JPWO2019152743A5 - - Google Patents

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本明細書において提供されるキットのいずれか1つのいくつかの態様において、抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントは、非経口的、任意で静脈内投与に適する。
[本発明1001]
(a)B細胞悪性腫瘍を有する対象に、T細胞療法を投与する工程であって、該細胞療法が、キメラ抗原受容体を発現している遺伝子操作されたT細胞の用量を含み、キメラ抗原受容体が、B細胞悪性腫瘍によって発現される標的抗原に特異的に結合する、工程;および
(b)続いて対象に、免疫チェックポイント経路タンパク質を遮断することが可能な抗体またはその抗原結合フラグメントであるチェックポイント阻害剤を投与する工程であって、チェックポイント阻害剤の総投薬量が、少なくとも2つの投薬サイクルのそれぞれにおいて投与され、少なくとも2つの投薬サイクルの第1におけるチェックポイント阻害剤の総投薬量が、
第2および/または後続の投薬サイクルにおいて投与される総投薬量と同じまたはそれ未満であり;かつ
第1の投薬サイクルの間に複数の個別用量の状態で投与され、個別用量の数が、第2および/または後続の投薬サイクルにおいて投与される個別用量の数よりも多い、
工程
を含む、処置方法。
[本発明1002]
B細胞悪性腫瘍を有する対象に、免疫チェックポイント経路タンパク質を遮断することが可能な抗体またはその抗原結合フラグメントであるチェックポイント阻害剤を投与する工程を含む、処置方法であって、
該対象が、B細胞悪性腫瘍によって発現される標的抗原に特異的に結合するキメラ抗原受容体を発現している遺伝子操作されたT細胞の用量を含むT細胞療法を投与されており、チェックポイント阻害剤の総投薬量が、少なくとも2つの投薬サイクルのそれぞれにおいて投与され、少なくとも2つの投薬サイクルの第1におけるチェックポイント阻害剤の総投薬量が、
第2および/または後続の投薬サイクルにおいて投与される総投薬量と同じまたはそれ未満であり;かつ
第1の投薬サイクルの間に複数の個別用量の状態で投与され、個別用量の数が、第2および/または後続の投薬サイクルにおいて投与される個別用量の数よりも多い、
方法。
[本発明1003]
投薬サイクルが21日サイクルである、本発明1001または1002の方法。
[本発明1004]
投薬サイクルが28日サイクルである、本発明1001または1002の方法。
[本発明1005]
少なくとも2つの投薬サイクルの第1における総投薬量が、少なくとも2つの投薬サイクルの第2における総投薬量と同じである、本発明1001~1004のいずれかの方法。
[本発明1006]
少なくとも2つの投薬サイクルの第1が、2つ、3つ、4つまたはそれ以上の個別用量を含む、本発明1001~1005のいずれかの方法。
[本発明1007]
投薬サイクルが28日サイクルであり、少なくとも2つの28日サイクルの第1の個別用量が、それぞれ週1回(Q1W)の4つの用量、それぞれ連続2週間のQ1W用量としての2つの用量、またはそれぞれ連続2週間のQ1W用量としての2つの用量とそれに続く2週間に1回(Q2W)の1つの用量として投与される、本発明1006の方法。
[本発明1008]
少なくとも2つの投薬サイクルのそれぞれが、独立して、チェックポイント阻害剤の400mgまたは約400mgから2000mgまたは約2000mgまでの総投薬量を投与することを含む、本発明1001~1007のいずれかの方法。
[本発明1009]
チェックポイント阻害剤が、PD-L1、PD-L2、PD-1およびCTLA-4より選択される免疫チェックポイント経路タンパク質を遮断する、本発明1001~1008のいずれかの方法。
[本発明1010]
チェックポイント経路がPD-1/PD-L1であり、チェックポイント阻害剤が抗PD-1抗体である、本発明1001~1009のいずれかの方法。
[本発明1011]
チェックポイント阻害剤が、ニボルマブ、ペムブロリズマブ、またはセミプリマブである、本発明1010の方法。
[本発明1012]
少なくとも2つの投薬サイクルのそれぞれが、独立して、400mgまたは約400mgから600mgまたは約600mgまで、任意で480mgまたは約480mgの総投薬量を投与することを含む、本発明1001~1011のいずれかの方法。
[本発明1013]
チェックポイント経路がPD-1/PD-L1であり、チェックポイント阻害剤が抗PD-L1抗体である、本発明1001~1009のいずれかの方法。
[本発明1014]
少なくとも2つの投薬サイクルのそれぞれが、独立して、750mg~2000mg、任意で1500mgまたは約1500mgの総投薬量を投与することを含む、本発明1001~1011および1013のいずれかの方法。
[本発明1015]
チェックポイント阻害剤の投与および/または第1の投薬サイクルの始めが、
(i)T細胞療法の細胞のピークレベルもしくは最大レベルが、対象の血液中で検出可能となった;
(ii)血液中で検出可能なT細胞療法の細胞の数が、血液中で検出可能となった後に、検出不可能となったかもしくは低減された、任意でT細胞療法の投与後の先行する時点と比較して低減された;
(iii)血液中で検出可能なT細胞療法の細胞の数が、T細胞療法の投与開始後の対象の血液中で検出可能なT細胞療法の細胞のピーク数もしくは最大数の1.5倍、2.0倍、3.0倍、4.0倍、5.0倍、10倍、もしくはそれ以上、または1.5倍超、2.0倍超、3.0倍超、4.0倍超、5.0倍超、10倍超、もしくはそれ以上減少した;
(iv)T細胞療法の細胞のピークレベルもしくは最大レベルが対象の血液中で検出可能となった後の時点で、対象からの血液中で検出可能な細胞もしくはそれに由来する細胞の数が、対象の血液中の総末梢血単核細胞(PBMC)の10%未満、5%未満、1%未満、もしくは0.1%未満を下回った;
(v)対象が、T細胞療法による処置後に疾患進行を示し、かつ/もしくは寛解に続いて再発した;ならびに/または
(iv)対象が、細胞の投与前もしくは後およびチェックポイント阻害剤の投与の開始前の時点の腫瘍量と比較して増加した腫瘍量を示した
時点、またはその後、任意でその直後またはその1~3日後以内に開始される、本発明1001~1014のいずれかの方法。
[本発明1016]
チェックポイント阻害剤の投与および/または第1の投薬サイクルの始めが、T細胞療法の投与の開始後29日、36日、43日、もしくは50日、または29日以内、36日以内、43日以内、もしくは50日以内に開始される、本発明1001~1015のいずれかの方法。
[本発明1017]
チェックポイント阻害剤の投与および/または第1の投薬サイクルの始めが、T細胞療法の投与の開始後22日~36日または約22日~36日に開始される、本発明1001~1016のいずれかの方法。
[本発明1018]
チェックポイント阻害剤の投与および/または第1の投薬サイクルの始めが、T細胞療法の投与の開始後29日または約29日に開始される、本発明1001~1017のいずれかの方法。
[本発明1019]
チェックポイント阻害剤の投与および/または第1の投薬サイクルの始めが、T細胞療法の投与の開始後43日または約43日に開始される、本発明1001~1018のいずれかの方法。
[本発明1020]
チェックポイント阻害剤の投与および/または第1の投薬サイクルの始めの時点で、対象が、T細胞療法の投与に続く重篤な毒性を示していない、本発明1001~1019のいずれかの方法。
[本発明1021]
重篤な毒性が、重篤なサイトカイン放出症候群(CRS)、任意でグレード3以上、長期にわたるグレード3以上またはグレード4もしくは5のCRSであり;かつ/あるいは
重篤な毒性が、重篤な神経毒性、任意でグレード3以上、長期にわたるグレード3以上またはグレード4もしくは5の神経毒性である、
本発明1020の方法。
[本発明1022]
(a)B細胞悪性腫瘍を有する対象に、T細胞療法を投与する工程であって、該T細胞療法が、キメラ抗原受容体を発現している遺伝子操作されたT細胞の用量を含み、キメラ抗原受容体が、B細胞悪性腫瘍の細胞によって発現される標的抗原に特異的に結合する、工程;および
(b)続いて対象に、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを投与する工程であって、該投与が、少なくとも2つの28日サイクルを実施することを含む、工程
を含む処置方法であって、
第1の28日サイクルが、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを、28日サイクルのそれぞれ週1回(Q1W)連続2週間の2つの個別用量として、それぞれ375mgまたは約375mgの量の個別用量に続いて、750mgまたは約750mgの量の28日サイクルの2週間に1回(Q2W)の1つの用量を投与することを含み;かつ
第2および/または後続の28日サイクルが、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを1500mgまたは約1500mgの量の4週毎(Q4W)の1つの用量として投与することを含む、
方法。
[本発明1023]
B細胞悪性腫瘍を有する対象に、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを投与する工程を含む処置方法であって、
該対象が、B細胞悪性腫瘍によって発現される標的抗原に特異的に結合するキメラ抗原受容体を発現している遺伝子操作されたT細胞の用量を含むT細胞療法を投与されており、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントの投与が、少なくとも2つの28日サイクルを実施することを含み、
第1の28日サイクルが、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを、28日サイクルのそれぞれ週1回(Q1W)連続2週間の2つの個別用量として、それぞれ375mgまたは約375mgの量の個別用量に続いて、750mgまたは約750mgの量の28日サイクルの2週間に1回(Q2W)の1つの用量を投与することを含み;かつ
第2および/または後続の28日サイクルが、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを1500mgまたは約1500mgの量の4週毎(Q4W)の1つの用量として投与することを含む、
方法。
[本発明1024]
(a)B細胞悪性腫瘍を有する対象に、T細胞療法を投与する工程であって、該T細胞療法が、キメラ抗原受容体を発現している遺伝子操作されたT細胞の用量を含み、キメラ抗原受容体が、B細胞悪性腫瘍によって発現される標的抗原に特異的に結合する、工程;および
(b)続いて対象に、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを投与する工程であって、該投与が、少なくとも2つの28日サイクルを実施することを含む、工程
を含む処置方法であって、
第1の28日サイクルが、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを28日サイクルについてそれぞれ週1回(Q1W)の4つの個別用量として投与することを含み、該4つの用量が、それぞれ独立して225mgまたは約225mgの2つの連続Q1W用量に続く、それぞれ独立して375mgまたは約375mgの2つの連続Q1W用量を含み;かつ
