WO1994007636A1 - Procede de fraisage d'une piece au moyen d'une fraiseuse d'arbres a cames - Google Patents

Description

明細書 カムシャ フ ト ミ ラーによるワーク加工方法 技術分野

この発明はカムシャフ ト ミ ラーによるワークの加工方法に関す る。

背景技術

従来自動車等のェンジンには、 ダブルオーバへッ ドカムシャ フ ト (D O H C ) を採用したものがある。

上記ダブルオーバーへッ ドカムシャフ トは、 図 1に示すように、 複 数のジャーナル J ,〜 J ₄の各両側に同位相の吸排気用のカム C！, C ₂ 〜 (： ₇， C ₈がそれぞれ設けられていると共に、 一端側には燃料ポンプ を駆動するためのリ ング （燃料カム） C ₉が設けられている。

上記ダブルオーバーへッ ドカムシャフ トを製造するには、 複数の ジ ャーナル J 〗〜 J ₄の各両側に同位相のカムじ ₁， じ ₂〜 0₇, じ ₈ が設けられ、 且つ一端側にリ ング c ₉が設けられたワーク 1を、 カム シャフ ト ミラーで加工するが、 従来では図 2に示すように、 シング ルカッタ aを使用して各カム C i〜C ₈とリ ング C ₉を順次加工する方 法や、 図 3に示すように、 ダブルカツ夕 bを使用して隣接するカム C C ₂〜 C ₇， C ₈をそれぞれ同時に加工する方法などが一般に採用 されている。

しかし、 前者のシングルカツ夕 aにより順次加工する方法では、 工数が多くて 1本のワークを加工してカムシャ フ トに仕上げるのに 長時間を要するため、 生産性が悪いという不具合がある。 また、 後者のダブルカ ツ タ bを使用する方法では、 リ ング C ₉ をダブル力ッタ bで加工しよう とすると、 ダブル力ッタ bの一方の カツ夕がカム C ₈と干渉して加工できないため、 リ ング C ₉は別の機 械で加工しなければならず、 手間がかかるという不具合がある。 そこで、 本発明は、 1台のカツ夕でカムとリ ングを能率よく加工で きるようにしたカムシャ フ 卜 ミ ラーによる ワーク加工方法を提供す ることを目的とするものである。 発明の開示

上記及び上記以外の目的を達成するために、 本発明の一態様と し て、 、

複数のジャーナルの各両側に同位相のカムが設けられ、 且つ一端 側にリ ングが設けられたワークを加工する、 カムシャ フ ト ミ ラーに よるワーク加工方法において、

中央部にリ ングを加工するチップを有し且つ該チップの両側に同 位相のカムを同時に加工するチップを有するカツ夕を用い、 前記両 側のチップでジヤーナル毎に同位相のカムを同時加工することを順 次行い、 前記中央のチップでリ ングを加工するようにしたことを特 徵とする、 カムシャ フ ト ミ ラーによるワーク加工方法が提供され る。

この構成によれば、 1台の機械でカムと リ ングを加工できると共 に、 同位相のカムを同時に加工することができるため生産性が向上 する。

尚、 カムとリ ングの加工順序はどちらを先にしても良く、 同じ作 用効果が得られる。 図面の簡単な説明

本発明は、 以下の詳細な説明及び本発明の実施例を示す添付図面 により、 より良く理解されるものとなろう。 なお、 添付図面に示す 実施例は、 発明を特定することを意図するものではなく、 単に説明 及び理解を容易とするものである。

図中、

図 1 は、 ダブルオーバーへッ ドカムシャ フ 卜の平面図、 図 2は、 従来のワーク加工方法の一例を示す説明図、

図 3は、 従来のワーク加工方法の他の例を示す説明図、 図 4は、 本発明によるワーク加工方法の一実施例に用いるカムシャ フ ト ミ ラ一の平面図、

図 5は、 上記実施例の説明図である。 発明を実施するための最良の形態

以下に、 本発明のカムシャ フ ト ミ ラーによるカムシャ フ ト加工方 法の一実施例を図 4及び図 5を参照しながら説明する。

図 4はカムシャフ ト ミ ラーの平面図、 図 5はカムシャフ ト加工方 法を示す説明図である。

上記カムシャフ ト ミラーは、 図 4に示すように、 ワーク 1の両端を クランプするチャック 2 , 3を有していて、 これらチャ ック 2 , 3 の間にはワーク 1 のジャーナル J !〜 J ₄を切削方向の反対側より支 持する複数のレス ト 4が設けられている。 また、 5はワーク 1 の軸 線方向に移動自在な刃物台で、 この刃物台 5にカツ夕 6が取付けら れている。

