JPWO2019073620A1 - 空気調和機およびネットワークシステム - Google Patents
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Abstract
サーバ(300)と通信するための通信インターフェース(160)と、サーバ(300)からのタイマの命令を記憶するためのメモリ(120)と、通信インターフェース(160)を介して、サーバ(300)からのタイマの命令を受信する際に、次のタイマの命令がある場合にサーバ(300)からその旨を示す第1の情報も取得して記憶するためのプロセッサ(110)とを備える、空気調和機(100)が提供される。
Description
本発明は、空気調和機の技術に関し、特にネットワーク通信を利用する空気調和機の技術に関する。
従来から、ネットワーク通信を利用した空気調和機に関する技術が知られている。たとえば、特許第6029793号(特許文献1)には、空調管理システムが開示されている。特許文献1によると、少なくとも1台の空調機器と、空調機器を集中管理する集中監視装置とを備えた空調管理システムであって、集中監視装置に通信線を介して接続可能な情報処理端末を有し、情報処理端末は、利用者からの空調機器のスケジュール情報の入力を受け付けるスケジュール情報受付部と、スケジュール情報受付部で受け付けたスケジュール情報を複数記憶するスケジュール情報管理部と、スケジュール情報管理部に複数記憶されたスケジュール情報の中から、空調機器に送信するスケジュール情報を選択して集中監視装置に送信するスケジュール情報送信部とを備え、集中監視装置は、情報処理端末から送信されたスケジュール情報を通信線を介して取得し、取得したスケジュール情報を空調機器に送信する。
また、国際公開第2014/024444号パンフレット(特許文献2)には、家電機器、家電システム及びサーバ装置が開示されている。特許文献2によると、予約をした設定時刻どおりに運転開始及び運転停止し、更に、運転の予約の関する利便性が高い家電機器、家電システム、及びサーバ装置を提供する。設定された時刻にて運転の開始、停止を行う予約運転が可能な家電機器であって、リモートコントローラ及び携帯端末の夫々から家電機器の予約運転における運転開始の時刻を示す設定信号を受信する受信部と、設定信号の内容を記憶する記憶部と、家電機器の動作を制御する制御部と、を具備し、制御部は、リモートコントローラからの設定信号により定まる運転時間帯と携帯端末からの設定信号により定まる運転時間帯とが少なくとも一部において重複する場合、リモートコントローラ及び携帯端末の夫々により設定された運転開始の時刻のうちの早い方の時刻を選択し、その選択した時刻において運転開始を行う。
本発明の目的は、メモリを節約することができる空気調和機またはネットワークシステムを提供することにある。
この発明のある態様に従うと、サーバと通信するための通信インターフェースと、サーバからのタイマの命令を記憶するためのメモリと、通信インターフェースを介して、サーバからのタイマの命令を受信する際に、次のタイマの命令がある場合にサーバからその旨を示す第1の情報も取得して記憶するためのプロセッサとを備える、空気調和機が提供される。
以上のように、本発明によれば、メモリを節約することができる空気調和機またはネットワークシステムが提供される。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
<ネットワークシステム1の全体構成>
<第1の実施の形態>
<ネットワークシステム1の全体構成>
まず、図1を参照して、本実施の形態にかかるネットワークシステム1の全体構成について説明する。本実施の形態にかかるネットワークシステム1は、主に、家電制御用のアプリケーションのためのサーバ300と、サーバ300と各種データをやり取りするスマートフォン400などの通信端末と、モデム500やWiFi(登録商標)ルータ600を介してサーバ300と各種データをやり取りするエアコン100などの空気調和機などを含む。
なお、空気調和機は、冷暖房機能を有するエアコン100であってもよいし、空気清浄機能を有する空気清浄機や、加湿機能を有する加湿器や、その他の扇風機などであってもよい。また、通信端末は、スマートフォン400に限らず、タブレットや、ゲーム機や、ウェアラブル端末や、パーソナルコンピュータや、その他の通信装置であってもよい。
<ネットワークシステム1の動作概要>
<ネットワークシステム1の動作概要>
