WO2005066719A1 - 正帯電性荷電制御剤及び静電荷像現像用トナー - Google Patents

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Osamu Yamate
Heihachi Yushina
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Orient Chemical Industries, Ltd.
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Definitions

  • Examples of the acyl group include an acetyl group, a propionyl group, a butyryl group, and a benzoyl group.
  • Examples of the aryl group include a phenyl group, a tolyl group and a naphthyl group.
  • the positively chargeable charge control agent of the present invention contains, as an active ingredient, a silicon complex compound (see the above chemical formula (I)) which is a salt of silicon complex force thione and anion.
  • a silicon complex compound see the above chemical formula (I)
  • silicon tetrachloride, tetraethoxysilane The following chemical formula (III) having a droxyl group and a carbonyl group
  • the resin in the paint may be, for example, Thermoplastic resin such as resin, polyolefin resin, polyester resin, polyamide resin; phenol resin Thermosetting resins such as fats and epoxy resins. These resins may be used alone or as a blend of plural types.
  • FIG. 2 is a graph showing the results of field desorption ionization mass spectrometry (FD / MS) of one example of the silicon complex compound to which the present invention is applied.
  • FIG. 4 is a graph showing the results of liquid chromatography mass spectrometry (LC / MS) of one example of the silicon complex compound to which the present invention is applied.
  • FIG. 2 shows data of compound example 6, which was subjected to field desorption ionization mass spectrometry (FDZMS) using JMS-AX505HA (trade name, manufactured by JEOL).
  • FDZMS field desorption ionization mass spectrometry
  • JMS-AX505HA trade name, manufactured by JEOL
  • Figure 4 shows the results of liquid chromatographic mass spectrometry (LCZMS) for Compound Example 17 using an M-800 LC-3 DQMS system (trade name of Hitachi, Ltd.). Show. As shown in Fig. 4, the measured value mZ z is 3 25, which is almost the same as the theoretical value 3 2 5.4.7 of the C 1 ion desorbed from the theoretical value of 30.7.47. Same as compound Was decided.
  • LCZMS liquid chromatographic mass spectrometry
  • the reaction mixture was cooled, and solids were separated by filtration.
  • the filtered product was immersed in a 5% by weight aqueous hydrochloric acid solution to decompose calcium phosphate used as a dispersant.
