JPWO2019039388A1 - ファスニングシステム及びファスニング装置 - Google Patents

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Abstract

第1ファスニング装置(100a)は、第1テープ部分(120a)と第1ファスニング部分(110a)とを備え、第1ファスニング部分(110a)は、第1側面(111a)と第2側面(112a)とを画成しており、第1ファスニング部分(110a)は、ファスニングエレメント(130a)を備え、ファスニングエレメント(130a)は、第1ファスニング装置(100a)の縦方向に沿って配置されており、各ファスニングエレメント(130a)は、ピッチ距離だけオフセットされ、各ファスニングエレメント(130a)間にファスニングギャップ(116a)を画成しており、ファスニングエレメント(130a)の各々は、係合部分(133a、134a)を備え、ファスニングエレメント(130a)の各々は、ファスニングエレメント(130a)の突出中心線(530a)に関して非対称であり、第1ファスニング装置(100a)は、第2ファスニング部分(110b)を備える第2ファスニング装置(100b)に連結される構成である。

Description

この開示は、ファスニングシステムに関する。より詳しくは、この開示は、一対のスライドファスナーといった2つのファスニング装置を互いに連結するためのファスニングシステムに関する。
ファスナーは、衣類の2つのパネル、室内装飾材料の2つのパネルといった2つのパネル材料、又は密封バッグの開口側といった2つの異なる包装部分を連結するために一般に使用される。柔軟性の程度を変えることにより、一般的なスライドファスナーは、多数の構成要素(例えば金属、プラスチック及び布地)及び材料から作られ、その結果、最終製品の製造及び、その組立てでさえ、より高額になることがあり得る。何千フィートものファスナー材料を作るために多数の材料による押出プロセスといった比較的低コストの製造プロセスを使用できるという見込みは、魅力的であるが、結果として生じる締結接合部の非柔軟性及び/又は弱さのために一般に実用的となっていない。
この概要は開示の包括的な概要であると理解するべきではない。この概要は例示的なものであって制限的なものではなく、開示の重要又は決定的な要素を識別したりその適用範囲を詳細に説明したりしようとするものではない。この概要の専らの目的は、以下の完全且つ包括的な詳細な説明の導入部として本開示の特定の概念を説明及び例示することである。
1態様において、ファスニングシステムが開示され、ファスニングシステムは、第1ファスニング部分と前記第1ファスニング部分に連結された第1テープ部分とを備える第1ファスニング装置と、第2ファスニング部分と前記第2ファスニング部分に連結された第2テープ部分とを備える第2ファスニング装置と、を備えており、前記第1ファスニング部分は、第1側面と前記第1側面の反対側の第2側面とを画成するベースを備えており、前記第1ファスニング部分は、前記第1ファスニング部分の前記ベースの前記第1側面から延出する複数のファスニングエレメントを備えており、前記複数のファスニングエレメントは、前記第1ファスニング装置の縦方向に沿って縦方向に配置されており、隣り合う各ファスニングエレメントは、ピッチ距離だけオフセットされ、隣り合う各ファスニングエレメント間にファスニングギャップを画成しており、前記複数のファスニングエレメントの各々は、前記第1ファスニング装置の縦方向に平行な方向に拡張した係合部分を備えており、前記第1ファスニング部分の前記第2側面は、複数の逃げ溝を画成しており、前記複数の逃げ溝は、前記第1ファスニング装置の縦方向で前記第1ファスニング装置の前記第1ファスニング部分のファスニングエレメントと実質的に整列しており、前記第2ファスニング部分は、第1側面と前記第1側面の反対側の第2側面とを画成するベースを備えており、前記第2ファスニング部分は、前記第2ファスニング部分の前記ベースの前記第1側面から延出する複数のファスニングエレメントを備えており、前記複数のファスニングエレメントは、前記第2ファスニング装置の縦方向に沿って縦方向に配置されており、隣り合う各ファスニングエレメントは、ピッチ距離だけオフセットされ、隣り合う各ファスニングエレメント間にファスニングギャップを画成しており、前記複数のファスニングエレメントの各々は、前記第2ファスニング装置の縦方向に平行な方向に拡張した係合部分を備えており、前記第2ファスニング部分の前記第2側面は、複数の逃げ溝を画成しており、前記複数の逃げ溝は、前記第2ファスニング装置の縦方向で前記第2ファスニング装置の前記第2ファスニング部分のファスニングエレメントと実質的に整列しており、ここにおいて、前記第2ファスニング装置の前記第2ファスニング部分は、前記第2ファスニング部分の前記第1側面が前記第1ファスニング部分の前記第1側面に対面した時に前記第1ファスニング装置の前記第1ファスニング部分に締結する構成になっており、前記第1ファスニング部分の前記複数のファスニングギャップの各々は、前記第2ファスニング部分の前記複数のファスニングエレメントの1つを係止自在に収容するサイズとなっており、前記第2ファスニング部分の前記複数のファスニングギャップの各々は、前記第1ファスニング部分の前記複数のファスニングエレメントの1つを係止自在に収容するサイズとなっている。
更なる態様において、ファスニング装置が開示され、ファスニング装置は、第1テープ部分と、前記第1テープ部分に連結された第1ファスニング部分と、を備えており、前記第1ファスニング部分は、第1側面と前記第1側面の反対側の第2側面とを画成しており、前記第1ファスニング部分は、前記第1側面から延出する複数のファスニングエレメントを備えており、前記複数のファスニングエレメントは、前記第1ファスニング装置の縦方向に沿って縦方向に配置されており、隣り合う各ファスニングエレメントは、ピッチ距離だけオフセットされ、隣り合う各ファスニングエレメント間にファスニングギャップを画成しており、前記複数のファスニングエレメントの各々は、前記第1ファスニング装置の縦方向に平行な方向に拡張した係合部分を備えており、前記複数のファスニングエレメントの各々は、前記ファスニングエレメントの突出中心線に関して非対称であり、前記ファスニング装置は、第1ファスニング装置であり、前記第1ファスニング装置は、前記第1ファスニング装置の前記第1ファスニング部分と同じ幾可学的形状を有する第2ファスニング部分を備える第2ファスニング装置に連結される構成になっている。
