JPWO2019044604A1 - 光伝送装置およびスペクトラム制御方法 - Google Patents

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Abstract

[課題]波長多重信号のスペクトラム形状を制御し、伝送品質を向上させることができる光伝送装置を提供する。[解決手段]光伝送装置を、波長選択手段1と、光増幅手段2と、計測手段3と、設定手段4と、制御手段5を備える構成とする。波長選択手段1は、光信号をして選択する手段と、信号レベルを調整して出力する手段とを有する。光増幅手段2は、信号レベルの調整が行われた波長多重信号を増幅する。計測手段3は、増幅後の波長多重信号のスペクトラムを計測する。設定手段4は、伝送路に出力する波長多重信号の基準となるスペクトラム形状を出力スペクトラム設定情報として設定する。制御手段5は、計測されたスペクトラムと、出力スペクトラム設定情報とを比較して、波長選択手段1において波長多重信号の波長ごとの信号レベルを調整する際の減衰量を決定する。また、波長選択手段1は、決定した減衰量に基づいて信号レベルを調整する。

Description

本発明は、光通信システムにおける波長多重信号の伝送技術に関するものであり、特に、波長多重化された光信号のスペクトラム形状を制御する技術に関するものである。
光通信システムでは、波長多重信号が伝送路上の光ファイバや中継装置等を通過する際に、光信号の信号レベルの波長特性が変化し、伝送品質の低下が生じる恐れがある。よって、光通信システムにおいて伝送品質を維持するためには、異なる波長間の光信号の信号レベルの差を小さくするように波長多重信号のスペクトル形状を制御する必要がある。そのため、波長間に生じる光信号の信号レベルの差の影響を抑制する技術の開発が行われている。そのような、波長間の光信号の信号レベルの差を抑制する技術としては、例えば、特許文献1のような技術が開示されている。
特許文献1は、波長ごとの信号レベルの調整を行う機能を有する光中継装置に関するものである。特許文献1の光中継装置は、波長選択スイッチと、光カプラと、OCM(Optical Channel Monitor)を備えている。特許文献1の光中継装置は、波長選択スイッチの出力部において光カプラで波長多重信号を分岐し、OCMで波長ごとの信号レベルを計測している。特許文献1の光中継装置は、OCMにおける計測で、信号レベルに規定値からの変動が生じた波長を検出すると、波長選択スイッチにおける信号レベルの調整量を変化させている。
また、特許文献2には、波長多重信号の送信先の光伝送装置における信号レベルの情報を取得して、送信する波長多重信号の信号レベルの調整を行う光伝送装置に関する技術が開示されている。
特許第6067192号公報 特開2014−192615号公報
しかしながら、特許文献1の技術は次のような点で十分ではない。特許文献1の光中継装置は、波長選択スイッチの出力側で信号レベルの計測を行っている。しかし、波長選択スイッチの後段に、光増幅器のような光信号の信号レベルに波長に依存した影響を与える素子があった場合には、伝送路に出力する波長多重信号のスペクトラム形状が、伝送品質を維持する上で必要な形状にならない恐れがある。また、伝送路の光ファイバの特性等によって、出力する波長多重信号に要求されるスペクトラム形状は異なるが、特許文献1の技術では、出力する波長多重信号のスペクトラム形状を、伝送路の特性に合わせて調整することができない。そのため、特許文献1の技術は、出力信号のスペクトラム形状を制御することで、伝送品質を維持するための技術としては十分ではない。また、特許文献2の技術は、遠隔にある受信装置側の信号レベルの情報を取得する必要があり、自装置内において取得した情報のみでは、出力信号のスペクトラム形状を適切な形状に調整する制御を行うことはできない。
本発明は、上記の課題を解決するため、波長多重信号のスペクトラム形状を制御し、伝送品質を向上させることができる光伝送装置を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の光伝送装置は、波長選択手段と、光増幅手段と、計測手段と、設定手段と、制御手段を備えている。波長選択手段は、光ファイバを介して入力される波長多重信号から、設定された波長の光信号を出力する光信号として選択する手段と、選択した波長の光信号ごとに、減衰量の設定値に基づいて信号レベルを調整して出力する手段とを有する。光増幅手段は、波長選択手段において信号レベルの調整が行われた波長多重信号を増幅する。計測手段は、光増幅手段における増幅後の波長多重信号のスペクトラムを計測する。設定手段は、伝送路に出力する波長多重信号の基準となるスペクトラム形状を出力スペクトラム設定情報として設定する。制御手段は、計測手段において計測されたスペクトラムと、出力スペクトラム設定情報とを比較して、波長選択手段において波長多重信号の波長ごとの信号レベルを調整する際の減衰量を決定する。また、波長選択手段は、制御手段が決定した減衰量に基づいて、波長多重信号の波長ごとの信号レベルを調整する。
本実施形態のスペクトラム制御方法は、伝送路に出力する波長多重信号の基準となるスペクトラム形状を出力スペクトラム設定情報として設定する。本実施形態のスペクトラム制御方法は、光ファイバを介して入力される波長多重信号から設定された波長の光信号を出力する光信号として選択し、選択した波長の光信号ごとに、減衰量の設定値に基づいて信号レベルを調整して出力する。本実施形態のスペクトラム制御方法は、信号レベルの調整が行われた波長多重信号を増幅する。本実施形態のスペクトラム制御方法は、増幅後の波長多重信号のスペクトラムを計測する。本実施形態のスペクトラム制御方法は、計測されたスペクトラムと、出力スペクトラム設定情報とを比較して、波長多重信号の波長ごとの信号レベルを調整する際の減衰量を決定する。本実施形態のスペクトラム制御方法は、決定した減衰量に基づいて、波長多重信号の波長ごとの信号レベルを調整する。
