WO2011018832A1

WO2011018832A1 - シート収納箱

Info

Publication number: WO2011018832A1
Application number: PCT/JP2009/064129
Authority: WO
Inventors: 広慶藤本
Original assignee: Fujimoto Hiromichi
Priority date: 2009-08-10
Filing date: 2009-08-10
Publication date: 2011-02-17

Abstract

従来のシート収納箱は、プラスチック類などのシートを使わないと、ティッシュペーパーなどを収納容器内部に入り込まないようにしながらスムーズに取り出すことができなという問題があった。これはシート取り出し用の開口部の形状や、開口部の隙間の大きさなどがスムーズにティッシュペーパーを取り出すための形状となってなかったためである。本発明のティッシュペーパー取り出し用開口部において、取り出すシートの平均的な折り目の線と平行な線に対して開口部を非線対称形で点対称又は点対称に近い形状にするか、又は、開口部の非線対称形で点対称又は点対称に近い位置に突起を設けることにより、ティッシュペーパーをスムーズに取り出せ、ティッシュペーパーを取り出した後次のティッシュペーパーが容器内部に滑り落ちにくくすることができ、ティッシュペーパー収納箱の省資源化及び低コスト化を実現することができる。

Description

シート収納箱

　本発明は、個々に切り離されたティッシュペーパーやキッチンペーパーやクッキングシートやビニール袋などドライシート類を個々に折り返し上下に挟み込み重ね合わせたものを収納する箱形のシート収納容器に関する。

　従来の、紙などで作られた箱形のティッシュペーパー収納箱の取り出し用開口部は、線対称で中央部分に開口のための切れ目をつけたプラスチックなどの高分子物質で作られたティッシュペーパーの固定用シート（以下、このシートを固定用シートと記載する）が貼り付けられたものや、取り出し用開口部に固定用シートを貼り付けず取り出し用開口部を線対称形状にしたものがあった。

　通常のティッシュペーパーは、ティッシュペーパーの半分ほどが開口部から出た状態で固定され、そのティッシュペーパーを引き出すと下にある次のティッシュペーパーが引き出されて上にあったティッシュペーパーと同様の状態で固定されることを繰り返す。

　以下の０００６～０００８及び図１において引き出しているシートにおける力がかかりやすい部分の説明、以下の０００９～００１１において突起の大きさについての説明、以下の００１２と００１３においてシートの復元力の説明、００１４～００１６において開口部の大きさについての説明をする。

　以下、ティッシュペーパを折った時にできる線を折り目とし、その折り目と平行な次に出てくるティッシュペーパーの縁を継ぎ目とし、ティッシュペーパーが複数収納されている場合、継ぎ目と折り目は連続している。

　図１はシート収納箱の開口部からティッシュペーパーを引き出している時の図一例であり、（ｘ）はティッシュペーパーをつまんで引き出している手、（ｅ）及び（ｅ’）は手（ｘ）からの力がかかりやすいティッシュペーパー部分を示したものであるが、（ｅ）はティッシュペーパーを取り出し始める状態の時すなわちティッシュペーパーの半分付近が収納箱に収まっている状態の時に力が伝わりやすい部分、（ｅ’）は引き出し続けている時に力が加わりやすい部分であり、（ｅ）や（ｅ’）は引き出し時のティッシュペーパーにしわ状のすじがはいる部分付近であり、このすじ付近には、単数又は複数のティッシュペーパーや開口部の摩擦などにより周囲が押さえつけられたりする力がかかっていることがわかる。

　すなわち、ティッシュペーパーの引き始めでは手のすぐ下の開口部に最短の（ｅ）付近の場所が引っ張られ、ティッシュペーパーが収納箱より出てくるに従いその両端付近に力が推移していき、その時のすじかできる形状は手付近に頂点がある三角形形状になることがわかる。

　また、ティッシュペーパーを引き出す時、ティッシュペーパーをつまむ手が右に寄ったり左に寄ったりすると、（ｅ）や（ｅ’）の頂点の位置も右に寄ったり左に寄ったりする。

　開口部に形成する突起の大きさについて、突起が小さい又は突起の幅が狭い突起自体が鋭利になり、ティッシュペーパーの突起の頂点と接する部分付近に集中して力がかかるため、スパイクシューズなどと同様又は類似の効果を得ることとなりティッシュペーパーの開口部上での滑りが悪くなる。

　また、突起が鋭利であるとなめらかな角度の突起の様に力を斜めに受け流すことができず、新しく出てくるティッシュペーパーの継ぎ目を引っかけやすくなる。

　つまり、ティッシュペーパーを引き出す際新しい次のティッシュペーパーは、引き出しているティッシュペーパーの上にのった状態で出てくるので、引いているティッシュペーパーの力が最もかかっている部分上にティッシュペーパーの継ぎ目があると突起の角度が鋭利なほど収納箱の中に落とし込んでしまいやすくなる。

　ティッシュペーパーを引き出す時ティッシュペーパーの復元しようとする力は、収納箱の中の量が多いほど、継ぎ目が開口部に近いので、ティッシュペーパーを引き出す時折り目部分が収納箱の内壁に当たり継ぎ目付近までを支えることによりティッシュペーパーを無理矢理押しつぶす形になり、ティッシュペーパーの復元しようとする反発力も働き継ぎ目付近が出やすくなる。

　また、上記００１２は、ティッシュペーパーが少なくなってくると、収納箱内のティッシュペーパーの位置が下がり、ティッシュペーパーの折り目部分から継ぎ目部分までの角度が開口部に対して斜め方向となり、ティッシュペーパーは薄いためにそり返した時の反発力は小さくティッシュペーパーの重みによる下へ沈もうとする力の割合が大きくなると考えられる。

　開口部における突起の構成について、ティッシュペーパーを引き出している時、開口部の突起の頂点が開口部の中心より離れた位置にあるほど開口部の空間が広くなり次に出てくるティッシュペーパーの継ぎ目が突起に当たりにくい。

