
がって、オフアイドル平均値KREF1とクルーズ平均
値KREFCRSとの偏差の絶対値|KREF1−KR
EFCRS|が大きいときは、クルーズ平均値KREF
CRSをオフアイドル平均値KREF1に応じて補正す
ることにより、クルーズ平均値KREFCRSの学習精
度を向上させることができる。
【0042】図3の処理によれば、クルーズ平均値KR
EFCRSは、エンジン回転数NE及び吸気管内絶対圧
PBAが所定範囲内にあり、かつ当該車両がクルーズ状
態にあるときに算出され、オフアイドル平均値KREF
1との偏差の絶対値が大きいときは、オフアイドル平均
値KREF1に応じて補正される。このようにして、算
出されたクルーズ平均値KREFCRSは、後述するよ
うに組成検出フラグFGCが「1」であるときは、燃料
の組成を示すパラメータとして点火時期θIGの補正に
使用される。
【0043】図3の処理により、算出されるクルーズ平
均値KREFCRSは、バックアップメモリに格納され
て、イグニッションスイッチがオフされている間も保持
される。ただし、CNGタンク22に新たな燃料が充填
されたときは、「1.0」にリセットされる。また、カ
ウンタnCRSは、イグニッションスイッチがオフされ
ると「0」にリセットされるが、組成検出フラグFGC
はバックアップメモリに保持され、新たな燃料の充填が
あったとき「0」にリセットされる。
【0044】図4は、クルーズ判定処理のフローチャー
トであり、本処理は所定時間(例えば80msec)毎
にCPU5bで実行される。
【0045】先ずエンジン1の状態が始動モードである
か否かを判別し(ステップS31)、その結果、始動モ
ードでないときは、車速センサ19等のフェールセーフ
処理が実行中であるか否かを判別し(ステップS3
2)、その結果、フェールセーフ処理が実行中でないと
きは、車速VPの平均値VPAVEを下記式(5)によ
り算出する(ステップS33)。 VPAVE(n)=(A−CCRS)×VP/A +CCRS×VPAVE(n−1)/A (5) ここで、Aは例えば10000(16進数)に設定され
る定数であり、CCRSは0からAの間の値に設定され
るなまし係数である。
【0046】次いで、車速平均値VPAVEが下限値V
CRSL(例えば5km/h)から上限値VCRSH
(例えば255km/h)の範囲内にあるか否かを判別
する(ステップS34)。
【0047】その結果、前記ステップS31でエンジン
1が始動モードであるとき、前記ステップS32でフィ
ールセーフ処理が実行中であるとき、又は前記ステップ
S34でVCRSL<VPAVE<VCRSHが成立し
ていないときは、いずれの場合もステップS42に進
み、ダウンカウントタイマtmDVCRSに所定時間T
DVCRS(例えば1.25sec)をセットしてスタ
ートさせ、次いでダウンカウントタイマtmCRSに所
定時間TCRS(例えば2sec)をセットしてスター
トさせ(ステップS43)、クルーズフラグFCRSを
「0」に設定して(ステップS44)、本処理を終了す
る。
【0048】一方、前記ステップS34でVCRSL<
VPAVE<VCRSHが成立するときは、タイマtm
DVCRSの値が「0」に達したか否かを判別し(ステ
ップS35)、未だ「0」に達していないときは直ちに
本処理を終了する一方、タイマtmDVCRSの値が
「0」に達したときは、このタイマtmDVCRSに所
定時間TDVCRSをセットしてスタートさせ(ステッ
プS36)、車速平均値VPAVEの変動量(車速変動
量)DVCRSを算出する(ステップS37)。車速変
動量DVCRSは、例えば車速平均値VPAVEの今回
値と前回値(次のステップS38の記憶値VPAVEB
F)との偏差に基づいて算出される。
【0049】次いで、記憶値VPAVEBFを今回のV
PAVE値に設定し(ステップS38)、車速変動量D
VCRSが所定値DVCRSLMT(例えば0.8km
/h/sec相当)より小さいか否かを判別する(ステ
ップS39)。その結果、DVCRS≧DVCRSLM
Tであるときは、前記ステップS43に進む一方、DV
CRS<DVCRSLMTであるときは、タイマtmC
RSの値が「0」に達したか否かを判別する(ステップ
S40)。その結果、tmCRS>0である間は前記ス
テップS44に進み、tmCRS=0となったとき、当
該車両がクルーズ状態にあると判定してクルーズフラグ
FCRSを「1」に設定して(ステップS41)、本処
理を終了する。
【0050】本処理によれば、車速VPの平均値VPA
VEが所定範囲内である状態を所定時間TDVCRS継
続した後、車速平均値VPAVEの変動量DVCRSが
所定値DVSCRLMTより小さい状態を所定時間TC
RS継続したときに、当該車両がクルーズ状態にあると
判定してクルーズフラグFCRSが「1」に設定され
る。したがって、上述した図3のステップS106では
車両走行が安定した状態にのみクルーズ平均値KREF
CRSの学習がなされる。これにより、クルーズ平均値
KREFCRSの信頼性を高くすることができる。
【0051】なお、クルーズフラグFCRSは、車速V