本発明によると、波長多重信号のスペクトラム形状を制御し、伝送品質を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態の光伝送装置の動作フローを示す図である。 本発明と対比した構成の光伝送装置の構成の例を示す図である。 本発明の第3の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第3の実施形態の光伝送装置の動作フローを示す図である。 本発明の第4の実施形態の光伝送装置の構成の概要を示す図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態の光伝送装置の構成の概要を示したものである。本実施形態の光伝送装置は、波長選択手段1と、光増幅手段2と、計測手段3と、設定手段4と、制御手段5を備えている。波長選択手段1は、光ファイバを介して入力される波長多重信号から、設定された波長の光信号を出力する光信号として選択する手段と、選択した波長の光信号ごとに、減衰量の設定値に基づいて信号レベルを調整して出力する手段とを有する。光増幅手段2は、波長選択手段1において信号レベルの調整が行われた波長多重信号を増幅する。計測手段3は、光増幅手段2における増幅後の波長多重信号のスペクトラムを計測する。設定手段4は、伝送路に出力する波長多重信号の基準となるスペクトラム形状を出力スペクトラム設定情報として設定する。制御手段5は、計測手段3において計測されたスペクトラムと、出力スペクトラム設定情報とを比較して、波長選択手段1において波長多重信号の波長ごとの信号レベルを調整する際の減衰量を決定する。また、波長選択手段1は、制御手段5が決定した減衰量に基づいて、波長多重信号の波長ごとの信号レベルを調整する。
本実施形態の光伝送装置は、設定手段4において伝送路に出力する波長多重信号の基準となるスペクトラム形状を出力スペクトラム設定情報として設定し、計測手段3において、増幅後の波長多重信号のスペクトラムを計測している。また、本実施形態の光伝送装置は、制御手段5において、計測手段3において計測されたスペクトラムと、出力スペクトラム設定情報とを比較して、波長選択手段1において信号レベルを調整する際の波長ごとの減衰量を決定している。本実施形態の光伝送装置は、光増幅手段2の出力後に計測したスペクトラムと望ましいスペクトラム形状を比較して減衰量を決定しているので、増幅による特性変化を考慮した信号レベルの調整を行うことができる。そのため、本実施形態の光伝送装置は、伝送路の特性等の影響を抑制する上でより最適な形状に近いスペクトラム形状の波長多重信号を出力することができる。その結果、本実施形態の光伝送装置は、出力する波長多重信号のスペクトラム形状を制御し、伝送品質を向上させることができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図2は、本実施形態の光伝送装置の構成の概要を示したものである。
本実施形態の光伝送装置10は、第1の光学回路11と、第2の光学回路12と、波長選択スイッチ13と、光増幅器14と、光カプラ15と、OCM(Optical Channel Monitor)16と、スペクトラム制御回路17を備えている。また、光伝送装置10は、光ファイバ201、光ファイバ202および光ファイバ203と接続されている。光ファイバ201および光ファイバ202は、光伝送装置10に入力される光信号を伝送する伝送路である。また、光ファイバ203は、光伝送装置10から出力される光信号を伝送する伝送路である。本実施形態の光伝送装置10は、ROADM(Reconfigurable Optical Add / Drop Multiplexer)装置として構成されている。光伝送装置10は、送信装置や中継装置として用いられる。
第1の光学回路11および第2の光学回路12は、光伝送装置10に入力される光信号の処理回路として形成されている。第1の光学回路11および第2の光学回路12は、例えば、入力される波長多重信号を増幅する光増幅器と、光伝送装置10でDropする光信号を分離するスプリッタによって構成されている。
波長選択スイッチ13は、第1の光学回路11および第2の光学回路12を介して入力される波長多重信号から設定に基づいた波長の光信号を選択して出力する。また、波長選択スイッチ13は、光信号の選択を行う際に、各波長の光信号の信号レベル、すなわち、各波長の光パワーを設定値に基づいて調整する。
波長選択スイッチ13には、光伝送装置10でAddされる光信号が入力されてもよい。
また、波長選択スイッチ13において、光信号のAddとDropの両方が行われてもよい。
波長選択スイッチ13は、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)を用いて形成される。MEMSを用いた波長選択スイッチでは、ミラーの制御によって出力する波長の選択と、出力する光信号の光パワーの調整が行われる。波長選択スイッチ13は、入力された光信号の選択的な出力と信号レベルの調整が行われるものであればMEMS方式以外のものであってもよい。例えば、波長選択スイッチ13は、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)技術を用いて形成されていてもよい。波長選択スイッチ13は、信号レベルの調整を、各波長の光パワーを減衰量の設定値に基づいて減衰することによって行う。
