明 細 書 ジフエニルエーテル化合物、 その製造方法および用途 技術分野
本発明は、 高脂血症の治療に有用なジフエニルエーテル化合物、 その製造 法おょぴ用途に関する。 背景技術 ' 最近、 脂肪細胞分化マーカー遺伝子の発現誘導にかかわる転写因子の研究 において、 核内受容体であるペルォキシソーム増殖薬活性化受容体 (£eroxisome £roliferator Activated eceptor;以下、 P P A Rと略記する。 ) 力 注目されている。 P P A Rは、 さまざまな動物種から c D N Aがクローニン グされ、 複数のァイソフォーム遺伝子が見出され、 哺乳類ではひ、 δ 、 τ/の 3種類が知られている(J. Steroid Biochem. Mol. Biol., 51, 157 (1994); Gene Expr., 4, 281 (1995) ; Biochem. Biophys. Res. Commun., 224, 431 (1996) ; Mol. Endocrinol., 1634 (1992)参照) 。 さらに、 γ型は主に脂肪組織、 免疫細胞、 副腎、 脾臓、 小腸で、 ひ型は主に脂肪組織、 肝臓、 網膜で発現し、 δ型は主 に組織特異性が見られず普遍的に発現していることが知られている (Endocrinology., HZ, 354 (1996)参照) 。
ところで、 ピオグリタゾン、 シグリタゾン、 ロシグリタゾン、 トログリタ ゾン等のチアゾリジン誘導体は、 インスリン非依存型糖尿病 (NIDDM) に対 する治療薬として知られており、 糖尿病患者の高血糖を是正するために用い られる血糖低下剤である。 また、 高インスリン血症の是正または改善、 耐糖 能の改善、 また血清脂質の低下に効果を示し、 インスリン抵抗性改善薬とし てきわめて有望であると考えられている化合物である。
また、 これらのチアゾリジン誘導体の細胞内標的蛋白質の一つが P PAR γであり、 P P AR γの転写活性を増大させることが判明している (Endocrinology., 137, 4189 (1996); Cell., 83, 803 (1995); Cell., 83, 813 (1995); J. Biol. Chem., 270, 12953 (1995)参照) 。 従って、 P P AR γの転写活性を増大 させる P PAR γ活性化剤 (ァゴ二ス ト) は、 血糖低下剤おょぴ Ζまたは脂 質低下剤として有望であると考えられる。 また、 P PAR γァゴニス トは Ρ PAR γ蛋白自身の発現を亢進することが知られている (Genes & Dev., 10, 974 (1996)) こと力 ら、 PPARyを活性ィ匕するのみならず PPARy蛋白自 身の発現を増加させる薬剤も臨床的に有用と考えられる。 ― 核内受容体 P PAR は脂肪細胞分化に関わっており (J. Biol. Chem., 272, 5637 (1997)および Cell., 83, 803 (1995)参照) 、 これを活性化できるチアゾリ ジン誘導体は脂肪細胞分化を促進することが知られている。 最近'、 ヒトにお いて、 チアゾリジン誘導体が体脂肪を増生させ、 体重増加、 肥満を惹起する との報告がなされた (Lancet, 952 (1997)参照)。 これらのことから P PA Ryの作動剤 (ァゴ二ス ト) 、 また蛋白自身の発現を増加できる P PAR γ 蛋白発現促進剤は、 血糖低下作用、 脂質低下作用を有していることから、 例 えば、 糖 ·脂質代謝異常疾患 (例えば、 糖尿病、 高脂血症 (高コレステロ一 ル血症、 低 HDL (高密度リポ蛋白) 血症、 高 LDL (低密度リポ蛋白) 血 症、 高 TG (トリグリセライド) 血症等) 、 動脈硬化症、 心血管疾患、 肥満 症、 メタポリックシンドローム等) 、 高血圧、 循環器系疾患等の予防および ζまたは治療剤として有用であることが期待される。
また、 フイブレート系化合物、 例えばクロフイブレートは脂質低下剤とし て知られているが、 フィブレート系化合物の細胞内標的蛋白質の一つが Ρ Ρ AR aであることも判明している (Nature., 347, 645 (1990); J. Steroid Biochem. Mol. Biol., 51, 157 (1994); Biochemistry., 32, 5598 (1993)参照)。 これらのこと力 ら、 P PARa作動剤は、 脂質低下作用を有していると考えられ、 高脂血症
等の予防および Zまたは治療剤として有用であることが期待される。
これ以外にも、 P PARひが関与する生物活性として、 抗肥満作用を有し ていることが報告された (W097/36579号明細書) 。 また、 P PAR αの作動 薬によって脂質 (コレステロール、 HDL、 LDLおよびトリダリセライド 等) の代謝促進作用が報告された (J. Lipid Res., , 17(1998)) 。 すなわち、 高 密度リポ蛋白 (HDL) コレステロール上昇作用、 低密度リポ蛋白 (LDL) コレステロールや超低密度リポ蛋白 (VLDL) コレステロール、 さらには トリグリセドの低下作用を有していることが報告されている。 フィプレート 系化合物の一つ、 ベザフイブレートによって血中脂肪酸組成や高血圧の改善、' インスリン抵抗性の改善が認められたと報告されている (Diabetes., 348 (1997))。 従って P PAR α;を活性ィ匕するァゴニストや P PAR α蛋白自身の 発現を亢進する P PAR 蛋白発現促進剤は、 脂質低下作用を有'しているこ と力 ら、 例えば、 脂質代謝異常疾患 (例えば、 高脂血症 (高コレステロール 血症、 低 HDL血症、 高 LDL血症、 高トリグリセライド血症等) 、 動脈硬 化症、 心血管疾患、 肥満症、 メタボリックシンドローム等) 、 高血圧、 循環 器系疾患等の予防および Zまたは治療剤として有用であることが期待される。
—方、 P PAR Sは、 ときに PPARj8、 あるいはヒ トの場合には UC1 とも称されている。 これまでに P PAR δの生物活性として、 hNUClB (ヒ ト NUC1と 1アミノ酸異なる P PARサブタイプ)がヒト P PAR αや甲状腺ホ ルモンレセプターの転写活"生を抑制できることが示されている (WO96/01430 号明細書) 。 また、 最近では、 P PAR S蛋白質に高い親和性を有し、 PP AR δを有意に活性化する化合物 (ァゴ二スト) が見出され、 さらにそれら の化合物が HDL (高密度リポ蛋白) コレステロール上昇作用、 並びに非 Η D Lコレステロール低下作用を有していることが報告された(W097/28149号 明糸由書、 WO01/00603明細書、 Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A.98, 5306 (2001)参照)。 マクロファージは酸化 LDLを取り込み、 泡沫化が起こり、 これが血管内皮
に沈着して脂質代謝疾患を引き起こすことが判明している。 従って、 PPA R δを活性化できるァゴニストは、例えば、 HDLコレステロール上昇作用、 LDL低下作用によって泡沫細胞が減少し、 例えば、 脂質代謝異常疾患 (例 えば、 高脂血症 (高コレステロール血症、 低 HDL血症、 高 LDL血症、 高 T G血症等) 、 動脈硬化症、 心血管疾患、 肥満症、 メタボリックシンドロー ム等) 、 高血圧、 循環器系疾患等の予防および/または治療剤として有用で あることが期待される。 最近、 P PAR Sの活性化は、 特に骨格筋において 脂肪酸酸化を亢進することが報告されている (Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A.100, 15924 (2003), Cell U3, 159 (2003)参照) 。 これも脂質代謝異常の改善や肥満症— の治療に対して P PAR δァゴニストが有用であることを示している。
脂質代謝異常に対する作用だけでなく、 P P AR δの活性化はケラチノサ ィトの細胞分化を促し、 生体のバリヤ一機能としての皮膚構造'の te持に関わ つている。 P P AR δ欠損マウスでは TPA(12-0-tetradecanoylphorbol-13-acetate) 処理による皮膚の過増殖性変化が見られる (Mol. Cell Biol.20, 5119 (2000)参 照) 。 また、 TPA による皮膚炎症に対して抗炎症作用を示した (J. Invest. Dermatol.122, 971 (2004)参照) 。 従って、 P P AR δァゴニストは皮膚炎症' 14 疾患 (例えば、 皮膚炎 (アトピー性皮膚炎等) 、 皮膚紅痛症、 搔痒症等) の 予防および/または治療剤として有用であり、 創傷の治癒促進剤としての効 果 (例えば、 火傷、 外傷等) も期待される。 また、 P PAR S欠損マウスで は脳梁のミエリン被覆異常が観察されており (Mol. Cell Biol.20, 5119 (2000) 参照) 、 P PARSァゴニス トはある種の神経疾患の予防および/または治 療剤として有用である可能性が考えられる。
例えば、 一般式 (A)
(式中、 L
A、 M
A、 T
A、 X
Aは単結合などを; W
Aはカルボキシル基を; Y
A は芳香族基、 脂環式炭化水素基を; Z
A、 U
Aは芳香族基を表わす。 ) で示さ れるカルボン酸誘導体が P PARァゴニスト作用を有し、 インスリン抵抗性 改善剤として有用であることが知られている (WO02/98840号パ -ンフレツト参 照) 。 発明の開示
従って、 本発明の課題は高脂血症等の予防および Zまたは治療剤などとし て有用であり、 経口吸収性に優れ、 かつ安全な P PAR制御剤を開発するこ' とにある。
本発明者らは、 P PARSァゴニスト作用を有する化合物を見出すべく鋭 意研究を行なった結果、 一般式 (I) で示される本発明化合物が '目的を達す ることを見出し、 さらにこれらの化合物が HDL上昇作用、 LDLタリァラ ンス増加作用、 脂質、 特にコレステロールの搬出促進作用、 マクロファージ の泡沫化抑制作用、 並びにコレステロール生合成阻害作用を有することを見 出し、 本発明を完成した。 さらに、 本発明者らは、 P PAR Sァゴニス ト作 用により、 末梢 (例えば、 筋組織、 血管内皮など) における脂質 (特にコレ ステロール) が肝に輸送され、 代謝、 排出されるという逆転送系促進作用を 有することも見出し、 P PARSァゴニストが逆転送促進剤として作用する という可能性も見出した。 すなわち、 本発明は、
(式中、 環 A、 環 Bおよび環 Dはそれぞれ独立して置換基を有していてもよ い環状基を表わし、 Wは主鎖の原子数 1〜8のスぺ一サーを表わし、 Xは主
鎖の原子数 1〜 2のスぺーサーを表わし、 Yは結合手または主鎖の原子数 1 〜 8のスぺ一サーを表わし、 Zは酸性基を表わす。 ) で示される化合物、 そ の塩またはその溶媒和物、 またはそのプロドラッグ、
(式中、 環 Aa、 環 Baおよぴ環 Daは、 それぞれ独立して置換基を有していて もよい C 5〜10の単環または二環式炭素環、 または酸素原子、 窒素原子お. ょぴ Zまたは硫黄原子から選択される 1〜 3個のへテロ原子を含む、 5〜1 0員の単環または二環式複素環を表わし、 Xaは一0—、 一 S—、 一CO—ま たは—CONR2— (式中、 R2は水素原子、 置換基を有してい,て,もよい炭化 水素基または置換基を有していてもよい環状基を表わす。 ) を表わし、 Yaは 結合手または置換基を有していてもよいメチレン基を表わし、 Z aはエステル ィ匕されていてもよいカルボキシル基を表わし、 !^はじ 1〜6のアルキレン基、 C 2〜6アルケニレン基または C 2〜6アルキニレン基を表わし、 Mは酸素 原子、 カルボニル基および置換基を有していてもよい窒素原子から選択され る 1〜 2個の基で形成される主鎖の原子数 1〜 2のスぺーサーを表わす。 ) で示される前記 1記載の化合物、 その塩またはその溶媒和物、 またはそのプ 口ドラッグ、
3. 環 Aが置換基を有していてもよいベンゼン、 ピリジン、 ォキサゾールま たはチアゾール環であり、 環 Bが置換基を有していてもよいベンゼンまたは ピリジン環であり、 環 Dが置換基を有していてもよいベンゼンまたはピリジ ン環であり、 Wが一 Rla— Ma— (式中、 Rlaはプロピレン基、 プロぺニレン 基またはプロピニレン基を表わし、 Maは一 O—、 一 NH―、 一 NHCO—ま たは一 CONH—を表わす。 ) であり、 Xがー O—または一CONR2— (式
中、 R2は水素原子、 置換基を有していてもよい炭化水素基または置換基を有 していてもよい環状基を表わす。 ) であり、 Yが結合手またはメチレンであ り、 Zがエステルイ匕されていてもよいカルボキシル基である前記 1記載の化 合物、 その塩またはその溶媒和物、 またはそのプロドラッグ、 - 4. 一般式 (I D)
(式中、 環 Ba lおよび環 Da lは、 それぞれ独立して置換基を有していてもよ いベンゼン環を表わし、 その他の記号は前記 2と同じ意味を表わす。 ) で示 される前記 2記載の化合物、 その塩またはその溶媒和物、 またはそのプロド ラッグ、
(式中、 すべての記号は前記 2と同じ意味を表わす。 ) で示される前記 2記 載の化合物、 その塩またはその溶媒和物、 またはそのプロドラッグ、
(式中、 すべての記号は前記 2と同じ意味を表わす。 ) で示される前記 2記 載の化合物、 その塩またはその溶媒和物、 またはそのプロドラッグ、
7. (1) {4—メ トキシ一 3— [3- ( { (2 E) - 3 - [4— (トリフノレオ
ロメチル) フエニル] 一 2一プロペン一 1—ィル } 才キシ) フエノキシ] フ ヱ二ル} 酢酸、 (2) {2—クロロー 4—メチルー 3— [3— ( { (2E) 一 3 — [4— (トリフルォロメチル) フエニル] 一 2—プロペン一 1—ィル } ォ キシ) フエノキシ] フエ-ル} 酢酸、 (3) {2—メチル一 3— [2- ( { (2 E) 一 3— [4— (トリフルォロメチル) フエニル] - 2—プロぺニル } ォ キシ) フエノキシ] フエ-ノレ } 酢酸、 (4)2—クロ口一 4ーメチルー 3— [3 ― ( { (2 E) 一 3— [4— (トリフルォロメチル) フエニル] —2—プロ ぺニル } 才キシ) フエノキシ] 安息香酸、 (5) 3—メチルー 5— [2— ( { (2 E) —3— [4— (トリフルォロメチル) フエニル] - 2—プロぺニル } ォ- キシ) フエノキシ] 安息香酸、 (6) { 3—メチルー 5— L2- ( { (2E) - 3— [4— (トリフルォロメチル) フエニル] - 2一プロぺニル } 才キシ) フエノキシ] フエ二ル} 酢酸、 (7) { 3 - [4一メチル一2— (' {' (2 E) 一 3 - [4— (トリフルォロメチル) フエニル] ― 2—プロぺニル } 才キシ) フエノキシ] フエ二ル} 酢酸、 (8) { 3 - [2- ( { 3 - [4- (トリフルォ ロメチル) フエニル] — 2—プロピニル } 才キシ) フエノキシ] フエ二ル} 酢酸、 (9)3—メチル一5— [4ーメチルー 2 _ ( { 3 - [4一 (トリフルォ ロメチル) フエニル] 一 2—プロピニル }才キシ) フエノキシ]安息香酸、 (10) { 3—メチル一 5一 [2— ( {3- [4 - (トリフルォロメチル) フエニル] 一 2—プロピニノレ } 才キシ) フエノキシ] フエ二ル} 酢酸、 (11) {3—メチノレ —5— [4—メチル一2— ( { 3 - [4— (トリフルォロメチル) フエニル] 一 2—プロピニノレ } 才キシ) フエノキシ] フエ二ル} 酢酸、 (12) { 3—メチノレ —5— [4—メチル一2— ( { (2 E) —3— [4— (トリフルォロメチル) フェニル] 一 2—プロぺニル } 才キシ) フエノキシ] フエ二ル} 酢酸、 (13) [3 - (2 - { [3 - (4—クロ口フエニル) 一 2—プロピエル] 才キシ } フエノキシ) フエニル] 酢酸、 (14) {2—クロ口一 5— [2— ( { 3 - [4— (トリフノレオロメチノレ) フエニル] _ 2—プロピニル } 才キシ) フエノキシ]
フヱニル} 酢酸、 (15) {3— [2—クロ口一 6— ( {3— [4- (トリフルォ ロメチル) フエ二ノレ] 一 2—プロピニノレ } ォキシ) フエノキシ] フエ二ル} 酢酸、■ (16)3—メチル一 5— [4—メチル一2— ( {3— [6— (トリフルォ ロメチル) 一3—ピリジ-ル] 一 2—プロピニル } ォキシ) フ ノキシ] 安 息香酸、 (17) {3- [2- ( { (2 E) 一 3— [4一 (トリフルォロメチル) フエニル] —2—プロぺニル } ァミノ) フエノキシ] フヱニル} 酢酸、 (18) 3— (2 - { [3— (4—クロ口フエニル) 一 2—プロピニル] ォキシ } フ エノキシ) 一 5—メチル安息香酸、(19) [3— (4—メチルー 2— { [3— (4 一メチルフエニル) —2—プロビュル] 才キシ } フエノキシ) フエニル] 酢 酸、 (20) [3— (2— { [3— (4—クロ口フエニル) 一 2—プロピニル] ォ キシ }フエノキシ) ― 5—メチルフエニル]酢酸、(21) [3—メチル一5— (4 一メチル一2— { [3— (4—メチルフエニル) — 2—プロビュル] 才キシ } フエノキシ) フエニル] 酢酸、 および (22) {3—メチルー 5— [4—メチル一 2— ( { 3 - [6 - (トリフルォロメチル) 一3—ピリジニル] —2—プロ ピニル } ォキシ) フヱノキシ] フエ二ル} 酢酸からなる群から選ばれる前記 1記載の化合物、 その塩またはその溶媒和物、 またはそのプロドラッグ、
8. 前記 1記載の化合物、 その塩またはその溶媒和物、 またはそのプロドラ ッグを含有してなる医薬組成物、
9. 脂質の搬出促進剤、 脂質の逆転送促進剤、 マクロファージの泡沫化抑制 剤、 HDL上昇剤、 LDL低下剤またはコレステロール生合成阻害剤である 前記 8記載の医薬組成物、
10. P PAR介在性疾患の予防および/または治療剤である前記 8記載の 医薬組成物、
1 1. PPARが PPAR Sである前記 10記載の医薬組成物、
1 2. PPAR δ介在性疾患が高脂血症または肥満症である前記 1 1記載の 医薬組成物、
13. 前記 1記載の一般式 (I) で示される化合物、 その塩またはその溶媒 和物、 またはそのプロドラッグと、 MTP阻害薬、 HMG— CoA還元酵素 阻害寨、 スクアレンシンセターゼ阻害薬、 フイブラート系薬剤、 A CAT阻 害薬、 5—リポキシゲナーゼ阻害薬、 コレステロール吸収阻害薬、 胆汁酸吸 収阻害薬、 回腸 N a +/胆汁酸共輸送体阻害薬、 LDL受容体活性化薬、 LD L受容体発現増強薬、 膝リパーゼ阻害薬、 プロブコール製剤、 ニコチン酸製 剤、 コレステロールエステル転送蛋白阻害薬から選択される 1種以上とを組 み合わせてなる医薬、
14. 前記 1記載の一般式 (I) で示される化合物、 その塩またはその溶媒 和物、 またはそのプロドラッグの有効量を哺乳動物に投与することを特徴と する、 哺乳動物における脂質の搬出促進方法、
1 5. 脂質の搬出促進剤を製造するための前記 1記載の一般式'(>1) で示さ れる化合物、 その塩またはその溶媒和物、 またはそのプロドラッグの使用、 16. 前記 1記載の一般式 (I) で示される化合物、 その塩またはその溶媒 和物、 またはそのプロドラッグの有効量を哺乳動物に投与することを特徴と する、 哺乳動物における P PAR δ介在性疾患の予防おょぴ Zまたは治療方 法、 および
1 7. P PAR δ介在性疾患の予防おょぴ Ζまたは治療剤を製造するための 前記 1記載の一般式 (I) で示される化合物、 その塩またはその溶媒和物、 またはそのプロドラッグの使用に関する。
本明細書中、 環 Α、 環 Βまたは環 Dで示される 「置換基を有していてもよ い環状基」 における 「環状基」 としては、 例えば、 炭素環、 および複素環等 が挙げられる。 炭素環としては、 単環、 二環、 三環または四環式炭素環が挙 げられ、 例えば、 C 3〜20の単環、 二環、 三環または四環式芳香族性炭素 環、 その一部または全部が飽和されている炭素環、 スピロ結合した二環、 三 環または四環式炭素環、 および架橋した二環、 三環または四環式炭素環等が
挙げられる。 C 3〜20の単環、 二環、 三環または四環式芳香族性炭素環、 その一部または全部が飽和されている炭素環としては、 例えば、 ベンゼン、 ァズレン、 ナフタレン、 フエナントレン、 アントラセン、 トリフエ二レン、 クリセン、 ナフタセン、 プレイアデン、 シクロプロパン、 シクロブタン、 シ ク口ペンタン、 シク口へキサン、 シク口へプタン、 シクロオクタン、 シクロ ノナン、 シクロデカン、 シクロウンデカン、 シクロ ドデカン、 シクロ トリ ド デカン、 シクロテトラデカン、 シク口ペンタデカン、 シク口ペンテン、 シク 口へキセン、 シク口ヘプテン、 シクロォクテン、 シク口ペンタジェン、 シク 口へキサジェン、 シク口へプタジェン、 シク口才クタジェン、 ペンタレン、 パーヒ ドロペンタレン、 パ一ヒ ドロアズレン、 インデン、 パーヒ ドロインデ ン、 インダン、 ジヒ ドロナフタレン、 テトラヒ ドロナフタレン、 .パーヒ ドロ ナフタレン、 ヘプタレン、 パ一ヒ ドロヘプタレン、 ビフエ二レン、 a s—ィ ンダセン、 s—ィンダセン、 ァセナフチレン、 ァセナフテン、 フルオレン、 - フエナレン、 フノレオランセン、 ァセフエナンスリ レン、 アセアンスリ レン、 ピレン環等が挙げられる。 スピロ結合した二環、 三環または四環式炭素環、 および架橋した二環、三環または四環式炭素環としては、例えば、スピロ [4. 4] ノナン、 スピロ [4. 5] デカン、 スピロ [5. 5] ゥンデカン、 ビシ クロ [2. 2. 1] ヘプタン、 ビシクロ [2. 2. 1 ] ヘプター 2—ェン、 ビシクロ [3. 1. 1] ヘプタン、 ビシクロ [3. 1. 1] ヘプタ一 2—ェ ン、 ビシクロ [2. 2. 2] オクタン、 ビシクロ [2. 2. 2] ォクタ一 2 —ェン、 ァダマンタン、 ノルァダマンタン環等が挙げられる。 複素環として は、 酸素原子、 窒素原子および/または硫黄原子から選択される 1〜 5個の ヘテロ原子を含む単環、 二環、 三環、 または四環式複素環が挙げられ、 例え ば、 酸素原子、 窒素原子おょぴ Zまたは硫黄原子から選択される 1〜5個の ヘテロ原子を含む、 一部または全部飽和されていてもよい 3〜20員の単環、 二環、 三環、 または四環式芳香族性複素環等が挙げられる。 酸素原子、 窒素
原子および/または硫黄原子から選択される 1 〜 5個のへテロ原子を含む、 一部または全部飽和されていてもよい 3〜 2 0員の単環、 二環、 三環、 また は四環式芳香族性複素環としては、 例えば、 ピロール、 イミダゾール、 トリ ァゾール、 テトラゾール、 ピラゾール、 ピリジン、 ピラジン、 ピリミジン、 ピリダジン、 ァゼピン、 ジァゼピン、 フラン、 ピラン、 ォキセピン、 チオフ ェン、 チォピラン、 チェピン、 ォキサゾール、 イソォキサゾール、 チアゾー ル、 ィソチアゾール、 フラザン、 ォキサジァゾール、 才キサジン、 才キサジ ァジン、 ォキサゼピン、 ォキサジァゼピン、 チアジアゾール、 チアジン、 チ アジアジン、 チアゼピン、 チアジアゼピン、 インドール、 イソインドール、 ' インドリジン、 ベンゾフラン、 イソべンゾフラン、 ベンゾチォフェン、 イソ ベンゾチォフェン、 ジチアナフタレン、 ィンダゾール、 キノリン.、 イソキノ リン、 キノリジン、 プリン、 フタラジン、 プテリジン、 ナフチ'リジ ' ン、 キノ キサリン、 キナゾリン、 シンノリン、 ピロ口ピリジン、 ベンゾォキサゾーノレ、 ベンゾチアゾーノレ、 ベンゾィミダゾーノレ、 クロメン、 ベンゾ才キセピン、 ベ ンゾォキサゼピン、 ベンゾォキサジァゼピン、 ベンゾチェピン、 ベンゾチア ゼピン、 ベンゾチアジアゼピン、 ベンゾァゼピン、 ベンゾジァゼピン、 ベン ゾフラザン、 ベンゾチアジアゾーノレ、 ベンゾトリァゾーノレ、 力ノレパゾーノレ、 一カルボリン、 アタリジン、 フエナジン、 ジベンゾフラン、 キサンテン、 ジベンゾチォフェン、 フエノチアジン、 フエノキサジン、 フエノキサチイン、 チアンスレン、 フエナントリジン、 フエナント口リン、 ペリミジン、 ピリ ド ナフチリジン、 ピラゾロイソキノリン、 ピラゾ口ナフチリジン、 ピリミ ドィ ンドール、 インドリジノインドール、 ベンゾジォキソール、 アジリジン、 ァ ゼチジン、 ピロリン、 ピロリジン、 ィミダゾリン、 イミダゾリジン、 トリア ゾリン、 トリァゾリジン、 テトラゾリン、 テトラゾリジン、 ピラゾリン、 ピ ラゾリジン、 ジヒドロピリジン、 テトラヒ ドロピリジン、 ピぺリジン、 ジヒ ドロビラジン、 テトラヒドロビラジン、 ピぺラジン、 ジヒ ドロピリミジン、