更に別の態様において、ファスニングシステムを使用する方法が開示され、方法は、第1ファスニング装置を取得するステップを含んでおり、前記ファスニング装置は、第1テープ部分と、前記第1テープ部分に連結された第1ファスニング部分と、を備えており、前記第1ファスニング部分は、第1側面と前記第1側面の反対側の第2側面とを画成しており、前記第1ファスニング部分は、前記第1側面から延出する複数のファスニングエレメントを備えており、前記複数のファスニングエレメントは、前記第1ファスニング装置の縦方向に沿って縦方向に配置されており、隣り合う各ファスニングエレメントは、ピッチ距離だけオフセットされ、各ファスニングエレメント間にファスニングギャップを画成しており、前記複数のファスニングエレメントの各々は、前記第1ファスニング装置の縦方向に平行な方向に拡張した係合部分を備えており、前記第1ファスニング部分の前記第2側面は、複数の逃げ溝を画成しており、前記複数の逃げ溝は、前記第1ファスニング装置の縦方向で前記第1ファスニング装置の前記第1ファスニング部分のファスニングエレメントと実質的に整列しており、また、第2パネルに第2ファスニング装置を取得するステップを含んでおり、前記ファスニング装置は、第2テープ部分と、前記第2テープ部分に連結された第2ファスニング部分と、を備えており、前記第2ファスニング部分は、第1側面と前記第1側面の反対側の第2側面とを画成しており、前記第2ファスニング部分は、前記第1側面から延出する複数のファスニングエレメントを備えており、前記複数のファスニングエレメントは、前記第2ファスニング装置の縦方向に沿って縦方向に配置されており、隣り合う各ファスニングエレメントは、ピッチ距離だけオフセットされ、隣り合う各ファスニングエレメント間にファスニングギャップを画成しており、前記複数のファスニングエレメントの各々は、前記第2ファスニング装置の縦方向に平行な方向に拡張した係合部分を備えており、前記第2ファスニング部分の前記第2側面は、複数の逃げ溝を画成しており、前記複数の逃げ溝は、前記第2ファスニング装置の縦方向で前記第2ファスニング装置の前記第2ファスニング部分のファスニングエレメントと実質的に整列しており、更に、前記第2ファスニング部分の前記第1側面が前記第1ファスニング部分の前記第1側面に対面した時に前記第2ファスニング装置の前記第2ファスニング部分を前記第1ファスニング装置の前記第1ファスニング部分に締結するステップを含んでおり、前記第1ファスニング部分の複数のファスニングギャップの各々は、前記第2ファスニング部分の前記複数のファスニングエレメントの1つを係止自在に収容するサイズとなっており、前記第2ファスニング部分の複数のファスニングギャップの各々は、前記第1ファスニング部分の前記複数のファスニングエレメントの1つを係止自在に収容するサイズとなっている。
本開示において記載する種々の実施形態は、必ずしも本書に明示的に開示されていないかもしれないが、以下の詳細な説明及び添付図面を検討すれば当業者には明らかなはずである付加的なシステム、方法、特徴及び利益を含み得る。全部のそうしたシステム、方法、特徴及び利益は本開示の適用範囲内に包含され、添付のクレームによって保護されることを意図している。そうした実施形態の特徴及び利益は、添付のクレームにおいて詳細に指摘されるシステム、方法、特徴によって実現及び取得し得る。上記及び他の特徴は、以下の説明及び添付のクレームからより完全に明らかになるか、又は以下に述べるような例示的な実施形態の実施によって知り得る。
この明細書に援用しその一部を成す添付図面は、開示のいくつかの態様を例証し、説明と一体となって開示の種々の原理を解説する役割を果たす。図面は必ずしも縮尺通りに描かれているわけではない。図面全体を通じて対応する特徴及び構成要素は、一貫性及び明快さのために一致する参照文字によって指示されるとしてよい。
本開示の1態様に従った第1ファスニング装置及び第2ファスニング装置を備えるファスニングシステムの斜視図である。 図1の線2−2に沿って得られる図1のファスニングシステムの断面図である。 明快さのために第2ファスニング装置を取り外した、図1及び図2の線3−3に沿って得られる図1のファスニングシステムの第1ファスニング装置の断面図である。 本開示の別の態様に従った第1ファスニング装置及び第2ファスニング装置の両方を示す、図1及び図2の線3−3に沿って得られる図1のファスニングシステムの断面図である。 本開示の別の態様に従った図1のファスニングシステムのファスニングエレメントの断面図であり、ファスニングエレメントは、ファスニングエレメントの突出中心線に関して対称である。 本開示の別の態様に従った湾曲状態での図1のファスニングシステムの断面図であり、ファスニングシステムは、第1ファスニング装置及び第2ファスニング装置を備えており、各々は図5の幾可学的形状に一致する複数のファスニングエレメントを備える。 図1のファスニングシステムのファスニングエレメントの断面図であり、このファスニングエレメントは、ファスニングエレメントの突出中心線に関して非対称である。 本開示の別の態様に従った湾曲状態での図1のファスニングシステムの断面図である。 本開示の別の態様に従った、第1列のファスニングエレメント、第2列のファスニングエレメント、及びそれらの間の壁を備える図1の第1ファスニング装置の斜視図である。 本開示の別の態様に従った、各々4列のファスニングエレメントからなる単一のファスニングエレメントを備える図1の第1ファスニング装置の1セグメントの斜視図である。 本開示の別の態様に従った、第1列のファスニングエレメントだけを備える図1の第1ファスニング装置の1セグメントの斜視図である。 本開示の別の態様に従った、各々6列のファスニングエレメントからなる単一のファスニングエレメントを備える図1の第1ファスニング装置の1セグメントの斜視図である。 本開示の別の態様に従った、分割壁を備える図10の第1ファスニング装置の上面図である。 図13の第1ファスニング装置の部分切取斜視図である。 本開示の別の態様に従った、2対のファスニングエレメント列とシールを備えた中間壁とを備える図1の第1ファスニング装置の斜視図である。 図15の第1ファスニング装置と、第1ファスニング装置と同じ幾可学的形状を有する第2ファスニング装置と、を備えるファスニングシステムの斜視図である。 図1及び図2の線3−3に沿った相当する断面から得られる図16のファスニングシステムの断面図である。 図1の第1ファスニング装置の1セグメントの上面図である。 図1のファスニングシステムの斜視図であり、第1ファスニング装置の第1テープ部分及び第2ファスニング装置の第2テープ部分は本開示の別の態様に従った同じ方向で延びている。 本開示の別の態様に従った、第1ファスニング装置及び第2ファスニング装置を連結するためのスライダーを備える図1のファスニングシステムの斜視図である。 本開示の別の態様に従った、テープ部分を備える図1の第1ファスニング装置の斜視図である。 図21の線22−22に沿って得られる図21の第1ファスニング装置の断面図である。 本開示の別の態様に従った、複合テープ部分を備える図1の第1ファスニング装置の斜視図である。
本開示は、以下の詳細な説明、実施例、図面及びクレーム並びに、それらの前述及び以下の説明の参照によって、より容易に理解できる。しかしながら、本件の装置、システム及び/又は方法を開示説明する前に、この開示が開示された特定の装置、システム及び/又は方法に限定されるものではなく、別段に明記されていない限り、それらは当然変更可能であることが理解される。また、本書において使用される用語は、特定の態様を説明する目的のためだけであって限定することを意図していないことも理解される。
以下の説明は、本件の装置、システム及び/又は方法をそれらの現在既知の最良の態様において可能にする教示として提示する。このために、当業者は、ここで説明する種々の態様に多くの変更を行いながらも、本開示の有益な成果を変わらず獲得できることを十分に認識するであろう。また、本開示の所望の利益の一部は、他の特徴を利用することなく本開示の特徴の一部を選択することによって獲得できることも明らかであろう。従って、当業者は、本開示に対し多くの修正及び適応が可能であり、特定の状況では望ましいことさえあり得て、本開示の一部であることを認識するであろう。このようにして、以下の説明は本開示の原理を例証するものであり、その限定としてではなく提示する。
全体を通じて使用される通り、単数形「a」、「an」及び「the」は、文脈上他に明確に指示されていない限り、複数の指示対象も含む。従って例えば、1つの数量の特定の要素への言及は、文脈が別様に示していない限り、2つ以上の当該要素を含み得る。