第2および/または後続の28日サイクルが、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを、28日サイクルのそれぞれ2週毎(Q2W)の2つの用量として投与することを含み、各Q2W投与が、それぞれ独立して750mgまたは約750mgの量である、
方法。
[本発明1025]
B細胞悪性腫瘍を有する対象に、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを投与する工程を含む、処置方法であって、
該対象が、B細胞悪性腫瘍上に発現される標的抗原に特異的に結合するキメラ抗原受容体を発現している遺伝子操作されたT細胞の用量を含むT細胞療法を投与されており、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントが、少なくとも2つの28日サイクルを実施することを含み、
第1の28日サイクルが、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを28日サイクルについてそれぞれ週1回(Q1W)の4つの個別用量として投与することを含み、4つの個別用量が、それぞれ独立して225mgまたは約225mgの2つの連続Q1W用量に続く、それぞれ独立して375mgまたは約375mgの2つの連続Q1W用量を含み;かつ
第2および/または後続の28日サイクルが、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを第2および/もしくは後続の28日サイクルについて2週毎(Q2W)の2つの個別用量として投与することを含み、各用量が、独立して750mgまたは約750mgの量である、
方法。
[本発明1026]
(a)B細胞悪性腫瘍を有する対象に、T細胞療法を投与する工程であって、該T細胞療法が、キメラ抗原受容体を発現している遺伝子操作されたT細胞の用量を含み、キメラ抗原受容体が、B細胞悪性腫瘍によって発現される標的抗原に特異的に結合する、工程;および
(b)続いて対象に、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを投与する工程であって、該投与が、少なくとも2つの28日サイクルを実施することを含む、工程
を含む、処置方法であって、
第1の28日サイクルが、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントをそれぞれ週1回(Q1W)の2つの個別用量として投与することを含み、該2つの用量のそれぞれが、独立して375mgまたは約375mgの量を含み、任意で、2つの用量が連続Q1W用量であり、任意で、2つの用量が、28日サイクルにおける15および22日目に投与され;かつ
第2および/または後続の28日サイクルが、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを第2および/または後続の28日サイクルにおいて1つの用量について1500mgまたは約1500mgの量でQ4W投与することを含む、
方法。
[本発明1027]
B細胞悪性腫瘍を有する対象に、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを投与する工程を含む、処置方法であって、
該対象が、B細胞悪性腫瘍上に発現された標的抗原に特異的に結合するキメラ抗原受容体を発現している遺伝子操作されたT細胞の用量を含むT細胞療法を投与されており、抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの投与が、少なくとも2つの28日サイクルを実施することを含み、
第1の28日サイクルが、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントをそれぞれ週1回(Q1W)の2つの個別用量として投与することを含み、該2つの用量のそれぞれが、独立して375mgまたは約375mgの量を含み、任意で、2つの用量が連続Q1W用量であり、任意で、2つの用量が、28日サイクルにおける15および22日目に投与され;かつ
第2および/または後続の28日サイクルが、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを第2および/または後続の28日サイクルにおいて1つの用量について1500mgまたは約1500mgの量でQ4W投与することを含む、
方法。
[本発明1028]
(a)B細胞悪性腫瘍を有する対象に、T細胞療法を投与する工程であって、該細胞療法が、キメラ抗原受容体を発現している遺伝子操作されたT細胞の用量を含み、キメラ抗原受容体が、B細胞悪性腫瘍によって発現される標的抗原に特異的に結合する、工程;および
(b)続いて対象に、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを投与する工程
を含む、処置方法であって、
抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの投与が、少なくとも2つの28日サイクルを実施することを含み、該少なくとも2つの28日サイクルのそれぞれが、抗体または抗原結合フラグメントの750mg~2000mgの総投薬量を投与することを含み;かつ
該少なくとも2つの28日サイクルの少なくとも1つにおいて、抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの総投薬量の投与が、抗体またはフラグメントの複数の個別用量を少なくとも1つの28日サイクルの間に投与することによって実施される、
方法。
[本発明1029]
B細胞悪性腫瘍を有する対象に、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを投与する工程を含む、処置方法であって、
該対象が、キメラ抗原受容体を発現している遺伝子操作されたT細胞の用量を含むT細胞療法を投与されており、キメラ抗原受容体が、B細胞悪性腫瘍によって発現される標的抗原に特異的に結合し、
抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの投与が、少なくとも2つの28日サイクルを実施することを含み、該少なくとも2つの28日サイクルのそれぞれが、独立して、抗体または抗原結合フラグメントの750mg~2000mgの総投薬量を投与することを含み;かつ
該少なくとも2つの28日サイクルの少なくとも1つにおいて、抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの総投薬量の投与が、抗体またはフラグメントの複数の個別用量を少なくとも1つの28日サイクルの間に投与することによって実施される、
方法。
[本発明1030]
少なくとも2つの28日サイクルの第1において、抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの総投薬量の投与が、第2および/または後続の28日サイクルにおける投与と比較して、抗体またはフラグメントのより大きい数の個別用量を投与することによって実施される、本発明1028または1029の方法。
[本発明1031]
各28日サイクルにおける抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの総投薬量が、独立して750mgまたは約750mgから1500mgまたは約1500mgの間である、本発明1028~1030のいずれかの方法。
[本発明1032]
28日サイクルの少なくとも1つにおける抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの総投薬量が、750mgまたは約750mgである、本発明1028~1031のいずれかの方法。
[本発明1033]
28日サイクルの少なくとも1つにおける抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの総投薬量が、1200mgまたは約1200mgである、本発明1028~1032のいずれかの方法。
[本発明1034]
28日サイクルの少なくとも1つにおける抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの総投薬量が、1500mgまたは約1500mgである、本発明1028~1031のいずれかの方法。
[本発明1035]
各28日サイクルにおける抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの総投薬量が、独立して1500mgまたは約1500mgである、本発明1028~1031および1034のいずれかの方法。
[本発明1036]
少なくとも2つの28日サイクルの少なくとも2つにおける、任意で少なくとも2つの28日サイクルにおける抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの総投薬量が、同じ総投薬量である、本発明1028~1035のいずれかの方法。
[本発明1037]
抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの総投薬量が、少なくとも2つの28日サイクルの少なくとも2つにおいて異なるか、または少なくとも2つの28日サイクルのそれぞれにおいて異なる、本発明1028~1035のいずれかの方法。
[本発明1038]
少なくとも2つの28日サイクルの第1における抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの総投薬量が、少なくとも2つの28日サイクルの第2および/または後続よりも少ない、本発明1028~1035および1037のいずれかの方法。
[本発明1039]
少なくとも2つの28日サイクルの第1における総投薬量の投与が、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントの2つ、3つまたは4つの個別用量を投与することを含む、本発明1028~1038のいずれかの方法。
[本発明1040]
少なくとも2つの28日サイクルの第1における総投薬量の投与が、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを、
(i)28日サイクル内のそれぞれ週1回(Q1W)、任意で28日サイクルの15および22日目の2つの個別用量;
(ii)28日サイクルについてそれぞれ週1回(Q1W)、任意で28日サイクルの1、8、15および22日目の4つの個別用量;
(iii)28日サイクルのそれぞれQ1W連続2週間、任意でサイクルの1および8日目の2つの個別用量に続く、28日サイクルの2週間に1回(Q2W)、任意でサイクルの15日目の1つの用量;または
(iv)28日サイクルについてそれぞれ2週毎(Q2W)、任意で28日サイクルの1および15日目の2つの個別用量
より選択される投与計画に従う個別用量として投与することを含む、本発明1028~1039のいずれかの方法。
[本発明1041]
