WO2024057832A1

WO2024057832A1 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理システム

Info

Publication number: WO2024057832A1
Application number: PCT/JP2023/029989
Authority: WO
Inventors: 公二石井
Original assignee: 株式会社Mixi
Priority date: 2022-09-13
Filing date: 2023-08-21
Publication date: 2024-03-21

Abstract

情報処理装置は、プロセッサとストレージとを備え、前記ストレージは、第１ユーザが投票した１以上のレースに関する情報と、第２ユーザが投票した１以上のレースに関する情報と、を記憶し、前記プロセッサは、前記第１ユーザが投票した前記１以上のレースの一覧を表示する第１画面であって、前記第１ユーザが投票した１以上のレースのそれぞれを表示する１以上の表示領域を含む第１画面を、前記第１ユーザの端末装置に表示させ、前記ストレージに記憶された情報において、前記第１ユーザが投票した前記１以上のレースに対して、前記第２ユーザが投票したか否かに基づいて、前記１以上の表示領域の表示態様又は表示位置の少なくとも一方を制御する。

Description

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理システム

関連出願の相互参照

　本出願は、日本国に特許出願された特願２０２２－１４５００４の優先権を主張するものであり、この先の出願の開示全体を、ここに参照のために取り込む。

　本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理システムに関する。

　従来、あるグループに属する第１ユーザから、同一グループに属する第２ユーザの投票内容に応じて特定される投票内容への投票を受け付ける装置が開示されている（例えば特許文献１）。投票内容は、例えば、ユーザ又は予想者が投票を行う際に指定した投票対象、投票方式及び所定価値の量などである。

特開第２０２１－１２５２６８号公報

　他のユーザと投票を実施する場合、投票の実施回数が増えるほど、過去にどのユーザと一緒に投票を行ったかを特定することが難しくなる。

　本発明は、ユーザが投票したレースに対して他のユーザが投票したか否かを認識しやすいグラフィカルユーザーインターフェース（ＧＵＩ）を構成する技術を提供する。

　本発明の一形態に係る情報処理装置は、プロセッサとストレージとを備え、前記ストレージは、第１ユーザが投票した１以上のレースに関する情報と、第２ユーザが投票した１以上のレースに関する情報と、を記憶し、前記プロセッサは、前記第１ユーザが投票した前記１以上のレースの一覧を表示する第１画面であって、前記第１ユーザが投票した１以上のレースのそれぞれを表示する１以上の表示領域を含む第１画面を、前記第１ユーザの端末装置に表示させ、前記ストレージに記憶された情報において、前記第１ユーザが投票した前記１以上のレースに対して、前記第２ユーザが投票したか否かに基づいて、前記１以上の表示領域の表示態様又は表示位置の少なくとも一方を制御する。

　本発明によれば、ユーザが投票したレースに対して他のユーザが投票したか否かを認識しやすいＧＵＩを構成する技術を提供することができる。

一実施形態に係る情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。サーバ及び端末のハードウェア構成例を示す図である。サーバの機能ブロック構成例を示す図である。ユーザ管理ＤＢとして管理されるデータの一例を示す図である。グループ管理ＤＢとして管理されるデータの一例を示す図である。レース履歴管理ＤＢとして管理されるデータの一例を示す図である。情報処理システムが実行する処理手順の一例を示すシーケンス図である。端末装置に表示される投票画面の一例を示す図である。端末装置から送信される投票情報のデータの一例を示す図である。端末装置に表示される投票画面の一例を示す図である。端末装置から送信されるレスポンス情報のデータの一例を示す図である。情報処理システムが実行する処理手順の他の一例を示すシーケンス図である。端末装置に表示される投票画面の一例を示す図である。レース履歴情報の一覧の第１例を示す図である。レース履歴情報の一覧の第２例を示す図である。レース履歴情報の詳細情報の表示例を示す図である。他ユーザ選択画面の一例を示す図である。他ユーザと関連したレース履歴情報の表示画面例を示す図である。他ユーザと関連したレース履歴情報の他の表示画面例を示す図である。レース会場の一覧を表示する表示画面例を示す図である。レース会場の表示領域を並べ替えた例を示す図である。特定レース会場で開催されるレースに関する情報を表示する表示画面例を示す図である。第１ユーザが投票したレース及び投票内容の情報の表示画面例を示す。他ユーザと関連した情報の表示に際して実行される処理手順の一例を示すシーケンス図である。他ユーザと関連した情報の表示に際して実行される処理手順の一例を示すシーケンス図である。

　以下、実施形態について、図面を参照しながら説明する。図面において、同一又は同等の構成要素には同一の符号を付し、同一又は同等の構成要素に関する説明が重複する場合は適宜省略する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された内容を限定するものではない。また、実施形態で説明される構成の全てが、必ずしも本開示の必須構成要件であるとは限らない。本開示で説明する機能を発揮する限りにおいて、実施形態で説明される構成は、適宜省略されてもよい。

＜システム構成例＞
　図１は、一実施形態に係る情報処理システム１のシステム構成の一例を示す図である。図１示す情報処理システム１は、サーバ１０と、複数の端末装置２０とを備える。図１では、複数の端末装置２０として、第１端末装置２０ａと第２端末装置２０ｂとを図示している。しかしながら、情報処理システム１が備える端末装置２０の台数は、２台に限られず、３台以上であってもよい。また、本明細書において、第１端末装置２０ａと第２端末装置２０ｂとを区別しない場合には、これらをまとめて、単に「端末装置２０」と記載する。

　サーバ１０と端末装置２０とは、インターネット、イントラネット、無線ＬＡＮ（Local Area Network）、移動通信などの通信ネットワークＮを介して互いに情報通信可能に接続されている。

　サーバ１０は、本開示に係る情報処理装置として機能する。サーバ１０は、１又は複数の物理的なサーバ等などにより構成されていてもよく、ハイパーバイザー（hypervisor）上で動作する仮想的なサーバを用いて構成されていてもよく、クラウドサーバを用いて構成されていてもよい。

　端末装置２０は、情報処理システム１において提供されるサービスを利用するユーザが使用する端末装置である。端末装置２０は、例えば、携帯電話（スマートフォンを含む）、タブレット端末、ＰＣ（Personal Computer）などである。

　本実施形態に係る情報処理システム１において、ユーザは、各種の競技において、所定価値を用いて、自らが選択した投票対象に投票できる。ユーザは、例えば端末装置２０を用いて投票を行う。サーバ１０は、各種の競技において、ユーザによる投票情報、ユーザによるレスポンス情報、ユーザが所有する所定価値、及び、競技の結果に応じた払い戻し量（払戻金など）の管理などの各種処理を実行する。所定価値は、投票時に用いられる金銭又はポイントであり、詳細については後述する。

　なお、所定価値の投票及び払い戻しについては、サーバ１０ではなく、例えばレースの主催者又は運営者が管理又は運営するサーバにより実行されてよい。この場合、サーバ１０は、レースの主催者又は運営者が管理又は運営するサーバと情報通信を行うことにより、各種情報を送受信してよい。

　本明細書において、競技とは、例えば、競輪、競馬、競艇、オートレース、サッカー、フットサル、野球、ソフトボール、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、ラグビー、バドミントン、卓球、ビリヤード、ボウリング、ドッジボール、ボクシング、レスリング、プロレス、陸上などである。本実施形態における競技には、出場する複数の出場者（チーム、選手及び動物を含む）の間で優劣を競うものであれば、あらゆる競技が含まれる。本実施形態では、競技は、ゴールを目指してタイム又は順位を競い合うレースであるとして、説明する。従って、以下の説明において、「レース」と記載されている箇所は、適宜「競技」と読み替えることができる。

　投票情報は、ユーザが投票したレースに関する情報を表す。投票情報は、例えば、レースそのものの情報を含む。レースそのものの情報は、例えば、ユーザが投票したレースの名称、開催場所、開催日時、競技内容、出場者、レース番号などを含む。また、投票情報は、投票内容及び的中結果の少なくともいずれかを含む。投票内容は、投票対象、投票方式（賭式）、投票金額、オッズなどを含む。的中結果は、投票が的中したか否かに関する情報である。的中結果は、的中したことを示す場合のみの結果であってもよく、的中した場合及び的中していない場合の双方を含む結果であってもよい。

　投票対象は、所定価値を投票する対象であり、本実施形態では、レースに出場する出場者が投票対象になる。例えば、１番から５番までの出場者が競うレースの場合、１番から５番までの出場者の各々が投票対象になり得る。

　投票方式は、投票対象に対して所定価値を投票する（賭ける）方法である。投票方法は、例えば、単勝、複勝、２連単、３連単、３連複などを含む。単勝は、レースで１着になる投票対象を予想して所定価値を投票する方法である。複勝は、１着から３着までに入る投票対象を予想して所定価値を投票する方法である。２連単は、１着及び２着の投票対象を着順通りに予想して所定価値を投票する方法である。２連複は、１着及び２着に入る２つの投票対象を、着順を問わず予想して所定価値を投票する方法である。３連単は、１着、２着及び３着の投票対象を着順通りに予想して所定価値を投票する方法である。３連複は、１着から３着に入る３つの投票対象を、着順を問わず予想して所定価値を投票する方法である。本実施形態に係る投票方式には、これらの方法以外の投票方式も含まれてよい。なお、どちらのチームが勝利するのかを当てるサッカーくじのように、投票方式の指定が存在しない競技も存在する。

　投票金額は、特定の投票対象に対して特定の投票方式で投票を行う際に投票する（賭ける）所定価値の大きさである。所定価値は、金銭でもよいし、ポイントであってもよい。ポイントは、投票することに加えて、所定のサービス又はゲームで利用可能なものであってもよい。また、ポイントは、例えば所定のサービス又はゲームをプレイするユーザが、所定のサービスやゲーム内にて無償で受け取ることが可能なポイント（無償ポイント）であってもよいし、所定のサービスやゲーム内で金銭の支払と引き換えに（つまり、課金することで）受け取ることが可能なポイント（有償ポイント）であってもよい。所定価値は、単に「価値」と称されてもよい。

　オッズは、払戻の倍率をいい、投票が的中した場合に、投票した価値（金銭又はポイント）が何倍になって払い戻されるかを示す数値をいう。オッズは、例えば実際に開催されているレースの公式オッズ（レースの主催者が定めるオッズ）に準じて決定される。この場合、オッズは、ユーザ自身又は他のユーザによる投票状況によってリアルタイムで変動し得る。なお、オッズは、既知の配当決定方法であるパリミュチュエル方式又はブックメーカー方式などにより算出されてもよく、これ以外の方法で算出されてもよい。

　レスポンス情報は、投票情報に対するレスポンスを表す。レスポンス情報は、投票情報に係る投票を行ったユーザ以外の他のユーザからのレスポンスであってもよく、当該投票を行ったユーザ本人からのレスポンスであってもよい。また、レスポンス情報は、他のユーザに対するレスポンスに対する、更なるレスポンスを含む。つまり、レスポンス情報は、投票情報に関連するあらゆるレスポンスを含むことができる。

　レスポンス情報は、任意の態様のレスポンスを含む。例えば、レスポンスは、コメント、評価応答及び投票行為を含む。コメントは、テキストによる応答である。評価応答は、例えば「いいね」などのように、投票情報を評価する応答である。評価応答には、単に投票情報に対する善し悪しの評価だけでなく、表情を表す絵文字や、確認したことを示すボタンなどを押下することによる応答を含む。投票行為は、投票情報に関するレースと同一のレースに対して投票を行う行為である。投票行為には、投票対象や投票方式を自ら選択する主体的投票と、投票情報における投票対象と同一対象への投票を行う便乗投票とが含まれる。便乗投票は、特に、投票情報と同一の投票対象及び投票方式での投票であってよい。

　＜ハードウェア構成＞
　図２は、サーバ１０及び端末装置２０のハードウェア構成例を示す図である。サーバ１０及び端末装置２０は、ＣＰＵ（Central Processing Unit）又はＧＰＵ（Graphical processing unit）などのプロセッサ１１と、メモリ、ＨＤＤ（Hard Disk Drive）及び／又はＳＳＤ（Solid State Drive）などの記憶装置（ストレージ）１２と、有線又は無線で情報通信を行う通信ＩＦ（Interface）１３と、入力操作を受け付ける入力デバイス１４と、情報の出力を行う出力デバイス１５と、を備える。入力デバイス１４は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス及び／又はマイクなどである。出力デバイス１５は、例えば、ディスプレイ及び／又はスピーカなどである。

　＜機能ブロック構成＞
　図３は、サーバ１０の機能ブロック構成例を示す図である。サーバ１０は、記憶部１００と、投票画面生成部１０１と、投票情報取得部１０２と、投稿情報生成部１０３と、レスポンス取得部１０４と、提供部１０５と、管理部１０６とを備える。記憶部１００は、サーバ１０が備える記憶装置１２を用いて実現することができる。また、投票画面生成部１０１、投票情報取得部１０２、投稿情報生成部１０３、レスポンス取得部１０４、提供部１０５及び管理部１０６は、サーバ１０のプロセッサ１１が、記憶装置１２に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体（Non-transitory computer readable medium）であってもよい。非一時的な記憶媒体は特に限定されないが、例えば、ＵＳＢ（Universal Serial Bus）メモリ又はＣＤ－ＲＯＭ（Compact Disc Read only memory）などの記憶媒体であってもよい。

　記憶部１００は、ユーザに関する各種情報を管理するユーザ管理ＤＢ１００ａと、複数のユーザを含むグループに関する各種情報を管理するグループ管理ＤＢ１００ｂと、過去のレースに関する各種情報を管理するレース履歴管理ＤＢ１００ｃと、を記憶する。

　図４は、ユーザ管理ＤＢ１００ａとして管理されるデータの一例を示す。ユーザ管理ＤＢ１００ａは、例えば図４に示すように、ユーザに関する情報として、ユーザＩＤと、ユーザ名と、所持価値とを管理する。ユーザＩＤは、サーバ１０内でユーザを一意に識別するための識別子である。ユーザ名は、ユーザの名前である。ユーザ名は、例えば登録時にユーザが入力した本名又はニックネームである。所持価値は、各ユーザが所持する所定価値の量である。

　図５は、グループ管理ＤＢ１００ｂとして管理されるデータの一例を示す。ここで、グループは、複数のユーザにより構成される集団である。ユーザは、他のユーザとグループを組むことができる。同一グループに所属する複数のユーザの各々は、例えば情報を共有したり、チャットにより交流したりすることができる。例えば同一グループに所属する複数のユーザの各々は、自分が投票した投票情報を共有できる。また、ユーザは、例えば同一グループに所属する他のユーザの投票情報に対して、レスポンスを行うことができる。

　グループ管理ＤＢ１００ｂは、例えば図５に示すように、グループに関する情報として、グループＩＤと、グループ名と、所属ユーザとを管理する。グループＩＤは、サーバ１０内でグループを一意に識別するための識別子である。グループ名は、グループの名前である。グループ名は、例えばグループ作成時に、グループに所属するユーザの一人（例えばグループのリーダや管理者）が入力した名前である。所属ユーザは、各グループに所属するユーザである。所属ユーザは、例えば図４に示すようにユーザＩＤにより管理されていてもよく、ユーザ名により管理されていてもよい。

　図６は、レース履歴管理ＤＢ１００ｃとして管理されるデータの一例を示す。レース履歴管理ＤＢ１００ｃとして管理されるデータは、レースごとに管理される。つまり、１つのレースに関連付けて、その他の情報が管理される。具体的には、レース履歴管理ＤＢ１００ｃは、例えば図６に示すように、レースに関する情報として、レースＩＤと、レース名と、レース日時と、レース会場と、レース番号と、レースアーカイブと、出場者と、投票内容と、投票者と、的中結果と、タイトルと、コメント情報と、評価応答数と、投票行為情報と、タグ情報と、を管理する。

　レースＩＤは、サーバ１０内でレースを一意に識別するための識別子である。レース名は、例えばレースの主催者又は運営者が決定した名称である。レース日時は、レースが開催された日程及び時刻に関する情報である。レース会場は、レースが開催された会場の情報であり、例えば会場の名称である。レース番号は、当該レース日に当該レース会場で実施されるレースの番号である。レースアーカイブは、例えば当該レースの様子を記録した動画である。出場者は、当該レースに出場する出場者の情報であり、例えば出場者の名前である。

