WO2006001244A1

WO2006001244A1 - スパウト装着方法及びスパウト装着装置

Info

Publication number: WO2006001244A1
Application number: PCT/JP2005/011245
Authority: WO
Inventors: Satoshi Nagano; Tsuyoshi Wada
Original assignee: Fuji Seal International, Inc.
Priority date: 2004-06-25
Filing date: 2005-06-20
Publication date: 2006-01-05
Also published as: US20070105698A1; EP1775113B1; JP4566628B2; JP2006007593A; EP1775113A4; EP1775113A1; US7677013B2

Description

スパゥト装着方法及びスパゥト装着装置

技術分野

[0001] この発明は、バウチにスパゥトを装着するスパゥト装着方法及びスパゥト装着装置に関する。

背景技術

[0002] 例えば、図 7 (a)に示すように、合成樹脂フィルム等のフレキシブルシートによって形成されたサイドガセット部を有するバウチ P1の上縁部分 UEに、飲口や注口となるスパゥト S1が装着されたスパゥト付きバウチ容器 SP1は、上縁部分 UEがヒートシ一ルされていないバウチ P1を別工程によって予め製造しておき、同図（b)に示すように、このバウチ P1の開放された上縁部分 UEにスパゥト S1を挿入した後に、その上縁部分 UEをヒートシールすることによって、スパゥト S1をバウチ P1に装着することになるが、こういったスパゥト装着作業は、例えば、図 8に示すようなスパゥト装着装置 50 によって行われる。なお、図 7における網掛け表示部分がバウチ P1のヒートシール領域を示している。

[0003] 上述したスパゥト装着装置 50は、図 8に示すように、スパゥト S1を順次搬送して供給するスパゥト供給部 51と、上縁部分 UEがヒートシールされていないバウチ P1を順次供給するバウチ供給部 52と、バウチ供給部 52から供給されるバウチ P1の上縁部分 UEに、スパゥト供給部 51から供給されるスパゥト S1を挿入した後、バウチ P1の上縁部分 UEをヒートシールすることで、スパゥト付きバウチ容器 SP1を形成する、多数のスパゥト装着ヘッドを備えたロータリ型のスパゥト装着部 53と、スパゥト装着部 53によって形成されたスパ外付きバウチ容器 SP1を順次排出する排出部 54とを備えており、バウチ供給部 52は、ヒートシールされていない上縁部分 UEが上を向くように、ノゥチ P1を立てた状態でスパゥト装着部 53に引き渡すようになつている。

[0004] 前記スパゥト装着部 53の各スパゥト装着ヘッドは、スパゥト S1における上下のフランジ部間を一対の把持アームで把持するスパゥトクランパ一と、このスパゥトクランパ一の下方側に配設された一対の吸引把持アームでバウチ P1の表裏両面を吸引保持するバウチホルダーと、スパゥトクランパ一とバウチホルダーとの間に配設された一対のシールバーを有するヒートシ一ラーとを備えており、スパゥトクランパ一によつて把持されたスパゥト S1と、このスパゥト S1の下方側で、バウチホルダーによって吸引保持されたバウチ P1を、同一の搬送ライン上を搬送しながら、バウチ P1の表裏両面を吸引保持している一対の吸引把持アームを開くことによってバウチ P1の上縁部分 u Eを開いた後、この吸引把持アームを上昇させることによって、バウチ P1の開いた上縁部分 UEにスパゥト S1を挿入し、その上縁部分 UEをヒートシ一ラーによってヒートシールするようになって!/、る。

特許文献 1：特開 2003— 311851号公報

特許文献 2：特開平 6 -48401号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] ところで、こういったスパゥト付きバウチ容器としては、上述したように、バウチ P1の上縁部分 UEにスパゥト S1を装着したもの以外に、例えば、図 9 (a)に示すように、パゥチ Pの傾斜した側縁部分 (スパゥト装着縁部） SEにスパゥト Sを装着したものがある 1S 上述したスパゥト装着装置 50は、同図 (b)に示すように、スパゥト装着縁部 SEがヒートシールされて、な、バウチ Pに対してスパゥト Sを斜めに装着することを考慮したものではな!/、ので、バウチ Pの傾斜した側縁部分 SEにスパゥト Sを装着することはできない。なお、図 9における網掛け表示部分がバウチ Pのヒートシール領域を示している。

