JPWO2019088092A1 - 天板付什器 - Google Patents
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Abstract
Description
本願は、2017年11月1日に、日本に出願された特願2017−212264号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
このようなデスク装置として、例えば、昇降機能を備えたデスク装置が知られている。
天板を昇降させる技術として、たとえば、ガススプリングを用いる方法やギアを用いる方法(特許文献1,2)などが知られている。
特許文献1,2に開示された技術は、構造が簡易であるのでコストを安く抑えることができる。しかしながら、特許文献1,2に開示された技術では、力の弱い使用者にとっては操作しにくい場合があったり、天板の高さによっては天板を昇降させるために無理な姿勢を強いたりすることがある。
また、天板付什器が備えるワイヤーを操作部により操作して、ガススプリングのストッパ等をロック又は解除し、天板を昇降動作させる技術が知られている(特許文献3,4,5)。
また、天板を昇降させる際の操作性を向上させるために、電動式の駆動ユニットを用いて天板を昇降させる技術が知られている(特許文献6)。特許文献3,4,5,6に開示された技術では、天板近傍に配される操作部やスイッチ(以下、操作部等という)を用いて使用者が天板の昇降操作をすることができる。
この場合、センサ部に設けるセンサの数を削減することができ、センサ部を小型化することができる。これにより、使用者の通常時の作業(天板の操作以外の作業)を妨げない位置にセンサ部を設置しやすい。また、センサの数が削減されることにより、センサ部の製造コストが削減される。
この場合、許可パターンを入力するためのセンサと天板の操作を行うためのセンサとが別々に設置されるため、どのセンサを操作すべきかを使用者に認識させやすくすることができる。これにより、天板の操作における、使用者による誤操作が起こりにくい。
この場合、複数のセンサにおいて各センサが検知した順序や検知した時間間隔(リズム)などを許可パターンとすることができる。これにより、許可パターンの設計が容易になり、かつ、許可パターンの入力の有無を判定する装置の設計コスト及び製造コストが削減される。
この場合、使用者によって許可パターンの操作がなされた後、一旦全てのセンサ部に対して入力がない状態となるまでは天板の操作を受け付けないようにすることができる。これにより、使用者による天板の操作の検知において、センサ部による誤検知が起こりにくい。
この場合、使用者が許可パターンの操作を行う前に、許可パターンの入力を受け付ける状態にするための操作切替パターンの操作を行うことが必要となる。これにより、使用者が誤ってセンサ部に接触することなどによる天板上での誤操作がより起こりにくい。
この場合、使用者によって操作切替パターンの操作がなされた後、一旦全てのセンサ部に対して入力がない状態となるまでは許可パターンの操作を受け付けないようにすることができる。これにより、使用者による許可パターンの操作の検知において、センサ部による誤検知が起こりにくい。
この場合、使用者が天板を昇降させるためには、天板の昇降操作を行う前に、昇降操作の入力を受け付ける状態にするための許可パターンの操作(準備操作)を行うことが必要となる。これにより、使用者が誤ってセンサ部に接触することなどによる天板上での誤操作が起こりにくい。
この場合、使用者が天板を昇降させるためには、センサ部のより正確な位置に接触を行わなければならなくなる。これにより、使用者が意図せずセンサ部の近傍に接触することなどによる天板上での誤操作が起こりにくい。
この場合、使用者が天板を昇降させるためには、センサ部のより正確な位置に接触を行わなければならなくなる。これにより、使用者が意図せずセンサ部の近傍に接触することなどによる天板上での誤操作が起こりにくい。
この場合、使用者による接触の位置のずれの方向に応じて、操作信号の出力がなされるか否かが決定されるようになる。これにより、本来使用者が行おうとしている操作が、接触位置のずれによって誤操作であると認識されることを防止することができる。
本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態による天板昇降式什器の斜視図である。図2は、本実施形態による天板昇降式什器を天板の上面側から見た図である。図3は、本実施形態による天板昇降式什器を天板の下面側から見た図である。
梁部6は、天板2の前後方向に延びている。梁部6は、天板2の左右端に1つずつ配されている。
なお、センサ部11が上面3側からの使用者の接触を検知可能であるならば、(センサ部11の一部又は全部も含め)天板2の上面3は化粧紙などによって覆われていても構わない。
