WO2004107071A1

WO2004107071A1 - 異常処理システム

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Publication number: WO2004107071A1
Application number: PCT/JP2004/007416
Authority: WO
Inventors: Yasuhiro Ban; Nobuaki Murabayasi; Wataru Uchiyama
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2003-05-29
Filing date: 2004-05-24
Publication date: 2004-12-09
Also published as: US20070118638A1; CN1799012B; US8019571B2; KR20060004697A; CN1799012A; JPWO2004107071A1

Abstract

本発明は、機器の異常情報をユーザに分かりやすく示し、利便性を向させる異常報知のためのシステム、装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。このために、家電機器などの機器に異常が発生すると、異常を表わす異常情報を情報端末を介してサーバへ送信し、サーバからの返信に基づいて異常の内容などを情報端末で表示する。また、異常が解消されると、異常の表示を消去したり、異常が解消したことを知らせる画面表示などを行なうようにする。

Description

明細書異常処理システム技術分野 . - 本発明は、家電製品や設備機器を含む機器と通信して機器の異常を処理する情報端末、そのような情報端末と通信するサーバ装置、そのような情報端末とサーバ装置からなる異常報知システム、異常を処理する方法、及ぴ、異常を処理するプログラムに関する。背景技術

近年、家電機器を宅内ネットワークで接続し、ゲートウェイ装置を介し宅内ネットワークとインターネットを接続するシステムが提案されてきている。宅内ネットワークの通信媒体には IEEE802. lib等を用いた •無線 L A N ( L o c a l A r e a N e t w o r k )、Bluetooth( R )、電灯線、特定小電力無線などが利用されている。そして、宅内の機器の状態を屋外のパーソナルコンピュータや携帯電話で確認したり制御したりすることが可能となっている。

また、例えば、日本国における出願公開である特開 2 0 0 1 - 1 9 5 1 2 4号公報に開示されているように、機器の故障や情報などのィベントを表示するためのシステムにおいては、新たなィベントを表示したり、重要度の高いイベントを優先して表示したりすることが行われている。また、故障監視装置として、イベントが発生した時に、ユーザの存在有無及び重要度を元にして、通報の手段として画面表示以外に携帯電話 · メール、スピーカ等へ通知することが行われている。発明の開示

しかしながら、前記従来の技術では、重要度の高いイベントに対して異常報知方法を変更して目立ちやすい形で知らせることは可能となるが監視装置,に予め設定された異常内容しか報知できない。また設定内容を変更するためには専門知識を必要とするので、いわゆるネット家電（ネットワークに接続可能な家電製品）のような家庭用システムではユーザもしくはサービスマン等が対応して行うことになり労力とコストがかかつてしまう。また、汎用システムのようにデータ記憶手段が大量にあるシステムでない家庭用システムの場合、データ記憶手段に制限があり、多くの異常情報に対する対処方法を全て搭載することはコスト的にも物理的にも困難である。また、連絡先や対応部品等が変更され、その対処方法が変更された場合では対応が困難となるという課題があった。

また、家庭用システムなどの場合、ユーザの使い方の間違いや状態などによって軽裱な機器異常が発生する場合があるが、そのような異常は状況を改善すればすぐに異常解除されるが、従来の構成では、異常状態が解除されても異常が表示されたままになり、あるいは、異常が報知されたままの状態になり、ユーザは異常が改善されたかどうか分からず不安になるという問題もある。 '

例えば、ガス機器たとえばガスメータ、ガス給湯器、ガステーブル、 'ガス温水暖房機、ガス乾燥機、ガスエアコンなどと連携する家庭用システムの場合、ガス異常という内容の性質上、ユーザは安全性を十分確認 • してガス使用の復帰を行う必要があるが、従来の構成では、異常状態は報知され確認できるが、異常状態が解除されても異常の表示や報知がされたままの状態になり、ユーザは異常が改善され、安全に使用できるかが分からず不安になるという問題がある。本発明は、前記従来の課題を解決するもので、家電製品や設備機器で発生する異常の異常内容と対処方法をユーザにとって利便性が高くなるように提俱できるようにすると共に、提供する異常情報の内容や対処方法を容易に変更可能とし、 'また、異常を報知した前記機器よりリセット情報の報知を受けた場合、異常表示画面を消去したり、異常解除表示を行ったりすることにより、ユーザに異常解除を分かりやすくすることを目的とする。

前記従来の課題を解決するために、本発明では、家電機器または設備機器などを含む機器と通信し前記機器を管理 ·制御する情報端末を備え、前記情報端末は通信網を介してサーバと通信し前記家電機器または設備機器で発生した異常情報を報知するシステムにおいて、機器で異常が発生した場合、情報端末を介して異常情報をサーバへ報知し、サーバは前記異常情報より異常の内容と対処方法を情報端末へ送信し、前記送信された異常内容と対処方法を情報端末の表示部で表示させるようにする。これによつて、機器で発生した異常情報を、サーバで判断し、異常の内容と対処方法を送信するので、多くの機器に対応した詳細な対処方法をユーザに提供できるようになり、異常情報の設定変更や対処方法の変更がサーバを変更するだけでできるようになる。

また、前記従来の課題を解決するために、本発明では、家電機器または設備機器などを含む機器で異常が発生し情報端末に異常を報知すると前記異常内容を示す表示画面がポップアップ表示し、前記異常を報知した家電機器または設備機器よりリセット情報が情報端末に報知されると前記ポップアップ画面を消去し、あるいは、異常から復帰したことを示すようにする。

これによつて、異常を報知した機器よりリセット情報が情報端末に報知されると、ポップアップ表示画面を消去し、あるいは、異常からの復帰を示すことで、ユーザに異常解除を分かりやすくし利便性を向上させる。

結果として、本発明によれば、家電機器や設備機器などの機器で発生した異常情報をサーバで判断し、異常の.内容又は/及び対処方法が返信されるので、多くの機器に対応することができ、また、機器の新規導入や機器の制御プログラムの更新が行なわれても、サーバを変更することで対応できる。 .

また、機器で発生した異常情報に対応する異常の內容又は/及び対処方法をポップアップ表示し、機器の異常が解消した場合に、ポップァップ表示が消去され、あるいは、異常からの復帰が示されるので、ユーザに異常が解除されたことを分かりやすく提示することができ、異常の報知について利便性を向上させることができる。図面の簡単な説明

図 1 は、本発明の実施形態 1 に係る異常処理システムの概要図であ'る。図 2 は、本発明の実施形態 1 に係る異常処理システムの動作のシーケンス図である。

図 3 は、異常情報の一例図である。

図 4は、異常情報の一例図である。

図 5 は、本発明の実施形態 1 に係る情報端末の機能ブロック図である。図 6 は、異常情報に対する返信の一例図である。.

図 7 は、機器の情報を格納する表の一例図である。

図 8 は、報知の一例図である。

図 9 は、本発明の実施形態 1 に係る情報端末の処理の流れ図である。図 1 0は、本発明の実施形態 1 に係るサーバ装置の機能プロック図である。図 1 1 は、異常情報に対する異^の内容又は及び対処方法を格納する

• 表の一例図である。

図 1 2は、' 異常情報に対する異常の内容又は及び対処方法を格納する表の一例図である。

図 1 3 は、本発明の実施形態 1 に係るサーバ装置の処理の流れ図である。

図 1 4は、本発明の実施形態 2 に係るサーバ装置の機能プロック図である。

図 1 5 は、報知を実行させるかどうかの情報を格納した表の一例図である。

図 1 6 は、返信される報知非実行命令の一例図である。

図 1 7は、本発明の実施形態 2 に係るサーバ装置の処理の流れ図である。

図 1 8 は、本発明の実施形態 3 に係る情報端末の外観の概念図である。図 1 9 は、本発明の実施形態 3 に係る情報端末の処理のシーケンス図である。

図 2 0は、本発明の実施形態 3 に係る情報端末の機能ブ口ック図である。

図 2 1 は、ポップアップ表示の一例図である。

図 2 2 は、ポップアップ表示のためのウィンドウの識別子を管理するための表の一例図で'ある。

図 2 3 は、リセット情報の一例図である。

図 2 4 は、本発明の実施形態 3 に係る情報端末の処理の流れ図である。図 2 5 は、本発明の実施形態 4 に係る情報端末の機能プロック図である。

図 2 6 は、異常復帰情報の表示の一例図である。図 2 7 は、本発明の実施形態 4 に係る情報端末の処理の流れ図である。図 2 8は、本発明の実施形態 5 に係る処理のシーケンス図である。図 2 9 は、本発明の実施形態 5 に係る情報端末の機能プロック図である

図 3 0 は、本発明の実施形態 5 に係る情報端末の機能プロック図である。

図 3 1 は、本発明の実施形態 5 に係る処理のシーケンス図である。図 3 2は、ポップアツプ表示の一例図'である。

図 3 3 は、変更されたポップアップ表示の一例図である。

図 3 4は、所定時間経遍した場合の表示の一例図である。

図 3 5 は、本発明の実施形態 5 に係る情報端末の処理の流れ図である。図 3 6 は、本発明の実施形態 5 に係る情報端末の処理の流れ図である。図 3 7 は、本発明の実施形態 6 に係る情報端末の機能ブロック図であ図 3 8 は、異常復帰情報の表示の一例図である。

図 3 9 は、本発.明の実施形態 6 に係る情報端末の処理の流れ図である。図 4 0は、本発明の実施形態 7 に係る処理のシーケンス図である。図 4 1 は、復帰命令の一例の一例図である。

図 4 2は、本発明の実施形態 7 に係る情報端末の機能ブロック図である。

4 3 は、本発明の実施形態 7 に係る情報端末の処理の流れ図である。図 44 44はは、本発明の実施形態 9 に係る情報端末の機能プロック図である

図 4 5 は、本発明の実施例における異常報知方法、異常報知システム、異常報知装置を利用したネットワークシステムの構成図である。

図 4 6 は、本発明の実施例の情報端末と家電機器のブロック図である。図 4 7 は、本発明の実施例の情報端末と家電機器の機能を示すプ口ック図である。

図 4 8 は、本発明の実施例の家電機器（洗濯機）の機能を示すブロック図である。

図 4 9 は、本発明の実施例のサーバを示すプロック図である。

図 5 0 は、本発明の実施例のサーバの機能を示十ブロック図である。図 5 1 は、本発明の実施例の制御方法を示す流れ図である。

図 5 2 は、本発明の実施例における常情報報知画面の一例を示す図である。

図 5 3 は、本発明の実施例における異常報知システム、異常報知装置を利用したネット家電システムの構成図である。

図 5 4 は、本発明の実施例の情報端末、家電機器のプロック図である。図 5 5 は、本発明の実施例の情報端末、家電機器の機能を示すプロック図である。

図 5 6 は、本発明の実施例の家電機器（洗濯機）の機能を示すプロック図である。

図 5 7 は、本発明の実施例のサーバを示すプロック図である。

図 5 8 は、本発明の実施例のサーバの機能を示すプロック図である。図 5 9 は、本 ¾明の実'施例の異常表示 · 解除機能の動作を示す流れ図である。

図 6 0 は、本発明の実施例における異常情報表示画面の一例を示す図である。

図 6 1 は、本発明の実施例におけるポップアップ異常画面を消去した画面の一例を示す図である。

図 6 2 は、本発明の実施例における情報端末で管理する異常履歴一覧の一例を示す図である。図 6 3 は、本発明の実施例におけるガス異常報知システムの構成図である。 …

図 6 4 は、本発明の実施例の情報端末装置、ガスメータ、家電製品のブロック構成図である。

図 6 5 は、本発明の実施例の情報.端末装置の機能を示すプロック構成図である。

図 6 6 は、本発明の実施例の情報処理サーバ装置を示すブロック構成図である。

図 6 7 は、本発明の実施例の情報処理サーバ装置の機能を示すプロック構成図である。

図 6 8 は、本発明の実施例のガス異常表示 · ガス異常解除の動作を示す流れ図である。

図 6 9 は、本発明の実施例のガス異常表示画面とガス異常解除画面の一例図である。

図 7 0 は、本発明の実施例のガス異常表示 · ガス異常解除の動作を示す流れ図である。

図 7 1 は、本発明の実施例のガス異常解除の動作を示す流れ図である。図 7 2 は、本発明の実施例におけるガス異常表示時の情報端末の動作を示す流れ図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明を実施するための最良の形態について、実施形態及ぴ実施例として、図を参照しながら説明を行う。なお、本発明は、これら実施形態及び実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。

(実施形態 1 ) 図 1 は、本発明の実施形態 1 に係る異常処理システムの概要を例示する。異常処理システムは、情報端末 5 0 0 とサーバ装置 1 0 0 0 とからなる。情報端末 5 0 0 は、機器 1 0 0 と通信して機器 1 0 0 の異常を示す情報である異常情報を受信し処理をするため端末である。また、サーパ装置 1 0 0 0 は、前記情報端末を介して異常情報を受信し異常情報に基づく処理を前記情報端末に実行させる装置である。

なお、本発明における「機器」の概念は、家電機器又は設備機器を含む概念である。家電機器や設備機器の例としては、洗濯機、電子レンジ、給湯器やそのリモコン、冷蔵庫、エアコン、給湯器、温水利用システム、乾燥機、食器洗い機、食器乾燥機、掃除機、ガステプル、 I H ( I n d u c t i o n H e a t e r ) 機器、炊飯器、温水洗.浄便座、電子錠、各種セキュリティセンサ（人間センサ、防犯センサ）、ホームサーバ、テレビ受像機、ビデオ機器、 D V D (D i g i t a 1 V. e r s a t i 1 e D i s c ) 機器、パーソナルコンピュータ、 P D A ( P e r s o n a 1 D g i t a l . A s s i s t a n t )、エレベータ、エスカレータ、換気装置、熱交換機、コジェネレーション発電機、厨房設備、などがある。

本発明においては、サーバ装置と情報端末と、また、情報端末と機器と、は通信が可能である。例えば、サーバ装置と情報端末との間には、インターネットに代表される通信網があり、情報端末は、電話回線や光ファイバ回線により通信網に接続されているとする。また、情報端末と機器とは、例えば、無線 L ANを用いた通信や、特定小電力無線、電灯線などを用いた通信（例えば、 E C H O N E T ( R )) により、通信が可能である。

なお、図 1 では、情報端末と機器とが一対一に対応しているように見えるが、通常は、一台の情報端末は、複数の機器と通信が可能である。また、サーバ装置と情報端末とは一対一に対応している必要はなく、一台のサ"パ装置に複数台の情報端末が通信可能とな.つていてもよいし、一台に情報端末が複数台のサーバ装置と通信可能となっていてもよい。例えば、機器のメーカーごとにサーバ装置が用意されャおり、情報端末は、異常情報を送信した機器のメーカーに対応したサーバ装置へ異常情報を送信するようになっていてもよい。

(実施形態 1 ：システム全体の動作）

図 2 は、本発明の実施形態 1 に係る異常処理システムの動作を説明するシーケンス図である。例えば、 .ステップ S 2 0 1 において機器 1 0 0 に異常が ¾生したと仮定し、その異常を示す異常情報が情報端末 5 0 0 へ送信'されたとする。

図- 3 は、異常情報を例示してい'る。図 3 においては、 XM L ( e X t e n s i b l e M a r k u p L a n g a u a g e ) の. g己法を用レヽて異常情報が示されている。ただし、異常情報は任意の形式で表現することが可能であり、 XMLを用いて表現することは一例に過ぎない。図 3 に例示される異常情報は、 A B産業が製造した機器であり、 AH— 5 4 2 — Pの型番を持ちパージヨン番号が 1 . 5 5でありシリアル番号が 1 0 5 5 7 4の機器に 7 4 8 F E 7 C 5 で示.される異常が発生したことを表わしている。なお、パージヨン番号は、例えば、機器を制御するプログラム（機器によっては、「ファームウェア」と呼ばれることがある）のパージヨンを示していてもよい。もし、バージョン番号がプログラムのパージヨンであれば、機器という物理的な存在は、メーカー名、型番、シリアル番号で特定されることになる。

異常情報を受信した情報端末は、ステップ S 2 0 2 において、サーバ装置 1 0 0 0へ向けて異常情報を送信する（異常情報送信ステップ）。なお、情報端末が受信した異常情報と情報端末が送信する異常情報とは同じであってもよいし、加工がされたものであってもよい。

図 4は、情報端末がサーバ装置へ向けて送信する異常情報を例示する。この例では、送信される異常情報は、情報端末が受信した異常情報とは異なっている。すなわち、情報端末が受信した異常情報に「<言語 > J P < Z言語 > <端末 I D > 1 2 0 2 4 0 2 0 7 く /端末 I D >」：が追加されている。「 J P」は、返信の内容が日本語で表記されるべきことを表わしている。言語を指定す ¾ ことにより、全世界で本発明が利用可能となる。「 1 2 0 2 4 0 2 0 7」は情報端末の識別番号である。情報^末の識別番号を付加する—ことにより、どの情報端末が設置された場所に存在する機器に異常が発生したかをサーバ装置側等で知ることができる。ステップ S 2 0 2 においては、送信された異常情報をサーバ装置が受信する（異常情報サーバ受信ステップ）。

異常情報を受信したサーバ装置は、ステップ S 2 0 3 において、受信した異常情報に基づいて異常の内容又は //及び対処方法を情報端末に対して返信する（返信ステップ）。情報端末は、この返信に基づいて、異常の内容又は及び対処方法を報知する（報知ステップ.）。

(実施形態 1 ：情報端末の構成），

図 5 は、本実施形態に係る情報端末の機能ブロック図を例示する。情報端末 5 0 0 は、異常情報端末送信部 5 0 1 と、返信受信部 5 0 2 と、報知部 5 0 3 と、を有している。

なお、本実施形態に係る情報端末は、ハードウヱァ、プログラム（ソフトウエア）、ハードウェアとプログラム—の两者、のいずれかによつて構成することが可能である。例えば、情報端末を実現する一例として、計算機を利用する場合には、 C P U、メモリ、パス、インターフェース、周辺装置などから構成されるハードウェアと、これらのハードウェア上にて実行可能なプログラムを挙げることができる。また、そのようなプログラムを媒体に記録することもできる。

「異常情報端末送信部」 5 0 1 は、受信した異常情報をサーバ装置に対して送信する。上述したように送信される異常情報は、受信した真常情報と同じであってもよいし、加工がされたものであってもよい。異常情報の送信は、 H T T P (H y p e r T e x t T r a n s f e r P r o t o c o l ) や S MT P ( S i m p l e M a i l T r a n s f e r P r o t o c o 1 ) のような既存のプロトコルを用いて行なわれてもよレヽし、独自のプロトコルであってもよい。

「返信受信部」 5 0 2 は、送信した異常情報に対する返信をサーバ装置から受信する。例えば、 H T T Pの返信として得るようになつていてもよいし、独自のプロトコルを用いてもよい。

図 6 は、送信した異常情報に対する返信の例を示す。最初の部分にどの機器で発生した異常情報に対する返信であるかを示すために、機器を特定するためのメーカー名、型番、シリアル番号が配置され、また、異常番号も配置され、その後に、異常の内容、対処方法の一方または両方を示す文字列が「く説明 >」と「く /説明 > j との間に配置されている。

「報知部」 5 0 3 は、返信に基づいて異常の内容、対処方法の一方または両方を報知する。「報知する」とは、周囲の人間に知らせることである。例えば、ディスプレイなどが利用可能であれば表示を行い、スピー力などが利用可能であれば、音声によって知らせる。なお、報知部は、図 6 に例示された返信の「<説明 >」と「く /説明 >」との間の文字列を表示などしてもよいが、これでは、機器が複数存在する場合に、どの機器についての表示などであるかが不明になる虞がある。そこで、機器のメーカー名、型番、シリアル番号と、機器の設置場所などを関連付けて保持しておき、返信に含まれる機器のメーカー名、型番、シリアル番号などから機器の設置場所などを取得して表示などしてもよい。図 7 は、機器のメーカー名、型番、シリアル番号と、機器の設置場所などを表わす機器の説明とを関連付けた表を例示する。報知部は、返信に含まれるメーカー名、型番、シリアル番号から、図 7 の表などを参照して、「く説明 >」と「くノ説明 >」との間の文字列とともに、機器の説明を表示してもよい。

図 8 は、報知部 5 0 3 による報知の例である。この例では、ディスプレイにより報知が行なわれている。図 6 に例示された返信の受信と図 7 に例示された表の参照とにより、台所の冷蔵庫に異常が発生したことが判明するので、「台所の冷蔵庫に異常が発生しました」という表示がされ- 次の行に「く説明 >」と「く /説明 >」との間の文字列が表示されている。 '

このよう.に、報知部による報知においては、サーバ装置から受信した情報と、情報端末で保持している情報と、を合成して表示など行ってもよい。情報端末で保持する情報としては、例えば、画面表示の背景の画像、人の注意を引くためにサーバ装置から受信した情報とともに表示する文字列に関するフォントの情報、アイコンの画像などがある。また、回線などの障害により、サーバ装置と通信ができない場合に表示する文字列あるいは画像を保持していてもよい。このようにサーバ装置から送られた情報と、情報端末で保持する情報とを分けることにより、情報端末で保持するのに必要な情報の量を減少させることができ、情報端末に多くの記憶領域を必要としないようにすることができる。

なお、情報端末で保持するべき情報は、更新される情報と更新されない情報と.に分類される。更新される情報とは、サーバ装置など情報端末の外部から導入可能な情報である。例えば、サーバ装置からダウンロードできるプログラムなどの情報である。あるいは、背景などとして表示するべき画像情報、メニューを表示するためのメニュー情報、機器などの制御を行う制御シーケンス情報も、更新される情報の例である。これらの情報は、書き換え可能なメモリ領域に格納される。一方、構成されない情報とは、情報端末の外部から導入できない情報である。例えば、情報端末が最初から備えているべき情報やプログラムや、機器動作のための基本的なプログラムなどがある。これらは、書き換えが不可能なメモリ領域や、書き換えが可能な領域であっても、情報端末に電源が供給されなくなっても揮発しないメモリ領域に格納される。例えば、 R O M ( R e a d O n l y M e m o r y )、フラッシュメモリなどに格納される。

なお、図 7 の返信においては、「く異常番号 >」と「く /異常番号 > J ではさまれる異常番号が含まれているが、情報端末は、機器ごとに、異常番号と「 <説明. >」と「く /説明 >」との間の文字列とを関連付けて記,憶することにより、サーバ装置と通信ができないなどの場合に備えることができる。すなわち、サーバ装置と通信ができない場合には、もし、異常番号と文字列とが記憶されていれば、その記憶に基づいて、異常の内容、対処方法の一方または两方を表示することが可能となる。

(実施形態 1 ：情報端末の処理）

図 9 は、情報端末の処理を説明する流れ図を例示する。情報端末は、機器より異常情報が送信されるたびに、図 9 に例示された流れ図の処理を実行する。ステップ S 9 0 1 において、機器より異常情報を受信する (異常情報受信ステップ）。ステップ S 9 0 2 においては、受信じた異常情報をサーバ装置に対して送信する（異常情報送信ステップ）。ステップ S 9 0 3 においては、返信をサーバ装置より受信する（返信受信ステツプ）。ステップ S 9 0 4 において、返信に基づいて異常内容又はノ及ぴ対処方法を報知する（報知ステップ）。

なお、図 9 に例示された流れ図は、本実施形態に係る情報端末を計算機により実現するためのプログラム（すなわち、端末処理プログラム）の処理の流れを表わしているとみなすこともできる。 · ：

(実施形態 1 ：サーバ装置の構成） ·

図 1 0 は、本実施形態に係るサーバ装置の機能プロック図を例示する。サーバ装置 1 0 0 0 は、異常情報サーバ受信部 1 0 0 1 と、返信部 1 0

0 2 と、を有している。

なお、本実施形態に係るサーバ装置は、ハードウエア、プログラム（ソフトウエア）、ハードウエアとプログラムの両者、のいずれかによつて構成することが'可能である。例えば、サーバ装置を実現する一例として、計算機を利用する場合には、 C P U ( C e fi t r a l P r o c e s s

1 n g U n i t )、メモリ、パス、インターフェース、周辺装置などから構成されるハードウェアと、これらのハードウエア上にて実行可能なプログラムを挙げることができる。また、そのようなプログラムを媒体に記録することもできる。 . 「異常情報サーバ受信部」 1 0 0 1 は、情報端末から送信された異常情報を受信する。この受信は、情報端末との間で定められたプロトコルに.従つて行う。

「返信部」 1 0 0 2 は、受信した異常情報に基づいて異常の内容又は及び対処方法を情報端末に対して返信する。この返信も、 '^報端末との間で定められたプロトコルに従って行う。また、返信に際しては、異常情報から返信を生成する必要がある。例えば、サーバ装置は、異常情報と異常の内容又はノ及ぴ対処方法とを対応付けた表を保持し、この表を参照して、異常情報から M信を生成してもよい。

図 1 1 は、メーカー名、型番、パージヨン、異常番号、言語と異常の内容又は/及ぴ対処方法とを対応付けた表を例示している。図 1 1 の表の「説明」の列に異常の内容又は//及び対処方法を示す文字列が格納されている。サーバ装置は、この表を参照することにより、返信に含まれる異常の内容又は z及び対処方法を取得することができる。

なお、複数の言語に対応している場合には、メーカー名、型番、パージョン.、異常番号の列の値が重複して格納されてしまい記憶領域が無駄に使用されることになるので、 '図 1 1 に例示された表を二つの表に分けるのが好ましい。

図 1 2は、図 1 1 に例示された表を二つの表に分けた例を示す。表 1 2 0 1 には、メーカー名、型番、パージヨン、異常番号と説明識別子とが関連付けられて値が格納されている。説明識別子は、異常の内容又は Z及び対処方法そのものに対して付された識別子である。表 1 2 0 2 には、説明識別子、言語と説明とが関連付けられて値が格納されている。このように表を分けることにより、表を記憶するのに必要な領域のサイズを小さくすることができる。また、新たな言語に対応する時には、表 1 1 0 1 よりサイズの小さい表 1 2 0 2 にデータを追加すればよいので. 作業量が少なくて済む。

