JPWO2020263847A5 - - Google Patents
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Description
多くの例示的な態様および実施形態を上記で論じたが、当業者は、ある一定の改変、変形、追加およびそれらの下位の組み合わせを認識する。したがって、以下の添付の特許請求の範囲および本明細書の以下に導入される特許請求の範囲が、それらの真の趣旨および範囲内にあるようなすべてのそのような改変、変形、追加および下位の組み合わせを含むと解釈されることが意図される。
本発明の好ましい態様は、下記の通りである。
〔1〕化合物A:
の固体結晶性形態Iを調製する方法であって、
化合物Aを酢酸エチルに溶解させ、溶液を加熱する工程、
前記溶液を冷却する工程、および
ジイソプロピルエーテルを前記溶液に添加する工程
を含む、方法。
〔2〕前記溶液が、約65℃~約70℃に加熱される、前記〔1〕に記載の方法。
〔3〕前記溶液が、約25℃に冷却される、前記〔1〕に記載の方法。
〔4〕化合物Aの固体結晶性形態Iが、粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:6.9、8.4、10.3および12.8を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の方法。
〔5〕化合物Aの固体結晶性形態Iが、粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:13.7、15.3、15.7、16.8、17.3、18.5および19.9を有するものから選択される1個または複数のピーク(2θ)をさらに有する、前記〔4〕に記載の方法。
〔6〕化合物Aの固体結晶性形態Iが、粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:6.9、8.4、10.3、12.8および13.7を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の方法。
〔7〕化合物Aの固体結晶性形態Iが、粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:6.9、8.4、10.3、12.8、13.7、15.3および15.7を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の方法。
〔8〕粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:6.9、8.4、10.3、12.8、13.7、15.3、15.7および16.8を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の方法。
〔9〕化合物Aの固体結晶性形態Iが、粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:6.9、8.4、10.3、12.8、13.7、15.3、15.7、16.8および17.3を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の方法。
〔10〕化合物Aの固体結晶性形態Iが、粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:6.9、8.4、10.3、12.8、13.7、15.3、15.7、16.8、17.3および18.5を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の方法。
〔11〕化合物Aの固体結晶性形態Iが、粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:6.9、8.4、10.3、12.8、13.7、15.3、15.7、16.8、17.3、18.5および19.9を有するものから選択される3、4または5個のピーク(2θ)を有する、前記〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の方法。
〔12〕化合物Aの固体結晶性形態Iが、図1に示されるXRPDパターンのうちの1つと実質的に類似のXRPDパターンを有する、前記〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の方法。
〔13〕化合物Aの固体結晶性形態Iが、約159℃の吸熱ピークを有するDSCを有する、前記〔1〕~〔12〕のいずれか1項に記載の方法。
〔14〕化合物A:
の固体結晶性形態であって、
化合物Aの結晶性形態IIである、固体結晶性形態。
〔15〕粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:9.4、10.8、11.9および13.0を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔14〕に記載の固体結晶性形態。
〔16〕粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:13.7、15.5、16.0、20.0、20.4、21.3および23.3を有するものから選択される1個または複数のピーク(2θ)をさらに有する、前記〔15〕に記載の固体結晶性形態。
〔17〕粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:9.4、10.8、11.9、13.0および13.7を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔14〕に記載の固体結晶性形態。