図4は、本実施形態による什器1の機能構成を示すブロック図である。
図1及び図4に示すように、制御部15は、センサ部11による使用者の接触に関する検知結果に基づいて支持体5の伸縮動作を制御する。制御部15は、例えば支持体5の内部に配されている。
なお、許可パターンは、複数の接触センサの中の1つに対して複数回連続して接触があるような操作パターンを含んでいてもよい。なお、許可パターンは、複数の接触センサに対して同時に接触があるような操作パターンを含んでいてもよい。なお、許可パターンは、接触があった順序だけでなく、連続する接触の間の時間間隔(接触のリズム)を示す情報を含んでいてもよい。
本実施形態によるセンサ部11の構成について説明する。図5は、本実施形態による什器1のセンサ部11の構成を示す図である。
図5に示すように、センサ部11は、接触センサ11a〜11fを有する。
本実施形態による什器1の作用について説明する。図6は、本実施形態による什器1の天板2を上昇させる場合の昇降操作を説明するための図である。
本実施形態による什器1の天板2を使用者が昇降(上昇又は下降)させる場合には、使用者は、図6に示すように、天板2に備えられたセンサ部11が有する複数の接触センサ11a〜11dの一部又は全部に対し、所定の順序で使用者の手を接触させる。
使用者による上記の操作入力により、操作許可判定部152において許可パターンが受け付けられ、情報受付部153へ許可情報が出力される。
なお、天板2を下降させる場合には、使用者は、接触センサ11eに手を接触させる代わりに、接触センサ11fに手を接触させればよい。
また、センサ部11の表面が天板2の上面3と略同一面に位置しているので、天板2の意匠性に優れる。
本実施形態による什器1の制御部15の動作について説明する。図8は、本実施形態による什器1の制御部15の動作を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、センサ部11から制御部15の操作信号取得部151へ操作信号が出力された際に開始する。
(ステップS002)操作許可判定部152が、操作信号取得部151に入力された操作信号に基づいて、予め設定された複数の操作信号の順序を示す操作パターンである許可パターンを受け付けたと判定した場合、ステップS003へ進む。そうでない場合(許可パターンを受け付けたと判定されなかった場合)、ステップS001へ戻る。
(ステップS004)操作許可判定部152が許可パターンを受け付けたと判定してから所定の期間が経過している場合(タイムアウトした場合)、当該許可パターンの受け付けはキャンセルされ、ステップS001へ戻る。そうでない場合(タイムアウトしていない場合)、ステップS005へ進む。
(ステップS006)操作信号取得部151に入力された操作信号が、昇降操作信号である場合、情報受付部153は当該操作信号を受け付け、その後、ステップS007へ進む。そうでない場合(昇降操作信号ではない場合)、ステップS004へ戻る。
(ステップS008)動作信号生成部154は、情報受付部153から上昇操作信号を取得し、上昇動作信号を生成する。動作信号生成部154は、生成した上昇動作信号を昇降駆動部10へ出力する。その後、ステップS009へ進む。
(ステップS010)動作信号生成部154は、昇降駆動部10への上昇動作信号の出力を停止する。以上で本フローチャートの処理が終了する。
(ステップS012)操作信号取得部151への下降操作信号の入力が停止(終了)した場合、ステップS013へ進む。そうでない場合(操作信号の入力が停止していない場合)ステップS011へ戻る。なお、下降操作信号の入力が所定の時間を超えても停止しなかった場合には、タイムアウトさせる(すなわち、ステップS013へ進む)ような構成にしてもよい。
以上で本フローチャートの処理が終了する。
本発明の第2実施形態について説明する。
なお、本実施形態による什器1の斜視図、什器1を天板の上面側から見た図、什器1を天板の下面側から見た図、及び、什器1の機能構成を示すブロック図については、上記第1実施形態の説明において用いた図1〜4とそれぞれ同様である。以下に説明する本実施形態による什器1の構成のうち、上記第1実施形態の什器1の構成と共通する構成については、同一の符号を付し、説明を省略することがある。
本実施形態によるセンサ部11の構成について説明する。図9は、本実施形態による什器1のセンサ部11の構成を示す図である。
図9に示すように、センサ部11は、接触センサ11g〜11jを有する。
本実施形態による什器1の作用について説明する。第1実施形態と同様、本実施形態による什器1の天板2を使用者が昇降させる場合には、使用者は、図9に示したように、天板2に備えられたセンサ部11が有する複数の接触センサ11g〜11jの一部又は全部に対し、所定の順序で使用者の手を接触させる。