[0006] 一方、特開平 6— 48401号公報〖こは、立てた状態のバウチの傾斜した側縁部分にスパゥトを装着するようにした自動充填包装システムが開示されて、るが、この自動充填包装システムは、（a)上端縁部分がヒートシールされていないバウチの供給、（b )バウチの上端コーナ部の切除、（c)切除することによって形成されたバウチの傾斜した側縁部分へのスパゥトの挿入、（d)スパゥトが挿入された、傾斜した側縁部分のヒートシール、 (e)内容物を充填するための充填口の開口、（f)内容物の充填、（g)充填口のヒートシール、 (h)内容物が充填されたスパゥト付きバウチ容器の排出といったそれぞれの処理を各ステーションにおいて、間欠的に実行するものであるため、高速ィ匕に適してヽなヽと、つた問題がある。

[0007] そこで、この発明の課題は、バウチの垂直または傾斜した側縁部分にスパゥトを装着することができる高速化に適したスパゥト装着方法及びスパゥト装着装置を提供することにめる。

課題を解決するための手段

[0008] 上記の課題を解決するため、請求項 1にかかる発明は、バウチの垂直または傾斜した側縁部分にスパゥトを装着するスパゥト装着方法であって、前記バウチにおけるスノゥト装着縁部が略水平になるように、バウチを傾ける工程と、傾けた前記バウチの略水平な前記スパゥト装着縁部を開ヽて前記スパゥトを挿入する工程と、前記スパゥト装着縁部に挿入された前記スパゥトを、前記スパゥト装着縁部にヒートシールするェ程とを備えていることを特徴とするスパゥト装着方法を提供するものである。

[0009] また、上記の課題を解決するため、請求項 2にかかる発明は、垂直または傾斜した側縁部分にスパゥトが装着されるスパゥト装着縁部を有するバウチを、バウチ供給ュニットから、バウチ受渡ユニットを介して、スパゥト装着ユニットに引き渡し、このスパゥト装着ユニットが、受け取った前記バウチにスパゥトを装着するスパゥト装着装置において、前記バウチ受渡ユニットは、立てた状態で受け取った前記バウチを、前記スパゥト装着縁部が略水平になるように傾けた状態で、前記スパゥト装着ユニットに引き渡すようになって!/、ることを特徴とするスパゥト装着装置を提供するものである。

[0010] なお、請求項 1、 2における「略水平」とは、スパゥト装着縁部が ± 10度の範囲内で傾、て、る状態を許容する意味である。

発明の効果

[0011] 以上のように、請求項 1にかかる発明のスパゥト装着方法では、スパゥトをバウチにおけるスパゥト装着縁部に挿入する前に、スパゥト装着縁部が略水平になるように、予め、バウチを傾けるようにしているので、その後は、傾けた状態のままバウチを取り扱うことにより、バウチの垂直または傾斜した側縁部分へのスパゥトの装着作業を高速ィ匕することが可能になる。

[0012] また、請求項 2にかかる発明のスパゥト装着装置では、バウチ受渡ユットが、立てた状態で受け取ったバウチを、スパゥト装着縁部が略水平になるように傾けた状態で、スパゥト装着ユニットに引き渡すようになっているので、従来のスパゥト装着装置において、種々の工程を実行するために複雑な構造を有しているスパゥト装着ユニットをほとんど変更することなぐ簡単な構造を有しているバウチ受渡ユニットを変更するだけで、簡単に対応することができる。従って、種々の工程を実行するために多数のスパゥト装着ヘッドを搭載しなければならないロータリ型のスパゥト装着ユニットを採用して、るスパゥト装着装置の場合に特に有効である。