　また、開口部の突起の頂点が開口部の中心に近いと、開口部の隙間を構成する空間が狭くなり、次に出てくるティッシュペーパーの継ぎ目が隙間に出る瞬間に対向の突起の頂点に当たってしまうようになったりする。

　つまり、開口部を構成する突起の頂点が対向して開口部の中央付近にあるものでは、ティッシュペーパーを収納箱内部へ滑り落ちにくくしたりティッシュペーパーへのつっかかりをなめらかにしたりする形状にすることにより、開口部に構成する突起自体が大きくなり対向する突起の頂点と突起の頂点が近くなることにより、開口部の空間が狭くなりティッシュペーパーを収納箱の中に落とし込んでしまう確率が高くなっていた。

　以下、００１８～００２８において図２～図６の従来の一般的なティッシュペーパー収納箱について説明する。

　図２は従来のティッシュペーパー収納箱を斜め上から見た図一例であり、（１）はティッシュペーパーを包装する容器の取り出し用開口部をもつ面、（２）はミシン目によって取り去る上ぶたを取り外した後のティッシュペーパー取り出し用開口部、（２’）は上記ティッシュペーパー取り出し用開口部（２）から取り外した上ぶたであり、（Ａ）は箱の横、（Ｂ）は箱の縦、（Ｃ）は箱の高さ、（ｄ）は開口部の中心付近を示したものであり、以下に記載する説明においても箱の縦、箱の横、箱の高さ、開口部の中心付近として使用する。

　図３は従来のティッシュペーパー収納箱を真上から見た図一例であり、（３）は図２の（２）にティッシュペーパー取り出し用開口部の付近に貼り付けられた固定用シート、（４）は（３）にシートの取り出し及び固定の開口部を設けるための横方向の切れ目（スリット）である。

　図４は従来の取り出し用開口部に固定用シートが貼り付けられてないティッシュペーパー収納箱を上から見た図一例であり、（５）は（２）に設けられたティッシュペーパーを固定するための突起であり、（２）の取り出し用開口部に上下線対称形状に設けた突起などにより固定を行うものである。

　しかし、図４によるティッシュペーパーの取り出しや固定の方法では、凸形状の突起が小さく突起を構成する曲線のカーブがきつく鋭角であり、またティッシュペーパーを引き出す時にもつ位置はいつも中央部とは限らないため、突起上でティッシュペーパーを持ったりした時にティッシュペーパー上の狭い範囲に力が集中する部分と突起が重なる部分に次に出てくるティッシュペーパーの継ぎ目が引っかかり収納箱の中に落ち込んでしまいやすかった。

　図５は従来の取り出し用開口部に固定用シートを貼り付けてないティッシュペーパー収納箱を上から見た図一例であり、（２）の開口部は（５）の突起より横の開口部が外側になるほど上下が狭くなる形状となっており、この構造によりティッシュペーパーの移動範囲を狭めて、ティッシュペーパーが平らに復元しようとする反発力を利用して開口部にティッシュペーパーを固定させていた。

　しかし、図５によるティッシュぺーパーの取り出しや固定の方法に関して、ティッシュペーパーを引き出す時次のティッシュペーパーは収納容器の中において引き出しているティッシュペーパーの上にのった状態で引き出されるが、ティッシュペーパを引き出している時のシートの力のかかり方は上記した開口部の中央に対向する突起があるものと同様にかかり、引き始め時次に出てくるティッシュペーパーがのり上げているつなぎ目付近に突起の頂点が引っかかることにより、次に出てくるティッシュペーパーが収納箱の中に落ち込むことになる。

　上記００２３は、ティッシュペーパーが少なくなり収納箱の中での量が減ってくると、次に出てくるティッシュペーパーのつなぎ目の存在する位置が開口部の位置に比べて相対的に低くなり、ティッシュペーパーの復元力も弱くなることによりティッシュペーパーの継ぎ目が開口部の突起にあたりやすくなることにより収納箱の中に落ち込む確率が高くなった。

　また、図５の箱の中からのティッシュペーパーの取り出しは突起の左右にある広くなった開口部分で行うが、シートを取り出す際左右いずれかの穴に指を入れてシートを引っ張るためにシートの中央付近を引っ張る出し方に比べて左右均等に出せず明らかに引き出しにくく、シートの固定を行うために開口部自体をある程度狭くしなくてはならず、ティッシュペーパーを取り出すことが困難である。

　図６は従来の取り出し用開口部に固定用シートが貼り付けられてないティッシュペーパー収納箱を上から見た図一例であり、（５’）は（２）に設けられたティッシュペーパーを固定するための突起であり、（５’’）はティッシュペーパーの移動範囲を狭め固定するための開口部（２）に設けた突起である。

　しかし、図６はティッシュペーパーの移動範囲を絞ることにより固定していたが、上記の図５と同様に開口部の中央付近に突起の頂点がある形状には変わりなく上記図５と同じ問題点を生じる。

　また、従来のシート収納箱において突起の頂点と反対側の突起底部付近に折り目等を入れて突起を起立させるものなどがあるが、突起を起立させるとシートを取り出す時の抵抗は減るが、シートが収納箱の中に落ち込んでしまった時は指に当たり非常に取り辛いものであり、突起の形が複雑になればなおさら取り辛くなっていた。

　以下、「００３０～００３６は特開２００３－０４０３６１」、「００３７～００３９は特開２００６－０１６０６９」、「００４０及び００４１は特開２００８－１６２６２３」、「００４２及び００４３は特開２００２－１０４５４９」、「００４４～００４６は再公表ＷＯ２００５／１０８２３８」において説明をする。