使用者による上記の操作入力により、操作許可判定部152において上昇許可パターンが受け付けられ、情報受付部153へ上昇指示を示す許可情報が出力される(以下、上昇指示を示す許可情報を「上昇許可情報」、及び下降指示を示す許可情報を「下降許可情報」と称する)。
このようにすることで、使用者は、上昇指示を行う場合はセンサ部11の手前側から奥側へ手をスライドさせる動作、下降指示を行う場合はセンサ部11の奥側から手前側へ手をスライドさせる動作をすることになるため、使用者は直感的に天板2の昇降操作を行うことができる。
本実施形態による什器1の制御部15の動作について説明する。図11は、本実施形態による什器1の制御部15の動作を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、センサ部11から制御部15の操作信号取得部151へ操作信号が出力された際に開始する。
(ステップS102)操作許可判定部152が、操作信号取得部151に入力された操作信号に基づいて、予め設定された複数の操作信号の順序を示す操作パターンである許可パターン(上昇許可パターン又は下降許可パターン)を受け付けたと判定した場合、ステップS103へ進む。そうでない場合(許可パターンを受け付けたと判定されなかった場合)、ステップS101へ戻る。
(ステップS104)操作信号取得部151にいかなる操作信号の入力もない状態となった場合、ステップS105へ進む。そうでない場合(操作信号の入力がある状態が継続している場合)、ステップS104に留まる。
(ステップS106)操作信号取得部151に操作信号の入力があった場合、ステップS107へ進む。そうでない場合(操作信号の入力がない場合)、ステップS105に戻る。
(ステップS108)動作信号生成部154は、情報受付部153から操作信号を取得し、上昇動作信号を生成する。動作信号生成部154は、生成した上昇動作信号を昇降駆動部10へ出力する。その後、ステップS109へ進む。
(ステップS110)動作信号生成部154は、昇降駆動部10への上昇動作信号の出力を停止する。以上で本フローチャートの処理が終了する。
(ステップS112)操作信号取得部151への操作信号の入力が停止(終了)した場合、ステップS113へ進む。そうでない場合(操作信号の入力が停止していない場合)ステップS111へ戻る。なお、操作信号の入力が所定の時間を超えても停止しなかった場合には、タイムアウトさせる(すなわち、ステップS113へ進む)ような構成にしてもよい。
以上で本フローチャートの処理が終了する。
本発明の第3実施形態について説明する。
なお、本実施形態による什器1の斜視図、什器1を天板の上面側から見た図、及び、什器1を天板の下面側から見た図については、上記第1実施形態の説明において用いた図1〜3とそれぞれ同様である。以下に説明する本実施形態による什器1の構成のうち、上記第1実施形態の什器1の構成と共通する構成については、同一の符号を付し、説明を省略することがある。
図12は、本実施形態による什器1の機能構成を示すブロック図である。
図12及び図4に示すように、制御部15は、センサ部11による検知結果に基づいて支持体5の伸縮動作を制御する。制御部15は、例えば支持体5の内部に配されている。
本実施形態によるセンサ部11の構成について説明する。図13は、本実施形態による什器1のセンサ部11の構成を示す図である。
図9に示すように、センサ部11は、接触センサ11k〜11oを有する。
本実施形態による什器1の作用について説明する。第1実施形態と同様、本実施形態による什器1の天板2を使用者が昇降させる場合には、使用者は、図13に示したように、天板2に備えられたセンサ部11が有する複数の接触センサ11k〜11oの一部又は全部に対し、所定の順序で使用者の手を接触させる。
使用者による上記の操作入力により、操作切替判定部155において昇降操作切替パターンが受け付けられ、操作許可判定部152へ昇降操作許可判定指令が出力される。
なお、本実施形態においては、一例として、上昇許可パターンは、接触センサ11m、接触センサ11o、接触センサ11kの順序で、各接触センサが接触を検知した場合の操作パターンであるものとする。したがって、図14に示すように、例えば使用者が、什器1の上面3において、センサ部11の手前側にまず手を接触させ、そこからその手をセンサ部11の奥側へスライドさせる動作を行うことによって、使用者の手が上記の順序で各接触センサに接触することになる。
使用者による上記の操作入力により、操作許可判定部152において上昇許可パターンが受け付けられ、情報受付部153へ上昇許可情報が出力される。