  • the solid is washed with water until the washing liquid is neutral, dehydrated and dried to obtain a yellow powder having an average particle diameter of 10 ⁇ m.
  • One toner was obtained.

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Abstract

 中心原子のケイ素に、有機基に結合したヒドロキシル基由来の酸素が共有結合し、かつその酸素と当量のカルボニル基が配位結合したケイ素錯体化合物であって、当該ケイ素の1原子に対する該酸素ならびに該カルボニル基の当量が1~3である3~1価のカチオンと、3~1価のアニオンとからなるケイ素錯体化合物を含有するものである。

Description

正帯電性荷電制御剤及び静電荷像現像用 トナー
技術分野
本発明は、 静電荷像現像用 トナーや粉体塗料に使用される正帯電性 荷電制御剤、 およびその荷電制御剤を含む静電荷像現像用 トナー、 該 明
トナーの荷電制御方法に関するものである。
田 背景技術
複写機やプリンター、 ファックシミ リなどに利用されている電子写真 は、 摩擦帯電させたトナーにより感光体上の静電荷像を現像し、 記録紙 上に転写して定着させて、 複写や印刷をするものである。
トナーの帯電性は、 電子写真の現像スピードを高め、 鮮明な画像を形 成する上で重要な因子である。 そこでトナーの帯電量を適切に制御して 安定化し、 帯電の立ち上がり速度を速めたりするために、 トナーに荷電 制御剤が添加されている。 荷電制御剤には正帯電用のものと、 負帯電用 のものがある。 正帯電用荷電制御剤としては、 例えば特開昭 6 3— 2 0 6 7 6 8号公報、 特開昭 6 2— 6 2 3 6 9号公報に開示され、 負帯電用 荷電制御剤は、例えば特開平 3 - 2 7 6 1 6 6号公報に開示されている。 これら公報に開示された荷電制御剤は、 いずれも中心原子としてアルミ 二ゥム、 錫、 鉛、 コバルト、 鉄、 ニッケル、 亜鉛、 クロム、 銅、 ノくリ ウ ム、 ベリ リ ゥムなど金属原子に有機配位子が配位した有機金属錯体化合 物である。 その点、 特開平 4— 2 9 3 0 5 7号公報に開示されている荷 電制御剤は中心原子としてのケィ素に有機配位子が配位したものであり、 負帯電用である。 複写や印刷の速度を高速化しつつ高画質化も実現するために、 従来の トナーよりも帯電特性や帯電安定性の優れたトナーが求められている。 のみならずトナーおよびそこに含まれる荷電制御剤は、 保存安定性、 さ らに最近の傾向として環境に対する安全性をも要求されている。
一方、 構造体表面の電荷に、 静電気帯電した粉体塗料をひきつけ、 焼き付ける静電粉体塗装に使用される粉体塗料にあっても、 適度な帯 電特性や、 帯電安定性を持つ荷電制御剤が望まれている。
特開平 4 一 2 9 3 0 5 7号公報に開示されている荷電制御剤は、 トナ 一として帯電特性や帯電安定性を発現し、 保存安定性、 環境に対する安 全性でもすぐれているものではあるが、 負帯電性であるためこれを使用 したトナーは負帯電トナーとなり、 感光体上に正帯電した静電荷像の現 像に用いられるものである。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたもので、静電荷像現像用 ト ナーゃ粉体塗料に良好な正帯電性を発現させる荷電制御剤、 およびこの 荷電制御剤を含み、 帯電安定性、 保存安定性、 耐環境性に優れ、 現像さ れた画像品質が優れている静電荷像現像用 トナーを提供することを目 的とする。 さらにはこのトナーを使用した荷電制御方法を提供すること を目的とするものである。 発明の開示
前記の目的を達成するためになされた本発明の正帯電性荷電制御剤 は、 中心原子のケィ素に、 有機基に結合したヒ ドロキシル基由来の酸 素が共有結合し、 かつその酸素と当量のカルボニル基が配位結合した ケィ素錯体化合物であって、 当該ケィ素の 1原子に対する該酸素なら びに該カルボニル基の当量が 1〜 3である 3〜 1価のカチオンと、 3 〜 1価のァニオンとからなるケィ素錯体化合物が含まれている。 ケィ素錯体化合物が下記化学式 ( I )
Figure imgf000004_0001
(式 ( I ) 中、 mおよび j は:!〜 3の数、 nは 3 十〜 1 +、 Dは 1価 〜 3価のァニオン、 Aは有機鎖状あるいは有機環状残基、 Bは炭素原 子または窒素原子、 = 0または 1 )
で示されるものである。
前記式 ( I ) 中、
Figure imgf000004_0002
基は、 例えば下記式 ( I I )
Figure imgf000005_0001
である。
ィ匕学式 ( I I ) 中、 !^ 1〜!^ 7、 尺 1 3〜!^ 1 7及び1 1 9〜1^ 2 2は、 水 素原子、 ヒ ドロキシ基、 ヒ ドロキシアルキノレ基、 カルボキシル基、 ァ ルコキシカルボニル基、 ホルミル基、 ハロゲン原子、 アルキル基、 ァ ルコキシ基、 ァシル基、 ァルケ-ル基、 ニ トロ基、 シァノ基、 ァミノ 基、 置換基を有していてもよいアリサイク リ ック基、 置換基を有して いてもよいァラルキル基、 置換基を有していてもよいァリール基から 選ばれる同一または異なる基、 または、 隣接基同士により、 置換基を 有していてもよい飽和または不飽和で縮合した炭素数 3〜 7の環を形 成している基 ; R 8及び R 1 8は酸素原子、 カルボニル基、 イ ミ ノ基 ; R 9〜R 1 1及び R 2 3〜R 2 5は水素原子、 ヒ ドロキシ基、 ヒ ドロキシァ ノレキノレ基、 力ノレボキシノレ基、 アルコキシカルボニノレ基、 ホノレミル基、 ハロゲン原子、 アルキル基、 アルコキシ基、 ァシル基、 アルケニル基、 ニ ト ロ基、 シァノ基、 ア ミ ノ基、 置換基を有していてもよいアリサィ ク リ ック基、 置換基を有していてもよいァラルキル基、 置換基を有し ていてもよいァリール基 ; R 1 2は、 メチン、 窒素原子 ; R 2 6は、 窒素 原子、 置換基を有していてもよい炭素原子である。