Pの変動量を検出することに代えて、エンジン回転数N
Eの変動量を検出し、その変動量が閾値より低い状態が
所定時間以上継続したとき、「1」に設定するようにし
てもよい。
【0052】図5は、点火時期θIGを算出する処理の
フローチャートであり、本処理はTDC信号パルスの発
生に同期してCPU5bで実行される。この処理では、
エンジン回転数NE及び吸気管内絶対圧PBAに応じて
基本点火時期θIGMを算出するとともに、天然ガスの
組成に応じた値を示す組成パラメータに応じてMBT補
正項DIGMBT及びノッキング補正項DIGKNKを
算出し、これらの補正項により基本点火時期θIGMを
補正することにより、点火時期θIGを算出する。この
ように、天然ガス組成に応じた点火時期の補正を行うの
は、以下に説明するように市場に流通している天然ガス
の組成のばらつきが大きいからである。
【0053】すなわち、天然ガスの組成によって変化す
る単位体積当たりの発熱量を示す指標としてウオッベ指
数WI(Wobbe Index)が知られているが、市場で流通
している天然ガスのウオッベ指数WIは、40〜58
(MJ/m)程度の範囲でばらつきがあり、このウオ
ッベ指数WIと、出力トルクが最大となる最適点火時期
MBTとは、図8(a)に示すように、ウオッベ指数W
Iが増加するほど最適点火時期MBTが減少する関係が
あり、またウオッベ指数WIと、ノッキングが発生する
ノッキング点火時期θKNKとは、同図(b)に示すよ
うに、ウオッベ指数WIが増加するほどノッキング点火
時期θKNKが減少する関係があることが実験的に確認
されている。なお、ウオッベ指数WIは下記式(6)に
より定義される。 WI=HCV/SG1/2 (6) ここで、HCVは、当該天然ガスの高発熱量(MJ/m
)、SGは、当該天然ガスの比重である。
【0054】したがって、使用している天然ガスのウオ
ッベ指数WIに応じて点火時期を補正することにより、
当該天然ガスに適した点火時期の設定、すなわちノッキ
ングが発生しない範囲で、最大のトルクが得られる点火
時期の設定が可能となる。
【0055】一方、天然ガスを燃料として、エンジンの
定常的な運転状態において上述した空燃比フィードバッ
ク制御を実行して得られる補正係数KO2と、ウオッベ
指数WIとは、図8(c)に示すような関係、すなわち
ウオッベ指数WIが増加すると補正係数KO2が減少す
る関係があることが実験的に確認されている(理論的に
は、両者は反比例する関係を有する)。
【0056】そこで本実施形態では、天然ガスの組成を
示す組成パラメータとして、図3の処理により算出され
る補正係数KO2のクルーズ平均値KREFCRSを使
用する。これは、車両のクルーズ状態で算出される補正
係数KO2は、エンジン運転状態の変化による変動分が
ほとんど含まれず、エンジンの定常的な運転状態で得ら
れる空燃比補正係数だからである。
【0057】図5に戻り、点火時期θIGの具体的な算
出処理の内容を説明する。ステップS51では、エンジ
ン回転数NE及び吸気管内絶対圧PBAに応じてθIG
マップを検索し、基本点火時期θIGMを算出する。θ
IGマップは、基準燃料(例えばメタン100%の天然
ガス)を使用したとき最適点火時期(MBT)となるよ
うに設定されている。
【0058】次いで、前記燃料組成フラグFGCが
「1」であるか否かを判別し(ステップS52)、FG
C=0であって使用中の燃料の組成がクルーズ平均値K
REFCRSに十分に反映されていいないとき、MBT
補正項DIGMBT及びノッキング補正項DIGKNK
を共に「0」に設定して(ステップS55)、ステップ
S56に進む。
【0059】一方FGC=1であるときは、先ずクルー
ズ平均値KREFCRSに応じて図6(a)に示すDI
GMBTテーブルを検索して、MBT補正項DIGMB
Tを算出する(ステップS53)。DIGMBTテーブ
ルは、クルーズ平均値KREFCRS=1.0のときD
IGMBT=0とし、KREFCRS値が増加するほど
(ウオッベ指数WIが減少するほど)補正項DIGMB
Tが増加するように設定されている。補正項DIGMB
Tが負の値をとるときは、遅角補正に対応する。図6
(a)のDIGMBTテーブルは、図8(a)に示すウ
オッベ指数WIと最適点火時期MBTとの関係に対応さ
せたものである。
【0060】続くステップS54では、ノッキング補正
項DIGKNKを下記式(7)により算出する。 DIGKNK=DIGKNKGC×KIGNE×KIGPBA (7) ここで、DIGKNKGCは、クルーズ平均値KREF
CRSに応じて図6(b)に示すDIGKNKGCテー
ブルを検索して算出されるガス組成補正項である。DI
GKNKGCテーブルは、クルーズ平均値KREFCR
Sが所定値KREFX(例えば0.95)より大きい範
囲で補正項DIGKNKGCが「0」に設定され、KR
EFCRS<KREFXの範囲では、KREFCRSが
減少するほど補正項DIGKNKGCが減少するように
設定されている。図6(b)のDIGKNKGCテーブ
ルは、図8(b)に示すウオッベ指数WIとノッキング