このようにすることで、使用者は、上昇指示を行う場合はセンサ部11の手前側から奥側へ手をスライドさせる動作、下降指示を行う場合はセンサ部11の奥側から手前側へ手をスライドさせる動作をすることになるため、使用者は直感的に天板2の昇降操作を行うことができる。
本実施形態による什器1の制御部15の動作について説明する。図15は、本実施形態による什器1の制御部の動作を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、センサ部11から制御部15の操作信号取得部151へ操作信号が出力された際に開始する。
(ステップS202)操作切替判定部155が、操作信号取得部151に入力された操作信号に基づいて、予め設定された1つ又は複数の操作信号の順序を示す操作パターンである昇降操作切替パターンを受け付けたと判定した場合、ステップS203へ進む。そうでない場合(昇降操作切替パターンを受け付けたと判定されなかった場合)、ステップS201へ戻る。
(ステップS204)操作信号取得部151にいかなる操作信号の入力もない状態となった場合、ステップS205へ進む。そうでない場合(操作信号の入力がある状態が継続している場合)、ステップS204に留まる。
(ステップS206)操作信号取得部151に操作信号の入力があった場合、ステップS207へ進む。そうでない場合(操作信号の入力がない場合)、ステップS205に戻る。
(ステップS208)操作許可判定部152は、情報受付部153へ許可情報(上昇許可情報又は下降許可情報)を出力する。その後、ステップS209へ進む。
(ステップS210)操作許可判定部152が許可パターン(上昇許可パターン又は下降許可パターン)を受け付けたと判定してから所定の期間が経過している場合(タイムアウトした場合)、当該許可パターンの受け付けはキャンセルされ、ステップS201へ戻る。そうでない場合(タイムアウトしていない場合)、ステップS211へ進む。
(ステップS212)操作許可判定部152から情報受付部153へ出力された許可情報が上昇許可情報である場合、ステップS209へ進む。そうでない場合(下降許可情報である場合)、ステップS212へ進む。
(ステップS214)操作信号取得部151への操作信号の入力が停止(終了)した場合、ステップS215へ進む。そうでない場合(操作信号の入力が停止していない場合)ステップS213へ戻る。なお、操作信号の入力が所定の時間を超えても停止しなかった場合には、タイムアウトさせる(すなわち、ステップS215へ進む)ような構成にしてもよい。
(ステップS216)動作信号生成部154は、情報受付部153から操作信号を取得し、下降動作信号を生成する。動作信号生成部154は、生成した下降動作信号を昇降駆動部10へ出力する。その後、ステップS217へ進む。
(ステップS218)動作信号生成部154は、昇降駆動部10への下降動作信号の出力を停止する。
以上で本フローチャートの処理が終了する。
本発明の第4実施形態について説明する。
なお、本実施形態による什器1の斜視図、什器1を天板の上面側から見た図、及び、什器1を天板の下面側から見た図については、上記第1実施形態の説明において用いた図1〜3とそれぞれ同様であり、什器1の機能構成を示すブロック図については、上記第3実施形態の説明において用いた図12と同様である。以下に説明する本実施形態による什器1の構成のうち、上述した他の実施形態の什器1の構成と共通する構成については、同一の符号を付し、説明を省略することがある。
本実施形態によるセンサ部11の構成について説明する。図16は、本実施形態による什器1のセンサ部11の構成を示す図である。
図16に示すように、センサ部11は、接触センサ11p〜11rを有する。
本実施形態による什器1の作用について説明する。第1実施形態と同様、本実施形態による什器1の天板2を使用者が昇降させる場合には、使用者は、図16に示したように、天板2に備えられたセンサ部11が有する複数の接触センサ11p〜11rの一部又は全部に対し、所定の順序で使用者の手を接触させる。
使用者による上記の操作入力により、操作切替判定部155において昇降操作切替パターンが受け付けられ、操作許可判定部152へ昇降操作許可判定指令が出力される。
なお、本実施形態においては、一例として、上昇許可パターンは、接触センサ11p、接触センサ11q、接触センサ11rの順序で、各接触センサが接触を検知した場合の操作パターンであるものとする。したがって、図17に示すように、例えば使用者が、什器1の上面3において、センサ部11の左側にまず手を接触させ、そこからその手をセンサ部11の右側へスライドさせる動作を行うことによって、使用者の手が上記の順序で各接触センサに接触することになる。
使用者による上記の操作入力により、操作許可判定部152において上昇許可パターンが受け付けられ、情報受付部153へ上昇許可情報が出力される。
