JPWO2020079762A1 - ガイドチューブ、超音波プローブ、超音波観察システム、及び超音波観察システムの使用方法 - Google Patents

ガイドチューブ、超音波プローブ、超音波観察システム、及び超音波観察システムの使用方法 Download PDF

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Abstract

ガイドチューブ(4)は、第1の開口(L1a)を先端に有し、超音波を送受信する超音波振動を先端部(231a)に有する超音波プローブ(2)が挿通される第1のルーメン(L1)と、第2の開口(L2a)を先端に有し、生体組織を処置する処置具が挿通される第2のルーメン(L2)と、を有するチューブ(5)と、チューブ(5)の先端に設けられ、第1の開口(L1a)から突出した先端部(231a)に対して少なくとも一部が第1の方向(A1)に並設された被覆部材(7)と、を備える。第1の方向(A1)は、チューブ(5)の中心軸(Ax)に直交する断面において、第1のルーメン(L1)から第2のルーメン(L2)に向かう方向である。

Description

本発明は、ガイドチューブ、超音波プローブ、超音波観察システム、及び超音波観察システムの使用方法に関する。
従来、被検体内の観察部位の超音波画像を確認しながら穿刺針を操作し、当該観察部位を穿刺する超音波観察システム(超音波ガイド下穿刺システム)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の超音波観察システムは、超音波を送受信する超音波振動子を先端部に有する超音波プローブと、穿刺用の穿刺針と、内視鏡の処置具チャンネルを通して被検体内に挿通されるガイドチューブとを備える。
ガイドチューブは、第1の開口を先端に有し、超音波プローブが挿通される第1のルーメンと、第2の開口を先端に有し、穿刺針が挿通される第2のルーメンとを備える。
特開2001−104315号公報
図14は、従来の超音波観察システム800の課題を説明する図である。
なお、図14において、符号「810」は、上述した超音波プローブである。符号「811」は、超音波プローブ810の先端部である。符号「820」は、上述したガイドチューブである。符号「L1」は、上述した第1のルーメンである。符号「L1a」は、上述した第1の開口である。符号「L2」は、上述した第2のルーメンである。符号「L2a」は、上述した第2の開口である。また、図14では、被検体内の観察部位として、気管支等の管腔臓器を例示している。そして、符号「Wa」は、気管支等の管腔臓器における管腔壁である。
超音波観察システム800では、ガイドチューブ820は、内視鏡の処置具チャンネル(図示略)を通して被検体内に挿通される。また、超音波プローブ810は、第1のルーメンL1に挿通されることによって、先端部811が第1の開口L1aから突出した状態となる(図14)。そして、当該状態において、先端部811に設けられた超音波振動子(図示略)は、超音波の送受信を行う。これによって、被検体内の観察部位の超音波画像が得られる。
ここで、ガイドチューブ820の外周面は、管腔壁Waに略接触した状態となる。一方、先端部811は、ガイドチューブ820よりも外径寸法が小さいため、管腔壁Waとの間に隙間Diが形成される。このように、先端部811と管腔壁Waとの間に隙間Di(空気層)が存在した状態では、被検体内の観察部位と超音波振動子との間において超音波を良好に伝搬させることができない。このため、所望の超音波画像を得ることができない。
そこで、被検体内の観察部位と超音波振動子との間において超音波を良好に伝搬させることができる技術が要望されている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、被検体内の観察部位と超音波振動子との間において超音波を良好に伝搬させることができるガイドチューブ、超音波プローブ、超音波観察システム、及び超音波観察システムの使用方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るガイドチューブは、第1の開口を先端に有し、超音波を送受信する超音波振動子を先端部に有する超音波プローブが挿通される第1のルーメンと、第2の開口を先端に有し、生体組織を処置する処置具が挿通される第2のルーメンと、を有するチューブと、前記チューブの先端に設けられ、前記第1の開口から突出した前記先端部に対して少なくとも一部が第1の方向に並設された被覆部材と、を備え、前記第1の方向は、前記チューブの中心軸に直交する断面において、前記第1のルーメンから前記第2のルーメンに向かう方向である。
また、本発明に係る超音波プローブは、第1の開口を先端に有する第1のルーメンと、第2の開口を先端に有する第2のルーメンと、を有するチューブと、前記チューブの先端に設けられた被覆部材と、を備えたガイドチューブに組み合わせる超音波プローブであって、超音波を送受信する超音波振動子を先端部に有し、前記第1のルーメンに挿通されるプローブ本体と、前記第1の開口から突出した前記先端部が前記被覆部材に対して第2の方向に並設する位置に前記プローブ本体を位置決めする位置決め機構と、を備え、前記第2の方向は、前記チューブの中心軸に直交する断面において、前記第2のルーメンから前記第1のルーメンに向かう方向である。