　投票内容は、当該レースに対してユーザが行った投票の内容である。レースに対して複数のユーザが投票を行っている場合には、これ以降の項目（つまり、投票者、的中結果、タイトル、コメント情報、評価応答数、投票行為情報、及び、タグ情報）については、投票内容にさらに関連付けて管理される。投票者は、投票を行ったユーザである、投票者は、ユーザＩＤにより管理されていてもよく、ユーザ名により管理されていてもよい。的中結果は、投票が的中したか否かを示す情報であり、例えば的中又は不的中である。タイトルは、当該レースに関する情報のタイトルである。タイトルは、例えば投票者が作成することができる。コメント情報は、投票情報に対するレスポンスとして投稿されたコメントの情報である。コメント情報は、例えば、コメントの内容、コメントしたユーザ、及び、コメントした日時などの情報を含む。評価応答数は、投票情報に対するレスポンスとしての評価応答の数である。評価応答数は、例えば評価内容（例えば高評価及び低評価）ごとに集計されてもよい。投票行為情報は、投票情報に対するレスポンスとして行われた投票行為に関する情報である。投票行為情報は、例えば便乗投票の数を含む。タグ情報は、当該レースに関してタグ化されたワードの情報である。タグ情報は、例えば投票者が作成することができる。

　投票画面生成部１０１は、ユーザから投票を受け付ける投票画面を生成する。例えば、投票画面生成部１０１は、端末装置２０が備えるＷｅｂブラウザからのアクセスに応じて、又は、端末装置２０にインストールされた専用のアプリケーションからのアクセスに応じて、端末装置２０のディスプレイに表示するための投票画面のデータを生成する。生成された投票画面のデータは、提供部１０５により、通信ＩＦ１３を介して、端末装置２０に提供される。

　端末装置２０は、提供された投票画面のデータに基づき、投票画面を、出力デバイス１５としてのディスプレイに表示する。ユーザは、投票画面から、投票を行うことができる。具体的には、ユーザは、投票画面において、投票対象のレースを選択し、投票対象、投票方式及び投票金額などを入力する。端末装置２０は、入力された情報に基づいて、投票情報を生成する。端末装置２０は、生成した投票情報をサーバ１０に送信する。

　投票情報取得部１０２は、端末装置２０から送信された投票情報を取得する。これにより、ユーザからの投票が受け付けられる。

　投稿情報生成部１０３は、端末装置２０に投稿する投稿情報を生成する。投稿情報生成部１０３は、例えば投票情報取得部１０２が投票情報を取得したときに、投票情報に応じて投稿情報を生成する。投稿情報は、投稿画面のデータを含む。投稿画面は、投稿情報の内容を示す表示画面である。投稿画面には、例えば投票情報と、当該投票情報に対するレスポンスを入力するためのレスポンス入力部とが含まれる。

　生成された投稿情報は、提供部１０５により、通信ＩＦ１３を介して、端末装置２０に提供される。例えば、投稿情報は、端末装置２０が備えるＷｅｂブラウザからのアクセスに応じて、又は、端末装置２０にインストールされた専用のアプリケーションからのアクセスに応じて、端末装置２０に提供される。投稿情報は、端末装置２０からのアクセスによらず、生成又は更新されたときに、端末装置２０に提供されてもよい。このとき、特定の端末装置２０にのみ、投稿情報が提供されてもよい。例えば、投稿情報は、投票情報に係る投票を行ったユーザと所定関係を有するユーザが使用する端末装置２０にのみ、提供されてよい。本実施形態では、所定関係は、同一グループに所属する関係であるとして、以下説明する。

　端末装置２０は、提供された投稿情報に基づき、投稿画面を、出力デバイス１５としてのディスプレイに表示する。ユーザは、投稿画面から、レスポンスを入力することができる。端末装置２０は、入力されたレスポンスに係るレスポンス情報をサーバ１０に送信する。

　レスポンス取得部１０４は、端末装置２０から送信されたレスポンス情報を取得する。これにより、投票情報に対するレスポンス情報が受け付けられる。

　投稿情報生成部１０３は、レスポンス取得部１０４がレスポンス情報を取得したとき、レスポンスに応じた投稿情報を生成してよい。例えば、投稿情報生成部１０３は、投稿情報を更新することにより、レスポンスに応じた投稿情報を生成する。具体的には、投稿情報生成部１０３は、レスポンス取得部１０４がレスポンス情報を投稿情報に追加することにより、投稿情報を更新する。レスポンスに応じた投稿情報（つまり、更新された投稿情報）は、提供部１０５により、通信ＩＦ１３を介して、端末装置２０に提供される。例えば、投稿情報が、投票情報に係る投票を行ったユーザの端末装置２０に提供され、端末装置２０のディスプレイに投稿画面が表示されることで、当該ユーザは、自分が行った投票に対する、他のユーザのレスポンスを閲覧することができる。

　提供部１０５は、投票画面のデータをユーザに提供する。また、提供部１０５は、投稿情報をユーザに提供する。

　管理部１０６は、端末装置２０から取得した各種データを管理する。例えば、投票情報取得部１０２が投票情報を取得すると、管理部１０６は、レースに関連付けて、投票情報を記憶部１００に記憶させる。具体的には、管理部１０６は、投票情報に含まれる情報を、当該投票情報に係るレースのレースＩＤに関連付けて、レース履歴管理ＤＢ１００ｃに記憶させる。また、管理部１０６は、レスポンス取得部１０４がレスポンス情報を取得すると、管理部１０６は、レースに関連付けて、レスポンス情報を記憶部１００に記憶させる。具体的には、管理部１０６は、レスポンス情報を、レスポンスの対象である投票情報に係るレースのレースＩＤに関連付けて、レース履歴管理ＤＢ１００ｃに記憶させる。このようにして、管理部１０６は、レースに関連付けて、投票情報及びレスポンス情報を記憶部１００に記憶させることができる。レースに関連付けて情報が記憶させることにより、レースごとに関連付けられた情報が蓄積される。

　管理部１０６は、投票情報取得部１０２が取得した投票情報に基づき、ユーザによる投票を処理する。管理部１０６は、サーバ１０と通信可能な他の情報処理装置に投票情報を送信することで、当該他の情報処理装置に投票処理を実行するように要求してもよい。

　管理部１０６は、さらに、ユーザが投票した投票内容が的中したか否かに応じて、ユーザに対し、投票した所定価値に基づいて、ユーザが所有する所定価値を増加または減少させる。例えば、管理部１０６は、投票内容が的中した場合、払い戻される所定価値の量に応じて、図４に示したユーザ管理ＢＤの所持価値を増加させることで、的中したユーザに対し、所定価値を付与する。投票内容が的中しなかった場合、管理部１０６は、投票金額に応じて、図４に示したユーザ管理ＢＤの所持価値を減少させる。

　また、管理部１０６は、グループを管理する。例えば、管理部１０６は、グループを作成する処理、グループに新たなユーザを追加する処理、グループから離脱するユーザをグループから削除する処理などを行う。グループの作成は、グループを招集するユーザに対し、他のユーザがグループへの参加を承諾することで行われることとしてもよい。

　＜処理手順＞
　（レース開始前）
　次に、情報処理システム１が実行する処理手順の一例について説明する。図７は、情報処理システム１が実行する処理手順の一例を示すシーケンス図であり、レース開始前にユーザが投票を行う場合の処理手順の一例を示すシーケンス図である。ここでは、第１端末装置２０ａを使用するユーザを第１ユーザといい、第２端末装置２０ｂを使用するユーザを第２ユーザという。第１ユーザ及び第２ユーザは、所定関係を有する。つまり、本実施形態では、第１ユーザ及び第２ユーザは、同一のグループに所属している。また、ここでは、ユーザが投票を行った場合、サーバ１０は、当該投票に係る投票情報に基づいて生成した投稿情報を、当該ユーザと同一グループに所属する他のユーザに提供するとして、説明する。

　第１ユーザが、第１端末装置２０ａを用いて、投票画面を表示させる操作入力を行うと、第１端末装置２０ａは、当該操作入力に基づき、Ｗｅｂブラウザ又は専用のアプリケーションからサーバ１０にアクセスし、投票画面のデータを要求する（ステップＳ１１）。すなわち、第１端末装置２０ａは、データ要求信号をサーバ１０に送信する。このとき、第１ユーザは、特定のレースについての投票画面を要求することができる。例えば、第１ユーザは、レース名、レース日時、レース会場、レース番号、出場者などの条件で、投票対象のレースの絞り込みを行う。第１端末装置２０ａは、絞り込みで抽出された投票対象のレースについての投票画面を要求できる。

　サーバ１０は、第１端末装置２０ａからのデータ要求信号を受信する。サーバ１０は、投票画面のデータの要求を受け付けると、投票画面生成部１０１により、投票画面のデータを生成する（ステップＳ１２）。第１ユーザの操作入力により、投票対象のレースの絞り込みが行われている場合には、条件に合致するレースの投票画面のデータを生成する。

　サーバ１０は、通信ＩＦ１３を介して、投票画面生成部１０１が生成した投票画面のデータを、第１端末装置２０ａに提供する（ステップＳ１３）。すなわち、サーバ１０は、投票画面のデータを第１端末装置２０ａに送信する。

　第１端末装置２０ａは、投票画面のデータをサーバ１０から受信する。第１端末装置２０ａは、サーバ１０から受信した投票画面のデータに基づき、ディスプレイに投票画面を表示する（ステップＳ１４）。

　第１端末装置２０ａは、投票画面において、第１ユーザからの投票の入力を受け付ける（ステップＳ１５）。

　図８は、端末装置２０に表示される投票画面の一例を示す図であり、例えばステップＳ１４及びステップＳ１５で第１端末装置２０ａのディスプレイに表示される画面の一例である。図８に示す例では、投票対象のレースが特定されており、当該投票対象のレースに係る投票画面が示されている。

　投票画面には、例えば、特定された投票対象の、レースそのものの情報が表示される。図８に示す例では、投票対象のレースそのものの情報として、レースの名称である「レースＡ」、レース会場である「会場Ａ」、レース番号である「第１レース」、レース日時である「2022/8/1」が表示されている。投票画面には、投票期限を示す情報が表示されていてよい。図８に示す例では、投票期限を示す情報として、投票期限まで残り１０分であることを示す「締切あと１０分」との記載が表示されている。

　投票画面には、例えば、投票を行う第１ユーザに関する情報が表示される。図８に示す例では、第１ユーザに関する情報として、第１ユーザのユーザ名である「ユーザＡ」、第１ユーザのアイコン、第１ユーザの成績が表示される。第１ユーザのアイコンは、例えば、第１ユーザが自由に設定又は変更可能である。図８に示す例では、第１ユーザの成績として、本日及びトータル（過去全体）の勝利数が表示される。勝利数は、投票が的中した回数である。また、図８に示す例では、第１ユーザの成績として、本日、的中した合計金額が表示される。

　投票画面には、さらに、第１ユーザの入力に基づく投票内容が表示される。図８に示す例では、投票内容として、投票金額「3,000円」と、投票対象及び投票方式とが表示されている。図８に示す例では、投票対象は、レースへの出場者に対応する数字により示され、投票方式は、記号により示されている。例えば、投票対象を着順通りに予想する２連単及び３連単などの投票方式は、矢印により示され、投票対象を着順を問わず予想する２連複及び３連複などの投票方式は、「＝」という記号により示される。図８に示すように、投票内容として、オッズ及び払戻金額が表示されてよい。払戻金額は、投票内容が的中した場合に払い戻される金額であり、例えば図８に示すように、的中した場合に払い戻される可能性の金額の幅として表記される。また、投票内容として、投票を行った第１ユーザのコメントが表示されてよい。コメントはユーザが自由に入力することができる。図８に示す例では、コメントとして、「期待できますよ。ぜひ便乗してください」と記載されている。また、投票内容には、ユーザが付したタグ情報が含まれてもよい。

　再び図７を参照すると、第１ユーザは、投票内容を決定し、第１端末装置２０ａへの入力を完了すると、投票処理を実行するための操作入力を行う。第１端末装置２０ａは、当該操作入力に基づき、ステップＳ１５で入力を受け付けた投票に関する投票情報を、サーバ１０に送信する（ステップＳ１６）。すなわち、第１端末装置２０ａは、投票情報のデータをサーバ１０に送信する。

　図９は、端末装置２０から送信される投票情報のデータの一例を示す図であり、本実施形態では、ステップＳ１６において、第１端末装置２０ａからサーバ１０に送信される投票情報のデータの一例を示す図である。図９に示すように、投票情報のデータは、第１ユーザが投票した投票対象のレースのレースＩＤと、第１ユーザのユーザＩＤと、第１ユーザの投票内容と、を含む。投票内容は、ステップＳ１５で入力された投票の内容であり、例えば、投票対象、投票方式、投票金額及びオッズを含む。投票内容は、さらに、ステップＳ１５で入力された第１ユーザのコメントを含んでよい。

　再び図７を参照すると、サーバ１０は、第１端末装置２０ａから、投票情報のデータを受信する。サーバ１０は、投票情報取得部１０２において、第１端末装置２０ａから投票情報を受信すると、受信した投票情報を記憶する（ステップＳ１７）。例えば、管理部１０６は、投票情報取得部１０２が取得した投票情報を、レースに関連付けて記憶部１００に記憶させる。具体的には、管理部１０６は、投票情報に含まれるレースＩＤに関連付けて、投票情報に含まれる投票内容を、記憶部１００のレース履歴管理ＤＢ１００ｃに記憶させる。

　例えば、サーバ１０は、ステップＳ１６で、図９に示す投票情報のデータを受信したとする。この場合、サーバ１０は、投票情報のデータに含まれるレースＩＤ「ＲＩＤ００１」に基づいて、図６に示す、レース履歴管理ＢＤ１００ｃに記憶されたデータのうち、当該レースＩＤ「ＲＩＤ００１」に関連付けて、ユーザＩＤ「ＵＩＤ００１」と、投票内容「ｂｉｔｃｏｎｔｅｎｔ１」とを、記憶させる。具体的には、図６の「投票者」の欄に、取得したユーザＩＤ「ＵＩＤ００１」を記憶させ、「投票内容」の欄に、取得した投票内容「ｂｉｔｃｏｎｔｅｎｔ１」を記憶させる。投票内容「ｂｉｔｃｏｎｔｅｎｔ１」は、具体的には、投票対象、投票方式、投票金額などを含む。投票対象は、例えば出場者又は出場者を示す符号（番号）により示される。投票方式は、単勝、複勝、２連単、３連単、３連複などである。投票金額は、投票対象に対して賭ける所定価値の大きさである。これにより、レース履歴管理ＤＢ１００ｃに、第１ユーザによる投票内容が付加される。

　また、サーバ１０は、投票情報に応じた投稿情報を生成する（ステップＳ１８）。具体的には、投稿情報生成部１０３が、投稿画面のデータを含む投稿情報を生成する。投稿情報には、第１端末装置２０ａから取得した投票情報の内容が含められる。

　サーバ１０は、通信ＩＦ１３を介して、投稿情報生成部１０３が生成した投稿情報を、他のユーザに提供する。サーバ１０は、例えば、複数のユーザに、投稿情報を提供してよい。サーバ１０は、特定のユーザにのみ、投稿情報を提供してもよい。例えば、サーバ１０は、グループ管理ＤＢ１００ｂを参照して、投票を行った第１ユーザと所定関係を有するユーザ（ここでは、同一グループに所属するユーザ）にのみ、投稿情報を提供してよい。ここでは、サーバ１０は、同一グループに所属するユーザを代表して、第２ユーザに投稿情報を提供するとして説明する。すなわち、ここでの例では、サーバ１０は、第２ユーザが使用する第２端末装置２０ｂに、投稿情報を提供する（ステップＳ１９）。従って、サーバ１０は、投稿情報のデータを第２端末装置２０ｂに送信する。