点火時期θKNKとの関係に対応させたものである。
【0061】またKIGNEは、エンジン回転数NEに
応じて図6(c)に示すKIGNEテーブルを検索して
算出されるエンジン回転数補正係数である。KIGNE
テーブルは、エンジン回転数NEが所定回転数NE0
(例えば6000rpm)より低い範囲では、補正係数
KIGNEが「0」に設定され、NE>NE0の範囲で
は、エンジン回転数NEが高くなるほど補正係数KIG
NEが増加するように設定されている。また、KIGP
BAは、吸気管内絶対圧PBAに応じて図6(d)に示
すKIGPBAテーブルを検索して算出される負荷補正
係数である。KIGPBAテーブルは、吸気管内絶対圧
PBAが所定圧PBA0(例えば560mmHg)より
低い範囲では、補正係数KIGPBAが「0」に設定さ
れ、PBA>PBA0の範囲では、吸気管内絶対圧PB
Aが高くなるほど補正係数KIGPBAが増加するよう
に設定されている。
【0062】ステップS56では、前記式(2)により
基本点火時期θIGMにMBT補正項DIGMBT及び
ノッキング補正項DIGKNKを加算することにより、
点火時期θIGを算出し、本処理を終了する。
【0063】図7は、エンジン回転数NE(>NE0)
を一定とし、スロットル弁をほぼ全開とした運転状態に
おけるクルーズ平均値KREFCRSと各補正項DIG
MBT,DIGKNK(破線)との関係を示す図であ
り、実線が両者の和に相当する。このような運転状態で
は、クルーズ平均値KREFCRSが小さいときは、換
言すればウオッベ指数WIが大きい燃料の使用時は、M
BT補正項DIGMBT及びノッキング補正項DIGK
NKがともに負の値となり、点火時期θIGは遅角方向
に補正される。その結果、ノッキングを発生しない範囲
で最適の点火時期に設定することができる。
【0064】図5の処理によれば、点火時期θIGが、
使用中の燃料の組成を示すパラメータとしてのクルーズ
平均値KREFCRSに応じて補正されるので、ノッキ
ングが発生しない範囲で、使用中の燃料に適した最適の
点火時期に制御することができる。その結果、使用する
天然ガスの組成のばらつきを適切に補正し、良好な運転
性を得ることができる。
【0065】本実施形態では、図2の処理がフィードバ
ック制御手段に相当し、図5のステップS51が点火時
期制御手段に相当し、図3の処理が組成パラメータ算出
手段に相当し、図5のステップS53,S54,S56
が点火時期補正手段に相当する。そして、図5のステッ
プS53で算出されるMBT補正項DIGMBTによる
補正が、エンジン1の出力が最大となるように点火時期
を補正することに相当し、同図のステップS54で算出
されるノッキング補正項DIGKNKによる補正が、エ
ンジン1のノッキングを防止するための補正に相当す
る。
【0066】(他の実施形態)なお本発明は上述した実
施形態に限るものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上述した実施形態では、クルーズ平均値KRE
FCRSを天然ガスの組成を示す組成パラメータとした
が、図8(c)に示す関係を用いて空燃比補正係数KO
2をウオッベ指数WIに変換し、ウオッベ指数WIを組
成パラメータとして用いてもよい。
【0067】また、ノッキング補正項DIGKNKは、
前記式(7)に代えて下記式(7a)により算出するよ
うにしてもよい。 DIGKNK=DIGKNKGC+DIGKNKNE +DIGKNKPBA (7a) ここで、DIGKNKNEは、エンジン回転数NEに応
じて図9(a)に示すように設定されるエンジン回転数
補正項であり、DIGKNKPBAは、吸気管内絶対圧
PBAに応じて同図(b)に示すように設定される負荷
補正項である。
【0068】また、ノッキングセンサなどによりノッキ
ングの発生を検出し、その検出結果に応じてノッキング
補正項DIGKNKを修正することにより、点火時期の
フィードバック補正を行うようにしてもよい。
【0069】また、上述した実施形態では、クルーズ平
均値KREFCRS及び組成検出フラグFGCは、バッ
クアップメモリに保持し、燃料の充填があったときに、
それぞれ「1.0」及び「0」にリセットするようにし
たが、クルーズ平均値KREFCRSを「1.0」にリ
セットすることに代えて、クルーズ平均値KREFCR
Sを算出する前記式(3)のなまし係数CREFをその
充填直後の所定期間(nCRS<Nである期間)内は、
該所定期間以外のときより大きな値に設定する(補正係
数KO2の今回値の寄与度を大きくする)ようにしても
よい。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、機関の定常的な運転状態において空燃比検
出手段の出力に基づいて設定される空燃比制御量に応じ
て燃料、すなわち天然ガスの組成を示す組成パラメータ
が算出され、該算出された組成パラメータに応じて点火
時期が補正されるので、組成の異なる天然ガスを使用し
た場合でも、常に良好な点火時期制御を行うことができ
る。