また、本発明に係る超音波観察システムは、超音波を送受信する超音波振動子を先端部に有する超音波プローブと、生体組織を処置する処置具と、第1の開口を先端に有し、前記超音波プローブが挿通される第1のルーメンと、第2の開口を先端に有し、前記処置具が挿通される第2のルーメンと、を有するチューブと、前記チューブの先端に設けられ、前記第1の開口から突出した前記先端部に対して少なくとも一部が第1の方向に並設された被覆部材と、を有するガイドチューブと、を備え、前記第1の方向は、前記チューブの中心軸に直交する断面において、前記第1のルーメンから前記第2のルーメンに向かう方向である。
また、本発明に係る超音波観察システムの使用方法は、第1の開口を先端に有し、超音波プローブが挿通される第1のルーメンと、第2の開口を先端に有し、処置具が挿通される第2のルーメンと、を有するチューブと、前記チューブの先端に設けられた被覆部材と、を備えたガイドチューブを構成する前記被覆部材内に超音波を伝搬させる超音波媒体を充填する工程と、前記第1のルーメンに前記超音波プローブを挿通するとともに、前記第1の開口から前記超音波プローブの先端部を突出させ、前記チューブの中心軸に直交する断面において前記先端部が前記被覆部材に対して第2の方向に並設する位置に前記超音波プローブを位置決めする工程と、前記第2のルーメンに前記処置具を挿通する工程と、を備え、前記第2の方向は、前記チューブの中心軸に直交する断面において、前記第2のルーメンから前記第1のルーメンに向かう方向である。
本発明に係るガイドチューブ、超音波プローブ、超音波観察システム、及び超音波観察システムの使用方法によれば、被検体内の観察部位と超音波振動子との間において超音波を良好に伝搬させることができる。
図1は、実施の形態1に係る超音波観察システムを示す図である。 図2は、超音波プローブを示す図である。 図3は、ガイドチューブの先端部分を示す図である。 図4は、超音波観察システムの使用方法を示すフローチャートである。 図5は、超音波観察システムの使用方法を説明する図である。 図6は、実施の形態2に係る被覆部材を示す図である。 図7は、実施の形態3に係る被覆部材を示す図である。 図8は、実施の形態4に係る被覆部材を示す図である。 図9は、超音波観察システムの使用方法を示すフローチャートである。 図10は、実施の形態5に係る被覆部材を示す図である。 図11は、実施の形態6に係る被覆部材を示す図である。 図12は、実施の形態7に係る被覆部材を示す図である。 図13は、実施の形態1〜7の変形例を示す図である。 図14は、従来の課題を説明する図である。
以下に、図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態)について説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。さらに、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付している。
(実施の形態1)
〔超音波観察システムの概略構成〕
図1は、本実施の形態1に係る超音波観察システム1を示す図である。
超音波観察システム1は、被検体Sb(図5参照)内の観察部位の超音波画像を確認しながら穿刺針を操作し、当該観察部位を穿刺する超音波ガイド下穿刺システムである。ここで、被検体Sb内の観察部位としては、例えば、気管支、膵管、胆管等の管腔臓器を例示することができる。この超音波観察システム1は、図1に示すように、超音波プローブ2と、穿刺針3と、ガイドチューブ4とを備える。
なお、以下において記載する「先端」は、被検体Sb内への挿通方向の先端を意味する。また、以下において記載する「基端」は、当該先端とは反対側の一端(手元側の一端)を意味する。
図2は、超音波プローブ2を示す図である。
超音波プローブ2は、被検体Sb内の観察部位の超音波画像を取得するために用いられる。この超音波プローブ2は、図2に示すように、プローブ本体21と、位置決め機構22とを備える。
プローブ本体21は、図2に示すように、プローブ挿入部23と、接続部24とを備える。
プローブ挿入部23は、ガイドチューブ4の第1のルーメンL1(図3参照)に挿通される部分である。このプローブ挿入部23は、シース231と、シャフト232と、ハウジング233と、超音波振動子234とを備える。
シース231は、可撓性を有する長尺状の部材であり、プローブ挿入部23の外面を構成する。このシース231の材料としては、ポリエチレン、ポリメチルペンテン、ポリウレタン、ポリエーテルブロックアミド等の超音波の透過性がある材料を例示することができる。
シャフト232は、シース231の内部において、シース231の基端から当該シース231の先端部231a(図2)まで延在するコイル状に形成されている。また、シャフト232は、シース231の中心軸を中心として回転可能に構成されている。
ハウジング233は、シース231の内部において、超音波振動子234を支持するとともに、シャフト232の先端に取り付けられている。
超音波振動子234は、超音波を送受信する部分である。より具体的に、超音波振動子234は、外部の超音波観測装置(図示略)から出力されたパルス信号を超音波パルスに変換してシース231の中心軸から離間する方向に送信する。また、超音波振動子234は、被検体Sb内の観察部位によって反射された超音波エコーを電気的なエコー信号に変換し、上述した超音波観測装置に出力する。そして、超音波観測装置は、当該エコー信号に対して所定の処理を施すことによって被検体Sb内の観察部位の超音波画像を生成する。また、当該超音波画像は、外部の表示装置(図示略)に表示される。