本実施形態による什器1の制御部15の動作について説明する。図18は、本実施形態による什器1の制御部の動作を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、センサ部11から制御部15の操作信号取得部151へ操作信号が出力された際に開始する。
(ステップS302)操作切替判定部155が、操作信号取得部151に入力された操作信号に基づいて、予め設定された1つ又は複数の操作信号の順序を示す操作パターンである昇降操作切替パターンを受け付けたと判定した場合、ステップS303へ進む。そうでない場合(昇降操作切替パターンを受け付けたと判定されなかった場合)、ステップS301へ戻る。
(ステップS304)操作切替判定部155が昇降操作切替パターンを受け付けたと判定してから所定の期間が経過している場合(タイムアウトした場合)、当該昇降操作切替パターンの受け付けはキャンセルされ、ステップS301へ戻る。そうでない場合(タイムアウトしていない場合)、ステップS305へ進む。
(ステップS306)操作許可判定部152が、操作信号取得部151に入力された操作信号に基づいて、予め設定された複数の操作信号の順序を示す操作パターンである許可パターン(上昇許可パターン又は下降許可パターン)を受け付けたと判定した場合、ステップS307へ進む。そうでない場合(許可パターンを受け付けたと判定されなかった場合)、ステップS304へ戻る。
(ステップS308)操作許可判定部152から情報受付部153へ出力された許可情報が上昇許可情報である場合、ステップS309へ進む。そうでない場合(下降許可情報である場合)、ステップS312へ進む。
(ステップS310)操作信号取得部151への操作信号の入力が停止(終了)した場合、ステップS311へ進む。そうでない場合(操作信号の入力が停止していない場合)ステップS309へ戻る。なお、操作信号の入力が所定の時間を超えても停止しなかった場合には、タイムアウトさせる(すなわち、ステップS311へ進む)ような構成にしてもよい。
(ステップS312)動作信号生成部154は、情報受付部153から操作信号を取得し、下降動作信号を生成する。動作信号生成部154は、生成した下降動作信号を昇降駆動部10へ出力する。その後、ステップS313へ進む。
(ステップS314)動作信号生成部154は、昇降駆動部10への下降動作信号の出力を停止する。
以上で本フローチャートの処理が終了する。
本発明の第5実施形態について説明する。
以下に説明する本実施形態による什器1bの構成のうち、上述した他の実施形態の什器1の構成と共通する構成については、同一の符号を付し、説明を省略することがある。
本実施形態によるセンサ部11の構成について説明する。図19は、本実施形態による什器1bのセンサ部11の構成を示す図である。
図19に示すように、センサ部11は、接触センサ11s〜11uを有する。なお、図示するように、接触センサ11sの表面には「−(マイナス)」の文字が、接触センサ11uの表面には「+(プラス)」の文字が印字されている。「−(マイナス)」の文字が印字された接触センサ11sは使用者が天板2の下降操作を行う際に使用するセンサであり、「+(プラス)」の文字が印字された接触センサ11uは、使用者が天板2の上昇操作を行う際に使用するセンサである。
なお、本実施形態においては、接触センサ11sや接触センサ11uの表面に文字が印字されているものとしたが、これに限られるものではない。例えば、天板2の表面に透光部を設けておき、天板2の内部に配設したLEDを照射することによって天板2上に文字が表示されるような構成にしてもよい。
本実施形態による什器1bの作用について説明する。本実施形態による什器1bの天板2を使用者が昇降させる場合には、使用者は、まず、天板2に備えられたセンサ部11が有する複数の接触センサ11tに対して、所定の期間内に(例えば、1秒以内に)2回続けて使用者の手を接触させる。
使用者による上記の操作入力により、操作許可判定部152において許可パターンが受け付けられ、情報受付部153へ許可情報が出力される。
図20に図示するように、天板2の上面3の6カ所に、センサ部11(センサ部11−1〜11−6)が備えられている。これにより、使用者は、自身の位置の近くにあるセンサ部11を用いて、天板2の昇降操作を行うことができる。なお、センサ部11−1〜11−6は通信ネットワーク(不図示)によって通信接続され、それぞれ相互にデータの送受信を行うことができる。
本発明の第6実施形態について説明する。
なお、本実施形態による什器1の斜視図、什器1を天板の上面側から見た図、什器1を天板の下面側から見た図、及び、什器1の機能構成を示すブロック図については、上記第1実施形態の説明において用いた図1〜4とそれぞれ同様である。以下に説明する本実施形態による什器1の構成のうち、上記第1実施形態の什器1の構成と共通する構成については、同一の符号を付し、説明を省略することがある。