本実施形態の波長選択スイッチ13は、減衰量設定104として減衰量の設定値を保存している。減衰量の設定値は、スペクトラム制御回路17において決定され、波長選択スイッチ13に入力される。波長選択スイッチ13は、減衰量設定104として保存された減衰量の設定値に基づいて、光信号の信号レベルの調整を行う。また、本実施形態の波長選択スイッチ13は、第1の実施形態の波長選択手段1に相当する。
光増幅器14は、入力された波長多重信号を増幅して出力する。光増幅器14には、例えば、EDFA(Erbium Doped optical Fiber Amplifier)が用いられる。本実施形態の光増幅器14は、第1の実施形態の光増幅手段2に相当する。
光カプラ15は、波長多重信号を光伝送装置の出力側と、OCM16の入力側に分岐する。光伝送装置の出力側に分岐された波長多重信号は、光ファイバ203に出力され伝送路を伝送される。光カプラ15には、光カプラが用いられる。光カプラ15で分岐される2つの経路の波長多重信号に含まれる波長は、光カプラ15に入力される波長多重信号に含まれる波長と同一である。
OCM16は、入力される波長多重信号について波長ごとの光パワーを計測することで信号レベルを計測し、波長多重信号のスペクトラムを取得する機能を有する。OCM16は、例えば、モノクロメータによってフォトダイオードに入力される波長を変化させることで波長ごとの光パワーを計測する。OCM16は、波長多重信号をアレイ回折格子等で分波し、分波された光信号ごとにフォトダイオードで光パワーを計測する構成であってもよい。OCM16は、波長ごとの光パワーの計測を基にした波長多重信号のスペクトラムの情報を、モニタ情報101として保持し、スペクトラム制御回路17に送る。また、本実施形態のOCM16の信号レベルを計測する機能は、第1の実施形態の計測手段3に相当する。
スペクトラム制御回路17は、減衰量制御部102と、出力スペクトラム設定部103を備えている。スペクトラム制御回路17は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの半導体装置を用いて構成されている。また、スペクトラム制御回路17における各処理は、CPU(Central Processing Unit)上でコンピュータプログラムを実行することで行われてもよい。
減衰量制御部102は、モニタ情報とスペクトラム設定情報を比較し、差がある場合には、波長選択スイッチ13における減衰量を示す減衰量設定を更新する。減衰量制御部102は、モニタ情報とスペクトラム設定情報の差がなくなるように波長選択スイッチ13における波長ごとの光パワーの減衰量を決定する。減衰量制御部102は、減衰量設定を更新すると更新した減衰量設定の情報を波長選択スイッチ13に送る。
出力スペクトラム設定部103は、伝送路に出力する波長多重信号の基準となるスペクトラム形状の設定に関する動作を処理する。出力スペクトラム設定部103は、基準となるスペクトラム形状の入力を受け付け、基準となるスペクトラム形状のデータを出力スペクトラム設定情報として保存する。基準となるスペクトラム形状は、伝送路の特性を考慮した伝送品質を向上させる上で望ましいスペクトラム形状として設定される。基準となるスペクトラム形状は、作業者によって入力されてもよく、通信管理システム等から入力されてもよい。また、基準となるスペクトラム形状は、光伝送装置10の設計時や敷設時に設定されてもよい。また、本実施形態のスペクトラム制御回路17は、第1の実施形態の設定手段4および制御手段5に相当する。
本実施形態の光伝送装置10の動作について説明する。始めに、本実施形態の光伝送装置10の通常の動作、すなわち、入力される波長多重信号を処理して出力する際の動作について説明する。
光ファイバ201および光ファイバ202を介して伝送されてくる波長多重信号は、第1の光学回路11および第2の光学回路12を介して、光伝送装置10に入力される。第1の光学回路11および第2の光学回路12は、入力された波長多重信号に所定の処理を施し、波長選択スイッチ13に送る。入力された光信号に施す所定の処理としては、例えば、光信号の増幅や、一部の波長の光信号の分岐等の処理が該当する。
第1の光学回路11および第2の光学回路12から波長多重信号が入力されると、波長選択スイッチ13は、設定に基づいた波長の光信号を選択して出力する。選択される光信号は、光通信システムの波長設計に基づいて設定されている。また、波長選択スイッチ13は、波長の選択を行う際に、減衰量設定104として保持している減衰量の設定値に基づいて、各波長の光信号の減衰を行う。
波長の選択と波長ごとの減衰の処理が行われた光信号は、波長多重信号として光増幅器14に送られる。波長多重信号が入力されると、光増幅器14は、光パワーの増幅を行って出力する。光増幅器14から出力された波長多重信号は、光カプラ15で分岐され、一方の波長多重信号は、光ファイバ203に出力されて伝送路を伝送される。もう一方の波長多重信号は、OCM16に送られる。
次に、本実施形態の光伝送装置10において、波長選択スイッチ13において信号レベルの調整を行う際の動作について説明する。図3は、本実施形態の光伝送装置10が信号レベルの調整を行う際の動作フローを示したものである。