テトラヒ ドロピリミジン、 パーヒ ドロピリミジン、 ジヒドロピリダジン、 テ トラヒドロピリダジン、 パーヒ ドロピリダジン、 ジヒ ドロアゼピン、 テトラ ヒドロアゼピン、 パーヒ ドロアゼピン、 ジヒドロジァゼピン、 テトラヒ ドロ ジァゼピン、 パーヒ ドロジァゼピン、 ォキシラン、 ォキセタン、' ジヒ ドロフ ラン、 テトラヒドロフラン、 ジヒドロピラン、 テトラヒ ドロピラン、 ジヒ ド 口ォキセピン、テトラヒドロォキセピン、パーヒドロォキセピン、 チイラン、 チェタン、 ジヒドロチォフェン、 テトラヒ ドロチォフェン、 ジヒドロチォピ ラン、テトラヒドロチォピラン、 ジヒドロチェピン、テトラヒドロチェピン、 パーヒドロチェピン、 ジヒドロォキサゾール、 テトラヒドロォキサゾール(ォ— キサゾリジン) 、 ジヒドロイソォキサゾール、 テトラヒ ドロイソォキサゾー ル (イソォキサゾリジン) 、 ジヒ ドロチアゾール、 テトラヒドロチアゾール (チアゾリジン) 、 ジヒ ドロイソチアゾール、 テトラヒ ドロイソ ァゾール (ィソチアゾリジン) 、 ジヒ ドロフラザン、 テトラヒ ドロフラザン、 ジヒ ド -口ォキサジァゾール、テトラヒドロォキサジァゾール(ォキサジァゾリジン)、 ジヒ ドロォキサジン、 テトラヒドロォキサジン、 ジヒ ドロォキサジァジン、 テトラヒ ドロォキサジァジン、 ジヒ ドロォキサゼピン、 テトラヒ ドロォキサ ゼピン、 パーヒ ドロォキサゼピン、 ジヒドロォキサジァゼピン、 テトラヒド 口ォキサジァゼピン、 パーヒドロォキサジァゼピン、 ジヒ ドロチアジアゾー ノレ、 テトラヒドロチアジアゾール (チアジアゾリジン) 、 ジヒドロチアジン、 テトラヒドロチアジン、ジヒドロチアジアジン、テトラヒドロチアジアジン、 ジヒ ドロチアゼピン、 テトラヒドロチアゼピン、 パーヒ ドロチアゼピン、 ジ ヒドロチアジアゼピン、 テトラヒ ドロチアジアゼピン、 パーヒドロチアジア ゼピン、 モルホリン、 チオモルホリン、 ォキサチアン、 インドリン、 イソィ ンドリン、 ジヒ ドロべンゾフラン、 ハ。ーヒ ドロべンゾフラン、 ジヒ ドロイソ ベンゾフラン、 ノ 一ヒ ド πイソべンゾフラン、 ジヒドロベンゾチォフェン、 パーヒ ドロベンゾチォフェン、 ジヒドロイソベンゾチォフェン、 パーヒ ドロ
イソベンゾチォフェン、 ジヒドロインダゾーノレ、 パーヒドロインダゾール、 ジヒ ドロキノリン、 テトラヒ ドロキノリン、 パーヒドロキノリン、 ジヒドロ ィソキノリン、 テトラヒドロイソキノリン、 パーヒドロイソキノリン、 ジヒ ドロフタラジン、 テトラヒ ドロフタラジン、 パーヒドロフタラジン、 ジヒド 口ナフチリジン、 テトラヒ ドロナフチリジン、 パーヒ ドロナフチリジン、 ジ ヒドロキノキサリン、テトラヒドロキノキサリン、パーヒドロキノキサリン、 ジヒドロキナゾリン、 テトラヒドロキナゾリン、 パーヒ ドロキナゾリン、 テ トラヒドロピロ口ピリジン、ジヒドロシンノリン、テトラヒドロシンノリン、 パーヒドロシンノリン、 ベンゾォキサチアン、 ジヒドロべンゾォキサジン、 ― ジヒドロべンゾチアジン、 ピラジノモノレホリン、 ジヒ ドロベンゾォキサゾー ノレ、 ノヽ。ーヒドロべンゾォキサゾ一ノレ、 ジヒドロべンゾチアゾーノレ、 ノ ーヒド 口べンゾチアゾーノレ、 ジヒドロべンゾイ ミダゾーノレ、 ノ ー ド bベンゾイ ミ ダゾー Λ ジヒ ドロベンゾァゼピン、 テトラヒドロベンゾァゼピン、 ジヒド 口べンゾジァゼピン、テトラヒドロべンゾジァゼピン、ベンゾジォキセパン、 ジヒドロべンゾォキサゼピン、 テトラヒドロべンゾォキサゼピン、 ジヒ ドロ 力ノレ/くゾーノレ、 テトラヒドロ力ノレパゾーノレ、 パーヒドロカノレバゾーノレ、 ジヒ ドロアクリジン、 テトラヒ ドロアクリジン、 パーヒ ドロアクリジン、 ジヒド ロジベンゾフラン、 ジヒ ドロジベンゾチォフェン、 テトラヒドロジべンゾフ ラン、 テトラヒ ドロジベンゾチォフェン、 ノ ーヒ ドロジべンゾフラン、 ノヽ。一 ヒ ドロジベンゾチォフェン、 テトラピリ ドナフチリジン、 テトラヒ ドロ一 ]3 一カノレポリン、 ジヒ ドロアゼピノインドール、 へキサヒ ドロアゼピノインド ール、 テトラヒ ドロピラゾ口イソキノリン、 テトラヒ ドロピラゾ口ナフチリ ジン、ジヒドロアゼピノインダゾーノレ、へキサヒ ドロアゼピノインダゾーノレ、 ジヒ ドロピラゾ口ピリ ドアゼピン、 へキサヒ ドロピラゾ口ピリ ドアゼピン、 テトラヒ ドロピリミ ドインドール、 ジヒドロチアジノィンドール、 テトラヒ ドロチアジノインドール、 ジヒドロォキサジノインドール、 テトラヒ ドロォ
キサジノインドール、 へキサヒドロインドリジノインドール、 ジヒドロイン ドロべンゾジァゼピン、 ォクタヒドロインドロキノリジン、 へキサヒ ドロイ ミダクピリ ドィンドール、 へキサヒ ドロピロ口チアゼピノインドール、 ジォ キソラン、 ジォキサン、 ジチオラン、 ジチアン、 ジォキサインダン、 ベンゾ ジォキサン、クロマン、ベンゾジチオラン、ベンゾジチアン、ァザスピロ [4. 4] ノナン、 ォキサザスピロ [4. 4] ノナン、 ォキサァザスピロ [2. 5] オクタン、 ジォキサスピロ [4. 4] ノナン、 ァザスピロ [4. 5] デカン、 チアスピロ [4. 5] デカン、 ジチアスピロ [4. 5] デカン、 ジォキサス ピロ [4. 5] デカン、 ォキサザスピロ [4. 5] デカン、 ァザスピロ [5. ' 5] ゥンデカン、 ォキサスピロ [5. 5] ゥンデカン、 ジォキサスピロ [5. 5] ゥンデカン、 2, 3, 4, 9—テトラヒ ドロスピロ []3—カルボリン一 1 , 1, ーシク口ペンタン] 、 ァザビシクロ [2. 2. 1] ベブタン、 ォキ サビシクロ [2. 2. 1 ] ヘプタン、 ァザビシクロ [3. 1. 1] ヘプタン、 ァザビシク口 [3. 2. 1 ] オクタン、 ォキサビシクロ [3. 2. 1] オタ タン、 ァザビシクロ [2. 2. 2] オクタン、 ジァザビシクロ [2. 2. 2] オクタン環等が挙げられる。
「置換基を有していてもよい環状基」 における 「置換基」 とは、 例えば、 (1) 置換基を有していてもよいアルキル基、 (2) 置換基を有していても よいアルケニル基、 (3) 置換基を有していてもよいアルキニル基、 (4) 置換基を有していてもよい炭素環基、 (5) 置換基を有していてもよい複素 環基、 (6) 置換基を有していてもよい水酸基、 (7) 置換基を有していて もよぃチオール基、 (8) 置換基を有していてもよいアミノ基、 (9) 置換 基を有していてもよい力ルバモイル基、 (10) 置換基を有していてもよい スルファモイル基、 (1 1) カルボキシル基、 (12) アルコキシカルボ二 ル基 (例えば、 メ トキシカルボニル、 エトキシカルボニル、 tert—ブトキシカ ルボニル等の C 1〜 6アルコキシカルボニル基等) 、 (1 3) スルホ基 (一
S03H) 、 (14) スルフィノ基、 (1 5) ホスホノ基、 (16) ニトロ基、 (1 7) シァノ基、 (18) アミジノ基、 (1 9) イミノ基、 (20) —B (OH) 2基、 (21)ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素、 ヨウ素)、 (22) アルキルスルフィエル基 (例えば、 メチルスルフィニル、 ェチルス ルフィニル等の C 1〜4アルキルスルフィニル基等) 、 (23) 芳香環スル フィエル基 (例えば、 フエニルスルフィニル等の C 6〜 10芳香環スルフィ ニル基等) 、 (24) アルキルスルホニル基 (例えば、 メチルスルホニル、 ェチルスルホニル等の C 1〜4アルキルスルホニル基等) 、 ( 25) 芳香環 スルホニル基 (例えば、 フエニルスルホニル等の C 6〜 10芳香環スルホ二 ル基等) 、 (26) ァシル基、 (27) ォキソ基、 (28) チォキソ基、 (2 9) (C 1〜6アルコキシィミノ) メチル基 (例えば、 (メ トキシィミノ) メチル基等) 、 (30) 置換基を有していてもよいアルコ シ基'(例えば、 メ トキシ、 エトキシ、 プロポキシ、 へキシルォキシ、 トリフノレオロメ トキシ 等のハロゲン原子等で置換されていてもよい C 1〜6アルコキシ基等)、 (3 1) 置換基を有していてもよいアルキルチオ基 (例えば、 メチルチオ、 ェチ ルチオ、 プロピルチオ、 へキシルチオ、 トリフルォ口メチルチオ基等のハ口 ゲン原子等で置換されていてもよい C 1〜6アルキルチオ基等) 等が挙げら れ、 これらの任意の置換基は置換可能な位置に 1乃至 5個置換していてもよ い。 置換基としての 「 (4) 置換基を有していてもよい炭素環基」 における 炭素環基は、 前記環 Aで示される 「置換基を有していてもよい環状基」 にお ける環状基中の炭素環と同じ意味を表わす。 置換基としての 「 (5) 置換基 を有していてもよい複素環基」 における複素環基は、前記環 Aで示される 「置 換基を有していてもよい環状基」 における環状基中の複素環と同じ意味を表 わす。 また、 「 (4) 置換基を有していてもよい炭素環基」 および 「 (5) 置換基を有していてもよい複素環基」 における置換基としては、 例えば、 C :!〜 8アルキル基 (例えば、 メチル、 ェチル、 n—プロピル、 イソプロピル、
n―プチル、 イソプチノレ、 sec—ブチル、 tert—ブチル、 ペンチノレ、 へキシノレ、 ヘプチル、 ォクチル基等) 、 C 2〜 8アルケニル基 (例えば、 ェテュル、 プ ロぺニノレ、 ブテニノレ、 ペンテニノレ、 へキセニノレ、 ヘプテニノレ、 ォクテ二ノレ基 等) 、 C 2〜8アルキニル基 (例えば、 ェチニル、 プロビュル; ブチニル、 ペンチュル、 へキシュル、 ヘプチュル、 ォクチニル基等) 、 水酸基、 ァミノ 基、 カルボキシル基、 ニトロ基、 モノ一またはジ一 C 1〜6アルキルアミノ 基 (例えば、 メチルァミノ、 ェチルァミノ、 プロピノレアミノ、 ジメチノレアミ ノ、 ジェチルァミノ基等) 、 C l〜6アルコキシ基 (例えば、 メ トキシ、 ェ トキシ、 プロポキシ、 へキシルォキシ等) 、 C 1〜 6アルコキシカルボ二ノレ' 基 (例えば、 メ トキシカルボ二ノレ、 エトキシカルボ二ノレ、 tert—ブトキシカル ポニル基等) 、 C 1〜 6アルキルカルボニルォキシ基 (例えば、 ァセトキシ、 ェチルカルボニルォキシ基等) 、 C 1〜 4アルキルチオ基 (例え'ば、 メチル チォ、 ェチルチオ、 プロピルチオ、 プチルチオ基等) 、 ハロゲン原子 (例え ば、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素) 、 トリハロメチル基 (例えばトリフルォ ロメチル基等) 、 トリハロメ トキシ基 (例えばトリフルォロメ トキシ基等) 、 トリハロメチルチオ基 (例えばトリフルォロメチルチオ基等)等が挙げられ、 これらの任意の置換基は置換可能な位置に 1乃至 4個置換していてもよい。 置換基としての 「 (1 ) 置換基を有していてもよいアルキル基」 におけるァ ルキル基としては、 例えば、 メチル、 ェチル、 n—プロピル、 イソプロピル、 n—プチノレ、 イソブチノレ、 sec—ブチノレ、 tert—プチノレ、 ペンチノレ、 へキシノレ、 ヘプチル、 ォクチル、 ノエル、 デシル、 ゥンデシル、 ドデシル、 トリデシル、 テトラデシル、 ペンタデシノレ、 へキサデシル、 ヘプタデシル、 ォクタデシル、 ノナデシル、 ィコシル基等の直鎖状または分岐状の C 1〜 2 0アルキル基等 が挙げられる。 ここでアルキル基の置換基としては、 例えば水酸基、 ァミノ 基、 カルボキシル基、 ニトロ基、 モノ一またはジ一 C 1〜6アルキルアミノ 基 (例えば、 メチノレアミノ、 ェチルァミノ、 プロピノレアミノ、 ジメチノレアミ
ノ、 ジェチルァミノ等) 、 N—芳香環ァミノ基 (例えば、 N—フエ-ルアミ ノ基等) 、 N—芳香環一 N _ ( C 1〜6アルキル) アミノ基 (例えば、 N— フエ二ルー N—メチルァミノ基、 N—フエニル一 N—ェチルァミノ基、 N— フエ二ルー N—プロピルアミノ基、 N—フエ二ルー N—プチルァミノ基、 N —フエ二ルー N—ペンチルァミノ基、 N—フエニル一N—へキシルァミノ基 等) 、 アシノレアミノ基、 N—ァシル一 N _ ( C 1〜6アルキル) アミノ基 (基 中の C 1〜6アルキルとしては例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 プチル、 ペンチル、 へキシル等) 、 C l〜6アルコキシ基 (例えば、 メ トキシ、 エト キシ、 プロポキシ、 イソプロポキシ、 へキシルォキシ等) 、 C 3〜7シクロ' アルキル一 C 1〜 6アルコキシ基 (例えば、シク口へキシルメチルォキシ基、 シク口ペンチルェチルォキシ基等) 、 C 3〜 7シクロアルキルォキシ基 (例 えば、 シク口へキシルォキシ基等) 、 C 7〜 1 5ァラルキルォキ'シ基 (例え ば、 ベンジルォキシ、 フエネチルォキシ、 フエニルプロピルォキシ、 ナフチ ルメチルォキシ、 ナフチルェチルォキシ等) 、 フエノキシ基、 C 1〜 6アル コキシカルボニル基 (例えば、メトキシカノレポ二ノレ、ェトキシカノレポ二ノレ、 tert 一ブトキシカルボ二ル等) 、 C 1〜 6アルキルカルボニルォキシ基 (例えば、 ァセトキシ、 ェチルカルボニルォキシ等) 、 C 1〜 4アルキルチオ基 (例え ば、 メチノレチォ、 ェチルチオ、 プロピノレチォ、 ブチノレチォ等) 、 ハロゲン原 子 (例えば、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素) 、 C 1〜 4アルキルスルホ二ノレ 基 (例えば、 メチルスルホニル、 ェチルスルホニル、 プロピルスルホニル、 ブチルスルホニル等) 、 C 6〜 1 0芳香環スルホニル基 (例えば、 フエニル スルホニル等) 、 ァシル基、 置換基を有していてもよい炭素環基 (前記置換 基としての 「 (4 ) 置換基を有していてもよい炭素環基」 と同じ意味を表わ す。 )、および置換基を有していてもよい複素環基(前記置換基としての「(5 ) 置換基を有していてもよい複素環基」 と同じ意味を表わす。)等が挙げられ、 これらの任意の置換基は置換可能な位置に 1乃至 4個置換していてもよい。
ここでアルキル基の置換基としてのァシル基、 またはァシルァミノ基おょぴ
N—ァシル一 N— ( C 1〜6アルキル) アミノ基中のァシル基は、 後述する 置換 ¾としての 「 (6 ) 置換基を有していてもよい水酸基」'、 「 (7 ) 置換 '基を有していてもよいチオール基」 および 「 (8 ) 置換基を有していてもよ ぃァミノ基」 における置換基としてのァシル基と同じ意味を表わす。 置換基 としての 「 (2 ) 置換基を有していてもよいアルケニル基」 におけるァルケ ニル基としては、 例えば、 ェテニル、 プロぺニル、 ブテュル、 ペンテ二ノレ、 へキセニル、ヘプテュル、 ォクテ二ノレ、 ノネ二ノレ、 デセニノレ、 ゥンデセニノレ、 ドデセニル、 トリデセニル、 テトラデセニル、 ペンタデセ二ノレ、 へキサデセ' ニル、 ヘプタデセニル、 ォクタデセニル、 ノナデセニル、 ィコセニル基等の 直鎖状または分岐状の C 2〜 2 0アルケニル基等が挙げられる。 ここでアル ケニル基の置換基は、 前記置換基としての 「 (1 ) 置換基を有しそいてもよ いアルキル基」 中の置換基と同じ意味を表わす。 置換基としての 「 (3 ) 置 換基を有していてもよいアルキニル基」 におけるアルキニル基としては、 例 えば、 ェチニノレ、 プロピニル、 プチ二ノレ、 ペンチ二ノレ、 へキシニノレ、 へプチ ニル、 ォクチニル、 ノニニル、 デシニル、 ゥンデシニル、 ドデシ二ル、 トリ デシ二ノレ、 テトラデシニル、 ペンタデシュノレ、 へキサデシ二ノレ、 ヘプタデシ エル、 オタタデシュル、 ノナデシ二ノレ、 ィコシニル基等の直鎖状または分岐 状の C 2〜2 0アルキニル基等が挙げられる。 ここでアルキニル基の置換基 は、 前記置換基としての 「 (1 ) 置換基を有していてもよいアルキル基」 中 の置換基と同じ意味を表わす。 置換基としての 「 (6 ) 置換基を有していて もよい水酸基」、 「(7 )置換基を有していてもよいチオール基」および「(8 ) 置換基を有していてもよいアミノ基」 における置換基としては、 例えば、 置 換基を有していてもよいアルキル基 (前記 「 (1 ) 置換基を有していてもよ いアルキル基」 と同じ意味を表わす。 ) 、 置換基を有していてもよい炭素環 基(前記「(4 )置換基を有していてもよい炭素環基」と同じ意味を表わす。 )、
置換基を有していてもよい複素環基 (前記 「 (5 ) 置換基を有していてもよ い複素璨基」 と同じ意味を表わす。 ) 、 アルキルスルホニル基 (例えば、 メ チルスルホニル、ェチノレスルホ -ル等の C:!〜 4アルキルスルホニル基等)、 芳香環スルホニル基 (例えば、 フヱニルスルホニル等の C 6〜1 0芳香環ス ルホニル基等) 、 ァシル基等が挙げられる。 ここでァシル基としては、 置換 基を有していてもよいアルキルカルボ二ル基、 置換基を有していてもよぃァ ルケニルカルボ-ル基、 置換基を有していてもよいアルキニルカルボ-ル基、 置換基を有していてもよい炭素環カルボニル基、 置換基を有していてもよい 複素環カルボニル基が挙げられる。 「置換基を有していてもよいアルキル力 ' ルポニル基」 における置換基を有していてもよいアルキルは、 前記置換基と しての 「 (1 ) 置換基を有していてもよいアルキル基」 と同じ意味を表わす。
「置換基を有していてもよいアルケニルカルポエル基」 における蘆換基を有 していてもよいアルケニルは、 前記置換基としての 「 (2 ) 置換基を有して いてもよいアルケニル基」 と同じ意味を表わす。 「置換基を有していてもよ いアルキニルカルボニル基」 における置換基を有していてもよいアルキニル は、 前記置換基としての 「 (3 ) 置換基を有していてもよいアルキニル基」 と同じ意味を表わす。 「置換基を有していてもよい炭素環カルボニル基」 に おける置換基を有していてもよい炭素環は、 前記置換基としての 「 (4 ) 置 換基を有していてもよい炭素環基」 と同じ意味を表わす。 「置換基を有して いてもよい複素環カルボ二ル基」 における置換基を有していてもよい複素環 は、 前記置換基としての 「 (5 ) 置換基を有していてもよい複素環基」 と同 じ意味を表わす。 置換基としての 「 (9 ) 置換基を有していてもよい力ルバ モイル基」 としては、 例えば、 無置換の力ルバモイル基、 N—モノ一 C l〜 4アルキル力ルバモイル (例えば、 N—メチルカルバモイル、 N—ェチルカ ルパモイル、 N—プロピルカルパモイル、 N—イソプロピルカルパモイル、 N―ブチルカルバモイル等) 、 N, N—ジー C 1〜4アルキル力ルバモイル
(例えば、 N, N -ジメチノレカノレバモイル、 N, N—ジェチ /レカノレバモイル、 N, N—ジプロピル力ルバモイル、 N, N—ジブチルカルバモイル等) 、 1 —ピベリジルカルポニル基等が挙げられる。 置換基としての 「 (1 0 ) 置換 基を有していてもよいスルファモイル基」 としては、 例えば、 無置換のスル ファモイノレ基、 N—モノ一 C 1〜4ァノレキノレスノレファモイノレ (例えば、 N— メチルスルファモイル、 N—ェチルスルファモイル、 N—プロピルスルファ モイル、 N—ィソプロピルスルファモイル、 N—ブチルスルファモイル等) 、 N, N—ジ C 1〜4アルキルスルファモイル (例えば、 N, N—ジメチルス ノレファモイノレ、 N, N—ジェチルスルファモイル、 N, N—ジプロピノレスノレ ファモイル、 N, N—ジブチルスルファモイル等) 等が挙げられる。 置換基 としての Γ ( 2 6 ) ァシル基」 は、 前記置換基としての 「 (6 ) 置換基を有 していてもよい水酸基」 における置換基としてのァシル基と同'じ ¾味を表わ す。
Wで示される 「主鎖の原子数 1〜 8のスぺーサ一」 とは、 原子が 1〜 8個 連なって形成される間隔を意味する。 ここで、 「主鎖の原子数」 は、 主鎖の 原子が最小となるように数えるものとする。 Wによって示される 「主鎖の原 子数 1〜8のスぺーサ一」 としては、 例えば、 置換基を有していてもよい C 1〜8アルキレン基 (例えば、 メチレン、 エチレン、 プロピレン、 ブチレン、 ペンチレン、 へキシレン、 ヘプチレン、 オタチレン等) 、 置換基を有してい てもよい C 2〜 8アルケニレン基 (例えば、 エテュレン、 プロぺニレン、 ブ テニレン、 ブタジェニレン、 ペンテ二レン、 ペンタジェ二レン、 へキセユレ ン、 へキサジェニレン、 ヘプテニレン、 ヘプタジェ二レン、 才クテ二レン、 ォクタジェニレン等) 、 置換基を有していてもよい C 2〜8アルキ-レン基 (例えば、 ェチニレン、 プロピニレン、 プチ二レン、 ブタジィニレン、 ペン チニレン、 ペンタジィ二レン、 へキシュレン、 へキサジィ二レン、 へプチ二 レン、 ヘプタジィ二レン、 ォクチ二レン、 ォクタジィニレン等) 等が挙げら
れる。 ここで C 1〜8アルキレン基、 C 2〜8アルケニレン基および C 2〜 8アルキニレン基の炭素原子は、 酸素原子 (― O—) 、 酸化されていてもよ い硫黄原子 (例えば、 —S―、 — S O—、 一 s o 2—等) 、 カルボニル基 (一 C O—) または置換基を有していてもよい窒素原子 (一 N H— ·) [置換基と しては、 (i) 置換基を有していてもよいアルキル基 (前記 「 (1 ) 置換基を 有していてもよいアルキル基」 と同じ意味を表わす) 、 (ii) 置換基を有して いてもよい炭素環基 (前記 「 (4 ) 置換基を有していてもよい炭素環基」 と 同じ意味を表わす) 、 (iii) 置換基を有していてもよい複素環 ¾ (前記「(5 ) 置換基を有していてもよい複素環基」 と同じ意味を表わす) 、 (iv) ァシル基 (前記 「 (2 6 ) ァシル基」 と同じ意味を表わす) 等が挙げられる。 ] から 選択される 1〜3個の基に置き換わっていてもよい。 ここで 「置換基を有し ていてもよい C:!〜 8アルキレン基」 、 「置換基を有していても'よい C 2〜 8アルケニレン基」 および 「置換基を有していてもよい C 2〜 8アルキニレ ン基」 中の 「置換基」 としては、 例えば、 置換基を有していてもよいアルキ ル基 (前記 「 (1 ) 置換基を有していてもよいアルキル基」 と同じ意味を表 わす) 、 ハロゲン原子 (例えば、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素) 、 置換基を 有していてもよい水酸基 (前記 「 (6 ) 置換基を有していてもよい水酸基」 と同じ意味を表わす) 、 置換基を有していてもよいアミノ基 (前記 「 (8 ) 置換基を有していてもよいアミノ基」 と同じ意味を表わす。 ) 、 ォキソ基、 置換基を有していてもよいイミノ基 (例えば、 C 1〜6アルキルイミノ基、 ヒ ドロキシィミノ基、 C 1〜6アルコキシィミノ基、 シァノィミノ基等) 等 が挙げられ、 これらの任意の置換基は置換可能な位置に 1〜 3個置換してい てもよい。 また、 2個の置換基が結合する主鎖の原子と一緒になつて環 (例 えば、 シク口プロピル、 シク口ブチル、 シクロへキシル等の C 3〜 7シクロ アルキル基等) を形成してもよい。
Xによって示される 「主鎖の原子数 1〜 2のスぺーサ一」 とは、 原子が 1