　特開２００３－０４０３６１は、「２組のフラップを延設するとともに、これら２組のフラップは相対向するフラップ同士の形状を夫々異ならせ、かつ対角に位置するフラップ同士を同形状とすべく平面視で開口部の中心点に関して点対称に形成してあり（公報第４頁左欄第１～５行及び図２参照）、また特開２００３－０４０３６１は、開口部中心を通る左右方向の中心線を挟んで一方側に位置する指先挿入半空間とによって指先挿入空間を形成するとともに、これら指先挿入半空間をそれぞれ左右互い違いの方向に所定距離だけ偏倚させて形成してある（公報第４頁左欄第１５～２０行参照）」と記載されているが、これは本明細書「従来の技術」００２０と００２１及び図４に記載した突起と固定の方法や原理が同一又は類似のものである。

　特開２００３－０４０３６１の公報において、第５頁左欄の段落００２８～段落００３０中に、フラップ（突起）がウエットティッシュを引っかけるためものものであることやフラップが反り返り方向（上方向側）に弾性変形することが記載され、また、第５頁左欄の段落００３１中の第１～３行目において、フラップの弾性変形性能がウエットティッシュの取り出しやすさ及び引き出し抵抗力に大きな影響を与えることが記載されており、フラップ自体がティッシュペーパーを固定していることがわかる。

　特開２００３－０４０３６１は公報５頁左欄４行に「蓋封鎖時に前記起立壁４ａの先端が前記中蓋板６の周縁に密着することにより気密性が確保され、ウェットティッシュが湿潤状態に維持されるようになっている。」と記載されていることからも、蓋を閉じれば特開２００３－０４０３６１の突起は水分の中にある状態で放置されることとなり、通常の乾いたティッシュペーパーの箱で用いる紙などでできたものでは水分を吸ってしまうと突起が柔らかくなって使いものにならなくなるので、特開２００３－０４０３６１で使用される突起は通常の乾いたティッシュペーパーを包装している箱を構成している材質とは異なる材質で作られた突起であることがわかる。

　また、ウエットティッシュ同士は水分によって一枚一枚がひっついてつながりやすく、ウエットティッシュと収納箱の開口部ではウエットティッシュが水分を含んで滑りやすいために、ウエットティッシュ収納箱の開口部は特開２００３－０４０３６１のように細い突起によりシートを引っかけやすくしたり、開口部の幅を狭くする必要があることがわかる。

　すなわち、対角の突起が「鋭角かつ小さい」ものを主として構成に持つということは、突起がシートを局部的に突くことで固定しているものであり、ティッシュペーパーの動きを妨げやすい固定方法であった。

　また、特開２００３－０４０３６１は、フラップを持つ取り出し口に指先挿入空間が形成されることを記載しているが、これは特開２００３－０４０３６１中の従来の技術の図面図１１にも記載されており、指先挿入空間が開口部に形成されているのは特開２００３－０４０３６１に限ったものではないことがわかる。

　つまり特開２００３－０４０３６１は、特開２００３－０４０３６１の明細書に記載されてある図１１に形成する突起を互いに反転させ対角で同じ形状にした上でフラップの形状を変化させ、指先挿入空間を残したものと同じ又は類似のものであることがわかる。

　特開２００６－０１６０６９は、「非直線上のスリットは、上面板のほぼ中央部に形成される略円弧状の曲線部と、この曲線部の両端からほぼ上面板の角隅部に向かってそれぞれ所定の長さに形成される直線部とから構成されている（公報第３頁第５０～第４頁第３行参照）」ことが記載されているが、この開口部は突起同士を同一平面上にした時に必ず接触する形状のものであった。

　特開２００６－０１６０６９は、公報６頁段落００２７中にティッシュペーパーが引き出されるとフラップが閉じること、また、公報７頁段落００２９中にフラップのヘタリが生じるとうまく機能しなくなることが記載されており、突起の頂点が片方の縁に２つその対辺の縁に１つ複雑に突起の頂点が存在し、フラップがうまく作動しなければこの突起の頂点付近がティッシュペーパーを引っかける可能性もある。

　特開２００６－０１６０６９は、公報６頁段落００２５中にフラップを若干開いて手指を差し込むことが記載されているが、開口部のフラップが覆い被さるふたの様になっており、収納箱の中にあるティッシュペーパーを取り出す際にフラップが手指に当たって障害になりティッシュペーパーを取り出しづらく、フラップを広げすぎてフラップが戻らなくならないように注意する必要があった。

　特開２００８－１６２６２３は、公報２頁請求項１の第１０～１２行に「前記取出口の縁は、・・・長手方向中心線を挟んで対向する一対の第１縁部」の記載からもわかる様に、これは本明細書「従来の技術」００２２～００２８及び図５と図６に記載した突起と同一又は類似したものである。

　つまり、シートを収納箱から引き出し始め時、シート上で力のかかりやすい部分に突起の頂点付近が存在するために次に出てくるシートを引っかけやすく、シートが収納箱の内部に滑り落ちた際開口部が小さいために指を入れ辛い開口部である。

　特開２００２－１０４５４９は、公報２頁左欄請求項１の第１０～１２行に「前記開口部に対向する縁部のそれぞれには、平面形状が曲線状の複数の凸部が開口部内に向って突出して形成されており」や図面の記載より、開口部にある多数の突起は線対称と同じ又は類似した位置に存在するものであることがわかる。

　つまり、対向した突起の数が２組であれば上記図４と同じ又は類似した形状となり上記図４の問題点と同じ問題点を持つ様になり、それ以上の数であればウエットシートでは問題なくても乾いたシートでは次に出てくるティッシュペーパーの動きを疎外しやすくなっていた。

　再公表ＷＯ２００５／１０８２３８は公報２頁請求項１第７～１１行の「前記取出口は、・・・支持するための一対の支持部とを有し、・・・角支持部の縁は長手方向の中央部に向かって緩やかな曲線をもって一様に膨らむ形状をなし」という記載からもわかる様に、この部分は本明細書「従来の技術」００２２～００２８及び図５と図６に記載した突起と同一又は類似のものである。