　第２端末装置２０ｂは、投稿情報のデータをサーバ１０から受信する。第２端末装置２０ｂは、サーバ１０から受信した投稿情報に基づき、ディスプレイに投稿画面を表示する（ステップＳ２０）。

　第２端末装置２０ｂは、投稿画面において、第２ユーザからのレスポンスの入力を受け付ける（ステップＳ２１）。

　図１０は、端末装置２０に表示される投票画面の一例を示す図であり、例えばステップＳ２０及びステップＳ２１で第２端末装置２０ｂのディスプレイに表示される画面の一例である。投稿画面には、例えば、投票情報と、当該投票情報に対するレスポンスを入力するためのレスポンス入力部とが表示される。

　投票情報は、第１ユーザによる投票に係る投票情報である。例えば、図１０に示す例では、投票をした第１ユーザのアイコンと、第１ユーザが投票したレースそのものの情報と、投票内容とが表示される。レースそのものの情報と、投票内容とは、例えば、図８で説明したものと同様である。図１０には図示されていないが、第１ユーザが入力したコメントが、さらに投稿画面に表示されてもよい。

　レスポンス入力部は、第２ユーザによる、投票情報に対するレスポンスを入力する箇所である。図１０に示す例では、レスポンス入力部は、主体的投票ボタン３１と、便乗投票ボタン３２と、いいねボタン３３と、コメント入力欄３４とが設けられる。

　主体的投票ボタン３１は、第１ユーザが投票したレースと同一のレースに対し、第２ユーザが、自ら決定した投票内容で、投票を行うための入力ボタンである。第２ユーザは、自ら投票内容を選んで投票することを希望する場合、主体的投票ボタン３１を選択する操作入力を行う。第２端末装置２０ｂは、主体的投票ボタン３１を選択する操作入力を検出すると、第２ユーザによる投票を受け付けるための入力画面を表示し、投票を受け付ける。

　便乗投票ボタン３２は、第２ユーザが、第１ユーザと同一の投票対象及び投票方式で、投票を行うための入力ボタンである。第２ユーザは、第１ユーザと同一の投票対象及び投票方式で投票することを希望する場合、便乗投票ボタン３２を選択する操作入力を行う。第２端末装置２０ｂは、便乗投票ボタン３２を選択する操作入力を検出すると、第２ユーザによる便乗投票を受け付ける。便乗投票では、少なくとも投票対象及び投票方式は、第１ユーザと同一である。便乗投票では、第２ユーザは、投票金額を自ら選択できてよい。この場合、第２端末装置２０ｂは、第２ユーザによる投票金額の入力を受け付ける。

　なお、投稿画面には、図１０に示すように、第１ユーザの投票情報に対して便乗投票を行ったユーザの数が表示されてよい。第２ユーザは、便乗投票を行ったユーザの数を参考にして、自分が便乗投票を行うか否かを決定することができる。

　いいねボタン３３は、第１ユーザによる投票情報に対する評価応答を行うための入力ボタンである。第２ユーザは、例えば、第１ユーザの投票情報を閲覧したとき、又は、第１ユーザの投票情報が良いと感じたときなどに、いいねボタン３３を選択する操作入力を行う。投稿画面には、図１０に示すように、いいねボタン３３を選択したユーザの数が表示されてよい。

　コメント入力欄３４は、第１ユーザによる投票情報に関し、第２ユーザがテキストによるコメントを入力するための入力欄である。コメント入力欄３４は、第１ユーザに対して直接送信するためのコメントの入力を受け付けてもよく、複数のユーザ（例えば同一グループに所属するユーザ）に公開されるコメントの入力を受け付けてもよい。

　第２ユーザが、主体的投票ボタン３１、便乗投票ボタン３２又はいいねボタン３３を選択する操作入力を行うか、あるいは、コメント入力欄３４にコメントを入力すると、第２端末装置２０ｂは、これらの操作を、第２ユーザからのレスポンスとして受け付ける（ステップＳ２１）。

　再び図７を参照すると、第２ユーザがレスポンスを入力すると、第２端末装置２０ｂは、ステップＳ２１で入力を受け付けたレスポンスに基づき、レスポンス情報をサーバ１０に送信する（ステップＳ２２）。すなわち、第２端末装置２０ｂは、レスポンス情報のデータをサーバ１０に送信する。

　図１１は、端末装置２０から送信されるレスポンス情報のデータの一例を示す図であり、本実施形態では、ステップＳ２２において、第２端末装置２０ｂからサーバ１０に送信されるレスポンス情報のデータの一例を示す図である。図１１に示すように、レスポンス情報のデータは、第１ユーザが投票した投票対象のレースのレースＩＤと、投票ユーザＩＤと、レスポンスユーザＩＤと、レスポンス内容と、を含む。投票ユーザＩＤは、元の投票（主体的投票又は便乗投票ではなく、ステップＳ１４で表示される投票画面から行われた投票）を行ったユーザのユーザＩＤであり、ここでの例では第１ユーザのユーザＩＤである。レスポンスユーザＩＤは、レスポンスを行ったユーザのユーザＩＤであり、ここでの例では第２ユーザのユーザＩＤである。レスポンス内容は、第２ユーザが入力したレスポンスの内容に応じた適宜の情報である。例えば、レスポンス内容は、主体的投票による投票内容、便乗投票による投票内容、評価応答又はコメントのいずれかを含む。

　再び図７を参照すると、サーバ１０は、レスポンス情報のデータを第２端末装置２０ｂから受信する。サーバ１０は、レスポンス取得部１０４において、第２端末装置２０ｂからレスポンス情報を受信すると、受信したレスポンス情報を記憶する（ステップＳ２３）。例えば、管理部１０６は、レスポンス取得部１０４が取得したレスポンス情報を、レースに関連付けて記憶部１００に記憶させる。具体的には、管理部１０６は、レスポンス情報に含まれるレースＩＤに関連付けて、レスポンス情報に含まれるレスポンス内容を、記憶部１００のレース履歴管理ＤＢ１００ｃに記憶させる。例えば、レスポンス内容が、主体的投票による投票行為又は便乗投票による投票行為を含む場合、管理部１０６は、図６に示す投票行為情報に、主体的投票による投票行為又は便乗投票による投票行為の内容を記憶させる。レスポンス内容が、評価応答を含む場合、管理部１０６は、図６に示す評価応答数を、１つインクリメントする。レスポンス内容が、コメントを含む場合、管理部１０６は、図６に示すコメント情報に、当該コメントの内容を記憶させる。

　例えば、サーバ１０は、ステップＳ２２で、図１１に示すレスポンス情報のデータを受信したとする。この場合、サーバ１０は、レスポンス情報のデータに含まれるレースＩＤ「ＲＩＤ００１」及び投票ユーザＩＤ「ＵＩＤ００１」に基づいて、図６に示す、レース履歴管理ＢＤ１００ｃに記憶されたデータのうち、レースＩＤ「ＲＩＤ００１」及び投票者「ＵＩＤ００１」に関連付けて、レスポンスユーザＩＤ「ＵＩＤ００２」及びレスポンス内容「ｒｅｓｃｏｎｔｅｎｔ１」とを、記憶させる。レスポンス内容「ｒｅｓｃｏｎｔｅｎｔ１」は、レスポンスユーザＩＤ「ＵＩＤ００２」のユーザによるレスポンスの内容であり、例えば、コメント情報、投票行為情報又は評価応答のいずれかを含む。サーバ１０は、レスポンス内容に応じて、図６の「コメント情報」もしくは「投票行為情報」の欄に情報を記憶させるか、又は、「評価応答数」を１つインクリメントする。

　例えば、レスポンス内容「ｒｅｓｃｏｎｔｅｎｔ１」が、「ｃｏｍｍｅｎｔＡ」というコメント情報を含む場合、サーバ１０は、レースＩＤ「ＲＩＤ００１」及び投票者「ＵＩＤ００１」に関連付けて、「コメント情報」の欄に「ｃｏｍｍｅｎｔＡ」を記憶させる。コメント情報「ｃｏｍｍｅｎｔＡ」は、例えばレスポンスユーザＩＤ「ＵＩＤ００２」のユーザが入力したコメントとしてのテキストである。このとき、サーバ１０は、コメント情報「ｃｏｍｍｅｎｔＡ」について、図６では記載を省略しているが、レスポンスユーザＩＤ「ＵＩＤ００２」を関連付けて記憶させる。

　例えば、レスポンス内容「ｒｅｓｃｏｎｔｅｎｔ１」が、「ｂｉｔｒｅｓｐＡ」という投票行為情報を含む場合、サーバ１０は、レースＩＤ「ＲＩＤ００１」及び投票者「ＵＩＤ００１」に関連付けて、「投票行為情報」の欄に「ｂｉｔｒｅｓｐＡ」を記憶させる。投票行為情報「ｂｉｔｒｅｓｐＡ」は、例えばレスポンスユーザＩＤ「ＵＩＤ００２」のユーザによる投票内容であり、主体的投票又は便乗投票による投票内容である。投票内容は、投票対象、投票方式、投票金額などを含む。このとき、サーバ１０は、投票行為情報「ｂｉｔｒｅｓｐＡ」について、図６では記載を省略しているが、レスポンスユーザＩＤ「ＵＩＤ００２」を関連付けて記憶させる。

　例えば、レスポンス内容「ｒｅｓｃｏｎｔｅｎｔ１」が、評価応答を含む場合、サーバ１０は、レースＩＤ「ＲＩＤ００１」及び投票者「ＵＩＤ００１」に関連付けられた「評価応答数」を、１つインクリメントする。評価応答は、例えば「いいね」である。インクリメント前の「評価応答数」が「１８３」である場合、サーバは、「評価応答数」を１つインクリメントして「１８４」にする。このとき、図６では記載を省略しているが、サーバ１０は、レスポンスユーザＩＤ「ＵＩＤ００２」を、評価応答を行ったユーザのＩＤとして、レースＩＤ「ＲＩＤ００１」及び投票者「ＵＩＤ００１」に関連付けて記憶してよい。

　これらにより、レース履歴管理ＤＢ１００ｃに、第２ユーザによるレスポンス情報が付加される。

　また、サーバ１０は、レスポンスに応じた投稿情報を生成する（ステップＳ２４）。具体的には、投稿情報生成部１０３が、レスポンス情報を含む投稿情報を生成する。このとき、投稿情報生成部１０３は、例えば、ステップＳ１８で生成した投稿情報に、レスポンス情報を追加することによって、投稿情報を更新することで。投稿情報を生成する。投稿情報には、第２端末装置２０ｂから取得したレスポンス情報の内容が含められる。投稿情報生成部１０３は、第２ユーザ以外の他のユーザが使用する端末装置２０からレスポンス情報を取得すると、レスポンス情報を取得するたびにステップＳ２３及びステップＳ２４を実行することにより、レース履歴管理ＤＢ１００ｃ及び投稿情報を更新してよい。これにより、レスポンスに応じた投稿情報が生成される。

　サーバ１０は、通信ＩＦ１３を介して、投稿情報生成部１０３が生成（更新）した投稿情報を、他のユーザに提供する。サーバ１０は、例えば、第１ユーザに投稿情報を提供する。すなわち、ここでの例では、サーバ１０は、第１ユーザが使用する第１端末装置２０ａに、レスポンスに応じた投稿情報を提供する（ステップＳ２５）。従って、サーバ１０は、投稿情報のデータを第１端末装置２０ａに送信する。

　第１端末装置２０ａは、投稿情報のデータをサーバ１０から受信する。第１端末装置２０ａは、サーバ１０から受信した投稿情報に基づき、ディスプレイに投稿画面を表示する（ステップＳ２６）。これにより、第１ユーザは、他のユーザ（ここでは第２ユーザ）からのレスポンスを確認することができる。

　（レース実施後）
　次に、情報処理システム１が実行する処理手順の他の一例について説明する。図１２は、情報処理システム１が実行する処理手順の他の一例を示すシーケンス図であり、レース実施後の処理手順の一例を示すシーケンス図である。

　ユーザ（ここでの例では第１ユーザ）が投票を行ったレースが実施された後、サーバ１０は、当該レースの結果に関する情報（以下、「レース結果情報」ともいう）を取得する（ステップＳ３１）。サーバ１０は、例えばレースの主催者又は運営者により管理されるサーバから、レース結果情報を取得する。レース結果情報は、レースＩＤと、レースの結果と、レースアーカイブとを含む。レースの結果は、例えばレース出場者の着順を示す。

　サーバ１０は、取得したレース結果情報に基づき、投票結果を判定する（ステップＳ３２）。例えば、管理部１０６が、レース結果情報に基づいて、第１ユーザによる投票が的中したか否かを判定する。第１ユーザ以外の他のユーザについても、その投票結果を判定する。判定により、サーバ１０は、的中結果を生成する。

　サーバ１０は、ステップＳ３２で判定した的中結果に基づき、的中結果を記憶する（ステップＳ３３）。例えば、管理部１０６は、ステップＳ３２で判定した的中結果を、レース及び投票したユーザに関連付けて記憶部１００に記憶させる。具体的には、管理部１０６は、レース結果情報に含まれるレースＩＤと、当該レースに投票したユーザのユーザＩＤとに関連付けて、判定した的中結果を、記憶部１００のレース履歴管理ＤＢ１００ｃに記憶させる。これにより、レース履歴管理ＤＢ１００ｃに、第１ユーザによる投票情報が付加される。つまり、例えば図６の「的中結果」に示されるように、「的中」又は「不的中」が記憶される。このとき、管理部１０６は、例えばレース結果情報に含まれるレースアーカイブを、レースに関連付けて記憶部１００に記憶させてよい。このようにして、レースの的中結果とレースアーカイブとの情報が、蓄積される。

　具体的には、例えば図６に示す「ＲＩＤ００１」というレースにおいて、「ＵＩＤ００１」という投票者の投票内容「ｂｉｔｃｏｎｔｅｎｔ１」が的中しており、「ＵＩＤ００４」という投票者の投票内容「ｂｉｔｃｏｎｔｅｎｔ２」が的中していなかったとする。投票内容「ｂｉｔｃｏｎｔｅｎｔ１」及び「ｂｉｔｃｏｎｔｅｎｔ２」は、それぞれ、投票対象、投票方式、投票金額などを含む。ここでは、投票内容「ｂｉｔｃｏｎｔｅｎｔ１」及び「ｂｉｔｃｏｎｔｅｎｔ２」のうち、例えば投票対象が異なっているため、投票内容「ｂｉｔｃｏｎｔｅｎｔ１」が的中しており、「ＵＩＤ００４」という投票者の投票内容「ｂｉｔｃｏｎｔｅｎｔ２」が的中していない。この場合、サーバ１０は、図６に示すように、レースＩＤ「ＲＩＤ００１」及び投票者「ＵＩＤ００１」に対応付けて、「的中結果」の欄に「的中」を示す情報を記憶させる。また、サーバ１０は、図６に示すように、レースＩＤ「ＲＩＤ００１」及び投票者「ＵＩＤ００４」に対応付けて、「的中結果」の欄に「不的中」を示す情報を記憶させる。

　また、サーバ１０は、ステップＳ３１で、レースＩＤ「ＲＩＤ００１」と、レースアーカイブ「ｍｏｖｉｅＡ」とを含むレース結果情報を取得していたとする。レースアーカイブ「ｍｏｖｉｅＡ」は、レースＩＤ「ＲＩＤ００１」のレースの様子を記録した動画である。この場合、サーバ１０は、レース結果情報に含まれるレースＩＤ「ＲＩＤ００１」に基づいて、図６に示す、レース履歴管理ＢＤ１００ｃに記憶されたデータのうち、当該レースＩＤ「ＲＩＤ００１」に関連付けて、レースアーカイブ「ｍｏｖｉｅＡ」を記憶させる。

　サーバ１０は、的中結果に応じた投稿情報を生成する（ステップＳ３４）。例えば、投稿情報生成部１０３が、的中結果を含む投稿情報を生成する。このとき、投稿情報生成部１０３は、例えば、過去に生成していた、当該レースに関する最新の投稿情報に、的中結果を追加することによって、投稿情報を更新することで。投稿情報を生成する。投稿情報生成部１０３は、ユーザの投票が的中した場合にのみ、的中結果を含む投稿情報を生成してよい。