また、シース231の内部には、超音波を伝搬させる超音波媒体235(図2)が充填されている。この超音波媒体235の材料としては、水、超音波ゼリー、流動パラフィン等の超音波の減衰が比較的に少ない材料を例示することができる。
以上のように、本実施の形態1では、超音波プローブ2は、メカニカルラジアル式の超音波プローブによって構成されている。
接続部24は、上述した超音波観測装置に接続したケーブル(図示略)と接続する部分であり、プローブ挿入部23の基端に設けられている。
位置決め機構22は、シース231の外面に取り付けられ、ガイドチューブ4に対するプローブ本体21の位置決めを行う部分である。なお、位置決め機構22を用いたガイドチューブ4に対するプローブ本体21の位置決め方法については、後述する「超音波観察システムの使用方法」において説明する。
穿刺針3は、本発明に係る処置具に相当する。この穿刺針3は、被検体Sb内の観察部位を穿刺するために用いられる。そして、穿刺針3は、ガイドチューブ4の第2のルーメンL2(図3参照)に挿通される穿刺針本体31(図3参照)と、穿刺針本体31の基端にそれぞれ取り付けられた穿刺針ルア口金32(図1)及びルア口金用蓋33(図1)とを備える。
ガイドチューブ4は、内視鏡100(図5参照)における処置具チャンネル(図示略)を通して被検体Sb内に挿入されるとともに、プローブ挿入部23及び穿刺針本体31を当該被検体Sb内に向けて案内する。ここで、当該処置具チャンネルは、内視鏡100において、処置具挿入口110(図5参照)から内視鏡挿入部120(図5参照)の先端まで貫通し、処置具挿入口110からガイドチューブ4等を挿通可能とする穴である。
以下、ガイドチューブ4の詳細な構成について説明する。
〔ガイドチューブの構成〕
図3は、ガイドチューブ4の先端部分を示す断面図である。具体的に、図3は、チューブ本体51の中心軸Axに沿う平面によってガイドチューブ4を切断した断面図である。なお、図3に示した符号「Wa」は、気管支等の管腔臓器における管腔壁である。
ガイドチューブ4は、図1または図3に示すように、チューブ5と、ガイドチューブコネクタ6(図1)と、被覆部材7とを備える。
チューブ5は、内視鏡100における処置具チャンネルを通すことによって被検体Sb内に挿入される部分であり、図3に示すように、チューブ本体51と、硬性部材52とを備える。
チューブ本体51は、可撓性を有する長尺状の円柱部材である。
硬性部材52は、樹脂材料によって構成された硬質部材であり、図3に示すように、チューブ本体51の先端に取り付けられている。この硬性部材52は、チューブ本体51の中心軸Ax(図3)と同軸となる円柱部材であり、チューブ本体51の外径寸法よりも小さい外径寸法を有する。
そして、チューブ5の内部には、図3に示すように、プローブ挿入部23が挿通される第1のルーメンL1と、穿刺針本体31が挿通される第2のルーメンL2とが設けられている。
第1のルーメンL1は、チューブ本体51の基端から硬性部材52の先端521(図3)まで貫通した穴である。すなわち、第1のルーメンL1は、図3に示すように、硬性部材52の先端521において、第1の開口L1aを有する。より具体的に、第1のルーメンL1は、チューブ本体51の基端から硬性部材52の先端521まで中心軸Axに沿って直線状に延在した断面円形状を有し、プローブ挿入部23(シース231)の外径寸法よりも若干大きい内径寸法を有する。
第2のルーメンL2は、チューブ本体51の基端から硬性部材52における中心軸Ax周りの外周面522(図3)まで貫通した穴である。すなわち、第2のルーメンL2は、図3に示すように、硬性部材52の外周面522において、第2の開口L2aを有する。より具体的に、第2のルーメンL2は、チューブ本体51の基端から硬性部材52の内部まで中心軸Axに沿って直線状に延在した断面円形状を有するルーメン本体L21と、ルーメン本体L21に連通するとともに、中心軸Axに交差して図3中、左上方側に向けて延在した断面円形状を有し、第2の開口L2aに接続する傾斜部L22とを備える。すなわち、傾斜部L22には、第2の開口L2aに向けて図3中、左上方側に向けて延在した傾斜面L22aを有する。
ガイドチューブコネクタ6は、図1に示すように、チューブ本体51の基端に設けられている。このガイドチューブコネクタ6の基端側は、プローブ挿通部61及び穿刺用ハンドル62の2つに分岐している。
そして、ガイドチューブコネクタ6の内部には、具体的な図示は省略したが、プローブ挿通用ルーメンと、穿刺針挿通用ルーメンとが設けられている。
プローブ挿通用ルーメンは、プローブ挿通部61の基端からガイドチューブコネクタ6の先端まで貫通するとともに、第1のルーメンL1に連通する。
穿刺針挿通用ルーメンは、穿刺用ハンドル62の基端からガイドチューブコネクタ6の先端まで貫通するとともに、第2のルーメンL2に連通する。
被覆部材7は、図3に示すように、チューブ5(硬性部材52)の先端521に取り付けられている。本実施の形態1では、被覆部材7は、中心軸Axと同軸となる中実材からなる円柱部材であり、チューブ本体51の外径寸法と同一の外径寸法を有する。この被覆部材7の材料としては、シース231と同様に、ポリエチレン、ポリメチルペンテン、ポリウレタン、ポリエーテルブロックアミド等の超音波の透過性がある材料を例示することができる。