範囲は、本書では、「およそ」ある1つの値から、及び/又は「およそ」ある別の値までとして表現され得る。そのような範囲が表現された場合、別の態様はその特定の値から、及び/又は別の特定の値までを含む。同様に、先行する「およそ」又は「だいたい」の使用によって、値が近似値として表現される場合、その特定の値は別の態様を成すと理解される。更に、範囲の各々の端点は、他方の端点に関連して、及び他方の端点とは独立に、両方とも有意であると理解される。
本開示の目的で、ある特定の測定スケールで「およそX」又は「だいたいX」と指示される材料特性又は寸法は、Xプラス指定測定値の業界標準上方許容差とXマイナス指定測定値の業界標準下方許容差との間の範囲で指示している。許容差は異なる材料、プロセスの間、異なるモデルの間で変化し得るので、ある特定の構成要素のある特定の寸法の許容差は、ある範囲の許容差に入るとしてよい。
本書で使用される通り、用語「任意の」又は「任意で」は、以後に記述された事象又は状況が生起してもしなくてもよいこと及び、その記述は前記事象又は状況が生起する事例及び生起しない事例を含むことを意味する。
本書で使用される通り、語「又は」は、あるリストの任意の1構成を意味し、更にはそのリストの構成の任意の組合せも含む。
本書で開示される種々の要素の説明を単純にするために、規約「左」、「右」、「前」、「後」、「上部」、「底部」、「上方」、「下方」、「内部」、「外部」、「機内」、「機外」、「水平」及び/又は「垂直」を参照し得る。特段に規定しない限り、「前」はファスニングシステムの第1縦方向又は長さ方向の端に最も近いファスニングシステムの端を表す。「後」は「前」の反対又は遠位である座席のその端である。「左」は前の左にある、又は前の方向に面して左に面するものである。「右」は前の右にある、又は前の方向に面して右に面するものである。「水平」又は「水平向き」は左右に延びる平面にあり水平線と整列しているものを表す。「垂直」又は「垂直向き」は水平に対し90°の角度を成す平面にあるものを表す。
種々の態様において、ファスニングシステム並びに関係する方法、システム、装置及び種々の機構をここに開示する。一部態様において、ファスニングシステムは、ファスニング部分及びテープ部分を備える一対のファスニング装置を備え得る。
図1は、ファスニングシステム90を開示している。ファスニングシステム90は、第1ファスニング装置100a及び第2ファスニング装置100bを備え得る。ファスニング装置100a,bの各々は、それぞれのファスニング部分110a,bと、ファスニング部分110a,bに連結されたそれぞれのテープ部分120a,bと、を備え得る。
ファスニング部分110a,bの各々は、それぞれのベース115a,bを備えるとしてよく、ベース115a,bは、それぞれの第1側面111a,b(111bは図2に示す)と、第1側面111a,bの反対側のそれぞれの第2側面112a,b(112aは図2に示す)と、を画成している。同様に、テープ部分120a,bの各々は、それぞれの第1側面121a,b(121bは図4に示す)と、第1側面121a,bの反対側のそれぞれの第2側面122a,b(122aは図3に示す)と、を画成するとしてよい。
ファスニング部分110a,bの各々は、それぞれのファスニング部分110a,bのそれぞれの第1側面111a,bから延出する複数のそれぞれのファスニングエレメント130a,bを備え得る。より詳しくは、複数のファスニングエレメント130a,bの各々は、それぞれのファスニング装置100a,bのそれぞれの縦方向103a,bに沿って縦方向に配列されるとしてよく、各々の縦方向103a,bは、一般に、ファスニング装置100a,bのそれぞれの外縁端105a,b(105aは図3に示す)と平行に延び、各ファスニング装置100a,bのそれぞれの横方向104a,bに関して90°の角度を成す。
例えば、図3に示す中間壁320aに隣り合うファスニングエレメントの列を通る線2−2から得られる図2に示すように、隣り合う各対のファスニングエレメント130a,b(すなわち縦方向103a,bで互いに隣り合って位置する各対のファスニングエレメント130a,b)は、ファスニングエレメントピッチ距離118だけオフセットされているとしてよい。隣り合う各対のファスニングエレメント130a,bは、それらの間にファスニングギャップ116a,bを画成し得る。第2ファスニング装置100bの第2ファスニング部分110bは、第2ファスニング部分110bの第1側面111bが第1ファスニング部分110aの第1側面111aに対面した時を含め、第1ファスニング装置100aの第1ファスニング部分110aに締結する構成になっているとしてよい。詳しくは、第1ファスニング部分110aの複数のファスニングギャップ116aは、第2ファスニング部分110bの複数のファスニングエレメント130bを係止自在に収容するサイズとなっているとしてよい。また、第2ファスニング部分110bの複数のファスニングギャップ116bは、第1ファスニング部分110aの複数のファスニングエレメント130aを係止自在に収容するサイズとなっているとしてよい。一体になって組立てられた第1ファスニング装置100a及び第2ファスニング装置100bは全組立厚さ210を画成し得る。
ファスニング部分110a,bの各々の第2側面112a,bは、複数の逃げ溝140a,b(140aは図2に示す)を画成し得る。複数の逃げ溝140a,bは、それぞれのファスニング装置100a,bの縦方向103a,bでファスニング装置100a,bのファスニング部分110a,bのファスニングエレメント130a,bと実質的に整列した位置でそれぞれのファスニング部分110a,bに画成されるとしてよい。「実質的に整列している」時に、各々の逃げ溝140a,bは、ファスニングエレメント130a,bが延出するファスニング部分110a,bのベース115a,bの任意の縦方向部分に画成される。「整列している」時に、逃げ溝140a,bの各々の中心は、ファスニングエレメント130a,bの各々の中心と少なくとも実質的に整列している。隣り合う各対の逃げ溝140a,bは、逃げ溝ピッチ距離119だけオフセットされているとしてよい。逃げ溝140a,bの各々は、横方向104a,bにファスニング部分を横切って延びるとしてよい。
一部態様において、図示のように、第1ファスニング装置100aの複数のファスニングエレメント130aは互いに一体的に形成できる。同様に、第2ファスニング装置100bの複数のファスニングエレメント130bは互いに一体的に形成できる。別の態様において、第1ファスニング装置100aの複数のファスニングエレメント130aは、第1テープ部分120aと一体的に形成できる。同様に、第2ファスニング装置100bの複数のファスニングエレメント130bは、第2テープ部分120bと一体的に形成できる。更に別の態様において、ファスニング部分110a,bは、テープ部分120a,bとは別個に形成でき、後でテープ部分120a,bに連結してよい。
図3に示すように、第1ファスニング装置100aは、横方向104aに平行であるとともに、第1テープ部分120aの第1側面121aと第2側面122aとの間の中間に位置する平面で延びる、横中心線304aを画成し得る。同様に、第2ファスニング装置100bは、横方向104bに平行であるとともに、第2テープ部分120bの第1側面121bと第2側面122bとの間の中間に位置する平面で延びる、横中心線304b(図4に図示)を画成し得る。点対称に関して検討する一部態様において、第1ファスニング装置100aは第2ファスニング装置100bをも表す。