〔18〕粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:9.4、10.8、11.9、13.0、13.7、15.5および16.0を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔14〕に記載の固体結晶性形態。
〔19〕粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:9.4、10.8、11.9、13.0、13.7、15.5、16.0、20.0および20.4を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔14〕に記載の固体結晶性形態。
〔20〕粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:9.4、10.8、11.9、13.0、13.7、15.5、16.0、20.0、20.4および21.3を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔14〕に記載の固体結晶性形態。
〔21〕粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:9.4、10.8、11.9、13.0、13.7、15.5、16.0、20.0、20.4、21.3および23.3を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔14〕に記載の固体結晶性形態。
〔22〕粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:9.4、10.8、11.9、13.0、13.7、15.5、16.0、20.0、20.4、21.3および23.3を有するものから選択される3、4または5個のピーク(2θ)を有する、前記〔14〕に記載の固体結晶性形態。
〔23〕図3に示される2つのXRPDパターンのうちの1つと実質的に類似のXRPDパターンを有する、前記〔14〕に記載の固体結晶性形態。
〔24〕約82℃および約159℃の吸熱ピークを有するDSCを有する、前記〔14〕~〔23〕のいずれか1項に記載の固体結晶性形態。
〔25〕およそ9.6質量%の水の喪失を伴って、およそ60℃超で脱水を示すTGAを有する、前記〔14〕~〔24〕のいずれか1項に記載の固体結晶性形態。
〔26〕0%のRHおよび25℃において約11%の質量の変化を示すDVSを有し、質量が、20%のRHまたはそれより上のRHで水を喪失しない、前記〔14〕~〔25〕のいずれか1項に記載の固体結晶性形態。
〔27〕前記〔14〕~〔26〕のいずれか1項に記載の固体結晶性形態を含む固体組成物であって、化合物Aの任意の他の固体形態を少なくとも99質量%、少なくとも95質量%、少なくとも90質量%、少なくとも80質量%、少なくとも70質量%、少なくとも60質量%または少なくとも50質量%含まない、固体組成物。
〔28〕前記〔14〕~〔26〕のいずれか1項に記載の固体結晶性形態および薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物。
〔29〕前記固体結晶性形態が、医薬組成物中のtert-ブチル(S)-2-((2S,3R)-1-アミノ-3-ヒドロキシ-1-オキソブタン-2-イル)-1-オキソ-2,5-ジアザスピロ[3.4]オクタン-5-カルボキシレートの総量の少なくとも99質量%、少なくとも95質量%、少なくとも90質量%、少なくとも80質量%、少なくとも70質量%、少なくとも60質量%または少なくとも50質量%である、前記〔28〕に記載の医薬組成物。
〔30〕化合物A:
の固体アモルファス形態。
〔31〕粉末X線回折パターンにおいて、アモルファスハローを有する、前記〔30〕に記載の固体アモルファス形態。
〔32〕図7と実質的に類似のXRPDパターンを有する、前記〔30〕に記載の固体アモルファス形態。
〔33〕前記〔30〕~〔32〕のいずれか1項に記載のアモルファス形態および薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物。
〔34〕前記アモルファス形態が、医薬組成物中のtert-ブチル(S)-2-((2S,3R)-1-アミノ-3-ヒドロキシ-1-オキソブタン-2-イル)-1-オキソ-2,5-ジアザスピロ[3.4]オクタン-5-カルボキシレートの総量の少なくとも99質量%、少なくとも95質量%、少なくとも90質量%、少なくとも80質量%、少なくとも70質量%、少なくとも60質量%または少なくとも50質量%である、前記〔33〕に記載の医薬組成物。
〔35〕NMDA調節に応答する疾患または障害のための処置の必要性が認識された対象を処置する方法であって、それを必要とする前記対象に、治療有効量の前記〔28〕、〔29〕、〔33〕および〔34〕のいずれか1項に記載の医薬組成物を投与する工程を含む、方法。
〔36〕前記疾患または障害が、自閉症、不安、うつ、双極性障害、注意欠陥障害、注意欠陥・多動障害(ADHD)、統合失調症、精神障害、精神病症状、社会的離脱、強迫性障害(OCD)、恐怖症、心的外傷後ストレス症候群、行動障害、衝動制御障害、物質乱用障害、睡眠障害、記憶障害、学習障害、尿失禁、多系統萎縮症、進行性核上性麻痺、フリードライヒ運動失調症、ダウン症、脆弱X症候群、結節性硬化症、オリーブ橋小脳萎縮症、脳性麻痺、薬物誘発性視神経炎、虚血性網膜症、糖尿病性網膜症、緑内障、認知症、AIDS認知症、アルツハイマー病、ハンチントン舞踏病、痙縮、ミオクローヌス、筋痙攣、トゥレット症候群、てんかん、脳虚血、脳卒中、脳腫瘍、外傷性脳損傷、心停止、脊髄症、脊髄損傷、末梢神経障害、急性神経障害性疼痛および慢性神経障害性疼痛から選択される、前記〔35〕に記載の方法。
