JPWO2019193648A1 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

冷蔵庫は、第1の貯蔵室の貯蔵室温度を検出する温度センサと、第1の貯蔵室の貯蔵室湿度を検出する湿度センサと、第1の貯蔵室と冷却器室とを接続する第1の貯蔵室風路上に設けられた第1のダンパと、第1の貯蔵室と第2の貯蔵室とを接続する風路上に設けられた第2のダンパと、貯蔵室温度および貯蔵室湿度に基づき、第1のダンパおよび第2のダンパを制御して、第1の貯蔵室内を除湿する除湿運転を行う制御装置とを備える。

Description

本発明は、野菜室内の湿度を調整する冷蔵庫に関するものである。
野菜を保存するための冷蔵庫の野菜室は、野菜の乾燥を防ぐという点で高湿環境が適しているが、湿度が高すぎると室内に結露が発生し、結露水によって野菜が腐ってしまうことがある。したがって、野菜室内の食品量が増えるなどの要因によって野菜室の湿度が上昇し、結露が発生する湿度に達した場合に、野菜室内の湿度を下げるための機能が必要とされている。そこで、従来から、野菜室の湿度を制御して室内の結露を抑制する種々の方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、圧縮機がONまたはOFFである場合の冷却器温度および冷却器を通過した空気の湿度が異なることを利用し、野菜室への冷気吹出口に設けられた野菜室ダンパを制御して、野菜室の湿度を制御する冷蔵庫が開示されている。具体的には、特許文献1に記載の冷蔵庫では、圧縮機がONである場合で、野菜室内の湿度が高すぎるときには、野菜室ダンパが開とされて除湿する。また、野菜室内の湿度が低すぎるときには、野菜室ダンパが閉とされて保湿する。一方、圧縮機がOFFである場合で、野菜室内の湿度が高すぎるときには、野菜室ダンパが閉とされ、湿度が低すぎるときには、野菜室ダンパが開とされる。
また、特許文献2には、野菜ケースの周囲の空間を冷却して野菜ケース内を間接的に冷却する、冷気風路に設けられた野菜室ダンパと、野菜ケース上部の通気口に設けられた野菜ケースダンパとを備える冷蔵庫が開示されている。この冷蔵庫は、野菜室ダンパおよび野菜ケースダンパの開閉を制御して、野菜ケースの湿度を制御する。
特開2012−92986号公報 実開昭63−113875号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、野菜室内の温度を考慮した湿度制御がなされていない。例えば、圧縮機がONである場合で、野菜室の温度が低く、かつ湿度が高いときに、除湿のために野菜室ダンパが開とされると、野菜室の温度が下がり過ぎて食品が凍結する虞がある。また、圧縮機がOFFである場合で、野菜室の温度が高く、かつ湿度も高いときに、野菜室の温度を下げることを優先して野菜室ダンパが開とされると、冷却器を通過した高湿空気が野菜室に流入するため、湿度が上昇して結露水が発生する虞がある。
さらに、圧縮機がOFFである場合、野菜室の温度が低く、かつ湿度も低いときに、加湿のために野菜室ダンパが開とされると、冷却器を通過した低温の高湿空気が野菜室に流入するため、野菜室の温度がさらに低下し、食品が凍結したり、露点以下の部分が発生して結露が促進されたりする虞がある。
野菜類は、凍結によって不可逆な組織変性が起こるため、通常、食品が凍結しないことを最優先に温度制御が行われる。特許文献1に記載の方法では、制御できる湿度の幅が非常に小さくなる。そのため、例えば一度に大量の食品が野菜室に投入されることなどによって湿度が大幅に上昇した場合に、湿度を確実に制御することができない。
また、特許文献2に記載の冷蔵庫では、野菜ケース上部の通気口から野菜ケース内の空気を排出するが、湿度の高い空気は、湿度の低い空気と比較して比重が大きいため、湿度の高い空気は、通気口よりも相対的に低い位置に存在する。この場合には、湿度の高い空気が通気口の位置まで上昇しないため、野菜ケース外のより湿度の低い空気と入れ替わらず、湿度の高い空気は、野菜ケースから排出されずに野菜ケース内に留まることになる。
これを改善するためには、通気口の設置位置を異なる位置に変更する、あるいは、空気を強制的に対流させるファン等を野菜ケース内に設け、空気の循環効率を上げる必要がある。しかしながら、野菜ケース内にファンおよびダンパ等を設置すると収納スペースが減少し、使用者の使い勝手が低下する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、収納スペースを維持しつつ、温度を適温に保持しながら結露を抑制することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明の冷蔵庫は、冷蔵温度帯の温度に制御される第1の貯蔵室と、冷蔵温度帯の温度または冷蔵温度帯の温度より低い温度に制御される第2の貯蔵室と、冷却空気を生成し、前記第1の貯蔵室および前記第2の貯蔵室に前記冷却空気を送風する冷却器室とを備えた本体と、前記第1の貯蔵室に設けられ、貯蔵室温度を検出する温度センサと、前記第1の貯蔵室に設けられ、貯蔵室湿度を検出する湿度センサと、前記第1の貯蔵室と前記冷却器室とを接続する第1の貯蔵室風路上に設けられ、前記第1の貯蔵室風路を開閉する第1のダンパと、前記第1の貯蔵室と前記第2の貯蔵室とを接続する風路上に設けられ、前記風路を開閉する第2のダンパと、前記貯蔵室温度および前記貯蔵室湿度に基づき、前記第1のダンパおよび前記第2のダンパを制御して、前記第1の貯蔵室内を除湿する除湿運転を行う制御装置とを備えるものである。
本発明によれば、第1の貯蔵室の温度および湿度に基づき、第1の貯蔵室と冷却器室とを接続する第1のダンパと、第1の貯蔵室と第2の貯蔵室とを接続する第2のダンパの開閉を制御して、野菜室内を除湿することにより、収納スペースを維持しつつ、温度を適温に保持しながら結露を抑制することができる。
実施の形態1に係る冷蔵庫の外観の一例を示す概略図である。 図1の冷蔵庫を側面から見た場合の模式断面図である。 図1の野菜室を右側面から見た模式断面図である。 図1の野菜室を引出式扉側から見た模式断面図である。 図2の制御装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。 冷却器室と各貯蔵室との関係について説明するための概略図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫による温湿度調整処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図7の通常運転における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図7の除湿運転における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図7〜図9の温湿度調整処理による各部の状態の一例を示すタイミングチャートである。 実施の形態2に係る冷蔵庫を側面から見た場合の模式断面図である。 図11の制御装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。 実施の形態2に係る冷蔵庫による温湿度調整処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図13の除湿運転における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図13、図8および図14の温湿度調整処理による各部の状態の一例を示すタイミングチャートである。 実施の形態3に係る冷蔵庫を側面から見た場合の模式断面図である。 図16の野菜室を引出式扉側から見た模式断面図である。 図16の制御装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。 実施の形態3に係る冷蔵庫による温湿度調整処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図19の除湿運転における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図19、図8および図20の温湿度調整処理による各部の状態の一例を示すタイミングチャートである。 実施の形態4に係る冷蔵庫における操作パネルの外観の一例を示す概略図である。 実施の形態4に係る冷蔵庫による温湿度調整処理の流れの一例を示すフローチャートである。 相対湿度と露点温度との関係を示すグラフである。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫について説明する。図1は、本実施の形態1に係る冷蔵庫100の外観の一例を示す概略図である。なお、以下の説明において、右側および左側は、冷蔵庫100の前面側から奥側に向かう方向を正面としたときの方向を示す。すなわち、右側は、図1の紙面の右側に対応し、左側は、図1の紙面の左側に対応するものとする。