特に、本実施の形態にかかるネットワークシステム1においては、サーバ300を介して、スマートフォン400の家電制御アプリケーションプログラムがエアコン100の情報を取得したり、エアコン100のタイマ命令を設定したり遠隔制御したりすることが可能なものである。以下、このような機能を実現するためのネットワークシステム1の具体的な構成について詳述する。
<エアコン100の構成>
<エアコン100の構成>
まずは、図2を参照して、ネットワークシステム1を構成するエアコン100の構成の一態様について説明する。本実施の形態にかかるエアコン100は、主たる構成要素として、CPU110と、メモリ120と、LEDライト130、操作部140と、通信インターフェース160と、スピーカ170と、リモコン受光部180と、機器駆動部190とを含む。
CPU110は、メモリ120あるいは外部の記憶媒体に記憶されているプログラムを実行することによって、エアコン100の各部を制御する。
メモリ120は、各種のRAM、各種のROMなどによって実現される。メモリ120は、CPU110によって実行されるプログラムや、CPU110によるプログラムの実行により生成されたデータ、操作部140を介して入力されたデータ、リモコン199から受信したデータ、ルータやインターネットを介してサーバ300から受信したデータなどを記憶する。
より詳細には、本実施の形態にかかるメモリ120は、リモコン199からの1つのタイマON命令に関する情報を格納するためのメモリ領域121と、リモコンからの1つのタイマOFF命令に関する情報を格納するためのメモリ領域122と、サーバ300からの1つのタイマ命令に関する情報を格納するためのメモリ領域123とを有する。そして、サーバ300に次の命令が蓄積されているか否かを示す情報を格納するためのメモリ領域1231も準備されている。
LEDライト130は、CPU110からの信号に基づいて点灯する。本実施の形態においては、図3に示すように、CPU110は、タイマの設定がされた際に、LEDライト130を点灯させる。そして、タイマの時刻に到達し、予約されていた命令を実行すると、CPU110は、LEDライト130を消灯する。ただし、CPU110は、次のタイマの命令がサーバ300に蓄積されている場合には、LEDライト130を点灯させる。なお、タイマの設定がされたのちに、24時間以上通信が途絶された場合、CPU110は、LEDライト130を消灯させる。
図2に戻って、操作部140は、ボタンなどによって実現され、ユーザからの命令を受け付けて、当該命令をCPU110に入力する。なお、操作部140はタッチパネルを構成してもよい。
通信インターフェース160は有線通信あるいは無線通信によって他の装置との間でデータをやり取りする。すなわち、通信インターフェース160は、CPU110からのデータを受け付けて、当該データをサーバ300などの他の装置に送信したり、逆に、通信インターフェース160を制御することによって他の装置から各種のデータを受信してCPU110に入力したりする。たとえば、CPU110は、定期的に、通信インターフェース160を介して、エアコン100の情報をサーバ300にアップロードしたり、スマートフォン400のアプリからの制御命令を受信したりする。
そして、特に本実施の形態においては、CPU110は、サーバ300からの1つのタイマ命令に関する情報を格納するための領域123を参照してタイマ命令を実行すると、サーバ300に次の命令が蓄積されているか否かを示す情報を格納するための領域1231を参照して、通信インターフェース160を介してサーバ300に新たなタイマ命令を要求する。そして、CPU110は、サーバ300からのデータに基づいて、サーバ300からの1つのタイマ命令に関する情報を格納するための領域123と、サーバ300に次の命令が蓄積されているか否かを示す情報を格納するための領域1231とを書き換える。
スピーカ170は、CPU110からの信号に基づいて、各種音声や音やメロディーを出力する。
リモコン受光部180は、リモコンなどからの赤外線信号を検知して、CPU110に受信信号を入力する。たとえば、CPU110は、リモコン受光部180を介して、リモコンから電源ON/OFF命令、その他の制御命令や各種データなどを受け付ける。
機器駆動部190は、CPU110からの信号に基づいて、電気機器の各部、たとえば圧縮機やファンやその他のモータやヒータなど、を制御する。本実施の形態にかかるエアコン100は、機器駆動部190によって、冷房機能や暖房機能や送風機能やイオン発生機能などを実現する。