　ここで、投稿情報生成部１０３は、ユーザに応じて、異なる投稿情報を生成してよい。例えば、投稿情報生成部１０３は、投票を行ったユーザ（ここでの例では第１ユーザ）と、投票を行っていないユーザ（ここでの例では第２ユーザ）とで、異なる投稿情報を生成してよい。投稿情報生成部１０３は、投票を行った第１ユーザに対しては、例えば投票が的中したか否かを示す投稿画面のデータを含む投稿情報を生成する。投稿情報生成部１０３は、投票を行っていない第２ユーザに対しては、例えば同一グループに所属する他のユーザによる投票が的中した場合に、的中したことを示す投稿画面のデータを含む投稿情報を生成する。

　サーバ１０は、通信ＩＦ１３を介して、投稿情報生成部１０３が生成（更新）した投稿情報を、各ユーザに提供する。つまり、サーバ１０は、送信された投稿情報のデータを端末装置に送信する。ここでは、サーバ１０は、第１ユーザ及び第２ユーザに投稿情報を提供する。すなわち、ここでの例では、サーバ１０は、第１ユーザが使用する第１端末装置２０ａと、第２ユーザが使用する端末装置２０ｂとに、投稿情報を提供する（ステップＳ３５）。サーバ１０は、ステップＳ３４において、ユーザに応じて異なる投稿情報を生成した場合には、第１ユーザ及び第２ユーザに対し、それぞれ異なる投稿情報を提供する。

　第１端末装置２０ａ及び第２端末装置２０ｂは、サーバ１０から受信した投稿情報に基づき、ディスプレイに投稿画面を表示する（ステップＳ３６）。これにより、第１端末装置２０ａ及び第２端末装置２０ｂのディスプレイには、それぞれ的中結果を含む投稿画面が表示される。

　第１ユーザ及び第２ユーザは、それぞれ投稿画面において、レスポンスを行うことができる。ここでは、第２ユーザがレスポンスを行う場合について説明する。第２端末装置２０ｂは、投稿画面において、第２ユーザからのレスポンスの入力を受け付ける（ステップＳ３７）。

　図１３は、端末装置２０に表示される投稿画面の一例を示す図であり、例えばステップＳ３６及びステップＳ３７で第２端末装置２０ｂのディスプレイに表示される画面の一例である。投稿画面には、例えば、的中したユーザの投票情報と、当該投票情報に対するレスポンスを入力するためのレスポンス入力部とが表示される。

　例えば、図１３に示すように、投稿画面には、投票が的中した第１ユーザのアイコン及び第１ユーザのユーザ名が表示される。また、投稿画面には、的中結果として、的中したことを示す「ＢＩＧ　ＨＩＴ」の文字が表示される。さらに、投票情報として、レースそのものの情報と、投票内容とが表示される。

　例えば、図１３に示すように、投稿画面には、詳細結果表示ボタン４１が表示される。第２ユーザは、詳細結果表示ボタン４１を選択する操作を行うと、的中したレースに関する詳細情報が表示される。詳細情報は、レースそのものの情報及び投票内容に加え、例えば、レースアーカイブ、投票情報に対するレスポンス情報などを含む。

　レスポンス入力部は、第２ユーザによる、的中結果に対するレスポンスを入力する箇所である。図１３に示す例では、レスポンス入力部は、いいねボタン４２と、コメント入力欄４３とが設けられる。

　いいねボタン４２は、的中結果に対する評価応答を行うための入力ボタンである。第２ユーザは、例えば、的中結果を閲覧したとき、又は、的中結果が良いと感じたときなどに、いいねボタン４２を選択する操作入力を行う。

　コメント入力欄４３は、的中結果に関し、第２ユーザがテキストによるコメントを入力するための入力欄である。コメント入力欄４３は、第１ユーザに対して直接送信するためのコメントの入力を受け付けてもよく、複数のユーザ（例えば同一グループに所属するユーザ）に公開されるコメントの入力を受け付けてもよい。また、コメント入力欄４３には、単に第２ユーザのコメントが入力可能なだけでなく、他のユーザにより入力されたコメントが表示される。つまり、第２ユーザは、コメント入力欄４３において、他のユーザとコメントを通じた交流を行うことができる。

　なお、図１３に示すように、レース実施後における投稿画面には、図１１に示したレース開始前の投稿画面と異なり、レスポンスとしての投票を行うための主体的投票ボタン３１及び便乗投票ボタン３２は表示されない。レースが既に終了しているため、投票を行うことができないからである。

　第２ユーザが、いいねボタン４２を選択する操作入力を行うか、又は、コメント入力欄４３にコメントを入力すると、第２端末装置２０ｂは、これらの操作を、第２ユーザからのレスポンスとして受け付ける（ステップＳ３７）。

　再び図１２を参照すると、第２ユーザがレスポンスを入力すると、第２端末装置２０ｂは、ステップＳ３７で入力を受け付けたレスポンスに基づき、レスポンス情報をサーバ１０に送信する（ステップＳ３８）。すなわち、第２端末装置２０ｂは、レスポンス情報のデータをサーバ１０に送信する。レスポンス情報のデータについては、図１１を参照して説明したものと同じであってよいため、ここでは詳細な説明を省略する。

　サーバ１０は、レスポンス取得部１０４において、第２端末装置２０ｂからレスポンス情報を受信すると、受信したレスポンス情報を記憶する（ステップＳ３９）。これにより、レースに関連付けて、レスポンス情報が蓄積される。また、サーバ１０は、レスポンスに応じた投稿情報を生成する（ステップＳ４０）。サーバ１０は、通信ＩＦ１３を介して、投稿情報生成部１０３が生成（更新）した投稿情報を、他のユーザに提供する。ここでの例では、サーバ１０は、第１ユーザが使用する第１端末装置２０ａに、投稿情報を提供する（ステップＳ４１）。すなわち、サーバ１０は、更新された投稿情報のデータを第１端末装置２０ａに送信する。第１端末装置２０ａは、サーバ１０から受信した投稿情報に基づき、ディスプレイに投稿画面を表示する（ステップＳ４２）。これにより、第１ユーザは、他のユーザ（ここでは第２ユーザ）からのレスポンスを確認することができる。なお、ステップＳ３９からステップＳ４２の詳細は、それぞれ図７を参照して説明したステップＳ２３からステップＳ２６と同じであってよいため、ここでは詳細な説明を省略する。

　なお、例えば、端末装置２０に、あるレースに関するユーザの投票情報が表示されている（例えば図１０に示す投稿画面が表示されている）ときに、サーバ１０が、別のレースに関するレース結果情報に基づく投票結果を記憶したとする（ステップＳ３３）。この場合、サーバ１０は、例えば図１０に示す投稿画面の下に、簡易的な結果情報を表示させてよい。簡易的な結果情報は、例えば、投票したユーザ名と、的中結果（例えば「ＢＩＧ　ＨＩＴ！」という表示）により構成されている。簡易的な結果情報を見たユーザは、結果情報の詳細を閲覧することを希望する場合、例えば、当該簡易的な結果情報を選択する操作入力を行う。端末装置２０は、当該操作入力に基づき、詳細な結果情報として、例えば図１３に示す投稿画面を表示する。この他、端末装置２０には、他のユーザ（例えば同一グループに所属する他のユーザ）が的中したときに、簡易的な結果情報を適宜表示させてよい。

　このように、サーバ１０は、レース開始前及びレース実施後の処理において、レースに関連付けてレスポンス情報を記憶させることにより、レースに関する他のユーザとのレスポンスを介したコミュニケーションを記録することができる。これにより、サーバ１０は、第１ユーザが投票したレースに関する他のユーザとのコミュニケーションの記録を管理しやすくなる。

　（履歴情報の閲覧）
　ユーザは、サーバ１０に蓄積された、過去のレースに関する情報（以下、「レース履歴情報」ともいう）を閲覧できる。レース履歴情報は、レース履歴管理ＤＢに含まれる、実施済みのレースに関する情報である。また、ここでいうユーザは、上述の第１ユーザであるか第２ユーザであるかを問わないが、ここでは説明を理解しやすくするため、第１ユーザであるとして説明する。従って、以下の説明は、第２ユーザについても、同様に適用可能である。

　例えば、第１ユーザは、第１端末装置２０ａが備えるＷｅｂブラウザ又は第１端末装置２０ａにインストールされた専用のアプリケーションにおいて、レース履歴情報の一覧を要求する操作入力を行う。第１端末装置２０ａは、当該操作入力に基づき、サーバ１０に対して、レース履歴情報の一覧を示す画面データを要求する。このとき、第１端末装置２０ａは、第１ユーザのユーザＩＤをサーバ１０に送信する。サーバ１０の管理部１０６は、記憶部１００に記憶されたレースから、第１ユーザに関連するレースの履歴情報の一覧を第１端末装置２０ａに表示させるための画面データを生成する。具体的には、管理部１０６は、記憶部１００のレース履歴管理ＤＢ１００ｃに記憶された情報のうち、第１ユーザのユーザＩＤに関連するレースの情報を抽出し、抽出した情報に基づいて、第１端末装置２０ａに表示させるための画面データを生成する。サーバ１０は、例えば図６の「投票者」として第１ユーザのユーザＩＤが記憶されているレースの情報を抽出する。ただし、サーバ１０は、第１ユーザが投票又はレスポンスを行ったレースを、第１ユーザのユーザＩＤに関連するレースの情報として抽出してもよい。つまり、サーバ１０は、図６の「投票者」として第１ユーザのユーザＩＤが記憶されているレースだけでなく、第１ユーザがレスポンスを行ったレースについても、抽出してもよい。サーバ１０は、通信ＩＦ１３を介して、生成した画面データを第１端末装置２０ａに送信することにより、第１ユーザに提供する。第１端末装置２０ａは、受信した画面データに基づき、レース履歴情報の一覧をディスプレイに表示する。

　図１４は、レース履歴情報の一覧の第１例を示す図である。第１例では、レース履歴情報の一覧が、月別に表示されている。図１４に示す例では、１１月から３月までのタブが表示されており、タブを選択することにより、第１ユーザが希望する月のレース履歴情報の一覧を閲覧することができる。図１４に示す例では、３月のタブが選択され、３月のレース履歴情報の一覧が表示されている。

　第１例のレース履歴情報の一覧では、該当月に実施されたレースのうち、１つのレースに関する情報（以下、「概略情報」ともいう）が、大きく表示されており、その下に、該当月に実施された他のレースに関する情報（概略情報）が、小さく表示されている。具体的には、図１４に示すように、概略情報５１が大きく表示され、複数の概略情報５２が、概略情報５１の下に、概略情報５１よりも小さく表示されている。

　概略情報５１には、例えば図１４に示すように、成績情報５１ａと、出場者情報５１ｂと、コメント情報５１ｃとが含まれる。成績情報５１ａは、概略情報５１で示されるレースにおける第１ユーザの成績を示す情報であり、例えば、的中結果、払戻金額及び投票内容などを含む。出場者情報５１ｂは、概略情報５１で示されるレースにおける出場者を示す情報であり、例えば、出場者名及び各出場者の関連情報などを含む。出場者の関連情報は、例えば、出場者のプロフィールや過去の戦績などを含んでよい。コメント情報５１ｃは、概略情報５１で示されるレースについて第１ユーザが入力したコメントを示す情報である。

　概略情報５２には、例えば概略情報５１と同様の項目の情報が表示されている。つまり、概略情報５２に記載されている項目は、概略情報５１と同じであり、表示されている大きさのみが異なってよい。

　第１端末装置２０ａは、小さく表示されている概略情報５２のうち、いずれかを選択する操作入力を第１ユーザから受け付けた場合、選択された概略情報５２と、大きく表示されている概略情報５１との表示位置を入れ替える。つまり、第１ユーザは、希望する概略情報を選択するコヨにより、大きく表示させることができる。

　あるいは、第１端末装置２０ａは、大きく表示されている概略情報５１及び小さく表示されている概略情報５２のいずれかを選択する操作入力を第１ユーザから受け付けた場合、選択されたレースの詳細情報を表示させてもよい。この場合、第１端末装置２０ａは、例えばサーバ１０に対し、詳細情報を要求し、サーバ１０は、要求に応じて詳細情報を第１端末装置２０ａに送信する。詳細情報の具体的な表示内容については、後述する。

　図１５は、レース履歴情報の一覧の第２例を示す図である。第２例では、レース履歴情報の一覧が、レース会場ごとに表示されている。例えば、図１５に示す例では、会場Ａで開催されたレース及び会場Ｂで開催されたレースに関するレース履歴の概略情報が表示されている。概略情報の表示内容については、図１４を参照して説明した概略情報５２と同様であってよいため、ここでは詳細な説明を省略する。

　第１端末装置２０ａは、図１５のレース履歴情報の一覧に示されている概略情報のいずれかを選択する操作入力を第１ユーザから受け付けた場合、選択されたレースの詳細情報を表示させる。この場合、第１端末装置２０ａは、例えばサーバ１０に対し、詳細情報を要求し、サーバ１０は、要求に応じて詳細情報を第１端末装置２０ａに送信する。

　また、第１端末装置２０ａは、レース履歴情報の一覧について、図１４に示す表示態様と、図１５に示す表示態様とを、第１ユーザによる操作入力に基づいて切り替えてよい。つまり、第１ユーザは、図１４に示す表示態様と、図１５に示す表示態様とを、特定の操作入力により切替させることが可能である。

　図１４及び図１５に示すレース履歴情報の一覧では、特定の概略情報を、他の概略情報とは異なる態様で表示させることができる。例えば、サーバ１０の管理部１０６は、レースに関連付けて、レースに対する、第１ユーザと所定関係（つまり同一グループに所属する関係）にある第２ユーザの投票に関する情報を、記憶部１００に記憶させる。ここで、第２ユーザの投票に関する情報は、第２ユーザによる投票の有無、第２ユーザによる投票内容、及び、第２ユーザによる投票の的中の有無を示す情報を含む。管理部１０６は、記憶部１００に記憶されたレースの一覧を、第２ユーザの投票に関する情報に応じた表示態様で第１ユーザ又は第２ユーザの端末に表示させるためのデータを生成する。例えば、管理部１０６は、記憶部１００に記憶されたレースの一覧を、レースごとに、第２ユーザによる投票の有無又は投票の的中の有無を識別可能な表示態様で表示させるためのデータを生成する。

　識別可能な表示態様は、ユーザがディスプレイ上で識別可能であれば、どのような態様であってもよい。例えば、図１５に示すように、表示される詳細情報を、第２ユーザによる投票の有無又は投票の的中の有無に応じて、破線又は太線などで表示することにより、他の詳細情報と区別して表示させることができる。あるいは、表示態様は、色の違いにより、区別されてもよい。例えば、表示される詳細情報の枠を、第２ユーザによる投票の有無又は投票の的中の有無に応じて、異なる色で表示することにより、他の詳細情報と区別して表示させることができる。識別可能な表示態様には、ここで示した例に限られず、他の表示態様が含まれてよい。

　このとき、第２ユーザによる投票があったレースの詳細情報の表示態様と、第２ユーザによる投票の的中があったレースの詳細情報の表示態様とは、それぞれ異なる態様で表示されてよい。これにより、第１ユーザ又は第２ユーザは、表示態様を見るだけで、第２ユーザによる投票があったレースであるのか、第２ユーザによる投票の的中があったレースであるのかを、識別することができる。

　また、管理部１０６は、第２ユーザにより投票されたレースの情報と、第１ユーザ及び第２ユーザがともに的中したレースの情報とを、異なる表示態様で表示させるためのデータを生成してもよい。これにより、第２ユーザによる投票の有無又は投票の的中の有無だけでなく、第１ユーザと第２ユーザとの的中結果に応じた態様で、概略情報が端末装置２０のディスプレイに表示される。