更に、ファスニング装置100a,bの各々は、ベース115a,bをテープ部分120a,bに連結する内壁310a,b(310bは図4に示す)、内壁310a,bから遠位の外壁330a,b(330bは図4に示す)、及び内壁310a,bと外壁330a,bとの間に位置する中間壁320a,b(320bは図4に示す)を備え得る。また、本態様では、テープ部分120a,bは、内壁310a,bの上端に連結しており、ベース115a,bは、テープ部分120a,bよりも下方に位置している。一部態様において、図3に示すように、中間壁320aは、ベース115aから延出し横中心線304aで終わるとしてよい。別の態様において、図4に示すように、中間壁320aは、横中心線304aに達しないで終わり、ファスニング装置100a,bが互いに連結された時に、それぞれの中間壁320a,bの間に中間壁ギャップ327(図4に示す)を画成し得る。前述の壁(例えば内壁310a,b、外壁330a,b、及び中間壁320a,b)の存在により、横方向104a,bでのテープ部分120a,bへの何らかの荷重に対するファスニング装置100a,bの横方向強度は向上し得る。すなわち、横方向104a,bでのファスニング装置100a,bの離脱の可能性は低減され得る。
一部態様において、図示のように、第1列331a,b(331bは図4に示す)のファスニングエレメント130a,b及び第2列332a,b(332bは図4に示す)のファスニングエレメント130a,bがそれぞれの中間壁320a,bの両側に位置し得る。更に、ファスニング装置100a,bは、第3列333a,b(333bは図4に示す)のファスニングエレメント130a,b及び第4列334a,b(334bは図4に示す)のファスニングエレメント130a,bを備え得る。第1列331a,b、第2列332a,b、第3列333a,b、及び第4列334a,bのファスニングエレメント130a,bの任意の2つは、ファスニング装置100a,bの縦方向103a,bで整列しており、互いに平行に位置し得る。第3列333a,bのファスニングエレメント130a,bは、ファスニング装置100a,bの縦方向103a,bで実質的に整列しており、第2列332a,bのファスニングエレメント130a,bから離れて延びる方向でファスニング装置100a,bの第1列331a,bのファスニングエレメント130a,bに隣り合って位置しそれからオフセットされているとしてよい。第4列334a,bのファスニングエレメント130a,bは、ファスニング装置100a,bの縦方向103a,bで実質的に整列しており、第1列331a,bのファスニングエレメント130a,bから離れて延びる方向でファスニング装置100a,bの第2列332a,bのファスニングエレメント130a,bに隣り合って位置しそれからオフセットされているとしてよい。
図示のように、第1列331a,b、第2列332a,b、第3列333a,b、及び第4列334a,bの各ファスニングエレメント130a,bは、任意の近隣の壁(例えば内壁310a、中間壁320a、又は外壁330a,b)から横ギャップ距離317だけオフセットされているとしてよい。限定ではなく、例えば、第1列331a,bのファスニングエレメント130a,bと中間壁320a,bとは横ギャップ距離317を画成し得る。同様に、第1列331a,bと第3列333a,bのファスニングエレメント130a,bとは横ギャップ距離317を画成し得る。内壁310a、中間壁320a、又は外壁330a,bのいずれかの存在により、第1ファスニング装置100aに対する第2ファスニング装置100bの移動を制限できる一方、横ギャップ距離317により、横方向104a,bでの第1ファスニング装置100aと第2ファスニング装置100bとの正確な整列の必要性を低減するのを助けることができる。
一部態様において、図4に示すように、第1テープ部分120a及び第2テープ部分120bは、ファスニング部分110a,bが互いに係合した時に実質的に同一平面上に置かれるとしてよい。より詳しくは、第1テープ部分120aの横中心線304aは、第2テープ部分120bの横中心線304bと少なくとも実質的に同一平面上に置かれ得る。この同一平面上の向き又は配列により、図6及び図8に示すような横方向104a,bでのファスニングシステム90の湾曲及びテープ部分120a,bへの何らかの荷重の印加によるファスニングシステム90の不均一な湾曲又はファスニング装置100a,b間の接続部のねじれが生じにくくなる。より詳しくは、ファスニングシステム90の湾曲した接合部の縦中心線604(図6及び図8に図示)は、工程中に横中心線304a,bと合致するか又は同一平面上に置かれ得る。
一部態様において、図5に示すように、ファスニング装置100a,bの各ファスニングエレメント130a,bは、ファスニング装置100a,bの縦方向103a,bに平行な方向に拡張した係合部分133a,b及び係合部分134a,bを備え得る。一部態様において、係合部分133a,b,134a,bの各々は、図5及び図7に示すように、フックからなり得る。フックは、該フックが相手方ファスニング装置のフックに掛止することになるように所定の方向で対応するファスニングエレメント130a,bの基部の一部を越えて拡張するか、又は別様に相手方ファスニング装置に掛止する構成になっているかのいずれかで所定の方向(前記態様では縦方向103a,b)に拡張する任意の形状である。別の態様において、係合部分133a,b,134a,bの各々はフックからなる必要はない。ファスニングエレメント130a,bがファスニングエレメント130a,bの基部を越えて拡張して係合部分133a,b又は係合部分134a,bを創出することにより、ファスニングシステム90の他の独自の特徴のうちでも、後述するような種々の例示的方法によって成形できる、図示のような係合部分133a,b,134a,bとベース115a,bとの間のアンダーカット又は逃げを創出できる。図示のように、ファスニングエレメント130a,bは、ファスニングエレメント130a,bの突出中心線530a,bに関して対称にできる。一部態様において、図示のように、ファスニング装置100a,bは、前述の逃げ溝140a,bを画成する必要はない。別の態様において、ファスニング装置100a,bは、突出中心線530a,bに関して対称である複数のファスニングエレメント130a,bを備えてよく、それらは各々、逃げ溝140a,bを画成し、非対称形状を有するファスニングエレメント130a,bによる以下で示す同じレベルの柔軟性を呈する。
図6に示すように、第1ファスニング装置100aが第2ファスニング装置100bと連結され、結果として得られるファスニングシステム90が図示のように湾曲した時に、ファスニングエレメント130a,b間の干渉により、最小曲げ半径610を下回るファスニングシステム90の湾曲が防止される。図示のように、ファスニング装置100a,bの各々が弾性材料又は柔軟材料から形成される場合でも、ファスニング装置100a,bの各セグメントの剛性は組立てられたファスニングシステム90の柔軟性を制限する。ここで各セグメントは、縦方向103a,bに延びる単一のファスニングエレメント130a,bからなるとしてよい。ファスニングシステム90の比較的わずかな湾曲でさえも、突出中心線530a,bの各々とそれぞれのファスニングギャップ116a,bの対応する中心線616a,bとの間に不整列を生じる。