本実施の形態においては、エアコン100のCPU110は、定期的に、以下のような情報処理を実行する。図4を参照して、CPU110は、メモリ120を参照して、リモコン199からのタイマ命令に該当する時刻に達したか否かを判断する(ステップS102)。リモコン199からのタイマ命令に該当する時刻に達した場合(ステップS102にてYESである場合)、CPU110は、当該タイマ命令を実行する(ステップS104)。
リモコン199からのタイマ命令に該当する時刻に達していない場合(ステップS102にてNOである場合)、CPU110は、サーバ300からのタイマ命令に該当する時刻に達したか否かを判断する(ステップS112)。サーバ300からのタイマ命令に該当する時刻に達した場合(ステップS112にてYESである場合)、CPU110は、当該タイマ命令を実行する(ステップS114)。
CPU110は、サーバ300に蓄積されているタイマ命令があるか否かの情報1231に基づいて、サーバ300に蓄積されているタイマ命令がある場合(ステップS116にてYESである場合)、CPU110は、通信インターフェース160を介して、サーバ300に次のタイマ命令を要求する(ステップS118)。
サーバ300からのタイマ命令に該当する時刻に達していない場合(ステップS112にてNOである場合)や、サーバ300に蓄積されているタイマ命令がない場合(ステップS116にてNOである場合)、CPU110は、次のタイミングまで待機する。
また、エアコン100のCPU110は、サーバ300からの命令で空気調和運転を実行している場合は、その後に、通信が途絶して第1の所定時間、たとえば24時間、経過すると、空気調和運転を停止させることが好ましい。あるいは、エアコン100のCPU110は、サーバ300からの命令による空気調和運転の継続時間に関わらずに、通信が途絶してから第1の所定時間、たとえば24時間、経過した場合は、サーバ300からの命令に関する空気調和運転を停止させることが好ましい。なお、フィルタの自動清掃や内部清浄や送風などは24時間をこえても実行させてもよい。すなわち、ユーザが不快に思う動作(例えば、圧縮機が駆動される冷房運転や暖房運転などの空調運転がある。このような空調運転は運転したままだと消費電力が高く、電気代が高くなるような動作であるため、ユーザが不快になる可能性が高い)を終了することが好ましい。あるいは、そのまま動作が続行しても安全な動作(圧縮機を駆動時の様に大電流が流れない動作、例えば、上述したフィルタ自動清掃動作、内部清浄動作(室内機の熱交換器にカビが生えないように乾燥させるなどの動作)、送風運転)は24時間をこえて実行させてもよい。
<サーバ300の構成>
<サーバ300の構成>
図5を参照して、本実施の形態にかかるネットワークシステム1を構成するサーバ300の構成の一態様について説明する。サーバ300は、主たる構成要素として、CPU310と、メモリ320と、ディスプレイ330と、操作部340と、通信インターフェース360と、時計380とを含む。
CPU310は、メモリ320に記憶されているプログラムを実行することによって、サーバ300の各部を制御する。たとえば、CPU310は、メモリ320に格納されているプログラムを実行し、各種のデータを参照することによって、後述する各種の処理を実行する。
メモリ320は、各種のRAM、各種のROMなどによって実現され、サーバ300に内包されているものであってもよいし、サーバ300の各種インターフェースに着脱可能なものであってもよいし、サーバ300からアクセス可能な他の装置の記録媒体であってもよい。メモリ320は、CPU310によって実行されるプログラムや、CPU310によるプログラムの実行により生成されたデータ、入力されたデータ、機器データ321、機器状態データ322、ペアリングデータ323、タイマデータ324、その他の本実施の形態にかかる家電管理サービスに利用されるデータベースなどを記憶する。
なお、機器データ321は、図6に示すように、エアコン100などの機器毎に、機器の識別情報と、機器の種類と、ユーザの識別情報と、部屋を特定するための名前と、機器の現在の動作を特定するための動作命令やセンサによって取得した各種測定結果などの動作状態などを含む。CPU310は、スマートフォン400などの通信端末のアプリからの要求に基づいて、機器データ321を参照して、当該スマートフォン400とペアリング済みの機器のうちの、指定された部屋に配置されている機器に関する情報を提供する。