この被覆部材7において、第1の開口L1aに対向する位置には、図3に示すように、挿通孔71が設けられている。この挿通孔71は、被覆部材7の基端から先端に向けて直線状に延在する断面円形状を有し、第1のルーメンL1の内径寸法と同一の内径寸法を有する。なお、チューブ5の先端521に被覆部材7が取り付けられた状態では、第1の開口L1aは、当該被覆部材7によって覆われる。一方、第2の開口L2aは、被覆部材7よりも基端側に位置し、当該被覆部材7によって覆われることはない。
ここで、図3に示した矢印A1は、中心軸Axに直交する断面において、第1のルーメンL1から第2のルーメンL2に向かう本発明に係る第1の方向に相当する(図13参照)。また、図3に示した矢印A2は、第1の方向A1とは逆方向である本発明に係る第2の方向に相当する。そして、被覆部材7は、図3に示すように、第1の開口L1aから突出した先端部231aに対して一部が第1の方向A1に並設されている。本実施の形態1では、被覆部材7は、第1の開口L1aから突出した先端部231aの中心軸を中心とする周方向の全周に延在している。
〔超音波観察システムの使用方法〕
次に、上述した超音波観察システム1の使用方法について説明する。
図4は、超音波観察システム1の使用方法を示すフローチャートである。図5は、超音波観察システム1の使用方法を説明する図である。
なお、以下では、内視鏡挿入部120が被検体Sb内に予め挿入されているものとし、超音波観察システム1の操作(使用方法)についてのみ説明する。
先ず、術者Op等の作業者は、ガイドチューブ4に対して超音波プローブ2及び穿刺針3を設置する(工程S1)。
具体的に、術者Op等の作業者は、工程S1において、ガイドチューブ4におけるプローブ挿通部61の基端からプローブ挿通用ルーメンを経由することによって第1のルーメンL1に超音波プローブ2におけるプローブ挿入部23を挿通する。また、術者Op等の作業者は、ガイドチューブ4における穿刺用ハンドル62の基端から穿刺針挿通用ルーメンを経由することによって第2のルーメンL2に穿刺針3における穿刺針本体31を挿通する。
なお、工程S1において、プローブ挿入部23の先端部231aを超音波媒体で濡らしてから、ガイドチューブ4(第1のルーメンL1)に挿通しても構わない。
工程S1の後、術者Op等の作業者は、図5に示すように、内視鏡100における処置具挿入口110から処置具チャンネルにガイドチューブ4におけるチューブ5を挿通する(工程S2)。これによって、チューブ5の先端部分は、内視鏡挿入部120の先端から突出する。
工程S2の後、術者Op等の作業者は、プローブ挿通部61の基端に対して位置決め機構22が当接するまで、プローブ挿入部23を先端に向けて押し込む(工程S3)。これによって、プローブ挿入部23は、被覆部材7(挿通孔71)の中に先端部231aが位置決めされる。すなわち、先端部231aは、第1の開口L1aから突出するとともに被覆部材7に対して第2の方向A2に並設する位置(図3)に位置決めされる。
工程S3の後、術者Op等の作業者は、外部の超音波観測装置(図示略)を操作し、超音波振動子234による超音波の送受信を開始する。そして、術者Op等の作業者は、外部の表示装置(図示略)に表示された被検体Sb内の観察部位の超音波画像を確認しながら、穿刺針3によって穿刺する領域を探索する(工程S4)。
工程S4の後、術者Op等の作業者は、穿刺用ハンドル62を操作し、穿刺針本体31を先端に向けて押し込む(工程S5)。これによって、穿刺針本体31は、傾斜面L22aに沿って案内されつつ、図3中、左上方側に向けて第2の開口L2aから突出し、工程S4において探索した領域を穿刺する。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果を奏する。
本実施の形態1に係る超音波観察システム1(ガイドチューブ4)は、第1の開口L1aから突出した超音波プローブ2における先端部231aに対して一部が第1の方向A1に並設された被覆部材7を備える。言い換えれば、被覆部材7は、先端部231aに対して、穿刺針3によって穿刺する領域側に並設されている。特に、被覆部材7は、中心軸Axに直交する断面において、チューブ本体51と同一の外形形状を有する。このため、先端部231aと管腔壁Waとの間には、被覆部材7が存在することとなり、隙間(空気層)がなくなる。
したがって、本実施の形態1に係る超音波観察システム1(ガイドチューブ4)によれば、被検体内の観察部位と超音波振動子234との間において超音波を良好に伝搬させることができる。すなわち、所望の超音波画像を得ることができ、当該超音波画像を確認しながら、円滑に所望の領域を穿刺することができる。
また、本実施の形態1に係る超音波観察システム1(ガイドチューブ4)では、第2のルーメンL2には、傾斜面L22aが設けられている。このため、傾斜面L22aによって穿刺針3の突出方向を案内することができ、所望の領域を穿刺することができる。
また、本実施の形態1に係る超音波観察システム1(ガイドチューブ4)では、被覆部材7は、第2の開口L2aよりも先端側に設けられている。すなわち、第2の開口L2aは、被覆部材7によって覆われることはない。このため、被覆部材7によって第2の開口L2aを覆った場合には当該被覆部材7に対して穿刺針3を突出させるための加工を施す必要があるところ、本実施の形態1によれば、当該加工を不要とし、被覆部材7を簡素な構造とすることができる。
また、本実施の形態1に係る超音波プローブ2は、第1の開口L1aから突出した先端部231aが被覆部材7に対して第2の方向A2に並設する位置にプローブ本体21を位置決めする位置決め機構22を備える。このため、先端部231aと管腔壁Waとの間に被覆部材7が確実に存在することとなり、上述した「被検体内の観察部位と超音波振動子234との間において超音波を良好に伝搬させることができる」という効果を好適に得ることができる。