ィ匕学式 ( I I ) において、 ノヽロゲン原子と しては、 例えば C 1 、 B r 、 I 、 Fが挙げられる。 アルキル基と しては、 例えばメチル基、 ェ チノレ基、 プロ ピル基、 イ ソプロ ピル基、 プチノレ基、 tert - ブチル基の よ うな炭素数 1 〜 1 8 のアルキル基が挙げられる。 アルコキシ基と し ては、 例えばメ トキシ基、 エ トキシ基、 イ ソプロポキシ基のよ うな炭 素数 1 〜 1 8 のアルコキシ基が挙げられる。 ァシル基と しては、 例え ばァセチル基、 プロピオニル基、 ブチリル基、 ベンゾィル基が挙げら れる。 アルケニル基と しては、 例えばァリル基 (一 C H 2 C H = C H 2 ) 、 一 C ( C H 3 ) = C H 2が挙げられる。 C l 、 B r 、 I 、 Fで例示さ れるハ口ゲン原子や炭素数 1 〜 1 8のアルキル基のよ うな置換基を有 していてもよく 、 置換基を有していなく てもよいァリール基と しては 、 例えばフヱニル基、 トルィル基、 ナフチル基が挙げられる。 置換基 を有していてもよく、 置換基を有していなくてもよいアリサイク リ ツ ク基と しては、 例えばシクロプロべ-ル基、 シク ロブチル基、 シクロ へキシル基、 シク 口へプチル基のよ うな炭素数 3 〜 7のシク ロアルキ ル基が挙げられる。 置換基を有していてもよく、 置換基を有していな くてもよいァラルキル基と しては、 例えばべンジル基、 α , α ' - ジメ チルベンジル基が挙げられる。
また、 隣接基同士によ り、 置換基を有していてもよい飽和または不 飽和で縮合した炭素数 3 〜 7の環を形成している基と しては、 例えば シク ロプロペン環、 シク ロプロパン環、 シク ロブタジエン環、 シク ロ ブタン環、 シクロペンタジェン環、 シクロペンタン環、 シクロへキサ ン環、 シクロヘプタ ト リエン環、 ベンゼン環が挙げられ、 縮合した環 が有していてもよい置換基と しては、 例えばアルキル基、 アルコキシ 基、 ァシル基、 ァラルキル基、 アリサイク リ ック基、 ァルケ-ル基の よ うな炭素数 3〜 7の基が挙げられる。
前記化学式 ( I ) 中、 Dの 1〜 3価のァ-オンと しては、 ハロゲン化 物イオン ; スルホン酸ァニオンやカルボン酸ァニオンのような有機酸ァ ユオン ;脂肪酸系ァ-オン ; 有機系ァニオン ; O H―、 S O 4 2—、 N O 3 —のような無機ァニオンが挙げられる。
本発明の静電荷像現像用正帯電性トナーは、 前記の荷電制御剤を含 むものである。
静電荷像現像用正帯電性トナーは、 荷電制御剤を 0 . 1〜 1 0重量 部と、 トナー用樹脂を 1 0 0重量部とを含んでいることが好ましく 、 着色剤を含んでいてもよい。 荷電制御剤が 0 . 5〜5重量部であると より好ましい。
静電荷像現像用正帯電性トナーは、 トナー用榭脂に、荷電制御剤と、 着色剤とが、 練り込まれ内添されたものであってもよい。 または トナ 一用樹脂と着色剤とを含む母粒子の表面に、 荷電制御剤を含む子粒子 を付着したものであってもよい。 母粒子が荷電制御剤を含んでいても よく、 子粒子が トナー用樹脂を含んでいてもよい。
本発明の静電荷像現像用正帯電性トナーの荷電制御方法は、 前記の トナーを摩擦することにより、 正に帯電させるという ものである。 本発明の正帯電性荷電制御剤は、 ケィ素錯体力チオンとァニオンと の塩であるケィ素錯体化合物 (前記化学式 ( I ) 参照) を有効成分と するものである。 例えば四塩化ケィ素、 テ トラエ トキシシランに、 ヒ ドロキシル基とカルボ二ル基を有する下記化学式 ( I I I )
Figure imgf000008_0001
(式 ( I I I ) 中、 Aは有機鎖状あるいは有機環状残基、 Bは炭素ま たは窒素原子、 p = 0または 1 ) の化合物を反応させることで、 四塩 化ケィ素等に由来のケィ素を中心原子に、 ヒ ドロキシル基由来の酸素 が共有結合し、 かつカルボニル基が配位結合し、 前記化学式 ( I ) の ケィ素錯体化合物が得られる。
化学式 ( I ) のケィ素錯体化合物で m = 1の化合物は、 下記式 ( I V)
Figure imgf000008_0002
で表される。 式 ( I V) の Eは ( 1価ァニオン) 3または ( 3価ァニ オン) を示す。
同じく化学式 ( I ) で m= 2の化合物は、 下記式 (V) 2 +
Figure imgf000009_0001
で表される。 式 (V) の Fは( 1価ァニオン)2または ( 2価ァ-オン) を示す。
具体的には、下記化学式に示す化合物例 1〜 4のものが挙げられる。
Figure imgf000009_0002
(化合物例 1 ) (化合物例 2)
Figure imgf000009_0003
(化合物例 4) 同じく化学式 ( I ) で m= 3の化合物は、 下記式 (V I )
Figure imgf000010_0001
で表される。 式 (V) の Gは 1価のァ-オンを示す。
具体的には、 下記化学式に示す化合物例 5〜 2 4のものが挙げられ る。
Figure imgf000011_0001
