WO1986003162A1 - Method of setting operational conditions for injection molding machines - Google Patents

Description

明 細 書

射 成形機の 動作条件設定方法

技 術 分 野

本発明 は 、 射出成形機 に お け る 各種動作条件の設定方 法 に 関 す る ものであ る 。

'背 景 技 術

射出成形機 に お いて は 、 金型の型開き 眼界位置， 金型 タ ツ チ位置 ， 金型 を移動 さ せ る速度， ま たそ の速度を変 更す る位置， ェ ジ ェ ク 卜 開始位置 ， コ ア セ ッ 卜 位置 ， コ ア プル位置 ， 射出 時に お け る 射出速度 ， 該射出速度の切 換位置等、 射出成形処理に と も な う 種々 の動作条件を設 定 し なけ ればな ら な い 。 従来の射出成形機 に お い て は 、 こ れら の動作条件の設定値を 記述 し たプ ロ グラ ム に よ つ て 射出成形プ ロ セ ス.を制御 し て い た 。 そ の た め 、 こ れ ら の条件を変更する と き に はプ ロ グラム 自 体を変更せね ば な ら ず 、 新 し いプ ロ グ ラ ム を作成 す る必要が あ っ た 。

発 明 の 開 示

本発明 の 目 的 は 、 型締工程や射出 工程等の射出成形動 作のパ タ ー ンが同 じ で あ れば、 すなわ ち 型稀時の型の移 動速度の 切換段数や射出 時の 射出速度の.切換段数等が周 じであれば 、 そ の切換位置や速度等が異なる場合 に も 、 成形動作実行用 N C プ ロ グ ラ ム を新 し く 作成 す る こ と な く 単に こ れ ら 切換位置や速度等を新 し く 設定変更す るだ けで射出成形動作での各種動作条件を可 変設定 で き る射 出成形機の動作条件設定方法を提供す る こ と に ある 。 上記 目 的を達成す るた め 、 本発明 は 、 数値制御装置に よ り 射出成形機を制御 し 、 射出成形機の射出成形動作を 制御する た め に用 い ら れる数値制御プ ロ グラ ム は 、 該射 出成形動作 に お ける各種動作条件の各々 をマ ク ロ 変数を 用 いて作成す る 。

そ し て 、 各前記マ ク ロ 変数 に 対応す る メ モ リ 領域が夫 々 予め定 め ら れる一方、 各前記動作条件は対応す るマ ク 口 変数毎 に設定値が設定 さ れる 。 更 に 、 各該動作条件の 設定値 は 、 当 該条件に対応す る マ ク ロ 変数に対応 し て 予 め定めた前記メ モ リ 領域に 夫々 記億さ れる 。

こ れ に よ り 、 射出成形の各動作に お け る各種動作条件 の設定値をマ ク ロ 変数 に対応さ せて 任意の値に 入力 で き 、 ま た 、 射出成形機稼動 時に お い て は 、 N 0·プ ロ グ ラ ム 中 のマ ク ロ 変数が読ま れる と該マ ク ロ 変数 に対応 し た設定 デー タ が読み出 さ れ.、 こ の デ ー タ に従 っ て所定 の射出成 形動作が行わ れる 。

こ の よ う に 、 本発明 は 、 射出成形プ ロ セ ス の動作バ タ 一ン が周一で あ れば該プ ロ セ スで の各種動作条件の設定 値を任意に 設定変更す る こ と がで き 、 射出成形プ ロ セ ス の各種動作条件を変更する毎 に 従来の よ う に プ ロ グラ ム 自 体 ま で変更する必要がな いか ら 、 経済的であ る こ と は も ち ろ ん金型や成形材料に合せ て 最適の射出成形動作条 件を選ぶ こ と ができる も のであ る 。

図面の 簡単な説明

F I G . 1 は 、 本発明の一実施例を実施する ための射 出成形機の制御部のプ ロ ッ ク 回路図、 F I G . 2 は 、 動 作条件設定の た め選択 し た 表示装置で の表示画面の一例 を示す 図で あ る 。

