JP6517584B2 - シート収納容器 - Google Patents

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Description

本発明はシート収納容器、特に、使い捨てのふきん等のウエットタイプの複数のシートを収納し、該シートを1枚1枚外部に取り出して使用するポップアップ式のシート収納容器に関するものである。
例えば、食品工場における食品容器などの拭き取りや、調理用具の拭き取りや、手指の拭き取りとして、使い捨ての不織布製のふきんや、ウエットティッシュや、除菌シートなどのシートがある。かかる、シートには、アルコール液などの清浄液などの液体が含浸した不織布、布や紙などのウエットタイプのシート、清浄液などの液体が含浸しないドライタイプのシートがある。
そして、従来の上記シートを収納する収納容器aは、例えば、図14に示すように、上面開口の直方体状の容器本体bと、該容器本体bの上面開口を塞ぐ天井蓋cと、該天井蓋cの中央部に形成された長楕円形状のシート取出し口部dと、該シート取出し口部dを塞ぐ、開閉蓋eとよりなる。
また、上記シート収納容器aに収納される複数のシートfが重ねられたシート体gは、例えば、図15に示すように、略正方形に近い矩形状のシートを、前後方向の中央において左右方向に延びる折り畳み線hで前後方向に二つ折りに折り畳んで、左右方向に長い矩形状のシートfを形成し、図16に示すように、上記シートfを、上下に複数重ね合せると共に、該シートfに隣接する上下の他のシートの一部f1、f2を、それぞれ上記シートfの折り畳み部分に挟み込んで重ね合わせることにより形成され、全体形状が略直方体状に形成されている。
そして、例えば、食品工場における食品容器の拭き取りなどに使用される上記シート収納容器aにおいては、上記容器本体bの上記天井蓋cを開け、最初に、ドライタイプのシートfが複数重ね合されたシート体gを上記収納容器b内に収納し、その後に上記容器本体bに所望量のアルコール液を入れ、上記天井蓋cを閉め、底に貯まったアルコールにより、上記シート体g全体にアルコールを含浸させるようにする。
そして、上記シートfを外部に取り出さない時には、上記容器本体b内のシート体gが乾燥しないよう開閉蓋eを閉じる、また、上記シートfを外部に取り出す時には、上記開閉蓋eを開け、上記容器本体b内の最上部のシート1枚を、上記シート取り出し口部dを介して、外部に引き出すようにする。
この時、上記外部に引き出される最上部のシートは、下に重ね合わされた他のシートの一部を、上記最上部のシートの折り畳み部分に挟み込んでいるので、下の他のシートの一部も一緒に、上記シート取り出し口部dから引き出される。
そして、上記最上部のシートの全体が上記シート取り出し口部dから取り出された時に、下の他のシートの一部との挟み込みが解除されるので、上記下の他のシートはそれ以上外部に引き出されることなく、該下の他のシートの一部のみを上記取り出し口部dから外部に引き出した状態とすることができ、次にシートを引き出す時に、取り出しやすくできるようになる。
このような収納容器としては、例えば、特許文献1がある。
特開2008−162638号公報
しかしながら、上記従来のシート収納容器aのシート取り出し口部dが大きく、また、最上部のシートとその下のシートが濡れているので、互いに密着して、最上部のシートを容器本体外部に取り出す際に、下のシートの全体も一緒に容器本体外部に取り出されてしまうことが多かった。
そこで、本発明者は、シート取り出し口部の形状に関して、種々実験、検討したところ、下のシート全体も容器本体外部に取り出されない形状を見出した。
本発明のシート収納容器は、前後方向に折り畳んで形成したシートを上下に複数重ね合わせると共に、該シートに隣接する上下の他のシートの一部を、それぞれ上記シートの折り畳み部に挟み込んで重ね合わせることにより形成したシート体を収納する、矩形状の天井部よりなる収納容器と、該収納容器の天井部に設けた、シート取り出し口部とよりなり、上記シート取り出し口部は、それぞれ放射状に伸びる、左後側方向に直線状に延びる左後側の長孔部と、右後側方向に直線状に延びる右後側の長孔部と、右前側方向に直線状に延びる右前側の長孔部と、左前側方向に直線状に延びる左前側の長孔部と、これら各長孔部の基部が連結されて形成された中央開口部とよりなり、上