図面の簡単な説明

[0013] [図 1]この発明にかかるスパゥト装着装置の一実施形態を示す概略構成図である。

[図 2]同上のスパゥト装着装置におけるバウチ受渡ユニットを示す側面図である。

[図 3]同上のバウチ受渡ユニットを示す平面図である。

[図 4] (a)、 (b)は同上のバウチ受渡ユニットにおけるテイクアップ部材を示す拡大側面図である。

[図 5] (a)、 (b)はテイクアップ部材の変形例を示す概略図である。

[図 6] (a)、 (b)はテイクアップ部材の他の変形例を示す概略図である。

[図 7] (a)はバウチの上縁部分にスパゥトが装着されたスパゥト付きバウチ容器を示す側面図、 (b)は同上のスパゥト付きバウチ容器の製造方法を説明するための説明図である。

[図 8]同上のスパゥト付きバウチ容器を製造するためのスパゥト装着装置を示す概略図である。

[図 9] (a)はバウチの傾斜した側縁部分にスパゥトが装着されたスパゥト付きバウチ容器を示す側面図、（b)は同上のスパゥト付きバウチ容器の製造方法を説明するための説明図である。

[図 10]この発明にかかるスパゥト装着装置によって製造されるスパゥト付きバウチ容器の一例を示す側面図である。

符号の説明

[0014] 1 スパゥト装着装置

2 バウチ供給ユニット

2a 搬送ベルト 3 バウチ受渡ユニット

3a 回転軸

3b 回転ベース

4 スパゥト供給ユニット

5 スパゥト受渡ユニット

6 スパゥト装着ユニット

6a 吸引把持アーム

7 容器受渡ユニット

8 容器送出ユニット

10 テイクアップ部材

11 回転アーム

HAa ガイドレール

HBa ガイドローラ

12、 12A、 12B 吸引ヘッド

12Aa ガイドローラ

12Ba ガイドレール

13 揺動機構

14a 第 1揺動部材

14b 第 2揺動部材

15a 第 1リンク

15b 第 2リンク

16 カム機構

17 カムフォロア

18 カム板

18a カム溝

P バウチ

S スパゥト

SPM スパゥト付きバウチ容器発明を実施するための最良の形態

[0015] 以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図 1は、図 9 (b)に示すように、上縁部分 UE及び傾斜した側縁部分 SEがヒートシールされて、な、バウチ Pにおける傾斜した側縁部分 SEにスパゥト Sを装着することによって、図 10に示すように、バウチ Pの上縁部分 UEが内容物の充填口として開放されたスパゥト付きバウチ容器 SPMを形成するためのスパゥト装着装置を示しており、このスパゥト装着装置 1によつて形成されたスパゥト付きバウチ容器 SPMには、後工程において、内容物が充填された後、充填口を形成しているバウチ Pの上縁部分 UEがヒートシールされるようになつている。