〔37〕前記物質乱用障害が、離脱症状、オピエート中毒、ニコチン中毒およびエタノール中毒から選ばれる、前記〔36〕に記載の方法。
〔38〕前記記憶障害が、欠損、喪失、および新たな記憶を作成する能力の低下から選択される、前記〔36〕に記載の方法。
〔39〕前記疾患または障害が、大うつ病性障害である、前記〔35〕に記載の方法。
〔40〕斜方晶系、P2 1 2 1 2 1 空間群、ならびに以下の単位格子寸法:a=8.9035(2)Å、b=10.5404(2)Åおよびc=21.3018(5)Å、α=β=γ=90°、V=1999.10(8)Å 3 、Z=4を有する、tert-ブチル(S)-2-((2S,3R)-1-アミノ-3-ヒドロキシ-1-オキソブタン-2-イル)-1-オキソ-2,5-ジアザスピロ[3.4]オクタン-5-カルボキシレート二水和物の結晶形態。
〔41〕実質的に本明細書に記載の通りの、化合物A:
の固体結晶性形態II。
〔42〕実質的に本明細書に記載の通りの、化合物A:
の固体アモルファス形態。
本発明の好ましい態様は、下記の通りである。
〔1〕化合物A:
の固体結晶性形態Iを調製する方法であって、
化合物Aを酢酸エチルに溶解させ、溶液を加熱する工程、
前記溶液を冷却する工程、および
ジイソプロピルエーテルを前記溶液に添加する工程
を含む、方法。
〔2〕前記溶液が、約65℃~約70℃に加熱される、前記〔1〕に記載の方法。
〔3〕前記溶液が、約25℃に冷却される、前記〔1〕に記載の方法。
〔4〕化合物Aの固体結晶性形態Iが、粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:6.9、8.4、10.3および12.8を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の方法。
〔5〕化合物Aの固体結晶性形態Iが、粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:13.7、15.3、15.7、16.8、17.3、18.5および19.9を有するものから選択される1個または複数のピーク(2θ)をさらに有する、前記〔4〕に記載の方法。
〔6〕化合物Aの固体結晶性形態Iが、粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:6.9、8.4、10.3、12.8および13.7を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の方法。
〔7〕化合物Aの固体結晶性形態Iが、粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:6.9、8.4、10.3、12.8、13.7、15.3および15.7を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の方法。
〔8〕粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:6.9、8.4、10.3、12.8、13.7、15.3、15.7および16.8を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の方法。
〔9〕化合物Aの固体結晶性形態Iが、粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:6.9、8.4、10.3、12.8、13.7、15.3、15.7、16.8および17.3を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の方法。
〔10〕化合物Aの固体結晶性形態Iが、粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:6.9、8.4、10.3、12.8、13.7、15.3、15.7、16.8、17.3および18.5を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の方法。
〔11〕化合物Aの固体結晶性形態Iが、粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:6.9、8.4、10.3、12.8、13.7、15.3、15.7、16.8、17.3、18.5および19.9を有するものから選択される3、4または5個のピーク(2θ)を有する、前記〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の方法。
〔12〕化合物Aの固体結晶性形態Iが、図1に示されるXRPDパターンのうちの1つと実質的に類似のXRPDパターンを有する、前記〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の方法。
〔13〕化合物Aの固体結晶性形態Iが、約159℃の吸熱ピークを有するDSCを有する、前記〔1〕~〔12〕のいずれか1項に記載の方法。
〔14〕化合物A:
の固体結晶性形態であって、
化合物Aの結晶性形態IIである、固体結晶性形態。
〔15〕粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:9.4、10.8、11.9および13.0を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔14〕に記載の固体結晶性形態。
〔16〕粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:13.7、15.5、16.0、20.0、20.4、21.3および23.3を有するものから選択される1個または複数のピーク(2θ)をさらに有する、前記〔15〕に記載の固体結晶性形態。
