WO2004020231A1

WO2004020231A1 - 乗り物用シート

Info

Publication number: WO2004020231A1
Application number: PCT/JP2003/009660
Authority: WO
Inventors: Shigeki Hirabayashi; Akira Amano
Original assignee: Johnson Controls Automotive Systems Corporation
Priority date: 2002-08-28
Filing date: 2003-07-30
Publication date: 2004-03-11
Also published as: JP2004082961A; AU2003252327A1

Abstract

シート１は、室内の空気６４を吸い込む空気吸い込み手段と、該空気吸い込み手段により吸い込まれた空気６４の温度を上下させる空調手段４３と、該空調手段４３を制御するコントロール手段と、前記空調手段４３により温度が調節された空気６４を空気吹き出し手段２２により吹き出すブロア手段とを具備する。前記空気吹き出し手段２２と前記空調手段４３との間には、前記空調手段４３の出口５５に連通した開口部１９に連通した溝がシートパッドに形成され、該溝上に非通気性のワディング２０を覆うことで連通孔１８が形成される。

Description

明細書乗り物用シート技術分野

この発明は、自動車、船舶、航空機、車両などに使用される乗リ物用シートで、特に温度調整機構を備えた乗り物用シートに関する。背景 f支術 .

従来の温度調整機構を備えた乗り物用シートは、シートのインストルメントパネルなどに組み込まれた温度調整器に連結されている第 1ダクトと、この第 1ダクトよりシートクッションの下側に導入された空気をシートクッションに供給する第 2ダクトと、これら第 1、第 2ダクトをシート位置調整の邪魔にならないように連結した連結手段と、から構成される（特開 2000— 52747号公報参照）（第 1従来例と称す）。また、特開 2000— 7007 1号公報では、シートの温度調整はしていないが、室内空気をシート内部において空気が淀むことなく着座接触面の外側まで延設された配風通路からシート表皮を介して吹き出すことを開示している（第 2 従来例と称す）。

しかしながら、第 1従来例にあっては、インストルメントパネルなどに組み込まれた温度調整器から連結手段まで第 1ダクトをフロア上に配回させる必要がある。該第 1ダクトを配回させた位置は、乗員の足下であるので、第 1ダクトがフロアから突出し、足下領域の品質の低下を招くおそれがある。また第 2従来例では、通気性を有する表皮の一部がシート内の引き部によって引き込まれて、ワイヤに係止されているが、配風通路に導かれた空気は直接表皮から乗員及び乗り物室内へ吹き出されるので、配風通路に近いところの吹き出し量が配風通路に遠いところの吹き出し量より多い。つまり第 2従来例では、場所によって吹き出し量、及び吹き出し量に起因する吹き出し温度に偏りが生じるおそれがある。

そこで、この発明は、従来技術の問題点に着目してなされたものであり、空調手段に取り付けられるダクトを、足下領域に配回させないようにして、足下領域の品質向上を図ると共に、ダクトからの空気を、シート全体に均一に吹き出し、シート全体の温度を均一に調節する乗り物用シートを提供することを目的とする。発明の開示

前記目的は請求項 1記載の乗り物用シートにより達成される' 当該シートは、シートに、室内の空気を吸い込む空気吸い込み手段と、該空気吸い込み手段により吸い込まれた空気の温度を上下させる空調手段と、該空調手段を制御するコントロール手段と、前記空調手段により温度が調節された空気を空気吹き出し手段から吹き出すブロア手段とを備え、前記空気吹き出し手段と前記空調手段との間には、前記空調手段の出口に連通した開口部に連通した溝がシートパッドに形成され、該溝上に非通気性のヮデイングを覆うことで連通孔が形成されることを要旨とする。請求項 1に記載の発明によれば、シート内で吸い込んだ空気を空調手段によリ暖冷何れかに制御出来るので、足下にダクトを配回さない分、足下品質の向上を図ることができる。また、前記空気吹き出し手段と前記暧冷手段との間には、前記暧冷手段の出口に連通した開口部に連通した溝がシートパッドに形成されてなるので、成形性が良い。更に、該溝上に非通気性のヮデイングを覆うことで連通孔が形成されてなることにより吹き出し量及び吹き出し温度がシート全体に平均化することになる o