記左後側の長孔部と上記右前側の長孔部とは、該各長孔部の長手方向に延びる各中心軸線が、上記天井部上の所望の位置の点を通る、長手方向となる左右方向に対して32度の傾斜角度の左後側から右前側へ向かう方向の一方の仮想線を挟む位置に設けられ、上記右後側の長孔部と上記左前側の長孔部とは、該各長孔部の長手方向に延びる各中心軸線が、上記所望の位置の点を通る、左右方向に対して32度の傾斜角度の右後側から左前側へ向かう方向の他方の仮想線を挟む位置に設けられ、上記左後側の長孔部及び上記右後側の長孔部は、それぞれ上記各仮想線に対して、後側に離間する位置に設けられると共に、上記右前側の長孔部及び上記左前側の長孔部は、それぞれ上記各仮想線に対して、前側に離間する位置に設けられることを特徴とする。
また、上記左後側の長孔部と右後側の長孔部は、該各長孔部の長手方向の上記点側の縁部が、上記一方及び他方の仮想線に一致、または、後方に位置し、上記右前側の長孔部と左前側の長孔部とは、該各長孔部の長手方向の上記点側の縁部が、上記一方及び他方の仮想線に一致、または、前方に位置することを特徴とする。
また、上記天井部上の所望の位置の点は、上記天井部の左右方向及び前後方向における中心点であることを特徴とする。
また、上記左後側の長孔部の基部の縁部と上記右後側の長孔部の基部の縁部とが所望の曲率半径の円弧で連結された側の連結縁部と、上記左前側の長孔部の基部の縁部と上記右前側の長孔部の基部の縁部とが所望の曲率半径の円弧で連結された側の連結縁部とには、上記中央開口部の前後方向の離間距離を狭めるための突出縁部がそれぞれ形成されていることを特徴とする。また、上記左後側の長孔部の基部の縁部と上記右後側の長孔部の基部の縁部とが連結された後側の連結縁部と、上記左前側の長孔部の基部の縁部と上記右前側の長孔部の基部の縁部とが連結された前側の連結縁部とには、上記中央開口部の前後方向の離間距離を狭めるための突出縁部がそれぞれ形成され、該中央開口部の前後方向の距離は、8〜10mmに形成され、上記左後側の長孔部の基部の縁部と上記左前側の長孔部の基部の縁部とが連結された左側の連結縁部と、上記右後側の長孔部の基部の縁部と上記右前側の長孔部の基部の縁部とが連結された右側の連結縁部との距離は、3〜5mmに形成されることを特徴とする。
本発明のシート収納容器によれば、最上部のシートのみを容器から取り出すことができ、その下のシートの全体が、取り出されないようにでき、シートが2枚以上重なって取り出されることがないようになる。
本発明のシート収納容器の斜視図である。 該シート収納容器の平面図である。 図2のA−A線断面図である。 開口部の説明用拡大図である。 開口部の説明用拡大図である。 本発明のシート収納容器のシートの取り出しを説明する図である。 本発明のシート収納容器のシートの取り出しを説明する図である。 本発明のシート収納容器のシートの取り出しを説明する図である。 本発明のシート収納容器のシートの取り出しを説明する図である。 本発明のシート収納容器のシートの取り出しを説明する図である。 本発明のシート収納容器のシートの取り出しを説明する図である。 本発明のシート収納容器の他の実施例の開口部の要部の拡大断面図である。 本発明のシート収納容器の他の実施例の開口部の拡大平面図である。 従来のシート収納容器の斜視図である。 折り畳まれたシートの斜視図である。 シート体を収納したシート収納容器の縦断側面図である。
以下、図面によって本発明の実施例を説明する。
図1〜図3は、例えば、半透明のプラスチック製からなる本発明のシート収納容器の収納容器1を示し、該収納容器1は、例えば、上面開口の略直方体状の容器本体2と、該容器本体2の上面開口部を開閉自在に塞ぐ、上記収納容器1の天井部を形成する天井蓋3と、該天井蓋3の中央部に設けたシート取出し口部4と、該シート取出し口部4を開閉自在に塞ぐ開閉蓋5とよりなる。
なお、上記容器本体2は、例えば、縦(前後方向)123mm、横(左右方向)214mm、高さ105mmである。
また、上記容器本体2と上記天井蓋3を構成する壁の厚みは例えば2mmであり、上記開閉蓋5を構成する壁の厚みは例えば1.5mmである。
上記容器本体2は、上記シート体gを収納する容器であり、該容器本体2の底板形状は、上記シート体gが収納できると共に、該容器本体2内で、上記シート体gが大きく移動しないように、上記矩形状のシートfの大きさと略同じ、或いは若干大きい矩形状に形成されている。