　また、ＷＯ２００５／１０８２３８は公報２頁請求項８及び図７において、一対の突起を波線形状としたものを記載しており、この部分は本明細書００４２及び００４３に記載した問題点と同じ又は類似の問題点をもつものである。

　さらに、上記したＷＯ２００５／１０８２３８は、公報２頁第１２～１４行に「前記支持部の縁の・・・起立可能とされている」という記載、及び、公報２頁第４８～５０行に「前記支持部の縁の幅方向外方位置において、・・・、この起立用圧搾線を起線として前記支持部はそれぞれ上方に起立可能とされている」という記載からもわかる様に突起が起立することを示しているが突起が起立すれば、ティッシュペーパーが少なくなり収納箱の中にティッシュペーパーが滑り落ちてしまった際、突起が手や指に当たって取り辛い。
特開２００３－０４０３６１特開２００６－０１６０６９特開２００８－１６２６２３特開２００２－１０４５４９再公表ＷＯ２００５／１０８２３８広辞苑　　第六版

　従来のシート取り出し用開口部に貼り付けたシート固定用シートは、ティッシュペーパーを取りやすくするためだけの資源の無駄であった。

　従来のシート固定用シートがない開口部の線対称形状や非線対称形であり点対称形状のシート取り出し用開口部は、シートを引っ張り出す時シート上にある力がかかりやすいシート部分に突起の頂点があるために新しく出てくるシートを引っかけて収納箱の内部に落としてしまいやすかったり、突起によりシートが積極的に開口部の縁に広がることを疎外したり、シートを収納箱から引き出すための開口部の穴が狭かったりした。

　本発明は従来のものが有していた上記の問題点を解決するために、シートの折り目方向に対して異なる形状となることでシートの左右いずれかが開口部の外へ引き出しやすくなり、シートの折り目方向と垂直な方向に対して同じ形状となることで上下が交互に入れ替わって出てくるシートに対してシート収納箱の開口部が上下のシートを同様に固定することが可能となる。

　よって上記００４９の形状を特徴することにより、連続してシートを出しやすく、収納箱からもシートをスムーズかつ簡便に取り出せ、省資源であるシート収納箱の実現を目的とするものである。

　本発明のシート収納箱のシート取り出し用開口部は、開口部の存在するシート収納箱の面を同一平面上の平らな状態にするとその開口部の中心から直径３ｍｍの円内において開口部の縁が存在せず、かつ、開口部の最大幅が７ｃｍ以上であり、
収納箱に収納され折りたたまれたシートの平均的な折り目の線と平行な線を軸に開口部を１８０度回転すると非線対称形状であり、かつ、開口部の中心を軸に開口部を１８０度回転すると点対称又はほぼ点対称形状の開口部縁であり、
シートの平均的な折り目の線と垂直な線と平行又はほぼ平行な接線が存在しないか又は２カ所以下のみ存在する形状の開口部を有したことを特徴とする。

　本発明のシート収納箱の一つは、上記００５１の形状又は上記００５１の形状の開口部を線対称にした形状のシート取り出し用開口部に対し、頂点が一つである突起を非線対称であり点対称ほぼ点対称の位置に一対有するか、又は、頂点が一つである突起を一対有することにより開口部の形状が非線対称であり点対称又はほぼ点対称の形状であることを特徴とする。

　本発明のシート収納箱の一つは、上記００５１又は上記００５２のシート取り出し用開口部において、開口部中心を通るシートの平均的な折り目の線と垂直な線上の開口部付近に指挿入用の凹形状の縁を有し、
その凹型形状の縁がシートを滑らせ支持するための開口部縁の最も中心側の縁より下側において１ｃｍ以上シートの折り目と平行な方向に凹んでいない、指挿入用の穴を有したことを特徴とする。

　本発明のシート収納箱の一つは、収納箱の開口部が存在する面において、シートの折り目と垂直な線に平行な上記００５２の突起の頂点の高さより低い高さの曲線形又は直線形の突起を有したことを特徴とする。

　本発明のシート収納箱の一つは、上記００５１又は上記００５２の開口部をシートの平均的な折り目方向に３分割した場合の両端側の構成部分において、３分割した中央の構成部分まで凹んだ曲線が続かない形状のくぼみを複数個有したことを特徴とする。

　本発明のシート収納箱の一つは、上記００５１～００５５のシート取り出し用開口部の１周の長さがシートの平均的な折り目方向の長さに対して２倍以下の長さであることを特徴とする。

　上記００５１の課題解決手段によるシート取り出し用開口部の作用は、開口部の形状をシートの折り目と平行又はほぼ並行な開口部中心を通る直線に対して非線対称でかつ開口部の中心に対して点対称又は点対称に近い形状とすることにより、
開口部のシートの折り目と垂直な線方向での開口部中心から開口部縁までの広さが広い部分、及び、開口部のシートの折り目と垂直な線方向での開口部中心から開口部縁までの広さが狭い部分を開口部の上下点対称の位置に構成することが可能になる。

　上記００５２の課題解決手段によるシート取り出し用開口部の作用は、開口部が非線対称でありかつ点対称又はほぼ点対称の位置に突起を有するか、又は、開口部が非線対称でありかつ点対称又はほぼ点対称な形状となる突起を有したために、取り出すシートを開口部に引っかけにくくして、シートの復元力により開口部でシートを固定しやすくすることが可能となる。

　上記００５３の課題解決手段によるシート取り出し用開口部の作用は、開口部中心付近を通るシートと垂直な線上付近に、開口部の誘導部縁より下側の部分１ｃｍ以上潜り込まない指挿入用の穴を有したために、開口部の狭くなった部分やシートの動きを疎外しやすい部分にシートを入り込みにくくすることが可能となる。

　上記００５４の課題解決手段によるシート取り出し用開口部の作用は、収納箱の開口部が存在する面において、シートの折り目と垂直な線に平行な上記００５２の突起の頂点の高さより低い高さの曲線形又は直線形の突起を有したことにより、シートの可動範囲を狭めシートを誘導しやすい形状とし、シート自体の復元力を利用した誘導及び固定が可能になる。