請求項 2に記載の発明は、請求項"！に記載の乗り物用シートであって、前記連通孔は、前記開口部から枝状に配されていることを要旨とする。

請求項 2に記載の発明によれば、請求項" Iの効果に加え、枝状に形成された連通孔により、シ一卜に形成された開口部に挿入支持される暖冷手段の出口から温度調整された空気が吹き出されるので、空気がシートの隅々に運ばれることになリ、シート全体の温度を均一に制御できる。

請求項 3に記載の発明は、請求項 1記載の乗り物用シートであって、前記連通孔は前記開口部を中心に互いに対向する V字形状に設けられ、前記空気吹き出し手段は、当該連通孔に設けられていることを要旨とする。

請求項 3に記載の発明によれば、請求項 1の効果に加え、前記空気吹き出し手段が乗員の平均的な形態に沿った位置に設けられているので、連通子 Lを通った空気を乗員の直下から吹き出されるので、空調効率がよい。図面の簡単な説明

図 1は、この発明の一実施形態に係るシートの側面図。

図 2は、図 1の正面図。

図 3は、図 1の上面図。

図 4は、図 1の矢印 IVの拡大説明図。

図 5は、図 1のクッションフレームに取り付けられた空調装置の分解斜視図。

図 6は、図 1のバックフレームに取り付けられた空調装置の分解斜視図。

図 7は、図"！のクッションパッドに形成される連通孔の上面図。図 8は、図 1のバックパッドに形成される連通孔の正面図。図 9は、図フの K一 K線に沿った断面図。

図" I Oは、この発明の空調装置の回路説明図。発明を実施するための最良の形態

以下、この発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する尚、図 1の矢印 FRを前側、矢印 U Pを上側として説明する。

尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。

図"!〜図 1 0は、この発明の一実施形態を示すもので、符号 1 は、乗り物用シートを表す。以下では、「乗り物」として自動車を例に説明するが、「乗り物」とは自動車に限定されず、航空機、船舶、なども含む。

シート 1は、図示しない乗員が着座可能なシートクッション 2と. 乗員が凭れ掛かるシ一トバック 3と、該シートバック 3の上端部に支持されると共に追突された時の乗員の自重による二次衝突荷重から乗員の頸椎を保護するアクティブヘッドレスト 4と、前記シートクッション 2の前後位置を調節するパワースライド装置 5と. 前記シ一トバック 3をシートクッション 2に対して前後方向に傾けるリクライニング装置 6と、前記シートクッション 2及びシートバック 3に支持される空調装置 7と、を具備する。

前記シートクッション 2は、方形のクッションフレーム 10 (図 5参照）と、該クッションフレーム 10の前後方向に懸けられた 3本の S 字スプリング"! 1と、前記クッションフレーム 10及び前記 S字スプリング 11の上側を覆うポリウレタンフォーム製のクッションパッド 1 2と、該クッションパッド 12の上側を覆う、通気性を有する化粧用のトリムカバ一 13と、を具備する（図 9参照）。

図 7において、前記クッションパッド" I 2の B側が自動車の後側, A側が自動車の前側を表す。図 7に示すように、前記トリムカバ一 13の意匠用引き部 14 (図 9参照）用の溝 15が前後方向に二箇所、左右方向に三箇に枝状に形成されている。すなわち、冓 15は、左右一対の冓 15a, 15bと、このミ冓 15a、 15bの間に設けられた溝 15c、及び後側の溝 15dと前側の溝 15eとから成る。これら溝 15a〜15eによって、一対の後』方形部 16、 "16と前側の方形部 17がそれぞれ区画される。この後側方形部 16、 16及び前側方形部 17には、開口を有した溝状の連通子し 18が形成されており、この連通孔 18は前記溝 15cにおいて、クッションパッド Ί 2の上下方向に貫通されて形成された開口部 1 9に連通している。