第1の28日サイクルにおいて投与される各Q1W用量が、独立して、第1の28日サイクルにおいて投与される総投薬量の18%もしくは約18%から32%もしくは約32%までであり、任意で第1の28日サイクルにおいて投与される総投薬量の25%もしくは約25%であり;かつ/または
第1の28日サイクルにおいて投与される各Q2W用量が、独立して、第1の28日サイクルにおける総投薬量の40%もしくは約40%から62.5%もしくは約62.5%までであり、任意で第1の28日サイクルにおいて投与される総投薬量の50%もしくは約50%である、
本発明1040の方法。
[本発明1042]
第1の28日サイクルにおける総投薬量の投与が、抗PD-L1抗体もしくはその抗原結合フラグメントを投与計画(iii)に従って投与することを含み、Q1W連続2週間の2つの個別用量のそれぞれが、それぞれ独立して、375mgもしくは約375mgの量であり、750mgもしくは約750mgの量のQ2W1回の1つの用量が続く;
第1の28日サイクルにおける総投薬量の投与が、抗PD-L1抗体もしくはその抗原結合フラグメントを(ii)に示される投与計画に従って投与することを含み、Q1Wの4つの個別用量が、225mgもしくは約225mgの量の2つの連続Q1W用量に続く、375mgもしくは約375mgの量の2つの連続Q1W用量を含む;または
第1の28日サイクルにおける総投薬量の投与が、抗PD-L1抗体もしくはその抗原結合フラグメントを(i)に示される投与計画に従って投与することを含み、2つの連続Q1W用量について、Q1Wの2つの個別用量のそれぞれが、375mgもしくは約375mgの量で実施される、
本発明1040または1041の方法。
[本発明1043]
少なくとも2つの28日サイクルの第1における総投薬量の投与が、個別用量を、
(i)28日サイクルの15もしくは約15日目および22もしくは約22日目の2つの個別用量;
(ii)28日サイクルの1もしくは約1日目、8もしくは約8日目、15もしくは約15日目および22もしくは約22日目の4つの個別用量;
(iii)28日サイクルの1もしくは約1日目および8もしくは約8日目の2つの個別用量に続く、サイクルの15もしくは約15日目の1つの用量;または
(iv)28日サイクルの1もしくは約1日目および28日サイクルの15もしくは約15日目の2つの用量
より選択される投与計画に従って投与することを含む、本発明1028~1040のいずれかの方法。
[本発明1044]
第1の28日サイクルにおける総投薬量の投与が、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを投与計画(iii)に従って投与することを含み、2つの個別用量のそれぞれが、28日サイクルの1もしくは約1日目および8もしくは約8日目の375mgもしくは約375mgの量を含み、サイクルの15もしくは約15日目の750mgもしくは約750mgの量の1つの用量が続く;
第1の28日サイクルにおける総投薬量の投与が、抗PD-L1抗体もしくはその抗原結合フラグメントを(ii)に示される投与計画に従って投与することを含み、4つの個別用量が、28日サイクルの1もしくは約1日目および8もしくは約8日目の225mgもしくは約225mgの量の2つの連続用量に続く、15もしくは約15日目および22もしくは約22日目の375mgもしくは約375mgの量の2つの連続用量を含む;または
第1の28日サイクルにおける総投薬量の投与が、抗PD-L1抗体もしくは抗原結合フラグメントを(i)に示される投与計画に従って投与することを含み、2つの個別用量のそれぞれが、28日サイクルの15もしくは約15日目および22もしくは約22日目の375mgもしくは約375mgの量の2連続を含む、
本発明1028~1043のいずれかの方法。
[本発明1045]
第2および/または後続の28日サイクルにおける総投薬量の投与が、独立して、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントの1つまたは2つの用量を投与することを含む、本発明1030~1044のいずれかの方法。
[本発明1046]
第2および/または後続の28日サイクルにおける総投薬量の投与が、独立して、
(i)第2および/もしくは後続の28日サイクルについてそれぞれ2週毎(Q2W)、任意で第2および/もしくは後続のサイクルの1および15日目の2つの個別用量;または
(ii)第2および/もしくは後続の28日サイクルの4週毎(Q4W)、任意で第2および/もしくは後続のサイクルの1日目の1つの用量
より選択される投与計画を含む、本発明1030~1045のいずれかの方法。
[本発明1047]
第2および/もしくは後続の28日サイクルの各Q2W用量が、第2および/もしくは後続の28日サイクルの総投薬量の50%もしくは約50%であり;かつ/または
第2および/もしくは後続の28日サイクルのQ4W用量が、第2および/もしくは後続の28日サイクルの総投薬量であるか、もしくはおよそ総投薬量である、
本発明1046の方法。
[本発明1048]
第2および/もしくは後続の用量が、抗PD-L1抗体もしくはその抗原結合フラグメントを2つの用量について750mgもしくは約750mgの量でQ2W投与することを含む;または
第2および/もしくは後続の用量が、抗PD-L1抗体もしくはその抗原結合フラグメントを1つの用量について1500mgもしくは約1500mgの量でQ4W投与することを含む、
本発明1046または1047の方法。
[本発明1049]
少なくとも2つの28日サイクルが、第3の28日サイクルをさらに含み、かつ/または後続の28日サイクルが、第3の28日サイクルである、本発明1004~1048のいずれかの方法。
[本発明1050]
第3の28日サイクルにおける抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの総投薬量が、第1および/または第2の28日サイクルにおいて投与される総投薬量と同じである、本発明1049の方法。
[本発明1051]
第3の28日サイクルにおける抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの総投薬量が、1500mgまたは約1500mgである、本発明1049または1050の方法。
[本発明1052]
(a)第3の28日サイクルにおいて、抗PD-L1抗体もしくは抗原結合フラグメントの総投薬量の投与が、第1および/もしくは第2の28日サイクルと比較してより大きい数の個別用量で、抗体もしくはフラグメントを投与することによって実施される;または
(b)第3の28日サイクルにおいて、抗PD-L1抗体もしくは抗原結合フラグメントの総投薬量の投与が、第2の28日サイクルと比較して抗体もしくはフラグメントの同じ数の用量を投与することによって実施される、
本発明1049~1051のいずれかの方法。
[本発明1053]
第3の28日サイクルにおける総投薬量の投与が、任意で第3の28日サイクルの1日目の、第3の28日サイクルの4週毎(Q4W)の1つの用量の投与を含む、本発明1049~1052のいずれかの方法。
[本発明1054]
少なくとも2つの28日サイクルの第1が、
(a)T細胞療法の投与の開始から22日目から36日目の間の時点;あるいは
(b)(i)T細胞療法の細胞のピークレベルもしくは最大レベルが、対象の血液中で検出可能となった;
(ii)血液中で検出可能なT細胞療法の細胞の数が、血液中で検出可能となった後に、検出不可能となったかもしくは低減された、任意でT細胞療法の投与後の先行する時点と比較して低減された;
(iii)血液中で検出可能なT細胞療法の細胞の数が、T細胞療法の投与開始後の対象の血液中で検出可能なT細胞療法の細胞のピーク数もしくは最大数の1.5倍、2.0倍、3.0倍、4.0倍、5.0倍、10倍もしくはそれ以上、もしくは1.5倍超、2.0倍超、3.0倍超、4.0倍超、5.0倍超、10倍超もしくはそれ以上減少した;
(iv)T細胞療法の細胞のピークレベルもしくは最大レベルが対象の血液中で検出可能となった後の時点で、対象からの血液中で検出可能な細胞もしくはそれに由来する細胞の数が、対象の血液中の総末梢血単核細胞(PBMC)の10%未満、5%未満、1%未満もしくは0.1%未満を下回った;
(v)対象が、T細胞療法による処置後に疾患進行を示し、かつ/もしくは寛解に続いて再発した;ならびに/または
(iv)対象が、細胞の投与前もしくは後および抗PD-L1抗体の投与の開始前の時点の腫瘍量と比較して増加した腫瘍量を示した
時点またはその後、任意でその直後またはその1~3日後以内
に開始される、本発明1022~1053のいずれかの方法。
[本発明1055]
少なくとも2つの28日サイクルの第1が、T細胞療法の投与の開始から22日目から36日目の間の時点で開始される、本発明1022~1054のいずれかの方法。
[本発明1056]
少なくとも2つの28日サイクルが、3つ以下の28日サイクルを含み、任意で、該少なくとも2つの28日サイクルの第1が、22日目または約22日目から36日目または約36日目の間に開始される、本発明1022~1055のいずれかの方法。
[本発明1057]
少なくとも2つの28日サイクルの第1が、T細胞療法の投与の開始後29日目または約29日目に開始される、本発明1022~1056のいずれかの方法。
[本発明1058]
少なくとも2つの28日サイクルの第1が、T細胞療法の投与の開始後43日目または約43日目に開始される、本発明1022~1057のいずれかの方法。
[本発明1059]
(a)B細胞悪性腫瘍を有する対象に、T細胞療法を投与する工程であって、該T細胞療法が、キメラ抗原受容体を発現している遺伝子操作されたT細胞の用量を含み、キメラ抗原受容体が、B細胞悪性腫瘍によって発現される標的抗原に特異的に結合する、工程;および
(b)続いて対象に、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを投与する工程であって、抗体または抗原結合フラグメントの投与が、1から3つの間の28日サイクルを実施することを含み、各サイクルが、抗体またはフラグメントの750mg~2000mgの総投薬量を投与することを含み、任意で、該1から3つの間の28日サイクルの第1が、T細胞療法の開始後22日目または約22日目から36日目または約36日目の間、任意で29日目に始まる、工程
を含む、処置方法。
[本発明1060]
B細胞悪性腫瘍を有する対象に、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを投与する工程を含む、処置方法であって、
該対象が、キメラ抗原受容体を発現している遺伝子操作されたT細胞の用量を含むT細胞療法を投与されており、キメラ抗原受容体が、B細胞悪性腫瘍によって発現される標的抗原に特異的に結合し、抗体または抗原結合フラグメントの投与が、1つから3つの間の28日サイクルを実施することを含み、各サイクルが、抗体またはフラグメントの900mg~2000mgの総投薬量を投与することを含み、任意で、該1から3つの間の28日サイクルの第1が、T細胞療法の開始後22日目または約22日目から36日目または約36日目の間、任意で約29日目に始まる、
方法。
[本発明1061]
各28日サイクルにおける抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの総投薬量が、独立して、1200mg~1500mgまたは約1200mg~1500mgである、本発明1059または1060の方法。