(実施形態 1 ：サーバ装置の処理）

図 1 3 は、本実施形態に係るサーバ装置の処理を説明するフローチヤートを例示する。情報端末が異常情報を送信し、その異常情報がサーバ装置に到達するたびに、サーバ装置は、図 1 3のフローチャートの処理を実行する。ステップ S 1 3 0 1 において、情報端末から送信された異常情報を受信する（異常情報サーバ受信ステップ）。ステップ S 1 3 0 2 において、受信した異常情報に基づいて、異常の內容又は/及び対処方法を情報端末に対して返信する（返信ステップ）。

なお、図 1 3 に例示された流れ図は、本実施形態に係るサーバ装置を計算機により実現するためのプログラム（すなわち、サーバ処理プログラム）の処理の流れを表わしているとみなすこともできる。 (実施形態 1 ：主な効果）

本実施形態によれば、家電製品や設備機器を含む機器で発生した異常情報を、サーバ装置で判断し、異常の内容又は及び対処方法を送信するので、多くの機器に対応した詳細な対処方法などを提供できるようになり、異常情報の設定変更や対処方法の変更がサーバ装置の記憶内容などを変更することにより可能となる。特に、機器を制御するプログラムが更新され、新たなモーやエラーが導入された場合には、サーバ装置の記憶内容などを更新することにより異常の内容又はノ及び対処方法の提供が可能となる。

また、サーバ装置側で異常情報についての統計情報などを管理することにより、特定の情報端末から同じ異常情報が繰り返し受信される場合には、その特定の情報端末が設置された家庭や施設に存在する機器に故障が発生していると判断し、その家庭や施設にサービスマンなどを派遣するようにすることができる。

以上のように、本実施形態は、請求の範囲第 1 項に記載されている異常処理システムについて主に開示している。すなわち、家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報を受信し処理をするための情報端末と、前記情報端末と通信網を介して異常情報を受信し異常情報に基づく処理を前記情報端末に実行させるサ —バ装置と、からなる異常処理システムであって、前記情報端末は、受信した異常情報を前記サーバ装置に対して送信する異常情報端末送信部と、前記送信した異常情報に対する返信を前記サーバ装置から受信する返信受信部と、前記返信に基づいて異常の内容又は及び対処方法を報知する報知部と、を有し、前記サーバ装置は、前記情報端 *から送信された異常情報を受信する異常情報サーバ受信部と、前記受信した異常情報に基づいて異常の内容又は/及び対処方法を情報端末に対して返信する返信部と、を有する異常処理システムについて主に開示している。

また、本実施形態は、請求の範囲第 3項に記載されている情報端末について主に開示している。すなわち、家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報を受信し、受信した異常情報をサーバ装置に送信して処理をするための情報端末であって、受信した異常情報を前記サーバ装置に対して送信する異常情報端末送信都'と、前記送信した異常情報に対する返信を前記サーバ装置から受信する返信受信部と、前記返信に基づいて異常の内'容又は/及び対処方法を報知する報知部と、を有する情報端末について主に開示している。

また、本実施形態は、請求め範囲第 4項に記載されているサーバ装置について主に開示している。すなわち、家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報を受信する情報端末と通信するサーバ装置であって、前記情報端末から送信された異常情報を受信する異常情報サーバ受信部と、前記受信した異,常情報に基づいて異常の内容又はノ及ぴ対処方法を情報端末に対して返信する返信部と、を有するサーバ装置について主に開示している。

また、本実施形態は、請求の範囲第 1 2項に記載の異常処理システムの動作方法について主に開示している。すなわち、家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報を受信し処理するための情報端末と、前記情報端末と通信網を介して異常情報を受信し異常情報に基づく処理を前記情報端末に実行させるサーバ装置を備える異常処理システムの動作方法であり、前記情報端末が受信した異常情報を前記サーバ装置へ送信する異常情報送信ステップと前記サーバ装置が、前記異常情報送信ステップで送信された異常情報を受信する異常情報サーバ受信ステップと、前記サーバ装置が、前記サーバ異常情報受信ステップで受信した異常情報に基づいて異常の内容又は及び対処方法を情報端末に対して返信する返信ステップと、前記情報端末が、前記返信ステップで返信された返信に基づいて異常の内容又はノ及び対処方法を報知する報知ステップと、を含む異常処理システムの動作方法について主に開示している。

また、本実施形態は、請求の範囲第 1 7項に記載の端末処理プログラムについて主に開示している。すなわち、家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常.を示す情報でる異常情報を受信し、受信した異常情報をサーバ装置に送信して処理をするための端末処理プログラムであって、受信した異常情報を前記サーバ装置に対して送信する異常情報端末送信ステップと、前記送信した異常情報に対する返信を前記サーバ装置から受信する返信受信ステップと、前記返信に基づいて異常の内容又は/及ぴ対処方法を報知する報知ステップと、を計算機に実行させるための端末処理プログラムについて主に開示している。

また、本実施形態は、請求の範囲第 1 8項に記載のサーバ処理プログラムについて主に開示している。すなわち、家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報を受信する情報端末と通信するサーバ処理プログラムであって、前記情報端末から送信された異常情報を受信する異常情報サーバ受信ステップと、前記受信した異常情報に基づいて異常の内容又は/及び対処方法を情報端末に対して返信する返信ステップと、を計算機に実行させるためのサーバ処理プログラムについて主に開示している。

なお、本実施形態によれば、後述の実施例 1 で説明するように、例えば、次め異常報知システム、異常報知方法、異常報知装置が提供可能となる。 '

すなわち、家電機器または設備機器と通信し前記機器を管理 ' 制御する情報端末を備え、前記情報端末は通信網を介してサーバと通信し前記家電機器または設備機器で発生した異常情報を報知するシステムであり，家電機器または設備機器で異常が発生した場合、情報端末を介して異常情報をサーバへ報知し、サーバは前記異常情報に付帯する異常番号より異常内容と対処方法を情報端末へ送信し、異常内容と対処方法を情報端末の表示部で表示させる異常報知システムが提供可能となる。

また、家電機器または設備機器と通信し前記機器を管理 · 制御する情報端末を備え、前記情報端末は通信網を介してサーバと通信し前記家電機器または設備機器で発生した異常情報を報知するシステムによる異常報知方法であり、家電機器または設備機器で異常が発生した場合、情報端末を介して異常情報をサーバへ報知する手順と、サーバは前記異常情報に付帯する異常番号より異常内容と対処方法を情報端末へ送信する手順と、前記送信された異常内容と対処方法を情報端末の表示部で表示させる手順を備えた異常報知方法が提供可能となる。

また、家電機器または設備機器と通信し前記機器を管理 · 制御する情報端末を備え、前記情報端末は通信網を介してサーバと通信し前記家電機器または設備機器で発生 Lた異常情報を報知する装置であり、家電機器または設備機器で異常が発生した場合、情報端末を介して異常情報をサーバへ報知し、サーバは前記異常情報に付帯する異常番号より異常内容と対処方法を送信し、受信した異常内容と対処方法を情報端末の表示部で表示させる情報端末を利用した異常報知装置が提供可能となる。

なぜなら、情報端末 5 0 0が受信した異常情報を、異常情報端末送信部 5 0 1 が送信することにより、情報端末を介してサーバへ異常の報知をするからである。また、異常情報を受信したサーバ装置 1 0 0 0 は、例えば図 4 に例示された異常情報から異常番号を取り出し、図 6 に例示されるような異常内容と対処方法を情報端末へ送信し、情報端末 5 0 0 は、図 8 に例示されるように異常内容と対処方法を表示するからである。 (実施形態 2 )

本発明の実施形態 2 として、実施形態 1 に.係る異常理システムであつて、. 情報端末に異常の内容又は /及び対処方法を表示する必要があるかどうかをサーバ装置が判断する異常処理システムについて説明する。

(実施形態 2 ：サーバ装置の構成）

図 1 4 は、本実施形態に係る異常処理システムのサーバ装置の機能ブロック図を例示する。サーバ装置 1 4 0 0 は、異常情報サーバ受信部 1 0 0 1 と、報知判断部 1 4 0 1 と、返信部 1 0 0 2 と、を有している。したがって、本実施形態に係る f ーバ装置は、実施形態 1 に係るサーバ装置が報知判断部 1 4 0 1 を有した構成となっている。なお、異常情報サーバ受信部と返信部とについては、実施形態 1 と同じ^号が用いられているが、これは、定義が同じであるからであり、実際に物などとして製造などをする場合には、作りが異なる場合がある。本明細書で参照される他の図面の符号についても同様である。

「報知判断部」 1 4 0 1 は、異常情報サーバ受信部にて受信した異常情報に基づいて情報端末における報知を実行させるか判断する。例えば、図 1 1 に例示された表 1 1 0 1 に、情報端末に報知を実行させるかどうかを示す値を格納した列を追加し、その列に格納された値に基づいて、情報端末における報知を実行させるか判断する。

図 1 5 は、図 1 1 に例示された表 1 1 0 1 に情報端末に報知を実行させるかどうかを示す値を格納した列を追加した表 1 5 0 1 を例示する。「報知」の列の値として、「 Y E S」が格納されていれば、情報端末に報知を実行させるべきことを意味し、「N O」が格納されていれば、情報端末に報知を実行させる必要がないことを意味する。

本実施形態においては、返信部は、報知判断部 1 4 0 1 での判断結果が報知を実行させないとの判断結果である場合には、異常の内容又は/ 及び対処方法に代えて、報知非実行命令を情報端末に対して返信する。ここに「報知非実行命令」とは、報知の実行をさせないことを示す情報である。 - 図 1 6 は、返信される報知非実行命令の例を示す。この例では、「< / 異常内容 >」の前に「<報知非実行/ >」が配置されることにより、この返信が報知非実行命令であることが表現されている。

(実施形態 2 ：サーバ装置の処理） '

図 1 7 は、本実施形態に係る異常処理システムのサーバ装置の処理を説明するフローチャートを例示する。このフローチャートは、図 1 3 のフローチャートの処理に代わり実行,される。ステップ S 1 7 0 1 において、 .情報端末から送信された異常情報を受信する。ステップ S 1 7 0 2 において、情報端末に報知を実行させるかどうかを判断する。例えば、表 1 5 0 1 などを参照して「報知」の列の値を取得して判断する。もし、情報端末に報知を実行させるとの判断.結果が得られれば、-ステップ S 1 7 0 3 へ処理を移行させ、そうでなければ、ステップ S 1 7 0 4へ処理を移行させる。ステップ S 1 7 0 3 において、異常の内容又は/及び対処方法を情報端末に対して返信する。これはステップ S 1 3 0 2 と同じである。ステップ S 1 7 0 4においては、報知非実行命令を情報端末に対して返信する。

なお、図 1 7 に例示された流れ図は、本実施形態に係る情報端末を計算機により実現するためのプログラム（すなわち、サーバ処理プロダラム）の処理の流れを,表わしているとみなすこともできる。

(実施彤態 2 ：主な効果）

本実施形態により、サーバでの異常報知の判断を行うことにより、情報端末での異常の内容又はノ及ぴ対処方法の表示、非表示を切り替えることができるので、サービス機能性が高くなる。また、異常情報を含む報知の必要のない情報についても情報端末に送信ざせることが可能となるので、サーバ装置側では、様々な内容の異常情報を含む情報が蓄積で ½るようになる。

以上のように本実施形態は、請求の範囲第 2項に記載の異常処理システムについて主に開示している。 "すなわち、前記サーバ装置は、前記異常情報サーバ受信部にて受信した異常情報に基づいて情報端末における報知を実行させるか判断する報知判断部を有し、前記返信部は、前記報知判断部での判断結果が報知を実行させないとの判断結果である場合には、前記異常の内容又は/及び対処方法に代えて、報知の実行をさせないことを示す情報である報知非実行命令を前記情報端末に対して返信する請求の範囲第 1 項に記載の異常処理システムについて主に開示している。

なお、本実施形態により、後述の実施例 1 で説明するように、例えば、次の異常報知方法及び異常報知装置が提供できる。

すなわち、異常番号を受信したサーバは、異常番号より異常内容を判断処理する手順と、判断処理の結果で、情報端末で表示する異常内容と対処方法を送信、または表示させない場合には、非表示情報を送信する手順を備えた実施形態 1 の異常報知方法が提供できる。

また、異常番号を受信したサーバは、異常番号より異常内容を判断処理し、情報端末で表示する異常内容と対処方法を送信、または表示させない場合には非表示情報を送信し、受信した情報に応じて異常情報の表示を行う情報端末を利用した実施形態 1 の異常報知装置が提供できる。なぜなら、本実施形態に係るサーバ装置 1 4 0 0 は、報知判断部 1 4 0 1 を有しているカゝらである。

(実施形態 3 )

図 1 8 は、本発明の実施形態 3 に係る情報端末の外観を概念的に例示する。本実施形態に係る情報端末 2 0 0 0 は、機器 1 8 0 0 と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報の処理をするための装置である。

図 1 9 は、本実施形態に係る情報端末 2 0 0 0の処理のシーケンス図を例示する。ステップ S 1 9 0 1 において、機器 1 8 0 0 に異常が発生したと仮定し、そ異常を示す異常情報が情報端末 2 0 0 0へ送信されたとする。異常情報を受信した情報端末 2 0 0 0 は、ステップ 1 9 0 2 において、異常情報に基づいて、異常の内容又はノ及び対処方法をディスプレイなどに表示する。その後、ステップ S 1 9 0 3 において、機器 1 8 0 0が異常から回復したことを示す情報であるリセット情報を情報端末が受信すると、ステップ S 1 9 0 4 において、異常の内容又は /及び対処方法の表示を消去する。このようにすることにより、機器 1 8 0 0が異常から回復した後でも異常の内容又は/及び対処方法が表示されたままになることを防止でき、利用者が、機器 1 8 0 0が回復したかどうかを知ることができる。

なお、ステップ S 1 9 0 3で受信されるリセット情報は、機器 1 8 0 0 により送信されてもよいし、他の装置、例えば、機器の動作を監視し、あるいは、機器 1 8 0 0 を遠隔操作などすることができるサーバ装置などから送信されてもよい。

(実施形態 3 ：情報端末の構成） .

図 2 0 は、本発明の実施形態 3 に係る情報端末の機能ブロック図を例示する。情報端末 2 0 0 0 は、異常情報端末受信部 ² 0 0 1 と、ポップァップ報知部 2 0 0 2 と、リセット情報取得部 2 0 0 3 と、消去部 2 0 0 4 と、を有する。

なお、本実施形態に係る情報端末は、ハードウェア、プログラム（ソフトウエア）、ドウエアとプログラムの両者、のいずれかによつて構成することが可能である。例えば、情報端末を実現する一例として、計算機を利用する場合には、 C P U、メモリ、パス、インターフェース、周辺装置などから構成されるハードウェアと、これらのハードウェア上にて実行可能なプログラムを挙げることができる。また、そのようなプログラムを媒体に記録することもできる。

「異常情報端末受信部」 2 0 0 1 は、機器から異常情報を受信する。例えば、情報端末と機器の間に、無線 L A Nによる通信や特定小電力無線、電灯線などを用いた通信が可能となっている状態で、その通信手段を用いて、図 3 に例示された異常情報を異常情報端末受信部 2 0 0 1 により受信する。

「ポップアップ表示部」 2 0 0 2は、前記異常情報に基づいて異常の内容又はノ及び対処方法をディスプレイにポップアップ表示して報知する。例えば、情報端末の内部に、異常情報と表示するべき異常の内容又はノ及び対処方法を関連付けて蓄積しておき、その蓄積を用いて異常の内容又はノ及び対処方法を表示する。あるいは、実施形態 1 または 2 のように、サーバ装置に異常情報を送信し、その返信に基づいて異常の内容又は及ぴ対処方法を表示してもよい。また、「ポップアップ表示」とは、表示を見たものが特に注意を払わなくても、その表示を視認することができることを意味する。例えば、通常時の表示の上に重ねて、異常の内容又は及ぴ対処方法を表示するためのウィンドウを表示することである。なお、ここでいうディスプレイは、情報端末に付属しているものであってもよい。あるいは、情報端末と通信可能な別の機器に備えられたディスプレイでもよい。例えば、情報端末がテレビ受像機と通信が可能である場合には、現在テレビ受像機で受信されているテレビ番組やビデオ再生の画像に重ねて、異常の內容又は及ぴ対処方法が表示されるようになっていてもよい。また、ポップアップ表示が行なわれている間は、ポップアップ表示の原因となった異常が解消—されない限り、ポップアツ,プ表示がされている装置の他の機能が使用できないようになつていてもよい。これにより、異常の原因が解消されていないのにポップアップ表示が消え、あるいは、ユーザの注意が別のものに移ってしまうことを防止することができる。結果として、事故などの発生を減少させることができる。

図 2 1 は、ポップアップ表示の一例を示す。図 2 1 に示すように、視覚的な効果をより高めるために、影を付して、あたかもそのウィンドウがディスプレイから浮き上がっているように見えるようにしてもよい。なお、図 2 1 のようにポップアップ表示のためにウィンドウが表示されると、情報端末の内部では、どの機器からの異常情報に対応してポップアップ表示のためのウインドウの識別子が管理されるようになっていてもよい。

図 2 2 は、ウィンドウの識別子を管理するための表を例示する。どの機器からの異常情報に対応して、どのウィンドウ I D (すなわち、ウインドゥの識別子）のウィンドウによりポップアツプ表示がされているかが表 2 2 0 1 により管理される。

「リセット情報取得部」 2 0 0 3 は、リセット情報を取得する。「リセット情報」とは、機器が異常から復帰したことを示す情報である。上に述べたように、例えば、異常から復帰した機器がリセット情報を送信し、それを受信してもよい。あるいは、機器を遠隔操作することができるサーパ装置などからリセット情報を受信してもよい。また、サービスマンなどが、機器が異常から復帰したことを確認し、情報端末のボタンなどを操作することによりリセット情報が取得されるようになっていてもよい

図 2 3 は、リセット情報の一例を示す。異常から復帰した機器の製造メーカー名、型番、シリアル番号（製造番号など）が含まれ、どの機器が異常から復帰したかが示されている。

「消去部」 2 0 0 4は、リセット情報に基づいて、ポップアップ報知部 2 0 0 2 によるポップアップ表示を消去する。すなわち、ディスプレィの表示をポップアップ表示がされなかった場合の状.態にする。例えば、ポップアップ表示のためのウィンドウ I Dが表 2 2 0 1 により管理されており、図 2 3 のリセット情報が取得された場合には、リセット情報より、表 2 2 0 1 を検索し、ウィンドウ I D として 1 4 という値を得て、そのウィンドウ I Dで識別されるウィンドウを消去する。

(実施形態 3 ：情報端末の処理）

図 2 4は、本実施形態に係る情報端末の処理を説明する流れ図を例示する。機器が異常情報を送信し、情報端末が異常情報を受信可能になると、情報端末は、図 2 4の流れ図の処理を実行する。ステップ S 2 4 0 1 において、機器から異常情報を受信する（異常情報受信ステップ）。ステツプ S 2 4 0 2 において、異常情報に基づいて、異常の内容又は及び対処方法をディスプレイなどにポップアップ表示して報知する（ポップアップ報知ステップ）。ステップ S 2 4 0 3 において、リセット情報が取得される.まで待つ。もし、リセット情報取得ステップとしてリセット情報が取得されれば、ステップ S 2 4 0 4へ処理を移行させる。ステツプ S 2 4 0 4では、ポップアップ表示を消去する（消去ステップ）。

なお、図 2 4 に例示された流れ図は、本実施形態に係る情報端末を計算機により実現するためのプログラム（すなわち、端 *処理プログラム）の処理の流れを表わしているとみなすこともできる。また、図 2 4 に例示された流れ図は、本実施形態に係る情報処理端末や端末処理プログラムで使用される方法（すなわち、異常報知方法）で行う手順の流れを示しているとみなすこともできる。 (実施形態 3 ：主な効果）

本実施形態により、ポップアップ表示がリセット情報に基づいて消去されることにより、ユーザに異常からの復帰を分かりやすく示すことができ、利便性を向上させることができる。

以上のように本実施形態は、請求の範囲第 5項に記載の情報端末について主に開示している。すなわち、家電機.器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報の処理をするための情報端末であって、前記機器から異常情報を受信する異常情報端末受信部と、前記異常情報に基づいて異常の内容又は及び対処方法をデイスプレイにポップアップ表示して報知するポップアップ報知部と前記機器が異常から復帰したことを示すリセット情報を取得するリセット情報取得部と、前記リセット情報に基づいて前記ポップアップ報知部によるポップアップ表示を消去する消去部と、を有する情報端末について主に開示している。 '

また、本実施形態は、請求の範囲第 1 3項に記載の異常報知方法について主に開示している。すなわち、家電機器又は設備機器を含む機器の異常を示す情報である異常情報を受信する'異常情報受信ステップと、前記異常情報受信ステップで受信された異常情報に基づいて異常の内容又は/及び対処方法をポップアップ表示するポップアップ報知ステップと前記機器が異常から復帰したことを示すリセット情報を受信するリセット情報取得ステップと、前記リセット情報取得ステップで取得されたリセット情報に基づいて前記ポップアップ報知ステップでのポップアップ表示を消去する消去ステップと、を含む異常報知方法について主に開示している。

また、本実施形態は、請求の範囲第 1 9項に記載の端末処理プログラムについて主に開示している。すなわち、家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報の処理をするための端末処理プログラムであつ.て、前記機器から異常情報を受信する異常情報端末受信ステップと、前記異常情報に基づいて異常の内容又は /及び対処方法をディスプレイにポップアップ表示して報知するポップアップ報知ステップと前記機器が異常から復帰したことを示すリセット情報を取得するリセット情報取得ステップと、前記リセット情報に基づいて前記ポップアップ報知ステップによるポップアップ表示を消去する消去ステップと、を計算機に実行させるための端末処理プログラムについて主に開示している。

なお、本実施形態により、後述の実施例 2、 3で説明するように、例えば、次の異常報知システム及び異常報知装置を提供することができる。すなわち、家電機器または設備機器と通信し前記機器を管理 · 制御する情報端末を備え、情報端末で前記家電機器または設備機器で発生した異常を報知するシステムにおいて、家電機器または設備機器で異常が発生し情報端末に異常を報知すると前記異常內容を示す表示画面がポップアップ表示し、前記異常を報知した家電機器または設備機器よりリセ.ット情報が情報端末に報知されると、前記ポップアップ画面を消去する異常報知システムを提供することが可能となる。 .