別の態様において、図7に示すように、ファスニング装置100a,bの各ファスニングエレメント130a,bは、ファスニングエレメント130a,bの突出中心線530a,bに関して非対称にできる。一部態様において、図示のように、各ファスニング装置100a,bは、各ファスニングエレメント130a,bのすぐ近くに前記逃げ溝140a,bを画成し得る。逃げ溝140a,bは、横方向104a,bに沿って断面で見た時に先細りの開口を画成し得る。逃げ溝140a,bの先細りの開口は、開放角710a,bを画成し得る。
図8に示すように、第1ファスニング装置100aが第2ファスニング装置100bに連結され、結果として得られるファスニングシステム90が図示のように湾曲した時に、曲げ半径610までの湾曲はファスニングエレメント130a,b間の干渉によって制限されない。図示のように、特にファスニング装置100a,bの各々が弾性材料又は柔軟材料から形成される場合、ファスニング装置100a,bの各セグメントの柔軟性は、突出中心線530a,bの各々と各ファスニングギャップ116a,bの対応する中心線616a,bとの間の整列を維持するのを可能にする。例えば、図示のように、第2ファスニング装置100bの逃げ溝140bの各々の開放角710bは必要に応じて開く、すなわち増大でき、同様に第1ファスニング装置100aの逃げ溝140aの各々の開放角710aは必要に応じて閉じる、すなわち縮小し得る(負の値にまでなって逃げ溝140aの各々はそれ自体完全に閉じる)。従って、逃げ溝140a,bの各々の幾可学的形状は、互いからのファスニング装置100a,bの離脱を伴うことなくファスニングシステム90の多少の湾曲を許容するように調整できる。ファスニング装置100a,bの互いからの離脱は、少なくとも、相手方の係合部分133a,b間の干渉に打ち勝つ力が、それ自体離脱の促進につながり得るファスニング装置100a,bの係合部分133a,b又は他の部分を変形させる力よりも小さい時に、所要の曲げ半径610まで湾曲する構成になってないファスニングシステムの結果であるとしてよい。
係合部分133a,bは、ファスニング装置100a,bにおいて複数の方向又は向きで配列できる。図8のファスニングシステム90に示すように、内側列(すなわち断面で示された列)は図示のように右に拡張でき、外側列は左に拡張できる。図2のファスニングシステム90に示すように、内側列及び外側列が拡張する方向は逆にできる。ファスニングシステム90に組込む時に、対応する突出中心線530a,bに関するファスニングエレメント130a,bの前述の非対称又は対称を使用して、連結される2つのパネル(図示せず)が、(限定ではなく、例えば、相手方ファスニング装置の向きが一致して整列している場合、)1つの向きでしか組立てられないように保証できる。しかし、後述のように、「点対称」を呈するファスニング装置を複数の向きで組立てることも可能である。
図9に示すように、第1列331aのファスニングエレメント130a及び第2列332aのファスニングエレメント130aは係合部分133aを備えることができ、係合部分133aの各々は、同じ縦方向103aに拡張するようにできる。更に、第1ファスニング装置100aといったファスニング装置は外壁330aを含む必要はない。一部態様において、図示のように、第1列331aの各ファスニングエレメント130aは、縦方向103aに沿って第2列332aの隣り合うファスニングエレメント130aと同じ位置で整列している。別の態様において、また、図示のように、第1列331aといった複数の列を備えるいずれかの他の態様において、第1列331aの1つ以上のファスニングエレメント130aは、第2列332aの最も近い隣り合うファスニングエレメント130aから縦方向103aにオフセットされ得る。
図10に示すように、第1列331a、第2列332a、第3列333a、及び第4列334aのファスニングエレメント130aの係合部分133aの各々は、同じ縦方向103aに拡張するようにできる。
図11に示すように、第1ファスニング装置100aは、内壁310a及び外壁330aによって仕切られた単一列のファスニングエレメント130aだけを備え得る。
一部態様において、図12に示すように、図1に示したものと同様、隣り合う列のファスニングエレメント130aにおけるファスニングエレメント130aの係合部分133aを、縦方向103aに沿って反対方向に拡張するようにできる。別の態様において、係合部分133a,bは、それぞれのファスニング装置100a,bのファスニングエレメント130a,bの第1列331a,bにおける複数のファスニングエレメント130a,bの係合部分133a,bが拡張する方向に対して角度を成すが、必ずしも反対方向ではない方向に拡張し得る。係合部分が複数の方向で拡張しているファスニングエレメントの列を備えるファスニング装置100a,bは、係合強度を改善でき、更に、1つの方向で拡張する係合部分133a,bの幾可学的形状が別の方向で拡張する係合部分133a,bの幾可学的形状と干渉するために、横方向強度も改善できる。
ファスニング装置100a,bの各々は、任意の数の列を備え得る。限定ではなく、例えば、ファスニング装置100aのファスニング部分110aが6列以上のファスニングエレメント130aを備えてもよい。列の数を増やすことにより同様に係合強度及び横方向強度を改善できる。
別の態様において、図13及び図14に示すように、限定ではなく、例えば、中間壁320aといったファスニング装置100aの壁は、連続的ではなく分割してもよい。「分割」壁320aは、壁320aが高さを減じるか又は消滅する地点で切れ目又は壁ギャップ340a,b(340bは図示せず)を画成し、壁320aのセグメントを互いにオフセットする分割壁ピッチ1318を画成し得る。更に、分割壁は、ファスニング装置100a,bのファスニング部分110a,bの柔軟性を増大できる。一部態様において、分割壁ピッチ1318は、ファスニングエレメントピッチ距離118とは異なってもよい。別の態様において、分割壁ピッチ1318は、ファスニングエレメントピッチ距離118又は逃げ溝ピッチ距離119と等しくてもよい。
図15〜図17に示すように、ファスニング部分110aの中間壁320aといった壁は、シール1410aを備えてもよい。シール1410aは、第1ファスニング装置100aと第2ファスニング装置100bとの組立て中に第2ファスニング装置100bに対する圧縮性水密シールを創出する構成にできる。限定ではなく、例えば、シール1410aの高さは、組立てられたファスニングシステム90においてシール1410aに使用可能なスペースよりも高くできる。更に、シール1410aは、ファスニング装置100a,bの組立て中に受ける圧力下で材料が圧縮するような低デュロメーター(すなわち硬さ)を有する材料で製作できる。図15に示すように、シール1410aは中間壁320aの長さにわたって及び得る。一部態様において、図16及び図17に示すように、第2ファスニング装置100bの中間壁320bは、第1ファスニング装置100aのシール1410aを封止するシール1410bを備え得る。別の態様において、中間壁320a,bの一方だけがシール1410a又はシール1410bを備えてもよく、その場合、存在するシール1410a又はシール1410bのそれぞれは、中間壁320b又は中間壁320aを密閉し得る。図示せぬ別の態様において、それぞれのファスニング装置100a,bの内壁310a,b又は外壁330a,bのどちらか一方又は両方がシールを備えてもよい。