機器状態データ322は、図7に示すように、機器毎に、機器のIDと、機器の現在の運転状態と、運転のON/OFFの切り替え回数とを格納する。なお、ここで、ON/OFFの切り替え回数の対象となる運転は、暖房運転であってもよいし、冷房運転であってもよいし、送風運転であってもよいし、イオン発生運転であってもよいし、空気清浄運転や加湿運転などであってもよいし、その他の運転であってもよい。あるいは、単に電源のON/OFFの切り替え回数を利用してもよい。CPU310は、機器の運転のON/OFFが切り替わった際に、通信インターフェース360を介して、当該機器とペアリング済みの通信端末に現在の運転状態を提供する。なお、運転状態は、エアコン100が実行している命令や、エアコン100に受け渡し済みのタイマ命令や、エアコン100が記憶しているサーバ300に次の命令が蓄積されているか否かを示す情報や、各種センサの測定データなどを含む。
ペアリングデータ323は、図8に示すように、機器の組み合わせ毎に、ペアリングのIDと、ペアリングした機器同士の識別情報とを含む。たとえば、空気調和機100と、空気調和機100を遠隔制御するためのスマートフォン400またはユーザの識別情報との対応関係を含む。
タイマデータ324は、図9に示すように、スマートフォン400などの通信端末のアプリに入力されたタイマ命令毎に、タイマIDと、機器IDと、タイマ時刻と、タイマの命令と、繰り返しの設定などを格納する。繰り返しの設定は、スマートフォン400のアプリケーションプログラムに対応するものであって、毎日同じタイマ命令を繰り返すための情報や、毎週同じタイマ命令を繰り返すための情報などを含む。タイマデータ324は、タイマ命令毎に、エアコン100がサーバ300に次の命令が蓄積されていることを記憶しているか否かを示す情報を格納することが好ましい。
図5に戻って、ディスプレイ330は、CPU310からの信号に基づいて、テキストや画像を表示する。操作部340は、サービスの管理者などの命令を受け付けて、当該命令をCPU310に入力する。
通信インターフェース360は、CPU310からのデータを、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して、エアコン100やスマートフォン400などの他の装置に送信する。逆に、通信インターフェース360は、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して他の装置からのデータを受信して、CPU310に受け渡す。
そして、本実施の形態にかかるサーバ300のCPU310は、通信インターフェース360を介して、エアコン100などの機器からデータを受信すると、以下のような情報処理を実行する。
図10を参照して、CPU310は、受信したデータから機器の識別情報を読み出す(ステップS302)。CPU310は、今回の機器からのデータが、次のタイマ命令(次タイマ命令)の要求であるか否かを判断する(ステップS304)。次のタイマ命令の要求である場合(ステップS304にてYESである場合)、CPU310は、タイマデータ324を参照して、当該機器のために蓄積しているタイマ命令のデータ、たとえば繰り返しのタイマ命令や一回分のタイマ命令など、があるか否かを判断する(ステップS306)。
当該機器のために蓄積しているタイマ命令のデータがある場合(ステップS306にてYESである場合)、CPU310は、タイマデータ324を参照して、その次のタイマ命令(次々タイマ命令)が蓄積されているか否かを判断する(ステップS308)。その次のタイマ命令が蓄積されている場合(ステップS308にてYESである場合)、CPU310は、通信インターフェース360を介して、1つ目のタイマ命令と、その次のタイマ命令が蓄積されている旨を示すデータとを当該機器に送信する(ステップS310)。CPU310は、次の機器からのデータを待ち受ける。
より詳細には、本実施の形態においては、スマートフォン400などの通信端末のアプリケーションは、エアコン100などの機器毎に、複数種類の、繰り返しのタイマ命令または1回限りのタイマ命令を受け付けることができる。つまり、サーバ300のタイマデータ324には、機器毎に、複数のタイマ命令が格納される。しかしながら、エアコン100などの機器のメモリ120は、サーバ300からのタイマ命令が1つしか格納できない場合がある。そのため、本実施の形態においては、エアコン100のCPU110は、通信インターフェース160を介して、サーバ300から、1つ目のタイマデータと、その次のタイマデータが蓄積されている旨を示すデータと、を受信して、それらをサーバ300からの命令を1つ格納するための領域123と、サーバ300に次の命令が蓄積されていることを示す情報を格納するための領域1231と、に格納しておく。そして、図4のステップS114のように、CPU110は当該タイマ命令を実行したり、蓄積されているタイマ命令がある場合に(ステップS116にてYESである場合)、通信インターフェース160を介してサーバ300から次のタイマ命令を取得したりする(ステップS118)。
