WO2024014198A1

WO2024014198A1 - パウチ

Info

Publication number: WO2024014198A1
Application number: PCT/JP2023/021295
Authority: WO
Inventors: 將仁鈴木
Original assignee: 株式会社フジシールインターナショナル
Priority date: 2022-07-14
Filing date: 2023-06-08
Publication date: 2024-01-18

Abstract

内容物を注ぐ際にパウチを大きく傾ける必要がなく内容物を注ぎやすくする。　表面シート１１０の天襠シート１３０寄りの一部が折り返された折り返し部を有する状態で表面シート１１０が裏面シート上に位置しつつ天襠シート１３０が折り返し部および裏面シートの各々と重なるように包装袋１０が折り畳まれた状態において、左側シール部１５０、左表側天襠シール部１７１および左裏側天襠シール部１８１が互いに交わっている第１交点Ｐ１と、右側シール部１６０、右表側天襠シール部１７２および右裏側天襠シール部１８２が互いに交わっている第２交点Ｐ２とを、互いに結んだ直線である折り返し線１１２から中央表側天襠シール部１７０までの最長距離をＬ１、折り返し線１１２から中央裏側天襠シール部１８０までの最長距離をＬ２としたとき、Ｌ２＞Ｌ１の関係を満たす。

Description

パウチ

　本発明は、パウチに関する。

　スパウトを備えたパウチの構成を開示した先行技術文献として、特許第５９４６４０６号(特許文献１)がある。特許文献１に記載されたパウチは、天面にスパウトが設けられている。

特許第５９４６４０６号

　天面にスパウトが設けられたパウチには、内容物を注ぐ際にパウチを大きく傾ける必要がなく内容物を注ぎやすいことが求められる。

　本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであって、内容物を注ぐ際にパウチを大きく傾ける必要がなく内容物を注ぎやすいパウチを提供することを目的とする。

　本発明に基づくパウチは、包装袋と、スパウトとを備える。包装袋は、表面シート、裏面シートおよび天襠シートを含み、内容物を収容可能である。スパウトは、天襠シートに固定されており、包装袋から内容物を注出するために設けられている。包装袋は、左側シール部および右側シール部と、左表側天襠シール部、中央表側天襠シール部および右表側天襠シール部と、左裏側天襠シール部、中央裏側天襠シール部および右裏側天襠シール部とを有する。左側シール部および右側シール部においては、幅方向における表面シートの端部と裏面シートの端部とが互いにシールされて高さ方向に延在している。左表側天襠シール部、中央表側天襠シール部および右表側天襠シール部においては、表面シートと天襠シートとが互いにシールされている。左表側天襠シール部、中央表側天襠シール部および右表側天襠シール部は、この順に左側から並んでいる。左裏側天襠シール部、中央裏側天襠シール部および右裏側天襠シール部においては、裏面シートと天襠シートとが互いにシールされている。左裏側天襠シール部、中央裏側天襠シール部および右裏側天襠シール部は、この順に左側から並んでいる。表面シートの天襠シート寄りの一部が折り返された折り返し部を有する状態で表面シートが裏面シート上に位置しつつ天襠シートが折り返し部および裏面シートの各々と重なるように包装袋が折り畳まれた状態において、左側シール部、左表側天襠シール部および左裏側天襠シール部が互いに交わっている第１交点と、右側シール部、右表側天襠シール部および右裏側天襠シール部が互いに交わっている第２交点とを、互いに結んだ直線である折り返し線から中央表側天襠シール部までの最長距離をＬ１、上記折り返し線から中央裏側天襠シール部までの最長距離をＬ２としたとき、Ｌ２＞Ｌ１の関係を満たす。

　本発明の一形態においては、中央表側天襠シール部および中央裏側天襠シール部の各々は、上記折り畳まれた状態において、上記折り返し線に対して一定の間隔をあけて延在している。中央表側天襠シール部の上記幅方向の幅をＷ１、中央裏側天襠シール部の上記幅方向の幅をＷ２としたとき、Ｗ１＞Ｗ２の関係を満たす。