【0071】請求項2に記載の発明によれば、使用して
いる燃料の組成パラメータに応じて機関の出力が最大と
なるように点火時期が補正されるので、組成の異なる天
然ガスを使用した場合でも、常に機関の出力が最大とな
るような点火時期に制御することができる。
【0072】請求項3に記載の発明によれば、組成パラ
メータに応じて機関のノッキングを防止するためのノッ
キング補正項が算出され、該ノッキング補正項により点
火時期が補正されるので、組成の異なる天然ガスを使用
した場合でも、ノッキングの発生しない範囲で最適の点
火時期に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその
制御装置の構成を示す図である。
【図2】空燃比補正係数(KO2)を算出する処理のフ
ローチャートである。
【図3】空燃比補正係数のクルーズ平均値(KREFC
RS)を算出する処理のフローチャートである。
【図4】車両のクルーズ状態を判定する処理のフローチ
ャートである。
【図5】点火時期(θIG)を算出する処理のフローチ
ャートである。
【図6】図5の処理で使用するテーブルを示す図であ
る。
【図7】点火時期の補正項(DIGMBT,DIGKN
K)の設定例を示す図である。
【図8】ウオッベ指数(WI)と最適点火時期(MB
T)、ノッキング点火時期(θKNK)及び空燃比補正
係数(KO2)との関係を示す図である。
【図9】ノッキング補正項を算出するためのテーブルを
示す図である。
【符号の説明】
1 内燃機関 5 電子コントロールユニット(フィードバック制御手
段、点火時期制御手段、燃料組成パラメータ算出手段、
点火時期補正手段) 6 燃料噴射弁 13 排気管 16 酸素濃度センサ(空燃比検出手段) 19 車速センサ 20 点火プラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細貝 誠一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 井出 温 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3G022 AA00 CA03 DA02 FA03 FA04 FA06 GA00 GA01 GA05 GA07 GA08 GA19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然ガスを燃料とする内燃機関の排気系
    に設けられた空燃比検出手段と、該空燃比検出手段の出
    力に応じて前記機関に供給する混合気の空燃比をフィー
    ドバック制御するフィードバック制御手段と、前記機関
    の運転状態に応じて点火時期を制御する点火時期制御手
    段とを有する天然ガス用内燃機関の制御装置において、 前記機関の定常的な運転状態で前記フィードバックに用
    いられる空燃比制御量に応じて前記燃料の組成を示す組
    成パラメータを算出する燃料組成パラメータ算出手段
    と、該組成パラメータに応じて点火時期を補正する点火
    時期補正手段とを有することを特徴とする天然ガス用内
    燃機関の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記点火時期補正手段は、前記組成パラ
    メータに応じて前記機関の出力が最大となるように前記
    点火時期を補正することを特徴とする請求項1に記載の
    天然ガス用内燃機関の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記点火時期補正手段は、前記組成パラ
    メータに応じて前記機関のノッキングを防止するための
    ノッキング補正項を算出し、該ノッキング補正項により
    前記点火時期を補正することを特徴とする請求項1また
    は2に記載の天然ガス用内燃機関の制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008091094A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Aisin Seiki Co Ltd 燃料電池システム
JP2012142173A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Jx Nippon Oil & Energy Corp 燃料電池用脱硫システム、燃料電池用水素製造システム及び燃料電池システム、並びに、炭化水素系燃料の脱硫方法及び水素の製造方法

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CN103270635A (zh) * 2010-12-28 2013-08-28 吉坤日矿日石能源株式会社 燃料电池用脱硫***、燃料电池用氢气制造***和燃料电池***、以及烃系燃料的脱硫方法和氢气的制造方法

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