図10に戻って、その次のタイマデータが蓄積されていない場合(ステップS308にてNOである場合)、CPU310は、通信インターフェース360を介して、1つ目のタイマデータと、その次のタイマデータが蓄積されていない旨を示すデータとを当該機器に送信する(ステップS312)。CPU310は、次の機器からのデータを待ち受ける。なお、タイマ命令が無かった場合も(ステップS306にてNOである場合)、CPU310は、次の機器からのデータを待ち受ける。
受信したデータが次のタイマ命令の要求でなかった場合(ステップS304にてNOである場合)、CPU310は、受信したデータが機器の現在の動作状態やON/OFFのカウント数などを示すものであるか否かを判断する(ステップS322)。CPU310は、受信したデータが機器の現在の動作状態や上述したON/OFFのカウント数を示すものである場合(ステップS322にてYESである場合)、当該機器の現在の動作状態やON/OFFのカウント数を機器状態データ322に蓄積する(ステップS324)。CPU310は、ON/OFFのカウント数が前回の値よりも増えている場合(ステップS326にてYESである場合)、機器データ321を参照して、通信インターフェース360を介して、現在の動作状態を機器とペアリング済みの1または複数の通信端末に送信する(ステップS328)。CPU310は、次の機器からのデータを待ち受ける。
受信したデータが機器の現在の動作状態やON/OFFのカウント数などを示すものでない場合(ステップS322にてNOである場合)、CPU310は、その他の処理を実行して(ステップS330)、次の機器からのデータを待ち受ける。
<スマートフォン400の構成>
<スマートフォン400の構成>
図11を参照して、本実施の形態にかかるスマートフォン400などの通信端末の構成の一態様について説明する。スマートフォン400は、主たる構成要素として、CPU410と、メモリ420と、ディスプレイ430と、操作部440と、通信インターフェース460と、スピーカ470と、マイク480などを含む。
CPU410は、メモリ420に記憶されているプログラムを実行することによって、スマートフォン400の各部を制御する。
メモリ420は、各種のRAMや各種のROMなどによって実現される。メモリ420は、CPU410によって実行されるプログラムたとえば家電制御用のアプリケーションプログラムや、CPU410によるプログラムの実行により生成されたデータ、入力されたデータ、その他の本実施の形態にかかる家電管理サービスに利用されるデータベースなどを記憶する。
ディスプレイ430は、CPU410からの信号に基づいて、テキストや画像を表示する。操作部440は、ユーザなどの命令を受け付けて、当該命令をCPU410に入力する。たとえば、CPU410は、エアコン100など家電制御用のアプリケーションプログラムに基づいて、ディスプレイ430に操作画面を表示して、操作部440を介してエアコン100への遠隔制御命令の入力を受け付ける。なお、ディスプレイ430と操作部440とはタッチパネルであってもよい。
通信インターフェース460は、CPU410からのデータを、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して、サーバ300などの他の装置に送信する。逆に、通信インターフェース460は、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して当該他の装置からのデータを受信して、CPU410に受け渡す。
スピーカ470は、CPU410からのデータに基づいて音声を出力し、マイク480は音声を受け付けて音声データをCPU410に入力する。
本実施の形態においては、CPU410は、操作部440を介してユーザの指示を受け付けて、家電制御用のアプリケーションプログラムを起動する。CPU410は、通信インターフェース460を介して、サーバ300からペアリング済みのエアコン100に関するデータを受信して、図12に示すように、ディスプレイ430にエアコン100に関するデータを表示させる。CPU410は、操作部440を介してエアコン100に対する命令を受け付けて、通信インターフェース460を介してサーバ300に命令を送信する。サーバ300は、当該命令に基づいてエアコン100を制御する。