〜 2個連なっている間隔を意味する。 ここで、 「主鎖の原子数」 は、 主鎖の 原子が最小となるように数えるものとする。 Xによって示される 「主鎖の原 子数 1〜 2のスぺーサ一」 としては、 例えば、 一 O—、 一 CO—、 -CHO H—、 — S—、 一 SO—、 一 S02—、 一 NR2—、 —CONR-2—、 一 NR2 CO—、 —S02NR2―、 一 NR2S02— [基中、 R2は、 水素原子、 置換基 を有していてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよい環状基を表 わす。 ] 、 置換基を有していてもよい C 1〜 2アルキレン、 置換基を有して いてもよいエチレン、 またはアセチレン等が挙げられる。 ここで 「置換基を 有していてもよい炭化水素基」 における炭化水素基としては、 例えば、 アル キル基 (例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 プチル、 ィ ソブチノレ、 sec—ブチル、 tert—ブチノレ、 ペンチノレ、 へキシノレ、 へプチノレ、 ォクチル、 ノニル、 デシル、 ゥンデシル、 ドデシル、 トリデ'シ 'ル、 テトラ デシル、 ペンタデシル等の C l〜l 5アルキル基等) 、 アルケニル基 (例え ば、 ビュル、 ァリル、 2—メチルァリル、 2—ブテニル、 3—ブテニル、 3—オタテュル等の C 2〜 1 0アルケニル基等) 、 アルキニル基 (例えば、 ェチニル、 2—プロビュル、 3—へキシェル等の C 2〜 1 0アルキニル基 等) 等が挙げられる。 「置換基を有していてもよい炭化水素基」 における置 換基とは、 前記 「 (1) 置換基を有していてもよいアルキル基」 における 「置 換基」 と同じ意味を表わす。 これらの置換基は任意の置換可能な位置に 1〜 3個置換していてもよい。 「置換基を有していてもよい C 1〜2アルキレン」 における C 1〜2アルキレンとは、 メチレン、またはエチレンを表わす。 「置 換基を有していてもよい C 1〜 2アルキレン」 における置換基とは、 前記 「 (1) 置換基を有していてもよいアルキル基」 における 「置換基」 と同じ 意味を表わす。 これらの置換基は任意の置換可能な位置に 1〜 3個置換して いてもよい。 「置換基を有していてもよいエチレン」 における置換基とは、 前記 「 (1) 置換基を有していてもよいアルキル基」 における 「置換基」 と
同じ意味を表わす。 これらの置換基は任意の置換可能な位置に 1〜 2個置換 していてもよレ、。 また、 R2で示される 「置換基を有していてもよい環状基」 は、 前記の環 Aで示される 「置換基を有していてもよい環状基」 と同じ意味 を表わす。 -
Yで示される 「主鎖の原子数 1〜 8のスぺーサ一」 とは、 前記 Wで示され る 「主鎖の原子数 1〜 8のスぺーサ一」 と同じ意味を表わす。
Zで示される 「酸性基」 とは、 例えば、 エステル化されていてもよいカル ボキシル基、 スルホ基 (― SO3H) 、 一 S〇2NHR2基 (R2は前記したも のと同じ意味を表わす。 ) —NHS02R2基 (R2は前記したものと同じ意^ を表わす。 ) 、 ホスホノ基 (一 PO (OH) 2) 、 フエノール (一 C6H4OH) または脱プロトンィ匕しうる水素原子を有する含窒素環残基等の各種プレンス テッド酸を表わす。 「プレンステッド酸」 とは、 他の物質 水素イオンを与 える物質のことを示す。 「脱プロトン化しうる水素原子を有する含窒素環残 基」 としては、 例えば、
等が挙げられる。 エステルイ匕されていてもよいカルボキシル基としては、 例 えば、 遊離のカルボキシル基、 アルコキシカルボニル基 (例えば、 メ トキシ カノレポ二ノレ、 ェトキシカルボニル、 プロポキシカルボ二ノレ、 ィソプロポキシ カノレポ二ノレ、 プトキシカノレポ二ノレ、 イソブトキシカノレポ二ノレ、 sec—ブトキシ
カノレボニノレ、 tert—ブトキシカノレボニノレ、 ペンチノレォキシカルボニル、 イソぺ ンチノレオキシカノレポ二ノレ、 ネオペンチルォキシカルポニル等の C 1〜 6アル コキシカルボニル基等) 、 ァリールォキシカルボニル基 (例えば、 フエノキ シカルボニル、 2—ナフチルォキシカルボニル等の C 6〜 10ァリ一ルォキ シカルボニル基) 、 ァラルキルォキシカルボ-ル基 (例えば、 ベンジルォキ シカルボ二ノレ、 フエネチノレオキシカルボ二ノレ等の C 6〜10ァリ一ルー C 1 〜 4アルコキシカルボニル基等) 等が挙げられる。
環 A、 環 Bまたは環 Dとして好ましくは、 置換基を有していてもよい C 5
〜ι 0の単環または二環式炭素環、 または酸素原子、 窒素原子おょぴ Zまた- は硫黄原子から選択される 1〜 3個のへテロ原子を含む、 5〜 10員の単環 または二環式複素環である。 ここで 「C 5〜10の単環または二環式炭素環」 としては、 C 5〜l 0の単環または二環式芳香族性炭素環、' そめ 部または 全部が飽和されている炭素環、 スピロ結合した二環式炭素環、 および架橋し -たニ環式炭素環等が挙げられ、 例えば、 ベンゼン、 ァズレン、 ナフタレン、 シク口ペンタン、 シク口へキサン、 シクロヘプタン、 シクロオクタン、 シク 口ノナン、 シクロデカン、 シク口ペンテン、 シク口へキセン、 シク口へプテ ン、 シク口才クテン、 シク口ペンタジェン、 シク口へキサジェン、 シク口へ ブタジエン、 シク口才クタジェン、 ペンタレン、 ノヽ。ーヒ ドロペンタレン、 パ ーヒ ドロアズレン、 インデン、 パ一ヒ ドロインデン、 インダン、 ジヒ ドロナ フタレン、 テトラヒ ドロナフタレン、 ノ ーヒ ドロナフタレン、 スピロ [4. 4] ノナン、 スピロ [4. 5] デカン、 ビシクロ [2. 2. 1] ヘプタン、 ビシクロ [2. 2. 1] ヘプタ _ 2—ェン、 ビシクロ [3. 1. 1] ヘプタ ン、 ビシクロ [3. 1. 1] ヘプター 2—ェン、 ビシクロ [2. 2. 2] ォ クタン、 ビシクロ [2. 2. 2]ォクタ一 2—ェン環等が挙げられる。 また、 「酸素原子、 窒素原子および/または硫黄原子から選択される 1〜 3個のへ テロ原子を含む、 5〜10員の単環または二環式複素環」 としては、 酸素原
子、 窒素原子おょぴ Zまたは硫黄原子から選択される 1〜 3個のへテロ原子 を含む、 一部または全部飽和されていてもよい 5〜1 0員の単環または二環 式芳香族性複素環等が挙げられ、 例えば、 ピロール、 イミダゾール、 トリア ゾール、 テトラゾール、 ピラゾール、 ピリジン、 ピラジン、 ピリミジン、 ピ リダジン、 ァゼピン、 ジァゼピン、 フラン、 ピラン、 才キセピン、 チォフエ ン、 チォピラン、 チェピン、 才キサゾーノレ、 ィソォキサゾーノレ、 チアゾール、 ィソチアゾール、 フラザン、 ォキサジァゾール、 ォキサジン、 ォキサジアジ ン、 ォキサゼピン、 ォキサジァゼピン、 チアジアゾール、 チアジン、 チアジ ァジン、 チアゼピン、 チアジアゼピン、 インドール、 イソインドール、 イン' ドリジン、 ベンゾフラン、 イソべンゾフラン、 ベンゾテ才フェン、 イソベン ゾチォフェン、 ジチアナフタレン、 ィンダゾ一ノレ、 キノリン、 ィソキノリン、 キノリジン、 プリン、 フタラジン、 プテリジン、 ナフチリジン; ^ノキサリ ン、 キナゾリン、 シンノリン、 ピロ口ピリジン、 ベンゾォキサゾーノレ、 ベン ゾチアゾーノレ、 ベンゾィミダゾ一ノレ、 クロメン、 ベンゾフラザン、 ベンゾチ アジアゾーノレ、 ベンゾトリァゾーノレ、 ベンゾジォキソーノレ、 ピロリン、 ピロ リジン、 イミダゾリン、 イミダゾリジン、 トリァゾリン、 トリアゾリジン、 テトラゾリン、 テトラゾリジン、 ピラゾリン、 ビラゾリジン、 ジヒドロピリ ジン、 テトラヒ ドロピリジン、 ピぺリジン、 ジヒ ドロピラジン、 テトラヒ ド ロビラジン、 ピぺラジン、 、 ヒドロピリミジン、 テトラヒ ドロピリミジン、 パーヒドロピリミジン、 ジヒ ドロピリダジン、 テトラヒ ドロピリダジン、 パ ーヒドロピリダジン、 ジヒ ドロアゼピン、 テトラヒドロアゼピン、 パーヒ ド ロアゼピン、 ジヒドロジァゼピン、 テトラヒドロジァゼピン、 パーヒ ドロジ ァゼピン、 ォキシラン、 ォキセタン、 ジヒドロフラン、 テトラヒ ドロフラン、 ジヒ ドロピラン、 テトラヒ ドロピラン、 ジヒ ドロォキセピン、 テトラヒドロ 才キセピン、 パーヒ ドロォキセピン、 チイラン、 チェタン、 ジヒドロチオフ ェン、 テトラヒ ドロチォフェン、 ジヒ ドロチォピラン、 テトラヒドロチォピ
ラン、 ジヒドロチェピン、 テトラヒ ドロチェピン、 パーヒドロチェピン、 ジ ヒ ドロォキサゾール、 テトラヒドロォキサゾール (ォキサゾリジン) 、 ジヒ ドロイソォキサゾール、 テトラヒ ドロイソォキサゾール (イソォキサゾリジ ン) 、 ジヒドロチアゾール、 テトラヒ ドロチアゾ一ル (チアゾリジン) 、 ジ ヒドロイソチアゾール、 テトラヒドロイソチアゾール(イソチアゾリジン) 、 ジヒドロフラザン、 テトラヒドロフラザン、 ジヒドロォキサジァゾール、 テ トラヒドロォキサジァゾ一ノレ (ォキサジァゾリジン) 、 ジヒドロォキサジン、 テトラヒ ドロォキサジン、 ジヒドロォキサジァジン、 テトラヒ ドロォキサジ ァジン、 ジヒドロォキサゼピン、 テトラヒ ドロォキサゼピン、 パーヒドロォ' キサゼピン、 ジヒドロォキサジァゼピン、 テトラヒ ドロォキサジァゼピン、 パーヒ ドロォキサジァゼピン、 ジヒ ドロチアジアゾール、 テトラヒ ドロチア ジァゾール (チアジアゾリジン) 、 ジヒドロチアジン、 テ 'トラ 'ヒ'ドロチアジ ン、 ジヒ ドロチアジアジン、 テトラヒドロチアジアジン、 ジヒ ドロチアゼピ - ン、 テトラヒドロチアゼピン、 パーヒ ドロチアゼピン、 ジヒ ドロチアジアゼ ピン、 テトラヒドロチアジァゼピン、 パーヒ ドロチアジアゼピン、 モルホリ ン、 チオモルホリン、 ォキサチアン、 インドリン、 イソインドリン、 ジヒ ド 口べンゾフラン、 パ一ヒ ドロべンゾフラン、 ジヒ ドロイソべンゾフラン、 パ ーヒドロイソべンゾフラン、 ジヒドロベンゾチ才フェン、 ノ ーヒドロべンゾ チォフェン、 ジヒ ドロイソベンゾチォフェン、 ノ、。ーヒ ドロイソべンゾチオフ ェン、 ジヒドロインダゾーノレ、 パーヒ ドロインダゾーノレ、 ジヒドロキノリン、 テトラヒ ドロキノリン、 パーヒドロキノリン、 ジヒ ドロイソキノリン、 テト ラヒドロイソキノリン、 パーヒドロイソキノリン、 ジヒ ドロフタラジン、 テ トラヒドロフタラジン、 パーヒドロフタラジン、 ジヒ ドロナフチリジン、 テ トラヒドロナフチリジン、パーヒドロナフチリジン、ジヒ ドロキノキサリン、 テトラヒドロキノキサリン、パーヒドロキノキサリン、ジヒ ドロキナゾリン、 テトラヒドロキナゾリン、 パーヒ ドロキナゾリン、 テトラヒ ドロピロ口ピリ
ジン、 ジヒドロシンノリン、 テトラヒドロシンノリン、 パーヒドロシンノリ ン、 ベンゾォキサチアン、 ジヒドロべンゾォキサジン、 ジヒドロべンゾチア ジン、 ピラジノモノレホリン、 ジヒ ドロベンゾォキサゾーノレ、 パーヒ ドロベン ゾォキサゾーノレ、ジヒドロべンゾチアゾーノレ、 ノ ーヒドロべンゾチアゾーノレ、 ジヒドロべンゾイミダゾール、 パーヒ ドロベンゾイミダゾール、 ジォキソラ ン、 ジォキサン、 ジチオラン、 ジチアン、 ジォキサインダン、 ベンゾジォキ サン、 クロマン、 ベンゾジチオラン、 ベンゾジチアン、 ァザスピロ [4. 4] ノナン、 ォキサザスピロ [4. 4] ノナン、 ォキサァザスピロ [2. 5] ォ クタン、 ジォキサスピロ [4. 4] ノナン、 ァザスピロ [4. 5] デカン、' チアスピロ [4. 5] デカン、 ジチアスピロ [4. 5] デカン、 ジォキサス ピロ [4. 5]デカン、ォキサザスピロ [4. 5]デカン、 ァザビシク口 [2. 2. 1] ヘプタン、 ォキサビシクロ [2. 2. 1] ヘプタン、 ア 'ザビシク口 [3. 1. 1] ヘプタン、 ァザビシクロ [3. 2. 1] オクタン、 ォキサビ シクロ [3. 2. 1] オクタン、 ァザビシクロ [2. 2. 2] オクタン、 ジ ァザビシクロ [2. 2. 2] オクタン環等が挙げられる。 さらに好ましくは C 5〜10の単環式炭素環、 または酸素原子、 窒素原子および/または硫黄 原子から選択される 1〜 3個のへテロ原子を含む、 5〜10員の単環式複素 環である。 さらに好ましい環 Aとしては、 例えば、 置換基を有していてもよ いベンゼン、 ピリジン、 ォキサゾールまたはチアゾール環等が挙げられる。 環 Aは無置換であるか、 置換基として、 置換基を有していてもよいアルキル 基、 置換基を有していてもよい炭素環基、 置換基を有していてもよい複素環 基、 ハロゲン原子および置換基を有していてもよいアルコキシ基等から任意 に選択される 1〜 2個の置換基を有するものが好ましい。 さらに環 Aの置換 基として好ましくは、 例えば、 置換基 (例えばノヽロゲン原子等) で置換され ていてもよい C 1〜4アルキル基 (例えば、 メチル基、 トリフルォロメチル 基等) 、 置換基 (例えばメチル基、 トリフルォロメチル基、 ハロゲン原子等)
を有していてもよい C 5〜l 0の単環式炭素環基、置換基(例えばメチル基、 トリフルォロメチル基、 ハロゲン原子等) を有していてもよい 5〜1 0員の 単環式複素環基、 置換基 (例えばハロゲン原子等) を有していてもよい C 1 〜6アルコキシ基 (例えばメトキシ、 エトキシ、 プロポキシ、 へキシルォキ シ、 トリフルォロメ トキシ等) から任意に選択される 1〜 2個の置換基等が 挙げられる。
さらに好ましい環 Bとしては、 例えば、 置換基を有していてもよいべンゼ ンまたはピリジン環等が挙げられる。環 Bは無置換である力 \置換基として、 置換基を有していてもよいアルキル基 (例えばメチル基、 トリフルォロメチ— ル基等) 、 ニトロ基、 ハロゲン原子および置換基を有していてもよいアルコ キシ基 (例えばメ トキシ基、 トリフルォロメ トキシ基等) 等から任意に選択 される 1〜 2個の置換基を有するものが好ましい。 ' 1 '
さらに好ましい環 Dとしては、 例えば、 置換基を有していてもよいべンゼ ンまたはピリジン環等が挙げられる。環 Dは無置換であるか、置換基として、 置換基を有していてもよいアルキル基 (例えばメチル基、 トリフルォロメチ ル基等) 、 ニトロ基、 ハロゲン原子おょぴ置換基を有していてもよいアルコ キシ基 (例えばメ トキシ基、 トリフルォロメ トキシ基等) 等から任意に選択 される 1〜 2個の置換基を有するものが好ましい。
Wで示される 「主鎖の原子数 1〜 8のスぺーサ一」 として好ましくは、 置 換基を有していてもよい C 3〜8アルキレン、 C 3〜8アルケニレンまたは C 3〜8アルキニレンのうち 1つまたは 2つの炭素原子が、 酸素原子、 酸化 されていてもよい硫黄原子、 力ルポニル基または置換基を有していてもよい 窒素原子に置き換わっているものであり、 さらに好ましくは置換基を有して いてもよいプチレン基、 プテニレン基またはプチ二レン基のうち 1つの炭素 原子が、 酸素原子に置き換わっているものである。
Wとしてさらに好ましくは、 例えば一 R 1— M— (式中、 R 1は C l〜6の
アルキレン基、 C 2〜6アルケニレン基または C 2〜 6アルキニレン基を表 わし、 Mは酸素原子、 カルボニル基および置換基を有していてもよい窒素原 子から選択される 1〜 2個の基で形成される主鎖の原子数 1〜2のスぺーサ 一を表わす。 ) が挙げられる。 R1として好ましくは、 例えばエチレン基、 プ ロピレン基、 ブチレン基、 エテュレン基、 プロぺニレン基、 ェチニレン基ま たはプロピニレン基等が挙げられ、 Mとして好ましくは、 例えば一 O—、 一 NH―、 一NHCO—または一 CONH—等が挙げられる。
Xで示される 「主鎖の原子数 1〜 2のスぺーサ一」 として好ましくは、 一 O—、 一S―、 一 CO—または一CONR2—であり、 さらに好ましくは、 一 O—または一 CONR2—ある。
Yで示される結合手または 「主鎖の原子数 1〜 8のスぺーサ一.」 として好 ましくは、 結合手または置換基を有していてもよい C 1〜2のアンレキレンで あり、 さらに好ましくは結合手または置換基を有していてもよいメチレン基 •である。
Zで示される酸性基として好ましくは、 エステル化されていてもよいカル ボキシル基であり、 さらに好ましくは、 カルボキシル基、 メ トキシカルボキ シル基またはエトキシカルポキシル基である。
一般式 (I) で示される化合物として好ましくは、 実施例で記載した化合 物または以下の式で表される化合物等が挙げられる;
(ΙΑ)
(式中、 環 Β1および環 D1は、 それぞれ独立して置換基を有していてもよい 炭素環を表わし、 は単結合または二重結合を表わし、その他の記号は 前記と同じ意味を表わす。 但し、 環 Β1および環 D1は、 ァレーン構造をとら
ない。 ) 、
(式中、 すべての記号は前記と同じ意味を表わす。 ) 、
(式中、 環 Aa、 環 Baおよび環 Daは、 それぞれ独立して置換基を有していて もよい C 5〜l 0の単環または二環式炭素環、 または酸素原子'、 窒素原子お よび/または硫黄原子から選択される 1〜 3個のへテロ原子を含む、 5〜1 0員の単環または二環式複素環を表わし、 Xaは一0—、 一 S―、 一CO—ま たは一 CONR2—を表わし、 Yaは結合手または置換基を有していてもよい メチレン基を表わし、 Z aはエステル化されていてもよいカルボキシル基を表 わし、 その他の記号は前記と同じ意味を表わす。 ) 、
(式中、 環 B
a lおよぴ環 D
a lは、 それぞれ独立して置換基を有していてもよ いベンゼン環を表わし、 その他の記号は前記と同じ意味を表わす。 ) 、
(式中、 すべての記号は前記と同じ意味を表わす。 ) 、
(式中、 すべての記号は前記と同じ意味を表わす。 )
さらに好ましい化合物としては、
(式中、 すべての記号は前記と同じ意味を表わす。 ) 、
(式中、 すべての記号は前記と同じ意味を表わす。 ) 、
(式中、 すべての記号は前記と同じ意味を表わす。 ) 等が挙げられる。
さらに好ましい化合物として、 具体的には、 例えば、 {4—メトキシー 3 - [3 - ( { (2 E) 一 3— [4— (トリフルォロメチル) フエニル] 一 2 一プロペン一 1ーィル } ォキシ) フヱノキシ] フエ二ル} 酢酸、 {2—クロ 口一 4一メチル一3— [3— ( { (2 E) 一 3— [4— (トリフルォロメチ ル) フエニル] 一 2—プロペン— 1一イノレ} 才キシ) フエノキシ] フエ二ル} 酢酸、 { 2—メチル—3— [2 - ( { (2 E) —3— [4— (トリフルォロ メチル) フエニル] - 2一プロぺニル } 才キシ) フエノキシ] フエ二ル} 酢
酸、 2—クロロー 4—メチル一3— [3- ( { (2 E) 一 3— [4一 (トリ フルォロメチル) フエニル] 一 2—プロぺニル } ォキシ) フエノキシ] 安息 香酸、 3—メチル一5— [2 - ( { (2 E) 一 3— [4— (トリフルォロメ チル) フエニル] —2—プロぺニル } ォキシ) フエノキシ] 安息香酸、 {3 ーメチルー 5 _ [2 - ( { (2 E) 一 3— [4 - (トリフルォロメチル) フ ヱニル] 一 2—プロぺニル } ォキシ) フヱノキシ] フエ二ル} 酢酸、 {3— [4—メチル一2— ( { (2 E) - 3 - [4— (トリフルォロメチル) フエ ニル] —2—プロぺニノレ } ォキシ) フエノキシ] フエ二ノレ }酢酸、 {3- [2 — ( {3— [4— (トリフルォロメチル) フエ-ル] 一 2—プロビュル) ォ キシ) フエノキシ] フエ二ノレ } 酢酸、 3—メチノレ一 5— [4—メチノレー 2— ( { 3 - [4— (トリフノレオロメチノレ) フエニル] 一 2—プロピニル } ォキ シ) フヱノキシ] 安息香酸、 { 3—メチル一5— [2— ('{3'- [4一 (ト リフルォロメチル) フエニル] —2—プロピニル } 才キシ) フエノキシ] フ ヱ二ル} 酢酸、 { 3—メチルー 5— [4—メチルー 2— ( { 3 - [4— (ト リフルォロメチル) フエニル] —2—プロピエル } 才キシ) フエノキシ] フ ヱ二ル} 酢酸、 { 3一メチル— 5_ [4—メチルー 2— ( { (2 E) —3— [4 - (トリフルォロメチル) フエニル] —2—プロぺニル } 才キシ) フエ ノキシ] フエ二ル} 酢酸、 [3— (2— { [3— (4—クロロフ: ニル) 一 2—プロビュル] ォキシ } フエノキシ) フエニル] 酢酸、 { 2—クロロー 5 — [2— ( {3— [4— (トリフルォロメチル) フエニル] —2—プロピニ ル} ォキシ) フエノキシ] フエ二ル} 酢酸、 {3— [2—クロロー 6— ( { 3 - [4 - (トリフルォロメチル) フエニル] 一 2—プロピニル } 才キシ) フ エノキシ] フエ二ル} 酢酸、 3—メチル一5— [4—メチル一2— ( {3- [6 - (トリフルォロメチル) 一 3—ピリジニル] 一 2—プロピニノレ } ォキ シ) フヱノキシ] 安息香酸、 {3— [2- ( { (2 E) -3- [4— (トリ フルォロメチル) フエニル] 一 2—プロぺニル } ァミノ) フエノキシ] フエ
二ル} 酢酸、 3— ( 2— { [ 3— (4ークロロフヱニル) _ 2—プロビュル] ォキシ }フエノキシ) 一5—メチル安息香酸、 [ 3— (4ーメチノレ一 2— { [ 3 ― ( 4一メチルフエニル) 一 2—プロビュル] ォキシ } フエノキシ) フエ二 ル] 酢酸、 [ 3— ( 2 - { [ 3— ( 4—クロロフエニル) 一 2」プロビュル] ォキシ } フエノキシ) 一 5—メチルフエニル]酢酸、 [ 3—メチル一 5— (4 ーメチルー 2— { [ 3— (4—メチルフエニル) 一2—プロピエル] ォキシ } フエノキシ) フエニル] 酢酸、 または { 3—メチルー 5— [ 4一メチル一 2 一 ( { 3— [ 6 - (トリフルォロメチル) 一 3—ピリジニル] — 2—プロピ 二ル}ォキシ) フヱノキシ] フエ二ル}酢酸等、 その塩またはその溶媒和物、 ' またはそのプロドラッグが挙げられる。
本発明においては、 特に指示しない限り異性体はこれをすベて包含する。 例えば、 アルキル基、 アルケニル基、 アルキニル基、 アルコキシ ¾、 アルキ ルチオ基、 アルキレン基、 アルケニレン基、 アルキニレン基には直鎖のもの および分枝鎖のものが含まれる。 さらに、 二重結合、 環、 縮合環における異 性体 (E、 Z、 シス、 トランス体) 、 不斉炭素の存在等による異性体 (R、 S体、 ひ、 J3配置、 ェナンチォマー、 ジァステレオマー) 、 旋光性を有する 光学活性体 (D、 L、 d、 1体) 、 クロマトグラフ分離による極性体 (高極 性体、低極性体) 、 平衡化合物、 回転異性体、 これらの任意の割合の混合物、 ラセミ混合物は、 すべて本発明に含まれる。
一般式 (I ) で示される化合物は、 公知の方法で塩に変換される。 塩とし ては薬理学的に許容される塩が好ましい。
塩としては、 アルカリ金属塩、 アルカリ土類金属塩、 アンモニゥム塩、 ァ ミン塩、 酸付加塩等が挙げられる。
塩は、 水溶性のものが好ましい。 適当な塩としては、 アルカリ金属 (カリ ゥム、 ナトリゥム等) の塩、 アル力リ土類金属 (カルシウム、 マグネシウム 等) の塩、 アンモニゥム塩、 薬学的に許容される有機アミン (テトラメチル
アンモニゥム、 トリエチノレアミン、 メチルァミン、 ジメチルァミン、 シクロ ペンチルァミン、 ペンジノレアミン、 フエネチルァミン、 ピぺリジン、 モノエ タノールァミン、 ジエタノールァミン、 トリス (ヒ ドロキシメチル) ァミノ メタン、 リジン、 アルギニン、 N—メチル一D—ダルカミン等) の塩が挙げ られる。
酸付加塩は水溶性であることが好ましい。 適当な酸付加塩としては、 例え ば塩酸塩、 臭化水素酸塩、 ヨウ化水素酸塩、 硫酸塩、 リン酸塩、 硝酸塩のよ うな無機酸塩、 または酢酸塩、 乳酸塩、酒石酸塩、安息香酸塩、 クェン酸塩、 メタンスルホン酸塩、 エタンス/レホン酸塩、 ベンゼンスルホン酸塩、 トノレエ' ンスルホン酸塩、 イセチオン酸塩、 グルクロン酸塩、 ダルコン酸塩のような 有機酸塩が挙げられる。
一般式 (I ) で示される化合物およびその塩は、 溶媒和物に変 すること もできる。
溶媒和物は非毒性かつ水溶性であることが好ましい。 適当な溶媒和物とし ては、 例えば水、 アルコール系の溶媒 (例えば、 エタノール等) のような溶 媒和物が挙げられる。
一般式 (I ) で示される化合物またはその薬理学的に許容される塩はすべ て好ましい。 具体的には、 実施例に記載した化合物またはその薬理学的に許 容される塩が挙げられる。
さらに塩には、四級アンモニゥム塩も含まれる。四級アンモニゥム塩とは、 本発明化合物の窒素原子が、 R Q基によつて四級化されたものを表わす。
R 0基は、 C l〜8アルキル基、 フエニル基によって置換された C 1〜8ァ ルキル基を表わす。
本発明化合物は任意の方法で N—ォキシドにすることができる。 N—ォキ シドとは、 本発明化合物の'窒素原子が、 酸化されたものを表わす。
一般式 (I ) で示される化合物のプロドラッグは、 生体内において酵素や