なお、上記二つ折りにされた矩形状のシートfは、例えば、縦110mm、横210mmである。
上記天井蓋3は、矩形状の天板3aと、該天板3aの略全周縁に連ねて、下方に延びて設けられた側板3bとよりなり、該側板3bの下部は、前記容器本体2の上端に嵌合するように形成されている。
また、上記容器本体2の後壁2aの上端と、上記天井蓋3の後側の側板の下端とは連結部2bにより、折り曲がり自在に連結され、上記天井蓋3が、上記容器本体2に対して開閉自在に設けられている。
なお、3cは、上記側板3bの前側の側板の中央部下端から、下方に延びて設けられた矩形状の取っ手部であり、該取っ手部3cを斜め手前上方に引っ張ることにより、上記天井蓋3と上記容器本体2との嵌合を解除して、上記天井蓋3を開けられるように形成されている。
また、天井蓋3の中央部は、例えば、円形状の凹部6が形成され、該凹部6の底部中央に、上記取出し口部4が形成されている。
上記凹部の深さは例えば、8mmである。
なお、上記凹部6は、後述するように、上記容器本体2外部に一部引き出されたシート部分を収納できる空間を有する。
また、上記開閉蓋5は、上記凹部6を塞ぐ、円形状の板部5aと、該板部5aと上記天井蓋とを連結する連結板部5bとにより形成され、上記開閉蓋5により、上記一部が容器本体2外部に取り出された状態のシートの液体を乾燥させないように、該凹部6を塞ぐように形成されている。
上記シート取出し口4は、図2に示すように、上記収納容器1(天井蓋3)の左右方向及び前後方向における中心部に形成されたX状の開口部7と、上記開口部7の縁に沿って上方に立ち上がる縁部8とよりなり、該縁部8は、例えば、厚さ2mm、(天井蓋下面からの)高さ5mmである。
そして、上記X状の開口部7は、図4に示すように、上記天井蓋3の左右方向に対して、それぞれ所望の角度、例えば、それぞれ斜め30度〜45度、好ましくは32度傾斜して放射状に伸びる、4つの左後側に斜めに延びる左後側の長孔部7aと、右後側に斜めに延びる右後側の長孔部7bと、右前側に斜めに延びる右前側の長孔部7cと、左前側に斜めに延びる右前側の長孔部7dと、これら各長孔部7a、7b、7c、7dの基部が連結されて形成された中央開口部7eとよりなる。
なお、上記各長孔部7a、7b、7c、7dの基部の縁が連結される連結縁部分9a、9b、9c、9dは、それぞれ角がなく滑らかに湾曲して連結されている。
また、上記各長孔部7a、7b、7c、7dは、それぞれ略同形状であるのが好ましく、例えば、長さL1が11mm、幅L2が1.4mm〜3.6mm、好ましくは2mmの略直線状の長孔であり、先端部は円弧状に形成されている。また、かかる場合、対向する上記左後側の長孔部7aの基部と上記右前側の長孔部7cの基部との距離L3と、対向する上記右後側の長孔部7bの基部と上記左前側の長孔部7dとの距離L4は、それぞれ所望の距離、例えば、10mmだけ離間して設けられている。
また、上記左後側の長孔部7aの基部の縁部と上記右後側の長孔部7bの基部の縁部とが連結された後側の連結縁部9aと、上記右前側の長孔部7cの基部の縁部と上記左前側の長孔部7dの基部の縁部とが連結された前側の連結縁部9cは、例えば、それぞれ所望の曲率半径の円弧で形成され、その曲率半径は、例えば、3mmである。
また、上記右後側の長孔部7bの基部の縁部と上記右前側の長孔部7cの基部の縁部とが連結された右側の連結縁部9bと、上記左後側の長孔部7aの基部の縁部と上記左前側の長孔部7dの基部の縁部とが連結された左側の連結縁部9dも、例えば、それぞれ所望の曲率半径の円弧で形成され、その曲率半径は、例えば、10.5mmである。
また、上記前後左右の4つの連結縁部9a、9b、9c、9dのうち、上記後側の連結縁部9aと、上記前側の連結縁部9cとには、それぞれ、上記開口部7の中心点側に向かって更に突出した突出縁部10a、10bが形成され、該突出縁部10a、10bにより、上記開口部7の中央開口部7eの前後方向の離間距離を所望の距離となるよう調整するようにする。
なお、上記突出縁部10a、10bにより離間距離が調整された、上記中央開口部7eの前後方向の所望の離間距離L5は、例えば、8〜10mm、好ましくは、8.4mmであり、上記各突出縁部10a、10bは、例えば、上記連結縁部9a、9cの中心縁から突出した、突出長さが約2mmで、曲率半径が2mmの円弧である。