また、本実施の形態においては、図13に示すように、CPU410は、操作部440を介して、部屋のリモコン199による操作でエアコン100が運転・停止した時やアプリからのタイマ設定が実行された時にサーバ300からお知らせが届くモードのON/OFFや、メンバーが「登録情報変更」や「機器削除」をした時にお知らせが届くモードのON/OFFの設定などを受け付ける。
以上のように構成されているため、本実施の形態にかかるネットワークシステム1においては、以下のような処理が行われる。まず、スマートフォン400などの通信端末によってリモートで設定されたタイマ命令はサーバ300で記憶される。そして、サーバ300は、エアコン100がサーバ300に次の命令が蓄積されている旨の情報を記憶している場合は、エアコン100からの次のタイマ命令の要求を待ち、記憶していない場合は、エアコン100に当該タイマ命令を送信する。エアコン100は、当該情報を受信して、次の命令があることを示すためのLEDライトを点灯させる。またサーバ300は、このタイミングで、エアコン100から各種情報を取得してもよい。エアコン100は、蓄積されるタイマ命令がすべて完了するまで、タイマ用のLEDを点灯させる。
たとえば、予めタイマ命令が入力されている場合にさらに、繰り返しのない新たなタイマ命令が入力された場合は、図14の(a)に示すように、(1)スマートフォン400を介してユーザが新たなタイマ命令を設定する。(2)サーバ300が新たなタイマ命令がある旨をエアコン100に送信する。このとき、エアコン100は、予め入力されているタイマがあるため、タイマ用のLEDライトを点灯させている。(3)エアコン100は、タイマ命令がある旨を受け付けた旨をサーバ300に返答する。(4)サーバ300は、タイマ命令がある旨をエアコン100が正常に受け付けた旨を表示する。
図14の(b)に示すように、前のタイマ設定時刻に達すると、エアコン100は前のタイマ命令を実行して、サーバ300に次のタイマ命令を要求する。この場合に、サーバ300は、さらにその次のタイマ命令はないという旨をエアコン100に通知する。このとき、エアコン100は、次のタイマ命令があるため、タイマ用のLEDライトを点灯させている。これによって、次のタイマ設定時間に達すると、図14の(c)に示すように、(1)エアコン100は、次のタイマ命令を実行する。(2)エアコン100は、さらに次のタイマ命令がないため、タイマ用LEDを消灯する。
次に、予めタイマ命令が入力されている場合にさらに、毎日繰り返しのタイマ命令が入力された場合は、図15の(a)に示すように、(1)スマートフォン400を介してユーザが新たなタイマ命令を設定する。(2)サーバ300が新たなタイマ命令がある旨をエアコン100に送信する。このとき、エアコン100は、予め入力されているタイマがあるため、タイマ用のLEDライトを点灯させている。(3)エアコン100は、タイマ命令がある旨を受け付けた旨をサーバ300に返答する。(4)サーバ300は、タイマ命令がある旨をエアコン100が正常に受け付けた旨を表示する。
図15の(b)に示すように、エアコン100は前のタイマ命令を実行すると、サーバ300に次のタイマ命令を要求する。この場合に、サーバ300は、さらにその次のタイマ命令がある旨をエアコン100に通知する。このとき、エアコン100は、次のタイマ命令があるため、タイマ用のLEDライトを点灯させている。これによって、次のタイマ設定時間に達すると、図15の(c)に示すように、(1)エアコン100は、次のタイマ命令を実行し、(2)さらにその次のタイマ命令があるため、タイマ用LEDを点灯したままにする。
次に、午前7時の暖房運転ONの毎日繰り返しのタイマ命令と午前8時の暖房運転OFFの毎日繰り返しのタイマ命令とが入力された場合は、図16の(a)に示すように、サーバ300がエアコン100に午前7時のタイマ命令を送信する。この場合に、次のタイマ命令がある旨をエアコン100に通知する。このとき、エアコン100は、午前7時のタイマがあるため、タイマ用のLEDライトを点灯させている。これによって、午前7時のタイマ設定時間に達すると、図16の(b)に示すように、CPU110は、暖房運転をONして、次の8時のタイマ命令があるため、図16の(c)に示すように、サーバ300に次のタイマ命令を要求する。この場合に、サーバ300は、さらにその次のタイマ命令がある旨をエアコン100に通知する。このとき、エアコン100は、午前8時のタイマ(次のタイマ)があるため、タイマ用のLEDライトを点灯させている。これによって、タイマ設定時間に達すると、図16の(d)に示すように、CPU110は、暖房運転をOFFして、さらに次の明日の7時のタイマ命令をサーバ300に要求する。この場合に、サーバ300は、さらにその次の次のタイマ命令がある旨をエアコン100に通知する。このとき、エアコン100は、午前7時のタイマ(さらにその次のタイマ)があるため、タイマ用のLEDライトを点灯させている。このように、毎日繰り返しタイマが設定された場合は、タイマ用LEDは点灯したままとなる。