[0016] このスパゥト装着装置 1は、図 1に示すように、上縁部分 UE及び傾斜した側縁部分

(スパゥト装着縁部） SEがヒートシールされていないバウチ Pをバウチ受渡位置 aに順次供給するバウチ供給ユニット 2と、このバウチ供給ユット 2によってバウチ受渡位置 ocに供給されたバウチ Pを受け取ってバウチ受渡位置 βに搬送するロータリ型のバウチ受渡ユニット 3と、スパゥト Sを起立させた状態でスパゥト受渡位置 γに順次供給する、エアーコンベア及びスパゥトフィーダを備えたスパゥト供給ユニット 4と、このスパゥト供給ユニット 4によってスパゥト受渡位置 γに供給されたスパゥト Sを受け取つてスパゥト受渡位置 δに搬送する、多数のスパゥトクランパ一を備えたロータリ型のスパゥト受渡ユニット 5と、前記バウチ受渡ユニット 3によって搬送されてきたバウチ Ρ をバウチ受渡位置 j8において受け取ると共に、前記スパゥト受渡ユニット 5によって搬送されてきたスパゥト Sをスパゥト受渡位置 δにおいて受け取り、これらを容器受渡位置 εまで搬送する間にスパゥト Sをバウチ Ρに装着する、多数のスパゥト装着ヘッドを備えたロータリ型のスパゥト装着ユニット 6と、このスパゥト装着ユニット 6によって搬送されてきた、バウチ Ρにスパゥト Sが装着されたスパゥト付きバウチ容器 SPMを、容器受渡位置 εにおいて受け取って容器受渡位置 ζに搬送するロータリ型の容器受渡ユニット 7と、この容器受渡ユニット 7によって容器受渡位置 ζに搬送されてきたスパゥト付きバウチ容器 SPMを送出する容器送出ユニット 8とから構成されており、スパゥト受渡ユニット 5は、バウチ受渡ユニット 3から受け取ったバウチ Ρの上方位置で、スパゥト供給ユニット 4からスパゥト Sを受け取り、その上下関係を維持した状態で、両者を搬送しながら、バウチ Pの傾斜した側縁部分 SEにスパゥト Sを装着するようになっている。

[0017] 前記バウチ供給ユニット 2は、図 2及び図 3に示すように、ノ^チ Pを吸引保持する 2 本の搬送ベルト 2a、 2aを備えており、この 2本の搬送ベルト 2a、 2aにノゥチ Pを吸引保持した状態で、バウチ受渡位置 (Xの上方位置からバウチ受渡位置 (Xにバウチ Pを搬送することで、ヒートシールされていない上縁部分 UEが上を向くように立てた状態で、バウチ Pをバウチ受渡位置 aに供給するようになっている。

[0018] 前記バウチ受渡ユニット 3は、図 1〜図 3に示すように、バウチ受渡位置 αとバウチ受渡位置 βとを通るように一定の回転速度で回転する複数本のテイクアップ部材 10 を備えており、立てた状態でバウチ受渡位置ひに供給されるバウチ Ρを、テイクアップ部材 10が吸引保持することによって受け取り、バウチ受渡位置 βまで搬送するが、バウチ受渡位置 j8では、傾斜したスパゥト装着縁部 SEが水平になるように、立てた状態で受け取ったバウチ Pを、その搬送途中で斜めに傾けるようになって!/、る。

[0019] 前記テイクアップ部材 10は、図 2〜図 4に示すように、回転軸 3aと共に回転する円盤状の回転ベース 3bに、径方向外側に張り出すように、固定された複数本の回転ァーム 11と、この回転アーム 11の先端部に揺動可能に支持された、バウチ Pの片面を吸弓 I保持する吸引ヘッド 12と、各回転アーム 11の吸引ヘッド 12を所定のタイミングで揺動させる揺動機構 13とから構成されている。なお、図 3には、全てのテイクアップ部材 10が示されておらず、ノゥチ受渡位置 a；、 βに位置しているテイクアップ部材 1 0のみが示されている。

[0020] 前記回転アーム 11は、図 4 (a)、 (b)に示すように、回転ベース 3bに支持された基端部 11aと、基端部 11aの先端力立ち上がる中間部 l ibと、中間部 l ibの先端力外側に張り出す先端部 11cとから構成されており、吸引ヘッド 12は、先端部 11cに揺動可能に支持されている。

[0021] 前記吸引ヘッド 12は、図 4 (a)、 (b)に示すように、揺動中心部分から垂下する垂下部 12aと、垂下部 12aの下端から回転ベース 3bの径方向の内側及び外側に張り出して、バウチ Pの底部側を 2箇所で吸引保持する第 1吸引部 12bと、垂下部 12aにおける揺動中心部分の近傍から、回転ベース 3bの径方向内側に張り出した張出部 12cと、張出部 12cの先端力立ち上がって、バウチ Pにおける傾斜したスパゥト装着縁部 SEを吸引保持する第 2吸引部 12dとを備えており、垂下部 12aの揺動中心部分もパゥチ Pにおける上部側を吸引保持することができるようになつている。