(実施の形態2)
次に、本実施の形態2について説明する。
以下の説明では、上述した実施の形態1と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図6は、本実施の形態2に係る被覆部材7Aを示す図である。具体的に、図6は、図3に対応した断面図である。
本実施の形態2に係る超音波観察システム1Aでは、図6に示すように、上述した実施の形態1において説明した超音波観察システム1に対して、被覆部材7の代わりに、当該被覆部材7とは形状の異なる被覆部材7Aを採用している。
被覆部材7に対して、図6に示す被覆部材7Aは、挿通孔71を当該被覆部材7Aの先端まで貫通させた点が異なるのみである。
なお、超音波観察システム1Aの使用方法は、上述した実施の形態1において説明した超音波観察システム1の使用方法と同様である。
以上説明した本実施の形態2によれば、上述した実施の形態1と同様の効果の他、以下の効果を奏する。
本実施の形態2に係る被覆部材7Aでは、挿通孔71は、当該被覆部材7Aの基端から先端まで貫通している。すなわち、挿通孔71は、先端部231aの先端に向けた移動を制限しない。このため、超音波プローブ2による観察可能範囲が拡がり、利便性を向上させることができる。
(実施の形態3)
次に、本実施の形態3について説明する。
以下の説明では、上述した実施の形態1と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図7は、本実施の形態3に係る被覆部材7Bを示す図である。具体的に、図7は、図3に対応した断面図である。
本実施の形態3に係る超音波観察システム1Bでは、図7に示すように、上述した実施の形態1において説明した超音波観察システム1に対して、被覆部材7の代わりに、当該被覆部材7とは形状の異なる被覆部材7Bを採用している。
被覆部材7に対して、図7に示す被覆部材7Bは、先端に向かうにしたがって細くなる円錐台形状を有する点が異なるのみである。
なお、超音波観察システム1Bの使用方法は、上述した実施の形態1において説明した超音波観察システム1の使用方法と同様である。
以上説明した本実施の形態3によれば、上述した実施の形態1と同様の効果の他、以下の効果を奏する。
本実施の形態3に係る被覆部材7Bは、先端に向かうにしたがって細くなる円錐台形状を有する。このため、被検体内への挿入性を向上させることができる。
(実施の形態4)
次に、本実施の形態4について説明する。
以下の説明では、上述した実施の形態1と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図8は、本実施の形態4に係る被覆部材7Cを示す図である。具体的に、図8は、図3に対応した断面図である。
本実施の形態4に係る超音波観察システム1Cでは、図8に示すように、上述した実施の形態1において説明した超音波観察システム1に対して、被覆部材7の代わりに、当該被覆部材7とは形状の異なる被覆部材7Cを採用している。
被覆部材7Cの材料としては、ポリエチレン、ポリメチルペンテン、ポリウレタン、ポリエーテルブロックアミド等の超音波の透過性がある材料を例示することができる。この被覆部材7Cは、図8に示すように、被覆部材本体72と、蓋体73とを備える。
被覆部材本体72は、中心軸Axと同軸となる円筒部材であり、チューブ本体51の外径寸法と同一の外径寸法を有する。また、被覆部材本体72において、基端側の開口721には、硬性部材52が嵌合する。
蓋体73は、被覆部材本体72の先端に対して着脱自在に構成されている。そして、蓋体73は、被覆部材本体72の先端に対して取り付けられた状態で、被覆部材本体72における先端側の開口722を閉塞する。当該開口722は、本発明に係る第3の開口に相当する。
以上のように、被覆部材7Cは、第1の開口L1aから突出した先端部231aが挿通される空間Spを有する中空部材によって構成されている。なお、チューブ5の先端521に被覆部材7Cが取り付けられた状態では、第1の開口L1aは、当該被覆部材7Cによって覆われる。一方、第2の開口L2aは、被覆部材7Cよりも基端側に位置し、当該被覆部材7Cによって覆われることはない。
なお、被覆部材7Cは、被覆部材7と同様に、第1の開口L1aから突出した先端部231aに対して一部が第1の方向A1に並設されている。
次に、超音波観察システム1Cの使用方法について説明する。
図9は、超音波観察システム1Cの使用方法を示すフローチャートである。
なお、本実施の形態1に係る超音波観察システム1Cの使用方法では、図9に示すように、上述した実施の形態1において説明した超音波観察システム1の使用方法に対して、工程S6が追加されている点が異なるのみである。このため、以下では、工程S6についてのみ説明する。
工程S6は、工程S1の前に実行される。
具体的に、術者Op等の作業者は、工程S6において、被覆部材本体72から蓋体73を取り外し、先端側の開口722から空間Sp内に超音波媒体74(図8)を充填する。ここで、超音波媒体74の材料としては、超音波媒体235と同様に、水、超音波ゼリー、流動パラフィン等の超音波の減衰が比較的に少ない材料を例示することができる。そして、術者Op等の作業者は、被覆部材本体72に対して蓋体73を取り付け、超音波媒体74を空間Sp内に封入する。この後、術者Op等の作業者は、工程S1を実行する。