<第2の実施の形態>
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態においては、図10のステップS326においてYESである場合、すぐにステップS328を実行するものであった。しかしながら、本実施の形態においては、図17に示すように、CPU310は、ON/OFFのカウント数が前回の値よりも増えている場合(ステップS326にてYESである場合)、ランダムな時間、たとえば、0秒より長く10分よりも短い時間だけ待機する(ステップS327)。CPU310は、機器データ321を参照して、通信インターフェース360を介して、現在の動作状態を機器とペアリング済みの1または複数の通信端末に送信する(ステップS328)。これによって、キリのよい時間にたくさんのユーザがタイマをセットしても、エアコン100への要求が集中することなく、サーバ300やネットワーク通信の最大負荷を低減することができる。なお、ランダムな時間に代えて、所定時間待機する様にしてもよい。この所定時間は、空気調和機100の生産時に決められるものである場合、空気調和機100毎に、ランダムな時間、たとえば、0秒より長く10分よりも短い時間の範囲で一つ設定するようにすればよい。
<第3の実施の形態>
<第3の実施の形態>
第1および第2の実施の形態のネットワークシステム1の各装置の役割の一部または全部を他の装置が実行してもよい。たとえば、サーバ300やエアコン100やスマートフォン400の各々の役割の一部または全部を別の装置が担ったり、それらの装置の1つ1つの役割の一部または全部を、複数の装置で分担したりしてもよい。たとえば、エアコン100がタイマ時刻の到達を判断していたが、その一部の判断をサーバ300やスマートフォン400のアプリ側で判断したり、サーバ300の処理の一部をスマートフォン400やエアコン100で処理したりしてもよい。
<まとめ>
<まとめ>
上記の実施の形態においては、サーバ300と通信するための通信インターフェース160と、サーバ300からのタイマの命令を記憶するためのメモリ120と、通信インターフェース160を介して、サーバ300からのタイマの命令を受信する際に、次のタイマの命令がある場合にサーバ300からその旨を示す第1の情報も取得して記憶するためのプロセッサ110とを備える、空気調和機100が提供される。
好ましくは、空気調和機100は、ライト130をさらに備える。プロセッサ110は、第1の情報を記憶している場合、ライト130を点灯または点滅させる。
好ましくは、プロセッサ110は、第1の情報を記憶している場合、既に受信したサーバ300からのタイマの命令を実行したときに、通信インターフェース160を介してサーバ300に次のタイマの命令を要求する。
好ましくは、プロセッサ110は、第1の情報を記憶している場合、既に受信したサーバ300からのタイマの命令を実行したときに、0秒から所定の時間までのいずれかの期間待機してから、通信インターフェース160を介してサーバ300に次のタイマの命令を要求する。なお所定時間は、たとえば、10分とか、5分とか、1分とか、30分とか、ユーザが設定しやすいキリのよい時間単位である。また、所定時間は、生産時に予め定められているものであってもよい。
好ましくは、プロセッサ110は、サーバ300との通信が途絶される状態が第1の所定時間以上続き、またはサーバ300との通信が途絶されている状態中にサーバ300からのタイマの命令を実行してから第2の所定時間が経過すると、空気調和運転を停止したり、安全状態に移行したりする。
この発明の別の局面に従うと、上記の空気調和機100と、サーバ300とを備えるネットワークシステム1が提供される。空気調和機100は、所定の間隔で現在の状態をサーバ300に送信する。
好ましくは、ネットワークシステム1は、通信端末400をさらに備える。通信端末400は、ユーザからのタイマの命令を受け付けてサーバ300に送信する。サーバ300は、空気調和機100の所定の空気調和運転のON/OFFが切り替わった際に、空気調和機100の現在の状態を通信端末400に送信する。