[冷蔵庫100の構成]
冷蔵庫100は、本体100A内に、上段から順に、冷蔵室1、本体100Aの左右方向に併設された製氷室2および切替室3、野菜室4ならびに冷凍室5を貯蔵室として備えている。本体100Aは、前面に開口を有する外箱と、仕切壁で各貯蔵室が区画され、外箱の開口から外箱内に嵌め込まれた内箱と、外箱と内箱との空間に充填された発泡ウレタンなどの断熱材とで構成された断熱性を有する箱体である。
冷蔵室1には、観音開き式扉1Aが開閉自在に設けられている。製氷室2には、引出式扉2Aが前後に開閉自在に設けられている。同様に、切替室3には引出式扉3Aが設けられ、野菜室4には引出式扉4Aが設けられ、冷凍室5には引出式扉5Aが設けられている。
第2の貯蔵室の一例である冷蔵室1は、収容物が凍らない程度の温度を維持する貯蔵室であり、例えば2℃〜5℃程度の冷蔵温度帯の温度に制御される。なお、冷蔵温度帯は、この例に限られず、例えばチルド室等を備える場合には、上述した温度帯よりも低温度帯であってもよい。製氷室2は、室内に製氷機が設けられ、製氷機によって製造された氷を保存する貯蔵室である。切替室3は、用途に応じて温度帯を切り換えることができる貯蔵室である。第1の貯蔵室の一例である野菜室4は、主に野菜の貯蔵を目的とした貯蔵室であり、冷蔵室1と同様に、2℃〜9℃程度の冷蔵温度帯の温度に制御される。また、野菜室4は、一般に、冷蔵室1よりも湿度が高い状態とされている。冷凍室5は、例えば−40℃〜0℃程度の冷凍温度帯に設定される貯蔵室である。
製氷室2と切替室3とは、縦仕切りで左右に区画されている。また、冷蔵室1と製氷室2および切替室3とは、横仕切りで上下に区画されている。なお、各室の配置は、この例に限られない。例えば、上段に設けられた冷蔵室1の下に製氷室2および切替室3が左右に並列に配設され、製氷室2および切替室3の下方で、かつ下段に設けられた野菜室4の上部に冷凍室5が配設される、所謂ミッドフリーザータイプとしてもよい。ミッドフリーザータイプは、相対的に低温室である製氷室2、切替室3および冷凍室5が近接するため、低温室間の断熱材が不要であり、また、熱漏れも少ないので、省エネルギーで低コストの冷蔵庫100を提供することができる。
冷蔵室1の観音開き式扉1Aの左右いずれかには、操作パネル6が設けられている。操作パネル6は、例えば、各貯蔵室内の温度設定などを行う操作スイッチと、庫内温度および設定温度などの温度情報の表示を行う表示部とで構成されている。
図2は、図1の冷蔵庫100を側面から見た場合の模式断面図である。図2において、実線および点線矢印は、冷蔵庫100内を流れる冷却空気の流れを示す。図2に示すように、冷蔵庫100には、機械室10が背面最下部に設けられている。機械室10には、冷蔵庫100の冷凍サイクルを構成する一部品である圧縮機10aが配置されている。圧縮機10aは、冷凍サイクル内の冷媒を圧縮する。
機械室10の上部には、冷却器室20が設けられている。冷却器室20には、冷蔵庫100の冷凍サイクルを構成する一部品である冷却器20aと、冷気循環用ファン20bとが配置されている。冷却器20aは、冷凍サイクル内の冷媒を蒸発させ、蒸発時の吸熱作用によって周辺の空気を冷却する。冷気循環用ファン20bは、冷却器20aの近傍に配置され、冷却器20aによって冷却された冷却空気を、冷蔵室1、製氷室2、切替室3、野菜室4および冷凍室5の各貯蔵室に送風する。
冷蔵庫100には、冷却器20aによって冷却された冷却空気を各貯蔵室に供給するための冷気風路11、冷蔵室戻り風路12、野菜室風路13および野菜室戻り風路14が設けられている。
冷気風路11は、冷蔵庫100の背面部に形成されている。冷気風路11は、冷却器20aによって冷却された冷却空気を、冷気循環用ファン20bによって各貯蔵室に供給する。冷気風路11には、冷蔵室ダンパ11aが設けられている。冷蔵室ダンパ11aは、冷蔵室1への冷却空気の流入量、すなわち冷却空気の吹出風量を制御する。具体的には、冷蔵室ダンパ11aの時間あたりの開時間が小さくされると、冷蔵室1への冷却空気の吹出風量が低下して冷却力が弱くなり、開時間が大きくされると、冷却空気の吹出風量が増大して冷却力が強くなる。冷蔵室ダンパ11aは、後述する制御装置30によって制御される。
冷蔵室戻り風路12は、冷蔵室1および冷蔵室1内に設けられたチルド室1aを冷却し、温度の上がった冷蔵室戻り空気を冷蔵室1から排出し、野菜室4に供給するための風路である。なお、ここでは図示しないが、冷蔵室戻り風路12は、冷蔵室戻り空気を野菜室4へ送るための風路と、冷蔵室戻り空気を直接冷却器20aに戻す風路との2つの風路によって構成されている。以下では、冷蔵室戻り風路12は、冷蔵室戻り空気を野菜室4へ送るための風路であるものとして説明する。
冷蔵室戻り空気を野菜室4へ送るための冷蔵室戻り風路12には、冷蔵室戻りダンパ12aが設けられている。冷蔵室戻りダンパ12aは、冷蔵室1からの野菜室4への冷蔵室戻り空気の流入量、すなわち冷蔵室戻り空気の吹出風量を制御する。具体的には、冷蔵室戻りダンパ12aの時間あたりの開時間が小さくされると、野菜室4への冷蔵室戻り空気の吹出風量が低下し、開時間が大きくされると、冷蔵室戻り空気の吹出風量が増大する。冷蔵室戻りダンパ12aは、制御装置30によって制御される。
野菜室風路13は、冷却器20aによって冷却された冷却空気を野菜室4に供給する。野菜室風路13には、野菜室ダンパ13aが設けられている。野菜室ダンパ13aは、冷却器20aからの冷却空気の流入量、すなわち冷却空気の吹出風量を制御する。具体的には、野菜室ダンパ13aの時間あたりの開時間が小さくされると、野菜室4への冷却空気の吹出風量が低下し、開時間が大きくされると、冷却空気の吹出風量が増大する。野菜室ダンパ13aは、制御装置30によって制御される。
野菜室戻り風路14は、野菜室4を冷却した冷却空気および冷蔵室戻り空気を野菜室4から排出し、冷却器室20へ戻すための風路である。
なお、冷蔵室1内または冷気風路11には、冷蔵室ファン11bが設けられてもよい。冷蔵室ファン11bが設けられることにより、冷却空気が野菜室4から冷蔵室1に逆流するのを防ぐことができる。
冷蔵庫100には、扉開閉検出手段7が設けられている。扉開閉検出手段7は、野菜室4の引出式扉4Aの開閉を検出するためのものであり、引出式扉4Aの開閉状態を出力する。具体的には、引出式扉4Aは、扉が開いている状態が例えば1分等の設定時間以上継続された場合に、扉が開いていることを示す信号を出力する。
なお、設定時間は、1分を超える時間でもよいし、1分未満でもよい。また、設定時間は、使用者によって任意に設定できるようにしてもよい。さらに、扉開閉検出手段7は、野菜室4以外の他の貯蔵室あるいはすべての貯蔵室の扉の開閉を検出できるようにしてもよい。
図3は、図1の野菜室4を右側面から見た模式断面図である。図4は、図1の野菜室4を引出式扉4A側から見た模式断面図である。図3および図4において、実線および点線矢印は、野菜室4内を流れる冷却空気の流れを示す。図3および図4に示すように、野菜室4には、温度センサ4aおよび湿度センサ4bが設けられている。
温度センサ4aは、野菜室4内の温度を計測する。湿度センサ4bは、野菜室4内の湿度を計測する。温度センサ4aおよび湿度センサ4bは、例えば素子の抵抗値、静電容量または電圧差等をそれぞれ測定するものであり、測定された値に基づき、制御装置30によって温度および湿度にそれぞれ換算される。