なお、超音波媒体74は、上述したように、被覆部材本体72から蓋体73を取り外し、先端側の開口722から空間Sp内に充填されてもよく、被覆部材本体72に対して蓋体73を取り付けた状態で、基端側の開口721(プローブ挿通部61)から空間Sp内に充填されてもよい。
以上説明した本実施の形態4によれば、上述した実施の形態1と同様の効果の他、以下の効果を奏する。
本実施の形態4に係る被覆部材7Cは、被覆部材本体72及び蓋体73を備えた中空部材によって構成され、内部の空間Spに超音波媒体74が封入される。このため、超音波振動子234において超音波を送受信する領域に存在する被覆部材本体72の側壁部分を薄肉にすることができる。すなわち、被覆部材7Cによる超音波の減衰を軽減することができ、被検体内の観察部位と超音波振動子234との間において超音波をさらに良好に伝搬させることができる。
また、蓋体73によって超音波媒体74を空間Sp内に封入することができるため、被検体内の観察部位と超音波振動子234との間(空間Sp内)に超音波媒体74を確実に留めることができる。
(実施の形態5)
次に、本実施の形態5について説明する。
以下の説明では、上述した実施の形態4と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図10は、本実施の形態5に係る被覆部材7Dを示す図である。具体的に、図10は、図8に対応した断面図である。
本実施の形態5に係る超音波観察システム1Dでは、図10に示すように、上述した実施の形態4において説明した超音波観察システム1Cに対して、被覆部材7Cの代わりに、当該被覆部材7Cとは形状の異なる被覆部材7Dを採用している。
被覆部材7Cに対して、図10に示す被覆部材7Dは、先端に向かうにしたがって細くなる全体略円錐台形状を有する点が異なるのみである。
なお、超音波観察システム1Dの使用方法は、上述した実施の形態4において説明した超音波観察システム1Cの使用方法と同様である。
以上説明した本実施の形態5によれば、上述した実施の形態3,4と同様の効果を奏する。
(実施の形態6)
次に、本実施の形態6について説明する。
以下の説明では、上述した実施の形態4と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図11は、本実施の形態6に係る被覆部材7Eを示す図である。具体的に、図11は、図8に対応した断面図である。
本実施の形態6に係る超音波観察システム1Eでは、図11に示すように、上述した実施の形態4において説明した超音波観察システム1Cに対して、被覆部材7Cの代わりに、当該被覆部材7Cとは形状の異なる被覆部材7Eを採用している。
被覆部材7Eは、被覆部材7Cと同一の材料によって構成されている。この被覆部材7Eは、図11に示すように、被覆部材本体72Eと、蓋体73Eとを備える。
被覆部材本体72Eは、上述した実施の形態4において説明した被覆部材本体72及び蓋体73が一体化された形状を有する。
この被覆部材本体72Eにおいて、中心軸Ax周りの外周面を構成する側壁部分には、図11に示すように、空間Sp内外を連通する開口723が形成されている。当該開口723は、本発明に係る第3の開口に相当する。なお、開口723としては、被覆部材本体72Eにおける中心軸Ax周りの外周面を構成する側壁部分のうち、穿刺針本体31が第2の開口L2aから突出する第1の方向A1側の側壁部分以外の部位に形成することが好ましい。
蓋体73Eは、被覆部材本体72Eに対して着脱自在に構成されている。そして、蓋体73Eは、被覆部材本体72Eに対して取り付けられた状態で、開口723を閉塞する。
すなわち、被覆部材7Eは、上述した実施の形態4において説明した被覆部材7Cに対して、本発明に係る第3の開口及び蓋体の位置を変更した点が異なるのみである。
なお、超音波観察システム1Eの使用方法は、上述した実施の形態4において説明した超音波観察システム1Cの使用方法と同様である。
以上説明した本実施の形態6によれば、上述した実施の形態4と同様の効果を奏する。
(実施の形態7)
次に、本実施の形態7について説明する。
以下の説明では、上述した実施の形態4と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図12は、本実施の形態7に係る被覆部材7Fを示す図である。具体的に、図12は、図8に対応した断面図である。
本実施の形態7に係る超音波観察システム1Fでは、図12に示すように、上述した実施の形態4において説明した超音波観察システム1Cに対して、被覆部材7Cの代わりに、当該被覆部材7Cとは形状の異なる被覆部材7Fを採用している。
被覆部材7Cに対して、図12に示す被覆部材7Fは、蓋体73を省略した点が異なるのみである。
なお、超音波観察システム1Fの使用方法は、上述した実施の形態4において説明した超音波観察システム1Cの使用方法に対して、工程S6において、超音波媒体74を空間Sp内に充填するだけで、蓋体73によって超音波媒体74を空間Sp内に封入しない点が異なるのみである。この際、超音波媒体74としては、空間Sp内に留めるために、比較的に粘性の高い材料(例えば、超音波ゼリー)を採用することが好ましい。
以上説明した本実施の形態7によれば、上述した実施の形態2,4と同様の効果を奏する。なお、上述した実施の形態5,6においても、本実施の形態7と同様に、蓋体73,73Eを省略しても構わない。
(その他の実施形態)
