JPWO2020067082A5 - - Google Patents

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合わせガラスに機能を付与する方法として、合わせガラス用中間膜(以下、単に「中間膜」と称することもある)に機能を付与する検討がなされている。しかしながら、中間膜そのものに新たな機能を付与する場合には、種々の色、厚さ、その他の従来公知の機能といった、多数の組み合わせに対応した種類の中間膜を揃える必要がある。そこで、新たな機能付与の方法として、可塑剤を含まないか又は少量含むポリビニルアセタール樹脂フィルムと、様々な機能を有する既存の複数のフィルム又は膜とを積層して中間膜を作製することが提案されている(例えば特許文献1)。しかしながら、可塑剤を含まないか又は少量含むポリビニルアセタール樹脂フィルムと、可塑剤を多く含み、耐貫通性又は遮音性等に優れるフィルム又は膜とを積層した場合、後者から前者に可塑剤が移行することにより、光学むらが生じたり、中間膜全体における可塑剤濃度が低くなって耐貫通性又は遮音性等が低下したりする問題がある。
また、ポリビニルアセタール樹脂フィルムに機能性層を付与するために、機能性材料を含む溶液を塗布する方法が提案されている(例えば特許文献2)。しかしながら、塗布した機能性材料を含む溶液から溶媒を除去するための加熱工程において、ガラス転移温度の低いポリビニルアセタール樹脂フィルムが変形したり、塗膜にクラック又は皺が生じたりする問題がある。そのような変形等を回避するために、低温で乾燥できる液状塗布材料が提案されている(例えば特許文献3)が、低温で乾燥できる低沸点溶媒を液状塗布材料に用いると、液状塗布材料が乾燥して固着し、連続運転ができなくなることがある。
引用文献4には、可塑剤含有ポリビニルアセタールシートと、可塑剤含分が少ないポリビニルアセタールシートから合わせガラス積層体を製造するに際して、シートを正確に配置するために、可塑剤含分が少ない又は可塑剤を含有しないポリビニルアセタールシートを、液体により可塑剤含有ポリビニルアセタールシート又は板ガラスに接着固定する方法が提案されており、前記液体として前記ポリビニルアセタールシートに含まれる可塑剤を使用してよいことが記載されている。しかしながら、同文献には、加熱によりポリビニルアセタールシートに可塑剤を吸収させることは記載されておらず、そのような加熱工程がなければ積層したシート又はガラスとの密着性が不十分となってずれが生じやすくなり得ることから、より高い密着性が求められることがあった。
本発明者らは、前記課題を解決するために、中間膜に用いるポリビニルアセタール樹脂フィルムについて詳細に検討を重ね、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、以下の好適な態様を包含する。
〔1〕可塑剤が吸収されてなるポリビニルアセタール樹脂フィルムの製造方法であって、ポリビニルアセタール樹脂フィルムに対して可塑剤液を接触させる接触工程、及び可塑剤液を接触させたポリビニルアセタール樹脂フィルムを加熱する加熱工程を含み、接触工程前のポリビニルアセタール樹脂フィルム中の可塑剤の量がポリビニルアセタール樹脂フィルムの総質量に対して0~20質量%である、方法。
〔2〕前記〔1〕に記載の方法により得られる可塑剤が吸収されてなるポリビニルアセタール樹脂フィルムと機能性層(A)とを有する機能性層(A)付きポリビニルアセタール樹脂フィルムの製造方法であって、可塑剤液を接触させたポリビニルアセタール樹脂フィルムの可塑剤液接触面と機能性層(A)とが接するように両者を積層させる積層工程を含む、方法。
〔3〕接触工程及び加熱工程の後に、可塑剤液接触面と機能性層(A)とを重ね合わせて積層する積層工程(i)を含む、前記〔2〕に記載の方法。
〔4〕加熱工程の際に、可塑剤液接触面と機能性層(A)とを重ね合わせて加熱して積層する積層工程(ii)を含む、前記〔2〕に記載の方法。
〔5〕接触工程において、機能性層(A)に対して可塑剤液を接触させる機能性層(A)への接触工程、及び得られた機能性層(A)の可塑剤液接触面とポリビニルアセタール樹脂フィルムとを重ね合わせる工程を含む、前記〔2〕に記載の方法。
〔6〕接触工程において、ポリビニルアセタール樹脂フィルムと機能性層(A)との間に可塑剤液を注入する工程、及びポリビニルアセタール樹脂フィルムと可塑剤液と機能性層(A)とを重ね合わせる工程を含む、前記〔2〕又は〔4〕に記載の方法。