図2の冷蔵庫100は、さらに、制御装置30を備えている。制御装置30は、冷蔵庫100全体を制御する。特に、本実施の形態1において、制御装置30は、温度センサ4aおよび湿度センサ4bの計測結果に基づき、冷蔵室戻りダンパ12aおよび野菜室ダンパ13aの開閉を制御する。また、制御装置30は、扉開閉検出手段7の検出結果に基づき、野菜室4の扉が開いた状態が設定時間以上継続された場合に、野菜室4の扉が開いた状態であることを使用者に報知することもできる。さらに、制御装置30は、野菜室4の扉の開閉状態を冷蔵室戻りダンパ12aおよび野菜室ダンパ13aの開閉制御に利用することもできる。具体的には、例えば、制御装置30は、野菜室4の扉が開いているときに、温度センサ4aで計測された温度が設定値を上回っていた場合であっても、冷蔵室戻りダンパ12aおよび野菜室ダンパ13aを閉状態とするように制御する。
図5は、図2の制御装置30の構成の一例を示す機能ブロック図である。制御装置30は、マイクロコンピュータなどの演算装置上でソフトウェアを実行することにより各種機能が実現され、もしくは各種機能を実現する回路デバイスなどのハードウェア等で構成されている。図5に示すように、制御装置30は、温度比較部31、湿度比較部32、機器制御部33および記憶部34を備えている。
温度比較部31は、温度センサ4aの計測結果と、記憶部34に記憶された第1の設定温度TV1または第2の設定温度TV2とを比較する。また、温度比較部31は、扉開閉検出手段7から扉が開いていることを示す信号を受け取った場合に、温度比較の処理を停止する。さらに、温度比較部31は、扉が閉じられたことを示す信号を受け取った場合に、温度比較の処理を再開する。なお、これに限られず、温度比較部31は、扉開閉検出手段7からの信号によらず、温度比較の処理を継続してもよい。
湿度比較部32は、湿度センサ4bの計測結果と、記憶部34に記憶された第1の設定湿度HV1または第2の設定湿度HV2とを比較する。また、湿度比較部32は、扉開閉検出手段7から扉が開いていることを示す信号を受け取った場合に、湿度比較の処理を停止する。さらに、湿度比較部32は、扉が閉じられたことを示す信号を受け取った場合に、湿度比較の処理を再開する。なお、これに限られず、湿度比較部32は、扉開閉検出手段7からの信号によらず、湿度比較の処理を継続してもよい。
ここで、第1の設定温度TV1は、野菜室4内の食品等の品質を保つ上限値を示す設定上限温度であり、予め設定される。第1の設定温度TV1は、例えば7℃に設定される。第2の設定温度TV2は、野菜室4内の食品等の品質を保つ設定下限温度であり、第1の設定温度TV1よりも低い温度に予め設定される。第2の設定温度TV2は、例えば3℃に設定される。
第1の設定湿度HV1は、野菜室4内で結露が発生し始める湿度を示すものであり、予め設定される。第1の設定湿度HV1は、例えば80%に設定される。第2の設定湿度HV2は、野菜室4内の食品等の品質を保つ下限値を示すものであり、第1の設定湿度HV1よりも低い湿度に予め設定される。第2の設定湿度HV2は、例えば70%に設定される。
機器制御部33は、温度比較部31の比較結果と、湿度比較部32の比較結果とに基づき、冷蔵室戻りダンパ12aおよび野菜室ダンパ13aの開閉を制御する。また、機器制御部33は、扉開閉検出手段7から扉が開いていることを示す信号を受け取った場合に、冷蔵室戻りダンパ12aおよび野菜室ダンパ13aを閉状態とする制御を行う。
記憶部34は、温度比較部31で用いられる第1の設定温度TV1および第2の設定温度TV2と、湿度比較部32で用いられる第1の設定湿度HV1および第2の設定湿度HV2とを予め記憶する。記憶部34は、温度比較部31からの要求に応じて、記憶された第1の設定温度TV1および第2の設定温度TV2を読み出して供給する。記憶部34は、湿度比較部32からの要求に応じて、記憶された第1の設定湿度HV1および第2の設定湿度HV2を読み出して供給する。
[冷却器室と各貯蔵室との関係]
図6は、冷却器室20と各貯蔵室との関係について説明するための概略図である。図6の例において、実線矢印は、冷却器室20から各貯蔵室へ供給される冷却空気を示す。点線矢印は、各貯蔵室から冷却器室20へ供給される戻り冷気を示す。
図6に示すように、冷却器室20と冷蔵室1、チルド室1a、製氷室2、切替室3、野菜室4および冷凍室5のそれぞれの貯蔵室とは、風路で接続されている。さらに、本実施の形態1においては、冷蔵室1およびチルド室1aと野菜室4との間に、冷蔵室戻り風路12が設けられている。
本実施の形態1において、冷却器室20から冷蔵室1およびチルド室1aに冷却空気を供給する風路には、冷蔵室ダンパ11aが設けられている。また、冷却器室20から野菜室4に冷却空気を供給する野菜室風路13には、野菜室ダンパ13aが設けられている。さらに、冷蔵室1およびチルド室1aから野菜室4に冷蔵室戻り空気を供給する冷蔵室戻り風路12には、冷蔵室戻りダンパ12aが設けられている。なお、図2の例では図示しないが、冷却器室20から製氷室2および切替室3のそれぞれに冷却空気を供給する風路にも、ダンパを設けてもよい。
[冷蔵庫100の動作]
上記構成を有する冷蔵庫100の動作について説明する。本実施の形態1では、野菜室4内での結露を防止するために、野菜室4内の湿度を低下させる。野菜室4内の湿度を低下させる方法はいくつかあるが、本実施の形態1では、最も単純な「高湿度の空気をより低湿度の空気で置換する」方法を採用する。簡単に言えば、換気することにより、野菜室4の湿度を低下させる。
野菜室4を換気する際に、冷却器室20で冷却された−20℃前後の低温の冷気が用いられる場合には、野菜室4内の湿度を低下させることができるが、同時に、室内の温度が0℃以下に低下し、野菜が凍結する可能性がある。通常、野菜は、凍結することによって不可逆的な組織変性が起き、凍結後に解凍されると、食感および外観が著しく悪化する。そのため、野菜は、保存温度を0℃以上とする必要がある。
一方、冷蔵室1の温度は、一般に0℃〜5℃程度であり、5℃〜10℃程度に設定された野菜室4よりも低い温度に設定されている。そして、冷蔵室1の空気は、飽和水蒸気量が小さいこと、ならびに、冷蔵室1内には加湿源となる食品が少ないことから、冷蔵室1の空気に含まれる水蒸気の量が野菜室4の空気よりも少ない。
そこで、本実施の形態1に係る冷蔵庫100は、野菜室4の温度を0℃以下にすることなく、できるだけ迅速な換気を行って湿度を低下させるために、冷蔵室1から流出する戻り冷気を使用する。
なお、上述したように、野菜室4内の結露を防ぐためには、できるだけ迅速に室内の湿度を低下させる必要がある。そのため、本実施の形態1では、野菜が凍結する可能性が低い0℃〜10℃程度までは、野菜室4の温度低下を許容し、冷却器室20で冷却された低温低湿の冷却空気と冷蔵室戻り空気との両方が換気空気として用いられる。一方、野菜室4の温度が第2の設定温度TV2を下回った場合には、野菜が凍結するのを防ぐために、温度が0℃以上である冷蔵室1から流出する戻り冷気のみが換気空気として用いられる。
(温湿度調整処理)
本実施の形態1に係る冷蔵庫100による温湿度調整処理について説明する。冷蔵庫100は、野菜室4の湿度の状態に応じて、野菜室4を冷却する通常運転と、野菜室4を除湿する除湿運転とを行う。
図7は、本実施の形態1に係る冷蔵庫100による温湿度調整処理の流れの一例を示すフローチャートである。ステップS1において、湿度比較部32は、野菜室4の湿度と第1の設定湿度HV1とを比較する。比較の結果、野菜室4の湿度が第1の設定湿度HV1以下である場合(ステップS1;No)には、ステップS2において、通常運転が行われる。一方、野菜室4の湿度が第1の設定湿度HV1よりも高い場合(ステップS1;Yes)には、ステップS10において、除湿運転が行われる。
このように、本実施の形態1では、野菜室4の湿度が第1の設定湿度以下である場合に通常運転が行われ、野菜室4の湿度が第1の設定湿度HV1を超えた場合に除湿運転が行われる。
(通常運転)
図8は、図7の通常運転における処理の流れの一例を示すフローチャートである。ステップS3おいて、温度比較部31は、野菜室4の温度と第1の設定温度TV1とを比較する。比較の結果、野菜室4の温度が第1の設定温度TV1よりも高い場合(ステップS3;Yes)、機器制御部33は、ステップS4において、冷蔵室戻りダンパ12aを閉とするとともに、野菜室ダンパ13aを開とする。一方、野菜室4の温度が第1の設定温度TV1以下である場合(ステップS3;No)には、処理がステップS5に移行する。