胃酸等による反応により一般式 (I ) で示される化合物に変換する化合物を いう。 一般式 (I ) で示される化合物のプロドラッグとしては、 例えば一般 式 (I ) で示される化合物がアミノ基を有する場合、 そのアミノ基がァシル ィ匕、 アルキル化、 リン酸化された化合物 (例えば、 一般式 (1 )-で示される 化合物のァミノ基がエイコサノィル化、 ァラニル化、 ペンチルァミノカノレポ ニル化、 (5—メチル一 2—ォキソ一 1, 3—ジォキソレン一 4—ィル) メ トキシカルボニル化、 テトラヒドロフラニル化、 ピロリジルメチル化、 ビバ ロイルォキシメチル化、 ァセトキシメチル化、 tert-ブチル化された化合物 等) ;一般式 (I ) で示される化合物が水酸基を有する場合、 その水酸基が' ァシル化、 アルキル化、 リン酸化、 ホウ酸化された化合物 (例えば、 一般式 ( I ) で示される化合物の水酸基がァセチル化、 パルミ トイル化、 プロパノ ィル化、 ビバロイル化、 サクシ二ル化、 フマリル化、 ァラニル化、 ジメチル アミノメチルカルボニル化された化合物等) ;一般式 ( I ) で示される化合
_物がカルボキシ基を有する場合、 そのカルボキシ基がエステル化、 アミ ド化 された化合物 (例えば、 一般式 ( I ) で示される化合物のカルボキシ基がェ チルエステル化、 フエニルエステル化、 カノレボキシメチルエステノレ化、 ジメ チルァミノメチルエステル化、 ピバロイノレオキシメチルエステル化、 ェトキ シカルボニルォキシェチルエステル化、 フタリジルエステル化、 ( 5—メチ ル一 2—ォキソ一 1, 3—ジォキソレン一 4一ィル) メチノレエステノレィ匕、 シ クロへキシルォキシカルボニルェチルェステル化、 メチルアミ ド化された化 合物等) 等が挙げられる。 これらの化合物は自体公知の方法によって製造す ることができる。 また、 一般式 (I ) で示される化合物のプロドラッグは水 和物およぴ非水和物のいずれであってもよい。 また、 一般式 (I ) で示され る化合物のプロドラッグは、 廣川書店 1990年刊 「医薬品の開発」 第 7巻 「分 子設計」 163〜198頁に記載されているような、 生理的条件で一般式 (I ) で 示される化合物に変化するものであってもよい。 さらに、 一般式 ( I ) で示
される化合物は同位元素 (例えば3 H、 14C、 35S、 125 I等) 等で標識され ていてもよい。
本発明の P PARァゴニスト ·アンタゴニストには、 すべての作用様式の もの、 すなわち P P AR α、 τ、 δ、 α + > α+ δ、 γ + δおよび α + γ + δァゴニスト · アンタゴニストが包含される。 また、 本発明の好ましい作 用様式は、 P PAR δァゴニストである。
[本発明化合物の製造方法]
一般式 (I) で示される本発明化合物は、 以下に示す方法、 実施例に記載 した方法あるレヽは、 公知の方法、 例えば、 Comprehensive Organic Transformations: A Guide to Functional Group Preparations, 2nd Edition (Richard C. Larock, John Wiley & Sons Inc, 1999) に記載された方法等を適宜改良し、組み合 わせて用いることで製造することができる。 なお、 以下の各製造 法におい て、 原料化合物は塩として用いてもよい。 このような塩としては、 前記した 一般式 (I) の塩として記載したものが用いられる。
一般式 (I) で示される本発明化合物のうち Wがー R
1— M—であり、 Mが 一 O—で示される化合物、 すなわち一般式 (1— 1)
(式中、 すべての記号は前記と同じ意味を表わす。 ) で示される化合物は、 以下の (A) または (B) で示される方法によって製造することができる。
(A) 一般式 (I一 1) で示される化合物は一般式 (II)
(式中、 環 A
1は環 Aと同じ意味を表わすが、 環 A
1によって表される基に含 まれるカルボキシル基、 水酸基、 アミノ基またはメルカプト基は保護が必要
な場合には保護されているものとし、 Eはハロゲン原子または脱離基を表わ し、 その他の記号は前記と同じ意味を表わす。 ) で示される化合物と、 一般 式 (ΙΠ)
(式中、 環 B
2、 X
1、 環 D
2、 Y
1および Z
1は環 B、 X、 環 D、 Yおよび Zと 同じ意味を表わすが、 環 B
2、 X
1、 環 D
2、 Y
1および Z
1によって表される基 に含まれるカルボキシル基、 水酸基、 アミノ基またはメルカプト基は保護お 必要な場合には保護されているものとする。 ) で示される化合物をエーテル 化反応に付し、 一般式 ( 1 - 2 )
(式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。 ) で示される化合物を得、 さらに必要に応じて保護基の脱保護反応反応に付すことにより製造すること ができる。
このエーテル化反応は公知であり、 例えば、 有機溶媒 (例えば、 ジメチル ホルムアミ ド、 ジメチノレスノレホキシド、 クロロホノレム、 ジクロロメタン、 ジ ェチノレエーテノレ、 テトラヒ ドロフラン、 メチノレ t—ブチノレ エーテノレ等) 中、 塩基 (例えば、 水素化ナトリウム、 水素化カリウム等のアルカリ金属 またはアル力リ土類金属の水素化物、 例えば、 ブチルリチウム、 sec—ブチ ルリチウム、 t一ブチルリチウム等のアルキルリチウム類、 例えば、 ナト リウムメ トキシド、 ナトリウムェトキシド等のアル力リ金属のアルコキサ イ ド、 例えば金属ナトリウム、 金属カリウム等のアルカリ金属等の無機塩 基、 例えば、 トリェチルァミン、 トリプチルァミン、 ジィソプロピルェチ ルァミン等のアルキルァミン類、 例えば、 N , N—ジメチルァニリン、 ピ
リジン、 ルチジン、 コリジン、 4― (ジメチルァミノ) ピリジン等の芳香 族ァミン類、 DBU ( 1, 8—ジァザビシクロ [5, 4, 0] ゥンデセン - 7) 等の有機塩基等、 アルカリ金属の水酸化物 (例えば、 水酸化ナトリウ ム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等) 、アルカリ土類金属の水酸化物 (例 えば、 水酸化バリウム、 水酸化カルシウム等) もしくは炭酸塩 (例えば、 炭 酸ナトリウム、 炭酸カリウム等) 、 その水溶液またはこれらの混合物等) の 存在下、 0〜1 00°Cで反応させることにより行なわれる。
本明細書中、 Eで示されるハロゲン原子としては、 例えば、 フッ素、塩素、 臭素、 ヨウ素が挙げられる。 ' 本明細書中、 Eで示される脱離基としては、 例えばメタンスルホ二ルォキ シ基、 トルエンスルホニルォキシ基、 クロ口メタンスノレホニノレォキシ基、 ト リクロロメタンスルホニル才キシ基、 ジフエ二ノレホスホノ^シ基'、 ジェチノレ ホスホノキシ基、 トリフルォロメチルォキシ基、 ベンゼンスルホニルォキシ 基、 ナフタレンスルホニルォキシ基、 p—ブロモベンゼンスルホニルォキシ 基、 p—ニト口ベンゼンスノレホニノレ才キシ基、 m—二ト口ベンゼンス /レホニ ルォキシ基、 0—ニト口ベンゼンスルホニルォキシ基等が挙げられる。
(B) 一般式 (1 - 1) で示される化合物は一般式 (II一 1 )
(式中、 すべての記号は前記と同じ意味を表わす。 ) で示される化合物と 一般式 (III)
(式中、 すべての記号は前記と同じ意味を表わす。 ) で示される化合物を光 延反応に付し、 前記一般式 ( 1 - 2) で示される化合物を得、 さらに必要に
応じて保護基の脱保護反応に付すことにより製造することもできる。
この光延反応は公知であり、例えば、有機溶媒(例えば、 ジクロロメタン、 ジェチルエーテル、 テトラヒ ドロフラン、 ァセトニトリル、 ベンゼン、 トル ェン等) 中、 ァゾ化合物 (ァゾジカルポン酸ジェチル (D E AD) 、 ァゾジ 力ルポン酸ジイソプロピル、 1 , 1 ' - (ァゾジカルボニル) ジピペリジン、 1 , 1 ' —ァゾビス (N, N—ジメチルホルムアミ ド) 等) およぴホスフィ ン化合物 (例えば、 トリフエニルホスフィン、 トリブチルホスフィン、 トリ メチルホスフィン、ポリマーサポートトリフエニルホスフィン等)の存在下、
0〜6 0 °Cで反応させることにより行なわれる。 ' 保護基の脱保護反応は公知であり、 カルボキシル基、'水酸基、 アミノ基ま たはメルカプト基の保護基の脱保護反応はよく知られており、 例えば、 (1 ) アルカリ加水分解、 (2 ) 酸性条件下における脱保護反応; (' 3) 加水素分 解による脱保護反応、 (4 ) シリル基の脱保護反応、 (5 ) 金属を用いた脱 保護反応、 (6 ) 金属錯体を用いた脱保護反応等が挙げられる。
これらの方法を具体的に説明すると、
( 1 ) アルカリ加水分解による脱保護反応は、 例えば、 有機溶媒 (例えば、 メタノール、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン等) 中、 アルカリ金属の水酸 化物 (例えば、 水酸化ナトリウム、 水酸化カリウム、 水酸化リチウム等) 、 アルカリ土類金属の水酸化物 (例えば、 水酸化バリウム、 水酸化カルシウム 等) または炭酸塩 (例えば、 炭酸ナトリウム、 炭酸カリウム等) あるいはそ の水溶液もしくはこれらの混合物を用いて、 0〜 1 0 o °cの温度で行なわれ る。
( 2 ) 酸条件下での脱保護反応は、 例えば、 有機溶媒 (例えば、 ジクロロメ タン、 クロ口ホルム、 ジォキサン、 酢酸ェチル、 ァニソール等) 中、 有機酸 (例えば、酢酸、 トリフル ¾ "口酢酸、 メタンスルホン酸、 p—トシル酸等) 、 または無機酸 (例えば、 塩酸、 硫酸等) もしくはこれらの混合物 (例えば、
臭化水素/酢酸等) 中、 0〜1 0 o °cの温度で行なわれる。
( 3 ) 加水素分解による脱保護反応は、 例えば、 溶媒 (例えば、 エーテル系 (テトラヒドロフラン、 ジォキサン、 ジメ トキシェタン、 ジェチルエーテノレ 等) 、 ァノレコーノレ系 (メタノーノレ、 エタノール等) 、 ベンゼン系'(ベンゼン、 トルエン等) 、 ケトン系 (アセトン、 メチルェチルケトン等) 、 二トリル系 (ァセトニトリル等) 、 アミド系 (ジメチルホルムアミド等) 、 水、 酢酸ェ チル、 酢酸またはそれらの 2以上の混合溶媒等) 中、 触媒 (例えば、 パラジ ゥム一炭素、 パラジウム黒、 水酸化パラジウム、 酸化白金、 ラネーニッケル 等) の存在下、 常圧または加圧下の水素雰囲気下またはギ酸アンモユウム存' 在下、 0〜2 0 0 °Cの温度で行なわれる。
( 4 ) シリル基の脱保護反応は、例えば、水と混和しうる有機溶媒(例えば、 テトラヒドロフラン、 ァセトニトリノレ等) 中、 テトラプチルアン 二ゥムフ ルォライドを用いて、 0〜4 0 °Cの温度で行なわれる。
( 5 ) 金属を用いた脱保護反応は、 例えば、 酸性溶媒 (酢酸、 ρ Η4·2〜7·2の 緩衝液またはそれらの溶液とテトラヒ ドロフラン等の有機溶媒との混合液) 中、 粉末亜鉛の存在下、 必要であれば超音波をかけながら、 0〜4 0 °Cの温 度で行なわれる。
( 6 ) 金属錯体を用いる脱保護反応は、 例えば、 有機溶媒 (例えば、 ジクロ ロメタン、 ジメチルホルムアミ ド、 テトラヒ ドロフラン、 酢酸ェチル、 ァセ トニトリノレ、 ジォキサン、 エタノール等) 、 水またはそれらの混合溶媒中、 トラップ試薬 (例えば、 水素化トリプチルスズ、 トリェチルシラン、 ジメド ン、 モルホリン、 ジェチルァミン、 ピロリジン等) 、 有機酸 (例えば、 酢酸、 ギ酸、 2—ェチルへキサン酸等) および/または有機酸塩 (例えば、 2—ェ チルへキサン酸ナトリウム、 2—ェチルへキサン酸力リゥム等) の存在下、 ホスフィン系試薬 (例えば、 トリフエニルホスフィン等) の存在下または非 存在下、 金属錯体 (例えば、 テトラキストリフエニノ
(0) 、 二塩化ビス (トリフエ-ルホスフィン) パラジウム (II) 、 酢酸パラ ジゥム (II) 、 塩ィ匕トリス (トリフエニルホスフィン) ロジウム (I) 等) を 用いて、 0〜40°Cの温度で行なわれる。
また、 上記以外にも、 例えば、 T. W. Greene, Protective Groups in Organic Synthesis, Wiley, New York, 1999に記載された方法によって、 脱保護反応を行 なうことができる。 当業者には容易に理解できることではあるが、 これらの 脱保護反応を使い分けることにより、 目的とする本発明化合物を容易に製造 することができる。
カルボキシル基の保護基としては、例えばメチル基、 ェチル基、 ァリル基、 ' t—プチノレ基、 トリクロロェチノレ基、 ベンジノレ (Bn) 基、 フエナシノレ基、 p—メ トキシベンジル基、 トリチル基、 2—クロ口トリチル基またはそれら の構造が結合した固相担体等が挙げられる。 水酸基の保護塞とし は、 例え ば、 メチル基、 トリチル基、 メ トキシメチル (MOM) 基、 1—エトキシェ -チル (EE) 基、 メ トキシエトキシメチル (MEM) 基、 2—テトラヒ ドロ ビラ二ノレ (THP) 基、 トリメチルシリル (TMS) 基、 トリェチルシリル (TES) 基、 t—ブチルジメチルシリル (TBDMS) 基、 t—ブチルジ フエニルシリル (TBDPS) 基、 ァセチル (Ac) 基、 ビバロイル基、 ベ ンゾィル基、 ベンジル (Bn) 基、 p—メ トキシベンジル基、 ァリルォキシ カルボニル (A 1 1 o c) 基、 2, 2, 2—トリクロロェトキシカノレポ二ノレ (T r o c) 基等が挙げられる。 ァミノ基の保護基としては、 例えば、 ベン ジルォキシカルボニル基、 t—ブトキシカルボニル基、 了リルォキシカルポ ニル (A 1 l o c) 基、 1ーメチル一 1― (4ービフエ二ノレ) エトキシカル ボニル (Bp o c) 基、 トリフルォロアセチル基、 9—フルォレニルメ トキ シカノレボニル基、 ベンジル (Bn) 基、 p—メ トキシベンジル基、 ベンジル ォキシメチル (BOM) 基、 2— (卜リメチノレシリノレ) エトキシメチル (S EM) 基等が挙げられる。 チオール基の保護基としては、 例えば、 ベンジル
基、 メトキシベンジル基、 メトキシメチル (MOM) 基、 2—テトラヒドロ ビラニル (T H P ) 基、 ジフエニルメチル基、 ァセチル (A c ) 基が挙げら れる。 カルボキシル基、 水酸基、 アミノ基またはチオール基の保護基として は、 上記した以外にも容易にかつ選択的に脱離できる基であれば特に限定さ れない。
一般式 (I ) で示される本発明化合物のうち Wが一 R i—M—であり、 Mが 一 N H—で示される化合物、 すなわち一般式 (1— 3 )
(式中、 すべての記号は前記と同じ意味を表わす。 ) で示される化合物は、 一般式 (II) で示される化合物と、 一般式 (IV) . , (IV)
(式中、 すべての記号は前記と同じ意味を表わす。 ) で示される化合物を下 記の反応に付し、 さらに必要に応じて保護基の脱保護反応に付すことにより 製造することができる。
この反応は公知であり、 例えば有機溶媒 (例えばテトラヒドロフラン、 ジ メチルホルムアミド、 ジォキサン等) 中、塩基 (例えば、水素化ナトリゥム、 水素化力リゥム、 水酸化ナトリゥム、 水酸化力リゥム、 炭酸力リゥム、 炭酸 ナトリウム、 炭酸セシウム等) を用いて、 o °c〜還流温度で行われる。
保護基の脱保護反応は前記と同様に行なうことができる。
また、 一般式 ( 1 - 3 ) で示される化合物は、 一般式 (II- I ) で示される 化合物と、 一般式 (IV) で示される化合物を下記の反応に付し、 さらに必要 に応じて保護基の脱保護^応に付すことによっても製造することができる。 この反応は公知であり、 例えば有機溶媒 (例えばベンゼン、 ァセトニトリ
ル、 テトラヒ ドロフラン、 N, N—ジメチルホルムアミ ド、 トノレェン、 ジォ キサン、 へキサメチルホスホルアミ ド等) 中、 パラジウム触媒 (例えば、 酢 酸パラジウム、 塩化パラジウム、 テトラキストリフエニルホスフィンパラジ ゥム、 トリフルォロ酢酸パラジウム、 パラジウム (II) ァセチルァセトナー ト、 ジクロロビス (ァセトニトリル) パラジウム (Π) 等) 、 およびチタン触 媒 (例えば、 チタン (IV) イソプロポキシド、 チタン (IV) エトキシド、 チタン(IV) N—プロポキシド、テトラー n—ブチル オルトチタナート、 四塩化チタン (IV) 、 チタン (IV) メ トキシド、 チタン (IV) ビス (ァ セチルァセトナート) ジイソプロポキシド、 クロ口チタニウム トリイソ- プロポキシド等) の存在下、 脱水剤 (例えば、 モレキュラーシーブス (例え ば M S 4 A、 M S 3 A等) 、 シリカゲル、 活性アルミナ、 硫酸マグネシウム 等) の存在下または非存在下、 ホスフィン化合物 (例えば、' ト 'リ'フエニルホ スフイン、 トリブチノレホスフィン、 1, 2 -ビス (ジフエニノレホスフイノ) エタン、 ビス (ジフエニノレホスフイノ) メタン、 1 , 3一ビス (ジフエ二ノレ ホスフイノ) プロパン、 1 , 4一ビス (ジフエニルホスフイノ) ブタン、 ト リフエ二ノレ フォスファイ ト、 トリス (4—クロ口フエ二ノレ) ホスフィン、 トリス (4—フノレオロフェニル) ホスフィン、 トリス ( 4—メチルフエ二ノレ) ホスフィン) 、 トリス (4—メ トキシフエニル) ホスフィン、 トリー m—ト リルホスフィン、 トリス (2 , 6—ジメ トキシフエ二ル) ホスフィン、 トリ ス ( 2 , 4 , 6—トリメ トキシフエ二ル) ホスフィン等) の存在下または非 存在下、 0 °C〜還流温度で行われる。
保護基の脱保護反応は前記と同様に行なうことができる。
一般式 (I ) で示される本発明化合物のうち Wがー R i—M—であり、 Mが — C O NH—で示される化合物、 すなわち一般式 (1—4 )
(式中、 すべての記号は前記と同じ意味を表わす。 ) で示される化合物は、 般式 (V)
(式中、 すべての記号は前記と同じ意味を表わす。 ) で示される化合物と、 一般式 (IV) で示される化合物をアミド化反応に付し、 さらに必要に応じて 保護基の脱保護反応に付すことにより製造することができる。
ァミド化反応は公知であり、 例えば、
( 1 ) 酸ハライドを用いる方法、 ' 'ノ
( 2 ) 混合酸無水物を用いる方法、
( 3 ) 縮合剤を用いる方法等が挙げられる。
これらの方法を具体的に説明すると、
( 1 ) 酸ハライドを用いる方法は、 例えば、 カルボン酸を有機溶媒 (クロ 口ホルム、 ジクロロメタン、 ジェチノレエーテノレ、 テトラヒ ドロフラン等) 中 または無溶媒で、 酸ハライド化剤 (ォキザリルクロライド、 チォニルクロラ イド等) と一 2 0 °C〜還流温度で反応させ、 得られた酸ハライドを塩基 (ピ リジン、 トリェチルァミン、 ジメチルァニリン、 ジメチルァミノピリジン、 ジイソプロピルェチルァミン等) の存在下、 ァミンと有機溶媒 (クロ口ホル ム、 ジクロロメタン、 ジェチルエーテノレ、 テトラヒドロフラン等) 中、 0〜 4 0 °Cの温度で反応させることにより行なわれる。 また、 得られた酸ハライ ドを有機溶媒 (ジォキサン、 テトラヒドロフラン等) 中、 アルカリ水溶液 (重 曹水または水酸化ナトリウム溶液等) を用いて、 ァミンと 0〜4 0 °Cで反応 させることにより行なうこともできる。
(2) 混合酸無水物を用いる方法は、 例えば、 カルボン酸を有機溶媒 (ク ロロホノレム、 ジクロロメタン、 ジェチルエーテノレ、 テトラヒ ドロフラン等) 中または無溶媒で、塩基(ピリジン、 トリェチルァミン、 ジメチルァ二リン、 ジメチルァミノピリジン、 ジィソプロピルェチルァミン等) の存在下、 酸ハ ライド (ピバロイルク口ライド、 トシルク口ライド、 メシルク口ライド等) 、 または酸誘導体 (クロ口ギ酸ェチル、 クロロギ酸イソブチル等) と、 0〜4 0°Cで反応させ、 得られた混合酸無水物を有機溶媒 (クロ口ホルム、 ジクロ ロメタン、 ジェチルエーテル、 テトラヒドロフラン等) 中、 ァミンと 0〜4 0°Cで反応させることにより行なわれる。 ' (3) 縮合剤を用いる方法は、 例えば、 カルボン酸とアミンを、 有機溶媒
(クロロホノレム、 ジクロロメタン、 ジメチノレホノレムアミド、 ジェチノレエーテ ル、 テトラヒドロフラン等) 中、 または無溶媒で、 塩基 (ヒ。リジシ、 トリエ チルァミン、 ジメチルァニリン、 ジメチルァミノピリジン等) の存在下また は非存在下、縮合剤 (1, 3—ジシクロへキシルカルポジイミ ド (DCC) 、 1ーェチル一 3— [ 3 _ (ジメチルァミノ) プロピル] カルポジィミ ド (E DC) 、 1, 1, 一カルボニルジイミダゾール (CD I) 、 2—クロ口一 1 -メチルピリジニゥムョゥ素、 1 —プロピルホスホン酸環状無水物 (l-propanephosphonic acid cyclic anhydride ^ PPAノ 、 等) を用レヽ、 1—ヒト ロキシベンゾトリアゾール (HOB t) を用いるか用いないで、 0〜40°C で反応させることにより行なわれる。
これら (1) 、 (2) および (3) の反応は、 いずれも不活性ガス (アル ゴン、 窒素等) 雰囲気下、 無水条件で行なうことが望ましい。
保護基の脱保護反応は前記と同様に行なうことができる。
一般式 (I) で示される本発明化合物のうち、 上記に示した以外の化合物、 その他の出発原料または試薬として用いる化合物は、 それ自体公知であるか、 あるいは公知の方法、例えば、実施例に記載された方法、 または Comprehensive
Organic Transformations: A Guide to Functional Group Preparations, 2nd Edition (Richard C. Larock, John Wiley & Sons Inc, 1999)に記載された方法等を適宜改良 し、 組み合わせて用いることにより容易に製造することができる。
本明細書中の各反応において、 適宜、 高分子ポリマー (例えば、 ポリスチ レン、 ポリアクリルアミ ド、 ポリプロピレン、 ポリエチレングリコール等) に担持させた固相担持試薬を用いてもよい。
本明細書中の各反応において、 反応生成物は通常の精製手段、 例えば、 常 圧下または減圧下における蒸留、 シリカゲルまたはケィ酸マグネシウムを用 いた高速液体クロマトグラフィー、 薄層クロマトグラフィー、 イオン交換樹' 脂、 スカベンジャー樹脂あるいはカラムクロマトグラフィーまたは洗浄、 再 結晶などの方法により精製することができる。 精製は各反応ごとに行なって もよいし、 いくつかの反応終了後に行なってもよい。 ' '
本明細書中の各反応において、 加熱を伴なう反応は、 当業者にとって明ら かなように、 水浴、 油浴、 砂浴またはマイクロウエーブを用いて行なうこと ができる。
[薬理活性]
実施例記載以外の薬理試験、 特に動物を用いたインビポ測定実験として、 例えば、 以下に示す方法がある。 以下に示す方法により本発明化合物の血糖 および血中脂質の低下作用を測定することができる。
血糖および血中脂質の低下作用 (1 ) :
KKAy/Ta Jclマウスの体重および血糖値を測定し、 血糖値を指標に群分けを 行ない、 割り付ける。 翌日以降 6日間、 本発明化合物を含む飼料、 もしくは 粉末飼料を与えて飼育する。 反復投与後、 体重と摂餌量を測定し、 平均摂餌 量から投与用量を換算する。 また、 血糖値、 血漿中 T G値に加えて、 血中ィ ンスリン '遊離脂肪酸 (N E F A) 、 および G O T · G P Tを測定する。
KKAy/Taマウスにおける飽食時の血糖、 血中インスリン、 N E F A値ある
いは血漿中 TG値の低下作用は糖尿病、 高脂血症、 動脈硬化症等の予防およ び Zまたは治療剤としての可能性を示唆するものである。
血糖および血中脂質の低下作用 (2) :
Zucker fa/faラット (系統名 Crj- [ZUC] -fa/fa) 、 および正常対照動物 lean ラット (系統名 Crj- [ZUC] -lean) の体重および血糖 · NE F A · TG、 並び に HbAlc濃度を測定する。この中で HbAlc値および体重を指標にして群分け し、 翌日以降、 本発明化合物を反復経口投与する。 なお、 対照群については 媒体を投与する。