光伝送装置10の設置時や通信設定変更時等に、スペクトラム制御回路17の出力スペクトラム設定部103に、伝送路に出力する波長多重信号のスペクトラム形状について、基準となるスペクトラム形状が出力スペクトラム設定情報として設定される。出力スペクトラム設定情報は、出力光の波長をλxとすると、波長λxごとの信号レベルの設定値が期待出力レベルとして設定される(ステップS11)。
出力スペクトラム設定情報として設定されるスペクトラム形状は、伝送路の特性に合わせて設定される。そのため、出力スペクトラム設定情報として設定されるスペクトラム形状には、フラットまたはチルト形状など伝送路によって光信号が波長に依存して受ける影響を抑制する形状が選択される。出力スペクトラム設定情報の設定は、作業者によって行われてもよく、また、通信管理システム等からネットワークを介して行われてもよい。
出力光の信号レベルの設定値が入力されると、スペクトラム制御回路17は、各波長の出力光の信号レベルの設定値を出力スペクトラム設定情報として保存する。
OCM16は、光カプラ15において分岐される波長多重信号の波長ごとの信号レベルとして波長ごとの光パワーを計測する。すなわち、OCM16は、光カプラ15において分岐された光増幅器14からの出力光λxの信号レベルを計測する。OCM16は、光増幅器14からの出力光λxの信号レベルの計測結果をモニタ情報として、スペクトラム制御回路17に出力する(ステップS12)。
光増幅器14からの出力光λxの信号レベルの計測結果を示すモニタ情報を受け取ると、スペクトラム制御回路17の減衰量制御部112は、出力スペクトラム設定情報と、モニタ情報を比較する(ステップS13)。
設定値である出力スペクトラム設定情報と計測値であるモニタ情報の信号レベルが全ての波長で同じまたは所定の基準内の差であるとき(ステップS14でYes)、スペクトラム制御回路17の減衰量制御部112は、減衰量の調整は不要と判断する。減衰量制御部112が減衰量の調整は不要と判断すると、減衰量の設定の動作は終了する。減衰量の設定の動作は、光通信システムの設定変更時、作業者や通信管理システムからの開始指示、または所定の時間ごとなどに再度、実施される。
出力スペクトラム設定情報とモニタ情報の光パワーの信号レベルに差があるとき(ステップS14でNo)、スペクトラム制御回路17の減衰量制御部112は、設定値と計測値の差を基に波長選択スイッチ13における減衰量を算出する。波長選択スイッチ13における減衰量を算出すると、新たに算出した減衰量の設定値を減衰量設定として波長選択スイッチ13に送り減衰量の設定を更新する(ステップS15)。
波長選択スイッチ13は、減衰量設定の情報を受け取ると、受け取った減衰量の設定値を減衰量設定104として保存して減衰量設定を更新する。減衰量設定が更新されると、波長選択スイッチ13は、減衰量設定に示された減衰量となるように光信号の光パワーの減衰を行って信号レベルの調整を行う。減衰量設定に示された減衰量で減衰が行われると、ステップS12からの動作が、スペクトラム設定情報とモニタ情報が一致するまで繰り返される。
図4は、本実施形態の光伝送装置10と対比した構成の例として、特開2014−192615号公報に記載された光伝送装置の構成を示したものである。図4の光伝送装置は、ROADM装置として構成されている。図4の光伝送装置は、入力される光多重信号が光増幅器(Pre AMP)で増幅された後、SPL(Splitter)で光信号の一部がDropされている。また、WSS(Wavelength Selective Switch;波長選択スイッチ)で光信号がAddされている。図4では、入力側の光増幅器(Pre-AMP)とSPLの間、および、WSSと出力側の光増幅器(Post AMP)の間で波長多重信号がそれぞれ分岐され、OCMで信号レベルの計測が行われている。図4では、入力側の光増幅器(Pre-AMP)とSPLの間における信号レベルの計測結果は、波長多重信号の送信元の光伝送装置に通知される。図4のプリエンファシス制御部は、送信先の光伝送装置から通知された信号レベルの計測結果、または、送信先から通知された信号レベルの計測結果と自装置内の出力側のOCMにおける信号レベルの計測結果を基にWSSにおける減衰量を決定している。
図4の光伝送装置では、WSSと光増幅器の間において信号レベルの計測を行っている。そのため、自装置内のOCMにおける計測結果を基にWSSでスペクトラム形状の調整を行っても増幅時の光増幅器における波長依存性によって期待通りのスペクトラム形状の出力信号を得られないことがある。一方で、本実施形態の光伝送装置10では、光増幅器よりも出力側で信号レベルの計測を行っているので、光増幅器における波長依存性の影響を取り込んだ上で、スペクトラム形状の調整を行うことができる。その結果、本実施形態の光伝送装置10では、伝送品質を向上させる上で期待されるスペクトラム形状により近い波長多重信号を出力することができる。
本実施形態の光伝送装置10は、スペクトラム制御回路17に設定された出力スペクトラム設定情報を基に、波長選択スイッチ13における減衰量を設定している。そのため、本実施形態の光伝送装置10は、出力する波長多重信号のスペクトラム形状をフラットやチルトなどを含む任意の形状にすることができる。また、本実施形態の光伝送装置10は、スペクトラム設定情報の保持と、光信号の計測を自装置内で行っているため、受信側からの情報を必要とせずに出力光のスペクトラム形状の調整を行うことができる。そのため、光伝送装置や光通信システムの構成を簡素化することができる。