　本発明の一形態においては、スパウトは、上記折り畳まれた状態において、上記折り返し線に対して中央裏側天襠シール部寄りに偏って位置している。

　本発明の一形態においては、包装袋は、上記折り畳まれた状態において、包装袋の外縁が上記幅方向に括れるように、左側シール部および右側シール部の少なくとも一方が包装袋の内側に向けて凹んだ凹部を有している。

　本発明によれば、内容物を注ぐ際にパウチを大きく傾ける必要がなく内容物を注ぎやすくすることができる。

本発明の実施形態１に係るパウチの包装袋が折り畳まれた状態を示す正面図である。本発明の実施形態１に係るパウチの包装袋が折り畳まれた状態を示す背面図である。図１の矢印ＩＩＩ方向から見た側面図である。図１の矢印ＩＶ方向から見た平面図である。本発明の実施形態１に係るパウチの包装袋に内容物を充填してスパウトに蓋を取り付けた状態を正面側からから見た斜視図である。本発明の実施形態１に係るパウチの包装袋に内容物を充填した状態を背面側から見た斜視図である。本発明の実施形態２に係るパウチの包装袋が折り畳まれた状態を示す正面図である。本発明の実施形態２に係るパウチの包装袋に内容物を充填した状態を示す正面側から見た斜視図である。

　以下、本発明の各実施形態に係るパウチについて図を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰返さない。

　(実施形態１)
　図１は、本発明の実施形態１に係るパウチの包装袋が折り畳まれた状態を示す正面図である。図２は、本発明の実施形態１に係るパウチの包装袋が折り畳まれた状態を示す背面図である。図３は、図１の矢印ＩＩＩ方向から見た側面図である。図４は、図１の矢印ＩＶ方向から見た平面図である。図５は、本発明の実施形態１に係るパウチの包装袋に内容物を充填してスパウトに蓋を取り付けた状態を正面側からから見た斜視図である。図６は、本発明の実施形態１に係るパウチの包装袋に内容物を充填した状態を背面側から見た斜視図である。図面において、パウチの幅方向をＸ軸方向、パウチの奥行き方向をＹ軸方向、パウチの高さ方向をＺ軸方向として示している。

　図１～図６に示すように、本発明の実施形態１に係るパウチ１００は、包装袋１０と、スパウト２０とを備える。包装袋１０は、表面シート１１０、裏面シート１２０および天襠シート１３０を含み、内容物を収容可能である。図１および図２に示すように、本実施形態においては、包装袋１０は、底襠シート１４０をさらに含む。

　包装袋１０が収容する内容物としては、たとえば、スポーツドリンクなどの飲料、アイスクリーム若しくはゼリーなどの食品、流体状の医薬品、または、シャンプー、リンス、コンディショナー、化粧液若しくはボディソープなどの液体である。

　図１に示すように、スパウト２０は、天襠シート１３０に固定されており、包装袋１０から内容物を注出するために設けられている。図５に示すように、包装袋１０に内容物が充填された後、スパウト２０の先端部に、注出口を塞ぐキャップ３０が取り付けられる。

　表面シート１１０、裏面シート１２０、天襠シート１３０および底襠シート１４０の各々は、ポリエチレンテレフタレート、アルミニウム、ナイロン、ポリエチレンおよびポリプロピレンの少なくとも２種類の材料シートが積層された積層体で構成されている。

　図１～図６に示すように、包装袋１０は、左側シール部１５０および右側シール部１６０と、左表側天襠シール部１７１、中央表側天襠シール部１７０および右表側天襠シール部１７２と、左裏側天襠シール部１８１、中央裏側天襠シール部１８０および右裏側天襠シール部１８２とを有する。本実施形態においては、包装袋１０は、表側底襠シール部１９０と、裏側底襠シール部１９１とをさらに有する。