反復投与開始後、平均摂餌量を算出し、血糖 · N E F A · T G、並びに HbAlc 濃度を測定する。 また、 経口糖負荷試験 (OGTT) を実施し、 耐糖能改善 作用を評価する。 OGTTは、 その前日より絶食とし、 翌日、 グルコース液 2 gZSmLZk gを負荷後、 60分おょぴ 120分後の血糖値 よび、 血 中インスリン · NEFA · TG、 GOT, G P T並びに肝湿重量を測定する。
Zucker fa/faラットにおける飽食時の血糖、血中インスリン、 NEFA、HbAlc 値あるいは血漿中 T G値の低下作用は糖尿病や高脂血症や動脈硬化症等の予 防おょぴ Zまたは治療剤としての可能性を示唆するものである。 また、 OG τ Tにおける空腹時血糖値の低下や耐糖能改善作用は糖尿病の予防およぴ/ または治療剤としての可能性を示唆する。
血糖および血中脂質の低下作用 (3) :
力二クイザルを試験実施施設にてさらに施設検疫おょぴ馴化する。 動物の 体重を測定し、 群分けを行ない媒体あるいは本発明化合物 3〜1 O Omg/ k g/d a yを含む薬液を栄養カテーテルおよび注射筒を用いて 1日 1回、 反復経鼻胃内投与する。 投与後、 採血し、 上述の血液学的検査 (赤血球数- へマトクリット ·血色素量 ·血小板数 ·白血球数の測定) および血液化学的 検査 (GOT · GPT ·アルカリフォスファターゼ '総蛋白質'尿中窒素 ' クレアチニン ·クレアチニンキナーゼ .総ピリルビン ·血糖 · TC · HDL ·
LDL · TGの測定) をする。 また、 本発明化合物の投与開始前、 投与開始 後 14日目の投与後、 1、 2、 4時間およぴ給餌 (1時間の摂取時間) 後、 1、 2、 3時間に採血し、 血糖 · TC · HDL · LDL · TGを測定する。 正常力二クイザルにおける空腹時血漿 T G値、 T C値並びに- L D L値の低 下作用は高脂血症や動脈硬化症等の予防および/または治療剤としての可能 性を示唆するものである。 同様に、 食餌負荷後の TG上昇を抑制する点にお いてもこれは確認される。 また、 食餌負荷後の血糖上昇を抑制する点は糖尿 病の予防および Zまたは治療剤としての可能性を示唆する。 カロえて、 他の血 液生化学的なパラメ一ターから毒性変化の有無が併せて評価できる。 ' [毒性]
一般式 (I) で示される本発明化合物の毒性は非常に低いものであり、 医 薬として使用するために十分安全であると考えられる。 ' ' '
[医薬品への適用]
一般式 (I) で示される本発明化合物またはその塩は、 P PAR Sァゴ- スト作用を有しており、 例えば、 HDLコレステロール上昇作用、 LDLク リァランス増加作用や脂質、 特にコレステロールの搬出促進作用および逆転 送促進作用、 マク口ファージの泡沫化抑制作用、 コレステロール生合成阻害 作用を有していることから、 例えば、 糖 ·脂質代謝異常疾患 (例えば、 糖尿 病、 高脂血症 (高コレステロール血症、 低 HDL血症、 高 LDL血症、 高 T G血症等) 、 動脈硬化症、 心血管疾患、 肥満症、 メタボリックシンドローム 等) 、 高血圧、 循環器系疾患、 皮膚炎症性疾患等の予防および Zまたは治療 剤としての応用が期待される。
一般式 (I) で示される化合物またはその塩は、 (1) その化合物の予防 および/または治療効果の補完おょぴノまたは増強、 (2) その化合物の動 態 ·吸収改善、 投与量の低減、 および Zまたは (3) その化合物の副作用の 軽減のために他の薬剤と組み合わせて、 併用剤として投与してもよい。
一般式 (I ) で示される化合物またはその塩と他の薬剤の併用剤は、 1つ の製剤中に両成分を配合した配合剤の形態で投与してもよく、 また別々の製 剤にして投与する形態をとつてもよい。 この別々の製剤にして投与する場合 には、 同時投与および時間差による投与が含まれる。 また、 時間差による投 与は、 一般式 (I ) で示される化合物またはその塩を先に投与し、 他の薬剤 を後に投与してもよいし、 他の薬剤を先に投与し、 一般式 (I ) で示される 化合物またはその塩を後に投与してもかまわず、 それぞれの投与方法は同じ でも異なっていてもよい。
他の薬剤は、 低分子化合物であってもよく、 また高分子の蛋白、 ポリぺプ チド、 ポリヌクレオチド (D NA、 R NA、 遺伝子) 、 アンチセンス、 デコ ィ、抗体であるか、またはワクチン等であってもよい。他の薬剤の投与量は、 臨床上用いられている用量を基準として適宜選択することができ'る。 また、 本発明化合物と他の薬剤の配合比は、投与対象の年齢および体重、投与方法、 投与時間、 対象疾患、 症状、 組み合わせなどにより適宜選択することができ る。 例えば、 本発明化合物 1重量部に対し、 他の薬剤を 0.01乃至 100重量部 用い ばよい。 他の薬剤は任意の 2種以上を適宜の割合で組み合わせて投与 してもよい。
上記併用剤により、 予防およびノまたは治療効果を奏する疾患は特に限定 されず、 一般式 (I ) で示される化合物、 その塩またはその溶媒和物、 また はそのプロドラッグの予防および/または治療効果を補完および Zまたは増 強する疾患であればよい。
例えば、 一般式 (I ) で示される化合物またはその塩の脂質低下作用の補 完および/または増強のための他の薬剤、 すなわち脂質改善薬としては、 例 えば、 MT P (Microsomal Triglyceride Transfer Protein) 阻害薬、 HMG _ C o A還元酵素阻害薬、スクアレンシンセターゼ阻害薬、 フイブラート系薬剤(フ イブリン酸誘導体) 、 A C AT (ァシル C o A : コレステロール ァシ
ルトランスフェラーゼ) 阻害薬、 5—リポキシゲナーゼ阻害薬、 コレステロ ール吸収阻害薬、胆汁酸吸収阻害薬、回腸 N a +/胆汁酸共輸送体 (ileal Na+/bile acid transporter; IBAT) 阻害薬、 L D L受容体活性化薬'発現増強薬、 膝リパ ーゼ阻害薬、 プロブコール製剤、 ニコチン酸製剤、 コレステロールエステル 転送蛋白 (CETP) 阻害薬、 その他の抗高コレステロール血症治療薬等が 挙げられる。
ΜΤΡ阻害薬としては、 例えば、 BMS— 201038、 BMS— 21 2 122、 BMS— 200150、 GW- 328713、 R— 103757等 が挙げられる。 HMG— C ο Α還元酵素阻害剤としては、ァトルバスタチン、 ' フノレパスタチン、 口パスタチン、 ピタノくスタチン、 プラバスタチン、 ロスバ スタチン、 シンパスタチン等が挙げられる。 AC AT阻害剤としては、 F— 1 251 1、 F— 1 394、 C I— 101 1、 メリナミ ド等が挙げられる。 スクアレンシンセターゼ阻害剤としては、 TAK— 475等が挙げられる。 -フィブラート系製剤としては、 ゲムフイブ口ジル、 クロフイブラート、 ベザ フイブラート、 フエノブイブラート、 クリノフイブラート、 シンフィブラー ト等が挙げられる。 AC AT阻害薬としては、 例えば、 C 1—101 1、 F CE 27677、 RP 73163等が挙げられる。 コレステロール吸収阻害 薬としては、 例えば、 ェゼチマイブ、 ソイステロール等が挙げられる。 胆汁 酸吸収阻害薬として、 例えば、 コレスチラミン、 コレセベラム、 コレスチミ ド等が挙げられる。 LDL受容体活性化薬 ·発現増強薬としては、 例えば、 MD- 700, LY295427等が挙げられる。 膝リパーゼ阻害薬として は、 例えば、 ォーリスタツト等が挙げられる。 フイブラート系薬剤と HMG — Co A還元酵素阻害薬を併用した場合に、 時折、 横紋筋融解症が伴うこと が知られており、 腎不全患者ゃ腎機能の低下した患者には禁忌となっている。 本発明化合物、 その塩まだはその溶媒和物、 またはそのプロドラッグと上述 の脂質改善剤との併用においては、 横紋筋融解症が発生することなく脂質代
謝異常を是正できる可能性がある。 本発明化合物、 その塩またはその溶媒和 物、 またはそのプロドラッグと併用する併用薬として好ましぐは、 HM G— C o A還元酵素阻害薬、 フイブラート系薬剤 (フイブリン酸誘導体) 、 コレ ステロール吸収阻害薬、 胆汁酸吸収阻害薬、 膝リパーゼ阻害薬; ニコチン酸 製剤である。
一般式 (I ) で示される化合物、 その塩またはその溶媒和物、 またはその プロドラッグの血糖低下作用の補完および/または増強、 そして糖尿病合併 症治療の効果増強の為の他の薬剤、すなわち糖尿病治療薬としては、例えば、 スルフォニル尿素系血糖低下薬、 ビグアナィド系製剤、 α—ダルコシダーゼ' 阻害薬、 速効型インスリン分泌促進薬、 インスリン製剤、 D P P (ジぺプチ ジルぺプチダーゼ) 4阻害薬、 G L Ρ— 1作動薬、 ]3 3アドレナ.リン受容体 作動薬、 その他の糖尿病治療薬、 糖尿病合併症治療薬等と併用す'ることが考 えられる。
スルフォニル尿素系血糖低下薬としては、 例えば、 ァセトへキサミド、 グ リベンクラミ ド、 ダリクラジド、 グリクロビラミ ド、 クロルプロパミ ド、 ト ラザミド、 トルプタミド、 グリメピリ ド等が挙げられる。 ビグアナイド系製 薬としては、 例えば、 塩酸プフォルミン、 塩酸メ トフオルミン等が挙げられ る。 a―ダルコシダーゼ阻害薬としては、 例えば、 ァカルボース、 ボグリポ ース等が挙げられる。 速効型インスリン分泌促進薬としては、 例えば、 ナテ グリニド、 レパグリ二ド等が挙げられる。 D P P 4阻害薬としては、例えば、 VP-DPP728A等が挙げられる。 G L P— 1作動薬としては例えば、 ェキセン ディン(exendin) 4が挙げられる。 β 3アドレナリン受容体作動薬としては、 例えば、 A J— 9 6 7 7、 B M S— 2 1 0 2 8 5、 C P— 3 3 1 6 7 9、 K U L— 1 2 4 8、 L Y— 3 6 2 8 8 4、 L— 7 5 0 3 3 5、 C P— 3 3 1 6 4 8等が挙げられる。 糖尿病合併症治療薬としては、 例えば、 ェパルレスタ ット、 ゼナレスタツト、 フィダレスタツト、 ゾポノレレスタツト、 A S - 3 2
01、 SG— 210等が挙げられる。
一般式 (I) で示される化合物、 その塩またはその溶媒和物、 またはその プロドラッグの抗肥満作用の補完および Zまたは増強の効果増強の為の他の 薬剤、すなわち抗肥満薬としては、例えば、食欲抑制薬、滕リパ "ゼ阻害薬、 ]33アドレナリン受容体作動薬、 セロトニン 'ノルェピネフリン ' ドパミン 再取込阻害薬等と併用することが考えられる。食欲抑制薬としては、例えば、 レプチン、 マジンドール、 アンフェタミン、 メタンフェタミン等が挙げられ る。 膝リパーゼ阻害薬としては、 ォーリスタツト等が挙げられる。 j83アド レナリン受容体作動薬としては、 例えば、 AJ— 9677、 BMS-21 θ" 285、 CP— 331 679、 KUL- 1 248、 LY— 362884、 L — 750335、 C P— 331648等が挙げられる。 セロ トニ.ン ' ノルェ ビネフリン . ドパミン再取込阻害薬としては、 例えば、 シプ'ト'ラ'ミン等が挙 げられる。
一般式 (I) で示される化合物、 その塩またはその溶媒和物、 またはその プロドラッグと他の薬剤の重量比は特に限定されない。
他の薬剤は、 任意の 2種以上を組み合わせて投与してもよい。
また、 一般式 (I) で示される化合物、 その塩またはその溶媒和物、 また はそのプロドラッグの予防おょぴ Zまたは治療効果を補完および/または増 強する他の薬剤には、 上記したメカニズムに基づいて、 現在までに見出され ているものだけでなく今後見出されるものも含まれる。
一般式 (I) で示される本発明化合物、 その塩またはその溶媒和物、 また はそのプロドラッグ、 または一般式 (I) で示される化合物、 その塩または その溶媒和物、 またはそのプロドラッグと他の薬剤の併用剤を上記の目的で 用いるには、 通常、 全身的または局所的に、 経口または非経口の形で投与さ れる。
投与量は、 年齢、 体重、 症状、 治療効果、 投与方法、 処理時間等により異
なるが、 通常、 成人一人当たり、 一回につき、 l m gから 1000m gの範囲で 一日一回から数回経口投与されるカ または成人一人当たり、 一回につき、 l m gから 1 0 O m gの範囲で一日一回から数回非経口投与される力、 また は一日 1時間から 2 4時間の範囲で静脈内に持続投与される。 、
もちろん前記したように、 投与量は種々の条件により変動するので、 上記 投与量より少ない量で十分な場合もあるし、 また範囲を越えて投与の必要な 場合もある。
一般式 (I ) で示される本発明化合物、 その塩またはその溶媒和物、 また はそのプロドラッグ、 または一般式 (I ) で示される化合物、 その塩またぽ その溶媒和物、 またはそのプロドラッグと他の薬剤の併用剤を投与する際に は、 経口投与のための内服用固形剤、 内服用液剤および、 非経口.投与のため の注射剤、 外用剤、 坐剤、 点眼剤、 吸入剤等として用いられる。' '
経口投与のための内服用固形剤には、 錠剤、 丸剤、 カプセル剤、 散剤、 顆 ,粒剤等が含まれる。 カプセル剤には、 ハードカプセルおよぴソフトカプセル が含まれる。
このような内服用固形剤においては、 ひとつまたはそれ以上の活性物質は そのままか、 または賦形剤 (ラクトース、 マンニトール、 グルコース、 微結 晶セルロース、 デンプン等) 、 結合剤 (ヒ ドロキシプロピルセルロース、 ポ リビニルピロリ ドン、 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等) 、 崩壊剤 (繊 維素ダリコール酸カルシウム等) 、 滑沢剤(ステアリン酸マグネシウム等) 、 安定剤、 溶解補助剤 (グルタミン酸、 ァスパラギン酸等) 等と混合され、 常 法に従って製剤化して用いられる。 また、必要によりコーティング剤(白糖、 ゼラチン、 ヒ ドロキシプロピルセルロース、 ヒ ドロキシプロピルメチルセル ロースフタレート等) で被覆していてもよいし、 また 2以上の層で被覆して いてもよい。 さらにゼラチンのような吸収されうる物質のカプセルも包含さ れる。
経口投与のための内服用液剤は、薬剤的に許容される水剤、懸濁剤、乳剤、 シロップ剤、 エリキシル剤等を含む。 このような液剤においては、 ひとつま たはそれ以上の活性物質が、 一般的に用いられる希釈剤 (精製水、 エタノー ルまたはそれらの混液等) に溶解、 懸濁または乳化される。 さちにこの液剤 は、 湿潤剤、 懸濁化剤、 乳化剤、 甘味剤、 風味剤、 芳香剤、 保存剤、 緩衝剤 等を含有していてもよい。
非経口投与の中で、 外用剤の剤形には、 例えば、 軟膏剤、 ゲル剤、 クリー ム剤、 湿布剤、 貼付剤、 リニメント剤、 噴霧剤、 吸入剤、 スプレー剤、 エア ゾル剤、 点眼剤、 および点鼻剤等が含まれる。 これらはひとつまたはそれ以 上の活性物質を含み、 公知の方法または通常使用されている処方により製造 される。
軟膏剤は公知または通常使用されている処方により製造'される'。 例えば、 ひとつまたはそれ以上の活性物質を基剤に研和、 または溶融させて製造され る。軟膏基剤は公知あるいは通常使用されているものから選ばれる。例えば、 高級脂肪酸または高級脂肪酸エステル (アジピン酸、 ミリスチン酸、 パルミ チン酸、 ステアリン酸、 ォレイン酸、 アジピン酸エステル、 ミリスチン酸ェ ステル、 パノレミチン酸エステル、 ステアリン酸エステル、 ォレイン酸エステ ル等) 、 ロウ類 (ミツロウ、 鯨ロウ、 セレシン等) 、 界面活性剤 (ポリオキ シエチレンアルキルエーテルリン酸エステル等) 、 高級アルコール (セタノ ール、 ステアリルアルコール、 セトステアリルアルコール等) 、 シリコン油 (ジメチルポリシロキサン等) 、炭化水素類(親水ワセリン、 白色ワセリン、 精製ラノリン、 流動パラフィン等) 、 グリコール類 (エチレングリコール、 ジエチレングリコーノレ、 プロピレンダリコーノレ、 ポリエチレングリコーノレ、 マクロゴール等)、植物油(ヒマシ油、ォリーブ油、 ごま油、テレビン油等)、 動物油 (ミンク油、 卵黄油、 スクヮラン、 スクワレン等) 、 水、 吸収促進剤、 かぶれ防止剤から選ばれるもの単独または 2種以上を混合して用いられる。
さらに、 保湿剤、 保存剤、 安定化剤、 抗酸化剤、 着香剤等を含んでいてもよ レ、。
ゲル剤は公知または通常使用されている処方により製造される。 例えば、 ひとつまたはそれ以上の活性物質を基剤に溶融させて製造される。 ゲル基剤 は公知あるいは通常使用されているものから選ばれる。 例えば、 低級アルコ ール (エタノール、 イソプロピルアルコール等) 、 ゲル化剤 (カルボキシメ チノレセノレロース、 ヒ ドロキシェチノレセノレロース、 ヒ ドロキシプロピノレセノレ口 ース、 ェチルセルロース等) 、 中和剤 (トリエタノールァミン、 ジイソプロ パノールアミン等) 、 界面活性剤 (モノステアリン酸ポリエチレングリコー— ル等) 、 ガム類、 水、 吸収促進剤、 かぶれ防止剤から選ばれるもの単独また は 2種以上を混合して用いられる。 さらに、 保存剤、 抗酸化剤、 着香剤等を 含んでいてもよい。 ' ' '
クリーム剤は公知または通常使用されている処方により製造される。 例え -ば、 ひとつまたはそれ以上の活性物質を基剤に溶融または乳化させて製造さ れる。 クリーム基剤は公知あるいは通常使用されているものから選ばれる。 例えば、 高級脂肪酸エステル、 低級アルコール、 炭化水素類、 多価アルコー ル (プロピレングリコール、 1 , 3—ブチレングリコール等) 、 高級アルコ ール ( 2 _へキシルデカノール、 セタノール等) 、 乳化剤 (ポリオキシェチ レンァ キルエーテル類、 脂肪酸エステル類等) 、 水、 吸収促進剤、 かぶれ 防止剤から選ばれるもの単独または 2種以上を混合して用いられる。 さらに、 保存剤、 抗酸化剤、 着香剤等を含んでいてもよい。
湿布剤は公知または通常使用されている処方により製造される。 例えば、 ひとつまたはそれ以上の活性物質を基剤に溶融させ、 練合物とし支持体上に 展延塗布して製造される。 湿布基剤は公知あるいは通常使用されているもの から選ばれる。 例えば、 増粘剤 (ポリアクリル酸、 ポリビニルピロリ ドン、 アラビアゴム、 デンプン、 ゼラチン、 メチルセルロース等) 、 湿潤剤 (尿素、
グリセリン、 プロピレングリコール等) 、 充填剤 (カオリン、 酸化亜鉛、 タ ルク、 カルシウム、 マグネシウム等) 、 水、 溶解補助剤、 粘着付与剤、 かぶ れ防止剤から選ばれるもの単独または 2種以上を混合して用いられる。 さら に、 保存剤、 抗酸化剤、 着香剤等を含んでいてもよい。 - 貼付剤は公知または通常使用されている処方により製造される。 例えば、 ひとつまたはそれ以上の活性物質を基剤に溶融させ、 支持体上に展延塗布し て製造される。 貼付剤用基剤は公知あるいは通常使用されているものから選 ばれる。 例えば、 高分子基剤、 油脂、 高級脂肪酸、 粘着付与剤、 かぶれ防止 剤から選ばれるもの単独または 2種以上を混合して用いられる。 さらに、 保— 存剤、 抗酸化剤、 着香剤等を含んでいてもよい。
リニメント剤は公知または通常使用されている処方により製造される。 例 えば、 ひとつまたはそれ以上の活性物を水、 アルコール (エタツール、 ポリ エチレングリコール等) 、 高級脂肪酸、 グリセリン、 セッケン、 乳化剤、 懸 濁化剤等から選ばれるもの単独または 2種以上に溶解、 懸濁または乳化させ て製造される。 さらに、 保存剤、 抗酸化剤、 着香剤等を含んでいてもよい。 噴霧剤、 吸入剤、 およびスプレー剤は、 一般的に用いられる希釈剤以外に 亜硫酸水素ナトリゥムのような安定剤と等張 1"生を与えるような緩衝剤、 例え ば、 塩化ナトリウム、 クェン酸ナトリウムあるいはクェン酸のような等張剤 を含有していてもよい。 スプレー剤の製造方法は、 例えば、 US2,868,691号お よび同 3,095,355号に詳しく記載されている。
非経口投与のための注射剤としては、 溶液、 懸濁液、 乳濁液および用時溶 剤に溶解または懸濁して用いる固形の注射剤を包含する。 注射剤は、 ひとつ またはそれ以上の活性物質を溶剤に溶解、 懸濁または乳化させて用いられる。 溶剤として、 例えば、 注射用蒸留水、 生理食塩水、 植物油、 プロピレンダリ コール、 ポリエチレングリコール、 エタノールのようなアルコール類等およ ぴそれらの組み合わせが用いられる。 さらにこの注射剤は、 安定剤、 溶解補
助剤(グルタミン酸、ァスパラギン酸、ポリソノレべ一ト 8 0 (登録商標)等)、 懸濁化剤、 乳化剤、 無痛化剤、 緩衝剤、 保存剤等を含んでいてもよい。 これ らは最終工程において滅菌するか無菌操作法によって製造される。 また無菌 の固形剤、 例えば、 凍結乾燥品を製造し、 その使用前に無菌化または無菌の 注射用蒸留水または他の溶剤に溶解して使用することもできる。
非経口投与のための吸入剤としては、 エア口ゾル剤、 吸入用粉末剤または 吸入用液剤が含まれ、 当該吸入用液剤は用時に水または他の適当な媒体に溶 解または懸濁させて使用する形態であってもよい。
これらの吸入剤は公知の方法に準じて製造される。 ' 例えば、 吸入用液剤の場合には、 防腐剤 (塩ィ匕ベンザルコニゥム、 パラべ ン等) 、 着色剤、 緩衝化剤 (リン酸ナトリゥム、 酢酸ナトリゥム等) 、 等張 化剤 (塩化ナトリウム、 濃グリセリン等) 、 増粘剤 (カルボ'キ'シ'ビニルポリ マー等) 、 吸収促進剤などを必要に応じて適宜選択して調製される。
吸入用粉末剤の場合には、 滑沢剤 (ステアリン酸およびその塩等) 、 結合 剤 (デンプン、 デキストリン等) 、 賦形剤 (乳糖、 セルロース等) 、 着色剤、 防腐剤 (塩化ベンザルコニゥム、 パラベン等) 、 吸収促進剤などを必要に応 じて適宜選択して調製される。
吸入用液剤を投与する際には通常噴霧器 (アトマイザ一、 ネブライザ一) が使用され、 吸入用粉末剤を投与する際には通常粉末薬剤用吸入投与器が使 用される。
非経口投与のためその他の組成物としては、 ひとつまたはそれ以上の活性 物質を含み、 常法により処方される直腸内投与のための坐剤およぴ膣内投与 のためのぺッサリ一等が含まれる。 発明を実施するための最良の形態
以下、 実施例によって本発明を詳述するが、 本発明はこれらに限定される
ものではない。 クロマトグラフィーによる分離の箇所、 TLCに示されてい るカツコ内の溶媒は、 使用した溶出溶媒または展開溶媒を示し、 割合は体積 比を表わす。 NMRは1 HNMRの測定値であり、 NMRの箇所に示されてい るカツコ内の溶媒は、 測定に使用した溶媒を示している。 - 本発明化合物について本明細書中で用いた命名は、 I UP ACの規則に準 じた方法または一般的に I UP ACの規則の命名を発生させるコンピュータ ィ匕されたシステム、 ACD/Name (登録商標、 Advanced Chemistry Development Inc. 社製)または ACD/Nameバッチ(登録商標、 Advanced Chemistry Development Inc. 社製) に基づいて行った。 ' 実施例 1 :メチル 3一 [3 - (メ トキシメ トキシ) フエノキシ] ベンゾェ ート
[3— (メ トキシメ トキシ) フエニル] ボロン酸 (597mg) 、 メチル 3—ヒドロキシメチノレべンゾエート (1 52mg) のジクロロメタン ( 1 2 mL) 溶液にモレキュラーシーブス (38mg) 、 酢酸銅 (20 Omg) を 加え、 室温でー晚撹拌した。 反応混合物に酢酸ェチルを加えた後、 セライト (商品名) ろ過した。 ろ液を混合溶媒 (飽和炭酸水素ナトリウム水溶液:飽 和アンモニア水 =4 : 1) 、 水および飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸ナ トリゥムで乾燥した後、 濃縮し、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト グラフィー (へキサン:酢酸ェチル =8 : 1) で精製し、 下記の物性値を有 する標題化合物 (32 Omg) を得た。
TLC: R f 0.71 (へキサン:酢酸ェチル = 2 : 1) 。
実施例 2 :メチル 3― (3—ヒ ドロキシフエノキシ) ベンゾエート
実施例 1で製造した化合物 (32 Omg) を 4N 塩化水素/ジォキサン (8mL) 溶液に溶解し、 室温で 20分間撹拌した。 反応混合物を濃縮し、 得られた残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル = 2 : 1) で精製し、 下記の物性値を有する標題化合物 (20 Omg) を得
た。
TLC : R f 0.49 (へキサン:酢酸ェチル = 2 : 1) ;