　次に、レース履歴情報の詳細情報の表示例について説明する。図１６は、レース履歴情報の詳細情報の表示例を示す図である。

　例えば、第１ユーザは、第１端末装置２０ａが備えるＷｅｂブラウザ又は第１端末装置２０ａにインストールされた専用のアプリケーションにおいて、特定のレースの履歴の詳細情報を要求する操作入力を行う。第１端末装置２０ａは、当該操作入力に基づき、サーバ１０に対して、詳細情報を示す画面データを要求する。このとき、第１端末装置２０ａは、第１ユーザのユーザＩＤと、詳細情報が要求されているレースのレースＩＤとをサーバ１０に送信する。サーバ１０の管理部１０６は、記憶部１００に記憶されたレースから、レースの履歴の詳細情報を第１端末装置２０ａに表示させるための画面データを生成する。具体的には、管理部１０６は、記憶部１００のレース履歴管理ＤＢ１００ｃに記憶された情報のうち、受信したレースＩＤ及びユーザＩＤに関連するレースについて、第１端末装置２０ａに表示させるための画面データを生成する。サーバ１０は、通信ＩＦ１３を介して、生成した画面データを第１端末装置２０ａに送信することにより、第１ユーザに提供する。第１端末装置２０ａは、受信した画面データに基づき、詳細情報をディスプレイに表示する。

　図１６に示すように、詳細情報の表示画面には、例えば、特定された投票対象の、レースそのものの情報が表示される。つまり、図１６に示すように、投票対象のレースそのものの情報として、レースの名称である「レースＡ」、レース会場である「会場Ａ」、レース番号である「第１レース」、レース日時である「2022/8/1」が表示される。また、詳細情報として、レースに関連付けられた、タイトルが表示される。タイトルは、例えば第１ユーザが付したタイトルである。なお、タイトルは、詳細情報の表示画面上で、第１ユーザが編集可能であってもよい。

　図１６に示すように、詳細情報として、レースに関連付けられたレースアーカイブ（動画）６１が表示される。第１ユーザは、表示画面において、レースアーカイブを再生させる操作入力を行うと、第１端末装置２０ａは、レースアーカイブの動画を再生させる。これにより、第１ユーザは、過去のレースの動画を視聴することができる。

　図１６に示すように、詳細情報として、レースの基本情報６２が表示される。図１６に示す例では、基本情報６２として、レースの出場者の情報が表示されているが、基本情報６２の内容は、出場者に限られず、他のレースに関する情報を含んでよい。また、詳細情報として、成績情報６３が表示される。成績情報６３の内容は、上述した成績情報５１ａと同様であってよい。

　図１６に示すように、詳細情報として、コメント６４及びタグ情報６５が表示される。コメント６４及びタグ情報６５は、例えば、それぞれ第１ユーザが入力したコメント６４及びタグ情報６５である。コメント６４及びタグ情報６５は、詳細情報の表示画面上で、第１ユーザが編集可能であってもよい。

　図１６に示すように、詳細情報として、レスポンス情報６６が表示される。図１６に示す例では、レスポンス情報６６として、他のユーザからのコメントが表示されている。他のユーザからのコメントが複数存在する場合には、例えば、他のユーザからのコメントが入力された時系列に沿って、全てのコメントが並べて表示されてよい。なお、レスポンス情報６６として、他のユーザからのコメントだけでなく、投票行為や評価応答の内容及び数などが表示されてもよい。

　このように、端末装置２０がレース履歴情報を表示することにより、レース履歴情報を見たユーザは、過去に投票又はレスポンスを行ったレースの情報を思い出しやすくなる。これにより、例えばユーザ同士で、過去のレースの思い出について話したり、互いに誘い合って再度レースへの投票を行ったりするなど、新たなコミュニケーションが生まれやすくなる。

　なお、レース履歴情報の閲覧については、第１のユーザが、第１のユーザ本人に関するレース履歴情報の閲覧のみを行えてもよく、第１のユーザが、他のユーザに関するレース履歴情報の閲覧を行えてもよい。例えば、第１のユーザが、第２のユーザに関するレース履歴情報の閲覧を行えてもよい。他のユーザに関するレース履歴情報の閲覧については、例えば同一グループに所属するユーザに限られるなどの、制限があってもよい。

　＜変形例＞
　上記実施形態では、ユーザ同士の所定関係が、同一グループに所属する関係である場合について説明した。しかしながら、所定関係は、必ずしも同一グループに所属する関係でなくてもよい。所定関係は、サーバ１０において記憶可能な任意の関係を含んでよい。所定関係は、例えばフレンドであってもよい。フレンドは、例えば、一方のユーザが他方のユーザにフレンド申請を行い、他方のユーザがそのフレンド申請を承諾した場合に成立する、双方的な二者間の関係である。所定関係は、例えばフォローであってもよい。フォローは、一方のユーザが他方のユーザにフォロー申請を行うことで成立する、一方的な二者間の関係である。所定関係は、例えばユーザ指定であってもよい。ユーザ指定は、一方のユーザが他方のユーザを指定することで成立する、一方的な二者間の関係である。グループ以外のユーザ同士の関係についても、例えばグループ管理ＤＢ１００ｂにユーザＩＤが互いに関連付けて記憶されるなどにより、サーバ１０によって管理される。

　上記実施形態の図６に示すステップＳ１９において、管理部１０６は、第１ユーザと第２ユーザが所定関係にあるか否かに基づいて、第２ユーザへの投票情報の提供を制御してもよい。具体的には、管理部１０６は、第１ユーザと第２ユーザとが、同一グループ、フレンド、フォロー又はユーザ指定の関係にある場合に、第２ユーザへの投票情報の提供を行ってよい。

　上記実施形態において、端末装置２０は、レース開催時に、情報の入力を受け付けてよい。例えば、ユーザは、レース開催時に、端末装置２０を用いてレースの動画をリアルタイムで再生させる。このとき、端末装置２０は、入力デバイス１４としてのマイクから、周囲の音の入力を受け付けてよい。例えば、端末装置２０は、レース開催時にレースの動画を再生（視聴）しながら応援しているユーザの声の入力を受け付ける。レース開催時に入力を受け付ける情報は、音に限られず、例えば、チャットなどのテキストや表情を表す絵文字などであってもよい。レース開催時に端末装置２０により入力を受け付けた情報は、サーバ１０に送信される。サーバ１０の管理部１０６は、レースに関連付けて、レースの動画の再生に応じてユーザの端末装置２０において入力を受け付けた情報を、さらに記憶する。つまり、サーバ１０の管理部１０６は、図６における所定のレースＩＤに関連付けて、レースの動画の再生に応じてユーザの端末装置２０において入力を受け付けた情報を、さらに記憶する。そして、図１６に示すレースアーカイブ（動画）６１が再生されたときに、レースに関連付けて、レースの動画の再生に応じてユーザの端末装置２０において入力を受け付けた情報（例えば応援しているユーザの声）が、動画とともに再生される。これにより、ユーザは、よりはっきりと、レース開催時の様子を思い出すことができる。

　上記実施形態において、管理部１０６は、第１ユーザが許諾したか否かに応じて、第１ユーザが所属するグループに所属する第２ユーザに対する、記憶されたレースに関する情報の閲覧可否を制御してもよい。例えば、第１ユーザが、第１グループ及び第２グループという２つのグループに所属しているとする。第１ユーザは、自分が投票を行ったレースについて、第１端末装置２０ａを用いて、第１グループに対しては、レースに関する情報の閲覧を許可し、第２グループに対しては、レースに関する情報の閲覧を許可しないように設定したとする。この場合、第１ユーザにより設定された閲覧可否の情報が、レースＩＤ及び第１ユーザのユーザＩＤに対応付けて記憶される。管理部１０６は、第１グループに所属する他のユーザから、レースに関する情報の閲覧要求を取得した場合、当該他のユーザに対して、レースに関する情報（例えば図１４から図１６などの画面のデータ）を提供する。一方、第１グループに所属せず、第２グループに所属する他のユーザから、レースに関する情報の閲覧要求を取得した場合、管理部１０６は、レースに関する情報を提供しない。これにより、第１ユーザは、レースや投票の内容に応じた公開性を自ら決定することができる。

　また、管理部１０６は、グループごとに、閲覧可能な情報を異ならせてもよい。例えば、第１ユーザが、第１グループと第２グループとで、それぞれ異なる情報を閲覧可能に設定した場合、管理部１０６は、設定された内容に応じて、グループごとに閲覧可能な情報を制限するように制御する。

　上記実施形態において、サーバ１０は、記憶されたレースに関する情報に基づき、所定の条件を満たすレースに関する情報を表示させるためのデータを、所定のタイミングで特定のユーザと所定関係があるユーザに提供してよい。ここでは、特定のユーザが第１ユーザであるとして説明する。所定の条件は、適宜の条件とすることができる。例えば、所定の条件は、第１ユーザの投票が的中したレースと、共通するレースであるという条件である。共通する内容については、適宜定められてよく、例えば、レース会場、レース日時、出場者などであってよい。所定の条件は、例えば、レスポンス数が所定以上であるという条件である。所定の条件は、例えば、実施から所定期間（例えば６か月又は１年など）が経過したレースであるという条件である。また、所定のタイミングは、適宜のタイミングであってよく、例えば、管理部１０６が、所定の条件を満たすと判定したタイミングや、予め定められた定期的なタイミングであってよい。このようにして、第１ユーザと所定関係があるユーザには、所定の条件を満たすレースに関する情報が、自動的に提供される。そのため、第１ユーザと所定関係があるユーザは、所定の条件を満たすレースの存在を認識することができる。

　一例として、例えば、サーバ１０は、記憶されたレースに関する情報のうち、上記所定の条件として、レスポンスの数が所定数以上であり、且つ、レースが実施されてから所定期間（例えば６か月又は１年など）が経過したという条件を満たすレースに関する情報を表示させるためのデータを提供する。これにより、レスポンス数が所定数以上であるという、他のユーザからの反響が大きいレースに関する情報が、所定期間が経過した後に所定関係があるユーザに提供されるため、所定関係があるユーザは、このようなレースに関する情報を、思い出しやすくなる。

　上記実施形態では、レスポンスが、コメント、評価応答及び投票行為を含むと説明した。しかしながら、レスポンスは、これらに限られない。レスポンスには、コメント、評価応答及び投票行為以外の、ユーザからの応答を含んでよい。また、レスポンスは、必ずしも、コメント、評価応答及び投票行為の全てを含んでいなくてもよい。例えば、レスポンスは、これらの一部を必須の情報として含んでもよい。一例として、レスポンスは、投票行為以外の情報（例えばコメント及び評価応答）を、必須の情報として含んでよい。

　上記実施形態では、投稿情報が、提供部１０５により端末装置２０に提供されると説明した。しかしながら、提供部１０５は、例えば直接端末装置２０に投稿情報を提供しなくてもよい。提供部１０５は、例えば、他のサーバなどを介して、ユーザの端末装置２０に投稿情報を提供してもよい。また、提供部１０５は、上記実施形態の他、例えば、メール送信、ＳＮＳ（Social Networking Service）への投稿など、多様な形態で投稿情報を提供することができる。

　＜他ユーザと関連した情報の表示例＞
　次に、他ユーザと関連した情報の表示例について説明する。他ユーザは、情報処理システム１において提供されるサービスを利用するあるユーザにとっての、他のユーザを意味する。従って、例えば、第１ユーザにとっての他ユーザは、第２ユーザを含む、第１ユーザ以外のユーザである。情報処理システム１では、他ユーザと関連した様々な情報を、端末装置２０に表示することによりユーザに提示することができる。ここでは、第１ユーザ視点で、他ユーザと関連した情報の表示例について説明する。

　図１７は、他ユーザ選択画面の一例を示す図である。第１ユーザが、第１端末装置２０ａに対して他ユーザ選択画面を表示させるための所定の操作入力を行うと、第１端末装置２０ａは、当該操作入力に基づいてサーバ１０から受信したデータに基づき、例えば図１７に示す画面を表示する。すなわち、サーバ１０のプロセッサ１１は、第１端末装置２０ａに対して当該操作入力が行われたことを示す信号を受信すると、図１７に示す他ユーザ選択画面を生成し、他ユーザ選択画面のデータを第１端末装置２０ａに送信することにより、第１端末装置２０ａに表示させる。

　他ユーザ選択画面は、複数のユーザの中から特定のユーザを第１ユーザに選択させる画面である。具体的には、他ユーザ選択画面は、第１ユーザが、他ユーザと関連した情報を閲覧する場合に、対象とする他ユーザを選択するための画面である。図１７に示すように、他ユーザ選択画面には、他ユーザに関する情報が一覧として表示される。図１７に示す例では、他ユーザに関する情報として、他ユーザのアイコンとユーザ名とが表示されている。

　他ユーザ選択画面には、第１ユーザ以外の全ての他ユーザの情報が表示されてもよく、第１ユーザ以外の特定の他ユーザの情報が表示されてもよい。特定の他ユーザは、例えば、第１ユーザと所定関係を有するユーザである。図１７に示す例では、他ユーザ選択画面には、第１ユーザ以外の、第１ユーザとフレンド関係にある他ユーザの情報が表示されている。他ユーザ選択画面に表示される他ユーザの条件は、例えば第１ユーザが選択可能であってもよい。例えば、第１ユーザは、他ユーザ選択画面に、全ての他ユーザの情報を表示させるか、所定関係を有するユーザの情報を表示させるかを、選択可能であってもよい。選択可能である場合、サーバ１０は、第１ユーザが第１端末装置２０ａに対して入力した条件に基づき、条件を満たす他ユーザの情報を、他ユーザ選択画面に表示させる。

　第１ユーザは、他ユーザ選択画面に表示された他ユーザの一覧の中から、所望の他ユーザを選択する。図１７に示す例では、他ユーザ選択画面には、他ユーザを選択させるための入力欄７１が、チェックボックスにより表示される。ただし、入力欄７１は、チェックボックス以外の方式であってもよい。また、第１ユーザが他ユーザを選択可能な手段が別途設けられていれば、他ユーザ選択画面は、必ずしも入力欄７１を表示しなくてもよい。図１７に示す例では、第１ユーザは、所望の他ユーザのチェックボックス欄にチェックを入力することにより、所望の他ユーザを選択することができる。なお、第１ユーザが選択可能な他ユーザの数は、上限が定められていてもよく、定められていなくてもよい。

　第１ユーザは、所望の他ユーザを選択した後、図１７に示す決定ボタン７２を選択することで、他ユーザの選択が決定する。この場合、第１端末装置２０ａからサーバ１０に対し、第１ユーザが他ユーザ選択画面で選択したユーザに関する情報が送信される。サーバ１０のプロセッサ１１は、第１ユーザの操作入力に基づいて、選択された他ユーザを特定することができる。すなわち、ここでの例では、サーバ１０のプロセッサ１１は、第１ユーザによる他ユーザ選択画面の入力欄７１での他ユーザの選択操作及び決定ボタン７２の選択操作に基づいて第１端末装置２０ａから送信された情報によって、第１ユーザが選択した他ユーザを特定することができる。ここでは、第１ユーザは、他ユーザとして、ユーザ名が「ユーザＢ」である第２ユーザを選択したとする。

　サーバ１０のプロセッサ１１は、他ユーザを特定すると、特定した当該他ユーザと関連した、第１ユーザのレース履歴情報を、第１端末装置２０ａに表示させる。図１８は、他ユーザと関連したレース履歴情報の表示画面例を示す図である。サーバ１０のプロセッサ１１は、例えば図１８に示す表示画面を、第１端末装置２０ａに表示させる。具体的には、図１８は、第１ユーザが投票したレースの一覧を表示する画面である。図１８に示すレースの一覧を表示する画面は、第１ユーザが選択した他ユーザ（ここでは第２ユーザ）と関連したレース履歴情報を示す。

　サーバ１０のプロセッサ１１は、図１８に示す表示画面を表示させるにあたり、サーバ１０の記憶装置１２に記憶された情報を参照する。例えば、記憶装置１２には、図４から図６を参照して説明した情報が記憶されている。具体的には、記憶装置１２には、第１ユーザが投票した１以上のレースに関する情報と、第１ユーザ以外の他ユーザが投票した１以上のレースに関する情報とが記憶されている。プロセッサ１１は、記憶装置１２を参照して、第１ユーザが投票したレースに関する情報と、選択された他ユーザ（ここでは第２ユーザ）が投票したレースに関する情報とを抽出し、抽出した情報に基づいて、図１８に示す表示画面を生成する。プロセッサ１１は、生成した表示画面を第１端末装置２０ａに表示させる。