〔7〕機能性層(A)が、着色層、光吸収層、光反射層、遮音層、光散乱層、発光層、導電層、繊維層及び二重像防止層からなる群から選択される1又は2以上の層である、前記〔2〕~〔6〕のいずれかに記載の方法。
〔8〕機能性層(A)が、ポリビニルアセタール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリオレフィン樹脂及びアイオノマー樹脂からなる群から選択される1以上の樹脂を樹脂成分として含有する層である、前記〔2〕~〔7〕のいずれかに記載の方法。
〔9〕機能性層(A)がポリビニルアセタール樹脂を樹脂成分として含有する層であり、当該層中の可塑剤の量が当該層の総質量に基づいて16質量%未満である、前記〔8〕に記載の方法。
〔10〕機能性層(A)の厚さが0.01~300μmである、前記〔2〕~〔9〕のいずれかに記載の方法。
〔11〕接触工程において、ポリビニルアセタール樹脂フィルム100質量部あたり0質量部より多く50質量部以下の量で可塑剤液を接触させる、前記〔1〕~〔10〕のいずれかに記載の方法。
〔12〕前記〔1〕に記載の方法により得られる可塑剤が吸収されてなるポリビニルアセタール樹脂フィルムと別のフィルム(C)との積層フィルムの製造方法であって、可塑剤が吸収されてなるポリビニルアセタール樹脂フィルムと別のフィルム(C)とを積層する積層工程を含む、方法。
〔13〕前記〔2〕~〔10〕のいずれかに記載の方法により得られる機能性層(A)付きポリビニルアセタール樹脂フィルムと別のフィルム(C)との積層フィルムの製造方法であって、機能性層(A)付きポリビニルアセタール樹脂フィルムと別のフィルム(C)とを積層する積層工程を含む、方法。
〔14〕別のフィルム(C)が、着色機能、遮音機能、遮熱機能、発光機能、保護機能、導電機能又は二重像防止機能のいずれかの機能を有する層を1以上有する樹脂フィルムである、前記〔12〕又は〔13〕に記載の方法。
〔15〕別のフィルム(C)が、ポリビニルアセタール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリオレフィン樹脂及びアイオノマー樹脂からなる群から選択される1以上の樹脂を樹脂成分として含有する樹脂フィルムである、前記〔12〕~〔14〕のいずれかに記載の方法。
〔16〕接触は印刷又は塗布によって行う、前記〔1〕~〔15〕のいずれかに記載の方法。
〔17〕可塑剤液中の可塑剤の含有量が20~100質量%である、前記〔1〕~〔16〕のいずれかに記載の方法。
〔18〕接触工程前のポリビニルアセタール樹脂フィルムが別の層(B)と積層されている、前記〔1〕~〔17〕のいずれかに記載の方法。
〔19〕別の層(B)が、着色層、光吸収層、光反射層、遮音層、光散乱層、発光層、導電層、繊維層、二重像防止層及び保護層からなる群から選択される1以上の機能性層(X)である、前記〔18〕に記載の方法。
〔20〕可塑剤液中の可塑剤は、繰り返し単位2~10のオリゴアルキレングリコールの少なくとも片末端がエーテル結合若しくはエステル結合により炭素数2~14の基と結合している化合物、又は炭素数2~14のオリゴカルボン酸化合物と炭素数2~14のアルコール化合物とのエステル化合物である、前記〔1〕~〔19〕のいずれかに記載の方法。
〔21〕ポリビニルアセタール樹脂フィルムの厚さが10~350μmである、前記〔1〕~〔20〕のいずれかに記載の方法。
〔22〕ポリビニルアセタール樹脂フィルム中のポリビニルアセタール樹脂がポリビニルブチラール樹脂である、前記〔1〕~〔21〕のいずれかに記載の方法。
〔23〕ポリビニルアセタール樹脂フィルム中のポリビニルアセタール樹脂の、ブルックフィールド型(B型)粘度計を用いて20℃、30rpmで測定された、濃度10質量%のトルエン/エタノール=1/1(質量比)溶液の粘度が400mPa・s以下である、前記〔1〕~〔22〕のいずれかに記載の方法。
〔24〕ポリビニルアセタール樹脂フィルム中のポリビニルアセタール樹脂の、ブルックフィールド型(B型)粘度計を用いて20℃、30rpmで測定された、濃度10質量%のトルエン/エタノール=1/1(質量比)溶液の粘度が200mPa・sより大きい、前記〔1〕~〔23〕のいずれかに記載の方法。
〔25〕ポリビニルアセタール樹脂フィルム中のポリビニルアセタール樹脂の分子量分布が2.7以上である、前記〔1〕~〔24〕のいずれかに記載の方法。