ステップS5において、温度比較部31は、野菜室4の温度と第2の設定温度TV2とを比較する。比較の結果、野菜室4の温度が第2の設定温度TV2よりも低い場合(ステップS5;Yes)、機器制御部33は、ステップS6において、冷蔵室戻りダンパ12aおよび野菜室ダンパ13aをともに閉とする。一方、野菜室4の温度が第2の設定温度TV2以上である場合(ステップS5;No)には、処理がステップS4に戻る。
このように、通常運転では、野菜室4の温度が第1の設定温度TV1よりも低く、かつ、第2の設定温度TV2よりも高い状態を維持するように、冷蔵室戻りダンパ12aおよび野菜室ダンパ13aの開閉が制御される。すなわち、通常運転では、野菜室4の温度制御が優先される。これにより、野菜室4の温度を適温に保持することができる。さらに、野菜室4には、冷却器室20から送られる冷却空気のみが送られることで、室内の換気量を最小限にすることができるので、必要以上に湿度を下げることなく、野菜室4を保湿することができる。
(除湿運転)
図9は、図7の除湿運転における処理の流れの一例を示すフローチャートである。ステップS11において、温度比較部31は、野菜室4の温度と第2の設定温度TV2とを比較する。比較の結果、野菜室4の温度が第2の設定温度TV2よりも低い場合(ステップS11;Yes)、機器制御部33は、ステップS12において、冷蔵室戻りダンパ12aを開とするとともに、野菜室ダンパ13aを閉とする。
ステップS13において、湿度比較部32は、野菜室4の湿度と第2の設定湿度HV2とを比較する。比較の結果、野菜室4の湿度が第2の設定湿度HV2よりも低い場合(ステップS13;Yes)、機器制御部33は、ステップS14において、冷蔵室戻りダンパ12aおよび野菜室ダンパ13aをともに閉とする。また、野菜室4の湿度が第2の設定湿度HV2以上である場合(ステップS13;No)には、処理がステップS12に戻る。
一方、ステップS11において、野菜室4の温度が第2の設定温度TV2以上である場合(ステップS11;No)、機器制御部33は、ステップS15において、冷蔵室戻りダンパ12aおよび野菜室ダンパ13aを共に開とする。
このように、除湿運転では、野菜室4の湿度が第2の設定湿度HV2よりも低くなるまで、冷蔵室戻りダンパ12aおよび野菜室ダンパ13aの開閉が制御される。また、除湿運転中においても、野菜室4の温度が第1の設定温度TV1を超えないように、冷蔵室戻りダンパ12aおよび野菜室ダンパ13aの開閉が制御される。これにより、冷却器室20からの冷却空気と、冷蔵室戻り空気とを用いて、より大風量で、かつ、流入する空気の温度も変えながら室内の除湿が行われるため、温度を適温に保持した状態で、すばやく結露の発生を抑制することができる。
図10は、図7〜図9の温湿度調整処理による各部の状態の一例を示すタイミングチャートである。図10に示すように、本実施の形態1に係る冷蔵庫100では、野菜室4の温度制御を優先的に行う通常運転と、湿度制御を優先的に行う除湿運転が行われる(図7参照)。通常運転と除湿運転とのいずれを行うかについては、野菜室4の湿度が第1の設定湿度HV1よりも高いか否かによって判断される(ステップS1)。ここでは、野菜室4の湿度が第1の設定湿度HV1よりも低い場合に通常運転が行われ(ステップS2)、野菜室4の湿度が第1の設定湿度HV1よりも高い場合に除湿運転が行われる(ステップS10)。
通常運転の区間では、野菜室4の温度が第1の設定温度TV1から第2の設定温度TV2までの範囲内となるように制御される(図8参照)。例えば、時点tにおいて、野菜室4の温度が第1の設定温度TV1よりも高くなる(ステップS3;Yes)と、機器制御部33は、野菜室ダンパ13aを開とし、冷蔵室戻りダンパ12aを閉とするように制御する(ステップS4)。これにより、低温低湿の冷却空気が野菜室4に流入するため、野菜室4の温度が低下する。
時点tにおいて、野菜室4の温度が第2の設定温度TV2よりも低くなる(ステップS5;Yes)と、機器制御部33は、野菜室ダンパ13aおよび冷蔵室戻りダンパ12aを共に閉とするように制御する(ステップS6)。これにより、野菜室4に対して冷却空気が流入しなくなるため、野菜室4の温度が上昇する。
以下、通常運転中において、機器制御部33は、野菜室ダンパ13aおよび冷蔵室戻りダンパ12aの開閉を同様に制御し、野菜室4の温度を第1の設定温度TV1から第2の設定温度TV2までの範囲内に維持する。
ここで、時点tにおいて、野菜室4の引出式扉4Aが使用者によって開かれると、外部の空気が野菜室4に流入し、あるいは水蒸気の源となる食品が新規に投入され、湿度および温度が共に上昇する。また、引出式扉4Aが開かれると、扉開閉検出手段7によって野菜室4の扉が開かれたことを示す信号が出力され、温度比較部31および湿度比較部32は、当該信号に基づき、それぞれ温度比較処理および湿度比較処理を中断する。なお、温度比較部31および湿度比較部32は、上述したように、それぞれ温度比較処理および湿度比較処理を中断しなくてもよい。また、このとき、機器制御部33は、扉開閉検出手段7からの信号に基づき、野菜室ダンパ13aおよび冷蔵室戻りダンパ12aを閉状態に制御する。これは、冷却器20aの温度上昇を防ぐためである。そして、時点tにおいて、野菜室4の湿度が第1の設定湿度HV1よりも高くなると、運転が除湿運転に切り替わる(図9参照)。
時点tにおいて、引出式扉4Aが閉じられると、扉開閉検出手段7によって野菜室4の扉が閉じられたことを示す信号が出力され、温度比較部31および湿度比較部32は、当該信号に基づき、それぞれ温度比較処理および湿度比較処理を再開する。このとき、野菜室4の温度が第2の設定温度TV2以上となる(ステップS11;No)と、機器制御部33は、野菜室ダンパ13aおよび冷蔵室戻りダンパ12aを共に開とするように制御する(ステップS15)。これにより、現在の野菜室4内の空気よりも低温低湿の空気が野菜室4に流入するため、野菜室4の湿度および温度が共に低下する。
時点tにおいて、野菜室4の温度が第2の設定温度TV2よりも低くなる(ステップS11;Yes)と、機器制御部33は、冷蔵室戻りダンパ12aを開とし、野菜室ダンパ13aを閉とするように制御する(ステップS12)。これにより、冷蔵室1からの戻り冷気よりも低温である冷却器室20からの冷却空気が野菜室4に流入しなくなるため、野菜室4の温度低下が緩やかとなり、温度TR1まで低下する。ここで、温度TR1は、冷蔵室1からの戻り冷気の下限温度であり、第2の設定温度TV2よりも低い。これは、冷蔵室1が一般に、野菜室4よりも低い温度に設定されているためである。
時点tにおいて、野菜室4の湿度が第2の設定湿度HV2よりも低くなる(ステップS13;Yes)と、機器制御部33は、野菜室ダンパ13aおよび冷蔵室戻りダンパ12aを共に閉とするように制御する(ステップS14)。そして、除湿運転が終了し、通常運転に移行する。これにより、野菜室4に対して冷却空気が流入しなくなるため、野菜室4の湿度が上昇する。そして、野菜室4の湿度が上昇し、再度、第1の設定湿度HV1を超えて除湿運転に入るまで、通常運転が継続される。
以下、通常運転では、野菜室4の温度が第1の設定温度TV1と第2の設定温度TV2の範囲内となるように、野菜室ダンパ13aおよび冷蔵室戻りダンパ12aの開閉が制御される。また、野菜室4の湿度が第1の設定湿度HV1よりも高くなった場合に、除湿運転に移行し、野菜室4の湿度が第2の設定湿度HV2となるように、野菜室ダンパ13aおよび冷蔵室戻りダンパ12aの開閉が制御される。
以上のように、本実施の形態1に係る冷蔵庫100では、野菜室4の温度と湿度とに基づき、野菜室風路13上に設けられた野菜室ダンパ13aと、冷蔵室戻り風路12上に設けられた冷蔵室戻りダンパ12aとの開閉を制御して、野菜室4内を除湿する。これにより、野菜室風路13および冷蔵室戻り風路12から流入する冷却空気が制御され、野菜室4の温湿度の状態に応じて適した空気が導入されるため、野菜室4の温度を適温に保持しながら結露を抑制することができる。また、野菜室ダンパ13aおよび冷蔵室戻りダンパ12aが風路上に設けられるため、収納スペースを維持することができる。