[本発明1062]
少なくとも1つの28日サイクルにおける抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの総投薬量が、1200mgまたは約1200mgである、本発明1059~1061のいずれかの方法。
[本発明1063]
少なくとも1つの28日サイクルにおける抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの総投薬量が、1500mgまたは約1500mgである、本発明1059~1061のいずれかの方法。
[本発明1064]
各28日サイクルにおける抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの総投薬量が、1500mgまたは約1500mgである、本発明1059~1061および1063のいずれかの方法。
[本発明1065]
各28日サイクルにおける総投薬量が、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントの1、2、3または4つの用量を投与することを含む、本発明1059~1064のいずれかの方法。
[本発明1066]
各28日サイクルが、独立して、
(i)それぞれ週1回(Q1W)、任意で28日サイクルの1、8、15および22日目の4つの用量;
(ii)それぞれQ1W、任意で28日サイクルの1および8日目の2つの連続用量に続く、1つの用量について2週間に1回(Q2W)、任意で15日目の1つの用量;
(iii)それぞれ2週毎(Q2W)、任意で28日サイクルの1および15日目の2つの用量;または
(iv)4週毎(Q4W)、任意で28日サイクルの1日目の1つの用量
より選択される投与計画を含む、本発明1059~1065のいずれかの方法。
[本発明1067]
抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントが、第1の28日サイクルにおける1、8および15日目、第2の28日サイクルにおける1日目、ならびに第3の28日サイクルにおける1日目に投与される、本発明1059~1066のいずれかの方法。
[本発明1068]
抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントが、第1の28日サイクルにおける1、8、15および22日、第2の28日サイクルにおける1および15日目、ならびに第3の28日サイクルにおける1日目に投与される、本発明1059~1067のいずれかの方法。
[本発明1069]
抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントが、各28日サイクルにおける1日目に投与される、本発明1059~1068のいずれかの方法。
[本発明1070]
対象が処置に続いて部分奏功(PR)以下を示し、かつ/あるいはT細胞療法および/または抗PD-L1抗体もしくはフラグメントの投与の開始に続いて3ヶ月目にPR以下を示す場合に、1つまたは複数のさらなる28日サイクルにおいて抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントを投与する工程をさらに含む、本発明1059~1069のいずれかの方法。
[本発明1071]
抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントが、1つまたは複数のさらなる28日サイクルのそれぞれにおいて900mg~2000mgの総投薬量で、任意で1500mgまたは約1500mgの総投薬量で投与される、本発明1070の方法。
[本発明1072]
抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントが、12ヶ月以下の総持続期間に投与される、本発明1013~1071のいずれかの方法。
[本発明1073]
抗PD-L1抗体もしくは抗原結合フラグメントの投与および/または第1の28日サイクルの始めが、T細胞療法の投与の開始の21日後よりも後に開始される、本発明1013~1072のいずれかの方法。
[本発明1074]
抗PD-L1抗体もしくは抗原結合フラグメントの投与および/または第1の28日サイクルの始めが、
(i)T細胞療法の細胞のピークレベルもしくは最大レベルが、対象の血液中で検出可能となった;
(ii)血液中で検出可能なT細胞療法の細胞の数が、血液中で検出可能となった後に、検出不可能となったかもしくは低減された、任意でT細胞療法の投与後の先行する時点と比較して低減された;
(iii)血液中で検出可能なT細胞療法の細胞の数が、T細胞療法の投与開始後の対象の血液中で検出可能なT細胞療法の細胞のピーク数もしくは最大数の1.5倍、2.0倍、3.0倍、4.0倍、5.0倍、10倍もしくはそれ以上、もしくは1.5倍超、2.0倍超、3.0倍超、4.0倍超、5.0倍超、10倍超もしくはそれ以上減少した;
(iv)T細胞療法の細胞のピークレベルもしくは最大レベルが対象の血液中で検出可能となった後の時点で、対象からの血液中で検出可能な細胞もしくはそれに由来する細胞の数が、対象の血液中の総末梢血単核細胞(PBMC)の10%未満、5%未満、1%未満もしくは0.1%未満を下回った;
(v)対象が、T細胞療法による処置後に疾患進行を示し、かつ/もしくは寛解に続いて再発した;ならびに/または
(iv)対象が、細胞の投与前もしくは後および抗PD-L1抗体の投与の開始前の時点の腫瘍量と比較して増加した腫瘍量を示した
時点またはその後、任意でその直後またはその1~3日後以内に開始される、本発明1013~1073のいずれかの方法。
[本発明1075]
抗PD-L1抗体もしくは抗原結合フラグメントの投与および/または第1の28日サイクルの始めが、T細胞療法の投与の開始後29日、36日、43日もしくは50日、または29日以内、36日以内、43日以内もしくは50日以内に開始される、本発明1013~1074のいずれかの方法。
[本発明1076]
抗PD-L1抗体もしくは抗原結合フラグメントの投与および/または第1の28日サイクルの始めが、T細胞療法の投与の開始後22日~36日または約22日~36日に開始される、本発明1013~1075のいずれかの方法。
[本発明1077]
抗PD-L1抗体もしくは抗原結合フラグメントの投与および/または第1の28日サイクルの始めが、T細胞療法投与の開始後29日もしくは約29日に開始される、本発明1013~1076のいずれかの方法。
[本発明1078]
チェックポイント阻害剤の投与および/または第1の投薬サイクルの始めが、T細胞療法の投与の開始後43日もしくは約43日に開始される、本発明1013~1077のいずれかの方法。
[本発明1079]
抗PD-L1抗体もしくは抗原結合フラグメントの投与および/または第1の28日サイクルの始めの時点で、対象が、T細胞療法の投与に続く重篤な毒性を示していない、本発明1013~1078のいずれかの方法。
[本発明1080]
重篤な毒性が、重篤なサイトカイン放出症候群(CRS)、任意でグレード3以上、長期にわたるグレード3以上またはグレード4もしくは5のCRSであり;かつ/あるいは
重篤な毒性が、重篤な神経毒性、任意でグレード3以上、長期にわたるグレード3以上またはグレード4もしくは5の神経毒性である、
本発明1079の方法。
[本発明1081]
抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントが、PD-L1の細胞外ドメインに特異的に結合する、本発明1013~1080のいずれかの方法。
[本発明1082]
抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントが、MEDI4736(デュルバルマブ)、MDPL3280A(アテゾリズマブ)、YW243.55.S70、MDX-1105(BMS-936559)、LY3300054、もしくはMSB0010718C(アベルマブ)であるか、または前記のうちいずれかの抗原結合フラグメントもしくは領域であるかもしくはそれを含む、本発明1013~1081のいずれかの方法。
[本発明1083]
抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントが、MEDI4736(デュルバルマブ)であるか、またはその抗原結合フラグメントもしくは領域であるかもしくはそれを含む、本発明1013~1082のいずれかの方法。
[本発明1084]
抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントが、MEDI4736(デュルバルマブ)である、本発明1013~1083のいずれかの方法。
[本発明1085]
B細胞悪性腫瘍が非ホジキンリンパ腫(NHL)である、本発明1001~1084のいずれかの方法。
[本発明1086]
T細胞療法の投与時またはその直前に、対象が、NHLに対する1つまたは複数の事前の療法、任意でCARを発現している細胞の別の用量以外の1つまたは2つの事前の療法による処置後の寛解に続いて再発したか、または事前の療法に対して難治性になっており、任意で、1つまたは複数の事前の療法が、CD20を標的とする剤またはアントラサイクリンであるか、またはそれを含む、本発明1085の方法。
[本発明1087]
NHLが、侵攻性NHL、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、DLBCL-NOS、任意で形質転換インドレント;EBV陽性DLBCL-NOS;T細胞/組織球豊富型大細胞型B細胞リンパ腫;原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫(PMBCL);濾胞性リンパ腫(FL)、任意で濾胞性リンパ腫グレード3B(FL3B);ならびに/またはMYCとBCL2および/もしくはBCL6との再構成を有し、DLBCL組織像を有する高悪性度B細胞リンパ腫(ダブル/トリプルヒット)を含む、本発明1085または1086の方法。
[本発明1088]
NHLが、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL);DLBCL-NOS;DLBCL-NOS形質転換インドレント;濾胞性リンパ腫グレード3B(FL3B);ならびに/またはMYCとBCL2および/もしくはBCL6との再構成を有し、DLBCL組織像を有する高悪性度B細胞リンパ腫(ダブル/トリプルヒット)を含む、本発明1085~1087のいずれかの方法。
[本発明1089]
対象が、1未満または1と等しい米国東海岸がん臨床試験グループパフォーマンスステータス(ECOG)のステータスを有すると特定されるかまたは特定されている、本発明1001~1088のいずれかの方法。
[本発明1090]
標的抗原がB細胞抗原である、本発明1001~1089のいずれかの方法。
[本発明1091]
標的抗原がCD19である、本発明1001~1090のいずれかの方法。
[本発明1092]
キメラ抗原受容体(CAR)が、標的抗原に特異的に結合する細胞外抗原認識ドメインと、ITAMを含む細胞内シグナル伝達ドメインとを含む、本発明1091の方法。
[本発明1093]