発明 を実施す る た め の最良の形態

F I G . 1 は 、 本発明 の一実施例 を実施す る た め の射 出成形機の制御部を示 し 、 1 は こ の制御部を構成す る コ ン ピ ュ ー タ を 内蔵 し た 数値制御装置 ( 以下 C N C と い う ） で 、 2 は 中央処理装置 ( 以下 C P U と い う ） 、 3 は射 出 成形機全体の制御プ ロ グ ラ ム を 記億 す る R 0 M、 4 は所 定の射出成形動作例 え ば型締工程 のパ タ ー ンや射出 工程 のパ タ ー ン 等 を実行 す る た め の N C プ ロ グ ラ ム を 記憶す るパ タ ー ン記億用 の不揮発性メ モ リ で 、 5 は射出成形 に お け る後述 す る各種動作条件を マ ク 口 変数 と し て 記億す るマ ク ロ 変数用 の不.揮発性 メ モ リ 、 6 はデ ー タ の一 時記 憶や C R T 等の表示装置 8 上の ソ フ 卜 キ ー K 1 〜 K 1 0 ( F I G . 2 ) で選択さ れた各種条件設定画面 に 設定 さ れた デ一 タ を 上記マ ク 口 変数用 の 不揮発性 メ モ リ 5 に 記 億さ せる た め等 に 使用 さ れる R A M で あ る 。 7 は上記各 種動作条件や各種指令等を 手動入力 す る た め の 手操作入 力装置 、 9 は入出力 回路で 、 射出成形機 に設け た 図示 し な い 各種 セ ンサ一、 型締を行 う サー ボ モ ー タ や射 出 を行 ぅ サ ー ポ モ — タ ( い ず れち 図示略 ） のサー ポ 回路 1 1 に 接続 さ れ て い る 。 な お、 1 0 は ゾ S スで あ る 。

F I G . 2 は 、 表示装置 8 に ク ラ ンプ （ 型開 閉 ) 設定 用 の画面を選択表示 し た 場 合を示 し た も の で 、 表示装置 8 は こ の選択表示の た め に ソ フ 卜 キ ー K 1 〜 K 1 0すな わ ち 該ク ラ ン プ設定 ， 射出条件設定 ， ェ ジ ェ ク タ 設定 ， 計量条件設定 ， 温度設定 ， スプルーブ レイ ク設定等の画 面選択 キ ー を備え 、 こ の ソ フ キ一 Κ 1 〜 Κ Ί 0の いず れ か 1 つ を操作 し て所要の画面例え ば上記 ク ラ ンプ設定用- 画面を選択す る と 、 不揮発性メ モ リ 4 に 記億さ れた プ ロ グラ ム の射出成形サイ ク ルの一部を成す パ タ ー ン化さ れ た 工程例 え ば ク ラ ン プ工程の各種動作条件が F ί G . 2 の よ う に表示さ れる 。 そ し て 、 後で更に説明 す る よ う に 、 射出成形サイ ク ル実行用 の 不揮発性メ モ リ 4 に 記憶 し た

N Cプ ロ グラ ム に お い て 該成形サイ ク ルの ク ラ ンプ工程 等で の 各種動作条件 は マ ク ロ 変数で記述 さ れて お り 、 例 え ば ク ラ ンプ条件を具体的 に 決定 し ク ラ ンプ工程を実行- ' ' す る に は 各種動作条件を表わ す マ ク ロ 変数の 数値内容を 別） ί設定 す る よ う に し て い る 。 そ こ で 、 オ ペ レ ー タ は手 操作入力 装置 7 に よ り ク ラ ン プ 工程実行プ ロ グ ラ ム に お いて マ ク ロ 変数で記述さ れた各設定動作条件 I 1 〜 I 1 2 を表示画面上で照次選択 し 、 選択 し た 設定条件 I 1 〜

I 1 2で の設定値 L 1 〜 し 5 , V 1 〜 V 5及び P , 丁を 頫次設定 す る 。 こ の 設定 に よ り 、 各マ ク ロ 変数の 具体的 内容が決定 す る ので C P U 2 は所定 のメ モ リ 領域 と し て のマ ク ロ 変数用 の不揮発性メ モ リ 5 の所定 ア ド レ ス に 該 ア ド レス に 対応す る動作条件の設定値す なわ ち対応す る マ ク ロ 変数の具体的な特定 の数値内容を 記億 さ せ る 。 上 記例で示す と 、 例 え ばマ ク ロ 変数 5 0 Qの ア ド レス位置 に マ ク ロ 変数 5 0 0 の数値内容 L 1 , マ ク ロ 変数 5 0 1 の ア ド レ ス位置 に L 2 …… と下表の よ う に 記憶'さ れる 。

5 0 0 し 1

5 0 1 し 2

5 0 2 し 3

5 0 3 し 4

5 0 4 し 5

5 0 5 V 1

5 0 6 V 2

5 1 ト · T

既に 述べ た よ う に 、 不揮発性 メ モ リ 4 に 記憶さ れた プ 口 グラ ム は 、 上記各設定 デ ー タ に 対応す る N Cプ ロ グラ 厶 に つ い て はマ ク ロ 変数でプ ロ グラ ム し て お く 。 例 え ば 下表の よ う なマ ク ロ 変数を使用 し たプ ロ グ ラ ム に し て お く 。