また、上記左後側の長孔部7aと上記左前側の長孔部7dとが連結された左側の連結縁部9dと、上記右後側の長孔部7bと上記右前側の長孔部7dとが連結された右側の連結縁部9bとの所望の離間距離L6は、例えば、3.0〜5.0mm、好ましくは、3.5mmである。
また、図5に示すように、上記左後側の長孔部7aと上記右後側の長孔部7bとは、上記各長孔部7a、7bの長手方向に延びる各中心軸線11a、11bが、上記天井蓋3の所望の位置の点12、例えば、上記天井蓋3(収納容器1)の左右方向及び前後方向における中心点12を通る、左右方向に対して、所望の傾斜角度、例えば、32度の傾斜角度の左後側から右前側に向かう方向の一方の仮想線13と、左右方向に対して、所望の傾斜角度、例えば、32度の傾斜角度の右後側から左前側に向かう方向の他方の仮想線14に対して、それぞれ後方に、所望の距離L7、L8、例えば、それぞれ0.7〜1.8mm、好ましくは1mmだけ離間して、位置するように設けられる。
また、上記右前側の長孔部7cと上記左前側の長孔部7dとは、上記各長孔部7c、7dの長手方向の各中心軸線11c、11dが、上記一方及び他方の仮想線13、14に対して、それぞれ前方に、所望の距離L9、L10、例えば、それぞれ0.7〜1.8mm、好ましくは1mmだけ離間して、位置するように設けられている。
即ち、対向する上記左後側の長孔部7aと上記右前側の長孔7cとは、上記各長孔部7a、7cの長手方向に延びる各中心軸線11a、11cが、上記一方の仮想線13を挟む位置に設けられると共に、該一方の仮想線13からそれぞれ所望の距離離間する位置に設けられ、また、上記左後側の長孔部7aは、上記一方の仮想線13に対して後方に位置し、上記右前側の長孔部7cは、上記一方の仮想線13に対して前方に位置するように設けられる。
また、対向する上記右後側の長孔部7bと上記左前側の長孔7dとは、上記各長孔部7b、7dの長手方向に延びる各中心軸線11b、11dが、上記他方の仮想線14を挟む位置に設けられると共に、該他方の仮想線14からそれぞれ所望の距離離間する位置に設けられ、また、上記右後側の長孔部7bは、上記他方の仮想線14に対して後方に位置し、上記左前側の長孔部7dは、上記他方の仮想線14に対して前方に位置するように設けられる。
なお、図5に示すように、上記左後側の長孔部7aと右後側の長孔部7bとは、上記各長孔部7a、7bの長手方向の上記中心点12側の縁部15a、15bが、上記一方及び他方の仮想線13、14に一致、または、上記一方及び他方の仮想線13、14よりも所望の距離だけ後方に位置し、また、上記右前側の長孔部7cと上記左前側の長孔部7dとは、上記各長孔部7c、7dの長手方向の上記中心側の縁部15c、15dが、上記一方及び他方の仮想線13、14に一致、または、上記一方及び他方の仮想線13、14よりも所望の距離だけ前方に位置することが好ましい。
また、上記X状の開口部7は、上記所望の位置の点(中心点12)を通る左右方向に延びる線に対して、線対称であり、かつ、該所望の位置の点(中心点12)を通る前後方向に延びる線に対して線対称であることが好ましい。
本発明のシート収納容器は、上記のような構成であるから、上記容器本体2から天井蓋3を開け、例えば、ドライタイプのシートにより形成されたシート体gを収納し、その後に容器本体2の底部に所望量のアルコールを入れ、上記天井蓋3を閉め、底に貯まったアルコールにより、上記シート体g全体にアルコールを含浸させるようにする。
そして、シートfを取り出さない時には、容器本体2内のシートfが乾燥しないように、開閉蓋5を閉じる。
また、シートfと取り出す時には、上記開閉蓋5を開け、例えば、上記開口部7に指を入れて、容器本体2内のシート体gの最上部のシート16を、上記開口部7を介して、容器本体2外部に引き出すようにする。
上記最上部のシート16の引き出しに伴い、図6に示すように、上記最上部のシート16の折り畳み部分に、一部が挟み込まれたその下のシート17も一緒に上記開口部7を介して、容器本体2外部に引き出され、図7に示すように、最上部のシート16全体が上記開口部7から取り出された時に、下のシート17との挟み込みが解除されるようになる。