細胞内シグナル伝達ドメインが、CD3-ゼータ(CD3ζ)鎖のシグナル伝達ドメインを含む、本発明1092の方法。
[本発明1094]
キメラ抗原受容体(CAR)が、共刺激分子の細胞質シグナル伝達ドメインを含む共刺激シグナル伝達領域をさらに含む、本発明1092または1093の方法。
[本発明1095]
共刺激シグナル伝達領域が、CD28または4-1BBの細胞質シグナル伝達ドメインを含む、本発明1094の方法。
[本発明1096]
共刺激ドメインが、4-1BBの細胞質シグナル伝達ドメインであるかまたはそれを含む、本発明1094または1095の方法。
[本発明1097]
CARが、
CD19に特異的なscFvと、
膜貫通ドメインと、
任意で4-1BBシグナル伝達ドメインであるかまたはそれを含む、共刺激分子に由来する細胞質シグナル伝達ドメインと、
任意でCD3ゼータシグナル伝達ドメインであるかもしくはそれを含む、主要シグナル伝達ITAM含有分子に由来する細胞質シグナル伝達ドメインと
を含み、
任意で膜貫通ドメインとscFvとの間にスペーサーをさらに含む、
本発明1001~1096のいずれかの方法。
[本発明1098]
CARが、順に、
CD19に特異的なscFvと、
膜貫通ドメインと、
任意で4-1BBシグナル伝達ドメインであるかまたはそれを含む、共刺激分子に由来する細胞質シグナル伝達ドメインと、
任意でCD3ゼータシグナル伝達ドメインである、主要シグナル伝達ITAM含有分子に由来する細胞質シグナル伝達ドメインと
を含む、本発明1001~1096のいずれかの方法。
[本発明1099]
CARが、順に、
CD19に特異的なscFvと、
スペーサーと、
膜貫通ドメインと、
任意で4-1BBシグナル伝達ドメインである、共刺激分子に由来する細胞質シグナル伝達ドメインと、
任意でCD3ゼータシグナル伝達ドメインであるかまたはそれを含む、主要シグナル伝達ITAM含有分子に由来する細胞質シグナル伝達ドメインと
を含む、本発明1001~1096のいずれかの方法。
[本発明1100]
スペーサーが、
(a)免疫グロブリンヒンジもしくはその改変バージョンのすべてもしくは一部を含むかもしくはそれからなる、または約15個以下のアミノ酸を含み、かつCD28細胞外領域もCD8細胞外領域も含まない、
(b)免疫グロブリンヒンジ、任意でIgG4ヒンジ、もしくはその改変バージョンのすべてもしくは一部を含むかもしくはそれからなり、かつ/または約15個以下のアミノ酸を含み、かつCD28細胞外領域もCD8細胞外領域も含まない、あるいは
(c)12アミノ酸長もしくは約12アミノ酸長であり、かつ/または免疫グロブリンヒンジ、任意でIgG4、もしくはその改変バージョンのすべてもしくは一部を含むかもしくはそれからなる、
ポリペプチドスペーサーである、本発明1097または1099の方法。
[本発明1101]
スペーサーが、式X 1 PPX 2 P(SEQ ID NO:58)を含むかまたはそれからなり、式中、X 1 はグリシン、システインまたはアルギニンであり、X 2 はシステインまたはトレオニンである、本発明1097、1099および1100のいずれかの方法。
[本発明1102]
スペーサーが、SEQ ID NO:1の配列、SEQ ID NO:2によってコードされる配列、SEQ ID NO:30、SEQ ID NO:31、SEQ ID NO:32、SEQ ID NO:33、SEQ ID NO:34の配列、またはそれらと少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%もしくはそれ以上の配列同一性を有する前記のいずれかの変異体を含むかまたはそれからなる、本発明1097および1099~1101のいずれかの方法。
[本発明1103]
スペーサーが、SEQ ID NO:1の配列を含む、本発明1097および1099~1102のいずれかの方法。
[本発明1104]
共刺激分子の細胞質シグナル伝達ドメインが、SEQ ID NO:12またはそれと少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%もしくはそれ以上の配列同一性を有するその変異体を含む、本発明1094~1103のいずれかの方法。
[本発明1105]
主要シグナル伝達ITAM含有分子に由来する細胞質シグナル伝達ドメインが、それと少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%またはそれ以上の配列同一性を有するSEQ ID NO:13または14または15を含む、本発明1092~1104のいずれかの方法。
[本発明1106]
細胞外抗原認識ドメインがscFvであり、scFvが、RASQDISKYLN(SEQ ID NO:35)のCDRL1配列、SRLHSGV(SEQ ID NO:36)のCDRL2配列、および/またはGNTLPYTFG(SEQ ID NO:37)のCDRL3配列、ならびにDYGVS(SEQ ID NO:38)のCDRH1配列、VIWGSETTYYNSALKS(SEQ ID NO:39)のCDRH2配列、および/またはYAMDYWG(SEQ ID NO:40)のCDRH3配列を含む、本発明1092~1105のいずれかの方法。
[本発明1107]
細胞外抗原認識ドメインがscFvであり、scFvが、FMC63のCDRL1配列、FMC63のCDRL2配列、FMC63のCDRL3配列、FMC63のCDRH1配列、FMC63のCDRH2配列、およびFMC63のCDRH3配列を含む、本発明1092~1106のいずれかの方法。
[本発明1108]
細胞外抗原認識ドメインがscFvであり、scFvが、FMC63の可変重鎖領域およびFMC63の可変軽鎖領域を含む、本発明1092~1107のいずれかの方法。
[本発明1109]
細胞外抗原認識ドメインがscFvであり、scFvが、SEQ ID NO:41に示されるアミノ酸配列を含むV H 領域を含む、本発明1092~1108のいずれかの方法。
[本発明1110]
細胞外抗原認識ドメインがscFvであり、scFvが、SEQ ID NO:42に示されるアミノ酸配列を含むV L 領域を含む、本発明1092~1109のいずれかの方法。
[本発明1111]
細胞外抗原認識ドメインがscFvであり、
scFvが、順に、
任意でSEQ ID NO:41に示されるアミノ酸配列を含む、V H と、
任意でSEQ ID NO:59を含む、リンカーと、
任意でSEQ ID NO:42に示されるアミノ酸配列を含む、V L
を含み、かつ/または
scFvが、フレキシブルなリンカーを含み、かつ/もしくはSEQ ID NO:43として示されるアミノ酸配列を含む、
本発明1092~1110のいずれかの方法。
[本発明1112]
細胞外抗原認識ドメインがscFvであり、scFvが、SEQ ID NO:43に示されるアミノ酸配列を含む、本発明1092~1111のいずれかの方法。
[本発明1113]
遺伝子操作されたT細胞の用量が、1×10 5 ~5×10 8 個の総CAR発現T細胞、1×10 6 ~2.5×10 8 個の総CAR発現T細胞、5×10 6 ~1×10 8 個の総CAR発現T細胞、1×10 7 ~2.5×10 8 個の総CAR発現T細胞、5×10 7 ~1×10 8 個の総CAR発現T細胞、または約1×10 5 ~5×10 8 個の総CAR発現T細胞、約1×10 6 ~2.5×10 8 個の総CAR発現T細胞、約5×10 6 ~1×10 8 個の総CAR発現T細胞、約1×10 7 ~2.5×10 8 個の総CAR発現T細胞、約5×10 7 ~1×10 8 個の総CAR発現T細胞(それぞれ両端の値を含む)を含む、本発明1001~1112のいずれかの方法。
[本発明1114]
遺伝子操作されたT細胞の用量が、少なくとももしくは少なくとも約1×10 5 個のCAR発現細胞、少なくとももしくは少なくとも約2.5×10 5 個のCAR発現細胞、少なくとももしくは少なくとも約5×10 5 個のCAR発現細胞、少なくとももしくは少なくとも約1×10 6 個のCAR発現細胞、少なくとももしくは少なくとも約2.5×10 6 個のCAR発現細胞、少なくとももしくは少なくとも約5×10 6 個のCAR発現細胞、少なくとももしくは少なくとも約1×10 7 個のCAR発現細胞、少なくとももしくは少なくとも約2.5×10 7 個のCAR発現細胞、少なくとももしくは少なくとも約5×10 7 個のCAR発現細胞、少なくとももしくは少なくとも約1×10 8 個のCAR発現細胞、少なくとももしくは少なくとも約2.5×10 8 個のCAR発現細胞、または少なくとももしくは少なくとも約5×10 8 個のCAR発現細胞を含む、本発明1001~1113のいずれかの方法。
[本発明1115]
遺伝子操作されたT細胞の用量が、5×10 7 個または約5×10 7 個のCAR発現細胞を含む、本発明1001~1114のいずれかの方法。
[本発明1116]
遺伝子操作されたT細胞の用量が、1×10 8 個または約1×10 8 個のCAR発現細胞を含む、本発明1001~1114のいずれかの方法。
[本発明1117]
遺伝子操作されたT細胞の用量が、1.5×10 8 個もしくは約1.5×10 8 個のCAR発現細胞を含む、本発明1001~1114のいずれかの方法。
[本発明1118]
遺伝子操作されたT細胞の用量が、非経口的に、任意で静脈内に投与される、本発明1001~1117のいずれかの方法。
[本発明1119]
T細胞が、対象から得られた初代T細胞である、本発明1118の方法。
[本発明1120]
T細胞が、対象に対して自己由来である、本発明1001~1119のいずれかの方法。
[本発明1121]
T細胞が、対象に対して同種異系である、本発明1001~1119のいずれかの方法。
[本発明1122]
遺伝子操作されたT細胞の用量が、CARを発現しているCD4+ T細胞およびCARを発現しているCD8+ T細胞を含み、用量の投与が、複数の別々の組成物を投与することを含み、該複数の別々の組成物が、CD4+ T細胞およびCD8+ T細胞の一方を含む第1の組成物と、CD4+ T細胞またはCD8+ T細胞の他方を含む第2の組成物とを含む、本発明1001~1121のいずれかの方法。
[本発明1123]
第1の組成物および第2の組成物が、0~12時間の間隔を空けて、0~6時間の間隔を空けて、もしくは0~2時間の間隔を空けて投与されるか、または第1の組成物の投与および第2の組成物の投与が、同じ日に実施され、約0から約12時間の間の間隔を空けて、約0から約6時間の間の間隔を空けて、もしくは約0から2時間の間の間隔を空けて実施され;かつ/あるいは
第1の組成物の投与の開始および第2の組成物の投与の開始が、約1分から約1時間の間の間隔を空けて、または約5分から約30分の間の間隔を空けて実施される、
本発明1122の方法。
[本発明1124]
第1の組成物および第2の組成物が、2時間以下、1時間以下、30分以下、15分以下、10分以下、または5分以下の間隔を空けて投与される、本発明1122または1123の方法。
[本発明1125]
第1の組成物が、CD4+ T細胞を含む、本発明1122~1124のいずれかの方法。
[本発明1126]
第1の組成物が、CD8+ T細胞を含む、本発明1122~1124のいずれかの方法。
[本発明1127]
第1の組成物が、第2の組成物より前に投与される、本発明1122~1126のいずれかの方法。
[本発明1129]