Figure imgf000011_0002
Figure imgf000011_0003
(化合物例 1 1 ) (化合物例 1 2)
Figure imgf000012_0001
(化合物例 1 9)
(化合物例 20)
Figure imgf000013_0001
Figure imgf000013_0002
Figure imgf000013_0003
荷電制御剤は、これらのケィ素錯体化合物のなかの単一の化合物でも 、 異なる構造の化合物を複数含んでいてもよい。 さらに、 従来の荷電制 御剤と共存させてもよい。
本発明の静電荷像現像用 トナーは、 この荷電制御剤、 トナー用榭脂、 着色剤、 および、 トナーの品質を向上させるために必要に応じて適宜 使用される磁性材料や流動性改質剤やオフセッ ト防止剤を含むもので ある。
トナー用樹脂は、 市販の結着樹脂、 例えばスチレン樹脂、 スチレン —アク リル樹脂、 スチレン一ブタジエン樹脂、 スチレン一マレイ ン酸 樹脂、 スチレン一ビニルメチルエーテル榭脂、 スチレン一メ タアタ リ ル酸エステル共重合体、 ポリ エステル樹脂、 ポリ プロ ピレン樹脂のよ うな熱可塑性樹脂 ; フエノ ール樹脂、 エポキシ樹脂のよ う な熱硬化 性樹脂が挙げられる。 これらの樹脂を単独で用いてもよく、 複数種ブ レンドして用いてもよレ、。
この トナー用樹脂を、 減法混色によるフルカラー用 トナー、 また はオーバーヘッ ドプロジェクタ (O H P ) 用 トナーに混合して用い るためには、 トナー用樹脂が、 透明性を有すること、 トナー像に色 調障害を生じない程度のほぼ無色であるこ と、 荷電制御剤との相溶 性が良好であるこ と、 適当な熱または圧力下で流動性を有するこ と 、 微粒化が可能であるこ とが要求される。 そのよ う な トナー用樹脂 と して、 スチレン樹脂、 アク リ ル樹脂、 スチレン一アク リ ル樹脂、 スチレン一メ タァク リ ル酸エステル共重合体、 ポリ エステル樹脂で あることが好ま しい。
また、 本発明の荷電制御剤を静電粉体塗料に含有させて、 塗料中の 樹脂粉体の電荷を制御したり増強したりする場合、 塗料中の樹脂と し ては、 例えば、 アク リル系樹脂、 ポリオレフイ ン系榭脂、 ポリエステ ル系樹脂、 ポリ アミ ド系樹脂のよ うな熱可塑性樹脂 ; フエノ一ル系樹 脂、 エポキシ系樹脂のよ うな熱硬化性樹脂が挙げられる。 これらの樹 脂を、 単独で用いてもよく 、 複数種ブレン ドして用いてもよい。
カラー用 トナーの着色剤あるいは静電粉体塗料用の着色剤と して、 染料、 顔料を、 単独で用いてもよく、 複数種配合して用いてもよい。 カラー用 トナーのための着色剤と して、例えばキノフタロンイエロ 一、 ノヽンザイェロー、 イ ソイ ン ドリ ノ ンイェロー、 ベンジジンイエロ 一、 ペリ ノ ンォレジン、 ペリ ノ ンレッ ド、 ペリ レンマノレーン、 ローダ ミ ン 6 G レーキ、 キナク リ ドンレッ ド、 ローズべンガノレ、 銅フタ ロ シ ァニンブノレー、 銅フタ ロシア-ングリ ーン、 ジケ ト ピロ ロ ピロール系 顔料のよ うな有機顔料 ; カーボンブラック、 チタンホワイ ト、 チタン イェロー、 群青、 コバル トブルー、 べんがら、 アルミ ニウム粉、 ブロ ンズのよ うな、 無機顔料や金属粉 ; ァゾ系染料、 キノ フタロ ン系染料 、 アン トラキノ ン系染料、 キサンテン系染料、 ト リ フエニルメ タン 系染料、 フタ ロシアニン系染料、 イ ン ドフエノール系染料、 イ ン ドア ニリ ン系染料のよ うな、 油溶性染料や分散染料 ; ロジン、 口ジン変性 フエノール、 ロジン変性マレイン酸のよ うな榭脂によ り変性された ト リ アリールメ タン系染料 ; 高級脂肪酸や樹脂などで加工された、 染 料や顔料が挙げられる。 カラー用 トナーには、 これら着色剤を、 単独 で配合していてもよく 、 複数種配合していてもよい。 フルカラー用の 三原色 トナーの調整に好適に使用できるのは、 分光特性が良好な染 料や顔料である。
また、 有彩色のモノカラー用 トナーのための着色剤と して、 同色 系の顔料と染料、 例えばローダミ ン系の顔料と染料、 キノ フタロン 系の顔料と染料、 フタロシアニン系の顔料と染料を適宜配合して用 レヽる こ と ができ る。
磁性材料と して、 例えば鉄、 コバル ト、 フェライ トで例示される強 磁性材料製微粉体が挙げられる。 流動性改質剤と して例えば、 シリ カ 、 酸化アルミニウム、 酸化チタンが挙げられる。 オフセッ ト防止剤と して例えば、 ワックス、 低分子量のォレフィ ンワックスが挙げられる 静電荷像現像用 トナーは、以下のようにして製造される。荷電制御剤、 トナー用樹脂、 着色剤、 および必要に応じ磁性材料や流動性改質剤や オフセッ ト防止剤を、 ボールミルのよ うな混合機によ り十分混合した 後、 その混合物を加熱ロール、 ニーダー、 ェクス トルーダーのよ うな 熱混練機を用いて溶融混練する。 その混練物を冷却固化させた後、 そ の固化物を粉砕および分級することによ り、 粉砕法トナー粒子である 平均粒径 5〜 2 0 μ πιの一成分トナーが得られる。
この他、 各成分の溶液を噴霧乾燥して トナー粒子を得る方法や、 懸濁 重合法、 乳化重合法なども採用できる。 懸濁重合法は、 トナー用樹脂 の単量体、 荷電制御剤、 着色剤、 および必要に応じ磁性材料や流動性 改質剤やオフセッ ト防止剤と重合開始剤や架橋剤や離型剤のよ うな添 加剤とを均一に溶解または分散させて、 単量体組成物と した後、 この 単量体組成物を、 分散安定剤を含有する連続層中、 例えば水相中に、 適当な分散機を用いて分散させながら重合反応を行わせることによ り 、 所望の粒径を有する トナーの粒子を得る。