前記後側方形部 1 6 , 1 6及び前側方形部" I 7の上側には、非通気性のヮデイング 20が接着剤により固着され、このヮデイング 20が溝部 1 8の開口を覆うことで、前記連通子し 1 8の形状が溝状から筒状になる。前記開口部 1 9の位置は、シートクッション 2 に座る乗員の臀部によって覆われない平均的な位置、例えばヒップポイントから前側に 1 50ミリ程度の位置であって、左右方向に長尺の穴である。

前記ヮデイング 20には、シートクッション 2に座る乗員の臀部によって覆われる臨界に相当する位置の連通孔 1 8に、「空気吹き出し手段」である後側吹き出し口 2 1が形成されている。同様にシートクッション 2に座る乗員の大腿部によって覆われる臨界に相当する位置の連通孔 1 8に「空気吹き出し手段」である前側吹き出し口 2 2が形成されている。前側吹き出し口 22は、大腿部の長さ方向に沿って左右片側四箇所形成される。即ち、後側吹き出し口 2 1が二箇所、前側吹き出し口 22が八箇所、合計十箇所の「空吹き出し手段 Jが形成されている。換言すれば、連通孔 1 8は、開口部 1 9を中心にした臀部方向と大腿部方向にそれぞれ延設された互いに対向する二つの V字形状に形成されている。大腿部側の連通孔 1 8の先端部は更にそれぞれ二つに分岐され、吹き出し手段 22が設けられている。各吹き出し手段 2 1、 22は乗員の臀部及び大腿部の概略直下に配置されるため、空調効率がよい。

図 6に示すように、シ一トバック 3は、方形のバックフレーム 25を骨格とする構造であり、バックフレーム 25は、アツパフレーム 26 と、左右一対のサイドフレーム 27、 27と、このサイドフレーム 2フ 27に支持される前記アクティブヘッドレスト 4の受圧装置 28と、前記サイドフレーム 27、 27に支持されるランパ一サポート装置 2 9と、前記受圧装置 28及びランバーサポ一卜装置 29の間の位置であって、一方のサイドフレーム 27、から他方のサイドフレー厶 27に懸けられた一本の S字スプリング 30と、前記バックフレー厶 25、受圧装置 28、ランバーサポート装置 29、 S字スプリング 30の覆うポリウレタンフォームよりなるバックパッド 3 1 (図 8参照）と、該バックパッド 31の前側を覆う通気性を有する化粧用の卜リムカバ一 32とを具備する。

前記バックパッド 3 1は、図 8に示すように、前記トリムカバー 32 の意匠用引き部（図示せず）用の溝 34が設けられている。溝 34 は、縦方向に一対の第 1縦 ? 34a、 34bと、第 1縦冓 34a、 34 b間に第 1縦溝 34a、 34bよりも短い第 2縦溝 34 cが設けられている。この 3本の縦.溝 34a、 34 b、 34cをつなぐ一本の横溝 34d が更に設けられてし、る。縦;'冓 34 a、 34b、 34cと、横 ; 34dとで区画される一対の方形部 35、 35には、図 8に示すように図示しない開口を有する溝状の連通孔 36が形成されており、第 2縦溝 34 c上にパックパッド 3 1の前後方向に貫通して形成されている開口部 37に連通している。

前記方形部 35， 35の前側（乗員側）には、非通気性のヮディング 38が接着剤により固着され、ヮデイング 38が前記連通孔 3 8の開口を覆い、前記連通孔 36の形状が溝状から筒状になる < 前記開口部 37の位置は、シ一トバック 3に凭れ掛かる乗員の背中によって覆われない平均的な位置、例えばヒップポイントから上方向に 250ミリ程度の位置に形成され、上下方向に長尺の穴である。

前記ヮデイング 38には、シ一トバック 3に凭れ掛かる乗員の背中によって覆われる臨界に相当する位置の連通孔 36に連通した「空気吹き出し手段 Jである吹き出し口 39が六箇所形成される o