NMR (CDC13) : δ 7.78, 7.67, 7.41, 7.22, 7.19, 6.60, 6.57, 6.50, 5.18, 3.90。 実施例 3 :メチル 3— [3— ( { (2 Ε) 一 3— [4— (ト -リフルォロメ チノレ) フエ二ノレ] 一 2—プロペン一 1一イノレ} 才キシ) フエノキシ] ベンゾ エート
実施例 2で製造した化合物 (188mg) 、 1一 [ (1 E) _3—プロモ - 1—プロペン一 1ーィノレ] - 4 - (トリフノレオ口メチノレ) ベンゼン ( 20 4mg) のジメチルホルムアミ ド (3mL) 溶液にジイソプロピルェチル T ミン (0.12mL) および炭酸カリウム (1 17mg) を加えて室温で 2.5時間 撹拌した。 反応混合物に水を加えて混合溶媒 (へキサン:酢酸 チル =1 : 2) で抽出した。 有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄 ¾、 '無'水硫酸ナト リウムで乾燥し、 濃縮した。 得られた残渣をシリ力ゲル力ラムクロマトダラ フィー (へキサン:酢酸ェチル =8 : 1) で精製し、 下記の物性値を有する 標題化合物 (236mg) を得た。
TLC : R f 0.70 (へキサン:酢酸ェチル = 2 : 1) ;
NMR (CDC13) : δ 7.79, 7.67, 7.58, 7.49, 7.40, 7.30-7.21, 6.81-6.71, 6.66-6.61,
6.48, 4.70, 3.89。
実施例 4 : 3- [3- ( { (2Ε) -3- [4- (トリフルォロメチル) フ ェニル] —2—プロペン一 1ーィル } ォキシ) フエノキシ] 安息香酸
実施例 3で製造した化合物 (1 96mg) のメタノール (2.2m U溶液に 2 N水酸ィ匕ナトリウム水溶液 (l.lmL) およびメタノール (4.4mL) を加え
て 60でで 2時間撹拌した。反応混合物を冷却し、 2 N塩酸で酸性とした後、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄後、 無水硫 酸ナトリウムで乾燥、 濃縮した。 得られた粗結晶を混合溶媒 (へキサン:酢 酸ェチル =4 : 1) で洗浄した後、 ろ取、 乾燥することにより下記の物性値 を有する標題化合物 (150mg) を得た。
T LC : R f 0.54 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 1 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6): δ 4.76, 6.75-6.60, 6.89-6.80, 7.38-7.27, 7.44, 7.50, 7.74-7.65,
13.12。
実施例 5 (1) 〜5 (33) : ' 実施例 2で製造した化合物の代わりに相当するアルコール誘導体を用いて、 実施例 3→実施例 4と同様の目的の操作に付し、 さらに必要に応じて公知の 方法で相当する塩に変換することにより、 以下に示す本発 Κ化合物を得た。 実施例 5 (1) : 4- [4- ( { (2Ε) -3- [4- (トリフルォロメチ ル) フエニル] 一 2—プロペン一 1—ィル } ォキシ) フヱノキシ] 安息香酸
TLC : R f 0.33 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 1 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : 8 4.78, 6.70, 6.87, 6.95, 7.13-7.05, 7.75-7.66, 7.91, 12.75。 実施例 5 (2) : {3— [3— ( { (2 E) 一 3— [4- (トリフノレオロメ チル) フエニル] 一 2—プロペン一 1—ィル } 才キシ) フエノキシ] フエ二 ル} 酢酸
TLC: R f 0.42 (ジクロロメタン:メタノール = 19 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 3.55, 4.74, 6.56, 6.73-6.60, 6.83-6,75, 6.88, 6.94, 7.03,
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TLC : R f 0.54 (クロ口ホルム:メタノール =9 : 1) ;
NMR (CDC13) : δ 3.57, 4.70, 6.31, 6.50, 6.89-6.85, 7.00-6.94, 7.05, 7.16-7.11, 7.25, 7.35, 7.52。 - 実施例 5 (26) : { 2—メチルー 3— [2—メチルー 5— ( { (2 Ε) 一 3— [4— (トリフルォロメチル) フエニル] — 2—プロペン一 1—ィル } ォキシ) フヱノキシ] フ: 二ル} 酢酸
TLC : R f 0.43 (ジクロロメタン: メタノ一ル= 1 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 2.09, 2.14, 3.64, 4.63, 6.23, 6.58, 6.72-6.63, 6.74, 6.99, 7.07, 7.19, 7.73-7.60, 12.38。
実施例 5 (27) : { 4—メチル一3— [2—メチル一5— ( { (2 Ε) 一 3— [4一 (トリフノレオロメチノレ) フエ二ノレ] — 2—プロペジー 1—イノレ} ォキシ) フエノキシ] フエ二ル} 酢酸
TLC : R f 0.43 (ジクロロメタン:メタノール =19 : 1) ;
NMR (DMSO-de) : δ 2.13, 2.15, 3.46, 4.64, 6.28, 6.60, 6.73-6.65, 6.75, 6.93, 7.20, 7.69-7.61, 12.25。
実施例 5 (28) : {2—フルオロー 3— [3— ( { (2 Ε) 一 3— [4一 (トリフノレオロメチノレ) フエニル] 一 2—プロペン一 1—ィル } 才キシ) フ エノキシ] フエ二ル} 酢酸
TLC : R f 0.49 (クロ口ホルム : メタノール = 9 : 1 ) ;
NMR (CDC13) : δ 3.74, 4.68, 6.46, 6.60-6.57, 6.76-6.67, 7.06-6.90, 7.25-7.20, 7.48, 7.57。
実施例 5 (29) : {4— [2— ( { (2 Ε) — 3— [4— (トリフルォロ メチル) フエエル] - 2—プロペン一 1—ィル } 才キシ) フエノキシ] フエ 二ル} 酢酸
TLC : R f 0.51 (クロ口ホルム : メタノール =9 : 1) ;
NMR (CDCI3) : δ 3.59, 4.72, 6.34, 6.54, 6.94-6.90, 6.99-6.96, 7.06-7.03, 7.21-7.10, 7.37, 7.54。
実施例 5 (30) : 3, 4—ジメトキシ一 5— [3- ( { (2Ε) -3- [4 - (トリフノレオロメチル) フエニル] — 2—プロペン一 1ーィル } 才キシ) フエノキシ] 安息香酸
TLC : R f 0.36 (ジクロロメタン: メタノ一ル= 19 : 1) ;
NMR (DMSO-d
6): δ 3.74, 3.87, 4.75, 6.52, 6.71-6.60, 6.87-6.75, 7.13, 7.27, 7.39,
実施例 5 (31) : {3, 4ージメ トキシ一 5— [3— ( { (2 Ε) 一 3— [4 - (トリフノレオロメチノレ) フエニル] - 2—プロペン一 1 fル} ォキ シ) フ ノキシ] フエ二ル} 酢酸
TLC : R f 0.35 (ジクロロメタン: メタノ一ル= 19 : 1) ' ;
NMR (DMSO-de): δ 3.49, 3.61, 3.79, 4.72, 6.47, 6.58-6.52, 6.64, 7.74-7.66, 7.23, 7.6, 12.310
実施例 5 (32) : [3 - (3 - { 3 - [4一 (トリフルォロメチル) フエ ニル] プロポキシ } フエノキシ) フエニル] 酢酸
TLC : R f 0.42 (ジクロロメタン: メタノ一ル= 19 : 1) ;
NMR (DMSO-de): δ 2,08-1.95, 2.86-2.75, 3.56, 3.94, 6.57-6.50, 6.69, 6.88, 6.93, 7.03, 7.25, 7.31, 7.45, 7.62, 12.27。
実施例 5 (33) : 2- [3— ( { (2 Ε) 一 3— [4— (トリフノレオロメ チル) フエニル] 一 2—プロペン一 1—ィル } 才キシ) フエノキシ] 安息香 酸
TLC : R f 0.52 (ジクロロメタン: メタノール二 19 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 4.73, 6.45, 6.54, 6.65, 6.74, 6.82, 7.02, 7.30-7.21, 7.53, 7.68, 7.82, 12.85。
実施例 6 (1) 〜6 (40) :
実施例 2で製造した化合物またはその代わりに相当するアルコール誘導体、 および 1— [ (1 E) — 3—プロモー 1—プロペン一 1 _ィル] - 4 - (ト リフルォロメチノレ) ベンゼンまたはその代わりに相当するハライド誘導体を 用いて、 実施例 3→実施例 4と同様の操作に付すことにより、 以下に示す本 発明化合物を得た。
実施例 6 (1) : 4—メ トキシ— 3— [3— ( { (2 E) 一 3 - [4一 (ト リフルォロメチル) フエニル] —2—プロぺニル } ォキシ) フエノキシ] 安
TLC : R f 0.42 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 19 : 1) ;
NMR (DMSO-d
6) : δ 3.82, 4.73, 6.45, 6.55, 6.65, 6.74, 6.82, 7.28-7.21, 7.46,
実施例 6 (2) : 3, 4—ジメトキシ一 5 - [3 - ( { (2 Ε) 一 3 - [4 一 (トリフルォロメチル) フエニル] _ 2—プロぺニル } 才キシ) フエノキ シ] 安息香酸
TLC : R f 0.36 (ジクロロメタン:メタノール = 19 : 1) ;
NMR (DMSO-d6): δ 3.74, 3.87, 4.75, 6.52, 6.58-6.72, 6.74-6.89, 7.13, 7.27, 7.39,
7.68, 13.03。
実施例 6 (3) : {3, 4ージメトキシ一 5— [3— ( { (2Ε) —3— [4 ― (トリフルォロメチル) フエニル] 一 2—プロぺニル } ォキシ) フエノキ シ] フエ二ル} 酢酸
TLC : R f 0.35 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 1 9 : 1) ;
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NMR (DMSO-d6) : δ 2.14, 4.73, 6.30, 6.42, 6.77-6.58, 6.82, 7.23, 7.40, 7.65, 7.69, 13.40。
実施例 6 (35) : 3—クロ口一 2— [3— ( { (2 Ε) -3- [4一 (ト リフルォロメチル) フエニル] 一 2—プロぺニル } 才キシ) フ土ノキシ] 安
TLC : R f 0.46 (へキサン:酢酸ェチル = 1 : 1) ;
NMR (DMSO-d6): δ 4.71, 6.28, 6.38, 6.71-6.58, 6.82, 7.19, 7.41, 7.69, 7.84-7.77,
13.15。
実施例 6 (36) : 2 - { 3 - [ (5—メチル一 2—フエニル一 1, 3 _ォ キサゾール一 4—ィル) メ トキシ] フエノキシ } 安息香酸
TLC : R f 0.46 (クロ口ホルム:メタノール =9 : 1) ;
NMR (CDC13) : δ 2.41, 4.96, 6.70, 6.77, 6.86-6.90, 7.15-7.21, 7.30, 7.40-7.47,
7.96-8.00, 8.15。
-実施例 6 (37) : 2- [3 - ( {4—メチノレ一 2— [4一 (トリフルォロ メチル) フエニル] 一 1 , 3一チアゾール一 5—イノレ} メ トキシ) フエノキ シ] 安息香酸
TLC : R f 0.47 (クロ口ホルム:メタノ一ル= 9 : 1) ;
NMR (CDC1
3) : δ 2.48, 5.18, 6.71-6.75, 6.83-6.87, 6.90, 7.20-7.22, 7.34, 7.48,
実施例 6 (38) : 3 - [3— ( { 3 - [4— (トリフルォロメチル) フエ ニル] 一 2—プロビュル } ォキシ) フエノキシ] 安息香酸
TLC : R f 0.36 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 19 : 1) ;
NMR (DMSO-d6): δ 5.09, 6.67, 6.78, 6.88, 7.27-7.32, 7.36, 7.42-7.45, 7.49, 7.61, 7.67-7.72, 7.73, 13.11。
実施例 6 (39) : 3— 〔3— ( {5—メチノレ一 2— [4— (トリフノレオ口 メチル) フエニル] — 1, 3—ォキサゾールー 4—ィル } メ トキシ) フエノ
キシ] 安息香酸
TLC: R f 0.49 (ジクロロメタン:メタノール = 9 : 1) ;
N R (DMSO-d
6) : δ 2.44, 5.03, 6.64, 6.78, 6.88, 7.29, 7.34, 7.43, 7.50, 7.69,
実施例 6 (40) : { 3 - [3 - ( { 3 - [4- (トリフルォロメチル) フ ェニル] —2—プロピニノレ } ォキシ) フエノキシ] フエ二ル} 酢酸
TLC: R f 0.45 (ジクロロメタン: メタノ一ル= 19 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 3.55, 5.07, 6.61, 6.70, 6.83, 6.89, 6.95, 7.03, 7.28, 7.31, 7.63, 7.75, 12.380
実施例 7 :メチル 4一クロ口一 3— (2—ホルミルフエノキシ) ベンゾェ ート
2—フルォロベンズアルデヒ ド (765mg) およぴメチノレ 4一クロ口 一 3—ヒ ドロキシベンゾエート (I.15g) のジメチノレホノレムアミ ド (6mL) -溶液に、 炭酸カリウム (1.02g) を加えて、 135°Cで 2時間撹拌した。 反応 混合物を室温に冷却した後、 水を加えて混合溶媒 (へキサン:酢酸ェチル = 1 : 2) で 2回抽出した。 有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、 無水 硫酸ナトリゥムで乾燥し、 濃縮した。 得られた残渣をシリカゲルカラムクロ マトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル =20 : 1) で精製し、 下記の物性 値を有する標題化合物 (609mg) を得た。
TLC: R f 0.49 (へキサン:酢酸ェチル =4 : 1) ;
NMR (CDC13) : δ 10.57, 7.98, 7.86, 7.73, 7.59, 7.52, 7.24, 6.76, 3.90。
実施例 8 : 4一クロロー 3— [2— ( { (2 Ε) —3— [4— (トリフルォ ロメチル) フエニル] 一 2—プロぺニル } ォキシ) フエノキシ] 安息香酸
実施例 7で製造した化合物 (609mg) のジクロロメタン (8mL) 溶 液に、 m—クロ口過安息香酸 (633mg) を加えて室温でー晚撹拌した。 飽和チォ硫酸ナトリゥム水溶液を加えてしばらく撹拌後、 酢酸ェチルで抽出 した。 有機層を飽和炭酸水素ナトリゥム水溶液、 水おょぴ飽和食塩水で順次 洗浄し、 無水硫酸ナトリウムで乾燥し、 濃縮した。 得られた残渣のメタノー ル (4mL) 溶液に、 濃塩酸を数滴加えて室温で 30分撹拌し、 濃縮した。 得られた結晶をへキサンと酢酸ェチルの混合溶媒で再結晶した。 実施例 2で 製造した化合物の代わりに上記で得られた結晶を用いて、 実施'例 3→実施例 4と同様の操作に付し、 下記の物性値を有する本発明化合物 (582mg) - を得た。
TLC: R f 0.41 (ジクロロメタン:メタノール = 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 4.75, 6.47, 7.07, 7.16, 7.24, 7.29, 7.53, 7.59, 7.71-7.63,
13.21。
実施例 9 (1) 〜9 (131) :
実施例 7で製造した化合物の代わりに相当するアルデヒド誘導体、 および 1— [ ( 1 Ε) — 3—プロモー 1—プロペン一 1一ィル] —4一 (トリフル ォロメチル) ベンゼンまたはその代わりに相当するハライド誘導体を用いて、 実施例 8と同様の操作に付し、 さらに必要に応じて公知の方法で塩酸塩に変 換することにより、 以下に示す本発明化合物を得た。
実施例 9 (1) : 3— [2- ( { (2Ε) -3- [4- (トリフルォロメチ ル) フエニル] 一 2—プロぺニル } ォキシ) フエノキシ] 安息香酸
TLC : R f 0.33 (ジクロロメタン:メタノール = 19 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 4.74, 6.46, 7.04, 7.33-7.16, 7.45, 7.52, 7.61, 7.64, 13.04。 実施例 9 (2) : 2—メチルー 3— [2- ( { (2 Ε) 一 3— [4 - (トリ フルォロメチル) フエニル Ί - 2—プロぺニル } 才キシ) フエノキシ] 安息
TLC : R f 0.38 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 19 : 1) ;
NMR (DMSO-d6): δ 2.49, 4.74, 6.50, 6.79, 7.05-6.98, 7.26-7.14, 7.48, 7.56, 7.65,
12.98。 '
実施例 9 (3) : 4ーメチルー 3— [2 - ( { (2 Ε) 一 3 - [4— (トリ フノレオロメチル) フエニル] —2—プロぺニノレ } 才キシ) フエノキシ] 安息
TLC : R f 0.47 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 19 : 1) ;
NMR (DMSO-d6): δ 2.38, 4.75, 6.47, 7.09-6.99, 7.13, 7.28-7.18, 7.40, 7.57-7.49,
7.66, 12.85。
実施例 9 (4) : 3— (2— {3— [4— (トリフルォロメチル) フエニル] プロポキシ } フエノキシ) 安息香酸
TLC : R f 0.46 (ジクロロメタン: メタノ一ル= 19 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 1.88-1.74, 2,38, 3.89, 7.02, 7.32-7.13, 7.45, 7.62-7.52,
13.03。
実施例 9 (5) : {2—メチノレ一 3— [2- ( { (2Ε) —3— [4一 (ト Vフルォロメチル) フェ^ル] - 2—プロぺニル } 才キシ) フエノキシ] フ ェニル } 酢酸
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TLC : R f 0.61 (クロ口ホルム:メタノ一ル= 9 : 1) ;
NMR (CDC13) : δ 3.89, 4.00, 4.70, 6.30, 6.51, 6.96, 7.03, 7.10-7.16, 7.34, 7.38,
7.520
実施例 9 (16) : 3—メチル _ 5— [2_ ( { (2Ε) — 3二 [4— (ト リフルォロメチル) フエ二ノレ] 一 2—プロぺニル } 才キシ) フエノキシ] 安
T L C : R f 0.60 (クロ口ホルム:メタノール = 9 : 1) ;
NMR (CDC13) : δ 2.35, 4.72, 6.31, 6.52, 6.96-7.16, 7.37, 7.41, 7.52, 7.580 実施例 9 (1 7) : 2—クロ口— 5— [2— ( { (2 Ε) —3— [4— (ト リフルォロメチル) フエ二ノレ] 一 2—プロぺニル } 才キシ) フエノキシ] 安
TLC : R f 0.41 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 4.75, 6.47, 7.11-7.01, 7.24-7.17, 7.26, 7.47, 7.55, 7.65, - 13.46。
実施例 9 (18) : 2—クロ口— 3— [2- ( { (2 Ε) _3— [4— (ト リフルォロメチル) フエ二ノレ] ― 2—プロぺニル } 才キシ) フエノキシ] 安
TLC : R f 0.38 (ジクロロメタン:メタノール =9 : 1) ;
NMR (DMSO-de) : δ 4.74, 6.49, 6.84, 7.03, 7.15, 7.27-7.23, 7.30, 7.40, 7.56,
7.64, 13.49。
実施例 9 (19) : {3—メチルー 5— [2 ( { (2Ε) - 3 - [4一 (ト リフルォロメチル) フエ二ノレ] ― 2—プロぺニル } 才キシ) フエノキシ] フ ェニル } 酢酸
TLC : R f 0.45 (ジクロロメタン:メタノール =9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6): 8 2.20, 3.46, 4.74, 6.62-6.44, 6.74, 7.08-6.95, 7.26-7.16, 7.56,
7.66, 12.28。
実施例 9 (20) : {2—クロ口 _5— [2— ( { (2E) — 3— [4一 (ト Vフルォロメチル) フエエル] —2—プロぺニル } 才キシ) フエノキシ] フ ェ-ル } 酢酸
TLC : R f 0.43 (ジクロロメタン:メタノール =9 : 1) ;"
NMR (DMSO-de): δ 3.66, 4.74, 6.59-6.43, 6.75, 7.05-6.97, 7.12, 7.28-7.18, 7.34, 7.56, 7.66, 12.44。
実施例 9 (21) : {2—クロ口一 3— [2— ( { (2 Ε) — 3— [4— (ト リフルォロメチル) フエニル] ― 2—プロぺニル } 才キシ) フエノキシ] フ ェニル } 酢酸
TLC : R f 0.43 (ジクロロメタン:メタノール =9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6): δ 3.77, 4.77, 6.57-6.46, 6.63, 7.11-6.97, 7.27-7.14, 7.56, 7.67, 12.48。
実施例 9 (22) : {4—クロ口一 3_ [2— ( { (2Ε) — 3— [4— (ト - リフルォロメチル) フエニル] —2—プロぺニル } 才キシ) フエノキシ] フ ェニル } 酢酸
TLC : R f 0.48 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d
6): δ 3.47, 4.74, 6.62-6.44, 6.68, 7.10-6.94, 7.28-7.17, 7.47, 7.57,
実施例 9 (23) : 3— [2— ( {4—メチル一 2— [4— (トリフルォロ メチル) フエ二ノレ] — 1, 3—チアゾーノレ一 5一イノレ} メ トキシ) フエノキ シ] 安息香酸
TLC : R f 0.52 (クロ口ホルム:メタノール =9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 2.29, 5.30, 7.08, 7.13, 7.20, 7.24-7.31, 7.36, 7.42, 7.62,
7.82, 7.96, 13.02。
実施例 9 (24) : 3— [2— (2 - { 5—メチル一 2— [4— (トリフル ォロメチノレ) フエ二ノレ] — 1, 3ーォキサゾーノレ一 4一イノレ} エ トキシ) フ