投与より前に、対象が、フルダラビンおよび/またはシクロホスファミドの投与を含むリンパ球枯渇療法でプレコンディショニングされている、本発明1001~1127のいずれかの方法。
[本発明1130]
投与の直前に、フルダラビンおよび/またはシクロホスファミドの投与を含むリンパ球枯渇療法を対象に投与する工程をさらに含む、本発明1001~1129のいずれかの方法。
[本発明1131]
リンパ球枯渇療法が、約200mg/m 2 ~400mg/m 2 、任意で300mg/m 2 もしくは約300mg/m 2 のシクロホスファミド(その値を含む)、および/または約20mg/m 2 ~40mg/m 2 、任意で30mg/m 2 のフルダラビンの毎日2~4日間、任意で3日間の投与を含むか、あるいは
リンパ球枯渇療法が、約500mg/m 2 のシクロホスファミドの投与を含む、
本発明1129または1130の方法。
[本発明1132]
リンパ球枯渇療法が、300mg/m 2 もしくは約300mg/m 2 のシクロホスファミドおよび約30mg/m 2 のフルダラビンの毎日3日間の投与を含み;かつ/または
リンパ球枯渇療法が、500mg/m 2 もしくは約500mg/m 2 のシクロホスファミドおよび約30mg/m 2 のフルダラビンの毎日3日間の投与を含む、
本発明1129~1131のいずれかの方法。
[本発明1133]
対象がヒトである、本発明1001~1132のいずれかの方法。
[本発明1134]
(a)キメラ抗原受容体を発現している遺伝子操作されたT細胞の用量を含むT細胞療法であって、キメラ抗原受容体が、B細胞悪性腫瘍によって発現される標的抗原に特異的に結合する、T細胞療法;
(b)免疫チェックポイント経路タンパク質を遮断することが可能な抗体またはその抗原結合フラグメントであるチェックポイント阻害剤であって、任意で、1つまたは複数の個別用量の状態で製剤化されている、チェックポイント阻害剤;ならびに
(c)B細胞悪性腫瘍を有する対象にT細胞療法および/またはチェックポイント阻害剤を投与するための説明書であって、本発明1001~1133のいずれかの方法によるT細胞療法および/またはチェックポイント阻害剤の投与を指定する、説明書
を含むキット。
[本発明1135]
(a)キメラ抗原受容体を発現している遺伝子操作されたT細胞の用量を含むT細胞療法であって、キメラ抗原受容体が、B細胞悪性腫瘍によって発現される標的抗原に特異的に結合する、T細胞療法;ならびに
(b)B細胞悪性腫瘍を有する対象に、T細胞療法を投与するための説明書であって、対象が、T細胞療法の投与後に免疫チェックポイント経路タンパク質を遮断することが可能な抗体またはその抗原結合フラグメントであるチェックポイント阻害剤を投与されることを指定し、本発明1001~1133のいずれかの方法によるT細胞療法および/またはチェックポイント阻害剤の投与を指定する、説明書
を含むキット。
[本発明1136]
(a)免疫チェックポイント経路タンパク質を遮断することが可能な抗体またはその抗原結合フラグメントであるチェックポイント阻害剤であって、任意で、1つまたは複数の個別用量の状態で製剤化されている、チェックポイント阻害剤;および
(b)B細胞悪性腫瘍を有する対象に、チェックポイント阻害剤を投与するための説明書であって、該説明書が、チェックポイント阻害剤が、T細胞療法の投与の開始後に投与されることを指定し、T細胞療法が、キメラ抗原受容体を発現している遺伝子操作されたT細胞の用量を含み、キメラ抗原受容体が、B細胞悪性腫瘍によって発現される標的抗原に特異的に結合し、該説明書が、本発明1001~1133のいずれかの方法によるT細胞療法および/またはチェックポイント阻害剤の投与を指定する、説明書
を含むキット。

Claims (60)

  1. T細胞療法およびチェックポイント阻害剤を含む、対象におけるB細胞悪性腫瘍を処置するための医薬であって、T細胞療法に続いてチェックポイント阻害剤が投与され、
    (a)該T細胞療法が、キメラ抗原受容体を発現している遺伝子操作されたT細胞の用量を含み、キメラ抗原受容体が、B細胞悪性腫瘍によって発現される標的抗原に特異的に結合;および
    (b)チェックポイント阻害剤が免疫チェックポイント経路タンパク質を遮断することが可能な抗体またはその抗原結合フラグメントであ、チェックポイント阻害剤の総投薬量が、少なくとも2つの投薬サイクルのそれぞれにおいて投与され、少なくとも2つの投薬サイクルの第1におけるチェックポイント阻害剤の総投薬量が、
    第2および/または後続の投薬サイクルにおいて投与される総投薬量と同じまたはそれ未満であり;かつ
    第1の投薬サイクルの間に複数の個別用量の状態で投与され、個別用量の数が、第2および/または後続の投薬サイクルにおいて投与される個別用量の数よりも多い、
    医薬
  2. ェックポイント阻害剤を含む、対象におけるB細胞悪性腫瘍を処置するための医薬であって、チェックポイント阻害剤は免疫チェックポイント経路タンパク質を遮断することが可能な抗体またはその抗原結合フラグメントであり、
    該対象が、B細胞悪性腫瘍によって発現される標的抗原に特異的に結合するキメラ抗原受容体を発現している遺伝子操作されたT細胞の用量を含むT細胞療法を投与されており、チェックポイント阻害剤の総投薬量が、少なくとも2つの投薬サイクルのそれぞれにおいて投与され、少なくとも2つの投薬サイクルの第1におけるチェックポイント阻害剤の総投薬量が、
    第2および/または後続の投薬サイクルにおいて投与される総投薬量と同じまたはそれ未満であり;かつ
    第1の投薬サイクルの間に複数の個別用量の状態で投与され、個別用量の数が、第2および/または後続の投薬サイクルにおいて投与される個別用量の数よりも多い、
    医薬
  3. 投薬サイクルが21日サイクルまたは28日サイクルである、請求項1または2記載の医薬
  4. 投薬サイクルが28日サイクルであり、少なくとも2つの28日サイクルの第1の個別用量が、それぞれ週1回(Q1W)の4つの用量、それぞれ連続2週間のQ1W用量としての2つの用量、またはそれぞれ連続2週間のQ1W用量としての2つの用量とそれに続く2週間に1回(Q2W)の1つの用量として投与される、請求項1~3のいずれか一項記載の医薬
  5. 少なくとも2つの投薬サイクルのそれぞれが、独立して、チェックポイント阻害剤の400mgまたは約400mgから2000mgまたは約2000mgまでの総投薬量を投与することを含む、請求項1~4のいずれか一項記載の医薬
  6. チェックポイント阻害剤が、PD-L1、PD-L2、PD-1およびCTLA-4より選択される免疫チェックポイント経路タンパク質を遮断する、請求項1~5のいずれか一項記載の医薬
  7. チェックポイント経路がPD-1/PD-L1であり、チェックポイント阻害剤が抗PD-1抗体である、請求項1~6のいずれか一項記載の医薬
  8. チェックポイント阻害剤が、ニボルマブ、ペムブロリズマブ、またはセミプリマブである、請求項7記載の医薬
  9. 少なくとも2つの投薬サイクルのそれぞれが、独立して、400mgまたは約400mgから600mgまたは約600mgまで、任意で480mgまたは約480mgの総投薬量を投与することを含む、または、少なくとも2つの投薬サイクルのそれぞれが、独立して、750mg~2000mg、任意で1500mgまたは約1500mgの総投薬量を投与することを含む、請求項1~8のいずれか一項記載の医薬
  10. チェックポイント経路がPD-1/PD-L1であり、チェックポイント阻害剤が抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントである、請求項1~9のいずれか一項記載の医薬
  11. 処置が少なくとも2つの28日サイクルを実施することを含み、
    (a)第1の28日サイクルが、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを、28日サイクルのそれぞれ週1回(Q1W)連続2週間の2つの個別用量として、それぞれ375mgまたは約375mgの量の個別用量に続いて、750mgまたは約750mgの量の28日サイクルの2週間に1回(Q2W)の1つの用量を投与することを含み;かつ
    第2および/または後続の28日サイクルが、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを1500mgまたは約1500mgの量の4週毎(Q4W)の1つの用量として投与することを含む、または
    (b)第1の28日サイクルが、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを28日サイクルについてそれぞれ週1回(Q1W)の4つの個別用量として投与することを含み、該4つの用量が、それぞれ独立して225mgまたは約225mgの2つの連続Q1W用量に続く、それぞれ独立して375mgまたは約375mgの2つの連続Q1W用量を含み;かつ
    第2および/または後続の28日サイクルが、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを、28日サイクルのそれぞれ2週毎(Q2W)の2つの用量として投与することを含み、各Q2W投与が、それぞれ独立して750mgまたは約750mgの量である、または
    (c)第1の28日サイクルが、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントをそれぞれ週1回(Q1W)の2つの個別用量として投与することを含み、該2つの用量のそれぞれが、独立して375mgまたは約375mgの量を含み、任意で、2つの用量が連続Q1W用量であり、任意で、2つの用量が、28日サイクルにおける15および22日目に投与され;かつ
    第2および/または後続の28日サイクルが、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを第2および/または後続の28日サイクルにおいて1つの用量について1500mgまたは約1500mgの量でQ4W投与することを含む、
    請求項10記載の医薬。
  12. チェックポイント阻害剤の投与および/または第1の投薬サイクルの始めが、
    (i)T細胞療法の細胞のピークレベルもしくは最大レベルが、対象の血液中で検出可能となった;
    (ii)血液中で検出可能なT細胞療法の細胞の数が、血液中で検出可能となった後に、検出不可能となったかもしくは低減された、任意でT細胞療法の投与後の先行する時点と比較して低減された;
    (iii)血液中で検出可能なT細胞療法の細胞の数が、T細胞療法の投与開始後の対象の血液中で検出可能なT細胞療法の細胞のピーク数もしくは最大数の1.5倍、2.0倍、3.0倍、4.0倍、5.0倍、10倍、もしくはそれ以上、または1.5倍超、2.0倍超、3.0倍超、4.0倍超、5.0倍超、10倍超、もしくはそれ以上減少した;
    (iv)T細胞療法の細胞のピークレベルもしくは最大レベルが対象の血液中で検出可能となった後の時点で、対象からの血液中で検出可能な細胞もしくはそれに由来する細胞の数が、対象の血液中の総末梢血単核細胞(PBMC)の10%未満、5%未満、1%未満、もしくは0.1%未満を下回った;
    (v)対象が、T細胞療法による処置後に疾患進行を示し、かつ/もしくは寛解に続いて再発した;ならびに/または