一部態様において、図示のように、シールは、圧縮工程中に次第に大きくなるシーリング表面積により圧縮に漸増的に抵抗できる半円形状の断面を有し得る。別の態様において、シール1410a,bは矩形状の断面を有し得る。更に別の態様において、シール1410a,bは、限定ではなく、例えば、三角形状を含む任意の他の望ましい形状を有し得る。一部態様において、シール1410a,bは中実断面を有し得る。別の態様において、シール1410a,bは中空であってもよい。一部態様において、図示のように、シール1410a,bは、横中心線304aに関して対称であって互いに対向し得る。これによってシール1410a,b間の水密シールは、それらが一体になる同じ方向で(すなわち、各ファスニング部分110a,bのそれぞれの第1側面111a,bの方向に、又はそれぞれの第1側面111a,bに垂直である方向で)シール1410a,bの各々に作用する圧縮力によって効力を発揮し得る。別の態様において、シール1410a,bは、ファスニング部分110aとファスニング部分110bとの係合中にシール1410bがシール1410aを越えて摺動するようにオフセットされ得る。これによってシール1410a,bの各々の側面は、互いに対面し互いに封止し合うことができる。これによってシール1410a,b間の水密シールは、(図4に示す)横方向104a,bでシール1410a,bの各々の側面に少なくとも部分的に作用する圧縮力によって効力を発揮し得る。更に、別の態様において、一方又は両方のシール1410a,bは、ファスニング部分110aとファスニング部分110bとの係合中に接触し封止する対面する湾曲又は先細りの表面を備え得る。やはり、これによってシール1410a,bの各々の側面は、互いに対面し互いに封止し合うことができる。また、これによってシール1410a,b間の水密シールは、横方向104a,bでシール1410a,bの各々の側面に作用する圧縮力の成分、及びそれぞれの第1側面111a,bに垂直な方向でシール1410a,bの各々の側面に作用する圧縮力の成分によって効力を発揮し得る。
図18に示すように、ファスニング部分110a,bのファスニングエレメント130a,bが「点対称」で、すなわち、点1810に関して対称に配列されている場合、少なくともファスニング部分110a,bの相手方部分が同じ形状を有する限り、2つのファスニング装置100a,bを係合することが可能である。言い換えると、点対称によって、第1ファスニング装置は、第1ファスニング装置の第1ファスニング部分と同じ幾可学的形状を有する第2ファスニング部分を備える第2ファスニング装置と連結される構成にできる。点対称が存在する場合、横方向に隣り合うファスニングエレメント130a(すなわち第1ファスニング部分の横方向104a,bで互いに隣り合うファスニングエレメント130a)は、横方向に隣り合うファスニングエレメント間の中間に位置する点に関して対称である。より詳しくは、点対称が存在する場合、すべての構造要素は、反対方向だが中心点1810から同じ距離である相手方構造要素を有する。一部態様において、ファスニング部分110a,bは、一方のファスニングエレメント130aが軸/点1810に関して180°回転しもう一方のファスニングエレメント130aに重なり合うように、点1810を通って延びる軸に関して半径方向で対称であると説明できる。加えて、点対称又は半径方向に対称のどちらかであることにより、2つのファスニング装置100a,bを2つの異なる向きで係合することが可能である。一部態様において、図1及び図20に示すように、第1テープ部分120aは、横方向104aに平行な第1横方向に延びるようにでき、第2テープ部分120bは、第1横方向の反対である第2横方向に延びるようにできる。
各ファスニングエレメント130a,bは、エレメント幅1710(図17に示す)を画成し得る。一部態様において、列331a,b,332a,b,333a,b,334a,bといった各列のファスニングエレメントのエレメント幅1710は同じであってよい。別の態様において、エレメント幅1710は、列間又はファスニングエレメント130a,b間で異なってもよく、ファスニング装置100a,bは依然として点対称又は放射相称を呈し得る。
図19に示すように、点対称を呈するファスニングシステム90において、第1テープ部分120a及び第2テープ部分120bを両方とも同じ横方向104aに延びるようにできる。図19に示すファスニングシステム90において、ファスニング装置100a,bは、第1ファスニング装置100a及び第2ファスニング装置100b両方の第2側面112a,bに同時にアクセスでき、従ってより容易に圧力を加えられるので、スライダーを用いずに指を使って互いに係合できる。図20に示すように、ファスニングシステム90は、スライダー1910を備え得る。同様に、異なる構成のスライダー1910を図19に示すファスニングシステム90で使用できる。また、スライダー1910は、限定ではなく、例えば、引き手又は人間工学的操作のための他の構造を備え得る。スライダー1910は、第1ファスニング装置100a及び第2ファスニング装置100bの両方と同時に連結でき、第2ファスニング装置100bを第1ファスニング装置100aから、又はその逆も同様に、選択的に係合離脱させる構成にできる。
図21及び図22に示すように、第1テープ部分120aといったテープ部分は、断面に波形パターンを形成できる。そのような波形パターンを画成しているテープ部分120a,bでは、第1側面121a及び第2側面122aの両方とも起伏125a,126aをそれぞれ画成でき、それらはテープ部分120a,bに追加の柔軟性を付与でき、その結果、両方のファスニング装置100a,b及び組立てられたファスニングシステム90での曲げ半径610(図8に示す)を最小にすることを可能にする。起伏125a,126aの各々は、それぞれ第1側面121a及び第2側面122aにおける凹部であってよい。
図23に示すように、補助テープ2210は、限定ではなく、例えば、インサート押出、同時押出、溶接、接着、縫製又は別の化学的・機械的結合方法といったプロセスによって第1テープ部分120aに固定できる。一部態様において、補助テープ2210自体が織布又は不織布材料を備えてもよい。別の態様において、補助テープは、必要に応じて、ファスニング装置100a,bと十分に屈曲できる金属、プラスチック又は複合材料を含む任意の他の材料であってよい。
参照によってその全部が援用されるフジサワらの米国特許第6896759号に示されたものを含め、ファスニング装置100a,b又はその構成要素を製造するための種々の方法が存在する。それらに開示されたプロセス(例えば、図23、図25、図27、図29A、図29B、図32A、及び図33に示された押出ダイホイールを用いたプロセス)において、ファスニング装置100a,bの各々は、ファスニングエレメント130a,bの成形後、しかしファスニングエレメント130a,bの変形を避けるためにファスニングエレメント130a,bをダイから取り外す前に、ファスニング装置100a,bを形成するために使用した材料がまだ温かい間に、急速に冷却されるとしてよい。
一部態様において、弾性ゴム又はゴム状材料から形成されるシール1410a,b、及び柔軟性だがそれほど弾性ではないプラスチック樹脂から形成されるファスニング装置100a,bといった種々の材料から形成される特徴は、インサート成形又は同時押出しといったプロセスを用いてファスニング装置に組込むことができる。別の態様において、そのような特徴は、溶接、接着又は別の化学的・機械的結合方法を用いてファスニング装置100a,bに組込むことができる。
