JPWO2023027181A5 - - Google Patents

Claims (7)

1. 車両に設けられた開閉体を自動開閉するモータの回転を検出するセンサからの検出信号に基づいて、前記開閉体の位置及び移動速度を検出するように構成された状態検出部（２５：Ｓ４１０～Ｓ４４０）と、
   前記開閉体の位置に対応づけて、前記開閉体を一定の目標速度で動作させるのに必要な前記モータの印加電圧の学習値を示した電圧マップを記憶するように構成されたマップ記憶部（２５２）と、
   指定された速度パターンで前記開閉体が作動するように、前記状態検出部で検出される前記開閉体の位置及び移動速度、並びに前記電圧マップを用いて算出される前記印加電圧を、前記モータに印加するための駆動信号を生成する信号生成部（２５：Ｓ２１０～Ｓ３２０）と、
   を備え、
   前記電圧マップは、前記開閉体の可動範囲の両端において該可動範囲を超えた位置にも前記印加電圧のデフォルト値が設定された
   モータ制御装置。
2. 請求項１に記載のモータ制御装置であって、
   前記デフォルト値は、前記モータ及び該モータを前記駆動信号に従って駆動するモータ駆動回路の特性から論理的に算出される前記印加電圧の設計値である
   モータ制御装置。
3. 請求項１に記載のモータ制御装置であって、
   前記デフォルト値は、前記電圧マップに示された前記印加電圧の学習値の平均値である
   モータ制御装置。
4. 請求項１から請求項３までのいずれか１項に記載のモータ制御装置であって、
   前記速度パターンには、前記開閉体の移動速度を一定の割合で増加させるスロースタート区間、前記開閉体の移動速度を前記目標速度に維持する速度一定区間、前記開閉体の移動速度を一定の割合で減少させるスローストップ区間が含まれ、
   前記信号生成部は、少なくとも前記速度一定区間にて、前記電圧マップを用いるように構成された
   モータ制御装置。
5. 請求項４に記載のモータ制御装置であって、
   前記信号生成部は、前記電圧マップから取得される前記スロースタート区間の終了位置にて、前記印加電圧が前記電圧マップから取得される学習値となるように、前記スロースタート区間で前記開閉体の移動速度を変化させる割合を設定するように構成された
   モータ制御装置。
6. 請求項５に記載のモータ制御装置であって、
   前記信号生成部は、前記速度一定区間では、前記状態検出部にて検出される前記開閉体の移動速度と、前記目標速度との差から前記印加電圧の補正値を算出し、前記速度一定区間では、前記電圧マップから取得される学習値を前記補正値で補正した前記印加電圧に従って前記駆動信号を生成するように構成された
   モータ制御装置。
7. 請求項１から請求項６までのいずれか１項に記載のモータ制御装置であって、
   前記センサは、前記モータの回転に同期してパルス信号を出力し、
   前記状態検出部は、前記パルス信号をカウントすることで前記開閉体の位置を算出し、前記パルス信号の間隔から前記開閉体の移動速度を算出するように構成された
   モータ制御装置。