    (iv)対象が、細胞の投与前もしくは後およびチェックポイント阻害剤の投与の開始前の時点の腫瘍量と比較して増加した腫瘍量を示した
    時点、またはその後、任意でその直後またはその1~3日後以内に開始される、請求項1~11のいずれか一項記載の医薬
  13. チェックポイント阻害剤の投与および/または第1の投薬サイクルの始めが、T細胞療法の投与の開始後29日、36日、43日、もしくは50日、または29日以内、36日以内、43日以内、もしくは50日以内に開始される、任意で、チェックポイント阻害剤の投与および/または第1の投薬サイクルの始めが、T細胞療法の投与の開始後22日~36日または約22日~36日に開始される、請求項1~12のいずれか一項記載の医薬
  14. チェックポイント阻害剤の投与および/または第1の投薬サイクルの始めの時点で、対象が、T細胞療法の投与に続く重篤な毒性を示していない、請求項1~13のいずれか一項記載の医薬
  15. 重篤な毒性が、重篤なサイトカイン放出症候群(CRS)、任意でグレード3以上、長期にわたるグレード3以上またはグレード4もしくは5のCRSであり;かつ/あるいは
    重篤な毒性が、重篤な神経毒性、任意でグレード3以上、長期にわたるグレード3以上またはグレード4もしくは5の神経毒性である、
    請求項14記載の医薬
  16. T細胞療法および抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを含む、対象におけるB細胞悪性腫瘍を処置するための医薬であって、T細胞療法に続いて抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントが投与され、
    該T細胞療法が、キメラ抗原受容体を発現している遺伝子操作されたT細胞の用量を含み、キメラ抗原受容体が、B細胞悪性腫瘍によって発現される標的抗原に特異的に結合;および
    抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの投与が、少なくとも2つの28日サイクルを実施することを含み、該少なくとも2つの28日サイクルのそれぞれが、抗体または抗原結合フラグメントの750mg~2000mgの総投薬量を投与することを含み;かつ
    該少なくとも2つの28日サイクルの少なくとも1つにおいて、抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの総投薬量の投与が、抗体またはフラグメントの複数の個別用量を少なくとも1つの28日サイクルの間に投与することによって実施される、
    医薬
  17. PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを含む、対象におけるB細胞悪性腫瘍を処置するための医薬であって、
    該対象が、キメラ抗原受容体を発現している遺伝子操作されたT細胞の用量を含むT細胞療法を投与されており、キメラ抗原受容体が、B細胞悪性腫瘍によって発現される標的抗原に特異的に結合し、
    抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの投与が、少なくとも2つの28日サイクルを実施することを含み、該少なくとも2つの28日サイクルのそれぞれが、独立して、抗体または抗原結合フラグメントの750mg~2000mgの総投薬量を投与することを含み;かつ
    該少なくとも2つの28日サイクルの少なくとも1つにおいて、抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの総投薬量の投与が、抗体またはフラグメントの複数の個別用量を少なくとも1つの28日サイクルの間に投与することによって実施される、
    医薬
  18. 少なくとも2つの28日サイクルの第1において、抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの総投薬量の投与が、第2および/または後続の28日サイクルにおける投与と比較して、抗体またはフラグメントのより大きい数の個別用量を投与することによって実施される、請求項16または17記載の医薬
  19. 各28日サイクルにおける抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの総投薬量が、独立して750mgまたは約750mgから1500mgまたは約1500mgの間である、請求項1618のいずれか一項記載の医薬
  20. 28日サイクルの少なくとも1つにおける抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントの総投薬量が、750mgまたは約750mgである、請求項1619のいずれか一項記載の医薬
  21. 少なくとも2つの28日サイクルの第1における総投薬量の投与が、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを、
    (i)28日サイクル内のそれぞれ週1回(Q1W)、任意で28日サイクルの15および22日目の2つの個別用量;
    (ii)28日サイクルについてそれぞれ週1回(Q1W)、任意で28日サイクルの1、8、15および22日目の4つの個別用量;
    (iii)28日サイクルのそれぞれQ1W連続2週間、任意でサイクルの1および8日目の2つの個別用量に続く、28日サイクルの2週間に1回(Q2W)、任意でサイクルの15日目の1つの用量;または
    (iv)28日サイクルについてそれぞれ2週毎(Q2W)、任意で28日サイクルの1および15日目の2つの個別用量
    より選択される投与計画に従う個別用量として投与することを含む、請求項1620のいずれか一項記載の医薬
  22. 第1の28日サイクルにおける総投薬量の投与が、抗PD-L1抗体もしくはその抗原結合フラグメントを投与計画(iii)に従って投与することを含み、Q1W連続2週間の2つの個別用量のそれぞれが、それぞれ独立して、375mgもしくは約375mgの量であり、750mgもしくは約750mgの量のQ2W1回の1つの用量が続く;
    第1の28日サイクルにおける総投薬量の投与が、抗PD-L1抗体もしくはその抗原結合フラグメントを(ii)に示される投与計画に従って投与することを含み、Q1Wの4つの個別用量が、225mgもしくは約225mgの量の2つの連続Q1W用量に続く、375mgもしくは約375mgの量の2つの連続Q1W用量を含む;または
    第1の28日サイクルにおける総投薬量の投与が、抗PD-L1抗体もしくはその抗原結合フラグメントを(i)に示される投与計画に従って投与することを含み、2つの連続Q1W用量について、Q1Wの2つの個別用量のそれぞれが、375mgもしくは約375mgの量で実施される、
    請求項21記載の医薬
  23. 少なくとも2つの28日サイクルの第1における総投薬量の投与が、個別用量を、
    (i)28日サイクルの15もしくは約15日目および22もしくは約22日目の2つの個別用量;
    (ii)28日サイクルの1もしくは約1日目、8もしくは約8日目、15もしくは約15日目および22もしくは約22日目の4つの個別用量;
    (iii)28日サイクルの1もしくは約1日目および8もしくは約8日目の2つの個別用量に続く、サイクルの15もしくは約15日目の1つの用量;または
    (iv)28日サイクルの1もしくは約1日目および28日サイクルの15もしくは約15日目の2つの用量
    より選択される投与計画に従って投与することを含む、請求項1621のいずれか一項記載の医薬
  24. 第1の28日サイクルにおける総投薬量の投与が、抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントを投与計画(iii)に従って投与することを含み、2つの個別用量のそれぞれが、28日サイクルの1もしくは約1日目および8もしくは約8日目の375mgもしくは約375mgの量を含み、サイクルの15もしくは約15日目の750mgもしくは約750mgの量の1つの用量が続く;
    第1の28日サイクルにおける総投薬量の投与が、抗PD-L1抗体もしくはその抗原結合フラグメントを(ii)に示される投与計画に従って投与することを含み、4つの個別用量が、28日サイクルの1もしくは約1日目および8もしくは約8日目の225mgもしくは約225mgの量の2つの連続用量に続く、15もしくは約15日目および22もしくは約22日目の375mgもしくは約375mgの量の2つの連続用量を含む;または
    第1の28日サイクルにおける総投薬量の投与が、抗PD-L1抗体もしくは抗原結合フラグメントを(i)に示される投与計画に従って投与することを含み、2つの個別用量のそれぞれが、28日サイクルの15もしくは約15日目および22もしくは約22日目の375mgもしくは約375mgの量の2連続を含む、
    請求項1623のいずれか一項記載の医薬
  25. 第2および/または後続の28日サイクルにおける総投薬量の投与が、独立して、
    (i)第2および/もしくは後続の28日サイクルについてそれぞれ2週毎(Q2W)、任意で第2および/もしくは後続のサイクルの1および15日目の2つの個別用量;または
    (ii)第2および/もしくは後続の28日サイクルの4週毎(Q4W)、任意で第2および/もしくは後続のサイクルの1日目の1つの用量
    より選択される投与計画を含む、請求項1824のいずれか一項記載の医薬
  26. 投薬サイクルが28日サイクルであり、少なくとも2つの28日サイクルが、第3の28日サイクルをさらに含み、かつ/または後続の28日サイクルが、第3の28日サイクルである、請求項125のいずれか一項記載の医薬
  27. (a)第3の28日サイクルにおいて、抗PD-L1抗体もしくは抗原結合フラグメントの総投薬量の投与が、第1および/もしくは第2の28日サイクルと比較してより大きい数の個別用量で、抗体もしくはフラグメントを投与することによって実施される;または
    (b)第3の28日サイクルにおいて、抗PD-L1抗体もしくは抗原結合フラグメントの総投薬量の投与が、第2の28日サイクルと比較して抗体もしくはフラグメントの同じ数の用量を投与することによって実施される、
    請求項26のいずれか一項記載の医薬
  28. 少なくとも2つの28日サイクルの第1が、(i) T細胞療法の投与の開始から22日目から36日目の間の時点で開始される、または(ii) T細胞療法の投与の開始後29日目もしくは約29日目または43日目もしくは約43日目に開始される、請求項1627のいずれか一項記載の医薬
  29. 抗PD-L1抗体または抗原結合フラグメントが、12ヶ月以下の総持続期間に投与される、請求項1028のいずれか一項記載の医薬
  30. 抗PD-L1抗体もしくは抗原結合フラグメントの投与および/または第1の28日サイクルの始めが、T細胞療法の投与の開始後29日、36日、43日もしくは50日、または29日以内、36日以内、43日以内もしくは50日以内に開始される、請求項1029のいずれか一項記載の医薬
  31. 抗PD-L1抗体もしくは抗原結合フラグメントの投与および/または第1の28日サイクルの始めが、(i) T細胞療法の投与の開始後22日~36日または約22日~36日に開始される、または(ii) T細胞療法投与の開始後29日もしくは約29日または43日もしくは約43日に開始される、請求項1030のいずれか一項記載の医薬