また、家電機器または設備機器と通信し、前記機器で発生した異常を報知する表示部と、異常を受信すると表示部に異常内容のポップアップ画面を表示させる異常情報処理部を備え、異常が発生しポップアップ画面が表示されている時、異常を報知した機器からのリセット情報を受信するとポップアップ画面を消去する異常報知装置を提供することが可能となる。

なぜなら、本実施形態に係る情報端末 2 0 0 0 は、（ 1 ) 異常情報を受信すると、ポップアップ報知部 2 0 0 2 が異常内容又は/及び対処方法をポップァプ表示し、（ 2 ) リセット情報'を受信すると、消去部 2 0 0 4がポップアップ表示を消去するからである。

(実施形態 4 ) - 本発明の実施形態 4は、実施形態 3 とほぼ同じである。ただし、リセット情報が取得された後の処理が異なり、本実施形態では、機器が異常から復帰したことが報知される。

(実施形態 4 ：情報端末の構成）

図 2 5 は、本実施形態に係る情報端末の機能プロック図を例示する。情報端末 2 5 0 0 は、異常情報端末受信部 2 5 0 1 と、ポップアップ報知部 2 5 0 2 と、リセット情報取得部 2 5 0 3 と、異常復帰情報報知部 2 5 0 4 と、を有する。

異常情報端末受信部 2 5 0 1 と、ポップアツプ報知部 2 5 0 2 と、リセット情報取得部 2 5 0 3 については、異常情報端末受信部 2 0 0 1 と、ポップアツプ報知部 2 0 0 1 と、リセット情報取得部 2 0 0 3 の説明が準用できるので説明を省略する。

Γ異常復帰情報報知部」 2 5 0 4 は、リセット情報に基づいて、異常復帰情報を報知する。「異常復帰情報」とは、機器が異常から復帰したことを示す情報である。

図 2 6 は、異常復帰情報がディスプレイ上に表示されることにより、報知されている例を示す。図 2 6 では、異常復帰情報が表示される前には、異常の内容又は/及ぴ対処方法がウィンドウの中に表示され、そのウィンドウを用いて異常復帰情報が表示されてもよい。あるいは、異常の内容又はノ及び対処方法を表示するウィンドウが消去され、異常復帰情報が表示されるためのウィンドウが生成され表示されてもよい。なお、図 2 6 において「O K」と表示されたボタンを利用者が押下することにより、異常復帰情報が表示されているウィンドウが消去されるようになつていてもよい。

なお、異常復帰情報の報知は、図 2 6 のように視覚に訴えるようにするのみならず、音声により報知されたり、パイプレータの振動などにより報知されてもよい。

(実施形態 4 ：情報端末の処理）

図 2 7 は、本実施形態に係る情報端末の処理を説明する流れ図を例示する。機器が異常情報を送信し、情報端末が異常情報を受信可能になると、情報端末は、図 2 7の流れ図の処理'を実行する。ステップ S 2 7 0 1 において、機器から異常情報を受信する（異常情報受信ステップ）。ステツプ S 2 7 0 2 において、異常情報に基づいて、異常の内容又は及び対処方法をディスプレイなどにポップアップ表示して報知する（ポップアップ報知ステップ）。ステップ S 2 7 0 3 において、リセット情報が取得されるまで待つ。もし、リセット情報取得ステップとしてリセット情報が取得されれば、ステップ S 2 7 0 4へ処理を移行させる。ステツプ S 2 7 0 4 では、異常復帰情報を報知する（異常復帰情報報知ステツプ）。

なお、図 2 7 に例示された流れ図は、本実施形態に係る情報端末を計算機により実現するためのプログラム（すなわち、端末処理プログラム）の処理の流れを表わしているとみなすこともできる。また、図 2 7 に例示された流れ図は、本実施形態に係る情報処理端末や端末処理プロダラムで使用される方法（すなわち、異常報知方法）で行う手順を示しているとみなすこともできる。

(実施形態 4 ：主な効果）

本実施形態により、リセット情報に基づいて異常復帰情報が報知されるので、ユーザに異常からの復帰を分かりやすく示すことができ、利便性を向上させることができる。以上のように本実施形態は、請求の範囲第 6項に記載の情報端末について主に開示している。すなわち、家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報の処理をするための情報端末であって、前記機器から異常情報を受信する異常情報端末受信部と、前記異常情報に基づいて異常の内容又は/及び対処方法をデイスプレイにポップアップ表示して報知するポップアップ報知部と前記機器が異常から復帰したことを示すリセット情報を取得するリセット情報取得部と、前記リセット情報に基づいて異常から復帰したことを示す情報である異常復帰情報を報知する異常復帰情報報知部と、を有する情報端末について主に開示している。

また、本実施形態は、請求の範囲第 1 4項に記載の異常報知方法について主に開示している。すなわち、家電機器又は設備機器を含む機器の異常を示す情報である異常情報を受信する異常情報受信ステップと、前記異常情報受信ステップで受信された異常情報に基づいて異常の内容又は/及び対処方法をポップアップ表示するポップアップ報知ステップと前記機器が異常から復帰したことを示すリセット情報を受信する.リセット情報取得ステップと、前記リセット情報取得ステップで取得されたリセット情報に基づいて異常から復帰したことを示す情報を報知する異常復帰報知ステップと、を含む異常報知方法について主に開示している。また、本実施形態は、請求の範囲第 2 0項に記載の端末処理プログラムについて主に開示している。すなわち、家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報の処理をするための端末処理プログラムであって、前記機器から異常情報を受信する異常情報端末受信ステップと、

前記異常情報に基づいて異常の內容又は及び対処方法をディスプレィにポップアップ表示して報知するポップアップ報知ステップと前記機器が異常から復帰したことを示すリセット情報を取得するリセット情報取得ステップと、前記リセット情報に基づいて異常から復帰したことを示す情報である異常復帰情報を報知する異常復帰情報報知ステップと、を計算機に実行させるための端末処理プログラムについて主に開示している。

なお、本実施形態において、後述の実施例 3 で説明するように例えば、機器としてガス機器を用いる'ことにより、次のガス異常報知システム、ガス異常報知装置及びガス異常報知方法が提供できる。

すなわち、ガス機器と通信し前記ガス機器-を管理 · 制御する情報端末を備え、情報端末によって前記ガス機器で発生した異常を報知するシステムにおいて、ガス機器で異常が発生し情報端末に異常を報知すると前記異常内容を示す表示 ®面がポップアップ表示し、前記異常を報知したガス機器よりリセット情報が情報端末に報知されると、前記ポップアツプ画面の内容を異常解除表示に変更するガス異常報知システムが提供でさる。

また、ガス機器と管理情報 · 制御情報を通信する通信部と、ガス機器の異常情報を受信し内容に応じて画面表示や画面消去を行う異常情報処理部と、前記異常情報を表示する表示部を備えた情報端末であって、ガス機器で異常が発生し情報端末に異常を報知すると前.記異常内容を示す表示画面を前記表示部にポップアップ表示し、前記異常を報知したガス機器よりリセット情報が情報端末に報知されると、前記ポップアップ画面の内容を異常解除表示に変更するガス異常報知装置も提供できる。また、ガス機器と通信し前記機器を管理 · 制御する情報端末を備え、ガス機器に異常が発生すると情報端末に異常情報を送信する手順と、異常情報を受信すると情報端末の表示部に異常内容をポップアップ表示する手順と、前記異常を報知したガス機器よりリセット情報が情報端末に報知されるとポップアップ画面の内容を異常解除表示に変更を行う手順を備えたガス異常報知方法も提供できる。

なぜなら、本実施形態に係る情報端末 2 5 0 0 は、（ 1 ) 異常情報を受信すると、ポップアップ報知部 2 5 0 2が異常内容又は/及び対処方法をポップアツプ表示し、（ 2 ) リセット情報を受信すると、異常復帰情報報知部 2 5 0 1 が異常復帰情報を報知するからである。

(実施形態 5 )

本発明の実施形態 5 として、家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報の処理をするための情報端末などについて説明する。

図 2 8 は、本実施形態に係る処理の概要を説明するシーケンス図である。ステップ S 2 8 0 1 において、機器 2 8 0 0 に異常が発生したと仮定し、機器 2 8 0 0が異常情報を送信し、情報端末 2 9 0 0がその異常情報を受信する。すると、ステップ S 2 8 0 2 において、異常情報に基づいて報知が行なわれる。その後、ステップ S 2 8 0 3 において、機器 2 8 0 0 に対して異常から復帰を命令する復帰命令が送信され、ステツプ S 2 8 0 4 において、その復帰命令の受理応答の受信が情報端末 2 9 0 0で行なわれ、機器から異常情報が送信されないままの状態で所定時間が超過すれば、機器 2 8 0 0が異常から復帰したと判断して、ステツプ S 2 8 0 5 において、ステップ S 2 8 0 2でなされた報知の内容を消去する。もし、ステップ S 2 8 0 4の後、所定時間が超過する前に再び異常情報が機器 2 8 0 0から送信されると、異常がまだ存在するとして、消去は行なわれないようになっているのが好ましい。

このようにすることにより、異常から復帰したことを明示的に示さない機器、例えば一部のガスメータなど、に対して、本発明を適用することが可能となる。 (実施形態 5 ：情報端末の構成）

図 2 9 は、本実施形態に係る情報端末の機能プロジク図を例示する。情報端末 2 9 0 0 は、異常情報端末受信部 2 9 0 1 と、ポップアップ報知部 2 9 0 2 と、リセット情報出力部 2 9 0 3 と、リセット情報取得部 2 9 0 4 と、消去部 2 9 0 5 と、を有する。

異常情報端末受信部 2 9 0 1 と、ポップアップ報知部 2 9 0 2 とは、実施形態 3 で説明した異常情報端末受信部 2 0 0 1 と、ポップアップ報知部 2 0 0 2の説明が準用できるので、説明を省略する。

なお、本実施形態に係る情報端末は、ハードウェア、プログラム（ソフトウェア）、ハードウェアとプログラムの両者、のいずれかによつて構成することが可能である。例えば、情報端末を実現する一例として、計算機を利用する場合には、 C P U、メモリ、ス、インターフェース、周辺装置などから構成されるハードウエアと、これらのハードウエア上にて実行可能なプログラムを挙げることができる。また、そのようなプログラムを媒体に記録することもできる。

「リセット情報出力部」 2 9 0 3 は、復帰命令の機器への送信に対する受理応答の受信をトリガ一として計測した時間が所定時間超過した場合にリセット情報を出力する。ここでいう「機器」とは、異常情報を送信した機器を意味する。また、「受理応答」とは、復帰命令が機器により受信されたことを示す情報である。機器との通信が例えば、 T C P ( T r a n s m i s s i o n C o n t r o l P r o t o c o l ) ¾·用いて行なわれる場合には、受理応答は、復帰命令を送信するパケットが機器により受信されたことを示す A c kパケットに相当する。例えば、リセット情報出力部 2 9 0 3 は、 A c kパケットが受信されるとタイマーを起動し、所定時間が超過するかどうか判断する。もし、所定時間が超過すれば、リセット情報を出力する。なお、復帰命令は、情報端末を操作などすることにより情報端末から機器に向けて送信されてもよいし、機器に備えられたボタンなどが操作されて出力されるものであってもよい。また、機器を遠隔操作などすることが—できるサーバ装置から送信されるものであってもよい。サーバから復帰命令が送信される場合には、サーバから直接機器に復帰命令が送信されてもよいし、情報端末を介して送信されるようになつていてもよい

「リセット情報取得部」 2 9 0 4 は、リセット情報出力部 2 9 0 3から出力されるリセッ情報を取得する。例えば、情報端末がプログラム、例えばオブジェクト指向プログラム、によって実装されている場合には、メッセージパッシングなどにより送信されるリセット情報を取得する。あるいは、リセット情報取得部 2 9 0 4 に相当する関数の引数にリセット情報を表わすデータが渡されて、そ.の関数が呼ばれる。

「消去部」 2 9 0 5 は、リセット情報取得部 2 9 0 4で取得されたリセット情報に基づいてポップアップ報知部 2 9 0 2 によるポップアップ表示を消去する。 .消去について、消去部 2 0 0 4 について説明した通りである。

なお、リセット情報出力部 2 9 0 3 が出力し、また、リセット情報取得部 2 9 0 4が取得するリセット情報は、ー且、情報端末の外部に出力されて、返信されるようになっていてもよい。例えば、外部のサーバ装置（例えば、復帰命令を送信したサーバ装置）に対して、機器が復帰したことを知らせるためにリセット情報がサーバ装置に送信され、サーバ装置がそのリセット情報を返信するようになつていてもよい。

図 3 0 は、リセット情報が、ー且、情報端末の外.部に出力されて、返信される場合の情報端末 3 0 0 0の機能プロック図を例示している。図 3 1 は、リセット情報が、ー且、情報端末 3 0 0 0 の外部に出力されて、返信される場合の本実施形態に係る処理の概要を説明するシーケンス図を例示している。ステップ S 3 1 0 1 はステップ S 2 8 0 1 に、ステップ S 3 1 0 2 はステップ S 2 8 0 2 に、ステップ S 3 1 0 3 はステツプ S 2 8 0 3 に、ステップ S 3 1 0 4 はステップ S 2 8 0 4 に、それぞれ相当している。ステップ S 3 1 0 4が実行された後、所定時間が超過すると、ステップ S 3 1 0 5 において、リセット情報が情報端末 3 0 0 0 の外部に出力される。ステップ S 3 1 0 6 において、リセット情報が返信され、ステップ S 3 1 0 7 において、報知内容の消去が行なわれる。

図 3 2 は、ポップアップ報知部 2 9 0 2 によるポップアップ表示の例を示す。例えば、「復帰試行」と記されたボタンが押下されると、復帰命令が機器に送信され、その受理応答が受信されると、タイマーなどが起動され、所定時間の計測が開始される。

図 3 3 は、受理応答が受信され、タイマーなどが起動されたときの表示の一例を示す。

図 3 4 は、異常情報が受信されずに所定時間経過した場合の表示の一例を示す。図 3 2、図 3 3 に表示されたウィンドウが消去され、平常時の表示、例えば現在の時刻と気温の表示がされる。なお、平常時の表示には様々なものがある。例えば、天気予報を表示していたり、交通機関の状況を表示していたり、最新のニュースを表示していいたりしてもよい（他の実施形態においても同様である）。

(実施形態 5 ：情報端末の処理）

図 3 5 と図 3 6 とは、本実施形態に係る情報端末の処理を説明する流れ図を例示する。情報端末は、例えば、異常情報が受信可能になると、図 3 5 の処理を開始し、リセット情報が出力されると、図 3 6 の処理を開始する。したがって、情報端末がプログラムにより実現される場合には、図 3 5 の処理と図 3 6 の処理とを実行する 2つのプロセス、タスク、あるいは、スレッドなどが生成されるようになっていてもよい。ステツプ S 3 5 0 1 において、機器から異常情報を受信する（異常情報端末受信ステップ）。ステップ S 3 5 0 2 において、異常の内容又は _ 及び対処方法をポップアツプ表示して報知する（ポップアツプ報知ステツプ）。ステツプ S 3 5 0 3 において、復帰命令の機器への送信に対する受理応答が受信されるまで待つ。ステップ S 3 5 0 4 において、所定時間が経過するか、別の異常情報が受信されるまで待つ。ステップ S 3 5 0 5 において、所定時間が超過したかどうかを判断する。もし、超過していなければ、異常情報が受信されたので、ステップ S 3 5 0 2へ制御を戻す。また、超過していれば、ステップ S 3 5 0 6 'へ制御を移行する。ステツプ S 3 5 0 6 において、リセット情報を出力する（リセット情報出カステツプ）。

ステップ S 3 6 0 1 において、リセット情報が取得されるまで待つ。リセット情報が送信され、リセット情報が取得されれば（リセット'情報取得ステップ）、ステップ S 3 6 0 2 において、ポップアップ表示を消去する（消去ステップ）。

なお、 .図 3 5 と図 3 6 に例示された流れ図は、本実施形態に係る情報端末を計算機により実現するためのプログラム（すなわち、端末処理プログラム）の処理の流れを表わしているとみなすこともできる。また、図 3 5 と図 3 6 に例示された流れ図は、本実施形態に係る情報処理端末や端末処理プログラムで使用される方法（すなわち、異常報知方法）で行う手順の流れを示しているとみなすこともできる。

(実施形態 5 ：主な効果）

本実施形態により、復帰命令が機器に受理された後、所定時間の間、異常が発生しなければ異常が解除されたと判断することとで、異常から解除した旨の報告をしない機器に対しても本発明が実施でき、異常の解除をユーザに分かりやすく提示することができる。

以上のように本実施形態は、請求の範囲第 7項に記載の情報端末について主に開示している。すなわち、家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報の処理をするための情報端末であって前記機器から異常情報を受信する異常情報端末受信部と、前記異常情報に基づいて異常の内容又は/及び対処方法をディスプレイにポップアップ表示して報知するポップアッ.プ報知部と、異常からの復帰を命令する復帰命令の前記機器への送信に対する受理応答の受信をトリガーとして計測した時間が所定時間超過した場合にリセット情報を出力するリセット情報出力部と、前記リセット情報出力部から出力されるリセット情報を取得するリセット情報取得部と、前記リセット情報取得部で取得されたリセット情報に基づいて前記ポップアツプ報知部によるポップアップ表示を消去する消去部と、を有する情報端末について主に開示している。

また、本実施'形態は、請求の範囲第 1 5項に記載の異常報知方法について主に開示している。すなわち、家電機器又は設備機器を含む機器の異常を示す情報である異常情報を受信する異常情報受信ステップと、前記情報受信ステップで受信された異常情報に基づいて異常の内容又は及び対処方法をポップアップ表示するポップアップ報知ステップと、異常からの復帰を命令する復帰命令の前記機器への送信に対する受理応答の受信をトリガーとして計測した時間が所定時間を経過した場合にリセット情報を出力するリセット情報出力ステップと、前記リセット情報出力ステップで出力されたリセット情報を取得するリセット情報取得ステップと、前記リセット情報取得ステップにて取得されたリセット情報に基づいて前記ポップアップ報知ステップによるポップアップ表示を消去する消去ステップと、を含む異常報知方法について主に開示している。また、本実施形態は、請求の範囲第 2 1項に記載の端末処理プロダラムについて主に開示している。すなわち、家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報の処理をするための端末.処理プログラムであって前記機器から異常情報を受信する異常情報端末受信ステップと、前記異常情報に基づいて異常の内容又は及び対処方法をディスプレイにポップアップ表示して報知するポップァップ報知ステップと、異常からの復帰を命令する復帰命令を前記機器に対して送信する復帰命令送信ステップと、前記復帰命令送信ステップによる復帰命令の送信に対する受理応答の受信をトリガーとして計測した時間が所定時間超過した場合にリセット情報を出力するリセット情報出力ステップと、前記リセット情報出力ステップにて出力されたリセット情報を取得するリセット情報取得ステップと、前記リセット情報取得ステツプにて取得されたリセット情報に基づいて前記ポップアップ報知ステツプによるポップアップ表示を消去する消去ステップと、を計算機に実行させるための端末処理プログラムについて主に開示している。

なお、本実施形態にお'いて、後述の実施例 3 で説明するように、例えば、機器としてガス機器を用いることにより、次のガス異常報知システム、ガス異常報知装置、ガス異常報知方法を提供することができる。すなわち、ガス機器と通信し前記ガス機器を管理 · 制御する情報端末を備え、情報端末によって前記ガス機器で発生した異常を報知する'システムにおいて、ガス機器で異常が発生し情報端末に異常を報知すると前記異常内容を示す表示画面がポップアップ表示し、前記異常を報知したガス機器に対し情報端末より異常解除操作を行い、情報端末に再度異常報知が一定時間ない場合、前記ポップアップ画面の画面消去を行うガス異常報知システムが提供できる。また、ガス機器と管理情報 · 制御情報を通信する通信部と、ガス機器の異常情報を受信し內容に応じて画面表示や画面消去を行う異常情報処理部と、前記異常情報を表示する表示部と、ガス機器を制御する操作部を備えた情報端末であって、ガス機器で異常が発生し情報端末に異常を報知すると前記異常内容を示す表示画面を前記表示部にポップアップ表示し、前記異常き報知したガス機器に対し情報端末の操作部より異常解除操作を行い、情報端末に再度異常報知が一定時間ない場合、前記ポップアップ画面の消去を行うガス異常報知装置を提供することができる。また、ガス機器と通信し前記機器を管理 · 制御する情報端末を備え、ガス機器に異常が発生すると情報端末に異常情報を送信する手順と、異常情報を受信すると情報端末の表示部に異常内容をポップアップ表示する手順と、前記異常を報知したガス機器に対し情報端末より異常解除操作を行う手順と、前記操作後、情報端末に再度異常報知が一定時間ない場合、前記ポップアップ画面の内容の消去を行う手順とを備えたガス異常報知方法を提供することができる。

なぜなら、本実施形態に係る情報端末 2 9 0 0は、（ 1 ) 異常情報を受信すると、異常の内容又は/及ぴ対処方法をポップアップ報知部 2 9 0 2 によりポップアツプ表示し、（ 2 )受理応答の受信をトリガーとして計測した時間が所定時間超過すると、リセット情報出力部 2 9 0 3 によりリセット情報が出力され、消去部 2 9 0 5 により、ポップアップ表示を消去するからである。

(実施形態 6 )

本発明の実施形態 6 は、実施形態 3 とほぼ同じである。ただし、リセット情報が取得された後の処理が異なり、本実施形態では、機器が異常から復帰したことが報知される。

(実施形態 6 ：情報端末の構成）図 3 7 は、本実施形態に係る情報端末の機能プロック図を例示する。情報端末 3 7 0 0 は、異常情報端末受信部 3 7 0 1 と、ポップアップ報知部 3 7 0 2 と、リセット情報出力部 3 7 0 3 と、リセット情報取得部 3 7 0 4 と、異常復帰報知部 3 7 0 5·と、を有する。

情報端末 3 7 0 0 の異常情報端末受信部 3 7 0 1 と、ポップアップ報知部 3 7 0 2 と、リセット情報出力部 3 7 0 3 と、リセット情報取得部 3 7 0 4 については、実施形態 5 における異常情報端末受信部 2 9 0 1 と、ポップアップ報知部 2 9 0 2 と、リセット情報出力部 2 9 0 3 と、リセット情報取得部 2 9 0 4 の説明が準用できるので、説明を省略する。

「異常復帰報知部」 3 7 0 5 は、リセット情報取得部 3 7 0 4で取得されたリセット情報に基づいて、機器が異常から復帰したことを示す情報である異常復帰情報を報知する。すなわち、実施形態 4 における異常復帰情報報知部 2 5 0 4の説明が準用できるので、説明を省略する。図 3 8 は、異常復帰報知部 3 7 0 5で報知される異常復帰情報の表示例を示す。「機器が異常から復帰しました」という表示が行なわれることにより、異常復帰情報の表示がされている。その後、例えば「οκ：」と記されたボタンを押下することにより、異常復帰情報の表示が消去され、通常の表示に戻る。

(実施形態 6 ：情報端末の処理）

図 3 5 と図 3 9 は、本実施形態に係る情報端末の処理を説明する流れ図を例示する。図 3 9 の流れ図の処理は、図 3 6 に例示される流れ図の処理の代わりに実行される。ステップ S 3 9 0 1 において、リセット情報が取得されるまで待つ。リセット情報が取得される（リセット情報取得ステップ）と、ステップ S 3 9 0 2 において、異常復帰情報を報知する（異常復帰情報報知ステップ）。

なお、図 3 5 と図 3 9 に例示された流れ図は、本実施形態に係る情報端末を計算機により実現するためのプログラム（すなわち、端末処理プログラム）の処理の流れを表わしているとみなすこともできる。また、図 3 5 と図 3 9 に例示された流れ図は、本実施形態に係る情報処理端末や端末処理プログラムで使用される方法（すなわち、異常報知方法）で行う手順を示しているとみなすこともできる。

(実施形態 6 ：主な効果）

本実施形態によれば、復帰命令が機器に受理された後、所定時間の間、異常が発生しなければ異常が解除されたと判断することとで、異常から解除した旨の報告をしない機器に対しても本発明が実施でき、ユーザに異常からの復帰'を分かりやすく示すことができ、利便性を向上させることができる。

以上のように、本実施形態は、請求の範囲第 8項に記載の情報端末について主に開示している。すなわち、家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報の処理をするための情報端末であって、前記機器から異常情報を受信する異常情報端末受信部と、前記異常情報に基づいて異常の内容又は及び対処方法をディスプレイにポップアップ表示して報知するポップアップ報知部と、異常からの復帰を命令する復帰命令の前記機器への送信に対する受理応答の受信をトリガーとして計測した時間が所定時間超過した場合にリセット情報を出力するリセット情報出力部と、前記リセット情報出力部で出力されたリセット情報を取得するリセット情報取得部と、前記リセット情報取得部で取得されたリセット情報に基づいて、前記機器が異常から復帰したことを示す情報である異常復帰情報を報知する異常復帰報知部とを有する情報端末について主に開示している。

また、本実施形態は、請求の範囲第 1 6項に記載の異常報知方法について主に開示している。すなわち、家電機器又は設備機器を含む機器の異常を示す情報である異常情報を受信する異常情報受信ステップと、前記情報受信ステップで受信された異常情報に基づいて異常の内容又は/ 及び対処方法をポップアップ表示するポップアップ報知ステップと、異常からの復帰を命令する復帰命令の前記機器への送信に対する受理応答 5 の受信をトリガーとして計測した時間が所定時間を経過した場合にリセット情報を出力するリセット情報出力ステップと、前記リセット情報出カステップで出力されたリセット情報を得するリセット情報取得ステ '· ップと、前記リセット情報取得ステップにて取得されたリセット情報に基づいて、異常から復帰したことを示す情報を報知する異常復帰報知ス

10 テツプと、を含む異常報知方法について主に開示している。

また、本実施形態は、請求の範囲第 2 2項に記載の端末処理プロダラムについて主に開示している。すなわち、家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報の処理をするための端末処理プログラムであって、前記機器から異常情報を受信する

15 異常情報端末受信ステップと、前記異常情報に基づいて異常の内容又は ' /及び対処方法をディスプレイにポップアップ表示して報知するポップアップ報知ステップと、異常からの復'帰を命令する復帰命令を前記機器に対して送信する復帰命令送信ステップと、前記復帰命令送信ステップによる復帰命令の送信に対する受理応答の受信をトリガーとして計測し

20 た時間が所定時間超過してリセット情報を出力するリセット情報出カステツプと、前記リセット情報出力ステップにて出力さたリセット情報を取得するリセット情報取得ステップと、前記リセット情報取得ステップで取得されたリセット情報に基づいて、前記機器が異常から復帰したことを示す情報である異常復帰情報を報知する異常復帰報知ステップと

25 を計算機に実行させるための端末処理プログラムについて主に開示している。なお、本実施形態において、後述の実施例 3 で説明するように、例えば、機器としてガス機器を用いることにより、次のガス異常報知システム、ガス異常報知装置、ガス異常報知方法が提供できる。

すなわち、ガス機器と通信し前記ガス機器を管理 · 制御する情報端末を備え、情報端末によって前記ガス機器で発生した異常を報知するシス · テムにおいて、ガス機器で異常が発生し情報端末に異常を報知すると前記異常內容を示す表示画面がポップアップ表示し、前記異常を報知したガス機器に対し情報端末より異常解除操作を行い、情報端末に再度異常報知が一定時間ない場合、前記ポップアップ画面の內容を異常解除表示に変更を行うガス異常報知システムが提供できる。

また、ガス機器と管理情報 · 制御情報を通信する通信部と、ガス機器の異常情報を受信し内容に応じて面面表示や画面消去を行う異常情報処理部と、前記異常情報を表示する表示部と、ガス機器を制御する操作部を備えた情報端末であって、ガス機器で異常が発生し情報端末に異常を報知すると前記異常内容を示す表示画面を前記表示部にポップアップ表示し、前記異常を報知したガス機器に対し情報端末の操作部より異常解除操作を行い、情報端末に再度異常報知が一定時間ない場合、前記ポップアップ画面の内容を異常解除表示に変更を行うガス異常報知装置が提供できる。

また、ガス機器と通信し前記機器を管理 · 制御する情報端末を備え、ガス機器に異常が発生すると情報端末に異常情報を送信する手順と、異常情報を受信すると情報端末の表示部に異常内容をポップアップ表示する手順と、前記異常を報知したガス機器に対し情報端末より異常解除操作を行う手順と、前記操作後、情報端末に再度異常報知が一定時間ない場合、前記ポップアップ面面の內容を異常解除表示に変更を行う手順とを備えたガス異常報知方法が提供できる。なぜなら、本実施形態に係る情報端末 3 7 0 0 は、（ 1 ) 異常情報を受信すると、異常の内容又は及び対処方法をポップアップ報知部 3 7 0 2 によりポップアップ表示し、（ 2 )受理応答の受信をトリガーとして計測した時間が所定時間超過すると、リセット情報出力部 3 7 0 3がリセット情報が出力され、異常復帰報知部 3 7 0 5 により、異常復帰情報を報知するからである。

(実施形態 7 )

本発明の実施形態 7 は、実施形態 3から 6 のいずれか一の実施形態において、情報端 *と通信が可能なサーバ装置から復帰命令が送信され、その復帰命令を情報端末で受信し、情報端末が異常情報を送信した機器に送信するようにした実施形態である。すなわち、サーバ装置から遠隔操作により情報端末を介して機器を復帰させることが可能になった実施形態である。

図 4 0 は、本実施形態におけるシーケンス図を例示する。ステップ S 4 0 0 1 において機器 4 0 0 0 より異常情報が送信され、情報端末 4 2 0 0 により受信されたとする。すると、ステップ S 4 0 0 2 において、異常の内容又はノ及ぴ対処方法の報知が行なねれる。その後、機器の異常を何らかの方法でサーバ装置 4 0 0 1 が検知し（例えば、情報端末 4 2 0 0 を経由してサーバ装置 4 0 0 1 へ異常情報が送信されるようになつていてもよい）、ステップ S 4 0 0 3 におレヽて、サーバ装置 4 0 0 1 から復帰命令が情報端末 4 2 0 0 に向けて送信され、情報端末 4 2 0 0が復帰命令を受信すると、ステップ S 4 0 0 4 において、情報端末 4 2 0 0から復帰命令が機器 4 0 0 0 に送信される。その後は、それぞれの実施形態の処理が行なわれ、機器 4 0 0 0 よりリセット情報が送信されたり、所定の時間の超過が判靳されたりする。

なお、ステップ S 4 0 0 3 における復帰命令と、ステップ S 4 0 0 4 における復帰命令は同じものであってもよいし、異なるものであってもよい。例えば、ステップ S 4 0 0 3 における復帰命令には、送信がサーバ装置 4 0 0 1 により行われたことを示す署名データが含まれており、ステップ S 4 0 0 4 においては、送信が情報端末 4 2 0 0で行なわれたことを示す署名データが含まれているようになっていてもよい。

図 4 1 は、サーバ装置から情報端末へ送信される復帰命令の一例を示す。復帰命令が送信されるべき機器が、メーカー名、型番、 -シリアル番号で特定されるようになって.いる。

(実施形態 7 ：情報端末の構成） .