ファスニングシステム90を使用する方法は、第1ファスニング装置100a及び第2ファスニング装置100bを取得することを含むとしてよい。更に、方法は、第2ファスニング部分110bの第1側面111aが第1ファスニング部分110aの第1側面に対面した時に第2ファスニング装置100bの第2ファスニング部分110bを第1ファスニング装置100aの第1ファスニング部分110aに締結させることを含み得る。更に、方法は、ファスニングシステムの曲げ半径610を縮小させるためにファスニングシステム90を曲げることを含み得る。一部態様において、ファスニングシステム90の最小曲げ半径610は、逃げ溝140a,bの形状及び寸法を変えることによって調整できる。
特に「できる」、「できた」、「かもしれない」又は「できる」といった条件を表す言語は、一般に、特定的に別様に述べていない限り、又は使用された文脈内で別様に理解されない限り、他の態様が含まないのに対して、特定の態様が特定の特徴、要素及び/又はステップを含むことを伝えるように意図していることに留意しなければならない。従って、そのような条件を表す言語は、一般に、特徴、要素及び/又はステップが1つ以上の特定の態様に何らかの形で要求されること、又は、1つ以上の特定の態様が必ず、ユーザ入力又はプロンプトの有無にかかわらず、これらの特徴、要素及び/又はステップが任意の特定の態様において含まれるか、又は実行されるべきかどうかを決定するための論理を含むことを意味するように意図していない。
上述の態様は単に、実施形態の可能な実施例であるにすぎず、単に本開示の原理の明確な理解のために述べただけであることを強調しなければならない。流れ図における任意のプロセスの説明又はブロックは、プロセスにおける特定の論理的機能又はステップを具体化するための1つ以上の実行可能命令を含むモジュール、セグメント又はコード部分を表すとして理解しなければならない。また、機能がまったく含まれないか又は実行されない、又は本開示の当業者によって理解されるように、関係する機能性に応じて、ほとんど同時又は逆順を含め、図示又は説明したものとは異なる順序で実行され得る、代替実施形態が含まれる。本開示の精神及び原理を実質的に逸脱することなく、上述の態様には多くの変更及び修正が行い得る。更に、本開示の適用範囲は、上述した全部の要素、特徴及び態様の任意及び全部の組合せ及び部分組合せを包括するように意図している。全部のそうした修正及び変更が本開示の適用範囲内で本書に含まれるように意図しており、要素又はステップの個々の態様又は組合せに対する全部の可能なクレームは本開示によって支持されるように意図している。
本出願は、2017年8月22日出願のアメリカ合衆国特許出願(15/683,089)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
90 ファスニングシステム
100a 第1ファスニング装置
100b 第2ファスニング装置
103a,b 縦方向
104a,b 横方向
105a,b 外縁端
110a,b ファスニング部分
111a,b 第1側面
112a,b 第2側面
115a,b ベース
116a,b ファスニングギャップ
118 ファスニングエレメントピッチ距離
119 逃げ溝ピッチ距離
120a,b テープ部分
121a,b 第1側面
122a,b 第2側面
125a 起伏
126a 起伏
130a,b ファスニングエレメント
133a,b 係合部分
134a,b 係合部分
140a,b 逃げ溝
210 全組立厚さ
304a 横中心線
310a,b 内壁
317 横ギャップ距離
320a,b 中間壁
327 中間壁ギャップ
330a,b 外壁
331a,b 第1列
332a,b 第2列
333a,b 第3列
334a,b 第4列
340a,b 壁ギャップ
530a,b 突出中心線
604 縦中心線
610 最小曲げ半径
616a,b 中心線
710a,b 開放角
1318 分割壁ピッチ
1410a,b シール
1710 エレメント幅
1810 点
1910 スライダー
2210 補助テープ

Claims (20)

  1. ファスニングシステムであって、
    第1ファスニング部分と前記第1ファスニング部分に連結された第1テープ部分とを備える第1ファスニング装置と、
    第2ファスニング部分と前記第2ファスニング部分に連結された第2テープ部分とを備える第2ファスニング装置と、を備えており、
    前記第1ファスニング部分は、第1側面と前記第1側面の反対側の第2側面とを画成するベースを備えており、
    前記第1ファスニング部分は、前記第1ファスニング部分の前記ベースの前記第1側面から延出する複数のファスニングエレメントを備えており、
    前記複数のファスニングエレメントは、前記第1ファスニング装置の縦方向に沿って縦方向に配置されており、
    隣り合う各ファスニングエレメントは、ピッチ距離だけオフセットされているとともに、隣り合う各ファスニングエレメント間にファスニングギャップを画成して、前記第1ファスニング部分の複数のファスニングギャップを画成しており、
    前記複数のファスニングエレメントの各々は、前記第1ファスニング装置の縦方向に平行な方向に拡張した係合部分を備えており、
    前記第1ファスニング部分の前記第2側面は、複数の逃げ溝を画成しており、
    前記複数の逃げ溝は、前記第1ファスニング装置の縦方向で前記第1ファスニング装置の前記第1ファスニング部分のファスニングエレメントと実質的に整列しており、
    前記第2ファスニング部分は、第1側面と前記第1側面の反対側の第2側面とを画成するベースを備えており、
    前記第2ファスニング部分は、前記第2ファスニング部分の前記ベースの前記第1側面から延出する複数のファスニングエレメントを備えており、
    前記複数のファスニングエレメントは、前記第2ファスニング装置の縦方向に沿って縦方向に配置されており、
    隣り合う各ファスニングエレメントは、ピッチ距離だけオフセットされているとともに、隣り合う各ファスニングエレメント間にファスニングギャップを画成して、前記第2ファスニング部分の複数のファスニングギャップを画成しており、
    前記複数のファスニングエレメントの各々は、前記第2ファスニング装置の縦方向に平行な方向に拡張した係合部分を備えており、
    前記第2ファスニング部分の前記第2側面は、複数の逃げ溝を画成しており、
    前記複数の逃げ溝は、前記第2ファスニング装置の縦方向で前記第2ファスニング装置の前記第2ファスニング部分のファスニングエレメントと実質的に整列しており、
    ここにおいて、前記第2ファスニング装置の前記第2ファスニング部分は、前記第2ファスニング部分の前記第1側面が前記第1ファスニング部分の前記第1側面に対面した時に前記第1ファスニング装置の前記第1ファスニング部分に締結する構成になっており、
    前記第1ファスニング部分の前記複数のファスニングギャップの各々は、前記第2ファスニング部分の前記複数のファスニングエレメントの1つを係止自在に収容するサイズとなっており、
    前記第2ファスニング部分の前記複数のファスニングギャップの各々は、前記第1ファスニング部分の前記複数のファスニングエレメントの1つを係止自在に収容するサイズとなっていることを特徴とする前記ファスニングシステム。
  2. 前記第1ファスニング装置の前記第1テープ部分及び前記複数のファスニングエレメントは互いに一体的に形成されており、
    前記第2ファスニング装置の前記第2テープ部分及び前記複数のファスニングエレメントは互いに一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のファスニングシステム。
  3. 前記第1ファスニング装置の前記複数のファスニングエレメントは、前記第1ファスニング装置の縦方向で実質的に整列している第1列のファスニングエレメントを画成しており、