　上記００５５の課題解決手段によるシート取り出し用開口部の作用は、上記００５１又は上記００５２の開口部をシートの平均的な折り目方向に３分割した場合の両端側の構成部分において、３分割した中央の構成部分まで凹んだ曲線が続かない形状のくぼみを複数個有したことにより、開口部がシートを挟みにくくしたり、突起がシートを固定しやすくしたりすることが可能になる。

　上記００５６の課題解決手段によるシート取り出し用開口部の作用は、上記００５１～００５５のシート取り出し用開口部の１周の長さがシートの平均的な折り目方向の長さに対して２倍以下の長さであるために、シートが復元力で広がるときに、シートを開口部縁へ接触しやすくすることが可能になる。

　本発明は、取り出すシートの折り目方向を左右方向とするとき、シート及び開口部の左右方向で開口部中心を通る左右方向の線から垂直に引いた線と開口部縁が接する部分までの開口部の幅において、
前述の幅の広くなった部分により、シートの上下が入れ替わり交互に出てくるシートの向きに関わらず、シートの左右いずれかの部分を開口部の外に出しやすくすることができ、
前述の幅の狭くなった部分により、シートの上下が入れ替わり交互に出てくるシートの向きに関わらず、開口部がシートを固定しやすくすることができ、
また、開口部の幅を一定以上広くすることにより使い始めのシートが収納箱いっぱいに入った状態からシートをスムーズに取り出しやすくするすことができる。

　本発明は、シートが開口部に引っかかることなくシートの復元力により広がるために、なめらかにシートを取り出すことと、シートを支持することができる。

　本発明は、開口部の狭い穴にシートを誘導しにくくしたシートの取り出しを行うことができるために、開口部の狭くなった場所やシートが引っかかりやすい場所など取り出すシートを誘導するのに任意でないの開口部部分へシートが入り込むことを防ぐことが可能なため、指をシート取り出し用開口部の中に挿入しやすく、また、スムーズにシートを取り出すことができる。

　本発明は、シートの可動範囲を狭めシートを誘導しやすい形状とし、シート自体の復元力を利用した誘導及び固定が可能になるために、なめらかにシートを取り出すことと、シートを支持することができる。

　本発明は、開口部がシートを挟みにくくしたり、突起がシートを固定しやすくしたりすることが可能になるために、なめらかにシートを取り出すことと、シートを支持することができる。

　本発明は、シートが復元力で広がるときに、シートを開口部縁へ接触しやすくすることが可能になるために、シートを開口部の内部へ滑り落ちにくくすることができる。

　以下、本発明の実施の形態を図７～図１２に基づいて説明する。

　図７は本発明のシート一例の図であり、（Ａ）はシートを広げた図で、（Ｂ）は一度シートを折った図で、（６）はシート、（６’）はシートの折り目であり、（ｈ－ｈ’）と（ｉ－ｉ’）は半分に折ったシートの対角線である。

　ティッシュペーパーの折り方は１回折ったものや、２回折ったものなど様々で、折った時のそれぞれの面の大きさは必ずしも均一ではないが、本発明において開口部の形状が本発明の条件を満たすものであれば、ティッシュペーパーの形状は生産者が任意におこなえばよく、その種類は限定しない。

　図８は従来の図を基にした本発明のティッシュペーパー取り出し用開口部を説明するための図であり、（１’）は前述した従来の箱形のティッシュペーパー収納箱を真上から見た図の（１）の面に相当する本発明のティッシュペーパー収納箱の面であり、（１’’）は本発明のティッシュペーパー取り出し用開口部の説明のために記載した従来の（ａーａ’）に対して線対称な形状又は本発明の形状の開口部を線対称にした形状のシート取り出し用開口部である。

　図８の（ａ－ａ’）を結ぶ点線は収納箱の開口部の中心を通りシートの折り目の線と平行又はほぼ平行な直線であり、点線（ｊ－ｊ’）及び点線（ｋ－ｋ’）は開口部の対角線であり、直線（ｊ－ｊ’）と直線（ｋ－ｋ’）の交点は開口部中心付近となり、（７ａ）は開口部の長辺、（７ｂ）は開口部の短辺である。

　図９は本発明のシート取り出し用開口部面一例の図であり、（７）は本発明のシート取り出し用開口部で図８と類似形の開口部を本発明の条件の様に（ａ－ａ’）の線に対して非線対称でありかつ点対称にした形状のものであり、（７ａ）は開口部の長辺、（７ｂ）は開口部の短辺である。

　また、図９は開口部中心を軸に時計回りに図８の開口部を回した形状のものであるが、図８の開口部を時計と反対回りに回転させた形状のものであってもよくその種類は限定しない。

　図１０は本発明のシート取り出し用開口部面一例の図であり、（７ｂ）は図８の短辺を右側に傾けたものであり、開口部を平行四辺形の形状とした開口部である。

　また図１０は（７ｂ）の短辺の傾きを左に傾けたものや、図８の短辺を垂直にしたまま長辺を右又は左に傾け、平行四辺形の形状としたものなどその種類は限定しない。

　図１１は本発明のシート取り出し用開口部面一例の図であり、図１０の開口部を開口部中心を軸に時計回りに回転させた形状となった開口部である。

　また図１１は（７ｂ）の短辺の傾きを左に傾けたものや、図８の短辺を垂直にしたまま長辺を右又は左に傾け開口部の中心を軸に時計回り又は反時計回りに回転させたものや、図８の短辺及び長辺を右又は左に傾けたものを時計回り又は反時計回りに傾けたものなどその種類は限定しない。

　図１２は図８同様に本発明のティッシュペーパー取り出し用開口部について説明のための図であり、上下の（７Ｌ）及び上下の（７Ｒ）の計４個の辺により構成されそれぞれの４個の辺の長さが同じものであり、（ａ－ａ’）に対して線対称の形状又は本発明の形状の開口部を線対称にした形状のシート取り出し用開口部である。