図 4 2 は、本実施形態に係る情報端末の機能ブロック図を例示している。図 4 2 は、実施形態 3 に係る情報端末が、復帰命令受信部 4 2 0 . 1 と復帰命令送信部 4 2 0 2 を有することにより、構成される情報端末 4 2 0 0 を示している。他の実施形態の情報端末から本実施形態に係る情報端末を構成する場合も同様に、復帰命令受信部 4 2 0 1 と復帰命令送信部 4 2 0 2 とを備えることにより、構成することができる。

「復帰命令受信部」 4 2 0 1 は、情報端末と通信が可能なサーバ装置から送信される復帰命令を受信する。

「復帰命令送信部」 4 2 0 2は、復帰命令受信部で受信された復帰命令を、機器に対して送信する。ここでいう「機器」とは、復帰命令受信部 4 2 0 1 で受信された復帰命令で指定される機器である。あるいは、復帰命令受信部 4 2 0 1 で受信された復帰命令が機器を指定しない場合には、異常情報を送信した全ての機器、あるいは、特定の順序、例えば、異常情報を送信した機器の順に復帰命令を送信する。

(実施形態 7 ：情報端末の処理）

図 4 3 は、情報端末の本実施形態に特有の処理を説明する流れ図である。すなわち、復帰命令受信部 4 2 0 1 と復帰命令送信部 4 2 0 2 とに係る処理の流れ図である。情報端末は、サーバ装置から復帰命令を受信可能となると、図 4 3 の流れ図の処理を行う。ステップ S 4 3 0 1 において、復帰命令をサーバ装置から受信する。ステップ S 4 3 0 2 において、復帰命令を機器へ送信する。

なお、図 4 3 に例示された流れ図は、本実施形態に係る情報端末を計算機'により実現するためのプログラム（すなわち、端末処理プログラム）の処理の流れを表わしているとみなすこともできる。また、図 4 3 に例示された流れ図は、本実施形態に係る情報処理端末や端末処理プログラムで使用される方法（すなわち、異常報知方法）で行う手順の流れを示しているとみなすこともできる。

(実施形態 7 ：主な効果）

本実施形態により、情報端末のユーザが異常の発生した機器の復帰のさせ方を知らなくても、サーバ装置から遠隔操作で復帰させることが可能となる。また、機器が異常か復帰した場合には、その旨が知らされるようになっているので、ユーザの利便性が向上する。

以上のように、本実施形態は、請求の範囲第 9項に記載の情報端末について主に開示している。すなわち情報端末と通信が可能なサーバ装置から送信される復帰命令を.受信する復帰命令受信部と、前記復帰命令受信部で受信された復帰命令を、前記機器に対して送信する復帰命令送信部を有する請求の範囲第項 5項から第 8項のいずれか一に記載の情報端末について主に開示している。

なお、本実施形態により、後述の実施例 3 で説明するように、例えば、次のガス異常報知システム、ガス異常報知装置、ガス異常報知方法が提供できる。

すなわち、情報端末はガス機器の状態を監視するセンターのサーバ装置に通信回線で接続されたシステムであって、前記サーバ装置より情報端末を介して通信によってガス機器に異常解除を行い、異常解除の応答が成功であると、前記ポップアップ画面の内容を異常解除表示に変更、または画面消去を行うガス異常報知システムが提供できる。 '

また、ガス機器の状態を監視するセンターのサーバ装置と通信するセンター通信部を備えた情報端末であって、サーバ装置からの通信によつて前記情報端末の異常情報処理部にガス機器の異常解除処理を^わせ、 ' 前記異常解除の応答の成功を受信処理すると、前記ポップアップ画面の内容を異常解除表示に変更、または画面消去を行うガス異常報知装置が提供できる。

また、情報端末はガス機器の状態を監視するセンターのサーバ装置に通信回線で接続されたシステムのガス異常報知方法であって、サーバ装置より情報端末を介して通信によってガス機器に異常解除を行う手順と異常解除の応答が成功であると、前記ポップアップ画面の内容を異常解除表示に変更、または画面消去を行う手順とを備えた記載のガス異常報知方法提供できる。

なぜなら、図 4 0 のシーケンス図に示されるように、サーバ装置が復帰命令を送信すると、情報端末を経由して機器に復帰命令が送信され、その後、機器が異常から復帰すると、消去部によりポップアップ表示を消去したり、あるいは、異常復帰報知部により、異常復帰情報を報知したりするからである。

(実施形態 8 )

本発明の実施形態 8 として、リセット情報が、情報端末と通信が可能なサーバ装置を介して取得される情報端末について説明する。

すなわち、実施形態 3から 6 のいずれか一に記載の実施形態において、情報端末のリセット情報取得部が、情報端末と通信が可能なサーバ装置を介してリセット情報を取得する。実施形態 3 または 4 においては、例えば、サーバ装置と機器とが通信を行い（情報端末を介していてもよい）、サーバ装置からの操作により機器が異常から復帰したとサーバ装置が判断すると、サーバ装置は、リセット情報を情報端末に対して送信する。

実施形態 5 または 6 においては、リセット情報出力部から出力されるリセット情報がサーバ装置へ送信され、サーバ装置は、受信したリセット情報を返信する。

(実施形態 8 ：主な効果）

本実施形態においては、サーバ装置が機器を管理して ¾常からの復帰を判断することができる（本実施形態が実施形態 3 または 4 に基づく場合）。また、サーバ装置で機器が異常から復帰したかどうかの記録を行うことができる（本実施形態が主に実施形態 5 または 6 に基づく場合）。以上のように、本実施形態は、請求の範囲第 1 0項に記載の情報端末について主に開示している。すなわち、前記リセット情報取得部は、情報端末と通信が可能なサーバ装置を介してリセット情報を取得する請求の範囲第 5項から第 8項のいずれか一に記載の情報端末について主に開示している。

なお、本実施形態により、後述の実施例 3で説明するように、例えば、次のガス異常報知システム、ガス異常報知装置、ガス異常報知方法が提供できる。

すなわち、センターのサーバ装置から異常表示のみを解除できるよう、情報端末はガス機器の状態を監視するセンターのサーバ装置に通信回線で接続されたシステムであって、情報端末にガス機器で発生した異常情報が表示されている時、サーバ装置の異常表示の解除操作によって情報端末の異常表示画面の内容を異常解除表示に変更、または画面消去を行うガス異常報知システムが提供できる。また、ガス機器の状態を監視するセンターのサーバ装置と通信するセンター通信部を備えた情報端末であって、情報端末の表示部にガス機器で発生した異常情報が表示されている時、サーバ装置からの異常表示解除情報を異常情報処理部で受信すると、情報端末の異常表示画面の内容を異常解除表示に変更、または画面消去を行うガス異常報知装置が提供できる。

また、情報端末はガス機器の状態を監視するセンターのサーバ装置に通信回線で g続されたシステムのガス異常報知方法であって、情報端末にガス機器で発生した異常情報が表示されている時、サーバ装置の異常表示の解除操作によって情報端末の異常表示画面の内容を異常解除表示に変更、または面面消去を行う手順とを備えたガス異常報知方法が提供できる。 .

(実施形態 9 )

本発明の実施形態 9 として、異常情報を記録する情報端末について説明する。

すなわち、実施形態 5 から 8 のいずれか一に記載の実施形態において、情報端末は、記録部を有している。

「記録部」は、異常情報には、異常の優先度を示す優先度情報が関連付けられており、異常情報端末受信部で受信した異常情報に関連付けられていた優先度情報が示す優先度に基づいて異常情報を異なる領域に記録する。 .

「優先度」の例としては、異常が（ 1 ) 致命的なもの（ 2 ) 注意するべきもの（ 3 ) 無視して構わないもの、 3段階がある。異常情報の中に、優先度情報が含まれていてもよいし、情報端末の中で異常情報と優先度情報との関連付けが行なわれた結果を示す情報が保持されており、その保持された情報に基づいて、優先度が判断されてもよい。あるいは、実施形態 1 のようにサーバ装置に異常情報を送信して、優先度を得るようにしてもよい。また、優先度に応じて、異常情報が記憶される領域のサィズを変更するようにしてもよい。あるいは、優先度ごとの記憶領域が全て使用された場合の処理を、優先度に応じて変えるようにしてもよい。例えば、低い優先度の異常情報は、古いものから削除を行い、高い優先度の異常情報は、低い優先度の異常情報が記憶されている領域を割り当てるようにしてもよい。

また、優先度の別の例としては、（ 1 ) 記録された異常情報が、任意の又は特定のタイミングで消去されてもかまわない、（ 2 )記録された異常情報が所定の条件が成立するまで消去されてはいけないもの、の 2段階がある。例えば、機器や情報端末に対するユーザの操作履歴を示す異常情報やユーザの操作の単純な誤りにより引き起こされた異常情報などは重要度が低く、任意の又は特定のタイミングで消去されてもかまわないものである。一方、致命的なエラーを示す異常情報や、あってはな'らないエラーを示す異常情報などは、所定の条件が成立するまで消去'されてはいけないものである。そこで、任意の又は特定のタイミングで消去されてもかまわない異常情報については、情報端末の揮発性の記憶領域に記録し、所定の条件が成立するまで消去ざれてはいけない異常情報については、不揮発性の記憶領域、例えば、可搬型のメモリカードに記録する。このように優先度により記憶領域を分けることにより、致命的なェラーやあってはならないエラーの解析を行うことができる。

(実施形態 9 ：情報端末の構成）

図 4 4 は、本実施形態に係る情報端末の機能プロック図を例示している。図 4 4は、実施形態 3 に係る情報端末が、記録部 4 4 0 1 を有することにより構成される情報端末 4 4 0 1 を示している。他の実施形態の情報端末から本実施形態に係る情報端末を構成する場合も同様に、記録部 4 4 0 1 を備えることにより構成することができる。

(実施形態 9 ：主な効果）

本実施形態により、優先度ごとに異常情報が記録されるため、機器の故障の解析や予測が行いやすくなる。また、特定の優先度の異常情報を可搬型のメモリデバイスなどに記録することにより、異常情報が記録されたメモリデバイスを機器のメンテナンスなどを行うサ一ビスセンターに持ち込むことにより、種々のサービスを提供することができる。例え ' ば、異常情報を解析してユーザの利用の仕方を.推定して、そのユーザにとって利得が得られるような使用方法を提案したり、別の機器の購入を薦めることができる。

以上の.ように本実施^態は、請求の範囲第 1 1項に記載の情帮端末に

' ついて主に開示している。すなわち、異常情報には、異常の優先度を示 -す優先度情報が関連付けられており、前記異常情報端末受信部で受信された異常情報に関連付けられた優先度情報が示す優先度に基づいて前記異常情報を異なる領域に記録する記録部を有する請求の範囲第 5項'から第 8項のいずれか一に記載の情報端末について主に開示している。

なお、本実施形態により、後述の実施例 2で説明するように、次の異常報知システム、異常報知装置が提供できる。

すなわち、家電機器または設備機器と通信し前記機器を管理 · 制御する情報端末を備え、情報端末で前記家電機器または設備機器で発生した異常を報知するシステムにおいて、家電機器または設備機器で異常が発生し情報端末に異常を報知すると、前記異常情報の優先度ごとに分割して異常履歴情報を管理 ' 保持する異常報知システムが提供できる。

また、家電機器または設備機器と通信し、前記機器で発生した異常を記録する情報記録部と、異常を受信すると異常内容の優先度を判定処理する異常情報処理部を備え.、異常情報の優先度ごとに情報記憶部に記憶領域を分割し、異常履歴情報を管理，保持する異常報知装置も提供できる

. (実施例 1 )

本発明の実施例について説明する。本実施例により開示される內容を述べると以下のようになる。 .

本実施例は、第 1 に、家電機器または設備機器と通信し前記機器を管理 · 制御する情報端末を備え、前記情報端末は通信網を介してサーバと通信し前記家電機器または設備機器で発生した異常情報を報知する異常報知方法であり、家電機器または設備機器で異常が発生した場合、情報端末を介して異常情報をサーバへ報知する手順と、サーバは前記異常情報に付帯する異常番号より異常内容と対処方法を情報端末へ送信する手順と、前記送信された異常内容と対処方法を情報端末の表示部で表示させる手順を備えた異常報知方法の使用を例示している。このような異常報知方法により、ネット家電 · ネット設備機器で発生した異常情報を、サーバで判断し、異常内容と対処方法を送信するので、 .多くの機器に対応した詳細な対処方法をユーザに提供できるようになり、異常情報の設定変更や対処方法の変更がサーバを変更するだけでできるようになる。なお、この異常報知方法は、前述の実施形態 1 の異常処理システム全体の動作方法に対応している。

また、本実施例は、第 2 に、異常番号を受信したサーバによる、' 異常' 番号より異常内容を判断処理する手順と、判断処理の結果で、情報端末で表示する異常內容と対処方法を送信、または表示させない場合には、非表示情報送信する手順を備えた上記第 1 に記載の異常報知方法の使用を例示して.いる。このような異常報知システムにより、サーバでの異常情報の判断処理で、報端末での異常情報の表示、非表示を切り替えることができるようになりサービス機能が高くなる。またサーバ側では様々な内容の異常情報が蓄積できる。. なお、この'異常報知方法は、前述の実施形態 2のサーバ装置の動作方法に対応している。

また、本実施例は、第 3 に、家電機器または設備機器と通信し前記機器を管理 · 制御する情報端末を備え、前記情報端末'は通信網を介してサーバと通信し前記家電機器または設備機器で発生した異常情報を報知するシステムであり、家電機器または設備機器で異常が発生した場合、情報端末を介して異常情報をサーバへ報知 L、サーバは前記異常情報に付帯する異常番号より異常内容と対処方法を情報端末へ送信し、異常内容と対^方法を情報端末の表示部で表示させる異常報知システムの実施を例示している。このような異常報知システムにより、サーバで異常情報の内容を判断処理し、その対処情報を情報端末へ送信するので、多くの機器に対応した詳細な対処方法をユーザに提供できるようになり利便性が高まると共に、異常情報の設定変更や対処方法の変更がサーバを変更するだけでできるようになる。なお、この異常報知システムは、前述の実施形態 1 の異常処理システムに対応している。

また、本実施例は、第 4 に、異常番号を受信したサーバが、異常番号より異常内容を判断処理し、情報端末で表示する異常内容と対処方法を送信、または表示させない場合には、非表示情報を送信する上記第 3 として記載の異常報知システムの実施を例示している。このような異常報知システムにより、サーバでの異常情報の判断処理で、情報端末での異常情報の表示、非表示を切り替えることができるようになり、システムのサービス機能が高くなる。またサーバ側では様々な内容の異常情報が蓄積できるので、メーカでの商品開発に利用することができるようになる。なお、この異常報知システムは、前述の実施形態 2のサーバ装置を有する異常処理システムに対応している。

また、本実施例は、第 5 に、家電機器または設備機器と通信し前記機器を管理 · 制御する情報端末を備え、前記情報端末は通信網を介してサーパと通信し前記家電機器または設備機器で発生した異常情報を報知する装置であり、家電機器または設備機器で異常が発生した場合、情報端末をして異常情報をサーバへ報知し、サーバは前記異常情報に付帯する異常番号より異常内容と対処方法を信し、受信した異常内容と対処方法を情報端末の表示部で表示させる情報端末を利用した異常報知装置の実施を例示している。このような異常報知装置により、サーバで異常情報の内容を判断処理し、その対処情報を情報端末へ送信するので、多くの機器に。対応した詳細な対処方法をユーザに提供できるようになり利便性が高まると共に、異常情報の設定変:^や対処方法の変更がサーバを変更するだけでできるようになる。なお、この異常報知装置の動作は、前述の実施形態 1 の情報端末を用いた装置の動作に対応している。

また、本実施例は、第 6 に、異常番号を受信したサーバは、異常番号より異常內容を判断処理し、情報端末で表示する異常内容と対処方法を送信、または表示させない場合には非表示情報を送信し、受信した情報に応じて異常情報の表示を行う情報端末を利用した上記第 5 に記載の異常報知装置の実施を例示している。このような異常報知装置により、サーパでの異常情報の判断処理で、情報端末での異常情報の表示、非表示を切り替えることができるようになりシステムのサービス機能が髙くなる。また、サーバ側では様々な内容の異常情報が蓄積できるので、. メー力での商品開発に利用することができるようになる。なお、この異常報知装置の動作は、前述の実施形態 2 のサーバ装置を用いた装置の動作に対応している。

図 4 5 は、本癸明の実施例における情報端末を情報端末とする家電機器 · 設備機器の表示または制御を行ぅネットワークシステムを示すものである。図 4 5 において、洗濯機 4 5 0 1 、電子レンジ 4 5 0 2、給湯機リモコン 4 5 0 3 は、ネットワーク接続機能を備えたネット家電であり、各々無線装置 4 5 0 1 d、 4 5 0 2 d、 4 5 0 3 dが接続され、無線で情報端末 4 5 0 5 と通信する機能を備えている。無線装置 4 5 0 1 d、 4 5 0 2 d、 4 5 0 3 d は、無線 L AN、 bluetooth ( R ) または特定小電力無線などの通信媒体で構成される。 - '

ここで、ネット家電とは、インターネットを含む様々なネットワークに接続する機能を有し、家庭内に設置，使用される家電機器、設備機器を示す概念であり、洗濯機 4 5 0 Ί 、電子レンジ 4 5 0 2、給湯機リモコン 4 5 0 3 の他に図示していないが、冷蔵庫、エアコン、給湯機、温水利用システム、乾燥機、食器洗い乾燥機、掃除機、ガステーブル、 I Η機器、炊飯器、温水洗浄便座、電子錠、各種セキュリティセンサ（人感センサ、防犯センサ）、ホームサーバ、テレビ、ビデオ、 D V D機器、パーソナルコンピュータ、 P D Aなどの情報端末、携帯電話、 F AX ( F a c s i m i 1 e ), 電話機、オーディォ機器及びそのリモコンなどでもよい。また霉カメーター、水道メーター、ガスメータでもよい。前記メ一ター機器と接続し、計測したエネルギー使用量、料金を情報端末 4 5 0 5 に表示することもできる。

これらのネット家電が、ネットワーク通信機能を備えることにより、通信手段によってネット家電の制御状態やメンテナンス情報を情報端末 4 5 0 5 に表示したり、また情報端末 4 5 0 5 より自動的に制御を行つたりする。またネット家電を管理するサーバ 4 5 0 6 からネット家電に新しいソフトウ'エアをダウンロードしたり、電子レンジ 4 5 0 2へレシピ情報をダウンロードしたり、洗濯機 4 5 0 1 で洗濯プログラムをダウンロードするものである。また宅外より携帯電話、 P D A、パーソナル 'コンピュータを用いて、インタ一ネット 4 5 0 7や情報端末 4 5 0 5 を介してネット家電を制御できるものである。

また、図 4 6 に示すように、洗濯機 4 5 0 1 は、 C P U 4 5 0 1 aやメモリ 4 5 0 1 b 、 L C D ( L i q u i d C r y s t a l D i s ρ 1 a y ) や E L ( E l e c t r o L u m i n e s c e n c e ) ディスプレイなどの表示手段であるディスプレイ 4 5 0 1 cや無線装置 4 5 0 1 dなどの必要なハードリソースを備、'これらを協働させて図 4 7 に示すような制御部 4 7 0 7、情報記憶部 4 7 0 8、動作状態監視部 4 7 0 9、時間計測部 4 7 1 0、無線通信部 4 7 1 1 を機能させている。制御部 4 7 0 7 は、無線通信部 4 '7 1 1 などの各機能部をコントロールしている。無線通信部 4 7 1 1 に洗濯機 4 5 0 1 の動作状態、すなわち、給水、撹拌、排水、脱水や、残り時間情報などを報知させ、情報端末 4 5 '0 5 で表示を行わせる。また、図 4 8 に示すように、制御部 4 7 0 7は、動作状態電文生成部 4 8 0 1 の機能を提供し、後述する動作状態監視部 4 7.0 9 で洗濯部 4 8 0 2 の動作'状態（運転開始、運転終了、給水、撹拌、排水、脱水などの状態）の変化を監視し、状態変化があつた場合や、機器状態が異常の場合、情報端末 4 5 0 5 に対して「動作状態電文」または「機器異常電文」を、無線通信部 4 7 1 1 を介して送信する。

情報記憶部 4 7 0 8 (メモリ 4 5 0 1 b ) は、洗濯機 4 5 0 1 で管理する制御情報やダウンロードされた洗濯プログラムを記録し保持する機能を有し、不揮発性の Flashメモリや R AM (R a n d o m A c c e s s M e m o r y ) などで構成される。

動作状態監視部 4 7 0 9 は、洗濯機 4 5 0 1 の動作中に各駆動部の状態や、洗濯コースの進行状態を監視し、前記情報記憶部 4 7 0 8 に記録している。また、動作中に発生するユーザの使用エラーや、洗濯機 4 5 0 1 內部の部品故障などを監視している。通常、家電機器や設備機器には、前記のように使用エラーのような軽微な機器異常と、部品故障のような重要な機器異常がある。本実施例では、この重要度に応じて異常発生の履歴をサーバ 4 5 0 6や情報端末 4 5 0 5 の本体に記録し管理する _t 記録された制御状態情報は,、定期的に情報端末 4 5 0 5 より送信されてくる「動作状態確認電文」を受信したときの応答電文に前記制御状態情報をセットし情報端末 4 5 0 5 へ送信し情報端末 4 5 0 5 に機器の動作状態を知らせる。また.、機器に異常が発生した場合、「機器異常電文」を情報端末 4 5 0 5へ送信する。

時間計測部 4 7 1 0は、洗濯機 4 5 0 1 の動作時間、電力使用時間、終了までの時間等を計測するタイマーを駆動している。また、運転開始日時や運転停止日時を情報記憶部 4 7 0 8 に記録し動作履歴を残す。

無線通信部 4 7 1 1 (無線装置 4 5 0 1 d ) は、特定小電力無線（ 4

2 9 M H z帯）を利用した無線システムを構成する。特定小電力無線は、 '通信速度が低速であるが小電力なので機器制御に適している。次に述べる情報端末 4 5 0 5 の無線通信部 4 7. 0 6 との間で、ワイヤレスで通信可能な有効伝送距離内に設置されているものである。なお、無線通信部 4 7 1 1 (無線装置 4 5 0 1 d ) は、図示はしないが、洗濯機 4 5 0 1 と別々に設けて構成してもよい。

また、電子レンジ 4 5 0 2 も、前記洗濯機 4 5 0 1 と同様のハードリソースを備え、図 4 7 に示すような制御部 4 7 1 2、情報記憶部 4 7 1

3 、動作状態監視部 4 7 1 4、時間計測部 4 7 1 5、無線通信部 4 7 1 6 を同様に機能させている。

また、本実施例では図示しないが、洗濯機 4 5 0 1 には、洗濯機能を提供する給水装置やモータ、電子レンジ 4 5 0 2 には、電波を放射するマグネトロンなどのハードリソースをそれぞれ備えているものである。なお、これらの通信媒体は無線に限定されるものではなく、電灯線通信、光通信、 E t h e r n e t ( R ) など宅内ネットワークを形成するものであれば何でも構わない。

また、情報端末 4 5 0 5 は、 P S T N ( P u b 1 i c S w i f c h e d T e l e h o n e N e t w o r k )、 I S D N ( I 'n t e g r a t e d S e r v i c e D i g i t a l N e t w o r k )、 AD S L (A s y n m e t r i c D i g i t a l S u b s r i b e r L i n e )_N C A T V ( C o mm u n i t y A n t e n n a T e l e V i s i o n ) 網、光ケーブル、 P H S ( P e r s o n a 1 H a n d y p h o n e S y s t e m)、無線通信網などで構成された通信媒体を利用して I S P (インターネットサービスプロバイダ）に接続し、インタ一ネット 4 5 0 7 を介してサーバ 4 5 0 6 に接続される。また、情報端末 4 5 0 5 の機能として、ネット家電通信とインターネット通信で利用されるアプリケーションプロトコルを相互に変換する機能を備え、サーパ 4 5 0 6 に接続を行う場合に必宴なユーザ認証用の I D、パスワードなどを保持する。さらに、情報端末 4 5 0 5 と通信を行う無線装置の I D情報も保持する。 .