好ましくは、サーバ300は、空気調和機100の所定の空気調和運転のON/OFFが切り替わった際に、空気調和機100とペアリングしている複数の通信端末400に、空気調和機100の現在の状態を送信する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 :ネットワークシステム
100 :エアコン
110 :CPU
120 :メモリ
121 :メモリ領域
122 :メモリ領域
123 :メモリ領域
1231 :メモリ領域
130 :LEDライト
140 :操作部
160 :通信インターフェース
170 :スピーカ
180 :リモコン受光部
190 :機器駆動部
199 :リモコン
300 :サーバ
310 :CPU
320 :メモリ
321 :機器データ
322 :機器状態データ
323 :ペアリングデータ
324 :タイマデータ
330 :ディスプレイ
340 :操作部
360 :通信インターフェース
380 :時計
400 :スマートフォン
410 :CPU
420 :メモリ
430 :ディスプレイ
440 :操作部
460 :通信インターフェース
470 :スピーカ
480 :マイク
500 :モデム
600 :ルータ
100 :エアコン
110 :CPU
120 :メモリ
121 :メモリ領域
122 :メモリ領域
123 :メモリ領域
1231 :メモリ領域
130 :LEDライト
140 :操作部
160 :通信インターフェース
170 :スピーカ
180 :リモコン受光部
190 :機器駆動部
199 :リモコン
300 :サーバ
310 :CPU
320 :メモリ
321 :機器データ
322 :機器状態データ
323 :ペアリングデータ
324 :タイマデータ
330 :ディスプレイ
340 :操作部
360 :通信インターフェース
380 :時計
400 :スマートフォン
410 :CPU
420 :メモリ
430 :ディスプレイ
440 :操作部
460 :通信インターフェース
470 :スピーカ
480 :マイク
500 :モデム
600 :ルータ
Claims (8)
- サーバと通信するための通信インターフェースと、
前記サーバからのタイマの命令を記憶するためのメモリと、
前記通信インターフェースを介して、前記サーバからのタイマの命令を受信する際に、次のタイマの命令がある場合にサーバからその旨を示す第1の情報も取得して記憶するためのプロセッサとを備える、空気調和機。 - ライトをさらに備え、
前記プロセッサは、前記第1の情報を記憶している場合、前記ライトを点灯または点滅させる、請求項1に記載の空気調和機。 - 前記プロセッサは、前記第1の情報を記憶している場合、既に受信した前記サーバからのタイマの命令を実行したときに、前記通信インターフェースを介して前記サーバに次のタイマの命令を要求する、請求項1または2に記載の空気調和機。
- 前記プロセッサは、前記第1の情報を記憶している場合、既に受信した前記サーバからのタイマの命令を実行したときに、0秒から所定の時間までのいずれかの期間待機してから、前記通信インターフェースを介して前記サーバに次のタイマの命令を要求する、請求項3に記載の空気調和機。
- 前記プロセッサは、前記サーバとの通信が途絶される状態が第1の所定時間以上続き、または前記サーバとの通信が途絶されている状態中に前記サーバからのタイマの命令を実行してから第2の所定時間が経過すると、安全状態に移行する、請求項1から4のいずれか1項に記載の空気調和機。
- 請求項1から5のいずれか1項に記載の空気調和機と、
サーバとを備え、
前記空気調和機は、所定の間隔で現在の状態を前記サーバに送信する、ネットワークシステム。 - 通信端末をさらに備え、
前記通信端末は、ユーザからのタイマの命令を受け付けて前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記空気調和機の所定の空気調和運転のON/OFFが切り替わった際に、前記空気調和機の前記現在の状態を前記通信端末に送信する、請求項6に記載のネットワークシステム。 - 前記サーバは、前記空気調和機の所定の空気調和運転のON/OFFが切り替わった際に、前記空気調和機とペアリングしている複数の通信端末に、前記空気調和機の前記現在の状態を送信する、請求項7に記載のネットワークシステム。
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