[0022] 前記揺動機構 13は、図 2、図 3及び図 4 (a)、 (b)に示すように、回転アーム 11における基端部 11aの先端側に揺動可能に支持された逆 T字状の第 1揺動部材 14aと、回転ベース 3bの下側において、回転ベース 3bに揺動可能に支持された T字状の第 2揺動部材 14bと、第 1揺動部材 14aの一端と吸引ヘッド 12の張出部 12cとを連結する第 1リンク 15aと、第 1揺動部材 14aの他端と第 2揺動部材 14bの一端とを連結する第 2リンク 15bと、第 2揺動部材 14bを揺動させることによって、第 2リンク 15bを回転ベース 3bの径方向に進退させるカム機構 16とを備えており、カム機構 16によって、第 2リンク 15bが回転ベース 3bの径方向に進退すると、これに伴って、第 1揺動部材 14aが揺動するので、第 1リンク 15aが上下方向に進退し、これに伴って、吸引ヘッド 12が揺動するようになって、る。

[0023] 前記カム機構 16は、図 3及び図 4 (a)、 (b)に示すように、第 2揺動部材 14bの他端に回転可能に支持されたカムフォロア 17と、このカムフォロア 17が嵌り込む環状の力ム溝 18aを有する、回転ベース 3bの下側に配設された環状のカム板 18とから構成されており、回転軸 3aを中心にして、テイクアップ部材 10 (回転ベース 3b)が回転すると、カムフォロア 17がカム溝 18aに沿って移動することで、第 2揺動部材 14bが揺動し、これに伴って、第 2リンク 15b力回転ベース 3bの径方向に進退するようになっている。

[0024] 具体的には、図 4 (a)に示すように、テイクアップ部材 10がバウチ受渡位置 aに位置している時点では、第 2リンク 15bが回転ベース 3bの径方向内側に最も後退しており、この状態では、吸引ヘッド 12の垂下部 12aが垂直になっているが、同図（b)に示すように、テイクアップ部材 10がバウチ受渡位置 |8に移動した時点では、第 2リンク 1 5bが回転ベース 3bの径方向外側に最も前進し、これに伴って、第 1リンク 15aが最も突き上げられた状態となり、吸引ヘッド 12が、バウチ Pのスパゥト装着縁部 SEの傾斜角度 0 (同図（a)参照）だけ、回転ベース 3bの径方向内側に傾いた状態となっている。従って、バウチ受渡位置 αにおいて、上縁部分 UEが水平な状態で受け取ったパゥチ Pは、スパゥト装着縁部 SEが水平になるように傾いた状態で、バウチ受渡位置 |8 に供給され、スパゥト装着ユニット 6のスパゥト装着ヘッドに引き渡されることになる。

[0025] 前記スパゥト装着ユニット 6に搭載された各スパゥト装着ヘッドは、スパゥト Sにおける上下のフランジ部間を一対の把持アームで把持するスパゥトクランパ一と、このスパゥトクランパーの下方側に配設された一対の吸引把持アーム 6a (図 2及び図 3参照）で、スパゥト装着縁部 SEが水平になるように傾いたバウチ Pの表裏両面を吸引保持するバウチホルダーと、スパゥトクランパ一とバウチホルダーとの間に配設された一対のシールバーを有するヒートシ一ラーとを備えており、バウチ受渡位置 |8において、バウチホルダーがバウチ Pを受け取り、続いて、スパゥト受渡位置 δにおいて、スパゥトクランパ一がスパゥト Sを受け取った後、スパゥトクランパ一によつて把持されたスパゥト Sと、このスパゥト Sの下方側で、バウチホルダーによって吸引保持されたバウチ Ρ とを、同一の搬送ライン上を搬送しながら、バウチ Ρの表裏両面を吸引保持している一対の吸引把持アーム 6aを開くことによってバウチ Ρのスパゥト装着縁部 SEを開いた後、この吸引把持アーム 6aを上昇させることによって、バウチ Pの開いたスパゥト装着縁部 SEにスパゥト Sを挿入し、そのスパゥト装着縁部 SEをヒートシ一ラーによってヒートシールすることで、スパゥト Sをバウチ Pに装着するようになって、る。