ここまで、本発明を実施するための形態を説明してきたが、本発明は上述した実施の形態1〜7によってのみ限定されるべきものではない。
図13は、本実施の形態1〜7の変形例を示す図である。具体的に、図13は、中心軸Axに直交する平面によってガイドチューブ4の先端部分を切断した断面図である。
上述した実施の形態1〜7では、被覆部材7(7A〜7F)は、第1の開口L1aから突出した先端部231aに対して一部が第1の方向A1に並設されていたが、これに限らない。例えば、図13に示すように、第1の開口L1aから突出した先端部231aに対して全体が第1の方向A1に並設された被覆部材7Gを採用しても構わない。
上述した実施の形態1〜7では、超音波プローブ2は、メカニカルラジアル式の超音波プローブによって構成されていたが、これに限らず、その他の方式の超音波プローブを採用しても構わない。
上述した実施の形態1〜7では、本発明に係る処置具として、穿刺針3を採用していたが、これに限らず、鉗子、匙、ブラシ等のその他の処置具を採用しても構わない。
上述した実施の形態1〜7では、プローブ挿入部23及びチューブ5は、断面円形状の外面を有していたが、これに限らず、その他の断面形状の外面を有する構成としても構わない。第1,第2のルーメンL1,L2も同様である。
上述した実施の形態1〜7に係る超音波観察システム1(1A〜1F)において、位置決め機構22によってガイドチューブ4に対してプローブ本体21の位置決めを行った後、当該位置を固定するために、チャック等の固定機構を設けても構わない。
上述した実施の形態1〜7において、超音波観察システム1(1A〜1F)の使用方法は、図4や図9に示したフローに限らず、矛盾のない範囲で順序を変更しても構わない。
上述した実施の形態4〜7において、超音波媒体74が空間Spから第1のルーメンL1内に浸入することを避けるために、基端側の開口721または第1の開口L1aを閉塞する膜を設けても構わない。この際、当該膜は、先端部231aが第1の開口L1aから突出した際に、当該先端部231aによって破れることとなる。
1,1A〜1F,800 超音波観察システム
2,810 超音波プローブ
3 穿刺針
4,820 ガイドチューブ
5 チューブ
6 ガイドチューブコネクタ
7,7A〜7G 被覆部材
21 プローブ本体
22 位置決め機構
23 プローブ挿入部
24 接続部
31 穿刺針本体
32 穿刺針ルア口金
33 ルア口金用蓋
51 チューブ本体
52 硬性部材
61 プローブ挿通部
62 穿刺用ハンドル
71 挿通孔
72,72E 被覆部材本体
73,73E 蓋体
74 超音波媒体
100 内視鏡
110 処置具挿入口
120 内視鏡挿入部
231 シース
231a,811 先端部
232 シャフト
233 ハウジング
234 超音波振動子
235 超音波媒体
521 先端
522 外周面
721〜723 開口
A1 第1の方向
A2 第2の方向
Ax 中心軸
Di 隙間
L1 第1のルーメン
L1a 第1の開口
L2 第2のルーメン
L2a 第2の開口
L21 ルーメン本体
L22 傾斜部
L22a 傾斜面
Op 術者
Sb 被検体
Sp 空間
Wa 管腔壁
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るガイドチューブは、先端に設けられた第1の開口前記第1の開口に連通する第1のルーメンと、前記第1の開口より基端側の外周に設けられた第2の開口前記第2の開口と連通する第2のルーメンと、を有するチューブと、前記第1の開口より先端側、かつ前記第1の開口からみて第1の方向に設けられた被覆部材と、を備え、前記第1の方向は、前記チューブの中心軸に直交する断面において、前記第1のルーメンから前記第2のルーメンに向かう方向である。
また、本発明に係る超音波プローブは、先端に設けられた第1の開口と、前記第1の開口に連通する第1のルーメンと、前記第1の開口より基端側の外周に設けられた第2の開口と、前記第2の開口と連通する第2のルーメンと、を有するチューブと、前記第1の開口より先端側、かつ前記第1の開口からみて、前記チューブの中心軸に直交する断面において前記第1のルーメンから前記第2のルーメンに向かう方向である第1の方向に設けられた被覆部材と、を備えたガイドチューブに組み合わせる超音波プローブであって、超音波を送受信する超音波振動子を先端部に有し、前記第1のルーメンに挿通されるプローブ本体と、前記第1の開口から突出した前記先端部が前記被覆部材に対して第2の方向に並設する位置に前記プローブ本体を位置決めする位置決め機構と、を備え、前記第2の方向は、前記チューブの中心軸に直交する断面において、前記第2のルーメンから前記第1のルーメンに向かう方向である。
また、本発明に係る超音波観察システムは、超音波を送受信する超音波振動子を先端部に有する超音波プローブと、生体組織を処置する処置具と、ガイドチューブと、を備え、前記ガイドチューブは、先端に設けられた第1の開口と、前記第1の開口に連通する前記超音波プローブが挿通される第1のルーメンと、前記第1の開口より基端側の外周に設けられた第2の開口前記第2の開口と連通する前記処置具が挿通される第2のルーメンと、を有するチューブと、前記第1の開口より先端に設けられ、前記第1の開口から突出した前記先端部に対して前記第1の開口からみて第1の方向に並設された被覆部材と、を有、前記第1の方向は、前記チューブの中心軸に直交する断面において、前記第1のルーメンから前記第2のルーメンに向かう方向である。