　図１２は図８の短辺及び長辺の長さを同じにして、２本の対角線の長さを長いものと短いものにして、開口部の中心を軸に４５度回転させたものと同一である。

　図１３は本発明のティッシュペーパー取り出し用開口部一例の図であり、図１２を時計回りに回転させた形状となったものである。

　図１４は本発明の図１２を基に点対称の位置の開口部縁を突形状の曲線としたもの一例であり、点対称の位置の（７Ｌ）と（７Ｒ）が曲線形状になったものである。

　図１５は本発明の図１４の開口部中心を軸に時計周りに回転させたティッシュペーパー取り出し用開口部の図一例であり、（ａ－ａ’）に対して点対称の位置で開口部の縁が斜めにティッシュペーパーに接することにより、取り出すティッシュペーパーの右側か左側が開口部から取り出しやすくしたものである。

　図１６の（ａ－ａ’）を結ぶ点線は収納箱の縦の中央を通りシートの折り目の線と平行又はほぼ平行な直線であり、（ｂ－ｂ’）を結ぶ点線は収納箱の中心を通りシートの折り目の線と垂直又はほぼ垂直な直線であり、（ａ－ａ’）を結ぶ点線と（ｂ－ｂ’）を結ぶ点線が交わる部分が（ｄ）であり、（ｄ）はティッシュペーパー取り出し用開口部の中央付近の円であり、点線（ｋ－ｋ’）及び点線（ｊ－ｊ’）は開口部に引くことができる対角線であり、本発明の請求項２ではいずれか一方の対角線に突起が接触しない様構成されていればシートをスムーズに取り出す頃ができる。

　図１７は本発明のティッシュペーパー収納箱の図一例を示し、（Ａ）は収納箱を斜め上から見た図で、（Ｂ）は図１６の（ｂ－ｂ’）方向に平行で収納箱の底面と垂直な断面図であり、（ｓ）は図１６の（１’）面上の（ｂ－ｂ’）と平行な直線で開口部の突起の頂点の対辺に位置する部分を通る線であり、（ｔ）は図１６の（１’）の面と隣り合う垂直になった面上にある底面との垂線で（ｔ）は（ｓ）とつながり収納箱を切り開いて平らにすると一本の直線となる線である。

　図１７の（Ｂ）において（ｓ）と（ｔ）の角度が直角の場合（ｆ）の長さはおよそ（ｓ）の２乗と（ｔ）の２乗の和の平方根であるが、（ｆ）がシートの長さの半分より短ければシートの一部を開口部の外へ出すことができ、（ｓ）と（ｔ）の和は（ｆ）の長さより長くなり、シートの長さが（ｓ）と（ｔ）の和より長ければ「シートの長さ＞（ｆ）」となり収納箱に残った最後のシートであってもシートの一部がシートの長さで開口部から出てくることになる。

　図１８は本発明の突起を構成とした開口部の図一例であり、（７）の開口部は、（８）の凸型形状をした突起の頂点より外側方向と（１３）の開口部の短辺の間にくぼみ（１０）を有したティッシュペーパー取り出し用開口部であり、ティッシュペーパー取り出し開口部の中央側の突起部分や頂点付近などは出てくるティッシュペーパーを滑らせて突起の外側方向へ回り込ませることが可能な凸型形状の曲線の突起であり、開口部の点対称に反転した位置付近において対向する突起とついをなす形状の、本発明のシート取り出し用開口部である。

　通常の収納箱に入った二枚一組で使用するティッシュペーパーは、一組のペーパーを取り出すと次のペーパーの上下が反転して出てくる種類のものであるが、ティッシュペーパーを取り出すごとに取り出し用開口部の点対称又は点対称に近い位置についに設けた突起がティッシュペーパーを外側方向へ広げながら交互に支えることができるという効果を発揮する。

　図１８はシート取り出し用開口部の中央側が曲線形状の突起を点対称又は点対称に近い位置に配置し、突起（８）付近と（ａ－ａ’）を軸にした線対称の位置付近にある開口部（９）を直線形状又は直線形状に近い曲線形状にし、（９）でティッシュペーパーが引っかかりにくくすることが可能であり、スムーズにティッシュペーパーを取り出すことができる。

　図１９は本発明のシート取り出し用開口部で用いる突起部分を上から見た図一例であり、（１１）は取り出し用開口部に設けた本発明の突起部分であり、開口部の対角線（ｋ－ｋ’）に（１１）の突起がかからない位置に存在しているが、（１１’）の様に突起部分が対角線（ｋ－ｋ’）上付近の位置に存在するものなど、本発明の請求項２の突起が開口部にあるいずれかの対角線（ｋ－ｋ’）上を超えなければ、突起は中心線（ａ－ａ’）を超えてもよく、それらの種類は多様であり限定しない。

　上記図１９は対角線（ｋ－ｋ’）をもとに説明したが、対角線（ｊ－ｊ’）に置き換えても同様である。

　図２０は本発明のティッシュペーパー取り出し用開口部一例であり、（１２）は曲線形状の突起で図９で示した（１０）のくぼみを有していない。

　突起の外側にくぼみがなくなるとティッシュペーパーが滑って出過ぎる傾向が強くなる。

　また、（１３）は開口部の外側の縁であり、（１３）と突起の頂点は少し距離がある方がティッシュペーパーの固定を行いやすい。

　図２の（１）と同様の面に位置する本発明の開口部において、本発明の開口部の幅は、取り出すシートの幅の２分の１以上でかつシートの折り目方向の幅より小さいものがよい。

　以上のように本実施形態によれば、シートを使用せずスムーズなティッシュペーパーの取り出しが行える効果を得られるものである。

　本発明の請求項で述べた、従来のティッシュペーパー取り出し用開口部にあったミシン目によって取り去る上ぶたは本発明の容器においても使用するが、ミシン目によって切り取る上ぶた自体が最初からついてないものも考えることができる。