〔26〕ポリビニルアセタール樹脂フィルムの可塑剤液接触面の表面粗さRzが5μm以下である、前記〔1〕~〔25〕のいずれかに記載の方法。
〔27〕ポリビニルアセタール樹脂フィルムが、有色、光吸収、光反射、光散乱、発光及び導電からなる群から選択される1以上の機能を有するものである、前記〔1〕~〔26〕のいずれかに記載の方法。
〔28〕可塑剤液が、着色層、光吸収層、光反射層、遮音層、光散乱層、発光層、導電層、繊維層及び二重像防止層からなる群から選択される1以上の機能性層(Y)を形成するための機能性材料を含有する、前記〔1〕~〔27〕のいずれかに記載の方法。
〔29〕加熱工程において40℃以上100℃以下で加熱する、前記〔1〕~〔28〕のいずれかに記載の方法。
〔30〕前記〔2〕~〔11〕及び〔13〕~〔29〕のいずれかに記載の方法により得られる機能性層(A)付きポリビニルアセタール樹脂フィルム。
〔31〕前記〔1〕、〔11〕、〔16〕、〔17〕及び〔20〕~〔29〕のいずれかに記載の方法により得られる可塑剤が吸収されてなるポリビニルアセタール樹脂フィルム。
〔32〕前記〔14〕に記載の方法により得られる別のフィルム(C)との積層フィルムにおいて、別のフィルム(C)が保護機能を有する層を有する樹脂フィルムである積層フィルムから、保護機能を有する層が剥離されてなるフィルム。
〔33〕前記〔19〕に記載の方法により得られ、接触工程前のポリビニルアセタール樹脂フィルムが別の層(B)としての保護層と積層されている可塑剤が吸収されてなるポリビニルアセタール樹脂フィルムから、保護層が剥離されてなる、可塑剤が吸収されてなるポリビニルアセタール樹脂フィルム。
〔34〕前記〔19〕に記載の方法により得られ、接触工程前のポリビニルアセタール樹脂フィルムが別の層(B)としての保護層と積層されている機能性層(A)付きポリビニルアセタール樹脂フィルムから、保護層が剥離されてなる、機能性層(A)付きポリビニルアセタール樹脂フィルム。
〔35〕前記〔30〕に記載の機能性層(A)付きポリビニルアセタール樹脂フィルムにおいて、機能性層(A)が保護層を有するものであり、保護層を有する機能性層(A)付きポリビニルアセタール樹脂フィルムから保護層が剥離されてなる、機能性層(A)付きポリビニルアセタール樹脂フィルム。
〔36〕前記〔30〕に記載の機能性層(A)付きポリビニルアセタール樹脂フィルム又は前記〔31〕に記載の可塑剤が吸収されてなるポリビニルアセタール樹脂フィルムのいずれかと、原料としたポリビニルアルコールの粘度平均重合度1700、アセタール化度69~71モル%かつ酢酸ビニル単位含有量1モル%以下のポリビニルブチラール樹脂72質量%及びトリエチレングリコール-ビス-(2-エチルヘキサノエート)28質量%を含有する厚さ0.76mmの1枚の可塑化ポリビニルブチラール樹脂フィルムとを接合して測定された耐熱クリープ性を示す値が10mm以下である、請求項30に記載の機能性層(A)付きポリビニルアセタール樹脂フィルム又は請求項31に記載の可塑剤が吸収されてなるポリビニルアセタール樹脂フィルム。
〔37〕前記〔30〕に記載の機能性層(A)付きポリビニルアセタール樹脂フィルム又は前記〔31〕に記載の可塑剤が吸収されてなるポリビニルアセタール樹脂フィルムのいずれかを、原料としたポリビニルアルコールの粘度平均重合度1700、アセタール化度69~71モル%かつ酢酸ビニル単位含有量1モル%以下のポリビニルブチラール樹脂72質量%及びトリエチレングリコール-ビス-(2-エチルヘキサノエート)28質量%を含有する厚さ0.38mmの2枚の可塑化ポリビニルブチラール樹脂フィルムの間に配置して接合して測定された耐熱クリープ性を示す値が10mm以下である、請求項30に記載の機能性層(A)付きポリビニルアセタール樹脂フィルム又は請求項31に記載の可塑剤が吸収されてなるポリビニルアセタール樹脂フィルム。
〔38〕2枚の透明基材の間に、前記〔30〕に記載の機能性層(A)付きポリビニルアセタール樹脂フィルム又は前記〔31〕に記載の可塑剤が吸収されてなるポリビニルアセタール樹脂フィルムが挟持された積層体。
〔39〕可塑剤が吸収されてなるポリビニルアセタール樹脂フィルムが透明基材に直接接触している、前記〔38〕に記載の積層体。
〔40〕前記〔38〕又は〔39〕に記載の積層体において、2枚の透明基材がガラスである、合わせガラス。
Figure 2020067082000001


Claims (36)