  32. 抗PD-L1抗体もしくは抗原結合フラグメントの投与および/または第1の28日サイクルの始めの時点で、対象が、T細胞療法の投与に続く重篤な毒性を示していない、請求項1031のいずれか一項記載の医薬
  33. 重篤な毒性が、重篤なサイトカイン放出症候群(CRS)、任意でグレード3以上、長期にわたるグレード3以上またはグレード4もしくは5のCRSであり;かつ/あるいは
    重篤な毒性が、重篤な神経毒性、任意でグレード3以上、長期にわたるグレード3以上またはグレード4もしくは5の神経毒性である、
    請求項32記載の医薬
  34. 抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントが、PD-L1の細胞外ドメインに特異的に結合する、請求項1033のいずれか一項記載の医薬
  35. 抗PD-L1抗体またはその抗原結合フラグメントが、MEDI4736(デュルバルマブ)、MDPL3280A(アテゾリズマブ)、YW243.55.S70、MDX-1105(BMS-936559)、LY3300054、もしくはMSB0010718C(アベルマブ)であるか、または前記のうちいずれかの抗原結合フラグメントもしくは領域であるかもしくはそれを含む、請求項1034のいずれか一項記載の医薬
  36. B細胞悪性腫瘍が非ホジキンリンパ腫(NHL)である、請求項1~35のいずれか一項記載の医薬
  37. T細胞療法の投与時またはその直前に、対象が、NHLに対する1つまたは複数の事前の療法、任意でCARを発現している細胞の別の用量以外の1つまたは2つの事前の療法による処置後の寛解に続いて再発したか、または事前の療法に対して難治性になっており、任意で、1つまたは複数の事前の療法が、CD20を標的とする剤またはアントラサイクリンであるか、またはそれを含む、請求項36記載の医薬
  38. NHLが、侵攻性NHL、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、DLBCL-NOS、任意で形質転換インドレント;EBV陽性DLBCL-NOS;T細胞/組織球豊富型大細胞型B細胞リンパ腫;原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫(PMBCL);濾胞性リンパ腫(FL)、任意で濾胞性リンパ腫グレード3B(FL3B);ならびに/またはMYCとBCL2および/もしくはBCL6との再構成を有し、DLBCL組織像を有する高悪性度B細胞リンパ腫(ダブル/トリプルヒット)を含む、請求項36または37記載の医薬
  39. 対象が、1未満または1と等しい米国東海岸がん臨床試験グループパフォーマンスステータス(ECOG)のステータスを有すると特定されるかまたは特定されている、請求項1~38のいずれか一項記載の医薬
  40. 標的抗原がB細胞抗原である、請求項1~39のいずれか一項記載の医薬
  41. 標的抗原がCD19である、請求項1~40のいずれか一項記載の医薬
  42. キメラ抗原受容体(CAR)が、標的抗原に特異的に結合する細胞外抗原認識ドメインと、ITAMを含む細胞内シグナル伝達ドメインとを含む、任意で、細胞内シグナル伝達ドメインが、CD3-ゼータ(CD3ζ)鎖のシグナル伝達ドメインを含む、請求項41記載の医薬
  43. キメラ抗原受容体(CAR)が、共刺激分子の細胞質シグナル伝達ドメインを含む共刺激シグナル伝達領域をさらに含む、任意で、共刺激シグナル伝達領域が、CD28または4-1BBの細胞質シグナル伝達ドメインを含む、請求項42記載の医薬
  44. CARが、
    CD19に特異的なscFvと、
    膜貫通ドメインと、
    任意で4-1BBシグナル伝達ドメインであるかまたはそれを含む、共刺激分子に由来する細胞質シグナル伝達ドメインと、
    任意でCD3ゼータシグナル伝達ドメインであるかもしくはそれを含む、主要シグナル伝達ITAM含有分子に由来する細胞質シグナル伝達ドメインと
    を含み、
    任意で膜貫通ドメインとscFvとの間にスペーサーをさらに含む、
    請求項1~43のいずれか一項記載の医薬
  45. CARが、順に、
    CD19に特異的なscFvと、
    膜貫通ドメインと、
    任意で4-1BBシグナル伝達ドメインであるかまたはそれを含む、共刺激分子に由来する細胞質シグナル伝達ドメインと、
    任意でCD3ゼータシグナル伝達ドメインである、主要シグナル伝達ITAM含有分子に由来する細胞質シグナル伝達ドメインと
    を含む、または
    CARが、順に、
    CD19に特異的なscFvと、
    スペーサーと、
    膜貫通ドメインと、
    任意で4-1BBシグナル伝達ドメインである、共刺激分子に由来する細胞質シグナル伝達ドメインと、
    任意でCD3ゼータシグナル伝達ドメインであるかまたはそれを含む、主要シグナル伝達ITAM含有分子に由来する細胞質シグナル伝達ドメインと
    を含む、
    請求項1~43のいずれか一項記載の医薬
  46. 細胞外抗原認識ドメインがscFvであり、scFvが、RASQDISKYLN(SEQ ID NO:35)のCDRL1配列、SRLHSGV(SEQ ID NO:36)のCDRL2配列、および/またはGNTLPYTFG(SEQ ID NO:37)のCDRL3配列、ならびにDYGVS(SEQ ID NO:38)のCDRH1配列、VIWGSETTYYNSALKS(SEQ ID NO:39)のCDRH2配列、および/またはYAMDYWG(SEQ ID NO:40)のCDRH3配列を含む、請求項4245のいずれか一項記載の医薬
  47. 細胞外抗原認識ドメインがscFvであり、scFvが、SEQ ID NO:41に示されるアミノ酸配列を含むVH領域を含む、かつ/またはSEQ ID NO:42に示されるアミノ酸配列を含むV L 領域を含む、請求項4246のいずれか一項記載の医薬
  48. 細胞外抗原認識ドメインがscFvであり、scFvが、SEQ ID NO:43に示されるアミノ酸配列を含む、請求項4247のいずれか一項記載の医薬
  49. 遺伝子操作されたT細胞の用量が、1×105~5×108個の総CAR発現T細胞、1×106~2.5×108個の総CAR発現T細胞、5×106~1×108個の総CAR発現T細胞、1×107~2.5×108個の総CAR発現T細胞、5×107~1×108個の総CAR発現T細胞、または約1×105~5×108個の総CAR発現T細胞、約1×106~2.5×108個の総CAR発現T細胞、約5×106~1×108個の総CAR発現T細胞、約1×107~2.5×108個の総CAR発現T細胞、約5×107~1×108個の総CAR発現T細胞(それぞれ両端の値を含む)を含む、任意で、遺伝子操作されたT細胞の用量が、5×10 7 個または約5×10 7 個のCAR発現T細胞、1×10 8 個または約1×10 8 個のCAR発現T細胞、または1.5×10 8 個または約1.5×10 8 個のCAR発現細胞を含む、請求項1~48のいずれか一項記載の医薬
  50. T細胞が、対象から得られた初代T細胞である、請求項1~49のいずれか一項記載の医薬
  51. T細胞が、対象に対して自己由来である、請求項1~50のいずれか一項記載の医薬
  52. T細胞が、対象に対して同種異系である、請求項1~50のいずれか一項記載の医薬
  53. 遺伝子操作されたT細胞の用量が、CARを発現しているCD4+ T細胞およびCARを発現しているCD8+ T細胞を含み、用量の投与が、複数の別々の組成物を投与することを含み、該複数の別々の組成物が、CD4+ T細胞およびCD8+ T細胞の一方を含む第1の組成物と、CD4+ T細胞またはCD8+ T細胞の他方を含む第2の組成物とを含む、請求項1~52のいずれか一項記載の医薬
  54. 投与より前に、対象が、フルダラビンおよび/またはシクロホスファミドの投与を含むリンパ球枯渇療法でプレコンディショニングされている、請求項1~53のいずれか一項記載の医薬
  55. 投与の直前に、フルダラビンおよび/またはシクロホスファミドの投与を含むリンパ球枯渇療法を対象に投与する工程をさらに含む、請求項1~54のいずれか一項記載の医薬
  56. リンパ球枯渇療法が、約200mg/m2~400mg/m2、任意で300mg/m2もしくは約300mg/m2のシクロホスファミド(その値を含む)、および/または約20mg/m2~40mg/m2、任意で30mg/m2のフルダラビンの毎日2~4日間、任意で3日間の投与を含むか、あるいは
    リンパ球枯渇療法が、約500mg/m2のシクロホスファミドの投与を含む、
    請求項54または55記載の医薬
  57. 対象がヒトである、請求項1~56のいずれか一項記載の医薬
  58. (a)キメラ抗原受容体を発現している遺伝子操作されたT細胞の用量を含むT細胞療法であって、キメラ抗原受容体が、B細胞悪性腫瘍によって発現される標的抗原に特異的に結合する、T細胞療法;
    (b)免疫チェックポイント経路タンパク質を遮断することが可能な抗体またはその抗原結合フラグメントであるチェックポイント阻害剤であって、任意で、1つまたは複数の個別用量の状態で製剤化されている、チェックポイント阻害剤;ならびに
    (c)B細胞悪性腫瘍を有する対象にT細胞療法および/またはチェックポイント阻害剤を投与するための説明書であって、請求項1~57のいずれか一項記載の医薬によるT細胞療法および/またはチェックポイント阻害剤の投与を指定する、説明書
    を含むキット。
  59. (a)キメラ抗原受容体を発現している遺伝子操作されたT細胞の用量を含むT細胞療法であって、キメラ抗原受容体が、B細胞悪性腫瘍によって発現される標的抗原に特異的に結合する、T細胞療法;ならびに
    (b)B細胞悪性腫瘍を有する対象に、T細胞療法を投与するための説明書であって、対象が、T細胞療法の投与後に免疫チェックポイント経路タンパク質を遮断することが可能な抗体またはその抗原結合フラグメントであるチェックポイント阻害剤を投与されることを指定し、請求項1~57のいずれか一項記載の医薬によるT細胞療法および/またはチェックポイント阻害剤の投与を指定する、説明書
    を含むキット。
  60. (a)免疫チェックポイント経路タンパク質を遮断することが可能な抗体またはその抗原結合フラグメントであるチェックポイント阻害剤であって、任意で、1つまたは複数の個別用量の状態で製剤化されている、チェックポイント阻害剤;および
    (b)B細胞悪性腫瘍を有する対象に、チェックポイント阻害剤を投与するための説明書であって、該説明書が、チェックポイント阻害剤が、T細胞療法の投与の開始後に投与されることを指定し、T細胞療法が、キメラ抗原受容体を発現している遺伝子操作されたT細胞の用量を含み、キメラ抗原受容体が、B細胞悪性腫瘍によって発現される標的抗原に特異的に結合し、該説明書が、請求項1~57のいずれか一項記載の医薬によるT細胞療法および/またはチェックポイント阻害剤の投与を指定する、説明書
    を含むキット。
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