　上記の実施の形態の例は本発明の説明のためのものであり、本ティッシュペーパー取り出し用開口部における微細な形状や構造の種類を限定したものではない。

　以下、本発明の実施例を図２１～図３０に基づいて説明する。

　図２１は本発明のティッシュペーパー取り出し用開口部の図一例であり、図１８の開口部に（１４）のくぼみをつけティッシュペーパーが滑って出やすくしたものであるが、（１３’）の形状は直線（ａ－ａ’）に垂直な直線形又は直線形に近い形であるほうが開口部の幅が大きい場合ティッシュペーパーを引っかけて固定しやすい。

　図２２は本発明のティッシュペーパー取り出し用開口部の図一例であり、図１８の開口部の短辺（１３）を短くし、対向する交互の（８）と（９）の距離を近くすることでティッシュペーパーを開口部に引っかかりやすくしたものである。

　図２３は本発明のティッシュペーパー取り出し用開口部の図一例であり、図２１の開口部に（１５）の指が入りやすい開口部拡大用のくぼみを設けたものであり、ティッシュペーパーを取り出しやすくしたものである。

　本発明の突起部分の横付近に位置するくぼんだ部分の形状について、同一であっても、または、異なる形状のものであっても類似の効果を得ることが可能であり、本発明の請求項の範囲内においてその種類は限定されない。

　また図２３は見方を変えると（９）及び（９’）の両側がくぼみで、（９）及び（９’）が点対称の位置に存在する突起のようにみることもできるが、（８）及び（８’）が開口部に存在しており、見方を変えても本発明の請求項に影響を与えることはない。

　図２４は本発明のティッシュペーパー取り出し用開口部の突起の種類の一つを示す図一例の図で、取り出し用開口部上側の突起（１６）、取り出し用開口部下側の突起（１６’）が設けられたものであるが、それぞれの突起の形状が同一、または、異なる形状のものであっても類似の効果を得ることが可能であり、その形状の種類は限定されない。

　図２５は本発明のティッシュペーパ取り出し用開口部一例の図であり、図９と類似の開口部に上下の長辺が２種類合わせた直線形状のものに、突起を線対称の位置に構成した開口部である

　図２６は本発明のティッシュペーパ取り出し用開口部一例の図であり、図１０の（７ｂ）が上下の（１７）と（１７’）により直線の辺よりなる突起形状を有する開口部である。

　また、図２６の（１７）と（１７’）が同じ長さの場合は本発明の開口部ではなく、点対称形のメリットがない開口部である。

　図２７は本発明のティッシュペーパ取り出し用開口部一例の図であり、開口部の中心を軸に図２６が時計回りに回転させた形状のものであるが、この形状のものの場合（１７）と（１７’）が同じ長さであっても点対称のもののメリットが生じる。

　図２８は本発明のティッシュペーパー取り出し用開口部一例の図であり、本請求項２に本請求項５のくぼみを設けたものであるが、開口部の４カ所の四隅にある直線形状のくぼみは曲線形状でもよくその種類は限定しない。

　図２９は本発明のティッシュペーパ取り出し用開口部一例の図であり、それぞれ頂点の高さが異なる（１８）と（１９）の曲線形状の突起と、（２０）の指挿入用の開口部と、（２１）のティッシュペーパーが開口部の鋭角により引っかかることを防ぐための凹型曲線形状の凹みを構成としたものである。

　図３０は本発明のティッシュペーパー取り出し用開口部の種類の一つを示す図一例であり、（２２）は本発明の突起部分、（２３）はくぼみ部分、（２４）及び（２５）はティッシュペーパーをかけるための副次的な突起であり、副次的にティッシュペーパーをかけティッシュペーパーが連続して箱から出過ぎるのを防止することができる突起である。

　図３１は本発明のティッシュペーパー取り出し用開口部に設けた上ぶたの種類の一つを示す図一例であり、（２６）は開口部中心からミシン目によって半分に分割し外すことができる上ぶた、（２７）は上ぶたが細くなっている部分、（２８）は指を押し込むことで穴ができるミシン目のついた上ぶた部分である。

　（２７）の上ぶたが細くなる部分は、（１’）とのミシン目の切っている部分を広くして周囲のミシン目より外れやすくしているが、開口部の形状に変化のある部分を外れやすくしたり、また、直線形状や直線に近い形状に対してミシン目を二重にいれるなど、ミシン目の形状や間隔や数などそれらの種類は限定されない。

　本発明の実施態様は以下の通りである。
１．本発明のティッシュペーパー取り出し用開口部は、すべてが直線又は曲線により構成するものであっても、直線又は曲線を複合するものであっても、本発明の条件を満たすものであればその形状の種類は限定しない。
２．本発明の請求項の条件内であれば、開口部が直線形状や曲線形状や直線と曲線を複合した形状のものであっても、その種類は限定しない。
３．本発明の請求項の一つで使用する副次的な突起は、主となる突起の高さより低い高さ、又は、主となる突起の大きさより小さい突起である。
４．本発明の請求項の条件内であれば、本発明のティッシュペーパー取り出し用開口部に、くぼみや副次的な突起を複数又は単数設けることや、くぼみや副次的な突起の形状や構成位置の種類は限定しない。
５．本発明の請求項の条件内であれば、上ぶた及びミシン目の種類は限定しない。
６．本発明の請求項の条件内であれば、他の発明の山折りや谷折りにする折り目線や、ミシン目や、切れ目などを本発明の収納箱に複合したり、収納箱内部にシート以外のものを入れるなど、シート収納箱の製造者や使用者による任意の複合の種類は限定しない。