G 0 1 Y # 5 0 1 , F # 5 0 5

Y # 5 0 2 , F # 5 0 6

こ こで 、 G 0 1 は直線補間機能、 Y は作動 す る軸 、 即 ち こ の 場 合 、 型締を行 う 軸 と し て 図示 し な い型締用 サ一 ボ モ ー タ を指定 す る も ので 、 F は送 り 速度を指示す る ァ ド レ ス を示 し 、 その結果、 上記 N C プ ロ グ ラ ム に よ っ て C P U 2 は型締用 サ ー ポ モ ー タ を駆動さ せ 、 マ ク ロ 変数 5 0 1 の ア ド レス位置に記憶さ れた位置 し 2 ( 金型保護 開始位置 ） ま で送 り 速度をマ ク ロ 変数 5 0 5 に 記憶さ れ た速度 V 1 で金型 （ 図示略 ） を移動 さ せる よ う 入出力 回 路 9 及び型締用サ 一 ボ モ ー タ の サー ボ回路 Ί 1 を介 し て 型締用 サー ポ モ ー タ を駆動さ せる こ と と なる 。 周様 に 、 次の ス テ ッ プで はマ ク ロ 変数 5 0 2 に 記億さ れた位置、 す なわ ち L 3 の位置 （ 金型 タ ツ チ位置 ） ま でマ ク ロ 変数 5 0 6 に 記億さ れ た 速度 V 2 ( 金型保護速度 ） で型締を 行う こ と と なる 。

こ の よ う に 、 不揮発性メ モ リ 4 に 記憶さ れた各 工程実 行の た め の N C プ ロ グ ラ ム は各種条件値 に 関 し て はマ ク 口 変数 で' プ ロ グラ ム さ れて お り 、 各種条件値 は こ のマ ク 口 変数を介 し て 手操作入力 装置 7 か ら 種 々 変更設定 でき る よ う に し て い る 。

そ の結果 、 各射出成形プ ロ セ ス の作動パ タ ー ン が周一 で作 f] 切 換点の位置や速度等の各種条件が異な る と き は 、 こ の各種条件を設定 す る だけで所望の射出成形プ ロ セ ス を得る こ と が で きる も の で あ り 、 プ ロ セ ス の作動パ タ ー ンが異な っ た と き 、 例 え ば射 出速度の段数が 3 段か ら 4 段 に 変え る と き等 に お い て の み N C プ ロ グ ラ ム を変更す ればよ いも ので あ る 。

なお 、 上記実施例で は 、 表示装置 8 を使用 し各種条件 を 設定 し マ ク ロ 変数処理を行 っ た が 、 表示装置を使用 せ ず 、 手操作入力装置 7 か ら 各種条件を選択 しそ れ に対応 す る 設定値を入力 し 不揮発性メ モ リ 5 に 記億さ せマ ク ロ 変数処理を行わせて も よ い 。

Claims

求 の 範 囲

( a ) 数値制御装置を装備 し た 射出成形機の射出成 形動作を制御す るた め に 用 い ら れる数値制御プ □ グラ ム は 、 該射出成形動作 に お け る 各種動作 条件の各々 をマ ク ロ 変数を用 いて作成 し 、 ( ) 各前記マ ク 口 変数 に対応 す る メ モ リ 領域を夫 予 め定 め 、

( c ) 各前記動 作条件は対応するマ ク ロ 変数毎 に 設 定値を設定 し

{ d ) 各該動作条件の設定値を 、 当該条件 に対応す る マ ク ロ 変数 に 対応 し て定め た 前記メ モ リ 領域 に 夫々 記億さ せて 成る射出成形機の 動作条件設 方法。

数値制御装置は 、 画面選択手段を 有 す る表示 装置 と 入力 装置 と を備え 、 前記射出成形動作 は複数 の 工程 よ り 成 り 、 前記 ス テ ッ プ （ 0 ) は 、 ^記画面 選択 手段を操作 し て 前記表示装置 に 前記 工程 の う ち の 1 つ の 工程での各種動作条件設定用 画面を選択的 ϊ さ せ 、 次い で前記入力 装置を操作 し かつ 前記 表示画面を利用 し て 各該動作条件の設定値 を設定 す る H¾ の範囲第 1 項記載の 射出成形機の 動作条件設 定方法