また、本実施形態の光伝送装置10は、光増幅器14の出力信号の計測を行っているので、光増幅器14等における波長分布の変化の影響を考慮した調整ができる。そのため、本実施形態の光伝送装置10では、出力光のスペクトラム形状の制御の精度が向上する。
以上より、本実施形態の光伝送装置10は、波長多重信号のスペクトラム形状を制御し、伝送品質を向上させることができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図5は、本実施形態の光伝送装置20の構成の概要を示したものである。第2の実施形態の光伝送装置10は、波長選択スイッチ13を1つ備え、処理を施した波長多重信号を1本の伝送路に出力していたが、本実施形態の光伝送装置20は、複数の波長選択スイッチを備え、複数の伝送路に出力する処理を行うことを特徴としている。
本実施形態の光伝送装置20は、第1の光システム21と、第2の光システム22と、光学回路23と、OCM24と、スペクトラム制御回路25を備えている。
第1の光システム21は、第1の光学回路31と、第2の光学回路32と、波長選択スイッチ33と、第3の光学回路34と、光カプラ35を備えている。
第1の光学回路31には、光ファイバ211が接続されている。また、第2の光学回路32には、光ファイバ212が接続されている。また、光カプラ35には、光ファイバ213が接続されている。また、本実施形態の光伝送装置20は、ROADM装置として構成されている。光伝送装置20は、送信装置や中継装置として用いられる。
第1の光学回路31、第2の光学回路32、波長選択スイッチ33、第3の光学回路34および光カプラ35の構成と機能は、第2の実施形態の同名称の部位とそれぞれ同様である。第3の光学回路34は、光増幅器または通過する際に信号レベルの変動に波長依存性を有する光学回路である。
第2の光システム22は、第1の光学回路41と、第2の光学回路42と、波長選択スイッチ43と、第3の光学回路44と、光カプラ45を備えている。
第1の光学回路41には、光ファイバ221が接続されている。また、第2の光学回路42には、光ファイバ222が接続されている。また、光カプラ45には、光ファイバ223が接続されている。光ファイバ211、光ファイバ212、光ファイバ221および光ファイバ222は、光伝送装置20に入力される光信号を伝送する伝送路である。また、光ファイバ213および光ファイバ223は、光伝送装置20から出力される光信号を伝送する伝送路である。
第1の光学回路41、第2の光学回路42、波長選択スイッチ43、第3の光学回路44および光カプラ45の構成と機能は、第2の実施形態の同名称の部位とそれぞれ同様である。第3の光学回路44は、光増幅器または通過する際に信号レベルの変動に波長依存性を有する光学回路である。
光学回路23は、第1の光システム21の光カプラ35と、第2の光システム22の光カプラ45において分岐された波長多重信号をOCM24に入力する入力回路である。光学回路23は、いずれか一方の光カプラから入力される波長多重信号を選択してOCM24に入力するスイッチ回路として形成される。
OCM24は、光カプラ35および光カプラ45において分岐された波長多重信号の信号レベルを計測する。OCM24は、例えば、光カプラ35および光カプラ45からそれぞれ入力される波長多重信号をモノクロメータによってフォトダイオードに入力される波長を変化させることで波長ごとの光パワーを計測する。OCM24は、第1の光システム21と第2の光システム22のそれぞれについて、波長ごとの信号レベルの情報を、モニタ情報としてスペクトラム制御回路25に送る。
スペクトラム制御回路25は、減衰量制御部112と、出力スペクトラム設定部113を備えている。減衰量制御部112は、第1の光システム21および第2の光システム22それぞれについてモニタ情報と出力スペクトラム設定情報を比較し、差がある場合には、波長選択スイッチ33における減衰量を示す減衰量設定を更新する。減衰量制御部112は、第2の実施形態の減衰量制御部102と同様に減衰量の設定値を決定する。
減衰量制御部112は、第1の光システム21と第2の光システム22のそれぞれについての出力スペクトラム設定情報の設定に関する処理を行う。減衰量制御部112は、第1の光システム21と第2の光システム22のそれぞれについて、出力信号の基準となるスペクトラム形状を出力スペクトラム設定情報として保持する。
本実施形態の光伝送装置20の動作について説明する。本実施形態の光伝送装置20の通常の動作、すなわち、入力される波長多重信号を処理して出力する際の動作は、第2の実施形態の光伝送装置10の動作と同様である。
次に、本実施形態の光伝送装置20において、波長選択スイッチ33および波長選択スイッチ43において信号レベルの調整を行う際の動作について説明する。図6は、本実施形態の光伝送装置20において波長選択スイッチにおける減衰量を設定する際の動作フローを示したものである。
スペクトラム制御回路25の出力スペクトラム設定部113において、出力光の信号レベルの設定値が設定される。本実施形態の光伝送装置20は、光ファイバ213に出力される波長λx−1、光ファイバ213に出力される波長λx−2の光信号それぞれについてのスペクトラム形状が出力スペクトラム設定情報として設定される(ステップS21)。出力スペクトラム設定情報の設定は、作業者によって行われてもよく、また、通信管理システム等からネットワークを介して行われてもよい。
出力光の信号レベルの設定値が入力されると、スペクトラム制御回路25の出力スペクトラム設定部113は、第1の光システム21および第2の光システム22の波長ごとの出力光の信号レベルの設定値を出力スペクトラム設定情報として保存する。