　包装袋１０を形成する際の各シート同士のシール方法、および、包装袋１０にスパウト２０を固定する際のシール方法としては、ヒートシール、超音波シール、高周波シールなどによる融着、または接着剤による接着などの各種公知の方法を用いることができる。

　左側シール部１５０および右側シール部１６０においては、幅方向(Ｘ軸方向)における表面シート１１０の端部と裏面シート１２０の端部とが互いにシールされて高さ方向(Ｚ軸方向)に延在している。

　左表側天襠シール部１７１、中央表側天襠シール部１７０および右表側天襠シール部１７２においては、表面シート１１０と天襠シート１３０とが互いにシールされている。図１に示すように、パウチ１００を正面から見て、左表側天襠シール部１７１、中央表側天襠シール部１７０および右表側天襠シール部１７２は、この順に左側から並んでいる。

　左裏側天襠シール部１８１、中央裏側天襠シール部１８０および右裏側天襠シール部１８２においては、裏面シート１２０と天襠シート１３０とが互いにシールされている。図１に示すように、パウチ１００を正面から見て、左裏側天襠シール部１８１、中央裏側天襠シール部１８０および右裏側天襠シール部１８２は、この順に左側から並んでいる。

　図１および図３に示すように、表側底襠シール部１９０においては、表面シート１１０と底襠シート１４０とが互いにシールされている。図２および図３に示すように、裏側底襠シール部１９１においては、裏面シート１２０と底襠シート１４０とが互いにシールされている。本実施形態においては、包装袋１０は、底襠を有しているが、必ずしも底襠を有していなくてもよく、表面シート１１０と裏面シート１２０とが互いにシールされて包装袋１０の底が形成されていてもよい。

　図１～図４に示すように、表面シート１１０の天襠シート１３０寄りの一部が折り返された折り返し部１１１を有する状態で表面シート１１０が裏面シート１２０上に位置しつつ天襠シート１３０が折り返し部１１１および裏面シート１２０の各々と重なるように包装袋１０が折り畳まれた状態において、図１に示すように、左側シール部１５０、左表側天襠シール部１７１および左裏側天襠シール部１８１が互いに交わっている第１交点Ｐ１と、右側シール部１６０、右表側天襠シール部１７２および右裏側天襠シール部１８２が互いに交わっている第２交点Ｐ２とを、互いに結んだ直線である折り返し線１１２から中央表側天襠シール部１７０までの最長距離をＬ１、折り返し線１１２から中央裏側天襠シール部１８０までの最長距離をＬ２としたとき、Ｌ２＞Ｌ１の関係を満たす。なお、表面シート１１０の折り返し部１１１は、図５に示す折り返し線１１２を境に表面シート１１０が折り返される部分である。

　Ｌ２＞Ｌ１の関係を満たすことにより、図５に示すように、包装袋１０に内容物が充填された際に、天襠シート１３０により構成される天面を傾斜させることができる。天襠シート１３０により構成される天面を傾斜させることにより、この天面が下方を向くようにパウチ１００を傾けて内容物を注ぐ際にパウチ１００を大きく傾ける必要がなくなるため、内容物を注ぎやすくすることができる。

　なお、天襠シート１３０により構成される天面を安定して傾斜させる観点から、包装袋１０が起立した状態において、天面の水平面に対する傾斜角度は、たとえば、２０°以上４５°以下であることが好ましく、３０°以上４０°以下であることがより好ましい。

　また、Ｌ２＞Ｌ１の関係を満たすことにより、図６に示すように、パウチ１００の陳列時には、裏面シート１２０側が正面となるように陳列することで、立ち上がった裏面シート１２０における稜線Ｒより上方の表示領域Ｔをパウチ１００の上部に位置させて目立たせつつ表示面積を拡大することができるため、表示領域Ｔに商品内容を示すデザイン印刷などを付しておくことで、消費者の注意を惹きやすくすることができる。