前記空調装置 7は、空気を前記吹き出し口 2 1 , 22 , 39より吹き出すブロア手段 41と、該ブロア手段 41により室内の空気を吸い込む空気吸い込み手段 42と、該空気吸い込み手段 42により吸い込まれた空気の温度を上下させるペルチェ素子（図示せず）を内蔵した空調手段 43と、該空調手段 43を制御するコントロール手段 44とを備えてなり、クッションフレーム 1 0に支持されている（図 5参照）。前記空気吸い込み手段 42には、図示しない周知のフィルタが設けられている。なお、コントロール手段 44 は、ブロア手段 41とは別体で設けられている。

図 5に示すように、前記ブロア手段 41は、シートクッション 2のクッシヨンフレーム 1 0に懸架されたマウントブラケット 45に支持される板厚 5ミリメートルで質量 500グラムの鉄板製のマス部材 46 に、板厚 3ミリメートルの緩衝体 4フを介在して吊下げられてなるケース 48と、該ケース 48に内部に設けられているファン（図示せず）と、から構成される。このケース 48に、連結ダクト 49、 50が接続され、前記シートクッション 2及びシートバック 3それぞれに支持された前記空調手段 43， 43に該連結ダクト 49 , 50を介在して連通されている。前記ケース 48とマス部材 46とは、ビス 53により共締めされている。前記緩衝体 47は、両面テープなどで、ケ —ス 48に固定されている。またダクト 50の下側から上側かけて. ダクト支持プレート 51及びブラケット 52がビス 53によって、クッシヨンフレーム 1 0に固定されており、ダクト 50を支持及び保護している。

また図 6に示すように、前記連結ダクト 50は、シートバック 3の下端部でバックダクト 61に連通される。バックダクト 6 1は、バックダクト固定ブラケット 60によりバックフレーム 25のサイドフレーム 27にビス 62により支持されている。

バックフレーム 25に取り付けられる空調手段 43は、図示しないペルチヱ素子を内蔵しており、バックダクト 6 1に連結された連結ダクト 49に連通する連通口 54 (図 6参照）と、前記開口部 1 9， 3フを介して吹き出し口 2 1， 22 , 39に連通した出口 55とを具備する。

図 2に示すように、該出口 55が、前記 S字スプリング 30の曲がり部 30aが区画する空間 30 bのうち一箇所にのみに揷入されると共に、該 S字スプリング 30に空調手段 43に沿うベースプレート 56のフランジ 56 aを引っ掛けて固定用ブラケット 57をビス 5 8でべ一スプレート 56に取り付けて、 S字スプリング 30の曲がり部 30a以外の部位に S字スプリング 30とべ一スプレート 56と空調手段 43とをバンド 59で抱き込んで支持する。また同様に、図 3に示すように、シートクッション 2の内部において、クッションフレ —厶 1 0に取り付けられた暧冷手段 43の出口 55が、 S字スプリング 1 1の曲がリ部 1 1 aが区画する空間 1 l bのうちの一箇所に揷入され、バンド 59及びビス 58でべ一スプレート 56に固定される o

なおべ一スプレート 56の幅 L1は、 S字スプリング 30(11 )の S 字を構成する二つの曲がり部 30a、 30a (11 a、 11 a)間の長さ L2.以下に設定されている（図 6参照）。

図 9を用いて、空調手段 43の出口 55周りのシート 1の断面構造について説明する。なおここでは、クッションパッド 12の断面を参照しながら説明するが、バックパッド 31の断面も概略クッションパッド 12と同様の構造を有する。

前記開口部 19は、空調手段 43の出口 55に挿入可能となるように上下に貫通して形成されており、この開口部 19を含む溝 15には、トリムカバ一 13の引き部 14が形成されているから、該引き部" !4を溝 15側から覆う断面 V字の分岐部材 63を設けることによって、空調手段 43の出口 55から吹き出された空気 64が該分岐部材 63で分岐され、スムーズに吹き出し口 21， 22に導かれるようになつている。該分岐部材 63は、非通気性の可撓性材よりなるもので、シートクッション 2に設けられる場合は、非通気性のウレタンフォームが望ましく、シ一トバック 3に設けられる場合には、アルミ箔が望ましい。これは異物感を乗員に与えないようにするために、シートクッション 2より乗員に触れやすいシ一卜バック 3では、ょリ撓みやすい材料を選ぶことが好ましいからである符号 67は、空調手段 43とクッションパッド 12の間に介在される緩衝部材で、乗員に異物感を与えないようにしている。