上記カツタ 6は、 その先端の中央に リ ング C _sを加工するチップ 6 aが、 そしてその両側に、 ワーク 1 の各ジャーナル！〜 J ₄の両側 に設けられたカム〇ぃ（ ₂〜（： ₇, 0₈の同位相のカムを同時に加工す る一対のチップ 6 b , 6 cが設けられた 卜 リ プルカツタとなつてい る

次に図 5 も参照してワーク 1 の加工方法を説明する。

はじめに、 加工すべきワーク 1 の両端をチャ ッ ク 2 , 3でクラ ン プしたら、 カツタ 6を図 5の Aの位置へ移動させる。 そして、 この 状態でチャ ッ ク 2 , 3により ワーク 1 を回転させて、 まずチップ 6 b , 6 cによりジャーナル J 1の両側の同位相のカム C i, C ₂を同 時に加工する。

そして、 カム C C ₂の加工が終了したら、 カツタ 6を次のジャー ナル J ₂の位置へ移動して上記と同様にジャーナル J ₂の両側のカム C ₃, C ₄を加工する。 以下同様な動作を順次繰り返してジャーナル J ₄の両側のカム C ₇, C ₈の加工を終了したら、 カツ夕 6を図 5の B の位置へ移動させて、 中央のチップ 6 aにより リ ング C ₉を加工す る。 このとき、 両側のチップ 6 b , 6 cはカム C ₈と干渉することが ない。

以上詳述したように、 本発明加工方法によれば、 中央部とその両側 にチップを有する ト リプルカツタを使用して、 まず同位相のカムを 順次加工し、 最後に中央のチップでリ ングを加工するようにしたか ら、 1台の機械でカムと リ ングが加工でき、 従来の別の機械でカム と リ ングを加工していたものに比べて機械が 1台で済むので経済的 である。

また、 同位相のカムを同時に加工できるので、 シングルカツ夕で 加工していたときに比べてサイクルタイムが 2 / 3程度となり、 生 産性も大幅に向上する。

尚、 上記加工方法において、 カムと リ ングの加工順序を逆にして も、 上記と同じ作用効果が得られる。

なお、 本発明は例示的な実施例について説明したが、 開示した実 施例に関して、 本発明の要旨及び範囲を逸脱することなく、 種々の 変更、 省略、 追加が可能であるこ とは、 当業者において自明であ る。 従って、 本発明は、 上記の実施例に限定されるものではなく、 請求の範囲に記載された要素によって規定される範囲及びその均等 範囲を包含するものと して理解されなければならない。 産業上の利用可能性

以上のように、 本発明に係るカムシャ フ ト ミ ラーによるワーク加 ェ方法は、 ダブルオーバーへッ ドカムシャ フ 卜を製造する場合に極 めて有用である。

Claims

請求の範囲

1 . 複数のジャーナルの各両側に同位相のカムが設けられ、 且つ —端側に リ ングが設けられたワークを加工する、 カムシ ャ フ ト ミ ラーによるワーク加工方法において、

中央部にリ ングを加工するチップを有し且つ該チップの両側 に同位相のカムを同時に加工するチップを有するカ ツ夕を用い、 前 記両側のチップでジャーナル毎に同位相のカムを同時加工すること を順次行い、 前記中央のチップでリ ングを加工するようにしたこと を特徴とする、 カムシャ フ 卜 ミ ラーによるワーク加工方法。

2 . カムの加工をリ ングの加工より も先に行うようにしたことを 特徵とする、 請求の範囲 1 に記載のカムシャフ 卜 ミ ラーによるヮー ク加工方法。

3 . リ ングの加工をカムの加工より も先に行うようにしたことを 特徴とする、 請求の範囲 1 に記載のカムシャフ ト ミ ラーによるヮ一 ク加工方法。