  1. 可塑剤が吸収されてなるポリビニルアセタール樹脂フィルムの製造方法であって、ポリビニルアセタール樹脂フィルムに対して可塑剤液を接触させる接触工程、及び可塑剤液を接触させたポリビニルアセタール樹脂フィルムを加熱する加熱工程を含み、接触工程前のポリビニルアセタール樹脂フィルム中の可塑剤の量がポリビニルアセタール樹脂フィルムの総質量に対して0~20質量%である、方法。
  2. 請求項1に記載の方法により得られる可塑剤が吸収されてなるポリビニルアセタール樹脂フィルムと機能性層(A)とを有する機能性層(A)付きポリビニルアセタール樹脂フィルムの製造方法であって、可塑剤液を接触させたポリビニルアセタール樹脂フィルムの可塑剤液接触面と機能性層(A)とが接するように両者を積層させる積層工程を含む、方法。
  3. 接触工程及び加熱工程の後に、可塑剤液接触面と機能性層(A)とを重ね合わせて積層する積層工程(i)を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 加熱工程の際に、可塑剤液接触面と機能性層(A)とを重ね合わせて加熱して積層する積層工程(ii)を含む、請求項2に記載の方法。
  5. 接触工程において、機能性層(A)に対して可塑剤液を接触させる機能性層(A)への接触工程、及び得られた機能性層(A)の可塑剤液接触面とポリビニルアセタール樹脂フィルムとを重ね合わせる工程を含む、請求項2に記載の方法。
  6. 接触工程において、ポリビニルアセタール樹脂フィルムと機能性層(A)との間に可塑剤液を注入する工程、及びポリビニルアセタール樹脂フィルムと可塑剤液と機能性層(A)とを重ね合わせる工程を含む、請求項2又は4に記載の方法。
  7. 機能性層(A)が、着色層、光吸収層、光反射層、遮音層、光散乱層、発光層、導電層、繊維層及び二重像防止層からなる群から選択される1又は2以上の層である、請求項2~6のいずれかに記載の方法。
  8. 機能性層(A)が、ポリビニルアセタール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリオレフィン樹脂及びアイオノマー樹脂からなる群から選択される1以上の樹脂を樹脂成分として含有する層である、請求項2~7のいずれかに記載の方法。
  9. 機能性層(A)がポリビニルアセタール樹脂を樹脂成分として含有する層であり、当該層中の可塑剤の量が当該層の総質量に基づいて16質量%未満である、請求項8に記載の方法。
  10. 機能性層(A)の厚さが0.01~300μmである、請求項2~9のいずれかに記載の方法。
  11. 接触工程において、ポリビニルアセタール樹脂フィルム100質量部あたり0質量部より多く50質量部以下の量で可塑剤液を接触させる、請求項1~10のいずれかに記載の方法。
  12. 請求項1に記載の方法により得られる可塑剤が吸収されてなるポリビニルアセタール樹脂フィルムと別のフィルム(C)との積層フィルムの製造方法であって、可塑剤が吸収されてなるポリビニルアセタール樹脂フィルムと別のフィルム(C)とを積層する積層工程を含む、方法。
  13. 請求項2~10のいずれかに記載の方法により得られる機能性層(A)付きポリビニルアセタール樹脂フィルムと別のフィルム(C)との積層フィルムの製造方法であって、機能性層(A)付きポリビニルアセタール樹脂フィルムと別のフィルム(C)とを積層する積層工程を含む、方法。
  14. 別のフィルム(C)が、着色機能、遮音機能、遮熱機能、発光機能、保護機能、導電機能又は二重像防止機能のいずれかの機能を有する層を1以上有する樹脂フィルムである、請求項12又は13に記載の方法。
  15. 別のフィルム(C)が、ポリビニルアセタール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリオレフィン樹脂及びアイオノマー樹脂からなる群から選択される1以上の樹脂を樹脂成分として含有する樹脂フィルムである、請求項12~14のいずれかに記載の方法。
  16. 接触は印刷又は塗布によって行う、請求項1~15のいずれかに記載の方法。
  17. 可塑剤液中の可塑剤の含有量が20~100質量%である、請求項1~16のいずれかに記載の方法。
  18. 接触工程前のポリビニルアセタール樹脂フィルムが別の層(B)と積層されている、請求項1~17のいずれかに記載の方法。