OCM24は、光カプラ35において分岐される波長多重信号の波長ごとの信号レベルとして波長ごとの信号レベルを計測する。OCM24は、光カプラ35において分岐された第3の光学回路34からの出力光λx-1の波長ごとの光パワーを計測し、第1の光システム21の出力信号のスペクトラムの計測結果をモニタ情報111として保存する。第1の光システム21の出力信号のスペクトラムをモニタ情報として保存すると、OCM24は、出力光λx-1の信号レベルの計測結果を示すモニタ情報を、スペクトラム制御回路25に出力する(ステップS22)。
第3の光学回路34からの出力光λx−1のスペクトラムを示すモニタ情報を受け取ると、スペクトラム制御回路25の減衰量制御部112は、出力スペクトラム設定情報と、モニタ情報を比較する(ステップS23)。
設定値である出力スペクトラム設定情報と計測値であるモニタ情報の信号レベルが全ての波長で同じまたは所定の基準内の差であるとき(ステップS24でYes)、スペクトラム制御回路25の減衰量制御部112は、減衰量の調整は不要と判断する。減衰量制御部112が減衰量の調整は不要と判断すると、減衰量の設定の動作は終了する。
出力スペクトラム設定情報とモニタ情報の信号レベルに差があるとき(ステップS24でNo)、スペクトラム制御回路25の減衰量制御部112は、設定値と計測値の差を基に波長選択スイッチ33における減衰量を算出する。波長選択スイッチ33における減衰量を算出すると、新たに算出した減衰量の設定値を減衰量設定として波長選択スイッチ33に送り減衰量の設定を更新する(ステップS25)。
波長選択スイッチ33は、減衰量設定の情報を受け取ると、受け取った減衰量設定を減衰量設定114として保存して減衰量設定を更新する。減衰量設定が更新されると、波長選択スイッチ33は、減衰量設定に示された減衰量となるように光信号の減衰を行って出力する。減衰量設定に示された減衰量で減衰が行われると、ステップS22からの動作が、スペクトラム設定情報とモニタ情報が一致するまで繰り返される。
また、OCM24は、光カプラ45において分岐される波長多重信号の波長ごとの信号レベルとして波長ごとの信号レベルを計測する。OCM24は、光カプラ35において分岐された第3の光学回路44からの出力光λx-2の波長ごとの光パワーを計測する。OCM24は、第3の光学回路44からの出力光λx-2のスペクトラムの計測結果を第2の光システム22のモニタ情報111として保持し、スペクトラム制御回路25に出力する(ステップS26)。
第3の光学回路34からの出力光λx−2のスペクトラムを示すモニタ情報を受け取ると、スペクトラム制御回路25の減衰量制御部112は、出力スペクトラム設定情報と、モニタ情報を比較する(ステップS27)。
設定値である出力スペクトラム設定情報と計測値であるモニタ情報の信号レベルが全ての波長で同じまたは所定の基準内の差であるとき(ステップS28でYes)、スペクトラム制御回路25の減衰量制御部112は、減衰量の調整は不要と判断する。減衰量制御部112が減衰量の調整は不要と判断すると、減衰量の設定の動作は終了する。
出力スペクトラム設定情報とモニタ情報の光パワーの信号レベルに差があるとき(ステップS28でNo)、スペクトラム制御回路25の減衰量制御部112は、設定値と計測値の差を基に波長選択スイッチ43における減衰量を算出する。波長選択スイッチ43における減衰量を算出すると、新たに算出した減衰量の設定値を減衰量設定として波長選択スイッチ43に送り減衰量の設定を更新する(ステップS29)。
波長選択スイッチ43は、減衰量設定の情報を受け取ると、受け取った減衰量設定を減衰量設定115として保存して減衰量設定を更新する。減衰量設定が更新されると、波長選択スイッチ43は、減衰量設定に示された減衰量となるように光信号の減衰を行って出力する。減衰量設定に示された減衰量で減衰が行われると、ステップS26からの動作が、スペクトラム設定情報とモニタ情報が一致するまで繰り返される。
本実施形態の光伝送装置20は、第2の実施形態と同様の効果を有する。また、本実施形態の光伝送装置20は、入力と出力が複数の光ファイバである場合でもあっても、伝送路の特性に合わせた出力信号のスペクトラム形状の制御を的確に行うことができる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図7は、本実施形態の光伝送装置50の構成の概要を示したものである。本実施形態の光伝送装置50は、波長帯域の異なる波長多重信号の処理を、それぞれの波長帯域に対応する波長選択スイッチで行い、1本の伝送路に出力することを特徴とする。
本実施形態の光伝送装置50は、第1の光システム51と、第2の光システム52と、光学回路53と、OCM54と、スペクトラム制御回路55と、第1のBANDフィルタ56と、第2のBANDフィルタ57と、第3のBANDフィルタ58を備えている。OCM54は、モニタ情報121を保持している。スペクトラム制御回路55は、減衰量制御部122と、出力スペクトラム設定部123をさらに備えている。
第1のBANDフィルタ56には、光伝送装置50への入力信号を伝送する光ファイバ231が接続されている。また、第2のBANDフィルタ57には、光伝送装置50への入力信号を伝送する光ファイバ232が接続されている。また、第3のBANDフィルタ58には、光伝送装置50からの出力信号を伝送する光ファイバ233が接続されている。また、本実施形態の光伝送装置50は、ROADM装置として構成されている。光伝送装置50は、送信装置や中継装置として用いられる。