また、情報端末 4 5 0 5 は、図 4 6 に示すように、 C P U 4 5 0 5 a、メモリ 4 5 0 5 b , FlashR O M (Read Only Memory)、 R OM, H D D (Hard Disk Drive) などの外部記憶装置 4 5 0 5 e の他に、ネット家電の機器状態やサーバより提供されるサービス情報を表示する L C D、 E Lなどで形成されるディスプレイ 4 5 0 5 c 、ネット家電の無線装置と通信する無線装置 4 5 0 5 d、モデムや E t h e r n e t ( R ) などの通信インターフェース 4 5 0 5 f などのハードリソ一スを具備し、これらを協働させて、図 4 7 に示すように、通信部 4 7 0 0、表示部 4 7 0 1 、情報記憶部 4 7 0 2、第 2の情報記憶部 4 7 0 3、異常情報処理部 4 7 0 4、時間計測部 4 7 0 5、無線通信部 4 7 0 6 を機能させている。通信部 4 7 0 0 は、情報端末 4 5 0 5 をインターネット 4 5 0 7 もしくは電話回線などの外部への通信網に接続して、図 4 7 に示すサーバ 4 5 0 6 との間でデータ送受信可能な状態を実現する。具体的には、図 4 7 において、通信部 4 7 0 0 は、図示しないが N C U (ネットワークコントロールュニット）やルータ装置を介して I S Pに、 P P P (Point to Point Protocol)、 P P P o E ( P P P o v e r E t h e r n e t )、 P P P o A ( P P P o v e r A t m ) などのプロトコルで接続し、そこから.インターネット 4 5 0 7 を通じてサーバ 4 5 0 6 に T C P / I P接^する。

表示部 4 7 0 1 は、前述したディスプレイ 4 5 0 5 。であり、メニュ · 一表示を提供し、各ネット家電を選択すると、情報端末 4 5 0 5が現在管理する動作状態を表示する。またサーバ 4 5 0 6 より提供される生活情報のホームページ情報を表示したり、情報端末 4 5 0 5が管理するネットワークとネッド家電の設定メニューも表示したりする。また、表示部 4 7 0 1 はタツチパネルで形成され、表示されたアイコンを直感的に操作させている。

情報記憶部 4 7 0 2は、メモリ 4 5 0 5 bで構成される。各機器より送信されてきた動作状態情.報や、機器異常情報を一時的に記憶したり、情報端末 4'5 0 5 で実行処理されるプログラム、プロセスを展開する作業領域と.して使用されたりするものである。情報記憶部 4 7 0 2上に展開されたプロセス等はその処理を停止した時、その処理に動的に割り当てられメモリ空間を開放し、別のプロセスが次に起動された時、使用で, きるようになる。

第 2 の情報記憶部 4 7 0 3 は、 FlashR OMなどの外部記憶装置 4 5 0 5 e で構成される。情報端末 4 5 0 5で電源が切られても保持すべき情報を記録している。情報端末 4 5 0 5 をサーバ 4 5 0 6 で認証するための認証情報である端末 I D、パスワードを記録したり、通信相手であるネット家電群の管理情報、各機器が報知してきた機器異常情報などを保持したりしている。

異常情報処理部 4 7 0 4 は、無線によって接続されたネット家電、ネット設備機より報知された機器異常情報を受信処理し、サーバ 4 5 0 6 へ報知する電文を生成し、通信部 4 7 0 0 よりインターネット 4 5 0 7 を介してサーバ 4 5 0 6へ報知する。サーバ 4 5 0 6 では機器異常情報の内容の判断と、受信した異常情報の対処方法を生成し返信する。

時間計測部 4 7 0 5 は、時間 · 時刻を計測するものである。異常情報処 a部.4 7 0 4では、異常情報が受信した場合、日時情報を取り出し、受信した機器異常情報と一緒にサーバ 4 5 0 6へ報知する。また、各機器の動作状態を取得するためのポーリング電文である「動作状態確認電文」は、時間計測部 4 7 0 5で計時した一定诗間毎に送信される。

無線通信部 4 7 0 6 は無線装置 4 5 0 5 dで構成するものであり、異常情報電文や各種の制御電文をネット家電に対して無線によって送受信するものである。無線媒体は、無線 L AN、 Bluetooth (R)、特定小電力無線、 P H Sなどいずれでも構わない。また、通信プロトコルは、ェコーネットや I P ( I n t e r n e t P r o t o c o l ) などいずれでも構わない。

本実施例では、図示はしないが I S Pはインターネットサービスプロバイダであり、インターネット接続を行うサービスを行うものである。通信プロトコルにはインターネットで一般的に使用される T C P , I P H T T Pなどを使用し通信を行う。通信されるデータは、インターネット上の WWW (World Wide Web) サーバで一般的に利用されている H T M L (H y p e r T e x t M a r k — u p L a n g u a g e ) や.、 X H T M L ( e X t e n s i b 1 e H TM L )、 XM L、 J a v a ( R ) などを利用する。画像データや音声データは、一般的にインターネットで利用されるフォーマツトであれば何でもよくフォーマツトには依存しない。ユーザ宅内で管理されるネット家電のメンテナンス情報や異常情報がサーバ 4 5 0 6 に送信される。

一方、サーバ 4 5 0 6 は、前記情報端末 4 5 0 5 から送信ざれてきた情報端末 4 5 0 5 の認証要求や異常情報.報知などの種別を判断処理し、前記電文の応答を送信する。そのため、図 4 9 に示すように、 C P U 4 5 0 6 a 、メモリ 4 5 0 6 b 、外部記憶装置 4 5 0 6 c 、通信ィ'ンターフェース 4 5 0 6 dなどのハードリソースを具備し、これらを協働させて、図 5 0 に示す、送受信部 5 0 0 1 、認:証 · 判断処理部 5 0 0 2、ュ一ザ情報データベース 5 0 0 3、送信情報作成部 5 0 0 4、入力登録部 5 0 0 5、異常対処方 ¾データペース 5 0 0 6 を機能させる。

送受信部 5 0 0 1 は、インターネット 4 5 0 7 を介して情報端末 4 5 0 5から認証要求や異常情報報知などの T C P / I P接続があつたときに、情報端末 4 5 0 5 との間で送受信を行う状態を確立させ、情報を送霁,信するものである。

認証 . 判断処理部 5 0 0 2 は、認証要求時に情報端末 4 5 0 5 から受信する情報端末 4 5 0 5 の認証情報である端末 I D、パスワードをユーザ情報データベース 5 0 0 3 で管理するユーザ情報と比較認証する処理を行う。また、データの種別をそのデータに付帯するデータ識別子によつて判断する。本実施例の受信データには、認証情報の他.には異常情報報知などが含まれる。認証処理が完了した後、異常情報報知を受けると、付帯するユーザ情報でユーザ情報データベース 5 0 0 3 を検索し、ユーザの通信履歴情報として記録する。

ユーザ情報データベース 5 0 0 3 は、前述したようにユーザの名前、住所、地域コード、電話番号、保有するネット家電種類、ネット家電 I D、各ネット家電の報知履歴情報等が記録される。

. 送信情報作成部 5 0 0 4 は、サーバ 4 5 0 6 より制御する場合の制御電文を作成したり、またユーザの情報端末 4 5 0 5 より報知された電文に対応した応答電文、また情報送信を行う場合に送信情報を作成したりする。異常情報報知を受信した場合は、. 前記,異常情報に対応した「異常内容」と「異常対処方法」の情報を生成し、送信元の情報端末 4 5 0 5 へ送信される。応答電文の場合、受信された電文に付帯するユーザ情報、端末 I D等に対し、応答電文を生成し送信する。また、.サーバ側オペレータゃ携帯電話等を利用したユーザからサーバ 4 5 0 6 を操作し、ユーザのネット家電を制御する場合、送信したいユーザの端末 I D .、 I P情報をユーザ情報データベース 5 0 0 3 より取得し、送信制御電文を生成し送信を行う。

入力登録部 5 0 0 5 は、オペレータによるユーザ情報の登録等を行うものである。また、ユーザの保有するネット家電への制御電文送信や、情報端末 4 5 0 5 に保持するメンテナンス情報読みだし電文送信を行うコマンド入力を行う。

異常対処方法データベース 5 0 0 6 は、ネット家電、ネット設備機器で発生する異常情報の異常番号（エラーコード）に対応する異常内容と、前記異常内容の異常対処方法が蓄積されデータベース化されている。情報端末 4 5 0 5 より報知された異常情報電文に付帯する異常番号より、その異常内容を異常対処方法データベース 5 0 0 6で検索し内容情報を取得させる。また前記異常の対処方法も合わせて検索され取得されるものである。

なお、図 5 0ではサーバ 4 5 0 6 を 1 つの装置のように図示したが、サーバ装置が複数であってもよく、また、ユーザ情報データベース 5 0 0 3や異常対処方法データベース 5 0 0 6 は別の装置、または別の場所にあっても構わない。また、ユーザ情報データベース 5 0 0 3 は、ネット家電に対する他のサービス、例えばテレコンサービスやセキュリティサービスなどの管理情報と兼用されていても構わない。

本実施例では、通信媒体としてインターネット 4 5 0 7 を介して接続しているが、必要に応じて専用線や電話線で接続する構成にもでき、ィンターネット 4 5 0 7に限定されるものではない。

次に、本実施例のシステムでのネット家電の異常報知方法の動作 . 作用について説明を行う。

洗濯機 4 5 0 1や電子レンジ 4 5 0 2 などのネット家電はユーザに使用されない限り動作はしない。しかしながら、情報端末 4 5 0 5では各ネット家電の動作状態を確認する必要があり、定期的なタイミングで「動作状態確認電文 J をポーリング送信している。そして、定期的なタイミングで各ネット家電がどういう状態で動作しているかを取得し、情報端末 4 5 0 5 に記録し、ユーザに情報提供している。例えば、定期的とは、 3時間に' 1 回各ネット家電個々に動作状態確認電文を送信し、順番に動作状態を取得していく動作である。

また、ネット家電の動作状態を情報端末 4 5 0 5 で管理すると共に、ネット家電で発生じた異常を、情報端末 4 5 0 5 を介してサーバ 4 5 0 6 へ報知し、前記異常に対する内容をユーザに説明する表示を行う機能を備える。また、異常情報によっては、その対処方法もサーバ 4 5 0 6 より受信し表示を行い、ユーザがどのように対処したらよいかをサポートする。異常情報には、ユーザの操作の間違いなどで発生し簡単に対応できる軽微な異常と、部品の故障などのメンテナンス員でのサポートが必要な重要な異常があり、それぞれ異なる異常としてサーバ 4 5 0 6 と、一部の情報は情報端末 4 5 0 5で履歴が管理される。

図 5 1 はネット家電で異常が発生した場合の異常表示が行われるまでの動作の流れを示している。ネット家電で生じた異常情報の内容をサーバ 4 5 0 6 で判定して、前記異常情報の説明と対処方法を情報端末 4 5 0 5で表示する機能を説明する。

ユーザがネット家電を使用している時、例えば、洗濯機 4 5 0 1 を操作し洗濯を-行う場合に洗濯部 4 8 0 2 に異常が発生すると、動作状態監視部 4 7 0 9 で異常を検出し、動作状態電文生成部 4 8 0 1 により、前記異常状態の「異常情報番号」を付帯した通信電文を.生成する。前記電文は無線通信部 4 7 1 1·により情報端末 4 5 0 5へ送信される（ステツプ S 5 1 0 1 )。 '

そして、情報端末 4 .5 0 5 の無線通信部 4 7 0 6 で受信された「異常情報電文 j は異常情報処理部 4 7 0 4 によりネット家電の異常情報と判定されると、情報端末 4 5 0 5 にある第 2 の情報記憶部 4 7 0 3 の所定領域に記憶する。また、記憶領域の容量は制限があるので、履歴保持を行う数は予め設定されている。この場合、軽微な異常情報と重要な異常情報は別々の領域に保持され、軽微な異常情報が多く発生しても重要な異常情報の履歴が消えないようにしている。そして、異常情報電文を、インターネット 4 5 0 7 を介してサーバ 4 5 0 6 と'通信できる電文形式に変換し、通信部 4 7 0 0 によりサーバ 4 5 0 6へ前記異常情報が送信される。このとき前記異常情報の「異常情報番号」を付帯レて送信している（ステップ S 5 1 0 2 )。この時に行われるサーバ 4 5 0 6へ報知と情報端末 4 5 0 5への履歴記録はどちらが先でも構わない。

サ.一パ 4 5 0 6 は、送受信部 5 0 0 1 によってユーザの情報端末 4 5 0 5からの通信電文を受信し、認証'判断処理部 5 0 0 2でユーザ認証、端末認証を行った後、受信した異常情報の内容を判断処理する。そして付帯した「異常情報番号」より異常内容を判定し、異常情報が情報端末 4 5 0 5 に前記異常内容を表示すべき内容かどうかを判断処理する（ステツプ S 5 1 0 3 )。

この時、ユーザに示すべき表示内容がある場合、送信情報作成部 5 0

0 4 は前記内容に応じた異常内容と対処方法の情報を、異常対処方法データベース 5 0 0 6 により取得し、情報端末 4 5 0 5への送信情報を作成する。そして送受信部 5 0 0 1 より情報端末 4 5 0 5へ応答電文として送信する（ステップ S 5 1 0 4 )。この時、異常内容によっては、異常対処方法を送信しない場合や、異常表示情報を送信しない場合もある。そして、通信部 4 7 0 0で前記応答電文を受信する。前記受信内容は、異常情報処理部 4 7 0 4で表示内容を取得され、表示部 4 7 0 1 でメニ画面上に、異常情報としてポップアップ表示させる。例えば、洗濯機 4 5 0 1 が故障したことがサーバ 4 5 0 6で判定されると、異常内容として、「【洗濯機】- 部品故障発生！」等のメッセージを送信し、異常対処方法として、「サービスセンターへ連絡ください！ 03— **** -

****」のようにサービスセンターの電話番号と対応方法をユーザに対して明示する。この時の表示画面を図 5 2 に示す。情報端末の表示画面 5

2 0 1 上に、ポップアップ異常表示画面 5 2 0 2 として表示している（ステツプ S 5 1 0 5 )

次に、サーバ 4 5 0 6で異常情報を受信したがユーザに知らせる必要はなく、表示させない場合について説明する。図 5 .1 において、ステツプ S 5 1 0 3 で異常情報番号により表示必要なしと判定された時、サ一バ 4 5 0 6 の送信情報作成部 5 0 0 4 は「非表示情報」をセットし応答電文を作成し送信する（ステップ S 5 1 0 6 )。

受信した情報端末 4 5 0 5 は、異常情報処理部 4 7 0 4で前記情報内容を取得し、非表示情報がセットされているとポップアップ表示を出さない。ユーザには何も新規に表示されず、メニュー画面が表示されていることになる（ステップ S 5 1 0 7 )。なお、異常情報を情報端末 4 5 0 5 よりサーバ 4 5 0 6へ報知した時、すべての異常情報はユーザ情報と共に、ユーザ情報データベース 5 0 0

3 に記録され管理されている。

また、本実施例では、低速な無線通信である特定小電力無線（ 4 2 9 MH z 帯）を用いた場合を説明したが、これに限定されるものではなく電灯線通信や無線 L AN (802.11b など）であっても同様に構成できるものであり効果がある。

また、ネット家電の動作はネット家電によって異なり、異常情報の内容やその判定 · 判断処理も異なるものである。またサーバ 4 5 0 6側の設定により、異常情報の内容表示の扱いを変更することもでき、非表示であったものを異常表示に任意に変更できるものである。

また、情報端末 4 5 0 5 は図示していないが、ネット家電のゲートゥエイ装置としてもよく、. 表示部 4 7 0 1 は別装置として設けてもよい。また、情報端末 4 5 0 5 とサーバ 4 5 0 6 はインターネット 4 5 0 7 で接続されると説明したが、それに限定にされものでない。また通信回線は、加入回線（電話回線）、 I S D N, AD S L , C A T V, F T T H ( F i b e r T o T h e H o m e )、無線 L A N，. E t'h e r n e - t ( R ) などでも構わない。 - また、本実施例はいずれも情報端末装置の手段の全てもしくは一部として、コンピュータを機能させるためのプログラムとしても同様に構成できるものである。プログラムとすることで、マイクロコンピュータ、パーソナルコンピュータ、または他の装置の一部の機能として実現できるようになり、利便性、汎用性が向上し、システムが構築しやすくなる。 'また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできる。

また、各部の具体的な構成は、上述した実施例のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。以上の説明のように、本実施例の構成によれば、サーバで異常情報の内容を判断処理し、その対処情報を情報端末へ送信するので、多くの機器に対応した異常内容とその詳細な対処方法をユーザに提供できるようになるので利便性が高まる。また、異常情報の設定変更や対処方法の変更がサーバを変更するだけでできるようになる。さらに、情報端末に多くの異常情報を判定する情報を保持する必要がなくなり、情報端末を安価に構成することもできるようになる。

また、異常情報をすベて一度サーバへ報知し、異常表示内容として、「非表示情報」を情報端末へ送信することで、情報端末での異常情報の表示、非表示を切り替えることができるようになり、システムでのサービス機能が向上する。また、サーバ側では様々な内容の異常情報が蓄積できるように、ユーザがどのようにネット家電を使用している力、またどのような状態かなどがサービス提供者が分かるようになり、メーカー側の商品開発やサービスに活かせるようになる。 .

また、プログラムとして、マイクロコンピュータ、パーソナノレコンビユータ、，または他の装置の少なくとも一部の機能として実現することで利便性、汎用性が向上し、システムが構築しやすくなる。また、記録媒体に記録したり通信回線,を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできるようになる。

(実施例 2 )' ―

本発明の別の実施例について説明する。以下に説明される実施例により開示される内容を述べると'以下のようになる。

本実施例は、第 1 に、家電機器または設備機器と通信し前記機器を管理 · 制御する情報端末を備え、情報端末で前記家電機器または設備機器で発生した異常を報知するシステムにおいて、家電機器または設備機器で異常が発生し情報端末に異常を報知すると前記異常内容を示す表示画面がポップアップ表示し、前記異常を報知した家電機器または設備機器よりリセット情報が情報端末に報知されると、前記ポップアップ画面を消去する異常報知システムの実施を例示している。このよう.な異常報知システムにより、ポップアップ表示画面を消去することで、ユーザに異常解除を分かりやすくし利便性を向上させることができる。なお、この異常報知システムの動作は、前述の実施形態 3 の情報端末を用いたシステムの動作に対応している。

また、本実施例は、第 2 に、家電機器または設備機器と通信し、前記機器で発生した異常を報知する表示部と、異常を受信すると表示部に異常内容のポップアップ画面を表示させる異常情報処理部を備え、異常が発生しポップアップ画面が表示されている時、異常を報知した機器からのリセット情報を受信するとポップアップ画面を消去する異常報知装置の実施を例示している。このような異常報知装置により、ポップアップ表示画面を消去することで、ユーザに異常解除を分かりやす <：し、異常報知の利便性を向上させることができる。なお、この異常報知装置の動作は、前述の実施形態 4の情報端末を用いた装置の ¾作に対応している。また、本実施例は、第 3 に、家電機器または設備機器と通信し前記機器を管理 · 制御する情報端末を備え、情報端末で前記家電機器または設備機器で発生した異常を報知するシステムにおいて、家電機器または設備機器で異常が発生し情報端末に異常を報知すると、前記異常情報の優先度ごとに分割して異常履歴情報を管理 · 保持する異常報知システムの実施を例示している。このような異常報知システムにより、優先度ごとに異常情報を別々に履歴情報を管理 · 保持することで、発生しやすい軽微な機器異常により、重要な機器異常履歴が消去されることを防止できるようになる。なお、この異常報知システムの動作は、前述の実施形態 9 の情報端末を用いたシステムの動作に対応している。

また、本実施例は、第 4 に、家電機器または設備機器と通信し、前記' 機器で発生した異常を記録する情報記録部と、異常を受信すると異常内. 容の優先度を判定処理する異常情報処理部を備え、異常情報の優先度ごとに情報記憶部に記憶領域を分割し、異常履歴情報を管理 · 保持する異常報知装置の実施を例示している。このような異常報知装置により、優先度ごとに異常情報を別々に履歴情報を管理，保持することで、発生しやすい軽微な機器異常により、重要な機器異常履歴が消去されることを防止できるようになる。なお、この異常報知装置の動作は、前述の実施形態 9 の情報端末を用いだ装置の動作に対応している。

図 5 3 は、本発明の実施例における情報端末による家電機器 · 設備機器の状態表示または制御を行うネットワークシステムを示している。

図に示すように、洗濯機 5 3 0 1 、電子レンジ 5 3 0 2、給湯機リモコン 5 3 0 3 は、ネットワーク接続機能を備えたネット家電であり、各々無線装置 5 3 0 1 d、 5 3 0 2 d、 5 3 0 3 dが接続され無線で情報端末 5 3 0 5 と通信する機能を備える。無線装置 5 3 0 I 'd、 5 3 0 2 d、 5 3 0.3 dは、無線 L AN、 b l u e t o o t h (R) または特定小電力無線などの通信媒体で構成される。

ネット家電とは、インターネット 5 3 0 7 を含む様々なネットワークに接続する機能を有する家電機器、設備機器を示す概念であり、洗濯機 5 3 0 1 、電子レンジ 5 3 0 2、給湯機リモコン 5 3 0 3 の他に図示していないが、冷蔵庫、エアコン、給湯機、温水利用システム、乾燥機、食器洗い乾燥機、掃除機、ガステーブル、 I H機器、炊飯器、温水洗浄便座、電子錠、各種セキュリティセンサ（人感センサ、防犯センサ）、ホ —ムサーバ、テレビ、ビデオ、 D V D機器、パーソナルコンピュータ、 P D Aなどの情報端末、携帯電話、 F AX、電話機、オーディオ機器、及びそのリモコンなどでもよい。また電力メーター、水道メーター、ガスメータでもよい。前記メーター機器と接続し、計測したエネルギー使用量、料金を情報端末に表示することもできる。またガスメータの場合には、情報端末 5 3 0 5 よりガスメータを遮断.復帰制御も可能となる。これらのネット家電が、ネットワーク通信機能を備えることにより、通信手段によってネット家電の制御状態ゃメンテナンス情報を情報端末に表示したり、また情報端末より自動的に制御を行ったりする。またネット家電を管理するサーバからネット家電に新しいソフトウエアをダウ' ンロー .ドしたり、また電子レンジへのレシピ情報ダウンロードや、洗濯機での洗濯プログラムのダウンロードを行ったりするものである。

また、宅外より携帯電話、 P D A、パーソナルコンピュータを用いて、インターネット 5 3 0 7や情報端末 5 3 0 5 を介してネット家電を制御できるものである。また、図 2 に示すように、洗濯機 5 3 0 1 は、 C P U 5 3 0 1 aやメモリ 5 3 0 1 b 、 L C Dや E Lディスプレイなどの表示手段であるディスプレイ 5 3 0 1 cや無線装置 5 3 0 1 dなどの必要なハードリソースを備え、これらを協働させて図 5 5 に示すような制御部 5 5 0 7、情報記憶部 5 5 0 8、動作状態監視部 5 5 0 9、時間計測部 5 5 1 0、無線通信部 5 5 1 1 を機能させている。

制御部 5 5 0 7は、無線通信部 5 5 1 1 などの各機能部をコントロールしている。無線通信部 5 5 1 1 に洗濯機 5 3 0 1 の動作状態、すなわち、給水、撹拌、排水、脱水や、残り時間情報などを報知させ、情報端末で表示を行わせる。また、図 5 6 では制御部 5 5 0 7は、動作状態電文生成部 5 6 0 1 の機能を提供し、後述する動作状態監視部 5 5 0 9で洗濯部 5 6 0 2 の動作状態（運転開始、運転終了、給水、撹拌、排水、脱水などの状態）の変化を監視し、状態変化があった場合や、機器状態力 S異常の場合、情報端末 5 3 0 5 に対して機器状態電文または機器異常電文を、無線通信部 5 5 1 1 を介して送信する。

情報記憶部 5 5 0 8 (メモリ 5 3 0 1 b ) は、洗濯機 5 3 0 1 で管理 " する制御情報やダウンロードされた洗濯プログラムレシピを記録し保持する機能を有し、不揮発性の F l a s h メモリや R AMなどで構成され 5 る。

動作状態監視部 5 5 0 9 は、洗濯機 5 3 0 1 の動作中に各駆動部の状態や、洗濯コースの進行状態を監視し、前記情報記憶部 5 5 0 8 に記録している。また、動作中に発生するユーザの使用エラーや、洗濯機 5 3 0 1 内部の部品故障などを監視している。通常、家電機器や設備機器に 10 は、前記のように使用エラーのような軽微な機器異常と、部品故障のような重要な機器異常がある。

本実施例では、この重要度に応じて異常発生の履歴をサーバ 5 3 0 6 や情報端末 5 3 0 5 の本体に記録し管理する。記録された制御状態情報は、定期的に情報端末 5 3 0 5 より送信されてくる「動作状態確認電文」 15 を受信したどきの応答電文に前記制御状態情報をセットして情報端末 5 3 0 5へ送信し、情報端末 5 3 0 5 に機器の動作状態を知らせる。また、機器に異常が発生した場合、「機器異常電文」を情報端末 5 3 0 5へ送信 'する。·

時間計測部 5 5 1 0は、洗濯機 5 3 0 1 の動作時間、電力使用時間、 20 終了までの時間等を計測するタイマーを駆動している。また、運転開始 ' 日時や運転停止日.時を情報記憶部 5 5 0 8 に記録し動作履歴を残す。

無線通信部 5 5 1 1 (無線装置 5 3 0 1 d ) は、特定小電力無線（ 4 2 9 MH z 帯）を利用した無線システムを構成する。また、通信プロトコルとして標準化されたエコーネットプロトコルを利用する。特定小電 25 力無線は、通信速度が低速（ 2 4 0 0 b p s または 4 8 0 0 b p s ) であるが小電力なので機器制御に適している。次に述べる情報端末 5 3 0 5 の無線通信部 5 5 0 6 との間で、ワイヤレスで通信可能な有効伝送距離内に設置されているものである。なお無線通信部 5 5 1 1 (図 5 4 無線装置 5 3 0 1 d ) は、図示はしないが、洗濯機 5 3 0 1 と別々に設けて構成してもよい。

また、電子レンジ 5 3 0 2 も、前記洗濯機 5 3 0 1 と同様のハードリソースを備え、図 5 5 に示すような制御部 5 5 1 2、情報記憶部 5 5 1 3、動作状態監視部 5 5 1 4、時間計測部 5 5 1 5、無線通信部 5 5 1 6 を同様に機能させている。

また、本実施例では図示しないが、洗濯機 5 3 0 1 には、洗濯機能を提供する給水装置やモータなど、また電子レンジ 5 3 0 2 には電波を放射するマグネトロンなどのハードリソースをそれぞれ備えているものである。なお、これらの通信媒体は無線 ^限定されるものではなく、電灯線通信、光通信、 E t h e r n e t ( R ) など宅内ネットワークを形成するものであれば何でも構わない。

また、情報端末 5 3 0 5 は、 P S T N、 I S D N, AD S L , C AT V網、 .光ケーブル、 P H S、無線通信網などで構成された通信媒体を利用し I S P (インターネッ小サービスプロバイダ）に接続し、インターネット 5 3 0 7 を介してサーバ 5 3 0 6 に接続される。また、情報端末 5 3 0 5 の機能としてネット家電通信とインターネット通信で利用されるアプリケーションプロトコルを相互に変換する機能を備え、サーバ 5 3 0 6 に接続を行う場合に必要なユーザ認証用の I D、パスワードなどを保持する。さらに、情報端末 5 3 0 5 と通信を行う無線装置の I D情報も保持する。 .