また、本実施の形態1に係る冷蔵庫100において、除湿運転を行う際に、野菜室ダンパ13aおよび冷蔵室戻りダンパ12aが開とされる。これにより、野菜室4の温湿度よりも低い温湿度の空気が導入されるため、温湿度を共に低下させることができる。さらに、除湿運転中に、野菜室4の温度が第2の設定温度TV2よりも低い場合に、野菜室ダンパ13aが閉とされる。これにより、より低温低湿の冷却空気が導入されなくなるため、野菜室4の温度を少なくとも冷蔵室戻り空気以上の温度にすることができる。
さらにまた、本実施の形態1に係る冷蔵庫100において、野菜室4の湿度が第1の設定湿度HV1よりも高い場合に、除湿運転が開始される。これにより、結露が発生する湿度となった段階で、除霜運転が開始されるため、野菜室4の結露の発生を抑制することができる。
また、本実施の形態1に係る冷蔵庫100において、野菜室4の湿度が第2の設定湿度HV2よりも低くなった場合に、除霜運転が終了する。これにより、野菜室4の湿度が下がりすぎるのを防ぎ、適湿状態を維持することができる。
さらに、本実施の形態1に係る冷蔵庫100において、冷気風路11上に冷蔵室ファン11bが設けられ、冷却器室20に冷気循環用ファン20bが設けられている。これにより、野菜室4内にファンを設けることによる収納スペースのロスを防ぐとともに、野菜室4に流入する冷蔵室1からの戻り冷気の流速を速めて、換気速度を向上させることができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態2では、除湿運転を設定時間で終了する点で、実施の形態1と相違する。なお、以下の説明において、実施の形態1と共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
[冷蔵庫200の構成]
図11は、本実施の形態2に係る冷蔵庫200を側面から見た場合の模式断面図である。冷蔵庫200は、上述した実施の形態1に係る冷蔵庫100の制御装置30に代えて、冷蔵庫200全体を制御する制御装置230を備えている。
図12は、図11の制御装置230の構成の一例を示す機能ブロック図である。制御装置230は、マイクロコンピュータなどの演算装置上でソフトウェアを実行することにより各種機能が実現され、もしくは各種機能を実現する回路デバイスなどのハードウェア等で構成されている。図12に示すように、制御装置230は、温度比較部31、湿度比較部32、機器制御部233、記憶部34およびタイマ235を備えている。
タイマ235は、機器制御部233の制御により計時する。具体的には、タイマ235は、温度センサ4aで検出された温度が第2の設定温度TV2よりも低くなった場合に、機器制御部233の制御に基づき、計時を開始する。また、タイマ235は、計時を開始してから設定除湿時間tset1だけ経過した場合に、設定除湿時間tset1が経過したことを機器制御部233に通知する。
機器制御部233は、実施の形態1の機器制御部33と同様に、温度比較部31の比較結果と、湿度比較部32の比較結果とに基づき、冷蔵室戻りダンパ12aおよび野菜室ダンパ13aの開閉を制御する。また、機器制御部233は、扉開閉検出手段7から扉が開いていることを示す信号を受け取った場合に、冷蔵室戻りダンパ12aおよび野菜室ダンパ13aを閉状態とする制御を行う。さらに、機器制御部233は、タイマ235から設定除湿時間tset1が経過したことを示す通知を受け取った場合に、除湿運転を終了するように冷蔵室戻りダンパ12aおよび野菜室ダンパ13aの開閉を制御する。
[冷蔵庫200の動作]
(温湿度調整処理)
図13は、本実施の形態2に係る冷蔵庫200による温湿度調整処理の流れの一例を示すフローチャートである。ステップS1において、湿度比較部32は、野菜室4の湿度と第1の設定湿度HV1とを比較する。比較の結果、野菜室4の湿度が第1の設定湿度HV1以下である場合(ステップS1;No)には、ステップS2において、通常運転が行われる。一方、野菜室4の湿度が第1の設定湿度HV1よりも高い場合(ステップS1;Yes)には、ステップS20において、除湿運転が行われる。
(除湿運転)
図14は、図13の除湿運転における処理の流れの一例を示すフローチャートである。ステップS21において、温度比較部31は、野菜室4の温度と第2の設定温度TV2とを比較する。比較の結果、野菜室4の温度が第2の設定温度TV2よりも低い場合(ステップS21;Yes)、機器制御部233は、ステップS22において、タイマ235をリセットして計時を開始する。そして、ステップS23において、機器制御部233は、冷蔵室戻りダンパ12aを開とするとともに、野菜室ダンパ13aを閉とする。
ステップS24において、湿度比較部32は、野菜室4の湿度と第2の設定湿度HV2とを比較する。また、機器制御部233は、タイマ235による計時が設定除湿時間tset1だけ経過したか否かを判断する。
野菜室4の湿度が第2の設定湿度HV2よりも低い場合、あるいは、タイマ235による計時が設定除湿時間tset1だけ経過した場合(ステップS24;Yes)、機器制御部233は、ステップS25において、冷蔵室戻りダンパ12aおよび野菜室ダンパ13aをともに閉とする。また、野菜室4の湿度が第2の設定湿度HV2以上である場合、あるいは、タイマ235による計時が設定除湿時間tset1だけ経過していない場合(ステップS24;No)には、処理がステップS23に戻る。
一方、ステップS21において、野菜室4の温度が第2の設定温度TV2以上である場合(ステップS21;No)、機器制御部233は、ステップS26において、冷蔵室戻りダンパ12aおよび野菜室ダンパ13aを共に開とする。
図15は、図13、図8および図14の温湿度調整処理による各部の状態の一例を示すタイミングチャートである。図15に示すように、本実施の形態2に係る冷蔵庫200では、実施の形態1と同様に、野菜室4の湿度と第1の設定湿度HV1との比較結果に応じて、通常運転または除湿運転が行われる(図13参照)。
通常運転の区間では、野菜室4の温度が第1の設定温度TV1から第2の設定温度TV2までの範囲内となるように制御される。なお、通常運転時の各部の動作については、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
時点tにおいて、野菜室4の引出式扉4Aが開かれると、外部の空気が野菜室4に流入し、あるいは水蒸気の源となる食品が新規に投入され、湿度および温度が共に上昇する。また、引出式扉4Aが開かれると、温度比較部31および湿度比較部32は、扉開閉検出手段7による検出信号に基づき、それぞれ温度比較処理および湿度比較処理を中断する。なお、温度比較部31および湿度比較部32は、上述したように、それぞれ温度比較処理および湿度比較処理を中断しなくてもよい。また、このとき、機器制御部233は、扉開閉検出手段7からの信号に基づき、野菜室ダンパ13aおよび冷蔵室戻りダンパ12aを閉状態に制御する。そして、時点t11において、野菜室4の湿度が第1の設定湿度HV1よりも高くなると、運転が除湿運転に切り替わる(図14参照)。
時点tにおいて、引出式扉4Aが閉じられると、温度比較部31および湿度比較部32は、扉開閉検出手段7による検出信号に基づき、それぞれ温度比較処理および湿度比較処理を再開する。このとき、野菜室4の温度が第2の設定温度TV2以上となる(ステップS21;No)と、機器制御部233は、野菜室ダンパ13aおよび冷蔵室戻りダンパ12aを共に開とするように制御する(ステップS26)。これにより、現在の野菜室4内の空気よりも低温低湿の空気が野菜室4に流入するため、野菜室4の湿度および温度が共に低下する。
時点t12において、野菜室4の温度が第2の設定温度TV2よりも低くなる(ステップS21;Yes)と、機器制御部233は、タイマ235をリセットして計時を開始する(ステップS22)。また、機器制御部233は、冷蔵室戻りダンパ12aを開とし、野菜室ダンパ13aを閉とするように制御する(ステップS23)。これにより、冷蔵室1からの戻り冷気よりも低温である冷却器室20からの冷却空気が野菜室4に流入しなくなるため、野菜室4の温度低下が緩やかとなり、野菜室4の温度は、冷蔵室1からの戻り冷気の温度である温度TR1まで低下する。
時点t13において、タイマ235の計時時間が設定除湿時間tset1になる(ステップS24;Yes)と、機器制御部233は、野菜室ダンパ13aおよび冷蔵室戻りダンパ12aを共に閉とするように制御する(ステップS25)。そして、除湿運転が終了し、通常運転に移行する。これにより、野菜室4に対して冷却空気が流入しなくなるため、野菜室4の湿度が上昇する。そして、野菜室4の湿度が上昇し、再度、第1の設定湿度HV1を超えて除湿運転に入るまで、通常運転が継続される。