このよ うな重合性単量体と して、 例えばスチレン、 メチルスチレン のよ うなスチレン誘導体 ; アク リル酸メチル、 アク リル酸ェチル、 メ タアク リル酸ェチル、 メタアク リル酸 η _ブチルのよ うな (メタ) ァ ク リル酸エステル類 ; ァク リ ロエ ト リル、 メタク リ ロニ ト リル、 ァク リルァミ ドのよ うなビニル系単量体が挙げられる。
分散安定剤と して、 界面活性剤例えばドデシルベンゼンスルホン酸 ナ ト リ ウム ; 有機分散剤例えばポリ ビニルアルコール、 メチルセル口 ース、 メチルヒ ドロキシプロ ピルセルロース ; 無機分散剤例えば、 リ ン酸カルシウムゃリ ン酸マグネシウムゃリ ン酸アルミニウムのよ うな リ ン酸多価金属塩微粉体、 炭酸カルシウムや炭酸マグネシウムのよ う な炭酸塩微粉体、 メタ珪酸カルシウム、 硫酸カルシウム、 硫酸バリ ゥ ム、 水酸化カルシウム、 水酸化アルミニウムが挙げられる。
重合開始剤と して例えば、 2, 2 '―—ァゾイ ソブチロニ ト リルゃァ ゾビスプチロニ ト リルのよ うなァゾ系またはジァゾ系重合開始剤 ; ベ ンゾィルペルォキシドのよ うな過酸化物系重合開始剤が挙げられる。 また、 静電荷像現像用 トナーは、 次のようにしても製造できる。 荷 電制御剤を含む前記の粉砕法 トナー粒子または重合法 トナー粒子を 母粒子と し、 この母粒子の表面に、 荷電制御剤の粒子のみからなる 子粒子、 または荷電制御剤分散性の樹脂に 1 0〜 9 0重量%の荷電 制御剤が分散した粒子からなる子粒子を、 付着させることによ り 、 トナーが得られる。
子粒子を母粒子表面に付着させる方法と して例えば、 外添方法、 またはハイブリ ダイゼーショ ンシステムによ り子粒子を母粒子に打 ち込む方法が挙げられる。 荷電制御剤分散性の樹脂と して、 例えば スチレン樹脂、 スチレン一アク リ ル樹脂、 スチレン一ブタジエン樹 脂、 スチレン一マ レイ ン樹脂、 スチレン一 ビュルメ チルエーテル榭 脂、 スチレン一メ タアク リル酸エステル共重合体、 フエ ノ ール樹脂 、 エポキシ榭脂、 パラ フィ ンワ ッ ク ス、 アク リ ル樹脂、 ポリエステ ル系樹脂が挙げられる。 これらの樹脂を、 単独で用いてもよく 、 複数 種ブレンドして用いてもよい。
荷電制御剤を含んだ粉砕法 トナー粒子または重合法 トナー粒子を 母粒子とする例について示したが、荷電制御剤を含まない粉砕法 トナ 一粒子または重合法 トナー粒子を母粒子と してもよい。 この静電荷像現像用 トナーを用いた 2成分現像剤は、 この トナー とキャ リ アとを混合し調製したもので、 2成分磁気ブラシ現像法等 によ り現像する際に使用される。 このキヤリャと して、 例えば、 粒径 5 0〜 2 0 0 m程度の鉄粉、 二ッケル粉、 マグネタイ ト粉、 フェライ ト粉、 ガラスビーズ、 およびこれらの表面をアク リル酸エステル共重 合体、 スチレン一アク リル酸エステル共重合体、 スチレン一メ タク リ ル酸エステル共重合体、 シリ コーン榭脂、 ポリアミ ド樹脂、 またはフ ッ化エチレン系樹脂でコーティングしたものが挙げられる。
この静電荷像現像用 トナーを用いた 1成分現像剤は、 この トナーの調 製の際に、 例えば鉄粉、 ニッケル粉、 フェライ ト粉のような強磁性材料 の微粉体を適量添加分散させたもので、 接触現像法、 ジヤンビング現像 法等により現像する際に使用される。 図面の簡単な説明
図 1は、 本発明を適用するケィ素錯体化合物の一例の液体クロマ トグ ラフィー質量分析 (L C/MS) の測定結果を示す図である。
図 2は、 本発明を適用するするケィ素錯体化合物の一例の電界脱離型 イオン化法質量分析 ( F D/MS) の測定結果を示す図である。
図 3は、 本発明を適用するするケィ素錯体化合物の一例の液体クロマ トグラフィー質量分析 (L C/MS) の測定結果を示す図である。
図 4は、 本発明を適用するするケィ素錯体化合物の一例の液体クロマ トグラフィー質量分析 (L C/MS) の測定結果を示す図である。 実施例
以下、 本発明の実施例を挙げて具体的に説明するが、 本発明はこれら の実施例に限定されるものではない。 以下の合成例 1〜4は、 本発明を適用する荷電制御剤に使用するケィ 素錯体化合物の合成例をしめすものである。
(合成例 1 : 化合物例 5の合成)
トロボロン 5. 0 0 g (4 0. 9 mm o 1 ) を四塩化炭素 20 m l に 溶解した。 これに、 四塩化ケィ素 2. 3 2 g ( 1 3. 6 mm o 1 ) を四 塩化炭素 20 m l に溶解させた溶液を室温で滴下した。 1時間加熱還流 後、 放冷し、 析出した白色結晶を濾過し、 四塩化炭素 2 00 m 1で洗浄 後、 80°Cで 24時間乾燥することにより、化合物例 5が 5. 5 5 g ( 1 3. 0 mm o 1 ) 得られた。
化合物例 5について M— 8 0 00形 L C/3 DQMSシステム (株式 会社 日立製作所の商品名) を用いて、 液体クロマ トグラフィー質量分析 (L C/MS) を行ったデータを図 1に示す。 図 1のとおり、 実測値 m Z zが 3 9 1であり、 理論値 4 26. 8 8力 ら C 1イオンが脱離した理 論値 3 9 1. 4とほぼ一致しているので、 所望の化合物であると同定さ れた。
(合成例 2 : 化合物例 6の合成)