従来のシートの収納箱を斜め上から見た図一例従来のシートの収納箱を真上から見た図一例従来のシートの収納箱を真上から見た図一例従来のシートの収納箱を真上から見た図一例従来のシートの収納箱を真上から見た図一例従来のシートの収納箱を真上から見た図一例本発明のシートの図一例従来の図を基にした本発明のティッシュペーパー取り出し用開口部を説明するための図本発明のシート取り出し用開口部面の図一例本発明のシート取り出し用開口部面の図一例本発明のシート取り出し用開口部面の図一例本発明のティッシュペーパー取り出し用開口部について説明のための図本発明のシート取り出し用開口部の図一例本発明のシート取り出し用開口部面の図一例本発明のシート取り出し用開口部面の図一例本発明のシート取り出し用開口部面の図一例本発明のシート取り出し用開口部面の図一例本発明のシート取り出し用開口部面の図一例本発明のシート取り出し用開口部で用いる突起部分を上から見た図一例本発明のシート取り出し用開口部の図一例本発明のシート取り出し用開口部面の図一例本発明のシート取り出し用開口部の図一例本発明のシート取り出し用開口部の図一例本発明のシート取り出し用開口部の突起の種類の図一例本発明のシート取り出し用開口部の図一例本発明のシート取り出し用開口部の図一例本発明のシート取り出し用開口部の図一例本発明のシート取り出し用開口部の図一例本発明のシート取り出し用開口部の図一例本発明のシート取り出し用開口部の図一例本発明のシート取り出し用開口部に設けた上ぶたの種類の図一例

１：従来のティッシュペーパー収納容器のシート取り出し用開口部をもつ面
１’：本発明のティッシュペーパー収納容器のシート取り出し用開口部をもつ面
２：シート取り出し用開口部
２’：上ぶた
３：高分子化合物により作られた開口部用シート
４：開口部用シートの切れ目（スリット）
５、５’、５’’：ティッシュペーパーを固定するための突起
６：シート、６’：シートの折り目
１’：本発明のティッシュペーパー収納箱の面、１’’：線対称な形状の開口部
７：本発明のシート取り出し用開口部、７ａ：開口部の長辺、７ｂ：開口部の短辺
７Ｌ、７Ｒ：開口部を形成するそれぞれの辺
８：凸型形状をした突起・開口部の突起、９：曲線形状の突起の対辺にある開口部、１０：開口部に設けたくぼみ、１１・１１’・１１’’：開口部を形成する突起、１２：曲線形状の突起、１３：開口部の短辺・開口部の外側の縁、１３’開口部の外側の縁、１４：くぼみ、１５：開口部拡大用のくぼみ、１６：開口部上側の突起、１６’：用開口部下側の突起、１７・１７’：開口部短辺に相当する部分に構成する突起、１８：１９と高さの異なる曲線形状の突起、１９：１８と高さの異なる曲線形状の突起、２０：指挿入用の開口部、２１：凹型曲線形状のくぼみ、２２：本発明の突起部分、２３：指挿入用のくぼみ部分、２４・２５：本発明の突起の高さより小さい副次的な突起、２６：上ぶた、２７：上ぶたが細くなっている部分、２８：指を押し込むための上ぶた部分
Ａ：シート収納箱の横
Ｂ：シート収納箱の縦
Ｃ：シート収納箱の高さ
ａ－ａ’：開口部の中心を通るシートの折り目の線と平行又はほぼ平行な直線
ｂ－ｂ’：収納箱の開口部の中心を通りシートの折り目の線と垂直又はほぼ垂直な直線
ｄ：ティッシュペーパー取り出し用開口部の中央
ｈ－ｈ’、ｉーｉ’：半分に折ったシートの対角線
ｊ－ｊ’、ｋ－ｋ’：シート収納箱の開口部の対角線
ｓ：１’面上のｂ－ｂ’と平行で開口部の突起の頂点の対辺に位置する部分を通る線
ｔ：１’の面と隣り合う垂直になった面上にある底面との垂線

Claims

　シート収納箱のシート取り出し用開口部の存在する面を同一平面上の平らな状態にするとその開口部の中心から直径３ｍｍの円内において開口部の縁が存在せず、かつ、開口部の最大幅が７ｃｍ以上であり、
収納箱に収納され折りたたまれたシートの平均的な折り目の線と平行な線を軸に開口部を１８０度回転すると非線対称形状であり、かつ、開口部の中心を軸に開口部を１８０度回転すると点対称又はほぼ点対称形状の開口部縁であり、
シートの平均的な折り目の線と垂直な線と平行又はほぼ平行な接線が存在しないか又は２カ所以下のみ存在する形状の開口部を有した、シート収納箱。
　上記請求項１の形状又は上記請求項１の形状の開口部を線対称にした形状のシート取り出し用開口部に対し、頂点が一つである突起を非線対称であり点対称ほぼ点対称の位置に一対有するか、又は、頂点が一つである突起を一対有することにより開口部の形状が非線対称であり点対称又はほぼ点対称の形状である、シート収納箱。
　上記請求項１又は上記請求項２のシート取り出し用開口部において、開口部中心を通るシートの平均的な折り目の線と垂直な線上の開口部付近に指挿入用の凹形状の縁を有し、
その凹型形状の縁がシートを滑らせ支持するための開口部縁の最も中心側の縁より下側において１ｃｍ以上シートの折り目と平行な方向に凹んでいない、指挿入用の穴を有した、シート収納箱。
　収納箱の開口部が存在する面において、シートの折り目と垂直な線に平行な上記請求項２の突起の頂点の高さより低い高さの曲線形又は直線形の突起を有した、シート収納箱。
　上記請求項１又は上記請求項２の開口部をシートの平均的な折り目方向に３分割した場合の両端側の構成部分において、３分割した中央の構成部分まで凹んだ曲線が続かない形状のくぼみを複数個有した、シート収納箱。
　上記請求項１～上記請求項５のシート取り出し用開口部の１周の長さがシートの平均的な折り目方向の長さに対して２倍以下の長さである、シート収納箱。