第1の光システム51は、第1の光学回路61と、第2の光学回路62と、波長選択スイッチ63と、第3の光学回路64と、光カプラ65を備えている。また、波長選択スイッチ63は、減衰量設定124のデータを保持している。第1の光学回路61、第2の光学回路62、波長選択スイッチ63および光カプラ65の構成と機能は、第2の実施形態の同名称の部位と同様である。また、第3の光学回路64の構成と機能は、第3の実施形態の第1の光システム21の第3の光学回路34と同様である。
第2の光システム52は、第1の光学回路71と、第2の光学回路72と、波長選択スイッチ73と、第3の光学回路74と、光カプラ75を備えている。また、波長選択スイッチ73は、減衰量設定125のデータを保持している。第1の光学回路71、第2の光学回路72、波長選択スイッチ73および光カプラ75の構成と機能は、第2の実施形態の同名称の部位と同様である。また、第3の光学回路74の構成と機能は、第3の実施形態の第2の光システム22の第3の光学回路44と同様である。
光学回路53、OCM54およびスペクトラム制御回路55の構成と機能は、第3の実施形態の同名称の部位と同様である。
第1のBANDフィルタ56は、光ファイバ221から入力された波長多重信号をCバンド帯とLバンド帯の波長多重信号に分岐する。第1のBANDフィルタ56は、Cバンド帯の波長多重信号を第1の光システム51の第1の光学回路61に送る。また、第1のBANDフィルタ56は、Lバンド帯の波長多重信号を第2の光システム52の第1の光学回路71に送る。
第2のBANDフィルタ57は、光ファイバ222から入力された波長多重信号をCバンド帯とLバンド帯の波長多重信号に分岐する。第2のBANDフィルタ57は、Cバンド帯の波長多重信号を第1の光システム51の第2の光学回路62に送る。また、第2のBANDフィルタ57は、Lバンド帯の波長多重信号を第2の光システム52の第2の光学回路72に送る。
第1のBANDフィルタ56および第2のBANDフィルタ57は、例えば、光学多層膜フィルタを用いて一方の波長帯域を透過させ、もう一方の波長帯域を反射させることで異なるポートから出力することで分岐を行う。第1のBANDフィルタ56および第2のBANDフィルタ57は、回折格子等の分光素子を用いて構成されていてもよい。
第3のBANDフィルタ58は、第1の光システム51の光カプラ65から出力されたCバンド帯の波長多重信号と、第2の光システム52の光カプラ75から出力されたLバンド帯の波長多重信号を合波して光ファイバ223に出力する。第3のBANDフィルタ58には、例えば、光学多層膜フィルタを用いることができる。第3のBANDフィルタ58は、光カプラ等の合波素子を用いて構成されていてもよい。
本実施形態の光伝送装置50は、第3の実施形態の光伝送装置20と同様に出力信号のスペクトラム形状の制御を行う。すなわち、Cバンド帯とLバンド帯の出力信号について、それぞれ出力スペクトラム設定情報が設定され、それぞれの信号レベルの計測値と設定値の差を小さくするように設定され減衰量に基づいて、波長選択スイッチが各波長の光信号の減衰を行う。
また、本実施形態ではCバンド帯とLバンド帯の光信号の例について示したが、光信号の波長帯域は、Cバンド帯およびLバンド帯以外の帯域であってもよい。また、3つ以上の光システムを備え、3つ以上の波長帯域を処理する構成であってもよい。
本実施形態の光伝送装置50は、Cバンド帯とLバンド帯それぞれについて設定された出力スペクトラム設定情報に基づいて信号レベルの調整を行っている。そのため、本実施形態の光伝送装置50は、各波長帯域の光信号について伝送路の特性を考慮したスペクトラム形状の波長多重信号を出力することができる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
この出願は、2017年8月29日に出願された日本出願特願2017−164182を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 波長選択手段
2 光増幅手段
3 計測手段
4 設定手段
5 制御手段
10 光伝送装置
11 第1の光学回路
12 第2の光学回路
13 波長選択スイッチ
14 光増幅器
15 光カプラ
16 OCM
17 スペクトラム制御回路
20 光伝送装置
21 第1の光システム
22 第2の光システム
23 光学回路
24 OCM
25 スペクトラム制御回路
31 第1の光学回路
32 第2の光学回路
33 波長選択スイッチ
34 第3の光学回路
35 光カプラ
41 第1の光学回路
42 第2の光学回路
43 波長選択スイッチ
44 第3の光学回路
45 光カプラ
50 光伝送装置
51 第1の光システム
52 第2の光システム
53 光学回路
54 OCM
55 スペクトラム制御回路
56 第1のBANDフィルタ
57 第2のBANDフィルタ
58 第3のBANDフィルタ
61 第1の光学回路
62 第2の光学回路
63 波長選択スイッチ
64 第3の光学回路
65 光カプラ
71 第1の光学回路
72 第2の光学回路
73 波長選択スイッチ
74 第3の光学回路
75 光カプラ
101 モニタ情報
102 減衰量制御部
103 出力スペクトラム設定部
104 減衰量設定
111 モニタ情報
112 減衰量制御部
113 出力スペクトラム設定部
114 減衰量設定
115 減衰量設定
121 モニタ情報
122 減衰量制御部
123 出力スペクトラム設定部
124 減衰量設定
125 減衰量設定
201 光ファイバ
202 光ファイバ
203 光ファイバ