ここで、含浸したアルコールにより、最上部のシート16と、その下のシート17が密着している場合があるが、図7に示すように、下のシート17が上記突出縁部10aに接触して、その抵抗により、下のシート17の引き出しが阻まれ、下のシート17の一部のみが上記容器本体2外部に引き出された状態で、下のシート17の全体が容器本体2外部に引き出されることなく、図8に示すように、上記最上部のシート16とその下のシート17とを分離できるようになる。
また、対向する上記左後側の長孔部7aと上記右前側の長孔部7cとが、対応する上記一方の仮想線13を挟んで、互い違いにずれて設けられると共に、対向する上記右後側の長孔部7bと上記左前側の長孔部7dとが、対応する上記他方の仮想線14を挟んで、互い違いにずれて設けられているので、上記突出縁部10aの接触による抵抗に加えて、上記下のシート17が、上記各対向する長孔部の互い違いの縁部に挟まれて、その抵抗により、下のシート17の引き出しが阻まれ、上記下のシート17の一部のみが上記容器本体2外部に引き出された状態で、上記下のシート17の全体が容器本体2外部に引き出されることなく、上記最上部のシート16とその下のシート17とを分離できるようになる。
なお、図6〜図11において、実際のシートは密着しているが、密着したシートの位置関係が分かり易いように、各シートが離間した状態で表している。
そして、次に、下のシート17を取り出す時は、上記容器本体2から外部に露出したシート部分を引き出し、この次のシート17の引き出しに伴い、図9に示すように、上記下のシート17の折り畳み部分に、一部が挟み込まれたその下の他のシート18も一緒に上記開口部7を介して、容器本体2外部に引き出され、図10に示すように、下のシート17全体が上記開口部7から取り出された時に、更に下のシート18との挟み込みが解除されるようになる。
ここで、上記と同様に、含浸したアルコールにより、下のシート17と、その更に下のシート18が密着している場合があるが、図10に示すように、更に下のシート18が上記突出縁部10bに接触して、その抵抗により、更に下のシート18の引き出しが阻まれ、更に下のシート18の一部のみが上記容器本体2外部に引き出された状態で、更に下のシート18の全体が容器本体2外部に引き出されることなく、図11に示すように、上記下のシート17とその下のシート18とを分離できるようになる。
以上のように、上記突出縁部10a、10bにより、上記開口部7の前後方向の離間距離を調整するので、上記開口部7の大きさをある程度大きくすることができ、従って、シートを容器本体外部に取り出し易くすると共に、上記突出縁部10a、10bにより、上記開口部の前後方向の間隔を狭め、最上部のシート16の取出しに伴って、下のシート17全体が容器本体外部に取り出されてしまうことを防止できるようになる。
また、上記対向する長孔部を、上記仮想線を境に、互い違いにずらすことにより、下のシート全体が容器本体2外部に取り出されないようにしたので、上記開口部7の大きさをある程度大きくしても、下のシート全体が容器本体2外部に取り出されないようになる。
なお、上記容器本体2は、立方体状であってもよい。
また、本発明では、上記容器本体2の長手方向を左右方向とし、それに直交する方向を前後方向としたが、上記容器の長手方向を前後方向とし、それに直交する方向を左右方向としてもよい。
また、上記容器本体内に挿入される、シート体のシートの折り畳み方向は、上記連結縁部に突出縁部が設けられる方向と一致するのが好ましい。
また、上記シート取出し口4は、縁部8を省略してもよい。但し、縁部8があれば、シートの外部への取り出しの際に、該縁部8がガイドとなって、シートを取り出し易くなる。
また、上記各長孔部の長さや幅の形状は、異なってもよい。また、左右方向に対する各長孔部の傾斜角度が異なってもよい。また、多少湾曲していてもよい。
また、図12及び図13に示すように、上記開口部7の縁部8の内周面を、その断面が凸状となるように形成して、上記シートfとの接触面積や接触圧を調整するようにしてもよい。なお、上記凸状からなる凸部19は、例えば、中心側に突出する、上下方向幅1.5mm、突出長さ0.75mmである。また、上記凸部19は、前記縁部8の内周の全部又は一部に設けるようにしてもよい。また、上記凸部19は、全周に渡って、突出長さを同じとしても良いが、例えば、後側の連結縁部9aと前側の連結縁部9cにおける突出長さに比べて、右側の連結縁部9bと左側の連結縁部9dにおける突出長さを長くし、開口部7の左右方向の間隔も調整するなど、場所によって、突出長さを変化させるようにしてもよい。