また、情報端末 5 3 0 5 は、図 5 4 に示すように、 C P U 5 3 0 5.a、メモリ 5 3 0 5 b、 F 1 a s h R O M (Read Only Memory)、 R OM, H D D (Hard Disk Drive) などの外部記憶装置 5 3 0 5 e の他に、ネット家電の機器状態やサーバより提供されるサービス情報を表示する L C D . E Lなどで形成されるディスプレイ 5 3 0 5 c 、ネット家電の無線装置と通信する無線装置ち 3 0 5 d 、モデムや E t h e r n e t ( R ) などの通信ィンターフェース 5 3 0 5 f など、ハードリソースを具備し、これらを協働させて、図 5 5 に示すような通信部 5 5 0 0、表示部 5 5 0 1 、情報記憶'部 5 5 0 2、第 2 の情報記憶部 5 5 0 3、異常情報処理部 5 5 0 4、時間計測部 5 5 0 5 、無線通信部 5 5 0 6 を機能させている。表示部 5 5 0 1 は、前述したディスプレイ 5 3 0 5 c であり、メニュ一表示を提供し、 .各ネット家電を選択すると、情報端末 5 3 0 5が現在管理する動作状態を表示する。また、ネット家電で異常が発生した場合、表示部 5 5 0 1 に異常内容のポップアップ表示を行う。また、サーバ 5 3 0 6 より提供される生活情報のホームページ情報を表示したり、情報端末 5 3 0 5 が管理するネットワークとネット家電の設定メニューも表示したりさせる。また、表示部 5 5 0 1 はタツチパネルで形成され、表示されたアイコンを直感的に操作させている。

情報記憶部 5 5 0 2 は、メモリ 5 3 0 5 b で構成される。各機器より送信されてきた動作状態情報や、機器異常情報を一時的に記憶したり、情報端末 5 3 0 5 で実行処理されるプログヲム、プロセスを展開する作業領域として使用されたりするものである。情報記憶部 5 5 0 2上に展開されたプロセス等はその処理を停止した時、その処理に動的に割り当てられメモリ空間を開放し、別のプロセスが次に起動された時、使用できるようになる。 '

第 2 の情記憶部 5 5 0 3 は、 F Γ a s h R OMなどの外部記憶装置 5 3 0 5 e で構成される。

情報端末 5 3 0 5で電源が切られても保持すべき情報を記録している, 情報端末 5 3 0 5 をサーバ 5 3 0 6で認証するための認証情報である端末. I D、パスワードを記録したり、通信相手であるネット家電の管理情報、各機器が報知してきた機器異常情報などを履歴として保持したりレている。

異常情報処理部 5 5 0 4 は、無線によつて接続されたネット家電、ネット設備機より報知された機器異常情報を受信処理し、サーバ 5 3 0 6 へ報知する電文を生成し、通信部 5 5 0 0 よりインターネット 5 3 0 7 を介してサーバ 5 3 0 6へ報知する。サーバ 5 3 0 6 では機器異常情報の内容の判断と、受信した異常情報も対処方法情報を生成し返信する。時間計測部 5 5 0 5 は、時間 · 時刻を計'測するものである。異常情報処理部 5 5 0 4では、 '異常情報が受信した場合、日時情報を取り出し、受信した機器異常情報と一緒にサーバ 5 3 0 6へ報知する。また、各機器の動作状態を取得するためのポーリング電文である「動作状態確認電文」は、時間計測部 5 5 0 5で計時した一定時間毎に送信される。

無線通信部 5 5 0 6 は、無線装置 5 '3 0 5 dで構成するものであり、機器異常電文や各種の制御電文をネット家電に対して無線によって送受信するものである。無線媒体は、無線 L A N、 B 1 u e t o o t h ( R )、特定小電力無線などいずれでも構わない。' また通信プロトコルは、ェコーネットゃ I Pなどいずれでも構わない。

本実施例では、図示はしていないが I S Pはインターネットサービスプロバイダであり、インターネット接続を行うサービスを行うものである。通信プロトコルにはインターネットで一般的に使用される T C P / I P、 H T T Pなどを使用し通信を行う。通信されるデータは、インタ —ネット上の WWWサーバで一般的に利用されている H TM Lや、 X H TM L、 XM L、 J a v a ( R ) などを利用する。ユーザ宅内で管理されるネット家電のメンテナンス情報や機器異常情報がサーバ 5 3 0 6 に送信される。一方、サーバ 5 3 0 6 は、前記情報端末 5 3 0 5 から送信されてきた情報端末 5 3 0 5 の認証要求や異常情報報知などの種別を判断処理し、前記電文の応答を送信する。そのため、図 5 7 に示すように、 C P U 5 3 0 6 a 、メモリ 5 3 0 6 b、外部記憶装置 5 3 0 6 c 、通信インターフェース 5 3 0 6 d などのハードリソースを具備し、これらを協働させて、図 5 8 に示す送受信部 5 8 0 1 、認証 · 判断処理部 5 8 0 2 、ユーザ情報データベース 5 8 0 3、送信情報作成部 5 8 0 4、入力登録部 5 8 0 5、異常対処方法データベース 5 8 0 6 を機能させる。

送受信部 5 8 0 1 は、インターネット 5 3 0 7 を介して情報端末 5 3 0 5 から認証要求や異常情報報知などの T C Pノ 1 P接続があつたときに、情報端末 5 3 0 5 との間で-送受信を行う状態を確立させ、情報'を送受信するものである。

認証 · 判断処理部 5 8 0 2 は、認証要求時に情報端末 5 3 0 5から受信する ' 報端末 5 3 0 5 の認証情報である端末 I D 、パスワードをユーザ情報データベース 5 8 0 3で管理するユーザ情報と比較認証する処理を行う。また、データの種別をそのデータに付帯するデータ識別子によつて判断する。本実施例の受信データには、認証情報の他には異常情報. 報知などが含まれる。認証処理が完了した後、異常情報報知を受けると.、付帯するユーザ情報でユーザ情報データベース 5 8 0 3 を検索し、ユーザの機器異常履歴として記録する。

' ユーザ情報データベース 5 8 0 3 は、. 前述したようにユーザの名前、 ■ 佳所、地域コード、電話番号、保有するネット家電種類、ネット家電 I D、各ネット家電の機器異常履歴等が記録される。

送信情報作成部 5 8 0 4 'ほ、サーバ' 5 3 0 6 より制御する場合の制御電文を作成したり、またユーザの情報端末 5 3 0 5 より報知された電文に対応した応答電文、また情報送信を行う場合に送信情報を作成したりする。異常情報報知を受信した場合は、前記異常情報に対応した異常表示情報と異常対処方法情報を生成し、送信元の情報端末 5 3 0 5 へ送信する。応答電文の場合、受信された電文に付帯するユーザ情報、端末 I D等に対し、応答電文を生成し送信する。また、サーバ側オペレータや携帯電話等を利用したユーザからサーバ 5 3 0 6 を操作し、ユーザのネット家電を制御する場合、送信したいユーザの端末 I D、 I P情報をュ一ザ情報データベース 5 8 0 3 より取得し、送信制御電文を生成し送信を行う。

入力登録部 5 8 0 5 は、オペレータによるユーザ情報の登録等を行うものである。また、ユーザの保有するネット家電への制御電文送信や、情報端末 5 3 0 5 に保持するメンテナンス情報読みだし電文の送信を行うコマンド入力を行う。

異常対処方法データベース 5 8 0 6 は、ネット家電、ネット設備機器で発生する機器異常情報や、前記機器異常情報に対処する異常対処方法情報が蓄積されデータベース化されている。情報端末 5 3 0 5 より報知された機器異常電文に付帯する異常番号より、その異常の内容を異常対処方法データベース 5 8 0 6 'で検索を行い、內容情報を取得させる。また'、前記異常の対処方法情報も合わせて検索され取得されるものである。なお、図 5 8ではサ一パ 5 3 ひ 6 を 1 つの装置のように図示したが、サーバ装置が複数であってもよく、またユーザ情報データベース 5 8 0 3や異常対処方法データべ一ス 5 8 0 6 は別の装置、または別の場所にあっても構わない。また、ユーザ情報データベース 5 8 0 3 は、ネット家電に対する他のサービス、例えば、テレコンサービスやセキュリティサービスなどの管理情報と兼用されていても構わない。

本実施例では、通信媒体としてインターネット 5 3 0 7 を介して接続しているが、必要に応じて専用線や電話線で接続する構成にもでき、ィンターネット 5 3 0 7に限定されるものではない。

次に、本実施例のシステムでのネット家電の異常報知方法の動作 · 作用について説明を行う。 .

洗濯機 5 3 0 1や電子レンジ 5 3 0 2 などのネット家電'はユーザに使用されない限り動作はしない。しかしながら、情報端末 5 3 0 5では各ネット家電の動作状態を確認する必要があり、定期的なタイミングで「動作状態確認電文」をポーリング送信している。そして、定期的なタイミングで各ネット家電がどういう状態で動作しているかを取得し、情報端末 5 3 0 5 に記録し、ユーザに情報提供している。例えば、定期的とは、 3時間に 1 回各ネット家電個々に動作状態確認電文を送信し、順番に動作状態を取得していく動作である。

また、ネット家電の動作状態を情報端末 5 3 0 5で管理すると共に、ネット家電で発生した異常を、情報端末 5 3 0 5 を介してサーバ 5 3 0 6 へ報知し、前記異常に対する内容をユーザに説明する表示を行う機能を備える。また異常情報、によっては、その対処方法もサーバ 5 3 0 6 より受信し表示を行い、ユーザがどのように対処したらよいかサポートする。異常情報には、ユーザの操作の間違いなどで発生し簡単に対応できる軽微な異常と、部品の故障などのンデナンス員でのサポートが必要な重要な異常があり、それぞれ異なる機器異常としてサーバ 5 3 0 6 と一部の情報は情報端末 5 3 0 5 で履歴が管理される。

図 5 9はネット家電で異常が発生した場合の情報端末での異常表示 · 解除の動作の流れを示すフローチャートである。ネット家電で生じた異常情報の内容をサーバ 5 3 0 6 で判定して、前記異常内容と対処方法を情報端末 5 3 0 5で表示する機能である。

ユーザがネット家電を使用している時、例えば、洗濯機 5 3 0 1 を操作し洗濯を行う場合に洗濯部 5 6 0 2 に異常が発生すると、動作状態監視部 5 5 0 9 で異常を検出し、動作状態電文生成部 5 6 0 1 により、前記異常状態の「異常番号（エラーコード）」を付帯した通信電文を生成する。前記電文は無線通信部 5 5 1 1 により情報端末 5 3 0 5へ送信される（ステップ S 5 9 0 1 )。

そして、情報端末 5 3 0 5 の無線通信部 5 5 0 6 で受信された「機器異常電文」は異常情報処理部 5 5 0 4 によりネット家電の異常情報と判定されると、情報端末 5 3 0 5 にある第 2 の情報記憶部 5 5 0 3 の所定領域に記憶する。また、記憶領域の容量は制限があるので、履歴保持を行う数は予め設定されている。この場合、軽微な異常情報と重要な異常情報は別々の領域に保持され、軽微な異常情報が多く発生しても重要な異常情報の履歴が消えないようにしている。そして、機器異常電文を、インターネット 5 3 0 7 を介してサーバ 5 3 0 6 と通信できる電文形式に変換し、通信部 5 5 0 0 によりサーバ 5 3 0 6へ前記異常情報が送信される。このとぎ、前記異常情報の「異常番号情報」を付帯して送信している（ステップ S 5 9 0 2 )。

サーバ 5 3 0 6 は、送受信部 5 8 0 1 によってュザの情報端末 5 3 0 5からの通信電文を受信し、認証'判断処理部 5 8 0 2でユーザ認証、端末認証'を行った後、受信した異常情報の内容を判断処理する。そして、付帯した「異常番号」より異常内容を判定し、異常情報が情報端末 5 3 0 5 に前記異常内容表示すべき内容かどうかを判断処理する（ステップ S 5 9 0 3 )。 .

このとき、ユーザに表示すべき表示内容がある場合、送信情報作成部 5 8 0 4は前記內容に応じた異常内容と対処方法の情報を、異常対処方法データベース 5 8 0 6 により取得し、情報端末 5 3 0 5への送信情報を作成する。そして、送受信部 5 8 0 1 より情報端末 5 3 0 5へ応答電文として送信する（ステップ S 5 9 0 4 )。この時、異常内容によっては、異常対処方法情報を送信しない場合や、異常表示情報を送信しない場合もある。

そして、通信部 5 5 0 0 で前記応答電文を受信する。前記受信内容は、異常情報処理部 5 5 0 4で表示内容を取得され、表示部 5 5 0 1 でメニ画面上に、異常情報としてポップアップ表示させる。例えば、洗濯機 5 3 0 1 が軽微な異常である動作異常が発生したことがサーバ 5 3 0 6 で判定されると、異常表示情報として、「洗濯機が給水できません。」等のメッセージを送信し、異常対処方法情報として、「水栓を開いてぐださい。ふたの開閉で再開します。」のように明示する。この時の表示画面を図 6 0 に示す。情報端末の表示画面 6 0 0 1 上に、ポップアップ異常表示画面 6 0 0 2 として表示している（ステップ S 5 9 0 5 )。

そして、ユーザが表示情報を見て、機器異常を解除し、情報端末 5 3 0 5 は前記異常報知を行った家電機器からのリセット情報の受信を期待する（ステップ S 5 9 0 6 )。

なお、 '本実施例では異常報知したネット家電からのリセット情報送信について説明しているが、サーバ 5 3 0 6や情報端末 5 3 0 5 においてリセット情報を送出することも可能である。またリセッ'ト情報とは、異常解除を示す電文であり、ネット家電の異常リセット操作を行うと情報端末 5 3 0 5 対して送信される。 ,

ユーザは、図 6 0 の表示内容を見て、洗濯機 5 3. 0 1 に接続された水栓を開き、ふたの開閉を行うと、洗濯機 5 3 0 1 の動作状態監視部 5 5 0' 9 により前記状態になったことを検知し、「リセット情報」を情報端末 5 3 0 5 に報知する。情報端末 5 3 0 5 において、「リセット情報」は異常情報処理部 5 5 0 4で判断処理され、リセット情報であることが判定されると示部 5 5 0 1 で表示しているポップアップ画面（異常表示）を消去する（ステップ S 5 9 0 7 )。次に、メニュー画面（図 6 1 6 1 0 1 ) が表示され、通常の使用状態に戻る。

また、サーバが情報端末 5 3 0 5 で表示する内容ではないと判断処理した場合、表示なしの処理を行う。図 5 9 のフローチャートのステップ S 5 9 0 3で異常番号により表示必要なしと判定された時、サーバ 5 3 0 6 の送信情報作成部 5 8 0 4 は「非表示情報」をセットし応答電文を • 作成し送信する。受信した情報端末 5 3 0 5 は、異常情報処理部 5 5 0 4で前記情報内容を取得し、非表示情報がセットされているとポップァップ表示を出さない。ユーザ的には何も新規に表示されず、メニュー面面が表示されていることになる（ステップ S 5 9 0 8 )。

次に、報知された機器異常の情報端末 5 3 0 5での履歴保持 · 管理について説明する。前述したように機器異常は、重要な異常と軽微な異常が存在する。軽微な異常はユーザが対処することで解除される内容である。

それぞれの機器異常は図 6 2のように管理される。図 6 2 は情報端末

5 3 0 5 に保持する異常履歴の一覽である。「重要な異常 6 2 0 1 」と「軽微な異常 6 , 2 0 2」に分.割して管理され、情報端末 5 3 0 5 の第 2 の情報記憶部 5 5 0 3 に保持される。例えば、それぞれに 1 0件ずつ管理し、 1 0件を越えると一番古い内容を消去し、最新の異常を追加する。このように分割して管理することにより、頻繁.に発生する軽微な異常によって、重要な異常の履歴情報が削除されない構成としている。

なお、異常情報を情報端末 5 3 0 5 よりサーバ 5 3 0 6へ報知した時、すべての異常情報はユーザ情報ど共に、ユーザ情報データベース 5 8 0

3に記録され管理されている。

また、本実施例では低速な無線通信である特定小電力無線（ 4 2 9 M

H z 帯）を用いた場合を説明したが、これに限定されるものではなく電灯線通信や無線 L AN ( 8 0 2. 1 1 b など）であっても同様に構成できるものであり効果が.ある。

'また、ネット家電の動作はネット家電によって異なり、異常情報の内容やその判定 · 判断処理も異なるものである。またサーバ 5 3 0 6側の設定により、.異常情報の内容表示の极ぃを変更することもでき、非表示であったものを異常表示に任意に変更できるものである。また、情報端末 5 3 0 5 は図示していないが文中で表示部を備えるように説明したが. 表示部は分離して設けてもよい。

また、情報端末 5 3 0 5 とサーバ 5 3 0 6 はインターネットで接続されると説明したが、それに限定にされものでない。また、通信回線は、加入回線（電話回線）、 I S D N、 AD S L , C AT V , F T T H (光ケ一ブル）、無線 L AN, E t h e r n e t ( R ) などでも構わない。

また、本実施例はいずれも情報端末装置の手段の全てもしくは一部として、コンピュータを機能させるためのプログラムとしても同様構成できるものである。

プログラムとすることで、マイクロコンピュータ、パーソナノレコンビユータ、又は他の装置の少なくとも一部の機能として実現できるようになり、利便性、汎用性が向上し、システムが構築しやすくなる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が龠単にできる。

また、各部の具体的な構成は、上述した実施例のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。以上の説明のように、本実施例の構成によれば、ネット家電より報知された機器異常の内容を情報端末でポップアップ表示している時に、異常解除を示すリセット情報を受信するとポップアップ表示画面を消去することで、ユーザに異常解除を分かりやすくし、異常報知の利便性を向上させる。

また、情報端末では、機器異常の重要度ごとに異常履歴を管理 · 保持することで、発生しやすい軽微な機器異常により、重要な機器異常の履歴が消去されることを防止できるようになる。

また、プログラムとして、マイクロコンピュータ、パーソナルコンビユータ、又は他の装置の少なくとも一部の機能として実現することで利便性、汎用性が向上し、システムが構築しやすくなる。また、記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラム配布やインストール作業が簡単にできるようになる。

(実施例 3 )

本発明の別の実施例について説明する。以下に説明される実施例により開示される内容を述べると以下のようになる。

本実施例は、第 1 に、ガス機器と通信し前記ガス機器を管理 · 制御する情報端末を備え、情報端末によって前記ガス機器で発生した異常を報知するシステムにおいて、ガス機器で異常が発生し情報端末に異常を報知すると前記異常内容を示す表示画面がポップアップ表示し、前記異常を報知したガス機器よりリセット情報が情報端末に報知されると、前記ポップアップ画面の内容を異常解除表示に変更、または画面消去を行うガス異常報知システムの実施を例示している。このようなガス異常報知システムにより、異常を報知するポップアップ面面を、異常解除が報知されると異常解除表示に変更したり、または画面を消去することで異常解除をユーザに分かりやすくし、ガス使用の安全性と利便性を向上する。なお、このガス異常報知システムの動作は、前述の実施形態 3 、 4 の情報端末を用いたシステムの動作に対応している。

また、本実施例は、第 2 に、ガス機器と通信し前記ガス機器を管理 . 制御する情報端末を備え、情報端末によって前記ガス機器で発生した異常を報知するシステムにおいて、ガス機器で異常が発生し情報端末に異常を報知すると前記異常内容を示す表示画面がポップアップ表示し、前記異常を報知したガス機器に対し情報端末より異常解除操作を行い、情報端末に再度異常報知が一定時間ない場合、前記ポップアップ画面の内容を異常解除表示に変更、または画面消去を行うガス異常報知システムの実施を例示している。このようなガス異常報知システムにより、異常解除操作後、情報端末で異常報知が一定時間'ない場合は、異常解除されたものと判断することで、情報端末に異常解除の報知を行わないガス機器にも対応できるようになり、異常解除をュ一ザに分かりやすくできる。なお、このガス異常報知システムの動作は、前述の'実施形態 5、 6 の情報端末を用いたシステムの動作に対応している。

また、本実施例は、第 3 に、情報端末はガス機器の状態を監視するセンターのサーバ装置に通信回'線で接続されたシステムであって、サーバ装置より情報端末を介して通信によってガス機器に異常解除を行い、異常解除の応答が成功であると、前記ポップアップ画面の内容を異常解除表示に変更、または画面消去を行う上記第 1 または上記第 2 に記載のガス異常報知システムの実施を例示している。このようなガス異常報知システムにより、センターのサーバ装置からの異常解除操作によっても、情報端末の異常表示画面を解除できるので、ガス保安監視のサービスの利便性を向上する。なお、このガス異常報知システムの動作は、前述の実施形態 7の情報端末を用いたシステムの動作に対応している。

また、本実施例は、第 4 に、情報端末はガス機器の状態を監視するセンターのサーバ装置に通信回線で接続されたシステムであって、情報端末にガス機器で発生した異常情報が表示されている時、情報端末で提供する他の情報サービスを利用できないようにする上記第 1 ま、たは上記第 2 に記載のガス異常報知システムの実施を例示している。このようなガス異常報知システムにより、ガス異常表示中に、他の情報サービスを停止することでユーザにガス異常を確実に対処してもらうことが可能となり、ガス使用の安全性を向上する。

" また、本実施例は、第 5 に、センターのサーバ装置から異常表示のみを解除できるよう、情報端末はガス機器の状態を監視するセンターのサーパ装置に通信回線で接続されたシステムであって、情報端末にガス機器で発生した異常情報が表示されている時、サーバ装置の異常表示の解除操作によって情報端末の異常表示画面の内容を異常解除表示に変更、または画面消去を行うガス異常報'知システムの実施を例示している。このようなガス異常報知システムにより、センター管理のもとで、情報端末を利用したサービスをガス異常'時にも使用できるようにすることでュ一ザの利便性を損なわないようにすることができる。なお、このガス異常報知システムの動作は、前述の実施形態 8 の情報端末を用いたシステムの動作に対応している。

また、本実施例は、第 6 に、ガス機器と管理情報 · 制御情報を通信する通信部と、ガス機器の異常情報を受信し内容に応じて画面表示や画面消去を行う異常情報'処理部と、前記異常情報を表示する表示部を備えた情報端末であって、ガス機器で異常が発生し情報端末に異常を報知すると前記異常内容を示す表示画面を前記表示部に'ポップアップ表示し、前記異常を報知したガス機器よりリセット情報が情報端末に報知されると前記ポップアップ画面の内容を異常解除表示に変更、または画面消去を行うガス異常報知装置の実施を例示している。このようなガス異常報知装置により、異常を報知するポップアップ画面を、異常解除が報知されると異常解除表示に変更したり、または画面を消去することで異常解除をユーザに分かりやすくし、ガス使用の安全性と利便性を向上させることができる。なお、このガス異常報知装置は、前述の実施形態 3、 4の情報端末に対応している。