[0026] 以上のように、このスパゥト装着装置 1では、バウチ受渡ユニット 3が、上縁部分 UE が水平になるように立てた状態で受け取ったバウチ Pを、傾斜したスパゥト装着縁部 S Eが水平になるように傾けた状態で、スパゥト装着ユニット 6に引き渡すようになつているので、スパゥト装着ユニット 6は、バウチ Pを傾けた状態のまま、従来と同様の処理を行うことにより、バウチ Pの傾斜したスパゥト装着縁部 SEへのスパゥト Sの装着作業を連続的に高速で行うことができる。

[0027] 特に、ロータリ型のスパゥト装着ユニット 6は、「バウチ Pの受け取り」、「スパゥト Sの受け取り」、「バウチ Pにおけるスパゥト装着縁部 SEの開口」、「スパゥト装着縁部 SEへのスパゥト Sの挿入」及び「スパゥト装着縁部 SEのヒートシール」と!、つた種々の工程を実行するために、複雑な構造を有して、る多数のスパゥト装着ヘッドを搭載しなければならないが、このスパゥト装着装置 1では、バウチ受渡ユニット 3によってバウチ P を傾けるようになって、るので、バウチの上縁部分にスパゥトを装着する従来のスパゥト装着装置におけるスパゥト装着ヘッドをほとんど変更することなぐ構造が簡単でテイクアップ部材の搭載数も少な、バウチ受渡ユニットを変更することで、簡単に対応することができる。従って、スパゥト装着装置 1の製造コストを最小限に抑えることができる。

[0028] また、このスパゥト装着装置 1では、バウチ受渡ユニット 3が、テイクアップ部材 10の回転中心側にバウチ Pを傾けるようにしているので、バウチ受渡ユニット 3からスパゥト装着ユニット 6にバウチ Pを引き渡す際、吸弓 Iヘッド 12の第 1吸引部 12bとスパゥト装着ユニット 6の吸引把持アーム 6aとが干渉することがなぐスパゥト装着ユニット 6では、バウチ Pの底部が外側に張り出すので、スパゥト装着ユニット 6がコンパクトになるという利点がある。

[0029] なお、上述した実施形態では、スパゥト装着縁部 SEが水平になるように、バウチ Pを傾けているが、必ずしも、スパゥト装着縁部を完全な水平にする必要はなぐスパゥト装着縁部のヒートシール作業やバウチの搬送作業等を行いやすくするために、スパゥト装着縁部を略水平にすればよぐその許容角度は水平に対して ± 10度の範囲内である。

[0030] また、上述した実施形態では、吸引ヘッド 12の回転中心部分が回転アーム 11に支持されているので、このような構造のテイクアップ部材 10では、スパゥト装着ユニット 6 にバウチ Pを引き渡す際、ノゥチ Pにおける吸引ヘッド 12の回転中心部分を、バウチホルダーの吸引把持アームによって把持することができないが、例えば、図 5 (a)、 (b )に示すように、回転アーム（図示せず）に固定された、円弧状のガイドレール l lAa を、吸引ヘッド 12Aに取り付けた複数のガイドローラ 12Aaによって挟み込み、複数のガイドローラ 12Aaをガイドレール l lAaの円弧状のガイド面に沿わせるように、吸引ヘッド 12Aを移動させたり、図 6 (a)、（b)に示すように、吸引ヘッド 12Bに形成した円弧状のガイドレール 12Baを、回転アーム（図示せず）に取り付けた複数のガイド口ーラ l lBaによって挟み込み、ガイドレール 12Baの円弧状のガイド面を複数のガイドローラ l lBaに沿わせるように、吸引ヘッド 12Bを移動させるようにしておくと、図 5及び図 6において、「 +」で示している吸引ヘッド 12A、 12Bの回転中心が開放されるので、バウチ Pにおける吸引ヘッド 12A、 12Bの回転中心部分を、バウチホルダーの吸引把持アームによって把持することが可能となる。