〔17〕粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:9.4、10.8、11.9、13.0および13.7を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔14〕に記載の固体結晶性形態。
〔18〕粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:9.4、10.8、11.9、13.0、13.7、15.5および16.0を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔14〕に記載の固体結晶性形態。
〔19〕粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:9.4、10.8、11.9、13.0、13.7、15.5、16.0、20.0および20.4を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔14〕に記載の固体結晶性形態。
〔20〕粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:9.4、10.8、11.9、13.0、13.7、15.5、16.0、20.0、20.4および21.3を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔14〕に記載の固体結晶性形態。
〔21〕粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:9.4、10.8、11.9、13.0、13.7、15.5、16.0、20.0、20.4、21.3および23.3を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、前記〔14〕に記載の固体結晶性形態。
〔22〕粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:9.4、10.8、11.9、13.0、13.7、15.5、16.0、20.0、20.4、21.3および23.3を有するものから選択される3、4または5個のピーク(2θ)を有する、前記〔14〕に記載の固体結晶性形態。
〔23〕図3に示される2つのXRPDパターンのうちの1つと実質的に類似のXRPDパターンを有する、前記〔14〕に記載の固体結晶性形態。
〔24〕約82℃および約159℃の吸熱ピークを有するDSCを有する、前記〔14〕~〔23〕のいずれか1項に記載の固体結晶性形態。
〔25〕およそ9.6質量%の水の喪失を伴って、およそ60℃超で脱水を示すTGAを有する、前記〔14〕~〔24〕のいずれか1項に記載の固体結晶性形態。
〔26〕0%のRHおよび25℃において約11%の質量の変化を示すDVSを有し、質量が、20%のRHまたはそれより上のRHで水を喪失しない、前記〔14〕~〔25〕のいずれか1項に記載の固体結晶性形態。
〔27〕前記〔14〕~〔26〕のいずれか1項に記載の固体結晶性形態を含む固体組成物であって、化合物Aの任意の他の固体形態を少なくとも99質量%、少なくとも95質量%、少なくとも90質量%、少なくとも80質量%、少なくとも70質量%、少なくとも60質量%または少なくとも50質量%含まない、固体組成物。
〔28〕前記〔14〕~〔26〕のいずれか1項に記載の固体結晶性形態および薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物。
〔29〕前記固体結晶性形態が、医薬組成物中のtert-ブチル(S)-2-((2S,3R)-1-アミノ-3-ヒドロキシ-1-オキソブタン-2-イル)-1-オキソ-2,5-ジアザスピロ[3.4]オクタン-5-カルボキシレートの総量の少なくとも99質量%、少なくとも95質量%、少なくとも90質量%、少なくとも80質量%、少なくとも70質量%、少なくとも60質量%または少なくとも50質量%である、前記〔28〕に記載の医薬組成物。
〔30〕化合物A:
の固体アモルファス形態。
〔31〕粉末X線回折パターンにおいて、アモルファスハローを有する、前記〔30〕に記載の固体アモルファス形態。
〔32〕図7と実質的に類似のXRPDパターンを有する、前記〔30〕に記載の固体アモルファス形態。
〔33〕前記〔30〕~〔32〕のいずれか1項に記載のアモルファス形態および薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物。
〔34〕前記アモルファス形態が、医薬組成物中のtert-ブチル(S)-2-((2S,3R)-1-アミノ-3-ヒドロキシ-1-オキソブタン-2-イル)-1-オキソ-2,5-ジアザスピロ[3.4]オクタン-5-カルボキシレートの総量の少なくとも99質量%、少なくとも95質量%、少なくとも90質量%、少なくとも80質量%、少なくとも70質量%、少なくとも60質量%または少なくとも50質量%である、前記〔33〕に記載の医薬組成物。
〔35〕NMDA調節に応答する疾患または障害のための処置の必要性が認識された対象を処置する方法であって、それを必要とする前記対象に、治療有効量の前記〔28〕、〔29〕、〔33〕および〔34〕のいずれか1項に記載の医薬組成物を投与する工程を含む、方法。
〔36〕前記疾患または障害が、自閉症、不安、うつ、双極性障害、注意欠陥障害、注意欠陥・多動障害(ADHD)、統合失調症、精神障害、精神病症状、社会的離脱、強迫性障害(OCD)、恐怖症、心的外傷後ストレス症候群、行動障害、衝動制御障害、物質乱用障害、睡眠障害、記憶障害、学習障害、尿失禁、多系統萎縮症、進行性核上性麻痺、フリードライヒ運動失調症、ダウン症、脆弱X症候群、結節性硬化症、オリーブ橋小脳萎縮症、脳性麻痺、薬物誘発性視神経炎、虚血性網膜症、糖尿病性網膜症、緑内障、認知症、AIDS認知症、アルツハイマー病、ハンチントン舞踏病、痙縮、ミオクローヌス、筋痙攣、トゥレット症候群、てんかん、脳虚血、脳卒中、脳腫瘍、外傷性脳損傷、心停止、脊髄症、脊髄損傷、末梢神経障害、急性神経障害性疼痛および慢性神経障害性疼痛から選択される、前記〔35〕に記載の方法。