また、本実施例は、第 7 に、ガス機器と管理情報，制御情報を通信する通信部と、ガス機器の異常情報を受信し内容に応じて画面表示や画面消去を行う異常情報処理部と、前記異常情報を表示する表示部と、ガス機器を制御する操作部を備えた情報端末であって、ガス機器で異常.が発生し情報端末に異常を報知すると前記異常内容を示す表示画面を前記表示部にポップアップ表示し、前記異常を報知したガス機器に対し情報端末の操作部より異常解除操作を行い、一定時間情報端末に再度異常報知がない場合、前記ポップアップ画面の内容を異常解除表示に変更、または画面消去を行うガス異常報知装置の実施を例示している。このようなガス異常報知装置により、異常解除操作後、一定時間情報端末で異常報知がない場合は、異常解除されたものと判断することで、情報端末に異常解除の報知を行わないガス機器にも対応できるようになり、異常解除をユーザに分かりやすくできる。なお、このガス異常報知装置は、前述の実施形態 5、 6 の情報端末に対応している。

また、本実施例は、第 8 に、ガス機器の状態を監視するセンターのサーバ装置と通信するセンター通信部を備えた情報端末であって、サーバ装置より通信によって情報端末の異常情報処理部にガス機器に異常解除処理を行わせ、前記異常解除の応答の成功を受信処理すると、前記ポップアップ画面の内容を異常解除表示に変更、または画面消去を行うガス異常報知装置の実施を例示している。. このようなガス異常報知装置により、センターのサーバからの異常解除操作によっても、情報端末の異常表示画面を解除できるので'、ガス保安監視サービスの利便性を向上させることができる。なお、このガス異常報知装置は、前述の実施形態 7の情報端末に対応している。

また、本実施例は、第 9 に、ガス機器の状態を監視するセンターのサーパ装置と通信するセンター通信部を備えた情報端末であって、情報端末の表示部にガス機器で発生した異常情報が表示されている時、情報端末の異常情報処理部は、情報端末で提供する他の情報サービスを利用できないようにするガス異常報知装置の実施を例示している。この''ようなガス異常報知装置により、ガス異常表示中に、他の情報サービスを停止することでユーザにガス異常を確実に対処してもらうことが可能となり . ガス使用の安全性を向上する。

また、本実施例は、第 1 0 に、ガス機器の状態を監視するセンターのサーバ装置と通信するセンター通信部を備えた情報端末であって、情報端末の表示部にガス機器で発生した異常情報が表示されている時、サーパ装置からの異常表示解除情報を異常情報処理部で受信すると、情報端末の異常表示画面の内容を異常解除表示に変更、または画面消去を行うガス異常報知装置の実施を例示している。このようなガス異常報知装置により、センターのサーバ装置から異常表示のみを解除できるようにすることで、センタ一管理のもとで、情報端末を利用したサービスをガス異常時にも使用できるようにすることでユーザの禾 lj便性を損なわないようにすることができる。なお、このガス異常報知装置は、前述の実施形態 8の情報端末に対応している。

また、本実施例は、第 1 1 に、ガス機器と通信し前記機器を管理 · 制御する情報端末を備え、ガス機器に異常が発生すると情報端末に異常情報を送信する手順と、異常情報を受信すると情報端末の表示部に異常內容をポップアップ表示する手順と、前記異常を報知したガス機器よりリセット情報が情報端末に報知されるとポップアップ画面の内容を異常解除表示に変更、または画面消去を行う手順を備えたガス異常報知方法に使用を例示している。このようなガス異常報知方法により、異常を報知するポップアップ画面を、異常解除が報知されると異常解除表示に変更したり、または画面を,消去する.ことで異常解除をユーザに分かりやすくし、ガス使用の安全性と利便性を向上することができる。なお、このガ 'ス異常報知方法は、前述の実施形態 3 、 4の情報端末の動作方法に対応している。

また、本実施例は、 .第 1 2 に、ガス機器と通信し前記機器を管理 · 制御する情報端末を備え、ガス機器に異常が発生すると情報端末に異常情報を送信する手順と、異常情報を受信すると情報端末の表示部に異常内容をポップアップ表示する手順と、. 前記異常を報知したガス機器に対し情報端末より異常解除操作を行う手順と、前記操作後、情報端末に再度異常報知が一定時間ない場合、前記ポップアップ画面の内容を異常解除表示に変更、' または画面消去を行う手順とを備えたガス異常報知方法に使用を例示している。このようなガス異常報知方法により、異常解除操作後、情報端末で異常報知が一定時間ない場合は、異'常解除されたものと判断することで、情報端末に異常解除の報知を行わないガス機器にも対応できるようになり、異常解除をユーザに分かりやすくす ¾ことができる。なお、 'このガス異常報知方法は、前述の実施形態 5 、 6 の情報端末の動作方法に対応している。

また、本実施例は、第 1 3 に、情報端末はガス機器の状態を監視するセンターのサーバ装置に通信回線で接続されたシステムのガス異常報知方法であって、サーバ装置より情報端末を介して通信によってガス機器に異常解除を行う手順と、異常解除の応答が成功であると、前記ポップアップ画面の内容を異常解除表示に変更、または画面消去を行う手順とを備えたガス異常報知方法の使用を例示している。このようなガス異常報知方法により、センターのサーバからの異常解除操作によっても、情報端末の異常表示画面を解除できるので、ガス保安監視サービスの利便性を向上させることができる。なお、このガス異常報知方法は、前述の実施形態 7 の.情報端末を含むシステムの動作方法に対応している。

また、本実施例は、第 1 4 に、情報端末はガス機器の状態を監視するセンターのーバ装置に通信回線で接続されたシステムのガス異常報知方法であって、情報端末にガス機器で発生した異常情報が表示されてい 5 る.時、情報端末で提供する他の情報サービスを利用できないようにする手順を備えたガス異常報知方法の使用を例示している。このようなガス異常報知方法により、ガス異常表示中に、他の情報サービスを停止する - ことでユーザにガス異常を確実に対処してもらうことが可能となり、ガ, - ス使用の安全性を向上させるととができる。

0 また、本実施例は、第 1 5 に、情報端末ガス機器の状態を監視するセンターのサーバ装置に通信回線で接続されたシステムのガス異常報知方法であって、情報端末にガス機器で発生した異常情報が表示されている時、サーバ装置の異常表示の解除操作によって情報端末の異常表示画面の内容を異常解除表示に変更、または画面消去を行う手順とを備えた5 ガス異常報知方法の使用を例示している。このようがガス異常報知方法により、センターのサーバ装置から異常表示のみを解除できるようにすることで、センター管理のもとで、情報端末を利用したサービスをガス異常時にも使用できるようにす.ることでユーザの利便性を損なわないようにすることができる。なお、このガス異常報知方法は、前述の実施形0 態 8 の情報端末を含むシステムの動作方法に対応している。

図 6 3 に示す本システムは、家庭内に設置され L A N通信機能を備えた情報端末装置 6 3 0 2 に、メーター 6 3 0 1 やセンサ 6 3 0 4や機器 6 3 0 9 と通信する機能を持たせ、検針情報、異常情報を情報端末装置 6 3 0 2 を介して、サービス業者の情報処理サーバ装置 6 3 0 3 と通信5 し、ガス保安監視サービスや情報サービスを行うようにしている。情報処理サーバ装置 6 3 0 3 と、ガス業者の集中監視センター 6 3 0 8 は通信回線で接続され検針情報、ガス異常情報、または無線通信で接続される機器制御情報、機器状態情報等を通信する。

また情報端末装置 6 3 0 2 は、情報処理サーバ装置 6 3 0 3 よりコンテンッ情報や、情報端末装置 6 3 0 2への設定情報などを取得する機能を持ち、取得した情報により情報端末装置 6 3 0 2で情報サービスを行うと共に、ガス異常などの各種異常情報を情報端末装置 6 3 0 2 に表示したり、情報処理サーバ装置 6 3 0 3へ通報処理する機能を備えている。さらに、情報端末装置 6 3 0 2 は、定期的に指定日時に情報処理サーバ装置 6 3 0 3 より、コンテンツ情報や、設定情報をダウンロードする機能を備える。

ここで設定情報とは、情報端末に設定する情報、たとえばコンテンツの U R L'や、定期的にコンテンツを取得する日時情報、情報処理サーバ装置 6 3 0 3—のアプリケーション機能を利用するユーザ認証情報である I D、パスワードなどでる。

また情報端末装置 6 3 0 2 に接続される機器が何であるかを示す情報機器 I D情報、無線通信の場合の無線チャンネルや間欠受信間隔や送信時間などの通信条件、異常を検知した時の通信先、情報端末装置 6 3 0 2の動作を規定する動作条件などが挙げられる。またガス異常情報の報知有無設定や、報知内容を規定する制御設定情報などである。

さらにメーター 6 3 0 1 、センサ 6 3 0 4、機器 6 3 0 9 は情報端末装置 6 3 0 2 と特定小電力無線（ 4 0 0 MH z 帯）で無線通信を行う無線装置 6 3 0 1 d、 6 3 0 0 5 d、 6 3 0 5 c を各々接続し、無線通信により情報端末装置 6 3 0 2 と通信し、情報端末装置 6 3 0 2 は、 L A N通信 I ZFによりルータ 6 3 0 6 に接続される。そしてルータ 6 3 0 6 力ら AD S Lモデム 6 3 0 7 に接続され AD S L回線 6 3 1 2 を通して I S P 6'3 0 1 0、インターネット 6 3 1 1 を介して検針情報やガス異常情報などを情報処理サーバ装置 6 3 0 3 Jこ通信するシステムを構成している。

本システムの情報端末装置 6 3 0 2 は、ガス使用量の計測と、ガス使用異常の監視を行うガスメータであるメーター 6 3 0 1 、留守中の侵入者を検知する侵入センサ、または人感センサ、火災センサ、ガス漏れセンサ、 C O (—酸化炭素）センサなどのセンサ 6 3 0 4、洗濯機、炊飯器、電子レンジ、冷蔵庫、エアコン、給湯器、掃除機などの機器 6 3 0 9 と無線によって通信を行いセンシング情報、制御情報、状態情報を通信する機能を有するものである。

またこの情報端末装置 6 3 0 2 には、電子注文するための商品情報や、ユーザに対するメ.ール情報、広告情報、料理のレシピゃ地域情報等のコンテンッ情報を表示させる機能や、メーター 6 3 0 1 やセンサ 6 3 0 4 側から送信され.てきた異常情報、 .例えば、ガス漏れ等を警告するためのガス保安情報や、その家屋への侵入者を知らせる侵入検知などのセキュリティ情報を報知させる機能や、機器 6 3 0 9 の O N / O F F制'御や運転状態を表示する機能などを持たせている。

次に宅内側の個々の機器について説明する。

メーター 6 3 0 Ί は、家庭毎もしくは集合住宅等に設置されるもので、ガス漏れ等の異常情報や、検針情報を情報端末装置 6 3 0 2 に出力する. 機能を有する。具体的に説明すると、図示はしないが内部にガス開閉用弁の付帯したガス管、ガス開閉弁用の電磁弁、ガス自動遮断機構、自動検針機構を少なくとも備える。ガス自動遮断機構は、ガス漏れ等の異常' を検知した場合に、自動的にガス開閉用弁を閉止する機能アルゴリズムを備えるものであり、自動検針機構は、内部のガス管を流れるガスの流量を計測し、これを電気的なデータに変換して出力し検針することができるものである。そ'して、少なくとも自動検針情報の送出や、ガス漏れ時の異常発呼の処理を行うために、当該メーター 6 3 0 1 は図 6 4 に示すように C P U 6 4 0 1 aやメモリ 6 4 0 1 b 、ガスの供給圧力を監視する圧力センサ、地震を検知する感震センサなどのセンサ 6 4 0 1 cや無線装置 6 4 0 1 dなどの必要なハードリソースを備えている。無線装置 6 4 0 1 d は、次に述べる情報端末装置 6 3 0 2 の無線装置 6 4 0 2 e との間でワイヤレスで通信,可能な有効伝送距離内に設置されているものである。なお無線装置 6 3 0 1 dは、図示は,しないが、メーター 6 3 0 1 と別々に設けて構成してもよい。

情報端末装置 6 3 0 2は、家庭内（好ましくは台所付近）に設置されるもので、コンテンツ情報、機器の異常情報、機器の運転情報、センシング情報等を受信し、適宜処理し情報内容に応じて、情報端末装置 6 3 0 2 に記憶したり、情報処理サーバ装置 6 3 0 3へ報知したりする。また、情報処理サーバ装置 6 3 0 3 に WWWサーバ機能を備え、前記機能を利用し、宅外のパーソナルコンピュータや携帯電話や P D Aなどから、宅内のメーター 6 3 0 1.やセンサ 6 3 0 4.や機器 6 3 0 9 の各種設定や制御情報を情報端末装置 6 3 0 2へ送信し、情報端末装置 6 3 0 2 を経由して、宅内の機器に対する設定、制御を可能にする機能を備える。また情報端末装置 6 3 0 2 は、図 6 4 に示すように C P U 6 4 0 2 a 、メモリ 6 4 0 2 b 、 flashR O M (Read Only Memory)、 R OM, H D D (Hard Disk Drive) などの外部記憶装置 6 4 0 2 dの他に、ディスプレィ 6 4 0 2 c やボタン、タツチパネル等のユーザィンターフェースで入力装置 6 4 0 2 f 、無線装置 6 4 0 2 e 、 E t h e r n e t ( R ) などの通信インターフェース 6 4 0 2 g などのハードリソースを具備し、これらを協働させて、図 6 5 に示すような送受信部 6 5 0 0、通信処理判断部 6 5 0 1 、情報記憶部 6 5 0 2、第 2の情報記憶部 6 5 0 3、設定情報処理部 6 5 ひ 4、認証情報処理部 6 5 0 5、表示部 6 5 0 6、操作部 6 5 0 7、無線通信部 6 5 0 8、異常情報処理部 6 5 0 9 を機能させている。

送受信部 6 5 0 0 は、当該情報端末装置 6 3 0 2 をインターネットもしくは電話回線 6 3 1 2 などの外部への通信網に接続して、図 6 6 に示すように、情報処理サーバ装置 6 3 0 3 との間でデータ送受信可能な状態を実現する。具体的には、図 6 5 において.送受信部 6 5 0 0 は、 E t h e r n e t (R)の L AN I / Fを備え、メーター 6 3 0 1 から受信したガス異常情報やガス異常解除情報などを、インターネットで利用される各種プロトコルで送信できるように情報を作成する。そしてルータ 6 3 0 6や AD S Lモデム 6 3 0 7 を用いて AD S L回線 6 3 1 2 を介して I S P (インターネットサービスプロバイダ） 6 3 1 0 P P P o Εや Ρ Ρ Ρ ο Αで接続する。そこからインターネットを通して情報処理サーバ装置 6 3 0 3 に T C P / I P接続し、 H T T P、 H T T P S のプ口トコルを利用して前記ガス異常情報やガス異常解除情報を情報処理サーパ装置 6 3 0 3へ送信する。 H T T P Sでは、送信したい情報が盗み見されないように S S Lを利用し暗号化している。

通信処理判断部 6 5 0 1 は、インターネット 6 3 1 1 を介した T C P / I P接続によって情報処理サーバ装置 ⁶ 3 0 3 より送信されるコンテンッ情報、設定情報を受信処理する機能を提供している。また、メータ一 6 3 0 1 、センサ 6 3 0 4、機器 6 3 0 9 などより報知される機器情報を情報処理サーバ装置 6 3 0 3へ送信する機能も提供している。またインターネット 6 3 1 1 での通信障害が発生した時にはリトライ処理を行う。， '

情報記憶部 6 5 0 2 は、メモリ 6 4 0 2 b で構成される。前述したようにダウンロード処理された情報を一時的に記憶したり、情報端末装置 6 3 0 2で実行処理されるプログラム、プロセスを展開する作業領域として使用されるものである。 '(#報記憶部 6 5 0 2上に展開されたプロセス等はその処理を停止した場合、その処理に動的に割り当てられメモリ空間を開放し、^のプロセスが次に起動された時使用できるようになる。第 2 の情報記憶部 6 5 0 3 は、 Fl a sh R O Mなどの外部記憶装置 6 4 0 2 dで構成される。情報記憶部 6 5 0 2 にダウンロード処理部（図示せず）によって一時記憶されたコンテンツ情報、設定情報、認証情報などを、ユーザが利用'できるように加工処理し、電源が万一切れた場合でも保持されるように第 2 の情報記憶部 6 5 0 3 に記録保持する。

設定情報処理部 6 5 0 4 は、情報端末装置 6 3 0 2 に設定処理されたアプリケーションサーバのコンテンツ U R L、ユーザ認証 I D、パスードなどの設定情報を情報記憶部 6 5 0 2または第 2 の情報記憶部 6 5 0 3 から読み出し利用する。また設定情報として、情報端末装置 6 3 0 2 と通信する端末機器の種類、端末 I Dを読み出し、機器 6 3 0 9 の制御画面や運転状態表示画面や、センサ 6 3 0 4が報知してきた情報に対し設定情報をもとに画面報知する、しないの判断を行う。

また、情報端末装置 6 3 ひ 2へのフラグ情報の判断処理を行う。フラグ情報とは、所定の事象を管理するために情報であり、本システムでは、ガス異常フラグ（または情報サービス停止フラグ）を備え、ガス異常情報を受信すると当該フラグをセットし、ガス異常解除情 #を受信するまでフラグを落とさないようにしている。ガス異常フラグがセットされて,. いると、一部の情報サービスや機器 6 3 0 9やセンサ 6 3 0 4 に対する制御機能を停止するようにしている。前記フラグ情報は、電源が切れても保持されるように不揮発性のメモリ（第 2 の情報記憶部 6 5 0 3 ) に記録される。

認証情報処理部 6 5 0 5 は、情報処理サーバ装置 6 3 0 3から要求される認証情報（ユーザ I D、パスヮード）を送信して認証処理させたり、また情報処理サーバ装置 6 3 0 3 からの制御情報を受信した場合、正規のサ一バ装置からのアクセスかを判断するためにサーバ認証を行う。表示部 6 5 0 6 は、ディスプレイ 6 4 0 2 c で構成され、ユーザが利用するショッピングメニューや、広告情報、メーター 6 3 0 1 より報知されるガス異常情報や、センサ 6 3 0 4 より報知される侵入検知、ガス異常、緊急コールなどのセキュリティ異常情報をポップアップ表示したり、また機器 6 3 0 9 の運転情報、センシング情報などを表示し、ユーザへ情報提供したりする。

操作部 6 5 0 7 は、入力装置 6 4 0 2 f を構成するポタンやタツチパネル等を通じて所望の入力を可能にするもので、コンテンツの内容を取得するための操作や、緊急ボタンの押下などの操作を行えるようにしている。そして、コンテンツの内容を取得するための操作や、緊急ボタンの押下などが行われると、その操作に応じてディスプレイ 6 4 0 2 c を , 構成する表示部 6 5 0 6 にコンテンツの内容や異常'を報知するための情報が出力される。また機器 6 3 0 9 に対する制御操作も'行えるようにしている。たとえばエアコンの運転 0N/0FF、温度上げ下げなどである。無線通信部 6 5 0 8 は無線装置 6 4 0 2 e を構成するものであり、前述したようにメーター 6 3 0 1 、センサ 6 3 0 4、機器 6 3 0 9 の無線装置 6 3 0 1 d、 6 3 0 4 d、 6 3 0 9 d (図 6 4 ) とセンサ 6 4 0 1 c 、 6 4 0 '4 c 、 6 4 0 9 c (図 6 4 ) が検知した異常情報または状態変化情報、運転情報等の通信処理を行うものである。またメーター 6 3 0 1 では、メーターで計測する検針値も無線装置 6 3 0 1 d より無線装置 6 4 0 2 e へ通信される。

'異常情報処理部 6 5 0 9 は、メーター 6 3 0 1 、センサ 6 3 0 4 のセンサ 6 4 0 1 c 、 6 4 0 4 c で検知した異常情報、すなわちガス異常や、家屋への侵入者などの検出する侵入検知情報、緊急コール情報、火災検知情報などの異常情報を表示部 6 5 0 6 に表示したり、送受信部 6 5 0

0、インターネット 6 3 1 1 を介して情報処理サーバ装置 6 3 0 3へ通報するものである。さらに機器 6 3 0 9 が故障やメンテナンスが必要になった時は、機器内で判断処理され情報端末装置 6 3 0 2へ故障診断された旨を情報表示する。そして、所定のメンテナンス業者、修理業者などに通報処理される。

一方、情報処理サーバ装置 6 3 0 3 は、前記情報端末装置 6 3 0 2から送信されてきた異愈情報の種別を判断し、その異常情報に対する指示情報や、その異常情報の報知を終了させるための終了情報を送信する。そのため、図 6 6 に示すように C P U 6 3 0 3 a 、メモリ 6 3 0 3 b、外部記憶装置 6 3 0 3 ς 、通信インターフェース 6 3 0 3 dなどのハードリソースを具備し、これらを協働させて、図 6 7 に示す送受信部 6 7

0 1 、受信データ判断部 6 7 0.2、ユーザ情報管理部 6 7 0 3 ，ユーザ情報データベース 6 7 0 4、送信データ作成部 6 7 0 5、コンテンツ情報デーダベース 6 7 0 6、設定入力部 6 7 0 7 を機能させる。

送受信部 6 7 0 1 は、インターネット 6 3 1 1 を介して情報端末装置 6 3 0 2カら T C P 1 P接続があった時、情報端末装置 6 3 0 2 との間で各種情報送受信する状態をとる。また、本実施例では図示していないが、ルータ 6 3 0 6 を介してインターネット 6 3 1 1 に接続されているものである。また通信回線に応じてモデム装置も介在する場合もある。

受信データ判断部 6 7 0 2 は、情報端末装置 6 3 0 2から受信するデータの種別をそのデータに付帯するデータ識別子によって判断する。本実施例の受信データには、異常情報や検針情報などの通信情報などが含まれる。具体的には、所定の記憶領域には、データ識別子とそれに対応する処理コマンドとの関係が対をなして格納されており、ユーザ情報管理部 6 7 0 3 は受信したデータのデータ識別子に対応する処理コマンドを取り出して実行する。

また、受信したデータが検針情報であるときには、その検針値をユーザ情報データベース 6 7 0 4に蓄積する。またガス異常情報であった場合、同じくユーザ情報データベース 6 7 0 4 に履歴が蓄積され、情報処理サーバ装置 6 3 0 3 と接続される集中監視センター 6 3 0 8 へ、前記内容を報知する。集中監視センター 6 3 0 8 は、前記情報に応じてガス異常に対する対応を行うものである。

送信データ作成部 6 . 7 0 5 は、メモリ 6 4 0 3 bや外部記憶装置 6 4 0 3 c 等の適宜の記憶領域にデータ作成プログラムを有しているもので. 予め設定されたメーター処理コマンドが実行されると、 C P U 6 4 0 3 a がこれを開始条件として前記記憶領域からデータ作成プログラムを読み出し、このプログラムに従って情報端末装置 6 3 0 2 に対して送信すべき情報を作成する。作成される送信情報は、情報端末装置 6' 3 0 2、メーター 6 3 0 1 、機器 6 3 0 9 、センサ 6 3 0 4 に対する設定情報や制御情報である。また情報端末装置 6 3 0 2 へダウンロードさせるコンテンッ情報がある。

コンテンツ情報データベース 6 7 0 6 は、情報端末装置 6 3 0 2 で利 '用される生活情報、地域情報、広告情報などのコンテンツ情報を蓄積する機能を有し、 W W Wサーバの機能を備えて、 H T M Lやイメージ情報でコンテンツを蓄積する。

受信データ判断部 6 7 0 2 は、情報端末装置 6 3 0 2から受信するデータの種別を'そのデータに付帯するデータ識別子に基づいて判断する。本実施例の受信データは、ユーザが随意に行うコンテンツ活用操作に基づいて送られてくるコンテンツ要求データが含まれる。設定入力部 6 7 0 7 は、情報処理サーバ装置 6 3 0 3 のコンテンツ情報データベース 6 7 0 6 に、ユーザごとに設定されるメーター 6 3 0 1 、情報端末装置 6 3 0 2 、センサ 6 3 0 4、機器 6 3 0 9 などへの設定情報を入力するものである。設定入力部 6 7 0 7 は、キーボード、マウス、タツチパネルのような入力デバイスで構成される。ガス業者の運用管理者が、ユーザのメーター 6 3 0 1 の検針日時等の設定を変更する場合、設定入力部 6 7 0 7 によって変更する日時情報を、変更したいユーザの項目へ入力する。入力された情報は、コンテンツ情報データベース 6 7 0 5へ登録される。そして、情報端末装置 6 3 0 2 は、前記設定情報を定期的に更新するタイミングや、または強制的に発呼処理してインターネット 6 3 1 1 を介して情報端末装置 6 3 0 2に送信する。

なお、図 6 7では情報処理サーバ装置 6 3 0 3 を 1 つの装置のように図示したが、.サーバ装置.が複数であってもよい。

本実 ¾例では、通信媒体としてインターネット 6 3 1 1 を介して接続しているが、必要に応じて専用線や電話線で接続する構成にもでき、ィンターネット 6 3 1 1 に限定されるものではない。

次に本実施例のガス保安監視システムの異常表示及びその異常表示解除の動作 · 作用について図 6 8 のフローチヤ一トを用いて説明を行う。メーター 6 3 0 1 (ガスメータ）の内部センサでガス異常を検知すると、メーター 6 3 0 1 は管理する真常情報の異常フラグテーブルのブラグを O Nに変化させる。そして、ガス異常が発生したことをガス業者の集中監視センター 6 3 0 8 へ知らせる為、無線を用いて発呼処理を行う (ステップ S 6 8 0 1 )。

無線信号による発呼処理によって、情報端末装置 6 3 0 2 に前記異常情報を受信させる。そして、受信した内容を判定処理し、ユーザに知らせる方がよい内容かどうか'を情報処理端末 6 3 0 2で判断処理を行う。異常内容を判断処理するのは、図 3 の異常情報処理部 6 5 0 9 で行い、内容に応じて適宜、前記内容の情報を情報記憶部 6 5 0 2や第 2 の情報記憶部 6 5 0 3 に内容を記憶する（ステップ S 6 8 0 2 )。

この時、異常内容はガス異常が発生したと、メーター 6 3 0 1 が判断し、ガスを遮断したガス遮断事象の場合、ユーザはガスが使用できなくなると共に、重大なガス異常の危険性があるので、ユーザに内容を伝える必要が発生する。このように判断される事象、特にガス遮断事象の場合、情報端末装置 6 3 0 2 はユーザに報知する必要ありと判断し.、異常内容表示を行う（ステップ S 6 8 0 3 )。 ' .