[0031] また、上述した実施形態では、バウチ受渡位置 j8にお、て、テイクアップ部材 10を構成して!/ヽる吸引ヘッド 12を傾けなヽと、スパゥト装着ユニット 6におけるバウチホルダ一の吸引把持アームと吸引ヘッド 12とが相互に緩衝するので（図 2参照）、バウチの上縁部分にスパゥトを装着することはできないが、吸引ヘッドを、傾けない状態でバウチホルダーの吸引把持アームと干渉しない形状にしておくと、バウチ Pの傾斜した側縁部分 SEにスパゥト Sを装着する場合だけでなぐバウチの上縁部分にスパゥトを装着する場合にも使用することができる。

[0032] また、上述した実施形態では、バウチ受渡ユニット 3が、上縁部分 UEが水平になるように立てた状態で受け取ったバウチ Pを、傾斜したスパゥト装着縁部 SEが水平になるように傾けた状態で、スパゥト装着ユニット 6に引き渡すようになつている力これに限定されるものではなぐスパゥト装着ユニット 6が、上縁部分 UEが水平になるように立てた状態で受け取ったバウチ Pを、スパゥト Sをバウチ Pに装着する前に、傾けるようにしたり、バウチ供給ユニット 2が、バウチ Pを予め傾けた状態で、バウチ受渡ュ-ット 3に供給することも可能である。

[0033] また、上述した実施形態では、バウチ Pの傾斜した側縁部分 SEにスパゥト Sを装着するスパゥト装着装置について説明したが、これに限定されるものではなぐバウチにおける垂直な側縁部分にスパゥトを装着する場合 (バウチを 90度傾けて装着する場合）にも、本発明を適用することができることは言うまでもない。

[0034] また、上述した実施形態では、図 10に示すように、バウチ Pの上縁部分 UEが充填口として開放されたスパゥト付きバウチ容器 SPMを形成するものとしたが、上縁部分 UEがヒートシールにより閉じられたバウチ Pにスパゥト Sを装着することも可能であり、この場合はスパゥト Sから内容物を充填すればょ、。

産業上の利用可能性

[0035] ノゥチの垂直または傾斜した側縁部分にスパゥトが装着されるタイプのスパゥト付きノゥチ容器に適用することができる。

Claims

請求の範囲

[1] ノ^チの垂直または傾斜した側縁部分にスパゥトを装着するスパゥト装着方法であつて、

前記バウチにおけるスパゥト装着縁部が略水平になるように、バウチを傾ける工程と傾けた前記バウチの略水平な前記スパゥト装着縁部を開いて前記スパゥトを挿入する工程と、

前記スパゥト装着縁部に挿入された前記スパゥトを、前記スパゥト装着縁部にヒートシールする工程と

を備えて!/ヽることを特徴とするスパゥト装着方法。

[2] 垂直または傾斜した側縁部分にスパゥトが装着されるスパゥト装着縁部を有するパゥチを、バウチ供給ユニットから、バウチ受渡ユニットを介して、スパゥト装着ユニットに引き渡し、このスパゥト装着ユニットが、受け取った前記バウチにスパゥトを装着するスパゥト装着装置において、

前記バウチ受渡ユニットは、立てた状態で受け取った前記バウチを、前記スパゥト装着縁部が略水平になるように傾けた状態で、前記スパゥト装着ユニットに引き渡すようになって!/、ることを特徴とするスパゥト装着装置。