また、本発明に係る超音波観察システムの使用方法は、上述したガイドチューブの前記被覆部材内に超音波を伝搬させる超音波媒体を充填する工程と、前記第1のルーメンに超音波プローブを挿通、前記第1の開口から前記超音波プローブの先端部を突出させ、前記チューブの中心軸に直交する断面において前記先端部が前記被覆部材に対して第2の方向に並設する位置に前記超音波プローブを位置決めする工程と、前記第2のルーメンに処置具を挿通する工程と、を備え、前記第2の方向は、前記チューブの中心軸に直交する断面において、前記第2のルーメンから前記第1のルーメンに向かう方向である。

Claims (14)

  1. 第1の開口を先端に有し、超音波を送受信する超音波振動子を先端部に有する超音波プローブが挿通される第1のルーメンと、第2の開口を先端に有し、生体組織を処置する処置具が挿通される第2のルーメンと、を有するチューブと、
    前記チューブの先端に設けられ、前記第1の開口から突出した前記先端部に対して少なくとも一部が第1の方向に並設された被覆部材と、を備え、
    前記第1の方向は、
    前記チューブの中心軸に直交する断面において、前記第1のルーメンから前記第2のルーメンに向かう方向であるガイドチューブ。
  2. 前記被覆部材は、
    前記第1の開口から突出した前記先端部の中心軸を中心とする周方向の全周に延在している請求項1に記載のガイドチューブ。
  3. 前記被覆部材は、
    前記チューブの中心軸に直交する断面において、前記チューブと同一の外形形状を有する請求項2に記載のガイドチューブ。
  4. 前記被覆部材は、
    中実材によって構成され、基端から先端に向けて延在し、前記第1の開口から突出した前記先端部が挿通される挿通孔を有する請求項2に記載のガイドチューブ。
  5. 前記被覆部材は、
    前記第1の開口から突出した前記先端部が挿通される空間を有する中空部材によって構成されている請求項2に記載のガイドチューブ。
  6. 前記空間には、
    前記超音波を伝搬させる超音波媒体が充填されている請求項5に記載のガイドチューブ。
  7. 前記被覆部材には、
    前記空間内外を連通し、前記超音波媒体を充填させるための第3の開口が設けられている請求項6に記載のガイドチューブ。
  8. 前記被覆部材は、
    前記第3の開口を有する被覆部材本体と、
    前記被覆部材本体に対して着脱自在に設けられ、前記第3の開口を閉塞する蓋体と、を備える請求項7に記載のガイドチューブ。
  9. 前記被覆部材は、
    先端に向かうにしたがって細くなる形状を有する請求項2に記載のガイドチューブ。
  10. 前記第2のルーメンは、
    前記チューブの中心軸に沿って延在するルーメン本体と、
    前記ルーメン本体に連通するとともに、前記チューブの中心軸に交差し、前記第2の開口に接続する傾斜部と、を有する請求項1に記載のガイドチューブ。
  11. 前記被覆部材は、
    前記第2の開口よりも前記チューブの先端側に設けられている請求項1に記載のガイドチューブ。
  12. 第1の開口を先端に有する第1のルーメンと、第2の開口を先端に有する第2のルーメンと、を有するチューブと、前記チューブの先端に設けられた被覆部材と、を備えたガイドチューブに組み合わせる超音波プローブであって、
    超音波を送受信する超音波振動子を先端部に有し、前記第1のルーメンに挿通されるプローブ本体と、
    前記第1の開口から突出した前記先端部が前記被覆部材に対して第2の方向に並設する位置に前記プローブ本体を位置決めする位置決め機構と、を備え、
    前記第2の方向は、
    前記チューブの中心軸に直交する断面において、前記第2のルーメンから前記第1のルーメンに向かう方向である超音波プローブ。
  13. 超音波を送受信する超音波振動子を先端部に有する超音波プローブと、
    生体組織を処置する処置具と、
    第1の開口を先端に有し、前記超音波プローブが挿通される第1のルーメンと、第2の開口を先端に有し、前記処置具が挿通される第2のルーメンと、を有するチューブと、前記チューブの先端に設けられ、前記第1の開口から突出した前記先端部に対して少なくとも一部が第1の方向に並設された被覆部材と、を有するガイドチューブと、を備え、
    前記第1の方向は、
    前記チューブの中心軸に直交する断面において、前記第1のルーメンから前記第2のルーメンに向かう方向である超音波観察システム。
  14. 第1の開口を先端に有し、超音波プローブが挿通される第1のルーメンと、第2の開口を先端に有し、処置具が挿通される第2のルーメンと、を有するチューブと、前記チューブの先端に設けられた被覆部材と、を備えたガイドチューブを構成する前記被覆部材内に超音波を伝搬させる超音波媒体を充填する工程と、
    前記第1のルーメンに前記超音波プローブを挿通するとともに、前記第1の開口から前記超音波プローブの先端部を突出させ、前記チューブの中心軸に直交する断面において前記先端部が前記被覆部材に対して第2の方向に並設する位置に前記超音波プローブを位置決めする工程と、
    前記第2のルーメンに前記処置具を挿通する工程と、を備え、
    前記第2の方向は、
    前記チューブの中心軸に直交する断面において、前記第2のルーメンから前記第1のルーメンに向かう方向である超音波観察システムの使用方法。
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