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ロメチノレ) フエニル] —1, 3一チアゾーノレ一 5 _イノレ} メ トキシ) フエノ キシ] フ 二ル} 酢酸
TLC : R f 0.53 (クロ口ホルム:メタノ一ル= 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6): δ 2.32, 3.50, 5.31, 6.69, 6.75-6.79, 6.94, 7.00-7.11, 7.18-7.26,
7.34, 7.83, 8.01, 12.30。
実施例 9 (34) : {3— [2— (2- {5—メチルー 2— [4— (トリフ ノレォロメチノレ) フエ二ノレ] — 1, 3—ォキサゾーノレ一 4—イノレ} ェトキシ) フエノキシ] フエ二ル} 酢酸
TLC : R f 0.54 (クロロホノレム:メタノーノレ =9 : 1 ) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 2.14, 2.76, 3.44, 4.20, 6.57, 6.72, 6.84, 6.95, 6.99-7.04,
7.07-7.14, 7.15-7.19, 7.84, 8.05, 12.33。
実施例 9 (35) : 3— [2— ( { (2Ε) — 3— [6— (トリフルォロメ チル) 一 3—ピリジニノレ] 一 2—プロぺニル } 才キシ) フエノキシ] 安息香
-酸 塩酸塩
TLC : R f 0.47 (クロ口ホルム:メタノ一ル= 9 : 1) ;
NMR (DMSO-de): δ 4.76, 6.43, 6.66, 6.99-7.09, 7.16-7.29, 7.31, 7.46, 7.60, 7.81,
8.04, 8.65。
実施例 9 (36) : 3— [2— ( {3- [4一 (トリフルォロメチル) フェ ニル] —2—プロピニル } ォキシ) フエノキシ] 安息香酸
TLC : R f 0.49 (クロ口ホルム:メタノ一ル= 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 5.09, 7.07, 7.15, 7.19, 7.24-7.31, 7.36, 7.44, 7.58, 7.61,
7.72, 13.03。
実施例 9 (37) : 3— [4—フルオロー 2— ( { (2 Ε) — 3— [4— (ト リフルォロメチル) フエニル] ― 2一プロぺニル } 才キシ) フエノキシ] 安
TLC : R f 0.60 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 9 : 1)
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リフルォロメチル) フエニル] 一 2—プロぺニル } 才キシ) フエノキシ] 安
TLC : R f 0.47 (ジクロロメタン:メタノール = 19 : 1) ;
NMR (DMSO-de) : δ 4.78, 6.65-6.46, 7.04, 7.21-7.15, 7.31-7.23, 7.43, 7.50, 7.63-7.55, 7.71, 13.01。
実施例 9 (43) : 3— (2 - { [ (2 Ε) —3— (2, 4—ジクロロフヱ ニル) 一2—プロぺニル] ォキシ } フエノキシ) 安息香酸
TLC : R f 0.45 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 19 : 1) ;
NMR (DMSO-dg) : δ 4.76, 6.37, 6.74, 7.04, 7.19-7.12, 7.45-7.22, 7.63-7.50, 13.00。
実施例 9 (44) : 2—メチルー 3— [2- ( { 3― [4— (トリフルォロ メチル) フエニル] 一 2—プロピニル } ォキシ) フエノキシ] 安息香酸 TLC : R f 0.43 (ジクロロメタン: メタノ一ル= 19 : 1) ;
NMR (DMSO-de): δ 2.45, 5.10, 6.77-6.86, 6.87-6.93, 7.00, 7.12-7.23, 7.32, 7.48, 7.60, 7.73, 12.98。
実施例 9 (45) : 3—メチルー 5— [2- ( { 3― [4— (トリフノレオ口 メチル) フエニル] 一 2—プロピニノレ } 才キシ) フエノキシ] 安息香酸 TLC : R f 0.39 (ジクロロメタン:メタノール = 1 9 : 1) ;
NMR (DMSO-de) : δ 2.28, 5.09, 6.98-7.17, 7.26, 7.36, 7.44, 7.57, 7.72, 12.95。 実施例 9 (46) : 2—メチル—3— [4—メチルー 2— ( { 3 - [4一 (ト リフルォロメチル) フエニル Ί 一 2—プロビュル) 才キシ) フエノキシ] 安
TLC : R f 0.40 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 19 : 1) ;
NMR (DMSO-de): δ 2.31, 2.45, 5.06, 6.77, 6.80-6.88, 7.11-7.18, 7.45, 7.60, 7.74,
12.96。
実施例 9 (47) : 3—メチル一5— [4—メチルー 2— ( {3— [4— (ト
リフルォロメチル) フエニル] 一 2—プロピ-ル } ォキシ) フエノキシ] 安
TLC : R f 0.43 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 1 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : 6 2.28, 2.34, 5.05, 6.86, 6.95-7.03, 7.07, 7.17, 7.41, 7.58, 7.72, 12.93。
実施例 9 (48) : {2—メチル _3_ [2- ( {3— [4— (トリフルォ ロメチル) フエニル] 一 2—プロピニル } 才キシ) フエノキシ] フエ二ル} 酢酸
TLC : R f 0.38 (ジクロロメタン:メタノール = 1 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6): δ 2.16, 3.64, 5.12, 6.57, 6.82, 6.91-7.01, 7,04, 7.10-7.23, 7.32, 7.55-7.68, 7.74, 12.36。
実施例 9 (49) : { 3—メチルー 5 - [2— ( { 3 - [4— (トリフルォ ロメチル) フェニル] 一 2—プロピニル } 才キシ) フエノキシ] フエ二ル} 酢酸
TLC : R f 0.45 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 1 9 : 1) ;
NMR (DMSO-de) : δ 2.17, 3.45, 5.09, 6.53, 6.62, 6.74, 6.98-7.07, 7.21, 7.33, 7.60, 7.73, 12.29。
実施例 9 (50) : 3—メチルー 5— [4—メチルー 2 _ ( { (2 Ε) - 3 - [4- (トリフノレオロメチノレ) フエ二ノレ] - 2—プロぺニル } 才キシ) フ エノキシ] 安息香酸
TLC : R f 0.47 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6): δ 2.30, 2.32, 4.71, 6.46-6.47, 6.83, 7.02-7.07, 7.41, 7.51, 7.64,
12.95。
実施例 9 (51) : 2—メチル一3— [4—メチル一2— ( { (2 Ε) 一 3 - [4— (トリフルォロメチル) フェニル] - 2一プロぺニル } 才キシ) フ エノキシ] 安息香酸
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実施例 9 (56) : {2—メチルー 3 _ [4—メチルー 2— ( { (2 E) ― 3— [4— (トリフルォロメチル) フエニル] 一 2—プロぺニル } 才キシ) フエノキシ] フエ二ル} 酢酸
TLC : R f 0.43 (ジクロロメタン:メタノール- 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : 8 2.19, 2.29, 3.63, 4.73, 6.48, 6.53-6.55, 6.75, 6.80, 6.90, 6.98-7.04, 7.56, 7.66, 12.33。
実施例 9 (57) : {3—メチノレー 5— [4—メチルー 2— ( { (2 E) 一 3― [4 - (トリフルォロメチル) フエニル] ― 2—プロペ ル } 才キシ) フヱノキシ] フエ二ル} 酢酸
TLC : R f 0.46 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 9 : 1) ;
NMR (DMSO-de): δ 2.18, 2.31, 3.44, 4.71, 6.48-6.54, 6.69-6.72, 6.79, 6.95, 7.05, 7.55, 7.66, 12.27。 '
実施例 9 (58) : 3 - { 2 - [ (3—フエ二ルー 2—プロピエル) 才キシ] - フエノキシ } 安息香酸
TLC : R f 0.49 (クロ口ホルム:メタノール =9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 5.04, 7.05, 7.14, 7.18, 7.23-7.32, 7.32-7.40, 7.43, 7.61, 13.03。
実施例 9 (59) : { 3 - [4ーメチルー 2— ( { 3一 [4— (トリフルォ ロメチル) フエニル] — 2—プロピニル } 才キシ) フエノキシ] フエ二ル} 酢酸
TLC : R f 0.40 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 19 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : 8 2.33, 3.50, 5.06, 6.68, 6.79, 6.83, 6.90, 6.94, 7.15, 7.20,
7.60, 7.73, 12.31。
実施例 9 (60) : 3— [2- ( { 3 - [4- (トリフルォロメ トキシ) フ ェニル] 一 2 _プロビュル } ォキシ) フエノキシ] 安息香酸
TLC : R f 0.38 (ジクロロメタン:メタノール =1 9 : 1) ;
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1, 1 ' ービフエ二ルー 4一ィル] 一 2—プロピニル } 才キシ) フエノキシ]
TLC : R f 0.62 (クロ口ホルム:メタノール =9 : 1) ;
NMR (CDC13) : δ 4.94, 6.97-7.11, 7.15-7.31, 7.37, 7.42-7.56, 7.59-7.70, 7.74。 実施例 9 (72) : {3— [2— ( {3— [4, 一 (トリフルォロメチル) — 1, 1, ービフエニル一4—ィル] —2—プロビュル) ォキシ) フエノキ シ] フエ二ノレ } 酢酸
TLC : R f 0.63 (クロ口ホルム:メタノール =9 : 1) ; .
NMR (CDC13) : 5 3,58, 4.95, 6.82-7.07, 7.10-7.20, 7.20-7.30, 7.39-7.58,
7.59-7.73。
実施例 9 (73) : 3— [2— ( {3— [3 ' — (トリフルォロメチル) 一 1, 1, ービフエニル一 4一ィル] — 2—プロピニル } ォキシ)' フエノキシ]
TLC : R f 0.47 (クロ口ホルム:メタノール =9 : 1) ;
NMR (CDC13) : δ 4.95, 6.97-7.11, 7.15-7.31, 7.38, 7.43-7.66, 7.68-7.830 実施例 9 (74) : 3 - (2 - { [3 - (4—フルオロフェニル) ― 2—プ ロビニル] ォキシ } フエノキシ) 安息香酸
TLC : R f 0.41 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 19 : 1) ;
NMR (DMSO-de) : δ 5.03, 7.06, 7.12, 7.14-7.28, 7.29, 7.35, 7.39-7.48, 7.61,
13.04。
実施例 9 (75) : 3— [2- ( { 3 - [4— (2—チェニル) フエニル]
—2—プロピニル } 才キシ) フエノキシ] 安息香酸
TLC : R f 0.44 (ジクロロメタン:メタノーノレ = 1 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 5.06, 7.07, 7.12-7.22, 7.24-7.33, 7.34-7.49, 7.55-7.70,
13.04。
実施例 9 (76) : 3 - [2- ( {3- [4- (3—フリル) フエニル] 一
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シ] フエ二ノレ } 酢酸
TLC : R f 0.35 (クロ口ホルム:メタノ一ル= 9 : 1) ;
NMR (CDC13) : δ 3.59, 4.96, 6.81-6.91, 6.91-6.94, 6.94-7.06, 7.09-7.20,
7.20-7.30, 7.42-7.64, 7.73, 7.80。 '
実施例 9 (82) : {3— [2— ( {5—メチルー 2— [4一 (トリフルォ ロメチル) フエニル] 一 1, 3—ォキサゾールー 4ーィル } メ トキシ) フエ ノキシ] フエ二ノレ } 酢酸
TLC : R f 0.58 (ジクロロメタン:メタノール =9 : 1) ;
NMR (DMSO-de): 8 2.26, 3.49, 5.04, 6.68, 6.77-6.80, 6.89, 6.96-7.04, 7.16-7.23, 7.35, 7.87, 8.08, 12.30。
実施例 9 (83) : [3- (2- { [3— (4, 一フルオロー 1., 1' —ビ フエ二ノレ一 4—ィノレ) 一2—プロピニノレ] 才キシ } フエノキシ) フエ二ノレ] 酢酸
- TLC : R f 0.33 (クロ口ホルム:メタノール =9 : 1) ;
NMR (CDC13) : δ 3.58, 4.95, 6.83-7.05, 7.06-7.19, 7.20-7.30, 7.38-7.57。
実施例 9 (84) : 3— (2— { [3_ (4, 一フルォロ一 1, 1, 一ビフ ェニル一4ーィノレ) 一2—プロビュル] ォキシ } フヱノキシ) 安息香酸 TLC : R f 0.43 (クロ口ホルム:メタノール =9 : 1) ;
NMR (CDC13) : δ 4.94, 6.96-7.15, 7.15-7.31, 7.31-7.55, 7.57-7.66, 7.75。
実施例 9 (85) : 3— [2— ( { 3 - [4— (3—チェニル) フエニル] —2—プロピニノレ } ォキシ) フヱノキシ] 安息香酸
TLC : R f 0.42 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 1 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 5.05, 7.06, 7.14, 7.19, 7.24-7.33, 7.37, 7.40, 7.44, 7.57, 7.59-7.68, 7.72, 7.94, 13.03。
実施例 9 (86) : 3— (2 - { [3— (4—メチノレフエニル) - 2—プロ ビュル] ォキシ } フエノキシ) 安息香酸
TLC : R f 0.44 (ジクロロメタン:メタノール = 19 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : 8 2.29, 5.02, 7.05, 7.10-7.20, 7.22-7.31, 7.34, 7.43, 7.61,
13.05。
実施例 9 (87) : 3— [2— ( {3— [3— (トリフルォロメチル) フヱ ニル] —2—プロピニル } ォキシ) フエノキシ] 安息香酸
TLC : R f 0.48 (ジクロロメタン:メタノール = 19 : 1) :
NMR (DMSO-d6) : δ 5.07, 7.06, 7.14, 7.18, 7.23-7.33, 7.37, 7.43, 7.54-7.64,
7.64-7.71, 7.75, 13.02。
実施例 9 (88) : { 3 - [5—クロ口一2— ( {3— [4— (トリフルォ ロメチル) フエニル] 一 2—プロピニル } 才キシ) フエノキシ] フエ二ル} 酢酸 - TLC : R f 0.50 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6): δ 3.53, 5.11, 6.78, 6.85-6.90, 6.98, 7.07, 7.23-7.30, 7.36, 7.62, - 7.74, 12.33。
実施例 9 (89) : {3- [2—クロ口— 6— ( { 3 - [4一 (トリフルォ ロメチル) フエニル] 一 2—プロピニル } 才キシ) フエノキシ] フエ二ル} 酢酸
TLC : R f 0.51 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 9 : 1) ;
NMR (DMSO-de) : δ 3.50, 5.12, 6.58, 6.79, 6.90, 7.19, 7.24, 7.28-7.38, 7.59, 7.74, 12.31。
実施例 9 (90) : [3— (2- { [3 - (4, 一メチル一 1, 1, 一ビフ ェニルー 4一ィル) — 2—プロピニル] 才キシ } フエノキシ) フエニル] 酢 酸
TLC : R f 0.47 (クロ口ホルム:メタノーノレ =9 : 1) ;
NMR (CDC13) : δ 2.39, 3.58, 4.95, 6.81-7.07, 7.10-7.20, 7.20-7.31, 7.36-7.55。 実施例 9 (91) : [3— (2- { [3- (3, 一メチル _ 1, 1, ービフ
ェニルー 4一^ fル) 一 2—プロビュル] 才キシ } フエノキシ) フエニル] 酢 酸
TLC : R f 0.40 (クロ口ホルム:メタノール =9 : 1) ;
.NMR (CDC13) : δ 2.41, 3.58, 4.95, 6.83-7.06, 7.10-7.20, 7.20-7.39, 7.41-7.47, 7.48-7.55。
実施例 9 (92) : [3— (2- { [3— (3, —フルオロー 1, 1 ' —ビ フエ二ノレ一 4—ィル) 一2—プロビュル] 才キシ } フエノキシ) フエニル] 酢酸
TLC : R f 0.22 (クロ口ホルム:メタノ一ル= 19 : 1) ;
NMR (CDC13) : δ 3.58, 4.95, 6.82-7.09, 7.10-7.20, 7.20-7.30, 7.30-7.42, 7.41-7.53。
実施例 9 (93) : [3- (2- { [3- (4一メチルフエ二ノレ) 一 2—プ ロビニノレ] ォキシ } フエノキシ) フエ二ノレ] 酢酸
-TLC : R f 0.47 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 1 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 2.29, 3.51, 5.03, 6.70, 6.83, 6.92, 6.97-7.06, 7.12-7.36, 12.32。
実施例 9 (94) : {3— [2— ( {3— [3— (トリフルォロメチル) フ ェニル] — 2—プロピニル } 才キシ) フエノキシ] フエ二ル} 酢酸
TLC : R f 0.49 (ジクロロメタン: メタノ一ル= 19 : 1) ;
NMR (DMSO-de): δ 3.50, 5.08, 6.71, 6.83, 6.92, 6.98-7.09, 7.16-7.27, 7.34, 7.61, 7.67-7.81, 12.31。
実施例 9 (95) : 3ーメチルー 5 - (4—メチル一2— { [3— (4ーメ チルフエニル) 一2—プロビュル] ォキシ } フエノキシ) 安息香酸
TLC : R f 0.33 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 19 : 1) ;
NMR (DMSO-d6): 8 2.27, 2.29, 2.34, 4.99, 6.85, 6.94-7.03, 7.07, 7.13-7.21, 7.26, 7.41, 12.93。
実施例 9 (96) : 3— (2— { [3— (4—クロ口フエニル) 一 2—プロ ビュル] ォキシ } 一 4ーメチルフエノキシ) 一5—メチル安息香酸
TLC : R f 0.35 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 19 : 1 ) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 2.27, 2.34, 5.01, 6.85, 6.95-7.03, 7.06, 7.15, 7.33-7.47, 12.93。
実施例 9 (97) : 3— (2— { [3— (4—メ トキシフエニル) 一 2—プ ロビニル] ォキシ } 一 4—メチルフエノキシ) 一 5—メチル安息香酸
TLC : R f 0.55 (ジクロロメタン:メタノール =9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6): δ 2,27, 2.34, 3.75, 4.97, 6.84, 6.91, 6.96-7.01, 7.04-7.07, 7.15, 7.32, 7.40, 12.92。
- TLC : R f 0.54 (ジクロロメタン:メタノ一ノレ = 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6): 8 2.28, 2.34, 5.00, 6.85, 6.97-7.01, 7.04, 7.15, 7.24, 7.39-7.42, 7.47, 12.91。
実施例 9 (99) : 3— [2- ( {3- [4- (2—ピリジニル) フエ二ノレ] 一 2—プロビュル } ォキシ) フエノキシ] 安息香酸
TLC : R f 0.47 (クロ口ホルム:メタノ一ル= 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6): δ 5.08, 7.07, 7.15, 7.19, 7.24-7.40, 7.41-7.51, 7.62, 7.88, 7.98, 8.09, 8.67, 13.04。
実施例 9 (100) : 3— [2— ( {3— [4— (3—ピリジニル) フエ二 ル] 一 2—プロピニル } ォキシ) フエノキシ] 安息香酸
TLC : R f 0.42 (クロ口ホルム:メタノ一ル= 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6): δ 5.07, 7.07, 7.15, 7.19, 7.24-7.33, 7.37, 7.41-7.53, 7.58-7.65, 7.74, 8.08, 8.58, 8.90, 13.04。
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実施例 9 (1 10) : 3- (2- { [3- (4—クロ口フエ-ル) 一 2—プ ロビニル] ォキシ } フヱノキシ) 一5—メチル安息香酸
TLC : R f 0.57 (ジクロロメタン:メタノーノレ =9 : 1) ;
. NMR (DMSO-d6) : 6 2.276, 5.033, 6.990-7.119, 7.247, 7.312-7.438, 12.916。 実施例 9 (1 1 1) : 3- (2- { [3- (4ークロロフヱニル) _2—プ ロビニル] ォキシ } フエノキシ) 一2—メチル安息香酸
TLC : R f 0.40 (ジクロロメタン:メタノール = 9 : 1) ;
NMR (DMSO-de) : δ 2.423, 5.048, 6.799, 6.878, 6.985, 7.131-7.195, 7.302, 7.384-7.475, 12.936。