211 光ファイバ
212 光ファイバ
213 光ファイバ
221 光ファイバ
222 光ファイバ
223 光ファイバ
231 光ファイバ
232 光ファイバ
233 光ファイバ

Claims (10)

  1. 光ファイバを介して入力される波長多重信号から、設定された波長の光信号を出力する光信号として選択する手段と、選択した波長の前記光信号ごとに、減衰量の設定値に基づいて信号レベルを調整して出力する手段とを有する波長選択手段と、
    前記波長選択手段において信号レベルの調整が行われた波長多重信号を増幅する光増幅手段と、
    前記光増幅手段における増幅後の波長多重信号のスペクトラムを計測する計測手段と、
    伝送路に出力する波長多重信号の基準となるスペクトラム形状を出力スペクトラム設定情報として設定する設定手段と、
    前記計測手段において計測されたスペクトラムと、前記出力スペクトラム設定情報とを比較して、前記波長選択手段において波長多重信号の波長ごとの信号レベルを調整する際の前記減衰量を決定する制御手段と
    を備え、
    前記波長選択手段は、前記制御手段が決定した前記減衰量に基づいて、波長多重信号の波長ごとの信号レベルを調整することを特徴とする光伝送装置。
  2. 複数の組の前記波長選択手段および前記光増幅手段を備え、
    前記計測手段は、前記波長選択手段および前記光増幅手段の組ごとに増幅後の波長多重信号のスペクトラムを計測し、
    前記制御手段は、前記計測手段においてそれぞれ計測されたスペクトラムと、前記出力スペクトラム設定情報とを比較して、前記波長選択手段ごとに前記減衰量を決定することを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  3. 前記出力スペクトラム設定情報は、前記波長選択手段および前記光増幅手段の組ごとに設定されていることを特徴とする請求項2に記載の光伝送装置。
  4. 入力された波長多重信号を波長帯域ごとの波長多重信号に分波する分波手段と、
    波長帯域ごとの波長多重信号を合波する合波手段と
    をさらに備え、
    前記分波手段は、分波した波長多重信号を波長帯域ごとに割り当てられた前記波長選択手段に出力し、
    前記合波手段は、波長帯域ごとに割り当てられた前記波長選択手段に対応する前記光増幅手段でそれぞれ増幅された波長多重信号を合波することを特徴とする請求項2または3に記載の光伝送装置。
  5. 波長多重信号を伝送する複数の光ファイバに対応する少なくとも2つの前記分波手段を備え、
    前記分波手段は、前記光ファイバを介して入力された波長多重信号を波長帯域ごとの波長多重信号に分波し、波長帯域ごとに割り当てられた前記波長選択手段に出力することを特徴とする請求項4に記載の光伝送装置。
  6. 前記分波手段は、入力された波長多重信号をCバンド帯と、Lバンド帯の波長多重信号に分波して、Cバンド帯とLバンド帯にそれぞれ対応する前記波長選択手段に波長多重信号を出力し、
    前記合波手段は、対応する前記光増幅手段においてそれぞれ増幅されたCバンド帯とLバンド帯の波長多重信号を合波することを特徴とする請求項4または5に記載の光伝送装置。
  7. 前記出力スペクトラム設定情報は、前記伝送路の伝送特性に基づいて設定されていることを特徴とする請求項1から6いずれかに記載の光伝送装置。
  8. 伝送路に出力する波長多重信号の基準となるスペクトラム形状を出力スペクトラム設定情報として設定し、
    光ファイバを介して入力される波長多重信号から設定された波長の光信号を出力する光信号として選択し、選択した波長の前記光信号ごとに、減衰量の設定値に基づいて信号レベルを調整して出力し、
    信号レベルの調整が行われた波長多重信号を増幅し、
    増幅後の波長多重信号のスペクトラムを計測し、
    計測されたスペクトラムと、前記出力スペクトラム設定情報とを比較して、前記波長多重信号の波長ごとの信号レベルを調整する際の前記減衰量を決定し、
    決定した前記減衰量に基づいて、波長多重信号の波長ごとの信号レベルを調整することを特徴とするスペクトラム制御方法。
  9. 複数の光ファイバを介して入力された波長多重信号を、少なくとも2つの波長選択スイッチのいずれかに入力し、
    前記波長選択スイッチそれぞれにおいて、設定された波長の光信号を入力される波長多重信号から選択し、選択した波長の前記光信号ごとに、減衰量の設定値に基づいて信号レベルを調整し、
    前記波長選択スイッチごとに増幅後の波長多重信号のスペクトラムの計測し、
    前記減衰量の決定を行うことを特徴とする請求項8に記載のスペクトラム制御方法。
  10. 光ファイバを介して入力される波長多重信号を波長帯域ごとの波長多重信号に分波し、
    分波した波長多重信号を波長帯域ごとに割り当てられた波長選択スイッチにそれぞれ入力し、
    前記波長選択スイッチそれぞれにおいて、設定された波長の光信号を入力される波長多重信号から選択し、選択した波長の前記光信号ごとに、前記減衰量の設定値に基づいて信号レベルを調整し、
    信号レベルの調整が行われた波長帯域ごとの前記波長多重信号を増幅し、
    波長帯域ごとに増幅後の波長多重信号のスペクトラムを計測し、
    波長帯域ごとに前記減衰量を決定し、
    波長帯域ごとの増幅後の波長多重信号を合波して光ファイバに出力することを特徴とする請求項8に記載のスペクトラム制御方法。
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