　本実施形態においては、図１に示すように、包装袋１０が折り畳まれた状態において、中央表側天襠シール部１７０および中央裏側天襠シール部１８０の各々は、折り返し線１１２に対して一定の間隔をあけて延在している。具体的には、中央表側天襠シール部１７０と折り返し線１１２との間隔は、Ｌ１で一定である。中央裏側天襠シール部１８０と折り返し線１１２との間隔は、Ｌ２で一定である。すなわち、中央表側天襠シール部１７０および中央裏側天襠シール部１８０の各々は、折り返し線１１２に平行に延在している。中央表側天襠シール部１７０の幅方向(Ｘ軸方向)の幅をＷ１、中央裏側天襠シール部１８０の幅方向(Ｘ軸方向)の幅をＷ２としたとき、Ｗ１＞Ｗ２の関係を満たす。

　Ｗ１＞Ｗ２の関係を満たすことにより、図５に示すように、包装袋１０に内容物が充填された際に、天襠シート１３０により構成される天面を傾斜させやすくしつつ包装袋１０の内容量を多く確保することができる。

　本実施形態においては、図１に示すように、包装袋１０が折り畳まれた状態において、左表側天襠シール部１７１および左裏側天襠シール部１８１の各々は、折り返し線１１２とのなす角が互いに同一となるように直線状に延在している。右表側天襠シール部１７２および右裏側天襠シール部１８２の各々は、折り返し線１１２とのなす角が互いに同一となるように直線状に延在している。なお、左表側天襠シール部１７１および左裏側天襠シール部１８１の各々と折り返し線１１２とのなす角が互いに異なっていてもよい。右表側天襠シール部１７２および右裏側天襠シール部１８２の各々と折り返し線１１２とのなす角が互いに異なっていてもよい。

　また、左表側天襠シール部１７１、中央表側天襠シール部１７０および右表側天襠シール部１７２の各々は、直線状に延在している場合に限られず、たとえば、円弧状などの曲線状に延在していてもよい。左裏側天襠シール部１８１、中央裏側天襠シール部１８０および右裏側天襠シール部１８２の各々は、直線状に延在している場合に限られず、たとえば、円弧状などの曲線状に延在していてもよい。

　さらに、天襠シート１３０により構成される天面より上方に延出するように、包装袋１０が折り畳まれた状態において裏面シート１２０および天襠シート１３０のうちの少なくとも一つのシートが矩形状の外形を構成するように高さ方向(Ｚ軸方向)の上方に延出していてもよい。この延出している部分は、裏面シート１２０および天襠シート１３０がシールされているシール部であってもよいし、裏面シート１２０および天襠シート１３０のうちの一方のシートであってもよい。この態様においては、上記の表示領域Ｔをさらに大きくして表示面積を拡大することができる。

　本実施形態においては、天襠シート１３０は、略八角形の形状であるが、これに限られず、たとえば、四角形または六角形などの他の多角形形状であってもよいし、円形、楕円形、または菱形などの形状であってもよい。天襠シート１３０が円形または楕円形である場合、左表側天襠シール部１７１、中央表側天襠シール部１７０および右表側天襠シール部１７２における互いの境界に角は存在せず、図１に示すように包装袋１０が折り畳まれた状態において、高さ方向(Ｚ軸方向)における折り返し線１１２からの距離がＬ１の１／２以上である範囲を中央表側天襠シール部１７０とする。同様に、天襠シート１３０が円形または楕円形である場合、左裏側天襠シール部１８１、中央裏側天襠シール部１８０および右裏側天襠シール部１８２における互いの境界に角は存在せず、図１に示すように包装袋１０が折り畳まれた状態において、高さ方向(Ｚ軸方向)における折り返し線１１２からの距離がＬ２の１／２以上である範囲を中央裏側天襠シール部１８０とする。