　例えば図１８に示すように、表示画面には、選択されているユーザの情報が表示される。選択されているユーザは、第１ユーザが選択した他ユーザであり、ここでの例では第２ユーザである。選択されているユーザの情報は、当該選択されているユーザを特定可能な任意の情報であってよく、図１８に示す例では、第２ユーザのユーザ名である「ユーザＢ」である。

　図１８に示すように、表示画面には、ユーザ変更ボタン７３が表示されていてよい。ユーザ変更ボタンは、選択する他ユーザを変更するためのボタンである。第１ユーザは、選択する他ユーザを、第２ユーザから、第２ユーザ以外のユーザに切り替える場合、ユーザ変更ボタン７３を操作する。ユーザ変更ボタン７３が操作されると、サーバ１０のプロセッサ１１は、例えば図１７に示す他ユーザ選択画面を、第１端末装置２０ａに表示させる。第１ユーザは、他ユーザ選択画面において、選択する他ユーザを、第２ユーザから、第２ユーザ以外のユーザに変更することができる。

　レース履歴情報の表示画面には、レース履歴情報の一覧が、レース会場ごとに表示されている。例えば、図１８に示す例では、レース会場Ａで開催されたレース及びレース会場Ｂで開催されたレースに関するレース履歴の概略情報が表示されている。なお、概略情報の表示内容については、図１４を参照して説明した概略情報５２と同様であってよいため、ここでは詳細な説明を省略する。

　レース履歴情報の表示画面は、例えば図１８に示すように、ユーザが投票した１以上のレースのそれぞれを表示する１以上の表示領域を含む。具体的には、図１８に示す例では、表示画面は、ユーザが投票した、レース会場Ａで開催されたレースを表示する表示領域７４と、ユーザが投票した、レース会場Ｂで開催されたレースを表示する表示領域７５と、を含む。このように、表示画面は、レース会場ごとに、ユーザが投票したレースを表示する表示領域を含んでいてよい。なお、図１８では、説明を理解しやすくするために、表示領域７４及び表示領域７５を、一点鎖線により示しているが、実際に第１端末装置２０ａに表示される画面には、一点鎖線は表示されなくてよい。

　サーバ１０のプロセッサ１１は、記憶装置１２に記憶された情報において、第１ユーザが投票した１以上のレースに対して、第２ユーザが投票したか否かに基づいて、１以上の表示領域の表示態様又は表示位置の少なくとも一方を制御する。例えば、プロセッサ１１は、第１ユーザが投票したレースであって、且つ、第２ユーザが投票したレースの概略情報を、第１ユーザが投票したレースであって、且つ、第２ユーザが投票していないレースの概略情報とは異なる態様で表示することができる。一例として、図１８に示すように、プロセッサ１１は、第１ユーザが投票したレースであって、且つ、第２ユーザが投票したレースの概略情報を、破線で表示し、第１ユーザが投票したが投票したレースであって、且つ、第２ユーザが投票していないレースの概略情報を、細実線で表示する。ただし、表示態様は、これに限られず、識別可能な任意の表示態様を用いることができる。識別可能な表示態様は、上述したように、ユーザがディスプレイ上で識別可能であればよい。

　さらに、サーバ１０のプロセッサ１１は、記憶装置１２に記憶された情報において、第１ユーザが投票した１以上のレースに対して、第１ユーザ及び第２ユーザが共に的中したか否かに基づいて、１以上の表示領域の表示態様又は表示位置の少なくとも一方を制御する。例えば、プロセッサ１１は、第１ユーザ及び第２ユーザが共に的中したレースの概略情報を、第１ユーザ及び第２ユーザの少なくともいずれかが的中しなかったレースの概略情報とは異なる態様で表示することができる。一例として、図１８に示すように、プロセッサ１１は、第１ユーザ及び第２ユーザが共に的中したレースの概略情報を、太実線で表示し、第１ユーザ及び第２ユーザの少なくともいずれかが的中しなかったレースの概略情報を、破線で表示する。ただし、表示態様は、これに限られず、識別可能な任意の表示態様を用いることができる。

　以下、本明細書において、第１ユーザ及び第２ユーザが共に的中したレースの表示態様（図１８の太実線に相当する態様）を第１態様ともいい、第１ユーザが投票したレースであって、且つ、第２ユーザが投票したレースの表示態様（図１８の破線に相当する態様）を第２態様ともいい、第１ユーザが投票したレースであって、且つ、第２ユーザが投票していないレースの表示態様（図１８の細実線に相当する態様）を第３態様ともいう。

　図１９は、他ユーザと関連したレース履歴情報の他の表示画面例を示す図である。具体的には、図１９は、図１８で示した表示画面に対して、概略情報の表示態様に加え、表示位置を制御した場合の表示画面例を示す。すなわち、図１９に示す例では、プロセッサ１１は、第１ユーザ及び第２ユーザが共に的中したレースの概略情報を、第１態様（太実線）で表示するとともに、表示領域７４のうち最も上位に配置している。また、プロセッサ１１は、第１ユーザが投票したレースであって、且つ、第２ユーザが投票したレースの概略情報を、第２態様（破線）で表示すると共に、表示領域７４のうち、第１ユーザ及び第２ユーザが共に的中したレースの概略情報の次に上位の位置に配置している。そして、プロセッサ１１は、第１ユーザが投票したレースであって、且つ、第２ユーザが投票していないレースの概略情報を、第３態様（細実線）で表示すると共に、表示領域７４のうち最も下位に配置している。

　図１８を参照して説明したように、第１ユーザが投票したレースのうち、選択された他ユーザ（第２ユーザ）の投票状態に応じて、表示態様及び表示位置の少なくとも一方を制御することにより、第１ユーザは、自分が投票したレースに対して他のユーザが投票したか否かを認識しやすくなる。このようにして、ユーザが投票したレースに対して他のユーザが投票したか否かを認識しやすいＧＵＩを提供することができる。また、図１９を参照して説明したように、第１ユーザが投票したレースのうち、選択された他ユーザ（第２ユーザ）の的中状態に応じて、表示態様及び表示位置の少なくとも一方を制御することにより、第１ユーザは、自分と他ユーザとが共に的中したレースを認識しやすくなる。

　第１ユーザが、他ユーザとして、第２ユーザ以外のユーザを選択した場合、当該第２ユーザ以外のユーザの投票状態や的中状態に応じて、表示領域における表示態様又は表示位置が変化する。

　サーバ１０のプロセッサ１１は、図１８及び図１９で示した画面とは異なる表示画面を、第１端末装置２０ａに表示させてもよい。例えば、プロセッサ１１は、第１ユーザが投票した１以上のレースが開催されたレース会場の一覧を表示する画面を、第１ユーザの第１端末装置２０ａに表示させる。プロセッサ１１は、例えば第１ユーザによる、レース会場の一覧を表示させるための所定の操作入力により、レース会場の一覧を表示する画面を表示させる。

　図２０は、レース会場の一覧を表示する表示画面例を示す図である。レース会場の一覧を表示する場合においても、図１８及び図１９で説明した表示画面が表示される場合と同様に、第１ユーザにより他ユーザが指定されていてよい。従って、例えば図２０に示すように、レース会場の一覧を表示する表示画面においても、選択されているユーザの情報（ここでは、「ユーザＢ」というユーザ名）と、ユーザ変更ボタン７３とが表示されてよい。

　図２０には、レース会場の一覧として、会場Ａ、会場Ｂ、会場Ｃ及び会場Ｄが示されている。レース会場の一覧を表示する表示画面には、例えば図２０に示すように、各レース会場について、当該レース会場で開催されたレースを表示するための表示領域が設けられる。具体的には、会場Ａについて表示する表示領域７６が設けられ、会場Ｂについて表示する表示領域７７が設けられ、会場Ｃについて表示する表示領域７８が設けられ、会場Ｄについて表示する表示領域７９が設けられている。

　各表示領域７６から７９には、それぞれのレース会場で開催されたレースのうち、第１ユーザが投票したレースの情報が表示される。図２０に示す例では、第１ユーザが投票したレースの情報として、例えば「レースＡ１」などのレース名が示されているが、レースの情報は、これに限られず、レースを認識可能な任意の方法で表示されてよい。例えば、レースの情報は、図１８及び図１９と同様に、概略情報により表示されてよい。

　レースの情報は、例えば図２０に示すように、第１ユーザ及び第２ユーザの投票状態及び／又は的中状態に応じて、上述した第１態様から第３態様によって表示される。また、各表示領域において、各レースは、例えば図２０に示すように、第１ユーザ及び第２ユーザの投票状態及び／又は的中状態に応じて、表示位置が制御された状態で表示される。つまり、図２０に示す例では、第１ユーザ及び第２ユーザが共に的中したレースの情報を、最も上位に配置し、第１ユーザが投票したレースであって、且つ、第２ユーザが投票したレースの情報を、次に上位の位置に配置し、第１ユーザが投票したレースであって、且つ、第２ユーザが投票していないレースの情報を、最も下位に配置した状態で表示している。

　サーバ１０のプロセッサ１１は、第１ユーザによる第１端末装置２０ａへの所定の操作入力に基づき、レース会場の一覧を表示する表示画面において、レース会場の表示領域を並べ替える。プロセッサ１１は、所定の規則に従って表示領域を並べ替える。

　例えば、プロセッサ１１は、第１ユーザ及び第２ユーザが共に的中したレースが多いレース会場を表示する表示領域を、第１ユーザ及び第２ユーザが共に的中したレースが少ないレース会場を表示する表示領域よりも優先的に表示させるように、表示領域を並べ替える。具体的には、プロセッサ１１は、第１ユーザ及び第２ユーザが共に的中したレース（つまり第１態様で表示されるレース）が多いレース会場を表示する表示領域を、第１ユーザ及び第２ユーザが共に的中したレースが少ないレース会場を表示する表示領域よりも、上位に配置するように並び替える。言い換えると、プロセッサは、第１ユーザ及び第２ユーザが共に的中したレースが多いレース会場を表示する表示領域ほど、上位に配置するように、表示領域を並べ替える。

　図２１は、レース会場の表示領域を並べ替えた例を示す図であり、具体的には、図２０に示すレース会場の表示領域を並べ替えた例を示す。図２０に示す例では、第１ユーザ及び第２ユーザが共に的中したレースの数は、会場Ａが１個、会場Ｂが０個、会場Ｃが３個、会場Ｄが２個である。プロセッサ１１は、第１ユーザ及び第２ユーザが共に的中したレースの数が多い順に表示領域を並べ替えるため、図２１に示すように、会場Ｃを示す表示領域７８、会場Ｄを示す表示領域７９、会場Ａを示す表示領域７６、会場Ｂを示す表示領域７７の順に並べ替える。並べ替えにより、第１ユーザは、第２ユーザと共に的中したレースがより多いレース会場を容易に把握できるようになる。

　なお、プロセッサ１１は、必ずしも第１ユーザ及び第２ユーザが共に的中したレースの数を基準にして表示領域を並べ替えなくてもよい。例えば、プロセッサ１１は、第１ユーザが投票したレースであって、且つ、第２ユーザが投票したレースの数を基準にして、表示領域を並べ替えてもよく、あるいは、第１ユーザが投票したレースであって、且つ、第２ユーザが投票していないレース数を基準にして、表示領域を並べ替えてもよい。あるいは、表示領域を並べ替える基準を、第１ユーザが選択可能であってもよい。この場合、プロセッサ１１は、第１ユーザが選択した基準に基づいて、表示領域を並べ替える。

　サーバ１０のプロセッサ１１は、レース会場の一覧を表示する表示画面における操作入力に基づいて、当該操作入力により特定されるレース会場（以下、「特定レース会場」ともいう）で開催されるレースに関する情報を、第１ユーザの第１端末装置２０ａに表示させる。例えば、第１ユーザは、図２０又は図２１に示したレース会場の一覧を表示する表示画面において、レースに関する情報の閲覧を希望する特定レース会場を選択する操作入力を行う。具体的には、第１ユーザは、表示領域７６から７９の中から、いずれかを選択する操作入力を行う。当該操作入力が行われたことを示す信号が第１端末装置２０ａからサーバ１０に送信されると、サーバ１０のプロセッサ１１は、操作入力に基づいて、選択された特定レース会場を特定する。プロセッサ１１は、記憶装置１２を参照して、特定レース会場で開催されるレースに関する情報を表示する表示画面を生成し、生成した表示画面のデータを第１端末装置２０ａに送信することによって、第１端末装置２０ａに表示画面を表示させる。特定レース会場で開催されるレースに関する情報は、特定レース会場で過去に開催されたレース、特定レース会場で過去に開催されたレースのうち第１ユーザが投票又は的中したレース、及び、特定レース会場でこれから開催されるレースなどを含んでよい。

　図２２は、特定レース会場で開催されるレースに関する情報を表示する表示画面例を示す図である。具体的には、図２２は、レース会場Ａに関する情報を表示する表示画面例を示す。つまり、第１ユーザが、レース会場Ａを特定レース会場として選択した場合、例えば図２２に示す表示画面が表示される。

　サーバ１０のプロセッサ１１は、特定レース会場で開催され、第１ユーザが投票することが可能なレースに関する情報を、第１ユーザの第１端末装置２０ａに表示させる。従って、特定レース会場で開催されるレースに関する情報は、当該情報の閲覧時において、特定レース会場で開催される予定のレースに関する情報を含む。特定レース会場で開催され、第１ユーザが投票することが可能なレースに関する情報は、例えば該当するレースの一覧として表示される。第１ユーザは、開催される予定のレースに対し、第１端末装置２０ａに対して所定の操作入力を行うことにより、投票を行うことができる。

　サーバ１０のプロセッサ１１は、特定レース会場で開催され、第１ユーザが投票することが可能なレースのうち、記憶装置１２に記憶された情報において、第１ユーザ及び第２ユーザが共に的中したレースに類似するレースを、第１ユーザに対して推奨する推奨態様を用いて、第１ユーザの第１端末装置２０ａに表示させることができる。プロセッサ１１は、所定の基準を用いて、第１ユーザ及び第２ユーザが共に的中したレースに類似するレースを抽出することができる。例えば、プロセッサ１１は、特定レース会場で開催され、第１ユーザが投票することが可能なレースのうち、レースの条件の少なくとも一部が、第１ユーザ及び第２ユーザが共に的中したレースと共通するレースを、類似するレースとして抽出することができる。レースの条件は、例えば、レースのグレード、レースの出場者数、及び、レースの距離のうち、少なくともいずれかを含んでよい。ただし、レースの条件は、これらに限られず、他の条件を含んでもよい。ここでは、レースの条件は、レースのグレードであるとして説明する。

　例えば、特定レース会場である会場Ａで過去に開催されたレースにおいて、第１ユーザ及び第２ユーザが共に的中したレースのグレードが、Ｇ１であったとする。この場合、プロセッサ１１は、記憶装置１２を参照し、当該会場Ａで開催され、第１ユーザが投票することが可能なレースのうち、グレードがＧ１であるレースを、類似するレースとして抽出する。

　プロセッサ１１は、抽出した類似するレースを、推奨態様を用いて第１端末装置２０ａに表示させる。推奨態様は、第１ユーザが推奨されていることを認識可能な任意の態様であってよい。例えば、推奨態様は、文字、図形、色及びエフェクトなどを含む態様であってよい。

　ここでの例では、第１ユーザが、図２０又は図２１に示したレース会場の一覧を表示する表示画面において、会場Ａを特定レース会場として選択する操作入力を行ったことにより、サーバ１０のプロセッサ１１は、図２２に示すように、会場Ａで開催されるレースに関する情報を第１端末装置２０ａに表示させる。図２２に示す例では、会場Ａで開催されるレースに関する情報として、第１ユーザが投票することが可能なレースに関する情報である、「レースＡ１０」、「レースＡ１１」及び「レースＡ１２」が示されている。これにより、第１ユーザは、過去に投票したレースが開催された特定レース会場である会場Ａで開催されるレースに関する情報を簡単に閲覧することができる。特定レース会場は、例えば図２０又は図２１に示したレース会場の一覧を表示する表示画面を参照して選択できるため、第１ユーザは、第２ユーザと共に投票又は的中したレースが開催されたレース会場を特定レース会場として選択することができる。これにより、再度第２ユーザと共に投票に参加しようとするきっかけを得やすくなる。