本実施形態によるセンサ部11の構成について説明する。図21は、本実施形態による天板昇降式什器1のセンサ部11の構成を示す図である。
図21に示すように、センサ部11は、接触センサ11v−1〜11v−3(第1センサ)と、誤操作判定用センサ11w−1〜11w−3(第2センサ)とを有する。以下、接触センサ11v−1〜11v−3を区別して説明する必要がない場合には、単に接触センサ11vという。また、以下、接触センサ11w−1〜11w−3を区別して説明する必要がない場合には、単に接触センサ11wという。
本実施形態によるセンサ部11の機能構成について説明する。図22は、本実施形態による天板昇降式什器1のセンサ部11の機能構成を示すブロック図である。
図22に示すように、センサ部11は、接触センサ11vと、接触センサ11wと、誤操作判定部11xとを有している。
誤操作判定用接触センサ11wも同様に、接触を検知している間、接触を検知していることを示す接触情報を誤操作判定部11xに出力する。
誤操作判定部11xは、接触センサ11vから接触情報が入力され、誤操作判定用接触センサ11wから接触情報が入力されていないときに限り、操作信号を制御部15の操作信号取得部151に出力する。
本実施形態によるセンサ部11の動作について説明する。図23は、本実施形態による天板昇降式什器1のセンサ部11の動作を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、天板昇降式什器1の電源がオン(ON)の状態にされた際に開始する。
以上で、本フローチャートの処理が終了する。
本発明の第6実施形態の変形例について説明する。
本実施形態の変形例によるセンサ部11の構成について説明する。図24は、本実施形態による天板昇降式什器1のセンサ部11の構成を示す図である。
図24に示すように、センサ部11は、接触センサ11v−1〜11v−3と、誤操作判定用センサ11w−4〜11w−9とを有する。図示するように、接触センサ11v−1の周縁には誤操作判定用センサ11w−4及び11w−5が、接触センサ11v−2の周縁には誤操作判定用センサ11w−6及び11w−7が、及び、接触センサ11v−3の周縁には誤操作判定用センサ11w−8及び11w−9がそれぞれ配置されている。
なお、上記では、円形の上下2か所が切り込まれた形状となるように、2つの円弧状の誤操作判定用センサ11w(例えば、誤操作判定用センサ11w−4と誤操作判定用センサ11w−5)が配置された例を挙
げているが、3つ以上の誤操作判定用センサ11wによって接触センサ11vの周縁を囲むようにしてもよい。
本発明は、例えば、使用者によるセンサ部11への操作入力に基づいて、図1及び図2に示した電気スタンド12の調光操作がなされるような天板付什器に対しても適用することができる。また、本発明は、例えば、使用者によるセンサ部11への操作入力に基づいて、図1及び図2に示したコンセント13の通電状態(オンまたはオフ)の切り替えがなされるような天板付什器に対しても適用することができる。
その他、本発明は、例えば、使用者によるセンサ部11への操作入力に基づいて、天板付什器と通信接続された外部機器(例えば、空調機器など)の電源(オンまたはオフ)の切り替えや、モニターの表示の切り替えなどの外部機器の動作状態の調節がなされるようなシステムに対しても適用することができる。
2 天板
3 天板の上面
4 天板の下面
5 支持体
6 梁部
7 軸部
8 脚部
10 昇降駆動部
11 センサ部
12 電気スタンド
13 コンセント
15 制御部
151 操作信号取得部
152 操作許可判定部
153 情報受付部(操作情報受付部)
154 動作信号生成部(制御信号生成部)
155 操作切替判定部
Claims (12)
- 天板、及び前記天板を支持する支持体を含む什器本体と、
前記什器本体に設けられ、前記天板上における操作に応じて操作信号を出力するセンサ部と、
前記センサ部から出力される前記操作信号に基づいて制御信号を生成する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記センサ部から出力される前記操作信号に基づいて、予め設定された複数の前記操作信号からなる操作パターンである許可パターンを受け付けたか否かを判定し、前記許可パターンが操作された場合に許可情報を出力する操作許可判定部と、
前記操作許可判定部から前記許可情報が出力された場合に、前記天板の起動部を起動させるための前記操作を示す前記センサ部からの前記操作信号を受け付ける操作情報受付部と、
前記操作情報受付部によって受け付けられた前記操作信号に基づいて前記制御信号を前記起動部に出力する制御信号生成部と、