    前記第2ファスニング装置の前記複数のファスニングエレメントは、前記第2ファスニング装置の縦方向で実質的に整列している第1列のファスニングエレメントを画成しており、
    前記第1ファスニング装置は、前記第1ファスニング装置の縦方向で実質的に整列しており、前記第1ファスニング装置の前記第1列のファスニングエレメントと平行に位置する、第2列のファスニングエレメントを更に備えており、
    前記第2ファスニング装置は、前記第2ファスニング装置の縦方向で実質的に整列しており、前記第2ファスニング装置の前記第1列のファスニングエレメントと平行に位置する、第2列のファスニングエレメントを更に備えていることを特徴とする請求項1に記載のファスニングシステム。
  4. 前記第1ファスニング装置及び前記第2ファスニング装置の各々の前記第2列のファスニングエレメントにおける前記複数のファスニングエレメントの各々は、それぞれのファスニング装置の縦方向に平行な方向で、且つそれぞれのファスニング装置の前記第1列のファスニングエレメントにおける前記複数のファスニングエレメントの前記係合部分が拡張する方向とは反対方向に拡張した、係合部分を備えることを特徴とする請求項3に記載のファスニングシステム。
  5. 前記複数のファスニングエレメントの各々は、前記ファスニングエレメントの突出中心線に関して非対称であることを特徴とする請求項1に記載のファスニングシステム。
  6. 前記第1テープ部分及び前記第2テープ部分は、実質的に同一平面上にあることを特徴とする請求項1に記載のファスニングシステム。
  7. 第1列のファスニングエレメントと第2列のファスニングエレメントとの間で延びる前記第1ファスニング装置の壁が、前記第1ファスニング装置と前記第2ファスニング装置との組立て中に前記第2ファスニング装置に対する水密シールを創出する構成になっているシールを備えることを特徴とする請求項3に記載のファスニングシステム。
  8. 前記第1ファスニング装置及び前記第2ファスニング装置の両方と同時に連結され、前記第2ファスニング装置を前記第1ファスニング装置から選択的に離脱係合する構成になっている、スライダーを更に備えることを特徴とする請求項1に記載のファスニングシステム。
  9. ファスニング装置であって、
    第1テープ部分と、前記第1テープ部分に連結された第1ファスニング部分と、を備えており、
    前記第1ファスニング部分は、第1側面と前記第1側面の反対側の第2側面とを画成しており、
    前記第1ファスニング部分は、前記第1側面から延出する複数のファスニングエレメントを備えており、
    前記複数のファスニングエレメントは、前記ファスニング装置の縦方向に沿って縦方向に配置されており、
    隣り合う各ファスニングエレメントは、ピッチ距離だけオフセットされ、隣り合う各ファスニングエレメント間にファスニングギャップを画成しており、
    前記複数のファスニングエレメントの各々は、前記ファスニング装置の縦方向に平行な方向に拡張した係合部分を備えており、
    前記複数のファスニングエレメントの各々は、前記ファスニングエレメントの突出中心線に関して非対称であり、
    前記ファスニング装置は、第1ファスニング装置であり、
    前記第1ファスニング装置は、前記第1ファスニング装置の前記第1ファスニング部分と同じ幾可学的形状を有する第2ファスニング部分を備える第2ファスニング装置に連結される構成になっていることを特徴とするファスニング装置。
  10. 前記第1ファスニング部分は、前記第1テープ部分と一体的に形成されることを特徴とする請求項9に記載のファスニング装置。
  11. 前記複数のファスニングエレメントは、前記第1ファスニング装置の縦方向で実質的に整列している第1列のファスニングエレメントを画成しており、
    前記第1ファスニング装置は、前記第1ファスニング装置の縦方向で実質的に整列しており、前記第1ファスニング装置の前記第1列のファスニングエレメントと平行に位置する、第2列のファスニングエレメントを更に備えることを特徴とする請求項9に記載のファスニング装置。
  12. 前記第1列のファスニングエレメント及び前記第2列のファスニングエレメントは、前記第1列のファスニングエレメントと前記第2列のファスニングエレメントとの間の横ギャップ距離を画成していることを特徴とする請求項11に記載のファスニング装置。
  13. 前記第1ファスニング部分の横方向に隣り合うファスニングエレメントは、前記第1ファスニング装置の前記第1側面を見た時に、前記横方向に隣り合うファスニングエレメント間の中間に位置する点に関して対称であることを特徴とする請求項11に記載のファスニング装置。
  14. 前記第1列のファスニングエレメントと前記第2列のファスニングエレメントとの間で前記第1側面から延出する壁を更に備えることを特徴とする請求項11に記載のファスニング装置。
  15. 前記壁は分割されていることを特徴とする請求項14に記載のファスニング装置。
  16. 第3列のファスニングエレメント及び第4列のファスニングエレメントを更に備えており、
    前記第3列のファスニングエレメントは、前記第1ファスニング装置の縦方向で実質的に整列しており、前記第2列のファスニングエレメントから離れて延びる方向で前記第1ファスニング装置の前記第1列のファスニングエレメントに隣り合って位置しそれからオフセットされており、
    前記第4列のファスニングエレメントは、前記第1ファスニング装置の縦方向で実質的に整列しており、前記第1列のファスニングエレメントから離れて延びる方向で前記第1ファスニング装置の前記第2列のファスニングエレメントに隣り合って位置しそれからオフセットされていることを特徴とする請求項11に記載のファスニング装置。
  17. 前記第1ファスニング部分の前記第2側面は、複数の逃げ溝を画成していることを特徴とする請求項9に記載のファスニング装置。
  18. ファスニング装置であって、
    第1テープ部分と、前記第1テープ部分に連結された第1ファスニング部分と、を備えており、
    前記第1ファスニング部分は、第1側面と前記第1側面の反対側の第2側面とを画成しており、
    前記第1ファスニング部分は、前記第1側面から延出する複数のファスニングエレメントを備えており、
    前記複数のファスニングエレメントは、前記ファスニング装置の縦方向に沿って縦方向に配置されており、
    隣り合う各ファスニングエレメントは、ピッチ距離だけオフセットされ、隣り合う各ファスニングエレメント間にファスニングギャップを画成しており、
    前記複数のファスニングエレメントの各々は、前記ファスニング装置の縦方向に平行な方向に拡張した係合部分を備えており、
    前記ファスニング装置は、第1ファスニング装置であり、
    前記第1ファスニング装置は、前記第1ファスニング装置の前記第1ファスニング部分と同じ幾可学的形状を有する第2ファスニング部分を備える第2ファスニング装置に連結される構成になっていることを特徴とするファスニング装置。
  19. 前記複数のファスニングエレメントの各々は、前記ファスニングエレメントの突出中心線に関して非対称であることを特徴とする請求項18に記載のファスニング装置。
  20. 前記第1ファスニング部分の前記第2側面は、複数の逃げ溝を画成していることを特徴とする請求項18に記載のファスニング装置。
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