　図２２において、「レースＡ１０」、「レースＡ１１」及び「レースＡ１２」のうち、「レースＡ１０」及び「レースＡ１２」は、グレードがＧ１であるため、プロセッサ１１により、第１ユーザ及び第２ユーザが共に的中したレースに類似するレースとして抽出される。そのため、図２２に示すように、「おすすめのレース」という推奨態様で示される欄に、類似するレースとして抽出された「レースＡ１０」及び「レースＡ１２」が示されている。これにより、第１ユーザは、過去に第２ユーザと共に的中したレースに類似するレースを簡単に知ることができる。そのため、第１ユーザに対し、第２ユーザと共に類似するレースに投票しようとする動機付けを与えやすくなる。

　第１ユーザは、例えば図２２に示すような、特定レース会場で開催されるレースに関する情報を表示する表示画面から、特定レース会場で開催されるレースに対して投票を行うことができる。具体的には、第１ユーザは、第１端末装置２０ａに投票内容を入力することにより、投票を行うことができる。第１ユーザが投票すると、投票内容のデータが第１端末装置２０ａからサーバ１０に送信される。サーバ１０のプロセッサ１１は、投票内容のデータを受信することにより投票を受け付ける。プロセッサ１１は、投票を受け付けた場合、第２ユーザの第２端末装置２０ｂに、第１ユーザが投票したレース及び投票内容の情報を表示させる。

　図２３は、第２端末装置２０ｂに表示される、第１ユーザが投票したレース及び投票内容の情報の表示画面例を示す。第２端末装置２０ｂには、例えば図２３に示すように、第２ユーザが投票可能なレースの一覧が表示される。プロセッサ１１は、第２端末装置２０ｂに表示されるレース一覧において、第１ユーザが投票したレース及び投票内容の情報を表示させることができる。

　ここでは、例えば、第１ユーザが「レースＡ１０」に出場する「ＸＸ」という出場者に投票を行ったとする。この場合、例えば図２３に示すように、第２端末装置２０ｂには、第１ユーザが投票したレース及び投票内容の情報として、「ユーザＡがＸＸに投票しました。」という記載が表示される。なお、ユーザＡは、第１ユーザのユーザ名である。第２端末装置２０ｂにおける、第１ユーザが投票したレース及び投票内容の情報の表示態様は、これに限られず、他の任意の態様とすることができる。このように、第１ユーザが投票したレース及び投票内容の情報を表示させることによって、第２ユーザは、過去に共にレースに投票し、又は、投票したレースに的中した第１ユーザによる、投票行為を知ることができる。これによって、第２ユーザにも、投票しようという動機付けを与えやすくなる。

　第２ユーザが、第２端末装置２０ｂに表示された、第１ユーザが投票したレース及び投票内容の情報を選択する操作入力を行った場合、サーバ１０のプロセッサ１１は、当該操作入力に基づき、第１ユーザが行った投票内容の更なる詳細情報を、第２端末装置２０ｂに表示させてもよい。

　なお、例えば図２３に示すレース一覧の画面において、サーバ１０のプロセッサ１１は、第２ユーザによる第２端末装置２０ｂへの所定の操作入力により、表示されるレースの並び替えを行うことができる。例えば、プロセッサ１１は、図２３に示すように、レース会場ごとにレースを並び替えてもよく、開催される日時順にレースを並び替えてもよく、第２ユーザが指定した条件に従ってレースを並び替えてもよい。

　図２４及び図２５は、他ユーザと関連した情報の表示に際して実行される処理手順の一例を示すシーケンス図である。

　例えば、第１端末装置２０ａは、第１ユーザによる、他ユーザ選択画面を表示させるための操作入力を受け付ける（ステップＳ５１）。第１端末装置２０ａは、当該操作入力を受け付けたことに基づき、サーバ１０に、他ユーザ選択画面を要求する信号を送信する（ステップＳ５２）。サーバ１０は、第１端末装置２０ａから、他ユーザ選択画面を要求する信号を受信すると、当該信号に基づき、記憶装置１２を参照して、他ユーザ選択画面を生成する（ステップＳ５３）。サーバ１０は、生成した他ユーザ選択画面のデータを第１端末装置２０ａに送信する（ステップＳ５４）。第１端末装置２０ａは、サーバ１０から受信した、他ユーザ選択画面のデータに基づき、他ユーザ選択画面を表示する（ステップＳ５５）。例えば、第１端末装置２０ａは、図１７に示す画面を表示する。

　第１ユーザが、他ユーザ選択画面において、他ユーザを選択する操作入力を行うと、第１端末装置２０ａは、他ユーザを選択する当該操作入力を受け付ける（ステップＳ５６）。第１端末装置２０ａは、操作入力により選択された他ユーザの情報を、サーバ１０に送信する（ステップＳ５７）。例えば、第１ユーザが、他ユーザとして第２ユーザを選択した場合、第１端末装置２０ａは、他ユーザとして第２ユーザが選択されたことを示す情報を、サーバ１０に送信する。

　サーバ１０は、第１端末装置２０ａから受信した他ユーザの情報に基づいて、第１ユーザが投票したレース履歴情報の表示画面を生成する（ステップＳ５８）。このとき、サーバ１０は、第１ユーザが投票したレースに対して、選択された他ユーザが投票したか否かに基づいて、表示領域の表示態様又は表示位置の少なくとも一方を制御する。サーバ１０は、生成したレース履歴情報の表示画面のデータを、第１端末装置２０ａに送信する（ステップＳ５９）。第１端末装置２０ａは、サーバ１０から受信した、レース履歴情報の表示画面のデータに基づき、レース履歴情報の表示画面を表示する（ステップＳ６０）。第１端末装置２０ａは、例えば図１８又は図１９に示す表示画面を表示する。なお、サーバ１０は、第１ユーザによる所定の操作入力により、第１端末装置２０ａに表示させる表示画面を、図１８と図１９とで切り替えてもよい。

　また、第１ユーザが、レース会場の一覧を表示させるための操作入力を行うと、第１端末装置２０ａは、レース会場の一覧を表示させるための操作入力を受け付ける（ステップＳ６１）。第１端末装置２０ａは、レース会場の一覧を表示する表示画面を要求する信号を、サーバ１０に送信する（ステップＳ６２）。サーバ１０は、第１端末装置２０ａから受信した信号に基づき、レース会場の一覧を表示する表示画面を生成する（ステップＳ６３）。サーバ１０は、レース会場の一覧を表示する表示画面のデータを、第１端末装置２０ａに送信する（ステップＳ６４）。第１端末装置２０ａは、サーバ１０から受信した、レース会場の一覧を表示する表示画面のデータに基づき、レース会場の一覧を表示する表示画面を表示する（ステップＳ６５）。第１端末装置２０ａは、例えば図２０に示す表示画面を表示する。

　次に、第１ユーザが、レース会場の表示領域を並べ替えるための操作入力を行ったとする。第１端末装置２０ａは、第１ユーザによる、並べ替えのための操作入力を受け付ける（ステップＳ６６）。第１端末装置２０ａは、受け付けた操作入力に基づき、表示領域の並べ替えを要求する信号を、サーバ１０に送信する（ステップＳ６７）。サーバ１０は、第１端末装置２０ａから受信した信号に基づき、所定の規則に従って表示領域を並べ替える（ステップＳ６８）。これにより、サーバ１０は、並び替え後のレース会場の一覧を表示する表示画面を生成する。サーバ１０は、並び替え後のレース会場の一覧を表示する表示画面のデータを、第１端末装置２０ａに送信する（ステップＳ６９）。第１端末装置２０ａは、サーバ１０から受信した、並び替え後のレース会場の一覧を表示する表示画面のデータに基づき、レース会場の一覧を表示する表示画面を表示する（ステップＳ７０）。第１端末装置２０ａは、例えば図２１に示す表示画面を表示する。

　第１ユーザが、図２１に示すような並び替え後のレース会場の一覧を表示する表示画面において、特定レース会場を選択する操作入力を行ったとする。第１端末装置２０ａは、当該操作入力に基づき、特定レース会場の選択を受け付ける（ステップＳ７１）。第１端末装置２０ａは、選択された特定レース会場の情報を、サーバ１０に送信する（ステップＳ７２）。サーバ１０は、第１端末装置２０ａから受信した特定レース会場の情報に基づき、特定レース会場で開催されるレースに関する情報の表示画面を生成する（ステップＳ７３）。サーバ１０は、特定レース会場で開催されるレースに関する情報の表示画面のデータを、第１端末装置２０ａに送信する（ステップＳ７４）。第１端末装置２０ａは、サーバ１０から受信した、特定レース会場で開催されるレースに関する情報の表示画面のデータに基づき、特定レース会場で開催されるレースに関する情報の表示画面を表示する（ステップＳ７５）。例えば、第１端末装置２０ａは、図２２に示す表示画面を表示する。

　第１ユーザが、特定レース会場で開催されるレースに関する情報の表示画面から、特定レース会場で開催されるレースに対して投票を行うと、第１端末装置２０ａは、投票を受け付ける（ステップＳ７６）。第１端末装置２０ａは、受け付けた投票に関する投票情報をサーバ１０に送信する（ステップＳ７７）。サーバ１０は、第１端末装置２０ａから受信した投票情報を、例えば記憶装置１２に記憶することにより、第１ユーザによる投票を受け付ける（ステップＳ７８）。そして、サーバ１０は、第１ユーザの投票情報を、第２端末装置２０ｂに送信する（ステップＳ７９）。サーバ１０は、プッシュ型又はプル型のいずれの方法によって、第１ユーザの投票情報を第２端末装置２０ｂに送信してもよい。第２端末装置２０ｂは、サーバ１０から受信した情報に基づき、第１ユーザの投票情報を表示する（ステップＳ８０）。第２端末装置２０ｂは、第１ユーザの投票情報として、第１ユーザが投票したレース及び投票内容の情報を表示する。第２端末装置２０ｂは、例えば、図２３に示す表示画面により、第１ユーザの投票情報を表示する。

　上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本実施形態の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本開示の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書または図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また本実施形態及び変形例の全ての組み合わせも、本開示の範囲に含まれる。また情報処理システム、情報処理装置、端末装置等の構成及び動作等も、本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。上記実施形態の各要素は、適宜組み合わせ可能である。

　＜まとめ＞
　［汎用課題］
　本発明の目的の１つは、データを管理しやすくすることである。
　また、本発明の目的の１つは、ユーザが投票したレースに関する情報を管理しやすくすることである。

　本発明の目的の１つは、ユーザが投票したレースに関する他のユーザとのコミュニケーションの記録を管理しやすくなる技術を提供することである。
　［付記１］本実施形態に係る情報処理装置は、第１ユーザが投票したレースに関する情報を表す投票情報を取得する、投票情報取得部と、前記投票情報に対する第２ユーザからのレスポンスを表すレスポンス情報を取得する、レスポンス取得部と、前記レースに関連付けて、前記レスポンス情報を記憶させる、管理部と、を備える。
　上記の情報処理装置によれば、ユーザが投票したレースに関する他のユーザとのコミュニケーションの記録を管理しやすくなる。

　本発明の目的の１つは、レスポンスを投票ごとに管理しやすくすることである。
　［付記２］前記管理部は、前記レースに関連付けて、前記投票情報及び前記レスポンス情報を記憶させる付記１に記載の情報処理装置。
　これにより、レスポンスを投票ごとに管理しやすくすることができる。

　本発明の目的の１つは、ユーザによる投票情報を他のユーザが閲覧可能とすることである。
　［付記３］前記投票情報に応じた投稿情報を生成する、投稿情報生成部と、前記投稿情報を前記第２ユーザに提供する、提供部と、をさらに備える、付記１に記載の情報処理装置。
　これにより、ユーザによる投票情報を他のユーザが閲覧可能とすることができる。

　本発明の目的の１つは、ユーザによるレスポンスを他のユーザが閲覧可能とすることである。
　［付記４］前記投稿情報生成部は、さらに、前記レスポンス情報に応じた投稿情報を生成し、前記提供部は、前記レスポンス情報に応じた投稿情報を前記第１ユーザに提供する、付記３に記載の情報処理装置。
　これにより、ユーザによるレスポンスを他のユーザが閲覧可能とすることができる。

　本発明の目的の１つは、投票情報の提供先の管理を容易にすることである。
　［付記５］前記管理部は、前記第１ユーザと前記第２ユーザが所定関係にあるか否かに基づいて、前記第２ユーザへの前記投票情報の提供を制御する、付記１に記載の情報処理装置。
　これにより、投票情報の提供先の管理を容易にすることができる。

　本発明の目的の１つは、投票情報又はその投票の的中結果を通したコミュニケーションの記録を管理しやすくすることである。
　［付記６］前記投票情報は、前記レースに対する前記第１ユーザによる投票内容、及び、前記レースに関する前記第１ユーザによる投票の的中結果の少なくともいずれかを含む、付記１に記載の情報処理装置。
　これにより、投票情報又はその投票の的中結果を通したコミュニケーションの記録を管理しやすくすることができる。

　本発明の目的の１つは、投票行為によるレスポンスを通したコミュニケーションの記録を管理しやすくすることである
　［付記７］前記レスポンスは、前記第２ユーザによる前記レースに対する投票行為を含む、付記１に記載の情報処理装置。
　これにより、投票行為によるレスポンスを通したコミュニケーションの記録を管理しやすくすることができる。

　本発明の目的の１つは、レスポンスとしての投票行為の記録を容易に管理することである。
　［付記８］前記第２ユーザによる投票行為は、前記第１ユーザによる投票対象と同一対象への投票である、付記７に記載の情報処理装置。
　これにより、レスポンスとしての投票行為の記録を容易に管理することができる。

　本発明の目的の１つは、過去のレース内容をユーザに思い出させやすくすることである。
　［付記９］前記管理部は、前記レースに関連付けて、前記レースの動画をさらに記憶させる、付記１に記載の情報処理装置。
　これにより、過去のレース内容をユーザに思い出させやすくすることができる。

　本発明の目的の１つは、過去のレース開催時の状況をユーザに思い出させやすくすることである。
　［付記１０］前記管理部は、前記レースに関連付けて、前記レースの動画の再生に応じて前記第１ユーザ又は前記第２ユーザの端末装置において入力を受け付けた情報を、さらに記憶させる、付記９に記載の情報処理装置。
　これにより、過去のレース開催時の状況をユーザに思い出させやすくすることができる。

　本発明の目的の１つは、レースごとに、所定関係にあるユーザ同士での投票に関する情報を、ユーザが確認しやすいようにすることである。
　［付記１１］前記管理部は、前記レースに関連付けて、前記レースに対する、前記第１ユーザと所定関係にある前記第２ユーザの投票に関する情報を、さらに記憶させ、前記管理部は、前記記憶されたレースの一覧を、前記第２ユーザの投票に関する情報に応じた表示態様で前記第１ユーザまたは前記第２ユーザの端末に表示させるためのデータを生成する、付記１に記載の情報処理装置。
　これにより、レースごとに、所定関係にあるユーザ同士での投票に関する情報を、ユーザが確認しやすいようにすることができる。

　本発明の目的の１つは、レースごとに、所定関係にあるユーザ同士での投票の有無又は的中の有無を、ユーザが確認しやすいようにすることである。
　［付記１２］前記第２ユーザの投票に関する情報は、前記第２ユーザによる投票の有無又は投票の的中の有無を示す情報を含み、前記管理部は、前記記憶されたレースの一覧を、前記レースごとに、前記投票の有無又は投票の的中の有無を識別可能な表示態様で表示させるためのデータを生成する、付記１１に記載の情報処理装置。
　これにより、レースごとに、所定関係にあるユーザ同士での投票の有無又は的中の有無を、ユーザが確認しやすいようにすることができる。