　本実施形態においては、図１および図２に示すように、包装袋１０が折り畳まれた状態において、包装袋１０の外縁が幅方向(Ｘ軸方向)に括れるように、左側シール部１５０および右側シール部１６０の少なくとも一方が包装袋１０の内側に向けて凹んだ凹部１５１，１６１を有している。

　具体的には、左側シール部１５０に凹部１５１が形成されており、右側シール部１６０に凹部１６１が形成されている。ただし、左側シール部１５０および右側シール部１６０の両方に凹部１５１，１６１が形成されている場合に限られず、左側シール部１５０および右側シール部１６０の一方にのみ凹部が形成されていてもよい。

　上記折り畳まれた状態において、凹部１５１，１６１は、包装袋１０の内側に向けて湾曲した形状を有している。本実施形態においては、包装袋１０は、左右対称の形状を有しており、凹部１５１と凹部１６１とは互いに対称な形状を有している。ただし、凹部１５１と凹部１６１とが互いに非対称な形状を有していてもよい。

　凹部１５１，１６１が形成されていることにより、図５に示すように内容物が充填された状態の包装袋１０の凹部１５１，１６１に指をかけて把持可能となり、天面にスパウト２０が設けられたパウチ１００を把持しやすくすることができる。また、凹部１５１，１６１が形成されていることにより、視覚的に顕著な特徴を有して他の製品と視覚的に容易に判別することができる。

　さらに、図６に示すように、パウチ１００において凹部１５１，１６１より上方の部分の稜線Ｒとパウチ１００の上側の外縁とによって規定される立体的で一体感のある丸みを帯びたバルーン状に膨出した表示領域Ｔを形成することができ、消費者の注意を惹きやすくすることができる。

　図１に示すように、凹部１５１，１６１において包装袋１０の最も内側に位置している底部１５１ｂ，１６１ｂは、上記折り畳まれた状態において、折り返し部１１１が折り返されている折り返し線１１２と包装袋の下縁との間の範囲Ｌ内における高さ方向(Ｚ軸方向)の中央Ｌｃより天襠シート１３０寄りに位置している。これにより、凹部１５１，１６１に指をかけて包装袋１０を把持した状態で、パウチ１００を安定して傾けて内容物を注ぐことができる。

　本実施形態においては、凹部１５１，１６１において包装袋１０の最も内側に位置している底部１５１ｂ，１６１ｂは、上記折り畳まれた状態において、中央表側天襠シール部１７０の高さ方向(Ｚ軸方向)における最下部１７０ｂと幅方向(Ｘ軸方向)に延びる仮想直線Ｌｂに沿って並んで位置している。すなわち、折り返し線１１２から仮想直線Ｌｂまでの高さ方向(Ｚ軸方向)における距離と、折り返し線１１２から凹部１５１，１６１の底部１５１ｂ，１６１ｂまでの高さ方向(Ｚ軸方向)における距離とは、互いに略等しい。これにより、凹部１５１，１６１に指をかけて包装袋１０を把持した状態で、パウチ１００をより安定して傾けて内容物を注ぐことができる。

　本実施形態においては、図１に示すように、スパウト２０は、包装袋１０が折り畳まれた状態において、折り返し線１１２に対して中央裏側天襠シール部１８０寄りに偏って位置している。これにより、スパウト２０の配置を高くして、包装袋１０の内容量を多く確保することができる。

　(実施形態２)
　以下、本発明の実施形態２に係るパウチについて図を参照して説明する。本発明の実施形態２に係るパウチは、スパウトが設けられている位置のみ、実施形態１に係るパウチ１００と異なるため、実施形態１に係るパウチ１００と同様である構成については説明を繰り返さない。

　図７は、本発明の実施形態２に係るパウチの包装袋が折り畳まれた状態を示す正面図である。図８は、本発明の実施形態２に係るパウチの包装袋に内容物を充填した状態を示す正面側から見た斜視図である。