ヒノキチオール 5. 00 g ( 3 0. 5 mm o 1 ) をへキサン 3 0 0 m 1に溶解した。 これに、 四塩化ケィ素 1. 7 2 g ( 1 0. 2 mm o 1 ) をへキサン 5 0 m 1 に溶解させた溶液を滴下した。 1時間加熱還流後、 放冷し、 析出した白色結晶を濾過し、 へキサン 3 00 m 1で洗浄後、 7 0°Cで 24時間減圧乾燥することにより、化合物例 6力 S 5. 4 9 g ( 9. 9 mm o 1 ) 得られた。
化合物例 6について J MS—AX 5 0 5 HA ( J E O L社製の商品 名) を用いて電界脱離型イオン化法質量分析 ( F DZMS) を行ったデ —タを図 2に示す。 図 2のとおり、 実測値 mZ zが 5 1 7. 2であり、 理論値 5 5 3. 1 2から C 1イオンが脱離した理論値 5 1 7. 6とほぼ 一致しているので、 所望の化合物であると同定された。
(合成例 3 : 化合物例 1 0の合成)
N—ベンジル一 N—フエニルヒ ドロキシァミ ン 4. 0 0 g ( 1 8. 8 mm o 1 ) を トルエン 2 0 m l に溶解した。 これに、 四塩化ケィ素 1. 0 6 g ( 6. 2 5 mm o 1 ) を トルエン 2 0 m l に溶解させた溶液を室 温で滴下した。 2時間加熱還流後、放冷し、析出した白色結晶を濾過し、 トルエン 3 0 0 m l で洗浄後、 7 0°Cで 24時間減圧乾燥することによ り、 化合物例 1 0が 3. 8 7 g ( 5. 5 3 mm o 1 ) 得られた。
化合物例 1 0について M_ 8 0 0 0形 L C/3 DQMSシステム (株 式会社 日立製作所の商品名) を用いて、液体クロマ トグラフィー質量分 析 (L C MS) を行ったデータを図 3に示す。 図 3のとおり、 実測値 m/ z力 S 6 6 4であり、 理論値 7 0 0. 2 1力 ら C 1イオンが脱離した 理論値 6 6 4. 7 1 とほぼ一致しているので、 所望の化合物であると同 定された。
(合成例 4 : 化合物例 1 7の合成)
ァセチルアセ トン 5. 0 0 g ( 4 9. 9 4 mm o 1 ) を THF 5 0 m 1 に溶解した。 これに、 テ トラエ トキシシラン 3. 4 7 g ( 1 6. 6 5 mm o 1 ) を THF 5 0 m l に溶解させた溶液を室温で滴下した。 3 0 分間加熱還流後、 放冷し、 析出した白色結晶を濾過し、 TH F 2 0 0 m 1 で洗浄後、 7 0°Cで 2 4時間減圧乾燥することにより、 化合物例 1 7 が 4. 4 7 g ( 1 2. 0 7 mm o 1 ) 得られた。
化合物例 1 7について M— 8 0 0 0形 L C/3 DQMSシステム (株 式会社 日立製作所の商品名) を用いて、 液体クロマ トグラフィー質量分 祈 (L CZMS) を行ったデータを図 4に示す。 図 4のとおり、 実測値 mZ zが 3 2 5であり、 理論値 3 7 0. 4 7から C 1 イオンが脱離した 理論値 3 2 5. 4 7 とほぼ一致しているので、 所望の化合物であると同 定された。
これらと類似の合成処方により、 本発明の種々のケィ素錯体化合物の 合成が可能である。
上記で得られたケィ素錯体化合物を荷電制御剤と して含む静電荷像 現像用 トナーの調製、 およびこの トナーを用いた記録紙への画像の形成 について実施例 1〜 7に示す。
(実施例 1 )
スチレン—アタ リル共重合樹脂 (C P R— 6 0 0 B : 三井化学社製の 商品名) を 1 0 0重量部と、 低分子量ポリ プロ ピ レン (ビスコール 5 5 0 _ P : 三洋化成社製の商品名) を 3重量部と、 油溶性マゼンタ色 染料 (オイルピンク # 3 1 2 : オリヱント化学工業社製の商品名) を 5 重量部と、 荷電制御剤 (化合物例 5) を 1重量部とを高速ミ キサ一で均 一にプレミ キシングした。次いで、ェクス トルーダーで溶融混練し、 冷却後振動ミルで粗粉砕した。 得られた粗砕物を分級機付きのエア 一ジェッ ト ミルを用いて微粉砕して、 粒径 1 0 // inのマゼンタ トナ 一を得た。
得られた トナー 5重量部に対して、 鉄粉キャ リ ア (T E F V 2 0 0 / 3 0 0 : パウダーテック社製の商品名) 9 5重量部を混合して 現像剤を調整した。
本現像剤をポリ瓶中に計量し、 回転数 1 0 0 r p mのボールミルによ り攪拌して現像剤を帯電させ、 標準条件 ( 2 0°C、 相対湿度 6 0 %) で 経時帯電量を測定した。 攪拌時間 (分) 毎の摩擦帯電量の測定結果を表 1に示す。 また、 低温低湿 ( 5° (:、 相対湿度 3 0 %) 及び高温高湿 ( 3 5°C、 相対湿度 9 0 %) の各条件下で同様にして初期プロ一オフ帯電量 を測定した結果、 すなわち帯電量環境安定性の測定結果を表 2に示す。 なお、 帯電量の測定は、 ブローオフ帯電量測定機 T B— 2 0 0 (東芝 ケミカル社製の商品名) により行った。
本現像剤を用いて市販の複写機 (有機光導電体(O P C ) ドラ ム使 用の機種) にて トナーの画像を形成した。 得られた トナー画像につ いて、 カプリ 、 細線再現性、 帯電安定性及び持続性、 オフセッ ト現 象について目視で観察した。
カプリ については、カプリ がないものを〇、あるものを Xと して、 細線再現性については、 細線再現性が良好ないものを〇、 悪いもの を Xと して、 帯電安定性及び持続性については、 帯電安定性及び持 続性が良いものを〇、 悪いものを Xと して、 オフセッ ト現象につい て、 オフセッ ト現象が観測されなかったものを〇、 観測されたもの を Xと して、 それぞれ 2段階で評価した。 トナー画像の評価結果を 表 3 に示す。
(実施例 2 )
