JPH1176254A - 超音波用穿刺針 - Google Patents
超音波用穿刺針Info
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- JPH1176254A JPH1176254A JP9240865A JP24086597A JPH1176254A JP H1176254 A JPH1176254 A JP H1176254A JP 9240865 A JP9240865 A JP 9240865A JP 24086597 A JP24086597 A JP 24086597A JP H1176254 A JPH1176254 A JP H1176254A
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Abstract
ことにより安全かつ確実な穿刺を行うことができる超音
波用穿刺針を提供することにある。 【解決手段】針体5の表面の一部である円筒状の突起部
31を残して、その周囲を切り欠くことにより断面が鋭
角である円環状の溝30を設け、超音波振動子32より
出射される超音波33がエコー信号として超音波振動子
32に戻りやすくなる。
Description
ンネルを通じて体腔内に導入して吸引生検や注射等を行
うために使用する超音波用穿刺針に関する。
ために、超音波内視鏡により体腔内を観察しながら、穿
刺針を用いて胃や十二指腸の消化管壁等より膵臓、肝
臓、腎臓等の深部臓器を穿刺針で穿刺して、体腔内組織
や体液を採取する方法が行われている。この方法では、
穿刺針において超音波が反射されることにより、超音波
画像下で穿刺針が映出される。
より強いものとするために、以下の先行技術に様々な構
成のものが提案されている。実開昭56−113510
号公報では、内筒針に超音波ビームの反射マークを設け
たものが開示され、実開昭63−109109号公報で
は、内針の先端よりの箇所に凹欠部を設け、この凹欠部
と、内針の外面に密接する内径を有する外針との間に存
在する空気の層により、超音波を有効的に反射できるも
のが開示されている。
外表面の一部を粗くした外科用手術器具が開示され、E
P0,386,936では、外表面に球体を埋め込む
か、又は、へこみを設けたエコー反射器具が開示されて
いる。
たこのような方法の場合、穿刺針の外径が1mmにも満
たないものであるために、この穿刺針による超音波の反
射が充分なものではなく(超音波に対する造影性が低
く)、超音波画像下に明瞭な穿刺針の画像を映出させる
ことができず、安全かつ確実な穿刺を行うことできなか
った。
び実開昭63−109109号公報のものは、超音波の
反射、散乱が弱く超音波画像下での針の位置が明瞭に映
出されなかった。また、PCT/WO89/11250及
びEP0,386,936のものは、穿刺針の断面を示
す図6のように、へこみ35の傾斜が緩やかであるため
に、超音波振動子36より出射される超音波37が散乱
し過ぎて、エコー信号として超音波振動子36に戻って
くる反射が弱く、やはり針の位置が明瞭に映出されなか
った。
てなされたもので、その目的とするところは、超音波画
像下で、その位置が明瞭に映出されることにより安全か
つ確実な穿刺を行うことができる超音波用穿刺針を提供
することにある。
決するために、超音波内視鏡の挿通チャンネルに進退自
在に挿通され、体腔内組織を針体によって穿刺する超音
波用穿刺針において、前記針体の表面に、円環状の溝を
複数個設けたことを特徴とするものである。前記のよう
に構成したので、明瞭に映出されることにより安全かつ
確実な穿刺を行うことができる超音波用穿刺針を提供す
ることができる。
第1の実施形態を説明する。 (構成)図1は本発明の第1実施形態に係る超音波用穿
刺針を内視鏡の挿通チャンネルに挿通した状態を示す
図、図2は穿刺針先端側の断面図、図3は穿刺針基端側
の断面図、図4は穿刺針先端側の一部断面図、図5は図
4のA−A断面図、図6は従来技術を示す図である。
内視鏡2の図示しない挿通チャンネルに挿通して使用さ
れる。この超音波用穿刺針1の先端側は図2に示すよう
に、可撓性を有する密着巻きコイル4からなるシース3
と、このシース3の内部に進退自在に挿通され、可撓性
を有する薄肉のステンレス管等からなる先端が鋭利な形
状の針体5と、この針体5の内部に挿脱自在で先端が鋭
利な形状のスタイレット6により構成される。シース3
を構成する密着巻きコイル4は、その端面同士が隙間な
く密着しており、また、シース3の先端部はチップ部材
7の後端部と密着している。
側は比較的太い中空部材からなる操作部本体10により