1 収納容器
2 容器本体
2a 後壁
2b 連結部
3 天井蓋
3a 天板
3b 側板
3c 取っ手部
4 シート取出し口部
5 開閉蓋
5a 板部
5b 連結板部
6 凹部
7 開口部
7a 左後側の長孔部
7b 右後側の長孔部
7c 右前側の長孔部
7d 左前側の長孔部
7e 中央開口部
8 縁部
9a 連結縁部
9b 連結縁部
9c 連結縁部
9d 連結縁部
10a 突出縁部
10b 突出縁部
11a 中心軸線
11b 中心軸線
11c 中心軸線
11d 中心軸線
12 点
13 一方の仮想線
14 他方の仮想線
15a 縁部
15b 縁部
15c 縁部、
15d 縁部
16 シート
17 シート
18 シート
19 凸部

Claims (5)

  1. 前後方向に折り畳んで形成したシートを上下に複数重ね合わせると共に、該シートに隣接する上下の他のシートの一部を、それぞれ上記シートの折り畳み部に挟み込んで重ね合わせることにより形成したシート体を収納する、矩形状の天井部よりなる収納容器と、該収納容器の天井部に設けた、シート取り出し口部とよりなり、
    上記シート取り出し口部は、それぞれ放射状に伸びる、左後側方向に直線状に延びる左後側の長孔部と、右後側方向に直線状に延びる右後側の長孔部と、右前側方向に直線状に延びる右前側の長孔部と、左前側方向に直線状に延びる左前側の長孔部と、これら各長孔部の基部が連結されて形成された中央開口部とよりなり、
    上記左後側の長孔部と上記右前側の長孔部とは、該各長孔部の長手方向に延びる各中心軸線が、上記天井部上の所望の位置の点を通る、長手方向となる左右方向に対して32度の傾斜角度の左後側から右前側へ向かう方向の一方の仮想線を挟む位置に設けられ、
    上記右後側の長孔部と上記左前側の長孔部とは、該各長孔部の長手方向に延びる各中心軸線が、上記所望の位置の点を通る、左右方向に対して32度の傾斜角度の右後側から左前側へ向かう方向の他方の仮想線を挟む位置に設けられ、
    上記左後側の長孔部及び上記右後側の長孔部は、それぞれ上記各仮想線に対して、後側に離間する位置に設けられると共に、
    上記右前側の長孔部及び上記左前側の長孔部は、それぞれ上記各仮想線に対して、前側に離間する位置に設けられることを特徴とするシート収納容器。
  2. 上記左後側の長孔部と右後側の長孔部は、該各長孔部の長手方向の上記点側の縁部が、上記一方及び他方の仮想線に一致、または、後方に位置し、
    上記右前側の長孔部と左前側の長孔部とは、該各長孔部の長手方向の上記点側の縁部が、上記一方及び他方の仮想線に一致、または、前方に位置することを特徴とする請求項1に記載のシート収納容器。
  3. 上記天井部上の所望の位置の点は、上記天井部の左右方向及び前後方向における中心点であることを特徴とする請求項1または2に記載のシート収納容器。
  4. 上記左後側の長孔部の基部の縁部と上記右後側の長孔部の基部の縁部とが所望の曲率半径の円弧で連結された側の連結縁部と、
    上記左前側の長孔部の基部の縁部と上記右前側の長孔部の基部の縁部とが所望の曲率半径の円弧で連結された側の連結縁部とには、
    上記中央開口部の前後方向の離間距離を狭めるための突出縁部がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1、2または3に記載のシート収納容器。
  5. 上記左後側の長孔部の基部の縁部と上記右後側の長孔部の基部の縁部とが連結された後側の連結縁部と、上記左前側の長孔部の基部の縁部と上記右前側の長孔部の基部の縁部とが連結された前側の連結縁部とには、上記中央開口部の前後方向の離間距離を狭めるための突出縁部がそれぞれ形成され、
    該中央開口部の前後方向の距離は、8〜10mmに形成され、
    上記左後側の長孔部の基部の縁部と上記左前側の長孔部の基部の縁部とが連結された左側の連結縁部と、上記右後側の長孔部の基部の縁部と上記右前側の長孔部の基部の縁部とが連結された右側の連結縁部との距離は、3〜5mmに形成されることを特徴とする請求項1、2または3に記載のシート収納容器。
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