スチレン一アク リル共重合樹脂 (C P R— 6 0 0 B : 三井化学社製 の商品名) を 1 0 0重量部と、 ノヽンザ系イェロー ( C . I . ビグメ ン トイエロー 9 7 ) を 5重量部と、 低分子量ポリ プロ ピレン (ピスコ一 ル 5 5 0— P : 三洋化成社製の商品名) を 3重量部と、 荷電制御剤 (化 合物例 6 ) を 1重量部とを実施例 1 と同様に処理して平均粒径 1 0 μ m のイェロートナー及び現像剤を調製し、 実施例 1 と同様に測定した経時 帯電量及び帯電量環境安定性をそれぞれ表 1及び表 2に示す。
本現像剤を用いて実施例 1 と同様に トナーの画像を形成した。 トナ 一画像の評価結果を表 3に示す。
(実施例 3 )
ポリエステル榭脂 (H P 3 1 3 : 日本合成化学社製の商品名) を 1 0 0 重量部と、 低重合ポリ プロ ピレン (ビスコール 5 5 0— P : 三洋化成社 製の商品名) を 3重量部と、 カーボンブラック (M A— 1 0 0 : 三菱化 学社製の商品名) を 6重量部と、 荷電制御剤 (化合物例 8) を 1重量部 とを実施例 1 と同様に処理して平均粒径 1 0 // mの黒色トナー及び現像 剤を調製し、 実施例 1 と同様に測定した経時帯電量及び帯電量環境安定 性をそれぞれ表 1及び表 2に示す。
本現像剤を用いて実施例 1 と同様にトナーの画像を形成した。 トナ 一画像の評価結果を表 3に示す。
(実施例 4)
スチ レンモノ マーを 8 0重量部と、 n —ブチノレアタ リ レー トモノマ 一を 2 0重量部と、 ハンザ系イェロー ( C . I . ビグメ ン トイエロ 一 9 7 ) を 5重量部と、 2, 2 ' —了ゾィソプチロニトリルを 1. 8重 量部と、 荷電制御剤 (化合物例 1 0) を 1重量部とを高速ミキサーで均 一にプレミキシングして重合性単量体組成物を得た。
一方、 濃度 0. 1モル%の第三リ ン酸ナ ト リ ゥム水溶液 1 0 0 m 1 を蒸留水 6 0 0 m l によ り希釈し、 この液を撹拌しながらこれに 濃度 1 . 0モル の塩化カルシウム水溶液 1 8. 7 m l を徐々 に 加え、 次いで濃度 2 0 %の ドデシルベンゼンスルホン酸ナ ト リ ゥム 水溶液 0. 1 5 g を加えて分散液を調整した。
この分散液を前記重合性単量体組成物に加えて、 T K式ホモミ キ サー (特殊機化工社製) によ り高速撹拌しながら温度 6 5 °Cに昇温 せしめ、 昇温後 3 0分間撹拌した後、 更に、 8 0 °Cまで昇温させ、 通常の撹拌機による回転数 1 0 0 r p mの撹拌に切り換え、 温度 8 0でのまま 6時間重合させた。
重合終了後、 反応混合物を冷却して固形物を濾別し、 その濾取物 を濃度 5重量%の塩酸水溶液中に浸漬して分散剤と して利用 したリ ン酸カルシウムを分解した後、 その固形物を洗浄液が中性となるま で水洗し、 脱水、 乾燥させるこ とによ り平均粒径 1 0 μ mのイエロ 一トナーを得た。
得られた トナー 5重量部に対して、 鉄粉キャ リ ア (T E F V 2 0 0 3 0 0 : パウダーテック社製の商品名) 9 5重量部を混合して 現像剤を調整し、実施例 1 と同様に測定した経時帯電量及び帯電量環境 安定性をそれぞれ表 1及び表 2に示す。
本現像剤を用いて実施例 1 と同様に トナーの画像を形成した。 トナ 一画像の評価結果を表 3に示す。
(実施例 5)
スチ レンモノ マーを 8 0重量部と、 n —ブチルァク リ レー トモノ マ 一を 2 0重量部と、 カーボンブラック (MA_ 1 0 0 : 三菱化学社製の 商品名) を 5重量部と、 2 , 2 ' —ァゾイ ソブチロニ ト リルを 1. 8重 量部と、 荷電制御剤 (化合物例 1 7) を 1重量部とを実施例 4 と同様に 処理して平均粒径 1 3 μ mの黒色重合トナー及び現像剤を調製し、 実施 例 1 と同様に測定した経時帯電量及び帯電量環境安定性をそれぞれ表 1 及び表 2に示す。
本現像剤を用いて実施例 1 と同様にトナーの画像を形成した。 トナ 一画像の評価結果を表 3に示す。
(実施例 6)
スチ レン—アク リ ル共重合樹脂 (C P R— 6 0 0 B : 三井化学社製の 商品名) を 1 0 0重量部と、 低分子量ポ リ プロ ピレン (ビスコール 5 5 0 - P : 三洋化成社製の商品名) を 3重量部と、 油溶性マゼンタ 色染料 (オイルピンク # 3 1 2 : オリ エン ト化学工業社製の商品名) を 5重量部とを高速ミキサーで均一にプレミ キシングした。 次いで、 ェクス トルーダーで溶融混練し、 冷却後振動ミ ルで粗粉砕した。 得 られた粗砕物を分級機付きのエアージェッ ト ミルを用いて微粉砕し て、 粒径 Ι Ο μ ηιのマゼンタ トナーの母粒子を得た。 得られた母粒子 1 0 8重量部に対して、 荷電制御剤 (化合物例 6 ) を 1重量部とする子粒子を外添し トナーを得た。
この トナー 5重量部に対して、 鉄粉キャ リ ア ( T E F V 2 0 0 Z 3 0 0 : パウダーテック社製の商品名) 9 5重量部を混合して現像 剤を調整した。
本現像剤をポリ瓶中に計量し、 回転数 1 0 0 r p mのボールミ ル において撹拌して、 現像剤を帯電させ経時帯電量を測定した。 実施 例 1 と同様に測定した経時帯電量及び帯電量環境安定性をそれぞれ表 1 及ぴ表 2に示す。
本現像剤を.用いて実施例 1 と同様にトナーの画像を形成した。 トナ 一画像の評価結果を表 3に示す。
(実施例 7)