を有する天板付什器。 - 請求項1に記載の天板付什器において、
前記センサ部は、複数のセンサを有し、
複数の前記センサの少なくとも一つは、前記許可パターンを操作するためのセンサと前記天板の前記起動部を起動させる前記操作のためのセンサとを兼ねている
天板付什器。 - 請求項1に記載の天板付什器において、
前記センサ部は、複数のセンサを有し、
複数の前記センサの少なくとも一つは、前記許可パターンを操作するための第一のセンサであり、
複数の前記センサのうち、前記第一のセンサと異なるセンサは、前記天板の前記起動部を起動させる前記操作のためのセンサである
天板付什器。 - 請求項2又は請求項3に記載の天板付什器において、
前記センサ部は、前記許可パターンを操作するセンサとして前記センサを複数有し、
前記制御部の前記操作許可判定部には前記許可パターンを操作する複数の前記センサに対する操作パターンによって前記許可パターンが設定されている
天板付什器。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の天板付什器において、
前記制御部には、前記許可パターンとして、前記天板の第1の操作を許可する第1の許可パターンと、前記第1の操作とは異なる天板の第2の操作を許可する第2の許可パターンが設定されており、
前記操作許可判定部は、前記センサ部から出力される前記操作信号に基づいて、前記第1の許可パターンが操作された場合には、前記許可情報として前記第1の操作を許可する第1の許可情報を出力し、前記第2の許可パターンが操作された場合には、前記許可情報として前記第2の操作を許可する第2の許可情報を出力し、
前記操作情報受付部は、前記第1の許可情報が出力された場合には、前記天板の前記起動部を起動させるための前記操作のうち、前記第1の操作に係る操作信号を受け付け、前記第2の許可情報が出力された場合には、前記天板の前記起動部を起動させるための前記操作のうち、前記第2の操作に係る操作信号を受け付ける
天板付什器。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の天板付什器において、
前記制御部は、前記センサ部から前記操作信号を取得する操作信号取得部、
を備え、
前記操作情報受付部は、前記操作信号取得部が前記センサ部から前記許可パターンを示す前記操作信号を取得した後、前記操作信号取得部が前記センサ部から前記操作信号を取得していない状態となったことを検知した場合に、前記天板の前記起動部を起動させるための前記操作を示す前記センサ部からの前記操作信号を受け付ける
天板付什器。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の天板付什器において、
前記制御部は、前記センサ部から前記操作信号を取得する操作信号取得部と、
前記操作信号取得部で取得した前記操作信号が予め設定された操作パターンである操作切替パターンである場合に、前記操作許可判定部に操作許可判定指令を出力する操作切替判定部と、
を備え、
前記操作許可判定部は、前記操作許可判定指令を受け付けた場合に、前記操作信号を受け付けて前記許可パターンが入力されたか否かの判定を開始する
天板付什器。 - 請求項7に記載の天板付什器において、
前記操作許可判定部は、前記操作信号取得部が前記センサ部から前記操作切替パターンを示す前記操作信号を取得した後、前記操作信号取得部が前記センサ部から前記操作信号を取得していない状態となったことを検知した場合に、前記許可パターンが入力されたか否かの判定を開始する
天板付什器。 - 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の天板付什器において、
前記什器本体の前記支持体は前記天板を昇降可能となるように支持し、
前記制御部は、前記制御信号として前記支持体による前記天板の昇降を制御するための信号を生成する
天板付什器。 - 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の天板付什器において、
前記センサ部は、
接触を検知する第1センサと、
前記第1センサの周縁に配置された接触を検知する第2センサと、
を備え、
前記第1センサが接触を検知し、かつ、前記第2センサが接触を検知しない場合、前記操作信号を出力する
天板付什器。 - 請求項10に記載の天板付什器において、
前記第2センサは、前記第1センサを囲む円弧状に配置される
天板付什器。 - 請求項10又は請求項11に記載の天板付什器において、
前記第1センサの周縁の少なくとも一部には前記第2センサが配置されない
天板付什器。
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