　図７および図８に示すように、本発明の実施形態２に係るパウチ２００においては、スパウト２０の中心は、包装袋１０が折り畳まれた状態において、折り返し線１１２上に位置している。これにより、スパウト２０の位置が実施形態１に係るパウチ１００よりも前方に位置するため、天面が下方を向くようにパウチ２００を傾けて内容物を注ぐ際に必要な傾斜角度をパウチ１００よりも小さくできるため、内容物をより注ぎやすくすることができる。

　上記各実施の形態におけるパウチの構成によれば、樹脂成型品からなる容器に比較して、使用する樹脂量を大幅に削減できるとともに、コンパクトに折り畳んで減容化して廃棄することが可能となる。

　なお、今回開示した上記実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。

　１０　包装袋、２０　スパウト、３０　キャップ、１００，２００　パウチ、１１０　表面シート、１１１　折り返し部、１１２　折り返し線、１２０　裏面シート、１３０　天襠シート、１４０　底襠シート、１５０　左側シール部、１５１，１６１　凹部、１５１ｂ，１６１ｂ　底部、１６０　右側シール部、１７０　中央表側天襠シール部、１７０ｂ　最下部、１７１　左表側天襠シール部、１７２　右表側天襠シール部、１８０　中央裏側天襠シール部、１８１　左裏側天襠シール部、１８２　右裏側天襠シール部、１９０　表側底襠シール部、１９１　裏側底襠シール部、Ｌｂ　仮想直線、Ｌｃ　中央、Ｐ１　第１交点、Ｐ２　第２交点、Ｒ　稜線、Ｔ　表示領域。

Claims

　表面シート、裏面シートおよび天襠シートを含み、内容物を収容可能な包装袋と、
　前記天襠シートに固定されており、前記包装袋から前記内容物を注出するためのスパウトとを備え、
　前記包装袋は、
　幅方向における前記表面シートの端部と前記裏面シートの端部とが互いにシールされて高さ方向に延在している、左側シール部および右側シール部と、
　前記表面シートと前記天襠シートとが互いにシールされて左側から順に並んでいる、左表側天襠シール部、中央表側天襠シール部および右表側天襠シール部と、
　前記裏面シートと前記天襠シートとが互いにシールされて左側から順に並んでいる、左裏側天襠シール部、中央裏側天襠シール部および右裏側天襠シール部とを有し、
　前記表面シートの前記天襠シート寄りの一部が折り返された折り返し部を有する状態で前記表面シートが前記裏面シート上に位置しつつ前記天襠シートが前記折り返し部および前記裏面シートの各々と重なるように前記包装袋が折り畳まれた状態において、前記左側シール部、前記左表側天襠シール部および前記左裏側天襠シール部が互いに交わっている第１交点と、前記右側シール部、前記右表側天襠シール部および前記右裏側天襠シール部が互いに交わっている第２交点とを、互いに結んだ直線である折り返し線から前記中央表側天襠シール部までの最長距離をＬ１、前記折り返し線から前記中央裏側天襠シール部までの最長距離をＬ２としたとき、
　Ｌ２＞Ｌ１の関係を満たす、パウチ。
　前記中央表側天襠シール部および前記中央裏側天襠シール部の各々は、前記折り畳まれた状態において、前記折り返し線に対して一定の間隔をあけて延在しており、
　前記中央表側天襠シール部の前記幅方向の幅をＷ１、前記中央裏側天襠シール部の前記幅方向の幅をＷ２としたとき、
　Ｗ１＞Ｗ２の関係を満たす、請求項１に記載のパウチ。
　前記スパウトは、前記折り畳まれた状態において、前記折り返し線に対して前記中央裏側天襠シール部寄りに偏って位置している、請求項１または請求項２に記載のパウチ。
　前記包装袋は、前記折り畳まれた状態において、前記包装袋の外縁が前記幅方向に括れるように、前記左側シール部および前記右側シール部の少なくとも一方が前記包装袋の内側に向けて凹んだ凹部を有している、請求項１に記載のパウチ。