以下、通常運転では、野菜室4の温度が第1の設定温度TV1と第2の設定温度TV2の範囲内となるように、野菜室ダンパ13aおよび冷蔵室戻りダンパ12aの開閉が制御される。また、野菜室4の湿度が第1の設定湿度HV1よりも高くなった場合に、除湿運転に移行し、野菜室4の湿度が第2の設定湿度HV2となるように、野菜室ダンパ13aおよび冷蔵室戻りダンパ12aの開閉が制御される。
以上のように、本実施の形態2に係る冷蔵庫200では、除湿運転中に野菜室4の温度が第2の設定温度TV2よりも低くなってから設定除湿時間tset1が経過した場合に、冷蔵室戻りダンパ12aを閉状態として除湿運転が終了する。これにより、例えば冷蔵室1の湿度が第2の設定湿度HV2より高い場合、換気運転をしても野菜室4の湿度が第2の設定湿度HV2を下回らず、除湿運転から抜けられなくなることが想定されるが、これを防止することができる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態3では、野菜室4の温度が低すぎる場合に、ヒータによる加温を行う点で、実施の形態1および2と相違する。なお、以下の説明において、実施の形態1および2と共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
[冷蔵庫300の構成]
図16は、本実施の形態3に係る冷蔵庫300を側面から見た場合の模式断面図である。冷蔵庫300は、上述した実施の形態1および2に係る冷蔵庫100および200の制御装置30および230に代えて、冷蔵庫300全体を制御する制御装置330を備えている。
図17は、図16の野菜室4を引出式扉4A側から見た模式断面図である。図17において、実線矢印は、野菜室4内を流れる冷却空気の流れを示す。図17に示すように、野菜室4には、温度センサ4a、湿度センサ4bおよび野菜室ヒータ4cが設けられている。
野菜室ヒータ4cは、野菜室4を加温して温度低下を抑制するために設けられている。野菜室ヒータ4cは、野菜室4を形成する複数の壁面のうち、少なくとも1つの壁面に埋設されている。この例において、野菜室ヒータ4cは、野菜室4の底部の壁面に埋設されている。
図18は、図16の制御装置330の構成の一例を示す機能ブロック図である。制御装置330は、マイクロコンピュータなどの演算装置上でソフトウェアを実行することにより各種機能が実現され、もしくは各種機能を実現する回路デバイスなどのハードウェア等で構成されている。図18に示すように、制御装置330は、温度比較部331、湿度比較部32、機器制御部333、記憶部334およびタイマ335を備えている。
温度比較部331は、実施の形態1の温度比較部31と同様に、温度センサ4aの計測結果と、記憶部334に記憶された第1の設定温度TV1または第2の設定温度TV2とを比較する。また、温度比較部331は、扉開閉検出手段7から扉の開閉状態を示す信号を受け取った場合に、温度比較の処理の停止または再開を行う。なお、これに限られず、温度比較部331は、扉開閉検出手段7からの信号によらず、温度比較の処理を継続してもよい。
さらに、温度比較部331は、温度センサ4aの計測結果と、記憶部334に記憶された第3の設定温度TV3とを比較する。ここで、第3の設定温度TV3は、冷蔵室1の設定温度が通常よりも低い場合の下限温度に相当する設定温度であり、野菜室4内の食品が凍結する可能性のある温度を示す。この場合の第3の設定温度TV3は、第2の設定温度TV2よりも低い温度となる。
記憶部334は、実施の形態1の記憶部34と同様に、第1の設定温度TV1および第2の設定温度TV2と、第1の設定湿度HV1および第2の設定湿度HV2とを予め記憶する。また、記憶部334は、第3の設定温度TV3を予め記憶する。
タイマ335は、機器制御部333の制御により計時する。具体的には、タイマ335は、温度センサ4aで検出された温度が第3の設定温度TV3よりも低くなった場合に、機器制御部333の制御に基づき、計時を開始する。また、タイマ335は、計時を開始してから設定加温時間tset2だけ経過した場合に、設定加温時間tset2が経過したことを機器制御部333に通知する。
機器制御部333は、実施の形態1の機器制御部33と同様に、温度比較部331の比較結果と、湿度比較部32の比較結果とに基づき、冷蔵室戻りダンパ12aおよび野菜室ダンパ13aの開閉を制御する。また、機器制御部333は、扉開閉検出手段7から扉が開いていることを示す信号を受け取った場合に、冷蔵室戻りダンパ12aおよび野菜室ダンパ13aを閉状態とする制御を行う。さらに、機器制御部333は、野菜室4の温度が第3の設定温度TV3よりも低い場合に、タイマ335による計時を開始するとともに、野菜室ヒータ4cによる加温を行うように制御する。そして、機器制御部333は、タイマ335から設定加温時間tset2が経過したことを示す通知を受け取った場合に、野菜室ヒータ4cによる加温を終了するように制御する。
[冷蔵庫300の動作]
(温湿度調整処理)
図19は、本実施の形態3に係る冷蔵庫300による温湿度調整処理の流れの一例を示すフローチャートである。ステップS1において、湿度比較部32は、野菜室4の湿度と第1の設定湿度HV1とを比較する。比較の結果、野菜室4の湿度が第1の設定湿度HV1以下である場合(ステップS1;No)には、ステップS2において、通常運転が行われる。一方、野菜室4の湿度が第1の設定湿度HV1よりも高い場合(ステップS1;Yes)には、ステップS30において、除湿運転が行われる。
(除湿運転)
図20は、図19の除湿運転における処理の流れの一例を示すフローチャートである。ステップS31において、温度比較部331は、野菜室4の温度と第2の設定温度TV2とを比較する。比較の結果、野菜室4の温度が第2の設定温度TV2よりも低い場合(ステップS31;Yes)、機器制御部333は、ステップS32において、冷蔵室戻りダンパ12aを開とするとともに、野菜室ダンパ13aを閉とする。
ステップS33において、温度比較部331は、野菜室4の温度と第3の設定温度TV3とを比較する。比較の結果、野菜室4の温度が第3の設定温度TV3よりも大きい場合(ステップS33;Yes)には、処理がステップS34に移行する。
ステップS34において、湿度比較部32は、野菜室4の湿度と第2の設定湿度HV2とを比較する。比較の結果、野菜室4の湿度が第2の設定湿度HV2よりも低い場合(ステップS34;Yes)、機器制御部333は、ステップS35において、冷蔵室戻りダンパ12aおよび野菜室ダンパ13aをともに閉とする。また、野菜室4の湿度が第2の設定湿度HV2以上である場合(ステップS34;No)には、処理がステップS32に戻る。
一方、ステップS31において、野菜室4の温度が第2の設定温度TV2以上である場合(ステップS31;No)、機器制御部333は、ステップS36において、冷蔵室戻りダンパ12aおよび野菜室ダンパ13aを共に開とする。
また、ステップS33において、野菜室4の温度が第3の設定温度TV3以下である場合(ステップS33;No)、機器制御部333は、ステップS37において、タイマ335をリセットして計時を開始する。そして、ステップS38において、機器制御部333は、野菜室ヒータ4cをONとする。
ステップS39において、機器制御部333は、タイマ335による計時が設定加温時間tset2だけ経過したか否かを判断する。タイマ335による計時が設定加温時間tset2だけ経過した場合(ステップS39;Yes)、機器制御部333は、ステップS40において、野菜室ヒータ4cをOFFとする。そして、処理がステップS34に移行する。一方、タイマ335による計時が設定加温時間tset2だけ経過していない場合(ステップS39;No)には、処理がステップS38に戻る。
図21は、図19、図8および図20の温湿度調整処理による各部の状態の一例を示すタイミングチャートである。図21に示すように、本実施の形態3に係る冷蔵庫300では、実施の形態1および2と同様に、野菜室4の湿度と第1の設定湿度HV1との比較結果に応じて、通常運転または除湿運転が行われる(図19参照)。