次に図 10を参照しながら、この実施形態に係る作用を説明する。 ' 空調装置 7の冷暖切換えスィッチ 65で冷房、暖房何れかの切換えを行い、ダイヤルスィッチ 66で空調装置 7の動作の開始、停止の切換え及び冷暧の強弱のコントロールを行うことにより、ブロア手段 41がシート 1内で吸い込んだ空気 64の温度を空調手段 43により制御する。このため、足下にダクトを配回させる必要がないので、足下領域の品質向上を図ることができる。ブロア手段 4 1と空調手段 43への供給電圧を制御するコントロール手段 44とブロア手段 4 1とが別体であるので、コントロール手段 41 と、ブロア手段 41との組み合わせにより、様々な仕様の製品を作成することができる。

また、シート" I内における部材の占める位置が自由に設定可能であり、設計自由度が増す。

前記ブロア手段 4 1は、シート 1のクッションフレーム 1 0に支持されているマス部材 46に、緩衝体 47を介在してケース 48が吊下げられ、該ケース 48内にファンが内在されているので、マス部材 46によりケース 48の振動が低周波域に移行し、ファンの回転騒音を防止出来る。

また、前記空気吸い込み手段 42が、シートクッション 2の上部に配されているので、空気 64を吸い込む時に、フロア周りの埃を吸い込みにくくなリ、吹き出す空気 64が汚染されることを防止する。また、空気吸い込み手段 42との距離を稼げるので、フロアの上側に敷き設されるカーペットの材厚を厚くすることができ、踏み込み感を向上出来る。産業上の利用可能性

請求項 1に記載の発明によれば、シート内で吸い込んだ空気 JP2003/009660

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の温度を空調手段により制御出来るので、足下領域にダクトを配回させる必要がないので、足下領域の品質向上を図ることができる。また、前記空気吹き出し手段と前記空調手段との間には、前記空調手段の出口に連通した開口部に連通した溝がシ —卜パッドに形成されているので、成形性が良い。更に、該溝上に非通気性のヮデイングを覆うことで連通孔が形成されるのでシート全体に空気を均一な量の空気が吹き出しされると、ともに均一な温度の空気が供給される。

請求項 2に記載の発明によれば、請求項 1の効果に加え、枝状形成されている連通孔により、シ一卜に形成された開口部に挿入支持されている空調手段の出口から温度が調節された空気がシート全体に一様に供給される。

請求項 3に記載の発明によれば、請求項"！の効臬に加え、連通孔が互いに対向する V字形状に設けられこの連通孔上に空気吹き出し手段が設けられているので、前記空気吹き出し手段が乗員の平均的な形態の下に位置し、空調効率がよい。

Claims

請求の範囲

1 . シートに室内の空気を吸い込む空気吸い込み手段と、該空気吸い込み手段により吸い込まれた空気の温度を上下させる空調手段と、

該空調手段を制御するコントロール手段と、

前記空調手段により温度が調節された空気を空気吹き出し手段から吹き出すブロア手段とを備え、

前記空気吹き出し手段と前記空調手段との間には、前記空調手段の出口に連通した開口部に連通した溝がシートパッドに形成されてなリ、該溝上に非通気性のヮデイングを覆うことで連通孔が形成されてなることを特徴とする乗り物用シート。

2. 請求項 1に記載の乗り物用シートであって、

前記連通孔は、前記開口部から枝状に配されていることを特徴とする乗り物用シート。

3. 請求項 1に記載の乗り物用シートであって、前記連通子しは前記開口部を中心に互いに対向する V字形状に設けられ、前記空気吹き出し手段は、当該連通孔に設けられていることを特徴とする乗り物用シート。