構成され、この操作部本体10の先端側に設けられた孔
部11にシース3の基端部が嵌合されている。操作部本
体10の内部には内腔を有する通孔12が設けられてお
り、また、この通孔12の基端側部分の内周面には、弾
性部材からなるOリング13を固定するため溝状の固定
部14が設けられている。
ており、このスライダ15を手動操作することにより、
針体5を操作部本体10の長手方向に進退移動させるこ
とができる。スライダ15の外周面には、Oリング13
と選択的に嵌合する、それぞれ周回溝からなる凹部16
と凹部17とが前後に離れて形成されている。そして、
前方の凹部16は、スライダ15を手元側に引いたとき
にOリング13と嵌合的に係合して、針体5をシース3
内に収納させた状態になる位置に形成されている。後方
の凹部17は、針体5がシース3から最も突き出した状
態において、Oリング13と嵌合的に係合する位置に形
成されている。つまり、これらの構成により針体5の最
大突出量を規制するストッパ手段が形成される。
通する中空孔20が形成されており、また、スライダ1
5の基端部には内面がテーパ状の接続口21が形成され
ている。このテーパ状の接続口21は、つまみ22に設
けられたテーパ状の凸部23と着脱自在に接続される、
また、凸部23はスタイレット6の基端部と連結されて
いる。つまり、つまみ22と一体となって、スタイレッ
ト6が中空孔20及び針体5の内部に挿通されることに
なる。また、接続口21には図示しない注射筒等が接続
可能になっている。
により超音波画像下に映出されるが、本願発明では、針
体5を明瞭に映出させるために、図4に示すように針体
5の表面に多数の円環状の溝30を設けてある。この円
環状の溝30は、針体5の表面の一部である円筒状の突
起部31を残して、その周囲を切り欠いたもので、図5
に示すように断面の形状が鋭角となっている。円環状の
溝30の断面形状が鋭角であるために図6に示すような
へこみ35に比べて、超音波振動子32より出射される
超音波33がエコー信号として超音波振動子32に戻り
やすくなり、針体5の溝30の部分が超音波画像下にお
いて明瞭に映出される。
用いて、体腔内組織等を採取するには、まず、針体5を
シース3の内部に引き込んだ状態で、穿刺針1を内視鏡
2の図示しない挿通チャンネルに挿通させ、先端側を体
腔内へ突出させる。そして、シース3の先端を目的の部
位へ近付けたところでスライダ15を手動操作して押し
込む。その際、スライダ15の後方の凹部17にOリン
グ13が嵌合することで、針体5の突き出し長さが一定
量のものとなる。
0が多数設けられているため、針体5の溝30の部分が
超音波画像下において明瞭に映出される。よって、針体
5の先端の位置を確認しながら目的部位に到達するまで
安全かつ確実に穿刺を行うことができる。針体5が目的
位置まで到達したら、つまみ22と共にスタイレット6
を引き抜き、その後、接続口21に図示しない注射筒等
を接続して体腔内組織の吸引を行う。この吸引により針
体5内へ体腔内組織が入り込み、深部組織部位の生検が
達成される。
態によれば、針体5の表面に断面形状が鋭角である多数
の円環状の溝30を設けたので、超音波振動子32より
出射される超音波33がエコー信号として超音波振動子
33に戻りやすくなり、針体5が超音波画像下において
明瞭に映出され、安全かつ確実な穿刺を行うことができ
る。
れ、体腔内組織を針体によって穿刺する超音波用穿刺針
において、前記針体の表面に、円環状の溝を複数個設け
たことを特徴とする超音波用穿刺針。
一部を残し、その周囲を切り欠くことにより形成された
ことを特徴とする付記項1に記載の超音波用穿刺針。
角であることを特徴とする超音波用穿刺針。
体5の表面に断面形状が鋭角である多数の円環状の溝3
0を設けたので、針体5が超音波画像下において明瞭に
映出され、安全かつ確実な穿刺を行うことができる。
内視鏡の挿通チャンネルに挿通した状態を示す図
Claims (1)
- 【請求項1】超音波内視鏡の挿通チャンネルに進退自在
に挿通され、体腔内組織を針体によって穿刺する超音波
用穿刺針において、 前記針体の表面に、円環状の溝を複数個設けたことを特
徴とする超音波用穿刺針。
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- 1997-09-05 JP JP24086597A patent/JP3904299B2/ja not_active Expired - Fee Related
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