〔37〕前記物質乱用障害が、離脱症状、オピエート中毒、ニコチン中毒およびエタノール中毒から選ばれる、前記〔36〕に記載の方法。
〔38〕前記記憶障害が、欠損、喪失、および新たな記憶を作成する能力の低下から選択される、前記〔36〕に記載の方法。
〔39〕前記疾患または障害が、大うつ病性障害である、前記〔35〕に記載の方法。
〔40〕斜方晶系、P2 1 2 1 2 1 空間群、ならびに以下の単位格子寸法:a=8.9035(2)Å、b=10.5404(2)Åおよびc=21.3018(5)Å、α=β=γ=90°、V=1999.10(8)Å 3 、Z=4を有する、tert-ブチル(S)-2-((2S,3R)-1-アミノ-3-ヒドロキシ-1-オキソブタン-2-イル)-1-オキソ-2,5-ジアザスピロ[3.4]オクタン-5-カルボキシレート二水和物の結晶形態。
〔41〕実質的に本明細書に記載の通りの、化合物A:
の固体結晶性形態II。
〔42〕実質的に本明細書に記載の通りの、化合物A:
の固体アモルファス形態。
Claims (15)
- 前記溶液が、約65℃~約70℃に加熱される、請求項1に記載の方法。
- 前記溶液が、約25℃に冷却される、請求項1に記載の方法。
- 化合物Aの固体結晶性形態Iが、粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:6.9、8.4、10.3および12.8を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、請求項1に記載の方法。
- 化合物Aの固体結晶性形態Iが、粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:13.7、15.3、15.7、16.8、17.3、18.5および19.9を有するものから選択される1個または複数のピーク(2θ)をさらに有する、請求項4に記載の方法。
- 化合物Aの固体結晶性形態Iが、粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:6.9、8.4、10.3、12.8、13.7、15.3および15.7を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、請求項1に記載の方法。
- 化合物Aの固体結晶性形態Iが、粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:6.9、8.4、10.3、12.8、13.7、15.3、15.7および16.8を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、請求項1に記載の方法。
- 化合物Aの固体結晶性形態Iが、粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:6.9、8.4、10.3、12.8、13.7、15.3、15.7、16.8および17.3を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、請求項1に記載の方法。
- 化合物Aの固体結晶性形態Iが、粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:6.9、8.4、10.3、12.8、13.7、15.3、15.7、16.8、17.3および18.5を有するものから選択されるピーク(2θ)を有する、請求項1に記載の方法。
- 化合物Aの固体結晶性形態Iが、粉末X線回折パターンにおいて、およそ以下の値:6.9、8.4、10.3、12.8、13.7、15.3、15.7、16.8、17.3、18.5および19.9を有するものから選択される3、4または5個のピーク(2θ)を有する、請求項1に記載の方法。
- 化合物Aの固体結晶性形態Iが、約159℃の吸熱ピークを有するDSCを有する、請求項1に記載の方法。
- 化合物Aの固体結晶性形態Iが、斜方晶系、P2 1 2 1 2 1 空間群、ならびに以下の単位格子寸法:a=5.85088(9)Å、b=11.57133(12)Åおよびc=25.8340(3)Å、α=β=γ=90°、V=1749.02(4)Å 3 、Z=4を伴う結晶形態を有する、請求項1に記載の方法。
- 化合物Aの固体結晶性形態Iが、無水物である、請求項1に記載の方法。
- 斜方晶系、P2 1 2 1 2 1 空間群、ならびに以下の単位格子寸法:a=5.85088(9)Å、b=11.57133(12)Åおよびc=25.8340(3)Å、α=β=γ=90°、V=1749.02(4)Å 3 、Z=4を有する、tert-ブチル(S)-2-((2S,3R)-1-アミノ-3-ヒドロキシ-1-オキソブタン-2-イル)-1-オキソ-2,5-ジアザスピロ[3.4]オクタン-5-カルボキシレートの結晶形態。
- 化合物Aの結晶性形態I及び薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物であって、化合物Aの結晶性形態Iが、斜方晶系、P2 1 2 1 2 1 空間群、ならびに以下の単位格子寸法:a=5.85088(9)Å、b=11.57133(12)Åおよびc=25.8340(3)Å、α=β=γ=90°、V=1749.02(4)Å 3 、Z=4を伴う結晶形態を有する、医薬組成物。
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