通常運転の区間では、野菜室4の温度が第1の設定温度TV1から第2の設定温度TV2までの範囲内となるように制御される。なお、通常運転時の各部の動作については、実施の形態1および2と同様であるため、説明を省略する。
時点tにおいて、野菜室4の引出式扉4Aが開かれると、外部の空気が野菜室4に流入し、あるいは水蒸気の源となる食品が新規に投入され、湿度および温度が共に上昇する。また、引出式扉4Aが開かれると、温度比較部331および湿度比較部32は、扉開閉検出手段7による検出信号に基づき、それぞれ温度比較処理および湿度比較処理を中断する。なお、温度比較部331および湿度比較部32は、上述したように、それぞれ温度比較処理および湿度比較処理を中断しなくてもよい。また、このとき、機器制御部333は、扉開閉検出手段7からの信号に基づき、野菜室ダンパ13aおよび冷蔵室戻りダンパ12aを閉状態に制御する。そして、時点t21において、野菜室4の湿度が第1の設定湿度HV1よりも高くなると、運転が除湿運転に切り替わる(図20参照)。
時点tにおいて、引出式扉4Aが閉じられると、温度比較部331および湿度比較部32は、扉開閉検出手段7による検出信号に基づき、それぞれ温度比較処理および湿度比較処理を再開する。このとき、野菜室4の温度が第2の設定温度TV2以上となる(ステップS31;No)と、機器制御部333は、野菜室ダンパ13aおよび冷蔵室戻りダンパ12aを共に開とするように制御する(ステップS36)。これにより、現在の野菜室4内の空気よりも低温低湿の空気が野菜室4に流入するため、野菜室4の湿度および温度が共に低下する。
時点t22において、野菜室4の温度が第2の設定温度TV2よりも低くなる(ステップS31;Yes)と、機器制御部333は、冷蔵室戻りダンパ12aを開とし、野菜室ダンパ13aを閉とするように制御する(ステップS32)。これにより、冷蔵室1からの戻り冷気よりも低温である冷却器室20からの冷却空気が野菜室4に流入しなくなるため、野菜室4の温度低下が緩やかとなる。
時点t23において、野菜室4の温度が第3の設定温度TV3よりも低くなる(ステップS33;No)と、機器制御部333は、タイマ335をリセットして計時を開始する(ステップS37)。また、機器制御部333は、野菜室ヒータ4cをONとするように制御する(ステップS38)。これにより、野菜室4が加温されて温度が上昇し、野菜室4の温度を第2の設定温度TV2よりも高くすることができる。ここで、第3の設定温度TV3は、冷蔵室1からの戻り冷気の温度が例えば0℃以下となるような低い温度となる場合の下限温度であり、第2の設定温度TV2よりも低い値に設定されるものである。
時点t24において、タイマ335による計時時間が設定加温時間tset2になる(ステップS39;Yes)と、機器制御部333は、野菜室ヒータ4cをOFFとするように制御する(ステップS40)。野菜室ヒータ4cがOFFとされると、野菜室4の温度が再度低下する。時点t25において、野菜室4の温度が第3の設定温度TV3よりも低くなると、機器制御部333は、タイマ335によって設定加温時間tset2だけ計時される時点t26まで、野菜室ヒータ4cをONとするように制御する。
一方、時点t27において、野菜室4の湿度が第2の設定湿度HV2よりも低くなる(ステップS34;Yes)と、機器制御部333は、野菜室ダンパ13aおよび冷蔵室戻りダンパ12aを共に閉とするように制御する(ステップS35)。そして、除湿運転が終了し、通常運転に移行する。これにより、野菜室4に対して冷却空気が流入しなくなるため、野菜室4の湿度が上昇する。そして、野菜室4の湿度が上昇し、再度、第1の設定湿度HV1を超えて除湿運転に入るまで、通常運転が継続される。
以下、通常運転では、野菜室4の温度が第1の設定温度TV1と第2の設定温度TV2の範囲内となるように、野菜室ダンパ13aおよび冷蔵室戻りダンパ12aの開閉が制御される。また、野菜室4の湿度が第1の設定湿度HV1よりも高くなった場合に、除湿運転に移行し、野菜室4の湿度が第2の設定湿度HV2となるように、野菜室ダンパ13aおよび冷蔵室戻りダンパ12aの開閉が制御される。
なお、この例では、野菜室ヒータ4cがONとされてから設定加温時間tset2だけ経過した場合に、野菜室ヒータ4cがOFFとされるように説明したが、これはこの例に限られない。例えば、野菜室ヒータ4cがONとされた後、野菜室4の温度が例えば第2の設定温度TV2よりも高くなった場合に、野菜室ヒータ4cがOFFとされてもよい。
以上のように、本実施の形態3に係る冷蔵庫300では、野菜室4の温度と、第2の設定温度TV2よりも低い第3の設定温度TV3とが比較され、野菜室4の温度が第3の設定温度TV3よりも低い場合に、野菜室ヒータ4cがONとされる。これにより、野菜室4の温度が下がりすぎて、食品等が凍結するのを防ぐことができる。
また、野菜室ヒータ4cは、ONとなってから設定加温時間tset2が経過した場合、または、野菜室4の温度が第2の設定温度TVよりも高くなった場合に、OFFとされる。これにより、野菜室4を加温しすぎるのを防ぐことができる。
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4について説明する。本実施の形態4では、操作パネルに対する操作によって除湿運転が行われる点で、実施の形態1〜3と相違する。なお、以下の説明において、実施の形態1と共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図22は、本実施の形態4に係る冷蔵庫100における操作パネル6の外観の一例を示す概略図である。図22に示すように、操作パネル6には、使用者によって操作されることにより、操作に応じた操作信号を出力する各種スイッチと、操作状態を示す表示とが設けられている。操作パネル6は、例えば、部屋選択スイッチ61、温度帯切替スイッチ62、瞬冷凍スイッチ63、製氷切替スイッチ64および野菜室除湿スイッチ65を備えている。
部屋選択スイッチ61は、冷蔵室1、切替室3、野菜室4および冷凍室5などの貯蔵室を選択する。温度帯切替スイッチ62は、部屋選択スイッチ61で選択された貯蔵室の冷蔵、冷凍、チルドまたはソフトフリージングなどの温度帯の切り替え、ならびに、選択された貯蔵室における急冷、強、中または弱といった冷却速度を切り替える。瞬冷凍スイッチ63は、貯蔵室内を過冷却状態として急速冷凍保存するか否かを選択する。製氷切替スイッチ64は、製氷室2で生成される氷に対する通常、急速または停止といった製氷速度などを選択する。野菜室除湿スイッチ65は、野菜室4における除湿運転の開始および終了を選択する。
[冷蔵庫100の動作]
(温湿度調整処理)
本実施の形態4に係る冷蔵庫100による温湿度調整処理について説明する。本実施の形態4では、使用者が操作パネル6を操作することにより、温湿度調整処理における除湿運転が行われる。
図23は、本実施の形態4に係る冷蔵庫100による温湿度調整処理の流れの一例を示すフローチャートである。ステップS40において、制御装置30は、使用者が操作パネル6を操作して除湿運転を指示したか否かを判断する。
除湿運転が指示されたと判断された場合(ステップS40;Yes)には、ステップS10において、除湿運転が行われる。一方、除湿運転が指示されていないと判断された場合(ステップS40;No)には、ステップS2において、通常運転が行われる。なお、除湿運転および通常運転における詳細な処理については、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
以上のように、本実施の形態4に係る冷蔵庫100では、操作パネル6に対する操作に基づき、野菜室ダンパ13aおよび冷蔵室戻りダンパ12aが開状態とされ、除湿運転が開始される。これにより、使用者が任意に除湿運転を開始することができる。
以上、本発明の実施の形態1〜4について説明したが、本発明は、上述した本発明の実施の形態1〜4に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば、実施の形態1〜4において、第1の設定湿度HV1は、予め設定されるように説明したが、これに限られず、野菜室4の温度に基づいて算出することによって決定してもよい。