  19. 別の層(B)が、着色層、光吸収層、光反射層、遮音層、光散乱層、発光層、導電層、繊維層、二重像防止層及び保護層からなる群から選択される1以上の機能性層(X)である、請求項18に記載の方法。
  20. 可塑剤液中の可塑剤は、繰り返し単位2~10のオリゴアルキレングリコールの少なくとも片末端がエーテル結合若しくはエステル結合により炭素数2~14の基と結合している化合物、又は炭素数2~14のオリゴカルボン酸化合物と炭素数2~14のアルコール化合物とのエステル化合物である、請求項1~19のいずれかに記載の方法。
  21. ポリビニルアセタール樹脂フィルムの厚さが10~350μmである、請求項1~20のいずれかに記載の方法。
  22. ポリビニルアセタール樹脂フィルム中のポリビニルアセタール樹脂がポリビニルブチラール樹脂である、請求項1~21のいずれかに記載の方法。
  23. ポリビニルアセタール樹脂フィルム中のポリビニルアセタール樹脂の、ブルックフィールド型(B型)粘度計を用いて20℃、30rpmで測定された、濃度10質量%のトルエン/エタノール=1/1(質量比)溶液の粘度が400mPa・s以下である、請求項1~22のいずれかに記載の方法。
  24. ポリビニルアセタール樹脂フィルム中のポリビニルアセタール樹脂の、ブルックフィールド型(B型)粘度計を用いて20℃、30rpmで測定された、濃度10質量%のトルエン/エタノール=1/1(質量比)溶液の粘度が200mPa・sより大きい、請求項1~23のいずれかに記載の方法。
  25. ポリビニルアセタール樹脂フィルム中のポリビニルアセタール樹脂の分子量分布が2.7以上である、請求項1~24のいずれかに記載の方法。
  26. ポリビニルアセタール樹脂フィルムの可塑剤液接触面の表面粗さRzが5μm以下である、請求項1~25のいずれかに記載の方法。
  27. ポリビニルアセタール樹脂フィルムが、有色、光吸収、光反射、光散乱、発光及び導電からなる群から選択される1以上の機能を有するものである、請求項1~26のいずれかに記載の方法。
  28. 可塑剤液が、着色層、光吸収層、光反射層、遮音層、光散乱層、発光層、導電層、繊維層及び二重像防止層からなる群から選択される1以上の機能性層(Y)を形成するための機能性材料を含有する、請求項1~27のいずれかに記載の方法。
  29. 加熱工程において40℃以上100℃以下で加熱する、請求項1~28のいずれかに記載の方法。
  30. 保護機能を有する層が剥離されてなるフィルムの製造方法であって、請求項14に記載の方法により得られ別のフィルム(C)が保護機能を有する層を有する樹脂フィルムである、別のフィルム(C)との積層フィルムから、保護機能を有する層を剥離する工程を含む、方法
  31. 保護層が剥離されてなる、可塑剤が吸収されてなるポリビニルアセタール樹脂フィルムの製造方法であって、請求項19に記載の方法により得られ、接触工程前のポリビニルアセタール樹脂フィルムが別の層(B)としての保護層と積層されている可塑剤が吸収されてなるポリビニルアセタール樹脂フィルムから、保護層を剥離する工程を含む、方法
  32. 保護層が剥離されてなる、機能性層(A)付きポリビニルアセタール樹脂フィルムの製造方法であって、請求項19に記載の方法により得られ、接触工程前のポリビニルアセタール樹脂フィルムが別の層(B)としての保護層と積層されている機能性層(A)付きポリビニルアセタール樹脂フィルムから、保護層を剥離する工程を含む、方法
  33. 保護層が剥離されてなる、機能性層(A)付きポリビニルアセタール樹脂フィルムの製造方法であって、請求項2~11及び13~29のいずれかに記載の方法により得られ、機能性層(A)が保護層を有するものであ、保護層を有する機能性層(A)付きポリビニルアセタール樹脂フィルムから、保護層を剥離する工程を含む、方法
  34. 積層体の製造方法であって、2枚の透明基材の間に、請求項2~11及び13~29のいずれかに記載の方法により得られる機能性層(A)付きポリビニルアセタール樹脂フィルム又は請求項1、11、16、17及び20~29のいずれかに記載の方法により得られる可塑剤が吸収されてなるポリビニルアセタール樹脂フィルム挟持する工程を含む、方法
  35. 可塑剤が吸収されてなるポリビニルアセタール樹脂フィルム透明基材に直接接触させる、請求項34に記載の方法
  36. 枚の透明基材がガラスである、請求項34又は35に記載の方法
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