　本発明の目的の１つは、ユーザが他のユーザとともに的中したレースを見つけやすくすることである。
　［付記１３］前記管理部は、前記第２ユーザにより投票されたレースの情報と、前記第１ユーザ及び前記第２ユーザがともに的中したレースの情報とを、異なる表示態様で表示させるためのデータを生成する、付記１２に記載の情報処理装置。
　これにより、ユーザが他のユーザとともに的中したレースを見つけやすくすることができる。

　本発明の目的の１つは、情報の閲覧制限をグループごとに実施可能とすることである。
　［付記１４］前記管理部は、前記第１ユーザが許諾したか否かに応じて、前記第１ユーザが所属するグループに所属する前記第２ユーザに対する、前記記憶されたレースに関する情報の閲覧可否を制御する、付記１に記載の情報処理装置。
　これにより、情報の閲覧制限をグループごとに実施可能とすることができる。

　本発明の目的の１つは、所定の条件を満たすレースをユーザに認識させやすくすることである。
　［付記１５］前記記憶されたレースに関する情報に基づき、所定の条件を満たすレースに関する情報を表示させるためのデータを、所定のタイミングで前記第１ユーザと所定関係があるユーザに提供する、付記１に記載の情報処理装置。
　これにより、所定の条件を満たすレースをユーザに認識させやすくすることができる。

　本発明の目的の１つは、レスポンス数が多いレースを、レースの所定期間後にユーザに認識させやすくすることである。
　［付記１６］前記記憶されたレースに関する情報のうち、前記所定の条件として、前記レスポンスの数が所定数以上であり、且つ、レースが実施されてから所定期間が経過したという条件を満たすレースに関する情報を表示させるためのデータを提供する、付記１５に記載の情報処理装置。
　これにより、レスポンス数が多いレースを、レースの所定期間後にユーザに認識させやすくすることができる。

　本発明の目的の１つは、ユーザが投票したレースに関する他のユーザとのコミュニケーションの記録を管理しやすくなる技術を提供することである。
　［付記１７］本実施形態に係る情報処理方法は、プロセッサが、第１ユーザが投票したレースに関する情報を表す投票情報を取得し、プロセッサが、前記投票情報に対する第２ユーザからのレスポンスを表すレスポンス情報を取得し、プロセッサが、前記レースに関連付けて、前記レスポンス情報を記憶させる。
　上記の情報処理方法によれば、ユーザが投票したレースに関する他のユーザとのコミュニケーションの記録を管理しやすくなる。

　本発明の目的の１つは、ユーザが投票したレースに関する他のユーザとのコミュニケーションの記録を管理しやすくなる技術を提供することである。
　［付記１８］本実施形態に係るプログラムは、プロセッサに、第１ユーザが投票したレースに関する情報を表す投票情報を取得させ、プロセッサに、前記投票情報に対する第２ユーザからのレスポンスを表すレスポンス情報を取得させ、プロセッサに、前記レースに関連付けて、前記レスポンス情報を記憶させる、
処理を実行させる。
　上記のプログラムによれば、ユーザが投票したレースに関する他のユーザとのコミュニケーションの記録を管理しやすくなる。

　本発明の目的の１つは、ユーザが投票したレースに関する他のユーザとのコミュニケーションの記録を管理しやすくなる技術を提供することである。
　［付記１９］本実施形態に係るプログラムは、プロセッサに、第１ユーザが投票したレースに関する情報に応じた投稿情報、又は、前記投票情報に対する第２ユーザからの前記第２ユーザによる前記レースに対する投票行為以外の情報を含むレスポンスに応じた投稿情報を取得させ、前記投稿情報を表示する処理を実行させる。
　上記の情報処理装置によれば、ユーザが投票したレースに関する他のユーザとのコミュニケーションの記録を管理しやすくなる。

　本発明の目的の１つは、ユーザが投票したレースに対して他のユーザが投票したか否かを認識しやすいグラフィカルユーザーインターフェース（ＧＵＩ）を構成する技術を提供することである。
　［付記２０］本実施形態に係る情報処理装置は、プロセッサとストレージとを備え、前記ストレージは、第１ユーザが投票した１以上のレースに関する情報と、第２ユーザが投票した１以上のレースに関する情報と、を記憶し、前記プロセッサは、前記第１ユーザが投票した前記１以上のレースの一覧を表示する第１画面であって、前記第１ユーザが投票した１以上のレースのそれぞれを表示する１以上の表示領域を含む第１画面を、前記第１ユーザの端末装置に表示させ、前記ストレージに記憶された情報において、前記第１ユーザが投票した前記１以上のレースに対して、前記第２ユーザが投票したか否かに基づいて、前記１以上の表示領域の表示態様又は表示位置の少なくとも一方を制御する。
　上記の情報処理装置によれば、ユーザが投票したレースに対して他のユーザが投票したか否かを認識しやすくなる。

　本発明の目的の１つは、他のユーザと共に的中したレースを認識しやすいＧＵＩを提供することである。
　［付記２１］前記プロセッサは、前記ストレージに記憶された情報において、前記第１ユーザが投票した前記１以上のレースに対して、前記第１ユーザ及び前記第２ユーザが共に的中したか否かに基づいて、前記１以上の表示領域の表示態様又は表示位置の少なくとも一方を制御する、付記２０に記載の情報処理装置。
　これにより、他のユーザと共に的中したレースを認識しやすいＧＵＩを提供することができる。

　本発明の目的の１つは、ユーザが投票したレースに対して他の特定のユーザが投票したか否かを認識しやすいＧＵＩを提供することである。
　［付記２２］前記プロセッサは、複数のユーザの中から前記第２ユーザを選択させる第２画面を、前記第１ユーザの端末装置に表示させ、前記第２画面における操作入力に基づいて、前記第２ユーザを特定する、付記２０に記載の情報処理装置。
　これにより、ユーザが投票したレースに対して他の特定のユーザが投票したか否かを認識しやすいＧＵＩを提供することができる。

　本発明の目的の１つは、ユーザが過去に投票経験のあるレース会場でのレースに関する情報を閲覧しやすいＧＵＩを提供することである。
　［付記２３］前記プロセッサは、前記第１ユーザが投票した前記１以上のレースが開催されたレース会場の一覧を表示する第３画面を、前記第１ユーザの端末装置に表示させ、前記第３画面における操作入力に基づいて、前記操作入力により特定される特定レース会場で開催されるレースに関する情報を、前記第１ユーザの端末装置に表示させる、付記２０に記載の情報処理装置。
　これにより、ユーザが過去に投票経験のあるレース会場でのレースに関する情報を閲覧しやすいＧＵＩを提供することができる。

　本発明の目的の１つは、他のユーザと共に的中したレースがより多いレース会場を把握しやすいＧＵＩを提供することである。
　［付記２４］前記プロセッサは、前記第３画面において、前記第１ユーザ及び前記第２ユーザが共に的中したレースが多いレース会場を表示する領域を、前記第１ユーザ及び前記第２ユーザが共に的中したレースが少ないレース会場を表示する領域よりも上位に配置するように並び替える、付記２３に記載の情報処理装置。
　これにより、他のユーザと共に的中したレースがより多いレース会場を把握しやすいＧＵＩを提供することができる。

　本発明の目的の１つは、ユーザが投票可能なレースを認識しやすいＧＵＩを提供することである。
　［付記２５］前記プロセッサは、前記特定レース会場で開催され、前記第１ユーザが投票することが可能なレースに関する情報を、前記第１ユーザの端末装置に表示させる、付記２３に記載の情報処理装置。
　これにより、ユーザが投票可能なレースを認識しやすいＧＵＩを提供することができる。

　本発明の目的の１つは、過去に他のユーザと共に的中したレースに類似するレースを認識しやすいＧＵＩを提供することである。
　［付記２６］前記プロセッサは、前記特定レース会場で開催され、前記第１ユーザが投票することが可能なレースのうち、前記ストレージに記憶された情報において、前記第１ユーザ及び前記第２ユーザが共に的中したレースに類似するレースを、前記第１ユーザに対して推奨する推奨態様を用いて、前記第１ユーザの端末装置に表示させる、付記２５に記載の情報処理装置。
　これにより、過去に他のユーザと共に的中したレースに類似するレースを認識しやすいＧＵＩを提供することができる。

　本発明の目的の１つは、他のユーザに投票する動機付けを与えやすいＧＵＩを提供することである。
　［付記２７］前記プロセッサは、前記第１ユーザによる前記特定レース会場で開催されるレースへの投票を受け付けると、前記第２ユーザの端末装置に、前記第１ユーザが投票したレース及び投票内容の情報を表示させる、付記２３に記載の情報処理装置。
　これにより、他のユーザに投票する動機付けを与えやすいＧＵＩを提供することができる。

　本発明の目的の１つは、ユーザが投票したレースに対して他のユーザが投票したか否かを認識しやすいＧＵＩを提供することである。
　［付記２８］本実施形態に係る情報処理方法は、プロセッサが、第１ユーザが投票した１以上のレースの一覧を表示する第１画面であって、前記第１ユーザが投票した１以上のレースのそれぞれを表示する１以上の表示領域を含む第１画面を、前記第１ユーザの端末装置に表示させ、前記第１ユーザが投票した１以上のレースに関する情報と、第２ユーザが投票した１以上のレースに関する情報と、を記憶するストレージに記憶された情報において、前記第１ユーザが投票した前記１以上のレースに対して、前記第２ユーザが投票したか否かに基づいて、前記１以上の表示領域の表示態様又は表示位置の少なくとも一方を制御する。
　上記の情報処理方法によれば、ユーザが投票したレースに対して他のユーザが投票したか否かを認識しやすいＧＵＩを提供することができる。

　本発明の目的の１つは、ユーザが投票したレースに対して他のユーザが投票したか否かを認識しやすいＧＵＩを提供することである。
　［付記２９］本実施形態に係る情報処理システムは、プロセッサとストレージとを備える情報処理装置、及び、前記情報処理装置と情報通信可能に接続され、前記第１ユーザが使用する端末装置、を備える情報処理システムであって、前記ストレージは、前記第１ユーザが投票した１以上のレースに関する情報と、第２ユーザが投票した１以上のレースに関する情報と、を記憶し、前記プロセッサは、前記第１ユーザが投票した前記１以上のレースの一覧を表示する第１画面であって、前記第１ユーザが投票した１以上のレースのそれぞれを表示する１以上の表示領域を含む第１画面を、前記端末装置に表示させ、前記ストレージに記憶された情報において、前記第１ユーザが投票した前記１以上のレースに対して、前記第２ユーザが投票したか否かに基づいて、前記１以上の表示領域の表示態様又は表示位置の少なくとも一方を制御する。
　上記の情報処理システムによれば、ユーザが投票したレースに対して他のユーザが投票したか否かを認識しやすいＧＵＩを提供することができる。

１…情報処理システム、１０…サーバ、１１…プロセッサ、１２…記憶装置、１３…通信ＩＦ、１４…入力デバイス、１５…出力デバイス、２０…端末装置、２０ａ…第１端末装置、２０ｂ…第２端末装置、３１…主体的投票ボタン、３２…便乗投票ボタン、３３，４２…いいねボタン、３４，４３…コメント入力欄、４１…詳細結果表示ボタン、５１，５２…概略情報、５１ａ，６３…成績情報、５１ｂ…出場者情報、５１ｃ…コメント情報、６１…レースアーカイブ、６２…基本情報、６４…コメント、６５…タグ情報、６６…レスポンス情報、７１…入力欄、７２…決定ボタン、７３…ユーザ変更ボタン、７４，７５，７６，７７，７８，７９…表示領域、１００…記憶部、１００ａ…ユーザ管理ＤＢ、１００ｂ…グループ管理ＤＢ、１００ｃ…レース履歴管理ＤＢ、１０１…投票画面生成部、１０２…投票情報取得部、１０３…投稿情報生成部、１０４…レスポンス取得部、１０５…提供部、１０６…管理部

Claims

　プロセッサとストレージとを備え、
　前記ストレージは、第１ユーザが投票した１以上のレースに関する情報と、第２ユーザが投票した１以上のレースに関する情報と、を記憶し、
　前記プロセッサは、
　　前記第１ユーザが投票した前記１以上のレースの一覧を表示する第１画面であって、前記第１ユーザが投票した１以上のレースのそれぞれを表示する１以上の表示領域を含む第１画面を、前記第１ユーザの端末装置に表示させ、
　　前記ストレージに記憶された情報において、前記第１ユーザが投票した前記１以上のレースに対して、前記第２ユーザが投票したか否かに基づいて、前記１以上の表示領域の表示態様又は表示位置の少なくとも一方を制御する、
情報処理装置。
　前記プロセッサは、前記ストレージに記憶された情報において、前記第１ユーザが投票した前記１以上のレースに対して、前記第１ユーザ及び前記第２ユーザが共に的中したか否かに基づいて、前記１以上の表示領域の表示態様又は表示位置の少なくとも一方を制御する、請求項１に記載の情報処理装置。
　前記プロセッサは、
　　複数のユーザの中から前記第２ユーザを選択させる第２画面を、前記第１ユーザの端末装置に表示させ、
　　前記第２画面における操作入力に基づいて、前記第２ユーザを特定する、
請求項１に記載の情報処理装置。
　前記プロセッサは、
　　前記第１ユーザが投票した前記１以上のレースが開催されたレース会場の一覧を表示する第３画面を、前記第１ユーザの端末装置に表示させ、
　　前記第３画面における操作入力に基づいて、前記操作入力により特定される特定レース会場で開催されるレースに関する情報を、前記第１ユーザの端末装置に表示させる、
請求項１に記載の情報処理装置。
　前記プロセッサは、前記第３画面において、前記第１ユーザ及び前記第２ユーザが共に的中したレースが多いレース会場を表示する領域を、前記第１ユーザ及び前記第２ユーザが共に的中したレースが少ないレース会場を表示する領域よりも上位に配置するように並び替える、請求項４に記載の情報処理装置。
　前記プロセッサは、前記特定レース会場で開催され、前記第１ユーザが投票することが可能なレースに関する情報を、前記第１ユーザの端末装置に表示させる、請求項４に記載の情報処理装置。
　前記プロセッサは、前記特定レース会場で開催され、前記第１ユーザが投票することが可能なレースのうち、前記ストレージに記憶された情報において、前記第１ユーザ及び前記第２ユーザが共に的中したレースに類似するレースを、前記第１ユーザに対して推奨する推奨態様を用いて、前記第１ユーザの端末装置に表示させる、請求項６に記載の情報処理装置。
　前記プロセッサは、前記第１ユーザによる前記特定レース会場で開催されるレースへの投票を受け付けると、前記第２ユーザの端末装置に、前記第１ユーザが投票したレース及び投票内容の情報を表示させる、請求項４に記載の情報処理装置。
　プロセッサが、
　　第１ユーザが投票した１以上のレースの一覧を表示する第１画面であって、前記第１ユーザが投票した１以上のレースのそれぞれを表示する１以上の表示領域を含む第１画面を、前記第１ユーザの端末装置に表示させ、
　　前記第１ユーザが投票した１以上のレースに関する情報と、第２ユーザが投票した１以上のレースに関する情報と、を記憶するストレージに記憶された情報において、前記第１ユーザが投票した前記１以上のレースに対して、前記第２ユーザが投票したか否かに基づいて、前記１以上の表示領域の表示態様又は表示位置の少なくとも一方を制御する、
情報処理方法。
　プロセッサとストレージとを備える情報処理装置、及び、前記情報処理装置と情報通信可能に接続され、前記第１ユーザが使用する端末装置、を備える情報処理システムであって、
　前記ストレージは、前記第１ユーザが投票した１以上のレースに関する情報と、第２ユーザが投票した１以上のレースに関する情報と、を記憶し、
　前記プロセッサは、
　　前記第１ユーザが投票した前記１以上のレースの一覧を表示する第１画面であって、前記第１ユーザが投票した１以上のレースのそれぞれを表示する１以上の表示領域を含む第１画面を、前記端末装置に表示させ、
　　前記ストレージに記憶された情報において、前記第１ユーザが投票した前記１以上のレースに対して、前記第２ユーザが投票したか否かに基づいて、前記１以上の表示領域の表示態様又は表示位置の少なくとも一方を制御する、
情報処理システム。