スチレン一アク リル共重合榭脂 (C P R— 6 0 0 B : 三井化学社製の 商品名) を 1 0 0重量部と、 低分子量ポリ プロ ピレン (ビス コール 5 5 0 - P : 三洋化成社製の商品名) を 3重量部と、 油溶性マゼンタ 色染料 (オイルピンク # 3 1 2 : オリヱント化学工業社製の商品名) を 5重量部と、 荷電制御剤 (B ONTRON P— 5 1 : オリヱント化 学工業社製の商品名) を 0.5重量部と、 荷電制御剤 (化合物例 5 ) を 0. 5重量部とを実施例 1 と同様に処理して平均粒径 1 O / mのマゼンタ ト ナー及び現像剤を調製し、 実施例 1 と同様に測定した経時帯電量及び帯 電量環境安定性をそれぞれ表 1及び表 2に示す。
本現像剤を用いて実施例 1 と同様にトナーの画像を形成した。 トナ 一画像の評価結果を表 3に示す。 表 1
Figure imgf000026_0001
表 2
Figure imgf000026_0002
表 3
Figure imgf000026_0003
表 1 〜 3から明らかなよ う に、 実施例 1 〜 7 の トナーは、 帯電立 上がり速度が速く 、 十分に正に帯電しており 、 帯電特性の経時安定 性や温度湿度変化に対する安定性に優れていた。 これらの トナーを 使用して現像された トナー像は、 カプリがなく 、 細線再現性、 帯電 安定性及び持続性が良好で、 画像の濃度低下のない良質な画像が得 られた。 オフセッ ト現象も全く観測されなかった。 カラー トナー像 は、 分光特性に優れた鮮明な画像が得られた。 産業上の利用可能性
以上、 詳細に説明したように本発明のケィ素錯体化合物を含む荷電制 御剤は、静電荷像現像用 トナーや粉体塗料に良好な正帯電性を発現させ るものである。 剤と しての保存安定性、 環境に対する安全性の面でもす ぐれている。 この荷電制御剤は、 モノクロのトナーのみならず、 幅広く 種々の有彩色の トナーに添加して使用される。
この荷電制御剤を含む本発明の静電荷像現像用 トナーは、帯電の立上 がり速度が速く、 温度や湿度が変化しても長時間優れた帯電安定性を 示す。 また、 荷電制御剤のトナー用樹脂に対する分散性が良好であ るため、 得られた トナー粒子間での帯電特性は極めてばらつきの少 ないものとなる。 この静電荷像現像用 トナーは、 無機、 有機を問わず あらゆる種類の感光体上の静電荷像の現像に適し、 さらに転写記録媒 体と しては普通紙のみならず加工紙、 加工フィルムなどにも適して いる。 さらに、 この静電荷像現像用 トナーで現像されたトナー像は、 広範な温度域における定着性を持ち、 定着された画像は明瞭であり 地かぶりを生じることなく、 非オフセッ ト性を有し、 長時間劣化す ることない。

Claims

請 求 の 範 囲
1. 中心原子のケィ素に、 有機基に結合したヒ ドロキシル基由来の 酸素が共有結合し、 かつその酸素と当量のカルボニル基が配位結合し たケィ素錯体化合物であって、 当該ケィ素の 1原子に対する該酸素な らびに該カルボ-ル基の当量が 1〜 3である 3〜 1価のカチオンと、 3〜 1価のァニオンとからなるケィ素錯体化合物を有効成分とする正 帯電性荷電制御剤。
2. 前記ケィ素錯体化合物が下記化学式 ( I )
Figure imgf000028_0001
(式 ( I ) 中、 mおよび j は 1〜 3の数、 nは 3 +〜: 1 +、 Dは 1価 〜 3価のァニオン、 Aは有機鎖状あるいは有機環状残基、 Bは炭素原 子または窒素原子、 p = 0または 1 ) で示されることを特徴とする請 求項 1 に記載の正帯電性荷電制御剤。
3. 前記式 ( I ) 中の
Figure imgf000028_0002
基が、 下記式 ( I I )
Figure imgf000029_0001
(式( I 1 ) 中、 1 1〜1 7、 1 1 3〜尺 1 7及び 1 9〜尺 2 2は水素原子、 ヒ ドロキシ基、 ヒ ドロキシアルキル基、 カルボキシル基、 アルコキシ カルボニル基、 ホルミル基、 ハロゲン原子、 アルキル基、 アルコキシ 基、 ァシル基、 アルケニル基、 ニ トロ基、 シァノ基、 アミ ノ基、 置換 基を有していてもよいアリサイ ク リ ック基、 置換基を有していてもよ ぃァラルキル基、 置換基を有していてもよいァリール基から選ばれる 同一または異なる基、 または隣接基同士によ り置換基を有していても よい飽和または不飽和で縮合した炭素数 3〜 7の環を形成している 基 ; R 8及び R 1 8は酸素原子、 カルボニル基、 イ ミ ノ基 ; R 9〜; R 1 1 及び R 2 3〜 R 2 5は水素原子、 ヒ ドロキシ基、 ヒ ドロキシアルキル基、 力ノレボキシノレ基、 ァノレコキシカルボ二ノレ基、 ホノレ ミ ノレ基、 ノヽロゲン原 子、 アルキル基、 アルコキシ基、 ァシル基、 アルケニル基、 ニ トロ基、 シァノ基、アミ ノ基、置換基を有していてもよいアリサイク リ ック基、 置換基を有していてもよぃァラルキル基、 置換基を有していてもよい ァリール基から選ばれる同一または異なる基; R 1 2はメチンまたは窒 素原子; R 2 6は窒素原子、または置換基を有していてもよい炭素原子) で示される基であることを特徴とする請求項 3記載の正帯電性荷電制 御剤。
4 . 請求項 1に記載の正帯電性荷電制御剤を成分と して含むことを特 徴とする静電荷像現像用 トナー。
5 . 該正帯電性荷電制御剤 0 . 1〜 1 0重量部と、 トナー用樹脂 1 0 0重量部とを含むことを特徴とする請求項 4記載の静電荷像現像用 ト ナー。
6 . 請求項 4に記載の トナーを摩擦により、 正に帯電させることを特 徴とする静電荷像現像用 トナーの荷電制御方法。
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