実施例 9 (1 1 2) : 3— (2- { [3 - ( 4一クロ口フエニル) - 2—プ ロビニル] ォキシ } —4ーメチルフエノキシ) 安息香酸
TLC : R f 0.47 (ジクロロメタン:メタノール =9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 2.34, 5.01, 6.86, 7.02, 7.11-7.18, 7.25, 7.35-7.45, 7.58, - 13.00。
実施例 9 (1 1 3) : 3— (4—メチノレ _ 2— { [3— (4一メチルフエ二 ル) —2—プロビュル] ォキシ } フヱノキシ) 安息香酸
TLC : R f 0.44 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6): δ 2.286, 2.335, 4.974, 6.848, 7.006, 7.122-7.175, 7.239-7.265, 7.401,7.575, 12.986。
実施例 9 (1 14) : 3—メチルー 5— (2— { [3— (4—メチルフエ二 ル) 一2—プロビュル] ォキシ } フユノキシ) 安息香酸
TLC : R f 0,45 (ジクロロメタン:メタノール =9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 2.28, 2.29, 5.02, 6.99, 7.04, 7.10, 7.11, 7.16, 7,21-7.29, 7.33, 7.43, 12.920
実施例 9 (1 1 5) : 3— [2—クロ口一 6— ( { 3 - [4一 (トリフルォ 口メチル) フエニル] 一 2—プロピニノレ } 才キシ) フエノキシ] —5—メチ
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実施例 9 (1 25) : [3— (2- { [3— (4一クロ口フ -ル) 一 2_ プロビュル] ォキシ } フエノキシ) 一 5—メチルフエニル] 酢酸
TLC : R f 0.45 (ジクロロメタン:メタノール =9 : 1) ;
. NMR (DMSO-de) : δ 2.164, 3.430, 5.036, 6.510, 6.595, 6.275; 6.997, 7.014, 7.164-7.222, 7.303, 7.378-7.450, 12.28。
実施例 9 (1 26) : [3— (2— { [3— (4—クロ口フエニル) 一 2_ プロビュル] ォキシ } 一 4—メチルフエノキシ) フエニル] 酢酸
TLC : R f 0.37 (ジクロロメタン:メタノール =9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : 8 2.317, 3.471, 5.001, 6.658, 6.973-6.932, 7.129, 7.181, 7.383-7.454, 12.11。
実施例 9 (1 27) : [2—メチル一3— (2- { [3— (4—メチルフエ ニル) 一 2—プロピニル] ォキシ } フエノキシ) フエニル] 酢酸
TLC : R f 0.58 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 9 : 1) ;
- NMR (DMSO-d6) : δ 2.139, 2.290, 3.624, 5.043, 6.559, 6.787, 6.923-6.980, 7.023, 7.099-7.187, 7.272-7.304, 12.331。
実施例 9 (128) : [3—メチル一5— (2— { [3— (4一メチルフエ ニル) 一2—プロピニル] ォキシ } フヱノキシ) フエニル] 酢酸
TLC : R f 0.35 (ジクロロメタン: メタノ一ル = 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 2.167, 2.286, 3.435, 5.015, 6.511, 6.597, 6.727, 6.993, 7,006, 7.151-7.315, 12.262。
実施例 9 (1 29) : [3—メチルー 5— (4—メチル一2— { [3— (4 —メチルフエニル) —2—プロビュル] ォキシ } フエノキシ) フエニル] 酢 酸
TLC : R f 0.49 (ジクロロメタン:メタノール =9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 2.156, 2.288, 2.316, 3.418, 4.981, 6.478, 6.560, 6.695, 6.804, 6.896, 7.121, 7.153-7.184, 7.256-7.289, 12.24。
実施例 9 (1 30) : 2, 5—ジメチル— 3— [2— ( {3— [4- (トリ フルォロメチル) フエニル] —2—プロピニル } 才キシ) フエノキシ] 安息
TLC : R f 0.53 (ジクロロメタン: メタノール =9 : 1) ;'
NMR (DMSO-d6) : δ 2.135, 2.368, 5.102, 6.647, 6.855, 6.991, 7.164,
7.300-7.323, 7.598, 7.734, 12.906。
実施例 9 (1 31) : {3—メチル一5— [4—メチルー 2— ( {3— [6 - (トリフルォロメチル) 一 3—ピリジニノレ] —2—プロピニル } 才キシ) フヱノキシ] フエ二ル} 酢酸
TLC : R f 0.30 (クロ口ホルム : メタノ一ル= 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 2.16, 2.33, 3.43, 5.09, 6.51, 6.57, 6.70, 6.83, 6.92, 7.15,
7.91,8.11,8.77, 12.25。
実施例 10 : 3 - [2 - ( { (2 Ε) - 3 - [4一 (トリフルォロメチル) - フエニル] 一 2—プロぺニル } ァミノ) フエノキシ] 安息香酸
(2 Ε) 一 3— [4- (トリフノレオロメチノレ) フエニル] - 2一プロペン — 1一オール (242mg) 、 メチル 3— (2—アミノフエノキシ) ベン ゾエート (243mg) 、 トリフエニルホスフィン ( 1 1 m g) およびモレ キユラーシーブス 4 A ( 200 m g ) を、 アルゴン雰囲気下、 ベンゼン (5 mL) に懸濁した。 懸濁液にチタン (IV) イソプロボキシド (1 50/ L) および酢酸パラジウム (6 mg) を加えて、 3時間還流した。 反応混合物を 室温に冷却後、 1 N塩酸を加えて酢酸ェチルで抽出した。 水層に 1 N水酸化
ナトリゥムを加えてアルカリ性とした後、 もう一度酢酸ェチルで抽出した。 有機層を併せて水および飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸ナトリゥムで乾 燥し、 濃縮した。 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ グラフィー (へ , キサン:酢酸ェチル = 20 : 1) で精製し、 標題化合物のメチル ステル (メ チル 3— [2 - ( { (2 E) - 3 - [4 - (トリフルォロメチル) フエ二 ル] 一 2—プロぺニル } ァミノ) フエノキシ] ベンゾエート) を得た。 実施 例 3で製造した化合物の代わりに標題化合物のメチルエステルを用いて、 実 施例 4と同様の操作に付し、 下記物性値を有する本発明化合物 ( 232 m g ) を得た。
TLC : R f 0.35 (ジクロロメタン:メタノール =19 : 1) ;
NMR (DMSO-de) : δ 3.95, 5.68, 6.41-6.55, 6.56-6.65, 6.75, 6.89, 6.99-7.09,
7.19-7.30, 7.38, 7.47, 7.55, 7.59-7.67, 13.06。
実施例 1 1 : {3- [2- ( { (2Ε) -3- [4- (トリフルォロメチル) -フヱニル] _ 2—プロぺニル } ァミノ) フヱノキシ] フエ二ル} 酢酸
メチル 3一 (2—アミノフエノキシ) ベンゾエートの代わりに、 メチル [3- (2—アミノフエノキシ) フエニル] ァセテ一トを用いて、 実施例 1 0と同様の操作に付し、 下記物性値を有する本発明化合物を得た。
TLC : R f 0.52 (ジクロロメタン:メタノール =9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 3.54, 3.95, 5.55, 6.43-6.66, 6.73, 6.77-6.83, 6.86-6.91, 6.93-7.01, 7.27, 7.58, 7.64, 12.32。
実施例 1 2 : 3― [2— ( ί 3 - 「4— (トリフルォロメチル) フエニル]
2—プロビュル } ァミノ) フエノキシ] 安息香酸
1 - (3—ブロモー 1一プロピン一 1ーィノレ) - 4 - (トリフルォロメチ ル) ベンゼン (1 1 1 mg) 、 メチル 3 - (2—アミノフエノキシ) ベン ゾエート (103mg) および炭酸セシウム (1 79mg) をジメチノレホノレ ムアミド ( 2 m L ) に懸濁し、 80 °Cで 1時間撹拌した。 室温に冷却後、 反 応混合物に水を加えて酢酸ェチルで抽出した。 有機層にへキサンを加えて水 および飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸ナトリゥムで乾燥し、 濃縮した。 得られた残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル =4 : 1)で精製し、標題化合物のメチルエステル(メチル 3— [ 2— ( { 3 一 [4- (トリフルォロメチル) フエニル] —2—プロピニル } ァミノ) フ エノキシ] ベンゾェート) を得た。 実施例 3で製造した化合物の代わりに標 題化合^のメチルエステルを用いて、 実施例 4と同様の操作に付し、 下記物 性値を有する本発明化合物 (19mg) を得た。
TLC : R f 0.30 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 19 : 1) ;
NMR (DMSO-d6): δ 4.20, 5.84, 6.69, 6.90, 6.97, 7.13, 7.17-7.26, 7.33-7.39, 7.45, 7.54, 7.62, 7.69, 13.03。
実施例 1 3 : 3— [2— ( { (2 Ε) 一 3— [4一 (トリフルォロメチル) フエニル] —2—プロぺノィル} ァミノ) フエノキシ] 安息香酸
(2 E) 一 3— [4— (トリフルォロメチル) フエ ル] 一 2—プロペン 酸 (324mg) およぴメチル 3— (2—アミノフエノキシ) ベンゾエー ト (364mg) のジメチルホルムアミ ド (3mL) 溶液に、 トリェチルァ ミン (0.25mL) を加えた。 氷冷下、 反応混合物に 1一ェチル— 3— [3— (ジ メチルァミノ) プロピル] カルポジィミ ド 塩酸塩 ( 345 m g ) および 1' -ヒドロキシベンゾトリァゾール (243mg) を加えた。 反応混合液を室 温で 5時間撹拌し、 水を加え、 混合溶媒 (酢酸ェチル: n—へキ.サン = 1 : 1) で抽出した。 得られた有機層を 2 N塩酸、 水、 飽和炭酸水素'ナトリウム 水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥し、 濃 縮した。 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (n—へキサ ン:酢酸ェチル =9 : 1) で精製し、 標題化合物のメチルエステル (メチル 3 - [2— ( { (2 E) —3— [4— (トリフルォロメチル) フエニル] ― 2—プロぺノィル} ァミノ) フエノキシ] ベンゾエート) を得た。 実施例 3 で製造した化合物の代わりに標題化合物のメチルエステルを用いて、 実施例 4と同様の操作に付し、 下記物性値を有する本発明化合物 (45mg) を得 た。
TLC : R f 0.50 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6) : δ 6.99, 7.15, 7.22, 7.23, 7.30, 7.48, 7.52, 7.61, 7.68-7.74, 7.79, 8.25,9.81, 13.13。
実施例 14 : {3- [2- ( { (2Ε) -3- [4- (トリフノレオロメチノレ) フエニル] —2—プロぺノィル} ァミノ) フエノキシ] フエ二ル} 酢酸
メチル 3― (2—アミノフエノキシ) ベンゾエートの代わりに、 メチル [3- (2—アミノフエノキシ) フエニル] アセテートを用いて、 実施例 1 3と同様の操作に付し、 下記物性値を有する本発明化合物を得た。
TLC : R f 0.55 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 9 : 1) ;.
NMR (DMSO-de) : δ 3.57, 6.86, 6.91, 6.99, 7.02-7.18, 7.30, 7.33, 7.62, 7.78, 7.82, 8.25, 9.78, 12.34。
実施例 1 5 : 3 - [2 - ( { 3 - [4— (トリフノレオロメチル) フエニル] _ 2—プロピノィル } ァミノ) フエノキシ] 安息香酸 ' '
3— [4— (トリフノレオロメチノレ) フエ二ノレ] - 2—プロピン酸 (86 m g) のテトラヒ ドロフラン (lmL) 溶液に、 氷冷下、 ォキザリルクロライ ド (44 L) およびジメチルホルムアミド (1滴) を滴下し、 室温で 2時 間撹拌した。 反応混合液を濃縮し、 得られた残渣を塩化メチレン (0.4mL) に溶解した (溶液 1 ) 。 メチル 3 - (2—アミノフエノキシ) ベンゾエー ト (89mg) およぴトリエチルァミン (O.lmL) の塩化メチレン (0.4m U 溶液に、 溶液 1を氷冷下滴下した。 反応混合液を室温で 3時間撹拌し、 氷冷 下、 水を加えて反応を停止した。 反応混合液を酢酸ェチルで抽出した。 有機 層を 2 N塩酸、 水および飽和炭酸水素ナトリゥム水溶液で順次洗浄し、 無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、 濃縮した。 得られた残渣をシリカゲルカラムク 口マトグラフィー (n—へキサン:酢酸ェチル = 9 : 1) で精製し、 メチル 3— [2- ( { (2 Z) — 3—クロロー 3— [4— (トリフルォロメチル) フエニル] 一 2一プロぺノィル} ァミノ) フエノキシ]ベンゾェ'ートを得た。 実施例 3で製造した化合物の代わりに先で得られたメチルエステルを用いて、 実施例 4と同様の操作に付し、 下記の物性値を有する本発明化合物 (65 m g) を得た。
TLC: R f 0.43 (ジクロロメタン:メタノ一ル= 9 : 1) ;
NMR (DMSO-d6): δ 6.97-7.02, 7.19-7.25, 7.28, 7.45-7.47, 7.51, 7.70, 7.78-7.86, 10.61, 13.10。
生物学的実施例:
一般式 (I) で示される本発明化合物が、 P PARァゴニ^ト活性を有す ることは以下の実験で証明された。
P PARァゴニスト活性の測定:
(1) ヒ ト P PARを用いたルシフェラーゼアツセィの材料の調製
本発明の測定法は以下の如く本発明化合物を評価するために測定精度の向 上および測定感度の改良を加えたものである。
すなわち、 チミジンキナーゼ (TK) プロモーター支配下にルシフェラー ゼ遺伝子が発現するべクターを作成する目的で、 PicaGene Basic Vector 2 (商品 名、 東洋ィンキ社、 カタログ No.309-04821) からルシフェラーゼ構造遺伝子 を切り出し、 TKプロモーターをもつ p TKjS (クロンテック社、 カタログ No. 6179-1) から、 必要最小のプロモーター活性として、 TKプロモーター (-105/+51)支配下のルシフェラーゼ遺伝子発現べクタ一 pTK-Luc.を作成した。 TKプロモーター上流に、 酵母の基本転写因子である Gal4蛋白の応答配列、 UASを 4回繰り返したェンハンサー配列を揷入し、 4XUAS-TK-LUC.を構築 し、 レポーター遺伝子とした。 以下に用いたェンハンサー配列 (配列番号 1)
を示す。
配列番号 1 : Gal4蛋白応答配列を繰り返したェンハンサー配列
5,-T (CGACGGAGTACTGTCCTCCG) X4AGCT-3' . 酵母 Gal4蛋白の DNA結合領域のカルボキシル末端に、 核内受容体ヒト P PAR 、 γまたは δのリガンド結合領域を融合させた、 キメラ受容体蛋白 を発現するべクターを以下のように作成した。すなわち、 PicaGene Basic Vector 2 (商品名、東洋ィンキ社、 カタログ No.309-04821) を基本発現べクターとし て、 プロモーター .ェンハンサー領域はそのままに、 構造遺伝子をキメラ受 容体蛋白のそれに交換した。
Gal4蛋白の DNA結合領域、 1番目から 147番目までのアミノ酸配列を コードする DNA下流に、 ヒ ト PPARa、 yまたは δのリガンド結合領域 をコードする DNAが、フレームが合うように融合して、 PicaGen0 Basic Vector 2のプロモーター'ェンハンサー領域下流に揷入した。 この際、 発現したキメ -ラ蛋白が核内に局在すべく、 ヒ ト PPARひ、 γまたは δのリガンド結合領 域のアミノ末端には、 SV40 T-antigen由来の核移行シグナル、 Ala Pro Lys Lys LysArgLvsValGlyを配し、 一方、 カルポキシ末端には発現蛋白質の検出用に ェピトープタグシークェンスとして、 ィンフノレエンザのへマグルチニンェピ トープ、 Tyr Pro Tyr Asp Val Pro Asp Tyr Alaと翻訳停止コドンを順に配するよ うな DN A配列とした。
ヒ ト PPARa、 yまたは δのリガンド結合領域として用いた構造遺伝子 部分は、 R. Mukherjeeら (J. Steroid Biochem. Mol. Biol., 51, 157 (1994)参照) 、 M. E. Greenら(Gene Expr., 4, 281 (1995)参照)、 A. Elbrechtら(Biochem. Biophys. Res. Commun., 224, 431 (1996)参照または A. Schmidtら (Mol. Endocrinol., 6, 1634(1992)参照) に記載された、 ヒ ト P P ARの構造比較から、
ヒ ト PPARaリガンド結合領域: Ser167-Tyr468
ヒ ト PPAR リガンド結合領域: Ser176-Tyr478
ヒ ト PPAR Sリガンド結合領域: Ser139-Tyr441
(ヒ ト PPARy l、 ヒト P PART/ 2では Ser204-Tyr506に相 し、 全く同じ 塩基配列である。 ) をコードする DNAを使用した。 また、 基本転写に対す . る影響をモニターすべく、 P PARリガンド結合領域を欠失した Gal4蛋白の DNA結合領域、 1番目から 147番目までのアミノ酸配列のみをコードす る DNAを有する発現ベクターも併せて調整した。
(2) ヒト P PAR CK、 《yまたは δを用いたルシフェラーゼアツセィ 宿主細胞として用いた CV-1細胞は常法に従って培養した。 すなわち、 ダル べッコ改変イーグル培地 (DMEM) に牛胎児血清 (GIBCOBRL社、 カタ口 グ No.26140-061) を終濃度 10 %になるように添カ卩し、 さらに終濃度 50 U Zm 1のぺニシリン Gと 50 At g/m 1の硫酸ストレプトマイシンを加えた 培地にて、 5%炭酸ガス中、 37 °Cで培養した。
レポーター遺伝子、 Gal4-PPAR発現ベクターの両 DNAを、宿主細胞内へ導 -入するトランスフエクションに際し、 細胞を予め 1 O cm dish に 2 X 106 cells播種しておき、 血清を含まない培地で一回洗浄操作を施した後、 同培地 10mlを加えた。 レポーター遺伝子 10 g、 Gal4-PPA 発現ベクター 0.5 μ gと LipofectAMINE (商品名、 GIBCOBRL社、 カタログ No.18324-012) 5 0 μ 1をよく混和し、 上記培養 dishに添加した。 37 °Cで培養を 5〜 6時間 続け、 10mlの透析牛胎児血清 (GIBCO BRL社、 カタ口グ No.26300-061) 20%を含む培地を加えた。 37 °Cで一晩培養した後、 細胞をトリプシン処 理によつて分散させ、 8000cells/100 μ 1 DMEM-10%透析血清/ well の細胞密度 で 96穴プレートに再播種し、 数時間培養し細胞が付着したとき、 検定濃度 の 2倍濃度を含む本発明化合物の DMEM-10%透析血清溶液 100 μ 1を添カロ した。 37 °Cで 42時間培養し、 細胞を溶解させ、 常法に従ってルシフェラ ーゼ活性を測定した。
Carbacyclinは P P A R δを活性ィヒするが、 30 μ Μ終濃度における転写活
性化度 (Fold Increase) を 1としてこの値に対する相対値として表記すると、 実施例 9 (47) で製造した化合物の PPAR 3転写活性化は表 1の通りで める。
表 1 '
その結果、 本発明化合物は、 P P AR δに対して優れたァゴニスト活性を 示した。
血中コレステロールおよび血中脂質低下作用:
7週齢の雄性マウス (C 57 B LZ6 NC r j ) に高コレステロール飼料 (5.5%ピーナツ油、 1.5%コレステロール、 0.5%コール酸を混合した CRF-1 固形飼料、 オリエンタルバイオサービス) を 6日間負荷後、 絶食下ラットの 体重を測定し、次の各種パラメーター濃度を測定した。測定項目は、 LDL、 HDL、 TG値、 NEFA、 TC値である。 T C濃度に基づいて 1群 5匹ず つ割り付け、 他のパラメーターの平均値に偏りが生じないように群分けを行 なった。 翌日から 6日間連続で毎日一回化合物を媒体 (0.5%メチルセルロー ス水溶液) に懸濁させて強制経口投与するとともに高コレステロール飼料の 負荷を継続した。 最終投与終了日の翌日 (投与) 開始後 7日目) 、 血中脂質 (TG、 HDL、 LDL、 NEFA、 TC値) を測定した。
媒体投与群の値を 100 %として相対値として表記すると、 実施例 9 ( 4 7) で製造した化合物の HDL上昇作用、 LDL低下作用は表 2の通りであ る。
表 2
その結果、 本発明化合物は用量に応じて HDLを上昇させ、 また LDLを 低下させたので、 高脂血症治療剤として有用である。
製剤例 1 :
以下の各成分を常法により混合した後打錠して、 一錠中に 50m gの活性 成分を含有する錠剤 1万錠を得た。
. {3— [2— ( { [ビス (4—メチルフエニル) メチレン] アミノ} ォキ シ) エトキシ] フエ二ル} 酢酸 · · · 500 g
•カルボキシメチルセルロースカルシウム (崩壊剤) · · · 20 g
'ステアリン酸マグネシウム (潤滑剤) · · · 10 g
•微結晶セルロース · · · 470 g 製剤例 2 :
以下の各成分を常法により混合した後、 溶液を常法により滅菌し、 5m l ずつアンプルに充填し、 常法により凍結乾燥し、 1ァンプル中 20 m gの活 性成分を含有するァンプル 1万本を得た。
• { 3 - [2— ( { [ビス (4一メチルフエニル) メチレン] ァミノ) ォキ シ) エトキシ] フエ二ル} 酢酸 · · · 200 g
•マンニトール · · - 2000 g
•蒸留水 · · · 50 L 産業上の利用可能性
一般式 (I) で示される本発明化合物、 その塩またはその溶媒和物、 また はそのプロドラッグは、 PPAR δァゴニスト作用を有しており、 例えば、
HDLコレステロール上昇作用、 LDLクリアランス増加作用、 脂質、 特に コレステロールの搬出促進作用、 脂質の逆転送促進作用ゃコレステロール生 合成阻害作用を有していることから、 例えば、 糖'脂質代龠す異常疾患 (例え ば、 糖尿病、 高脂血症 (高コレステロール血症、 低 HDL血症'、 高 LDL血 症、 高 TG血症等) 、 動脈硬化症、 心血管疾患、 肥満症、 メタボリックシン ドローム等) 、 高血圧、 循環器系疾患、 皮膚炎症性疾患等の予防および Zま たは治療剤として有用である。