具体的には、野菜室4において、冷凍室5との間の仕切り壁付近または冷気の吹出口付記といった野菜室4内の最も低温となる場所の温度と、温度センサ4aによる検出温度Tとの乖離温度ΔTを実測等で予め調べておく。そして、検出温度Tと乖離温度ΔTとの差分であるT−ΔTが露点温度となる湿度を第1の設定湿度HV1とする。これにより、露が成長する前に除湿運転が実施され、結露を未然に防ぐことができる。
図24は、相対湿度と露点温度との関係を示すグラフである。図24に示すように、相対湿度は、空気温度と露点温度とに基づき得ることができる。露点温度は、空気温度と相対湿度に基づいて得られる水蒸気圧を飽和水蒸気圧とする温度を求めることによって得ることができる。この場合の飽和水蒸気圧は、例えば式(1)に基づき算出される。式(1)において、tは空気温度を示す。
=6.11×10^{7.5t/(237.3+t)} ・・・(1)
また、実施の形態1〜4において、冷蔵室1の戻り冷気が冷蔵室1に逆流することなく確実に野菜室4に流入するように、冷気風路11内にファンを設け、少なくとも冷蔵室戻りダンパ12aが開とされている間、ファンを駆動してもよい。なお、ファンを設けた場合において、冷蔵室ダンパ11aと冷蔵室戻りダンパ12aとが同時に開とされるときには、冷蔵室1から冷却器室20に冷却空気が逆流しないように、制御装置30は、冷蔵室ファン11bの回転数を下げるように制御する。また、冷蔵室ダンパ11aと冷蔵室戻りダンパ12aとが同時に開となることがないように、制御装置30は、冷蔵室ダンパ11aと冷蔵室戻りダンパ12aとを制御してもよい。
1 冷蔵室、1A 観音開き式扉、1a チルド室、2 製氷室、2A、3A、4A 引出式扉、3 切替室、4 野菜室、4a 温度センサ、4b 湿度センサ、4c 野菜室ヒータ、5 冷凍室、5A 引出式扉、6 操作パネル、7 扉開閉検出手段、10 機械室、10a 圧縮機、11 冷気風路、11a 冷蔵室ダンパ、11b 冷蔵室ファン、12 冷蔵室戻り風路、12a 冷蔵室戻りダンパ、13 野菜室風路、13a 野菜室ダンパ、14 野菜室戻り風路、20 冷却器室、20a 冷却器、20b 冷気循環用ファン、30、230、330 制御装置、31、331 温度比較部、32 湿度比較部、33、233、333 機器制御部、34、334 記憶部、61 部屋選択スイッチ、62 温度帯切替スイッチ、63 瞬冷凍スイッチ、64 製氷切替スイッチ、65 野菜室除湿スイッチ、100、200、300 冷蔵庫、100A 本体、235、335 タイマ。
本発明の冷蔵庫は、冷蔵温度帯の温度に制御される第1の貯蔵室と、前記冷蔵温度帯の温度または前記第1の貯蔵室の温度より低い温度に制御される第2の貯蔵室と、冷却空気を生成し、前記第1の貯蔵室および前記第2の貯蔵室に前記冷却空気を送風する冷却器室とを備えた本体と、前記第1の貯蔵室に設けられ、貯蔵室温度を検出する温度センサと、前記第1の貯蔵室に設けられ、貯蔵室湿度を検出する湿度センサと、前記第1の貯蔵室と前記冷却器室とを接続する第1の貯蔵室風路上に設けられ、前記第1の貯蔵室風路を開閉する第1のダンパと、前記第1の貯蔵室と前記第2の貯蔵室とを接続する風路上に設けられ、前記風路を開閉する第2のダンパとを備えるものである。

Claims (12)

  1. 冷蔵温度帯の温度に制御される第1の貯蔵室と、前記冷蔵温度帯の温度または前記冷蔵温度帯の温度より低い温度に制御される第2の貯蔵室と、冷却空気を生成し、前記第1の貯蔵室および前記第2の貯蔵室に前記冷却空気を送風する冷却器室とを備えた本体と、
    前記第1の貯蔵室に設けられ、貯蔵室温度を検出する温度センサと、
    前記第1の貯蔵室に設けられ、貯蔵室湿度を検出する湿度センサと、
    前記第1の貯蔵室と前記冷却器室とを接続する第1の貯蔵室風路上に設けられ、前記第1の貯蔵室風路を開閉する第1のダンパと、
    前記第1の貯蔵室と前記第2の貯蔵室とを接続する風路上に設けられ、前記風路を開閉する第2のダンパと、
    前記貯蔵室温度および前記貯蔵室湿度に基づき、前記第1のダンパおよび前記第2のダンパを制御して、前記第1の貯蔵室内を除湿する除湿運転を行う制御装置と
    を備える冷蔵庫。
  2. 前記制御装置は、
    前記貯蔵室温度と、前記貯蔵室温度の設定下限温度とを比較する温度比較部と、
    前記貯蔵室湿度と、第1の設定湿度および第1の設定湿度よりも低い第2の設定湿度とを比較する湿度比較部と、
    前記温度比較部および前記湿度比較部の比較結果に基づき、前記第1のダンパおよび前記第2のダンパの開閉を制御する機器制御部と
    を有し、
    前記機器制御部は、
    前記第1のダンパおよび前記第2のダンパを開状態として前記除湿運転を開始し、
    前記除湿運転中に、前記貯蔵室温度が前記設定下限温度よりも低い場合に、前記第1のダンパを閉状態とする
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記機器制御部は、
    前記貯蔵室湿度が前記第1の設定湿度よりも高い場合に、前記除湿運転を開始する
    請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 操作に応じた操作信号を出力する操作パネルをさらに備え、
    前記機器制御部は、
    前記操作パネルに対する操作に基づき、前記第1のダンパおよび前記第2のダンパを開状態として前記除湿運転を開始する
    請求項2に記載の冷蔵庫。
  5. 前記機器制御部は、
    前記除湿運転中に前記貯蔵室温度が前記第2の設定湿度よりも低くなった場合に、前記第2のダンパを閉状態として前記除湿運転を終了する
    請求項2〜4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記機器制御部は、
    前記除湿運転中に前記貯蔵室温度が前記設定下限温度よりも低くなってから設定除湿時間が経過した場合に、前記第2のダンパを閉状態として前記除湿運転を終了する
    請求項2〜4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記第1の貯蔵室に設けられ、前記第1の貯蔵室内を加温するヒータをさらに備え、
    前記温度比較部は、
    前記貯蔵室温度と、前記設定下限温度よりも低い設定温度とを比較し、
    前記機器制御部は、
    前記貯蔵室温度が前記設定温度よりも低い場合に、前記ヒータをONとする
    請求項2〜6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記機器制御部は、
    前記ヒータをONとしてから設定加温時間が経過した場合に、前記ヒータをOFFとする
    請求項7に記載の冷蔵庫。
  9. 前記機器制御部は、
    前記ヒータをONとしてから前記貯蔵室温度が前記設定下限温度よりも高くなった場合に、前記ヒータをOFFとする
    請求項7に記載の冷蔵庫。
  10. 前記第1の貯蔵室の扉の開閉状態を検出する扉開閉検出手段をさらに備え、
    前記温度比較部および前記湿度比較部は、
    前記扉開閉検出手段による検出結果に基づき、前記第1の貯蔵室の扉が開いている場合に、温度比較および湿度比較を中断し、
    前記第1の貯蔵室の扉が閉じた場合に、前記温度比較および前記湿度比較を再開する
    請求項2〜9のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  11. 前記機器制御部は、
    前記扉開閉検出手段による検出結果に基づき、前記第1の貯蔵室の扉が開いている場合に、前記第1のダンパおよび前記第2のダンパを閉状態とする
    請求項10に記載の冷蔵庫。
  12. 前記冷却器室と前記第2の貯蔵室とを接続する冷気風路上に設けられ、前記冷却器室で生成された前記冷却空気を前記第2の貯蔵室に送風する第1のファンと、
    前記冷却器室に設けられ、生成された前記冷却空気を前記第1の貯蔵室に送風する第2のファンと
    をさらに備える
    請求項1〜11のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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