なお、ユーザに対して報知不要と判断された内容は、情報端末装置 6 3 0 2 によって情報処理サーバ装置 6 3 0 3 へ異常内容のみ通報処理される（ステップ S 6 8 0 7 )。

そして受信した異常内容の異常フラグを判断処理し、情報端末 6 3 0 2 の.メモリに保持している異常内容表示を行う異常フラグテ一ブルと比較し、合致した異常内容表示を情報端末装置 6 3 0 2の表示部にポップアップ表示を行う。ポップアップ表示とは、直前の動作と関係なく割り込み的に表示される動作表示や異常表示などのことを言っているものである。表示形態や表示サイズには関係はないものである。継続使用時間遮断の場合を、図 6 9 ( a ) に示す。異常情報のフラグが継続使用時間遮断を O Nしている時、情報端末装置 6 3 0 2 は、「継続使用時間遮断表示」 6 9 0 1 を行う。また画面上には、タツチパネルで操作できる「確認 J ボタン 6 9 0 2 を設け、押下により、前記異常事象に対処できる「対処方法情報」を表示する。「対処方法情報」では、図示はしないが、継続使用時間遮断をはじめ、各異常事象に対応した内容に応じた対処方法と制御操作部と合わせて表示している。そして、異常内容を情報端末装置 6 3 0 2の表示部 6 5 0 6で表示すると共に、情報処理サーバ装置 6 3 0 3 へ、前記異常內容情報をセットした電文を生.成しインターネットを介して報知する。そして情報処理サーバ装置 6 3 0 3からガス業者の集中監視センター 6 3 0 8 へ通信回線を介して報知される（ステップ S 6 8 0 4 )。

なお、上記異常内容の報知において、表示だけでなく音声でも報知されものであり、ユーザが異常に気づきやすいようにしている。

そして、異常内容表示が行われている時に、ガス異常となる原因を除去し、たとえば継続使用時間遮断の場合では、すべてのガス器具を停止させガスコックを閉じる操作を行った後、ユーザが情報端末装置 6 3 0 2 の復帰操作や、メーター 6 ' 3' 0 1本体での操作またはサーバ装置 6 3 0 3からの操作などを行い、異常内容が解消されると、ガスメータは、內部の異常フラグテーブルの前記異常フラグを O F Fする。また復帰処理が成功した内容のフラグを O Nする。そして、メーター 6 3 0 1側の設定に応じて、異常内容が解消された旨が、ガスメータから情報端末装置 6 3 0 2 へ発呼処理される。前記異常内容が解消した内容の情報のことを「異常リセット情報」と呼び、「異常フラグ O F F j、「遮断弁復帰 O N J、またはその両方の発呼情報のことであり、前記情報を受信すると、情報端末装置 6 3 0 2で記憶している「異常フラグ」と比較処理し、記憶している「異常フラグ」が O F Fになっているかを判断処理する（ステツプ S 6 8 0 5 )。

なお、復帰処理を行った場合、「復帰フラグ」が O Nされているので、「復帰フラグ O N」と「異常フラグ O F F」が同時に情報端末装置 6 3 0 2 に発呼され、合わせて判断処理される。

そして、「異常リセット情報」で、表示していた異常事象が解消されたことを判断処理すると、情報端末装置 6 3 0 2で表示していた異常内容のポップアップ示を、「異常解除表示」（図 6 9 ( b ) ) に変更する。または、ユーザの確認処理が不要な場合、情報端末装置 6 3 0 2で、異常內容のポップアップ表示を消去し、異常発生前の操作画面を表示するようにしている（ステップ S 6 8 0 6 )。

なお、本実施例での説明では、ガスメータの復帰処理を行うもので説明したが、ガス異常の内容によっては、ガスメータが遮断せずに異常表示される場合もある。その場合、その事態を解消する操作を行えば、自動でガス異常表示が消去されるようにしている。

次に、「異常リセット情報」を受信せずに、異常情報表示を解除する動作 · 作用を図 7 0のフローチヤ一トを用いて説明する。

なお、図 7 0および図 7 1 の S 6 8 0 8 に示す処理内容の前の動作は、図 6 8 の S 6 8 0 1 力ら S 6 8 0 4 と全く同じ,であるので説明を省略する。

ガスメータで異常を検知し、情報端末装置 6 3 0 2 に発呼処理すると、異常情報の内容が判断処理され、異常フラグに応じて「異常表示情報」、「対処方法情報」が表示され、また「ガスを遮断しました」などのガイダンス音声や警報音を再生し、表示と音声をあわせて報知している。またサーバ装置 6 3 Q 3へも通報処理を行う。そして、ユーザが、前記内容を確認して復帰処理を行う場合、「復帰ボタン」を押下する。「復帰ボタン」押下により、無線信号によってメーター 6 3 0 1 に接続された無線装置 6 4 0 5 a に遮断弁復帰電文を送信する（ステップ S 7 0 0 1 )。前記遮断弁復帰電文を受信したメーター 6 3 0 1 は、遮断弁復帰制御を行い、復帰応答電文を情報端末装置 6 3 0 2へ送信する。前記応答電文を受信した情報端末装置 6 3 0 2は、前記復帰制,御がメ一ター 6 3 0 1 で処理されたことを確認する（ステップ S 7 0 0 2 )。なお、前記操作は、情報端末装置 6 3 0 2での「復帰ボタン」の押下でなくてもよい。情報処理サーバ装置 6 3 0 3 のメーター 6 3 0 1 に対する制御画面からの「復帰処理」では、遮断弁復帰電文をセットした通信電文を、インターネットを介して情報処理サーバ装置 6 3 0 3 から情報端末装置 6 3 0 2へ受信させ処理させる。そして情報端末装置 6 3 0 2 は、ユーザが「復帰ボタン」を押下した場合と同様に、メーター 6 3 0 1 に対して遮断弁復帰電文を送信し、復帰電文の応答電文を受信すると同様に下記の処理を行う。

そして、前記「復帰操作」応答ありを受け、.所定タイマーを起動する。本実施例の場合は 2分としている。なお、この時間は、メーター 6 3 0 1 が復帰処理時に行う安全確認処理にかかる時間に関連するものであり . 無線通信時間などを考慮し長く時間をとつている。メーター 6 3 0 1 は復帰処理の安全確認時に再度異常を確認すると、判断された異常フラグを O N し情報端末装置 6 3 0 2へ再度発呼処理を行う機構になって 'いるそして所定時間の 2分間経過すると、情報端末装置 6 3 0 2でタイムァゥトし、異常がなかったと判断する（ステップ S 7 0 0 3 )。

そして、情報端末装置 6 3 0 2で異常内容表示を復帰操作成功（異常解除）表示に変更し表示を行う。または異常内容表示の消去を行う（ステツプ S 7 0 0 4 )。

なお、復帰操作に対する応答がなかった場合、エラー表示を行い、ュ一ザに再操作を促す（ステップ S 7 0 0 5 )。

このような判断処理を行うことで、ガスメータ一の設定により、異常リセット情報を発呼しない場合があるが、その場合でも異常内容表示が、異常解除情報に変更されたり、画面消去を行えるようにしている。 .

次にサーバ装置 6 3 0 3 から異常表示解除を行う場合についての動作 · 作用について図 7 1 を用いて説明する。図 6 8の処理と同じ動作の部分については説明を省略する。情報端末装置 6 3 0 2で異常内容表示している時、情報処理サーバ装置 6 3 0 3のメーター制御送信画面において、所定ユーザを選択して「異常表示解除」操作を行う。そして前記異常表示解除電文がインターネットを介して、情報処理サーバ装置 6 3 0 3から情報端末装置 6 3 0 2で受信処理される（ステップ S 7 1 0 1 )。そして、情報端末装置 6 3 0 2で、サーバ装置 6 3 0 3から異常表示解除電文が受信されたことを判断処理する（ステップ S 7 i 0 2 )。

なお異常表示解除電文とは、異常内容表示のために他のサービス機能 (たとえば、くらし情報の閲覧や、セキュリティ機器の設定機能など）が利用できなくなることを遠隔で解除できる通信電文であり、情報端末装'恤 6 3 0 2の表示内容のリセット処理を行うものである。

前記異常表示解除電文を受理した情報端末装置 6 3 0 2 は表示していた「異常内容表示」のポップアップ表示を強制的に消去処理する（ステップ S 7 1 0 3 )。，

本操作によってガス異常解消は行われないが、情報端末装置 6 3 0 2 に記憶した異常フラグを元に一定時間後（たとえば、 1 時間後など）に再報知す,る機能を備え、ユーザがガス異常の解除処理を忘れないような機 ί§を備えている。一定時間はシステムで決定されるものであり、. 変更できるようにしている。

次に、ガスメータから異常フラグ情報を受信した時に、情報端末装置 6 3 0 2で行うサービス機能停止の動作 · 作用について、図 7 2のフロ一チャートを用いて説明を行う。

前記説明同様に、ガスメータ 6 3 0 1 でガス異常が発生すると、無線による発呼処理が行われる（ステップ S 7 2 0 1 )。

そして情報端末装置 6 3 0 2で受信された無線信号でガス異常内容を判断処理すると、異常フラグ情報の異常内容表示を情報端末装置 6 3 0 2 で行う（ステップ S 7 2 0 2 )。

そして、情報端末装置 6 3 0 2で異常内容表示を行.うと同時に、情報端末装置 6 3 0 2 に保持する、管理フラグの一つである「情報サービス停止フラグ」を O Nする（ステップ S 7 2 0 3 )。

管理フラグは、情報端末装置 6 3 0 2 の情報記憶部 6 5 0 2や第 2の情報記憶部 6 5 0 3 などに記憶される。この情報サービス停止フラグは、ガス異常解除が行われるまで、情報端末装置 6 3 0 2 の表示機能を用いた情報サービス機能を停止し、ガス異常解除前に情報表示サービスを利用してしまうことによる誤操作等を防止させる機能である。また業者を除く、携帯電話やパーソナルコンピュータからのガスメータ制御機能等も停止するものである。

そして、情報端末装置 6 3 0 2 は、ガス異常解除（復帰処理）が行われ異常リセット情報待ちになる。そして、ユーザ操作やサーバ装置 6 3 0 3 より、ガス異常事象の復帰処理が行われ、異常リセット情報を情報端末装置 6 3 0 2で受信し判断処理する（ステップ S 7 2 0 4 )。

判断処理された結果、その情報が異常リセット情報であると、情報端末装置 6 3 0 2の内部の管理情報である '「情報サービス停止フラグ」を • O F Fする（ステップ S 7 2 0 5 )。 '

そして、情報端末装置 6 3 0.2 の表示部 6 5 0 6 において異常内容表示のポップアップ表示の消去または異常解除表示への変更処理を行う (ステップ S 7 2 0 6 )。

このようにして、異常表示中に他の情報サービスを利用されることを停止し、ガス異常の内容表示とその内容がユーザに確実に伝え、異常発生を忘れられることを防止することができる。

なお、本実施例では低速な無線通信である特定小電力無線（ 4 0 0 M H z 帯）を用いた場合を説明したが、これに限定されるものではなく電灯線通信、 Bluetooth ( R ) や無線 L ANであっても同様に構成できるものである。また情報端末装置 6 3 0 2 は図示していないが文中で表示部を備えるように説明したが、表示装置と通信ゲートウェイ装置とに分離する構成でも構わない。

また情報端末装置 6 3 0 2 と情報処理サーバ装置 6 3 0 3 はインターネット 6 3 1 1 で接続されると説明したがそれに限定にされものでなく . 接続される通信回線は、加入回線（電話回線）、 I S D N , A D S L , C A T V、 F T T H (光ケーブル）、無線 L A N，.専用線などでも構わない。また各部の具体的な構成は、上述した実施例のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。

以上のように本実施の例では、ガス機器の異常内容を情報端末装置 6 3 0 2 にポップアップ表示している時に、リセット情報を受信することで異常解除表示に変更したり、ポップアップ表示を消去することにより、ユーザは、容易にガス異常が解消したことが理解できるようになり、ガス使用の安全性と利便性を向上する。

また、本実施の例では、情報端末装置で異常内容表示を表示している時、ユーザが異常解除操作を行い、一定時間の間、再異常報知がない場合、異常内容表示を異常解除表示に変更したり、または異常内容表示を消去することで、ガス機器が異常解除のリセット情報を報知しない場合でも、異常解除を効果的なタイミングで表示できるようになり、異常内容表示及び異常解除表示をユーザに利便性高く提供できるようになる。また、ガス機器の設定に依存することなく異常解除表示または異常内容表示を消去できるようになる。

また、本実施の例では、サーバ装置から情報端末装置を介してガス機器の異常解除制御を行い、その応答が成功であった場合、異常内容表示を異常解除表示に変更したり、または異常内容表示を消去できるようにすることで、ユーザ側の操作に依存することなく、異常解除を効果的なタイミングで表示できる'ようになり、ガス保安監視サービスのサービス性、利便性が高くなる。

また、本実施の例では、情報処理サーバ装置から情報端末装置に対して異常解除電文を受信させることで、ガス機器の異常解除と関係なく、サービス業者管理のもとで、強制的に情報端末装置の異常内容表示を解除できるようにできるので、異常内容表示を解除できる操作をする前に、緊急で他の情報サービスを利用したい場合などに対応できるようになり . 異常内容表示による安全性を提供しながら、サービス性の高いシステムを提供できるようになる。

また、本実施の例では、情報端末装置で異常内容表示している時、情報端末装置内部に異常内容発生中であることを示す情報サービス停止フラグを O Nすることで、他の情報サービス機能を提供できなくし、ガス異常内容表示を確実ユーザに伝えると共に、安全かつ確実にガス異常を解除 ' 復帰できるようにすることができるようになる。

また本実施の例は、いずれも情報端末装置の手段の全てもしくは一部として、コンピュータを機能させるためのプログラムとしても.同様に構成できるものである。

プログラムとすることで、マイクロコンピュータ、パーソナルコンビユータ又は他の装置の一部の機能として実現できるようになり、利便性、汎用性が向上し、システムが構築しやすくなる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできる。産業上の利用可能性

本発明においては、家電機器や設備機器などの機器で発生した異常情報をサーバで判断し、異常の内容又は z及び対処方法が返信され、また機器の異常が解消した場合に、ポップアップ表示が消去されたりするので、機器の新規導入や機器の制御プログラムの更新に容易に対応でき、また、異常の報知について利便性を向上させることができるので、本発明は産業上有用である。

Claims

求の範囲家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報を受信し処理をするための情報端末と、前記情報端末と通信網を介して異常情報を受信し異常情報に基づく処理を前記情報端末に実行させるサーバ装置と、からなる異常理システムであって、

前記情報端末は、

受信した異常情報を前記サーバ装置に対して送信する異常情報端末送信部と、

前記送信した異常情報に対する返信を前記サーバ装置から受信する返信受信部と、

前記返信に基づいて異常の内容又はノ及ぴ対処方法を報知する報知部と、

を有し、

前記サーバ装置は、

前記情報端末から送信された異常情報を受信する異常情報サーバ受信部と、

前記受信した異常情報に基づいて異常の内容又は Z及び対処方法を情報端末に対して返信する返信部と、

を有する異常処理システム。

前記サーバ装置は、

前記異常情報サーバ受信部にて受信した異常情報に基づいて情報端末における報知を実行させるか判断する報知判断部を有し、前記返信部は、前記報知判断部での判断結果が報知を実行させないとの判断結果である場合には、前記異常の內容又は/及び対処方法に代えて、報知の実行をさせないことを示す情報である報知非実行命令を前記情報端末に対して返信する

請求の範囲第 1 項に記載の異常処理システム。

家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報を受信し、受信した異常情報をサーバ装置に送信して処理をするための情報端末であって、 '

を有する情報端末。

家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報を受信する情報端末と通信するサーバ装置であつて、

前記受信した異常情報に基づいて異常の内容又は/及び対処方法を情報端末に対して返信する返信部と、

を有するサーバ装置。

家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報の処理をするための情報端末であって、

前記機器から異常情報を受信する異常情報端末受信部と、前記異常情報に基づいて異常の内容又はノ及ぴ対処方法をデイスプレイにポップアップ表示して報知するポップアップ報知部と前記機器が異常から復帰したことを示すリセット情報を取得するリセット情報取得部と、

前記リセット情報に基づいて前記ポップアップ報知部によるポップアップ表示を消去する消去部と、

を有する情報端末。

前記機器から異常情報を受信する異常情報端末受信部と、前記異常情報に基づいて異常の内容又は z及び対処方法をデイスプレイにポップアップ表示して報知するポップアップ報知部と前記機器が異常から復帰したことを示すリセット情報を取得するリセット情報取得部と、

前記リセット情報に基づいて異常から復帰したことを示す情報である異常復帰情報を報知する異常復帰情報報知部と、

'を有する情報端末。

家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報の処理をするための情報端末であって

前記機器から異常情報を受信する異常情報端末受信部と、前記異常情報に基づいて異常の内容又は及び対処方法をデイスプレイにポップアツプ表示レて報知するポップァップ報知部と、異常からの復帰を命令する復帰命令の前記機器への送信に対する受理応答の受信をトリガ一として計測した時間が所定時間超過した場合にリセット情報を出力するリセット情報出力部と、

前記リセット情報出力部から出力されるリセット情報を取得するリセット情報取得部と、

前記リセット情報取得部で取得されたリセット情報に基づいて前記ポップアップ報知部によるポップアップ表示を消去する消去部と，を有する情報端末。

8. 家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報の処理をするための情報端末であって、

前記機器から異常情報を受信する異常情報端末受信部と、前記異常情報に基づいて異常の内容又はノ及び対処方法をデイスプレイにポップアップ表示して報知するポップアップ報知部と、異常からの復帰を命令する復帰命令の前記機器への送信に対する受理応答の受信をトリガ一として計測した時間が所定時間超過した場合にリセット情報を出力するリセット情報出力部と、

前記リセット情報出力部で出力されたリセット情報を取得するリセット情報取得部と、

前記リセット情報取得部で取得されたリセット情報に基づいて、前記機器が異常から復帰したことを示す情報である異常復帰情報を報知する異常復帰報知部と、

を有する情報端末。

9. 情報端末と通信が可能なサーバ装置から送信される復帰命令を受信する復帰命令受信部と、

前記復帰命令受信部で受信された復帰命令を、前記機器に対して送信する復帰命令送信部を有する

請求の範囲第 5項から第 8項のいずれか一に記載の情報端末。

10. 前記リセット情報取得部は、情報端末と通信が可能なサーバ装置を介してリセット.情報を取得する請求の範囲第 5項から第 8項のいずれか一に記載の情報端末。

1 1. 異常情報には、異常の優先度を示す優先度情報が関連付けられており、前記異常情報端末受信部で受信された異常情報に関連付けられた優先度情報が示す優先度に基づいて前記異常情報を異なる領域に記録する記録部を有する

請求の範囲第 5項から第 8項のいずれか一に記載の情報端末。 ' 12. 家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報を受信し処理するための情報端末と、前記情報端末と通信網を介して異常情報を受信し異常情報に基づく処理を前記情報端末に実行させるサ ^パ装置を備える異常処理システムの動作方法であり、

前記情報端末が受信した異常情報を前記サーバ装置へ送信する異常情報送信ステツプと、

前記サーバ装置が、前記'異常情報送信ステップで送信された異常情報を受信する異常情報サーバ受信ステップと、

前記サーバ装廣が、前記サーバ異常情報受信ステップで受信した異常情報に基づいて異常の内容又は及び対処方法を情報端末に対して返信する返信ステップと、

前記情報端末が、前記返信ステップで返信された返信に基づいて異常の内容又はノ及ぴ対処方法を報知する報知ステップと、

を含む異常処理システムの動作方法。

13. 家電機器又は設備機器を含む機器の異常を示す情報である異常情報を受信する異常情報受信ステップと、

前記異常情報受信ステップで受信された異常情報に基づいて異常の内容又は及ぴ対処方法をポップアップ表示するポップアップ報知ステップと、

前記機器が異常から復帰したこと.を示すリセット情報を受信するリセット情報取得ステップと、前記リセット情報取得ステップで取得されたリセット情報に基づいて前記ポップアップ報知ステップでのポップアップ表示を消去する消去ステップと、

を含む異常報知方法。

14. 家電機器又は設備機器を含む機器の異常を示す情報である異常情報を受信する異常情報受信ステップと、

前記異常情報受信ステップで受信された異常情報に基づいて異常の内容又はノ及ぴ対処方法をポップアップ表示するポップアップ報知ステップと、

前記機器が異常から復帰したことを示すリセット情報を受信する. リセット情報取得ステップと、

前記リセット情報取得ステップで取得されたリセット情報に基づいて異常から復帰したことを示す情報を報知する異常復帰報知ステップと、

を含む異常報知方法。

15. 家電機器又は設備機器を含む機器の異常を示す情報である異常情報を受信する異常情報受信ステップと、

前記情報受信ステップで受信された異常情報に基づいて異常の内容又は/及び対処方法をポップアップ表示するポップアップ報知ステツプと、

異常からの復帰を命令する復帰命令の前記機器への送信に対する受理応答の受信をトリガーとして計測した時間が所定時間を経過した場合にリセット情報を出力するリセット情報出力ステップと、前記リセット情報出力ステップで出力されたリセット情報を取得するリセット情報取得ステップと、

前記リセッ 'ト情報取得ステップにて取得されたリセット情報に基づいて前記ポップアップ報知ステップによるポップアップ表示を消去する消去ステップと、

を含む異常報知方法。

16. 家電機器又は設備機器を含む機器の異常を示す情報である異常情報を受信する異常情報受信ステップと、

異常からの復帰を命令する復帰命令の前記機器への送信に対する受理応答の.受信をトリガ一として計測した時間が所定時間を経過した場合にリセット情報を出力するリセット情報出力ステップと、前記リセット情報出力ステップで出力されたリセット情報を取得するリセット情報取得ステップと、

前記リセット'情報取得ステップにて取得されたリセット情報に基づいて、異常から復帰したことを示す情報を報知する異常復帰報知ステップと、

を含む異常報知方法。

17. 家電'機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報を受信し、受信した異常情報をサーバ装置に送信して処理をするための端末処理プログラムであって、

受信した異常情報を前記サーバ装置に対して送信する異常情報端末送信ステップと、

前記送信した異常情報に対する返信を前記サーバ装置から受信する返信受信ステップと、

前記返信に基づいて異常の内容又は及び対処方法を報知する報知ステップと、を計算機に実行させるための端末処理プログラム。

18. 家電機器又は設備機器を含む櫸器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報を受信する情報端末と通信するサーバ処理プログラムであって、

前記情報端末から送信された異常情報を受信する異常情報サーバ受信ステップと、

- 前記受信した異常情報に基づいて異常の内容又は/及び対処方法を情報端末に対して返信する返信ステップと、

を計算機に実行させるためのサーバ処理プログラム。

19. 家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報の処理をするための端末処理プログラムであつて、

前記機器から異常情報を受信する異常情報端末受信ステップと、前記異常情報に基づいて異常の内容又は/及び対処方法をデイスプレイにポップアップ表示して報知するポップアップ報知ステップと

前記機器が異常から復帰したことを示すリセット情報を取得するリセット情報取得ステップと、

前記リセット情報に基づいて前記ポップアップ報知ステップによるポップアップ表示を消去する消去ステップと、

を計算機に実行させるための端末処理プログラム。

20. 家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報の処理をするための端末処理プログラムであつて、

前記機器から異常情報を受信する異常情報端末受信ステツプと、前記異常情報に'基づいて異常の内容又は/及び対処方法をデイスプレイにポップアップ表示して報知するポップアップ報知ステップと

前記リセット情報に基づいて異常から復帰したことを示す情報である異常復帰情報を報知する異常復帰情報報知ステップと、

' を計算機に実行させるための端末処理プログラム。

2 1. 家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報の処理をするための端末処理プログラムであつて

前記機器から異常情報を受信する異常情報端末受信ステップと、前記異常情報に基づいて異常の内容又は及び対処方法をデイスプレイにポップアップ表示して報知するポップアップ報知ステップと、

異常からの復帰を命令する復帰命令を前記機器に対して送信する復帰命令送信ステップと、

前記復帰命令送信ステップによる復帰命令の送信に対する受理応答の受信をトリガ一として計測した時間が所定時間超過した場合にリセット情報を出力するリセット情報出力ステップと、

前記リセット情報出力ステップにて出力されたリセット情報を取得するリセット情報取得ステップと、

前記リセット情報取得ステップにて取得されたリセット情報に基づいて前記ポップアップ報知ステップによるポップアップ表示を消去する消去ステップと、

を計算機に実行させるための端末処理プログラム。

22. 家電機器又は設備機器を含む機器と通信して前記機器の異常を示す情報である異常情報の処理をするための端末処理プログラムであつて、

前記機器から異常情報を受信する異常情報端末受信ステップと、前記異常情報に基づいて異常の内容又は及び対処方法をデイスプレイにポップアップ表示して報知するポップアップ報知ステップと、 - 異常からの復帰を命令する復帰命令を前記機器に対して送信する復帰命令送信ステップと、

前記復帰命令送信ステップによる'復'埽命令の送信に対する受理応答の受信をトリガーとして計測した時間が所定時間超過してリセット情報を出力するリセット情報出力ステップと、

前記リセット情報取得ステップで取得されたリセット情報に基づいて、前記機器が異常から復帰したことを示す情報である異常復帰情報を報知する異常復帰報知ステップと、

を計算機に実行させるための端末処理プログラム。